このページでは成田知巳衆議院議員の30期(1963/11/21〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は30期国会活動統計で確認できます。
○成田知巳君 池田内閣退陣のあとを受けて発足した佐藤新内閣が、激しく流動する内外情勢の中でどのような政治路線をとらえんとするかは、国民のひとしく重大関心を寄せているところであります。 私は、日本社会党を代表し、佐藤内閣の政治姿勢と内外政策の基本について、率直かつ具体的な質問をいたしますから、総理におかれても明快な御答弁を願いたいと存じます。(拍手) 質問に入る前に、まことに遺憾なことではありますが、歴代内閣のうちで、佐藤内閣ほど、その施政の方向に国民からある種の不安とぬぐい切れない疑惑を抱かれた内閣はないと指摘せざるを得ないのであります。(拍手)私は組閣直後の政府声明を拝見いたしました。ま……
○成田知巳君 私は、日本社会党を代表して、佐藤内閣の過去一年有余にわたる施政のあとを追いながら、施政方針演説に対し若干の質疑を展開するとともに、われわれの考え方を明らかにしたいと存じます。(拍手) 佐藤内閣成立当時、私は、本議場で、佐藤総理の政治路線に国民は多くの不安と疑惑を抱いておることを指摘したのでありますが、その後の施政のあり方は、残念ながら私の杞憂を事実をもって裏づけいたしております。(拍手) 総理は、かつて「国民が求め、時代が真に要求しているものを勇気をもって実行する」という名文句を吐かれたのでありますが、施政のあとは、国民が求めず、時代に逆行したものを、総理は権力主義的やり方で……
○成田委員 現在進められております日韓交渉について、日本社会党を代表して質問をいたしたいと思います。 朝鮮問題の解決にあたりましては、われわれ社会党は、朝鮮に対しまして、過去三十六年間の植民地支配、この植民地支配に対する道義的責任を感じまして、その償いを行なうべきだと、このように考えております。したがって、朝鮮との国交回復については、謙虚で良心的な態度で臨んで、正しい両国関係の樹立を追求すべきだと考えております。それだけに、現在の日韓交渉がかりそめにも他国の圧力とか要請によって行なわれてはならないと思っております。すなわち、アメリカの極東戦略、中国封じ込め政策の肩がわり、こういう形で行なわれ……
○成田委員 池田総理が御病気のために本委員会に出席を願うことができないことをまことに残念に考えます。政治家の仕事、特に総理の職務というものが非常に激職で、精神的にも肉体的にも過労をしいられる、そのことは私たち政治家の日常の経験からも十分理解できるわけであります。池田総理の今回の御病臥が過去四年にわたる総理としての激務にその大きな原因があったということは言うまでもないと思いますが、まことに同情にたえません。私は、総理が療養専一にされまして一日も早く元気な姿をこの議場に見せられんことを念じてやまない次第であります。 去る先月二十五日の医師の診断によりますと、最低まだ三週間から四週間の療養を要する……
○成田委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ILO条約批准に伴います国内関係法の取り扱い、特に、いま公務員制度審議会で審議中のいわゆるたな上げされました国内法の取り扱いを中心にいたしまして、総理の基本的な考え方をお尋ねしたいと思います。 質問に入ります前にまず申し上げておきたいのですが、私の質問は至って端的に質問いたしますから、総理の御答弁も簡明直截にお願いしたいと思います。特にあげ足取りに類するような質問はいたしませんから、御安心してひとつ御答弁を願いたいと思います。 まず最初にお尋ねしておきたいことは、船田議長のあっせんとこれに基づく三党の協定、これによりまして、自民、社会、民社が……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。