川崎秀二 衆議院議員
27期国会発言一覧

川崎秀二[衆]在籍期 : 23期-24期-25期-26期-|27期|-28期-30期-31期-32期-34期
川崎秀二[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは川崎秀二衆議院議員の27期(1955/02/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は27期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院27期)

川崎秀二[衆]本会議発言(全期間)
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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 衆議院本会議 第10号(1955/03/31、27期、日本民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(川崎秀二君) 松前議員の御質問に対してお答えをいたします。  ビキニ被災によってなくなりました久保山さんの死因は、ビキニ被災によってなくなられたのでありまするから、これは国際的にも政治的にも当然ビキニ被災によるものであることは明らかであります。しこうして、これをこまかく申し上げまするならば、生前の診療及び死後の死体解剖に当った医学者の判定によりますると、放射能神肝硬変と名づくべきものだそうでありまして、放射能による重要な変化が肝臓、骨髄、淋巴系臓器などに現われておったそうであります。死後久保山氏の諸臓器に過剰放射能が認められ、その肝臓につきまして東京大学の理学部の木村研究室で検査を……

第22回国会 衆議院本会議 第13号(1955/04/27、27期、日本民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(川崎秀二君) ただいまの御質問の中に、防衛費膨張のために内政費、特に社会保障経費にしわ寄せが来ているのではないかというような御指摘がありましたが、さようなことはございません。むしろ、本年の社会保障経費は、失業対策費を含めまして一千六億となり、昨年に比べて五十一億も増加をいたし、わが国において初めて予算歳出総額の一〇%をこえるに至っております。(拍手)私は、これをもってしてもなお満足はいたしておりませんが、社会保険の強化を中心として現内閣の社会保障政策は、一兆円というワクの中においては、他の経費に比べ大幅に前進していると考えるのでありまして、この点十分に御了承願いたいと存じます。(拍……

第22回国会 衆議院本会議 第14号(1955/04/28、27期、日本民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(川崎秀二君) 成田議員からお尋ねのありました、ビキニ関係の慰謝料の配分について申し上げます。ビキニ関係の慰謝料の配分につきましては、根本官房長官を委員長といたしまして、各官庁の委員の打合会を十数次にわたり開会いたしました結果、本日次のように配分計画を決定いたしました。  第一、治療費二千五百四十七万四千円、第二、慰謝料及び傷病手当金五千四百二十六万二千円、第三、漁獲物廃棄による損害七千九百二十八万九千円、第四、危険区域設定による漁船の損害五千百十六万三千円、第五、魚価低落によるマグロ生産者の損害四億五千四十二万四千円、これが一番大きくなっております。第六、商船関係損害百二十七万二千……

第22回国会 衆議院本会議 第15号(1955/04/30、27期、日本民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(川崎秀二君) 平野議員の御質問にお答えいたします。旧軍人恩給並びに遺家族援護につきましては、本予算におきましても十分考慮をいたしましたし、逐年これを強化いたしていく方針であります。ことに、予算編成の途上におきまして、民主党政調会よりも強い要求があったのと相待ちまして、ベース・アップの一部が実現をいたしました。いわゆる大蔵原案よりも、提出された本予算案は二十七、八億の増加となり、昨年度予算よりも実質上四十七億九千万円の増となっております。恩給受給資格喪失による当然の減少を除きましてもなお十三億の増加となっておることを、御承知おきを願いたいと思うのであります。もちろん、国家財政の制約か……

第22回国会 衆議院本会議 第18号(1955/05/19、27期、日本民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(川崎秀二君) 学童の修学旅行につきましては、平素から文部省とも連絡をとりまして、児童の社会的知識を広める機会として万遺憾のないよう、特に災害の起らぬよう措置をいたしておりますが、厚生省として特に注意をいたしておりますのは、旅行先における食品衛生を中心としてであります。一昨年あたり、かなり旅先では食中毒等の事故がありました。その後、各県の衛生部当局を指導督励いたしまして事故の絶滅に努めておりますが、本年に入りましては、幸いに今日までのところ全く皆無の状態であります。しかし、これから夏にかけましては食当りの起りやすいシーズンにもなりますので、一そう留意いたし、かかることのないように努力……

第22回国会 衆議院本会議 第26号(1955/06/09、27期、日本民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(川崎秀二君) 健康保険法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由を御説明いたします。  今回の改正案の具体的な提案理由に入ります前に、当面いたしておりまする健康保険の諸問題とこれの処理対策につき御説明いたしたいと思います。  健康保険制度は、昭和二年実施以来、わが国社会保険の中核として、労働者の生活に不可欠の制度として親しまれ、その制度内容も逐年充実を重ねてきておるのでありますが、昭和二十八年の末に至りまして、相次ぐ医療費の増高が収入を上回り、昨年度に入りまして以来、保険経済はきわめて困難なる事態に立ち至ったのであります。この情勢に対処して、政府は、昨秋以来、被保険者の報酬……

第22回国会 衆議院本会議 第33号(1955/06/25、27期、日本民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(川崎秀二君) ただいま総理大臣からも御答弁がありましたが、恩給法及び遺族援護法における年金等の支給は、国家補償の精神に基いたものでありますから、国民の最低生活を維持することを究極の目標といたしておりますいわゆる社会保障制度とは、一応出発点としては区別されるべきものであろうと考えております。私は、戦没者、遺族等の今日置かれている現状よりいたしまして、その心情と境遇を思うとき、今回の恩給法改正は、政府原案に加えて、自由党、民主党両党の熱烈なる御意見により修正を見たのでありますから、心より同意をいたしております。しかし、文官恩給との均衡がとれつつある今日では、次第にこの軍人恩給も限界に近……

第22回国会 衆議院本会議 第50号(1955/07/29、27期、日本民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(川崎秀二君) ただいま御決議になりました健康保険の赤字対策につきましては、本年度予算において一応の責任ある措置を講じたのでありますが、御趣旨の通り、これをもって足れりとせず、社会保障の中心課題であります健康保険制度の将来の健全なを発展をはかるためには、根本的施策の緊急性を感ずる次第であります。従って、この意味におきまして、学識経験者よりなる七人の委員に委嘱いたしまして、ただいま抜本的対策を考究してもらっておりますが、今秋早々には答申を得る運びになっていますので、その具体的対策の上に立ち、政府の成案を得て、御趣旨を尊重し、根本的解決をはかる所存でございます。(拍手)

第22回国会 衆議院本会議 第51号(1955/07/30、27期、日本民主党)【政府役職:厚生大臣】

○国務大臣(川崎秀二君) ただいま御質問の、第三国人戦犯の援護対策に対しましては、過ぐる戦争における経緯とその跡始末といたしまして、日本としても、これを放置することは――国の名誉上、逡巡することはできないと考えております。  山下議員の御指摘の通り、五月の中旬に二名の戦犯が釈放されたにもかかわりませず、日本の社会の受け入れ態勢が整っておらないということを理由といたしまして、本人たちは依然として巣鴨の方にいる方がよいというので、がんばっていることは、政府としても、はなはだ不面目でございます。  そこで、私は、直ちに法務大臣に積極的に連絡をいたしまして、昨日閣議の決定をもちまして、次のような措置を……

