このページでは林芳正参議院議員の18期(1998/07/12〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は18期国会活動統計で確認できます。
○林芳正君 委員長、ありがとうございます。関連を許されました自由民主党の林芳正でございます。 先輩の鴻池委員より大変に心を打たれる質問をここで聞かせていただいておりまして、果たしてその後に続くものが用意できたのか心もとないところでございますが、経済について若干の質疑をさせていただきました後、せっかく総括ということで全閣僚、大臣の皆様方おそろいでございますから、経済以外のことについてもお聞きをしてまいりたいと思います。 そこで、私もまだまだ若輩で三十七でございますから、今までいろんな、今までどうだった、歴史はどうであったという大変に深い御質問があったわけでございますけれども、では一体そういう……
○林芳正君 私は、自由民主党、公明及び自由党を代表して、平成十年度補正予算に対して、賛成の討論を行うものであります。 本補正予算は、十分な規模の金融機関への公的資金投入の枠組みを用意することにより、一連の金融システム安定化策の実施を担保し、もって経済の活性化を図るものであり、まさに必要かつ不可欠の措置であります。 政府としては、現下の金融機関の不良債権の状況や金融機関の健全化のための資本増強について、現在の国の財政状況等を勘案し、最大限の努力を行い、総額六十兆円の政府保証枠等の確保を行ったところであります。 以下、平成十年度補正予算に賛成する主な理由を申し述べます。 賛成の理由の第一は……
○林芳正君 自由民主党の林芳正でございます。きのうに引き続きまして、この予算に関連しましていろんなことを聞いてまいりたい、こういうふうに思います。 きのう、石川委員からも御質疑があったかと存じますが、月例経済報告について堺屋長官にお聞きしたいと思っております。 変化の胎動ということで、かなり大きくこのように新聞にも取り上げられました。私も、昨今、地元で景気はよくなりますかということをよく聞かれます。私自身も自信を持ってもう大丈夫です、こう言うところまではなかなかいかないわけでございますが、もしも間違えてもいいということであれば、いいと言って間違える方が、だめだと言って間違えるよりはまだいい……
○林芳正君 自由民主党の林芳正でございます。 予算が委嘱されてまいりましたので、ちょっと準備する時間も少なかったものですから、余り細部に至らずに一般的な質疑をしてまいりたい、こういうふうに思っております。 まず、論議をし尽くされた感もあるわけでございますが、財政赤字というものが果たしてそのものずばり悪いものであるか。こういう問題につきましてはかなり論議が尽くされまして、マスコミ的にいいますと赤字というのは悪いんだというようなことになるのかもしれませんけれども、果たして本当にそうであろうかというあたりをお聞きしてまいりたい、こういうふうに思うわけでございます。 今のように、フローで一〇%を……
○林芳正君 おはようございます。自民党の林芳正でございます。
与えられた時間内でこの法案について質問をしていきたいと思います。
まずは長官にお聞きいたしますけれども、今回の輸銀と基金の統合ということでいろいろと議論がありまして、いろんな選択肢の中から今回の統合ということになったわけでございますけれども、随分準備もされましてこの法案の提出になったということでございまして、今後、短期的に、また少し長い目で見た場合の統合の効果というものについてどうお考えか、まずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 ありがとうございました。
特に、長官、今御答弁いただきましたけれども、中期的に知的なノウハウと……
○林芳正君 自民党の林芳正でございます。 きょうは、日銀総裁また大蔵大臣に御出席をいただきまして、金融の話をさせていただくということで、お忙しいところをありがとうございました。 今、総裁から御説明がありましたように、まさに新生日銀一年四カ月ということで、私もぼんやりしておりまして、もうこれで二回目の質疑をやるということでございますが、私自身としては初めてこの金融の御報告に対する質疑に立たせていただくわけでございまして、感ひとしおのところがございます。 と申し上げますのは、私が議員になる前にアメリカで議会のインターンをしておりましたときに、ほんの短い間でございますが、九一年の秋に、アメリカ……
○委員以外の議員(林芳正君) 自民党の林芳正でございます。提案理由の説明をさせていただきます。 児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明いたします。 平成六年に批准されました児童の権利に関する条約では、児童はあらゆる形態の性的搾取及び性的虐待から保護されることが定められております。 しかしながら、国内における援助交際あるいは東南アジアにおける買春ツアーのように、対償を供与して児童と性交等をすることが社会問題となっております。また、児童の性的な姿態を描写した写真、ビデオテープ等の製造及び販売も問題となっているところ……
