中野四郎 衆議院議員
26期国会発言一覧

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中野四郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは中野四郎衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院26期)

 期間中、衆議院本会議での発言なし。
中野四郎[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院26期)

中野四郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 厚生委員会 第2号(1953/05/30、26期、改進党)

○中野委員 厚生省の方にお願いしておきたいのですが、おそらく国会も来月早々から自然休会に入ると思いますから、その間に努めて早く、しかも詳細に資料を出していただきたいと思う点があるのであります。その前にお断りしておかなければならぬことは、払は厚生委員は初めてでありまして、皆さん方の古い方の中からもはや資料を前あるいは前々国会において求めておられるかもしれませんけれども、もしそうであったならは、その資料でもけつこうですが、昭和十一年以降の傷痍軍人の数が一つであります。それから終戦以来の療養施設、待遇等の詳細であります。もう一点は、この傷痍軍人の生計状態であります。私がこの三つの資料を要求いたします……

第16回国会 厚生委員会 第3号(1953/06/18、26期、改進党)

○中野委員 きようは委員会の初めての日ですからくどく伺う必要はないと思います。逐次また委員会の開催されるたびに伺つて行くといたしまして、民生委員法の一部を改正する法律案の内容について二、三点疑義をお尋ね申し上げると同時に、私の希望も申し上げてみたいと思うのであります。まず申し上げておかなければならぬことは、私は実は長い間東京の民生委員長を仰せつかつてやつておつた一員で、民生委員としての運営の方法に相当大きな疑惑を持つている一員であります。そこで今度の改正案の内容を見ますと、協力関係を明確にしたことと、特に明文を規定して今後のあり方をはつきりした点、これは私はある程度まで了承できるのです。しかし……

第16回国会 厚生委員会 第8号(1953/06/27、26期、改進党)

○中野委員 この際伺つておきたいのですが、去る六月二十五日来九州地方における災害について、新聞等によつて伝えるところによりますれば、まことに実害大にして憂慮にたえないところがあるのであります。従つてその実情と、厚生省としての対策について、詳細に説明を求めたいと存じます。
【次の発言】 御報告を受けますと、まことに近来まれに見る災害状況でありまして、しかもその死亡あるいは負傷者等の率を見ますと、ここ数十年来に例を見ないような大きな災害と申しても過言でないと思うのであります。従つて、関係当局の方においては、むろんこの点について留意せられて、万全を期しておられると思います。特に災害の中でも、水害の跡……

第16回国会 厚生委員会 第9号(1953/06/29、26期、改進党)

○中野委員 昨日来の新聞、ラジオ等によりますれば、七月四日のフイリピンの独立記念日に際しまして、キリノ大統領は、日本国民のひとしく希望をしておりましたモンテンルパにおけるところの死刑囚並びに一般戦犯に対して、これを釈放あるいは日本国に送還するということが発表されておるのでありますが、このことは新聞、ラジオ等に発表されておるだけでありまして、まだ国会における公式の席上において外務省よりの発表を得ておりません。従つて外務省より出張所から得られました公報をば明らかにせられると同時に、今後のオーストラリア関係に対するところの外務省の考え方あるいは対策、それから今の実情等について御報告を求めたいと存ずる……

第16回国会 厚生委員会 第13号(1953/07/04、26期、改進党)

○中野委員 ちよつと関連して。今の御説明の中に、熊本に癩刑務所があると承りましたが、これは現在収容されておる人員がどのくらいあるのか、その収容されておる人員と、犯罪のあらましでけつこうですから、ちよつと聞かせて置いていただきたい。
【次の発言】 刑務所中においてはどのような作業を行つておるのですか。あるいはただ隔離をするのが目的ですか。

第16回国会 厚生委員会 第19号(1953/07/16、26期、改進党)

○中野委員 公務死の問題に関連して二三伺いたいのですが、きようは時間もありませんから、ほんの二、三点だけを伺つておきたい。私は厚生委員になつてから驚いたのは、先ほど堤さんのおつしやつたように、全国から非常にたくさんの苦情処理のつかない陳情、哀願の書類が来るのです。それで援護局の方へ再々足を運びましていろいろと御相談を申し上げるのだが、結局法律に定められる外のところに置かれる人が多いのでありまして、この人たちが、実際上において国のために犠牲になつた人たちでありながら、恩給法なりあるいは援護法の制度にはまらないという面が多々あるのであります。今次長が言われた公務死外のものについてはともかくとして、……

第16回国会 厚生委員会 第21号(1953/07/18、26期、改進党)

○中野委員 少し軍人会館の問題について伺いたい。終局についてはいずれまた皆さん方の御結論があろうと思いますが、私はこの軍人会館の問題については初めて伺うのでありまして、質疑が重複する点があつたらお許しを願いたいと思います。  第一番に伺つておきたいのは、旧軍人会館というものは、元来だれが持主であつたかということが一つです。  それから接収されておつたのでありますが、接収解除になれば当然連合軍の覚書に基いて処理されるものと私は考えるのでありますが、関係当局の方はこの接収、すなわちコンフイスケーシヨンをばどういうふうに解釈しておられますか。接収解除の覚書に基いて処理をされようとするのかどうか、こう……

第16回国会 厚生委員会 第22号(1953/07/21、26期、改進党)

○中野委員 質疑はあるのですけれども、私の方はこの事業計画の内容を見なければならぬし、きようはあいにく行政監察委員会でたくさんの証人を喚問しておりますために、資料をもつてここでお聞きする時間がないのです。従つてきようは質疑は延期していただいて、ほかの問題に移つて質疑を進めていただきたいと思うのであります。

第16回国会 厚生委員会 第23号(1953/07/22、26期、改進党)

