このページでは田中角栄衆議院議員の23期(1947/04/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は23期国会活動統計で確認できます。
○田中角榮君 私は、自由討議がいかにあるべきものか、先日第一回に行われました自由討議がどういうふうであつたかということを、申し上げたいと思うのであります。 新國会法によりまして、本会議において、議員相互に自由討議の機会を與えられましたことは、形式主義に流されやすい本会議に、清新なる活を入れたものでありまして、新國会運営上、重大視せねばならぬと思うのであります。自由討議の存在理由は、國会の運営並びに政党的立場において統制を受け、盡されぬ論議、隠されたる意見、少数意見を、遺憾なく発揚するにあるのであります。從來、國政一般の質問は予算総会においてなされたのでございますが、今般自由討議といたしまして……
○田中角榮君 自由党と社会党に比べまして、民主党は十分しかございませんために、多少早口で申し上げますが、簡明に申し上げますから拍手を願います。 わが國中小企業振興対策について、ニ、三私見を申し述べたいと思います。御承知のごとく、わが国の産業の長い歴史は、中小企業をもつて母体として築かれてまいつたのであります。第一次世界大戰後、世界経済圏に重要なる地位を占める機会を與えられましたころを轉機といたしまして、大企業が徐々にわが國産業界の主軸となり、昭和初年において、都市集中の大企業に圧迫され、中小企業は漸時不振と相なり、加えて今次戰爭開始により、軍閥官僚の強度の統制による企業合同となり、あるものは……
○政府委員(田中角榮君) 笹森さんの御質問に対しまして、法務総裁から御答弁申し上げるのでありますが、あいにく外出中でありますので、私から御答弁申し上げることをお許しいただきたいと思います。 ただいまの御質問の要旨は十分了解いたしたのでありますが、何分にも、現在その捜査の途次でありまして、事件別に御報告申し上げる段階に至つておらないのであります。しかも、これが中間における発表は、事件糾明のため祕密が保持できなくなるのみでなく、その社会的に及ぼす影響も甚大であります。現在の段階においては、愼重にこれを処理し、かつ事件解明に完璧を期するために、これが御報告できないことを、お許しいただきたいのであり……
○田中角榮君 池谷信一君の御質問に対して、私から一身上の弁明をさせていただきたいと思います。私は、一昨日突然、飯田町の事務所と牛込の自宅の家宅捜索を受けました。私はただちに高等檢察廳に佐藤檢事長をたずねて、その事情を伺うつもりでおりましたが、あいにく不在でございまして、野村次席檢事にお会いいたしまして、その間の事情をお聞きしたのであります。私は、突然の家宅捜索でありまして、私としてはまつたく意外でありました。それは、私は少くとも家宅捜索を受けるような破廉恥の行為をやつておりません。(拍手)
【次の発言】(続) しかも、野村次席檢事のお話によりますと、私の経営いたしておりますところの土建会社の九……
○田中(角)委員 ただいまの干拓一部中止の請願に對する政府の御答辯がありましたが、これに對しましては農林省の開拓局と、現在開拓事業を計畫し、遂行されておられるところの事業廳との御連絡その他がございましたでしようか。
○田中(角)委員 東北地方の災害に引續きまして、今次の關東地方の水害に對しまして、その根本的な原因はどこにあるかということをお聽き申し上げたい。
次は全國的治山治水事業計畫があるかないか。しかもその總豫算の算定ができておるかどうか。その施工年度に對してはどういうふうな計畫をもつておられるか。現在の安本との關係はどこまでできておるか。各省分屬の部局と十分な連絡があるかないかということに對して、御答辯をいただきたいと思います。
【次の発言】 最後にお聽きした各省に分屬しておる部局と十分なる連絡が、あるかないかということに對しては、どんなものでありますか。しかもこの根本的原因として、六百ミリ乃至七……
○田中(角)委員 ただいま議題となりました鯖石川、別山川及び鵜川砂防工事施行の請願を申し上げます。 刈羽郡竝びに柏崎市におきましては、昭和十九年七月及び翌二十年七月の豪雨で、鯖石川、別山川及び鵜川の各河川が氾濫し、耕地を初め宅地建物は甚大な洪水の害をこうむり、生産は激減し、物質の喪失もまた莫大なる額に上りましたため、郡市民はこれらの河川に對してあらゆる施設をして、向後このやうな水禍を永遠に防止克服するの方策を立てなければならぬとするの要望が熾烈となり、関係市町村は數度協議の結果、その根本的解決策の第一著手は、なんとしてもこれら河川の大改修工事の施行にありますので、市町村長代表者數名及び地元選……
