このページでは秦豊参議院議員の11期(1977/07/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は11期国会活動統計で確認できます。
○秦豊君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
○秦豊君 最初に防衛庁側にお願いしておきたいんですが、大変窮屈な時間帯ですから要点をのみぐさりとお答えをいただきたい。私は、きょうは対潜哨戒機の選定経緯、現状と見通し、この辺を主に伺いたいと思います。 きょうの朝刊を含めまして最近の報道によると、防衛庁側は、ロッキード・エアクラフトと児玉譽士夫との例の契約ですね、とのコンサルタント契約については廃棄についてめどを得たと、めどを得たから概算要求だというふうなことがもっぱら報道されているわけですけれども、一体そういう感触やめどは何に基づいているのか、何を根拠にそのような感触を得たのか、まずその辺を明らかにしていただきたい。
○秦豊君 きょうは、実は、田英夫との差しかえでありまして、この委員会での質問は私にとっては初めてになります。第一、いままでは内閣委員会ですから立ったり座ったりして質問をしたが、朝から拝見していると、座ったままでやるというのもなかなか落ちつくものですね。だから緩やかにお尋ねをしたいと思います。 きょうは、大臣、私は日米の経済問題が主題なんですけれども、その前に幾つか小さな質問をしておきたいと思います。 各委員から日中問題や中東問題はかなりフォローがあったと思いますので、重複は避けます。ただ、佐藤大使はいつこちらへ帰ってくるんですか。
○秦豊君 法務省にまず伺っておきたいのですが、さっきから拝聴していますと、三十ユニットと九十は性格が違う、それに御留意をいただきたいと――当然なんですよ。しかし、事件をめぐって動いた金の全容にかかわる以上、精査しなければならない。これは私の印象だけれども、局長ね、何か九十ユニットについては捜査が深まってない、調べ方が鋭くない、こういう印象を私は持っている。一体精査する必要がないからなのか、あるいは精査する意思があっても、法務、検察としての体制がどうも不十分だから深まらないのか、その点をまず伺っていきたい。
【次の発言】 そこで、局長、この九十ユニットの中で、もらったと思われている人が十三人、こ……
○秦豊君 防衛庁長官はまだ時間がたっぷりだろうと思いますが、伊藤防衛局長は、あるいは本日の委員会がお別れ答弁と、また夏目さんがそろそろお忙しくなるのではないかという的外れな観測を持っていますけれども、最初にちょっと確認をしておきたいんですが、長官ね、午前中から伺っていると、統幕議長の責任問題ですね、択捉ケース。さっきは検討するというふうに答えておられたんだが、これは責任をとらせるとか、処分に値するというふうな判断や認識が現にあなたの脳裏にあるのかどうか、あるいは七十五日ぐらいはずっとそのままにしておけばなだらかに忘れてくれると、こういう印象なのかどうか、その辺どうなんですか。
○秦豊君 確かに長官ね、有事立法については、あなたの言葉ではないけれども、血走ってはいらっしゃらない。だが、自信満々と進めていらっしゃるということだけは明らかですね。質問がしんがりだから多少の重複はお許しをいただきたいと思います。 有事立法というのは、私、一種の戦時立法だと思うんですよね。それで、以下具体的に伺いますけれども、さっきからの質問を伺っていると、有事立法については各省庁にまたがる検討項目が大体二百近いのではないかと思われますね、防衛庁を含めて、もちろん。防衛庁が一番多いのではないかとも思うが、大体それくらいあるんですか。
○秦豊君 朝からの質問で、きょうの読売が朝刊の一面のトップで報じた「極秘に「外務省見解」」「基地整備も含める 地位協定を柔軟に解釈」という事項についてはかなりな質疑が展開されたものと思いますけれども、あえて私が多少の重複をして申し上げますのは、これは去る昭和四十八年三月十三日の衆議院予算委員会、われらが楢崎弥之助の質問に対する大平答弁が基軸になっていますので、それから発していますのであえて確認を含めてあなた方の考え方を聞いておかなければなりません。 まず、外務省からいきましょう。外務省当局は、あの読売の報道に対してはいまこの時点でどういうことを言いたいですか。
○秦豊君 間淵さん、いま問題になっているエンジンというのは、主契約者がプラット・アンド・ホイットニ−社、型式がF100PW100型ターボファンエンジン、こうなっているわけですよね。調べてみると、七〇年の二月二十七日にアメリカの海空軍が契約をしているわけですね。ところが試作に入ってから、これはアメリカの航空専門誌に何回も出ているわけですけれども、メーカーがエンジン部分に幾つかの欠陥があるということを非常に素直に表現しているわけですよ。それを専門ジャーナリストが報道しているわけですね。七四年に量産に入った、そしていま実施部隊にそのエンジンをつけた二つの機種が飛んでいますね、15と16と。そういうい……
