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秦豊 参議院議員
13期国会発言一覧

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秦豊[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは秦豊参議院議員の13期(1983/06/26〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は13期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院13期)

 期間中、参議院本会議での発言なし。
秦豊[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院13期)

秦豊[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第100回国会(1983/09/08〜1983/11/28)

第100回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会 第2号(1983/10/06、13期、参議院の会)

○秦豊君 お二人に質問をさしていただく前に、私の基本認識を一応お聞きとめいただきたいんです。  私は総合安全保障政策なるものはまだ政策としての完熟度を有していない。いわんやわが国には精緻に練り上げられた国家戦略などはどこを探しても存在はしない、していない。こういう認識をまず持っております。したがって現在行われていることはかなり情報回路が閉鎖された上で、つまり防衛官僚、外務官僚に一方的に情報が偏した上で、野党に与えられる情報は非常に希少な中でいわゆる防衛論議なるものが行われているけれども、それは必ずしもディジタルな実態を踏まえてはいない、いわゆる訓詁の学に偏している、これが私の基本認識。  もう……

第100回国会 議院運営委員会 第4号(1983/09/21、13期、参議院の会)

○秦豊君 私は、参議院の会を代表して、特別委員会設置に反対の討論を行います。  私ども会派が反対の理由も、また社会、共産両党理事が述べられた反対論とその観点をほぼ同じういたします。  しかし、さらに付言すれば、今回の特別委員会設置は、在来の国会運営あるいは国会法の規定を明らかに超えるものであり、そのことはあえて言えば、与党サイドのきわめて安易な国会対策的あるいは便宜的な観点を反映したものにすぎません。したがって、私どもはこのような観点に立った特別委員会の設置には反対せざるを得ません。  以上で反対の討論を終わります。


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第101回国会(1983/12/26〜1984/08/08)

第101回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会 第3号(1984/02/22、13期、参議院の会)

○秦豊君 どうも長時間にわたりましたが、私の二十分をもって終わりますのでよろしくひとつお願いします。  さっき永井先生も言われましたけれども、これは私の現状認識に関連しますので――今最もぼやけておりますのがまさに総合安全保障政策の概念です、定義です、カテゴリーです。これはもちろん大平政権のころから提唱されましたけれども、あのときも政府主導型ではなくて三菱ないし野村総研的な、つまりシンクタンク先導型の提唱であったことも御高承のとおりです。以後、これだけの歳月が積み重なって、政府には総合安全保障関係閣僚会議も設けられ、国防会議はもちろんそのままありますけれども、いっかな総合性が深まらない。つまり、……

第101回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会 第4号(1984/04/25、13期、参議院の会)

○秦豊君 きょうは余り質問はしないつもりです。  やはり国会の中には、安全保障問題に対しては絶えずクールであると同時に緻密であるというセクションが、空間が必ずなきゃならぬと思います。おのれ自身が例えば内閣委員会に属している場合あるいは予算委員会で質問に立つ場合と、当委員会で意見を述べる場合とは明らかにおのれを取り巻く雰囲気が違います。さっきから先輩、同僚委員が申されておりますように一この委員会は本来まさに長期的な視野に立って行政に欠落している安全保障政策への提言を担う場でありまして、そこにこそ私ども共通のレーゾンデートルがある、役割があると、こう思います。  ところが、さっきからの質疑にありま……

第101回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会 第5号(1984/05/16、13期、参議院の会)

○秦豊君 大変長時間にわたって恐縮ですが、私の場合はごく短い時間で終える予定ですから。  私、日ごろから考えている一つの実感は、国会論議全体の中で経済協力のあるべき姿、あり方を論ずる分量は必ずしも多くはない、むしろ過少である。ただ、例えば対韓援助をめぐる癒着や、どす黒いスキャンダラスなテーマが噴出したときには、私を含めて極めて活発に追及をするが、何事もない場合には、息長く執拗に取り組むという姿勢は確かに国会論議全体の姿勢の中からも欠落していると実は考えております。  今確かに皆様もおっしゃいましたように、出しっ放してはなくて、出した金の効果にもっと眼を向けるべきである、これは今後の私は技術協力……

第101回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会 第6号(1984/06/27、13期、参議院の会)

○秦豊君 私の場合は十分間ですから質問を極めて限定したいと思います。  朝からいろいろと御高見を拝聴したわけなんですけれども、参考人の皆様御存じのように、我が国の正式な政府機関の一隅に総合安全保障関係閣僚会議があります。ところが、私の知る限り、その公式な場において総合安全保障政策の一環としての国家備蓄、例えばストックパイルあるいは商業備蓄、バッファーストックについて時間をかけた論議が行われたということを寡聞にして知りません。したがって、先ほど尾本参考人が率直に生き生きと述べられたあの御発言の部分、ああいう寒い風景というのは今後とも持続されるであろうと思います、残念ながら。  つまり、この総合安……