○林芳正君 自民党の林芳正でございます。 本日は、四人の参考人の皆さん、本当にお忙しい中、この委員会に出席をしていただきまして、ありがとうございました。 今まで、この日債銀の再建問題につきまして、衆議院の方で議論が行われてまいりました。また、本院でもいろんなところで議論があったわけでございますが、これを私、ずっと今まで拝聴しておったわけでございますけれども、どちらかといいますとミクロ的な議論といいますか、我々、立法府の委員会でございますから、今までどうしてだれが何をしたということも大変大事でございますけれども、それを今後の立法、また制度をつくっていくというところにどう生かしていくのか、こう……
○林芳正君 自民党の林芳正でございます。午前中の岡先生の質疑に関連いたしまして質疑を行ってまいりたいと思います。 岡先生の方から全般的なマクロ経済、また少子化対策につきまして質疑がございましたので、私はもう少し各論に入りまして、先般、自民党の方の行革本部でまとめさせていただきまして政府で御決定いただきました規制緩和計画、また産業再生に絡みまして新規産業の育成、こういうことに絞ってお聞きをしてまいりたいと思っております。 その前に、午前中の同僚の平田先生の御質問の中で、先日の衆議院の方の委員会の石井委員と野中官房長官のやりとりの中でのことに関しまして、私もちょっとぼんやり聞いておったものです……
○政務次官(林芳正君) 日本銀行政策委員会審議委員後藤康夫君は十月十日任期満了となりましたが、その後任として田谷禎三君を任命いたしたいので、日本銀行法第二十三条第二項の規定により、両議院の同意を求めるため本件を提出させていただきました。 何とぞ、御審議の上、速やかに同意されますようお願いをいたします。
○政務次官(林芳正君) お答えを申し上げます。 伊藤先生には、過去二度にわたり大変に税関について温かい御理解をいただいておることをまずもって御礼を申し上げたいと思います。 その上で、大臣の考え方と全く異なるところはないわけでございますが、私も実は港町の出身でございまして、十月五日に就任させていただいてすぐに、二十六日だったと思いますが、下関税関支署、それから太刀浦の田野浦出張所と見てまいりました。大変にいい経験をさせていただいて、現場の方本当に大変だなと、汗まみれになって船の中に入っていろんなことをやっていると、現場で見させていただいたわけでございます。 先生御指摘のように、覚せい剤、麻……
○政務次官(林芳正君) 今井先生にお答えいたしたいと思います。 今、財政法の二十九条をお引きになりましてのお尋ねでございました。先ほど話題になりました山本先生の質問主意書にも第十五項ということでそのお尋ねがございまして、先ほど大臣からお話がありましたように、その答弁書の中にも書いてあるとおりで、その内容とそれほど変わるところはないのでございますが、御説明をさせていただきたいと思います。 今御指摘があったように、二十九条には、補正予算を作成できる場合として、「予算作成後に生じた事由に基づき特に緊要となつた経費の支出」ということが第一号として挙げられておりまして、そのために必要な予算の追加を行……
○政務次官(林芳正君) 大蔵政務次官の林芳正でございます。 各種の課題が山積し、大蔵省の行政運営について大変に関心が高まる中で政務次官を拝命いたしまして、職責の重さを痛感しておるところでございます。 宮澤大蔵大臣から財政及び金融行政の運営に関して基本的な考え方の御発言があったわけでございますが、その考え方に基づきまして大野総括政務次官ともども大臣を補佐して一生懸命頑張ってまいりたいと思います。 参議院財政・金融委員会には私も長い間お世話になりました。国会審議活性化の精神に基づきまして、より一層の充実した審議を私も入りまして頑張ってまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。……
○政務次官(林芳正君) ありがとうございました。先輩の中島委員から御質問をいただきました。時間も限られておりますので簡潔にお答えしたいと思います。 国債増発が懸念されるがどうやって円滑に消化をしていくかというお尋ねであったろうと思っております。 我々といたしましても、これまでも市場のニーズ等を踏まえ、償還年限の多様化を中心といたしましていろいろな方策を実施してきたところであります。昭和五十四年に中期国債二年というのを導入いたしましてから、中国四年、TBの六カ月等いろんなことをやってまいりまして、本年度におきましても既にTBの一年物、また三十年債を導入したところでございますが、来年二月をめど……
○政務次官(林芳正君) お答えを申し上げさせていただきます。 木俣先生おっしゃったように、ソ連も共産主義ということもありましたけれども、やる気がなくなったということが大変に大きな原因ではないか、私も大変に共感をするところでございまして、そういった意味で、このやる気を皆様が持っていただくということの一つの条件は、いろんな制度がフェアであるということが大事ではないかと私どもも考えておりまして、そういう意味から税制は公平、中立、簡素という旨をいつも期して頑張っておるところでございます。 そういった中で、今、一昨日の大臣の答弁についてお尋ねがありました。土地については大臣が一昨日申し上げたとおり、……
