橋本敦 参議院議員
10期国会発言一覧

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橋本敦[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは橋本敦参議院議員の10期(1974/07/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は10期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院10期)

橋本敦[参]本会議発言(全期間)
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第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 参議院本会議 第21号(1975/07/03、10期、日本共産党)

○橋本敦君 私は、日本共産党を代表して、公職選挙法改正特別委員会委員長中西一郎君に対する本問責決議案に全面的に賛成の討論を行います。(拍手)  まず第一点は、同委員長が本参議院における公選法改正法案等の審議に当たって、まず第一に、今国会では当然行わなければならない参議院地方区の定数是正の実現を任務とするこの重大な小委員会を軽視したことであります。その結果、四野党一致の強い要望にもかかわらず、、今国会における定数是正を今日事実上不可能ならしめ、また、強くこれを求めている国民の世論に背くという重大な結果をもたらしたその直接の責任のある立場にあるものであります。  言うまでもなく、主権者たる国民がそ……

第75回国会 参議院本会議 第22号(1975/07/04、10期、日本共産党)

○橋本敦君 私は、ただいま報告がありました中西委員長の中間報告につきまして、幾つかの多くの点を質問さしていただきたいと思います。なぜなら、中西委員長の報告自体、幾ら中間報告といえども余りにも抽象的であり、議場の皆さんが、一体、この重要な二法案についてどのような審議が行われ、どのようなことが問題になったか、ほとんど御存じいただけない状況であるからであります。  そこで、まず私は第一に、この本法案につきましては、すでに全国から百四十万を超える請願署名が国会に寄せられております。憲法には、国民の請願は、もちろん重要な国民の権利として保障されておりますが、当然、委員会においても請願審査を行うべき筋合い……

橋本敦[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院10期)

橋本敦[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第73回国会(1974/07/24〜1974/07/31)

第73回国会 決算委員会 第閉会後5号(1974/09/19、10期、日本共産党)

○橋本敦君 私は四十七年から続きまして、ミカン耕作農民にとって非常に重要な問題になっているミカンの価格の安定、あるいはことしのミカンの需給見通し、そういった問題に関連して政府のミカン対策について質問をしたいと、こんなふうに考えております。  もうすでに大臣もよく御存じと思いますが、四十七年のミカンの問題に対しては実に惨たんたるありさまになりました。農林省の統計によっても生産費を償えない価格で終始をしたということで、耕作農民、特に専業としてミカンをつくっている農民の窮状はたいへんであります。いま思い出すまでもありませんが、四十八年二月三日の新聞でも、余ったミカンを農民が山のように海の埋め立てにこ……

第73回国会 法務委員会 第閉会後1号(1974/08/22、10期、日本共産党)

○橋本敦君 それでは私から伺います。  昨日ついに韓国において大きな反日デモが行なわれて、日本の大使館がデモに襲われ乱入される、そういった事態にまで発展をしたというニュースが入っております。そういう中で、外務省が韓国に在住の同胞に対する身辺の安全について申し入れる、こういう事態にまで発展をしたわけです。こういう事態を見ても、いまの日韓関係は政府の意図するところとは逆に、まさに最悪の事態に落ち込もうとしている。こういうことを私ども国民は心配するのです。そういう認識を持っておられるのかどうか、その点についてアジア局次長のまず見解を伺いたいと思います。

第73回国会 法務委員会 第閉会後2号(1974/09/09、10期、日本共産党)

○橋本敦君 最初に、韓国問題について若干お尋ねしたいと思いますが、まず第一に、大使館に対するデモが行なわれて国旗が棄損されるという事態まで起こって、後宮大使を外務省が呼んで事情も聴取されたと思いますが、韓国の反日デモの基本要求は一体どういうことなのか、どういう要求で大使館へデモで押しかけたのか、この点をまず明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 その日は直接要求がなかったとしても、一般的に、最近瀕発している反日デモに見られる基本的な要求というのはどういうものなのか、それはおわかりでしょう。この点について明らかにしてください。

第73回国会 法務委員会 第閉会後3号(1974/11/14、10期、日本共産党)

○橋本敦君 まず最初に大臣にお伺いしたいと思うのですが、大臣は新しくきょう所信を表明されました。法務大臣としては国民の基本的権利を守ると同時に、法秩序の維持に十分の力を注ぐ、こういう観点から厳正公平な検察権の運用に努力を傾注する、こういう所信を表明されましたが、この点はそのとおりお伺いしてよろしゅうございますね。
【次の発言】 それでは次にお伺いをいたします。  いま田中総理のいわゆる金脈問題、黒い霧問題をめぐって重大な疑惑を国民が持っている。そのことを全面的に解明することを国民は要求をしています。もしこの金脈問題の中に明らかに違法な行為があると見られる、そういう状況が出てきた場合は、法務大臣……


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第74回国会(1974/12/09〜1974/12/25)

第74回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第3号(1974/12/24、10期、日本共産党)

○橋本敦君 関連。  この企業ぐるみ選挙の違法性の問題については、法務委員会でも私が質問をいたしました。そしてその法務委員会では、特に三菱電機告訴事件に関連して、会社が従業員に対し、上司が地位を利用し、あるいは雇用契約上の優位の立場を利用して、投票あるいは選挙活動を示唆する、これが選挙の自由妨害という、現公選法の規定に違反する疑いが理論的に十分あるというたてまえで、十分捜査をやるという約束があった事案なんです。それにもかかわらず不起訴になっている。したがって、いまの内藤議員からの質問に対する次回の回答では、この点について、法務委員会での私の質問にも関連しますから、正確な報告をしてもらうように強……

第74回国会 法務委員会 第1号(1974/12/23、10期、日本共産党)

○橋本敦君 私は、この法務委員会でもかねてから、対韓外交について筋を通してこれを行なうこと、とりわけ、いま韓国の事態が重大な人権侵害というそういう政治状況にあることについて、この問題を正しく踏まえて処理をしなければならない、こういった問題を追及をしてきたわけですが、ことしももう終わるという状況の中で、依然として金大中事件の主権侵害の真相解明、あるいは文世光にかかわる狙撃事件の真相の解明、さらには太刀川、早川君にかかわる二学生の早期釈放と人権を守るという問題、いずれも未解決のまま年を越そうとしている状況にあります。そういう問題について、きょうは法案審議がある関係で詳しくお伺いできないのが残念です……


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第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 決算委員会 第4号(1975/02/05、10期、日本共産党)

○橋本敦君 まず最初に会計検査院の方にお尋ねをして、後で裁判所との関連でもお尋ねをさしていただきますが、先ほどから田中金脈の調査について会計検査院に対する質問がございました。あの田中金脈の問題については、政府から独立をした会計検査院がいかに厳正な調査を行うであろうかということは、今日の国民の期待するところである。会計検査院自体もまた独自のスタッフをもって調査をするということを言明されてきた。ところで、御存じのように、ことしの一月二十三日の当決算委員会において、大蔵省は、大蔵大臣の発言によっても中間報告をされたわけですが、この中間報告の中でも、田中総理並びに関連会社については、所得税の申告につい……

第75回国会 決算委員会 第5号(1975/02/25、10期、日本共産党)

○橋本敦君 一問だけ。  大臣にお伺いしたいのですが、先ほど天下り人事の問題について加藤委員から尋ねた答弁は、私はきわめて答弁の趣旨としては、審議をないがしろにする、軽視するものだというように思うのです。加藤委員が具体的に、随意契約であるという問題、天下り人事をひとつ象徴する事実として、役員の数の具体的事実、これも指摘をして、このような国民の疑惑を解くということで姿勢を正すことがまさにいま求められている問題ではないか、こう聞いたんですが、いや特別の技術その他で請われていくんだということで答弁は終わっている。あのような答弁は私は納得できないし、この天下り人事について大臣はいかがお考えなのか。大臣……