○秦豊君 予算委員会が終わりますとなかなか運輸大臣にはお会いできない。きょうはせっかくの機会ですから、成田に関連した問題を短い時間大臣と局長ほかにただしたいと思うのですが、運輸大臣ね、お世辞でも何でもなく、私が三月以来予算委員会で申し上げた、例のイソップで言うなら北風ではなく太陽だと、第一ボタン以来のかけ違いをどう是正するかという問題について、少なくとも運輸大臣と航空局長の受けとめ方は、いまの福田政権から聞こえてくる成田問題についての声の中では一番やわらかい、少なくとも。十全に太陽路線を貫いていただいているとはなかなか思えないけれども、しかし、少なくともいまの政権の中では一番にやわらかい、した……
○秦豊君 去年の十二月のいろんなマスコミ報道を振り返ってみると、ちょうど行政改革についての閣議の方針が打ち出された直後あたりの報道だと思うのですが、荒舩語録というのがありましてね、あなたの。今度の行革はどうですかという、恐らくそういう質問に対する長官のお言葉だろうと思うのだが、「いい枝ぶりだ。幹もある」、こういうふうなことをあなたはお述べになっている。お忘れかもしれない。ところが、読売新聞はそれを受けた形で五十二年の十二月二十三日のかなり大きな記事の見出しに、行革を評して「小枝払って幹切らず」、こうずばっとうたってるんですよ。あなたはお立場上、枝ぶりもいいし幹もある、両全相まってすばらしい、こ……
○秦豊君 わが大会派に与えられた時間は十分、まことに貴重ですから、答弁の方もそのおつもりでよろしく。
牛場さんがクーパー国務次官に会われて、輸出でやられたら困るという大きなくぎを刺されたらしいのだけれども、通産大臣ね、現状と対比しまして、一体、対米貿易というのは、対米輸出はどの程度であれば摩擦を誘発しないのか、その辺はどう考えていらっしゃいますか。
【次の発言】 しかし、なるべく早く通産としてはある指標、モデルを持つ必要がありますよ。
牛場さんにこれは伺いたいのだけれども、たしかペンシルバニア大学のクライン教授が、円の対ドルレートは二百三十円なら妥当だろう、適正だろうということを発表されて……
○秦豊君 折あしくかぜの声ですけれども、どなたも御容赦を願いたいと思います。 解散問題についてあなたに一つ提案があります。インフレにせよ、デフレにせよ、それから脱出しようという場合に、マインド、心理的な要因というのが非常に大きいことは賛同されると思います。それは政府に対する信頼とか期待を含めてそういう言い方ができると思う。そこで、福田総理、あなたが本当に不況の脱出にあなたの政治生命をかけるというぐらいの迫力に満ちているならば、なるべく早く国民の皆さんに対して、この一年は解散なんか考えるゆとりはない、毛頭ないと、少なくともこの一年はあらゆる力を経済危機の突破克服に集中するんだというあなたの決意……
○秦豊君 社会民主連合、この最小会派に与えられた発言の機会こそ参議院良識の発露であります。
ところで、福田総理、ただいまの健康状態はいかがなんですか。
【次の発言】 結構です。これからの三カ月こそ内圧外圧ともに高まる、風雨強かるべし、あなたの正念場だから、御健闘を祈ります。
ところで、外務省、日米首脳会談についてなんですが、今度のような決まり方自体、園田さん、異例と言えませんか。
【次の発言】 何も遠慮なさることはないんで、やはりあなた方が一たん決めたもの、東郷さんが決めたものを押し返す、頭越し、異例じゃありませんか。
【次の発言】 それはまあ整形手術を終えた後みたいなものですよ。いきさつ……
○秦豊君 官房長官、成田についての政府声明ときょうの本会議の緊急質問全体を通じての印象だが、責任は一〇〇%過激派にあり、政府には反省のかけらもないというのが私の印象だが、あなたの見解はどうですか。
【次の発言】 こういう巨大なプロジェクト、たとえばドゴール空港、ダラス、あるいはモントリオール、すべてうまくいっているんですね。なぜ成田だけが例外的に紛争に紛争を重ねたのか。どうお考えです。
【次の発言】 官房長官ね、あなたはいま政府を代表する立場です。去る十六日の総括質問でも私がしつこく言ったんだけれども、総理にもじくじたる思いの一片だにない。要は、私も言ったように、ボタンの第一ボタンからのかけ違……
○秦豊君 成田開港はなぜ五月二十日なのか、その根拠と成算を聞きたい、まず運輸大臣。
【次の発言】 政府としては精いっぱいなのか、あるいは政治的に延ばしたのか、その点はどうなんですか。
【次の発言】 加藤大臣、警備の体制はあなた方によれば万全なのか。
【次の発言】 総理、今度は大丈夫でしょうね。今度延びた場合の責任は倍増しますよ。いかがですか。
【次の発言】 運輸大臣の姿勢は大変結構だと思う、話し合い路線、対話のチャネルを開く。これを行政全体の姿勢としてあなたは守りますか。
【次の発言】 総理ね、あえて聞きます。行政全体の姿勢としてあなたがリーダーシップを発揮しますか、対話路線。
