橋本敦 参議院議員
13期国会発言一覧

橋本敦[参]在籍期 : 10期-11期-|13期|-14期-15期-16期-17期-18期
橋本敦[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは橋本敦参議院議員の13期(1983/06/26〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は13期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院13期)

橋本敦[参]本会議発言(全期間)
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第101回国会(1983/12/26〜1984/08/08)

第101回国会 参議院本会議 第20号(1984/07/06、13期、日本共産党)

○橋本敦君 日本ユネスコ国内委員会委員の選挙は、その手続を省略し、議長において指名することの動議を提出いたします。

橋本敦[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院13期)

橋本敦[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第99回国会(1983/07/18〜1983/07/23)

第99回国会 法務委員会 第閉会後1号(1983/08/11、13期、日本共産党)

○橋本敦君 私は、金大中事件の問題に関連をしてお聞きをしたいと思うのでありますが、警察庁は先日、金大中事件の捜査本部の解散を明らかにいたしました。この金大中事件が起こったとき以来、まさに国民の期待はわが国の主権侵害の事実を明確にすること、金大中氏の原状回復を成し遂げること、さらには重大な犯罪である本件の真相の究明を政府と警察、検察庁に期待をした、まさにこれであったと思うわけであります。  ところが、残念ながら十年たった今日、捜査本部が解散される、こういう事態になって、ある新聞の社説は、たとえば、ただ一つ残されていた真相究明、原状回復への政治決着後のか細い糸までいまははっきり切れた。こういう失望……


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第100回国会(1983/09/08〜1983/11/28)

第100回国会 議院運営委員会 第4号(1983/09/21、13期、日本共産党)

○橋本敦君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました行政改革に関する特別委員会の設置の件について、反対の意見の表明を行います。  まず、特別委員会の設置は、重要な院の構成問題であり、本来、民主的な議論を経て、会派の一致した賛成によって行うのが当然のルールであります。しかるに、本特別委員会の設置につきましては、わが党を初め、社会党、参議院の会など、こういった反対意見の表示がなされておるものでありますから、当然多数決でこれを行うということはふさわしくないと、こう思うのであります。私はまず、このような当然の民主的ルールに基づいて遺憾であるということを表明するものであります。  なお、本委……

第100回国会 法務委員会 第2号(1983/11/24、13期、日本共産党)

○橋本敦君 それでは私の方から、問題となっております法務大臣の独占インタビューの発言問題について、まずただしておきたいと思うわけであります。  まず最初に法務大臣にお伺いしますが、世論というものをどう見るかということについて、法務大臣はそれなりに大衆運動ということをとらえて、「大衆を盛り上げたら知能程度は下がる」、こういう表現があり、さらには、「大衆運動ちゅうものは、要するに頭の程度が下がるわけで」という表現を使っておられる。私は、こういう表現を使ってあなたは大衆運動をべっ視するかのごときそういう言葉を振りまかれたというこのことについて、そういう表現が適切であったかどうかに反省されているかどう……

第100回国会 法務委員会 第4号(1983/11/27、13期、日本共産党)

○橋本敦君 国会の都合で、最高裁あるいは法務省の皆さんには大変な御迷惑をおかけして恐縮に思っておりますが、私自身もきょうの法案に関連する質問として、先ほども議論がありましたが、裁判官の報酬がどうあるべきか、そういった問題で一般職公務員の給与と連動させるという仕組みをもっと合理的に確立する道はないか。さりとて一般国民から余りにも隔絶するということも許されないし、司法の独立と、裁判所裁判官の地位と権威を守るにふさわしい報酬はどうあるべきかという、こういう問題について一つは尋ねたいと思っておりました。  さらに、法務局の定員問題は何年にもわたって非常に深刻な状況を呈しておりますので、この法務局の実情……


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第101回国会(1983/12/26〜1984/08/08)

第101回国会 運輸委員会 第9号(1984/06/26、13期、日本共産党)

○橋本敦君 前回の委員会におきまして、我が党の小笠原議員から、関西国際空港に関していわゆる将来の航空需要予測に関連をして質問をいたしました。問題は、その需要予測が大きく変わってきたという点の重大性を取り上げたわけであります。  それに対して大臣の方も、速記を起こしての答弁を私も拝見をいたしましたが、率直に、私も驚いておる、毎年こんな格好になったら大変だ、もっと慎重にやらなければならないと、御答弁をなさった次第でございます。  まさに大臣の御答弁にもありますように、この将来の需要予測は難しい問題ではありますけれども、関西国際空港の建設の計画、あるいは地域整備やアクセスや住民合意、あるいは強いて言……

第101回国会 国民生活・経済に関する調査特別委員会 第閉会後1号(1984/11/21、13期、日本共産党)

○橋本敦君 それでは、委員派遣の報告をさせていただきます。  去る十月二日より四日までの三日間、対馬委員長、石本理事、松岡委員、刈田委員、及び、私の五名で、国民生活・経済の諸問題、特に地方経済の実情、技術革新と雇用、まちづくりなどを中心に北海道に赴き、道庁、札幌市、苫小牧市、及び函館市で概況を聴取し、また、関連する地元企業を視察してまいりました。  以下、調査の主な事項について報告申し上げます。  まず、北海道経済の現況でありますが、最近の全国的な景気の回復基調にもかかわらず、北海道経済は総じて低調に推移しております。  これを、鉱工業生産で見ると、輸出産業のウエートが小さいこと、構造不況型の……

第101回国会 国民生活・経済に関する調査特別委員会 第2号(1984/02/01、13期、日本共産党)

○橋本敦君 二点ばかり先生にお伺いしたいと思っておりますが、まず第一は、今日の事態の解決の長期的展望として、内需拡大ということがこれは国民的コンセンサスの一つだというふうにおっしゃっておられる。私も確かにそうだと思うんですが、その内需拡大の問題で、個人消費支出を伸ばす、可処分所得を増大させるということがこれが経済全体の動向からいっても重要だということを思うんですが、先生のお話ですと、これには一定の限界があって必ずしも期待できない。こういうお話の理由として、一つは最近の家計の動向での貯蓄志向ですね、これをおっしゃっておられる。確かにそうだと思うんですが、ここのところを分析してみますと、私が考えま……

第101回国会 商工委員会 第5号(1984/04/12、13期、日本共産党)

○橋本敦君 まず最初に大臣にお伺いしたいと思いますが、先ごろ牛肉、オレンジの日米交渉が妥結を見た次第でございます。言うまでもありませんが、この農産物問題が日米貿易摩擦の象徴だとか、あるいは焦点だとか、こう言われて注目を浴びたわけでありますが、農業それ自体をとってみますと、輸出超過でもなければ、むしろその逆にアメリカからの輸入が日本の総食糧輸入の三四%を占めるということでございますから、本来的には農業が貿易摩擦の象徴と言われて犠牲にされるようなことがあってはならぬというのが、まさにこれは農民の皆さんを初めとするコンセンサスであろうと思うのであります。しかしながら、あのような結果になりまして、全国……

第101回国会 内閣委員会 第18号(1984/07/26、13期、日本共産党)

○橋本敦君 私は、まず今重大な問題になってきております大学並びに文部省にかかわる汚職問題、これを糾明しなくてはならぬという立場から質問を始めたいと思うのであります。  最初に、文部大臣に伺っておきたいと思いますが、戦後、文部省の歴史で検察庁あるいは警察の司直の手による強制捜査を文部省本省が受けるというような事態、あるいは本省から汚職という忌まわしい犯罪で逮捕者を出すという事態がこれまでにあったでしょうか。
【次の発言】 それは私も知っております。  文部省の会計という財政の機能の中枢、ここにかかわる事件はここのところ初めてではありませんか。