第101回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会 第7号(1984/07/04、13期、参議院の会)

○秦豊君 最初に全大統領の来日問題なんですけれども、一般には、その際の天皇の言葉については、椎名外相のケースあるいはケ小平氏来日のケース、これが大体下敷きであろうと言われていますけれども、李源京外相の会見などを通じても明らかなように、韓国側はそれより一歩も二歩も踏み込んだ表現というのを立場上期待している。  そこで、そのような踏み込んだ表現の可能性などが一体あり得るのか、あるいはそのために外務省としては一定の努力をされるお考えはあるのかどうか、この点をまず。
【次の発言】 確かに外務省のできる努力というのは資料提供程度、これは限度だと思うし、一般的に考えて、先例を突き破るという可能性は極めて少……

第101回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会 第8号(1984/07/13、13期、参議院の会)

○秦豊君 私の場合は十分間ですから、余り質問はできないと思います。主として私の意見を申し上げて両大臣の見解を伺いたいと思う。  通産大臣と農水大臣は国防会議のメンバーではあられませんね。総合安全保障関係閣僚会議のメンバーではいらっしゃる。で、今まで、御就任以来総合安保関係閣僚会議に何回出席されました。
【次の発言】 通産大臣、日本にこの総合安全保障政策という、完熟をした、あるいは総論としても各論としても整合し、理念としても一貫し、そういう体系的な総合安全保障政策というふうなものは既に行政の中にあるとお考えですか。
【次の発言】 あなた方の政権にですよ、内閣にですよ。

第101回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会 第9号(1984/08/01、13期、参議院の会)

○秦豊君 一国の安全保障政策が真の意味の総合性を有するためには政策各部門、分野ごとの緻密な比較考量と取捨選択によって、何を第一義となし何を必須となし、逆に何を切り捨てるべきかについての緻密な解析が求められております。つまりこのことを言いかえれば、軍事的手段と非軍事的手段とのバランス、並びにその間における厳密なプライオリティーの確立が必要であることは言うまでもありません。  しかし、残念ながら、我が国の安全保障政策をめぐる現状を見るときに、我が国における総合安全保障政策なるものは、その根本的な要因を欠落しております。つまり、私見によれば、我が国の総合安全保障政策なるものはまさにその総合性の欠如を……

第101回国会 外務委員会 第2号(1983/12/28、13期、参議院の会)

○秦豊君 安倍外交もいわば二期目に入るわけですよね。  それでひとつ提案もしたいわけなんですけれども、今度の暫定協定の問題もやはり全体的な日ソ外交環境というものを微妙に反映する、あるいはナーバスに反映する、これは当然です。そこで、いままでともすれば対ソ国家戦略という観点から見ると、たとえば財界の行動様式を見ると、北京がだめならモスクワがあるさというふうな感じでともすれば政府の外交方針との間に乖離がある。その点で霞が関から財界を見ると焦燥感もあってぎくしゃくしたこともある。そこで安倍外交の第二期目ですから、ひとつこのあたりで腰を据えて対ソ国家戦略、単に外交方針と言わないで国家戦略、この整合化ある……

第101回国会 外務委員会 第3号(1984/03/31、13期、参議院の会)

○秦豊君 ブルネイは後に触れたいと思いますが、外務大臣ね、さっきから伺っていたんだけれど、四月第一週カットアウトと、一件落着とはまいりませんね、牛肉、オレンジは。やっぱり担当だから山村さん、わかるけれども、最後は外交全体のすり合わせですから、延びて、そして向こうも議会対策、四月第一週が一つの山ですから対応するのはいいでしょうが、最後、選挙期間のいろいろなタイミングを見てアメリカも圧力を強める、弱める――弱まることはないにしても、間合いをはかっていると思うんですよ。だからある段階で、農水大臣は中間的な措置、やはり安倍外務大臣とシュルツ氏という局面が私予測されてならないんですがね。そういう対応を余……

第101回国会 外務委員会 第7号(1984/04/19、13期、参議院の会)

○秦豊君 最初に、案件そのものについて一つだけ確認しておきたいと思いますが、今度の日中租税協定は、これから経済特区に進出をする、あるいはしようとする日本企業への影響というのは考えなくていいんですか。
【次の発言】 外務大臣、今度のソウル訪問はもう確定ですか、内定ですか、いついらっしゃいますか。
【次の発言】 今度は何が眼目なんですか。
【次の発言】 全斗煥大統領の日本訪問ですね、いわゆる訪日問題というのは当然話し合われると予見してよろしいですか。
【次の発言】 そうだと思います、筋は。だから、外務大臣が今度ソウルを訪問されれば向こうの大統領府としては煮詰めたいわけですよね。一般的には六月のサミ……

第101回国会 外務委員会 第8号(1984/04/24、13期、参議院の会)

