このページでは加藤シヅエ参議院議員の7期(1965/07/04〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は7期国会活動統計で確認できます。
○加藤シヅエ君 参議院議員中上川アキさんは、一昨八日午後六時三十七分、文京区湯島の東京医科歯科大学病院でリンパ肉腫のため逝去せられました。私は、故人とは学習院女学部において十一年間机を並べて学んだ間柄として、同僚議員の皆さまのお許しをいただき、本院を代表して追悼のことばを述べさせていただきます。 中上川アキさんは、明治三十年八月東京に生まれ、大正三年三月学習院女学部卒業後、直ちに宮下医学博士と結婚され、二人の令嬢の母となられました。その後、宮下家を去られて、当時、音楽界に名をはせた藤原義江さんと結婚され、令息をもうけられました。その後、藤原氏とも別れられ、著書「ひとり生きる」に表現された御生……
○加藤シヅエ君 ちょっと一つ関連をして、簡単に外務大臣に伺いたい。 いま岡田委員に対する御答弁の中で、いわゆる開発途上にある国々に日本がいろいろ援助の手を差し伸べて、第一次産品なんかもできるだけ買ったらどうかという御質問に対しまして、それぞれの国の人口増大の事情があって、やはり向こうの食糧事情なんかを考えて、やたらに買うということが簡単にできないというような事情のお話がございました。そうして、ただお金だけで解決するのでなくて、技術援助その他のいろいろの指導的な協力が必要であるというお話でございましたんで、私もその問題につきましてたいへん関心を高めて、列国議会同盟におきましても、常にその問題が……
○加藤シヅエ君 いまいただきました資料の一〇ページに、「移住関係旅券発給統計から見た国別、年次別移住者総数」というのがございますけれども、この中で総計が、この数字が出ておりますのですけれども、場合によっては、移住してそしてまた成功しなかった、あるいはいろいろの事情によって帰ってきた人がある、そういうのはこの数字の上ではどうなっておりますのですか。たとえばドミニカの数字が総計千三百二十七というふうになっておりますけれども、これは最初出た数字と、帰ってきた数字との差し引きと、こういうことになりますか。
【次の発言】 この帰ってきた数というのがここにやはり出ていなければ、移住の成績がどういうふうにな……
○加藤シヅエ君 ちょっと関連。大臣にちょっとお伺いいたしますけれども、この経済会議が始まる前に、私外務委員会で発言いたしまして、その機会には、経済の成長率と人口の自然成長率のバランスがとれるようにいろいろと進言していただきたいということを申し上げましたところが、大臣は、全く御同感でございますという御答弁があったのでございますが、そのことについて何か御発言がございましたでしょうか。
【次の発言】 もう一つで……。ただいま大臣は宗教の問題ということを申されたのでございますが、いつもこの問題が出ると、アジアの国々におけるそれぞれの宗教の観点から、非常にデリケートであるので、まあ、なかなか、あんまり率……
○加藤シヅエ君 時間もございませんから、簡単に伺いたいと思いますが、同時に簡単にちょっとした意見も述べさせていただきたいと思います。 皆さまからたいへん参考になる意見、御報告をいただきましてありがとうございました。ことに生産者代表の市川さんからはたいへんに参考になる御意見を伺ったと思います。そうして生産量やそれから需給関係、価格支持の問題、すべてこうした問題に計画性がないということが今日の根本の問題ではないかというふうに私理解いたしております。これに対して計画性を持たなくちゃいけないということについてこまかにいろいろお話があって、ただいま金丸委員からもそれに対して御質問があったように思います……
○加藤シヅエ君 その前にちょっと。委員長のおことばで国民の関心が非常に高まっておるようなごあいさつでございますけれども、この委員会見ますと、与党の委員の方はまことに数が少ないようでございますけれども、これではせっかく公述においでになった方は、これが一体どうしたわけかしらと御不審に思っていらしゃるだろうと思いますので、委員長からどういうことか御説明になりますか、あるいはもっとたくさん御出席を督促なさるか、御答弁をお願いします。
【次の発言】 ちょっとだけ伺いたいのでございますけれども、このいただきました表でもって、日本の一年一人当たりの肉の消費量六キログラム、南米や豪州では百キログラム以上の消費……
