大平正芳 衆議院議員
26期国会発言一覧

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大平正芳[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは大平正芳衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院26期)

大平正芳[衆]本会議発言(全期間)
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第21回国会(1954/12/10〜1955/01/24)

第21回国会 衆議院本会議 第4号(1954/12/15、26期、自由党)

○大平正芳君 私は、ただいま上程せられました昭和二十九年度の年末賞与に対する所得税の臨時特例に関する法律案に対し、自由党を代表して、原案に反対、委員長報告に賛成の討論を述べんとするものであります。  両派社会党は、去る臨時国会におきまして、補正予算案の成立前、すでに年末賞与二万円以下を免税にせんとする法律案をわれわれに提示し参つたのであります。われわれは、これに対し、かかる措置は給与所得者中独身者のみに対し不当な税法上の恩典を与え、真に生計の電圧に苦しむ家族持ちの階層を全然顧みるところのない、衆愚におもねる一夜づけの提案であるとして、これをしりぞけたのであります。われわれの反対あうや、両派社会……

大平正芳[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院26期)

大平正芳[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 大蔵委員会 第7号(1953/06/24、26期、自由党)

○大平委員 ちよつとお話は違いますけれども、小額通貨の整理に関する法律案に関連しまして一点承りたいと思います。予算委員会の劈頭、同僚の本間委員から大蔵大臣に対しまして、この法律案に関連して、デノミネーシヨンというような見方が世間にあるが、どうかというような質問があつたようです。私は速記録を調べておりませんので、正確なことは申し上げられませんが、大蔵大臣はこれに対して、デノミネーシヨンというようなことは考えていないというような答弁があつたかのようであります。デノミネーシヨンということは、私この際これを取上げようという気持は毛頭ないのです。またその自信もありません。自信がないという意味は、これはや……

第16回国会 大蔵委員会 第9号(1953/06/26、26期、自由党)

○大平委員 ただいま問題になつておる外資導入の法律案につきまして、大蔵当局に伺つておきたいと思います。第二条によりますと、日本開発銀行または日本輸出入銀行が当事者である場合には、政府が保証契約をすることができる。そうするとほかの場合にはできない。ところが開発銀行は、しろうとから見ても、政府保証をするということは、大して意味がないといえば意味がない。問題は、そういつた政府の信用をバツクにした銀行以外のものに、むしろ政府保証の必要があるのじやないか。外資導入という問題が今大問題になつて、旱天に慈雨のように渇望しておるわけでございますが、そういつた当事者が政府機関でない場合にも、政府は今後こういつた……

第16回国会 大蔵委員会 第12号(1953/07/01、26期、自由党)

○大平委員 私は閉鎖機関令の一部改正法律案と、塩業組会法案に関連いたしまして、二、三の点を質問いたしたいと思います。  まず閉鎖機関でございますが、今度この改正法律案が出まして、提案の理由を拝聴いたしますと、まことにけつこうなことでございまして、こういつたアクシヨンがすみやかにとられることを期待しておるのでございますが、ただ若干問題点があるように思いますので、それを確かめておきたいと思います。今度の改正によりまして、残余財産の処分ができることになるわけでございまして、国民経済的に、こういつた残念財産が適当に活用されることは、まことにけつこうなことでございますが、その前提といたしまして、在外債務……

第16回国会 大蔵委員会 第15号(1953/07/04、26期、自由党)

○大平委員 今の内藤委員が言われたゼロ二つをのけるという問題ですが、この間私が政務次官に御質問申し上げたら、政務次官の御意見では、貨幣価値の根本に触れるような問題で非常に慎重にしなければならない、その気持はよくわかりますという。また国際通貨基金に加入いたした場合に、一円の金は金が何グラムということにきまつておるから、そういつた点の改訂もむずかしいものだというようなことでありましたし、今理財局長の御説明では、貨幣制度の問題だからということでありまして、もとより貨幣制度の問題に違いないのですが、いずれにせよ、非常にむずかしい問題だから慎重にやろうというお気持はわかるのですが、それから一歩も出ていな……

第16回国会 大蔵委員会 第18号(1953/07/09、26期、自由党)

