このページでは成田知巳衆議院議員の29期(1960/11/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は29期国会活動統計で確認できます。
○成田知巳君 日本社会党を代表いたしまして、総理の施政方針演説に対し、主として外交、経済問題を中心に質疑を試みたいと存じますが、私は、以下できるだけ抽象論議は避けまして、具体的に問題を取り上げたいと存じますから、政府の答弁も簡明かつ率直にお願いしたいと存じます。 まず、今臨時国会の重要案件である災害対策の基本についてお尋ねいたします。 さきの集中豪雨に引き続き、第二室戸台風が全土を襲い、またまた多くのなまなましいつめ跡を残して去っていきました。私は、罹災者の方々に心からお見舞の言葉を申し上げるものであります。(拍手) 総理も御承知のように、戦後になって風水害はむしろ戦前より増大の傾向を示……
○成田知巳君 私は、日本社会党を代表して、総理大臣の施政方針演説に対し、質問を申し上げ、政府の所信をただしたいと思うのでありますが、この機会に未曾有の豪雪禍を受けておられる北陸、東北地方の方々に心からお見舞の言葉を申し上げるとともに、政府がこの対策に緊急の処置をとられんことを強く要望するものでございます。(拍手) 質問に入る前に、総理の施政演説に対する率直な感想を述べてみたいと思います。 総理が今回の施政方針演説で、新味を出そうとして努力をなされたことは認めるにやぶさかではございませんが、歴代の保守首相がおしなべてそうであったように、一体、総理は、日本の将来をどう考え、国民をどのような方向……
○成田知巳君 ただいま議長から御報告のありましたとおり、本院議員藤本捨助君は、去る九月十一日、高松市の自宅において急逝されました。まことに哀惜の情にたえません。 私は、諸君の御同意を得て、議員一同を代表し、とこにつつしんで哀悼のことばを申し述べたいと存じます。 藤本君は、明治二十七年十二月、香川県大川郡引田町に生まれられました。長じて、大正六年、君は、香川師範学校を卒業し、小学校訓導として児童教育に当たられました。しかし、君は、向学の念やみがたく、翌年上京して東京高等師範学校に学ばれ、大正十一年卒業、同校助教授として教鞭をとられました。しかるに、君は、なおも知識を求めてやまず、東北大学に進……
○成田委員 私は石炭問題に限りまして、政府の御所見を承りたいと思うのでありますが、私の意見にわたること、主張にわたることは避けまして、端的に、具体的にお尋ねいたしたいと思っております。従って、答弁の端々をあげつらうというようなことはいたしませんから、政府としましても簡明率直に御答弁をいただきたい。特に不得要領な政治的な答弁は一つお控え願いたい、こういうことを冒頭にお願いする次第であります。 質問に入ります前に、石炭対策に対する総理の心がまえをお尋ねしたいのであります。 御承知のように、有澤調査団の報告書でございますが、以下答申書と言わせていただきたいと思いますが、この答申書には、第一に、昭……
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