このページでは林田悠紀夫参議院議員の9期(1971/06/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は9期国会活動統計で確認できます。
○説明員(林田悠紀夫君) ただいま阿具根委員からの御質問の歩引きの問題でございますが、これは悪習慣といたしまして長く行なわれておるということを、通産省もよく承知をいたしております。 それで、私たちといたしましては、この習慣をできるだけ早くやめさせたいという考えをもちまして、実は流通システム化委員会というのがありまして、その中におきましてこれを問題にしておるわけです。その委員会におきましても、この歩引きはやめるべきだということを打ち出しております。そうして、すでに東京織物卸商業組合というのがありますが、これでは調整規定の中におきまして歩引きをやめるというように、規定で書いておるわけであります。……
○政府委員(林田悠紀夫君) 今回、通産政務次官に任命されました林田悠紀夫でございます。 平素から各先生方にはたいへん御指導をいただいておる次第でございまするが、通産行政きわめて多事なときに当たりまして、今後ともよろしくお引き回しのほど、お願い申し上げます。どうぞよろしく。
○政府委員(林田悠紀夫君) 電子計算機産業につきましては、鈴木先生からおっしゃられるとおりでありまして、通産省といたしましても、その重要性を考えて非常に慎重な態度をとっておる次第でございます。特に七〇年代のわが国の産業ということを考えました場合に、社会発展の原動力になりまするのがこういう知識集約産業でございまして、その最も重要なものの一つが電子計算機産業であると存じております。したがって、これにつきましては、直ちに全面的に自由化するというようなことは考えていないような次第でございます。ただ最近、国際的に国際協調の気運というものが非常に高まってまいりまして、そういう観点を考えなければいけないとか……
○政府委員(林田悠紀夫君) 確かに先生のおっしゃいますように、農業と比べまして通産関係のほうの金利はきわめて高いわけでございます。先ほど総務副長官から答弁いたしましたように、これは従来から農業は収益性がない、しかしながら中小企業は農業に比べまして、もちろん収益性が乏しいわけでございますけれども、まだ収益性はあるというような考え方から、そこに開きがあった次第でございます。しかし、おっしゃいまするように、この災害という面から考えましたならば、これは同じように考えていくべきものであるというようにも思われる次第でございます。しかしながら、従来のそういうしきたりがそのまま残っておりましてまことに遺憾でご……
○政府委員(林田悠紀夫君) ちょっと私からも。いまの御質問の点でございまするが、住宅産業をなぜ通産省が取り上げたかと申しますと、ドル・ショック以来景気が沈滞いたしまして、何としても早く景気を刺激しなければいかぬ。その場合に、いろいろ効果が大きいものを考えなければいかぬ。乗数効果を考えてみますと、住宅産業というものがきわめて大きい効果を持っている。そのほか、新幹線とかあるいは橋梁とか、そういうものはありまするが、何にしましても住宅産業が一番大きい。だから住宅産業を早く確立して、そうしてもっと庶民住宅を安く建て得るようにして、そうして景気を刺激していきたい、こういうことで取り上げた次第でございます……
○政府委員(林田悠紀夫君) ただいま先生がおっしゃいましたとおりでございまして、いままで沖繩の経済というのは、基地に依存している経済であった次第でございまして、したがって、非常な立ちおくれを示しております。特に御承知のように、産業といたしましても、中小企業が九九・七%を占めているというような状況でございます。したがいまして、まずこの中小企業を早急に近代化していくということが必要でございまして、そのためには、復帰直後に、四十七年度の予算といたしましては、沖繩の伝統産業の育成をはかるということで、まずその記念碑的な事業といたしまして、沖繩工業研究指導所を新築する。それから施設を整備していくというこ……