○大平委員 今の稻田委員の御質問の点ですが、閉鎖機関令の今度の改正案の中で、在外債権債務の差額と政令で定める金額とを留保すれば、国内財産についての処分は認めようというような改正になつておる。この点は、この間管財局長との質疑で私が了解したところは、外交関係ができ上つていないし、特にその点が在来の閉鎖機関の関係としては大きいわけでございますが、そういつた外交関係がまだ再開されておらないから不確定要素がある。その不確定要素は、政令であらかじめ政府の方で、この程度は留保しておこうという考えで今度の改正案を立案されて、そうして処理を急ごう、従つて外交関係が百年河清を待つというような関係だからこそ、今度の……

第16回国会 大蔵委員会 第22号(1953/07/15、26期、自由党)

○大平委員 関連して……。今井上委員が御質問いたしました年金額改訂の三法案に関連して伺いますが、この改訂に要する費用の負担、これは国が現実に負担する。ところが地方共済組合の場合には、地方公共団体、専売、国鉄、電信電話公社等の場合においては、その公社と国とが負担するという建前になつておりますが、これに関連してでございますが、一体地方公共団体というものは、短期給付と長期給付に対してどれだけの負担をしておりますか。  それから専売公社とか、国有鉄道とか、電信電話公社とかいうものは雇用主でございますから、これが全部負担するのが建前のような感じもしますが、国がなおこれを分担するという建前になつております……

第16回国会 大蔵委員会 第26号(1953/07/21、26期、自由党)

○大平委員 国家公務員等に対する退職手当の臨時措置に関する法律の一部改正案につきまして、若干問題点を伺つておきます。この法律が今月末に失効するので、その効力を延期した点については、本委員会の各位におかれましても大した議論はなく、ただ公共企業体等労働関係法の修正点に関連して、いろいろの議論が展開されているようでありますので、その点について政府の所見を若干ただしたいと思います。退職手当は、公共企業体等労働関係法第八条ですかにいうところの給与に該当するように思うわけでありまして、この修正案の提出されるに至つた根拠も、なるほどうなずけるところもあるのでございますが、その議論を貫いて参りますと、どうも恩……

第16回国会 大蔵委員会 第27号(1953/07/22、26期、自由党)

○大平委員 主税局長と国税庁御当局がお見えになつておるようですから、徴税の問題に関連しまして、徴税のやり方について二、三伺つてみたいと思います。  最近の徴税状況を見ておりますと、徴税当局の方でもよほど民主的に御苦心はされております。特に今の長官は、御就任以来、非常に熱心に民主的な徴税の方針を相当最末端まで徹底されておるようであります。その御苦労に対しましては、十分敬意を表します。ただ、何と申しましても終戦後非常にアブノーマルな社会情勢にありましたのと、徴税側の要員の訓練が十分でなかつたし、年齢も低かつたし、彼らが立ち向う徴税の現況に対しては、十分にこれをこなすだけの行政能力が乏しかつたという……

第16回国会 大蔵委員会 第28号(1953/07/23、26期、自由党)

○大平委員 それでは、まず修正案文を朗読いたします。  塩業組合法案に対する修正案  塩業組合法案の一部を次のように修正する。  第八条第一項中第三号を第四号とし、以下一号ずつ繰り下げ、第二号の次に次の一号を加える。  三 組合員の貯金の受入  第八条第四項から第六項までのうち「第一項第八号」を「第一項第九号」に改める。  第二十五条第七項中『、同法第二百四十七条第一項中「第三百四十三条」とあるのは「塩業組合法第五十六条」と』削る。  第六十条第四項中「第八条第一項第六号若しくは第七号」を「第八条第一項第七号若しくは第八号」に改める。  第七十二条に次の一項を加える。 3 公社は、第八条第一項……

第16回国会 大蔵委員会 第32号(1953/07/29、26期、自由党)

○大平委員 ただいま議題になりました国家公務員等に対する退職手当の臨時措置に関する法律の一部を改正する法律案の修正案につきまして、その趣旨弁明をいたしたいと思います。  修正案の案文はお手元に差上げてありますので、朗読を省略させていただいて、ただちに修正点の御説明を申し上げたいと思います。まず第一に、主として国鉄等公共企業の職員を対象といたして、三箇所の修正を加えております。第一点は、政府原案によりますと、勤続期間が三十年を越える勤続期間に応ずる退職正当の支給率は、従来から若干逓減しておつたのでありますが、公社、特に国鉄等におきましては、三十年ないし三十五年程度の長期の勤続者が現に相当在職して……

第16回国会 大蔵委員会 第34号(1953/07/31、26期、自由党)