○中野委員 まずもつて私は、誤解があるようですから一応申し上げておかなければならぬのですが、聞くところによると、この旧軍人会館をば財団法人日本遺族会に無償貸付をする件について、何か世間で誤解をしておられるようで、私が反対をしておるかのように感じておられる人があるそうでありまするが、これは根本的な誤りであつて、遺族会の方々にこれを無償で貸し付けて、そうして全国の戦争犠牲者でいらつしやるところの御遺族の方々の便に供するということには、私は衷心より賛意を表しておるのでありまして、私の今日まで質問を継続して参りました理由というものは、今日政府で出しましたこの法律案の内容を見ますると、これをもつて全国の……

第16回国会 厚生委員会 第24号(1953/07/23、26期、改進党)

○中野委員 一、二点さらに疑点をただしておきたいと思うのですが、日本遺族会にこの国有財産をば無償で貸付けた場合ですが、事業計画を拝見いたしますと、遺族会が主体となつて大体の設営、運営の任に当られるようでありますが、その中でちよつと私に解せないのは、一般遺族が上京した場合において、これを宿泊の便に供するとあるなれば、宿屋あるいはホテルというてもよろしいような経営方針によるのですが、この場合遺族会の方々がおやりになつたのでは、どうもしろうとの方々で、ホテル、宿屋の経営ということは難儀だと思うのですが、そういう場合において遺族会の方々はこれを一つの業者のようなものに、何らかの契約をもつて貸すというよ……

第16回国会 行政監察特別委員会 第3号(1953/07/03、26期、改進党)

○中野委員 ちよつと委員長に申し上げたいのですが、今のお尋ねは少し無理だと思うのです。本日は法的根拠を伺うものであつて、ダイヤモンドの買上実施要綱の中には、ちやんと最後に、本買上げは法令の根拠に基かずして行政処置として実施せり、としてあるのですから、従つて、この行政処置というものは、いわゆる営団と軍需省との間の一つのあり方であつて、杉村博士に今買上げの法的根拠をお聞きになつても、おそらくそれは無理だろうと思うのです。
【次の発言】 今委員長の御質問の様子で行けば、営団と軍需省との間の関係、それは、買上実施要綱の最後に、本買上げは法令の根拠に基かずして、行政処置として実施せり、としてあるのですか……

第16回国会 行政監察特別委員会 第4号(1953/07/07、26期、改進党)

○中野委員 中田さんに伺うのですが、先ず最初に、あなたは弁護士さんですから、先ほど宣誓をなさつての御証言ということは十二分に御承知のはずでありまするが、ただいままで委員長の質問に対して答えられましたことは、まつたく間違いないということがはつきり言われるかどうかを、まず前提として伺つておきたいと思います。
【次の発言】 どうも、あなたの答弁を聞いておりますと、主観が非常にまざつておつて、私の方の聞かんとする点にややそれる傾向が、先ほどから二、三うかがえたので、今申し上げたのですが、あなたが良心に従つて申されたならば、もちろんこれは責任を負われるものでありますから、逐次これからお伺いして行きたいと……

第16回国会 行政監察特別委員会 第5号(1953/07/08、26期、改進党)

○中野委員 お尋ねをしたいのは約六点ばかりあるのですが、第一に伺いたいのは、大金さんが次官のときに、このグイヤモンドをば、宮中に差上げたいといつて持つて来られたというのですが、今のお話だけではちよつと徹底しないのですが、持つて参つた人は何という人で、それから中に入つておる物品については、たしかごらんになつたと思いますが、御記憶があるはずと思いますから、ダイヤは工業用であつたか、装飾用であつたか、しかもどの程度のダイヤがあつたか、つまり持つて来た人、そうして中身のこと、そうして当時の状況です。これはもちろん少し先走つた私の考え方かもしれませんが、あの国内混乱のときに、皇室において非常な経済的に苦……

第16回国会 行政監察特別委員会 第6号(1953/07/13、26期、改進党)

○中野委員 いろいろお聞きしたいことがあるのですが、今委員長からお話が出たようですから、それに関連して側つて行きたいのですが、宮内省へお持ちになりました中身は、数量、あるいは物品はどういうものであつたか伺いたいと思います。
【次の発言】 当時宮内省へお持ちになつたのは、あなたとだれが行かれまして、筧さん一人でありますか、あるいは他の方が立会つたのでありますか、号内省へ持つて行つた当時の状況をもう少し詳しく御説明願いたいのです。
【次の発言】 私の今お伺いしたのは、あなた一人ではなかつたはずでありますが、他のどなたとこれを持つて行かれましたか、当時の状況を詳しく御説明願いたいというのです。ダイヤ……

第16回国会 行政監察特別委員会 第7号(1953/07/17、26期、改進党)

○中野委員 たいへんお忙しいところを恐縮に存じます。営団の性質については大体伺いましたのですが、この買上実施要綱の中に、買上げ機関として交易営団本部及び支所、(ニ)代行機関として中央物資活用協会、それから代行店としてあるのです。つまり、大体の様子は、妻類をもつて先生のところにかねて差上げてありますから、御承知願つていただいたと思いますが、もう少し詳しく申し上げておかないと、御意見を伺うのにも不便な点があろうと思います。たとえば、今日本銀行の地下室の中にあります品物は、むろんこれはアメリカが一旦接収をいたして、そうして接収解除になつた品物ではありまするが、いろいろな種類があるわけなんです。たとえ……

第16回国会 行政監察特別委員会 第8号(1953/07/21、26期、改進党)

○中野委員 いろいろお聞きしたいことがあるのですが、内蔵寮の金庫のかぎは、当時だれが持つておりましたでしようか。
【次の発言】 終戦直前、昭和十九年に、貞明皇后並びに皇后様から王冠が出されたり、王冠に似かよつたようなものが、白金、ダイヤモンド供出奨励のおぼしめしをもつてお下渡しになつた。当時、宮内省でも、これは非常に問題でして、清水谷女官長などは、あまりに珍しいし、このままお出しになつてしまうと再び返つて来ぬかもしれぬというので、お庭で自分でかぶつてみて、写真にとつたのもあるのです。あなたは、庶務課においでになつたのですから、供出された当時の状況を御存じだろうと思うが、お聞き及びになつたことが……