第101回国会 内閣委員会 第20号(1984/08/02、13期、日本共産党)

○橋本敦君 まず、端的に文部大臣に伺いますけれども、まさに文部省の大臣官房の会計、しかも総括予算班主査という重要な地位にあった人物の汚職の問題が起こっている。そこで私は端的に聞きますが、いやしくも教育という問題を語る場合に、汚職に汚れた手で教育改革を論ずることが本当にできるのかということです。そこのところを大臣はどう考えていますか。  そしてまた、汚職といえば公務員として最も恥ずべき犯罪であることは間違いがない。そういうことが個人の悪ではなくて、私が前回指摘したように、文部省の人事管理と会計処理のそのことの中にも遠因があるという状況の中で、文部省に責任なしと言えない。そういう事態の中で、このこ……

第101回国会 内閣委員会 第21号(1984/08/03、13期、日本共産党)

○橋本敦君 私からお尋ねをさせていただきたいと思います。  最初に、大槻先生にお伺いしたいと思うのでありますが、大槻先生は教育改革というなら何としてもそれは教育基本法の目的と理念の実現ということを抜きにしてはならないということをまずお話しになりました。その問題に関連をして、この法案では法案自体で教育改革の精神にのっとり、またその実現を目指すということが書かれているわけですが、国会の実際の論議を通して、大臣答弁などを伺いますと、そう書いてあるけれども論議の中身はとらわれないで自由に論議をしてもらうのだ、ですから教育制度全般について論議をしてもらうのだということをしばしばおっしゃるんです。  しか……

第101回国会 内閣委員会 第22号(1984/08/06、13期、日本共産党)

○橋本敦君 大蔵大臣にお尋ねをいたしたいと思います。  新聞が報ずるところによりますと、来年度概算要求基準について大蔵省は、防衛予算は三・五%くらいの伸びにしたい、こう言っていたにもかかわらず、防衛庁長官と大蔵大臣との大臣折衝の結果、またまた防衛費は四年連続の大突出で七%という概算基準で話がついたと報じておりますが、事実は間違いございませんか。
【次の発言】 今お話しのように、日米安保条約ということを一つは踏まえて模索したぎりぎりの判断だという重要なお話がございました。  それじゃ、文教関係についてはぎりぎりどれだけの模索と配慮をしたのであるか。私は、最近の防衛予算の伸びを調べてみますと、五十……

第101回国会 法務委員会 第2号(1984/03/27、13期、日本共産党)

○橋本敦君 住法務大臣の所信をお伺いして、最初の一般調査案件の当委員会の審査に当たりまして幾つかの国政にかかわる問題について質問をしたい、こう思っておりますが、最初にまず、つい先日判決がありましたカネミ油症事件について大臣にお尋ねをしたいと思います。  大臣も既に御承知のとおり、この事件は事件発生以来十数年の長きにわたる事件でありますし、受けた患者、関係者の皆さんの苦痛も大変でありますし、もう既に亡くなった方も十人以上を数えております。こういう状況の中で被害者の皆さんたちの痛切な願いは、一つは、早期にこの問題を解決してほしい、二つは、恒久的な治療対策を国の責任で全力を挙げて進めてほしい、三つ目……

第101回国会 法務委員会 第3号(1984/03/31、13期、日本共産党)

○橋本敦君 きょうは裁判所職員定員法の一部を改正する法律案に関連をして、法案に即しての質問をさしていただきますが、その前に法務大臣に一、二点お伺いをしておきたいと思うことがあります。  その第一は、近年再審の問題が非常に大きくクローズアップをされておりまして、免田さんの事件、そして近くは谷口さんの財田川事件というように、いずれも再審の結果として三十年にわたる死の恐怖から解放されるという画期的な事態があらわれてまいりました。私はこれは余りにも遅きに失したとは思いますけれども、我が国司法が無実の人の命を奪うようなことをしなかったという意味において誇るべき事例だと、こう思っておりますが、こうした事件……

第101回国会 法務委員会 第4号(1984/04/06、13期、日本共産党)

○橋本敦君 前回、福島交通グループに関して質問をいたしました。その後の幾つかの問題の進展もありますので、続いてこの問題についてお伺いをしたいと思います。  まず、何といってもまことに政治的にも不明朗なのは、巨額の使途不明金の問題であります。この問題については、前回も五十億円に上る使途不明金の行き先についての徹底的な究明が、政界との癒着の解明も含めて、犯罪の成否にもつながる可能性のある重大な課題として検討すべきであることを指摘したんですが、この使途不明金が前回お聞きしておった五十億にとどまらないで、福島交通グループの使途不明金は百億に近い巨額のものが使われておったという事実が明らかになってきてお……

第101回国会 法務委員会 第5号(1984/04/07、13期、日本共産党)

○橋本敦君 最初に最高裁にお伺いをしたいと思いますが、口頭弁論の問題であります。  言うまでもありませんが、憲法八十二条は「裁判の対審及び判決は、公開法廷でこれを行ふ。」と定めております。この憲法の原則を受けて民事訴訟法百二十五条一項では「当事者ハ訴訟ニ付裁判所ニ於テロ頭弁論ヲ為スコトヲ要ス」、こう決められておりますし、刑事訴訟法四十三条一項でも「判決は、この法律に特別の定のある場合を除いては、口頭弁論に基いてこれをしなければならない。」、こう定められているわけであります。したがって、裁判所における裁判の公開と当事者構造に基づく口頭弁論、これはまさに憲法原則からくる裁判の非常に重大な原則だと、……

第101回国会 法務委員会 第6号(1984/05/10、13期、日本共産党)

○橋本敦君 今回の改正につきましては、かねてから議論になっておりました父系優先血統主義を両性平等に改めるべきだという議論、さらには沖縄における無国籍児童の基本的な救済が必要だという、こういう日本独自の抱えている問題、こういったことを解決していく方向でこの改正案が出されたということで、私どもはそれなりに評価をしているわけであります。  そこで、まず最初に民事局長にお伺いしたいのですが、男女差別撤廃条約に直接に関連をして今回の父系優先血統主義が改められることになったわけですが、これ自体はかねてからの国際的趨勢だと、こう言っていいと思うわけですね。だからしたがって、フランス、ドイツあるいはスイス、ス……

第101回国会 法務委員会 第7号(1984/05/15、13期、日本共産党)

○橋本敦君 私からも二、三お尋ねをしたいと思うのですが、まず最初に池原先生にお伺いしたいのですが、経過措置の問題であります。  私は今回の法改正に当たっての経過措置としては二つの観点からこれをどうとるかということが大事だと思うのですが、一つは、本改正の本来なら重要な立法事実となるべきはずであった沖縄の無国籍児童の全面的救済という観点ですね。それからもう一つは、どの時点まで遡及することがこの改正法の条理に合うかという二つの点から私は検討すべきだと思うのです。  この沖縄の無国籍児の解消という問題について言うならば二十年の経過ということで基本的には解決されるという民事局長の答弁であったのですが、基……

第101回国会 法務委員会 第8号(1984/05/17、13期、日本共産党)

○橋本敦君 前回に続きまして国籍法の関係で質問をいたしますが、留保制度の問題であります。この留保制度について一つは問題があると思われるのは、国籍の選択については本人の意見を尊重するというそのことと、それから出生に際して届け出と同時に留保の手続をしなければ国籍が留保されないということとの関係で、どういう処置が合理的かという問題であるわけであります。つまり生まれた子供は留保の意思を表明することができませんから、留保の届け出をして留保するかどうかは専ら親の意思にかかっていることになるわけであります。そして、そういうことで親の方が国籍を留保する意思がない場合に留保届をしなかった場合は、これはその子供は……

