魚住裕一郎 参議院議員
18期国会発言一覧

魚住裕一郎[参]在籍期 : 17期-|18期|-19期-20期-21期-22期-23期-24期
魚住裕一郎[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは魚住裕一郎参議院議員の18期(1998/07/12〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は18期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院18期)

魚住裕一郎[参]本会議発言(全期間)
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第143回国会(1998/07/30〜1998/10/16)

第143回国会 参議院本会議 第14号(1998/10/07、18期、公明)

○魚住裕一郎君 私は、公明を代表いたしまして、ただいま議題となりました日本国有鉄道清算事業団の債務等の処理に関する法律案を初めとする五法案、一承認案件に対し、小渕総理並びに関係大臣に質問をいたします。  冒頭、まず問題とすべきなのは、JR各社への追加負担の問題であります。  衆議院における修正でJR負担を半減させましたが、民営化した企業に政府の都合で新たな負担を課すということであり、行政改革のモデルと言われた国鉄改革に大きな傷をつけるものと言わざるを得ません。  そもそも、年金移換金に対するJR各社と清算事業団の負担区分は、平成八年の国会審議等を経て、JR各社一千六百八十三億円、国鉄清算事業団……


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第145回国会(1999/01/19〜1999/08/13)

第145回国会 参議院本会議 第18号(1999/05/07、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 私は、公明党を代表し、今般の小渕総理の米国公式訪問に関連し、若干の質問をいたします。  まず、総理の今回の訪米の基本的意義づけは一体何だったのかという点であります。  総理は、二十一世紀の日米関係に関して、アジア太平洋地域の平和と安定に不可欠なのは、日米両国が確固たる安全保障上の同盟関係を維持していくことであるとし、日米関係を二十一世紀において史上最高最強のものとすると表明されました。  私ども公明党も、日米関係は我が国外交の基軸であるとの認識のもと、今般の公式訪問は、二十一世紀に向けた強固な日米協力関係の構築を目指すために、北東アジア情勢など地域の安全保障や世界経済の安定に共……

第145回国会 参議院本会議 第31号(1999/06/28、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 私は、公明党を代表して、ただいま議題となりました住民基本台帳法の一部を改正する法律案に対し、小渕総理並びに関係大臣に質問いたします。  本法律案のキーワードは番号であります。  現在の行政分野において種々の場面で番号が使われております。社会保険庁の基礎年金番号、運転免許証の番号、パスポートの番号などであります。しかし、これらの番号はある特定の目的のために使用されている限定的な番号であります。もしも、各省庁の保有する個人情報を同じ番号システムを使って管理すれば、ある人物につき、官庁やデータの内容が変わっても、その番号からデータの共用が可能となる。行政機関が収集、利用している個人情……

魚住裕一郎[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院18期)

魚住裕一郎[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第143回国会(1998/07/30〜1998/10/16)

第143回国会 地方行政・警察委員会 第2号(1998/09/22、18期、公明)

○魚住裕一郎君 公明の魚住裕一郎でございます。  きょう午前中、松村理事、また輿石理事からも質問がございましたけれども、昨今の新聞記事を見ますと、特に地方行政については地方財政の緊迫度というか、これがかなり出ている。もう既に両理事からも出た話ではございますけれども、やはりこの点について触れざるを得ないだろうというふうに思います。  先ほどの大臣の所信的あいさつの中で、百六十兆云々という話も出ましたけれども、それを何とかしなきゃいけないという趣旨でるる述べておられますが、もう現場は本当にすさまじいなということを感じます。  新聞記事ではありますけれども、特に神奈川、先ほどもちょっと例として出され……

第143回国会 日本国有鉄道清算事業団の債務処理及び国有林野事業の改革等に関する特別委員会 第4号(1998/10/13、18期、公明)

○魚住裕一郎君 公明の魚住裕一郎でございます。参考人の各先生には朝早くから御苦労さまでございます。  さて、若干お聞きをしたいと思いますが、まず玉置参考人、もう二十年来このJRの問題について、国鉄の長期債務についてずっと研究し、また論陣を張ってこられておるということでございますし、またニューヨーク・タイムズ等を含めて世界的にも広がりを持つ意見の陳述がございました。非常に感銘深いというか、そう思ったわけでございますけれども、最後の先生の御意見、JRの追加負担はもう即刻撤回すべきであるというお話でございまして、私も全くそのとおりであるというふうに思っているところでございます。  このJRの追加負担……

第143回国会 日本国有鉄道清算事業団の債務処理及び国有林野事業の改革等に関する特別委員会 第5号(1998/10/14、18期、公明)

○魚住裕一郎君 公明の魚住裕一郎でございます。  きょうはもう三日目でございますけれども、なかなか理解できないことがたくさんございますので、順次質問をさせていただきます。  この国鉄債務、林野の債務の処理法案が参議院の方に送られてまいりまして、各新聞社からいろんな論説が出ておりますけれども、非常に評判が悪いというか、何やつているんだというような形がよく出ております。ある社の社説の中では「こうした意味を理解せずルール無視を押し通して世界に恥をさらした政治家と官僚の罪は重い。」、そういう一節もございました。これは全国紙の社説の一節でございますけれども、まさに私たち政治家あるいは官僚の諸君の罪は重い……


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第144回国会(1998/11/27〜1998/12/14)

第144回国会 地方行政・警察委員会 第4号(1998/12/10、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  先ほど来、高嶋委員からの大変厳しい地方財政を前提にしての質問がなされておりますけれども、本当に各地域、商店街回っても何か寂れているなというようなそんな印象も受けますし、いろいろ施策をやっておられると思いますけれども、いま一歩かなというふうに思っております。  我が党も本当に地元から何とか日本の状況をよくしていきたい、そういうことで商品券というものをお訴えをさせていただいて、景気対策として何とかとれないかというようなことで訴えてまいりました。自民党さんも若干それを受け取って、地域振興券という形で今度の補正の中で実現される運びとなったわけでござい……


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第145回国会(1999/01/19〜1999/08/13)

第145回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第3号(1999/06/15、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  中央省庁の改革、また地方分権ということで一括して、きょうは総括でございますが、若干質問をさせていただきます。  先ほど来、明治、あるいは戦後の改革期、三番目の大改革だと、そういう御発言もございました。本当に私もそうだなと思う反面、実際には明治以来の大改革ではないかというふうに私は思っております。  ある学者の方が日本の体制を評して、一九四〇年体制と言った方がおられました。つまり、国家総動員の体制が今日までずっと続いてきてしまっている、その体制のままに戦後の荒廃の中から経済復興にかけて一生懸命働いてきた、これが今の日本の姿であり、また問題の所在……

第145回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第8号(1999/07/01、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  四人の先生方には、本当にきょうは貴重な意見をちょうだいいたしましてありがとうございます。  時間が私の場合は十五分しかありませんので、早速質問に入らせていただきます。  まず、諸井参考人にお尋ねをしたいんですが、確かに平成七年から五百回を超えるようなずっと議論をされてこられまして、その努力には心から敬意を表する次第であります。本当に明治以来あるいは戦後改革以来の大きな改革であろうということで、また力も入っていろんな議論を展開されてきたというふうに拝察をするものであります。  ただ、特に国と地方の関係、先ほど来からも話が出ていると思いますが、こ……