第16回国会 行政監察特別委員会 第9号(1953/07/22、26期、改進党)

○中野委員 絶戦当時までに兵器行政本部で受入れたダイヤモンドは、全部第一造兵廠その他の工作廠に配分されていたのか、または、未配分のもので東京第一造兵廠に保管せしめていたものがあるのか、どういうふうか伺いたいと思います。
【次の発言】 証人は、森という少佐は御存じでございましようか。どうですか。
【次の発言】 従つて、御存じでありますね。
【次の発言】 そこで、いろいろ伺つておきたいのですが、第一番に伺つておきたいのは、数量のほどは、証人によつてまちまちで、明確でないのでありまするが、昭和二十年の八月二十三日、――終戦直後です。森少佐は、上官の命令によつて相当量のダイヤモンド、白金等をば宮内省に……

第16回国会 行政監察特別委員会 第10号(1953/07/28、26期、改進党)

○中野委員 議事進行について。行政監察委員会の本来の使命から言えば、この調査目的を言い出された天野君の言われた当時の状況と、今証人の説明と聞いておると、どうもマツチしない。一体こういうようなことを便々と聞いておつたつて、行政監察の本旨には反するのであるから、従つて、行政監察をすべき要点を簡略に述べるべきであると思うのです。一体これじや、証人でなく、まるでここへ説明でもしに来たような状況で、私は後ほど飯田君に聞きたいこともあるけれども、どうもぴんと来ない。ここで長々と説明されたつて、わかりやしない。むしろ行政監察をすべき要点を述べられることが必要だと思う。

第16回国会 行政監察特別委員会 第11号(1953/07/29、26期、改進党)

○中野委員 関連して……。どうも本間さんの御答弁をさつきからはたで聞いておりますと、なかなか雄弁家なのか能弁家なのか、すらすらつと御答弁をなさるのですけれども、どうもその御答弁に少し記憶違いがありはせぬかと私思います。あなたは、おやめなにつて古い方ですから、必ずしもきようここでおつしやつたことが間違いがないと、神様でない限りはおつしやるわけには行かぬだろうと思うのだけれども、どうもさつきから答弁を聞いておると、あなたの決定的な言葉と食い違つた点がある。たとえば決裁権ですが、あなたは都知事に決裁権があるとおつしやつたが、これは局長の決裁権であるはずなのです。なるほど名前は都知事の名前をもつてして……

第16回国会 行政監察特別委員会 第12号(1953/08/05、26期、改進党)

○中野委員 今日の本会議で報告なさる部面の中に、二、三箇所中に入れておかなければならぬ重要な点があるので、お聞きを願いたいと思うのです。六枚目の「五、連合軍が、日本に進駐するや、国内のダイヤその他貴金属等を接収しましたが、」という字句の中に、「賠償目的をもつて」という字句を入れて、「日本に進駐するや、賠償目的をもつて国内のダイヤその他貴金属等を接収しましたが、」としていただきたい。賠償目的ということは、大体ポーレーの声明によつても明らかになつておりますから、言葉が悪ければ直してもよろしゆうございますが、この点に何らかの言葉を加えていただきたいことが一点です。  それから、最後から四枚目でござい……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第33号(1953/10/05、26期、改進党)

○中野委員 この際緊急動議を提出いたします。  十三号台風による災害の調査及びその対策樹立については、来る臨時国会において院議により本特別委員会に付託せられることと存じまするが、それまでの間、現に付託されておる六月、七月水害に関連して、災害地の実情をすみやかに調査の上、各災害地ともとりあえず特別法に入れるように処置せられんことを望みます。  右動議を提出いたします。
【次の発言】 ただいまの主計局長の発言は当委員会だけじやない。議会で決定したいわゆる決定事項に対してその意思表示をしておるのでありまするから、この委員会に説明員として出席しておる限りにおいては、かような不遜な説明員をして説明七しめ……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第34号(1953/10/06、26期、改進党)

○中野委員 昨日来、総論についてはいろいろとお話がありまして、特に網島君から憲法上の見解についていろいろと意見が述べられ、御答弁を求められました。私は、きわめて重点的に、三つの点について伺いたいのであります。  最初に建設省。きようは建設大臣はおられませんから、従つて建設省の方から伺つておきたいと思うのですが、今度の十三号台風によりまして受けました水害あるいは災害というものは、一般水害の常識とはまつたく趣を異にしております。今回の台風によるところの水害は、十四府県下の護岸をまつたくぶち切つてしまつたのでありまして、元来水害の常識から言えば、一ぺん水が来れば跡始末をすればよろしいのですが、今回の……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第37号(1953/10/13、26期、改進党)

○中野委員 賢明な緒方副総理ですから、重ねて多言をしまいと存じますが、ただ一点伺いたいことは、ひんぴんと起りまするこの水害によりまして、全国の水害民は、政府の施策が明らかにされないために、非常に動揺を来しております。従つて、政治的な効果から言つても、実質上のあり方から言つても、すみやかにこの水害対策のために臨時国会を召集する必要があると思うのであります。巷間にはしばしば伝えられておりまするけれども、正式な委員会において、しかも今日の時期において、政府の代弁者である緒方副総理に伺いたいのは、水害民の人心安定の上に立つても、あるいはこれが対策の上に立つても、政府としては臨時国会を、水害問題に限定し……

第16回国会 大蔵委員会 第45号(1953/10/27、26期、改進党)

○中野四郎君 水害調査に行つておりまして、けさほど帰つて参りましたところで、資料を数学的にここに持つて参る時間がありませんでしたから、概略の御報告を申し上げますが、結論から申し上げた方がお話がきわめて御了解になりやすいと存じます。  ただいま管財局長の御報告をちよつと途中から聞いておつたのでありますが、率直に申し上げて、管財局長はこの接収解除金属等の処理に関してはあまり詳細に御存じないようであります。特に感覚が根本的に違つております。ただ結論として申し上げれば、大蔵省の方も、国会側の調査の結果に従つて、考え方が大分改まつて来たということだけは言えるのであります。  第一番に、現在日本銀行の地下……