○大平委員 ただいま議題になつております資金運用部資金法の一部を改正する法律案に関しまして、若干疑問の点をただしたいと思います。巷間伝えられるところによりますと、地方公共団体の起債の認可の全責任につきましては、地方自治庁と大蔵省との協議に関連して若干問題があるように聞いておるのであります。日本の新憲法は、幾つかの日本の民主化の柱を打立てましたが、その中の一つは、申すまでもなく地方自治の原則が確立したことであると思います。従つて地方自治法におきましては、地方自治団体は中央から何らの制約を受けることなく、自己の責任をもつてその財政の切盛りをやつてよろしいというような原則が打立てられておると思うので……

第16回国会 大蔵委員会 第37号(1953/08/04、26期、自由党)

○大平委員 ただいま議題となつております国家公務員等退職手当暫定措置法案につきましては、すでに当委員会におきまして、政府原案に修正を加え、全会一致をもつて可決し、十分審議を重ねて参りましたので、この際質疑を省略して、ただちに討論採決に入られんことを希望いたします。

第16回国会 大蔵委員会 第38号(1953/08/06、26期、自由党)

○大平委員 はなはだ恐縮ですが、地方行政委員長の話合いはどうなつておりますか。起債の件について、委員長とお話し合いがあつたようですが、現在どういう結果になつておるのでしようか。

第16回国会 大蔵委員会 第41号(1953/09/10、26期、自由党)

○大平委員 関連いたしまして副総理に三肩お尋ねしたいのですが、米価の問題は、保守三派の共同修正で、われわれが伺つているところでは、生産者米価は基準米価を七千五百円にして、あと八百円の完遂奨励金をつける。超過供出奨励金とか、あるいは早場米奨励金は、在来の通りということに伺つておつたのですが、最近の閉会後の新聞を見ますと、早場米奨励金には若干の増額が考えられていることと、それから基準米価を七千七百円にするというような新聞記事を見たのです。ことしの米価は、パリテイ計算によると七千百六十円とかで、あと特別加算を認めて七千五百円にするというように聞いたのでありますが、さらにそれを七千七百円に上げなければ……

第16回国会 大蔵委員会 第42号(1953/10/08、26期、自由党)

○大平委員 二、三お伺いしたいと思います。先ほどの御説明では、輸入貨物の予算の中で、原綿であるとか、パルプであるとか、カリ塩であるとかというような輸出用原材料に相当重点を置いておられる、こういうことで、品目によりましては倍になつておるものもございますが、それが生産されまして完成品になりまして輸出されるということに相当濃厚な期待を置いてよるしいのですか、それとも物価高の気配で、内需に相当向くおそれがあるのじやないか、そういう心配があるのですが、この策定毎にあたりましてどうい考えでやつたのか、その点第一点に伺いたい。  第二点は、先ほど福田委員から御質問がありました食糧でございますが、数量的には伺……

第16回国会 大蔵委員会 第44号(1953/10/12、26期、自由党)

○大平委員 岡松さんの御意見、青砥さんの御意見を聞いておりますと、今の法人税なり所得税なり、制度それ自体の問題というよりも、むしろ税率の問題が両方の眼目のように伺うわけでありますが、税率を御要望のように下げた場合、結局それだけの税収減を結果するようになるのか、それともあなた方のお考えでは、申告がよくなり、会社の経理が刷新されまして、そして税収自体には大した変化はないんだというようなお考えのものかどうか、そこが眼目のように私は聞いたのでありますが、戦後の情勢として非常に遺憾なことがたくさんございます。一例を会社にとつてみましても、俗にいう社用族というものが非常に跋扈しまして、どうせもうけても税金……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 大蔵委員会 第1号(1953/10/31、26期、自由党)

○大平委員 ただいま両小委員会の経過並びに結果につきまして、井上委員から御発言がございました。資金運用部資金法の問題につきましては、その通りわれわれは異存はないのであります。ただ塩につきまして、本委員会の結論をくだす場合に御考慮を願いたいことがあります。と申しますのは、若干気にかかるところがございますので一、二申し上げて御批判を願いたいと思います。  まず井上委員から、小委員会の結論として御報告願いました第一の食糧塩のみそ、しようゆ等の引下げに寄与し、庶民の生活を助けるために可及的に低いようにしようじやないかということにつきましては、全面的に賛意を表するものでございまするが、ただ技術的に二、三……