第145回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第11号(1999/07/08、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 私は、公明党を代表して、ただいま議題となりました地方分権の推進を図るための関係法律の整備等に関する法律案に賛成、共産党提出の修正案に対して反対の立場から討論を行います。  私ども公明党は、明治維新以来の中央集権的体制を抜本的に改革し、日本の閉塞状況打破のため、 「地域から日本を変えます」とのスローガンのもと、地方分権の本格的推進を主張してまいりました。その実現には、平成五年国会決議で確認されたとおり、国と地方の役割の見直し、国から地方への権限移譲、地方財源の充実強化等の改革を果たすことにより、初めて可能となるものであります。  本法律案は、地方分権を真に実現するものとしては残念……

第145回国会 地方行政・警察委員会 第2号(1999/03/09、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  まず、質問に入る前に、先ほど松村理事から国家公安委員長に対しまして告訴事件の件につきまして御質問がございましたけれども、その受け答えを聞いていて、本当にそうだなと実は私も感じた次第でございます。刑事局長から十年ぐらい件数は余り変わっていないというようなお話でございましたけれども、どうも全く切った張ったの簡単なといったらおかしいんですが、そういう事件はすぐやりながらも、経済事犯であるとかあるいは知能犯というか、そういう事案に対してはなかなか取りかかってくれていないんではないかというような印象を私も持っておりまして、ぜひ国家公安委員長におきまして……

第145回国会 地方行政・警察委員会 第4号(1999/03/15、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。若干質問をさせていただきます。  まず第一に、地方債に関連してでございますけれども、国債もたくさん発行されるということもございまして、いろんな要因が絡みますが、長期金利が上昇してきているということがあります。そういう状況の中で、地方債の消化というものもかなり厳しくなってきているのではないか。先般、同僚の白浜委員から、市場公募債について格付に関連しての質問がございましたけれども、縁故の地方債においても大変難しい状況があるのではないか。  そういうことを含めまして、どのような発行の努力をしているか、その点につきまして御答弁をいただきたいと思います。

第145回国会 地方行政・警察委員会 第7号(1999/03/30、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  きょうは、運輸大臣、当参議院地方行政・警察委員会の審議に御協力をいただきましてありがとうございます。当委員会は海上保安庁の事項も所管をしておりまして、先般来の山田・新生丸事件、これについてもお尋ねをしたかった。ようやくこの成田財特でお出ましをいただいたわけでございますけれども、過去にも橋本登美三郎運輸大臣あるいは森山欽司運輸大臣が地方行政委員会に出席をされ審議に御協力をいただいているわけでありまして、今後ともこの海上保安に関する事項につきまして積極的に御協力を賜りたいというふうに思う次第であります。  そこで、まず最初に今般の不審船の対応につ……

第145回国会 地方行政・警察委員会 第9号(1999/04/22、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住でございます。  何点か参考人の各先生にお聞きしたいと思います。  まず、チャイルドシートでございますけれども、島野先生と岩越先生、六歳ということで切っていますけれども、本来これは六歳ではなくて体の大きさではないかなと私は思うんですが、この点はいかがでしょうか。
【次の発言】 悲惨な交通事故の事例を見たりあるいはJAFでもいろんな実験をされていると思いますけれども、そういう事例を見るとやはり義務化というのは本当に大事だなとは思うんです。  そのやり方なんですが、点数制度ということで強制をしていこうということでございますけれども、例えば今の考え方ですと、タクシーの場合……

第145回国会 地方行政・警察委員会 第10号(1999/04/27、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  今般、道交法の一部を改正する法律案が審議されておりますけれども、チャイルドシートの着用の義務化が中心内容でございます。我が党も古くから交通戦争に真正面から取り組んできたところでございまして、この方向性は我が党においても是認し得るところでございますが、若干ちょっとわかりにくい点もございますので、短時間でございますが、何点か質問させていただきます。  お経読みの段階でも所要の規定の整備等言われて、ちょっとわかりづらいところから先にお聞きしたいんですが、今般、百十三条の四という規定が挿入されます。この法律に基づく国家公安委員会の権限に属する事務を長……

第145回国会 地方行政・警察委員会 第12号(1999/06/08、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  いよいよ高齢社会また少子社会、そういう社会を迎えて、人生八十年という時代の中でこういう再任用制度というような形になっていくのかなというふうな思いもありますし、基本的には賛成でございます。  ただ、今時期がどうなのかなと。完全失業率も四・八%、男性に至っては五%というような状況の中で、民間も中小企業のみならず大企業もあっぷあっぷしている、どんどんリストラで首を切られている、そういう状況があります。また、労働組合の連合もあした雇用確保の集会をやりまして、国会請願デモもやる。そういう中で、お上だけが定年延長というか再任用で職場を確保しますよというこ……

第145回国会 地方行政・警察委員会 第15号(1999/07/27、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  きょうは、四人の先生方、本当にありがとうございます。早速ですが、御質問をさせていただきたいと思います。  まず、堀部先生にお願いをしたいんですが、もう先生御承知のとおり、衆議院の段階で本改正案につきまして修正が加えられました。「個人情報の保護に万全を期するため、速やかに、所要の措置を講ずるものとする。」。そして、所要の措置は何かといえば、民間部門をも対象とした個人情報保護に関する法整備を含めたシステムを速やかに整える、これが一点目。二つ目は、そのシステムの整備状況を踏まえて、本法律、住民基本台帳法におけるさらなる保護措置を講ずるために所要の法……

第145回国会 地方行政・警察委員会 第16号(1999/07/29、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  住民基本台帳法の一部を改正する法律案、昨年の三月に当時のいわゆる自社さ政権のもと国会に提出をされました。事前に各党に説明をされたというような御説明があったんですが、御案内のとおり、公明党は当時は公明という名前で参議院の政党でございまして、私ども事前の説明は受けたことはございません。そういうことも手伝って、きょうは若干の質問をさせていただきたい、このように思うところでございます。  この改正案に入る前に、最近この改正案に係るマスコミ報道もございますけれども、いろんな事件が起きておりましてマスコミをにぎわしているところでございます。一番頻繁に出て……

第145回国会 地方行政・警察委員会 第17号(1999/08/03、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  前回、七月二十九日、質問に立たせていただきまして総括的な質問をさせていただいたわけで、きょうも若干個別論点について質問をいたしたいというふうに思います。  その前に、七月三十日、要するに二十九日の夜、翌日の朝方ということでございますが、大きな火事がございました。大阪の豊中というところで、死者が九名、負傷者が六名でしょうか、そういう大きな火事がありまして、築三十五年の木造モルタル二階建てのかなり大きい、延べ面積五百七十六・四平米という共同住宅でございますけれども、海月荘というアパートのようでございます。ちょうど大阪の飛行場のそばで、かなり騒音が……

第145回国会 地方行政・警察委員会 第18号(1999/08/05、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  前回に引き続きまして、問題点を二、三、確認かたがた質問させていただきます。  前回ちょっとカードの関連を中心に聞かせていただきましたけれども、若干残りましたのですが、例えば転出する場合にはカードを返す、そして転出証明書をもらうという形になっておりますが、このカードの中には、各地方公共団体で付加情報をつけ得るということでいろんな福祉情報とか医療情報とかがたまっていくと思うんですね。  きょう地方公聴会で、何が知られたら嫌かというような中で、自分の病歴が漏らされるのが嫌だ、そういうような御意見がございました。もっともだなと。糖尿病であれ、がんであ……