第75回国会 決算委員会 第6号(1975/02/26、10期、日本共産党)

○橋本敦君 私は、きょうは、いま問題になって重大化しております失業の増大の問題と、それから労働基準局の安全衛生監督行政、この二つの問題について質問をしたいと思います。  まず第一は、最近の失業の問題ですが、本年の二月十八日に総理府統計局は最近の労働力調査報告を発表されました。これによりますと、結果の概要として、まず第一には、四十八年十月の石油危機を境とした景気下降の局面の中で、従来とはかなり異なった結果を示したとして、現在の完全失業者の数が四十八年末から増勢に転じて、昨年の暮れにはその傾向をさらに強め、そして十二月に入るや八十三万人、失業率一・六%になったという報告をされているわけです。まずこ……

第75回国会 決算委員会 第7号(1975/03/14、10期、日本共産党)

○橋本敦君 天下り問題でだいぶ議論が煮詰まってきているのですが、私は少し観点を変えまして、補助金行政の問題について意見を述べさしていただきたいと思います。  これは先生方も大体御存じのように、いまの補助金行政というのは、大体これまでの高度成長の国家財政の中心的仕組みに応じて産業開発、大企業関係に非常に多く出されていました。たとえば造船企業に対する利子補給金だけでも、昭和四十四年から四十八年まで総額五十億円出ているわけです。ところが一方、今日の厳しい国民生活の中で、国民の生活基盤――教育、福祉という面については非常に少ないという問題がある。これが依然として指摘をされているわけです。  特に私がき……

第75回国会 決算委員会 第8号(1975/05/07、10期、日本共産党)

○橋本敦君 法務大臣が五月三日に、自主憲法制定の国民会議に来賓として出席をした。いまこれが非常に大きな問題になっているわけですが、あなたはきょうの答弁では、それについて誠実な反省をしていないどころか、当委員会で、法務大臣として堂々と自分は改憲論者であるということを明らかにし、さらにかつ、この現在の憲法は全く多くの欠陥を持った欠陥憲法である、ここまであなたは極論をするということで、二重に重大な誤りを犯していると私たちは考える。現在、三木内閣は憲法を改正しないと、こう言明しているけれども、たとえば公選法改悪に見られるように、憲法をじゅうりんする言論統制を行うという問題があるだけでなくて、そのような……

第75回国会 決算委員会 第9号(1975/05/21、10期、日本共産党)

○橋本敦君 法務大臣に伺いますが、あなたは先ほど、自分が釈明した言葉を再度読み上げて、陳謝かどうか御賢察願いたいと述べられた。あなた自身の口から、まさにあなたの言動が問題になったあなた自身の口から陳謝をするということがなぜそれほどに言えないのか。官房長官は、陳謝と解していただいてけっこうですと、こうおっしゃっています。御本人のあなたがなぜ陳謝をするとはっきり言えないのか、お答えを願いたいと思います。
【次の発言】 開き直った謝り方というのは私聞いたことありませんよ。そういう態度では、あなたが反省していると言っても、本当に反省しているのか、これが閣僚として本当に真摯に発言する態度であるか、疑問な……

第75回国会 決算委員会 第10号(1975/05/23、10期、日本共産党)

○橋本敦君 私は、きょうは長官並びに行政監察局長に対して、田中金脈事件との関係で、行政監察の問題をどうお考えになっておられるか、この問題をまず第一点としてお伺いしたいと思うのです。  言うまでもありませんが、田中金脈問題は、当決算委員会で集中的な審議を進められる中でも、多くの問題が問題になってまいりました。たとえば新星企業の宅建業法違反については、建設省の通告に基づいて現在検察庁がこれを受理をして捜査を進めている。あるいは大蔵省の税の見直しについても、大蔵省の報告があったとおりに、徴税事務を進めるということになり、会計検査院もこれまた会計検査院としての検査を行うということも進められている。いろ……

第75回国会 決算委員会 第13号(1975/06/06、10期、日本共産党)

○橋本敦君 私は、日本共産党を代表して、昭和四十七年度の決算に対し、これを是認することができない旨の反対の討論を行います。  この決算に反対する第一の理由は、すでに昭和四十七年度予算編成の当時に明確に指摘しておきましたように、この予算が実は大企業本位の国民収奪の予算であり、防衛費の増額に見られるように、軍国主義の復活、国民生活破壊への道を一層進めるものであるということであります。そしてこの予算の執行の経過は、わが党の右の指摘が正しかったことを明白に証明しています。  政府は、日米安保条約に基づき、経済協力という美名のもとで、アメリカのアジア侵略政策に全面的に従属的に協力をしてまいりました。この……

第75回国会 法務委員会 第3号(1975/02/18、10期、日本共産党)

○橋本敦君 私は、きょうはたいへん時間が短いのですが、一つは田中金脈の問題と、二つ目は無事に釈放されて帰国しました早川、太刀川君の問題についてお伺いをしたいと思っております。  大臣は、さきの法務委員会で御就任の所信を表明されました。当然、法をあずかる最高の責任者として、法の厳正な執行をやっていくということを表明されました。そのような大臣の所信と御意見は、田中金脈問題についても、もし違法な行為があれば厳正にこれに対処をするということであると当然私は理解をしたいのですが、そのようにお伺いしてもよろしゅうございますか。
【次の発言】 私は昨年の十一月十四日の当法務委員会におきまして、いわゆる田中関……

第75回国会 法務委員会 第5号(1975/03/20、10期、日本共産党)

○橋本敦君 まず法務大臣、私は、与党の席を見てほしいのですけれども、与党の委員の中できょう出席していただいているのは理事の高橋先生と永野先生だけです。きょうは政府提案の裁判所定員法の改正について審議をするということで、自民党の理事の方からぜひきょう審議をやりたいという強い要望があったのです。いろいろな事情がありましたけれども、私ども野党としても審議を尽くすということをこれはやるべきだという立場でやっているのですけれども、政府提案の法案について審議が行われるときに、九名いらっしゃる自民党の与党委員が、お気の毒に高橋先生と永野先生だけを代表みたいにして出席をさせて、出席をしていない。大臣以下、法務……

第75回国会 法務委員会 第7号(1975/03/27、10期、日本共産党)

○橋本敦君 いま、金権選挙をなくす、あるいはきれいな選挙を行う、これが一つの三木内閣の公約になっておるわけですが、そのことが果たして三木内閣の手によって行われるかどうか、これはこれからの課題だし問題だと思っておるのです。それと関連をして、そのようにきれいな選挙を行うという公約の裏側として、これまで行われた選挙違反について、一つはやはり厳正に処断をするという検察の姿勢なり裁判の姿勢がなくてはならない。もう一つは、みだりに選挙違反関係の復権や恩赦を多数行うということは、これまたきれいな選挙を行うということと裏腹の関係で問題がある。こういう観点で私は質問をしたいと思うのです。  まず、言われているよ……

第75回国会 法務委員会 第8号(1975/05/13、10期、日本共産党)

○橋本敦君 私は、まず総理に対して明確にしてほしいのですが、あなたは、きょうの委員会でも繰り返し三木内閣としては憲法を改正しない、国民にこれを信頼してもらいたい、こうお述べになっておられます。そこで私は、憲法を改正しないという総理の言明が具体的にどういうことであるのかをまず明確にしていただきたい。それはすなわち、三木内閣としては憲法改正の発議をしないことはもちろんですが、憲法改正を目指しての政府としての研究作業や資料の収集や、そういったような準備行動も含めて一切やらないということをはっきり言明されますかどうか、明確に御答弁をいただきたいと思います。

