このページでは床次徳二衆議院議員の28期(1958/05/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は28期国会活動統計で確認できます。
○床次徳二君 ただいま説明のありました日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約等に関し、私は、自由民主党を代表して質疑を行なわんとするものであります。 私は、新安全保障条約の成立は、過去における平和条約の締結及び国連加盟とともに、わが国外交史上特記すべき事項でありまして、将来のわが国民の幸福と安全にきわめて重要なる意義を有するものと認めるのであります。(拍手)かかるがゆえに、その審議にあたりましては、十分に委曲を尽くし、その目的、内容とするところを明確にし、国民をしてその理解に過誤なきを期することは、国会の重大なる責任と考える次第でありますので、ここに、おもなる事項につきまして……
○床次委員 まず新内閣の外交方針と基本的な態度に対しましてただいま御説明がありましたが、これに関連いたしましてお尋ねいたしたいと思います。その前に、まず藤山外務大臣が引き続いて第二次岸内閣に入閣せられ、わが国外交の方針がここに確立せられた方向にあるということに対しましては、まことによろこばしいことと思っております。 われわれは、政府並びに与党といたしまして今回の総選挙におきましては国連中心、同時に自由主義諸国と協調、アジアの一員としての立場を堅持するという三原則によりまして戦って参ったのでありまして、これが国民に圧倒的支持を受けて参ったこと、特にこの三原則を実施いたしますにつきまして自主的外……
○床次委員長代理 休憩前に引き続き会議を開きます。 委員長が所要のためお見えになりませんので、理事の私が委員長の職務を行います。 まず日本への核兵器持込み禁止並びに核非武装に関する決議案を議題とし、提出者よりその趣旨説明を求めます。戸叶里子君。
○床次委員 おそくなりましたので簡潔に申し上げます。 ただいままで各委員の質疑応答は、中近東におけるところの事態が、いわゆる武力攻撃でないという前提のもとに議論がかわされているように思うのであります。この武力攻撃であったかどうかという問題は、監視団の今後の調査に待たなければ明瞭なことはわからないと思うのでありますが、私ども心配いたしますのは、もしも間接侵略によりまして今後いろいろの事態が起って参りまして、これがAA地方その他において広がるという場合におきましては、やはり世界の平和と安全を確保するための大きな障害が出ると思うのであります。これに対する必要な考え方を持っておらなければならないと思……
○床次委員 過般の緊急総会におきまして、わが国は本来の目的といたしますところの三原則、国連中心主義、また自由主義諸国との協調、またアジアの一員たる立場を堅持すること、この三方針をとって終始一貫されました。いろいろと外部からはよろめきを懸念せられたようでありますが、結果におきましては、この三原則を十分に円満に調和発展させまして、平和に貢献せられたということに対しましては、まことに御同慶にたえないと思うのであります。しかし来たるべき臨時国会におきましても、われわれは、日本の外交のあり方というものを十分に国民にも理解を求めまして、そうして国民の支持と理解のもとに、今後の国連の舞台におきましてわが国民……
○床次委員 私は、安全保障条約の改定の必要を信ずるものでございますが、それに関して数点お尋ねしたいと思います。 第一は、一昨々年重光・ダレス会談の際におきまして、この安全保障条約の改定につきましては、アメリカ側から憲法の改正あるいは海外派兵を要求せられたかに見えるのであります。そのためにこの改定が行い得なかったということを一般に考えておるわけでありまするが、今回かかることなくして安全保障条約の改定に入り得るということ、これはいわゆる日米の新時代に即応したところの両国の協力に基くものであると思うのでありまするが、その内容におきましては、アメリカの日本に対する理解というものが非常に進んだ、なお国……
○床次委員長代理 次は中保与作君。
【次の発言】 私は今日北鮮に帰還したいという集団の希望のありますことを聞いておるのでありますが、この問題に関して伺ってみたいと思います。