第145回国会 地方行政・警察委員会 第19号(1999/08/06、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  時間が余りありませんので、何点かに絞ってお話を聞かせていただきたいと思います。  先ほどサミットの話がございましたけれども、この不正アクセス、とにかくサミットで約束しましたということで、早くやれ早くやれと、そういう形で警察の皆さんがずっと一生懸命やっておられたんです。ケルン・サミットは終わりましたけれども、サミットではどんな報告をしたんですか。今出しております、衆議院でやってもらっています、そんなところだけでサミット参加諸国は結構ですと、そういう話なんですか。
【次の発言】 わかりました。事前の警察の御説明では、あたかも日切れ法案のような言い……

第145回国会 予算委員会 第9号(1999/03/03、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  がらっと変わりまして、現下の経済情勢を中心に少々質問をさせていただきます。  先ほどから失業率を含めて失業者の話が出ておりますが、きのうの新聞によりますと、もう失業者三百万人に迫る、非自発的な失業者は百万人だということでございます。特に中高年の方が多く失業されているということでございます。  私も、ことし正月から町工場がたくさんあります東京都の大田区とかずっと回っておるんですけれども、町工場のおじさんに聞きますと本当に仕事がない、それから多摩川べりを歩いてもいわゆるホームレスと言われる方がいる、また失業者も本当にベンチの上で座ってぼうっとして……


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第146回国会(1999/10/29〜1999/12/15)

第146回国会 法務委員会 第2号(1999/11/11、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  以前にこの当法務委員会に所属させていただいておりましたが、久しぶりに帰らせていただきまして、また張り切って委員を務めたいと思っております。  今、お二人の自民党の委員からの質問がございましたけれども、法務行政、いろいろ思いというものが皆さんおありになると思うんですが、私は、前にある法務大臣が、国の基本となる要素というのは人と地面と統帥権だとおっしゃった大臣がおられて、人と地面という面では両方法務行政に係るものでございまして、そういう意味では国の大宗というか骨格をなすのが法務行政であるというふうに思っております。  でありますから、時代によって……

第146回国会 法務委員会 第3号(1999/11/16、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  今回の民法の行為能力の制度、百年ぶりに大改正ということでございます。近年、高齢社会に突入をいたしまして、いろんな分野でこの行為能力の制度につきまして不備が目立ってきたなというふうに思っているところでありまして、今回の成年後見制度の改正というものはまさに時期を失したのではないかというふうに思っているような次第であります。  私ども理事、また各法務委員会の委員のもとにもいろんな要望書が来ていると思いますが、今般、きのうですか、日本障害者協議会というところからも緊急要望書というのが送られてまいりました。その中には、「参議院におきましても、大綱におい……

第146回国会 法務委員会 第4号(1999/11/18、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  きょうは、四人の参考人の皆さん、朝早くから大変に御苦労さまでございます。  何点かお話を伺いたいなと思うんですが、まず田山先生、いろいろ比較法的な面も含めてお話をちょうだいいたしたわけでございます。この成年後見制度、新しい民法改正という形で提案されておるんですが、この法律案、実は自自公なんて言われておりますが、自自の時代に実は出されておりまして、私が参加すればもっと違ったものになるななんて実は思っておったんです。  私も法学を学んだ者として、民法は総則から順番に勉強していきますね。そうすると、人が出てくる、自然人が出てきて、いきなり行為能力の……

第146回国会 法務委員会 第7号(1999/11/30、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  五人の参考人の先生方、本日は本当にありがとうございます。時間が限られておりますので、何点か質問をさせていただきたいと思います。  まず、浅野健一参考人にお願いをしたいんですが、先ほど先生のお話を伺っていますと、何か戦前の治安維持法事件をやっていた、その被告事件を扱っていた弁護士も捕まってしまったというような、そういうような日本の戦前の歴史があります。何か非常に似たような日本人の心理状況というのがあるのかなというふうに実は思っております。  私は、浅野先生のメディア論、マスコミ論、いつも刮目しているところでございますが、結論とすれば、先生の立論……

第146回国会 法務委員会 第8号(1999/12/02、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住でございます。  何点か質問をさせていただきたいと思いますが、いわゆるオウム真理教については各所で不安を巻き起こし社会問題化しているというふうに認識をするものでございますが、かつてサリンをまいてという、そういうようなことをやったわけであります。  この宗教法人オウム真理教自体はもう破産になり、公安審査会も破防法の適用はしなかったということがございますが、このいわゆるオウム真理教の危険性、現在における危険性というものはどのようにとらえていけばいいのか。要するに、今回のいわゆる団体規制法の中でも無差別大量殺人行為に及ぶ危険性があると認めるに足りる具体的事実ということにな……

第146回国会 法務委員会 第10号(1999/12/10、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  このたび議員立法でこの特定調停法案を提出されましたけれども、現在の消費者金融でありますとか、いわゆるカード破産とか住宅ローンの問題を考えた場合に、本当に時宜に合ったというか、本当に必要な法律案であるというふうに私も考える次第でございます。  ただ、特定債務者に原則的に全然限定がないということで、先ほども小川委員の方からも質問があったんですが、ゼネコンでも使えますよというような話がありました。ゼネコン徳政令という批判が去年あったからとありましたけれども、ことしの三月四日、自民党がこの特定調停法案を出そうというようなことを決めたときに、山本幸三先……

第146回国会 法務委員会 第11号(1999/12/13、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  先行委員の質問でかなり論点が出てきたなと思っておりますが、若干重複もあるかと思いますが、質問をさせていただきたいと思います。  ここ二十年くらい各国で倒産法制がかなり新たな形で改正されて整理されてきたというような世界の動きがあるようでございます。また、そんな中で日本においても、先ほど御説明がありましたけれども、数年前から倒産五法の問題点を整理しながらやってきたということでございますが、この民事再生法を先行させて、和議法にかえてやっていくというその理由をもう一度教えていただけますか。
【次の発言】 昨年九月から中小企業に適する手続をということで……


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第147回国会(2000/01/20〜2000/06/02)

第147回国会 選挙制度に関する特別委員会 第2号(2000/05/29、18期、公明党・改革クラブ)

○魚住裕一郎君 この一年間、公明党・改革クラブにおきましても参議院選挙制度改革に関する協議会に参加をさせていただきまして、種々議論をしてまいりました。概略、先ほどの溝手委員のおまとめになった発言のとおりであるわけでございますが、今、柳田理事からも抜本的な改革案等についてお話が出ました。  抜本改革案については、各党もそれぞれずっと議論をしておられるというふうに思いますが、もちろん我が会派、また党においても同様でございます。参議院の本来的な機能を発揮させるためにも、また行政改革という精神も生かして一定の数の削減の上に、また選出方法を大幅に考え直していくべきだ。その際に、やはり人物を重視する制度と……

第147回国会 法務委員会 第2号(2000/03/14、18期、公明党・改革クラブ)

○魚住裕一郎君 公明党・改革クラブの魚住裕一郎でございます。何点か質問をさせていただきたいと思います。  今、江田委員の方からオウム真理教のお話が出たわけでございますけれども、やはり政治的には警察の問題がいろいろ取りざたされておりますけれども、やはりこのオウムの問題も目を離せない。  それで、昨年末に団体規制法が成立し、施行し、いろんな形で観察処分という形になっていったわけでございますが、これは各自治体に報告をするというようなこともあったと思いますが、具体的に、この報告の形式といいますか内容について、概略お教えをいただきたいと思います。

第147回国会 法務委員会 第3号(2000/03/15、18期、公明党・改革クラブ)

