このページでは成田知巳衆議院議員の25期(1952/10/01〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は25期国会活動統計で確認できます。
○成田知巳君 私は、改進党及び両派社会党を代表いたしまして、昭和二十七年度特別会計予算補正(特第1号)及び昭和二十七年度政府関係機関予算補正(機第1号)について、政府は撤回し、これを組みかえ再提出すべしとの動議を提出し、その趣旨弁明を試みんとするものであります。(拍手)なお、組みかえ要求の内容の詳細については、すでに配付された議案について御承知願いたいと存じます。 本動議を貫く基本方針は、これを端的に申しますと、日本経済復興のにない手であります労働者、農民、漁民、中小企業者の生活の安定をはかつて、これら勤労者の発刺たる生産意欲のもとに、日本経済の再建を一日も早からしめんとするところにあるので……
○成田知巳君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま提出されました予算委員長の中間報告を求めるの動議に対して賛成の意見を申し述べるものであります。(拍手) 太田委員長は、学識ゆたかで、人格円満、日ごろ私たちの尊敬おくあたわざる人であります。また委員長は、自分は一個の常識人であると常日ごろ口にされておりますが、このことも私たちに認めるに決してやぶさかではございません。この常識人である太田委員長が、昨日の予算委員会において、いまだ一般質問の通告者が多数残つているにかかわらず、突如質疑打切りの動議を採択し、強引に採決を行つたことは、まことに意外であり、太田氏の学識と人格のために心から惜しむも……
○成田知巳君 私は、日本社会党を代表いたしまして、政府提出の昭和二十八年度三予算案並びに改進党、右派社会党提案の組みかえ動議にそれぞれ反対し、わが党提出にかかる独自の修正案及び動議に対し養成の意見を述べるものであります。(拍手) 一般会計九千六百五億円に上る昭和二十八年度一般会計予算の特徴的性格の一つは独立予算たる点にありと、政府並びに自由党の諸君は宣伝これ努めておられます。先ほどの太田委員長の報告においても、同様な意味のことを述べておられる。しかしながら、講和条約により総司令部がなくなり、予算編成にアメリカ側からの直接干渉がなくなつたというような表面的な現象にのみとらわれることなく、本予算……
○成田委員 法案の審議に入ります前に、現行法の運用方針について、実際問題についてお尋ねしたいと思います。実は今度の改正法案につきましては、通産省と公取委員会との間に意見の対立があつたということは世上周知の事実であります。私どもは、公取委員会の案に対して、積極的じやございませんが消極的な賛成の意を表しております。この改正案を見ましても、やはり相当大幅の現行独禁法の改正が行われておる。たとえば第十条なんかは特にその一つだろうと思いますが、この第十条の現行法の運用の問題なんです。実は委員長ももう御承知だと思いますが、日本経済新聞で最近三菱化成による東亜合成の株の買占めの問題が相当大きく取上げられてお……
○成田委員 昨月三菱化成の東亜合成株式会社の買占めの問題についてお尋ねいたしましたところ、事務局長の御答弁だつたと思いますが、株式買占めに充てられました金の一部――一部と申しますか、その金は借入金だというお話がございました。新聞紙その他の報道では、爐の改修に充てるための社内積立金を一時流用した、こういう話でありますが、社内積立金であるか、借入金であるかによつて問題の性質が大分違つて来ると思いますが、はたしてどちらであつたかお伺いしたいと思います。
【次の発言】 新聞紙の報道では爐の改修に充てている積立金を一時流用したということであります。公取の方でも大体非公式ではありますが、事務担当者をお呼出……
○成田委員 総理大臣と法務大臣に対する質問は留保いたしまして、外務大臣と大蔵大臣、通産大臣について質問いたしたいと思います。 最初に外務大臣にお尋ねいたします。問題は船舶貸借協定でございますが、この協定の前文に「アメリカ合衆国政府及び日本国政府は、ここに、この協定に定める期間中及びこの協定に定める条件で、附属書Aとしてこの協定に添付される表及び将来船舶所有者と船舶借受者との合意によりこの協定に添付される表に掲げる船舶を、それぞれ、貸し、及び借りることに同意する。」こうあります。 この協定に添付されました表を見ますると、外務大臣御承知のように、フリゲート艦七隻のみなんです。ところが本年七月、米……
