福田赳夫 衆議院議員
28期国会発言一覧

福田赳夫[衆]在籍期 : 25期-26期-27期-|28期|-29期-30期-31期-32期-33期-34期-35期-36期-37期-38期
福田赳夫[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは福田赳夫衆議院議員の28期(1958/05/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は28期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院28期)

福田赳夫[衆]本会議発言(全期間)
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第32回国会(1959/06/22〜1959/07/03)

第32回国会 衆議院本会議 第4号(1959/06/26、28期、自由民主党)【政府役職:農林大臣】

○国務大臣(福田赳夫君) 総理大臣の答弁と重複するかもしれませんが、第一に人口問題。現在、日本の経済は、非常に世界からもすばらしいといわれるような状態で発展をしております。この傾向は、今後といえども持続するというふうに考えるのでございまするが、問題は、この発展の過程において、国民各層、各部門に所得の不均衡ができてはならぬ、この問題でございます。ことに、第一次産業である農村のことを考えますると、過去の傾向から見ましても、農村の生産量というものは、他の一般の生産量に比べまして、はるかに低位にあるわけであります。この傾向に対しまして、農業の所得の均衡をはかるという問題は、私といたしまして、今後農政を……

第32回国会 衆議院本会議 第6号(1959/07/01、28期、自由民主党)【政府役職:農林大臣】

○国務大臣(福田赳夫君) ただいま御指摘がありましたように、地盤沈下が農業施設の方にも影響してきております。特に、お話の亀田郷におきましては、さような傾向が現われ始めておるのでありまして、私どもも、ただいま早急に調査を進めておる次第でございます。この調査を待ちまして、亀田郷その他の諸問題につきまして善処するように努力をいたします。(拍手)


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第33回国会(1959/10/26〜1959/12/27)

第33回国会 衆議院本会議 第3号(1959/10/28、28期、自由民主党)【政府役職:農林大臣】

○国務大臣(福田赳夫君) 救農土木をやれというお話でございますが、これは被害の実情に即しまして積極的にやる考えであります。そのための予算もとってありまするが、必要があれば予備金もこれを使用するつもりであります。  第二に、復旧事業の年度配分を、今までの原則をやめて早くやれというお話でございましたが、従来の比率以上に、私どもといたしましても、これをやるつもりでございます。来年の農作業が春には必ずできるということを建前としてやっております。  それから、激甚地の区分をどうするかということは、大蔵大臣からお答えがありました通りでございますが、大体、農地につきましては二十八年度災害の例に準じてやりたい……


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第34回国会(1959/12/29〜1960/07/15)

第34回国会 衆議院本会議 第5号(1960/02/03、28期、自由民主党)【政府役職:農林大臣】

○国務大臣(福田赳夫君) 第一点は、消費者米価をどうするかという点でございますが、消費者米価をどうするかということにつきましては、率直に申しまして、今度の予算編成におきましてもいろいろ議論があったわけです。あるいは財政上の理由から、引き上げをしたらどうかというような議論もありました。また、逆に、配給上の理由から、生産地におきましては引き下げを行なったらどうかというような議論もあったわけであります。結論といたしまして、予算におきましてはこれを据え置きとするということにいたしたのでございます。しかし、現実の米価をどう決定するかということは、私はなるべく変更しない方がいいという考えを持っております。……

第34回国会 衆議院本会議 第36号(1960/06/14、28期、自由民主党)【政府役職:農林大臣】

○国務大臣(福田赳夫君) 昭和三十五年五月のチリ地震津波による災害を受けた漁業者の共同利用に供する小型の漁船の建造に関する特別措置法案、昭和三十五年五月のチリ地震津波による災害を受けた水産業施設の災害復旧事業に関する特別措置法案及び昭和三十五年五月のチリ地震津波による災害を受けた漁村において漁民の共同利用に供する特定の漁業施設の設置に関する特別措置法案について、その趣旨を御説明申し上げます。  去る五月二十四日未明以降本邦太平洋岸一帯に来襲いたしましたいわゆるチリ地震津波が各地に甚大な被害を与えましたことは、すでに御承知の通りでありますが、今次津波災害の特徴といたしましては、公共的施設の被害が……