第16回国会 懲罰委員会 第2号(1953/08/05、26期、改進党)

○中野委員 先ほど来篠田君対各委員の質疑応答を伺つておりますと、私は非常に納得の行かぬものがあるのです。少くとも懲罰事犯が起されて、その原因、動機等をば委員会においていろいろと伺つておつたのですが、私は、篠田君がそれを起された動機や原因についてはいろいろと事情もあろうかと思うのですが、ただ一点遺憾に思うことは、この国会の中においていろいろ懲罰事犯も起りました。しかしながら灰ざらを投げ合つたり、あるいはグラスを投げ合うというような乱暴狼藉を犯したことは、まつたく国会創設以来、帝国議会のときはいざしらず、国会創設以来初めてのことであります。特に私の考えますことは、(「選挙中にそんなことをずいぶんや……

第16回国会 懲罰委員会 第3号(1953/08/06、26期、改進党)

○中野委員 高橋君の御意見は……。(「知つたかぶりをするな」と呼ぶ者あり)知つたかぶりというならば、あなたがそうおつしやるならば、国会法をつくつたのはわれわれおつて、そういう御議論があればお述べくださればけつこうなので、今なるほど小林君と高橋君とのやりとりの中に、政務次官、いわゆる農林政務次官篠田弘作君、あるいは国会議員の篠田弘作君をという議論があるのです。なるほどりくつとしては一応立ちますけれども、結論としては政務次官というものは国会議員だということははつきりしておる。そうして特に小林君も言葉の説明がなかなか足りない点があるのですが、自分の提案理由の中で述べておられる、「最後に委員各位に申し……

第16回国会 懲罰委員会 第4号(1953/08/07、26期、改進党)

○中野委員 本件は、懲罰事犯として、国会法第百二十二条の第二号により、公開議場における陳謝を命ずべしとの動議を提出いたします。  その理由を簡単に申し上げますならば、今回の予算委員会場において行われましたるこの懲罰事犯は、まことに国会創設以来未曽有のことでありまして、本来であるならば、その当時の状況よりかんがみまして、篠田弘作君を除名をするというのが妥当だと考えますが、その後篠田君の非常に前非を悔いておるこの態度にかんがみまして、われわれは、その罪を一等減じ、すなわち百二十二条の第二号によつて、公開議場における陳謝を命ずるのが妥当であると私は考えるので、右動議を提出いたします。


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 厚生委員会 第2号(1953/11/02、26期、改進党)

○中野委員 短期国会のことで、しかも委員会が重複しておりますから、お尋ねしたいことは各委員ともたくさんあろうと思いますが、重点的にまず厚生大臣に伺いたいと思うのです。  厚生大臣は、先月か先々月関西に行かれたときの車中談で、公務死以外の人々にも年末までには三万円ないし五万円を何とかして家族の人たちにやりたいという意見を述べておられます。また去る八月の二十九日の朝日新聞には、厚生省の意見として、公務死外の人々にやはり三万円ないし五万円の金をば交付したいということを明らかにしておりますが、これに対する予算的処置が一向見当つて参りませんが、この車中談における厚生大臣の発表は、現在十万人を算するところ……

第17回国会 行政監察特別委員会 第2号(1953/11/02、26期、改進党)

○中野委員 法律には九月三十日までに報告をしなければならぬということになつているのですが、その後に出て来た報告があるのですか。
【次の発言】 ちよつと、言葉の半ばですが、これは法律の定めるところによつて九月三十日までに報告しなければならぬという法律を国会で審議して通したものであつて、その後に来たものがはたして法律的効果があるかどうかということは疑問があると思うのですが、そういうようなことはどういう解釈を持つておられますか。
【次の発言】 井上さんにお尋ねをいたします。事は非常に複雑性を帯びておりますけれども、きわめて簡単な問題を伺いたい。  関東財務局で、接収を解除されました宝石その他のものを……

第17回国会 水害地緊急対策特別委員会 第1号(1953/10/30、26期、改進党)

○中野委員 第二班の水害地調査の概況について御報告申し上げます。  去る十月二十二日より六日間にわたり、大阪府は奈良県及び和歌山県下について、主として台風十三号の被害調査をして参つたのであります。  まず大阪府の被害状況について概略を申し述べます。  台風十三号は九月二十五日午後二時潮岬に上陸したために、近畿一帯はその余波を受けて、同日午後より強雨をまじえた最大風速三十二メートル五に達する猛台風となつて、夜半に入るとともに、淀川は刻々増水し、急速に警戒水位をはかるに突破して、午後十一時には遂に枚方標六メートル九十七という未曽有の最高水位に達して決壊寸前の状態となり、官民警の決死的な水防作業の結……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 議院運営委員会 第71号(1954/06/05、26期、改進党)

○中野委員 元来八百板君らから出しておる衆議院議長不信任決議案というものは、委員会審査省略要求事件としてあるが、実際上審査を省略することを認めておるのですか。本来ならば、かような案件は議運等で審議して是か非かをきめるべきものだと思うが、審査省略を承認をしたのですか。
【次の発言】 私は、この不信任案には非常に不可解なものを感ずる。およそ内閣の不信任にしましても、あるいは衆議院議長、副議長の不信任等を扱われるについても、かような特殊な案件を出すについては、相当の理由を付して委員会に提出すべきものだ。しかるに今回のこの不信任案を見ますと、その理由を何ら付さず、端的に不信任するというだけの問題で、こ……

第19回国会 議院運営委員会 第74号(1954/06/09、26期、改進党)

○中野委員 異議はないが、疑問の点が一、二点ありますから事務総長に伺いたい。懲罰事犯にかけるに際しては、開会を宣し、そうして会議の続行中に起つた事案について懲罰というものができるのですが、あるいはまだ開会を宣しない段階においても懲罰というものは行われるものかどうか、この点を念のために伺つておきたいのです。