金英俊さんからは先ほど大体伺ったのでありますが、あと金三奎さんと中保さんに簡単に向いたいと思います。元来北鮮帰国の問題については、二通りの問題がある、これは大村収容所に収容されておる人の北鮮帰還の問題、それから在日者の帰還の問題と、二通りの問題だと思う。従って私、一括して北鮮帰還の問題が人道問題なんだというようなことはてんで考えておりません。人道問題として考うべきケースもあるけれども、そうでないのもあると思っております。……
○床次委員 私は自由民主党を代表いたしまして、ただいま議題となっております原子力平和利用の日英、日米協定並びに日米の議定書に承認すべきことに対して、賛成の意を表するものであります。 原子力の平和的利用は、わが国のエネルギー問題の解決にとって不可欠の重要事であるばかりでなく、アイソトープの利用等を通じて、わが国の産業、経済の発展、国民福祉の向上にきわめて貢献するところが多いのは、申すまでもございません。 しかるところ、わが国原子力平和利用は、今やようやく基盤研究の深化と同時に、その基礎の上に実用化への歩を進める段階に至りました。おくれて出発いたしましたわが国といたしましては、この分野における……
○床次委員 ただいまの日米小包条約に関係する問題につきまして、二、三お尋ねをしたいと思うのですが、それは沖縄と内地との郵便の取扱いの問題であるのであります。ここにアメリカとの協定ができるわけでありますが、沖縄に関してはわれわれがかねがね施政権の返還に対して強く要望いたしておりますことは御承知の通りであります。その施政の中におきましても、郵便ということに対しましては、これはきわめて特殊な事柄でありますので、むしろこういうものに関しましては、ある程度まで施政権の返還の最初のものとして取り扱うことがきわめて容易じゃないかと思うのですが、こういうようなことに関しまして今日までどのような交渉が日米間で行……
○床次委員 今回外務省に設置せられますところの経済協力部の機構に関してお尋ねいたしたいと思います。
経済協力と申しましても、直接通商の振興に寄与するもの以外に、間接に振興に寄与するという意味において相当有益な、また必要な事業であるということについては明らかでありますが、今回外務省の経済協力部において管掌せんとするところの経済協力は、いかなる事項を内容としておるか、まずこの点を伺いたいのであります。
【次の発言】 経済協力の限界というものはなかなかむずかしい問題でありますし、またどんどん発展いたしますことは御承知の通りでありますが、単に財政支出を伴うところのものが経済協力であり、その範囲のみを……
○床次委員 ただいまの戸叶委員の御質問によりまして、本日の日中共同コミュニケに対して外務大臣の御意見も伺ったのでありますが、なおそれに関連して、数点この際明らかにしておいていただきたい、かように存じますので、質疑をいたす次第であります。 まず、この共同宣言に現われました趣旨の中におきまして、日本とアメリカとの安全保障体制に対しまして、これを粉砕することに対しまして意見の一致を見ておりました。私はこの方針は、今日までわが国がとって参りました外交の基本方針に反するものと思うのでありまするが、これに対する御所見を伺いたいと思う次第であります。
○床次委員 目下漁業交渉は交渉中でありますので、私といたしましては日本側の代表が十分にわが方の意見を主張し、その目的を貫徹せられるよう要望するわけでございますが、一言お尋ねしておきたいと思います。 毎年交渉をいたしているのでありますが、ただいまお話がありましたように、本来科学的に漁獲量というものがきまって、これを基礎に毎年円満に進行すべきが条約の建前だと思いますが、実際面におきましてはそういう結果になっておらない。政治的妥結を毎年繰り返しておるのであります。しかもその結果が毎年々々わが方の漁獲高の制限という形、また規制の強化という形になって結末をつけているという状態に対しましては、はなはだ遺……
○床次委員 私は外交問題並びに地方行政、財政の問題を主として質問いたしたいと思います。 まず外交問題より質問いたしたいと思います。第一に安保条約の問題につきまして総理にお尋ねいたしたいと思うのでありますが、政府はこの問題の改定に当りましては、広く国民の意図を聞きながら最終の結論を得たいというように言っておられるのでありますが、われわれ国民といたしまして今日最も聞きたいと思いますることは、第一に内乱条項の削除の問題、第二は沖縄、小笠原の問題であるのであります。 この第一の内乱条項の削除ということは、わが日本が独立しておりまする以上は当然のことと思うのでありますけれども、しかし一または二以上の……
