田中武夫 衆議院議員
27期国会発言一覧

田中武夫[衆]在籍期 : |27期|-28期-29期-30期-31期-32期-33期
田中武夫[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは田中武夫衆議院議員の27期(1955/02/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は27期国会活動統計で確認できます。

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

本会議発言一覧(衆議院27期)

田中武夫[衆]本会議発言(全期間)
|27期|-28期-29期-30期-31期-32期-33期
第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 衆議院本会議 第23号(1956/03/16、27期、日本社会党)

○田中武夫君 私は、日本社会党を代表し、ただいま議題となりました下請代金支払遅延等防止法案について若干の質疑を行い、鳩山総理以下関係閣僚に、その真意をたださんとするものであります。(拍手)  わが社会党は、今国会に提出せられる商工関係の法案中、さきに提出せられた百貨店法案、繊維工業設備臨時措置法案及び本法案の三法案は、ともに本会議においてその趣旨説明を求めたのでありますが、政府及び与党は、これら法案の内蔵する欺瞞性が国民の前に暴露せられることをおそれ、百貨店、繊維両法案は本会議における趣旨説明を拒否せられ、比較的無難と思われる本法案のみ本会議に上程せられたのであります。(拍手)  そこで、私は……


■ページ上部へ

第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 衆議院本会議 第29号(1957/04/05、27期、日本社会党)

○田中武夫君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました、内閣提出、中小企業団体法案と、社会党提出、中小企案組織法案とを比較検討しつつ、岸総理以下関係閣僚に対し、政府案について若干の質疑を行い、その真意をたださんとするものであります。(拍手)そうして、政府案と社会党案のいずれが、真に、中小企業、ことに零細企業の安定と振興のために必要な立法であり、かつ、消費者に与える諸影響についても考慮が払われているかを、国民の前に明らかにしたいと思います。(拍手)  政府、与党は常に中小企業の安定と振興とを口にはするが、保守政権すでに八年の長きにわたった今日においても、なお中小企業問題については何ら……

田中武夫[衆]本会議発言(全期間)
|27期|-28期-29期-30期-31期-32期-33期

■ページ上部へ

委員会発言一覧(衆議院27期)

田中武夫[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
|27期|-28期-29期-30期-31期-32期-33期
第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 商工委員会 第11号(1955/05/13、27期、日本社会党(左))

○田中(武)委員 きのうの経審長官の本年度の基本的経済政策に関するあいさつの中に、企業の合理化、生産性の向上につきましては、さきに発足した日本生産性本部を中心としてということがありましたが、君は労働組合の出身者でありまするが、労働者は今日まで企業の合理化という美名のもとに首を切られ、生産性向上の名に隠れて労働強化をしていられてきたのであります。このような言葉を聞くと、すぐ人員整理、労働強化を連想いたします。そこで日本生産性本部に関して経審長官に若干の質問をいたしたいと思います。私は初めでありますので、あるいは過去にすでに報告があったかはしりませんが、私は日本生産性本部については新聞で見た以外に……

第22回国会 商工委員会 第13号(1955/05/18、27期、日本社会党(左))

○田中(武)委員 実はきょうは商工組合中央金庫法と中小企業金融公庫法が審議になるということで、計量法のことについてはやらないように聞いておったので、十分資料を用意しておらないので、まだあと引き続いて質問をするということを保留いたしておいて二、三の質問をいたしたいと思います。まず第一に、この改正法案の提案理由に「施行後の経験にかんがみ、」と抽象的にうたってあるのです。政府は何らか法律を改正するときにはいつも施行の経験にかんがみ、こういう文句をよく使うのですが、かつてこの問題について労働法の改正のときに論議になったことがあると思うのですが、こういう言葉でなく、具体的にどういうところに欠陥があったの……

第22回国会 商工委員会 第15号(1955/05/20、27期、日本社会党(左))

○田中(武)委員 先日の計量法に関する質疑に引き続いて質問いたしたいと思います。  計量法の改正を簡単に考えられておるようでありますけれども、計量行政は国民経済生活の秩序維持の根本をなすものであって、重要なものであると思うのです。従って計量行政は政府において一元的統一運営が最も必要であると思うのでありますが、この改正によって一元的運営を根本から混乱させるもとを作るものであるように思うが、そういうことにならないのかどうか。
【次の発言】 計量の手数料を地方に移譲したときには、各地方公共団体は独得の立場から計量行政の費用をまかなうべく、計量手数料の額あるいはその取締りの方法等を規制するのであろうと……

第22回国会 商工委員会 第16号(1955/05/24、27期、日本社会党(左))

○田中(武)委員 自転車競技法等の臨時特例に関する法律の一部を改正する法律案に対し、一部修正案を提出いたしたいと存じます。  ただいまから修正案を読み上げます。   自転車競技法等の臨時特例に関する法律の一部を改正する法律案の一部を次のように修正する。   題名及び第一条の改正に関する部分を削る。   第二条の改正に関する部分中「第一項中「振興を図るため、」の下に「当分の間、」を加え、同条」を削る。   第三条及び第五条第一項の改正に関する部分を削る。   附則の改正に関する部分を次のように改める。    附則第五項中「昭和三十年六月一日に」を「昭和三十二年三月三十一日限り」に改める。   附……

第22回国会 商工委員会 第19号(1955/06/01、27期、日本社会党(左))

○田中(武)委員 先ほどの永井、中崎両委員の中小企業の金融及び安定の問題に関連いたしまして大臣に具体的な事実をあげて質問いたしたいと思います。実は兵庫県の三木市において起っておる事実なんですが、三木市は昔から三木の金物と言われて、いわゆる金物の有名な産地である。そこに三木熟練工業所という会社があるのですが、そこは現在約三十名ばかりの従業員を持っておりますが、やはり企業の不振と金詰まりのために、約三割の九名の人員を整理して現在一万五千円の平均賃金ベースですが、それを残った者は二割ダウンする、こういうことの発表がありまして、先日来労働組合との間に争議が起っております。私は先日の日曜日に参りまして、……

第22回国会 商工委員会 第21号(1955/06/03、27期、日本社会党(左))

○田中(武)委員 私の質問はただいまの小平委員の質問を事業家でない学者の方にお伺いする結果になるのです。そこで上床、三土両先生にお伺いしたい。日本には資源がある、またこれを発見し、これを掘り出すところの技術も発展しておる、こういうようにいわれておる。しかしながらこれを掘り出すのにどうするかということで、民間じゃ金がないから国策会社によってやろう、こういうことだと思う。資源の開発ということはできるだけやらねばならぬとわれわれ考えておるのですが、そこで失礼ですが、事業家あるいは山師的な立場でなくて、純粋な学者的立場に立たれまして、そういうことをやるのは、民間が今までのようにしてやるのがいいか、ある……

第22回国会 商工委員会 第23号(1955/06/09、27期、日本社会党(左))

○田中(武)委員 大臣にちょっとお伺いしたいと思います。先日の自由党と民主党の予算折衝におきまして妥協いたしました結果が、中小企業金融公庫の出資金、これが政府が最初予定しておった十五億円が五億円に減った。そうして資金運用部資金の方で十五億ふやすということになっておるのですが、政府としては十億円減資ということを、自民両党の話し合いの結果を無条件にのんでおると思いますので、これは政府として立てられた政策に対して大きな変更を生ずる結果にもなる、こういうわけで、もっと政府の立場を明らかにされなかったのか。ただ両党の妥協案を無条件にのまれたということに大きな政治的責任があると思うのですが、その点いかがで……

第22回国会 商工委員会 第24号(1955/06/10、27期、日本社会党(左))

○田中(武)委員 私はただいま議題となりました、民主、自由両党委員から提案の中小企業金融公庫法の一部を改正する法律案に対する修正案に対し、社会党左派委員を代表いたしまして、反対するものであります。  本修正案は、さきに行われた本年度予算の政府案を、民主、自由両党が野合的な取引による話合いによって修正いたしました結果、政府の当初予定いたしておりました中小企業金融公庫に対する政府出資金十五億円増額を五億円に減額したためであって、内閣提出の原案をより一そう後退せしむるものであります。私は反対理由を政治面と経済面との二面から申し上げたいと存じます。  まず政治的な面から申し上げますならば、先ほど申しま……

第22回国会 商工委員会 第27号(1955/06/17、27期、日本社会党(左))

○田中(武)委員 私は、ただいま議題となりました中小企業等協同組合法の一部を改正する法律案について、日本社会党を代表いたしまして、一部修正案を提出いたします。  まず修正案を朗読いたします。   中小企業等協同組合法の一部を改正する法律案に対する修正案   中小企業等協同組合法の一部を改正する法律案の一部を次のように修正する。   第三十五条に三項を加える改正規定を削る。   第八十二条の八中「第十一項」を「第八項」に改める。以上であります。  次に提案の趣旨を簡単に申し上げます。本案は、中小企業等協同組合法第三十五条に、九、十、十一、の三項を加えることにより、組合役員の選挙方法を従来の無記名……

第22回国会 商工委員会 第32号(1955/06/29、27期、日本社会党(左))

○田中(武)委員 私は過度経済力集中排除法の廃止の点について質問をしたいのですが、その前にただいまの輸入の問題につきまして大臣に一つお伺いしたいと思うのです。それはコンニャク玉の輸入の件ですが、この問題につきまして、先日の予算委員会において大臣から当分これは輸入するつもりはないというようにお答えになったのでありますが、相当コンニャク製造業者に反響を呼んだようでありまして、コンニャク新聞とかいう新聞を見ますと、相当な反響が現われているわけであります。というのは、内地生産に比べて輸入品が安いというところからだろうと思うのでありますが、コンニャク製造業者は御承知のように零細な業者の方でありますし、そ……

第22回国会 商工委員会 第33号(1955/06/30、27期、日本社会党(左))

○田中(武)委員 昨日、過度経済力集中排除法等を廃止する法律案につきまして、横田公正取引委員長に質問をいたしたのでありますが、一言だけ大臣にお伺いしたいことがありますので、この際お聞きすることにいたします。  過度経済力集中排除法を廃止する、こういうことでありますが、これが廃止後はどうなるのか、こういうことに対しては独占禁止法によってまかなっていくんだということでありますが、現在提案せられて本委員会において審議中の、たとえばただいまから行う石炭鉱業合理化臨時措置法案、あるいは輸出入取引法の一部を改正する法律案、また中小企業安定法の一部を改正する法律案、これらはそれぞれ一応の理由はあるといたしま……

第22回国会 商工委員会 第34号(1955/07/01、27期、日本社会党(左))