○政務次官(林芳正君) お答えを申し上げます。 今、菅川委員から、住宅金融公庫を例にとられましていろんなお話があったわけでございますが、一般論は先ほど通産大臣からも御答弁があったとおりでございますが、金利を決めたときに、それから金利が上がるか下がるか、こういう両方の場合を想定してこれをやっておる。特に、財投対象の金融機関の場合は、長期固定ということで安定的な資金の供給を受けるということを事業者側はメリットを享受しておるということが前提にあるというふうに考えておりまして、そういう意味では、特に中小企業を取り巻く大変に厳しい経営環境を踏まえますと、例えば政府系金融機関の方も金融機関でございますか……
○政務次官(林芳正君) 私は山口県でございますので、下水道は地域ベースと人口ベースでいろいろ数字がございますが、まだたしか半分ぐらいかなと、整備率が。ですから、たしか私のじいさんのうちもまだ下水道がついていなかったのを子供のときに記憶しておりますが、そういう意味ではいろんなところで工事をやっているのは見たことはございます。
【次の発言】 これは下水道ですからどこの省庁の要求予算になりますのか、いろんなところの、農水ですと農水省ということでいろいろ多岐にわたっていると思いますが、そちらの要求を見ながらということでございますので、私の方から一概に全部大変にむだかどうかというのはちょっとこの場では申……
○政務次官(林芳正君) ちょっと御通告をいただいてなかったようでございまして、すぐ調べまして後ほど、数字でございますから、お答えをさせていただきたいと思います。
【次の発言】 今の御質問にお答えする前に、先ほどの御質問でございまして、今委員も御質問の中で若干数字にお触れになられておられましたが、数字は、大手十五行に七兆四千五百九十二億円、それから地銀等に千九百億円でございます。これは本来であれば金融再生委員会のお仕事でございますので村井政務次官からお答えするべきところでありますが、せっかく御指名をいただきましたので御答弁をさせていただきました。
そこで、今お尋ねの貸し渋りについてということで……
○政務次官(林芳正君) 御指名、大変にありがとうございました。 まさに、星野委員御指摘のとおり、世相を反映してしまうような仕組みになっておるというのがこの義務的経費でございまして、もう御案内のとおりでございますけれども、財政法二十九条におきまして、法律上または契約上国の義務に属する経費に不足を生じた場合に追加の補正予算を国会に提出できるという規定がございまして、いわゆる条約や法令等で国が当然に支出をするという約束をしておる経費につきまして、それはある一定の見積もりを立てておるわけでございますが、これが見積もりどおりにいかない、不足を生じるというために財政措置を講じなければならないものでござい……
○政務次官(林芳正君) 御答弁をさせていただきます。 長谷川先生からは、十月十九日に公表されました基本的考え方についての御質問でございます。 今、金融審議会におきましては、預金保険制度のあり方、今おっしゃいましたように、今の特例措置が終了いたしまして預金の一部カットがあり得るという体制に移行する、これが広義でペイオフと呼んでおりますが、これを前提といたしまして、今月末の最終答申の取りまとめに向けて精力的に最後の議論を行っているところでございますが、その中間報告ということで今御指摘になりました基本的考え方が出ておるところでございます。 そこで、ペイオフは実施するが発動はできるだけ回避すると……
○政務次官(林芳正君) 日本銀行政策委員会審議委員植田和男君は四月七日任期満了となりますが、同君を再任いたしたいので、日本銀行法第二十三条第二項の規定により、両議院の同意を求めるため本件を提出させていただきました。 何とぞ、御審議の上、速やかに同意されますようにお願いいたします。
○政務次官(林芳正君) お答え申し上げます。 私も金融審議会に時間のとれる限り出席をしておりまして、今委員がおっしゃったような意見も、かなり激論を闘わされての結果、両論いろいろございましたけれども、この件につきましては、やっぱり決済への影響に懸念する意見というのも随分ありまして、迅速な破綻処理というものを今から仕組んでいくわけですけれども、これが確実になりました。 また、もう一つ大事な点でございますが、民間の方で決済のサービスというものを、今からこの体制に応じていろんなことを開発していってもらわなければいけない、それができるまで特別に時限的に二年ぐらいが適当ではないかと。これは先ほどの御議……
○政務次官(林芳正君) 予算もかかわることでございますので私から、見なれた顔で恐縮でございますが、答弁させていただきます。 預金保険機構の金融再生勘定は、再生法に基づく業務、もうこれは委員もよく御承知のことでございますが、ブリッジバンクや特別公的管理銀行への資金の貸し付けや、そういったブリッジバンクや特別公的管理銀行からの資産の買い取りや損失補てん、健全金融機関からの資産の買い取り等のことを経理しておりますが、そのほか旧金融機能安定化法というのがございまして、これに基づいてやった資本注入、いわゆる佐々波委員会のものでございますが、これも再生勘定に引き継がれておりまして、財源は預金保険機構が政……