○魚住裕一郎君 公明党・改革クラブの魚住裕一郎でございます。何点か御質問をさせていただきたいと思います。  最近、被害者支援といいますか救済といいますか、非常に注目をされているところでございまして、法務省の方からも被害者支援員というんですか、その制度がスタートしたというふうに伺っておるところでございますが、その制度の目的といいますか、概要を簡略にお示しください。
【次の発言】 どういう人が当たるかというと、定年退職した副検事さんや検察事務官というようなことのようでございますが、これは何か見方によっては、ある意味じゃ定年退職後の職場というような、そんなふうに見えるところがございまして、この報酬と……

第147回国会 法務委員会 第5号(2000/03/21、18期、公明党・改革クラブ)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  今回、商業登記法という法律でありながらかなり技術的な法律だと思うところでありますが、今、世の中でIT革命というような言葉がはやっておりますし、我が党においても情報通信立国また電子政府を推し進めるべきである、そういうふうに訴えているところでありまして、いよいよその基礎的なインフラが今回の電子認証あるいは電子公証制度というものでスタートをするなというふうに思っておりまして、本当に期待するところが大であるわけであります。いよいよ産業革命以上のインパクトを社会に与える法制度としての第一歩を記すんではないかというふうに考えているところでございまして、そ……

第147回国会 法務委員会 第7号(2000/03/28、18期、公明党・改革クラブ)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  今回、裁判所職員定員法、人数をふやすということで改正案が出てきているところでございますが、判事補については平成三年以降ですか、五人とか七名とかそういうふうに徐々にふやしてきているというふうな状況であるわけでございますが、判事補ではなくて判事については全然この十年ばかり増員されていないようでございます。判事の給源、どこから採用していくかということもあろうかと思いますが、そろそろこの判事の増員がされてもおかしくないんではないかというふうに思うわけでございまして、何でこの増員がなかったのか、またいつごろになったら判事の増員ということが考えられるのか……

第147回国会 法務委員会 第9号(2000/04/18、18期、公明党・改革クラブ)

○魚住裕一郎君 公明党・改革クラブの魚住裕一郎でございます。  民事法律扶助法、我が公明党が長年主張をしてきたものでございまして、ようやくここまで来たなというのが実感でございますが、小さく産んで大きく育てるというようなことを言われますけれども、この法律扶助、今回は民事法律扶助という形でスタートするわけでございますが、そういう観点から何点か質問をさせていただきたいというふうに思います。  まず、先般この趣旨説明をお伺いしたわけでございますが、法文上、第一条に「目的」というふうにありますが、司法制度の充実に寄与するという、公共性の観点からこの目的が書かれております。もちろん、日本国の公の秩序あるい……

第147回国会 法務委員会 第12号(2000/05/09、18期、公明党・改革クラブ)

○魚住裕一郎君 公明党・改革クラブの魚住裕一郎でございます。  かつて弁護士をやっていたときに、被害者という場合は刑事手続においていかにして公判期日までに示談をかち取るかみたいな部分が最大の関心事だったわけでございまして、そういう意味では弁護活動をやりながら確かに、今客体というような表現が政務次官からありましたけれども、そんな気持ちがします。そういう状況の中でも、やはり被害者の保護、救済ということが本当に国連でも取り上げられ、大きな社会のうねりとして刑事司法制度の信頼を維持するためにも必要である、そういう観点から私も発想するところでございます。そういう意味から、今回の政府の二法案、そしてまた民……

第147回国会 法務委員会 第13号(2000/05/11、18期、公明党・改革クラブ)

○魚住裕一郎君 公明党・改革クラブの魚住裕一郎でございます。  きょうは大変貴重な御意見をいただきまして心から感謝いたします。  何点かお話を承りたいと思いますが、まず宮澤先生にお聞きしたいんですが、今回のいわゆる閣法は主要な問題点をほぼ網羅しており評価できるというふうにコメントをしていただきました。  法制審議会に対する諮問というのが去年ですかあって、九項目にわたりますが、最後の「被害回復に資するための没収及び追徴に関する制度の利用」についてはどうかという、この部分については今回は法制度上落ちているんですが、この点について先生の御意見はいかがですか。

第147回国会 法務委員会 第15号(2000/05/18、18期、公明党・改革クラブ)

○魚住裕一郎君 公明党・改革クラブの魚住裕一郎でございます。  今、江田委員からお話しございましたけれども、昭和五十年からということでございますので、足かけ二十五年、四半世紀たってようやくというような思いもするわけであります。冷戦終結後の、特にボーダーレス化した現在の経済の中で国際的な競争力をつける、これが今回の会社分割のある意味ではねらいであるというふうに言われているところでございますが、この会社分割法制が何ゆえ競争力アップに寄与するのか、ちょっとその辺について御教示をいただきたいと思いますが、法務大臣、お願いします。
【次の発言】 分割ということで、あっちのものを切ってこっちにくっつけたり……

第147回国会 法務委員会 第16号(2000/05/23、18期、公明党・改革クラブ)

○魚住裕一郎君 公明党・改革クラブの魚住裕一郎でございます。  前回に引き続きまして、この会社分割に関連して何点か御質問をさせていただきたいと思います。  会社分割というのは、分割会社から新設の会社あるいは承継の会社に分割会社の営業を譲渡するというか、承継させるというような構成になっているわけでありますが、その営業を構成する財産あるいは債務、これがそれに伴って移転するという形になるわけであります。承継した財産あるいは債務、これを受け取る側になる設立の会社などにおいては、商法上いろんな計算項目でどのように計上していくかというのは結構実務上難しい問題があるのではないかというふうに思います。  まず……

第147回国会 法務委員会 第17号(2000/05/25、18期、公明党・改革クラブ)

○魚住裕一郎君 公明党・改革クラブの魚住裕一郎でございます。きょうは、提案者の先生方、御苦労さまでございます。  選択的夫婦別姓制度を柱とする今回の民法の一部を改正する法律案が審議されているわけでございますが、私どもにおきましても、この選択的夫婦別姓制度自体、大賛成でございます。  今回の提案については、一部その提出時に釈然としないものが残るわけでございますが、各先生方の御努力には敬意を表するところでございます。ただ、余り議論をしていなかった部分もございますので、何点か御質問をさせていただきたいと思います。  まず、婚姻の適齢でありますとか再婚禁止期間とか氏あるいは相続分の問題、家族に関連する……

第147回国会 予算委員会 第6号(2000/03/07、18期、公明党・改革クラブ)

○魚住裕一郎君 公明党・改革クラブの魚住裕一郎でございます。  平成十二年度予算につきまして、若干の点につきまして御質問をさせていただきたいと思います。  今、セーフティーネットというのがよく耳にする言葉でございまして、そういう観点から、かなりいろんな施策もこの予算案の中に含まれているというふうに認識をしているところでございますけれども、そういう観点から何点か質問をさせていただきたいと思います。  もうちょうど五年前になりますし、阪神・淡路大震災、本当に私たちの記憶に残るところでございまして、五年たっていろんな形で制度とか具体的な危機管理対応策というものが練られてきたというふうに私も認識をして……

第147回国会 予算委員会 第13号(2000/03/17、18期、公明党・改革クラブ)

○魚住裕一郎君 公明党・改革クラブの魚住裕一郎でございます。  今の先行委員の御質問、また御答弁を伺っておりますと、本当に明るい未来が展開していくなというように思うわけでございますけれども、私ども、ことしの二月に党を挙げて全国の中小企業の実態は一体どんなものだろうかということで全国の議員、また壮年党員の皆さんとともに実態調査を聞き取り面接の方法でやりました。  今、全国集計を何万社となるものですからやっている最中でございまして、きょうはその一部を持ってきたんですが、ちょうどそれで質問をさせていただきたいと思いますが、民間の調査機関でもことしの一月の状況を調べておりまして、かなり倒産がふえている……