第101回国会 法務委員会 第9号(1984/07/26、13期、日本共産党)

○委員以外の議員(橋本敦君) 刑事訴訟法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。  去る七月十一日、松山事件の再審判決で斎藤元被告に対し、無罪の言い渡しがあったことは記憶に新しいところであります。報道によれば、昨日、検察側は控訴を断念いたしましたようで、この検察庁の処置はまことに妥当かつ結構であったと考えるところでございます。ごく最近に限ってみても、免田事件や財田川事件などの再審裁判があり、それぞれ無罪の判決がありました。そしてこれらの事件は、いずれも原審では、死刑が確定していたものであります。  従来、我が国では、一度確定した判決を覆すことは、裁判の権威を損ねるものだと……


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第102回国会(1984/12/01〜1985/06/25)

第102回国会 議院運営委員会 第13号(1985/04/17、13期、日本共産党)

○橋本敦君 日本共産党は補助金等に関する特別委員会の設置に反対でございますので、一言お許しを得て意見を申し述べさせていただきます。  申し上げるまでもないことでございますが、補助金削減一括法案は、社会保障、文教、生活密着型公共事業などに係る国の負担金、補助金を一律に削減するという点で国民生活に深刻な影響を及ぼす重大な法案であります。そのため本院においても徹底的に十分の審議が尽くされねばならないことは申すまでもございません。しかるに、本法案は、会期末までわずか十日程度を残すのみとなった時点で本院に送付されてきたものでありまして、本法案審査のために特別委員会を設置したからといって、その間到底充実し……

第102回国会 議院運営委員会 第17号(1985/05/17、13期、日本共産党)

○橋本敦君 私は、労働者派遣事業法案について、委員会審査に先立ちまして本会議における趣旨説明聴取、質疑を行うことを強く要求するものであります。  その理由は、本法案の重大な内容に照らしてであります。本法案は、派遣労働者はもちろん、労働者全体の労働条件に悪影響をもたらし、また、我が国の戦後労働法制の根幹を揺るがしかねない要素を持っております。現行法で禁じられているいわば人貸し業ともいうべき労働者供給事業を追認、合法化し、ただでさえ低賃金に苦しむ労働者から中間搾取することを法の名において制度上認めることになりかねません。  さらにまた同法案は、派遣労働者に対して労働基本権の保障を奪うことになるので……

第102回国会 議院運営委員会 第22号(1985/06/24、13期、日本共産党)

○橋本敦君 私は、日本共産党を代表してただいま議題となりました国会法の一部改正案に反対の意見を表明いたします。  我が党は、かねてより政治倫理の確立のためには、何よりもまず具体的な事件となったロッキード・田中問題についてその真相を徹底的に解明し、関係者の政治的、道義的責任に明確な決着をつけることを最優先させるべきであると強く主張してまいりました。これは一九七六年二月の両院決議及び四月の両院議長裁定に照らしても当然の道筋であると思います。  しかし、本院に設置された政治倫理協議会は、田中問題の具体的決着をつけることがないまま、政治倫理審査会の設置等を建議し、これを受けてこの国会法の改正案の提出に……

第102回国会 決算委員会 第10号(1985/06/15、13期、日本共産党)

○橋本敦君 私は、先ほども問題になりましたが、国家機密法に関連をして総理の所見をお伺いしたいと思うのであります。  今回、自民党が国家機密法案を提案をしてきたことは、そのこと自体憲法が保障する国民の知る権利にかかわる極めて重大な問題であります。私ども共産党は、レフチェンコ事件でも表明をしておりますが、我が国の主権を侵害するスパイ活動や諜報機関の我が国における不法な活動を決して是認するものではありません。しかし問題は、スパイ防止を名目にして国民の言論の自由や知る権利を甚だしく侵害することは絶対に認められない、このことが問題であります。  そこで、総理にお伺いしたいわけでありますが、まずさかのぼっ……

第102回国会 国民生活・経済に関する調査特別委員会 第閉会後1号(1985/08/07、13期、日本共産党)

○橋本敦君 いずれにしても、今度のアクションプログラムで国民の安全が犠牲にされるという、そういう問題が解消できない、あるいは重大な問題になってきているということは、国民の利益と安全から見て大問題であります。それに加えて、私は、貿易摩擦の解消ということで、日本の大事な農業やあるいは中小零細企業などそういった産業、これに対して重大な打撃を与えることをなおざりにしてはならぬと、こう思うわけであります。  政府は、国内林業の活性化ということで、六十二年四月からの関税引き下げに対応して、総額千五百億円に上る国内の林業活性化対策を実施するというのを決めておりますけれども、今度のアクションプログラムの結果、……

第102回国会 国民生活・経済に関する調査特別委員会 第4号(1985/04/12、13期、日本共産党)

○橋本敦君 きょうは先生方ありがとうございます。大変限られた時間でございますけれども、私からもお聞きをさせていただきたいと思います。  まず、前川先生にお伺いをしたいんでありますが、今、当面の問題になっております貿易摩擦につきまして、問題は我が国だけにもちろん原因があるのではなくて、アメリカの財政赤字、高金利、ドル高、こういったところにも重要な原因があるということは御指摘をいただいてもおりますし、よくわかっております。ところで、そうなりますと、ここのところをアメリカ自身がどのように手直しをしていく政策をとるのかということも私どもとしては見きわめたいわけでありますけれども、そこのところが今もう一……

第102回国会 国民生活・経済に関する調査特別委員会 第6号(1985/06/12、13期、日本共産党)

○橋本敦君 残された時間、質問をさせていただきます。時間が短いので各参考人にお願いできませんので、宝田参考人にお願いしたいと、こう思います。  まず第一は、私は、貿易摩擦問題をめぐる国際関係の中で、本当に日本の政府がもっと対等、自主的な立場を貫かなくちゃならぬのじゃないかということを強く感じておるわですね。貿易摩擦問題でも竹内参考人もおっしゃいましたが、アメリカの議会はクレージーではないかと思われるぐらい本当にヒステリックに声を上げて対日批判をやるというようなことをやって、アメリカ政府が後押しをやってくる。それに対して私どもも、日本の国会としてもっともっと声を上げてもよかったんでありますけれど……

第102回国会 社会労働委員会 第3号(1984/12/13、13期、日本共産党)

○橋本敦君 私は、熊本県の興人八代工場、ここに集中的に発生しております二硫化炭素中毒による労災問題について、これから質問をしたいと思います。  言うまでもありませんけれども、業務に起因する労働災害や職業病、これについてその速やかな救済を図ること。同時に、そういった労働災害や職業病が発生しないように職場環境の整備を進めていくという問題は、まさに労働者の命と健康にかかわる重大な問題でありますから、これ自体政府が責任を持つ労働行政の重要な根幹の一つであることは疑いがない、私どもこう思っておるのでありますが、まずこの点について、新しく労働大臣におなりになった山口労働大臣の所見を、簡単に一言伺いたいと思……

第102回国会 社会労働委員会 第4号(1984/12/20、13期、日本共産党)

○橋本敦君 この際、大臣にお尋ねをさしていただきたいと思います。  まず第一点は、我が党は、この法案提出の以前から、年金制度の抜本的改正問題と、独自に早期にやるべき物価スライドの点は、これは切り離してやるべきであって同一法案で出すべきではないということを主張してまいりました。同一法案で出されると、政治的な駆け引きの道具になりかねないと心配したからであります。結果は分離されたわけでありますが、そういった、衆議院でのいろんな審議の状況からスライド実施がおくれるという事態を招来したわけでありまして、この点については、法案提出をなさった政府の方にも責任なしとは言えないかと思うのですが、大臣のこの点につ……