○政務次官(林芳正君) お答えを申し上げます。 大手の生保の場合は相互会社ということでございますので、もう委員御存じのとおりでございますけれども、保険の契約者が相互会社のいわゆる社員として会社の事業運営に参加することになっておりますので、取締役会は、これは保険業法の五十一条でございますが、社員総代会ということで、そこで選任をされる。そういう手続を経て選任された取締役が、社員である保険契約者に対して責任を負うというふうになっておるわけでございます。今の保険業法によりますと、より多くの社員の、社員というのは保険契約者でございますが、意見を取締役会に、社員総代会で選ばれるということがそもそもあるわ……
○政務次官(林芳正君) 会計のことですので大蔵省の方から御答弁させていただきます。 委員が御指摘になったように、資産の方は今度時価になって、こう動くわけでございます、マーケットで。 それで、負債の方はおっしゃるようにまだ時価評価ということになっておらないわけでございます。 この問題につきましては企業会計審で金融商品に係る会計基準というような意見書を十一年の一月に出しておりまして、そのときにこの四月一日からの事業年度から資産について時価評価を導入したと、委員御承知のとおりでございます。 そこにも、意見書にもありますように、負債については、例えば借入金のように一般的に市場がない、それから市……
○政務次官(林芳正君) お答え申し上げます。 金融審議会における平時いわゆる特例措置が終了した後の議論の中で強調された点ということでございました。 今委員が御指摘になられましたように、この全額保護という特例措置が終了いたしますと、預金がいわば一部カットされる可能性が出てくるという体制になるということを前提といたしまして、恒久的な預金保険制度のあり方について議論をいたしまして、十二月の二十一日でございましたが、この答申を今委員が御指摘になったようにまとめたところでございます。 この中で、破綻処理のあり方については、市場規律を有効に機能させてなるべく早期に発見して早期に直していく。引き始めが……
○政務次官(林芳正君) お答えを申し上げます。
いわゆる佐々波委員会のときの注入分、資本ですからこれは確かに毀損をいたしておりますが、金融再生勘定の中に、それ以外に今委員が御指摘になられましたような貸し出しですとか適資産の買い取りですとか、いろいろなものがございまして、その中で委員が前段でおっしゃいましたようにお金が戻ってくるものもあるわけでございまして、その勘定の中で全体としてどうなのかというのは今申し上げることはできませんので、したがって、そこでマイナスが出たという仮定で今は申し上げることができないという状況でございます。
【次の発言】 前段のところは委員がおっしゃったとおりもう戻ってこ……
○政務次官(林芳正君) お答え申し上げます。 金融システムの現状認識ということで、委員の今御指摘もありましたように、大変に幅広いお問いであるとは思いますけれども、今の金融システムは、委員御指摘があった中にも、委員御自身の御意見というか引用された御意見の中にもありましたように、非常時といいますか、大変な状況の中から、いろんな方々に御協力をいただきまして、預金保険法、金融再生法、早期健全化法というものの枠組みを整備いたしました。これらを用いることによりまして、官民一体となって努力をすることによりまして、不良債権処理やまた金融機関の再編整理等に集中的に取り組んでまいった結果、安定化してきておるとい……
○政務次官(林芳正君) どちらかというと大蔵省の話ではないかと思いまして。
たしか財投の議論をしているときにそのような議論がございました。今委員からお尋ねがございましたので、どういう前提で公的機関というものをとらえるかどうかによって数字が多少動きますし、各国で制度がいろいろ異なっておりますので、どこまで入れるかによって数字が変わると思いますが、こちらの方で調べまして、委員の方に御報告させていただきたいと思います。
【次の発言】 ペイオフ解禁後の金融機関が預金者に対してどういうディスクロージャーをしていくべきかというお尋ねでございます。
まさに委員おっしゃるように、この特例期間をなぜ設けたか……
○政務次官(林芳正君) 三信組、東京協和、安全、コスモということでございますが、いわゆる八年の六月に金融三法が成立する以前の組合の破綻処理ということにおきまして、今あります全額保護の枠組みですとか不良債権回収機関としての整理回収機構、その前身の整理回収銀行等が整備されていなかったわけでございまして、実質上、委員も経緯をよく御承知だと思いますが、都や県の信用組合協会がその役割を、また信用組合の全国組織でございます全信組連が預金保険機構の役割を担う形でやっておったということでございます。 今後、信用組合、今いろいろやりとりがありましたように再編統合というものが進んでいく中で全信組連がその大きな役……