○田中(武)委員 ただいま議題となりました過度経済力集中排除法等を廃止する法律案に対し、私は社会党を代表して原案反対の討論を行いたいと存じます。  過度経済力集中排除法は、過度の経済力集中を排除し、国民経済を合理的に再編成することによって、民主的で健全な国民経済の基礎を作ることを目的として、昭和二十三年十二月に公布施行せられたのてあります。しかるに政府は、今般過度経済力集中排除指令に基く再編成の実施完了を理由といたしまして、集排法を廃止しようとしているのでありますが、皮肉にも目下生産の集中と企業の合同が顕著に進行を続けており、新しい基盤の上に立つ財閥傾向の復興再建と独占資本の強化が推し進められ……

第22回国会 商工委員会 第39号(1955/07/11、27期、日本社会党(左))

○田中(武)委員 中小企業安定法の一部を改正する法律案に対しまして、提案者に一、二御質問いたしたいと思います。本法の改正は、石炭鉱業合理化法案やあるいは輸出入取引法の改正法案とともに、独禁法を緩和するための改正である、こう思われるのですが、そこで問題となるのは、中小企業といってもいろいろあるわけでありまして、そのうちのより零細な業者に対して圧迫とならないか、こういう点が大事なんですが、提案者はその点についてどういうようにお考えになりますか。
【次の発言】 同一業種の中にでもいろいろと大きいのと小さいのとあると思うのです。そのうちのより零細な業者に対してはどうなるか、こういうことです。

第22回国会 商工委員会 第42号(1955/07/14、27期、日本社会党(左))

○田中(武)委員 先ほどから大体われわれの考えておった点につきましての質問が出ておりますので、ただ一、二の点だけをお伺いいたします。まずこの改正は独禁法の緩和のための改正でありまして、独禁法からいうならばその特別の例外を規定する改正であります。従いまして例外規定はできるだけシビヤーに、できるだけ小範囲が望ましいと思うのでありますが、今の民主党から出されておりますところの改正案はより一そうこれを緩和するという傾向に移っているようでございますが、それらの点について独禁法とこの例外規定との関係について、どのようにお考えになりますか。提案者及び政府から一つ……。

第22回国会 商工委員会 第45号(1955/07/20、27期、日本社会党(左))

○田中(武)委員 時間がありませんので、簡単にお尋ねいたしたいと思います。まず長岡参考人にお伺いいたしますが、参考人は先ほど、本法案には賛成である、しかし中小鉱業の立場をもう少し考えてもらいたい、こういうことであったと思うのですが、この法案は、中小企業を買い取ってつぶそう、こういうことでありますので、この法案の中において考える限り、そのつぶし方において手心を加えてくれという考えか、それとも具体的にこの法案審議の中において、どのような御希望を持っておられるか、承わりたいと思うのです。  それから矢吹参考人にお伺いいたしたいのですが、先ほどからの質問にも関連があるかと思いますが、参考人も原則として……

第22回国会 内閣委員会 第48号(1955/07/27、27期、日本社会党(左))

○田中(武)委員 だいぶ時間もおそいようでありますので、簡単に御質問したいと思いますから、端的にお答え願いたいと思います。私が長官にお伺いしたいのは、兵庫県の青野原のことでありますが、この件については、実は本会議の緊急質問を申し出ておったのですが、その機会を得なかったので、委員会においてお尋ねしたいと思います。  その前に若干基地の問題についてお考えをお伺いしたいのですが、現在アメリカの駐留軍の駐留は安全保障条約において行われておるわけなんです。ところが現在七百三十三ヵ所ですかの軍事基地がある。安全保障条約の目的を越えた基地拡張が行われているのじゃないか、こういうふうにすら思うわけであります。……


■ページ上部へ

第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第6号(1955/12/17、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 ちょっとお伺いします。後日調査をして、ずっとおられる人と帰す人に分けてきめるということですね。そうすると、一応は全部どこかに収容してやるわけですね。
【次の発言】 もう一つお伺いしたいのですが、先ほど中山委員の御質問の中に、思想的なことの云々ということがありましたが、その場合、思想というものによって、取扱いを変えるというようなことはあるのですか。
【次の発言】 最後にちょっと委員長にお願いしておきたい。本日の当初に、ソ連在留の問題が出ておりましたが、その際に、田村委員から、先日大成丸を出迎えに行ったときに、自分は若いので社会党と間違えられて、引揚者から相当怨嗟の声を聞いて云々……

第23回国会 商工委員会 第2号(1955/11/28、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 ちょっと関連して。私も銀行局長に一言だけお伺いしたいということを通告しておったのでありますが、今の点と同じ点でございまして、なおつけ加えて申し上げたいのですが、一昨日いただきました資料の二のところの最後に、「大口融資の抑制、小口金融の一層の促進について一段の努力を要請する」、こう書いてありますが、今小笠委員のお尋ねになった点とにらみ合せまして、こういうような要請に対してできるのかどうか、どういうふうにしてやるのかということをあわせてお答え願いたいと思います。
【次の発言】 先ほど局長の、いわゆる大口金融を抑制して、小口金融を促進するという線に関連いたしまして、大企業へ貸し付け……

第23回国会 商工委員会 第7号(1955/12/15、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 鉱業法の一部改正に関する法律案について若干の質問をいたしたいと存じます。  まず第一に、こめ改正は同一鉱区に二つの権利が競合するといいますか、重複するような場合、従来の権利者との関係についてどのように調節するかということがこの附則に書いてありますが、その点についてもう少しはっきりした御説明を願いたいと思います。  それからこれによってウラン鉱とかトリウム鉱とかを採掘した後のいわゆる選鉱とか製練以後の過程をどこの手においてやるのか。この採掘した人が全部やるのか、それとも採掘したウラン鉱その他を取り上げて他の機関においてやるのか、その点をはっきりとお示しを願いたいと思います。

第23回国会 商工委員会 第8号(1955/12/16、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連して。先ほど八木委員の御質問に対して、長谷川委員あるいは永井委員からいろいろ意見が出たわけでありますが、八木委員の質問は、日本の産業に寄与していないところの外資について取り消しはできないのか、こういうことだったと思います。何ら寄与していないで、ただ日本の産業経済を混乱さす、これだけのものであるならどうするのかということについて、もう一度大臣の御答弁を願いたい。それに関連して昨日私お尋ねしたのですが、御答弁がなかったので、もう一度お尋ねしたい。外資が入ってくる場合に、資本金の五〇%あるいはそれ以上のような場合には、どのように考えておられるのか。アジア諸国においても、どの国に……


■ページ上部へ

第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1956/02/15、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 途中で参りましたので、あるいはお話しがあったかと思うのですが、これを食糧にした場合、食物の嗜好性から申しまして、味とかにおいとかはどうですか。
【次の発言】 関連してお伺いしたいと思います。先ほどの佐々木委員の質問に対しまして、いわゆる濃縮ウランが二十五ドルとか二十八ドルとか云々ということについて、佐々木政府委員の説明があいまいだと思うので、端的に一つ答えてもらいたい。アメリカが日本に濃縮ウランを持ってくる、こういうことは、商売として持ってきておるのか、特別な意図、ある政策として持ってきておるのか、その点をはっきりしていただきたいと思う。

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第18号(1956/04/04、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 日本がアメリカとソ連との谷にあるといいますか、アメリカがビキニで実験をすれば表日本の方へ、またソ連が実験をやれば裏日本の方へ灰が降ってき、放射能の雨が降る、こういうような状態であります。先日の新聞によると、何か五万カウントの放射能を含む雨が降ったというようなことをいわれておるのですが、今日までこれらに対する基礎的な調査の組織というものがなかったということが、私どもは遺憾だと思うのです。政府としては、むしろこういうような状態について、国民からその被害を隠すような状態にあったのじゃないか、このように思うのであります。そこで、これは原子力局長にもお伺いするのですが、きょうここにもら……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第25号(1956/05/30、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連して、一言お伺いいたします。大臣がただいまのような御答弁をなさるならば、われわれは聞かなくちゃならぬ、こういうことになるわけです。いつだったか忘れましたが、議事録を見ていただいてけっこうだと思います。大臣は、本委員会において、私は原子力委員長であります、あくまでも、その上に立って研究所の敷地を考えていくのだ、武山は最適地であると明確に御答弁になっております。ところが、ただいまのお話ですと、初めから疑問を持っておった、こういうことで、すぐに大臣の考え方が豹変するというようなことならば、私はこの重要な科学技術振興の今後の問題について、大きな疑惑を持たざるを得ないのであります。……

第24回国会 科学技術振興対策特別委員会 第26号(1956/05/31、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいま特別委員会を常任委員会にして、科学技術振興についての強力な施策をやる、あるいはまた、技術庁の将来の問題についても力強い決議がなされたのでありますが、それだけに、なお今後この長官であられる正力国務大臣のお考え方なり、進まれ方について、われわれは強い希望とまた要請をいたしたい、こう思うわけであります。先ほど来、堂委員の質問に対する大臣の答弁といいますか、大演説を聞いておりますと、なるほど大臣の強い信念はけっこうだと思うのです。しかしながら、話を聞いておるときに、私ひょっと頭に浮んだことは、何だか戦時中の講演を聞いておるような感じも受けたわけであります。というのは、強い信念……

第24回国会 商工委員会 第6号(1956/02/16、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連して一言だけ……。ただいまの加藤委員の質問に関連いたしまして小さなことですけれども一つこの際お尋ねいたします。と申しますのは、兵庫県の西脇市を中心とする多可、加東、加西、いわゆる播州織物業界の問題でございますが、この問題につきましては、本年の一月十三日に、当委員会においても首藤委員から、あるいは業界代表の遠藤参考人からもいろいろと業界の苦況を訴えております。そのときに、きょうお見えになっていないかと思いますが、湯川外務省経済局長は、「経済外交の面ではできるだけこういった制限措置をやめる、日本の輸出振興というものが円滑にいくように今後も努力したい、こういうふうに考えておりま……

第24回国会 商工委員会 第12号(1956/03/06、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 議事進行について。国会法によりますと、委員会の成立定足数は二分の一と称しておりますが、ごらんの通りの状況であり、ことに与党の諸君は数名しか出ておらない、しかも時間は四時半にもなっておりますので、本日はこれで散会せられまして、明日あらためて定足数をもって開会されんことを希望いたします。