○秦豊君 最初に、木材協定なんですけれども、今度の木材協定の前文を見ると、「関連地域及び生物界の生態学的均衡を維持」という文言があるわけですね。では、そういうことに関して日本ができる協力というのはどういうことなんでしょうかね。
【次の発言】 ところで外務省、きょうの閣議でフィリピンヘの例の援助、これは取り決めができましたか、どうなっておりますか。
【次の発言】 いや、きょうの閣議で決まったかどうかだけを聞いている。
【次の発言】 事務次官会議のあれを調べてみると、リストアップされていなかったのできょうではないとは思ったけれども、念のために聞いた。とすると、四月二十七日金曜日の閣議ではあり得る案……

第101回国会 外務委員会 第9号(1984/04/26、13期、参議院の会)

○秦豊君 まず、出版物の国際交換の問題ですけれども、当然二つの条約を踏まえて質問します。  これは、国としての交換業務を主として担当するのは言うまでもなく国立国会図書館の機能だと、役割だと思います。そこで図書館長には、特にこれからの出版物の国際交換に当たる基本的な心構えと言ってはやや精神的に過ぎようかと思うが、当委員会でも、例えば発展途上国との交換については特に留意してほしいとかさまざまな注文がついておりますね。そういうものを踏まえて基本的なお考え方、抱負を特に伺っておきたいと思います。
【次の発言】 外務省、レーガン大統領の北京訪問に続いて今度は大きな外交日程が待っているわけであって、ソビエ……

第101回国会 外務委員会 第10号(1984/05/08、13期、参議院の会)

○秦豊君 最初に水産庁ですね、これは一つだけ伺っておきたいんですけれども、日ソの魚の交渉は図式としては絶えず前年度比マイナスアルファ。当然裏返しとしてトン当たり単価が上昇する。恐らく今、大水産会社を含めて採算点に乗っている企業というのを探すのは難しかろうと思います。今後ともそうであろう、加速されるわけです。それで、企業にはよく損益分岐点というのがありまして、それがメルクマールになるわけだが、一体、さっきの次長のお話でもありましたように、二百万トン分の四万トンという遠洋の話があったでしょう。そうすると、これは今後の日本の水産漁獲高全体にとって不可欠のウエートなのか。  それから、今後とも資源の問……

第101回国会 外務委員会 第12号(1984/07/17、13期、参議院の会)

○秦豊君 最初に、外務省に確認を含めて伺っておきたいのだが、我々日朝議連が今度ピョンヤンからしかるべきランクの人々を招きたいと思っていますけれども、その場合、北朝鮮側が我々の招致にこたえて、例えば金佑鐘労働党国際事業部次長または鄭基哲書記長のいずれかを送り込もうとした場合には、そのお二人のうちいずれであっても外務省としては入国はお認めになりますか。
【次の発言】 アジア局長、ずばり言えば私が挙げた具体的なお二人のこのランク、これならば妨げがないでしょう。
【次の発言】 そう否定的な、全面否定のニュアンスとは受け取りたくはないが、それについてはいかが。

第101回国会 外務委員会 第13号(1984/07/31、13期、参議院の会)

○秦豊君 きょうは、できればトマホーク絡みから入って、日朝、日ソ、それから日韓のこの極めて不透明な感じのする米の問題にまで立ち至りたいけれども、恐らくははみ出すでしょう。  トマホークに絡みまして、トマホークの配備というのは、特にTLAM−Nの配備というのは核戦略の重要な転換点であるし、在来の日米安保条約の六条、四条絡みの解釈と運用と、私の印象では絶対矛盾を起こしていると。したがって、日ごとに増幅されている国民の皆さんのこの問題についての不安、危惧をぬぐい去るためには、少なくとも安倍外交の時期に四条と六条についての解釈を改める、あるいはややフレキシブルな、柔軟な幅を持つということが私は求められ……

第101回国会 内閣委員会 第3号(1984/04/06、13期、参議院の会)

○秦豊君 防衛庁、四十分のテンポで答弁してくださいね。  改装戦艦ニュージャージーというのは、今までの運用のされ方が異常で、レバノンとか中米とか、いわば緊急対策用であった。しかし、私見によれば、本来的な運用というのは、例えば北東アジアを定位置にして対ソ抑止力を形成するというのが本来的なニュージャージーの運用であろうと思うが、どう考えていますか。
【次の発言】 アメリカ海軍のホステットラー巡航ミサイル計画部長、彼の下院での証言などを見ると、今年六月からは射程の長い核巡航ミサイル、つまりTLAM―Nの艦船配備の装着が始まる。こうなると、その巨大なプラットホームとして抗堪性の強いニュージャージーの運……

第101回国会 予算委員会 第7号(1984/03/19、13期、参議院の会)