○成田委員 私は専売仲裁裁定と電信電話公社関係の調停案につきまして、関係者の御意見を承りたいと思うのですが、最初に大蔵大臣に承りたいのです。御承知のように、公共企業体というのは、その発足の趣旨から行きまして、独立採算制を主眼にしているわけです。経営の自主的な活動というものを最高度に発揮させようというのが、公共企業体の発足の趣旨だと思うのです。従つて予算の編成だとか、その運営については経営者側に相当大幅の権限を持たすべきだと思います。ところがこれは専売、電信電話公社に限りませんが、すべての公社というものは、予算の面について大蔵大臣の厳重な監督下に置かれているわけです。秋山総裁がお見えになつており……
○成田委員 私は総理に対しまして、施政方針演説の中にありました愛国心の高揚、道義の向上、それから国内治安の問題、さらに再軍備と憲法改正の問題、最後に補正予算修正をめぐりまして、今政局は微妙な動向に立つておりますが、これに対する総理の所見を承りたいと思います。 第一に愛国心と道義の高揚の問題でありますが、先般この委員会で自由党の植原さんが、国民の愛国心を高揚するためには、政府が向うところを示さなければいけない。そのためには、国際連合に加入すべきである。再軍備もやらなければいけないじやないかというような発言をされたのでありますが、この考え方は、まつたく愛国心を再軍備の精神的な支柱としておる、こう……
○成田委員 関係質問。
【次の発言】 ただいまの伊藤委員の質問に関連して総理にお尋ねしたいのですが、各議員がアイクの一般教書について質問しましたところ、総理は国際関係はむしろ緊張を減じておる、あるいは将来の見通しは困難である、こう言つておられる。私率直にお尋ねしたいのですが、このアイクの一般教書に対して、英国、フランス、その他の国は、相当手きびしい批判をしておる。またインドにおいても非常に不満の意を表明しておる。この一般教書並びに一般教書から予想せられるアメリカの政策の変更というものが、日本にとつては非常に重大な関係があるのですが、率直に吉田内閣として、このアイクの一般教書に好感を持つて迎えて……
○成田委員 外務大臣が御所用があるそうでございますから、まず外務大臣に質問申し上げたいと思います。これも副総理からお聞きするのが筋かとも思いますが、副総理がお見えになつておりませんために、外務大臣の御答弁をお願いしたいと思います。 先日の委員会でわが党の伊藤好道氏が、アイクの一般教書に関する質問をいたしましたのに関連して、私総理大臣に質問いたしました。関連質問の関係で時間が制限されて、総理の明確な御答弁を得ることができなかつたのであります。私の聞こうとしたところは、今までこのアイクの一般教書に対する各議員の質問に対して、総理は国際情勢の緊迫の度は緩和している、戦争の危機はそんなに迫つていると……
○成田委員 今委員長の方かう政府に要望されておりますが、法案ないし要綱と言われましたが、私たちが言うているのは法案でありますから、その意味で私は今の答弁を了承いたします。
○成田委員 ただいまの中曽根君の質問に対しまして、重大な発言があつたのです。と申しますのは、予算総則第十三条の問題でありますが、ことさらにこの総則を読み違えて言われたのか、あるいは言葉の誤りか知りませんが、主計局長は、行政組織の改正、行政組織の改正と言つておられます。しかしながらこの第十三条は、国家行政組織法の改正なんです。そうしますと国家行政組織法にはその第一条に「この法律は、内閣の統轄の下における行政機関の組織の基準を定め、もつて国の行政事務の能率的な遂行のために必要な国家行政組織を整えることを目的とする。」この国家行政組織がいかなるものであるかということは別表に詳しく出ております。先ほど……
○成田委員 関連でけつこうですが、その前に……。
