このページでは鍛冶良作衆議院議員の28期(1958/05/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は28期国会活動統計で確認できます。
○鍛冶良作君 私は、自由民主党を代表いたしまして、本件を継続審査とすることの動議に賛成の意を表明せんとするものであります。(拍手) 本日午後八時、懲罰委員会開催の放送が行なわれました直後、わが党委員は三階第二委員室に入室せんといたしたのでありまするが、これより先、すでに数時間前より、社会党委員及び議員諸君は委員室を占拠し、内部からかぎをかけて入室を拒んだのであります。やむなく、わが党委員は、控室に引き揚げるとともに、議長に対し職権の発動を要請したのであります。しこうして、わが党委員は、八時三十五分、再び入室せんといたしましたが、同様の方法によって入室を妨害いたしました。その際、わが党委員が実……
○鍛冶委員 私は、本日、近時各地に起っておりまする勤務評定反対闘争に関する紛争と申しまするか、騒擾と申しまするか、はなはだ遺憾にたえないものが各地で起っておるのでありますが、それらに関連する各種の質問を試みたいと考えるのであります。そのうち特に和歌山に関する問題は、文教委員会及び地方行政委員会等で論ぜられましたので、あまりここに繰り返して言いたくないのですが、和歌山へ行って私が調査しました中で、両委員会でそれほど論じておられず、また当時調査があまり進んでおらなかった問題で最も重要な問題だと考えますのは、和歌山市雑賀崎小学校における生徒に対するいわゆる学校八分を企てたという問題であります。これは……
○鍛冶委員 関連して。連呼についてはまた別ですが、今伺いたいのはテレビのことです。現在はラジオ放送をやらせますね。あのラジオ放送をやらせるときに、テレビも一緒にやらせたらいいと思うのですが、この点はどうですか。今ラジオだけですが、テレビのない人は仕方がないけれども、ある人にテレビでやるということは一向差しつかえないと思う。これは法できめてあることだから、そういうことを入れていいように思うのですが、どうですか。
【次の発言】 これは一つ研究しておいさもらいましょう。
○鍛冶委員 ただいま提案理由の説明を承わったのでありまするが、この改正の第一の眼目は、現行大学制度と旧来の試験制度とが一致しない点がありますので、これによって大学制度に合せることにしようということのように承わりました。そこで、これはもう大学制度と合っていなかったら大へんなことですから、一致しなければならぬのは当然であります。ここで何より問題なのは、私はこの新しい制度ができたときに、直ちに頭へきたのは、特に法律学ですが、法律学を二年間だけやる。大学の一年、二年は教養学をやって、三年、四年の二年間で法学全体を修了させるということの方針、これで一体法律学のすべての研究ができるのか、教育ができるのかど……
○鍛冶委員 小林さん、それはだいぶ議論になりますが、教養の点ですね。もちろん私は学生時代に教養を高めるということが悪いと言うのではありませんし、いつでも人間は教養を高むべきであると思うのですが、先ほど野田さんが言われたように、現在の大学制度からいいますと、教養も高めた、法律学も高めた、しこうして在学時代に試験を受けさせる、両立しないはずだ。こうなってくるとよほどここで考えなければならぬと思うのです。そこで私考えますのは、先ほどお話がありましたが、われわれは司法官なり、弁護士としての教養と申しますか、素質の向上ということは、いろいろの物知りがいるか知らぬが、それよりも大事なことは、一般の法律学を……
○鍛冶委員 関連して――。第一にお聞きしたいのは、数をどのくらいにしようと考えておるか。それから第二は、これは科目なら科目でよろしいですが、どういう標準でどの方に何人にするか。それからその科目についてはどういう人を選ぶか。それから問題になっておりますが、私学と官学の教授の間で何か特別の基準があるか、それについて考えがあるならばこの際明らかにしておいてもらいたいと思います。
【次の発言】 これは受験者の数にもよることだろうと思うが、あなたの方でこれをやられるときには、大体そのときによって、事情が変れば変えていかなければなりませんが、大体の見当があると思います。短答式を受ける者は何千人いる、筆記試……
○鍛冶委員 これより会議を開きます。
私が年長者でありますので、衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されますまで、委員長の職務を行います。
ただいまより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの村瀬君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。よって、早稻田柳右エ門君が委員長に当選されました。(拍手)
早稻田柳右エ門君に本席を譲ります。