○政府委員(林田悠紀夫君) 商品取引所審議会会長近藤止文君、同審議会委員岡田覺夫君、上林正矩、深見義一及び森長英の五君は、昭和四十六年十二月二十三日任期満了となりましたが、近藤及び岡田の二君を再任し、また、上林君の後任に原田俊夫君を、深見君の後任に福田敬太郎君を森君の後任に谷本義盛君を任命いたしたく、商品取引所法第百三十九条第二項の規定により、両議院の同意を求めるため本件を提出いたしました。 五君の経歴につきましては、お手元の履歴書で御承知願いたいと存じますが、いずれも商品取引所審議会会長または委員として適任であると存じます。 何とぞ慎重御審議の上、すみやかに同意されるようお願いいたいます……
○政府委員(林田悠紀夫君) 御承知のように、わが国では、昨年の八月一日に、九十六カ国の発展途上国を受益国としまして、特恵の早期実施に踏み切ったわけであります。ところが、アメリカとか、あるいはカナダにおきましては、まだ特恵を実施していないというような状況でございます。それで、わが国は、そういうふうに早期に実施に踏み切ったばかりでなくて、なお、本年の四月一日から、特恵受益国をさらに十カ国追加いたしまして、また新たに十八の地域、属領を受益地域に指定したわけであります。それから、いま仰せのシーリングの管理の緩和というようなことにつきましても、特恵供与条件の改善を行なったのでございます。今後とも、仰せに……
○政府委員(林田悠紀夫君) ただいま先生からるるとしてお話があった次第でございまするが、わが国の繊維産業をめぐる内外の環境というものは、外におきましては対米繊維輸出規制というような先進国における輸入制限の傾向がございますし、また発展途上国は日本を追い上げる。そして、それがなお加速されまして、特恵の問題が大きく出てきておるわけでございます。また一方、日本の国内といたしましては、労働需給の逼迫、それに伴う労賃の上昇とか、またなかなか景気が回復をしないというような、いろいろ繊維業界を取り巻く情勢というものは最近とみにきびしさの度を加えておる次第でございます。それで、何といたしましても、こういう事態に……
○政府委員(林田悠紀夫君) 自主規制の場合と政府間協定の場合と単価に相違があるということは、先生御指摘のとおりでございます。それでこの問題は、業界のほうにおきましても、そういうことを通産省のほうへ申しておる人もございまして、確かに批判のある点でございます。ところが、自主規制をやりました場合は、実はこの自主規制でやっていけるということを政府としては考えておりまして、それで大体織機の買い上げにいたしましても標準もので考えていったらいいというようなことで、単価も標準もの一本ということにしたのでございます。したがって、広幅が二十五万円、小幅が十二万五千円というような、そういうような買い上げ価格で、標準……
○政府委員(林田悠紀夫君) 計量法は、仰せのように、きわめてむずかしい、わかりにくい点がある複雑な法律でございます。しかしながら、これは御承知のとおり、計量の基準を定めまして、これに沿って基準器の検査とか検定等によりまして、社会に標準となるべき計量器を供給して、あわせて適正な計量を確保するという、社会生活にとりましてきわめて重要かつ基幹的な使命を負っております。それで、計量は社会生活の各側面で多様な形で行なわれておるだけに、法律の内容が膨大かつ多岐にわたるのは、ある程度やむを得ない面があることを御了承願いたいのでございます。もちろん、これの内容を簡素化して整理するということにつきましては、今後……
○政府委員(林田悠紀夫君) 沖繩海洋博覧会は、沖繩の復帰を記念いたしまして、沖繩をいかにして平和な、そして経済並びに民生の繁栄する島にしていくかということを考えました場合に、まず、それに直ちに、たとえば、そこへ工業を持っていくとかいうようなことを考えましても、できない。したがって、その前にこういう海洋博覧会というような記念行事をやりまして、それを中心にして、何とか経済基盤を確立していって、そうして沖繩を発展さしていこうじゃないかということを考えた次第でございます。 それで、まず、海洋博覧会の準備といたしまして、関連施設を整備していく。それによりまして、港湾とかあるいは飛行場、あるいは道路、あ……