○政務次官(林芳正君) まず、加藤委員の御質問の時間にちょっとおくれまして大変恐縮に存じております。財政・金融委員会で今まで審議をしておりましたのでお許し願いたいと思います。 今御質問のトルコの原子力発電プロジェクトの件だと思いますが、トルコ政府による入札が行われまして本邦企業が入札に参加したということを聞いておるところでございまして、国際協力銀行による融資については、案件の進捗に応じて、本邦企業からの要請に基づいて具体的に融資内容について今後検討していくというものと承知しております。 要するに、まだ要請が来ておりませんので、その段階で判断をするということになろうかと、そういうふうに承知し……
○政務次官(林芳正君) お答えいたします。 お答えする前に、今泉委員が、まだ私たちが入って間もないころ自民党の政策審議会に来られまして、ものづくり法案の御説明をいただいて以来ずっとこの問題に取り組んでこられたということで、改めて敬意を表したいと思います。 その上で、今のお話でございましたが、午前中の御質疑にもあったようでございますけれども、二つのことを申し上げているのではないかと思います。 一つは、この目をさらに、従来の閣議決定で目の細というのがございまして、目を一つにしたんですが、せっかく一つにしたものをまた細に分けて三つにしていたが、これをこの四月一日から目の細というのを外したという……
○政務次官(林芳正君) NTT株の売却に伴います売却益とそれから今保有しておる株数ということでよろしゅうございますか。 委員が一番よく御承知のとおりでございますが、NTTの株は三分の一を政府が持たなければいけないということになっておりますので、そちらの方が五百二十万株からスタートいたしまして、途中でちょっとふえておりますけれども、産投の方に五百二十万株、それで売却可能な方が残りの千四十万株ということで、三分の二ほどは国債整理基金特別会計にございまして、今まで数度にわたりまして売却をしておりまして、ネットの売却収入は十二兆五千四百九十四億ということでございます。 今NTT株全体の千五百八十万……
○政務次官(林芳正君) お答えを申し上げます。 今度の改革は、法律的には平成十年の六月に成立いたしました中央省庁等改革基本法の二十条にその根拠規定がございまして、これに基づきまして財政投融資制度を今委員がおっしゃったように抜本的に改革をしていこうということでございます。 この背景には、今までの財政投融資制度は、郵便貯金や年金で集めたお金を一回全部預託しまして、これを一回まとめたところに入れて、それからいろんな今おっしゃった政策投資銀行ですとか住宅金融公庫、こういうところへやっていくということで、全額預託ということでございました。 そこで、巨額な資金が自動的にそこへ入っていくものですから、……
○政務次官(林芳正君) それでは、まず国共済の方から申し上げさせていただきたいと思いますが、先ほど朝日委員からも地共済についていろいろお尋ねがあったとおりでございまして、並びで財政再計算をやらせていただいております。三つのケースを置いてというのもそのとおりにやってございまして、十一年度の財政再計算は今度の制度改正におきます給付水準の見直しとそれから保険料率を五年間据え置くというところも盛り込んでつくっております。 それで、御指摘があったように、最も厳しいケースというのが対厚生年金被保険者数比率一定で減少するケースということでございまして、これは単なる人口の減少だけではなくて、高齢化率もある一……
○政務次官(林芳正君) 井上委員にお答えをいたしたいと思います。 まず、十二年度の税制改正で行われます年少扶養控除特例の廃止によりまして、控除特例が廃止されるわけですから、どれぐらい税が戻るのかということでございますが、これはあくまで見込みでございますけれども、この廃止による増収額については初年度二千三十億円を見込んでおるところでございます。 それから、これ以外に今回の税制改正におきましていわゆる負担がふえるといったような項目がどれぐらいあるのかという御質問が二番目にございました。余りたくさんないわけでございますけれども、今の御指摘がありました年少扶養親族に係る扶養控除額の割り増しの廃止と……
○政務次官(林芳正君) 国共済でございますが、今、文部大臣からも私学共済について御答弁があったように、十一年の十月一日に財政再計算を実施しておりまして、改正法案の提出は十一年の七月ということで、同じような状況であることを御理解賜りたいと思います。
○政務次官(林芳正君) 個人所得課税におきます控除というお話を今ずっと委員と大臣に御議論いただいておったわけでございますが、世帯の構成ですね、先ほどから学生のときに御結婚をされたりお子様を育てられたりというお話を聞いておりまして、私も自分の留学時代を思い出しておりましたが、こういう世帯構成に応じて人的控除というのはあると。ですから、全くお子さんがいらっしゃらない場合とそれからお子さんがいらっしゃる場合ということを、やはり税の負担能力ということを調整すべきだという一定の機能があるわけでございます。 そこで、課税最低限、今、委員もお触れになりましたけれども、ずっと人的控除の引き上げをやってきた結……