第19回国会 厚生委員会 第1号(1953/12/11、26期、改進党)

○中野委員 ちよつと中山さんにお聞きをしておくんですが、この間うち山県厚生大臣はしばしば車中談なんかで、公務死以外の人に何とか適当な名前をつけてお手当をしたい、国の予算が許せば五万円ぐらい、もしいけない場合は三万円ぐらい――この委員会でも山県さんと二、三お話のやりとりをしたのですが、当時山県さんの御答弁の裏づけというのですか、その後厚生省の方でも補足を御考慮になつており、従つてこの二十九年度の当初予算に公務死外の人にもまた弔慰の金を五万円ぐらい出し得る予算を計上したいという意思があるように私は伺つております、これは山縣さんの車中談では、年末に対して非常に逼迫しておりまする人々をば何らかの形でお……

第19回国会 厚生委員会 第15号(1954/03/17、26期、改進党)

○中野委員 交付の名称は弔慰金という名称でやられるかどうかという点を明確にしておいていただきたい。  それからその交付の範囲は軍属に及ぶかどうかということを明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 遺族の心情または国民感情ということを言われましたが、むろん国家民族のために召集を受けてそのために病を得、それが原因となつて死亡した人でありますから、当然今回の弔慰金の五万円の支給範囲は、軍人軍属全般に及ぼすべきものだと私は考えておるのです。ただいまの草葉君の御説明では、文官で非公務の人に対して支給することは相当な支障があると言われますが、私はその数はきわめて少いものだと考えるのですが、現在……

第19回国会 厚生委員会 第22号(1954/03/26、26期、改進党)

○中野委員 ちよつと関連して伺いたいのですが、今度のこの法律案は、戦傷病者に対する援護の対象を拡大するということが一つのねらいでもあるのです。それで不具廃疾の程度及び状態というふうに改正をして来られたのですが、そこでこういうケースをひとつ伺いたいと思います。これは珍しいケースでもありますから一例をあげた方がよいと思いますが、愛知県の幡豆郡の吉田町というところに神谷冨士夫という人がおります。これは戦争中軍人としてりつぱにその役責を果して来た人なんです。ところがこの人が帰還後、戦争中の恐怖によつて精神異常を来しております。つまりこういうのは何というのですか、精神分裂症とでもいうのですか、平素はちや……

第19回国会 厚生委員会 第56号(1954/06/03、26期、改進党)

○中野委員 関連して――私も実は同胞援護会の牛込の支会長をしている一人であります。現に経理学校の跡で三百世帯に及ぶ、あなたの方と同じケースのものを持つている一人です。今あなたのお説についてちよつと伺いたいのですが、家賃がかりに二百円、二百五十円、三百円、あなたのところは幾らか知りませんが、私のところは最高八百円くらいまであるのです。しかし現在の物価高において収支のとれないことは論をまたぬと思う。そうして恩賜財団同胞援護会が、かりに板橋同胞援護会になりましても、これを法人にするつもりだとおつしやるけれども、現段階ではとてものことに財政の収支が合つたものでないのです。今御質問の御趣旨はどこにあるか……

第19回国会 厚生委員会 第75号(1954/11/26、26期、無所属)

○中野委員 臨時国会から通常国会に臨むにあたつて、国会が開かれれば、当然国会側として、援護方法の不備等について改正をしなければならぬ課題が多々あると思うのです。しかしここで援護局長と質疑を闘わすことによつてそのことがむしろ悪い支障が起つてはなりませんので、私は質問をきわめて重点的に二つだけ当面の問題を援護局長に伺つておきたいと思う。それはあくまでも近く開かれる臨時国会あるいは通常国会というものを前提としてでありますから、今の遺族の人々で年金あるいはそれぞれの国家からの支給を受けておる人たちはよろしいのですが、俗にいう未裁定の人に対しては、法律の上においてもし援護がかなわぬというような場合を想像……

第19回国会 行政監察特別委員会 第4号(1954/02/01、26期、改進党)

○中野委員 二、三点伺つておきたいのですが、あなたが伊藤君とお知合いになつたのは昭和二十六年の夏ごろというお話でありますが、保全経済会が今日まで経営をしておるその過程において、二十六年というと創業当時と申しても過言でないと思うのです。そこで、本屋さんの御紹介によつて、調査研究のために顧問に就任したと先ほどおつしやいました。その節文書をもつて顧問を依頼されたと言いますが、あなたは口頭をもつてこれを応諾したとおつしやるのですから、その場合に顧問料等の金額についてお約束をなさつたことがあるのか、あるいは単に顧問として承知をするだけであつて、約束はなかつたのかどうか。この点を一点伺つておきたいと思う。

第19回国会 行政監察特別委員会 第5号(1954/02/02、26期、改進党)

○中野委員 大谷さんは選挙区も同じでありまして、お人柄も十分承知しております。総括して考えますと、あなたのお人柄のいいところを利用して、結局保全経済会は大きな利益を得たという結論になると思うのであります。その社会的あるいは宗教的な責任は、むろん終局においてはお感じになら”ければならぬと思うのですが、私は仏教保全経済会が保全経済会との間に取結ばれた約束を中心としてひとつお託を聞きたいと思うのですが、先ほど、すべて保全経済会の窓口で事務を取扱つてもらつて、金も全部そちらへまかすというお話、その単なる利潤だけをば仏教保全経済会の方にもらうというお話でありました。これはなるほど手をぬらさずして利益を得……

第19回国会 行政監察特別委員会 第7号(1954/03/09、26期、改進党)