○田中角榮君 新潟縣魚野川流域砂防工事促進に關する請願を御紹介申し上げます。 新潟縣下魚野川流域の砂防工事は昭和二年度より實施されましたが、たまたま同九、十年に來襲せる大暴風雨により、破堤冠水等南魚沼郡はほとんど收穫皆無の状態に陥り、沿岸住民の窮状は目をおおわしむるものがありました。よつて政府當局もことの重要性に鑑み、昭和十二年度より直轄砂防工事を實施するに至つたが、今次大戰の勃發により砂防工事費は程度に削減され、一部は休工状態に陥つたのであります。しかるに當地方は日本有數の豪雪地の上、雨量多く、融雪降雨期においては上流部より押送する土砂礫のため河床は徐々に隆起し、天井川の奇觀を呈し、これが……
○田中(角)委員 今村君の質問とちよつとダブるところがあるかもわかりませんが、内閣總理大臣に御質問申し上げたいのでございます。 私は土木建築業者でございまして、しかも建設省の設置に對しましては、過去十年間を通じまして設置持論者であります。なぜ建設省をつくらねばならなければならぬかということは、今さら申し上げるまでもなく、わが國の建築行政が多岐にわたつておりますために、非常にわが國再建を阻害しておるということは、總理大臣もお認めになつておると思います。その一例といたしましては、終戰後に最も大きな事業として取上げられた事業の中に、特別建設工事があります。すなわち進駐軍に關する渉外工事であります。……
○田中角榮君 紹介議員として説明の機會をお與えくだいましたことを感謝いたします。本請願の請願者は、第一囘北日本文化會議冨番團體たる新潟民主々義文化團體協議會幹事長たる三上美樹君であります。簡単に請願の要旨を申し上げますと、一、文化會館の設置、二、新學制の實施、三、文化課税の撤廃、四、用紙割當の民主化、五、文化審議會の設置等であります。何とぞ本請願の趣旨をおくみ取りくださいまして、御採擇あらんことを切望いたします。
○田中角榮君 ただいま議題になりました不当財産取引調査特別委員会に関する決議を一部変更していただきたいということに対しまして、本日委員長がまだ登院しておりませんから、私から簡単に御説明申し上げます。 前に決議になりました決議の中に、特別委員会といたしまして、普通の委員会は単独の費用はもつておらないのでありますが、当不当財産取引調査特別委員会は、その性格に鑑みまして、いろいろ独自の行動をとらなければならないというような意味で、委員会の費用は二十五億円を超えてはならない、こういう規定があるのであります。しかもこの二十五万円というのは第三国会召集までの費用でありまして、現在委員会といたしましては、事……
○田中(角)委員 ただいまの松浦委員の建設行政の一元化に対し、第一回國会に引続きまして小委員会を設けて研究したいという御意見に対しては賛成であります。同時にそれに関連しまして、住宅復興対策に関しましては当然本委員会に属すべきものでありますが、第一回國会におきましては住宅復興問題は衆議院の当委員会においてはあまり取上げられなかつた非常に重大な問題でありまして、特に敗戰後のわが國におけるところの住宅問題は、これから相当長い間大きな問題として取上げる必要がある、その意味において市街地建築物法並びに臨時建築制限令、その他建設関係の法規の改廃も重大なる関連を有するのではないかという意味から、住宅復興対策……
○田中(角)委員 ちよつと簡單に伺いたいのでありますが、第一回國会におきまして採択せられ、政府に送付された請願、陳情の状態を大体お聽きしましたが、それに対しましては、河川、砂防、港湾、道路その他の施設で、大体の統計をされたものがございますれば、御説明願いたいと思います。なおその部門別といたしましては、今までの継続工事の分と、非常に請願がたくさんありますために、政府で今まで手をつけておらなかつた新規の工事の請願もあると思いますから、そういうこともひとつお調べになつていただいておるならば、御説明願いたい。次に應急処置を要するものと、建設、生産的の面からの請願があると思いますから、そういうものの区別……