川崎秀二[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院27期)

川崎秀二[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第8号(1955/07/04、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 大東亜戦争におきまして、当時領土でありました関係で、朝鮮、台湾の同胞をともに戦線におもむかしめたということは、これは、今日になりまして考えてみますると、彼らは、戦いの庭におきましては、わが日本のはらからと同じ気持で戦ってくれたわけでありますから、その犠牲に対しては十分に報いるべきであるという考えを私どももいたしております。従って、不幸にして戦争のために受刑の苦しみを受けたという者に対しての政府の取扱いというものは、当然日本人と同様な考え方をもって取り扱うべきものであるという点は、御質問の御趣旨と大体同じ考え方であります。ただし、でき得るならば、やはりなるべく近い将来において祖国……

第22回国会 決算委員会 第6号(1955/05/09、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 それではまず私の方から申し上げたいと思います。  黄変米の処理の問題につきましては、すでに当委員会におきまして御審議を受けておることを報告を聞いて承知をいたしておりますが、御承知のごとく、私は今回第二次鳩山内閣の成立に伴いまして、厚生大臣たるの重責を汚すことになったのでありますが、この問題については、就任と同時に重要な問題であることに注目をいたしておりまして、過般参議院の予算委員会で、四、五月分の暫定予算が審議されました際に、どなたでありましたか質疑がありまして、黄変米について将来厚生大臣はこれを配給する意思はないかということを聞かれたことがあります。その際私は、現状のままであ……

第22回国会 社会労働委員会 第2号(1955/03/25、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 私は今回第二次鳩山内閣の成立に伴いまして、厚生大臣に新任されました川崎秀二であります。浅学菲才かつ若輩でありまして、委員各位の御教導のほどを、冒頭に当りお願い申し上げる次第であります。  およそ、厚生行政の大部分が、社会保障の実践にあることは御承知の通りでありまして、世界各国のうち、いわゆる先進諸国でありますヨーロッパあるいは北アメリカ等の諸国家はもとより、新興の地におきましては南米ないしは近東の国家群の二、三よりも、さらにわが国の社会保障が著しく立ちおくれておる現状はまことに残念の至りであります。従いまして、この現状を、将来近代福祉国家としての理想に邁進をいたしますことは、為……

第22回国会 社会労働委員会 第4号(1955/03/29、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 去る予算委員会の席上に配付せられました大蔵大臣の構想は、閣議の正式の承認を得たというよりは、その前日におきまして衆議院の野党各派から要求をされて、暫定予算を出すならば、当然総予算に対する内閣の大綱だけでも示してもらわなければ審議に入れないという強い御要求がありまして、従来の編成大綱に多少の修辞をいたしまして出した大蔵大臣としての構想であります。もとより、閣議はこれに対して承認を与えておりますが、論議して決定したものでないということは、鳩山総理大臣が予算委員会でお示しになった通りであります。ただいま滝井さんの御質問の点につきましては、ちょうど予算委員会におきまして社会党の岡良一氏……

第22回国会 社会労働委員会 第5号(1955/03/30、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 ただいま本委員会におきまして、健康保険の赤字対策に関する決議が行われ、健康保険の危機に対処、するため、制度並びに運用について必要な改革を行うとともに、給付費、に対する。国庫負担の方途を講ずべきであるという御決議をいただきましたことは、政府としても、赤字克服のみならず、健康保険の財政の収支均衡化のために、また先年来社会保障制度審議会等の勧告もありましてこの決議は十分に尊重して霊一処をいたしたい、かように考えております。
【次の発言】 大体御質問は中共ソ連からの引揚者に対する応急援護、それから山下委員御承知の厚生対策といいますか、定着援護については、従来ともに、できる限り手厚く受け……

第22回国会 社会労働委員会 第6号(1955/05/06、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 ただいま議題となりました麻薬取締法の一部を改正する法律案につきまして提案の理由を御説明申し上げます。  現在麻薬取締法によって取締りの対象とされている麻薬は、同法別表に掲げるところでありますが、今般国際連合より同表第二十一号三―ヒドロオキシーエヌーメチルモルヒナン及びその塩類並びに第二十二号三―メトオキシーエヌーメチルモルヒナン及びその塩類のうち、右旋性のものについては、一九四八年の麻薬に関する国際条約第三条の規定に基き、麻薬から除外する旨の通告があり、その除外事由につき検討いたしました結果、これらのものは麻薬としての危害が全くありませんので、麻薬から除く必要があると考え、所要……

第22回国会 社会労働委員会 第7号(1955/05/10、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 経団連の会合へ参りまして、社会保障全般にわたって、本年の予算、それから将来の展望につきまして、若干意見を申し述べておいたわけでございます。その際に、主として健康保険の問題につきまして、相当詳しく話をいたしたのでありますが、そのあとに、自分の所管の一部には関係しておるけれども、全体としては恩給局の関係で内閣の所管ではあるのだが、自分の軍人恩給に対する所見もこの際申し述べて、将来の参考にしていただきたいということで申しました記事が、一部分朝日新聞でありますか、掲載されております。その他の新聞にも一、二行書いてありました。これは趣旨が不徹底でありまして、朝日新聞に大体のことは書いてあ……

第22回国会 社会労働委員会 第13号(1955/05/25、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 ただいま大橋委員より、つき添い看護婦の今回の問題につきまして、非常に御熱心な御質問があったのでありますが、私も全国のつき添い看護婦の方々から、今回の国立療養所における職員増強に伴って起った事柄に対して、非常に陳情の多々ありますることは承知をいたしております。今回国立療養所におきましては、現在職員の定員が十分でございませんがために、医療の重要部分を占めております患者の看護につきまして、その相当部分を社会保険及び生活保護によって認められておるいわゆるつき添い制度によって、今日まではやって来たわけであります。またこれらのつき添い婦が、個々の患者と雇用関係にありますため、療養所の監督も……

第22回国会 社会労働委員会 第14号(1955/05/26、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 東京都下におきまして、赤痢の予防注射のために、相当数の学童がその副作用のために発熱、吐きけ、あるいは戦慄を覚えたという事件が起りましたので、この問題について、経過を申し上げたいと思うのであります。  東京都の北多摩郡下におきまして、村山小学校第一分校の在校生七百八十二名中三百六十一名に対しまして、三月二十四日、赤痢ワクチンを接種いたしましたところ、昨二十五日、副作用のために欠席する者が七十六名も出たのであります。また出席者の中にも、二百十三名症状を呈して参った者がありましたので、さっそく帰宅せしめたのであります。これは本日に至りまして、欠席者は六十二名に減っております。  それ……

第22回国会 社会労働委員会 第16号(1955/05/31、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 ただいま御質問の鼠族、こん虫の駆除ということにつきましては、私も非常に関心を持っております。  これとは別でありますけれども、たとえば近年世界の各国におきまして、ことに後進国家とも見られるところが、衛生国家を目ざして蚊とハエの駆除ということを全面的に行なっておるわけであります。中国なども、最近におきましてはこれを国の一つのおきてとして行なって、非常な実績を上げておりますので、昨日は環境衛生部長を呼びまして、この問題に対して、政府が全面的に乗り出して、何カ年かの計画においてこれを根絶するような方向に持っていきたいということを話して、実は来週の閣議にその具体的な案を取りまとめてくる……