福田赳夫[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院28期)

福田赳夫[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第32回国会(1959/06/22〜1959/07/03)

第32回国会 大蔵委員会 第3号(1959/07/04、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 ただいま御質問の問題、まだ最終的な腹がまえができておらないのです。しかし、率直に申し上げますると、農林省が自由民主党並びに政府各部内と意見の交換をするという基礎資料といたしまして提案いたしました案によりますと、従来の予約減税制度は、本年度においてこれを廃止する、しかし、その廃止によりまして国並びに地方団体において増収となる額に相当する額は、これは全国売渡農家に対して均分してこれを還元する、こういう構想を打ち出したわけでございます。これは今回初めてそういう考えをとったというのではなくて、実は、三十四年度の予算におきまして、さような考え方で組み立てられておる次第でございます。そうい……

第32回国会 農林水産委員会 第1号(1959/07/02、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 先般の内閣改造に当りまして、私、全くはからずも農林大臣の席を汚すことに相なりまして、責任の重きを痛感いたしております。私も農家の生れでございまして、農家に育ち、また選挙地盤も大かた農村地帯でございます。農村の状況はある程度存じておりまするが、事農政につきましては全くのしろうとでございまして、当委員会の皆さんからいろいろ御教示、御鞭撻をいただきまして、私の職責を尽さしていただきたい。  今基本方針というような委員長からのお話でございまするが、どうか一つひとえに御鞭撻賜わらんことをお願いいたしまして、ごあいさつといたします。(拍手)

第32回国会 農林水産委員会 第4号(1959/07/08、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 米の集荷、配給の制度は、国民生活の安定の基本的な地位にあります問題で、私は、需給状況のいかんにかかわらず、現在の制度を続けていくべきものである、かように考えております。
【次の発言】 最近農業が曲りかどに来ているというふうにも言われておるのでありますが、それはいろいろな意味があろうと思います。しかし、非常に大きな要素といたしまして、ただいま御指摘のように、農村の所得傾向というものがなかなか一般の傾向に及ばないというところもあるというふうに考えます。しかし、私、考えまするに、農業生産を幾ら上げましても、日本の伸びゆく経済の発展のテンポにはなかなか歩調をとっていけまいと思う。農村に……

第32回国会 農林水産委員会 第7号(1959/08/11、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 私は、コンニャクにつきましては、生産が非常に過剰になってきておるのではあるまいかと思います。振興局長からもいろいろ申し上げたことと思いまするが、そういうことの結果、農産物によく見られる供給の過多という現象があるのではあるまいかというふうに観察をいたしております。それで、これは今中澤さんが外産の輸入をした問題が何か責任があるようなお話でありましたが、まあ外産の輸入、これは阻止をいたしたわけです。その阻止いたしました結果コンニャクの価格は非常に上ってきたことは御承知の通りであります。そういうことに刺激されましたという事情も私は大いに手伝っておると思いますが、コンニャクの生産がふえて……

第32回国会 農林水産委員会 第10号(1959/09/08、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 ただいまの田口委員の御質問、まことにごもっともな話ばかりでございまして、共済金の概算払いは大急ぎでやっておる最中でございます。  それから、さらに、天災融資法、それから自作農資金、また、施設の災害につきましては公庫の資金というふうに考えております。  また、お話のように、救農土木的考えを実行いたして参る、そのことについて地方長官に指示するようにという御意見でありますが、これはもう当然地方長官と緊密な連絡をとってやらなければならぬことでございます。  また、天災融資法の指定時期いかんというお話でありますが、これはもうごく最近、近日中に準備が整いますので、指定の段階に近日相なる、か……