○秦豊君 私は、参議院の会を代表して質問するわけですけれども、本論に入る前に国家公安委員長に一つだけ伺っておきます。  さきには宮澤事件、今回はまた財界人のあの異様な拉致事件など、犯罪の手口がかなりヨーロッパ化するというか、新手というか、これが相次いでいるわけですけれども、このような事件は必ず事件が事件を誘発する。したがって、政府としても広範な的確なさらに新たな対応をぜひ考えおくべきではないかと思いますが、公安委員長いかがですか。
【次の発言】 総理、私先ほど犯罪が犯罪を呼ぶと申し上げましたけれども、今後は政府要人、財界トップ、あるいは言論界等々に対するそういうものが誘発されることを甚だ恐れま……

第101回国会 予算委員会 第8号(1984/03/21、13期、参議院の会)

○秦豊君 最初に、中曽根総理のいわゆる大局観を伺っておきたい。  総理の大局観としては、米ソを主軸とした緊張や対立は双方の努力にもかかわらず高まっていく、こういうふうなお考えでしょうか。
【次の発言】 今後いかがでしょう。
【次の発言】 今、総理のお話のとおりだと思います。さまざまなシグナルが交わされている。私も、ドラマチックではなくても、緩やかに新たなデタントの構築に向かって進んでいくのじゃないかと思っていますが、重ねて、いかがでしょう。
【次の発言】 米ソ関係の中間的なゴール、目標としては、やはり首脳会談でしょうか。
【次の発言】 今度のロンドン・サミットでは、総理はレーガン大統領と個別の……

第101回国会 予算委員会 第12号(1984/03/27、13期、参議院の会)

○秦豊君 総理が再三答弁されております防衛費の一%は遵守するという総理御自身のお言葉にには、一国の総理としてのどの程度の政治責任が込められているんでしょう。
【次の発言】 仮に、よんどころなくその壁を突破したところで、さして重大な政治的なマイナスではない、責任ではないという御把握ですか。
【次の発言】 守るための努力について遺憾はありませぬか。
【次の発言】 防衛庁長官、三月十七日の当委員会であなたは、一%は大綱とは別と答弁されていますけれども、別じゃなくて二律背反というとらえ方の方が正しいんじゃないですか。
【次の発言】 十七。
【次の発言】 どなたでしたかね、まだ議事録を確認してませんが。


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第102回国会(1984/12/01〜1985/06/25)

第102回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会 第3号(1985/04/24、13期、参議院の会)

○秦豊君 大來さんに伺いたいのは一つ二つですけれども、アメリカの我が国に対するアプローチというか交渉の様式を見てみますと、やはり最近アメリカの大統領に与えられた例の一つの権限、つまりイスラエルとの自由貿易協定ですね。それから、やがてこれをカナダに援用しようとしている。つまり、ワシントンから東京を見れば、流通サービス部門も含めてあらゆる日本市場のアクセスをアメリカと同じレベルと方向にする、これが非常に根強い、根っこにある動機、目標ではないか。したがって、まだイスラエルとの自由貿易協定が全部まとまったわけでもなし、やがてカナダに援用するといっても内容が定かでない面もありますけれども、アメリカが日本……

第102回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会 第5号(1985/06/21、13期、参議院の会)

○秦豊君 最初に加藤長官に伺っておきたいのですが、技本の例のミサイル追尾誘導技術の対米供与の問題。今度訪米されまして、アメリカ側はいつでろのタイミングを期待していますか、なるべく早期というのは常識的だけれども。
【次の発言】 これは相当遠い将来の課題ですか、あるいはこの一年とか来年度とかいうふうなタイミングで考え得る問題でしょうか。
【次の発言】 山田さんらしく、装備局長のシャープな感触ではどうなのですか。
【次の発言】 向こうは実は分野は特定しているのです。ピンポイントなのです。協議が難航しないのですよ。そうすると、交換公文からこの委員会、常識的に考えて私は八五年度中にはある段階を超えるのじ……

第102回国会 外務委員会 第3号(1985/04/02、13期、参議院の会)

○秦豊君 外務大臣、四月十三日の話は伺いました。そこでボン・サミットに当たりましてアメリカ側はSDIについてのいわゆる支持表明といいますかね、これは政治声明と言いかえてもいいと思いますが、これをどうも待望しているようであります。もちろん各国間の反応に凹凸があっても、あるからこそまとめ上げたいという希望があるのではないかと言われてもいます。そこで外務大臣とシュルツさんのお話の四月十三日のときにはアメリカサイドからむしろそれに関連した議題が、話が出るのではないでしょうか、いかがですか。
【次の発言】 とにかくジュネーブを絶えずにらんでいるわけですね、アメリカは。やはり凹凸がある、反応にばらつきがあ……

第102回国会 外務委員会 第5号(1985/04/04、13期、参議院の会)