第22回国会 社会労働委員会 第21号(1955/06/13、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 ただいま議題となりました健康保険法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由を説明いたしたいと存じます。  具体的な提案理由に入ります前に、当面いたしております健康保険の諸問題と、これの処理対策につき、御説明いたしたいと思います。  健康保険制度は、昭和二年実施以来、わが国社会保険の中核として、労働者の生活に不可欠の制度として親しまれ、その制度内容も逐年充実を重ねてきておりますが、昭和二十八年度の末に至りまして、相次ぐ医療費の増高が収入を上回り、特に昨年に入って以来、保険経済はきわめて困難な事態に立ち至ったのであります。この情勢に対処して、政府は、昨秋来被保険者の報酬の実……

第22回国会 社会労働委員会 第27号(1955/06/23、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 理容師美容師法の一部を改正する法律案につきまして提案の理由を御説明申し上げます。  申し上げるまでもなく、理容、美容業は、国民の日常生活にきわめて密接した公衆衛生上重要な業務でありますが、近時理容所、美容所の増加並びにこれらの施設における従業者の漸増に伴い、施設に対する衛生措置の確保並びに開設者の従業者に対する業務管理が必要とせられるにいたりましたので、現行法を整備して理容、美容業の適正な運営を期するため本法案を提案いたした次第でありまして、改正のおもな点は次の通りであります。  第一点は、理容所、美容所の開設者がその施設を使用するに際しては、事前に都道府県知事の検査を受けその……

第22回国会 社会労働委員会 第28号(1955/06/24、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 健保の料率引き上げは、社会保障の後退ではないかという御質問だったと思います。これは健康保険財政全般の対策といたしまして考えなければならないことでありまして、確かにこれは国が何らの負担もせず、あるいはその他にかわる措置もいたしませんときに行いましたことならば、ただいま横錢さんの御質問の通り、私は社会保障制度の後退であると思います。しかしながら、健康保険財政は、御承知のごとく本年度におきまして六十億の赤字が見込まれ、昨年度におきまして四十一億の赤字を出したのでありますから、まずこの財政の危機を食いとめるということが、われわれとしてとらなければならぬ対策であり、そのマイナスをカバーす……

第22回国会 社会労働委員会 第29号(1955/06/27、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 日雇労働者健康保険事業につきましては、昭和二十八年十一月被保険者手帳の交付をもって発足をいたしましたが、その前に、これが制定をされるときに当りましては、この席上で申し上げるのははなはだどうかと思いますが、各政党の御協力を得、ことに八木先生の非常な熱烈な御意見などもありまして成立を見ました過程を十分に承知をいたしております。しかして、この適用状況をしさいに調べてみますると、施行当初は、被保険者は少かったのでありますが、以後漸増の線をたどりまして、二十九年六月には七十一万となり、その後おおむね労働事情が種々の変動いたしまするにもかかわらず、六十万の線を上下堅持をいたしておるような状……

第22回国会 社会労働委員会 第30号(1955/06/28、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 今回の健康保険法の改正並びに健康保険の赤字対策につきまして、社会保障制度審議会並びに社会保険審議会におきましては、総会の名前をもちまして、それぞれ反対の御決議があったことは、御承知の通りであります。しかし、これは正確に申し上げると、社会保険審議会と社会保障制度審議会には、それぞれ内容において異なる反対をせられておるのでありまして、社会保険審議会は、健康保険の料率の引き上げ並びに標準報酬のワクを改訂するということの両方に対して御反対であり、社会保障制度審議会は、もとより標準報酬のワクを引き上げるということに、つまり今回提案になっておりまする健康保険法の改正に対して反対でありまして……

第22回国会 社会労働委員会 第32号(1955/06/30、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 ただいま永山委員の御質問は、社会保障制度の骨格に触れた重大な問題でありまして、ただいまのお説の大半の主張には賛成でありますが、なお私の考えとしては、多少違った点も持っておりますので、この際明白にお答えをいたしておきたいと思うのであります。  社会保険の統合は、もとより重要な課題でありまして、ここ六、七年以来の懸案であろうかと思うのであります。審議会の勧告が行われて、すでに六年ほどになり、その後におきましても第二次勧告、あるいはときどきの内閣に対する勧告等が打ち出されまして、その意味では、もはや議論の時代ではなく、これを実行に移すべき段階に到達をしておることは同感であります。しか……

第22回国会 社会労働委員会 第33号(1955/07/01、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 昨年の暮れに、御承知のごとき横浜における養老院の火事があり、また最近におきましては、式場君のような精神衛生学の権威者が経営されておる著名なる病院から発火をして、遂にあのような悲惨事を見ましたことは、民間病院のことでありますから、民間病院自身の防火設備を充実することの責任においては、もとより民間側でとらなければならぬ面も多いのでありますが、はなはだ遺憾でありますとともに、厚生省といたしましても、その指導の責任は痛感いたしておる次第でございます。病院の防火設備につきましては、医療法あるいはその他の関係諸法規におきましてそれぞれ規定してありますので、それに従って、設備には万全を期して……

第22回国会 社会労働委員会 第40号(1955/07/13、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 ただいまインターンの問題につきまして御質問でございましたが、むしろ理容師美容師法の根本の趣旨と、それからこれに伴いまする業界あるいはその他の関係のことは、私から御説明申し上げた方がよかろうと思います。  この件につきましては、昨年来、東京都内あるいは大阪等の重要な都会におきまして、業界の系列を乱すような非常な低い賃金で、美容の設備もなく、また十分なる近代的施設を欠いたまま営業をいたし、そのために非常に業界で問題になったことがあるのであります。業界におきましては、今回提案を見ましたるものよりもさらに厳重なる規定を置いてくれ、あるいはさようなものをなるべく禁止してもらうような意味で……

第22回国会 社会労働委員会 第44号(1955/07/18、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 修正案につきまして、内閣の意見を申し述べたいと思います。  本法は、ただいま御審議をいただきました通り、日雇い労働者の健康保険につきまして、その福祉を増進させるために一部改正が行われたわけでありまして、各派の御賛成を得ているようでありますが、修正案は本年度予算に若干影響はいたしますが、日雇労働者健康保険の支給要件の緩和を趣旨とするものでありまして、現行の支給要件である二ヵ月に二十八日分以上という原則に影響を及ぼさないことを前提といたしまして、修正案に対し善処いたしたいと考えております。
【次の発言】 ただいまの修正案のうち、第一に、留守家族手当の増額につきましては、本三十年度予……

第22回国会 社会労働委員会 第46号(1955/07/20、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 ただいま御提案になりました修正案の中には、厚生当局が今回原案を提出した気持とは、やや異なるものもありますが、予算修正の際おおむね了解をいたしたことでありまするし、この段階におきましてはほぼ妥当と認められますので、修正案のように御決定になりますれば、それに従って善処いたすつもりでございます。(拍手)