○鍛冶委員長代理 これより会議を開きます。 昨日本委員会に付正されました内閣提出、地方公共団体の議会の議員及び長の選挙期日等の臨時特例に関する法律案、同じく内閣提出、公職選挙法の一部を改正する法律案、同じく島上善五郎君外六名提出の公職選挙法の一部を改正する法律案及び島上善五郎君外六名提出、政治資金規正法の一部を改正する法律案を議題といたしまして、審査に入ります。 まず、内閣提出、地方公共団体の議会の議員及び長の選挙期日等の臨時特例に関する法律案及び公職選挙法の一部を改正する法律案、右両案の趣旨について順次政府の説明を求めます。愛知国務大臣。
○鍛冶委員 今ちょっと言われたのですが、これは地方から申し出てこういうものをあなたの方で出されたのか、あなた方で実情に沿わぬからということでやったのですか。
【次の発言】 そうすると、この額も、大体地方からの申し出の額と相当しておりますか。
【次の発言】 投票管理者及び開票管理者、これは大てい地方公務員が当るのではないですか。それにこういう手当というのは、どういうことになるのですか。
【次の発言】 いや私の言うのは、地方公務員が管理者になった場合に、手当を出すのか出さぬのか、出していいものかどうか。
【次の発言】 そうすると、地方公務員がこれに当るか当らぬかによって、地方自治体に対する支給額が……
○鍛冶委員 ちょっと関連して――今のお話、私今まで聞いておるのとちょっと違うのですが、弁護士から裁判官になれば十年で恩給をやる、こういうことでしたね。弁護士を何年やつておつても、なれば十年という意味ですか、そういうふうに聞えますが、これは大事なことです。
【次の発言】 弁護士を十年やつておつて判事になって、その上で十年たつたら恩給をつける、こういうことでしよう。
【次の発言】 聞いたところで、ただ弁護士からなれば十年でつける。――そこで私はついでですから申しますが、どうもまだわれわれの考えておる法曹一元化というものと、あなた方の考えておる法曹一元化というものと違うようです。われわれのいう法曹一……
○鍛冶委員 先ほどから聞いておると、件数だけを言うておられるが、件数が少いからといっても、国民の便、不便が一番大事だと思います。人間が少いところは、学校まで要らぬということと同じことです。どんなに人間が少くても、山で十軒、二十軒しかない部落でも、学校を設けておるんですよ。それをなくしてしまえということと同じ議論になってしまうので、それはとくと御考慮願いたい。三田村さんが言われるように、件数がふえても、金がもらえないから廃止するというのでは、大へんなことですよ。われわれはこれだけ聞いたのだから、それに沿うてできるだけのことはいたしますから、あなた方もそういう考えは一つやめてもらいたい。
○鍛冶委員 民事局長に伺いたいのですが、登記所のうちで、近来事務が減った登記所がありますか。あったら、幾つぐらいで、どことどこであるか。そういうものは私はないと思うが、あったらお伺いします。
【次の発言】 今大臣のお言葉を聞くと、どうも間借りしていてじゃまになるから出ていってくれというように聞えるのだが、そんなところがありますか。それはあなた方も肩身の狭い思いをしておるかもしれませんが、皆様方も、御不自由しても、やはりおってもらいたいと思うからいるのであって、そういうところがあるならばまた考えなければなりませんが、そういうところがありますか。
○鍛冶委員 本法案につきましては、多年の懸案でありまして、今日なお重大なる議論の存し、かつその解決策が見出されておらないように感じますことは、まことに私は遺憾だと考えます。私も衆議院に席を有しましてから終始法務委員を勤めてきておりますが、この法案の出るたびごとに同様の議論の繰り返されることを、まことにどうも遺憾だと考えますので、それらの点にかんがみまして、この附帯決議案が出たのであろうと存じまするが、私もこの附帯決議案の趣旨を明瞭にし、でき得るものならば、将来においてかような議論のないように、ここで解決策を見出しておきたい、かように考えまして質問をいたしたい、こう思うのであります。 そこで第……
○鍛冶委員 ついでだから聞いておきますが、この間本会議で、株式会社の再評価積立金の資本組入に関する法律の一部を改正する法律案、これが通過したのですが、委員長の報告を聞いておりまして、これはどうもこの法律で商法を変更しておるなと思って、調べてもらうように言ったんですが、私は商法の変更だと思うので、それを今お聞きしたいと思います。 今までの法律を見ますると、第二条に「株式会社が再評価積立金を資本に組み入れるには、商法第三百四十三条に定める決議によらなければならない。」と書いてある。これは、再評価を資本に組み入れますると、定款に書いてある資本金の額が変ってくるのですから、定款の変更になる。商法では……
○鍛冶委員 私は、大阪府におけるいわゆる勤評奪還闘争なるものの実情を聞きまして、どうも教育界においてかようなことが起るということは、まことにゆゆしき問題であると考えまするが、これについて教育行政上並びに警察及び検察行政上、相当関心を持つべき問題が多々あると思いますので、その点について質問したいと思うのであります。 そこでまず承わりたいのは、概略でよろしゅうございまするが、昨年暮れから奪還運動というものが大阪府内において熾烈に行われたようでありまして、校長が十三人もついに病院に入らなければならぬほどの哀れなものになった、それらに対する概略だけを一つ文部当局から承わりたいと思います。