○秦豊君 与えられた時間が二十分ですから、特に答弁側の皆さんの御協力を願いたい。 原子力船「むつ」なんですけれども、確かにいま「むつ」は漂流はしていない。補助エンジンを使って時速十ノット、よたよたとではあるが佐世保を目指している。しかし、私の総論として「むつ」こそがこの日本の原子力行政の粗雑さと脈絡のなさ、安易さ、基礎をおろそかにして実用化を急ぎ過ぎる。すべての欠陥を象徴的にあらわした存在だと私は思う。 そこで科学技術庁に伺いたいんだけれども、今度仮に無事に佐世保に着いて、無事に許可がおりて、無事に修理が始まったという前提で物を言うならば、今度の「むつ」に加えられる修理というのは、「むつ」……
○秦豊君 本条約をめぐっては、衆参両院、特に総理に対する質問としては社民連の私がしんがりになります。 総理、私はめったに政府側に対して敬意を払ったことがない、敬意を表したことがない。ところが、この条約については別格、まさに大変高い評価を、つまり戦後の日本外交が、三十二年、初めて自主的になし得た、つまり外交という名に値する初めての大きな成果であったと、したがって素直に敬意を表したいと思います。支持率もはね上がったし。 そこで、衆参両院を通じましてもうほとんどあらゆる観点はすべて網羅されました。しかし、あえて私は二、三の点について総理と外務大臣のお考えを改めて伺っておきたい、こう思います。 ……
○秦豊君 宮澤長官にちょっと伺っておきたいんですが、いま百八十円のラインです。元来が、年度内は一ドル二百五円という見通しでつくられた総合経済対策、この根底自体が揺らぎかねないのではないかと私は思っているんです。だから経済企画庁として、見直しとかそれから補強とか、修正というふうなことについて、すでに庁内の作業をお始めになっているのかどうか、どんな方針なのかどうか、まず伺っておきたいんですが。
【次の発言】 それにしても長官、健全な経済運営というのがどの幅かわかりませんけれども、ちょっと規定はあいまいですが、大体経済運営に自信が持てるボーダーラインというのは一ドル百八十円見当ではないかという、そう……
○秦豊君 時間が時間ですから、特に郵政省側の簡潔な答弁をお願いしておきたいと思いますが、郵政大臣、音声多重放送の免許問題、これはメーカーよりも放送局よりもだれあろう郵政大臣たるあなたが実は一番勇み足、一番急ぎ過ぎた、こういう印象を持っているんだが、どういうお答えができますかな。
【次の発言】 それはあなた、秋葉原を歩いてみると一目瞭然ですよ。爆発的に売れているから品薄じゃない、引き合いは少ない、ばらばらにしか売れていない。にもかかわらず品物がない。つまり、あなたはそうおっしゃるけれども、研究所段階ではそうでしょうけど、実際のマーケットの流通段階では、メーカー側の対応が間に合ってないんだから、こ……
○秦豊君 きょうはどういうものか中央競馬がダブリますがね、私は違った観点から伺ってみたい。 ロッキード事件ではGHQマーケット少将の置きみやげだと言われたM資金が存在として浮かび上がって、全日空元社長の大庭哲夫氏がうまうまとその落とし穴にはまったという事件があった。私がきょう取り上げたいと思いますのは、おたくの中央競馬会の特別積立金のことを取り上げたい。これはすでに永田町とか一部のジャーナリズムでは、日本中央競馬会、つまりNCKの頭文字をとってN資金と言われているきわめてあいまいな存在だと私は認識している。まず私の方から競馬をめぐる仕組みを述べますから、それを皆さんに確認をしておいてもらいた……
○秦豊君 大臣、私は、きょうあえてまた改めて成田の問題を質問したいと思います。 大臣も御存じのように、去る五月二十日、福田総理の言葉をおかりすれば、日本国の威信をかけた成田の開港が強行された――私は強行と言います。また、あなた方は万全と言いたいかもしれないが、私は数々の不法あるいは不当性の積み重ねの上に、しかもなおかつ、暫定開港でしかないという突き放した認識しか持てない。きょうは少しごつごつした理詰めの話を皆さんにいどみたい。 そこで私は、暫定の具体例を引く必要もないぐらいだと思うんだが、たとえば四千メーター滑走路、メーンテーマ、これは三千二百五十メーター南側からの進入コースの場合。それか……
○秦豊君 最初にうちの楢崎議員が、きのう衆議院段階で質問中時間切れになった問題があるんでそれをちょっと詰めておきたい。 それは、内閣法第九条と自衛隊法との関連、いわゆる安全保障と副総理制というポイントです。これは防衛庁と法制局に伺っておきたいのだけれども、御存じのとおり、内閣法の第九条には内閣総理大臣に事故あるとき、または欠けたときは、そのあらかじめ指定する国務大臣が、臨時に総理大臣の職務を行うと、このように規定されている。言うまでもなく自衛隊法は七十六条を初めさまざまな項目の中で、内閣総理大臣が個有の権限として、余人をもってかえがたい権限として「自衛隊の全部又は一部」あるいは「部隊等の出動……
○秦豊君 私は質問を防衛庁に集中いたしますから、あとの皆さんはごゆるりとなすってください。
防衛庁に伺いますけれども、尖閣列島周辺に対して対潜哨戒機P2Jの定期飛行を行っていたという事実はありますか。
【次の発言】 だから、尖閣列島も含まれているんですね。
【次の発言】 伊藤さんの答弁は現在形で「いる」となっていましたが、それは中止されたんじゃないですか。