第32回国会 農林水産委員会 第11号(1959/09/09、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 ただいまの問題につきましては、昨日も申し上げたのですが、私の考えといたしましては、起債方式によるのが一番有効適切である、かような考えを持っておるわけなんです。政府といたしましても、そういうことで市町村に起債をお願いして、その元利を補給するという形の方をとるべきではないかという考えをもって、その方向の相談をいたしておるわけです。しかし、それで一体どういう不便があるのかというような問題になりますれば、なお検討しなければなりませんけれども、ただいま私どもはそれが一番いいと信じ、またその方向で今意見を調整している、かように御了承願います。

第32回国会 農林水産委員会 第13号(1959/09/11、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 今般の災害に当りましては、当委員会の各位におかれましては、あるいは現地に出張下され、あるいは連日調査御審議下さって、ただいま小委員長から示されたような御決議を願いましたことを、私、非常にありがたく感謝いたします。政府といたしましては、この決議の趣旨の実現にできる限り努力をいたします。  なお、ただいま中澤委員より、小災害に関する立法、米麦の安売りに関する立法等につきまして御意見がありましたが、小災害につきましては、三十三年度の臨時立法に準じた内容の法制を作る用意をいたしております。これを恒久法にいたしますかどうかは、なお検討いたしております。安売りにつきましても、これを恒久法に……

第32回国会 農林水産委員会 第16号(1959/10/21、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 ただいまのお話につきましては、これはなかなか色よい返事ができないのであります。これはまだ政府間におきまして相談をいたしております段階でございまして、さようなものが公けの資料として論議の対象となるということは、国民にもいろいろ誤解を与える原因となりますので、私どもといたしましては、政府としてはこう考えるということをきめましてから、これは資料としてどころでない、議案として御審議願う、こういうふうに考えておる次第でございます。
【次の発言】 閣議の話をいろいろここで申し上げるわけにもいきませんが、しかし、予算の編成におきまして各省が大蔵当局に対してどういう要求をしておるかということを……

第32回国会 農林水産委員会 第17号(1959/10/22、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 今度の災害におきまして、復旧工事の一番金もかかり困難なのは海岸堤防のわけなのです。と同時に、ややもすれば私ともの目の前から遠ざかりがちの山間僻地にこの問題が存在する。私は、初め、災害地は名古屋を中心にした愛知、岐阜、三重と激甚地を回ったのですが、名古屋近辺にこれくらいの災害があるならば山は大へんだろう、そういう感覚を持ちまして、終始この対策に当っておるわけです。  一番問題になります海岸堤防につきましては、昨日もちょっと申し上げましたが、私は、ここにおる建設部長と現地に参りまして、現地の人の意見等も聞き、それを基礎にいたしまして、対策本部といたしましては、これを前の地域に耕作が……

第32回国会 予算委員会 第1号(1959/07/02、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 米価の決定は生産者にはもとより重大な問題でございますが、同時に消費者にもこれは重大の関係があり、また同時に経済全体にも非常に大きな地位を占める問題でありますので、もとより政府といたしましては非常に慎重にというので検討いたしてきたわけでございます。  三十年から米価審議会におきまして生産費及び所得補償方式を採用せよ、こういう御意見があった次第でございます、しかしいかなる生産費を補償するか、いかなる所得を補償するかというようなことになりますと、なかなかこれはむずかしい問題でありましたので、なかなかこの解答が出なかったのです。しかし政府におきましても、昨年の米価審議会以来、これを何と……


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第33回国会(1959/10/26〜1959/12/27)

第33回国会 災害地対策特別委員会 第6号(1959/11/07、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 農林災害の復旧につきましても、ただいまお話しのように、建設省、運輸省その他関係方面と十分な連絡をとってやっておるわけであります。お話の有機的な運営ということにつきましては、万全を期してやっております。補助率につきましては、ただいま関連災害につきまして大蔵大臣からもお話がありましたが、去年の災害では、関連災害に対しては何ら特別の措置はとっておりません。今度新しく設けたわけでございますが、ただいまのお話のような事情でありますので、御了承を願いたいと思います。
【次の発言】 ただいま綱島委員のお話、ごもっともでございまして、私も全く同感でございます。今度各種の施設を復興いたしまするが……