第75回国会 法務委員会 第9号(1975/05/15、10期、日本共産党)

○橋本敦君 総理に対して三点お伺いしたいと思います。  まず第一点は、先日の法務委員会で私が明らかにしたように、稻葉法務大臣は明らかにファッショ的な改憲推進運動に法務大臣として紹介されて参加をした。客観的にはこの集会に激励するという影響を与えている。これは明らかに三木内閣の政治方針に反する行動だ。これはもう明白だと思います。ところが、総理も稲葉法務大臣も、これについて反省をしている、軽率であった、あるいは遺憾であったという趣旨のことを述べられてはいるけれども、この問題について憲法を守る義務があるという観点からどう責任を明らかにするか、全然その責任を一言も明らかにされていない。いま国民が聞きたい……

第75回国会 法務委員会 第10号(1975/06/05、10期、日本共産党)

○橋本敦君 きょうは法制局長官に御多忙中わざわざおいでをいただきまして、大変恐縮でございます。  御存じのように、例の稻葉問題に関連をいたしまして、国務大臣の答弁義務、答弁拒否という問題が提起をされました。稻葉問題は一応の落着をいたしたわけでありますが、この問題は憲法上の重要な問題でありますので、その立場で長官の御意見をきょうはたださせていただきたいというのが質問の第一の趣旨でございます。  言うまでもありませんが、憲法六十三条では、総理大臣及び国務大臣は議院に出席する権利があると同時に、答弁、説明のために出席を求められたときは、出席をしなければならないと明記をしてあります。この六十三条で言っ……

第75回国会 法務委員会 第11号(1975/06/12、10期、日本共産党)

○橋本敦君 三人の先生から大変貴重な御意見をいただきまして、長時間お疲れのところ恐縮ですが、私からも各先生に、一、二問ずつぐらい御意見を賜らしていただきますので、よろしくお願いしたいと思います。  最初に天野先生にお伺いをしたいのですが、天野先生初め弁護士会の方で多年にわたって最高裁判官の任命制度について御研究なり実現のために運動していただきまして、大変敬意を表しておるわけですが、昨年、四十九年の六月二十六日にも日本弁護士連合会から衆議院議長あてに、この問題についての実現方の要望が出されているわけですね。私が先生にお伺いをしたい第一点は、弁護士会というのはいろんなお考えをお持ちの先生方が集まっ……

第75回国会 法務委員会 第13号(1975/06/19、10期、日本共産党)

○橋本敦君 今回の改正法案の内容につきまして、金額の算定なりあるいは金額それ自体といったことも含めて、かなり改善すべき問題点があるということについては、矢田部委員その他から御指摘がありましたので、大臣も改善に努力するということですから、その点については質問を繰り返さないで、その他の点についてお伺いしたいと思います。  まず最初に、実際の実情を伺いたいのですが、第一点は、最近の刑事補償の事例から、いままでの金額でいきますと最高額は日額二千二百円ですが、この最高額が適用された事例が全請求件数の中で何%ぐらいになっているか、これを最近の事例でお示しを願いたいと思います。

第75回国会 法務委員会 第14号(1975/06/24、10期、日本共産党)

○橋本敦君 両先生に一、二点お伺いをさせていただきたいと思います。  まず第一に、私は、無罪の判決及びその無罪の確定を受けるということが、被告人とされれた人にとってどんなに大変なことであるかということを、田邨先生と同じように二十年近い弁護士経験を通じまして痛感をしておるわけです。  第一に、公訴の提起は、起訴便宜主義という立場ではありますけれども、検察官の専権に任されている。だから社会常識なり国民常識から言って、この程度のことは起訴しなくてもよいのではないか、こう考える場合も含めて、公訴権の乱用論は判例並びに学説ではありますけれども、裁判手続上、公訴権乱用ということが明確に公判をやめさせるとい……


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第76回国会(1975/09/11〜1975/12/25)

第76回国会 公害対策及び環境保全特別委員会 第2号(1975/11/19、10期、日本共産党)

○橋本敦君 私はまず第一の問題として、環境庁長官に、いま大きな問題になっております大気保全局の汚職問題をめぐって若干お尋ねをさしていただきたいと、こう思っております。この問題については、すでに長官もきわめて遺憾であるという意を表明をされ、今後このようなことが起こらないように厳正な人事処置その他、適正な処置をおとりになるということをお約束になっておられるわけですが、まず第一点私が環境庁にお伺いしたいことは、このような重大な汚職事件について、この専門気象官がたびたび飲み食いの贈賄を受ける、あるいは外国まで旅行に招待をされる、こういった事態が明らかになっているわけですが、この贈賄をした目的が那辺にあ……

第76回国会 社会労働委員会 第2号(1975/11/18、10期、日本共産党)

○橋本敦君 私は、いまちょうどインフルエンザの予防接種が行われている時期ですが、これに関連をいたしまして、かねてから国会でも取り上げられましたし、大きな国民世論ともなっている予防接種に伴う副反応、それの被害者の皆さんの救済、これを一体国としてどうやっていくのか、こういう問題について大臣並びに局長から御見解をいただきたい、こう考えております。  その質問に入るに先立ちまして、私は何よりもまず被害の実情なり被害を受けた子供たちあるいはその両親がどんなにいまなお苦しんでいるかという実態、この実態を率直に大臣に御認識をもう一度改めていただきたい、そういう気持ちが強いわけです。たとえば私の手元に「毎日グ……

第76回国会 社会労働委員会 第3号(1975/12/09、10期、日本共産党)

○橋本敦君 端的にまず総理に伺いたいのですが、この公務員労働者を含むスト権問題、この問題については政府自身がこれを解決するという重大な政治的責任を負っている、この自覚は総理としても当然おありだと思いますが、この点は間違いございませんでしょうね。
【次の発言】 私はまず政府が政治的責任のある重大な問題であるという自覚をお持ちになっておられるかどうか、これを確認したいと、こういう質問なんです。  で、そういう立場で私は端的に総理に伺いたいのです。この大きな問題となったスト権問題を政府がその負っている政治的責任で解決する、まさにこのためにこの間政府は基本方針を政府声明の形で出された。そこで総理に伺い……

第76回国会 法務委員会 第4号(1975/11/20、10期、日本共産党)

○橋本敦君 この法案につきまして、いま香川局長から、どちらかと言えば被害者の方に重点を置いた法だという趣旨のお話もあったんですが、しかし、先ほどの御答弁を伺っておりましても、必ずしもそうなり切っていないという面がやっぱりあるように私は思うわけです。そこで、その点に関して若干お尋ねをしたいんですが、たとえば零細漁民の場合を例にとってひとつ御説明を願いたいんですが、三トンあるいは五トン、こういった小さな船で、そしてそこでは船長、船員といういわゆる労働契約に基づく労使関係がなくて、まさに家内労働的な状況で、成年の長男とあるいは妻と、こういった者が一緒に乗って操業しておる、そういう場合も零細漁民ではた……

第76回国会 法務委員会 第5号(1975/12/16、10期、日本共産党)

○橋本敦君 私はきょうは二つの裁判につきまして質問をさしていただきたいと思っております。  その一つは、去る十二日、東京地裁で行われましたいわゆる田中金脈に関連をする新星企業事件の判決に関連しての問題です。この問題につきましては、これは国民の期待を担っていわゆる金権金脈の疑惑を解明をする、こういう立場で検察が正義の立場を貫くという、そのことで果たして国民の期待にこたえたかどうか、そういう立場で質問をしたいと思います。  もう一つの裁判の方は、その翌日十三日、韓国で行われました金大中事件の裁判です。これについてはわが国も国内はもちろん国際的にも当然責務を負っている人権擁護という立場、そして例の金……