【次の発言】 その答弁はかなり不正確であると思いますから、調べていただきたい。これは尖閣問題が起こった後、防衛庁長官名で、いかなる配慮かは知らぬが、定期的飛行は中止せよという命令が、あるいはどういうふうな区分になっているかわからぬが出てい……
○秦豊君 官房副長官お見えですから、最初に、いわゆるダグラス問題についての大平政権の対応を聞いておきたいと思うんです。 すでに昨日、私ども社会民主連合は田中官房長官に対して徹底究明という趣旨の申し入れを行っております。 そこで、今回のこのいわゆるダグラス問題なんですけれども、特に副長官は外交その他お詳しいお立場にあられるし、私どもの把握したところでは、いわゆるSECですね、これが例の多国籍企業を集中的に調査をした一環の中で浮かび上がってきた。だから、エクソンとかガルフとかITTとか、さまざまな多国籍企業があらわれた後、たまたま今回出てきたのがロッキードに続くダグラスであると。そうすると、私……
○秦豊君 初めに外務大臣に伺っておきたいんですが、きのうの衆議院の段階で大臣からなされた、台湾を極東の範囲から除外するという答弁ですね。確かに安保論争史上一つのエポックだと思います。それもかなり大きいという認識です。それはしかし、あくまで条約の解釈とか認識であって、運用という点とは次元と位相が違うと思うのです。しかしまあ、いやしくも佐藤・ニクソンという共同コミュニケから発生した一つの解釈、認識ですから、たとえば、いやしくも一国の園田外務大臣が公的機関で答弁をされるという場合には、何らかのサウンドはワシントンに送っておられたのかどうか、ないし日ごろの接触の中でそれはおのずから醸成されていった解釈……
○秦豊君 大臣との時間は九分もありますから、ゆるゆるとやりたいと思いますけれども、園田さん、国後と択捉に対して十九年ぶりに正規軍が配備された、基地建設が行われた、これを大臣としてのあなたがどういうふうに解析していらっしゃるか、位置づけていらっしゃるかということを聞いておきたいんです。 たとえば両島占有の既成事実を強める、それから総合的な示威効果、デモンストレーションとしての効果をねらう、あるいはこれはモスクワから見た場合ですよ、モスクワサイドから見て、いわゆる米日中リンケージのこの体制に対する反撃の第一着手なのか、われわれの観点ではありません、あくまでもモスクワサイドから見た観点です。そうで……
○秦豊君 金子長官御自身が言われたように、いまの中村先生の質問というか御意見というか、特に結論の部分が心強かったでしょう、あなたにとっては。私はそれ違うんだな。私は違った前提と違った結論で貫きます。しかし、きょうはあなた方を相手にして討論じゃなくて質問に徹したいと思っているんですよ。あなたも新任早々でかなりレクチュアを蓄積されただろうし、局長の皆さんもいらっしゃるから心楽しく質問をしますけれどもね。 最初に、まず、あなた方科技庁側がアメリカの原子力政策というものをどのように認識をしていらっしゃるだろうか、その辺を大きな前提としてぜひ承っておきたい、こう思うんです。 具体的なポイントとしまし……
○秦豊君 先ほどから大飯原発の問題について二、三の委員の方から質問が行われておりますが、少し違った観点からこの大飯問題を取り上げてみたいのですが、例の四月三十四日のエネルギー庁が出された「解析結果について」というメモ、これを科技庁側から、科技庁サイドからごらんになった場合に、たとえばスリーマイル島事故での加圧器水位計に関する事象、この事象を模擬した代表的な事故条件のケース、いわばシミュレーション、想定ですね、二つありますね、これはあなた方科技庁のサイドから見られた場合には、こういうシミュレーションのケース設定、これは果たして妥当性はどうですか。
○秦豊君 総理、おおむね心強い激励の後には必ず反対の意見があるものでありまして、私はこの立場に立ちます。 さっきからずいぶん言われておりますが、スリーマイルアイランドの事故を新たな契機ととらえたアメリカ側の原子力産業界の動向を見てみますと、教訓の受けとめ方が日本より素早くて非常にタフなんですね、ある意味で言えば。そして全体としては、アメリカの原子力発電の稼働率が、いま私どもの手元の数字では六〇%台に下がっています。そのアメリカ原子力産業界の首脳たちのコメントをいろんな媒体で拝見しますと、こう言っているんです。アメリカの原子力産業にとっては、原子力発電に対する新たな市民的合意の形成こそが最大の……
○秦豊君 いま衆議院の方では集中的な証人喚問が行われていまして、有森國雄氏とのやりとりの中で少し中断騒ぎがあったようだが、先般の衆議院の集中審議、それからきょうの証人喚問を通じて、いわゆる海部メモの存在ということが一つの鋭い焦点になっていると私は思うんです。まあ俗に言う海部メモはこれなんだけれども、たとえばそれをめぐってさらに当局側のお考えを、改めて決算委員会の場で確かめておきたいと思います。 そこで、仮にこの海部メモに一種の真実性とリアリティーがあって、たとえばここに言われているデュッセルドルフのドレスナー銀行の場合の口座番号であれば、「No.13?189029」という口座番号、そしてもう……