第102回国会 補助金等に関する特別委員会 第3号(1985/04/22、13期、日本共産党)

○橋本敦君 私は、本法案に関連をして、財政再建にかかわっての政府の基本姿勢について質問をしたいと思うのであります。  その一つの問題は、臨調行革で国民生活関連予算が切り詰められていく、そして本法案で、補助金カットの一括法案ということで自治体なり国民に大きな影響を及ぼすというそういう状況がつくり出される。ところが、一方で防衛予算が削減されるどころかふえ続けていく。ここのところで、一体基本的に今後どう踏まえていくかという大きな問題があるはずであります。  そこで、それに関連をして防衛庁長官にまず伺いたいのでありますが、いよいよ来年度から五九中業がその期間に入るということでありますが、これに関連して……

第102回国会 補助金等に関する特別委員会 第10号(1985/05/16、13期、日本共産党)

○橋本敦君 私も、先ほど問題になりましたが、まず今日の臨調行革を含む体制の推進の過程で起こった一つの重要な問題という認識を持って見ておりますので、国鉄再建監理委員会の亀井正夫氏の発言について質問をしたいと思うのであります。  先ほど総理も、この問題については必要な調査の上しかるべき注意を含む処置をとるという御答弁があったのでありますが、まず第一に、これまで臨調あるいは行革審が国会の上にあるのではないかといったような問題も議論されたりしておったんですけれども、まさに今回の発言は、国鉄再建監理委員会が国会の上にも内閣の上にもあるという思い上がった様子が一つは象徴的に示されたのではないか。そういう意……

第102回国会 法務委員会 第2号(1984/12/20、13期、日本共産党)

○橋本敦君 きょうは久しぶりの法務委員会でございまして、いろいろお聞きしたいことがたくさんございまして、寺田先生も指摘をなさいましたが、自民党の司法制度調査会の問題その他お聞きするつもりでございますが、まず最初に、私は平田村の選挙違反事件について、さきにこの法務委員会でもお尋ねをしたのですが、重ねてお伺いをしたいと思うわけです。その趣旨は、この事件はまれに見る悪質な事件だと言わざるを得ない大変重大な不正行為を内容とするものでありまして、日本の選挙制度の公正なり民主主義ということを擁護していくという観点で考えましても、ゆるがせにしてはならぬ重大な事件だ、こう思うからであります。  この事件は、昭……

第102回国会 法務委員会 第4号(1985/03/28、13期、日本共産党)

○橋本敦君 きょうは幾つかの点をお伺いさしていただきたいと思っておりますが、まず初めに、当委員会でもいろいろ法務大臣の御見解も伺い、議論になりましたいわゆる刑事施設法案並びに留置施設法案が今国会見送りになったということに関連をして質問したいと思っております。  この問題についていろいろな経緯の御説明もございましたが、結局のところ提出に至らなかった一番大きな原因は何か。いろいろな経過はありますが、一番大きな協議が整わなかった原因は何かという点がもう一つ明確なように思えないのでありますが、ずばりと言ってそれは何だったというように御説明いただけるのでしょうか。大臣いかがですか。

第102回国会 法務委員会 第5号(1985/04/02、13期、日本共産党)

○橋本敦君 私は、まず最初に、弁護人の職務の遂行と裁判所、法務省側の対応に関連をしてお伺いをしたい問題がございます。  今日、言うまでもありませんが、法曹になるための司法試験は大変な難関でございまして、五体自由な立場でもなかなか勉強しませんと合格いたしません。ましてや目の不自由な人、また耳の聞こえにくい人、こういった障害を持った人がこの司法試験の難関に合格するというのは並み大抵の努力ではなかろうと思うわけであります。その難関を突破して見事に法曹資格を得て弁護士になって、勇躍そういった障害を持っている人のためにも、また多くの貧しい人のためにも働きたい、こう決意をして若い法曹が心も新たに仕事に立ち……

第102回国会 法務委員会 第6号(1985/04/03、13期、日本共産党)

○橋本敦君 まず裁判所にお伺いすることになるわけですが、実はちょうど一年になりますが、五十九年四月七日の当法務委員会でも御検討のほどを最高裁に私がお願いをした問題がまだそのまま残されておるわけでございます。それというのも、私がお願いしたのは、多くの弁護人や関係者からも直接最高裁法廷でも上申をしておるようでございますけれども、最高裁で刑事事件の口頭弁論が開かれた場合に、当該事件のそもそも当事者である上告している被告人がせっかく期日の通知を受けて出頭いたしましても、その被告人が座る席がない。最高裁は優先的に傍聴席に席をとるのでそこにお座りなさい、こういう処置をおとりになった、こういうことであります……

第102回国会 法務委員会 第7号(1985/04/11、13期、日本共産党)

○橋本敦君 国選弁護人あるいはその近親者がその職務の執行に関して生命、身体に不法に損害を受けた場合に国の責任でそれに対して一定の給付を行うという、こういう制度の改正については私も賛成の立場でありますが、こういう制度改正が行われたということの根本的なとらえ方としては、国選弁護制度というのが憲法体系下の我が国の人権保障の民主的な司法制度を支える重要な柱である。そういうわけで国選弁護人の職務の遂行というのはまさに憲法理念実現のプロセスそのものにほかならない。そうだとすれば、そこで不法に損害を受けたということに対しては国がその責任において一定額の補償的給付をするのは当然だと、こういう考え方があってしか……

第102回国会 法務委員会 第8号(1985/04/16、13期、日本共産党)

○橋本敦君 続きまして私から質問さしていただきます。事柄の性質上、民事局長一人で答弁を引き受けられまして大変お疲れだと思いますが、いましばらくよろしくお願いしたいと思うわけであります。  端的に言いまして今度の法案は、今まで板橋でおやりいただいておりました登記コンピューター導入のパイロットシステムがほぼめどがついたということで、本格的な導入をやる、そのための道を開く法律的措置だと、そういう法案だというように理解をしてよろしいかと思うのですが、間違いございませんか。
【次の発言】 この法案が通りますと、法務大臣は登記所を御指定になって、その指定された登記所がまさにこのコンピューターシステムによる……

第102回国会 法務委員会 第9号(1985/04/18、13期、日本共産党)

○橋本敦君 では、私から伺わさしていただきます。システム開発の問題に関連すると思いますので、穂鷹参考人あるいは森参考人、いずれからでも結構でございます。  まず第一点は、将来閲覧という問題についての処理はどうしていくのかということについて技術的な面として御意見を賜りたいのであります。現在閲覧制度というのは登記の公示制度とも関連をして大変重要な機能を果たしておりますので、閲覧それ自体をやっていくということをやるためにはどういうことが必要でどういう問題があるかという質問であります。  第二番目は、膨大な地籍図、図面等がございますけれども、こういったもののコンピューター導入について将来はどうなるのか……

第102回国会 法務委員会 第10号(1985/04/23、13期、日本共産党)

○橋本敦君 私は本法案に対する反対討論を行いまして、日本共産党がこの法案に反対する理由を明確にしておきたいと思います。  今回の法律案は、現在板橋で行われておりますパイロットモデルが成功することを前提にして特別会計制度を設け、総額四千数百億円という巨費と十数年という歳月をかけて全国の登記事務の処理をコンピューター化するために必要な法制上の措置を講じようとするものであります。  我が党は、科学技術の進歩に伴って登記事務の処理にもコンピューターを導入するとすれば、それは何よりも真に国民に対する行政サービスの向上につながるという具体的な保障がなければならないと考えるものであります。したがって、コンピ……