【次の発言】 関連でけつこうですが、この前私の質問と稻村氏の質問に御答弁があつたが、その御答弁が尽していないということで、委員長から特に政府に御忠告があつた。そして政府の再度の答弁を委員長から要求されたのであります。そこでこの際政府からまず答弁を承つて、それから質疑に入りたいと思います。
【次の発言】 ただいまの稻村君の質問に対して、大蔵大臣も主計局長も前言をお取消しになつた。政府の言うことは絶えずかわつておりますから、私もう一度念を押したいのでありますが、大蔵大臣は、これは確認された債務ではないと、この前の委員会で御答弁になつた。ただこちらだ……
○成田委員 議事進行。私たち野党は、本予算案に関連のある義務教育学校職員法案あるいは警察法案というような重要法案の提出を政府に要求いたしまして、この予算委員会で慎重に審議をしたいという要求をして参つたのであります。そのために二日間を要求しておりましたところ、自由党のお立場もあつて、きのう、きよう重要法案の審議に入ることになつたのでありますが、昨日義務教育学校職員法案の審議に入りましたところ、私たちの予想しておりました通り、法案そのものに非常な不備があり、また財政法との関係においても非常な疑問点がある。また文部当局と自治庁当局との間の答弁の食い違いもありまして、昨日中曽根委員から、それらの問題に……
○成田委員 ちよつとお尋ねいたします。今度の予算で、経済節減の努力が払われておる、こう言われまして、一割天引きの問題と防衛費の問題をお取上げになりましたが、防衛費について、土屋さんは三百七十億の減は成功だ、こう言われたと思う。これはもう土屋さんも御承知の通り、安全保障諸費の五百六十億が今度計上されてない、その結果の三百七十億の減でございます。安全保障諸費は、その性質から行きまして、駐留軍の都市から周辺への移転で、一回限りのものです。従つて安全保障諸費を入れた二十七年度の予算と、二十八年度の予算の比較は、防衛費の増減としては当らないのではないか。防衛費といたしますれば、防衛支出金とか保安隊の費用……
○成田委員 ただいま、民間で非常に高利に金を借りて、配当している、これは好ましくない傾向だといわれたのですが、全国至るところに保全何とかいうような堂々たる金融機関らしきものがある。聞くところによりますと、これは投資信託法の適用も受けなければ、銀行法の適用も受けない、政府はこれを監督する道がないように私聞いているのですが、金融機関のお立場にある酒井さんとして、どういう性質のものか、その内容を伺いたい。
【次の発言】 自衛の問題で民族戦争の問題にお触れになつたのですが、ちようどインドチヤイナの話をされました。民族戦争の場合は必ずしも装備が優秀だからといつて勝てない。インドチヤイナの場合は特に装備が……
○成田委員 裁判所関係で簡単にお尋ねしたいのです。今説明をお聞きいたしますと、経費の総額が八十八億で、そのうち営繕費関係が相当の割合を占めておりまして約八億あるわけです。これは裁判所だけではございませんで、国の予算全体で官庁営繕費というのは約三十八億なんです。そのうち最も率の多いのが法務省と裁判所、この両方で約十八億、半分占めておるわけです。私たちのあまり好ましくないところが、営繕費として約半分占めておるわけです。この内訳を拝見いたしますと、高等裁判所だとか、地方裁判所だとか、家庭裁判所の新営費がこれまた八億のうちの大部分を占めておりますが、その詳細の内訳はおわかりになつておりましようか。
○成田委員 最初に公安調査庁関係についてお尋ねしたいと思います。明細書を見ますと、団体等調査報償費というのが約一億四千七百万円、それから団体等調査旅費というのが六千二百二十五万円あるが、この団体等調査報償費というのは一体何でございましようか。
【次の発言】 情報収集の実費の弁償だというお話でございますが、これは個人を対象にしておるのでございますか。それとも地方団体とか、団体への調査依頼を対象にしておるのでございますか。
【次の発言】 私がお尋ねしましたのは、破防法の関係で情報、資料を収集する、その報償費として一億四千七百万円をお組みになつておるのですが、この目的は破防法の関係でございましようが……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。