このページでは堀本宜実参議院議員の9期(1971/06/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は9期国会活動統計で確認できます。
○堀本宜実君 きょうは農林大臣に若干お尋ねをいたしたいと思いますが、大臣は今度で農林大臣御就任になりますること三回であろうかと思います。もうわが国の政治家の中で農政の達人であるというふうに考えておりまするし、われわれも常に御指導をいただいておりますので、こういう席を選んで質問をいたしますることはかえってどうかという心配をたいへんいたしておりますが、やむにやまれぬものがございまして、お伺いを若干いたしたいと存じます。 まず、総論的に伺いたいと思いますが、近年の、最近の農業経済という問題でございます。これはまあたいへんむずかしいことでございますので、御答弁をいただけるかどうかわかりませんが、もし……
○堀本宜実君 これは大臣がお見えになっておりませんから、いまおいでになるスタッフでお答えをいただきたいと思いますが、なるべくお答えを少なくして、私の意見のほうを多く申し上げるというふうにいたすほうがよかろうかと思うのでありますが、答えられぬような問題もあろうと思います。ともあれ、私はまず第一にお礼を申し上げたいと思いますが、ミカンが本年暴落をいたしました。緊急対策について、いろいろ御苦労をかけました。十分だと私はここでお礼を申し上げるわけではございません。不十分ではありまするけれども、一応あれだけの前進をいたしましたことは、たいへんな御努力であったと思います。なお、今後これで終わったわけではご……
○堀本宜実君 関連。 ただいま大臣のお話を承って、安心をしていいのかと思っておるんですが、この機会に、いまのような御決意であるならば聞いておきたいと思いますが、ただいま、アメリカのカリフォルニアにありまする大きいミカン会社、サンキストの副社長が、この四、五日前から日本に来ております。そうして全農なりあるいはいまアメリカにおります宮脇中央会会長なりに、サンキストと日本の農業協同組合がジュースの販売業、いわゆる企業として合同合弁の企業をやろう、出資はサンキストから一〇〇%出そうということのようでございます。これはどんなに器用なことを言いましても総理が下知をした、いわゆる指示をした、そのことができ……
○堀本宜実君 梶木君から水田の調整、それから休耕奨励金等のお話がございましたので、私も一言お伺いというよりも大臣に伝えてもらいたいと思う。 先ほども陳情がありましたように、飼料の問題でも、もう古々米を払い下げるあるいは大小麦を払い下げるということが、すでに政調のほうできまっておる。ところが、なかなか――それを、もう四月といっても、ここ余すところ二、三日、それでまだそれがきまらないという、これは私は情けないことだと思います。しかし、それは情けないということで、今後努力をしてもらうようにお願いをしておきますが、それよりも、それだけに日本に飼料が足りないという国柄、私の調べたところでは四つ足で申し……
○堀本宜実君 農林大臣に資料を――えさじゃないですよ。別のほうの資料の御提出をいただきたいと思うのですが。 それはごく簡単なことで、農林省ではすでに持っておいでになると思うのですが。残存品目が二十四品目ございます。その残存品目を全部自由化して、輸入するということで、日本でつくらないということになりますと、一体どのくらいな金額になるのでしょうか。約五億何千万ドルというようなことも言われておりますが、公式には御発表になったことがないのであります。これは新聞等ではそういう数字を見るのでありますが、どういうような数字になるか、それをお調べをいただきたい。 それから、これはまあそれと似たものでありま……
○堀本宜実君 関連でお伺いをするのでごく簡単にお伺いしたいのでございますが、先ほどから工藤委員の御質問に局長が答えておられるのですが、いまの日本の農業というものが、私はいまのような改正の範囲内ではやっていけないのではないか、おいおい行き詰まっていくのではなかろうかという心配を持っている。たとえば資金需要の問題が先ほどから出ているのですがね、資金需要が完全に満たされていない昔は、需要が旺盛で資金がないんだという時代があった。いまはそうでなくて、予定しているだけの金がそれぞれ使われていない。それについては、いま局長からいろいろ機械の一巡化もあろうし、いろいろなお話がございましたが、私はそうでなくて……
