このページでは田中角栄衆議院議員の25期(1952/10/01〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は25期国会活動統計で確認できます。
○田中角榮君 ただいま議題となりました、田中角榮君外二十五名提出の道路整備費の財源等に関する臨時措置法案につきまして、建設委員会における審査の経過並びに結果を簡単に御報告申し上げます。 まず、本法案の提案の理由並びに内容について申し上げます。 現下わが国における道路の状況は、国鉄、府県道を合せまして延長約十三万五千四百キロに達しておるのであります。このうち、一応改良せられたものは、その約二二彩にすぎないのでありまして、残る八七%、すなわち延長にいたしまして十一万七千四百キロは未改良の状況にあります。しかも、そのうち約一万六千キロの自動車交通不能の区間を含んでおる現状であります。しかるに、戦……
○田中(角)委員 ちよつと河川局長に伺つておきたい。災害復旧三箇年計画案を補正予算に盛りたいという気持でやつたのでありますが、二十八年度の予算も、すでに編成期にありますのでこういうことになつたと思うのでありますが、今のお話ではまだ二十三年災が残つているということであります。その二十三年災、二十四年災で、二十七年度一ぱいに片づけたいと思つているものの総額は、大体どのくらいかということをお伺いいたします。
【次の発言】 二十七年度の予備費の残は、今あるのですか、ないのですか。
【次の発言】 前建設大臣の野田さんのときに、二十三、二十四年の過年度災害に対しては、再査定を行うということでありまして、当……
○田中(角)委員 大臣就任早々建設行政全般に対してたいへん勇敢に御発言になられたことに対して敬意を表するわけであります。しかしただいま大臣が言われた新しい建設大臣としての抱負の中には非常に大きな問題が含まれているのであります。当委員会は第一国会当時から各党とも超党派的な運営を続けて来たのでありまして、特にただいま大臣が発言せられた各部門に対しては、これが実現に対してあらゆる努力を払いつつ参つたわけであります。なかんづくその最も大きな要点としてお取上げになつた水系別調査を行つて、水源より河口までの河川行政の一元化を期し、しかもその問題に対する具体方策としては河川法の改正を早急に行いたいという問題……
○田中委員長代理 明禮さん、ちよつと御注意申し上げたいのですが、各党とも大臣に対する代表質問でありますから、こまかいことは他日の機会にやつていただいて、大臣に対する質問に限つて簡潔に願います。
【次の発言】 仲川房次郎君。
【次の発言】 渡辺惣蔵君。
【次の発言】 舘林三喜男君。
【次の発言】 建設大臣の発言に対する質問は一応本日をもつて終了いたすこととなし、昭和二十八年度予算説明に対する当局に対する質問は次回の委員会で行うことにいたします。次回は公報をもつて御通知いたします。
本日はこれをもつて散会いたします。
午後四時六分散会
○田中(角)委員 師岡住宅局長にちよつと伺つておきたいのですが、建築基準法の第四条に、市町村は建築主事を置くことができる、こういうふうに規定しておりますが、第二項において、「市町村は、前項の規定によつて建築主事を置こうとする場合においては、あらかじめ、その設置について、都道府県知事と協議しなければならない」第四条は原則論として市町村に建築主事を置くことができるという権限を規定したものであつて、協議ととのわない場合でも第四条の一項が生きると思うのですが、これをどういうふうに考えておりますか。今大阪府等にいろいろな問題がありますので、この問題に対して、住宅局長の所見を伺つておきたいと思います。
○田中(角)委員 ただいま議題となりました道路整備費の財源等に関する臨時措置法案の提案の理由を簡単に御説明申し上げます。 わが国の道路の現況を見まするに、国道、都道府県を合せまして、その延長、約十三万五千四百キロに達するのでありますが、このうち一応改良されたものは、その約一三%にすぎないのでありまして、残る八七%すなわち延長十一万七千四百キロは未改良の道路であります。しかもその中には約一万六千キロの自動車交通不能の区間を含んであるのであります。なおこれに加えまして、これらの道路の大部分は砂利道でありまして、最近の重車両の交通によつて、その路面がはなはだしく損傷されておる現状であります。 し……
○田中(角)委員長代理 これより会議を開きます。
ただいま委員長がちよつと都合がありますので、私がかわつて暫時委員長の職務を行います。
建設行政に関する件、特に昭和二十八年度建設省関係予算について調査を進めることといたします。まず政府委員より予算に関する説明を聴取いたすことにいたします。三池政務次官。
【次の発言】 以上の御説明につきまして、質疑を許します。
なお出席政府委員として、政務次官三池信君、官房長石破二朗君、道路局長富樫凱一君、河川局長米田正文君、計画局長澁江操一君、営繕局長木村恵一君、その他関係課長が出席せられております。念のため申し添えます。
○田中(角)委員長代理 これより会議を開きます。
本日委員長が不在でありますので、私が暫時かわつて委員長の職務を行います。
新しく建設大臣となられました戸塚九一郎君より新任についてのあいさつの申出があります。この際これを許します。戸塚建設大臣。
【次の発言】 以上をもつて建設大臣のあいさつを終ります。
次に、建設行政、特に昭和二十八年度建設省関係予算に関連して、今国会に提出を予定いたしております法律案等について、政府より説明を聴取いたしたいと思います。
なおこの際申し上げておきますが、政府委員として、建設政務次官三池信君、建設大臣官房長石破二朗君、建設省計画局長澁江操一君、建設省河川局……
○田中(角)委員 私から簡単に一、二点伺つておきたいのでありますが、その第一点は、第二条に貸付の対象事業として、「生産、販売、運送その他の事業を営み、常時五人以上の従業員を使用する」とありますが、これですと、ほとんど全部の業種が網羅せられると思うのでありまして、住宅金融公庫法による貸付と実質的には大して差はないではないかというふうに考えられるわけであります。その意味において、この五人というのを十人なり十五人――私の考えでは、少くとも三十人くらいまでしぼり上げる必要があるのではないかということが第一点。 もう一つ、どうも規定しにくいものであるので、政府としてはやむを得ずこのように考えていると思……
○田中(角)委員 ただいま議題になりました建築基準法の一部を改正する法律案につきまして、提案理由を簡単に御説明申し上げます。 建築基準法は、昭和二十五年五月二十四日、法律第二百一号で制定せられたのでありますが、従来府県で取扱つていました建築行政を市町村にも行い得るようにする等、きわめて進歩的な立法であつたことは、当時の国会における審議の経過を見ましても明らかなところであります。しかしながら法律施行後二年半を経過しました今日、その実績を顧みますと、いろいろと実情に即しない点がありますので、その中から特に急を要すると思われるものを取上げ、この改正案を提案いたした次第であります。 改正の第一点は……
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