第102回国会 法務委員会 第12号(1985/05/23、13期、日本共産党)

○橋本敦君 きょうは御苦労さまでございます。私からも二、三点、御意見をお伺いしておきたいと思うわけです。  今回の法改正によりまして、多年の皆さん方の要望ないしは運動が一定の成果ある方向に行こうとしておりますという面で、私も賛成をしているわけですが、その一つがそれぞれの会の自主性の確保という問題でございます。その点で、登録の関係での権限を会が掌握されるということは私も大変結構だと思うんですが、そうなりますと、もう一つ一歩進めまして、先ほどお話がございましたけれども、会の懲戒機能も自主的に処理をなさるという方向をお進みになるということが、次の段階の希望としてやはりあるのではないだろうか。  例え……

第102回国会 法務委員会 第13号(1985/05/28、13期、日本共産党)

○橋本敦君 じゃ、引き続きまして、私の方からも法案に即して質問をさしていただきます。  まず、基本的な問題でありますけれども、今回の改正は、一つには司法書士会と土地家屋調査士会、いわゆる両士会でありますが、この両士会における自主性の向上や自治機能の強化、こういった方向で非常に重要な第一歩を開くものだというようにとらえることができると思うのであります。それが一つは登録事務がそれぞれの会に移譲されるということになってあらわれているわけであります。しかし、これは両士会の多年の要求また念願に基づくものではありますが、果たしてこれだけで十分かということになりますと、今後とも両士会の社会的地位の向上や、法……

第102回国会 法務委員会 第14号(1985/05/30、13期、日本共産党)

○橋本敦君 それでは法案に返りまして、前回に続いて質問させていただきます。  きょう私は十九条、いずれも両士会に関係をいたします十九条に関連をして質問したいと思うのでありますが、まず司法書士法の十九条を読みますと「司法書士会に入会している司法書士でない者は、第二条に規定する業務を行つてはならない。ただし他の法律に別段の定めがある場合は、この限りでない。」、こういう規定がございます。調査士法の方を見ますと、同じ十九条の規定がありますけれども、非調査士等の取り締まりとして「調査士会に入会している調査士でない者は、」同じように「第二条に規定する土地又は家屋に関する調査、測量、これらを必要とする申請手……

第102回国会 法務委員会 第16号(1985/06/13、13期、日本共産党)

○橋本敦君 多くの諭点が出されておりますので、私の方は二、三のごく簡単な問題について質問をする程度にとどめたいと思います。  まず第一は、郵政省にお伺いしたいんですが、いただいた資料によりますと、この有線テレビ放送の施設数が五十六年から順次ふえてきておるわけですが、将来展望として、これはなかなか計数的にはわかりにくいでしょうけれども、どういう増加傾向になるのか、おおよその見当はつきます か。
【次の発言】 わかりました。これが地域の経済、社会、文化、こういう面で地域住民のニーズに応じて地域と密着した形で発展するということ自体は好ましいことでありますから、それはいいわけですが、これまでの経過の中……

第102回国会 法務委員会 第17号(1985/06/20、13期、日本共産党)

○橋本敦君 今社会的に大問題になっております豊田商事事件の問題からまず質問をしたいと思います。  何といいましても、去る十八日にいわば白昼の公開殺人のような形で異様な惨劇が行われたわけでありますが、こういったテロや暴力というものはたとえ相手がどんなに悪人であったにしろ断じて許すことができない、そういうことだと思うのであります。この豊田商事事件について次第に大きな問題になってきている中で、ついにこうした殺人劇までが行われたという事態はまことに遺憾でありますけれども、こういった異常な殺人が行われたというこのことについて、法務大臣もかなり衝撃を受けておられるに違いないと思うのでありますが、大臣の所見……


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第103回国会(1985/10/14〜1985/12/21)

第103回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会 第3号(1985/11/20、13期、日本共産党)

○橋本敦君 中期防衛力整備計画に関連をして私も伺いたいのでありますが、この問題でやっぱり一番大きな問題は一千海里洋上防空問題だと思うのです。この一千海里洋上防空問題の構想は、今も議論になりましたOTHレーダーの導入、それからF15戦闘機、それから早期警戒機あるいは空中警戒管制機、空中給油機、さらにはエイジス艦ということで非常に奥行きの深い立体的な大きな防衛構想であるわけです。  そこで、今後どうやっていくかということに関連をしてまず伺いたいのは、この中期計画では、当面E2Cを五機購入をして哨戒ポイントを二から三にふやすということになっているようでありますが、果たして今言ったような広大な洋上防空……

第103回国会 国民生活・経済に関する調査特別委員会 第2号(1985/11/08、13期、日本共産党)

○橋本敦君 きょうの委員会では、当面の円高問題、内需拡大策の効果、あるいは円高差益還元の問題、当面の重要な課題がそれぞれ議論をされておりまして、私もその問題について重ねて質問をさせていただくことになるので、恐縮ではありますけれども、重要な問題なので質問をさせていただきたいと思うわけであります。  まず最初に、長官にお伺いしたいと思うのでありますが、先ほども話が出ましたように、長官はこの政府の内需拡大策を発表された閣議の後の記者会見で、この問題は残念ながら百点満点とはおっしゃれなかった、六十五点、こういうように自分で採点をなさったわけでありますが、その減点の一番大きな理由は、目玉が抜けてしまった……

第103回国会 商工委員会 第2号(1985/11/21、13期、日本共産党)

○橋本敦君 冬を間近に迎えまして、灯油の問題は国民生活全体に非常に重要な影響を持つ大きな問題になっておりますが、まず、この問題から質問をしたいと思います。  通産省は灯油価格の全国的調査をおやりになったようでありますが、二十日、先日まとめられたその結果によりますと、全国平均は十八リットル缶、配達価格で千三百八十七円、九月に比べて七円安というようになっているように伺いますが、これは間違いございませんか。
【次の発言】 この傾向は今後の需給関係がよっぽど乱れる、逼迫するという状況がない限り安値で推移するという傾向のように見てよいのではないかと思いますが、通産省の見通しはいかがですか。

第103回国会 法務委員会 第2号(1985/11/26、13期、日本共産党)

○橋本敦君 きょうは、私は検察庁のなされた処分に関連をしてお尋ねをしたいと思います。  まず一つの問題は、御存じのとおり、五十七年二月に羽田沖で日航機の墜落事故がありまして二十四名のとうとい命が失われ、百四十二名の方が重傷を負われるという痛ましい事件でありました。これについて検察庁は、警察が刑事責任を追及する捜査を行い、その送検を受けて検討した結果不起訴の処分をしたわけでありますが、この不起訴処分についてつい先ごろ、十月二十八日に東京第一検察審査会は、検察官のした処分を認めない、むしろ起訴すべきである、あるいは不起訴が不相当であるという議決をいたしております。これは非常に重要な問題であります。……

第103回国会 法務委員会 第3号(1985/12/13、13期、日本共産党)

○橋本敦君 私も、今議論になっております判検事の初任給の引き上げの問題について質問をしたいと思います。  今お話しのように判検事の初任給調整手当が約十五年ぐらい前にできたときは、私ども記憶しておりますけれども、法曹一元の実を上げる上からも、そしてまた優秀な人材を判検事に集めるといったら語弊がありますけれども、なっていただくという観点からも大変歓迎されたことを記憶しておるわけであります。ところが、今大臣は長年辛抱してきたとおっしゃいましたが、確かにそのとおりで、十五年間同額に据え置いてきたというのは、これはほかには例がないほどの辛抱だと思うんです。問題は、現在判検事の初任給がどれくらいかというこ……

第103回国会 法務委員会 第4号(1985/12/19、13期、日本共産党)