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第149回国会(2000/07/28〜2000/08/09)

第149回国会 法務委員会 第1号(2000/08/09、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  ただいま大臣から御説明がありました重要施策について、二点ほどお話を承りたいと思います。  一つは、人権擁護行政に関してでありますが、七月二十八日ですか、人権擁護推進審議会における論点整理についてということで、「今後論議すべき論点の整理」、そういうものが発表になりました。その中で、いろんな人権侵害の態様、問題類型また事象、さらに現行の救済システム、その実効性に関する問題点あるいは必要な救済に関する論点項目というような形でまとめられているところでございますが、特に近来、プライバシーという問題が大きく取り上げられているところでございまして、メディア……

第149回国会 予算委員会 第2号(2000/08/08、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  関連で、伊豆諸島の地震災害についてお聞きしたいと思います。  選挙が終わった六月二十六日、翌日からですが、三宅の避難、火山情報からの避難、そこから約一カ月半になるわけであります。住民の皆様には心からお見舞いを申し上げる次第であります。  一カ月半の間に震度六弱が四回、五以上は十七回、有感地震は一万回以上、今でも現実に多分十分置きぐらいに感じる地震があろうかというふうに思っております。住民の皆さんは、これはいつまで続くのかということ、また台風シーズンがもうすぐ来ますので、崩落した土砂、さらにこの水で土砂崩れが起きるんではないか、また観光シーズン……


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第150回国会(2000/09/21〜2000/12/01)

第150回国会 選挙制度に関する特別委員会 第3号(2000/10/10、18期、公明党)

○委員以外の議員(魚住裕一郎君) 非拘束名簿式比例代表制においては、名簿中の候補者を選択して投票する制度でありますので個人名投票が行われているものでございますが、個人名投票のほかに、多くの国においては個人名投票と政党名投票の選択制を採用しているところであります。  この非拘束式比例代表制を採用している国といたしましては、ベルギーの上院下院、それからノルウェーの上院下院、オーストリアの下院、オランダの下院、フィンランドの、これは一院制でございます、とデンマークなどがあるわけでございますけれども、オランダとフィンランドは別でございますが、個人名だけでございますが、ベルギー上院下院、ノルウェー上院下……

第150回国会 選挙制度に関する特別委員会 第4号(2000/10/11、18期、公明党)

○委員以外の議員(魚住裕一郎君) かつてといいますか現在の比例選の中におきまして、公明党は反対の立場でございましたけれども、そういう拘束名簿式の中でじゃどういうふうに二院制の特色を出せるかということで、いわゆる国民会議方式と名を打ちまして、先生御指摘の各界の専門的知識を有する者を党議拘束をかけないという形で御推薦を申し上げて参議院に来ていただいた、そういう経緯もございました。結論として、私は各党の工夫次第ではないだろうかというふうに考えているところであります。  今までの議論の過程におきまして、二院制における参議院の役割というもの、これは多元的な国民の意思をよりよく国会に反映させると。ただ、衆……

第150回国会 選挙制度に関する特別委員会 第6号(2000/10/13、18期、公明党)

○委員以外の議員(魚住裕一郎君) 存在意義、それからあるべき姿、そして良識の府、同じような観点から考えられるところでございまして、今、片山発議者が述べられたことにオーバーラップすることとなろうかというふうに思っております。  第二院はなぜあるのか、第一院と同じ議決をすればその存在意義はない、あるいは第一院と違う議決をすれば反動になる。たしかシエイエスかだれかが言ったと思いますが、第二院というものはそういうふうに見られてきたところでございます。  しかしながら、やはり第一院のみの議決でドラスチックに物事を決めていくということよりは、より丁寧に民衆、国民の意思というものを反映する制度、これが私は日……

第150回国会 法務委員会 第2号(2000/11/02、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  先般の所信的ごあいさつ、決意を込められたお話を拝聴したところでございますが、課題が山積している法務行政でございます。最近耳新しい言葉と言ったらちょっと私の不勉強がばれてしまうんですが、法整備支援ということが一生懸命取り組まれているようでございますが、法整備支援、これはどういうことなのか、ちょっと御説明をいただけますでしょうか。
【次の発言】 我が国は、明治維新以降、それまでの律令体制というか中国法制を中心にした法体系から近代西洋的な法制度を移入してきた。その中で、大変な努力の積み重ねで今の我が国の法体系があるわけでございますが、私から見ても、……

第150回国会 法務委員会 第3号(2000/11/07、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  今回、この民事再生法等の一部改正法律案、それから外国倒産処理手続の承認援助の法律案を審議させていただいておりますが、午前の質問でも、特に倒産法制をずっと整備してきたという経緯をお聞きしたわけでございますが、今回個人債務者に絞って民事再生手続の特則を設ける、しかも住宅ローンの問題とか給与所得者の特則というのも随分特則の特則みたいに出てきたなというふうに思うわけでございますが、午前中にも出てきたと思いますが、個人債務者に絞って特則を設けることとしたのはなぜかということを概括的にちょっと御説明をお願いしたいのですが。

第150回国会 法務委員会 第5号(2000/11/09、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  提案者の先生方には、近時の少年犯罪増加、いろいろ説がございますが、確かに一般国民の耳目を驚かすような事犯が多発している中で、適時適切な少年法の改正案を作成されて提案されましたこと、まず心から敬意を表する次第でございます。  昨日の本会議でも、またきょうの午前中の質疑でも、要するに少年犯罪はふえているのか減っているのかといろいろ議論があったところでございますが、もう一度、何回も出てくる話ではございますが、少年犯罪の傾向性、その数でありますとか罪種でありますとか、最近どうなっているのか、いろんな白書では第四のピークで上がってきているのかなとは思う……

第150回国会 法務委員会 第6号(2000/11/14、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  きょうは、具体的な制度につきまして若干御質問をさせていただきたいと思います。  新聞、マスコミ等で厳罰化というような見出しになりますが、私、前回も、本当に厳罰化になっているのかなということもございますが、ただ今回、処分等の見直し、特に減刑の見直しにつきまして改正になったところが特にそうなのかなというふうに理解をしております。  今まで、十八歳未満の少年につきまして、死刑で処すべき者は無期にするということで、その場合には七年で仮出獄可能であったものが無期とされても十年のままにしますというような改正になっております。また、無期刑に処断すべきときは……

第150回国会 法務委員会 第7号(2000/11/16、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  前回に引き続きまして質問をさせていただきます。  前回、事実認定の適正化というような観点で検察官の関与ということをお聞かせいただいたところでございますが、今般、検察官の抗告受理申し立てということが提案されております。上告受理申し立てというのは聞いたことがありますが、抗告受理申し立て、新しい考え方かなと思いますが、廃案になりました旧閣法では検察官の抗告権だったと思うんですが、この抗告権と抗告受理申し立ての違いというものをわかりやすく御説明をお願いします。
【次の発言】 この前の閣法では抗告権、法制審議会を経てきたものが抗告権であったところが、な……

第150回国会 法務委員会 第8号(2000/11/17、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 三人の参考人の先生方、ありがとうございました。  まず、山田参考人に今の修復的司法について引き続きお聞きをしたいのでございますが、確かに私どもも、少年法改正の問題とは別個にいたしまして、被害者への配慮あるいは心の傷のケアといいますか、そういう側面と、少年の更生、社会復帰にとって物すごく大きな方法論だなというふうに思っておりまして、法務大臣や総理にも進言をし、どうやったらうまくそういう制度といいますか組み立てができるんだろうかということをずっと今考えているところなんですね。  多く当たってこられまして、先ほどヨーロッパでは六百ですか、そういうプログラムがあるということでございます……