第22回国会 社会労働委員会 第47号(1955/07/22、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 私に医薬分業の基本的な考えを申せということでありますが、これは私個人の場合と厚生大臣としての立場は全然違いますので、あらかじめお断わりを申し上げておきます。  私は医薬分業の非常に強硬なる促進論者でありまして、従って今日出ておりまする修正案に対しましては、個人としては賛成することは絶対にできないのであります。しかし、厚生大臣としての立場は、就任の当初に党との約束がありまして、医薬関係法案につきましては党の決定に従うということを冒頭に申しておりまするので、国会での審議ということをすべて尊重いたしまして、善処をするつもりでございます。私の今日の立場を申せとおっしゃるならば、昨年の二……

第22回国会 社会労働委員会 第48号(1955/07/23、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 ただいまの御質問の趣旨には、全く同感であります。政府といたしましても、従来までも努力はいたして参りましたが、今後は、新医療費体系の整備を初め、医薬分業の実施に対し、準備態勢を一段と固めたいと存ずる次第でございます。

第22回国会 社会労働委員会 第51号(1955/07/27、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 ただいまの御質問は、お説の通りでありまして、私どもも、いつでありましたか、一番初めに御質問のありましたときだと思っておりますが、社会保障の問題については、なるべく超党派的に推進をしたい、しかして社会保障の強化の線に向って前進をしたいというふうに考えておるのであります。基本的には、全く同意見でございます。
【次の発言】 御質問にお答えいたします前に、私の心情も申し述べておきたいと思うのであります。  ただいま、いろいろと御教示をいただきましたことは、私も非常に反省しなければならぬ点も多々あると思います。ただ医薬関係の問題は、御承知のような厚生事務当局として国会の意思を尊重して今日……

第22回国会 社会労働委員会 第52号(1955/07/28、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 先ほど来、ことに昨日の終りから今朝にかけまして、四千円に標準報酬の最低額を引き上げたことにつきまして、非常に深く突っ込んだ御質問がありまして、ただいま久下局長が最終に答弁をいたしましたことが、厚生省としては元来の考え方ではなかろうかと私は思っております。私も、本来の考え方からいたしまして、最低額を引き上げるということには、必ずしも気の進んだ行き方ではなかったのであります。ただ、いろいろ財政上の収支を一層健全にするための施策として行いましたことであることも、この際つけ加えて申し上げます。
【次の発言】 七万円の問題につきましては、昨日御説明申し上げましたように、国家公務員の最高額……

第22回国会 社会労働委員会 第54号(1955/07/30、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 健康保険法の改正は、先ごろの予算編成に当りまして、累積する赤字対策として予算措置を講じ、またこれに伴う保険料率の引き上げを行なったことに関連をいたしまして提案をいたしたのでありまするが、その補充的な対策として出しました健康保険法改正につきましては、赤字の対策上は、この修正によりまして相当な打撃を受けることと相なるのであります。しかしながら、特別会計には予備費もありまして、この関係で操作もできることと思いまするので、せっかくの修正でありまするから、御趣旨を尊重いたしまして、善処をいたすつもりでございます。

第22回国会 内閣委員会 第9号(1955/05/24、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 ただいま議題となりました厚生省設置法の一部を改正する法律案につきましてその提案の理由を御説明申し上げます。  この法律案は厚生省の本省及び付属機関たる栄養研究所の所掌事務について所要の調整を行いますとともに、引揚援護局関係の付属機関及び地方支分部局のあるものを廃止いたしますことを内容としているものでありますが、この法律案に規定しております改正点の第一は、国立栄養研究所の所掌事務を拡充して、食品の栄養効果について委託試験を行い得ることとしようとするものであります。最近、食品の栄養効果について試験を実施してほしいとの要求が集団給食施設等から栄養研究所に持ち込まれることが多いのであり……

第22回国会 内閣委員会 第13号(1955/05/31、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 ただいま田原委員から御意見もまじえての御質問でありましたが、原則として社会福祉行政を預かっております厚生省が、ひとり消極的なる保健対策だけでなしに、積極的なる国民の体力改造、保健施策という面から、将来スポーツ行政も厚生省として取り上げてはどうかということのお考えには、基本的に賛成であります。御承知とも思いますが、戦争中の体育行政がやや指導統制に流れ過ぎまして、戦後、占領軍が日本を占領するとともに、体育局はこれがために閉鎖をされまして、自来、スポーツ行政を一元的に行っておる機関はないのであります。元来スポーツは民間のものでありまして、民間が主体になって、アマチュア競技を興隆さす形……

第22回国会 内閣委員会 第21号(1955/06/10、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 御承知のごとく、引き揚げ援護業務が引き揚げを促進するとともに次第に縮小されて参っておるのであります。このことは国家としてはむしろ喜ぶべき現象でありまして、引き揚げが促進されるということは国として喜ぶべきことであるに反し、その業務に携わってそのことのために要員として旧陸海軍以来残っておられる方々には、次第に行政整理の日が近づいていることは、御本人たちにとってはまことにお気の毒ではありまするけれども、これまたやむを得ない現象であろうかと思うのであります。引き揚げ関係職員の人員整理は、その業務に伴いまして昭和二十九年度から四カ年にわたり総計一千五百一人を整理することといたしており、本……

第22回国会 内閣委員会 第33号(1955/07/04、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 過ぐる大東亜戦争、太平洋戦争と申しますか、第二次大戦におきまして、日本のために雇用人、軍属として従軍をいたしましたる朝鮮、台湾の同胞が、その後不幸にいたしまして戦争裁判にかかり受刑をするというような悲しいできごとになりましたことは、われわれといたしましても何とかその釈放後の措置あるいは国へ帰りまする際におきまして十分の手当をしなければならぬことは、常々考えておるわけでございます。今日まで政府のいたして参りました第三国人の戦争裁判受刑者に対しましては、次のような援護を行なっております。  第一に、第三国人の戦争裁判受刑者は、旧特別未帰還者給与法におきまして、特別未帰還者とみなされ……

第22回国会 法務委員会 第33号(1955/07/09、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 本法案が提出される以前より法務委員会におきましては売春問題に対する対策につきまして長年にわたり御研さんのことを承知をいたしまして、非常に敬意を払っておった次第であります。ことに今回は処罰法案が議題になりまして、先刻来よりも熱心なる御議論を承わり、また私は健康保険法等の直接所管法案をかかえておりまするために法務委員会に出る機会がなかったのでありますが、紅露政務次官からも厚生省のこの問題に対する考え方、対策というものにつきましては十分に皆様方に御説明を申し上げたはずだと思っておりますが、なお足りない分がありますれば、私からも十分に本日は御答弁を申し上げたい、かように存じておる次第で……

第22回国会 法務委員会 第37号(1955/07/16、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 ただいまお尋ねの問題は、わが国における社会不安の事情並びに今日の社会事情からいたしまして最も根幹に触れた御質問だと思うのであります。売春をなくそうということに対しては趣旨は私は賛成であり、この法案が通過いたしました後における措置につきましては、各種のことを想定いたしまして厚生省としてももちろん準備を進めているわけであります。検討を加えつつあるわけであります。しかしながら、これがどの程度実際に取り締られて、そして送検されるかということにつきましては、法務大臣の御答弁によりますれば、直ちにそう大きな変化はないであろう、こういう御答弁のようであります。法案が通過して、厳格にこれを実施……