○加藤シヅエ君 私の伺いたいことは、ただいま委員長が申されました議題の範囲にちょっと入らないのでございますけれど、物価安定のその範囲の中に入ることでございますので、質疑をお許しいただけますでしょうか。
【次の発言】 それでは藤山長官にお伺い申し上げたいのでございますが、せんだってからクリーニングのことにつきまして、いろいろと問題が出ておるのでございまして、今朝の朝日新聞にも大きくクリーニング業法改正案というようなことで、何か議員立法の動きがあるやに承っております。その内容は私関知いたしておりませんけれども、私ども家庭の主婦の立場から、いまのような、器具を貸すとか、あるいは目方でクリーニングを引……
○加藤シヅエ君 そのお取り計らいはけっこうでございますけれども、これはいまいただいたので、読むひまがないのですが、いますぐきめなくちゃいけないのでしょうか。
○加藤シヅエ君 最後に一言委員長に申し上げますけれども、この外務委員会において非常に重要な問題が真剣に審議されておりますときに、与党委員がお一人もお残りにならないというような状態、これは非常に遺憾なことだと思います。今後こういうことのございませんように、厳重に委員長としてお取り計らいくださいますように警告を申し上げます。
○加藤シヅエ君 関連して。いま外務大臣からいろいろと、何かいい案があったらおまえたちも少し出してくれというおことばがございまして、大いにわれわれも協力をしなけりゃならないことだと思っております。私は、列国議会同盟の社会経済委員会に連続四回出席をいたしておりまして、南北問題の一いつも国際会議の中に入って、各国のいろいろの論議、あるいは日本の主張等に関与いたしてまいりました。それで、せんだっての春季会議におきましても、日本は、外務大臣がいろいろ御主宰なさって、東南アジアの方々を呼んで農業開発の問題その他いろいろ会合を開いてリーダーシップをとる――と言っては僭越になるかもしれませんけれども、事実上の……
○加藤シヅエ君 私は万博のほうでちょっと伺いたいと思うのでございますけれども、いまモントリオールのは、ニュースを聞いている限りでは、非常に評判がいい。私もまだ建設中のときに見ましたけれども、場所もたいへんよろしいようでございますし、交通から申しましても、あそこにはたくさん人が集まるところだと思います。これに比べますと、大阪は地理的にそうそうたくさんの人を集めるということは必ずしも容易ではないと私はこういうふうに思うわけでございます。それで、いまモントリオールの場合は予定したよりもたいへんたくさんの入場者があったということを始終ニュースで言っているわけでございます。そうすると、結局、これは赤字に……
○加藤シヅエ君 計量のほうのことで少し伺いたいのでございますけれども、この条約に加入している日本の効能と申しますか、特典というようなものは、どういうことがあるのでございますか。
【次の発言】 米国はこの協定に、条約に入っていないわけでございますね。そうすると、日本と米国と、入っていない国と貿易をする場合には、その違いはどういうふうにして、それが適正であるということはどういうふうにして決定するのでございますか。
【次の発言】 これは、この条約から少しはずれるかもしれませんが、これは大臣に伺いたいと思いますけれども、この度量衡ですか、計量、こういう尺度、目方、こういうもののはかりでございますけれど……
○加藤シヅエ君 関連して。いまいろいろと答弁伺っておりまして、私も佐多委員と大体重複する点が多いので、私の質問はなるべく簡単にいたしたいと思いますけれども、この条約がこんなに早くに締結されていて、そうして日本がいままで非常に問題が起こる可能性を多分に持っているにもかかわらず、いままでこの条約に対して全くほおかぶりであって、しかも、三十一カ国が当事国になっているという、名前があげられている国々の中では、日本よりももっと産業開発の程度で後進性の高い国もたくさん入っている。日本は造船世界一を誇り、商船のトン数においても世界第五位にあるというようなことを片方で誇りながら、こういうような条約をこんなに長……