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第77回国会(1975/12/27〜1976/05/24)

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第閉会後1号(1976/05/27、10期、日本共産党)

○橋本敦君 いわゆる四十七年の八月末、九月一日、ニクソンハワイ会談――ニクソンと田中のハワイ会談、これが大きな問題になっているわけですが、田中総理当時、米国訪問一行の行事日程を外務省からいただきました。これによりますと、田中総理は、まずホノルルのヒッカム空港に着きますと、その行事を終えた後、日系人会合への出席のためにプリンセス・カイウラニホテルに参ります。それから、その後サーフライダーホテルに泊まります。このプリンセス・カイウラニホテルもサーフライダーホテルも、これは今日明らかなように、ともに小佐野氏が一九六三年に手に入れた、小佐野氏がオーナーであるホテルですが、この行事について、外務省は総理……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第閉会後2号(1976/06/01、10期、日本共産党)

○橋本敦君 先ほどから防衛庁としてのPXLの国産化方針等についてしきりに議論をされているわけですが、このロッキード疑獄事件の真相を解明するという任務を持った当委員会の議論としては、答弁があやふやにぐらぐらするということは、これは政府側としても細心の注意をもって慎重に答弁をして、避けてもらいたい。明確であるべきものが一向明確にならないということであるならば、いたずらに証人として調べる数もふえるでしょうし、事態の真相究明が進まない。そういう良識を政府側に要求をして、まず明確にしてもらいたいんですが、要するにPXLについては防衛庁としては四十七年十月九日、例の白紙還元了解事項ができるまではこれは国産……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第閉会後5号(1976/06/15、10期、日本共産党)

○橋本敦君 あなたは、会社の中にある次期対潜機開発室、この部員におなりになったことがありますね。
【次の発言】 この次期対潜機開発室というのは、川重内で何年ごろからつくられた組織ですか。
【次の発言】 川重が自主的に次期対潜機の開発、この研究を始めたのは大体昭和四十年あるいは四十一年ごろというように伺ってよろしいですか。
【次の発言】 昭和四十一年というのは、川重がP2Jの試験機、これのフライトに成功して、これを防衛庁に納入をした、そのころではありませんか。
【次の発言】 私の手元におたくの会社の社内報「はばたき」という雑誌がありますが、この中で対潜機開発に重要な役割りを持っておられる坪井副事……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第閉会後7号(1976/06/22、10期、日本共産党)

○橋本敦君 法務省の安原刑事局長にお伺いさしていただきたいと思います。  きょう、まさにこのロッキード問題調査特別委員会が開かれているさなかに、初めて国内における自主的な強制捜査で全日空関係者の逮捕という事態に発展をしたわけですが、まず逮捕されたこの沢さん、この沢氏は元運輸省の官房長、そして海運局長から航空局長を歴任された方であることは間違いありませんか。
【次の発言】 まさにそういう意味では元政府高官というのが逮捕ということに発展をしてきたわけであります。そこで、この被疑事実について先ほど御説明がございましたが、安原刑事局長に見ていただきたいのですが、ここに二枚のシグ・片山氏が署名をした領収……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第閉会後8号(1976/06/24、10期、日本共産党)

○橋本敦君 委員長私から。  それに関連して私からもお伺いをしたいのですが、その開催をされていた十月九日の国防会議の議員懇談会に出席されていた閣僚の皆さんですね、この皆さんも当然このような問題は、その場で初めて知らされたというように私は理解しますが、いかがでしょうか。
【次の発言】 いまの点は、ことしの五月七日の参議院予算委員会の席におきまして、私のその質問に対して当時、副総理であった三木総理も事前には知りませんでした、あるいは外務大臣であった大平現大蔵大臣も、私も知りませんでした、こう答えておられます。さらには坂田防衛庁長官は、海幕の幹部も知らなかったと思うと、こう答えておられる。ですからい……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第閉会後10号(1976/06/29、10期、日本共産党)

○橋本敦君 近藤委員の質問に先立ちまして、私も法務大臣に捜査の関係で若干お尋ねをしたいと思います。  法務大臣は、新聞報道によりますと、あと二ヵ月ほどで捜査本部が解散できる、捜査は完結できると、まあこういう見通しをお述べになったようでありますが、間違いございませんか。
【次の発言】 そういたしますと、たとえばいまアメリカでの嘱託尋問の成り行きが私どもを含めてすべて心配いたしておりますが、その嘱託尋問も無事に行えると。それから、まさにPXL、これも含めて、トライスター関係も含めて疑惑の全容は刑事事件として全面的に解明できる、具体的にそのような展望をお持ちになっておられると、こう伺ってよろしいわけ……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第閉会後11号(1976/06/30、10期、日本共産党)

○橋本敦君 証人は昭和四十七年の八月二十九日に行われた四十八年度防衛庁の概算要求、これを決定した庁議には参加をされておられましたね。
【次の発言】 防衛庁のこの四十八年度の概算要求は、いよいよ次期対潜哨戒機の国産に向けて具体的に一歩を踏み出していくという基本設計、これを主眼としたものであったことは、これは多くの今日までの審議で明らかですが、これは間違いありませんね。
【次の発言】 ところで、四十七年度予算について防衛庁はすでに大蔵省からクレームがついて苦杯をなめている。つまり四十七年度の予算でも国産を前提とする研究は認めないという、そういう条件をつけられている。したがって、この四十八年度の概算……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第閉会後12号(1976/07/06、10期、日本共産党)

○橋本敦君 まず最初に法務大臣にお伺いをいたしますけれども、いま国民がこのロッキード疑獄事件については、その真相を徹底的に解明してもらいたいという強い要求を持っていることは、これはまあ大臣も御存じのとおりだと思います。そうして捜査が核心に進んでいっていると大臣はおっしゃっている。それで、アメリカにおける嘱託尋問についても全国民が注視をしている。こういう中で法務大臣の言動というのは国民全体にとってきわめて注目される重要なものですから、その言動については特別に慎重にかつ正確にしてもらいたいと、こう思うんですね。  私はけさの新聞を見て驚いたんです。ある新聞は一面のトップ記事で、いかがですか、あなた……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第閉会後14号(1976/07/13、10期、日本共産党)

○橋本敦君 最初に法務大臣にお伺いをいたしますが、例のロサンゼルス裁判所のファーガソン判事の裁定にどう対応するかという問題については、この前私も意見を申し上げましたし、早速に最高裁と協議をするということで、具体的な協議に入られておるやに聞いております。したがって、いつ、どういう手続で最高裁との協議にお入りになって、いまどういう段階になっておるか、現状についてお話を願いたいと思います。
【次の発言】 その際、私も前回申し上げたんですけれども、学者の中でも、検察官が起訴便宜主義に基づいて起訴しないと約束したことに対して、これに違反をして起訴するようなことがあった場合はその起訴は無効であるという法律……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第閉会後15号(1976/07/14、10期、日本共産党)

○橋本敦君 時間がありませんので、安原刑事局長に端的に伺わしていただきますが、四十七年の十月といえば、このロッキード問題については重大な疑惑の数々が集積している、言ってみれば魔の月であります。この中であらわれている一つの重要な公表された事実に、当委員会でたびたび問題になりました、ロッキードと丸紅との四十七年十一月一日付のP3Cを含む契約書がございます。この契約書はすでに公表されているし、当委員会でも問題になっているので、局長も御存じと思いますか、この契約書は検察庁においてもすでに了知されていることと思いますが、双方の契約当事者の署名はだれとだれか、御存じですか。