第33回国会 災害地対策特別委員会 第7号(1959/11/09、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 まず、天災による被害農林漁業者等に対する資金の融通に関する暫定措置法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申し上げます。  この改正法律案の内容のおもなる点を要約いたしますと、次の三点であります。  第一点は、被害農業者の定義に関するものであります。現在、経営資金を借り入れることができる被害農業者及び特別被害農業者は、農作物または繭について被害を受けたものに限られております関係上、家畜または家きんを飼養している農家が被害を受け、畜産物による収入が減少いたしました場合にも被害額及び損失額に算入されないこととなっており、不均衡を生ずる場合もありますので、この点を是正するため、新た……

第33回国会 災害地対策特別委員会 第10号(1959/11/14、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 ただいま建設大臣からお答えした通りでございまして、災害が再度発生することを防止するために必要な改良施設は、積極的にこれを行ないます。
【次の発言】 今回の災害につきましては、かようなことが再び起こらないようにということを念願といたしておる次第でございます。それを実現するためにはどうすればいいかというと、これは、必要なる場合におきましては、いわゆる改良主義でいかなければならない。これは御説の通りであります。しかし、そのために法律改正が必要であるかどうかということを検討してみたのです。会計検査院等とも相談してみましたが、現在の法律で十分やっていける、こういうことでありまして、別に私……

第33回国会 災害地対策特別委員会 第12号(1959/11/20、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 ただいま角屋委員からお話しのように、私どもも、本法律案の適用につきましては、できる限り条件の緩和を考えた次第でございます。  なおその上に適用運営の弾力性を考えろ、こういうお話でございますが、ただいま申し上げました条件の範囲内におきまして、これが運営につきましては十分配意をしていく所存でございます。

第33回国会 農林水産委員会 第8号(1959/12/02、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 絹並びに繭につきましての産業は、わが国の重要な産業の一つであるというふうに考えておるわけです。特に、輸出に占める地位は昔から比べまして非常に衰えておるということは、事実でありまするが、それにいたしましても、これは輸出産業としての立場において重要視しなければならぬ、さように考えておるわけです。さらばこそ、価格安定法も取り入れ、また価格安定法がなかなか動きにくいという際には、臨時措置法というような制度も取り入れましてその安定に努力をしてきておる、こういう状況でございます。  昨今大へん需給状態がよくなりまして、値段も強気になっておりますが、その原因につきましては、ただいまお話しのよ……

第33回国会 農林水産委員会 第9号(1959/12/03、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 国または都道府県が行ないました土地改良事業、これが、理想的な形から言いますれば、完成の上国または都道府県の管理だというようなことになるのが、私は今後の趨向かと思います。私ども、そういうふうな考え方をもちまして、国の予算としても、管理費というものを来年の予算では現に要求をいたしておるのです。しかし、今日までの実際の動きを見ておりますと、これはほとんどあげてと言っていいくらい、都道府県、国は管理を土地改良区にお願いをしておる、こういうのが実勢でございます。児島湾問題というのは、そういう時点に起きてきた問題でございまして、今までのしきたりに従いまして、土地改良区に委託をされるのだとい……

第33回国会 農林水産委員会 第10号(1959/12/04、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 過般の当委員会における高田委員と蚕糸局長との間の問答に関連をいたしまして、私から、その中でおも立った諸問題に関しまして政府で検討いたしました結果をお答え申し上げます。  まず時価の問題でございまするが、時価の判定が非常に困難であるということは御了承願えると思うのであります。今日現物相場におきましては二十万円をこえておるという状況でありまするが、取引所の当限の方は十八万円というような相違も出ております。一方国会におきまする法案の審議の状況なども反映しておる事情があろうかと思うのでありまするが、生糸価格の変動が非常にはなはだしい。さようなことで、一そう今日時価の判定ということには困……