○政務次官(林芳正君) 数字もいろいろございますので、私から御答弁させていただきます。 まず、委員が去年からこの問題に鋭意取り組んでおられることに敬意を表したいと思います。そしてまた、QEの中で特にここに注目をされて、確かにマイナス五・八で、寄与度といいますか、マイナス一・四の中にどれぐらいのポーションを占めるかというとマイナス〇・二でございまして、このマイナスの中でのかなりの部分と申し上げてもいいと思うんですが、占めておるということでございます。 そこで、私もいろいろ調べてみました。民間住宅のマイナス五・八というのは前期比ということでございますから、十―十二月が七―九と比べてどうなったか……
○政務次官(林芳正君) お答えを申し上げます。 アメリカの例をお引きになって、そうくよくよすることもないと。大変共感する御質問でございましたが、御存じのように、きのうも世耕委員の御質問に関していろんな議論があったところでございます。 八〇年代半ばにアメリカも、その前のレーガノミックスということもございまして、大変に大きな赤字に直面しておりました。委員御指摘のように、これは双子の赤字で、財政赤字と経常収支と両方赤字であったわけでございます。 九〇年以降、OBRAというものを初めとして、歳入と歳出両面でいろんな努力をいたしました。一方で、これは多分、八〇年代以降のレーガノミックスの成果もござ……
○政務次官(林芳正君) お答えを申し上げます。 日出委員が今おっしゃったような経過を実は政府の税調でもいろいろ御議論いただいたところでございます。今、委員がおっしゃったように、最高税率がほかの国と比べて突出して高いのでこれはやっぱり下げた方がいいのではないかという御議論もございましたし、一方で、ほかの税率はずっと刻みで上がっていきますから、それとあわせて考えていくべきだ、こういうような御議論もいろいろあったわけでございます。特に最高税率に限っては当面の措置でもいいから下げたらどうかというかなり強い御意見もあったのでございます。 いろんな議論がありまして、最終的にはやはり最高のところだけ引き……
○政務次官(林芳正君) 委員からいろいろ御指摘をされて、また関税局長からもお答えをしておったところでございまして、細かい点に立ち入りませんけれども、答弁でずっと言っておりましたように、簡易申告制度とほかの観点からのいろんなことは別でございまして、あくまでほかのものでいろんな疑いがあれば、それはきちっと今までどおりやるということが原則でございます。そういった意味で、もし一回承認を受けた者が仮に不正を行っておった場合にはちゃんと審査、検査ということでチェックを受けるということになるわけでございます。 また、審査、検査に区別があるわけではないわけでございますが、いわゆる社会悪、先生がおっしゃってい……
○政務次官(林芳正君) 岩井委員から、もう大変な御専門でありますが、いろんなことを踏まえまして、この改正の背景とねらいの御説明をということでございました。 いわゆるSPC法等の一部を改正する法律案を今回提出させていただいております。これはいわゆるSPC法と、それからもう一つ証券投資信託及び証券投資法人に関する法律、いわゆる投信法でございますが、この二つとも一緒に改正をさせていただくということでございます。 これは委員もよく御承知のとおり、もうすぐ二十一世紀でございますから、金融サービスのインフラを整備していかなければならないということで、多数の投資者から資金を集めまして、市場でこれを専門家……
○政務次官(林芳正君) お答えを申し上げます。 諸外国で証券取引所の株式会社化を図る動きが急速に広まっておるところでございますが、主なところということで申し上げますと、昨年に入りましてからニューヨークが株式会社化の計画を発表しております。それから、ロンドンにつきましては、これは本年の三月十五日でございますが、既に株式会社化しておりますけれども、今まで会員しか株式を持たないということになっておりまして、これを本年の三月に会員以外にも株式を開放するということについて会員の皆様の同意が取りつけられておるということでございます。そのほか、オーストラリア、アメリカン、トロント等、諸外国でどんどんとその……
○政務次官(林芳正君) お答えを申し上げます。 もう委員は御専門の分野でありますから、釈迦に説法であるというふうに思いながら御答弁を申し上げるわけでございますが、委員御指摘のとおり、証券取引所には投資者の保護、それから取引の公正を図りながら有価証券の取引の場を提供するという非常に大切な公共的な機能が求められておるわけでございまして、今回、株式会社化に際しましてもこのような公共的な機能を維持するために必要な措置を講じておるところでございます。 具体的には、会員組織と同様に、この証券取引所に、参加者にルールをきちっと守らせるという自主規制機能を担わせるとともに、株式会社になるわけでございますが……