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第閉会後16号(1976/07/21、10期、日本共産党)

○橋本敦君 総理にお願いしておきますが、私は初めに法務大臣その他にいろいろお伺いをいたします。その後で総理にお伺いいたしますが、すべてお尋ねをすることに関連がございますので、お疲れと思いますけれども、よくお聞きを願っておくことを希望いたします。  すでに伝えられて明らかなように、コーチャンは何度も来日をいたしまして、小佐野氏、児玉氏、この二人を初め、何度もロッキード航空機の売り込みの戦略を協議をした、明白なこういった証言をしているわけであります。しかも、コーチャンの来日日程といえば、たとえばトライスター、DC10のデモフライトのときに来ている。重要な箱根会談が行われたときにも来日をしている。加……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第閉会後18号(1976/07/27、10期、日本共産党)

○橋本敦君 本日田中角榮氏が、田中角榮前総理が逮捕される、まさに日本の政治にとって重大な事件であります。だがしかし、かねてから田中金脈を追及をし、そうして今度のロッキードの大きな疑獄事件が起こっても、その疑惑の中心人物である田中角榮、こういう立場で追及してきたわれわれにとっては、これは当然のことであると思うし、国民もそう思っていると私は信じております。ところで総理、いまわかっているだけで、何と総裁、そうして総理の地位にあった田中角榮、外国から五億円の金をもらった、受け取った、これはまさに重大な事実であります。この問題は、今日まで言われてきた金権体質という問題、自民党政治の本質にかかわる問題の頂……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第閉会後19号(1976/08/03、10期、日本共産党)

○橋本敦君 田中角榮の逮捕によりまして、捜査もいよいよ核心の一角に迫ったということで、現在検察庁は田中角榮の被疑事実、外為法違反だけではなくて、贈収賄の立証に向けて全力を挙げて取り組んでいることと期待をしています。  ところで、この疑獄事件の真相の徹底的解明、刑事責任の追及ということになれば、小佐野賢治氏を取り調べなければならないというのは、今日もはや国民常識となっているとさえ言っていいと私は思います。たとえば、私が調査のためにアメリカにおりましたちょうど三月一日、ニューヨーク・タイムズはかなり長い記事を書きましたが、その中でこういう言い方をしている。児玉は、第一次FX戦争において、金と政治家……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第閉会後21号(1976/08/10、10期、日本共産党)

○橋本敦君 官房長官に関連で二点だけお伺いしたいと思うのです。  最近は、新聞を見ましても、自民党の内部における政争がますます激化しているという状況が伝えられ、三木退陣をめぐるいろいろな動きも大きく伝えられておる。こういったような政争劇というものは、ロッキードのもみ消しなり、灰色高官隠しにつながるのではないかという批判を私どもは持っているわけです。こういう中で三木総理は長崎で記者会見をして、真相解明に全力を挙げると。三木総理の言葉によれば、いかなる妨害があろうとも真相解明をやって国民に対する責任を果たすと、こう言われた。この三木総理が言う、いかなる妨害があろうともというのは、いま行われている三……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第閉会後23号(1976/08/17、10期、日本共産党)

○橋本敦君 最初に官房長官にお伺いをしたいと思います。  言うまでもありませんが、田中角榮前総理が総理大臣在職中に、日本の政治の最高権力の地位にあるその立場を乱用して、外国から五億円という巨額の賄賂を受け取ったという、まあ言ってみればわが国の政治史上ぬぐいがたい汚点を残すような事実で昨日起訴をされた。きわめて日本の政治にとって重大な問題であります。こういうときに、総理大臣がこのロッキード問題を徹底的に審議を進めている当委員会に議員の要求があれば出席をして、その責任なり所信を明らかにするのは当然の責務だと私は思うのですが、私の要求にかかわらず三木総理大臣がきょうお越しにならないことは、私としては……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第閉会後26号(1976/08/27、10期、日本共産党)

○橋本敦君 稻葉法務大臣にまず最初に伺いますけれども、かつて稻葉法務大臣は、事実かどうかは私は問いません、福田現副総理が井本台吉検事総長とある料亭で日通事件で会われたか会われなかったかということが大問題になったということは御記憶がありますか。
【次の発言】 西村英一七日会会長・これが高瀬検事正と会ったという問題ですが、この西村さんは、橋本登美三郎が逮捕されたときに記者会見をして、七日会としてどういう意見を発表したか。大変なことを言っていますね。どう言っているかと言いますと、田中、橋本、この両名の逮捕は交通事故に遭ったようなもんだと、事故に遭ったようなもんだと、こういう言い方です。これだけ大きな……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第閉会後27号(1976/09/01、10期、日本共産党)

○橋本敦君 関連。  いまの選挙部長の答弁は、私は、具体的に事実を指摘した神谷委員の質問に対する答弁としては、これは全く答弁になっていないと思うのですよ。具体的事実は、この大会で、来るべき総選挙で橋本登美三郎の擁立を決めた、そうして、その決議に基づいて今度は十万人の署名をやるというわけです。百三十八条の二の解釈としては、これはもうすでに最高裁がどう言っているかといいますと、「選挙に関し」という意味については、これは当該選挙の施行されることが確定的となった場合に限らず、いいですか、選挙の施行されることが予測される場合に、その来るべき選挙のためにする場合も包含すると解するのが相当である。これは最高……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第閉会後28号(1976/09/07、10期、日本共産党)

○橋本敦君 私は日本共産党を代表して、わが党のこの灰色高官公表に関する問題について所見を明らかにしたいと思います。  このロッキード疑獄事件が起こりましてから、わが党は徹底的にその真相究明に全力を挙げるとともに、本年の七月六日にはいち早く公表さるべき灰色高官の範囲を公表いたしました。そして、政治的道義的責任の徹底的な追及と金権政治を一掃するという方向を明確にし、そしてこのためにも積極的に努力をしてまいりました。わが党の見解はすでに明らかにされておりますが、このわが党の見解がどのような基準と前提の上に立っているかをまず最初に明らかにしたいと思います。  それは四つの観点を前提とし、四つの問題を基……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第閉会後29号(1976/09/10、10期、日本共産党)

○橋本敦君 法務大臣にお伺いしたいのですが、内藤議員も指摘しましたように、PXL関係の捜査が非常におくれているというか、具体的に出てこないということについて、捜査がどうなっているのかという疑問が国民の中にも、私どもの中にもあるわけですね。で、まあ端的に伺いますけれども、このPXL関係の疑惑の捜査というのは、法務大臣がしばしばおっしゃる、全日空ルート、丸紅ルートあるいは児玉ルート、こういった三つの山のどの山の中に入っているということで捜査というのは進められてきておるのか、その点はどうなんです。
【次の発言】 それは結果的に表面に出ているから私どももわかっているわけですね。で、端的に言いますが、P……

第77回国会 決算委員会 第2号(1976/01/16、10期、日本共産党)

○橋本敦君 まず最初に大蔵大臣にお伺いしたいと思うのですが、私はきょうは主として財政問題で二、三質問を重点的にするつもりでしたが、言うまでもなく田中金脈問題は当決算委員会として、これを解明する重要な問題として追及をしてまいりました。この問題は二十二日の当委員会で私どもの加藤委員が質問をさしていただく予定でありますが、それに先立って私も一、二点だけ大平大蔵大臣に当面の御見解をお伺いしておきたいと思うのです。  御存じのように新星企業に対する裁判はまことに形式的な形で、何ら本質的な解明なさずして終わりました。これについて私が法務委員会で法務大臣に質問をしてどう思われるかと、こう聞いたときに、法務大……

第77回国会 法務委員会 第4号(1976/05/11、10期、日本共産党)