○床次委員 まず日韓問題についてお尋ね申し上げたいと思いますが、先ほど北鮮帰国問題に関しましては政府委員から答弁がありましたので、この際わが国といたしましては既定方針によりましてぜひこれを実現することを一つ強く要望いたして終りたいと思います。 次の問題は李承晩ラインの問題であります。先ほど大西委員と保安庁長官との問答を聞いておりますと、まだ政府におきましては今日におけるところの李ライン外における操業の緊迫性というものに対して十分な認識がないように思われるのであります。今日漁船の拿捕の数字等から見ますると、特に被害が増大したようには見えませんけれども、今日の状態におきましてはかの北鮮送還問題が……
○床次委員 私は、最近の国際情勢の推移並びに日本を取り巻くところの情勢の推移によりまして、安保条約の改定問題が影響を受けるかどうかということにつきまして、政府の所信をただしたいと思うのであります。 私の見るところによれば、先ほどもちょっと同僚からもお話がありましたが、東西両陣営の間において相当冷戦が緩和されつつあるし、また軍縮等の問題も取り上げられつつあるのでありますが、わが国の日米安全保障条約に対する態度というもの、これは国際連合憲章の精神そのものによるいわゆる集団安全保障の体制でありますので、これは国際情勢の推移いかんにかかわらず、やはり今後ともその必要性が継続するのじゃないか、かような……
○床次委員 私はこの際、外務省に十分な検討を願いたいという意味におきまして、質疑を二点申し上げます。沖縄に関係している問題であります。 第一は、沖縄の周辺におけるところの米軍の演習場の問題でありまして、最近枕崎の漁業無線海岸局が傍受したところによりますと、沖縄の周辺に米軍の演習場が十四カ所に拡大されたということを電信では報じているのであります。ところが、今度演習場にされるという海域はカツオ・マグロ漁業の無二の好漁場でありまして、現在水揚げされるところの漁獲の大部分はこの地方に依存しているのであります。またそればかりではなしに、フィリピンまた台湾方面に出漁いたします場合におきましてはここを通る……
○床次委員 今回ベトナム国との賠償協定が調印せられたのでありますが、これにおきましてわが国の戦争賠償が終結するということに取り運ぶことはまことに望ましいのでありますが、しかしながらわが国民といたしまして相当の負担をいたしますことにつきましては、十分なる検討を加えなければならないのでありまして、まずその賠償額が適正な額であるということ、なおその賠償が効果的に行なわれるためには適正なる政府に対して行なわれなければなりませんし、またその費途等におきましてはやはり国民の納得のいけるような費途に使われること並びにこれが両国の親善促進になるということが、国民としての関心であると思うのでありますが、まず問題……
○床次委員 私は前会一般的な質問をいたしたのでありますが、なおその機会に質問の漏れました点について若干補足質問をいたしたいと思います。
第一に、前会、賠償の基礎となりましたところの戦争損害の時期、また額についてお尋ねいたしたのでありますが、これは平和進駐から戦争状態に切りかえられて、その戦争状態に入ってからの損害であるというふうにお答えがあったのでありますが、いかなる時期から戦争状態に入って戦争損害の時期の計算になるか、この点についてもう一度お話をいただきたいと思います。
【次の発言】 今のフランス政府の政権の移動の問題でありますが、これに関しまして他に別の見方もあるように思うのでありますが……
○床次委員 中川参考人に伺いますが、先ほど中川参考人は賠償は適当な統一を待ってやったらどうかということを言われました。損害あること自体は認識しておられるようでありますが、全ベトナムに対する損害というものはどれくらいあるということをお考えになっておるか、伺いたい。
【次の発言】 いや、簡単でいいです。相当損害を受けたことがわかればいいのです。
【次の発言】 それではただいまの全損害というものは三千九百万ドルと比べてはるかに大きいものか、少ないものか、簡単に伺います。
【次の発言】 いや、そんなことは聞いてない。ただいまのところでもって損害額が相当あるという事実だけが明らかになったということだけで……
