このページでは柏原ヤス参議院議員の6期(1962/07/01〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は6期国会活動統計で確認できます。
○柏原ヤス君 私は、公明会を代表いたしまして、ただいま提案理由の説明がございました義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律案につきまして、質問をいたします。 第一は、義務教育無償という問題についてであります。総理は、無償とは、教育に要する費用、すなわち授業料を無償とするという見解をお示しになっておられますが、憲法二十六条に示された無償とは、はたしてこれだけの意味でしょうか。現在、義務教育に要する父兄負担は著しく高い金額となっております。特に、最近の物価の値上がりによって、PTA会費を初め、給食費、教材費の値上がりは著しく、ほとんどの学校が父兄の寄付を期待せざるを得ない現状であります。……
○柏原ヤス君 私は公明会を代表して、ただいま議題となりました義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律案に賛成の討論をいたします。 当法案につきましては、公明会は、子弟の教育を根本に考えたときに十分なものではないといわざるを得ません。すなわちわが公明会は、第一に広地域採択の範囲を都道府県単位まで拡大すべきものとし、第二に即時中学三年生までの実施を主張し続けてまいりましたが、当法案において無視されたことは、はなはだ遺憾とするものであります。 それをあえて賛成いたしますのは、われわれの主張するところに一歩近づいたということと、もう一つは、父兄負担の解消は、緊急を要しているものであり、それ……
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