○橋本敦君 私は、国民のために裁判の充実や迅速化という観点から、決して十分ではありませんがこの法案に賛成をいたしますが、それに関連をいたしまして、裁判官の研修にかかわる問題で大事な問題があると思いますので、質問をさしていただきたいと思います。  言うまでもありませんが、最近、金大中事件やあるいはロッキード事件にも関連をいたしまして、アメリカCIA、こういった問題についての批判がわが国はもちろんアメリカの国会でも国内でも大問題になっております。その関係で、ニューヨークのアルフレッド・クノップ社という有名な出版社ですが、ここから「CIAと謀略信仰」という本が最近出されまして、大変な反響を呼んでおり……

第77回国会 法務委員会 第5号(1976/05/13、10期、日本共産党)

○橋本敦君 最初に、法務大臣に一点だけただしておきたいのですが、刑事訴訟法の基本的な趣旨、精神について、現在しきりに基本的人権とか被疑者の名誉ということを重んずるという立場でのお話がございます。それがいまのロッキード事件の資料を公開しないということの一つの法務省側の支えになっている議論になっておりますが、刑事訴訟法の本来の基本目的は、第一条で基本的人権の尊重を図りつつも、実際にこの基本目的は「事案の真相を明らかにし、」真実と真相の解明だということは明らかではないかと思いますが、大臣いかがですか。
【次の発言】 まさにロッキード疑獄事件で問われているのは真相解明の努力でありますね。それはそれとし……

第77回国会 予算委員会 第9号(1976/05/07、10期、日本共産党)

○橋本敦君 私は、ロッキード疑獄事件について質問をいたしますが、この問題については、ロッキードのトライスター売り込みに関して、すでにわが党の上田委員が指摘をしましたように、この問題はわが国の航空業界の再編あるいはエアバス導入時期をめぐる運輸省の指導、こういったものと関連をして、全日空のみならず、わが国航空業界全体にかかわる重大な事件となっております。  そこで、まず第一に明らかにして、質問をしたい問題は、例のコーチャン証言であります。御存じのとおり、コーチャンは、昭和四十三年当時は全日空よりは日本航空に働きかけていた、はっきりこう言っています。さらに彼は、私が六十八年、六十九年の両年に日本に行……


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第78回国会(1976/09/16〜1976/11/04)

第78回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第2号(1976/10/12、10期、日本共産党)

○橋本敦君 中間報告を稻葉法務大臣が十五日にはおやりになるということを前にして、若干その問題について私も、いま当面重要な問題だと考えられる幾つかの点について質問をしたいと思っております。  まず第一点ですが、私は先ほど法務大臣がおっしゃった言葉が非常に気になっている。それはどういう意味かといいますと、この中間報告は最悪のものになってはならぬというつもりでやりますとおっしゃった。最悪のものになるなんということになれば、これはもう国民の期待を裏切る大変なことになるわけですね。いま国民はロッキードの真相解明を国会にも求めているし、そして同時に政府にも、また検察当局にも本当に真剣に求めている。こういう……

第78回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第3号(1976/10/15、10期、日本共産党)

○橋本敦君 法務大臣、言うまでもありませんが、いま国民が一番求めているのは、何と言ってもこの大きなロッキード疑獄事件の真相ですね。そうして、これの徹底的解明を通じていま国民が望んでいるのは、本当に清潔な日本の政治を打ち立てる、こういうことです。このことが本当に、法務大臣、あなたにおわかりかどうか、三木総理がおわかりかどうか、これが問われているのが、その一つがきょうの中間報告だ。そういう意味から言うならば、私は端的に言って、きょうの中間報告はこの国民の期待にこたえることにほど遠い、こう言わざるを得ないという感じを持ちます。  そこで、まず最初に法務大臣、あなたにお伺いしたいのですが、このロッキー……

第78回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第4号(1976/10/22、10期、日本共産党)

○橋本敦君 いま国民が求めているのは、あの中間報告の中にあらわれている国会議員、これの氏名を公表せよ、これはまさに国民の声である。総理は、この間のテレビでも、いま政治で大事なことは素直に国民の声を聞くことである、繰り返しあなたは述べられておる。ならば、国民の圧倒的多数、そして国会においても四野党がそろって要求をし、五党国対委員長会談でもこのことをあなたに伝え、自民党国対委員長は、政府がやることについてはとやかく言わない、ここまで言っているこの公表問題について、その名を知っているのはただ二人、あなたと法務大臣。そのあなたの権限と責任に、いまやまさに一つにかかっているこの公表問題について、これを明……

第78回国会 法務委員会 第1号(1976/10/07、10期、日本共産党)

○橋本敦君 きょう、私は、まず最初に、最近の暴力団の抗争激化の事件に関連をして、住民の生命安全、これを守るという立場で警察並びに法務当局に質問をさせていただきたいと、こう思っております。  いま私どもの住んでいる大阪が、無法の町大阪、そしてまた不法な暴力抗争を繰り返す大阪戦争、こういう言葉で呼ばれるほどきわめてひどい状態になっておりますが、それがまた千葉県にも飛び火をする、こういう状況になりまして、この暴力団の抗争をどうやって断ち切るかということは、わが国の政治構造にも絡む大きな政治的な問題として重視しなければならぬ、こういう状況になってきていると思います。そこで、まず第一に、具体的な警察当局……

第78回国会 法務委員会 第閉会後1号(1976/11/12、10期、日本共産党)

○橋本敦君 散会の前にちょっと一言。  二つの点を委員長にお願いしておきたいと思うのです。  まず第一点は、きょうの鬼頭氏の宣誓拒否という異例な事態で、残念ながら真相究明という問題が大きく閉ざされました。そこで、私は、当法務委員会においては、この事態に対して最高裁並びに法務当局に新たに質問をすべきいろいろの緊急問題が法務委員会としてはあると思いますので、閉会中審査の日を理事会で協議の上ぜひ一日とっていただきたい。これが第一点のお願いです。  第二点は、告発ということになりましたが、われわれの本当の目的は、彼を告発することではなくて、彼に真相を明らかにしてもらうということです。したがって、この告……

第78回国会 法務委員会 第2号(1976/10/14、10期、日本共産党)

○橋本敦君 私は、きょうは法務大臣に右翼の問題について若干所信を伺いながら事実を明らかにしていきたいのですが、前の法務委員会で私は暴力団の抗争問題を取り上げて断固たる取り締まりを要求いたしました。右翼の問題ということになりますと大きな問題ですが、残念ながらきょう私に与えられた時間がごく短うございますので、できる限り時間を守るという立場でお尋ねをするわけでございます。端的なお答えをひとつお願いをしておきたいと思います。  言うまでもありませんけれども、右翼ということになりますと、戦前の右翼の問題は、軍国主義思想とも結合して、日本をあの戦争の惨禍へ追いやっていく中で重要な役割りを果たしたことが反省……

第78回国会 法務委員会 第3号(1976/10/19、10期、日本共産党)

○橋本敦君 法務大臣、先ほど私はちょっと不規則発言のようなことで申し上げたのですがね。あしたロッキード特別委員会で総理を呼んで、私ども中間報告に関していろいろお聞きをする。それに先立って法務大臣が、総理に幾らお聞きになろうともあなたがおっしゃった以外のこと、以上のことは総理はおっしゃれませんというようなことをおっしゃるのは、私はこれはちょっとあなたの立場を越えた、少なくとも総理という内閣を統括し最大の政治責任を負う人に、審議を尽くすために質問をしようとする前日にそういうことをおっしゃるというのは、これはちょっと私はあなたの立場、権限を越えた問題で、いまからあしたの国会審議に水をさすというような……