第150回国会 法務委員会 第9号(2000/11/24、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  提案者の皆様、御苦労さまでございます。  大分議論も深まってきたなというふうに認識をしているところでございますが、今質問にもございましたように、現場の運用というようなことが問題になってこようかというふうに思っております。そしてまた、今回の改正案におきましては裁判所の役割も大変大きくなってきているというふうに思うところでございまして、まず今回の改正案が家裁の実務においてどういうような影響を与えるかということから、確認ということも含めて若干お話を承りたいというふうに思います。  今回の改正案の一つの目玉みたいな部分は、原則逆送、いわゆるというふう……

第150回国会 法務委員会 第10号(2000/11/28、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  提案者の皆様、御苦労さまでございます。  二十一世紀は人権の世紀というふうに言われておりまして、私どもも、二十一世紀こそ人権が最大限尊重され、風通しのいい社会にしなきゃいけない、そんな決意で取り組んでおるところ、今回、人権教育及び人権啓発の推進に関する法律案ということで、議員提案という形で立法化せんとされている先生方の御苦労に心から敬意を表するところでございます。  さて、今、石渡理事の方から人権擁護推進審議会の答申を受けてのこのような立法ということでございますが、審議会の答申が出た段階で、各マスコミでは法的措置の言及がないという見出しで報道……

第150回国会 予算委員会 第3号(2000/11/22、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 気分を変えて質問をさせていただきたいと思います。  けさの冒頭の質問は、内閣不信任案に関連しての質問でございました。私も、非常に気にかかるものですから四時ぐらいまでテレビ中継を見ていたところでございますが、本当に日本の政治が一体どういう方向へ行くのかと本当に気をもんだところであります。とともに、一緒になって思い起こしたのは、三宅島の全島避難をされている方々でございます。  六月二十六日の地震情報から約五カ月、そしてまた全島避難して三カ月になるわけでございますが、暑い時期に避難されて、寒い時期に入ってきた。  きのうも三宅村の長谷川村長とお会いしたんですが、その前は、島の関係者か……


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第151回国会(2001/01/31〜2001/06/29)

第151回国会 法務委員会 第2号(2001/03/15、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  この福岡事件というか福岡問題というか、一連のいろんな事件が次から次へと出てきて、先ほど江田理事からもお話がございましたけれども、もう国民の皆様もうんざりしている。最後のよりどころが司法の部、ここだけは信用できるんだとみんなそう思っていた、思いたい。そういうような中で、何かなれ合いというような形で癒着というかそんなことが出てきてがっかりしているというのが国民の皆様の思いではないかな、そういうふうに思い、また私も憤慨をするところであります。  昨日、またその前ですか、法務省と最高裁の方から調査報告書をいただきましたが、ずっと読ませていただいて、本……

第151回国会 法務委員会 第3号(2001/03/22、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  この予算の審査の委嘱を受けて質問をさせていただきますが、平成十三年度予算編成に際して、法務省として一番大きなところは何か、これはやはり定員法の中で人材をどれほど確保するか、そういうことが最大の眼目だったんではないかなというふうに承知をしているところでございます。特に近年の国際化の流れの中で不法滞在者もどんどんふえている、そういう出入国管理の体制というものを人的、組織的に拡充させていかなきゃいけない、そういうふうに保岡前大臣にもお話を伺ったことがございますが、まず半年前からここ数年の不法滞在者の推移、あるいは不法就労者もいるんだろうと思いますが……

第151回国会 法務委員会 第5号(2001/03/29、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  早速、質問をさせていただきたいと思います。  まず、再評価法でございますが、今回、再評価を行うことができる法人の拡大ということが盛り込まれておるんですが、先ほど図表等を、「自己資本比率規制の概要」等をお示しいただいて御説明をいただいたんですが、今回この拡大するということとの関連では、どういうような理由から今回の改正になるんでしょうか。
【次の発言】 今、合計しますと三百八十六社ということになるんですが、これは具体的な要望があったというふうに考えていいんですか。
【次の発言】 先ほども質問に出ておりましたけれども、この評価原則のあり方なんですが……

第151回国会 法務委員会 第7号(2001/05/24、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。質問をさせていただきます。  昨日、このハンセン病の問題につきまして、控訴断念ということで大きくメディアに取り上げられたところでございますが、これも追って御質問をさせていただきたいと思っております。司法に関連していろんなことがニュースになってきておりますが、この間、余り大きな扱いになっていなかったが、しかし新聞社によれば朝刊の一面トップにあった「東京高裁判事を逮捕 十四歳少女買春容疑」という、そういう案件がございました。  ことしの正月明けですか、いわゆる福岡事件というのがあって、次席検事の問題あるいは高等裁判所の判事の態度といいますか、そういう……

第151回国会 法務委員会 第9号(2001/05/31、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  弁護士法の一部改正の質問をさせていただきますが、昨日、財団法人法律扶助協会の新役員の披露というそういう会がございまして、本委員会の委員あるいはまた法務大臣を初め関係各位が御参加されて御祝辞を述べられておられました。その中に、弁護士の世界も新しい時代がやってきたんだというような何か御発言がございました。  確かに民事法律扶助法ができてということでございますし、また今回、長年の懸案だと私は認識をしておりますが、この弁護士法人というものができるようになってきた。本当に私はそういう意味では二十一世紀、新しい弁護士像が求められているんではないかな、そん……

第151回国会 法務委員会 第11号(2001/06/07、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎です。お二人の先生、貴重な意見ありがとうございます。  基本的な質問ですが、能見先生がおっしゃるように、法人格付与の意味は、文字どおりその名をもって活動できるという法技術的な意味合いを持つわけでありますが、社会的意味は本当に一番大事だなと思っています。そういう観点からしてみますと、民法の三十三条、三十四条、三十五条という体系自体は、この立法時においては法人を禁圧するといいますか、つまり許可主義であり、営利目的は商事会社でやっていいですよ、そのほかは許可がなければ活動しちゃだめですよと。  先ほど社会の活性化というふうなことをおっしゃいましたけれども、そうします……

第151回国会 法務委員会 第15号(2001/06/21、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  今、江田先生からもお話ございましたけれども、確かに商法を昔学んだころには、この資本充実原則とか株主平等原則とか、その辺を答案用紙に書いておけば商法の答案も何とか通していただけたのかなというようなことを思いますと、随分さま変わりになってきたなというのが実感であります。  緊急経済対策の一環として、やれることはしっかりやっていこうということで提案をされているものと思いますが、ただ近年の商法改正、これは企業の国際化ということに対応して、やはりできる限り国際的に整合性あるものにしていこうと、そういうようなものを目指してきているのかなというふうに考える……

第151回国会 法務委員会 第17号(2001/06/28、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  きょうは具体的な司法制度改革審議会の意見書が出されて第一回目というか、質疑になるわけでございますが、六十三回ですか、ある意味では短期間とも言うべきだと思いますが、集中的に幅広く議論をされたこと、敬意を表する次第でございます。  今、二十一世紀になりまして、その前から、失われた十年だとかいろいろ言われてきているわけでありますが、今は経済の問題も本当にしっかり再生を図っていかなきゃいけない、戦後のシステム自体がもう機能しなくなっているのではないかというような指摘も当然あるわけで、そんな観点からも、また世界的なグローバル化という観点からも、日本の社……