○秦豊君 法案関係に入る前にちょっと安倍外務大臣に一つ二つ。  日米摩擦の動きがこのようになりますと外務大臣が御苦労される四月十三日の安倍・シュルツ会談の非常に具体的な焦点の一つは木材製品の関税引き下げ問題ではないでしょうか。
【次の発言】 四月十三日に一発で木材関税引き下げ、わかりました、合意というふうにはなかなか私はまいらないと思うのです。国内がブレーキになっていますから、党内もブレーキです。したがって、かなりもつれ込むと見てよろしいでしょうか。
【次の発言】 アメリカ政府と議会のかなりな部分に中曽根氏がもたらした感触は感触として、四分野のすり合わせだけでも四カ月以上かかるだろう、こういう……

第102回国会 外務委員会 第6号(1985/04/09、13期、参議院の会)

○秦豊君 きょうの先議五案件については、私はことごとく賛意を表しておりますので、あえて質問はいたしません。  外務大臣、あすから大変に厳しい御日程ですけれども、御健闘をまず祈りたいと思います。  外務省は、今夕のいわゆる大来委員会、対外経済問題諮問委員会の内容に対しましては、内需拡大の必要性をぜひ盛り込むべきであるという主張を堅持していましたね。結局大方向としては、摩擦解消はやはりブーメランのように日本国内にまた帰ってくる。どう帰るかというと、内需の拡大を中枢ないし中軸とした総合的な対応、例えば経済とか金融政策全般の見直しにまで結びつく、あるいはつながっていく、こういうふうに私は考えているんで……

第102回国会 外務委員会 第7号(1985/04/16、13期、参議院の会)

○秦豊君 本当にお疲れさまでした。どうですか、ここまで来ますと、ボン・サミットではだんだん分野と焦点が絞られてきて、大まかに言って、世界貿易、通商問題、それからSDI問題というふうな二つの分野が歴然としてきた感触はございませんか。
【次の発言】 しかし、議題がまだ発表されておりませんからね、当然ですけれども、かなり大きなアイテムになりそうだという感触は外相としてお抱きではないでしょうか、SDI。
【次の発言】 シュルツ氏と外務大臣とは非常に親しく心情が通じ合うと思いますが、シュルツ氏は、ボンにおけるSDIですね、これはどの辺までまとめ上げたい、つまり、シュルツ国務長官から得られた感触として、ア……

第102回国会 外務委員会 第8号(1985/04/25、13期、参議院の会)

○秦豊君 本論に入る前に、北米局長もう一回確認をさしてください。  関委員がお聞きになった例の核兵器の定義ですね、先ほどの。これは非常に基本的な部分に触れている問題でして、単にSDIという膨大な兵器体系をどう解釈するかという問題にかかわるのみならず、今後非常に尾を引く問題だと思いますので、この核兵器についての定義は、先ほどのような在来のやや干からびた、パターン化された答弁ではなくて、現実を反映してより精密に再検討をする、練り直す、さらに日本の解釈をアメリカ側の解釈とすり合わせる、こういうふうなお考えはお持ちになっていませんか。
【次の発言】 それでは、中国の原発問題はこの質問の最後に回したいと……

第102回国会 外務委員会 第9号(1985/05/13、13期、参議院の会)

○秦豊君 水産庁お見えですか。  今度の協定の第二条八項それから第三条、第四条にも当然これは広範にかかわっていく問題ですけれども、明記されている日ソ両国による科学的調査、これはまあかねてから言われている古い命題のはずだけれども、今年度以降どういうふうに具体化していくのか、何か一体重点なのか、この辺を聞かしてください。
【次の発言】 外務大臣、しょせんこれは広範な日ソ関係の重要な分野ですね。今度三年間、一応枠組みはできたけれども、一人の日本人の意識としてとらえ直すとこれで安心できる条件というのは何も見出せない、これが私自身の実感ですね。そうすると、やはり基本的な命題としては今後の日ソ外交に返って……

第102回国会 外務委員会 第11号(1985/05/16、13期、参議院の会)

○秦豊君 最初に海上保安庁にSAR条約に関連して一問だけ伺っておきますけれども、あなた方の現状を見ますと、広域哨戒体制を全うするというにしては、例えば現状の一万二千六十一名、巡視船艇、特殊救難艇等合わせても四百十一隻、ヘリを含めた航空機が八十一機というのでは相当以上に不備ではないかと思われてならない。  そこで、今後の海上保安庁としての体制整備の重点ですね、あるいは優先順位ですね、これをこの際伺っておきたい。
【次の発言】 あなたの答弁の後半にありました基地航空機との連携プレー、これは非常に妥当な常識的な措置だと思うんだが、例えば硫黄島ですね、小笠原、南鳥島はちょっと滑走路は難があると思うんだ……

第102回国会 外務委員会 第12号(1985/05/21、13期、参議院の会)

