このページでは木内四郎参議院議員の8期(1968/07/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は8期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(木内四郎君) 峯山委員にお答えいたしますが、沖繩における放射能の調査の問題につきましては、ただいま総理大臣からの御説明で尽きておると思うのでありますが、しかし、あえて蛇足をつけ加えますならば、科学技術庁といたしましては、米民政府と琉球政府、この一致した要請がありまするならば、利用し得る予算の範囲内におきまして、あるいは専門家の派遣、あるいは研修生の受け入れ、あるいはまた、情報資料等の提供によるところの技術の指導、あるいは器材の供与、あるいはまた、採取したところの物質あるいは生物等の本土における機関による分析、こういうようないろいろな方法によってできるだけの援助、協力をいたしたい、い……
○国務大臣(木内四郎君) ごあいさつ申し上げます。 技術革新時代といわれる今日、私は、はからずも鍋島前長官のあとを受けまして科学技術庁長官の職をになうことになりましたが、その責任の重大さを心から痛感いたしている次第でございます。しかるに、浅学非才かつ老骨でございますので、どうぞよろしくお願いいたします。 申すまでもなく、一国の産業経済の発展、国民福祉の向上は、科学技術の進歩発展にささえられておるのでございます。開放経済体制下、わが国が他の先進諸国に伍しまして、さらに一そうの経済発展と国民生活の向上をはかっていくためには、いまこそ、外国技術依存を脱却し、独創的な国産技術の開発につとめなければ……
○国務大臣(木内四郎君) このたび科学技術振興対策特別委員会が設けられまして、諸先生方に、また格別の御配慮を願わなければならぬと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
○国務大臣(木内四郎君) 宇宙開発事業団法案につきまして、その提案の理由及び要旨を御説明申し上げたいと思います。 宇宙開発は、通信、気象、航行、測地等の各分野におきまして国民生活に画期的な利益をもたらすとともに、関連する諸分野の科学技術の水準を向上させ、新技術の開発を推進する原動力となるものであります。 先進諸国におきましては、この宇宙開発の重要性に着目いたしまして、開発体制を整備し、具体的な開発目標を定め、国家的事業としてその積極的な推進をはかっておりまして、その成果には刮目すべきものがあります。 このような情勢にかんがみまして、わが国におきましても、宇宙開発の本格的な推進と、そのため……
○国務大臣(木内四郎君) 私は、先般来、原子炉の設置について、安全第一でなくちゃならぬということを繰り返して申し上げておるつもりなんですが、その安全第一も、この原子力委員会のきめた基準等に従って科学的にこれは十分に安全だということはもちろん必要ですけれども、それだけではいかぬ。やはり社会的に、その周辺の環境の人たちが、その住民の人たちが十分理解し、納得して、安心していられるような体制にしなくちゃならぬ。それを第一に考えておるということを申し上げてきておるつもりなんですが、そこで、いま原子力局長からも申し上げましたように、そういう趣旨から、地方で原子炉をつくるような場合に、その設置者がもちろん原……
○国務大臣(木内四郎君) 御案内のように、宇宙開発は非常に急速に発展をしてきました今日の段階において、明日を予測し得ないような急速な発展を示しておりますので、今回の事業団も、少し名前は大きいようでありますけれども、「宇宙開発事業団」、こういうことにしたわけです。いまお話のように、こまかに規定するということも、これは一つの考え方ですけれども、無限に発展していく宇宙開発を、法律によって発展を閉ざすということは適当でないのではないか。そこで「宇宙開発事業団」ということにして、わが国はやや外国に対して立ちおくれている感がありますけれども、外国に対して追いついて、さらに追い越していく、こういう心がまえを……
○国務大臣(木内四郎君) いま御指摘のように、昨年の末に、予算要求の段階におきまして、宇宙開発委員会のほうから、当面処置すべき問題につきまして、四十六年には電離層観測衛星、四十八年度には実験静止衛星を打ち上げる、こういうことで、それに必要なことの申し出がありまして、それに基づきまして予算も編成しておりまするし、また、諸般の手続を進めておりますので、ただいまのところ、スケジュールどおりにいくものと確信いたしております。
【次の発言】 この進行状況についてたいへん御心配願っておるのでありまして、私ども感謝を申し上げておりますが、私どもは、この予定のスケジュールどおりものごとはいま運ばれておると思っ……