○政府委員(林田悠紀夫君) 仰せのように、安い油を安定的に供給するということが非常にむずかしい事態にあると、私もそう考えておるわけでございます。なぜそうかと申しますると、やはりいまの御質問中にもあったわけでありまするが、油の需要は非常に多くなってきておる。しかも、なおこれがだんだん多くなる。また最近におきましては、世界の三割の消費をしておりまするアメリカ合衆国におきましては、油の資源が底をつきかけたというような状況にもございます。そうしますると既存の油の資源といたしましては、やはり中近東とか、あるいはインドネシア、あるいは共産圏というようなものにたよらざるを得ない。しかも、そういうOPECの諸……
○政府委員(林田悠紀夫君) ただいま長官が御答弁申し上げましたように、ほどほどであるということだろうと思うのですが、私は、いままでの制度から見ますと、今回の改正によりましてだいぶ魅力が出てくるんじゃないかという考え方を持っておるわけでございます。たとえば、いままででは控除も六万円ということでございまするが、今度は十二万円控除するということになりますると、生命保険で三万七千五百円ですか、それだけより控除しないわけですが、それの四倍近い控除が行なわれるということになるわけでございまするし、また、今度は貸し付けが行なわれるということになるわけですから、従来は貸し付けが行なわれなかったという点で、これ……
○政府委員(林田悠紀夫君) 割賦販売法が昭和三十六年に制定されましてから十年ほどの年月がたったわけでございまするが、その間四十三年には大きな改正をいたしました。ところが、近年におきまして割賦販売その他の消費者信用の多様化と量的拡大がめざましいものがある反面、これについて金融知識やあるいは法律知識に乏しいというような一般の消費者が不当に不利益を受ける事例が多々見られるに至っているわけでございます。その間、通商産業省がまあ怠慢であったんじゃないだろうかというような御指摘もある次第でございまするが、現行法の運用を通産省としましては強化をしてまいっております。昨年の八月に割賦販売の審議会をお願いいたし……
○政府委員(林田悠紀夫君) ただいま繊維雑貨局長から申し上げましたように、わが国としてはLTAは本来例外的であり、かつ暫定的に認められたものというように考えておりまして、昨年十月にわが国が再延長議定書に参加しました際にも、ガット事務局から文書の形で加盟国に対して、わが国としては一九七三年九月以降の再延長については反対であるという旨を申し送っておるところでございます。したがって、六月開催予定のそういう会議におきましても、わが国の立場を十分表明いたしまして、絶対にこれが延長にならないように大いに努力をしたいということでございます。
【次の発言】 この問題は非常に重要な問題でございますので、関係各省……
○林田悠紀夫君 最初に大蔵大臣にお伺いいたします。 世界的な通貨不安でございますが、これは交換性を失っておるドルに対して各国の通貨を結びつけざるを得ないというところから起こっておると思います。二十二日にニクソン大統領が議会に送りましたフラニガン報告の中で、国際通貨体制に関するアメリカの基本的な考え方を明らかにいたしております。その中に、準備資産のよりどころとしての金の役割りを減らして、SDRに重点を置いていくということを期待をしております。またドルの交換性を回復したいというようなことも述べておるわけでございます。まあかなり具体的な問題を述べておりまするが、こういう問題につきまして早急に実現す……
○林田悠紀夫君 昭和四十九年度予算の参議院における審議が始まるにあたりまして、当面の政策運営の基本的問題について、総理以下関係各大臣に対し質疑を行ないます。 最初に、昨日突発いたしました那覇空港における日航機のハイジャック事件についてお伺いいたします。 戦後三十年間の長期にわたりまして、ルバング島において孤独の生活を続けて帰国されました小野田さんの不屈の精神力に心からの敬意を表しました私は、同時に発生いたしました一少年の金銭欲のためのハイジャック事件に、まことに残念に存じた次第であります。この事件は、幸いにすみやかに解決されましたが、このように多数の乗客を有する巨大なエアバスが一少年によっ……
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