○秦豊君 きょうは本館の方で証人喚問の真っ最中でありまして、まあ多くの目はほとんどそちらの方に行っておりますけれども、しかし、あえて田中官房長官と日商岩井、もう一つ岡崎工業という企業の関係だけは今後のためにぜひとも伺っておきたいと、こう思います。
いま、一部に上場されている企業で、北九州市の八幡に本社のある岡崎工業という企業体があります。筆頭株主が三井物産。新日鉄も大手の株主。この会社自体は、土地の造成、不動産売買、それから土木、建設等々も重要な部門の一つです。この岡崎工業という会社のことは、長官御存じですか。
【次の発言】 かなり古く上層部とのおつき合いがあるやに私どもは承知しておりますけ……
○秦豊君 通産大臣はさまざまな国際会議でお疲れのところ恐縮です。 最初に、三井グループがイランのバンダルシャプールで建設中の例の問題の大型プロジェクト、油化プラントの問題を、ぜひこれはこの際に決算委員会の質疑の中で伺っておきたい。 まあ口の悪いさまざまな専門家は、この大型油化プラントの問題については、もうこれ企業の枠じゃない、かけの領域だと、ここまで極言をする人がふえている、しかも専門家筋で。で、その三井物産の八尋新社長は、五月中旬ぐらいからさまざまな記者会見とか、座談会等でかなり大胆なことを言っていらっしゃいますね。たとえば、ナショナルプロジェクトについては政府側の了承を得られることを確……
○秦豊君 私は十分というたっぷりした時間の中で、あえて松野頼三氏の問題と金大中氏問題をできるだけ取り上げてみたいと、こう思います。 総理、疑惑対策協議会ですね、略称。それも隠れみのではなくて、実効性ある具体策を打ち出すんだと、大変結構だと思う。しかあるべきだと思う。しかし、その前にもっと厳しく総理・総裁として決着をつけるべき目前の問題が私は横たわっていると思うんです。それがいわゆる松野問題ではないかと私は書いたいんです。衆参両院の審議を通じて、もどかしさを感じない国民の皆さんの方がむしろ少ないでしょう。政治資金規正法の壁、贈収賄については時効の壁、職務権限のなおさら厚い壁、そこのそういう状態……
○秦豊君 幸いきょうは元号法案の審議ではありませんので、珍しく全会一致の法案を練っているわけであって、したがって、恐らく各委員の方の質問のアングルを指摘すべきポイントは同じ方向を向いていると思います。したがって、しかも、私の場合はしんがりですから、多少の重複があるかもしれません、大臣。しかしそれはだめ押しという意味合いを多分に含んだものであるという点で皆さんにもお許しをいただきたいんです。 そこで、最初に大臣に伺っておきたいんですけれども、歴代の厚生大臣はさまざまな大きな荷物をしょって奮闘、悪戦苦闘をされたわけだが、あなたはいい意味で張り切っていらっしゃる大臣だから、まだ移転も終わってないし……
○秦豊君 きょうは長い時間にわたりまして御協力をありがとう存じます。私の持ち時間十五分で終わりますから、後しばらく御協力を願いたいと思います。 私は、社会民主連合の秦豊でございますが、もちろん法制化には強く反対をするという前提で十五分たっぷり伺ってみたいと思います。 実は、私にとりましては松岡参考人は媒体こそ違え言論界の私の大先輩、しかも尊敬する大先輩に当たります。松岡さんには、元号法案といわゆる世論というものの関係をまず伺っておいて、時間がもしございましたら、木村参考人に一つ伺っておきたいことがあります。 で、私自身の考え方、とらえ方は、やがて政府側を相手にした質疑の中で展開をするわけ……
○秦豊君 森田先生が早くお済みになっても、社会民主連合の持ち時間がふえるわけでもないので大変残念なんですが、そっくりいただきたいくらいなんですが、本論に入る前に、三原総務長官、これ何でもない御質問ですがね、あるいは本論と全く関係ないかもしれません。「難陳」という言葉は御存じでしょう。
【次の発言】 まあ法制局長官の耳打ちで俄然思い出されたわけじゃなくて、ちゃんとこの辺にインプットされておったわけでしょう。
【次の発言】 ちなみに、私の理解と総務長官の理解が、難陳についてどう違っているのか、あるいはぴったり一致しているのか、後学のために伺っておきたい。
○秦豊君 総理ね、私は元号法案に反対の立場ですから、森田先生との間には見えない一線があるわけですから、その立場で伺います。 先ほどから総理を中心にしたこの席をながめていると、総務長官は、連日奮闘されてかなりげんなりしておられたが、先ほどからみけんのあたりが明るい。ほっとしている。法制局長官は、してやったりというふうなお顔に見える、私にはね。総理の表情は余りよくわからない、日ごろと同じぐらいにしか見えない、私には。それで、私たちにとりましては、確かにこの委員会でも十四対六ではないかと、もしあの席が満たされれば。圧倒的に少数だ。だんだん急速に急坂をころげ落ちるような局面になりつつある。ぼくたちと……
○秦豊君 質問に入ります前に、質問順位の変更について賜りました皆様の御理解と御協力に御礼を申し上げて質問に移りたいと思います。 官房長官、公務がおありだそうですから、私は質問構成をあえて変えて、官房長官に対する質問を先にして次に進みたいと思います。 やや概論めくかもしれませんが、今度の総選挙では、長官、やはり鉄建も裁かれたと私は思うのですよ、しかと。それで綱紀の粛正こそ行政改革の第一歩だという私の認識を展開したいと思うのだが、したがって国会の中でも相談――行財政改革特別委員会あるいは倫理委員会等の提唱が論議されると思う。それは国会の次元である。行政のレベルでも、何もアメリカに学ぶという意味……