○政務次官(林芳正君) お答えを申し上げます。 委員御指摘のように、特にアメリカにおきましては、インターネット等を利用しまして電子的技術というものを活用した取引システム、エレクトロニック・コミュニケーションズ・ネットワークと言われておるようでございますが、これがもう多数存在をしておりまして、二〇〇〇年の二月の統計を見ますと、ナスダックではATS、オルタナティブ・トレーディング・システムという分類をしておるようでございますが、これが金額ベースで大体二五%、四分の一ぐらいがこのECNで行われておるということになっております。既存の証券取引所とECNとの間で売買注文の獲得等をめぐって非常に激しい競……
○政務次官(林芳正君) お答え申し上げます。 マスコミにいろいろな報道があったことは私も承知しておりますが、今いろいろと大臣からも御答弁がありましたように、本来、バイクの自賠責保険というのは、委員がおっしゃったように、もともとは民間において扱われるべきであるわけでございます。それが原則でございます。 今回、郵政省の方から、郵便局による民間バイク自賠責保険の取り扱いについて、るる大臣から御説明がありましたように、無保険車両対策という社会的意義があるというような御要求がございました。この御要求に対しまして、我が方の金融当局、金融企画局でございますが、こちらと調整をいたしまして、また同時に郵政事……
○政務次官(林芳正君) 政策コスト分析ということで委員から今御指摘がありまして、お褒めにあずかって大変恐縮だったわけでございますが、財投機関におきましても、住宅金融公庫、国民金融公庫等、今回五つほどやっております。コストの方は数字で出しておるわけでございますけれども、委員がおっしゃるようなベネフィットの方はこの表を見ましても定性的に、例えば住宅金融公庫でありますと住宅取得能力の拡大ですとか、居住水準、住宅水準の向上の牽引、こういうように定量的ではなくて定性的にやっておるわけでございます。 委員が御指摘のように、コストの方は数字で幾らお金がかかったかということで出ておるわけでございますけれども……
○政務次官(林芳正君) 細かい話、細かいというかテクニカルなところもございますので私の方から御答弁させていただきたいと思います。 基本的な考え方は大臣がおっしゃったように、今度は要る資金だけを財投債ということで調達しなければならないということで、委員がおっしゃったようにそこはかなり絞りがきつくなってくる。その上で、大蔵省の査定がさじかげんになるのではないかというような御指摘だったと思いますが、そこはきちっとこの改革に沿ってやっていくということであろうと思いますし、それから手続的にも、今回は財政投融資計画というのを法律上位置づけまして国会に提出させていただく。そして、今、委員から御質問があって……
○政務次官(林芳正君) 財投債、機関債の市中発行がどのような影響を与えていくか、こういうことでございますが、今、委員から御指摘がありましたように、政策コスト分析等をやりまして、見直しをしながらこういうことを行っていくわけでございまして、今の数字を前提にしてそのまま積み上がるということではないんではないかなというふうに思っておりますことがまず前提でございます。 その上で、今まさに委員がおっしゃいましたように、当初は激変緩和措置ということで市場になるべく不測の影響を与えないようなことで、郵政大臣、次官がおられますが、いろんなお願いもしておるところでございます。 そこで、財投債の発行年限等につき……
○政務次官(林芳正君) 今、委員が御指摘になりましたように、いわゆる借名口座預金につきましては預金保険の対象とはなっておりませんで、これは今回の改正後も同様でございます。
ただ、現在は特例期間中で、委員も御承知のように預金等全額保護ということでありますから、結果的に負債の中に入るということで保護されているという状況でございます。
【次の発言】 制度の問題でございますので私の方から答弁させていただきます。
仮に借名口座預金があったらどういう扱いになるのかということでございますが、一定限度、現行一千万円でございますけれども、金融システムの破綻処理をこの制度で行いますためには、金融機関の預金者等……
○政務次官(林芳正君) お答えを申し上げます。 海外の御経験が長い先生のお尋ねでございますから十分御承知の上での御質問と思いますが、今お尋ねがありましたようにビジネスクラスにしてはどうかということでございます。 それで、今までのいろんな経緯もございますが、こういうふうな基準に分けて、そして特に実務をされる、例えば課長補佐級の方とかそういう方がエコノミーでずっとやっているのは気の毒ではないか、衆議院でもそういう御議論があったようでございまして、この場合、一応八時間という目安を設けまして、八時間を超える場合にはビジネスクラスを利用してもいいというふうになってございます。この八時間がどういう基準……
○政務次官(林芳正君) 数字でございますので、私の方から答弁をさせていただきます。 まず、十一年度当初の公共事業のシェアということでございましたが、一位が建設省で五兆四千六百三十三億円、五七・九%。二位が農水省、一兆三千四百六十二億円、一四・三%。三位が北海道開発庁、九千三百七億円、九・九%。四位が国土庁、六千十億円、六・四%。ベストファイブということでございましたから、五位が運輸省で四千八百十七億円、五・一%でございます。 そして、昨年の九月二十九日に、先ほど委員から御指摘がありました、公共事業等予備費五千億円のうち、公共事業の関係費は四千二百五十億円でございましたので、これを一〇〇とし……