○中野委員 関連事項でひとつ承つてわきたいのですが、あなたは昭和二十六年の十月から二十八年の五月まで東海総支店長をしておられたようですね。
【次の発言】 そこで伺いたいのだが、東海総支店長はいかなる仕事をするものであるか。これは投資とか、あるいは物を買いつけるとか、すべてのことに携わらなければならぬ役割を持つておられると私は思うのですが、どういう役割なんでしようか。
【次の発言】 関連事項で伺つたのはそれなんですが、あなたは先ほど小林委員の質問に対して、当時はいなかつたから知らなかつたとおつしやつておられる。私は後ほど項を追つてお伺いいたしますが、東海総支店長とある限りにおいては、その総支店の……

第19回国会 行政監察特別委員会 第8号(1954/03/11、26期、改進党)

○中野委員 わずかなことですが、あなた、今日までに検事局か警視庁で調べられたことがありますか。
【次の発言】 そこで、匿名組合というのだが、たしか全国の投資者の名簿はあるはずなんだが、これは捜査当局へ出したかどうか、これをひとつ聞いておきたい。
【次の発言】 この名簿は当然捜査当局に提出をしなければならないと思いますが、あなたの方で提出をされた事実があるかどうか。
【次の発言】 この投資者の名簿が明らかでないということが非常に問題になつておるのだが、さつきあなたの話を聞いておると、帳簿を大分焼いたようなんですが、私、ちよつと大臣室へ行つておつて、席をはずしておつて、皆さん方の御質問と重複するか……

第19回国会 行政監察特別委員会 第9号(1954/03/13、26期、改進党)

○中野委員 どうも、従来からの関係官庁の処置、先ほどから君の御答弁を聞いておると、わからないことだらけになつて来るのです。いわゆる態度というものがまつたく不可解千万だと思う。一体こういうような全国に数十万及ぶところの実害を与えたその根拠がどこにあるかと言えば、これは政府の財政金融政策の欠陥と、社会情勢の混乱をしたそのすきに生れたものである。そこで、先ほど来いろいろあなたの御答弁を聞いたのだが、この出資の受入、預り金及び金利等の取締に関する法律案を今時分出されたところを見ると、ちようどどろぼうをつかまえてなわをなうのような感が深いのです。先ほどもあなたの責任を聞かれておるのだが、実際上においては……

第19回国会 行政監察特別委員会 第10号(1954/03/16、26期、改進党)

○中野委員 関連して。先ほどから古屋君の御質問に対して、あなたはしばしば昨年の三月四日に法務省と意見が一致したということを言つておられる。ところが、まつたく意見の一致していない事実がある。それは、昨年の十二月四日に、私らの保全経済会を調べる小委員の田渕君を初め委員の者が法務省をたずねた。そのときに、民事局長は、銀行法違反であるけれども、この大きな実害を及ぼした保全経済会等の類似機関に対してたつた五千円の罰金で済ますというのはあまりにふさわしからざるものであるということを明らかに言うておるのです。あなたは三月四日に大蔵省と法務省との意見が一致したと言うのだが、同じ政府部内において、法務省の民事局……

第19回国会 行政監察特別委員会 第11号(1954/03/18、26期、改進党)

○中野委員 関連して。課長をやつて調査が未了だとあなたはおつしやる。しかし調査査察部の証券業係長をしておつた内田弘輔君、これは完全に調査査察しておるじやありませんか。そうしてこの人は保全経済会から約六千万円からの金を借りて六日商事というものを今やつておるはずじやありませんか。国税局の調査査察部の係長が、保全経済会から六千万円の金をひつぱり出して、国税局をやめて、別に保全経済会と連絡をとつて今日六日商事というものをやつておる傾向がある。しかもそこの専務には、あなたの方の係員である小川亮という人が入つておるじやありませんか。今の古屋君の御質問に対するお答えの中で納得行かないのは、二十六年の十月から……

第19回国会 行政監察特別委員会 第12号(1954/03/20、26期、改進党)

○中野委員 大体今度の問題は、御承知のように、関係官庁が怠慢の結果全国数十万の国民にこのような甚大な被害をかけたかどうかということをこの監察委員会で監察するわけなんですが、先ほどから村上さんの御証言を伺つておりますと、昨年の十二月四日でございましたか、お伺いいたしまして、いろいろと御懇談をした節の御意見とまつたく同じでありまして、まことに明快な御答弁で、満足をしておることは各委員と同様であります。そこで、結論といたしますと、刑事局が法的な処置をとることに怠慢であつたか、ないしは大蔵省がその取締り対象としての特殊金融機関に対するところの処置が怠慢であつたか、いずれかその非が明らかにされなければな……

第19回国会 行政監察特別委員会 第13号(1954/03/23、26期、改進党)

○中野委員 あなたの方のことを伺つみても、あまり大した何はないようです。あなたが保全経済会にいらつしつた当時から、伊藤君は非常に立法化の問題を心配しておつたようですか、この立法化の計画はいつごろから伊藤君が計画しておつたかということを、知つておる範囲において御説明願いたい。
【次の発言】 あなたのおつしやることと伊藤君の実態とはまつたく違う。二十六年に仏教・保全経済会をつくるときに、大谷君には立法化は必ずできるということを明らかに証言しておる。アメリカに行くのは投資銀行法のあり方について見に行くという名目ではあつたけれども、その前に、もはや立法化運動をしておつたことは事実です。アメリカから帰つ……

第19回国会 行政監察特別委員会 第15号(1954/03/30、26期、改進党)

○中野委員 井本さんが就任されたとき、何か保全経済会のことで引継ぎというようなことがあつたかどうか。たとえば、匿名組合でないと断定をいたしがたいとか、匿名組合であると断定をいたしがたいというような意見の相違がいろいろあつたようですが、あなたが就任をされたときは休業中なんですから、そのときに前局長からそういうような引継ぎとかなんとかあつたのでしようか。
【次の発言】 そうすると、あなたの方ではあまり重要視してなかつたわけですね。銀行局長の証言では、三月四日に法務省と大蔵省との意見が一致したと言つておるのです。それは匿名組合でないと断定をいたしがたいということに意見が一致したというのです。ところが……

第19回国会 行政監察特別委員会 第17号(1954/04/03、26期、改進党)