○秦豊君 もし私の誤解でなければ、委員会のきょうの審議を通じて不当不正と認定された金は、国民感情を背景にしてやはり国庫に返すべきだという方向が大まかに出ているんではないかと思います。
そこで、時間が時間だから詰めた話をしますので答弁側も御協力を願いたいと思います。
金の返し方です。鉄建公団、今年度の予備費の残額、幾らありますか。
【次の発言】 会計検査院に確認をしたいんだが、防衛庁にも一部ありましたね、二百数十万円、下総関係、これはたしか私の記憶では国庫に戻入された、返却されたと、こう記憶しているんだがどうなんですか。
【次の発言】 そこで、どういうふうなやりくりで返したかまだわかりません……
○秦豊君 まず、質問順位の繰り上げにお力添えを賜りまして、ありがとうございました。 長田新長官は、いまから私が申し上げることをとりわけ的確にお受けとめを願いたい、後ほどあなたにぜひ伺いたいこともありますから。 いま吉田さんがお触れになったのは、まさに下請労働者にとりわけ深刻な状態であらわれている被曝問題です。私は、三十分しかありませんから、この問題に集中します。答弁はだらだらしないような配慮を特にお願いしておきたいと思います。 まず、新長官、私のこの問題についてのとらえ方なんですが、近代科学の最先端と言われている原発の作業現場が、実は前近代的な労働条件、観点を変えれば人権問題とさえ言われ……
○秦豊君 私は、去る十五日に金大中氏と、短い時間ではあったが、ソウルの自宅で会談をしてまいりましたので、そのことを含めてあなたに伺っておきたいと思います。 最初に、大来外相とは、私委員会で初めてですから、あなたの金大中氏事件観とでも言えるようなものをあえて伺っておきたい。橋本委員もいろいろ御質問になったようですが、ちょっと変わった観点から。 まず政治決着ですね。私に言わせますと、あれは大野伴睦方式より悪い。だって、伴睦方式というのは、足して二で割りますからね、そうでしょう。ところがあの政治決着というのは、腰だめの妥協で、ソウルの政権に対する過剰な配慮があった。つまり、無原則で強引でむちゃだ……
○秦豊君 私は、大蔵省に集中をしたいと思います。
昨今の一連の不正事件の中で、またその処理をめぐって、たしか私の知る限りでは、防衛庁が下総の部隊に関連した不正経理があったわけだが、それは一応工夫して一たん国庫に返還したということに私は承知しているんですけれども、防衛庁は一体どんな費目から、どんな返し方をしたのか、まず伺っておきたいと思いますが、いかがでしょうか。
【次の発言】 たしか、十一月十五日だと思いますが、前回の決算委員会で、その席に仁杉氏が座って、私が質問をしたときに、仁杉新総裁は、少なくとも――検査院からこの三億九千五百七十一万円が指摘されたわけだが、その中で、あとう限り、いわゆる……
○秦豊君 防衛庁長官お見えですね。―― あなたに対してはこれは初めての質問になるわけですけれども、まず端的に伺っておきたいことは、わが国の次期の戦闘機FXに関する問題、つまりF15イーグルに関する問題です。なおかつずばり申し上げれば、われわれのとらえ方はF15の心臓部とも言うべきエンジン部分に重大な欠陥があるという認識をわれわれは持っている。 それで、防衛庁長官も就任されてかなり日がたつから、かなり部下からの御進講も進んで、かなり的確に事態を把握していらっしゃると思うんだが、いきなり防衛局長や装備局長に任ぜないで、防衛庁長官としてF15イーグルのいわゆるエンジン欠陥問題についてはどういうふ……
○秦豊君 きょうはリムパックの問題に集中しようと思ったんですけれども、その前に防衛庁長官を含めてぜひともお聞きとめを願いたいことがあります。それは先ほど公明党の黒柳委員からいわゆる軍医のアルバイト問題についての指摘があったと思います。ところが、それについて申し上げるわけではなくて、直接でですよ、御注意を喚起したいことが一つだけあります。 それは私どもの楢崎弥之助委員がすでに昭和五十二年の三月十八日の予算委員会で、当時三原防衛庁長官に対しまして非常に具体的な事実関係を挙げて、たとえばただでさえ医官教官が少ないのに、東京の大塚病院で毎週水曜、木曜の昼間あるいは週末の夜間、職務を怠って内職をしてい……
○秦豊君 きのうの決算委員会で少し不満が残ったものだから、きょうこの設置法に絡んで改めて千葉さんの担当の範囲、中近東問題を少し変わった角度からアプローチしてみたいと思うのですが、たしか今度の国会は十一日に終わるわけですけれども、外務省としては中近東の大使会議をすでに予定されて、たしか十二月の十一日から十三日までの期間ではないかと思います。当然UAEに駐在されている村田さんも帰ってみえる。で、会議が終われば当然アブダビに帰任をされるわけですがね。そうしますと、この前私も去る五月に三時間半ばかりゆっくり会ってきたオタイバ氏の仲介で、いわゆるPLO側と日本の外務省との、いわばやや非公式やや公式という……