第78回国会 法務委員会 第4号(1976/10/26、10期、日本共産党)

○橋本敦君 最初に法務大臣に伺いますが、このにせ電話、謀略電話事件、これでいま法務大臣はこれは重大な問題だということで徹底的な調査をやらせるということを繰り返し表明された。その重大な意味というのが、いま大臣がおっしゃったのは、布施検事総長の名をかたって一国の総理に謀略の電話をしたことだと、こうおっしゃいました。そのとおりです。私が大臣に聞いたのは、この謀略電話があって後、しばらくしてあなたは総理からこの話を聞かれ、そのときにあなたは、いや、いろいろ妨害やおかしな電話があるから、総理、気にしなさんなとおっしゃった、こう言っていますね。まず最初に聞きたいのは、法務大臣のところにどんないやがらせの電……

第78回国会 法務委員会 第5号(1976/10/28、10期、日本共産党)

○橋本敦君 まず、法務大臣に、前回も伺ったことですが、改めて最初に考え方の確認をさしていただきたい。私は、現職裁判官の鬼頭史郎氏がその一端にかかわった総理に対する重大なにせ謀略電話事件が発覚したときに、これは日本版ウオーターゲート事件だ、大きな政治的謀略事件だという可能性が十分出てくる。しかも、鬼頭氏が、網走の刑務所で、だれにも門外不出である宮本委員長にかかわる身分帳、診断書を写しとったという事実がこれも明らかになった。この政治的陰謀事件というものは、一つにはロッキードを隠し、一つにはいたずらな反共宣伝、これに手をかすという重大な政治事件だ。したがって、これは、とっぴな裁判官の一とんでもない奇……

第78回国会 法務委員会 第6号(1976/11/04、10期、日本共産党)

○橋本敦君 総理、この謀略電話事件はあなた自身がこの事件の唯一の一方の当事者でいらっしゃる。同時に、この事件の解明をしなければならぬというこういう事態の中での責任も負っていらっしゃる立場にある。こういう重要なお立場にあなたはいまあると、こう思います。  時間がありませんので、まず第一の立場、つまり当事者自身として率直に事実を明らかにする必要があるという点で二、三お尋ねをさしていただきたいのですが、まず第一に、この電話をお受けになりまして、この電話の声の感じですけれども、これが大体年齢で若いなという感じがしたか、それ相応の年だなという感じをお持ちになったのか、この点はいかがな御印象でしたか。


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第80回国会(1976/12/30〜1977/06/09)

第80回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第2号(1977/03/14、10期、日本共産党)

○橋本敦君 官房長官はロッキードの解明について、福田内閣も三木内閣もその姿勢には相違がない、こうおっしゃった。福田総理もロッキードについてはあまねく疑惑その他を徹底究明するとこうおっしゃった。そこで私は官房長官に二点について政府の姿勢をただしたいと思います。  まず第一点は、この中間報告でもこれまでPXL問題については犯罪の疑惑はなかったとしています、だがしかし、この国会でもそしてまた多くの人が語るように、PXL導入に関して重大な疑惑が依然として存在しておるし、捜査本部もまだ継続的に捜査をするという姿勢にあると私はこう考える。そこで官房長官に伺いたいんですが、かつて三木総理はこの委員会でも、あ……

第80回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第3号(1977/03/25、10期、日本共産党)

○橋本敦君 関連。  P3C問題について最も基本的な部分を私は明らかにしてほしいと思うのです。つまり、児玉とロ社との間でP3C売り込みに関する修正契約書もある。これはもう検察庁はつかんでおられる。そこで私は聞くんですが、犯罪の容疑はなかったと言うけれども、少なくともロッキードのコーチャンと児玉がP3Cの売り込みに関して相談をし、協議をし、売り込み戦略を考えたと、この事実自体は私は検察庁はもうつかんでいるはずだと、こう思いますがいかがですか。この事実がはっきりしなければ、そもそもあの契約書自体を否認することになりますよ。こんなこと、つかんでないってことはないでしょう。

第80回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第4号(1977/04/08、10期、日本共産党)

○橋本敦君 最初に私は防衛庁に伺いたいのですが、防衛庁としては次期対潜哨戒機の選定作業を本年八月を一応のめどとして急いでおられるというように伺っておりますが、その過程で、調査ということでどういうことを今日までおやりになっておるか、その事実をまず伺いたいのであります。  一つは、昨年及び今年アメリカへ調査団を派遣をされて調査をなさったということですが、この二回の調査の時期及び目的、調査地、これをまず明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、さきにP3Cの調査ということでアメリカへ参られて、ロッキード等にも行かれておりますから、昨年の十一月のカナダ調査及び今年二月のS3Aに……

第80回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第5号(1977/05/18、10期、日本共産党)

○橋本敦君 ロッキードの真相究明について、徹底的にこれを究明するというお言葉は総理から何度も伺っておるわけですが、その点に関して、基本的な総理の姿勢について若干お伺いさしていただきたいと思います。  その一つは、福田内閣の法務大臣という福田法務大臣、これはまさにロッキード事件の究明についてはきわめて責任の重い当面の最高の責任者の一人だと、私はこう言ってもいいと思うんですが、その福田法務大臣が、去る二月五日予算委員会におきまして、異例の議長裁定じゅうりんしたというような批判の中で、戒告決議を受けられた、これについて総理はどう受けとめておられますか。

第80回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第6号(1977/06/09、10期、日本共産党)

○橋本敦君 私は、質問の最初に金大中事件問題についてお伺いをしておきたいと思いますが、まず警察庁に伺いますが、金大中事件の捜査についてはいろいろと努力をされてはきたものの、この真相究明にまだまだ遠いという状況で、依然としてなぞに包まれた部分が多いわけです。この追及はわが国の主権にもかかわる重大な問題であるし、金大中氏の自由にかかわる大事な問題ですから、徹底的な捜査を遂げなければならないことは言うまでもありませんが、その一つのポイントとして、あのグランドホテルに畑中金次郎名義で予約した人物が一体だれであるか、これは重要な問題としてずっと今日まで捜査追及をされてきたと思うわけです。  そこで、まず……

第80回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会 第4号(1977/05/23、10期、日本共産党)

○橋本敦君 まず最初に大臣にお伺いをしたいんですが、 先ほども片山委員の御質疑の中にも出てきたんですが、選挙をきれいにする運動の推進ということで、約六億を投じて運動を進めていかれるというお話もございました。私はその運動自体、それ自体は自治省としておやりになってしかるべきことだと思いますが、問題は観点なんです。きれいにするという運動の本質と基本は一体何だというように大臣はお考えでしょうか。まず、これを伺いたいんです。
【次の発言】 突っ込んで言いますと、まさに選挙というものは、今日の議会制民主主義を、本当に憲法下で民主的に進めていく根幹になる問題が選挙ですね。そういう場合に、選挙をきれいにすると……

第80回国会 法務委員会 第4号(1977/03/24、10期、日本共産党)

○橋本敦君 この鬼頭問題につきましては、まあ言ってみれば一国の総理大臣を欺罔して謀略電話をかけ、時の内閣の総辞職までねらったとさえ考えられる重大な謀略事件であったわけですが、今日この時点で鬼頭判事補が罷免をされ、一方軽犯罪法違反によって起訴をされると、そしてその他は不起訴、こういった状況で見ますと、国民の立場から見ればこの事件の背景には一体何があったのか。果たしてこの事件が鬼頭本人の個人的な行為にのみとどまると、こう考えられるのか。数々の疑惑や疑問が多く残されたままではないか。この問題について私はそういう立場で質問をさしていただきたいと思います。  まず第一に、鬼頭に対する軽犯罪法違反の起訴で……