第22回国会 予算委員会 第3号(1955/03/26、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 ただいま総理大臣並びに大蔵大臣にお尋ねになりましたことに関連しても、私の所信を申し上げておきたいと思うのであります。  昨日発表せられました総予算に対する大蔵大臣としての構想の中には、御指摘の通りに、失業対策を中心とする社会保障制度の向上に歳出の重点の第二を振り向けたいという案が示されております。しかしながら失業対策費のみが社会保障でないことは御指摘の通りでありまして、ことに社会保険の拡充強化ということは、防貧対策として最も重要に論ぜられなければならず、その必要性は、民主党としても先ごろの総選挙におきまして、きわめて明確に国民に約束をしておる事実であります。従いまして、社会保障……

第22回国会 予算委員会 第4号(1955/03/28、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 先ほど大蔵大臣にいろいろ御質問をいただきましたが、私は厚生大臣の立場として一応お答えというより、私の考え方を申しておかなければならぬ問題に非常に関連しての御質問でありました。福田さんとしては、財政を握っておる大蔵大臣から答弁を得たいという御趣旨もあったでありましょうが、たとえば先ほど開いておりますと医療費の問題で、従来の厚生当局は非常に医療費を圧縮しょうとして努力をしたというような御質問もあったのでありますが、これは健康保険の医療給付費が非常に増大をした。これについて一応保険医の監査というものも厳重にしなければならぬではないかというような観点から、確かに医療費の内容について検討……

第22回国会 予算委員会 第10号(1955/05/11、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 本朝遭難事故突発とともに、厚生省といたしましてはただちに係官を現地に派遣するともに、香川県の民政部に対しまして、現地国鉄当局とも十分連絡の上、救助の万全を期するよう指示をいたしましたが、すでに香川県民政部では災害救助法を発動しております。なお中央災害救助対策協議会の事務局から、今回国鉄の当局に設けられました紫雲丸遭難事故対策本部に対して救助の実施に万遺憾のないよう申し入れを行っております。
【次の発言】 今回の事故が瀬戸内海のような平水の地帯で起ったということにつきましては、われわれとして非常に遺憾なことだと思っております。国立公園の地帯でそういう事件が起るということについては……

第22回国会 予算委員会 第12号(1955/05/13、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 今回の予算編成において、御承知の通り、社会保険の問題につきましては、編成の途上におきまして、党の公約に基いて十分に政策に盛り込むために努力はいたしたつもりであります。不幸にいたしまして、一定率の国庫負担ということが実現をいたさなかったのは、はなはだ残念に思いますけれども、しかしながら十億の国庫負担を行い、同時に長期債の借り入れを行いまして、国といたしましては一応十分の措置をいたしたわけであります。従って国がかような負担をいたします以上は、赤字が出ております今日の健康保険の財政といたしましては被保険者の方におきましても多少の負担をいたしてもらわなければならぬ、かように考えた次第で……

第22回国会 予算委員会 第13号(1955/05/14、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 その通りであります。
【次の発言】 返済計画については、本年度は十億を国庫負担として行い、来年度から十億ずつ計上して、六十億六年間で返済することになっております。
【次の発言】 予算編成の過程におきまして、私は一応国庫負担を主張いたしまして、実際上その効果が上らなかったことははなはだ残念の至りに思っております。しかしながら大蔵大臣の措置に対しては、今日のところこれをもってするよりほかにないということの結論に到達して出したわけでありまして、効果が十分に、すなわち赤字財政の処理ができますれば、それをもって満足いたしたいと思っております。

第22回国会 予算委員会 第14号(1955/05/16、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 電車、汽車の中におきまして、また交通のひんぱんな途上におきましてああいう姿を散見することは、厚生大臣としても実に残念なことと思っておりますが、取締り法規はやはり電車並びに交通機関の取締り法規によって行う以外にはないと考えておるのであります。
【次の発言】 御趣旨の中に取締り云々というお言葉があったかと私勘違いをいたしましたので、まことに恐縮をいたしております。厚生大臣の精神といたしましては、もちろんかかる人人が十分なる国家の補償ないし給与を受けるようにしたいのが本旨であることはもとよりであります。しかしながら、それが十分でありませんためにああいう姿を出しているということはまこと……

第22回国会 予算委員会 第15号(1955/05/17、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 消費生活協同組合法ができましたのは、御承知の通り昭和二十三年の十月一日でありまして、当時消費生活協同組合法をつくることには最も熱心に参画をし、むしろ原案者の一人であったと記憶をいたしております。この厚生省の仕事を受け持ってみますと、消費生活協同組合に対する熱意が、薄いというのではありませんが、逐年生活協同組合に対するところの政府の施策が積極的でなくたりつつあったということは、厚相就任のときに認めたのであります。たとえば予算編成の当初におきましても、実は本年は貸付金あるいは補助金の非常な整理が行われまして、特に最初の原案などではこれを全部落すような考え方も生まれておったのでありま……

第22回国会 予算委員会 第19号(1955/05/25、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 お答え申し上げます。わが国の社会保障制度を、これからどういう方向へ持っていくかということでありますが、第一にはやはり社会保険を中心にして強化をはかりたいと考えております。この社会保険の内容でありますが、ただいま御指摘の通り、被用者の保険と、それから国民一般を対象とした保険、つまり健康保険と国民健康保険の二つの系列は、一応尊重していかなければならぬと思っております。健康保険と国民健康保険を直ちに統合せよという意見も一部にはありますけれども、私はそれよりも前に、やはり健康保険を主軸にして、船員保険であるとか、その他の健康保険の系列に属するものを、一つの被用者の疾病保険として一本にま……

第22回国会 予算委員会 第21号(1955/05/27、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 これは先ほど大蔵大臣からすでに御答弁があったそうでありまして、私は大蔵大臣の措置に一切信頼をいたしておりますが、この際あらためて申し上げるならば、一応国庫余裕金で年度末まで行きまして、年度末に修正をするということになっておる、主計局長の先般の答弁で御了承願いたいと思います。
【次の発言】 そのときの政治情勢にもよりますけれども、今日の経済展望と申しますか、来年度予算に対する大体の考え方からいたしまして、一割国庫負担は実現の見込み十分であります。
【次の発言】 私が明年度一割国庫負担ができるという見込みは十分であると申しましたのは、私の信念とまた見通しであります。しかしながら責任……

第22回国会 予算委員会 第22号(1955/06/01、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 先ほど来接収金属の問題につきまして、大蔵大臣と久保田委員との真剣なる質疑応答を拝聴いたしておりました。私もすでに個人的に、かつ厚生省としても非常な関心を持っておりまして、将来これが政府提案あるいは議員提出の法律案で提出をされて、その売り上げ分等について、社会保障に使途を向けるべきであるという考え方を 実は基本的に持っておるのであります。ことに社会保障のうちにおきましても、これは戦争後に政府が接収したというようないきさつからいたしまして、当然戦争犠牲者に重点が置かるべきでありますから、遺族等の保障にこれが活用されるということは、厚生省並びに私としては非常に熱望いたしておるわけであ……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 地方行政委員会 第9号(1956/02/20、27期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 ちょっとその前に、大臣に聞きたいのですが、経緯は存じておるのであります。勝間田君の第二問は私はきわめて重要な質問だと思うのです。そこで伺いたいのですが、本年度限り地方回りをやめるということになれば、政府は方針として来年度予算では国体に対する補助費を出さない、こういうことですか。
【次の発言】 要するに地方回りをやめるわけでしょうが……。
【次の発言】 三十二年度以降は、国民体育大会というものが地方回りで開催されるということに対して反対である。従って政府の今後の方針としては、国民体育大会が地方で行われても、これに対して協力はしないということに相なりはしませんか。