第24回国会 商工委員会 第13号(1956/03/07、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま提出されました附帯決議に若干の意見を述べて賛成をいたしたいと存じます。  今日の中小企業の実情を見ました場合、現政府の大資本擁護の政策、すなわち、今日次々と出されているところの経済立法は、独占禁止をその一角から切りくずして、公正取引委員会を骨抜きにするような法律案ばかりであります。この結果、そのしわ寄せを受けて中小企業は経営難に陥り、その生存が一般から社会問題のように取り上げられるほどやかましく言われているような実情でございます。このときに当りまして、中小企業がみずからの力をもって、互いに助け合ってみずからの企業なり生活を守るためにそ……

第24回国会 商工委員会 第14号(1956/03/08、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 特定物資の輸入に関する法律案につきまして、いろいろとお伺いいたしたいのでありますが、その前に、この法案は外資の割当が骨子になっておりまして、外資割当の問題について実は大臣がおられたら若干質問いたしたいと思っておったのですが、次官でもよろしゅうございますから御答弁願いたいと思います。  実はここにおられる方々は、十日ほど前にこういう陳情書なるものをもらったか見ておられると思うのですが、この陳情書は外資割当が原因で、手編み毛糸が非常に高くなったということを陳情したものでございます。外資の割当てられたものがやみに流されておるというところから、いろいろと問題があるということを訴えてお……

第24回国会 商工委員会 第16号(1956/03/13、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいまの松尾委員の質疑に関連いたしまして一言お伺いいたします。というのは先ほど松尾委員の質問に大臣は、実行可能なもの、すなわちココムの規定に従って出せるもの、入れられるものをやるのだ、このようにお答えになったわけであります。それはココムの改正ということについて努力をしようというお気持がないということを示しておりますが、今日中小企業その他の振興のためには中共貿易を伸ばさなくちゃならない、こういうことは常識であります。ところが大臣はココムに従うと、あくまで消極的な態度の御答弁をなされておりますし、また後ほどでは拡大のためにというふうに言われておるのですが、そういうような点につい……

第24回国会 商工委員会 第17号(1956/03/14、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 議事進行。先日来われわれは発言を求めまして、国会法の定める定数をもって委員会を運営せられるよう申し合せたはずであります。しかも本日は、御多忙の中を参考人に来ていただいてわれわれは意見を聞いておるわけです。ところがこう見ましたところ、野党の方は半数の定員を確保しておる、しかるに与党の方は野党より少い四、五名というような状態では、私来ていただいた参考人の方にも相済まないと思う。従いまして、直ちに定数を満たしていただくように要求いたします。
【次の発言】 時間もないようでありますので、端的に御質問をいたしたいと思います。私は並川さんと、福田さんにお尋ねをいたしたいと思う。このバナナ……

第24回国会 商工委員会 第20号(1956/03/20、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいまの質問答弁に関連してお尋ねいたします。先ほど次官は都条例の改正については知らない、このようにおっしゃったのですが、それならば先ほど佐竹委員が河野農林大臣に御質問の際に読み上げました、昭和三十年農経五、〇四二号、昭和三十年十二月十四日に農林大臣から安井都知事あての「バナナの輸入方式に関連する取引について」という中に、今般政府においては農林省通産省両省合意の上台湾産バナナの輸入方式につき別紙の通り行うことにしましたが云々ということになっておる。こういうような、全然通産省自体が知らないのを農林省が合意の上こうやったというように書いて通牒を出されたのかどうか。こういうことは全……

第24回国会 商工委員会 第21号(1956/03/22、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 先ほどの質問に関連して端的に一言だけお伺いしたいと思います。今回のバナナの入札制度につきまして、いろいろとこれが問題を起しておるということは、従来の質問等で御承知だろうと思う。ことに輸入の秩序を乱したということと、それから市場の秩序を乱したということ、そのためにバナナの方に、いわゆる他の青果物等の資金も吸収せられて、市場におきましてはいわゆる三日払いが原則でありますが、そういうふうなことで金が入らない。従って農産物の生産者あるいは農協等への金の回りが悪いということも聞いておるのですが、こういう事態を起していることにつきまして、農林大臣は一昨日、この方法は公正かつ妥当な方法だと……

第24回国会 商工委員会 第25号(1956/03/30、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 この中小企業振興資金助成法案は、その名前はまことにけっこうでありまして、提案説明によりますと、中小企業等協同組合の共同施設及び中小企業の経営の合理化のための設備を設置するに必要な資金を貸し付けるということであります。従いまして目的、名称はまことにありがたいものでありますが、つぶさに内容を見ました場合に、実は百貨店法案とか下請代金支払遅延等防止法案ともこういう傾向がありますが、名前だけはけっこうですが、いささか羊頭を掲げて狗肉を売るとでもいいますか、何だか間の抜けた点もあるように思いますので、若干の質問をいたしたいと思います。  まず第一にお伺いいたしたいのでございますが、本法……

第24回国会 商工委員会 第26号(1956/04/03、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 先ほど来の質疑に関連してお尋ねいたしたいと思うのですが、先ほどの山本委員のような意見が出ますと、もう一度十日ほどかけて初めからやり直さなくてはならない、このように考えます。  そこで通産大臣にお伺いいたしたいのですが、先ほどの御答弁の中で大臣は、私になってからは、外部から何とか言われたようなことで態度を変えるというようなことはやらない。もしやったことに誤まりがあるなら、直ちにこれは訂正したい、このように御答弁なさっておる。そこでお伺いしたいのですが、まず先刻来問題になっておりますバナナの輸入の問題でございますが、このたび特別な方法をもってあの入札制度にしたということは、これは……

第24回国会 商工委員会 第29号(1956/04/10、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいまの多賀谷委員の質問に関連して一言お伺いいたします。先ほどの川上局長の御答弁によると、今多賀谷委員が質問いたしましたいわゆる下流増の問題と、たとえば駅ができてその付近が利益を得る、この問題とは、質的には違わない、しかし量的には大きな利益を受けるのである、こういうふうにもとれるのでありますが、この二つの問題はいわゆる質的には同じと考えておられましても量が違う、いわゆる受ける利益の量がうんと大きいからということになるのですが、もしそうだとするならば、量の点において何を基準にして、どの程度ならばこういうことが考えられるとおっしゃられるのですか。

第24回国会 商工委員会 第31号(1956/04/12、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 計量法について一、二お尋ねいたしたいと思います。まず最初に、本法は昨年の二十二国会で一部改正せられたのでありますが、あのときに問題になりましたいわゆる計量検査の地方移管といいますか、手数料の地方移管の実施後の状況について、われわれあの当時若干心配もしておったのですが、どういうような経過をたどっておるか、御説明願いたいと思います。
【次の発言】 ただいまの局長の御答弁によりますと、改正後の実施に当っては支障がない、こういうことでけっこうだと思いますが、あの当時地方差ができないようにというような附帯決議をつけたと思うのです。それのことについて、何か特別な行政措置が講じられたことが……

第24回国会 商工委員会 第32号(1956/04/13、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 何か大臣が月曜日には見えない、こういうことですから、大臣に一、二の点をまずお伺いしたいと思います。私先日下請代金の支払い遅延防止に関連いたしまして、本会議で質問いたしましたときに、大臣は自民党のいわゆる政府案には欺瞞性なんかない、百貨店法を社会党案と比べてもらえばよくわかる、こういうように答弁せられたのですが、私、社会党案と政府案を見ました場合、政府案はただ売場面積と出張所、支店の規制、それから一、二の顧客の送迎に対する行為について勧告できる、こういうような点だけうたっておりまして、たとえば公正取引委員会の過去二回にもわたって勧告いたしましたような不公正な取引、いわゆる問屋と……

第24回国会 商工委員会 第34号(1956/04/17、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 日本社会党を代表いたしまして、ただいま提案になりました修正案に賛成の意見を述べたいと思います。  しかしながら、われわれは心から満足な気持で賛成の意見を述べておるものではないことを冒頭に申し上げたいと思います。  社会党といたしましては、すでに二十二国会において、百貨店法制定の強い熱意をもちまして、社会党が百貨店法を提出いたしましたことは御承知の通りであります。それが最終日において砂糖法案等とからんでこれが審議未了、廃案になったことは、まことに遺憾のきわみであります。このことあるを予想いたしまして、百貨店業者の方はどんどんと新築、改築をいたしていることも御承知の通りであり、昨……

第24回国会 商工委員会 第35号(1956/04/18、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 先ほど多賀谷委員からも詳細な質問があり、また時間の制限もありますので、簡単に一、二先生にお伺いいたしたいと思います。  六条の二の規定と不当利得の関係でございますが、不当利得の構成要件のうちの、利得の法律上の原因なくして生ずること、こういう問題なんですが、下流の施設者が水を使うというか、これによって利益を受けることは、いわゆる水利権というか、許可をもらって、その許可に基いてやっておるわけで、法律上の関係があると思うのですが、その点はどうなんでしょうか。
【次の発言】 許可の範囲において水を使用する場合でもそういうことになるのですか。

第24回国会 商工委員会 第36号(1956/04/19、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいまの質問に関連してお尋ねいたしますが、アメリカの綿製品の輸入制限につきましては、当委員会においても、本国会に入りましてからも一月十三日に一回、それからその後また一回、ことに撻州織の問題等を取り上げて質問をし要請をいたしました。そのときは通商局長もそういうことについて善処いたしますと答えております。また大臣も同じような答弁をせられたと思います。ところが今の御答弁によると、その後何ら答弁内容が変っておらない。実際具体的にどのように善処しておるのか。あのときに私は、アメリカも相当日本にむちゃなことを言うてきておるのだから、こちらも少々腰を入れてやってもよいのじゃないかというこ……

第24回国会 商工委員会 第37号(1956/04/20、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいま御厨、大館両参考人は、いわゆる親会社の立場から、この法案についての参考意見を聞かしていただいたわけなんですが、お二人とも大体趣旨には賛成である、だが運営についてよく考えてもらいたい、ことに大館参考人からは、書類報告あるいは立ち入り検査等の問題についてよく考えてもらいたい、こういうような御意見があったわけなんですが、御厨参考人の方からは、運用について考えてもらいたい、こういうようなことだけであって、別に具体的な意見は出てなかったのですが、まず運用について、大館参考人と同じようなお考えか、それとも特例に何かこの運用について御意見があるのか、聞かしていただきたい、

第24回国会 商工委員会 第38号(1956/04/24、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 先日の質問に引き続きまして、松尾委員の質問の下請を二つやりたいと思います。大体こういう法律を出して下請代金の支払いの遅延を防止するということの第一番の理由といいますか、流れていく末は、結局下請の金融の問題だと思う。そこで、下請関係の企業者の金融の問題について若干お伺いいたしたいと思います。  先日も申し上げたように、いわゆる台風手形、お産手形といったような手形をもらってやっておる、しかもこれらの零細な企業者が常に大資本を擁しておるところの親企業に対して百万円近い下請代金の債権を持っておる、しかもその下請業者は日歩五銭といったような高利の金を借りて運転しておるというような実情で……