○政務次官(林芳正君) お答えを申し上げます。 委員から御指摘のありました福祉定期預金は、さかのぼりますと昭和四十八年の秋以降のいわゆる狂乱物価の時期に急激に物価上昇したものですから預金が目減りをした、その後金融を緩和いたしましたので今度は預貯金の金利が非常に低くなった、こういうような状況を背景にいたしまして、老齢福祉年金等の受給者に対してこういう金利低下の激変緩和措置として例外的、臨時的に優遇金利を適用した定期預金ということで、昭和五十年の六月に最初に導入されたものでございます。その後もそういったような金利の情勢に応じまして、金利が上がればいいわけでございますけれども、金利が低いときには現……
○政務次官(林芳正君) お答えいたします。 事実関係ですので私からという御指名だと思います。 医療費控除は、委員よく御存じのように、自分自身や家族のために支払っていただきました医療費を、一定の条件に照らし合わせまして所得税の基本になる所得から控除をするという制度でございます。 医療費といってもいろいろあるわけでございますが、ちょっと時間も限られておりますので申しませんけれども、医療費から保険とか健康保険等で出た金額を引いてそれから十万円を引いた金額ということでございまして、ホームページを国税庁が出しております。www.taxanser.nta.go.jp。 ちょっと宣伝させていただきま……
○政務次官(林芳正君) お答えを申し上げます。 委員におかれましては民間企業の御経験もあり、そういう御感覚があって財政・金融委員会でもこの御議論をいただいておったところでございまして、そのとき私が答弁に立った関係で御指名があったと思いますが、いわゆる企業ではバランスシートとともにPL、両方相まってその状況を把握をしておるわけでございまして、今の御議論も予算、特に一般会計は、PLといいますか、大福帳というと言葉は悪いですが、そういう性格を持っておりますので、もう少しストックをあらわすバランスシートをつくってみてはいかがかと、こういう御指摘だと思います。 そこで、せっかく御質問でありましたから……
○林芳正君 自由民主党の林芳正でございます。よろしくお願いいたします。 野党の立場に立った御質問も午前中あったわけでございますが、私は与党の本来の立場に戻りまして引き続きましていろいろと聞いてまいりたい、こういうふうに思っておるわけでございます。委員長並びに発議者の皆様、本当に長時間の審議、大変に御苦労さまでございます。 私も先週末、地元に帰りましていろんなところで演説会また座談会等やってまいりましたが、これはサクラではなくて、この演説会で多少時間が余ったものですから、会場から御質問ありませんかと、こういうふうに聞きました。そしたら、これは下関市の小月というところの公民館でやった百人ぐらい……
○林芳正君 おはようございます。自由民主党の林芳正でございます。 この間、両大臣から御所信をいただきましたので、それに対する形で、本日は、今の経済の現状、また、構造改革ということが大変に方々で言われておりますので、その関係について若干御質問させていただきまして、今後どういうふうに具体的に進めてまいったらよいのかということをただしてまいりたい、こういうふうに思っておるところでございます。 今、株価が景気のすべてをあらわしているものではないということは私も承知をしているところでございますが、多少きのうは戻したものの、まだ日経平均一万三千円程度ということでございます。銘柄の入れかえがございました……
○林芳正君 自民党の林芳正でございます。 諸先生方のいろんな御意見を聞いておりましていろいろ触発されることがあったんですが、去年の秋だったと思いますけれども、ダボス会議というのがアジアでございました。そのとき、フィリピンの男性と中国の男性とそれから韓国の女性と私、四人でパネルをやったことを思い出しました。男女の共同参画という意味で経済発展段階は一番高いのにというお話をどなたかがされましたけれども、むしろ日本と韓国が一番おくれているんじゃないかというような話がそこで出まして、いろんな数字を見ますと確かにそういうふうになっておると。ですから、むしろ経済がだんだん発展してくると男女の共同参画が進む……
○林芳正君 自民党の林でございます。 三人の先生方、お忙しいところ貴重なお話を聞かせていただきましてありがとうございました。 まず、ちょっとざっくりとした話になるかもしれませんが、前回も今回もいろいろお話を聞いておりまして、自分の身の回りの話としてなかなか理解しがたいような状況だというのが率直な印象でございまして、例外的に幸せな家庭にいたのかなと思いながらいろんなお話を聞かせていただいております。 世代間みたいなものもあるかもしれませんけれども、我が国の社会でも男女の感覚といいますか、結婚観や恋愛観というものがだんだん変遷してまいりまして、先ほど渡辺先生の方から昔の家父長みたいなお話があ……
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