○加藤シヅエ君 私は、この同一価値の労働に対して男女の労働者に同一の報酬を支払うべきであるというILO百号条約につきまして質問いたすわけでございますが、きょうは労働大臣が他の委員会のほうにおいでになっておいでくださらないかわりに、労働政務次官がおいでくだすったそうでございます。大臣がおいでにならなかったことはたいへん私残念に思っておりますけれども、どうぞ政務次官、しっかりと答弁してください。私は、この質問は、もっぱら婦人労働者、働く婦人の地位向上、それからそれに付随して一般婦人の地位向上、それから、婦人が働くということが、これはただ個々の経済的な必要というそういう立場からさらに拡大して、働くこ……
○加藤シヅエ君 私は、月その他の天体を含む宇宙空間の探査及び利用における国家活動を律する原則に関する条約について二、三の点を伺いたいと思います。 この条約案が私どもに手渡されまして非常に短い時間でございますし、宇宙空間の問題は、陸上や海上の問題のようには私ども十分になかなか認識理解することができませんので、この短い時間に十分な質問ができないと思いますけれども、まず第三条の中で、宇宙空間の探査及び利用が国際法に従って行なわれるべきことについて規定されておりますけれども、この宇宙空間という観念は、海上における領海とか公海の漁業権の区域とか、そういうような、何かその国に所属する一定のスペースという……
○加藤シヅエ君 私は、先だって公害基本法につきまして、本会議でわが党の柳岡議員から質問がございまして、その質問の内容は非常によく検討され、内容が整っておりまして、言い尽くされておりましたということを感じました。けれども、現実に公害によってたくさんの方が全国的にいろいろの種類の被害を受けている、犠牲者になっている、命さえもとられて、そうして自分たちが長年住んでいた平和な環境がどんどんと破壊されている、こういうような現状をにらみ合わせてみますと、いまごろ基本法が出たというようなことは、すでに十年以上もこれは手おくれであったのではないか。私はそういう感想を持ったわけでございます。しかし、一方、日本は……
○加藤シヅエ君 私は今日、交通対策の問題の中で、特にトラック輸送、ダンプカー等につきまして若干の質疑をいたしたいと存じますけれども、私は中途から本特別委員会に参加させていただきましたので、私の質問いたしますことは、すでに前の委員会のときに問題として同僚委員がお取り上げになった問題を、また重複質問するようなことがあるかもしれないと思います。そのような節はお許しをいただきまして、ただいまから質問させていただきます。 産業公害につきましては、常々繰り返し皆様から御意見が出ていることは、公害が起こってから対策が非常に立ちおくれて歩き出す、しかもその対策を立てられたものがはなはだ不十分であるというのが……
○加藤シヅエ君 私は、産業公害の問題につきましてただいま鋭意勉強中でございまして、まだいろいろむずかしい問題がたくさんあって、それについて十分に理解していない問題があるわけでございますけれども、この問題がむずかしいということは、これはこの委員会の委員としてもむずかしいのでございますから、いろいろの問題で公害によって被害を受けた一般の人たちがその被害をどこにどういうふうに訴えたらいいかというような問題については、さらにもつとむずかしい問題に直面しているわけだというふうに私は理解いたします。それで、今日伺いたいことは、こういうような問題で、産業公害で起こった一つの現実の問題について、その対策をどう……
○加藤シヅエ君 私は、産業公害の中のごく一部分になることかと思いますが、最近、あるテレビの画面に映し出されましたその情景を基礎といたしまして調べまして、それにつきましての現実の対策というものはどういうふうになっているかと、こういうような観点から質問いたしたいと思います。 その私が見ました画面と申しますのは、神奈川県の相模原市の公害でございます。そうして、そのある会社が、資本金約五千万円くらいの会社でございますが、建設省の許可を受けて、もう今日では川砂利が取り尽くされてしまったような形なので、今度は山の砂利を採掘するという方向に向かっている。この例もその一つでございまして、これは、相模原のある……
○加藤シヅエ君 ちょっと関連。いまの局長の審議会のお話でございますけれども、もうそれはスタートしているのでございますか。それで、いま今年中に答申とかおっしゃいましたけれども、その審議会の構成はどうなっておりますか。そのメンバーの資格、どういうような専門家であって、それが何人とか、そういうような資格、そういうことがおわかりでしたら、それをちょっと知らしていただきたいと思います。