第24回国会 商工委員会 第39号(1956/04/25、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、本法案に賛成の意見を、若干の希望をつけながら申し上げたいと思います。  本法案は、昨日衆議院の本会議を通過いたしました百貨店法案とともに、中小企業保護のための画期的な立法とも言えるのでありますが、百貨店法案とともに、わが社会党が昨年の二十二国会に提出したのが、今日この法案が政府案として出された動機を作ったものと考えるのであります。現在の内閣がこの画期的な法律を提出するという動機を与えたのがわが社会党であるということに対して、われわれは一つの優越感を感じておるわけであります。  しかしながら私この法案の最初に質問をいたしましたときにも、羊頭を掲……

第24回国会 商工委員会 第42号(1956/05/02、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は原皮の輸入の問題について少しお伺いいたしたいと思います。先日来の疲れもありましてあまり用意もしてありませんので、これは委員長に一応法案の審議を終りましたらまたこういう機会をもっと与えていただくことにして、きょうは大臣もくたびれておられると思いますので、簡単にお伺いいたします。  原皮の問題につきましては、これは戦争中は軍需品として、戦後は二、三年輸入が禁止せられておった、その後輸入ができるようになって、昭和二十六年ごろにはたくさん入ってきまして、これが思惑輸入というようなこともあり、その結果内地の原皮の生産業者にも相当大きな影響を与えた。それで私の見ておるところでは、数字……

第24回国会 商工委員会 第46号(1956/05/10、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 ちょっと関連してお尋ねいたします。今重工業局長は、本法の実施によって影響を受ける関連産業、すなわち紡機機械メーカーについての対策、これについては、本法の実施の上に立って対策を考えたい、しかじかのことをやっておるというお話があったと思いますが、これについて特別な立法か何か考えておられるのか。あるいはそういうことであるならば、この本法の審議と並行してこれを行うというような準備はされていないのか、それをお伺いいたします。
【次の発言】 最善の措置をといったような抽象的なお答えだったと思います。この法律が実施せられた場合に受けるところの影響はわかっておると思う。従ってこれの審議に当っ……

第24回国会 商工委員会 第48号(1956/05/14、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 この繊維工業設備臨時措置法案は、一昨年の秋ごろの情勢の上に立って繊維産業総合対策審議会の答申に基いて作られたものである、こういうことなのですが、前にもこれに似たような質問もあったかと思いますが、その後繊維業界なり繊維製品の価格等は昨年の秋からこちら相当変ってきておると思う。この法律案を見たときに、合理化のため、こう言われておりますが、全般を通じて受ける感じは、不況カルテルの強化だと思うのです。そこでそのように繊維業界の情勢が昨年秋よりか変ってき、むしろ値上りの傾向を示しているというときに、このような不況カルテルというか、カルテル強化ということが望ましいことかどうかということに……

第24回国会 商工委員会 第51号(1956/05/17、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 先日質問いたしました際に、労働省の関係の方がお見えでなかったので保留いたしておりました点を、本日は労働省の失業対策部長が見えておりますので、失業対策部長に若干の質問をいたしたい、このように考えます。失業対策部長にお伺いするのですが、あなたはこの法律が出されているということ及びこの法律の内容については、御承知でしょう。
【次の発言】 この法律を通産省の繊維局が中心で作成せられるときに当って、前もって労働省等についてもあらかじめ御相談なり打ち合せ等があったのでありますか、それともそういうことはなかったでしょうか。
【次の発言】 それではお伺いいたしますが、今まで労働組合といいます……

第24回国会 商工委員会 第53号(1956/05/21、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいま議題になっております繊維工業の設備制限の法案につきましては、先日来いろいろと質問をいたしたわけなんです。その質問過程においても、大体いろいろの方面からお伺をしたのですけれども、まだ一つ明確にならない点がありますので、最終的に一、二の点をお伺いいたしたいと思います。何と申しましてもこの法案が通った場合に、繊維機械製作関係の工場あるいはその下請、これらに関連しているところの労働者に及ぼす影響ということについてわれわれは最も頭を痛めているわけです。それにつきましては、政府委員からいろいろ御答弁をいただいておりますが、まだ明確にならない点がありますので、再度お伺いいたしたいと……

第24回国会 商工委員会 第55号(1956/05/23、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいま議題になりました機械工業振興臨時措置法案につきまして、若干の御質問をいたしたいと思います。  まず最初に、この法案が出る前に、当局としては機械工業事業団という考え方を持っておられて、最初の本年度の予算として三十億円でしたか、そのための費用として予算に計上して要求せられたと聞いております。ところが本年度の予算折衝の際にこの予算が削られたので、今提案になっておるような機械工業振興臨時措置法案というように変った、こういうように考えられるのですが、この予算折衝におけるいきさつ、及び機械事業団という考え方からこの法案に変ったということで、当初当局として考えておられた考え方なり、……

第24回国会 商工委員会 第56号(1956/05/25、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 先日質問中に時間がきまして中止いたしましたので、残っておる点につきまして一、二お伺いいたしたいと思います。先日ちょうど技術の問題についてお伺いしておるときに時間がきたと思うのですが、第六条の三号の技術の制限の項目、これを一つ具体的に、制限ということについてはどういうふうにやられるのか。この中に技術の公開とか技術をお互いに融通し合うというようなことも含まれているのか、そういうことも含めて技術の制限ということを考えているのか、お伺いいたします。
【次の発言】 局長の先日のお話では、日本の機械工業は諸外国に比べて技術的にもおくれておる、こういうお話もありましたので、これの技術的にお……

第24回国会 商工委員会 第60号(1956/06/02、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 中崎小委員長にかわりまして、中小企業に関する小委員会における審議の過程について、概略御報告いたします。  本小委員会は、昭和三十年十二月二十一日に設置され、本年三月三十一日及び四月十四日の二回にわたり会議を開きまして、わが国中小企業の現状について政府委員より説明を聴取するとともに、中小企業対策、特に百貨店問題及び中小企業金融に関し、政府委員及び参考人に質疑を行いました。その審議の要点を簡単に申し上げますと、まず商業部門におきましては、百貨店の設備拡張、また親企業が下請業者間の競争を利用して、取引を不当に聾断ずる傾向等の問題が呈示されましたが、これらについては今会期において百貨……


■ページ上部へ

第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1956/11/29、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいまの件について、委員長に一任することには異議はございませんが、この際、ちょっと希望を述べておきたいと思います。御承知のように、労働組合の組織には総評と全労連がありますが、そのほかになお、中立系組合と呼ばれている組合がたくさんあるということを見ていただきまして、この中立系の組合代表も、参考人として意見を聞くようにしていただきたい、このように思います。
【次の発言】 私は協定書の内容について一、二伺いたいと思います。この協定書は、特殊な商品の賃貸借契約ともいうべきものだと思います。そうするならば、その協定の立場に立って双方が義務と権利を持つ、こういった平等の契約が結ばるべき……

第25回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1956/12/06、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 中山参考人にお伺いいたしたいのですが、中山さんは、先ほどちょっと技能者養成のことについて触れられました。実は、この問題に関しましては、商工委員会の中小企業小委員会におきましても、先日この問題を取り上げてやったのですが、先ほどおっしゃいましたように、技能者養成制度というものは現在あまり活用せられていない、これは事実だと思います。なるほど、言われましたように、労働基準法六十九条ですか、あの徒弟制度廃止の規定に基いてできた技能者養成令によって行われておるということやら、あるいは監督機関といいますか、これが労働者、文部省あるいは通産省等にも関連があるというところから、各官庁間の権限の……

第25回国会 商工委員会 第4号(1956/12/04、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいまの永井委員の質問に関連いたしまして一、二お伺いいたします。今ギンガムという問題が出ましたが、このギンガムの問題につきましては、本年の一月十三日が最初、それから後一、二回にわたりまして、ギンガムの製造を八〇%から九〇%やっておるいわゆる兵庫県西脇地方の播州織工業業界の実情を申し上げて、いろいろと対策を立てていただくよう申し上げたわけであります。そのときに繊維局長もあるいは経済局長からも、善処するとか考慮しております等々の御答弁があったと記憶いたしておりますが、その後具体的にどのような対策を立てていただいたかお伺いいたします。