○床次委員 私は、ただいま議題となっておりまする、日本国とヴィエトナム共和国との間の賠償協定及び借款に関する協定の締結につき承認を求めるの二件に関し、自由民主党を代表し、賛成の意を表するものであります。 ベトナム国政府は、全ベトナムを代表する正統政府として、昭和二十六年九月平和条約に署名し、翌二十七年六月にその批准書を寄託した結果、これにより、わが国は同条約第十四条に基づき、同国に対し賠償義務を負うことになったのであります。この賠償に関する交渉は、幾多の紆余曲折を経てようやく今回の協定が締結せられるに至ったのでありますが、これをもってわが国が関係する賠償問題を全部解決することになったのであり……
○床次委員長代理 これより会議を開きます。
小泉委員長は所用のためおくれて出席されるとのことでありますので、委員長の指定によりまして、小泉委員長がお見えになりますまで私が委員長の職務を行ないます。
財団法人日本海外協会連合会に対する移住者渡航費貸付資金の貸付条件等に関する法律案を議題といたします。
質疑の通告がありますので、この際これを許します。戸叶里子君。
【次の発言】 質疑の通告がありますので、この際これを許します。戸叶君。
【次の発言】 移住関係で、そういう特別法を作る必要があったかどうかという質問です。
○床次委員 ただいま議題になっております諸案件、条約締結、議定書等につきまして成立、承認をすみやかにしなければならぬ、こう思うのでありますが、しかしそれぞれのものにつきましても緩急の事情があるのではないか、特にすみやかに承認を必要とする緊急な理由が、国際信用の維持その他において、あるいは先方との都合におきましてもぜひ必要とするものがあるのではないかと思うのでありますが、その間の経緯につきまして政府当局の意見がありますならば、一つ御説明いただきたいと思います。
○床次委員 私は、条約第五条におけるところの「各締約国は、日本国の施政の下にある領域における、いずれか一方に対する武力攻撃が、自国の平和及び安全を危うくするものであることを認め、」その「共通の危険に対処するように行動することを宣言する。」、この条約におきまして、特に沖繩が除外せられておるということに対しまして、これは重大な関心を持つべきものと考えておるのであります。特に沖繩に対しましては、われわれは、潜在主権を持っておるのでありまして、その早期復帰を要望いたしておるのでありまするが、他面、沖繩というものは、米韓、米比あるいは米華条約によりまして、その共同防衛の区域になっていることも、一つの大き……
○床次委員 私は前回、いわゆる米軍の施設及び区域におけるところの米軍の権利、権能等に関しまして質疑をいたしておったのであります。なお本日は、若干、引き続いてこれに関連して質疑をいたしたいと思うのであります。
前回の質疑におきまして、いわゆる基地内におきましては、原則としてわが国の法令が適用されるということが明らかになっておるのでありますが、本日お尋ねいたしたいのは、基地内におけるところの警察権に関しまして、わが国はいかようなる立場をとっておるか。わが国の警察権行使の権能に関して、政府の見解を伺いたいのであります。
【次の発言】 次に、基地に隣接しておる地域におけるところの米軍の権利について検……
○床次委員 本日は、まず調達に関して伺いたいと思います。
従来、需品の調達に関しましては、直接契約を原則としておったのに対しまして、今回、間接調達を行ない得ることに改正せられたのでありまするが、今回の改正の結果、いかようなる改善が期待せられるか、政府の答弁を聞きたいと思います。
【次の発言】 ただいまの御答弁はきわめて抽象的でありまして、いかなる事業がどの程度に移管せられるかということがわからないのでありまするが、この点少し現実に即した答弁をしていただきたいと思うのです。すなわち、直接調達として残るものは、結局、どういうような仕事が直接調達の事業として残るか。なお、今日、直接調達から移管して……
○床次委員 私は、前会、いわゆる行政協定と新協定に関しまして質疑をいたしたのでありますが、なおその際、政府委員の出席がなかったために留保しておりました関係で、郵政省関係の問題について質疑をいたしたいと思うのであります。 まず第一に、現在米軍におきましてはNHKの施設を利用いたしまして海外放送を行なっておるのでありまするが、この事実に関しまして御説明をいただきたいと思うのであります。この問題は、行政協定の第三条二項に関係しておるのでありますが、この改正に関しまして、さらに伺いたいと思うのです。まず、現在の放送の事実そのものについて御説明をいただきたいと思います。