○橋本敦君 大臣も昨日の夕刊各紙をごらんいただいたと思うのでありますが、外国弁護士の受け入れ問題について十二月九日、日弁連は臨時総会を開きまして、外国弁護士の受け入れを基本的には承認をするという方向を明確にいたしました。そして、来る二十日、つまり、あすですが、理事会その他を開きまして今後の具体的な詰めの協議に入ると、こういう状況でございますが、時あたかもそれをにらんだ形で、昨日の夕刊一斉報道によりますと、米通商代表部はこの日弁連決議を非難する声明をわざわざ発したということが一斉に報道されておるわけであります。  新聞の報道によりますと、米通商代表部はこの日弁連の決議が極めて不十分であるというよ……


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第104回国会(1985/12/24〜1986/05/22)

第104回国会 運輸委員会 第13号(1986/05/20、13期、日本共産党)

○橋本敦君 まず、法案に関連をしてお伺いするのでありますが、先ほどから政府の答弁を聞いておりまして、この法案の位置づけが全く私は納得がいかないのであります。言うまでもなく、六十二年四月からの国鉄の分割・民営、職員の体制からいうならばいわゆる二十一万五千人体制を目指して今から余剰人員の整理をやるようにして、順調にあなた方の言うところの分割・民営化をやっていくための重要な布石としてまず緊急の措置としてこの退職法案、これが出ているのではないか。そういう意味で分割・民営という国鉄の改革そのものと直接関係がないと先ほどからしきりに政府は答弁しているけれども、全くそれは一つの法的観念論であって、実際は密接……

第104回国会 運輸委員会 第14号(1986/05/21、13期、日本共産党)

○橋本敦君 労働省にお願いしておきましたので、まず労働省からお尋ねをしておきたいと思います。  昨年の五月二十一日に当委員会で我が党の小笠原議員が、大手海運会社の男女差別問題について質問をして、調査をお願いいたしました。きょうは法案の質問に入らなくてはなりませんが、海運会社のことでありますので関連もないわけではございませんので、その前にこの問題についてお尋ねをさせていただきたいと思います。  小笠原議員の質問の要旨は、家族手当、住宅手当、福利厚生、この三点について、昭和海運や商船三井など八社の海運会社において男女差別があるのではないか。あるとすれば、これを調査して是正してもらいたいということを……

第104回国会 外務委員会 第3号(1986/04/22、13期、日本共産党)

○橋本敦君 条約案はいずれも賛成でございますので、質問の時間が少ないこともございまして当面の一般的な課題について質問をさしていただきたいと思います。  まず、きのう、きょうの円高問題ですけれども、昨日は百七十一円、きょうは百六十九円、一年前から一挙に百円以上も円が高騰するという状況で実に深刻な事態ですが、この問題は財政当局のみならず大臣も重大な関心をお持ちだと思うんですが、現状をどうお考えでしょうか。
【次の発言】 今大臣もおっしゃいましたが、中小企業の打撃というのは大変なもので、経企庁、通産省が調査したところでも一ドル二百円以上高くなればもうやっていけないというところもかなりあるわけですね。……

第104回国会 決算委員会 第4号(1986/03/05、13期、日本共産党)

○橋本敦君 当委員会で既に議論もなされましたが、私もまず去る二月二十六日に東京高裁が言い渡しました昨年七月の東京都議選をめぐる判決に関連をして質問をしたいと思うわけであります。  まずこの判決は、一票の価値の問題についてこれの人口格差は一対二未満でなければならないという厳しい立場で、極めてすぐれた判決をしたものと私は受けとめております。この判決について自治大臣は、先ほどもどう受けとめておられるかという質問に対して、厳しい判決だと受けとめているという御答弁があったわけですが、厳しい判決だと受けとめていると御答弁なさったその趣旨は、具体的に踏み込んで言えばどういうように厳しいものだと受けとめていら……

第104回国会 決算委員会 第7号(1986/04/21、13期、日本共産党)

○橋本敦君 運輸大臣よく御存じだと思いますが、自民党の総合政策研究所というのがございますね。お手元にちょっと資料も見ていただくように差し上げておりますが、それは自民党の党則五十二条によって五十七年七月十五日から発足をいたしております。これは自民党の総合政策研究所一覧という公になっているところからも明らかでありますが、所長は歴代政調会長がお務めになる。その業務は政策的に非常に大事なことをおやりになっておるようでございまして、中長期的政策研究並びに情報収集、幹事長、政調会長のスタッフ機能を持つということであります。これには広く人材を集めるという御趣旨から、主任研究員としては出向を求めて、三菱信託あ……

第104回国会 決算委員会 第8号(1986/05/10、13期、日本共産党)

○橋本敦君 当面の政治課題、円高問題も含めて幾つかの問題で大臣にお尋ねをしたいと思うのですが、まず定数是正に絡んでの解散問題についての大臣の御見解であります。  議長の調停案というのが出て周知期間が一カ月設けられる、こういうことになったということにも対応して、金丸幹事長も官房長官も、記者会見のお話を伺ってますと事実上解散は不可能になった、同時選挙はあり得ないということをおっしゃっている状況に見受けられますが、竹下大蔵大臣の、新聞で拝見した記者との話によりますと、理論的にはまだ解散、同時選挙の可能性がある、一人踏ん張っていらっしゃる感じも見受けられないわけでもないんですが、この問題についてどうい……

第104回国会 決算委員会 第9号(1986/05/12、13期、日本共産党)

○橋本敦君 まず円高問題から質問に入りたいと思うのでありますが、きょうも円高がさらに進むという気配で、大蔵大臣も一日当委員会にお座りになっておる間もいろいろと御心痛ではないかと思うのでありますが、現時点で円はどれだけの値になっておりますか、情報が入っておりますか。
【次の発言】 そういう状況で、ついに本日は百六十円を突き抜けて百五十円台になるのではないかということが憂慮されておりますが、大蔵大臣もその点は心配されておりますか。
【次の発言】 それでは私の質問は八分以上続きますから、八分になりましたら情報をひとつ入れていただきたいと、こう思います。  それはそれとして伺いますけれども、サミット終……

第104回国会 決算委員会 第10号(1986/05/16、13期、日本共産党)

○橋本敦君 私は、相次いだロッキード事件判決に関連をして、まず質問をしたいと思います。  言うまでもありませんが、ロッキード事件は我が国の民主政治の根幹にかかわる重大な事件として、国会でもその徹底的解明が決議をされたところであります。そして先日は佐藤孝行被告に対し、本日は橋本被告に対していずれもそれぞれの主張を全面的に排斥をして、控訴を棄却するという重大な判決が行われたわけであります。  我が国の裁判制度が三審制をとっているといっても、事実調べが事実上控訴審の段階で終結をされる、あとは法律判断が上告審で残されるという構造から見ても、裁判所が真摯に行ったこの判決の重みというものはこれはまことに重……

第104回国会 国民生活・経済に関する調査特別委員会 第3号(1986/04/11、13期、日本共産党)

○橋本敦君 続いて私からお伺いしたいと思います。  長官もおわかりだと思うんですが、今日の円高、深刻なまたそれに伴う中小企業不況、こういう中で国民が今一番望んでいる経済対策といえば、私は真の内需拡大に大きく役立つ賃上げであり、大幅減税であり、中小企業対策である。それと同時に、国民全体の暮らしから見れば、物価の引き下げ、電力、ガス、これの円高差益の十分な還元、これだろうと思うんですね。ところが、今度八日に発表された総合経済対策は、一番目玉の一つとした円高還元についても、差益還元についても十分でない。それに加えて私どもの立場から見れば、東京湾横断道路の建設や規制緩和、こういうことで、いわゆる民活の……