■ページ上部へ

第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1957/02/21、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は、政府委員と参考人の方々に、一、二の点をお伺いいたしたいと思います。まず第一に、われわれが宇治に原子炉を置くということにつきまして話を聞いたときに、まず不思議に思うのは、先ほど来、大橋参考人あるいは川上参考人等々から述べられているように、ことに宇治の現地におきましては、反対の期成同盟を作ってまでも強い反対をしておられる。だのに、なぜ宇治でなくてはいけないのかということ、もう一つは、この問題に対して、危険度のことについて、専門の学者さんの間に意見が異なっておるということ、この二つについてわれわれは疑問に思ったわけであります。そこで、まず緒方局長とそれから児玉参考人にお伺いい……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第7号(1957/02/28、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 簡単に今の岡委員の御質問に関連してお伺いしたいと思います。宇治の研究用原子炉設置の問題で、ただいま大臣は文部省に、委託をして云々というようなことをおっしゃったのですが、この点についてもう一度確かめておきたいのです。この宇治の研究用原子炉設置の問題について、原子力委員会それから文部省、関西の準備委員会の関係はどのようになっているのですか。
【次の発言】 もって具体的にお伺いしたいと思います。先日、委員会におきまして、この問題について参考人及び政府委員から意見を聞きました。宇治のこの件につきまして伏見参考人と児玉参考人、文部省の緒方局長、この間に意見を聞いたのですが、同じ準備委員……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第19号(1957/03/26、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 参考人にお伺いする前に、政府にちょっとお伺いしたいのです。この技術士法によって、試験に合格をして、登録をする。こういうことでいきますと、大体従来の弁護士とかあるいは計理士、こういうのと同じように、そういう計理士会、あるいは弁護士会があるように、技術士会というのがあって、この試験に合格すれば別に従業者として看板を掲げて、どこかからの技術指導なり設計等の依頼を受けて仕事をしていく、こういうことになっていくのじゃないかと思うのです。そうすると、先ほど齋藤委員から御質問がありましたように、ただ一本の試験でいくのか、それとも機械とか電気とか、こういうように分けて試験をして、たとえば従来……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第20号(1957/03/27、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連して。今、所管外だからということですが、その関係の方はおられないのですか。私のお伺いしたいのは入る試験のときに、事務官と技官に対して何パーセントぐらいの競争率で人が来るのか、そのうち、入った中で今度は事務官と技官とでいわゆる法文系と技術系で、かりに十人入ったとして、同じ十人のうち何人ぐらいが課長になり、部長になり、局長になるのか、そういう統計はございませんか。
【次の発言】 私の質問に対しては、どうなるのか。
【次の発言】 松村任用局長にお伺いしたい。先ほど来参考人の御意見を聞いておりまして、たしか田中参考人ではなかったかと思うのですが、そのほかの参考人も言われたと思いま……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第21号(1957/03/29、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 先日参考人からいろいろと意見を承わり、それに関連して人事院関係の局長さんに質問したのでありますが、なお今日総裁が見えておりますので、一、二点だけちょっとお尋ねしたい思います。今度の給与の改正に当りまして、公務員の諸君が、これは不合理であり、職階級制の強化であり、かつての高文制度の復活である、逆コース的だ、こう言って大きな反対をしていることは、総裁も御承知の通りであります。なお先日の参考人の御意見を聞きましても、従来でも法文系に対して技術系は不遇であった。しかるに今度の給与の改正によれば、なお研究員等技術系統の者がますます不利になる、こうお答えになっております。ところが、人事院……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第26号(1957/04/09、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいまの齋藤委員の御質問に関連してお伺いいたします。これは齋藤委員がお尋ねしたのかと思いますが、本法案の最初の審議会の答申ですかの場合には、今、問題になっておりますエックス線、放射線を含む、こういうことになっておったのが、今、除かれておる。それが今の御説明では核分裂によらないから、人工的に出すものだから含まないのだ、こういうような御答弁のようなんですが、しかし人工的であろうがあるいは自然的であろうが、出てくる放射線の障害というものは同じじゃないですか。
【次の発言】 この法律の目的が、放射性同位元素等による云々となっておりますので、もちろんエックス線が人工的に出されるものは……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第27号(1957/04/12、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連して。私も大体今の岡委員と同じような趣旨の御質問なんですが、先ほど岡委員もおっしゃっておりましたが、この法律の最初の原案といいますか、何か審議会からの答申のときには、エックス線の放射線も含まれていた。ところが、そのときは名前が同位元素ということでなかったと思うのですが、その後同位元素という名前に変りまして理論的にはエックス線、放射線は同位元素から出る放射線と理論的には違う、こういうようなことから除かれたような説明を受けたわけです。しかし、先生方、ことに医学の立場から、いわゆる同位元素、たとえば燐三二、コバルト六〇等から出る放射線とレントゲンから出るエックス線と、受ける力の……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第41号(1957/08/10、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 この原子発電炉の受け入れにつきましてのわれわれ社会党の考え方は、去る七月の二十六日委員長へ申し入れた通りであります。そういう立場からこの問題について、一、二の御質問をいたしたいと思います。  まずお伺いいたしたいのは、これは原子発電と申しましても、やはり電力全般の上に立って考えねばならないと思うのです。そこで、きょうは実は通産省の公益事業局長にも出てもらうように言っておったのですが、何か会議の都合で出られないそうですけれども、現在、政府では、電力行政についての基本的な方針がまだはっきりしていないのじゃないかと思うのです。たとえば、現在の九電力会社を四つのブロックに分けるかどう……

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会 第42号(1957/09/17、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連してお伺いいたします。大臣は研究ということにえらい力こぶを入れられておるのですが、それならば日本原子力研究所法の第一条を一つ読んでいただきたいと思います。研究を主として行うならば、原子力研究所は日本の原子力の開発研究を総合的かつ効果的に行うために、設直せられたのでありますから、なぜ原子力研究所においてまずそれを取り上げられないのか。
【次の発言】 さしあたりということならば、今度できる受入れ会社は暫定的なものですか。それから予算等もあってこういうことを言われておりますが、それでは日本原子力研究所においてそれをやらさなかったということは、予算が一番の原因なんですか。今の説明……

第26回国会 商工委員会 第6号(1957/02/22、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は通産大臣その他政府委員に中小企業の対策について質問をいたしたいのですが、その前にちょっと一言だけお伺いしておきたいと思います。  それは最近の新聞に出ております記事のことですが、アメリカの商務省では二月の十九日に、二月の十六日以後鉄くずの輸出申請を許可することを停止した、こういう記事が出ております。御承知のことと思いますが、この鉄くずの輸出禁止、これが日本にどのような影響を与えるであろうか、日本は今までアメリカから大体どの程度のくず鉄を輸入しておったか、それからこの輸出禁止の処分に対して、日本としてはどのような手を考えておられるか、そういう点についてお伺いいたしたいと思い……

第26回国会 商工委員会 第14号(1957/03/15、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいまの田中利勝委員の質問に関連してちょっとお伺いいたします。  先ほど来田中利勝委員が申し上げておるように、また御答弁にあったように、相当綿製品なんかは生産過剰となるだろう、こういうふうなことが予測せられるわけなんです。そこでいつも申し上げることですが、アメリカとの貿易の関係です。アメリカが輸入制限をしておりましたことについて相当努力をするというようなことが何回もこの委員会において言明をせられましたが、その後どうなっておるのか。それから本年度の話し合いはついたと思うのですが、その結果はどのようになっておるか、お伺いいたします。

第26回国会 商工委員会 第19号(1957/03/27、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 参考人に御質問する前に、政府委員にちょっとお尋ねしておきたいのですが、先ほど鈴木参考人は、とにもかくにも早く日ソ通商協定を結ぶべきである、こう申されており、田辺参考人は、ソ連との貿易の拡大と正常化は日本経済にとって大きな問題である、こういうように言われております。各参考人の御意見を総合いたしましても、日ソの間に国交が回復し、議定書が効力を発した今日、一日も早く通商協定を結ぶべきである、こういう意見でございます。そこで松尾通商局長にお伺いいたしますが、先ほど来の参考人の御意見では、とにもかくにも早く通商協定を結べ、むしろ遅巧よりも拙速をとうとぶといいますか、ともかく早くしろと言……

第26回国会 商工委員会 第24号(1957/04/09、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 組合側の事実関係だけを申し上げるとそういう点があったということは、すなわち当時の夏川社長は労働組合の組織を心から認めるというような点には、当時まだその心境に達していなかった、こういうことを意味しておるのでございますか、いかがでございましょうか。
【次の発言】 それはあとでまた夏川現会長にお伺いしたいと思っておりますが、とにもかくにも中労委のあっせん等によりましてあの争議も解決したわけですが、さてその解決のときに当って一体どのような条件をつけて解決をせられたのか。その解決の動機が――これはまた心境はわからないとおっしゃるかもわかりませんが、夏川社長がほんとうに組合を認めるとかあ……

第26回国会 商工委員会 第25号(1957/04/10、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 審議に入る前に、言議事進行について発言を許していただきたいと思います。  私、まだ国会に出てから日が浅うございますが、その日の浅い私の体験をもってしても、きのうの午後の委員会ほど、感じが悪いといいますか、ふに落ちない委員会はなかったと思うのです。金融資本が産業資本に対して支配をやっている、こういう問題についてはもちろんわれわれも等閑視できないと思うのです。ところが参考人を呼び出して、現在、公正取引委員会において審理が進行中であり審決を前にしている事件について、何らかの方法で公正取引委員会に圧力をかけるがごときことをやられたということは、その裏に多大の政治的な意図があったのでは……

第26回国会 商工委員会 第27号(1957/04/17、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 ちょっと今の大臣の御答弁に関連してお伺いいたします。大臣は今多方面の意見を聞いた、こう  いう御答弁をいたされましたが、どう  いう方面の意見を聞かれましたか。たとえば消費者関係の意見を聞かれましたか、それに対して消費者関係はどのような意見を述べたかお伺いいたします。
【次の発言】 大臣、先ほど各方面の意見を聞いたとおっしゃったんでしょう。そうすると各方面の意見を聞いたということを聞かれたわけですね。そういうことでしょうね、直接聞かれたわけではないのでしょう。
【次の発言】 私がお伺いしておるのは、各方面の意見を聞いた、こういうことでございました。この法律が通過するならば、中……

第26回国会 商工委員会 第28号(1957/04/19、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 最後に一言だけ長谷川次官に確かめておきたいと思います。長谷川次官は先ほど、通産省としては競輪は将来廃止する考えを持っていない、こう言明せられました。そこで先ほど来問題になっております参議院の商工委員会の附帯決議、すなわちすみやかに禁止もしくは制限せらるべきであるという附帯決議に対して、長谷川次官の先ほどの発言は、この参議院の附帯決議を無視していないかということだけを確かめておきます。

第26回国会 商工委員会 第31号(1957/04/24、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 きわめて簡単に御質問いたしたいと思います。まず最初に城戸参考人にお伺いいたします。あなたは先ほど、中小企業の現在の苦しい状態は、大企業からのしわ寄せと中小企業相互の過当競争にある、従ってこれを救済する方法として自主的な調整を行うことが必要である、こうおっしゃったのであります。そうするならば、今皆さんに意見を求めております政府提出の中小企業団体法案とわが社会党提出の中小企業組織法案を比べた場合に、たとえば政府提出の団体法案は強制加盟とかあるいはアウトサイダーに対しては刑罰をもって臨むとか、ああいったようないわゆる法律による権力的な規制が入っておるが、社会党の組織法案の方は、たと……

第26回国会 商工委員会 第38号(1957/05/13、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 合成ゴム製造事業特別措置法案に関しまして若干の質問をいたしたいと思うのですが、実はあるいは今までの同僚委員の質問と重複する点があるかとも思いますが、その点は御了承願いたいと思います。  まずお伺いいたしたいのですが、この法律によると、まず開銀が出資をする、そして一年後に政府の出資に切りかえる、こういうことになっておるのですが、なぜこのような回りくどいことをやられたのか。いうなれば、私生子を生んでおいてあとで認知をする、こういったような感じを受けるわけです。それならば最初からなぜ嫡出子として生まないのか。なぜ私生子として最初生ましておいて認知をするといったような、回りくどい方法……

第26回国会 商工委員会 第39号(1957/05/14、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいま上程されました下請代金支払遅延等防止法の一部を改正する法律案の提案理由の御説明を申し上げます。去る二十四国会で成立を見ました下請代金支払遅延防止法の施行後心経緯を見まするに、一般に好景気がうたわれた経済の情勢にもかかわらず、下請代金の支払い遅延は依然として改善されず、また下請出金の額が不当に低く押えられているため、そのしわは結局下請事業の労働者の賃金に寄せられ、大企業と中小企業における賃金格差はますます大きく開きつつあるのであります。すなわち、法の施行後本年の二月までにおける下請代金の支払い状況を公正取引委員会の実態調査によって見まするに、一千の下請工場のうち今なお半……