○秦豊君 幸い、この委員会に間に合うことができましたので、質問時間十分を活用したいと思いますが、防衛庁に集中をしたいと思います。 例の環太平洋演習――リムパック問題だけを取り上げたいと思いますが、とてもこの十分に妥当する質問対象ではありません。したがって、きょうは一つ、二つだけあえて聞いておきたい。 というのは、先般来野党側の要求に対して、防衛庁側は頭をひねってきょう新たな政府見解を恐らく発表しただろうと思う。その内容をちょっとだけ見てきたんだけれども、依然として野党側が追及をしたポイントには正面から答えない。防衛庁の言いたいことだけを言っている。分量的には前回より非常にたっぷりしているけ……
○秦豊君 私の場合は御答弁を含めて五分間ですから、一通話プラス二分だから、ちょっと欲張り過ぎるかもしれませんが、実は笠井さんにも村田さんにも伺いたかったのですけれども、例のOPECの長期戦略委員会の問題とか、湾岸と日本の関係とか、技術移転、私もオタイバに会ってきましていろいろ考えるところがある。お三方のお話を拝聴していて共通した私の受けとめ方は、日本のこの技術開発は総花で、メニューは何でもフルコースで重点がなくてぼやける、肺活量が少ない、もうおっしゃるとおりです。今度のサンシャインでもムーンライトでも同じ。何でも並べる。並べたい気持ちはわかる。だからますますぼやける。こうなっているので、よほど……
○秦豊君 後ほど合意を見るでありましょう附帯決議の内容を含めまして、私は賛成法案でございます。与えられた本日の質問の時間は、私は放棄いたします。
○秦豊君 防衛庁長官、ちょっと最初に伺っておきたいんですが、大来外務大臣が帰国されて、総理と外務大臣、防衛庁長官、同席されたことがありますね。
【次の発言】 話し合われたか。
【次の発言】 いや、別に。
【次の発言】 こういう話がなかったですか。
大来さんがワシントンの空気を伝えた。そのときに、つまりワシントンの空気はかなり肩に力が入って厳しいわけですね。だから、財政難という一本調子ではとてもかわし切れないと。そこで、総理が、恐らく防衛施設庁長官に伝わることを前提にして、今後は在日米軍の経費負担について、若干やはり日本側の配慮の余地があるかないかを検討すべきではないかという意味の指示ないし発……
○秦豊君 久々に発言をいたしますけれども、総理にまず伺っておきたいんです。私のソ連観は、変わったというのはアフガン直後のジミー.カーターの反応なんですね。ところがあなたの場合は、さきの本会議における秦野議員の質問に対してもあのような木で鼻を式な対応でしかなかった。お立場はわかりますけれどもね。私はあえて総理に伺っておきたい、まず対ソ連観を。あなたによれば、ソビエトという国家は警戒すべき国なんでしょうか。
【次の発言】 ならば、信頼に値する国とお考えですか。
【次の発言】 世論調査一切合財含めまして調査をやりますと、日本の市民の、国民の中で一番きらいな国は、絶えず断然トップはソ連なんですよ、断然……
○秦豊君 私は、参議院クラブを代表して質問をいたしたいと思います。
最初に、総理なんですがね、先日は大変お元気で人生の大きな節目を過ごされて結構でした。いや本当なんですよ。それにしましても総理ね、いまの笑い顔なかなかいいんですけれどもね、最近特有の大平スマイル余り拝見できませんね。やっぱりあれですか、大平政権の支持率二七%なんという厳しい数字がやっぱり気になりますか。
【次の発言】 そうだと思いますね。いま大平総理は、総理としていま何に最も心を砕いていらっしゃいますか。
【次の発言】 伊藤博文内閣からずっとこう歴代宰相像というのがあるわけですよね。当然大平総理にもあなたが常に追い求めていらっ……
○秦豊君 初めに、大蔵省に伺っておきたいんですが、補助金等の総額は幾らになりますか、五十四年度。
【次の発言】 その中で、いわゆる呼び水的なもの、奨励的な補助金はわかりますか。
【次の発言】 それでは、以上を踏まえて伺っておきたいんだけれども、今度、大蔵省がようやく問題になっていた補助金を幾つか廃絶しましたね。わかりますか、それは項目が。
【次の発言】 たとえば納税貯蓄組合の補助金など七つですね。住宅生産工業化、これなどは予算補助だったんですね。
【次の発言】 この予算補助というのは多分に裁量が働きますね、局長。
【次の発言】 労働界、財界等でもかねがね問題になっていた補助金が幾つかあって、お……
○秦豊君 最初に総裁としての総理につかぬことを伺いますけれども、いまの自民党の党紀委員長はどなたですか。
【次の発言】 さすがによく御存じだと感心をいたしました。きょうは時間が余り大した時間じゃございませんので、あなたにだけ一つ二つ伺いたいことがあります。
このところ福田元総理、三木元総理、一連ずうっと歩いていらっしゃる。さまざまな要望はマスメディアに載っています。それを通じて知っているのですけれども、いま総理は、K・ハマダ、公的には浜田幸一代議士ですが、確かに頭が痛い、けじめのつけ方、タイミングで苦慮している、だが努力すると。これは私は当然の苦慮だと思うのですけれども、私がきょう提案したい……