第151回国会 予算委員会 第8号(2001/03/12、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  早速、質問に入らせていただきたいと思います。  昨年の六月二十六日に三宅島の火山情報が出まして、それ以来、伊豆諸島そして特に三宅島の問題につきまして大変な状況で、全島避難になってちょうど先週が半年になるわけでございますが、テレビでもあるいはニュース番組でも特集、また新聞でも大きく取り上げられていたところでございます。また、ちょうどそのときに総理みずからが三宅島を視察されまして、長谷川村長、また青山副知事とごらんになったということで、大きくまたマスコミにも取り上げられました。この間、三宅島の避難の方とお会いしたときに、半年になりますとだんだんマ……


魚住裕一郎[参]委員会統計発言一覧(全期間)
17期-|18期|-19期-20期-21期-22期-23期-24期

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各種会議発言一覧(参議院18期)

魚住裕一郎[参]委員会統計発言一覧(全期間)
17期-|18期|-19期-20期-21期-22期-23期-24期
第143回国会(1998/07/30〜1998/10/16)

第143回国会 国際問題に関する調査会 第2号(1998/09/25、18期、公明)

○魚住裕一郎君 公明の魚住裕一郎でございます。  きょうは貴重な参考意見を本当にありがとうございます。国連の今日的役割についてということでございますけれども、逆に私はこのテーマに沿って、国連の二十一世紀的役割といったような観点からちょっとお聞きしたいんです。  調査室の方から、昨年十二月末の朝日新聞の明石参考人のインタビュー記事が配られました。その中でこういう記事が載っていたんですね。「国連は基本的には主権国家の集まりだが、それ以外のところが知恵を出し、活力を与え、場合によっては」云々、「財政的にも手助けするなど、NGOや財界、各国議会といった「市民社会」との関係を強めようという発想が出てきた……


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第145回国会(1999/01/19〜1999/08/13)

第145回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会公聴会 第1号(1999/07/05、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  きょうは四人の公述人の先生方、本当にありがとうございます。  また、牛嶋先生にはもう一年ぶりにお会いさせていただいているわけでございますけれども、きょうは、何か牛嶋学校の追試のような思いで質問をさせていただきたいというふうに存じます。  早速ですが、牛嶋先生、参議院を勇退されて民間にこの一年間はずっとおられるわけでございますし、また今、法案をざっとごらんになったというお話もございました。その目で見て、官の撤退と何回か出ておりますけれども、非常に今回不十分だという御意見を述べられました。  結局、政と官があった場合にこの引っ張り合いというか、そ……

第145回国会 国際問題に関する調査会 第1号(1999/02/03、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 魚住裕一郎でございます。  両先生にお聞きしたいんですけれども、岡崎参考人は、集団安全保障、補完はすれども代替はしないんだというようなお話がありました。また、船橋参考人も、例えばARFもだんだん機能しなくなりつつあると、アジアの経済危機の中で話しておられました。  しかし、軍事バランスだけではなくして、やはり信頼醸成というものをつくっていかなきゃいけないんじゃないか。代替はしないけれどもやっぱりそれが必要なんではないか。ASEANプラス3のときに、ハノイで小渕総理も、やはりアジアの安全あるいは安定と平和のために四カ国あるいは六カ国の話し合う場をつくっていく必要があるんではないか……

第145回国会 国際問題に関する調査会 第2号(1999/02/10、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住でございます。  岡本先生の先ほどの陳述の冒頭の方で、国際政治の地殻変動というようなお話がございました。今後百年ぐらい続くであろうということであります。国際政治のプレーヤーが、国家だけではなくして、NPOであるとか個人とかが主体となっていくというお話でございました。そういう状況であるならば、日本において民間あるいはNGOあるいは個人というものを国際関係の中においてどう育てていくのかという、政府側の取り組みはどうあるべきかということと、それから、国際連合は主権国家の集まりでございますので、国際連合もNGO総会とかいろんな取り組みをされていると思いますけれども、それとの……

第145回国会 国際問題に関する調査会 第3号(1999/04/21、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住でございます。  きょうは示唆に富むプレゼンテーション、ありがとうございます。特に日朝関係についての先生の御意見、本当に参考になりました。  ただ、いろんな状況を見ますと、北朝鮮は、韓国でありますとかあるいは我が国に対して挑発的なといいますか、そういうことを非常に繰り返しておりまして、北朝鮮はあくまでアメリカとだけ交渉していればいいんではないかというふうに見られるわけであります。私自身の認識上の硬直性というものがあるのかもしれませんけれども、北朝鮮にとってアメリカ、韓国あるいは日本と同時に交渉していくという、そういう意思があるのかどうかという点について先生の御見解を……

第145回国会 国際問題に関する調査会 第5号(1999/08/03、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。このような質問をさせていただく機会を与えていただきまして、感謝をいたします。  今の石田理事の三番目の質問にも関連をするわけでございますが、中国についてであります。  長期的に見て、中国は経済面あるいは軍事面においてもかつてのソ連にかわってアメリカに対峙するような国になるのではないか、そういう見方もございます。その中国とアメリカとの関係ということが、アジア、ひいては世界の安全保障に大きな影響を及ぼすであろうという見方が衆目の一致するところだと考えております。  アメリカと中国の関係の中で、人権の問題あるいはWTO加盟問題、さらにはベオグラードの中……


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第146回国会(1999/10/29〜1999/12/15)

第146回国会 国際問題に関する調査会 第2号(1999/11/24、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  今回の派遣につきまして、今、岡団長また平田議員からも御報告がございましたけれども、私も雑感を含めて御報告をさせていただきたいと思います。まず、このような派遣の参加の機会、またこのような報告の機会を与えていただきまして感謝を申し上げます。  まず、今回の派遣につきまして、数多くの要人、また学識者と意見交換をすることができたわけでありますが、率直な意見交換ができたということが非常に私にとりましても有益であったというふうに考えております。殊に議員間の意見交換がどれほど大事かということを実感いたしました。外交は、特に政府対政府ということでございますけ……


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第147回国会(2000/01/20〜2000/06/02)

第147回国会 憲法調査会 第2号(2000/02/16、18期、公明党・改革クラブ)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  今まで憲法を論ずること自体タブーとされてきた中で、このような調査会が設置され、また提案権がないと仮定しても、このような自由な論議ができるということ自体、大きな前進であると評価するものであります。  私は、まず憲法を論ずるに当たり、改正がありきというような立場ではありません。これは我が党の白浜幹事からも言ったとおりでございますが、憲法を幅広くまた深く論じ、調査していくことが重要であるというふうに考えております。そういう意味で論憲ということであります。国民主権主義、また基本的人権の尊重、恒久平和主義というのは講学上、根本規範というふうに言われてい……

第147回国会 憲法調査会 第5号(2000/04/05、18期、公明党・改革クラブ)

○魚住裕一郎君 公明党・改革クラブの魚住裕一郎でございます。  きょうは、今十名の皆さんにお話を伺ったわけでございますが、非常に斬新な御意見もあり、真摯な御意見本当に感銘を深くしたところでございます。  私は古賀光生さんにお伺いをしたいんですが、人権と統治、この二つのことが密接に表裏一体であるというようなことでございました。確かに、民主主義が自由を守り、またその自由が民主主義を機能化するというようなことになっていくわけでございますが、この民主主義、先ほど国民主権云々というのは馬場さんの方からもありましたけれども、実際に民主主義というものをどういうふうにすれば実質的に有効に機能するというふうにお……