○国務大臣(木内四郎君) 宇宙開発事業団法案につきましては、委員各位におかれましては慎重にかつ御熱心の御審議を賜わりまして、われわれの提出いたしました法案をお認め願いまして、本日可決いただきましたことは、まことに感謝にたえません。厚くお礼を申し上げたいと思います。 なお、本法案御採択にあたりましておつけになりました附帯決議の趣旨は、十分これを尊重してまいりたいと思いまするし、また、この附帯決議だけでなく、当委員会におきましてこれまで各委員からお述べになりました御意見をも参考にいたしまして、今後宇宙開発事業団をいよいよ整備いたしまして、そうしてその目的達成に邁進いたしたいと、かように存じまする……
○国務大臣(木内四郎君) いよいよ、宇宙開発事業団法案を御承認願いまして、開発実施機関が設けられることになりました。そこで、私どものほうとしましても、予定どおりに宇宙開発の事業を進めてまいりたい、かように思います。何ぶんにも、この宇宙開発の事業というのは非常に大きな仕事でございまして、しかも、これは急速にまわりの情勢が進んでまいっております。そこで、わが国におきましても、宇宙開発の委員会によりまして、遠いところのことはちょっと想定できないんですけれども、今後十年間を展望しまして、そして今後五年間に実施すべき点を定めておるわけであります。それは、御案内のように、昭和四十六年度に電離層観測衛星を打……
○国務大臣(木内四郎君) いま上田先生から御指摘のように、原子力の研究、これは非常に大事なことでありまして、いま東海村の原子力研究所で大いに勉強してもらっておるのですが、御案内のように、原子力の平和利用が非常に進んでまいっております。われわれの予想以上に速く進行していると思います。たとえばわが国の原子力船も国会で御承認を得て第一船が進水しようとしておりますし、発電のほうは非常に進んでおりまして、六〇年代になりますというと四千万キロワットというようなことになるわけであります。それと同時に、また、医療の方面に対するいま御指摘になりました問題などもありまして、各方面に対する需要が急激に拡大してまいっ……
○国務大臣(木内四郎君) 十二チャンネルの問題について、いろいろ御心配をわずらわしておるようでございますが、この十二チャンネルは科学技術の普及、啓発、これをひとつ民間のほうでやろうという、そういう民間の創意によって当初から始められたものであると、私承知しておるのでありますが、そこで当初からいま申しましたようなわけでありますから、私どもは民間においてこれを経営されるということを基本の方針として考えておったわけであります。その間に、当初におきましては、財界の情勢その他から十分に資金が集まらなかったりなどして、いろいろなことで経営が不如意になっておるのでありますが、最近におきましては、また、財界にお……
○国務大臣(木内四郎君) ただいま西田先生からお話しの海洋開発ということは、きわめて重要な問題だと思うのです。御案内のように、最近、科学技術が急速な進歩をしてきまして、その結果として、資源の豊富な海洋開発に非常に範囲が拡大してきたわけです。そこで、各国におきましても相当関心が高まりまして、先進諸国によりましては、大規模に、しかも総合的に長期の計画を立ててやっております。しからば日本はどうかと申しますと、海洋国でもありまするし、資源も御承知のとおり貧弱なんですが、わが国としては、この海洋開発が非常に重要だと思うのです。そこで、従来どうしていたかと申しますと、いまのお話のようなもの、あるいは鉱物資……
○国務大臣(木内四郎君) お答えいたしますが、御案内のように、原子力の研究開発利用の問題、これは外国からの輸入の技術だけではいけませんし、やはり自主開発を根本に大いに進めていかなきゃならぬことは、原子力基本法第二条におきましても、すでに御承認を得て、そういう方針でやっていけと、こういうことになっている。これは一つの大きな命題ですが、わが国は、御案内のようにウラン資源に乏しい。その当然の帰結としてどういうことが起こってくるかといえば、長期に安定的な供給を確保しなけりゃならぬと同時に、一たび入ってきたものは、最もこれを効率的に利用していかなきゃならぬ、こういう問題が出てくるわけです。そこで、このい……
○国務大臣(木内四郎君) 概略御説明申し上げますが、御案内のように、この宇宙開発は人工衛星を打ち上げるのを主体としてやっております。そこで人工衛星を打ち上げている国は、これもすでに御案内と思うのですが、七ヵ国あるわけです。米国、ソ連、フランス、イギリス、西独、カナダ、オーストラリア、これだけあるのですけれども、自分のロケットで自分の衛星を打ち上げているのは米国、ソ連、フランス、これだけであります。ほかの国は米国のロケットを借用してやってもらっているというような状態です。しかし、これらの国は非常に努力をいたしておりまするので、この宇宙開発のほうの開発が非常に進んでいることは、これも森中さん御案内……
○国務大臣(木内四郎君) 安全性の問題につきましては、いま外務大臣からお話がありましたように、これが原子力委員会に対し意見を徴されました。これはだいぶ過去の記録になりますが、それをもって御説明申し上げたいと思うのですが、三十八年に原子力潜水艦が初めて入ってまいります、そういう申し入れがあったときに、この原子力潜水艦自体は、御案内のように、国際的に特別な地位を持っておりますので、私どものほうといたしまして、内地の艦船その他原子力の規制法によって取り締まるような措置をすることはできないことは御案内のとおりです。しかしながら、国民は非常にやはり不安を持ちまするものですから、原子力委員会におきましては……