第26回国会 商工委員会 第40号(1957/05/15、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 機械工業振興臨時措置法の一部改正法案と、それから電子工業振興臨時措置法案について若干の御質問をいたしたいと思いますが、先に機械工業振興臨時措置法の改正法案について御質問いたしたいと思います。  まずこの法律は昨年国会を通ったわけでございますが、その後の実施状況についてお伺いいたしたいと思います。当時、たしか十八種目を指定する、そういうことであったと思いますが、実施後の状況を見ますと、うち十五種目が計画が実施せられて、あと三種目はまだ手がつけられていないというような状況のようですが、この手をつけていられない三種目はどういうわけでおくれたのか、それから十八種目のうちで順次取り上げ……

第26回国会 商工委員会 第42号(1957/05/18、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいま可決せられました電子工業振興臨時措置法案に対し、委員各位の御了解を得まして、自民党及び社会党の共同提案になる附帯決議を提案したしたいと思います。  まず案文を朗読申し上げます。    電子工業振興臨時措置法案に対する附帯決議案   政府は、本法の施行にあたり、電子工業の重要性に鑑み、次の点に特に留意すべきである。  一、資金の確保については、単に合理化資金のみならず、製造技術の向上、新規製品の工業化及び検査設備等、電子工業振興に必要なあらゆる資金の確保に努めること。  二、国内電子工業振興育成のため、今後外国との技術提携にあたっては、慎重な考慮を払うこと。  三、電子……

第26回国会 商工委員会 第44号(1957/06/24、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 先ほど先輩の佐竹委員から指摘せられましたが、政府の放漫な財政政策、特に本年度の予算審議に当りましても、われわれはインフレを助長する、こういうふうに主張したのですが、池田大蔵大臣はそういうことはない、こう一人でがんばっておりましたが、事実そういうふうに現われてきたので、政府はあわてて三月、五月に公定歩合の引き上げをして資金の引き締めをやった。そのときにすでにそういうことをやれば中小企業に金融の面その他から大きなしわ寄せがくるということはわかっていた。ところが先ほど大臣の御答弁を聞いておると、そういうことをしたので中小企業に顕著に現われてきたからこうした、こういうようなことをおっ……


■ページ上部へ

第27回国会(1957/11/01〜1957/11/14)

第27回国会 科学技術振興対策特別委員会 第3号(1957/11/09、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 先ほどの佐々木君の質問に関連をいたしまして、一言お伺いしたいと思います。法制局の方にお伺いしたいのです。参考人と法制局との見解の相違は二点ありますが、一番大きいのが電源開発促進法第十三条三号の、いわゆる火力の中に原子力を含むか含まないか、こういうところにあると思うのです。法制局の方は含むという解釈のようですけれども、電源開発促進法は二十七年の七月に成立した。それならば、この電源開発促進法制定の当時すでに火力の中に原子力を含むということを立法者は考えていたか。その当時火力というものの中に原子力というものは考えていなかったと思う。もし考えていたならば、原子力ということもあわせて記……

第27回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号(1957/11/14、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 時間もないようですし、御病気の由ですから、簡単にお伺いしたいと思います。  まず第一に、先日設立を見ました日本原子力発電株式会社と、これに関連して、大臣が本委員会において述べられたことと若干食い違っておるように思いますので、その点をお尋ねいたしたいと思います。  大臣は、九月の十七日の本委員会におきまする松前委員の質問に対して、この受け入れ方は、すなわち今までできております原子力発電株式会社の点につきまして、「私は先ほど申し上げました通り、これは電力の供給もあるが、研究ということに重きを置いておるということでありまして、従って、これは試験的のものであります。」こういうようにお……

第27回国会 商工委員会 第1号(1957/11/07、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は日本社会党を代表し、ただいま議題となりました中小企業年末金融対策に関する決議案に賛成の意見を述べ、あわせて若干の希望を申し述べたいと存じます。  中小企業が、わが国産業構造の中にあって、きわめて重要な地位を占めていることは、今さら申し上げるまでもないことで、中小企業は、わが国産業の基礎であるにかかわらず、わが国産業の発展は、常に中小企業の犠牲の上に行われてきたことは、すでに御承知の通りであります。そこで、わが社会党は、この資本主義経済の発展の歴史的事実にかんがみ、常に中小商工業者の味方として、その保護発展に留意し協同組合組織の強化、資金面の打開、租税の減免あるいは産業分野……

第27回国会 商工委員会 第5号(1957/11/12、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 加藤委員の質問に関連して一、二お伺いいたしたいと思います。  今回のこの事故は、先ほど話が出ておるように、本人たちの何ら過失の伴わないところの事故であります。そうして、一夜のうちに平和な家庭が、長男一人を残して全部死んでしまった。これが何ら本人たちの過失でもなければ、意識もしていない、無意識のうちにこういう事故が起った。それが戦時中の不使用管が原因ではなかろうか、こういうことですが、そうするならば、この戦時中の不使用管といいますか、現在使用していないところのそういった管が、まだ都内に各所にあるのじゃないかと思いますが、そういう調査はできておるのか。もし、そういうところがはっき……


■ページ上部へ

第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第2号(1958/02/06、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 先ほどの岡委員の御質問に関連して、一言だけ希望を述べて、御意見を承わりたいと思うのです。今、外国との技術提携あるいは技術導入の問題が出ておりますが、今、岡委員が申されましたように、各会社が、いわゆるもうけんがための技術提携、技術導入をやっているということは明らかであります。正力大臣は、読売新聞がかって出された「日本の婿殿」という本をお読みになったかどうか。あれを読むと、技術提携ということによって、日本の産業はまさにひさしを貸しておもやをとられるという状態である、将来は憂うべきものであるということに結論がきておるわけなんです。そういうような観点から見ましても、またあるいは電子工……

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第6号(1958/02/19、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連して。私が後ほど岡田参考人その他の参考人の諸先生にお伺いいたしたいと思っておりました点をただいま中曽根委員が御質問せられまして、話題がそこに参っておりますので、この際関連して一点だけお伺いいたしたい、このように思います。  岡田先生は、先ほどの参考意見を述べられました結論といたしまして、日本の研究は率直にいって立ちおくれである。しかし阪大の新放電装置の完成に続き、日大、電気試験所でも強力な放電装置の新設が計画されているようであるから、協力態勢を強化できれば、日本の研究陣も決して微力ではない。こういうふうにおっしゃっております。そこでこの協力態勢とか、そういう組織について、……

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第12号(1958/03/18、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 参考人の方々に、二、三の御質問を申し上げたいと思います。まず最初に、安川参考人にお伺いをいたしたいと思います。今回のイギリスへ調査に行かれました目的は、どういうところにありましたか。もちろん動力炉を輸入して原子発電をする経済的な立場から行かれたのだと思うのですが、先ほど武藤参考人は、経済的な面ではなくて学術的な面から渡英した、こういうようなお話もありました。今回の調査団の行かれました目的、並びに一昨年石川調査団が行きましたが、それとの関連等についてお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 簡単に私質問しますから、時間もないようですからお答えも簡単でけっこうでございます。  ……

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第13号(1958/03/26、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 今、運営について簡単な説明を承わったのですが、実ははなはだ失礼な言い方ですが、何か経理上の問題等について、若干うわさ等のあるということを伺っておりますので、ちょっとお伺いいたしたいと思います。  原子力研究所法の第二十六条と第二十七条とに、予算と決算のことについて内閣総理大臣の認可を得なければいけない、こういうようになっております。これは、できましてから一年たって、一回は認可を得ておるわけですね。総理大臣の認可といっても、実際総理大臣自体がやるわけではないと思うのだが、そういう書類はどこで見、どこで検査をしておられるわけですか。

第28回国会 科学技術振興対策特別委員会 第14号(1958/04/02、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 松前先輩は今の答弁で大体了承せられたようですが、私はできません。私は松前先輩と同じような意見を出して、同じような質問を何回か当委員会あるいは予算の分科会等々でも行なって参りました。その都度、やはり各閣僚間あるいは政府委員間の答弁が一致していないと思います。われわれは、原子力発電株式会社に電源開発が出資したということが違反ではなかろうか、すなわち電源開発促進法第十三条の第二項第三号の「火力」の中に原子力を含むかどうかという考トえ方について、含まないという考え方を持っておるのは、その理由は何回も申し上げましたが、もう一度私の考え方を申し上げますと、第一点の理由は、この促進法は昭和……

第28回国会 商工委員会 第4号(1958/02/11、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は、いろいろの面から通産大臣にお伺いしたい点も多々あるのでございますが、どうやら一時まで本委員会におられまして、一時後、予算委員会の方に行かれるそうでございますので、きょうは時間があと十五分ほどですが、その間質問をいたしまして、残余はあすに引き継いで行うことを、まず委員長において御了承願いたいと思います。  そこで、まず第一に大臣にお伺いいたしたいのでございますが、先日の施政方針といいますか、通商産業の重点施策の本委員会における説明の中で、独禁法を検討していきたい云々という言葉がございました。そこで、きょうは、まず独占禁止法につきまして、若干の御質問をいたしたいと思うわけで……

第28回国会 商工委員会 第5号(1958/02/12、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 昨日に引き続きまして、質問を継続いたしたいと思います。  きのう独占禁止法審議会に、消費者団体、あるいは中小企業者の団体、あるいはそれらの代表、農民の団体の代表等は入っていないじゃないか、こういうようにお尋ねしたところ、大臣は村瀬商工中金の理事長が中小企業の代表である、楠見農林中金の理事長が農民団体の代表だ、こういった御答弁をされたのですが、全くもって噴飯ものであり、詭弁もはなはだしいと思います。  そこで、お尋ねいたしたいのですが、独禁法の第一条には、この法律の目的が明示せられてあります。長いからあとの方だけ続みます。ずっと書いてきまして、「以て、一般消費者の利益を確保する……

第28回国会 商工委員会 第8号(1958/02/19、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 次に御質問しようと思っておったのですが、今、永井委員の御質問が、私がお伺いしようと思う点と同じような点でありましたので、関連して御質問いたします。私は大仲参考人にお尋ねいたしたいのですが、大仲さんは、先ほど、今後日本の業界は、欧米の肥料界と大きな競争をしなくちゃならない。しかし、幸いこちらは近距離にあるので、台湾、韓国あるいは中国等に将来大きな希望を持っておる、こういうような御意見があったと思います。そこで、先ほどの永井委員と同じような考え方が浮んでくるのですが、肥料の問題を一つ取り上げましても、あなた方が台湾と前に契約をしておられる。ところが今度中国とやるというような場合に……