第17回国会 大蔵委員会 第3号(1953/11/04、26期、自由党)

○大平委員 鉱害関係について二、三お尋ねしておきたいと思いますが、特別鉱害復旧の法律は臨時措置法になつております。これは一体いつごろになつたら床状が固定してこういう必要がなくなるのか、この法律をざつと見てみますと、施行の期限が限定してないようでございますが、一体どういうおつもりなのか。たしか昭和二十四年の予算を編成するときだつたと思いますが、この特別鉱害の復旧費の補助につきまして、毎年々々基準の数字がかわつて行く、一応政府がその段階において資料をできるだけ克明にとりまして、これに一応これだけの補助をすれば問題は片づくのだ、戦時中の異常な採掘の損害に対する国庫補助の措置としては一応片づくのだとい……

第17回国会 大蔵委員会 第6号(1953/11/17、26期、自由党)

○大平委員 ただいま古屋議員のお発言のうちに、保全経済会というのは匿名組合ではない、大蔵省当局の方は匿名組合であるという非常に重大な御意見を承つたのですが、われわれも保全経済会のことにつきまして各方面から問合せがございます。実はただいままでのところ、私は大蔵当局の見解である匿名組合という法律形式をうまく利用して、ああいつた運営をやつておつたというような基本的な考え方でお尋ねしておるのですが、今の実は古屋さんのような意見が正しいとすれば、大蔵当局のただいままでやつて来た態度についても、これはちよつと大問題です。われわれ自身認識を改めねばいかぬので、その後大蔵当局として、法務委員会の質疑を回顧して……

第17回国会 大蔵委員会 第7号(1953/11/18、26期、自由党)

○大平委員 税制調査会の答申そのものは、御熱心に御討議されて非常に御労苦を多とするのであります。これは井上さんがおつしやつたように、政府の方で御検討中だというのでありますが、これを読みますと、なおついていない重要な問題があるような感じがするので、政府の方で御善処を願いたいと思います。  それは税務の執行と税制の改正との関連ですが、われわれが地方に参りまして、最近も広島の方を見て参りまして税務署の諸君と懇談をして来たのですけれども、三派連携の予算でずいぶん徴税費が削られたために、通信費とか旅費とかいつた点がきゆうくつで、税務を円滑に執行して行けないというような苦悶を耳にするのです。実際検討してみ……

第17回国会 大蔵委員会 第8号(1953/11/25、26期、自由党)

○大平委員 先ほどの民事局長の御答弁の中に、保全経済会の現有の財産が、今の段階において散逸するのを防止する。これがさしあたつてみなが関心を持つておるところでありますが、その法律的な手段としては、破産法上の破産の申立てという唯一の手段がある。そういうことでありますが、一体関係出資者から今まで破産の申請があつたのですか、ないのですか。
【次の発言】 この問題についてはいろいろ各委員会で議論がなされておりますし、世上でもいろいろ論議が闘わされておりますがどうも根本は、先ほど春日君から言われましたように、保全経済会なるものの性格がはつきりしていない。政府の見解が統一していない。従つて国民の側、出資者の……

第17回国会 大蔵委員会 第9号(1953/11/26、26期、自由党)

○大平委員 今日は年末金融対策についての問題を審議しておるのですけれども、今年の年末金融対策というものは、どうも資金の時期的な調整をやるとか、年末の取引の決済の潤滑をはかるというような問題を越えた非常にやつかいな問題があるのじやないかという懸念を、どうも深く持つておるわけでございます。在来の感覚でなくて、少しかわつた感覚でこれはやらないと、えらいことになりはしないかということを心配いたしておるのであります。と申しますのは、先月保全経済会が休業をしたということから、類似金融機関がどうなるのかと国民一般が非常に不安を持つておるし、またこれが正規の金融機関に波及しやしないかというような心配もあるよう……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 大蔵委員会 第1号(1953/12/11、26期、自由党)

○大平委員 私は自由党を代表いたしまして、ただいま提出になっております昭和二十八年の年末の賞与に対する所得税の臨時特例に関する法律案に遺憾ながら反対の討論を展開いたしたいと思います。  同僚の親愛な諸君の提案に相成りました法案に反対の討論をしなければならぬことは、非常に遺憾とするところであります。また年の瀬を控えまして、多数の勤労者諸君の生活の実情を見るに見かねての非常な御憂慮に対しましても、敬意を表しますがしかし、ながら、この問題は以下三点の理由から私は反対せざるを得ないと存ずるのであります。  第一は、先ほどの提案の理由の説明によりますと、物価が上昇し、あるいは勧告の部分的履行しかできない……