○鍛冶委員 この一から二〇の点ですが、これはもう実際においてまことに気の毒なものがたくさんあります。これは政府として何とかできるだけのことをしてやるように御考慮を願わなければならぬ重大な問題だと思うのですが、今当局の答弁を聞きますと、なるほど立法としては考えないとおっしゃるが、ただ立法として考えないと言ってほっぽられたのでは、そんなものはどうでもいいので、かまわぬのだというふうに聞えます。これはやはり、立法はやらなくても、何かできるだけのことを考慮してやってもらわなければならぬものだと考えますので、この点に対してはいま一応一つ政府の方で十分御考慮の上、しかるべき御処置をとられることを希望いたし……
○鍛冶委員 去る六月十二日の各新聞は、一斉にいわゆるスチュワーデス殺人事件の重要参考人として警察において取調べ中であったベルギー人の神父ベルメルシュ氏が突然帰国されたことを報道いたしました。いかにもこの新聞の記事を読んでおりますと、この大事な参考人がいなくなったがために、本事件の捜査が迷宮に入ったような感じを起させたのであります。もしそうであるとすれば大へん重要なことだと思いますので、この際一般国民の疑惑を解く意味において、まず一つ警察側から、本件の真相並びにベルメルシュ神父と本件との関係について、差しつかえない限りの報告を承わりたいと思います。
○鍛冶委員 これより会議を開きます。
私が年長者でありますので、衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されますまで、委員長の職務を行います。
ただいまより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの古川君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、高橋英吉君が委員長に当選されました。
【次の発言】 ただいま当選されました高橋英吉君は、旅行中で不在でございますので、私が委員長の代理として、引き続き理事の、互選を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。
○鍛冶委員長代理 これより会議を聞きます。 本日、まず、さきに行われました参議院議員通常選挙及び地方選挙の実情調査、並びに公職選挙法改正に関する現地の意見聴取のため、中国及び九州地方に派遣いたしました委員の方々より報告を聴取することといたしますが、その報告は、委員長の手元に提出せられました報告書を本日の会議録に掲載し、これによってごらんを願うことにいたしたいと思います。 また前国会における選挙法特別委員会におきまして、全く同様の問題の調査のたの、この前の閉会中に委員派遣が行われましたが、その状況につきまして委員会に報告の機会がなかったようでありますので、その報告書をも、便宜先ほどの報告書と……
○鍛冶委員 あなたは部屋の中におってと言われるのですが、これはよほど離れたところなら別ですが、あなたの部屋から見ればわかるところなんだが、それも見なかったのですか。あれだけ騒いでおるのに……。あなたの窓から見えるはずですよ。
【次の発言】 あなたに部下から報告があったんですね。これはどこへいったって、警視総監にしろ警察庁長官にしろ、日本全国へみずから行くわけじゃないですから、部下の報告を聞いて常に責任を持ってわれわれに報告をしておるんだが、あなたは、その部下の報告は信用できないのですか。あなたの部下には、あなたの信用するような部下はおらぬか。どういうんです。
○鍛冶委員 これより会議を開きます。
私が年長者でありますので、衆議院規則第百一条第四項の規定により、委員長が選任されますまで、委員長の職務を行ないます。
これより委員長の互選を行ないます。
【次の発言】 ただいまの高橋君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。よって、高橋英吉君が委員長に当選されました。(拍手)
高橋英吉君に本席を譲ります。
○鍛冶委員 委員長、議事進行……。われわれは、きょうは一身上の弁明だから、なるべく平穏に聞きたいと思うが、一身上の弁明にあらざる自己の主張をここでやろうとするならば紛糾する一方ですから、委員長にも注意してもらうし、また、陳述者にも、そのつもりで一つやって下さい。
【次の発言】 この際、証拠調べといっていいかしらないが、本件の起訴事実を明確にするために、証拠の申請と申しましょうかをしたいと思います。
第一は、議院の警備の任に当たっておった警務部正長が一番の責任者でもあるし、事実を知っておるものと心得まするがゆえに、まず、山野警務部長を説明員としてお呼び出しを願って、ここでわれわれは事実に当たっ……