第33回国会 農林水産委員会 第11号(1959/12/08、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 生糸が今後いかなる需要状況になるかということは、これは蚕繭糸を通じて合理化がどういうふうに進むかという点に大きなウエートがかかってくるのであります。日本の繭産業また製糸産業というものが合理化して、国際競争にも、また国内においても、合成繊維、人造繊維、そういうものとの競争に勝ち得る体制にあるという場合におきましては、これは相当の需要が出てくるということを期待していいと思うのです。政府といたしましても、この両産業の合理化というか、生産性の向上、これに全力を尽くしているわけです。お話しのような桑園整理という問題も、結果におきましては、低能率の地域が相当整理されまして、その結果今日の蚕……

第33回国会 農林水産委員会 第13号(1959/12/10、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 私は、糸価が非常に浮動しておるということは、いろいろな事情から出てくるのだろうというふうに存じまして、終始心配をいたしておったのです。さようなことでもしこの事態が続くならば、あるいは取引所を一時閉鎖するということもやむを得ないのではあるまいかという考えは持っておったわけであります。さような私の考えも受けまして、大澤蚕糸局長が取引所当局といろいろ話を行なったというふうに想像をいたしておりまするが、そのやりとりにつきましては私は承知いたしておりません。その具体的な点につきましては大澤局長から答弁いたさせます。
【次の発言】 私は、米の問題につきましては、ただいま行なわれております集……

第33回国会 農林水産委員会 第14号(1959/12/15、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 政府は法律を尊重し、法律を執行するのですから、もちろん蚕糸業法に従いまして蚕糸行政をやって参りたいと思います。
【次の発言】 日本の繭糸業界は一昨年から昨年にかけまして非常な事態を迎えたわけでございますが、世界景気、それから、この非常事態に対する政府の諸施策等が相待ちまして、また安定向上の線に向かってきているわけであります。それで、新しい事態に即応いたしまして、この安定向上の線に向かいました蚕糸業界が今後誤りないようにやっていくためには、また思いを新たにして、この蚕糸振興対策というものを考えなければならぬ、さような考えを持っておるわけであります。そこで、蚕糸対策につきましては、……

第33回国会 農林水産委員会 第15号(1959/12/16、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 ただいまの附帯決議につきましては、政府におきましても、極力その御趣旨に沿うごとく法の執行に当たりたい、かように存じます。

第33回国会 農林水産委員会 第17号(1959/12/23、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 松田委員のお話を承っておりましたが、まことに私も同感の点が多々あります。ただいまお話しの、日通が独占しておるという問題でございますが、これにつきましては、日通が広く全国的なサービス体系を整えておる、こういう点から見ましても、そういう傾向を持つという根拠は私はあると思うのです。しかし、お話のような点もありますので、私どもは、さようなことがうまくいきますかどうか、これは行政執行上の問題といたしまして十分気をつけていかなければならぬ問題だと思います。十分検討させていただきたいと思います。
【次の発言】 この問題は、国鉄が政策割引をやっておるということから国鉄の財政上非常な負担になって……

第33回国会 予算委員会 第2号(1959/11/04、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 運輸大臣の方の所管にわたる問題ですが、私の方とも関連いたしますので便宜私からお答え申し上げます。  お話のように、今回の災害で名古屋の地区におきまして貯木が非常に人命の損害に影響を及ぼしたということ、まことに残念なことであります。これは今後こういうことを繰り返してはならぬ、かように存ずる次第でございますが、この貯木場の管理者は主として民間の業者でございます。業者とよく連携をとり、また港湾の復旧計画におきまする運輸省の計画作成の途上におきまして、今後これを繰り返さないということを心がけなければならぬ、かように考える次第でございます。  なお、死者に対する見舞をどうするかというお話……