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 文教委員会 第15号(1957/04/03、27期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 本日は相撲協会の改革に関連をして、協会、並びにかつて相撲の世界におられた両君にお出ましをいただいて公述を拝聴したわけであります。相撲か今日ほど国民大衆から愛されているということは、いまだその歴史になかった広範なものでありまして、これは主として最近におけるマス・コミニュケーションのおかげであると私は思っておるのであります。先般同僚辻原君が、予算委員会の舞台におきまして、この問題を公益法人と国政との関連におきまして取り上げられ、これがために世論が喚起をせられたわけでありまして、その質問の重要性は、スポーツの歴史におきましても特記すべきものだと考えているのであります。本日、私は相撲……

第26回国会 予算委員会 第2号(1957/02/07、27期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 私は予算委員会の冒頭に当りまして、石橋新内閣の施政方針並びに岸外務大臣以下の本会議における演説に関連をいたしまして、自由民主党を代表し質問をいたすものであります。  まず非常に遺憾なことは、石橋総理大臣の病気欠席であります。これは本会議場でもしばしば質問者から述べられたことでありますが、近来内閣におきましては総理大臣の権限が非常に強まってきており、総理を欠いた内閣に対し質問をいたすことは、まことに歯が抜けたようであり、主なき家に鉄砲と書いた新聞もあるほどであります。私は与党質問でありますから多少角度は違いますけれども、それにいたしましても、国民の多くの気持を代表してここに質問……


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第27回国会(1957/11/01〜1957/11/14)

第27回国会 予算委員会 第4号(1957/11/07、27期、自由民主党)【議会役職】

○川崎(秀)委員長代理 それじゃ私がお取次します。河野経済企画庁長官に対し、先ほど来御質問になりました要点は、余剰農産物について、どういうような構想をもってあなたは出発をされたか、それから米国において農務長官と会ったかというようなことを中心にお聞きになったと思いますが、まずその点からお答えを願いたいと思います。


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 商工委員会 第33号(1958/04/17、27期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 政局は、非常に緊急な段階に入っておりますので、この際、それまでに重要な二、三の案件につきまして質問をいたして、政府のこれに対する態度をはっきりしていただきたいと思うのであります。先ごろ、中国と日本との間に、鉄鋼の協定が生れましたことは、非常にわが国の鉄鋼製品の販路が大きくなったこととして、きわめて注目せられのでありますが、その反面、これに刺激された動きもあるように感ぜられるのであります。私が、この際、通産大臣にお伺いいたしたいことは、アメリカでは、近ごろ鉄鋼製品の不買運動というものが、漸次高まりつつあるやに聞いておる。これはこまかにまだデータを調べておりませんけれども、ボスト……

第28回国会 文教委員会 第7号(1958/03/06、27期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 きょうは大へんお忙しい中をおいでいただいて、ことに国立競技場の問題が主点なのでありますから、プロ野球の問題で御質問いたすのは、本来ならば、委員会としてもかなり幅を広げた形になったわけでございまして、その意味でまず川本さんに少しく競技場法案に関連の問題を一、二点伺っておきたいと思うのであります。  神宮の陸上競技場は、前には非常に低廉な額でアマチュア団体に貸しておった。今度は国立競技場になりますと、収容人員が七万という大観衆でありますから、なかなかこれを借り手がないだろう。その意味で低廉な料金で貸すということは当然考えられることと思うのですけれども、その場合に、従来のように文化……

第28回国会 文教委員会 第17号(1958/04/09、27期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 文部大臣に緊急に質問したいと思います。  それは、終戦以来一番大きな国際的行事を本年の五月に控えておるということであります。御承知のアジア競技大会は、五月の二十四日から神宮外苑を中心にして繰り広げられるわけでありますが、このアジア競技大会の開催の中心になるのは、先般文部省の非常な努力によってできました国立競技場である。その隣に近く東京都の都営の室内プールもできまして、まずこの二会場が中心の地域になるのでありますが、最近きわめて遺憾なことには、三月三十一日をもっていわゆる売春というものが禁止になり、自来日本は新しい道徳の時代を迎えたわけでありますが、赤線を追われた女たちが、次第……

第28回国会 予算委員会 第1号(1958/02/06、27期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 私は、自由民主党を代表しまして、岸内閣総理大臣並びに関係閣僚に対し、本会議における施政演説、並びにただいま提出されておりまする予算案の大筋につきまして、質問をいたしたいと思うのであります。  まず今度の国会は、社会党がら二月三日解散決議案が提出されまして、その審議の結果、少数をもって否決をされたとはいいながら、これから予算の審議の開始に当りまして、はっきりとただしておかなければならぬことは、岸総理大臣のこれに対する所信の表明であります。いわゆる一月解散というものはなくなったのでありますが、これから予算案の審議は、常識的にいいまして、二月から三月一ぱい衆参両院でかかるのでありま……

第28回国会 予算委員会 第12号(1958/02/26、27期、自由民主党)【議会役職】

○川崎(秀)委員長代理 いいえ、きょうは午前中に終りたいと思いますけれども、時間は十分――ことに、先ほどからお話を承わっておりますと、非常に系統的なお話ですから、ゆっくりおやりになってけっこうだと思うのです。
【次の発言】 赤城農林大臣の答弁はありますか。
【次の発言】 午後二時十五分より再開することといたしまして、暫時休憩いたします。     午後一時四十一分休憩

第28回国会 予算委員会 第13号(1958/02/27、27期、自由民主党)【議会役職】

○川崎(秀)委員長代理 午後二時半より再開することといたしまして、暫時休憩いたします。     午後一時五十六分休憩

第28回国会 予算委員会 第14号(1958/02/28、27期、自由民主党)【議会役職】

○川崎(秀)委員長代理 田原春次君。
【次の発言】 経済企画庁長官と厚生大臣は見えておりませんが、御所望の大臣はあとは全部出席しております。


川崎秀二[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
23期-24期-25期-26期-|27期|-28期-30期-31期-32期-34期

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各種会議発言一覧(衆議院27期)

川崎秀二[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
23期-24期-25期-26期-|27期|-28期-30期-31期-32期-34期
第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 社会労働委員協議会 第2号(1955/09/10、27期、日本民主党)【政府役職】

○厚生大臣川崎秀二君 森永ドライミルクの中毒事件につきまして、その後の状況並びに厚生省としてとりました処理の具体的な各段階につきまして、申し上げたいと思うのであります。  先日、社会労働委員会の協議会が行われましたが、その際私は、浜松におきまして全国勤労者の水上大会がありまして出席をしておりました。二十四日に事件突発いたしますとともに、その夜半直ちに大臣としては連絡をとりまして、公衆衛生局長に対し、この事件は必ず大きな問題に発展をする。すなわち、従来の中毒事件あるいはその他の問題は、人命に多大の損傷を与えるということが少かったけれども、今回はすでに二十数名の乳幼児がなくなっておる点からして、新……