○堀本宜実君 関連。長官はどこかにおいでになりましたか、もう荷物をおまとめになったようなふうですから。
【次の発言】 それは残念ですが、それじゃしようがございません。いずれ機会を見まして御質問申し上げます。
ちょっとそれじゃ大臣に。これ関連質問ですが、私は大事なことだと思うのですよ。ほんとうに大事なことだと思う。もう瀬戸内海の海なんというようなものは、水が何年でかわるんでしょう。何か人の話によりますと、何百年もかわらない。満たり、のいたりで、満ち引きはありますが、やはり何年もかわらない、こういうことを言われます。またそういうことが書いてある、本に。ところによって違いますが、おおむね満ちて、引……
○堀本宜実君 関連質問ですから、ごく簡単に、しかも端的にお伺いしたいと思いますが、これはどこの省に答えてもらうといいましても、なかなか責任がない。大臣は農林大臣一人しかおいでになりませんから、農林大臣からお答えをいただいたらと思いますが、答えられない場合もあると思いますが。私は八水域ないし九水域になりますか、環境汚染地域での漁業をやめたらいいと思う。やめさす、漁業を禁止する。それは漁業者は困ると思いますので、その間、政府からそれに対する補償はしてやる。だから環境汚染水域では魚はとっておりませんということを国民にはっきりと――何々PPMとなんて言うてもこれは私らにもよくわからぬ。いま足鹿君、相当……
○堀本宜実君 どうぞ座ったまま御答弁を願いたいと思います。私も座ったまま発言させていただきます。 私は、きょう発言する意思は一つもなかったのでありますが、いま村田君の質問を聞いてまことに残念に思いますことは、ことしの春であったかと思いますが、ことしも九州でこれと同じような――ちょっと同じというほどよく以ておりませんが、やはり盗伐にひとしいような行為が起こったということで、ここでいろいろ説明を聞いたのであります。また、こういうことが、同じようなことが今国会に取り上げられる。まことに遺憾にたえません。これは、おそらく見つかっただけでもそういうことでありましょうが、見つからないその他も相当あろうか……
○堀本宜実君 今般の畜産経営の安定に対しまして若干のお伺いをいたしたいと思いますが、飼料費が高くて生産物が安いというのが現状ですね。これは経済というものの原則から考えると、こういう現象は普通の現象ではないと私は思います。これが飼料が高くなったから生産物も高いというのならいいけれども、飼料が高くなって、生産されたものは下りカーブを描いて安くなっている。私は少し農林省、政策の見通しが甘かったんじゃないか、甘いのではないかと思う。それから、まあ異常といえば異常だが、農林省も危機感というものをもう少し持たなければいかぬのじゃないかと思う。こうなったんだからしようがないじゃないかというような、それだから……
○堀本宜実君 これは関連質問でございますので一言だけでございますが、先ほど通産では、前に五%カットしておる、今度は三月からは石油もノーカットでいくであろう、したがって生産資材についても十分な配慮ができると思うというお話がございましたが、石油事情は御承知のようにそういうことじゃありませんね。これはほんとうにメジャーからの通知を受けて、三月には二五%減というような通告を受けておるわが国のことでございますので、私はそう簡単に、生産資材は御心配ございません、というような言い方では、少しまずいのではなかろうかということが一点。 それから農林大臣に、これは私の所見でございまするのでお聞き取りおきを願いた……
○堀本宜実君 これはいま、お尋ねになった足鹿先生の御質問と同じことなんですが、私は、かつてあなたのところの先輩の教授に、額を書いてください、字を書いてください、と言って頼んだら、いまでも記憶にあるのですが、地力を尽くして食豊かなりと書いていただきました。長らく私は部屋にかけておったが、ある人が来て、あれくれよと言うので、やるとか、やらないとか言わないで持って帰っちゃった。結局、堆・厩肥というものが地力を増進することに大事であって、化学肥料だけを使っておれば略奪農法である。地力の略奪をするという農法である、というふうなことはよくわかっているんですが、最近はその希望している方向よりも、逆なほうへ農……
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