○田中角榮君 新潟縣南魚沼郡五十沢村地内林道開設工事に関する請願書を御紹介申し上げます。本村は御承知の通り上越線六日町から約二十二キロの所にある村でございまして、千古斧鉞を知らざるところのなら材地帶約七千五百町歩、並びにけやき材地帶六千五百町歩を有し、その開発により利用可能なる薪炭林は無数に存しており、かつ金鉱、鉄鉱マンガン鉱の潜在せる鉱脈も現在試掘いたしておるものが多数あるのであります。なおかつ温泉の掘鑿も可能なる所が非常に多いのでございまして、この林道開設工事をやつていただくことによりまして、現在までの長い間の未利用資源が非常にたくさん利用されるものと思うのであります。その意味におきまして……
○田中(角)委員 先ほど宇都宮委員の御質問に関連した事項でございますが、これは当委員会の発足説明があたつてわれわれの任務を御説明があつたと同時に、われわれの権限にも、はつきりした線を引いていただきたいて考えるのであります。それは世耕事件というものができました経緯を考えてみましても、すぐおわかりになるのでありますが、しかも前國会に取上げられました隠退藏物資特別委員会と同じように、本委員会の運営にあたりましては、特に必要と認むる場合は、証人を喚問したり、書類の提出をしてもらうことができるということでございますが、これは委員会としての権能をお定めになつたのでございまして、委員そのものは、事件に対して……
○田中(角)委員 ただいま石田君の御提議がございましたが、これはちよつと筋が違うのではないか。私はそういうことから昨日の理事会のことを申し上げるのではありませんが、本調査委員会は政党並びに官界の粛正を期することが目標であるのでありますが、ただ風評によりまして公開の席上でいろいろなものを取上げることを考えましときに、これは一つの司法問題といたしましても、犯罪を搜査するにしても相当根拠がはつきりするまでは公表はしない。ましてわれわれ調査委員会が、ただ風評を取上げて、いつも公開の席上でだれでも発言をする。しかもそれは何ら調査委員会において取調べられたものではなく、不確実きわまりないものにおいていろい……
○田中(角)委員 この問題に対しましては、少くとも官印を使用し、首相官邸並びに私邸において起りました事件でありまして、しかも現職の人として、在職中の者が本件を起しておるのであります。第三者的に見まするときには、当然片山首相にかかる事件であると思うのであります。とはいえ、官印の内容については、眞偽のいかんによりましては、官房長官も当然官記紊乱の責任を追究さるべき重大なる問題であると思うのであります。しかも本調査委員会の設置の目的は、政界、官界、実業界全般の粛正淨化が根本趣旨であることを考えまするとき、いやしくも政府の最高責任者に疑義のかかる本事件は、当然本委員会に上程されまして、至急これが実相の……
○田中(角)委員 簡單に二、三お尋ね申し上げます。昭和二十年十月三十一日に兵器処理委員会が発足したのでありますが、これは日本の政府の方がこの委員会の発足に対してさきに発令をされましたか。バラード大佐の御指示によりましてあなたの方がさきに御発令になつたか、その点をお答え願いたいと思います。
【次の発言】 兵器処理委員会が発足しまして委員長に御就任になりましたのは、官の御指名でありますか、それとも別な方法をとられたのでありますか、御答弁願います。
【次の発言】 二十年十月三十一日に発足いたしましたものが、日本の官廳との契約、すなわち内務省の調査部長であつたところの青木秀夫氏との正式の契約は二十一年……
○田中(角)委員 ただいまの辻氏の事件でございますが、この事件はわれわれが先般來ずつと研究いたしまして、すでに檢察廳の手においても十分調査が済んでおるのでありまして、これから当委員会といたしまして喚問をし、証言を求めることも、檢察当局で調べた範囲より出ることはないと思うのであります。しかもこの証人として喚問されまする人たちの中には、現に國会議員として衆参両議院の中に席を占めておる人が多数あるのであります。しかも委員会といたしましては、この内容はほとんど熟知しておるのでありまして、人格その他の事情を考えまするときに、なるべく速やかに結末をつけることが、証人として喚問される議員の方々にもよいことで……