第19回国会 大蔵委員会 第6号(1954/02/10、26期、自由党)

○大平委員 関連して。先ほど理財局長から特別減税国債の現在までの消化の状況、これが年度末まで参りましても若干未消化のものが残るというお話がございましたが、そういたしますと、開発銀行の方の金繰りが狂つて来るじやないかと思いますが、局長はこれをどういうふうにするつもりか。そういう点が一点。  それから遺族国庫債券は大体すでに交付が終つたかどうか。  それから生活保護者に対してはこれを現金化しておるということを聞いておりますが、どの程度現金化が終つておるのか。そういつた点を二、三お伺いしておきたいと思います。

第19回国会 大蔵委員会 第7号(1954/02/11、26期、自由党)

○大平委員 ただいまの塩脳部長のお話の中に、小名浜の加圧式の工場の試験は成績がよくて、東北、北海道方面に普及して行こうというお話がありましたが、加圧式の工場として建てられて、この工場は一応工業化して大丈夫だという確証を得られたということになりますと、今後加圧式の工場は、一体公社の方でずつと所有されて経営されて行くつもりなのか、それとも使命が終つたから、これを塩業者の団体に移して、民間の経営に移して能率的に運営をしてもらうのか、その点ひとつ公社の方針をこの際承つておきたいと思います。

第19回国会 大蔵委員会 第20号(1954/03/11、26期、自由党)

○大平委員 関税の問題を二、三お尋ねいたします。一つはわが国がガットに仮加入したということでありますが、仮加入というのは正式な加入とどういうように違うのですか。それから仮加入いたしまして、わが国は一体どういう利益を享受しておるのか。第三点は、仮加入した関係で、今度の関税法や関税定率法の改正にどういうような影響を受けておるのか。条文的にいつて、これに関連してどういうところが改訂になつておるのか。まずこの点をお伺いいたしたい。
【次の発言】 それからついでに二、三伺つておきたいと思いますが、互恵通商法ですか、アメリカがまぐろとか、あるいは陶磁器だとか、ああいつたものの関税率が上るのじやないかという……

第19回国会 大蔵委員会 第21号(1954/03/12、26期、自由党)

○大平委員 年末の状態はアブノーマルな状態だとわれわれは思う。去年の十月末の数字を見ますると、日銀の貸出しは三千四百九十五億になつております。そのうち割引が千六百九十三億、貸付が千七百八十四億という数字が私の手元にございますが、その後、ただいま伺いますと四千百億の貸出しになつておる。そういうことになりますれば、増の六百億の内容を分析しますと、割引、貸付――特に割引の中で貿手の割引、そういつた数字がどのようになつていますか、ちよつと教えていただきたいと思います。
【次の発言】 いい機会ですから、ちよつと資料をお願いしたいと思うのですが、預金が減つて日銀から締められて、銀行の方の手元も非常に楽でな……

第19回国会 大蔵委員会 第29号(1954/03/26、26期、自由党)

○大平委員 骨牌税法の一部を改正する法律案及び国税収納金整理資金に関する法律案に対する修正案を申し上げます。案文はお手元に差上げてありますから、朗読を省略させていただきます。  本修正案の内容をかいつまんで申し上げますと、骨牌税法の方は、牛骨でつくりました麻雀と練りパイ、その他一番下級の麻雀に対する税金を軽減いたしまして、弱少なメーカーの経営に対する障壁を緩和して、同時に脱税品ができますのをできるだけ押えて行こうという趣旨でございまして、牛骨に対しては四千円を二千五百円、その他に対しては二千円を千八百円に引下げようとするものでございます。  国税収納金整理資金に関する法律案につきましては、関税……

第19回国会 大蔵委員会 第32号(1954/03/31、26期、自由党)