○床次委員 昨日、外務大臣より政府の外交に対する御意見を拝聴いたしたのでありまするが、従来の外交の基本線はくずさない、しかし情勢に応じましてそれぞれ処置したいということを言われておりました。なお基本線といたしましては例の国連中心、また自由主義諸国との協調、さらに近隣諸国との友好親善関係を強化するという趣旨にあったように思うのでありますが、この近隣諸国との親善方針ということ、これはもう国際外交の当然の原則でありまするが、従来日本はアジアの一員としての立場から特別なるアジアに対する関心を持っておりました。この立場というものから導かれるところの政策というものは、当然外相の言われるところの近隣友好親善……
○床次委員 中野さんにお伺いしますが、時間がありませんので、要点だけ申し上げてみたいと思うのであります。 まず第一に、公共の安全、秩序に対しまして、どうも政府が都合によって中身を勝手に公共の安全、秩序という言葉できめては困るのじゃないかというお話がありました。なお、今日までかかる場合において法秩序が破れました個々の事実、動きから見まして、だいぶ事態が違うのだということを言っておられるのでありますが、今回提案せられましたところの改正法を見て参りますと、この点は共通の性格をはっきりつかんで、くくって対象としておるというふうに私は考えるのであります。この点条文をお読みになりますとわかるのでございま……
○床次分科員 農林大臣に、また農林省関係に、海外移住問題、消費米価、あるいは李ライン対策、あるいは海外技術協力というような項目につきまして、質問いたしたいと思います。 まず第一に、海外移住の問題につきましてお尋ねいたしたいと思います。海外移住は現下非常に重要な問題でありまするが、昨年閣議決定によりまして、海外の受け入れ関係は外務省、国内における送出は農林省という形になったのでありますが、しかし、元来移住というものは、受け入れ態勢ができなければ十分な送出も準備しかねることは当然のことでありまして、今日の状態を見ますると、あらゆるところに隘路があることを私どもは認めるのでありまするが、しかしすで……
○床次分科員 私は経済協力の促進に関して、政府の御所見を伺いたいという意味において、質問をするのでありますが、包括的な問題に対しましては、あと大臣によって補っていただくことにして、私は基本的な問題を伺うというところに主眼があるわけでありますが、一応政府委員から伺っておきたいと思います。 現在の状態におきましては、輸出促進に関しましては、直接の輸出促進方法以外に、どうしても間接の輸出方針でありまする経済協力を必要とするということは、言うをまたないのでありまして、今年の予算を見ましても、通産省関係におきましては、西ベンガルあるいはマラヤの技術プラント等の設置があるのでありますが、しかし実際面にお……
○床次委員 まず、大井さんにお尋ねいたしたいと思うのですが、先ほど、戦争抑制力のお話がありました。わが国が今回の安保条約によりましてとらんとするところの自衛力というものについて考察してみますと、これは第一に、国連憲章の理想の範囲、精神にのっとっておる、なお、国内的に見ますと、これは憲法の九条におきまして制限を受けておる、また、今回の安保条約によりましても、すなわち、事前協議の制限があるし、また、防衛の権利を行使する場合におきましても、いわゆるわが国の施政下に限られておるというふうにして、非常に制限が加えられておるのであります。かかる意味におきまして、戦争抑制力が発動されるということは、一般の例……
○床次主査代理 木原津與志君。
【次の発言】 ただいま井手委員が質問されました保健所の充実の問題でありますが、今回若干補助を増額せられましたことはけっこうに存ずるのでありますが、元来保健所の予算そのものに対して、なかなか伸びが悪いんじゃないか。そのおもな原因はこれが交付税中に入って、地方負担の分が非常に多いことも原因ではないかと思うのでありますが、この点に対しまして、厚生当局といたしまして地方保健所の医員に対する熱意があまりないのじゃないか。その地方の負担の予算の増額の傾向と申しますか、これがどんなふうになっておるか、一つ御意見を伺いたいのであります。
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