○田中(角)委員 ただいま田中健吉委員から、辻嘉六氏にまつわるところの残余六百五十万円の事件を至急調査されるようにとの提案がございましたが、この事件は御承知の通り隠退藏物資委員会当時からの事件でございまして、未だ結末がついておらないのであります。これは不当財産取引委員会が非常に成績が惡いという風評をこうむるのは、委員会の本質からいたしましてやむを得ないものである。非常に事件が復雜である廣汎であるというために、やむを得ないではないかと思いますが、この事件は大別いたして二つにわけられるではないかと思います。その一つは今日から明日、明後日にわたつて本委員会において審査される事件は、檢察廳で取調べたと……
○田中(角)委員 この問題は理事会に移していただきたい。
○田中(角)委員 この問題は前加藤委員長のときに海外新聞に、全然本調査委員会にかかつておらない当時でございましたが、実耕事件に絡まり、現在の衆参両國会議員に三十余名の該当者を出すということが非常に大きな見出しで発表されましたために、調査委員会としても取上げまして、調査委員会の本來の目的といたしまして、政界、官界、財界の淨化と言うけれども、昭和二十年八月十四日以降の非常に長い間各般にわたる調査事項を取上げまする関係上、この中に登場する人物の人格、地位、その他いろいろな問題が絡まつてくるのであります。しかもこれは調査が済まなければ事件の可否はわからないのでありますから、委員長並びに本調査委員会の委……
○田中(角)委員 簡單に一言だけ御質問申し上げます。あなたが編集長としてうわさの存在を信ずるか、眞実であるかないかをわかつておらないということは私自身の感覚でも納得できます。しかし編集長としては、少くとも八木岡氏が書いて來たものに対しては、眞実であるなというくらいのことは一應念を押されたと思いますが、全然八木岡氏が書いて來た記事に対してあなたは御質問なり念を押すなり、御自分の責任上なさなければならないことをなされたかなされないかということだけお聽きしたいと思います。もし御質問なさつたならばどういうことを御質問なさつたか、確かにあなたは全然その眞実を信じないでも、編集長の責任として大丈夫だろうな……
○田中(角)委員 簡單に三点だけお尋ねいたします。証人は引揚同胞援護会と御関係がありますか。
【次の発言】 ただいまの引揚同胞援護会に対しましては千四百万円、あなたがお集めになつた七百万円の集め先の中にはありませんが、こういう取引は引揚同胞援護会との間にはなかつたのでありますか。
【次の発言】 そうしますと、引揚同胞援護会でも、これに似たような問題が起きておつたことを証人は御存じありませんでしたか。
【次の発言】 この引揚同胞援護会にかかるこれに似か事件は、御承知の通り原侑君の問題であります。この問題に対しては相当政治に関係する人が動いておつたということも御承知だろうと思いますが、証人と引揚同……
○田中(角)委員 簡單に御質問いたしますが、前尾さんが主税局長当時、昨年の十月、十一月に税金滯納という問題が非常に議会でも問題になりまして、財政金融委員会でも、もうぶつかけてとる以外にしようがないだろうというような方法を大藏省の主税局長はとつておるのですが、あなたを前にしては、非常に変な話ですが、一番成績の惡いのはあなたの財産局管内だつたというのですけれども、そのときにいわゆる強制徴税というような問題について本省から各財務局長に指令があつたはずですが、そういう具体的な方法――徴税強制執行というような問題に関して本省から大阪財務局長に八月から十二月までの間、こういう問題が起る前に、特殊の指令があ……
○田中(角)委員 簡單に一つだけ御質問申し上げます。先ほどの御証言を伺つておりますると、次官が前尾主税局長を大阪造幣局長に轉任せしめられるときに、もちろん大臣と話し合われるのが普通でございましよう。それから前尾局長の証言によりましても轉任の原嘉は私たちもよく承知いたしております。しかしそのときにその理由によりまして、またその当時の状況といたしましては――結果として轉任が実現したのでありまするが、その問題を出したのは大臣があなたに先にお出しになりましたか。あなたがこういう情勢だから前尾君は轉任させなければならないのじやないかと考えて話をお禎しになつたのか。
○田中(角)委員 ちよつと証人に質問をいたします。ただいま石田君の御質問と関連しておるのでありますが、あなたが百五十万円ないし三百五十万円の金を使われたというのは、当時のあなたの地位と職務において使われたのでありまして、最後に副議長室で党首脳部に御報告をされたことは承知しておりますが、これは御報告でございますか、承認でございますか。