○秦豊君 本論はアジア問題に絞りますけれども、SDIはしたがってきょうは休みたいと思います。  本論に入る前に、領事部長、さっき同僚議員に、岡本公三に絡んで、リビア以外の可能性がむしろ大きいと思うという答弁をされましたね。あの根拠は、警察庁が述べた日本赤軍の分布状況等をも勘案したお答えですか。
【次の発言】 わかりました。  外務大臣にちょっと一つだけ伺いたいんですが、さっき同僚議員が言われたカンボジアの撤退問題ですね。あれはある日の委員会で、たしか木内アジア局長時代に私が、秦豊氏が聞いたときに、おやっと思う答弁としてあの部分撤退云々の感触がこぼれたので、僕は非常に印象に残って、奇異だなと思っ……

第102回国会 外務委員会 第13号(1985/05/23、13期、参議院の会)

○秦豊君 なるべく早くIIC、米州投資公社の本題に入りますけれども、その前に少し大臣に伺っておきたいことがあります。  もう御高承のとおり、二十一日に発表されたアメリカの経済見通しですね。ことし第一・四半期の実質経済成長率が大幅に下方修正された。つまり〇・七%の伸びにとどまった。もちろんこれについては当のアメリカ国内でもエコノミストや、まあ官庁エコノミストを含め、経済学者を含め見解がほとんど中間の意見がなくて両極に二分されていますから、何とも透明な見通しは持てないにいたしましても、これが我が国に与える影響というのは必ずしも無視できないと思います。  それで、今までの反応の中では、さすがに澄田日……

第102回国会 外務委員会 第14号(1985/05/28、13期、参議院の会)

○秦豊君 私は、国際問題一般を先に、法案絡みは後ほどにいたしたいと思います。  最初に外務大臣、米ソ首脳会談開催の見通しについて伺っておきたいんですが。と申しますのは、一部のマスメディアを通じて、ゴルバチョフ氏が秋の国連総会にはもう出席をしないんだという観測が流れたり、あるいは 西ドイツのブラント氏との会談の中で、ジュネーブの進展、先ほども出ましたけれども、ジュネーブ交渉の進展などに幻想も期待も持っていないと述べたり、それからSDIの研究自体に対する強硬な反論をモスクワ放送を先頭に展開する。だからジュネーブである程度進展がないと、いきなり頂上会談というふうにはなりかねると思うわけですね。一方で……

第102回国会 外務委員会 第17号(1985/06/18、13期、参議院の会)

○秦豊君 きょうはかなりゆっくり時間がありますから、最初にまず一般的な問題に触れた後、あとうべくんば時間を残して本条約に直結した質問をしたいと思います。  安倍外務大臣、本当に毎回の委員会で言わねばならぬように大変お疲れで、本当に言葉どおりそう思います。それで成果については同僚議員からの質問に対するお答えで納得をしているところです。  実は先ほどから同僚議員が再三問題にしている問題を私も私見を交えながら安倍外務大臣にあえて伺いたいことがまずありますのは、例の外政調整室構想、行革審答申なるものですけれども、大体日本語の語感で外政、内政に対置する概念として外の政、外政というのは極めて特殊、中曽根的……

第102回国会 外務委員会 第18号(1985/06/20、13期、参議院の会)

○秦豊君 私は、この条約には全面的に賛成しておりますので、私の七分間は今日的な問題に絞りたいと思います。  総理、先ほどからテーマになっております内閣機能の強化の問題でございますけれども、何か私、総理御自身の持論を拝見しているような感じもいたします。総理としては、特に答申の、部会ではありますけれども、答申のどんな部分、提言に特に共感を覚えていらっしゃいますか。
【次の発言】 七月二十二日に正式答申が行われますけれども、総理とされましては、どんなタイミング、どれくらいのスタンスでその答申の現実化をお考えでしょうか。
【次の発言】 それは、総理の一応の任期、明年十一月までには何か現実に形をあらわし……

第102回国会 予算委員会 第21号(1985/04/05、13期、参議院の会)

○秦豊君 中曽根内閣は認証式以来きょうで八百六十一日です。顧みて、総理みずから評価に値する最大の業績は何でしょう。
【次の発言】 あなたシャイな方でいらっしゃるから、シャイなあなたにはくすぐったい質問かもしれませんけれども、国民はあなたの何を最も評価したのでしょう。
【次の発言】 総理府が最近発表した調査によると、日本の進路は悪い方向に向かっていると、しかもその原因のトップは防衛なんです。これどう思われますか。
【次の発言】 つまみ食いはいけません。あなたの防衛政策のスタンスが歴代政権とがらりと変わった、つまり何がなしきな臭さを感じている反発がこの数字と私は思うが、どうですか。


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第103回国会(1985/10/14〜1985/12/21)

第103回国会 外務委員会 第2号(1985/12/10、13期、参議院の会)