○大平委員 先ほど銀行局長から、金融制度懇談会のいろいろな御意見を拝聴したのですが、この法律を見ますと、よほど政府は遠慮されたというか、各金融機関に気がねしたというか、できるだけ当りさわりのないようにしたいという配慮が非常に濃いような感じがするのです。もつとも金融機関の機能を分化さして専門銀行をつくつて行くという方針はけつこうでございます。われわれも賛成でございますが、この法律だけからは非常に積極性が乏しいような感じがいたします。もつとも法律によらないで、日銀や政府の力でこれをどう育成して行くかという問題は、これは銀行局の方でもいろいろ考えられておるんだと思いますが、そういつた点についてどうい……

第19回国会 大蔵委員会 第33号(1954/04/01、26期、自由党)

○大平委員 簡単にひとつ山口教授にお伺いしたいのですが、先ほど先生は、日本の金融機関の在来の組織、仕組みがアメリカ占領軍によつてめちやめちやにされた。それに対して先生自身もたびたびプロテストされて来た、こういうお話でございましたが、その後政府も開発銀行をつくり、輸銀をつくり、さらに長期信用銀行もつくつて、だんだん形をそろえて、今度また専門銀行をつくろう、こういうことになつておるのですが、ただこの法案を見ますと、先ほど春日さんの御意見、平岡さんの御意見も同様でしたが、この法案は非常になまぬるくて、金融民主化というか、経済民主化というにおいが非常に濃くて、この一定の要件を備えれば外国為替専門銀行に……

第19回国会 大蔵委員会 第35号(1954/04/06、26期、自由党)

○大平委員 株主相互金融の問題につきましては、われわれも慎重にいろいろ苦心して考えてみたのです。ところが去年の三月に銀行局長が声明をしまして、大蔵当局といたしましては、株式会社というのは自由設立になつておりまして、要件さえ整えばいいわけで、それが何をしようといいのだから、たとえば貸金業を目的とする株式会社ができてもいい、従つて現行商法の規定を厳格に遵守してやればさしつかえないのだ、こういうような意味の公の見解が表明されたのでございます。従つてその線に沿つて今度のこの法律ができておるようでございますが、これは見方によつては、中島さんもおつしやるように、自主的な禁止をする法律のようにも思います。特……

第19回国会 大蔵委員会 第36号(1954/04/07、26期、自由党)

○大平委員 ただいま議題になりました入場税法案に対する修正案を御説明申し上げます。修正案の条文はお手元に御配付申し上げておりますので、それによつて御了承願いたいと思います。  修正部分は四箇所ございます。一つは税率の修正でございます。原案におきましては、課税標準の区分段階を四十円以下、四十円を越え七十円以下、七十円を越え百五十円以下並びに百五十円を越えると、この四段階にわかれておりますが、われわれの修正案におきましては、これは五段階にわけておるのでありまして、五十円以下、八十円以下、百三十円以下、百五十円以下、百五十円超と五段階にわけておりまして、大体税率は、原案におきましては二0%ないし五0……

第19回国会 大蔵委員会 第37号(1954/04/08、26期、自由党)

○大平委員 今度の修正案による税収の見込みでございますが、この税収の見込みにつきましては、御承知のようにこれはあくまでも見積りでございまして、いろいろの想定に基いて見積りを立てておるわけでございまして、従来も税の自然増収をめぐつていろいろな論議がかわされましたことは御承知の通りでございます。今度の入場税の見積りは事実上相当の困難が伴います。その原因として考えられますのは、従来地方税だつたものを今度国税に移してとるということ、従つて大蔵当局におきましても、原案策定にあたりまして、税収の見積りに相当の苦慮を重ねられたようにわれわれは伺つておるのであります。そこへ持つて行つてわれわれが相当大幅な税率……

第19回国会 大蔵委員会 第38号(1954/04/09、26期、自由党)

○大平委員 それでは私が……。ただいま井上委員の御質問の要旨は、要するに予算が編成され、成立を見た後において、予算の実質的な修正になるような修正案を、与党側において作案してなぜ提出したかということに対する御詰問であろうと思います。これに対して黒金委員からも申されたように、われわれ与党側においても非常に慎重な態度で審議いたしたのであります。この内容について私からやや敷衍的に御説明申し上げて、御了解を得たいと思います。  慎重に審議いたしましたのは事実でございます。なぜならば、井上委員がおつしやいますように、予算はすでに成立を見た。従つてわれわれはこの予算の筋をはずさないようにしなければならぬとい……

第19回国会 大蔵委員会 第39号(1954/04/13、26期、自由党)