○鍛冶委員 私は、大久保武雄議員にお伺いをいたしますが、十一月二十七日の、いわゆる国会乱入事件のありました日、あなたは、国会の門前、もしくはセンター前かどこかで現場を見ておられたということですが、そういう事実があったか。ありましたら、まず、正門前におけるあの日の実情を簡単に一つ……。
【次の発言】 いや、けっこうです。
そこで、その演説をやられた後に、何かそのときには、またチャペル・センター前で警察がトラックを並べて、そして遮断線を張っておったような――その演説をやった後に、その遮断線を乗り越えて門のところへ群集が押し寄せてきたというのではありませんか、その点は、はっきりと……。
○鍛冶委員 まず警察庁長官にお伺いしたいと思うのですが、先ほど来からも言葉に出ておりまするが、二十七日の行動は安保条約改定阻止国民会議第八次統一行動、こういうふうに聞いております。これは間違いないかどうか。
それから間違いないとすれば、この国民会議なるものはいかなる性格のものであって、どういう方法でその目的を達成しようとしているものであるか、相当お調べになっていると思いますから、この点の概要をまず伺いたいと思います。
【次の発言】 もう少し詳しく、まず全部でなくてもいいが、おもなるメンバー、それから人員、それに運動方法をどういうふうに計画しておったか、それくらいのことはまず聞きたいものだと思……
○鍛冶委員 これは選挙法の委員会に付託になっていないのでしょう。
【次の発言】 委員会に付託しないで、本会議でやるのですか。
○鍛冶委員長代理 これより会議を開きます。
閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。今国会の会期も本日をもって終了いたしますので、閉会中もなお公職選挙法改正に関する調査をいたしたいと思います。つきましては、右の旨議長に申し出たいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。さよう決定いたします。
本日は、これにて散会いたします。
午後六時三十四分散会
○鍛冶委員 これより会議を開きます。
私が年長者でありますので、衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されますまで委員長の職務を行ないます。
これより委員長の互選を行ないます。
【次の発言】 ただいまの椎熊君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、小澤佐重喜君が委員長に御当選になりました。(拍手)
委員長小澤佐重喜君に本席を譲ります。
○鍛冶委員 まず、私は、田上教授に承りたいと思います。よくわからなかったからかもしれませんが、もう一応確かめておきたいことは、修正承認ということは、法律的に不承認である、単に国会で希望を述べる、附帯決議ともとれるというように聞こえたのですが、そういう意味でございますか。
【次の発言】 そうしますと、附帯決議でありますから、いやしくも国会の決議であります以上は、これを尊重すべきことは当然でありまして、法律上、これに拘束を受けるということはないものと解釈いたしますが、その点はいかがですか。
【次の発言】 政治的な責任はありましょうが、それを無視して批准いたしましても違法ということにはなりませんか。
○鍛冶委員 私は、これから相互協力及び安全保障条約についての逐条質問をいたしたいと思うのでありまするが、まず、その前提として、このたび締結せられました条約は、前の安保条約を改正したものであろうか、それとも、根本的に変更いたしまして、新しい特別の観念の条約ができたものと解釈してよろしいか、この点を承りたいと思うのであります。
【次の発言】 変わっておらぬという御説明ですね。
【次の発言】 そこで、私もいろいろ変わった観念が入っておるとは思うのでありまするが、それについて最も重要だと思うことを、私の考えを一つ確かめてみたいと思うのであります。
私は、まず、前文を読みまして、この前文をつまびらかに……
○鍛冶委員 ……
【次の発言】 ……
○鍛冶委員 先ほど岡田君の発言を聞いておりますと、日本はアメリカに従属している以外に何もない、━━━━━━━━━━であると断言せられました。今や、世界は日本の独立国たることを認めておることは、言を待ちません。ソ連ですら通商条約を結んでおる今日、わが日本国の国会議員が、日本の国会において、━━━━━━━だと断定するに至っては、容赦のならぬことだと思います。(拍手)かような国会議員がおっては大へんです。私はこの意味において、まず委員長から、この言葉の取り消しを命ぜられんことを要求いたします。
【次の発言】 私は、委員長として適当な処置とは、どういうことであるか知りませんが、私としましては、取り消し……
○鍛冶委員 さっき図面の話が出たのですが、これは一筆々々図面を添えてやるのか、どの程度のものをやられるのか、方針を一つ聞きたいと思います。
【次の発言】 先ほどから出たように、分筆をするとか、また地目を変更するとか、そういうような場合には図面を変えなければなりませんが、大きなものだったら、大きなもの全体を変える必要はない、そこだけ変えればいいことになる。それと同時に、やはり土地台帳に相応する変更をしたということを現わすものが何かなければ不便じゃありませんか。