第104回国会 選挙制度に関する特別委員会 第3号(1986/05/22、13期、日本共産党)

○橋本敦君 私は、民主政治の根幹にかかわる選挙の定数問題という重要な法案について、全く十分の審議をするいとまもなしにこれを処理するといったようなこういう状態について、まず最初に極めて遺憾であるということを強く表明をしておきたいと思うのであります。  時間がありませんから具体的に早速質問に入りますが、今回の法案は暫定措置だというようにおっしゃっている。この法案のどこが暫定措置なんですか。
【次の発言】 答弁になってない答弁のように思いますよ。  そうすると、法案そのものが暫定措置だと。そうすると、今度は抜本改正をするというのはこの法案を全部見直す、抜本改正の対象にはこの法案の内容が全部対象になる……

第104回国会 地方行政委員会 第3号(1986/03/20、13期、日本共産党)

○橋本敦君 まず、基本的な問題についてお伺いしたいのでありますが、消防用機械器具等の検定業務というのは、これはもう言うまでもありませんけれども、国民全体の安全あるいは公共の福祉に重大なかかわりのある業務でありますから、もともと消防研究所が行っていたように本来的には国が責任を負うという業務だと思うのです。したがって、五十八年三月に臨調最終答申が出たわけですけれども、民活や特殊法人の民営化ということが言われても事柄によるわけで、こういう重要な業務を受け持っている検定協会を民間会社化するということについては消防庁も当時は基本的には賛成しがたい、反対だという態度をとっていたのではなかったか。これがまず……

第104回国会 補助金等に関する特別委員会 第8号(1986/04/26、13期、日本共産党)

○橋本敦君 私は、罪深いことの一つとして、地方財政問題に関連をして質問をさしていただきたいと思います。  言うまでもありませんが、今回国庫補助率の引き下げということで、地方負担一兆二千八百億、まさに昨年の倍に余るわけですから大変なものでありますが、これをどうやって措置をしていくかということについては、既にたばこ消費税率の引き上げ、これで二千四百億、それから残りの一兆四百億がすべて建設地方債の増発ということになっているわけでありますから、地方の負担は大変であります。  そこで、地方財政の現状を示す一つの指標として政府に伺いますが、地方債残高は現在でどれくらいになっておりますか。そしてまた、その関……

第104回国会 法務委員会 第4号(1986/03/27、13期、日本共産党)

○橋本敦君 外務省のアジア課長が時間の御都合があるようでございますから、最初にお尋ねをさしていただきます。  埼玉県の川越市出身で韓国の延世大学史学科に留学中の稲葉裕君というのがいるのですが、新聞報道によりますと、ことしの三月十日にスパイ罪で懲役七年の判決を受けたと、こういう報道に接しております。どういう事実、どういう経過なのか、まずその点の御説明をお願いしたいと思います。
【次の発言】 具体的にスパイ罪として指摘をされた事実は、簡単に言えばどういうことかわかりますか。
【次の発言】 私は他国の裁判に国会の論議であれこれ干渉的に申し上げるつもりはないんですが、私が聞いておりますところによります……

第104回国会 法務委員会 第5号(1986/04/02、13期、日本共産党)

○橋本敦君 私は、まずマルコス疑惑関係から質問に入りたいと思います。  法務大臣の御所見を伺いたいのでありますが、この問題は文書が公表されて、フィリピンへの海外経済協力に関連をして日本の企業が大体一五%のいわゆるコミッションあるいはリベート、これを支払ったという事実が極めて大きく浮かび上がってきているわけであります。第一次から第十三次までのフィリピンへの海外経済協力総額は約四千六百億でありますから、仮にこの一五%がリベートとしてマルコス及びその側近に行ったと仮定いたしますと、約七百億という大変な金になるわけであります。いずれもローンアグリーメントによる借款だとはいっても、この円借の基金は国民の……

第104回国会 法務委員会 第6号(1986/04/10、13期、日本共産党)

○橋本敦君 今回の法律の最大の眼目の一つは第二条で、扶養義務、これについて扶養権利者の常居所地法によって処理する、これを原則とする、その関係で法例二十一条は廃止するということであります。このこと自体は扶養権利者の利益を守るという意味においても妥当だと思うんですが、従前この法律が出る前、つまり法例二十一条で処理されていたころから、我が国の有力な学説では、この立法は問題がある、扶養権利者の常居所地法によって処理するのが妥当ではないかという意見がかなり有力であったのではないかと思いますが、そこらあたり、法務省はどうお考えになっておられますか。

第104回国会 法務委員会 第7号(1986/04/22、13期、日本共産党)

○橋本敦君 二、三お尋ねをさせていただきます。  先ほど先生からお話がありましたいわゆる子条約ですが、この子条約を締結をしておる国がオーストリア、ベルギー、フランス、西ドイツ以下、この参考資料にもありますように、割にたくさんあるわけです。扶養義務の準拠法に関する条約の締約国はそれに比べると非常に少ないという状況になると思います。この関係はどういうように見たらいいのでしょうか、これがまず第一点でございます。  それからこの条約の第十四条で、この条約を適用しない権利の留保、留保権ということでございますが、どういう場合にどういう支障で留保しているのか、その実例が幾らかございましたら御説明をいただきた……

第104回国会 法務委員会 第8号(1986/04/24、13期、日本共産党)

○橋本敦君 私は、撚糸工連事件について前回三月二十七日に引き続いて質問をしたいと思います。  今、終盤国会が近づきつつあるわけですが、大きな政治課題ということになりますと円高の問題、これは大変な急激な円高で日米あるいはグローバルな問題にもなってきているわけです。さらに定数是正の問題もある。そして、きょう参議院でやっておりますマルコス疑惑解明の問題もある。それに続いて、撚糸工連事件というのは我が国の当面の国会と政治について重大な問題になってきたと、こう思うわけであります。  三月二十七日の質問のときに私は、この撚糸工連事件の汚職構造の解明のかぎは、いわゆる一つは登録制度を維持しこの関係で問題とな……

第104回国会 法務委員会 第11号(1986/05/15、13期、日本共産党)

○橋本敦君 私からお尋ねをさせていただきますが、衆議院及び当委員会で多くの課題について既に各委員から議論がなされておりますので、大きな観点と、それから重複することもあるかもしれませんけれども、それをお許しいただきまして、数点の問題について質問をしたいと思います。  まず第一点の問題でありますが、この外国弁護士の受け入れということについて基本的に日弁連の考え方としても、また同時に私どもの考え方でもありますけれども、第一点は、やっぱり相互主義の原則を尊重してこれを貫く、第二点の問題といたしましては、長年培われてきた我が国の弁護士制度の根幹を変えるようなことは許されないので、弁護士自治の原則、自律権……

第104回国会 予算委員会 第18号(1986/03/31、13期、日本共産党)

○橋本敦君 先ほど佐藤委員が指摘した受注企業名、一つでも事実に反するというのがありますか、外務省、あれば言ってください。
【次の発言】 間違っていればはっきり指摘した方がいいですよ。  先ほどの外務大臣のお話を伺っていますと、結局のところフィリピン政府が公表しても結構だという意思を表明すれば、日本政府としては政府として確認し公表することに何の障害もない、こういうことになると思うんですが、間違いありませんか。
【次の発言】 相手方、フィイリピン政府が結構だと言えば事情は大きく変わるということは事実でしょう。大臣の判断、政治判断を聞いている。


橋本敦[参]委員会統計発言一覧(全期間)
10期-11期-|13期|-14期-15期-16期-17期-18期

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各種会議発言一覧(参議院13期)