○大平委員 入場税法案に対するわれわれの修正によりまして、昭和二十九年度におきまして幾ばくの税収が的確に確保されるかということについて、提案者側の答弁にニュアンスの相違がございまして、各位の御審議に支障をお招きいたしましたことは、まことに遺憾に存じます。この際提案者側の統一した見解を申し述べまして、御了承を得たいと思います。  そもそも入場税は、御承知のように、今回新たにこれを地方税から国税に移管せんとするものでありますので、これを国税に移した場合にどれだけの税収が得られるかを的確に見積ることに相当の困難がありますことは、まず第一に御了承願えるかと存じます。また税率を引下げることに伴う消費増を……

第19回国会 大蔵委員会 第41号(1954/04/15、26期、自由党)

○大平委員 ちようどいい機会ですから、関連して長官に伺つておきたいですが、町村合併促進法というのがございまして、これで合併を促進さすために可能ないろいろな援助を与えることになつたのでございますが、この中に国有林の払下げという問題があるわけであります。これはおそらく合併する町村にしてみれば、町村国有財産があるのとないのと違うわけです。おそらく有利な条件を与えてやろうという趣旨であろうと思いますが、こういう法律に対しまして、林野庁としてはどういう要件を具備した場合に考慮するとか、町村側が具備すべき要件もあるでしようし、林野庁側で考えまして、こうした程度のものは払い下げるのだというような具体的な条件……

第19回国会 大蔵委員会 第48号(1954/04/27、26期、自由党)

○大平委員 補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律案について二、三伺つておきたいと思います。  この法律案を見まして率直な感じといたしましては、補助金というのはどういうものか、交付を受ける手続と、交付を受ける条件と、それに対する罰則がある。それで手続とか条件とかいうものは今までもすでに実行しておつたことを明文化したような感じがするのです。補助金を交付する場合につける条件、ああいつた条件はたいていの場合はつけておつたような感じがするのです。してみるとこの法律案は、要するに罰則規定を強化して行くというところが重点になつているように思う。その罰則たるや百万円以下とか、十年以下の懲役とか、あるい……

第19回国会 大蔵委員会 第50号(1954/05/06、26期、自由党)

○大平委員 法務当局に伺つてみたいと思うのですけれども、日歩三十銭で押えて行く、これが処罰を受ける限度ということで、あなたのおつしやることは、利息制限法等との関係において、非常に論理的だ思いますが、ただ三十銭ということを励行して行く上において、はたして一体自信があるのかどうか。末端の警官の諸君が取締るのだろうと思いますが、今銀行局長のお話を聞きますと、貸金業法が置かれてあつて、貸金業を営む者が明るみに出ておつてさえそのくらい誇大な宣伝をも取締ることができなかつたような実情であつたのに、すべての業者を一応暗黒の世界に追いやつておいて、そして三十銭以内でなければならぬのだというようなことを実際今の……

第19回国会 大蔵委員会 第58号(1954/05/20、26期、自由党)

○大平委員 先日の本委員会におきまして政務次官に対しまして若干質疑をしておきましたが、少し残つておりますので、二、三引続いて御質疑を申し上げたいと思います。  私がこの法律案を拝見した場合にまず考えましたことは、先日も申し上げました通り、予算を適正に編成するというようなことは、この法律を出すことよりも大事なことである。だから予算を適正に編成されるようなことに障害を与えるような事情があるとすれば、まずそういうことを除去してかかる方が先ではないかというようなことを申し上げたのであります。またそういうことにつきまして政府側にいろいろな御用意がありますれば、本委員会としてもこれに御協力を申し上げて、で……

第19回国会 大蔵委員会 第63号(1954/05/29、26期、自由党)

○大平委員 ただいま御質疑を拝聴しておりまして感じたことにつきまして、政府に要望しておきたいと思うのです。  ただいままでの災害復旧費の配分というものは、河川災害についても農業土木災害についても、大蔵省としては何年度災害に幾ら幾ら、何年度災害に幾ら幾らというふうな大まかな査定で各省に渡されておる。各省はこれを県別に配分いたしまして、県当局なりあるいはその配下にあります公共団体にやるというような仕組みになつておるのでありまして、大蔵政務次官が主観的に非常に確信を持つておるとか持つていないとかにかかわりなく、災害復旧費の配分の制度がそうなつておるのでございます。大蔵省が一々の災害箇所を承知すること……

第19回国会 大蔵委員会 第74号(1954/10/11、26期、自由党)