第28回国会 商工委員会 第9号(1958/02/20、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 四つの金融機関の代表の方の御意見を承わっておりますと、まず中小企業金融公庫と国民金融公庫の両代表の方の御意見は、大体三十三年度の需要には大丈夫である、こういうような意見だったと思う。あとの商工中金と不動産銀行は、不安である、こういうような意見であったと思います。そこで、まず国民金融公庫の中村総裁にお伺いいたしたいのですが、国民金融公庫は、今まで、二十万申し込めば十五万とか、十万申し込んで八万というように、一割か二割頭を切って貸し付けておられる。これはおそらく資金のワクが足りない。そこで、多くの需要にこたえるために、数多くするために、そうしておられるのじゃないかと思う。だがしか……

第28回国会 商工委員会 第14号(1958/03/06、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいまの永井委員の御質問に対する小笠次官の御答弁、これに関連して一問だけお伺いします。先ほど次官は、日本貿易振興会は、中小企業メーカーの製品の海外宣伝、バイヤーの情報あるいはそれらの見本市の開催、こういうことを世話する。すなわち、中小企業メーカー製品を重点に置いてやるのだ、こういった意味の御答弁があったと思います。だが、われわれは、きのう、実はこの中小企業メーカーといいますか、貿易品をやっておるこういった中小企業、零細企業の代表の人たちに来てもらって、意見を聞いたわけであります。ところが、このジェトロに対するこれらの人の意見は、今日までジェトロから何ら恩恵を受けていない、あ……

第28回国会 商工委員会 第19号(1958/03/19、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 日本貿易振興会法案に関連いたしまして、二、三の質問をいたしたいと思います。政府は、海外貿易の振興に力を入れておられます。これはけっこうなことです。この法案も、それによって出たものであり、いろいろと本委員会へ出されているものも、そういう関連の法案が多いようであります。海外貿易、けっこうですが、そのために、国内の需要を押え、消費を押えて、そして海外貿易をやる。ところが、インドネシアとか韓国に見られたような大きな焦げつきになって、それが結局海外貿易振興の阻害になっておる、こういうような状態もあろうと思うのです。それにつきまして、いわゆるオープン勘定の状態を見ましたら、昨年の十月ごろ……

第28回国会 商工委員会 第21号(1958/03/25、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいま可決せられました日本貿易振興会法案につきまして、この際自民党諸君の御了解を得まして、自民党社会党両党を代表いたしまして、附帯決議を御提案申したいと思います。  まず案文を読み上げます。  一、本会の役員及び運営審議会委員には、出来うる限り民間達識者の参画を求め、本会の業務が官僚的運営に陥らざるよう充分留意すること。  二、本会の海外活動については、在外公館との有機的連繋及び在外商社との密接な連絡に遺憾なきを期すること。  三、政府は、本会の行う貿易振興業務の機動性に鑑み、資金繰りの承認その他の監督に当つては、本会業務の円滑な運営を阻害せざるよう充分留意すること。  四……

第28回国会 商工委員会 第22号(1958/03/26、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 大臣は予算委員会の方に行かねばならぬので、お急ぎのようですから、大臣に一言だけ先に聞いておきまして、あとは関係の政府委員にお伺いをいたします。  先ほど来、各委員から、繊維業界、ことに絹、人絹の不況、こういうことについて、業者の苦しい状況がいろいろと訴えられ、これに対する対策の問題で、質疑を続けられたわけですが、そこで、私かお伺いしたいことは、そういう対策に当って、操短その他が行われるのは、やむを得ないことだと思う。だがしかし、そういう場合に、この絹、人絹不況で、業者、経営者が苦しんでおると同様、そこに働く労働者が、それ以上苦しんでおるということを、よく見ていただきまして、そ……

第28回国会 商工委員会 第26号(1958/04/03、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 この際、天然ガスの料金の問題について、若干の質問をいたします。通産省の公益事業局長が来ていないようですから、次長に、公益事業局の考え方等をただしてみたい、こういうように考えるわけです。と申しますのは、すでに次長も御承知のことと思いますが、千葉県茂原市にある大多喜瓦斯株式会社が、今回天然ガスの家庭用及び工業用の値上げをしようということで、地元住民あるいは市会その他消費者から、大きな反対を受けて、いろいろ問題になっておるわけであります。そこで、お伺いいたしたいのですが、会社がガスの料金の値上げを申請して参りましたのは、一体いつでございますか。それから、その値上げの理由はどういうと……

第28回国会 商工委員会 第27号(1958/04/04、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 関連。  先ほど来、加藤委員から、外国映画の輸入の問題に関連し、あるいはその外貨の割当、それが及ぼす社会的な影響、こういうことについて、るる質問が行われております。ただいま、文部省の社会教育局長は、アメリカ映画の青少年に及ぼす影響、その社会性については、よくないということをお認めのようであります。従いまして、われわれもそう考えておるし、また一般も、そういうことが現在大きく批判せられております。そうなれば、貿易と申しましても、一般の雑貨や日常品を入れるのとは、映画は違うと思います。そういった社会性の問題、ことに青少年に対する教育上の問題、こういう点を、大蔵省は外貨割当に際して、……

第28回国会 商工委員会 第29号(1958/04/09、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいまから、航空機工業振興法案について、若干の質問をいたしたいと思いますが、まず、最初にお伺いいたしたいことは、本法案の第一条に目的、第二条に定義、それから第四条の第二号には「その他航空機工業の振興に関する」云々、こういうようになっておりまして、一応目的をうたっておりますが、この第一条の条文だけでは、もう一つはっきりいたしませんので、お伺いいたしたいのですが、本法の目的はどこにあるのですか、本法制定の目的を、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 ただいまの局長の御答弁によると、輸送機の国産ということが目的だと、そのようでありますが、第一条を見れば、航空機等の国産化の促進、……

第28回国会 商工委員会 第32号(1958/04/16、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 ただいまの松平委員の御質問に対するところの答弁に関連して、お伺いいたします。訓練を英語でやっている、そういうことについて不便であるということは、お認めになっているようですが、なぜ、英語でやらなければならないのか。不便であるということを承知しておられるならば、なぜ変えないのか、なぜ日本語でやらないのか。将来はどういうようにしていくおつもりか、これをお伺いいたします。
【次の発言】 今の局長の御答弁で、大体はっきりしましたが、国際線関係が英語でやる、これは性質上やむを得ぬと思うのですが、国内のローカル線は、日本語でやるようにしてもらいたい。それなら、自衛隊は一体どこのものです。自……

第28回国会 商工委員会 第33号(1958/04/17、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 私は、自民党委員各位の御同意を得まして、ただいま全会一致で可決になりました航空機工業振興法案に対して、附帯決議を社会、自民両党共同で提出いたしたいと存じます。  まず、その案文を読み上げます。    航空機工業振興法案に対する附帯決議  一、本法の目的は、民間の輸送用航空機等の国産化の促進による航空機工業の振興を図るところにあるので、政府は、この趣旨に従って、本法の運用を行うべきである  二、政府は本法の目的を達成するため、航空機工業の技術の向上及び経営基盤の確立等について、適切な振興助成策を講ずる共に、特に当面最も緊急を要する中型輸送機の設計研究及び試作等について、その合理……


田中武夫[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
|27期|-28期-29期-30期-31期-32期-33期

■ページ上部へ

各種会議発言一覧(衆議院27期)

田中武夫[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
|27期|-28期-29期-30期-31期-32期-33期
第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 外務委員会農林水産委員会商工委員会連合審査会 第1号(1955/06/18、27期、日本社会党(左))

○田中(武)委員 今までの質問と重複する点を避けまして、簡単に質問したいと思います。午前中私は関連質問でお尋ねしようとしたときに、午後にしてくれということでありましたので、その点からお尋ねしたい。午前にこの協定と生産性増強のことが問題になりましたが、それについてお尋ねしたいと思います。政府委員の御答弁の中に生産性増強については行政協定が結ばれている、こういう話でありましたが、その行政協定というのはどういうものか御説明願いたい。それから二月に発足した日本生産性本部とこの協定のアリソンの書簡に現われているところの五項三号の日本国の経済の生産性の増進ということの関連をお尋ねしたい。

第22回国会 商工委員会私的独占の禁止並びに公正取引に関する小委員会 第2号(1955/05/21、27期、日本社会党(左))

○田中(武)小委員 ちょっと手伝い店員のことについてお伺いしたい。現在全国で手伝い店員は何人ぐらいおりますか。
【次の発言】 百貨店の労働組合からの話では、二万人ともいわれ、また五万人ともいわれておるわけでございますが、はっきりした実数はつかめていないわけなんでございましょう。私、百貨店の労働組合から聞いたところでは、二万人ないし五万人というようなおよその話なんでございます。いずれにいたしましても、このことについては五千人近い人間が整理されておるわけでございます。公正取引の立場から、手伝い店員についての問題があるのは当然だと思いますが、一面、先ほど委員長も言われましたが、労働問題がこれにからん……

第22回国会 商工委員会私的独占の禁止並びに公正取引に関する小委員会 第3号(1955/05/31、27期、日本社会党(左))

○田中(武)小委員 一、二お伺いいたします。昨年の三月に支払い認定基準を設けて、これの趣旨徹底をはかって、その結果を調査した、その結果はあまりよくなかったので親企業に支払い改善計画を提出せしめて、それの実行方を今監視している、こういうような説明であったと思うのです。この親企業に支払い改善計画を出させる場合に、親企業の方の出してきたものをそのままを見ておられるのか。その計画を出すときに公正取引委員会としてこうすべきであるというような意見を相当述べておられるのか。その支払い計画の決定というものはどういうふうなことになっているのか、この点をお聞きしたい。

第22回国会 商工委員会中小企業に関する小委員会 第2号(1955/06/07、27期、日本社会党(左))

○田中(武)小委員 ただいまの同僚八木委員の質問に関連して一言だけお聞きいたします。大体今の御説明を聞いておりますと、結局は赤字生産になるから操短をやるんだ、こういうことなんです。もしそうだとしたら、先ほど八木委員も申しておりましたが、一月や二月やって根本的な解決になるのか、こういう疑問をわれわれ持っておるわけです。そこで五月、六月の二カ月なのですが、これをやった効果といいますか、それはどういうように今現われつつあるか、そんな点がわかっておりますれば言っていただきたいと思います。
【次の発言】 結局需給関係からだ、こういうことなのですが、供給面だけを押えてもうまくいかないと思う。これは一繊維局……