○秦豊君 外務大臣、私も最初にただいま外相在任記録更新中のあなたに祝意と敬意を表しておきたいと思います。  日ソ問題が大分論ぜられましたけれども、私もあえて重複を避けません。いろんな見方があると思います。全体的には米ソ関係がフレッシュスタートであるならば、日ソ関係についてもキャッチフレーズ的に言えばフレッシュスタートであってほしいと願う一人ではありますけれども、やはり最近のゴルバチョフ氏の演説、それからシェワルナゼ外相のさまざまな場における答え方、話し方、確かにスタイルとイメージの変化は私にも感得できますけれども、それは何ら例えば対日外交のウエートが急速に倍加したとか、あるいは日本重視について……

第103回国会 予算委員会 第4号(1985/11/06、13期、参議院の会)

○秦豊君 総理、「したたかと言われて久し栗をむく」、これはたしかあなたの近作じゃなかったですか。どんな心境を読まれたものですか。
【次の発言】 どんな御心境でしょうか、私もかつてあなたに歴代まれなるしたたか宰相と申し上げたこともあるが。
【次の発言】 総理、これは一応とお聞きください、一応あなたの政権はあと一年。そうしますと、平常心のあなたの胸中にも深く期するものがあると私は思います。あと一年の中曽根政治をどういうふうにデッサンしていらっしゃいますか、ぎりぎり重点思考して。
【次の発言】 今国会では、定数是正六・六、通常国会、東京サミット、言うまでもなく大きなターゲットですね。


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第104回国会(1985/12/24〜1986/05/22)

第104回国会 外務委員会 第1号(1986/03/27、13期、参議院の会)

○秦豊君 最初に外務省に、ガットに絡んで一問だけ伺いたいと思います。これは賛成法案ですからしつこくはやりません。  今度の措置によりまして、皮革と革靴をめぐるいわゆる対外摩擦、主として日米ですけれども、これは恒久的に解消されるんだというふうに楽観してよろしいんですか。
【次の発言】 それから、先ほど同僚議員がアメリカとリビア間の戦闘行為について若干質問されたようですね。外務大臣、自衛権論争まであったようだが、ごく平明にこれを考えまして、アメリカとリビア間のこういう軍事紛争というものについて、少なくともこれまでの国際的な反響としては、イスラエルがまずトップで、続いてイギリスと、大体同じころにやや……

第104回国会 対フィリピン経済援助に関する調査特別委員会 第2号(1986/04/24、13期、参議院の会)

○秦豊君 外務大臣それから平泉長官、さっきのとおりのいきさつで、第二次として月曜からきのうの夕方まで滞在して帰ってまいりました。アキノ大統領初めサロンガ委員長それからコンセプシオン貿易商業大臣、日本で言えば通産大臣のような人、あるいは中央銀行の副総裁等々に一連会ってまいって、それらを踏まえて少し質問をしたいと思います。  サロンガさんとは二十一日の朝お会いをしたわけですけれども、外務大臣ね、そこでまず一つ伺いたいんですよ。彼はこう言っているんですね。五月中旬にはアメリカを訪問する日程、これはもう決まっていますと。その前に日本政府が公式に招待をしてくれるならば訪米前の日程の中で日本に行っていろい……

第104回国会 対フィリピン経済援助に関する調査特別委員会 第3号(1986/05/16、13期、参議院の会)

○秦豊君 外務大臣、アメリカ政府は近くフィリピンに対する緊急援助的援助を決定しなるべく早く実行に移したいと、こう言っているようであります。日米間にも何らかの話し合いが持たれているのではないかと思いますけれども、あくまで日本の安倍外交の独自な問題ですから、そこで伺うんですけれども、我が国は、今非常な窮状のどん底にある新生アキノ政権に対して緊急援助的援助、これを具体的にどのように構想していらっしゃるのか。例えば無償を含め、あるいは商品借款の再開ないし実行、応用等を含めて、今安倍外務大臣はどう考えていらっしゃるのか。まずその辺から伺っておきたい。

第104回国会 予算委員会 第8号(1986/03/12、13期、参議院の会)

○秦豊君 今の対外問題に関連しまして、総理、東京サミットの大きな基調というのは世界経済の活性化と平和と軍縮にあり、しかもこの二つの命題というのは深々と絡み合っていると私は考えています。  そこで、総理としては、まず平和と軍縮という分野では特にどんな主張と提案をされるお考えですか。
【次の発言】 それだと、世界経済の活性化と平和と軍縮について日本国の代表としての特別なアクセントをつけた提案というのは殊さらには用意はされてない、こういうことですか。
【次の発言】 総理としては、東京サミットに、四月に枠ができますけれども、教育問題については何か構想をお持ちですか。


秦豊[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(参議院13期)

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第100回国会(1983/09/08〜1983/11/28)

第100回国会 外務委員会、内閣委員会、運輸委員会連合審査会 第1号(1983/10/07、13期、参議院の会)