○大平委員 ただいまの質問に関連して、二つばかり専売公社と大蔵省に伺いたいと思いますが、専売公社の方で今度の災害対策といたしまして、いち早く総合的な対策を立てていただきましてありがとうございました。そこで災害対策として今考えられる方策といたしましては、今御披露がございましたように、現行法規でありますれば、われわれもやむを得ないのではないかと存ずるのでありますが、提防関係につきまして九割まで、考えるというのは、決壊した堤防だけでなく、腰巻がやられてしまつたとか、内面が洗われてしまつたとか、次の台風が来たらとても持ちこたえられそうにもない、そういつた箇所の復旧にも適用されるおつもりかどうか、特に地……

第19回国会 大蔵委員会 第75号(1954/10/12、26期、自由党)

○大平委員 先ほど本名君の災害関係の予算措置の質問に対しまして、山本次官から十五号台風に若干推計を加えまして、本年度災は七百三十億、それを査定されて七割にして、そのうち七割が国庫負担となつて本年度中に施行する、そして国庫負担にかかるものは七十億ということであります。そこでことしの当年度災の予備費は、本年度予算の編成後初めにあつたのがたしか五十億だと思います。そうすると不足が出ます。今すでに本年度のリザーブを若干お使いになつております。病虫害等に要する費用もありましようから、相当額不足が出ますが、この不足をどのようにして補うのか。この御説明が、あるいは今までお話があつたのかもしれませんが、私は伺……

第19回国会 大蔵委員会 第78号(1954/11/10、26期、自由党)

○大平委員 ただいま井上委員と政府当局との間の質疑応答を拝聴いたしておりますと、どうもあいまいな点があるのでございます。つまり農地として払い下げるという原則を貰いてもらいたい。やがてこれを他に転用して高価で転売するというようなことがないような保証がほしい、こういうような御発言で政府側も了承せられたようですが、一般国有財産の払下げの原則からいうと、これは随契で農地に用途を指定するというようなことになるのではないかと思いますが、その場合に一般の原則から行くと、五年間はその用途に即した使用をする。五年たてばかつてに処分ができるということになつているように思うのですが、農地につきましては、そういう一般……


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第20回国会(1954/11/30〜1954/12/09)

第20回国会 大蔵委員会 第4号(1954/12/04、26期、自由党)

○大平委員 ただいま議題となりました法律案に対する修正案の趣旨弁明を行いたいと思います。修正案の案文はお手元に印刷して差上げてございますから、この際朗読を省略さしていただきます。  修正の要点を申し上げますと、第一点は第一条の修正でございまして、これはこの法案の目的を明確にいたしまして、炭鉱医療施設の譲渡または貸付を受けたものをして、その施設を炭鉱医療施設の用途に供することを義務づける、従つて他の用途に転用したり、また転売したりすることを避けたいということでございます。  第二点は、附則に関するものでございまして、原案では法律上または事実上の既成事実をくつがえすこととなり、適切とは考えられませ……


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第21回国会(1954/12/10〜1955/01/24)

第21回国会 大蔵委員会 第1号(1954/12/14、26期、自由党)

○大平委員 社会党両派の諸君から御提案になりましたこの法律案につきまして、二、三の点について大蔵大臣に所見を伺いたいと思います。  年末が差迫りまして、零細所得者の年越しにつきまして私どもも社会党の諸君と同様に深甚の関心を持つておるのでございます。従つてまたこの法律案もそういう趣旨からお出しになつたものと思うのでございますが、一体この法律が実施された場合において、所得税の減収がどの程度になるものかということをまず第一に伺いたいのでありますが、こういう措置をやりますと、次年度におきましても、おそらく今年度限りの措置にはなかなかなるまいと思います。従つてそういう意味合いでまず減収金額を最初に伺つて……

第21回国会 大蔵委員会 第2号(1954/12/21、26期、自由党)

○大平委員 会計検査院の池田さんにお伺いいたします。きのう大蔵省に御注意を喚起した事柄は、内地の国庫金の指定預金だけをいうのですか。それとも政府保有外貨を外銀やあるいは為替銀行等に預託いたしておりますが、ああいつたものも含めてのお考えなのでございましようか。
【次の発言】 きのうの大蔵次官に対する御注意の文面は、私は見ていないのですけれども、外貨の問題もあるのですか。内地指定預金、だけですか。


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データ更新日:2023/02/05

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