第33回国会 予算委員会 第3号(1959/11/05、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 農林関係施設の進度でございますが、これは初年度が、二十八年では大体一九%くらいになっています。今回は二八・五%といたしまして、それで大体来年の作付には間に合う、かようなことを考えておる次第でございます。  それから第二に激甚地の区分でございますが、これは一戸当たり六万円をこえる……(「この前三万円だったよ」と呼ぶ者あり)この前は三万円でございます。しかし三万円という額は少し低過ぎるのではないかという批判もありますので、さような状況を考慮いたしまして、六万円といたした次第でございます。
【次の発言】 ただいま提案いたしておりますのは三つでございますが、第一は、塩害を受けた農地の除……

第33回国会 予算委員会 第7号(1959/11/12、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 鍋田につきましては、お話の通り、非常に惨たんたる被害を受けまして、まことに遺憾に存じております。これが復旧につきましては、復旧までの応急の措置、また応急の措置がつきましてからの復興、復旧の措置という両面の施策が必要なわけでございます。生き残られた方々の御意向を観察いたしますると、どうしてもまたもとのところに行きたいのだ、かような考えを持っておるようでございます。いろいろ議論がありますが、私は生き残られた地元民の意向を尊重いたしまして、鍋田旧地帯に復帰するための措置をとるという決意をいたしておる次第でございます。  そこで、何といたしましても、まず水が早く引かなければならぬ、さよ……

第33回国会 予算委員会 第8号(1959/11/13、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 私もただいま大蔵大臣が述べられた基本方針には賛成でございます。さような意味をもちまして、私の所管する物資についても逐次その方針に準じて準備を整えていきたい、かように考えておるわけでございます。ただいま大蔵大臣が述べられました対ドル差別待遇の十品目の中には、農林関係の物資が六品目あるのです。ラワン材、マニラ麻、牛脂、ラード、牛皮、大豆かようなものであります。ただいま申し述べましたような方針で一月早々からラワン材については差別の撤廃をいたしたい、かように考えています。またマニラ麻につきましても、おそくも三月までには撤廃を行ないたい。続いて牛脂、ラード、牛皮、かようなものの撤廃をいた……

第33回国会 予算委員会 第9号(1959/11/14、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 今回、当初予定いたしておりました基準よりやや高めの基準をきめたわけでございます。それに伴いまして農地の関係において約二億でございます。それから林道の関係におきまして約千二百万円程度の増額を必要とする次第でございます。(「農業施設はどうした」と呼ぶ者あり)農地及び農業用施設において二億円程度であります。
【次の発言】 除塩関係の経費は本質には計上いたしておりません。なお非公共のこまかい補助金につきまして若干予備費に計上する予定のものがございます。なおそのほかに今回、ただいまお話の激甚地の指定を拡大いたしました結果、必要なるものは予備費で支出する、かようなことに相なると存じます。


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第34回国会(1959/12/29〜1960/07/15)

第34回国会 内閣委員会 第17号(1960/03/16、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 全くこれは御所見の通りであります。
【次の発言】 補償はいたさないということにつきましてはその通りでございます。また農地法の精神につきましても、これをあくまでも維持していくということ、また御意見の通りでございます。
【次の発言】 私、その書面をまだ拝見しておりませんが、ただいま申し上げましたような考えで、農地に対するあらためての補償はいたしません。また農地法に対しまして、その精神を変更するようなことはありません。こういうことは政府の一貫した方針でございます。その事務当局の書いた云々という文書は、よく見てみないと所見が申し上げられないわけであります。

第34回国会 内閣委員会 第19号(1960/03/22、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 大体三十分くらいの間でお願いできればありがたいと思います。
【次の発言】 昭和二十八年の判決は、私どもこれは正しい判決であり、これを尊重すべきものである、当然そう考えております。
【次の発言】 私ども今承知しておりません。
【次の発言】 私も、私自身が推薦して下さいと言ってお願いしましたかどうか、覚えておりません。まだそのプリントを見ておりませんのです。
【次の発言】 経過の荒筋は私は承知しております。今中村さんのお話の中にはだいぶ解釈も入っておりまするが、その解釈の部分につきましては私も賛同いたしかねる点もありまするが、筋、さようなところは大体私の記憶と合っておるところが多い……