○国務大臣(木内四郎君) お答えいたします。
いまお話がありましたように、高速増殖炉は夢の動力炉といわれており、将来非常に有望なものであることは、いまお話のとおりでございますが、これに対する昭和四十四年度の予算は一体どのくらいになっておるかという御質問でありまするので……。
【次の発言】 金額もちょっと触れないと、十分であるかどうかという実感がこないと思います。そのことを申し上げておきますが、昭和四十四年度におきましては、動力炉・核燃料開発事業団の動力炉部門の予算といたしましては、百四十四億円という現金の予算ですが、そのほかにちょっと例外的に多い国庫債務負担行為、二百二十四億円という債務負担……
○国務大臣(木内四郎君) この大陸だな条約に加盟するかどうかということは、ただいま外務大臣あるいは農林大臣からいろいろとお話がありましたように、鉱物資源、生物資源等の開発にきわめて重大な関係がありまするので、これは科学技術の進歩発展、あるいは国際情勢等をにらみ合わせまして慎重に検討すべき問題だと思うのですが、政府の方針としては、先ほど外務大臣が申し上げておるとおりでございます。ところで、この機会に一言申し上げておきたいのは、科学技術庁といたしましては、この条約で、先ほどお述べになりました条約の初めのところに大陸だなというものを定義をしまして、水深二百メートルだけでなく、その上部水域の水深が二百……
○国務大臣(木内四郎君) 燃料政策につきましては、いま通産大臣からいろいろお述べになったとおりでありますが、このわが国の周辺の海底に石油資源あるいは天然ガス、そういうものが豊富にあるだろうということはみな言われておるのですけれども、とにかくあるだろうということでありまして、やってみなければ実はわからないわけです。それより海底のことでありますので、陸上においてやるようなわけにはいきません。作業員の安全性ということも考えなければなりません。それから装置につきましても進歩したものでなければならない。それからまた機器類を操作するにも、またその機器類の安全性も十分保たれるような状態でやらなければならない……
○木内四郎君 ちょっと関連。 中国問題、特に台湾との関係でありますが、非常にデリケートな問題が多いようでありますから、いかがでしょうか、これをもし外務大臣の御意向で、秘密会議にでもして、円卓会議というよりも秘密会議の形で答弁していただくほうがいいというお考えなら、そういうふうにしていただいたらどうかということなんですが。
○国務大臣(木内四郎君) 宇宙開発事業団法案につきまして、その提案の理由及び要旨を御説明申し上げます。 宇宙開発は、通信、気象、航行、測地等の各分野におきまして国民生活に画期的な利益をもたらすとともに、関連する諸分野の科学技術の水準を向上させ、新技術の開発を推進する原動力となるものであります。 先進諸国におきましては、この宇宙開発の重要性に着目いたしまして、開発体制を整備し、具体的な開発目標を定め、国家的事業としてその積極的な推進をはかっておりまして、その成果には刮目すべきものがあります。 このような情勢にかんがみまして、わが国におきましても、宇宙開発の本格的な推進と、そのための体制の整……
○国務大臣(木内四郎君) お答えいたしたいと思うのですが、実は御案内だと思うのですけれども、宇宙開発事業団の構想は科学技術庁としては持っておったのです。これはなかなか行政簡素化の要請とかいろいろなことがありまして、最後の段階まで閣議の承認を得ることが困難だったのですが、予算の決定が済んだ最後の閣議において、私がどうしてもこの内外の情勢にかんがみて、この際、宇宙開発事業団というものをつくって、国の総力を結集してやらなければならぬ時代になっておるということを強く閣議において言いまして、閣議の了解を得てできたわけであります。したがいまして、いまお示しのように、郵政省の予算の内示のころはまだこの構想と……
○国務大臣(木内四郎君) 浜岡に中部電力が発電所を設けるということは新聞等では承知しておりまするけれども、実は私どもに正式に来ておらないのです。御案内のように、原子炉を設置する場合には総理大臣の許可が必要だということになっておりまして、その許可の申請が出てまいりますれば、それによって安全性の審査その他を十分にした上で許可をするということになっておりますが、まだ許可の申請は参っておりません。
【次の発言】 御案内のように、電力事業は火力発電も水力発電も、あるいは原子力の発電にしましても、通産省において電力行政を担当いたしておりまするので、通産省の所管でありまして、私からお答えするのはいかがと思う……
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。