橋本敦[参]委員会統計発言一覧(全期間)
10期-11期-|13期|-14期-15期-16期-17期-18期
第101回国会(1983/12/26〜1984/08/08)

第101回国会 国民生活・経済に関する調査特別委員会高齢化社会検討小委員会 第1号(1984/02/15、13期、日本共産党)

○橋本敦君 人口高齢化の主要な原因が出生力の低下と死亡の減少というお話をいただいたわけですが、その中でもやっぱり主たる大きな要因は田生力の低下ではないかと、こう思うわけですが、その出生力の低下という傾向が、大体我が国だけでなくて先進資本主義国でもそういう傾向が強いというお話を伺っております。そこで、将来の人口動態の予測ということで、今も見通しのお話をいただいたんですが、先生がおっしゃった我が国の将来見通しと、先進資本主義国と言われている諸国の将来見通しとでは、若干の差異があるのか、大体同じ傾向にいくのか、その辺がどうなっているだろうかということがお伺いしたい第一点です。  それから二つ目に、そ……

第101回国会 国民生活・経済に関する調査特別委員会高齢化社会検討小委員会 第2号(1984/04/25、13期、日本共産党)

○橋本敦君 まず、「今後の雇用の展望と雇用対策の方向」ということで御説明をいただきました。それに関連をしてお伺いしたいと思っております。  まず第一に、失業の問題ですけれども、六十五年度の完全失業率の水準、大体二%程度を目安にしてというお話でございました。それも努力目標ということでは理解できるわけですが、実際は失業問題というのはもう少し深刻な状況になることを展望する必要があるのではないかという気がするわけです。具体的には、例えば五十八年度平均でも、総理府の労働力調査によりますと二・六%ということになっておる数字がございますし、それからさらに、ことしに入って出ました資料を拝見いたしましても、総理……

第101回国会 国民生活・経済に関する調査特別委員会高齢化社会検討小委員会 第3号(1984/05/11、13期、日本共産党)

○橋本敦君 経企庁の方にまずお伺いしたいと思うんですが、「展望と指針」で、将来展望として人生八十年型ライフサイクル、このニーズにどう対応するかということで、文化的豊かさを求めて生活の質的向上への志向が非常に高まるだろうという、こういう予測をした上で、「高齢化等の中で、雇用・所得の確保、物価の安定、健康の維持・増進」、こういうニーズにこたえながら、安心して暮らせる基礎条件、これを引き続き重視していくと、こういうことが書かれているわけですね。でも私は、これは非常に大事なことだし、それ自体やらなくちゃならぬことだと、こう思うんですね。  そこで、この「展望と指針」について私が気になっております第一点……


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第102回国会(1984/12/01〜1985/06/25)

第102回国会 国民生活・経済に関する調査特別委員会高齢化社会検討小委員会 第1号(1985/02/22、13期、日本共産党)

○橋本敦君 どうもありがとうございます。  厚生省がやっと腰を上げて、今先生がおっしゃった研究班を組織して、研究体制をつくり始めたというのは一ついいことですが、同時に新聞で見ますと、先生などが中心になって、ぼけのお年寄りに対する処遇基準をつくるということも御尽力いただいているようでございますが、先生のお話にありましたこういう研究の前進、それから直接はやはり介護の問題で、デイケア、ショートステイの充実ということで非常に大事だということもお話しいただいたんですが、時間がないので簡単で結構ですが、専門的な先生の立場から我々国会ないし行政が今後どういうように、どの面に力点を置いて手を差し伸べていくよう……

第102回国会 国民生活・経済に関する調査特別委員会高齢化社会検討小委員会 第2号(1985/04/19、13期、日本共産党)

○橋本敦君 先ほどもお話にありましたんですが、定年の延長ということとも絡みまして、それ自体が延びることは大いに結構ですが、逆に、高齢者の労働条件が非常に低下しているというこれは一つの非常に大きな問題で、今も論ぜられているわけですね。  そこで、この問題をどうやって歯どめをかけるか、この問題について内山参考人にお伺いしたいんですが、一つは、会社との交渉、労働協約で歯どめをかけていくという方法が一つあるでしょう。それからもう一 つは、やっぱり国の方で高齢者の労働条件に目配りをするとすれば、基準法かあるいは特別法をつくるか、どういうことが可能であろうかということでもし御意見があればお聞かせいただきた……


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第103回国会(1985/10/14〜1985/12/21)

第103回国会 国民生活・経済に関する調査特別委員会高齢化社会検討小委員会 第1号(1985/11/27、13期、日本共産党)

○橋本敦君 私も、高杉先生が質問なさった問題に関連をして同じような問題意識も持っているんですが、重ねて三点ばかりお伺いしたいと思うんです。  一つは、この中間施設構想、これはなるほどおっしゃるとおり、在宅介護を基本にしながら地域に密着をしてつくっていくということが理想的である。しかも、手続が複雑ではなくて簡易に利用できるという側面も大事である。しかもそれが、今高杉委員が御指摘にもなりましたが、簡易収容所にならないように適正な水準も保持しなきゃならない。こういう要請にこたえるといたしますと、これは参考人がおっしゃったように第三セクターであるいはいろいろ工夫するということもありますけれども、全国的……

第103回国会 内閣委員会,社会労働委員会,商工委員会,運輸委員会,建設委員会連合審査会 第1号(1985/12/11、13期、日本共産党)

○橋本敦君 私は、まず航空法六十五条、この問題から質問したいと思うのであります。  あの日航機のジャンボ墜落事故については、私どもとしてはいまだに心痛む重大な問題でございまして、亡くなられた方に心から御冥福をお祈りすると同時に、今日こういう大量交通機関が発達しているもとで二度とこういう事故が起こらないように、政治の面でも安全体制の確立こそが我々の避けて通れない重大な責務だということを深く自覚しておるわけでございます。  そういう立場から質問をするわけでありますが、あの日航機の事故に関連して、ボイスレコーダーの解析等から、最後の最後までパイロットがどれほど奮闘されたかということ、そして同時に、そ……


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第104回国会(1985/12/24〜1986/05/22)

第104回国会 商工委員会,運輸委員会,逓信委員会連合審査会 第1号(1986/05/07、13期、日本共産党)

○橋本敦君 それでは質問をいたしますが、法案関連で運輸省に後で伺いますが、その前に、サミットも終わりまして、円高問題いよいよ大変な状況であります。これに関連をして通産大臣にお伺いしたいと思います。  今度のサミットについて、急激な円高是正で具体的な対応がやられるのではないかという一般の期待があったわけでありますが、残念ながら日本の急激な円高について各国は冷たい態度、しかも協調介入はやらないという方向がはっきりしたということで、皮肉なことに、サミットが終わった目に円高は百六十円台の最高値を記録するという、こういう状況になりました。そういう意味では、経済サミットが本質であると言われたこのサミットも……

第104回国会 予算委員会公聴会 第1号(1986/03/20、13期、日本共産党)

○橋本敦君 私は、まず黒川議長に御意見をお伺いしたいと思うのであります。  今年の春闘の特徴がまさに日本経済の内需型への転換の節目にあるというそういう状況の中で、賃上げ、時短は我が国の問題だけでなく、国際的な意味を持つ状況になっているというお話がございましたが、私も全くそう思うわけであります。本当の内需型への経済の転換ということになりますと、議長も指摘をされた産業構造審議会の報告でもありますように、思い切った一つは時短、そしてまた賃上げを含む個人消費の拡大、これがキーポイントになるはずだと思うんですね、ところが、賃上げを多少取っても、そっくり税金で持っていかれますとこれまた意味がございませんか……



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データ更新日:2022/12/18

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