○秦豊君 最初に、きのう自民党が要綱をまとめられたスパイ防止法案、いわゆるですけれども、これについてまず法務省側の見解を伺っておきたい。
【次の発言】 法制局長官、突然ですが、やっぱり法案としての完熟度、成熟度、憲法上の問題、現在の日本の法体系になじむか、なじまないか、この問題を含めて専門家としてのあなたの見解を。
【次の発言】 そういう答弁が一番一〇〇%正解なんだね、あなた。けれども、こういう問題は職掌柄怠慢でいらっしゃるということを申し上げねばならぬ。
総理にちょっと伺っておきたいのですが、私自身は、あの自民党の案がそのまま通れば、第一防衛上の秘密の範囲がきわめてあいまい、秘密度が高くな……
○秦豊君 何分朝からの延々たる連合審査のしんがりですから、若干の重複があらばあえてお許しをいただきたい。
初めに法務側に伺いたいのですけれども、端的に今回のこの第一条(航空の危険を生じさせる罪)、この法定刑を二年から三年に重くした理由はどんな配慮から発したのか、その点どうですか。
【次の発言】 それから飛行場の設備とかあるいは航空保安施設の損壊の問題に関連したつまり第一条ですね。これは法文上はハイジャックとは直接どのようなかかわりがあるのか、こういう点はいかがですか。
【次の発言】 それから新しく今回設けられた第四条ですね。その中にある「その他航空の危険を生じさせるおそれのある物件」という表……
○秦豊君 外務大臣、きのうの予算の一般質問でも少し確かめてみたんですが、先般結ばれた民間の日中長期経済協定ですね、二百億ドル、八年。このポイントは、中国の一千五百万トンの重質油の導入受け入れ、その全うですね。それから、精製プラントに対する基本投資、もう一つ大きいネックになりそうなのが例のOECDで縛られている長期プラントの金利カルテル――もちろん河本さんはお立場上かなり意欲的である、当然です。ところが村山大蔵大臣になると、金利カルテルは特別のプロジェクトを審査して特例をというわけにはなかなかいかぬと、ガードはかたいんですけれども、もしこれが開けないと、私は長期協定が現実化しないという認識を持っ……
○秦豊君 秦でございます。本日はどうもありがとうございます。 先ほどから拝聴さしていただきました。諸先生言われましたように大変勉強になっております。私なりにきわめて独断に満ちた分類をさしていただくと、失礼かもしれませんが、正親さんはお立場上進め進めで、いつも青の信号がついている、高木さんはかなり明確に反対で、信号で言えば赤だと、河村教授は御専門のお立場を反映されてイエス・カンマ・バット以下ですから、そうなると黄色だというふうな印象で拝聴したわけです。 正親さんにちょっと伺っておきたいのですけれども、きのうも事業連合会の幹部の方にちょっとレクチュアを受けたんですが、ちょっと気になっております……
○秦豊君 お二人に一つずつ伺わせていただきたいと思いますが、最初に宍戸さんに御質問をいたしたいと思います。 一、二週間前からヨーロッパの外為市場ではドル買いですよね。一ころのように円が魅力のある投機対象でなくなったようであって――幸か不幸か判別はむずかしいと思うんですが。しかし、アメリカと日本の通貨当局というのは、どうもそのコミュニケーションが非常に悪かった。最近ちょっといいように見えるのはむしろ例外的ではないだろうかとさえ思っています。しかし、穴戸さん、日本の円レートがどうなるかということは、もちろん非常にこれはグローバルな問題でしょうけれども、それこそファンダメンタルな要因としては、やっ……
○秦豊君 最初に、例の防衛庁の中期業務見積もりを踏まえた質問をちょっと行っておきたいと思います。
外務省にまず伺っておきたいのですけれども、私の理解に間違いがなければ、防衛庁が積み上げた中業、これは対米交渉上の配慮をすればオーソライズをした方がいいと、こういう主張のように見受けられるんですよね。このオーソライズというのは具体的にどういう裏づけをすればいいのか、その辺からまず伺っておきたい。
【次の発言】 しかし、大臣、中業、あれしかないんですよ、ややまとまったものは。
【次の発言】 変えることになっていましても、もう八年、十年のタームで統合長期見積もり、それをずっとこう演繹しまして中業になっ……
○秦豊君 宇野長官、最初にちょっと私がいまから引用するところをよくお聞きいただきたいと思います。 三月二十九日朝日新聞朝刊、行政改革関連記事でありますが、タイトルは「地方ブロック機関削減の中身」、中見出しが「行革への数合わせ」と、こういう五段見当のかなり大きなもので、お目にとまったのではないかと思いますが、あなたのことが書いてある、当然。どう書いてあるかと言いますと、一般的な事実関係のほかに、こういうホットな生な取材に触れたくだりがありまして、これは私ちょっと見逃せないので、まず事実関係から伺いたい。 こういうことなんです。「今月中旬、自民党の有力代議士が国会内で、地元の入国管理事務所存置……
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。