第22回国会 社会労働委員協議会 第4号(1955/11/10、27期、日本民主党)【政府役職】

○厚生大臣川崎秀二君 厚生省におきましては、健康保険の財政の根本的改革につきまして、本年の五月、七人の学識経験者の方々に依頼をいたしまして、具体的な方策の検討をお願いいたしておったのでありますが、その結論として七人委員会の報告という文書が作成されましたので、過般発表をいたした次第であります。  この報告書におきましては、まず健康保険財政の現状を徹底的に分析をし、その基礎の上に立って、保険制度全般にわたって強力適切な諸対策を実現する必要のあることを述べているのであります。  厚生省といたしましては、この報告書に述べられております諸般につきまして、目下具体的な実施方策を事務当局に検討させている最中……

第22回国会 法務委員会社会労働委員会連合審査会 第1号(1955/07/13、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 先日の法務委員会においてもお尋ねがあったのでありますけれども、ただいま重ねて予算の問題につきましてお尋ねでありまするから厚生当局の考えておりますことにつきまして明らかにいたしておきたいと思うのであります。これは今日売春の状態につきましては、今回は売春等処罰法案として議員提案になっておりまするけれども、もとより社会不安あるいは経済的事情のために今日のごとき残忍なる状態が起っておることについては他の役所よりも一そう責任を感じなければならぬ立場にあることは事実でございます。従いましてこういう状態がなくなるように国の施政を持っていくことが何といたしましても必要だとは考えておりまするけれ……

第22回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1955/06/03、27期、日本民主党)【政府役職】

○川崎国務大臣 ただいま御質問の点は、河野農林大臣が昨年の暮れに、私の前任者であります鶴見厚生大臣との話し合いで、牛乳の処理問題について、農村方面におきまして、なるべく販売を自由な形で、かつ積極的に行うような仕組みにしてほしいという要望が高くなりましたので、特にこの問題について何分の結論を出すことにしようということに、双方の申し合せは一応なったそうであります。しかしながら、これについてどういう申し合せの内容にするかということにつきましては、厚生省側と農林省側との間に意見を具体的に交換するという段階に入る前に、たとえば市部は低温をするとか、あるいは農村部は高温殺菌でも差しつかえないとかいうような……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 予算委員会公聴会 第1号(1956/02/15、27期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 今のお話の中で、今の日本の経済状態に照らして、外貨の手持ちをどのくらい持っておるのがよろしいかということは、大体あなたのお説ならば十五億ドル程度は持っていることがいいんじゃないか、現在八億八千万ドルで、もう少し持つ方がいいんじゃないかという、最適基準というものを示されたように拝聴しておったのでありますけれども、一方においてまた輸入の自由性というようなことを非常に強調されて、輸入の増大ということを言われておりますけれども、そのこととどういう関連になって進むのでありましょうか。また政府の立てておる経済五カ年計画における外貨の今後の見通しというものに対して、あなたのお考えではもう少……

第24回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1956/02/21、27期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 友人である労働大臣に質問をするのは恐縮でありますが、私の質問はワン・ラウンドであります。一回限りであります。そこで問題の提出の仕方は、人口問題と労働問題に関する調整をいかにするかということであります。御答弁をいただきたいものを先に課題として提出いたしておきますから、私の所論展開の間に御研究を願いたいと思うのでございます。  第一は人口問題に対する総合的見解を、内閣は灯未発表する気はないかということであります。それから第二は、従来私どものときには不安定内閣で、あまり連絡する気にもなれなかったし、そういうことで動揺を続けてきたわけですが、今日は保守合同内閣ですから、密接な連絡を……

第24回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1956/02/22、27期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 予算編成の際に要望のあった問題で、あまり大きな経費ではないのでありますが、最後に政策審議会と文部省あるいは大蔵省との折衡においてやや犠牲になった形になっておるのに、本年の四月に行われるピンポンの選手権大会の費用二百五十万円の削除という問題があるのであります。御承知のように、従来卓球の世界選手権大会において、わが国は数回優勝しておる。優勝しておるばかりでなく、日本の卓球というものの地位、また全国的な普及が認められて、オランダのユトレヒトという所で行われました前回の選手権大会において、東京開催という未曾有の事業がきまったわけであります。本年四月の二日からこれが実施されるというの……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 予算委員会公聴会 第1号(1957/02/18、27期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 私は簡単に伺います。あなたの御議論が、一月以来消費インフレを押えろということにあったことは、紙上を通じ、各種のあなたの書かれたもので承知をいたしておりますが、きょうはその全貌がわかった意味で非常に参考になったと思うんです。ことに勝間田君が第二問に提起した財政と金融との関係、これに対して明確な御答弁もありましたので、私は聞きたい点を、これはずばりと伺いたいと思うんですが、つまり先ほどから伺っておる結論は、中立的な予算をもう少し続けたらいい、こういうことであったように思うのです。中立的な予算という意味は、一般会計においては減税をもう少しやれということの意味であると私は思いますが、……

第26回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1957/02/13、27期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 予算の分科会でありますので、分科会らしい質問をあとでいたしたいのでありますけれども、なかなか政党も忙しくなりますと、防衛長官に直接お目にかかりまして意見をかわす機会がない。幸いにしまして、今日予算分科会の席上、防衛計画についてあなたのお考えを聞いてみたいと思うのであります。決して意地悪い質問などはいたしませんから、率直にお答えを願いたいと思います。  これは少し大きい問題であります。大きい問題というのは、先般予算委員会の第四回目の会合で今澄委員から、国防計画ないしは最近における新兵器の輸入等につきましてかなり精細な質問がありました。速記録を拝見しまして、最近における防衛上の……

第26回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1957/02/14、27期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 国連参加を機会として、外交の局面ははつらつと活動を開始しなければならぬ時期に到達をしておると思うのであります。政務次官が来たばかりでありますから、大蔵省に一ぺん伺っておきたいのでありますが、今回外務省予算を組むに当っては、こういう点を大きく考えて組んだものかどうか。これは大蔵大臣に伺いたいところですが、大蔵政務次官、あるいはそれにかわる人でもいいのですが、外務省の今年の予算はいかなる性格のもとに組んだかお答え願いたい。
【次の発言】 外務省予算だけでなしに、通産省ないしはその他の省にもまたがっての経済外交の面の費用というものは、相当党の方針に伴って組んだということですが、資……

第26回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1957/02/14、27期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 伊東政務次官は就任せられてから日も短かいことでありますから、詳細にわたる質問などはいたしません。ただ、着任せられて、郵政関係の問題として政治的な要素を含んでおるものは、放送法を改正するかどうかということに大体焦点がしぼられておるようであります。大臣が着任するとすぐ言明をするのが、放送法を改正したい、――今まで放送法というものはどういうものであるか、あるいはそれが望ましいことであるかということについて御知識のない方も、御着任せられた翌日には、新聞記者団にそのことを話されるのがここ四年間の大体常識になって参ったのであります。しかし、そのたびごとに放送法改正の機運は世論の非常に大……