○中野委員 昨日でしたか、いろいろお話を述べておられるのですが、私は山崎さんに率直に御注意を申し上げておきたい。この委員会の本質から言つても、東京会館の内容あるいは保全経済会とあなたとの関係等は、いろいろ委員の方が聞いておられますけれども、どうも検察庁や警視庁のような調べ過程のようなあまりこまかい点はここで聞く必要はないのであります。従つて、あまり神経を使われて、つじつまを合せたり、それから関係の方に都合の悪くないようにというような証言は、万あるまいと思いますが、なるべく御注意なさつた方がいいと思う。率直に申し上げるが、私もいささかあなたの新聞の経営状態については存じ上げているつもりであります……

第19回国会 行政監察特別委員会 第19号(1954/04/28、26期、改進党)

○中野委員 私は国有不動産の払下げに対するところの調査要求をした本人ですが、九十議会のときに、財産税を創設するにあたつて物納を認めた当時の委員であります。由来この問題を手がけて参つて、その結論として、今度現われて来ました不正事件に関しては、まことに遺憾にたえぬと思つておる一人なのであります。しかし、制度が一応国会を通過して確立し、行政府である大蔵省の所管が明らかになつて、それぞれ処置をされておるのであるが、今あなたが委員長の質問に対してお答えになつた概略は、私らのまつたく了承できないところであります。従つて、一つ一つの事実をあげて今日はお尋ねをいたしたいと思いまするが、それに先だつて、私の感じ……

第19回国会 行政監察特別委員会 第20号(1954/04/30、26期、改進党)

○中野委員 今の案田君のお話なんだが、一時立てかえておいてくれと言うたのは、財務局の出張所ですか、あるいは新郊土地会社なんですか、どつちですか。
【次の発言】 そこで、最初に伺いたいのだが、あなたのところの、借地権のある土地について、たしか実測されたと思うのだが、それは別に費用をお払いになつていらつしやると思うのだが、払つていますか。
【次の発言】 幾ら払いましたか。
【次の発言】 昭和二十五年の春、新郊土地会社の人が来て、最初に買取りの意思があるかどうかと問い合せて来たときに、五万円あなたが払つた、一時払いは困るから、扱いの上で分割払いにするから、という話で五万円払つたという。その領収書は、……

第19回国会 行政監察特別委員会 第22号(1954/05/28、26期、改進党)

○中野委員 もう井上君はうまいときに印刷局の局長に逃げて行つてしまつたものだから、少し質問の都合が悪い。逃げられる点もあるけれども、あなたの関係しておる点だけを少し伺いたい。  今高木、鍛冶委員から伺つておられた点を、私は今ちよつと席をはずしておりましたから、重複するかもしれませんが、きようは少し事実の裏づけをもつてお尋ねをしたいと思う。あまり長い御質問をしないで、簡単に伺いたいのだが、一体、今度の国有財産の払下げに対して不正が発覚し、今日司直の手を煩わしておる原因はどこにあるかということなんだが、日本全国で八つの財務局の中で、関東財務局と近畿財務局が一番ひどかつた。わけて関東財務局の取扱い方……

第19回国会 大蔵委員会 第36号(1954/04/07、26期、改進党)

○中野四郎君 接収解除ダイヤモンドの処理等に関する法律案の提案理由の説明をいたします。  戦時中政府は、航空機、電波兵器等の生産を増強するの必要に迫られたのでありますが、これが生産上不可欠の資材はダイヤモンド工具でありまして、当時工業用ダイヤモンドは陸海軍が相当多量に南方方面から入手してい、たのでありますがすべて陸海軍工廠に受入れられまして民間にはまわらずやむなく軍需省は一般国民から装飾用ダイヤモンドを買い上げることとなり、昭和十九年七月ダイヤモンド買上実施要綱を定めて、これを各地方長官に通牒するとともに情報局は大々的の宣伝を行い、婦人会、隣組等を督励して国民の愛国心に訴え、その供出を勧奨した……

第19回国会 大蔵委員会 第59号(1954/05/21、26期、改進党)

○中野委員 お答えをいたします。分離をいたしまして提案いたしましたわけは、すでに十三国会で大蔵委員会におきまして接収解除のダイヤ並びに貴金属等について調査をいたしましたが、これが調査の全きを期すために行政監察委員会にこれを移しまして、十六国会に至る間相当慎重なる調査を進めたのであります。しかし問題は非常に外岐多様にわたつておりまするし、特に金、銀、白金、宝石、あるいはダイヤモンドというものの取扱いにつきまして非常に多くの不当な行為を行政監察委員会において認めましたので、委員会におきましては、これが取扱いをどういうふうにして調査の徹底を期すかということをば慎重に相談をいたしました結果、とりあえず……

第19回国会 大蔵委員会 第60号(1954/05/25、26期、改進党)

○中野委員 この翻訳の問題は、かような場所で申し上げたくないのでありますが、大蔵省に翻訳を依頼したくないのであります。そのことは、十三国会においてすでに大蔵省に原文と飜訳文を要求いたしましたことが三回にわたつております。しかしいかなる理由に基くものかは知りませんか、原文と翻訳文とはまつたく食い違つた部面と、さらに非常に重要な点が抹殺されてある事実があるのであります。そのことは現在大蔵省管財局保管中の接収解除によるダイヤモンドの数量のうち、白金、ダイヤモンドを含めて約五十三貫目のものが行方不明になつておるのであります。(発言する者あり)進駐軍の原文の中には明らかにこのことが明示されながら、国会に……

第19回国会 大蔵委員会 第63号(1954/05/29、26期、改進党)