第34回国会 農林水産委員会 第2号(1960/02/16、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 今国会に提出いたします農林関係予算案及び法律案につき、皆様の御協力を得て御審議をいただくにあたりまして、予算案の編成及び法律案の基本となりました農林水産行政の重点的方針につきましてその概要を申し上げたいと存じます。  まず、本年度の農林水産行政について申し上げるにあたり、昨年度のわが国農林漁業生産の推移を振り返ってみますと、御承知の通り、昨年は伊勢湾台風等の天災により一部地域につきましては甚大なる被害をこうむったわけでありますが、それにもかかわらず、農林漁業全体といたしましては、三十年をもしのぐ史上空前の米の豊作を初めとし、全体としての生産の伸展により、年度当初の予測を上回る高……

第34回国会 農林水産委員会 第3号(1960/02/17、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 基本問題調査会の方では、まだ審議中でございまして、方向とかあるいはこういうふうな具体的な結論とかというような出し方をまだいたしておりません。  大体この際その経過を御説明申し上げておきますると、この調査会は昨年の七月に発足いたしております。第一回の総会におきまして、政府から、「農林漁業に関する基本的施策の確立に関する意見を求める」、そういう諮問を行なっております。調査会は、この諮問を受けまして、現在までに全部で七回の総会を開いて審議を行なっておりますが、その経過の概要を申し上げますと、まず、第二回及び第三回の総会におきましては、農業の現状認識に重点を置いて審議を行ない、続く第四……

第34回国会 農林水産委員会 第4号(1960/02/18、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 私が昨日申し述べましたことは、これは、所得倍増計画という計画はできておりませんけれども、その構想に沿っておる考え方なのです。所得倍増という問題は、倍増自体は実はそうむずかしい問題ではない。これも非常に努力は要しますけれども、一番むずかしい問題は、倍増の内容において一体国民格階層の均衡のとれた姿というものが実現できるか、こういうことにあるわけであります。すなわち、政府の今後の経済政策全体がさような均衡をとりながらその発展を実現していくということにあるわけであります。この考え方は私一人の考え方ではありません。政府全体がこれから所得倍増計画というものと取り組むわけでございます。その取……

第34回国会 農林水産委員会 第5号(1960/02/24、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 その通りでございます。
【次の発言】 農業はもとより、それに対する施策もこれに伴いまして転換期にある、かように考えております。
【次の発言】 高石委員が米の配給制度について非常に御心配なさっておられるそのお考えに対しましては、私も深く敬意を表します。現在食管制度に対しましてこれをゆすぶるようないろいろな現象が現われていることはお話の通りでございまして、たとえば受配率が非常に低下してきておる、また、やみ価格が低くなって参りまして、全国平均で言いますと配給価格よりも下回る、昨年は、百二十四円というのがやみ価格の平均でございましたが、これに対して配給価格は百二十一円、ことしになります……

第34回国会 農林水産委員会 第17号(1960/04/05、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 ことしは初年度でございますので、一応二億五千万円の資金計画にしております。ありますが、その推移を見まして、必要があれば、これはおそらくそういう必要があるだろうというふうに私どもは考えておりますが、必要がありますれば、これは増額いたしたい、かように考えております。
【次の発言】 お話の通り、沿岸漁村対策はなかなか手厚いことをする必要があると思うのです。その際の対策といたしましては、やはり生産の基盤を作るために政府が協力してやる、そういうことをまず考えなければならぬわけです。それから、同時に、一人々々の漁民は農村に比べてお話の通り弱い面が多いと思うのです。一人々々で仕事がやっていけ……