【次の発言】 その小委員会のメンバーはわかりましたけれども、それに対してもっと――その小委員会でない委員会というものがあるわけでございますね。そして、全部でメンバーがどのくらいあるか、その中に産業人を代表してどういう方が……
○加藤シヅエ君 いま、林さんが予防ということをおっしゃって、私も一言伺いたいと思いますが、第十条に、「政府は、公害を防止するため、土地利用に関し、必要な規制の措置を講ずるとともに、公害が著しく、又は著しくなるおそれがある地域について、公害の原因となる施設の設置を規制する措置を講じなければならない。」、その他、こうした予防、広い意味の予防ということについて、この中にうたっていらっしゃるわけでございます。私は、林さんの申されました個々の予防ということでなくして、これからあちらこちらで土地利用の計画が起こるときの予防ということが、これは非常に大きなスケールで予防しなければならないことでございまして、……
○加藤シヅエ君 ただいまから産業公害及び交通対策特別委員会を開会いたします。
本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして、私が選挙管理者となり、委員長の互選を行ないます。
つきましては、互選の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの石井君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、委員長に松澤兼人君を指名いたします。(拍手)
○加藤シヅエ君 食糧援助を与えると言っている国はどことどこですか、ちょっと聞かしていただきたいと思います。そうして、その品物はどういう品目でございますか。
【次の発言】 品目は。
【次の発言】 その食糧援助を与えることはたいへんけっこうでございますけれども、そういうようなことを、いつまでという期限なしに、必要はいつまでもいつまでも続くらしい、与えることはいつまででもそういうものが与えられるような状態にあるのでございますか、どうでございますか。たとえばアメリカの場合、余剰物資なんかもあまりたくさん与えて底をつくというようなことを聞いておりますけれども、そこはどういうようなお見通しなんでございます……
○加藤シヅエ君 厚生大臣に伺いたいと思いますが、この大気汚染防止法案と騒音規制法案の提出に至るまでのいきさつ、つまり公害行政の一元化ということを私どもは強く期待しておるのでございますけれども、これは結局、名目に終わっているのではないかというおそれがある。それからこの法案がたいへんに提出がおくれた、その最大の原因はどういうところにあったか、そういうことについて伺いたいと思います。それで提案に至るまでのいきさつを見ておりますと、厚生省が行政部内案としての試案を最初につくられまして、これを公害対策会議の事務担当者会議に提出した試案の内容は、ばい煙や騒音を発生する施設の設置について許可制を採用するなど……
○加藤シヅエ君 公害対策基本法に基づく公害防止対策の実施については、ただいま可決されました大気汚染防止法案、騒音規制法案の両法案によるほか、紛争処理、被害者救済制度の確立、工業立地の規制、水質汚濁の防止対策等がさらに必要でございます。政府は、これらの公害防止対策を確立し、これを推進する必要がありますので、私は、各派共同で次のような決議案を提出いたしたいと存じます。 案文を朗読いたします。 以上でございます。各委員の御賛成をお願いいたします。
○委員以外の議員(加藤シヅエ君) 私、委員外発言をお許しをいただきましてありがとうございました。 ただいま林委員から看護婦養成の問題につきまして非常に専門的な御質問、御説ございまして、私もたいへんに教えられたことがあって喜んでおります。ただ、それに対しまして厚生当局の御答弁は、ややもすれば非常に消極的で、大臣がかなり積極的におっしゃったので、林さんも喜ばれたと思いますけれども、それでもまだまだこれは消極的で、私ども委員外の者といたしましては、看護婦がいかに必要であるかということがたびたび言われておりますので、もうどうにかなっているのかしらと考えておりましたら、いまだにまだこの程度で、林さん一……
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