○秦豊君 やはりきょうも一種のもどかしさを分かち合っていると思うんですけれども、アメリカのニューヨーク・タイムズとCBSがごく最近世論調査をいたしまして、KAL事件についてアメリカ政府は果たして真実の全容を明らかにしているかという設問に対して、六二%のアメリカ市民がノーと答えています。恐らく同種の調査をいまこの時点で首都圏で行ったとしても大体同率の反応になるのではないか。きわめて情報が軍事的意図によって閉鎖されている、閉塞されている、断ち切られていると思うんです。  そこで、参考人の皆さんの中で関川さんと青木さんにあえて伺いたいんですが、今後、情報閉塞状態の中にあってなおかつ唯一と言われている……


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第101回国会(1983/12/26〜1984/08/08)

第101回国会 予算委員会公聴会 第1号(1984/03/29、13期、参議院の会)

○秦豊君 私で最後ですから。両先生、我々予算委員会のメンバーは、日ごろは中曽根総理を初め、いわゆる高級官僚と称する人間のあの特有の日本語の中に浸っておるわけですよ。きょうはお二人の率直な、生き生きした日本語に久々に接しまして非常に愉快さをかみしめているところです。時間がございませんので、一言だけ確認さしてください。  名東先生には、例のマイルドな資産課税、あれはさっき片りんをおっしゃったような、あくまで農地というか土地重点ですね。これが一つ。それから、加藤先生には、五つ並べられた御提案の中でたしかトップにありましたね、エリート、それから脱落防止のバランス。これはしかし、例えばそれを具体化すれば……


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第102回国会(1984/12/01〜1985/06/25)

第102回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会安全保障問題小委員会 第1号(1985/04/10、13期、参議院の会)

○秦豊君 案です。  お二人に一問ずつ伺いたいと思いますけれども、質問の前に、私の自己認識はシビリアンコントロールの最高機関が我々国会に存するということは自明のことなのですけれども、今言われているシビリアンコントロールの実態というのは果たして十全かと絶えず私はそういう視点をおのれに対しても向けているわけであります。  結論から言うと、日本の国会が本当にシビリアンコントロール機能を果たすという場合には、今ちょうどイギリスの議会が到達している水準、あり方、例えばNATO正面に幾ら、海峡防衛に幾ら、そしてグレートブリテンの防衛に幾ら、つまり国防予算の配分とシェアについても実に的確で緻密な論議を積み上……

第102回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会安全保障問題小委員会 第2号(1985/04/19、13期、参議院の会)

○秦豊君 きょうはどうも御苦労さまです。私は秦ですけれども、政党に関係のない無所属という存在です。  さっきからお二人の御意見を拝聴しておりまして、私の日ごろから持っている安全保障に対する切り口、あるいはアングルというか、と、かなり相似するというか、したがっていわゆるお二人が述べられたことについて質問をするというよりは、ちょっと私自身の意見にお二人がどうお答えになるか、そういうふうな観点にしたいと思います。  実は、沖縄返還の特別協定の委員会、あの当時の議事録からフォローアップしたのですけれども、あのときの担当総理は佐藤榮作氏、外務大臣福田赳夫氏。野党議員との長い応酬の中で明確に議事録にとどめ……

第102回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会安全保障問題小委員会 第3号(1985/05/24、13期、参議院の会)

○秦豊君 きょうは長時間にわたりましてありがとうございます。  私の立場は、参議院の会と申しますけれども、政党に属する二人と無所属の私、三名で構成されている最小会派の一つであります。したがって、私は、私の意見しか反映しません。今から申し上げますことは、恐縮ですけれども、皆さんからお答えをちょうだいしておきたいことに触れたいと思います。  先ほど八木澤さんからは、お話の一こまとして、日本の新聞は軍縮問題を好むという御発言がありました。ややカテゴリーは違うけれども、日本の歴代政権も理念としての軍縮を語ることを好みます。私が数年前から、福田政権以来から、例えば国連の軍縮総会を被爆中心の広島で開いては……


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第104回国会(1985/12/24〜1986/05/22)

第104回国会 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会安全保障問題小委員会 第1号(1986/03/05、13期、参議院の会)

○秦豊君 まず、私どもの防衛政策の基本について若干展開をし、あわせまして、本年の一月に民社党が正式に提唱をいたしましたいわばニュー平和戦略の内容についてやや詳述をし、小委員会の御参考に供したいと思います。最後に具体的な提案を含みたいと思います。  去る昭和四十三年の私どもの第十回大会におきまして私どもが打ち出しました防衛政策の基本は、自主防衛の五原則であります。まず第一には、憲法に基づく防衛であるべきこと、第二には、平和外交を防衛と不可分の関係に位置づけること、第三には、日米安保を自主防衛の補完として正当にインプットすること、第四には、専守防衛と非核武装に徹すべきこと、最後に第五の原則として、……



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

秦豊[参]在籍期 : 10期-11期-12期-|13期|
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