第26回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1957/02/14、27期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 総理大臣の施政方針演説においても、生活環境を整備して明朗快適な国民生活を実現するということを明確に述べられておるわけですが、私は社会保障というものは、非常に広義な面でとっていくと各種の問題があると思うのです。もとよりその中心は医療保障の達成であり、続いては年金制度の整備であるとか、最低生活の保持であるとか、ないしは老幼並びに貧困者に対する対策であるとかいうような問題が、その上層を形成すると思うのです。しかし何と言っても社会保障の高度な国家は、飛行機で到着するとわかるのですが、非常にクリーンな国なのです。清潔な国だということがやはり社会保障の発達してしくところの基底部を構成す……


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 予算委員会公聴会 第1号(1958/02/24、27期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 本日の御公述の重点は、先ほどから拝聴いたしまして、財政投融資と資金計画ということに重点があったように思います。私は、藤井さんがお願いするというお言葉のもとに、政府の財政投融資計画を相当痛烈にやられたことに、むしろ将来予算編成の際における重点として取り上げるための大きなよすがになったのではないかというふうに拝聴して、特に鉄鋼産業に中心を置かれたことをかえって愉快に感じておったわけであります。  そこで伺いたい第一の点は、今日の国家予算といいますと大体消費的な傾向に多くの支出が向けられるように考えられる。もとより私どもは、元来社会保障に力をいたせということを主張しておるものではあ……

第28回国会 予算委員会公聴会 第2号(1958/02/25、27期、自由民主党)

○川崎(秀)委員 軍人恩給と年金の関係は今度の国会におきます重要な問題であったのでありますけれども、厚生大臣が病気でありましたし、また総括質問の際に外交問題あるいは財政金融の本質の問題が取り上げられましたので、本委員会では二、三の方々がこれに触れただけで、存外にこの議論が低調であったわけなのであります。私は、社会保障問題というよりはむしろ年金問題の権威者である平田先生がきわめて中正な立場で数字を中心に御論議になりましたことに対しまして、さらにこの際にぜひ聞いていただきたいと思うことがあるのであります。そしてまたぜひ明快なる御答弁をいただきたいと思います。  第一の問題は、先ほど御公述の際には国……

第28回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1958/02/13、27期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 国立劇場の設立は明治以来わが国におきます大きな運動として続けられてきておるのであります。御承知のように古くは伊藤博文公、近くは鳩山一郎先生ないしは片山社会党議員等によりまして、過去数十年にわたって日本の芸術を保存し、さらに世界的な水準にわが国の文化芸術を引き上げるために国立の劇場が必要であるということが、国民的な世論にもなって、次第に大きなうねりを見せておるわけであります。しかるに昨年の暮れに国立劇場の敷地の問題につきまして、総理大臣あるいは関係閣僚におきまして、ぜひとも大宮御所をお借りをしたい、こういう希望が強くなり、閣議決定の寸前までいったのでありますが、先ごろ私が予算……

第28回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1958/02/14、27期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 本日は午前中に私の質問まで終る予定であったそうで、いろいろ皆さんも時間が忙しいときにこういうふうに切り詰められて、私も迷惑です。実は私も座談会を十二時からやるのをはずして、議会第一主義ですから出ているわけです。そこできょうは多くの問題があるのですけれども、ほとんど大部分をたな上げにして、重要な問題だけについて質問をいたしたいと思っておりますが、外務大臣はまだ分科会は初めてでありますから、あるいは予算委員会全体の総会的な立場と同じように思っておられるかもしれませんけれども、そんなに真正面から渡り合うということではないのですから、もしお答えになれない点があったり、また技術的な問……

第28回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1958/02/15、27期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 大蔵大臣にぜひ伺っておきたい文教問題があるわけです。御承知のように、国立劇場の建設につきましては、長年にわたって国民が要望してきたことでもあり、またわが国の文化の伝統を保存し、一方において日本の文化的水準ないしは芸術的分野というものを世界的な舞台にまで伸ばすという意味から、国立劇場を建設せよという声は、明治の初めから起っておるのであります。いわれ因縁をあなたに申し上げるまでもなく御承知だと思うのでありますが、すでに昨年の末に、文化財保護委員長ないしは政党関係の国立劇場促進議員連盟の代表者が、岸総理大臣ないしは関係の閣僚等とお会いいたしましたときには、大宮御所、青山御所に敷地……

第28回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1958/02/17、27期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 通産大臣に、私は通産行政というものはしろうとなんですけれども、外貨の面で、あるいは外国との技術提携の問題などで、どうしても伺っておかなければならぬ問題がありまするから、教えていただく意味もあるし、質問と答弁の発展の仕方によってはいろいろ聞いてみたい問題がありますのでお尋ねをいたしたいと思うのでありますが、まず第一に、海外支店の外貨の保有というものについては、ある種のワクがあって、その中で当然使用しておると私は考えておるわけであります。これは今日どういうようなやり方できめておるか、まず第一にその点から伺っておきたい。――それではそれはあとにして、私が特に伺いたいのは、三十二年……

第28回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1958/02/15、27期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 答弁を入れて二十分ぐらいで終りたいと思いますから、答弁も簡潔にお願いいたします。  昨年も予算の分科会で指摘して改められたことでありますが、中国、北九州方面に対する隣国の電波の妨害というものが非常に多くなっている。これはすでに改められたそうでありますが、中国側においては新しい第二次経済五カ年計画というものがあるのです。これによると、これから二年くらい先になるとは思いますけれども、非常に大きな電波の計画で、北京を中心として十数カ所の強力なキロワットの放送をやろうという計画があるわけですが、それに対して当局はどのような対策を立てておるのか、まず伺いたい。

第28回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1958/02/17、27期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 端的にお伺いします。世界銀行からの道路借款については、数年間にわたって、三年間ぐらいずっと変移してきておる。私も実は今日午後からそのことを勉強し始めたのですが、どうもだんだんしりつぼみになってきておる傾向にあるわけです。高碕さんのときには四千万ドル、一九五六年五月には二千五百万ドル、それから今度は当分やらない。そこで、お尋ねしたいのは、今日の段階では世界銀行に対してどのくらい借款ができるようになっておるか。もう一つは、他の外資導入について、たとえばアメリカの日本に対する経済協力の形で日本の道路の建設については、かなりアメリカはウエートを高く踏んでおるにもかかわらず今日まで実……

第28回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1958/02/17、27期、自由民主党)

○川崎(秀)分科員 四時半で終るのですか。
【次の発言】 実は時間がないといやな質問をしなければならぬことになる。実は手放しでやっていい質問ですから、私の所説を聞いてもらってそれでいいかどうかということだけを聞けばいいのです。ところが時間がないわけですから、四時四十分で散会ということでやります。私のあとありますか、だれか。ないでしょう。
【次の発言】 わかりました。全部スポーツの話だけですから、御答弁が願えると思うのです。かつて大映の顧問をやっておられたのですから、事情も知っておられると思うのですが、私が見て今一番問題なのはプロ野球の選手の入社をするときの契約金の問題だと思うのです。これはかな……



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データ更新日:2023/02/05

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