○中野委員 ちよつと関連して……。まことに植木さんの御答弁には納得のできぬものがある。たとえば愛知県の幡豆郡の例は、私は自分の選挙区だから触れたくないけれども、この幡豆郡の補助金のいろいろ問題の起つたその当面の人というのは、小笠原三九郎君の私設秘書であるところの木村等という人で、これは現に検挙されている。それから前代議士であり、しかも小笠原君とは最も深い関係にある中垣国男という人が、刑事記録を見れば明らかに贈賄の口にまわつている。特に愛知県の例をあげますれば、その前に同じような事犯が起つているのであります。幡豆郡横須賀村において事犯が起つている。しかるにその後において小笠原君の出身地である福地……

第19回国会 懲罰委員会 第1号(1954/06/10、26期、改進党)

○中野委員 ただいま提案者の代表として高橋君から御説明がありましたが、今回のこの懲罰事犯はわが国国会開闢以来でありまして、しかも計画的集団的な最も悪質なるところの暴力行為であります。従つて、これを律するには、わが国会の権威と秩序を確立する上において、きわめて厳格に、しかも厳罰をもつて臨むのが当然であります。しかし、その前提に立つ上におきましては、各懲罰事犯の対象となるべき人々の各自について、的確なる資料を集めて、一つ一つの反証をあげて、事実に基く立証がなくてはならぬのであります。端的にニユース映画とかあるいは新聞社の写真あるいは新聞社に保存されておるところの写真といろ問題ばかりでなく、またおの……

第19回国会 懲罰委員会 第2号(1954/06/11、26期、改進党)

○中野委員 どうも今高橋委員の御質問の中にありましたように、何かの雑誌に堤君がいろいろなことを述べておる。本人の名前が堤のせいでもあるまいけれども、真実を全部包み隠しておる。こういうものを一々議論の対象にする必要はない。現実の問題として彼は神聖なる議長席を侵し、その行動はもはや国会議員としての品位を失つた、いわゆる低下せしめた重大なる一つの事実を犯しておるのですから、私は、ただいまの堤君だとか山口君とか他の人々の事犯について、ここで議論をこれ以上尽そうとは思つておりません。  そこで私が伺つておきたいのは、一点聞きのがしのできてないのは、議長席の入口を針金で縛つたという説であります。私はそれを……

第19回国会 懲罰委員会 第3号(1954/06/12、26期、改進党)

○中野委員 今度のような未曾有の多数の人を懲罰事犯として審理するには、時間的にもなかなか困難だろうと思うのです。それから、その事犯を犯した人たちは、今日の段階では、見解を異にしておつて出席しない。そうすると、提案者あるいはこれをあくまでも事犯として取扱うべしという人々のみによつてこれを調査するのでありますから、世間間々質疑応答をやおちょうのきらいなしとしないと思うのです。私はあえて、ここで四十数名の人人の事犯について、提案者から、これはどうだつたか、あれはどうだつたかと聞く必要を認めないと思います。というのは、当日の事実について立証する写真とかあるいはそれぞれの証拠物件によつて明らかなんです。……

第19回国会 懲罰委員会 第4号(1954/06/14、26期、改進党)

○中野委員 この際、提案者である鍛冶君に疑義がありますので、あらためて一点伺つておきたいのでありますが、先日提案者の鍛冶君からの御説明によりますれば、議長サロンより議長席に行くべき通路を針金をもつて――その節の鍛冶君の御説明の中には、針金で入口を巻いて一切のドアーの開閉を封鎖したという話でありましたが、麻なわであるとか針金であるというような明確でなかつた点があるのであります。ここに当日の物的証拠である十六番線の針金でありますが、これは六月三日事件の当夜議長席の後方の政府委員等の入場のとびらをば外部より縛つた針金でありまして、これには衛視の諸君の目撃者として明確なる証人があるのであります。さらに……

第19回国会 懲罰委員会 第5号(1954/06/15、26期、改進党)

○中野委員 すでに今回の懲罰事犯の対象として本委員会が審議調査を進めて参りました過程において、自由党を代表する瀬戸山君から、あるいは辻政信君からの動議が提出されたのでありまするが、この際改進党を代表して、わが国国会未曾有の不祥事件を引起し、民主主義国として最も神聖であるべき言論の府、国権の最高権威たる国会の機能を暴力をもつて不能ならしめ、議長の職務執行を暴力をもつて阻止し、かような悪質なる計画的暴力行為に対しては、断固たる処置に臨むべきであると私は考うるのであります。  本来からいえば、全員除名という辻君の動議に賛成をすべきでありまするが、今回事態を収拾し、国会を正常化し、さらに進んで民意にこ……


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第21回国会(1954/12/10〜1955/01/24)

第21回国会 議院運営委員会 第8号(1955/01/21、26期、新党同志会)

○中野(四)委員 ちょっと伺いたいのは、第五十六条の、予算を伴う法律案を発議する場合の見解を明らかにしてもらいたい。僕はわからないのですが、関連的にでも予算を伴う場合は、全部入るわけですか。
【次の発言】 例をあげて聞くと、たとえば、僕の最近関係のあったダイヤモンドの法律みたいなものを出す場合、それには予算は伴いませんね。ただそれを審議する審議会を作る場合に金が要るんです。その審議会を作るのに金が要るというのは、やはり予算を伴うということになるのかどうか。
【次の発言】 そうすると、たとえば審議会を作るとか、審査会を作らなければならぬ、それにも微々たるものであるが、予算を伴うわけです。それも五……


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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 厚生委員会海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会連合審査会 第1号(1953/07/20、26期、改進党)

○中野委員 ちよつと関連して、承つておきたいのですが、マヌス島の引揚げについて、オーストラリアとの交渉過程とか、引揚げ状況――こういうことについて御存じの点を御説明願いたいと思うのです。
【次の発言】 そうしますと、ソ連、中国を除いての戦犯というものは、これで大体全部内地に引揚げたという結果になるのでありましようか。もし残留している者があるならば、これを明らかにしていただきたいし、それからこの際戦犯としてソ連に現在抑留されている者の数、それから中国に戦犯として抑留されている者の数は、明らかになつておると思いますが、これについては現在どういう段階にあるか、その数と過程についての御説明を願いたい。



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データ更新日:2023/02/05

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