第80回国会 法務委員会 第5号(1977/04/07、10期、日本共産党)

○橋本敦君 私は、まず、この法案が出されるに至りました背景なり経過について事実を確認さしていただきたいと思うのですが、五十年の六月に法務省の民事局参事官室が調査をなさいまして会社法に関する意見照会をやられたと思うのですが、この時期にこの意見照会をおやりになった趣旨と目的はどこにあったのでしょうか、まず、この点をお話し願いたいと思います。
【次の発言】 その意見照会の結果は、商法改正全般にわたっての各種の意見が出されたと、こういうことになるだろうと思うのですが、その中で、特にこの法案に関係をします社債発行限度額の枠の拡大ということについて特に緊急の要望ということで出されたのはどういう方面からでし……

第80回国会 法務委員会 第6号(1977/04/12、10期、日本共産党)

○橋本敦君 前回に続いてお尋ねをさしていただきたいと思いますが、前回も話に出ておりましたが、公募社債の発行について大蔵省の指導で起債会の方では純資本額六十億円以上の会社にこれを認めるというようにことしからなっている、こういう話ですが、その趣旨はどういうところにあるわけですか。
【次の発言】 現在、公募社債を発行しているわが国企業の二百六十五社の中で純資本金が六十億円以下の会社は何社ぐらいありますか。
【次の発言】 だから、したがって現在、四十億の基準でやってきた段階でもわずか十二社で、二百六十五社から見れば一割にもはるかに満たない少数しか純資本額四十億以下では発行していませんから、これを六十億……

第80回国会 法務委員会 第7号(1977/04/21、10期、日本共産党)

○橋本敦君 法務省から網走刑務所における身分帳閲覧問題について文書で詳しい報告をいただきました。調査の労を多とするものでありますが、これに関連をして若干の質疑を行わせていただきたいと思います。  この鬼頭事件ということになりますと、まさにロッキード究明が国民的課題になっているさなかに一国の総理に謀略電話をかけるという、前代未聞と言いますか、まれな政治的謀略的な行為が現職裁判官によって行われたというまさにショッキングな事件が一つありました。  さらに、それに続いて法務省が厳重に秘密として管理をしておられる身分帳を閲覧をする、そして、これが外部に漏洩されるということで、わが党の宮本委員長に関する重……

第80回国会 法務委員会 第8号(1977/05/19、10期、日本共産党)

○橋本敦君 私はきょうは鬼頭裁判の問題についてお伺いをする予定でおりますが、いま議論になっております再審の問題について御答弁を伺っておりますと、日弁連の案に対して、一定の前向きの御検討の向きの答弁もあります。再審要件そのものをどう見るかということを含めた実体的な問題については、なかなかこれは法務当局の御意見というものは前向きに進まないのではないかという心配をしながら、私はいま聞いておるわけであります。いずれ私もこの問題については改めて質問をさせていただいて、十分論議を深めさせていただきたいと思っております。ただ、法務大臣が最初にお述べになった所見の中で、私は聞いておりまして非常に気になるお言葉……

第80回国会 法務委員会 第9号(1977/05/24、10期、日本共産党)

○橋本敦君 法務省に人権擁護ということで、日ごろから人権問題について御尽力を願っておるわけですが、きょう、局長にお越しいただきまして、私は労働者の職場における人権問題ということで、一体人権侵害について法務省としてどのような人権侵害防止の機能が果たし得るだろうかということなども含めて質問をさしていただきたいと思っております。  まず最初にお伺いしたいのですが、法務省の中で、ともすれば人権擁護の関係の仕事が軽視されているのではないか、予算及び人員、その他の関係。私が人権擁護局へ大阪で参りましても、いろいろお話ししても、職員の方が大変な苦労をなさっているお話は伺いました。一つは人員不足の関係、予算の……

第80回国会 予算委員会 第3号(1977/02/22、10期、日本共産党)

○橋本敦君 私が昨年の暮れアメリカに参りまして、一月ごろまで調査をいたしましたが、その間、レイナード氏に会うなど、多くの関係者に会いまして、いろいろ重要な問題を提起をいたしました。それ以後、各新聞社もこれをフォローアップするなど、いまロッキード問題に続きまして、いわゆる金大中事件を含む日韓のいろいろな問題が、これの真相究明という問題で重大な政治課題になりつつあります。  そこで、まず話の道行きとして、私は総理にお伺いをしたいのですが、総理、あなたはロッキード事件について、余すところなく解明をすると、こうおっしゃっておられる。そこで聞くのですが、この金大中事件、これについても余すところなく徹底的……

第80回国会 予算委員会 第8号(1977/03/29、10期、日本共産党)

○橋本敦君 委員長、関連。
【次の発言】 鳩山外務大臣もフレーザー委員会のレイナード証言録はすでにお読みだと思いますけれども、この証言速記録の七十九ページでは、レイナード氏ははっきりとこう言っている。私はこの金大中事件の目的は、まさしく彼を暗殺もしくは完全に消し去る、そういう目的を持ったものであることを信じて疑わない、こう言っているわけであります。そして、このレイナード氏は、この金大中事件が起こった直後から、何よりも金大中氏の身の安全、安否、これを心配をして早速国務省と連絡をとり善後策を講ずる、そういうことをやる中で、彼自身私に言いましたが、自分自身もワシントンの日本大使館へしばしば訪れて協議……

第80回国会 予算委員会 第9号(1977/03/31、10期、日本共産党)

○橋本敦君 私はきょうは、日韓問題に関連をいたしまして、疑惑の一つとされている韓国アルミの問題について政府に質問をしたいと思います。  すでに政府も御存じのとおりですが、韓国アルミの問題については、わが党の塚田議員が四十八年、参議院決算委員会において質問をいたしておりますように、輸銀を通じての総額一千三百四十九万ドル近いこの使用に関しまして価格の水増し、あるいは実際にプラント工事に使われなかったと考えられる不正な使途不明金が多額に存在をする。それが関係者へキックバックされたり、あるいは政界、政治資金に流されたのではないかという疑惑がかねてから持たれている事件であります。  まず私は、この輸銀の……


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第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 公職選挙法改正に関する特別委員会公聴会 第1号(1975/06/28、10期、日本共産党)

○橋本敦君 私は、まず浦田先生に質問をいたしまして、時間があれば福本先生にもお聞きをしたいと思います。  いますでに国会には全国津々浦々から、公選法、政治資金規正法の改悪に反対して百二十万を超える国民の皆さんの署名が寄せられております。 その中心は、何といっても、選挙に関する政策や意見を発表するこういった号外を全面的に禁止をして大きな言論抑圧をやるというそういう問題と、それからもう一つは「政治活動を行う団体」ということによって選挙期間中の自由なビラ配布その他の市民的な、あるいは労働組合運動の活動がこれが弾圧の危険にさらされる、これが中心的な課題の一つであろうと思います。そういう観点で、私どもは……

第75回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1975/03/31、10期、日本共産党)

○橋本敦君 すでに明らかなように韓国では国家冒涜罪という形で刑法改正が行われました。まさに異常な形で国会外で与党だけで一分間で可決するという異常な状況でありますが、この法律の内容を調べてみますと、韓国の国家機関に対する反政府的な一切の言動が犯罪行為とされる危険性を持っている、こういう大変なファッショ的な法律である。私はこの問題についてきょう質問をしたいと思いますが、まず第一に、わが国の憲法は言うまでもなく言論、思想、表現の自由を保障している原則を貫いております。そういう点から言えば、わが国においてはかような法律は憲法上制定することを得ない違憲無効の法律である、こういうことがまず明らかではないか……



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

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