【次の発言】 先ほども、滅失した場合だとか分合した場合に、単なる地先だけ書いたのではわからないではないかという議論があった。図面があれば……
○鍛冶委員 提案理由の説明を承りましてほぼわかったのでありますが、私は職務柄、戦後のどさくさの時代に、こういういまわしい行為がひんぱんに起こりまして、何とか方法はないものかと苦慮しておったのでありますが、その後社会秩序が定まって参りますにつれて、だんだんこういういまわしいものが減少してきたと思っております。そのときに、この理由にも書いてございまするが、こういう法律をこさえなければならぬということは、どうも六菖十菊の感なきにしもあらずと思うのでありますが、この点、現在においてもやらなければならぬという明確なる御信念を一つ聞かしてもらいたいと思います。
○鍛冶委員 関連してちょっと伺いたいのですが、先ほどから聞いておってちょっと疑問に思ったから明確にしておきたい。台帳のかわりに登記簿上の表題部ということになるのですね。これも登記の一部ですな。これは間違いないでしょうね。――そうすると、権利の移転の際は、表題部に異動はないけれども、その表題部がなかったら異動の登記はできないことになりますか。先ほど聞いておると、移転の際には登記するだけで表題部は関係ないのだと言われるが、それは動かすことは要らぬかもしれないが、表題部とくっついた一つのものが権利移転になったのじゃないか。それとも、表題部はそのままだが権利移転だけはしたんだという観念に聞こえたのです……
○鍛冶委員 関連して。――田中君の言われたことは違うと思うのです。参考人に伺いますが、今田中君の言われるのは、甲が所有者として表題部に家の坪数、その他所在を書きますね、ところが乙がこれを見つけて、これはおのれの家だと訴訟を起こした。登記簿も甲になっているし、表題部もそうなっていたが、乙が訴訟を起こして勝った。そして登記の方は甲の所有ということが変わって、職権によって乙の所有に変更される。これは当然です。そのときに表題部の甲は変わらぬじゃないか、こういう質問のようですが、これは変わらなかったら困る。当事者もおられます。変わるのでしょう。そこをはっきりしておかぬと困る。
○鍛冶委員 私は、自由民主党を代表しまして、本案に対して賛成の意を表するものであります。ただし、この法律は趣旨としてはまことにけっこうなものでありますが、ある意味において画期的の大改革だと思いますので、今までの行政上やってきておったことと同じようなことで、この法律が変わったからといって、国民生活に大へん直結したりいろいろなことがございますから、そのために、どうも、国民生活に不安を与えるようなことがあっては大へんだと思うのでありまして、これが適用にあたって、旧来と特別の変わりのないように、十分なる注意のもとに適用せられることを、まず第一番に希望いたしたいと思うのであります。 その次は、これを遂……
○鍛冶委員長代理 これより会議を開きます。 本日は法務行政及び検察行政について調査を行なう予定でありましたが、別に御発言の要求もないようでありますので、本日はこれにて散会することといたし、なお次会は明九月一日午前十一時より開会することと相なっておりますので御了承願います。 本日はこれにて散会いたします。 午前十時四十六分散会
○鍛冶委員 これより会議を開きます。
私が年長者でありますので、衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されますまで委員長の職務を行ないます。これより委員長の互選を行ないます。
【次の発言】 ただいまの古川丈吉君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、鹿野彦吉君が委員長に当選されました。
ただいま委員長に当選されました鹿野彦吉君は御出席がありませんので、引き続き、私が委員長代理として理事の互選を行ないたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。
【次の発言】 それではこれより理事の互選を行ないます。
○鍛冶委員 まず、大井先生にお伺いしたいと思います。ちょっと先ほど聞いたところでわからぬところがありましたので、まず聞いてみたいと思いますが、戦争の起こらぬことは、お互いに抑制することが大事だという前提のもとで、共産側の指導者は、大へん現実的であってことに戦略思想が旺盛で、何かそこで力関係を見ることが敏感であるし、戦争以外に何か協力するとか、相助け合う、そういうようなことをおっしゃったのではないかと思いますが、そういう力も旺盛だとおっしゃったようでありますが、この点もう一ぺん聞かしていただきたい。
【次の発言】 そう承って参りますと、勢い、力か大丈夫優勢であるということがわかれば、攻勢に出ると……
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