第147回国会 憲法調査会 第6号(2000/04/19、18期、公明党・改革クラブ)

○魚住裕一郎君 公明党・改革クラブの魚住裕一郎でございます。  私は、未来志向、そして国民とともにという観点から、かつて江田幹事がこの国の形、また今、野間委員からもこの国の形というふうに言葉が出ましたけれども、私も、そういう観点から考えてみたいというふうに思っております。  過去を振り返って、世界の流れというものは、軍事的な競争あり、また政治的な競争あり、また経済的な競争があったんだろうというふうに思っております。かつて、富国強兵ということも言われました。また、経済大国ということも言われたわけでありますが、バブル崩壊でそれもすっ飛んでしまった。また世界的に見ても、地球的に見ても、資源の有限性あ……

第147回国会 憲法調査会 第7号(2000/05/02、18期、公明党・改革クラブ)

○魚住裕一郎君 公明党・改革クラブの魚住裕一郎です。  プール参考人にお聞きしたいんですけれども、先ほどプール参考人は、明治憲法に返ることも可能だというような御意見を陳述されました。ただ、日本国憲法ではかなりいわゆる硬性憲法、改正が難しいという、そういう憲法につくっておりますし、また憲法の前文にも、いろんな国民主権主義等を書いた上で、「この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅」という表現になっておるんですね。  これは憲法の前文ですが、GHQの中で議論をされている段階あるいは日本政府と議論をしている段階では、この点について、改正の限界ということにつ……

第147回国会 国際問題に関する調査会 第1号(2000/02/14、18期、公明党・改革クラブ)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  お二人の先生にお伺いをしたいと思いますが、まず功刀先生にお尋ねを申し上げます。  先生のレジュメの中で、第二総会あるいは地球公共財の信託統治の理事会等々を踏まえて、そこに市民社会との連携をというお考えで、まことに現在の国連の役割、そして何ゆえ成果が上げられないかという視点から大事な視点だなと、私も全く同感であります。  その市民社会との連携あるいは民意の、先生のレジュメだと民意の時代ということでございますが、民意の支持基盤をどうやってつくっていくべきかというのは非常に難しい問題だろうと思うんですね。例えば信託統治の理事会、そこに市民社会のアク……

第147回国会 国際問題に関する調査会 第2号(2000/02/21、18期、公明党・改革クラブ)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住でございます。  市民社会とのおつき合い、先ほど政府代表にも市民団体が入っているようなところもあるということがありましたけれども、また、先生の日本国際問題研究所のホームページの中にも、この研究所のような国際分野における非政府研究機関の交流が望ましいというようなことになっていますけれども、日本国としてこの積極活用といいますか、おつき合いまで含めてどのようにお考えになっておられるのか。日本国内にあるいわゆるNGO等、そういうのも育成を図っていくということもありましょうし、国際的な市民団体とのおつき合いもしていくということもあると思いますけれども、その辺、今までどのように……

第147回国会 国際問題に関する調査会 第3号(2000/02/23、18期、公明党・改革クラブ)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  まず田所先生にお尋ねしたいんですが、財政難ということで行革の強制というお話が出ましたが、アナンさんのもとで改革の一環としてですか、UNハウスというのがありますね。諸機関をその国の中に集めてやるという、それで効率性を図っていくということだと思うんですが、この実効性というか進捗状況。  それから、せっかく一カ所に集まっていくのであれば、ある意味じゃ国連の大使館みたいな、その国における代表部みたいな形ができるわけで、そこに行けば国連のことが全部わかる、いろんな仕事あるいは連携がとれるという役割になるわけで、貧困撲滅等を考えてみた場合に、現地政府との……

第147回国会 国際問題に関する調査会 第7号(2000/05/12、18期、公明党・改革クラブ)

○魚住裕一郎君 公明党・改革クラブの魚住裕一郎でございます。  国連の今日的役割について、国連の二十一世紀的役割を考える観点から若干意見を申し述べます。  まず、国連と市民社会との関係ということでございますが、国連が主権国家を前提とした組織であることは間違いございません。しかし、多くの参考人の御意見、またきょうもNGOという御意見がございましたけれども、私は、二十一世紀の国連はNGOを初めとする市民社会との連携、パートナーシップがますます重要になる、これからの国際政治は、主権国家間のみならずNGO等の非政府組織、市民社会と国連とのかかわり、国際的なかかわりを高めていくことが必要であるというふう……

第147回国会 予算委員会公聴会 第1号(2000/03/14、18期、公明党・改革クラブ)

○魚住裕一郎君 公明党・改革クラブの魚住裕一郎でございます。  両先生には大変示唆に富むお話をいただきまして、ありがとうございます。  時間が限られておりますので、早速御質問させていただきたいと思います。  まず、正村先生、今、先生のお話の中で、不安感といいますか、安心がないから消費も冷え込むというようなお話がございました。私どももまさにそのとおりだなというふうに思っております。  長期的な財政の再建を含めて総合的な政策をということでございますが、人口問題研究所で統計を、将来予測を考えてみると、二〇〇五年ぐらいから労働人口が減ってくる、それから二〇〇八年から具体的に人口が減るということで、しか……


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第150回国会(2000/09/21〜2000/12/01)

第150回国会 憲法調査会 第1号(2000/11/15、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  先ほど、両参考人の御意見を拝聴いたしました。大変示唆に富む内容で、楽しくというか有益に聞かせていただいたところでございます。  それで、佐高参考人にまずお尋ねしたいんですが、先ほど憲法番外地ということで会社のことを触れられました。憲法を検討する際には会社というもののことを考えよということだったと思うんですが、ただ、一方では会社は憲法はもちろん私有財産制あるいは職業選択の自由というもとで機能をしているわけであり、また国政上大きな機能を持っている政党さえ現行憲法上は規定がないところです。  また一方、ちょうどことし二〇〇〇年ですが、ことしの正月あ……


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第151回国会(2001/01/31〜2001/06/29)

第151回国会 憲法調査会 第3号(2001/03/07、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎でございます。  貴重な御意見、ありがとうございます。  それでは、早速お尋ねをしたいんですが、まず小林先生、今、第二院の意義といいますか、お話ございましたが、先生のお立場だと、慎重にという趣旨だと思いますが、その場合でも第二院としての機能といいますか、やはり考えた方がいいんではないかというふうにお考えなんでしょうか。それで、その場合における具体的な機能といいますか、第二院のあり方というものはどのようにお考えになっているのかという点をお願いしたいと思います。  それから、同じく第二院の問題につきまして、飯尾先生、ちょっと重点の置き方が違うということでございます……

第151回国会 憲法調査会 第9号(2001/06/06、18期、公明党)

○魚住裕一郎君 公明党の魚住裕一郎です。  今、私も聞こうかなと思っているところを江田幹事が先行してお聞きになりましたので、引き続きその点につきましてお尋ねしたいと思います。  ハンセン病の判決を見て、国民みんなが何で数十年も、内閣法制局という大変お役所の中でも権威が高い、また最優秀の皆さんがそろっているところでほっぽらかしたのかなと。また、国会は政治的ないろんなことがあるけれども、それにしても随分長くほっぽらかしたなと国民みんなが思っていて、それで控訴断念ということで、みんなお気の毒な事案に対して拍手喝采をしているんだろうというふうに思うわけであります。  このたしか控訴断念を発表されたとき……



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

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