■ページ上部へ

第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 商工委員会中小企業に関する小委員会 第3号(1956/09/10、27期、日本社会党)

○田中(武)小委員 先ほど来松平委員の中小企業の金融問題に開通いたしまして若干具体的なことでお伺いいたしたいと思います。  実は先日私小委員会の行政視察で新潟県へ参りました際に、新潟県の燕市で御承知のように洋食器の産業をやっておりまして、あそこを視察したのですが、そのときに燕市では洋食器の製造業者が協同組合を作りまして、その協同組合が共同施設を持っております。その施設に対しまして、おそらく中小企業の設備近代化の補助金じゃないかと思うのですが、補助金をもらって設備をして、中小企業の協同組合が共同で資材を購入して、その共同設備で素材と第一次製品といいますか、製品に近い材料を作っておって、各業者に配……

第24回国会 商工委員会日本経済の総合的施策並びに国土総合開発に関する小委員会 第4号(1956/10/12、27期、日本社会党)【議会役職】

○田中(武)小委員長 先ほど調整部長の御説明を聞きながら、ちょっと数字を書いてみたんですが、昨年を一〇〇として本年の上半期を見た場合に、投資の分では一一六・三、消費の面では都市が一一〇、農村が一〇四、物価の面では大体一〇〇を下回っている。雇用の面では一〇九・五、賃金では一〇七・八、こういう数字が、これは説明を聞きながら書いたのですから、若干違っているかわかりませんが、現われてくるのですが、こういう数字の上に立って部長は物価は下回り、そうして賃金は上っている、従って国民生活は安定である、こういったようなはなはだうれしい報告をしておられるのですが、前に経済白書を出されたときに、もはや戦後ではないと……

第24回国会 商工委員会貿易振興に関する小委員会 第3号(1956/02/25、27期、日本社会党)

○田中武夫君 私小委員外でありますが、小委員長の許可をもらいまして、林さんに一言お伺いしたいと思います。アメリカが突然輸入制限をしたために、日本の業界では大へん困っておる、こういうことでありますが、実は私は兵庫県の出身でありまして、御承知の播州織の産地の近くになっております。そこでいわゆるあのギンガムですが、それも年内にすでに輸出準備を完了したのが二千万ヤールあるそうで、現在これが倉庫その他で滞貨になっておる。また一月、二月で生産準備炉全部終っておるのが千三百万ヤールですかある。こういうことで相当これらの問題について憂慮しておるわけでありますけれども、このように突然輸入制限を受けたために、出荷……

第24回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1956/02/20、27期、日本社会党)

○田中(武)分科員 私は大臣と国鉄関係者の方に、小さな問題でありますが一、二お伺いしたいと思います。  まず最初にお伺いいたしたいのですが、国鉄では幹線電化十ヵ年計画というものを昨年末に考えておられたようでありますが、またこの計画の上に立ってたとえばこの間に三千二百八十五キロメートル――第一期間に千六百六十キロメートル、第二期間に千六百十キロメートル電化するのだ、こういうようなことを考えておられ、今年度の予算も要求されたようにも聞いておったのであります。そうすると予算折衝で予算が相当削られたというか、この結果幹線電化に関しましてどのような変更があるか、あるいは影響があったのかなかったのか、その……

第24回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1956/02/22、27期、日本社会党)

○田中(武)分科員 私は住宅の問題について若干の質問をいたしたいと思います。まず最初にお伺いいたしたいのは、鳩山内閣は四十二万戸の住宅建設ということを大きく打ち出しまして、住宅政策を進めたわけでございますが、われわれは当時からこれは無理ではないかというようにも考えておったのであります。そのときに政府の方のお考えでは、政府の施策によるものが十七万五千戸で、民間自力建設によるものが二十四万五千戸、合せて四十二万戸、こういうように習われたのでありますが、過去一ヵ年の実績はどうであったか、予定通り行われたか、もし行われていないとするならば、その行えなかった理由がどの辺にあるのか、そのような点を御説明願……


■ページ上部へ

第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 社会労働委員会法務委員会商工委員会連合審査会 第1号(1956/11/22、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 本議決案に関しまして、商工委員の立場から若干の質問をいたしたいと思うのでありますが、まず最初に基本的な点について労働大臣にお伺いいたしたいと思います。  この法律が三年前に制定されたときには、これは三年間の期限付でありました。ところが今国会でこの議決案が通過いたしますならば、これは恒久立法になります。そうするならば、制定当時よりかより慎重に、より時間をかけて審議する必要があろうと思うのであります。しかるに政府は今度の国会の召集日に、しかも開会式すら開かれていないときに、委員会の審査を省略して直ちに本会議においてこれを議決する、こういったような手続をとられました。もちろんこれは……

第25回国会 商工委員会中小企業に関する小委員会 第1号(1956/12/04、27期、日本社会党)

○田中武夫君 最初に斎藤参考人に技能者養成の実情について若干お伺いしたいのです。  技能養成工は新中を卒業した中からおとりになると思うのですが、新中を卒業してお宅の会社へ入社する中に、技能養成工として入る者と、そうでなく直ちに現場へいく者と二つあるのでしょうか、いかがでしょう。
【次の発言】 それは今のお答えの通りでしょうが、ほかに新中を出て一緒に入って、一方は技能養成工、一方は直接現場へいくというような採用をやっているところがあるか、御存じでしょうか。
【次の発言】 私のお伺いしておるのは、中小企業の中にもあるかと思いますが、その会社なり工場に養成所があって、一緒に同じように学校を卒業した中……

第25回国会 商工委員会日本の経済と国土開発の総合的施策に関する小委員会 第1号(1956/12/03、27期、日本社会党)

○田中(武)小委員 若干質問したいと思います。今いただきましたこの資料の八ページに需用実績と電力六カ年計画の関係をうたっておられますが、その中で、経済五カ年計画を基礎として本年一月に作成せられた電力六カ年計画では、三十年度は五百十三億キロワット・アワー、三十一年度は五百五十一億キロワット・アワーと見ておったのが、実際には三十年度の実績は五百三十四億キロワット・アワーで、二十億キロワット・アワーが増加した。三十一年度になると、計画よりか実績の方が五十億キロワット・アワーは増加するであろう、こういうように言われておるのですが、先ほど若干触れられたかもしれませんが、実績が計画をよほど上回っておるのは……


■ページ上部へ

第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 科学技術振興対策特別委員会商工委員会連合審査会 第1号(1957/03/28、27期、日本社会党)

○田中(武)委員 この際大臣に一音だけお伺いいたしたいと思います。先日、科学技術特別委員会で、参考人から意見を聞いたことに関連して、政府委員に質問したのですが、どうも私は納得がいかないので、大臣に一言だけお伺いいたします。と申しますのは、この法案の骨子は、試験制度によって名称を与えるという点にあるわけです。ところが、これと同じような従来の試験制度の中に、たとえば弁護士、計理士弁理士といったようなものがあります。それと同じように、これもいわゆる予備試験、それから、こうこういう学歴を持った人は本試験を免除する、そうして本試験を口述試験と筆記試験に分けてやる。この行き方は、かっての弁護士試験と同じ行……

第26回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1957/02/13、27期、日本社会党)

○田中(武)分科員 私は、防衛庁長官に一、二お伺いしたいと思います。自衛隊ないしは自衛隊員が、公務の執行中に一般市民に与えた損害、これに対する損害賠償といいますか、補償の問題について若干お伺いしたいと思います。本年度の予算によりますと、十八項目に賠償償還及び払い戻し金として一億五百六万二千円上っておるが、これが財源になるのですか。
【次の発言】 最近復古調といいますか、こういう波に乗ったとでも申すのかと思いますが、自衛隊が一般市民に損害を与えた場合に、いわゆる旧軍隊の食い逃げ、あるいは切り捨てごめん、こういったような傾向が自衛隊に現われつつあると思うのですが、そういう点について、あとで具体的な……

第26回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1957/02/14、27期、日本社会党)

○田中(武)分科員 時間がないそうですから簡単にお伺いいたします。国鉄の三十二年度電化計画はどのようになっておりますか。
【次の発言】 三十二年度の幹線電化予算は百二十三億、なお、運賃値上げが可能ならば変更があるというような御答弁であったと思いますが、この百二十三億という予算並びに今述べられました計画は運賃値上げとは関係なく計画しておりますか。
【次の発言】 運賃値上げによる増収額を織り込んで、こういうことでありますならば、運賃値上げが不可能になった場合、予定の工事はできない、こういうことでありますか。
【次の発言】 運賃値上げができなければ電化計画は進行しない、こういうお答えのようにも聞くわ……


■ページ上部へ

第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1958/02/14、27期、日本社会党)

○田中(武)分科員 私は先日の商工委員会で、大臣が中座せられたために、質問を中止した点、あるいは大臣が不在のために十分大臣の御意見を聞けなかったような点につきまして、独占禁止法あるいはこれに関連する中小企業対策、こういうことについてお伺いいたしたいと思います。  まずお伺いいたしたいことは、きょうのこの資料としていただきました昭和三十三年度の通商産業省の予算書の中におきましても、本年度の通産行政の重点施策のまず二番目に中小企業振興対策ということをあげておられます。だがしかし政府のやっておられることは、果してそれに掲げているような中小企業振興対策を重点的に考えられておるのがどうか疑わざるを得ない……

第28回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1958/02/15、27期、日本社会党)

○田中(武)分科員 主査からの御注意もありましたから、簡単に長官にお尋ねいたしたいと思います。私はまず原子力発電に関連いたしましてお伺いいたしたいのですが、最初に原子力発電の問題につきまして、原子力利用という点からいうならば原子力委員会の所管になると思います。しかしこれから発電という格好になって参りまして、将来の電力の需給計画、こういうところへくると、経済企画庁の管轄でなかろうかと思うのです。この原子力発電の問題について科学技術庁ないし原子力委員会と経済企画庁の関係はどういうようになっておりますか。
【次の発言】 そういたしますと、原子力発電に関連して、実際的な問題といいますか、ここにも長期計……



田中武夫[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
|27期|-28期-29期-30期-31期-32期-33期

■ページ上部へ

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

田中武夫[衆]在籍期 : |27期|-28期-29期-30期-31期-32期-33期
田中武夫[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

 27期在籍の他の議員はこちら→27期衆議院議員(五十音順) 27期衆議院議員(選挙区順) 27期衆議院統計



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。