【次の発言】 そうしますと、この百万円だけ党費として正式帳簿に記入するというその條件附なものに対して、御出席の全員が御承認になつたのでありますか。これは將來非常に重大な問題になると思いますから証人にひとつじつくりとお考えいただきたいのですが、証人がもちろん御自分の……
○田中(角)委員 動議を提出いたします。小委員会において起草されました本決議案を本委員会において採択し、本院に送付されんことを望みます。
○田中(角)委員 私は中野君の動議に賛成いたします。
○田中(角)委員 委員会の名によりまして本日午前十一時より私と田中健吉君並びに事務局速記者を帶同いたしまして麻布霞町の岡直樹氏邸を訪問いたし、臨床尋問をいたしました結果に対して簡單に御報告申し上げます。岡直樹氏は本委員会に提出されておりまする診断書のごとく、毎日午後は三十八度内外の発熱をいたしておりまして、病名は左乾性胸腹炎であります。ちようど主任医師であるところの順天堂の医師が参つておりまして、当分の間、期限で申し上げますと三箇月間くらい出頭することができないというような状況でございました。なお長い時間の尋問にもたえ得ないような状態であるということでございます。質問に先だちまして私から尋問を……
○田中(角)委員 簡單に一問か二問伺います。佐世保の土建業者がつくつておられる復興協会は佐世保船舶工業の解撤工事とか、鑑船の解撤引揚、工場の新設とか拡張、補修というようなものを大体どなたがやつておられますか、梅村さんもやつておられるかおられないか、やつておられるとすれば大体どのくらいやつておられるか。
【次の発言】 そうです。
【次の発言】 土建業者というものは全然解撤には関係しておられませんか。
【次の発言】 もう一つお聽きしたいのは、終戰直前まで、戰時建設團の長崎縣支部はもちろんあなた方が会員だつたと思いますが、その場合特に佐世保工廠の中で土建業者がお仕事をおやりになつておつたでしようか、……
○田中(角)委員 一問だけ。第二回の三百万円の融資については昭和二十一年一月二十九日に資金調整法の許可がとつてありますが、前の一千万円のときの日銀の資金調整法によるところの認可は何月何日附でありますか。それだけお答え願いたいと思います。
【次の発言】 結構です。そうしますと融資懇談会からくるときに一緒に日銀から許可になつた筈ですから、そのときには第四次のG・H・Qの許可があるという見透しでもつて日銀は許可したわけですね。
○田中(角)委員 ただいまの石田君の発言に対して反対するわけではありませんが、これは委員長が質問したときに、本問題に関係がないのではないかと証人が考えられて、これは不利益になるかもしれぬからどうですかと反問をされたとき、委員が御自分の考えでもつて質問を続行されなかつたのであつて、石田君が今話されたような事実とは全然違うと思うのですが、委員長の見解はどうですか。
○田中(角)政府委員 一言ごあいさつを申し上げます。新しい國会の劈頭でありますので、主務委員会であるところの当委員会に対しましては、法務総裁がごあいさつに伺うつもりでありましたが、おととい着任いたしましたばかりで、何もよく存じておりませんし、特にきようは別に一つ会がありますので、あらためて当委員会にごあいさつにまかり出るというお話でございましたから、よろしくお願いいたしたいと思います。 なお私は御承知の通り、まつたくのしろうとでありまして、当委員会の委員の諸君は全部私の先輩であり、かつ非常にエキスパートでありますので、私も当委員会の審議が迅速に進みますように、國会と法務廳、その他行政府との間……
○田中(角)政府委員 大垣市に刑務所設置の請願についてお答えをいたします。請願の趣旨は当局といたしましても十分了承できるのでありますが、ひとり大垣市の場合のみでありませず、全國的に見ても被拘禁者の激増に伴う人権の問題とも関連いたしまして、刑務所施設の拡充整備に努めているのでありまするが、本件については、本年度におきましては予算資材の面が制約せられておりますので、遺憾ながら実現は不可能の状態にあるのであります。私その必要なことにつきましてはすでに十分承知をいたしておるのでありまして、來年度におきましてはこれを設置する予定で、計画書を目下経済安定本部に提出中でございますから、以上で御了承いただきた……
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