第34回国会 農林水産委員会 第19号(1960/04/07、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 ただいまは、漁業協同組合整備促進法案につきまして御審議、御決定をいただきまして、なおこれに附帯いたしまして御決議をいただいたわけでございますが、私ども政府といたしましては、御決議の線に沿いまして極力善処いたしたい、かように存ずる次第でございます。
【次の発言】 ただいまモスクワにおいて行なわれておりまする日ソ北洋漁業の交渉が、いよいよ最終段階に入るわけでございます。つきましては、政府におきましても万全の対策をとってこれに臨みたい、こういう考えから、さきに委員会の顧問といたしましてモスクワに派遣しておりました塩見君を一時帰朝してもらいまして、その中間報告を聞いたわけです。ところが……

第34回国会 農林水産委員会 第33号(1960/06/16、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 この法案の趣旨につきましては、大体御賛同をお願いできるのじゃないかと思うのですが、その実施の要綱の問題と存ずる次第であります。要綱につきましては、まだ最後案が整いませんで、まことに恐縮なんでございますけれども、最終のものをきめました上は、当委員会にお示しして、十分御審議いただきまして実施に移したい、これで一つ本日のところは御了承願いたいと思います。

第34回国会 予算委員会 第2号(1960/02/05、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 お答えいたします。お話のように、ただいまジュネーブにおきましてガットの第二小委員会が開かれまして、各国における農業貿易、農業生産品の貿易につきまして、その障害事項につきましてそれぞれの国から報告を求めておる、こういうことでございます。これは主として農業生産をする後進国におきまして、どうも関税の引き下げというガットの主要目的だけではその効果を発生いたさない、こういうことから関税以外に、関税をもぐって、何か関税は引き下げてもそれにかわる障害を置いている事情はないか、こういうことを検討しようというので逐次報告を求めておる、こういうことでございますが、わが国におきましては委員を派遣いた……

第34回国会 予算委員会 第3号(1960/02/06、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 お答えいたします。砂糖につきましては、御承知の通り、その九割を外国から輸入しておるわけです。そこで国産の砂糖というか、甘味資源というものを培養しなければならぬ、そういう政策を進めております。これは成績があまりによくないというお話のようでございますが、そうでないのです。なかなか私どもは期待をいたしておりまして、近い将来には、半分くらいは国内で自給をいたしたい、かように考えておるわけであります。さようなこともありますので、砂糖の輸入を自由化するかということについては慎重に考えていきたい。当面これを自由化するという考えは持っておりません。  それから大豆と菜種につきましては、これはも……

第34回国会 予算委員会 第10号(1960/02/15、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 お答えいたします。大豆につきましては、一応十月にこれを自由化したいという考えを持っております。ところが大豆を自由化いたしますると、生産者にも、それから消費者にも、また加工業者にも非常な影響があります。そこでそれらの影響をならした上、これを実施しなければならぬ。そのならし方で一番問題になるのは、これは生産者の場合なんです。生産者が今一俵三千二百円くらいで売っておるわけでありますが、これが下がっては困るというふうに考えております。そこで政府の方じゃそれを全部買い上げるということをまず基本の方針にしたいということを考えておるわけでございまするが、そのためには財源をどうするかという問題……

第34回国会 予算委員会 第11号(1960/02/16、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 農は国の基だというふうに古来いわれておりますが、経済的に見ましてもまことにさような通りに考える次第でございます。米の問題一つとらえてみましても、もし数年前までのような作況でありますれば、二、三億ドルの輸入をしなければならぬというような状態であります。今日そういう事態が改善されまして、輸入が非常に減っておるというようなことを考えましても、これは国際収支を支える面から言いまして、農業生産というものがわが国経済の上にきわめて重要な地位を保っておるのだ、かような考えを持っております。また国の経済の面から言いましても、安定的な需要を持つということ、これは農業人口が非常に多いという点から考……

第34回国会 予算委員会 第12号(1960/02/19、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 日韓会談に関連いたします米の輸入の問題でございますが、私も外務大臣から、今度は日韓会談がうまくいきそうだ、抑留者も帰れるようになるし、また貿易再開ということも考えられる。しかしそのかわり米を輸入しなければならないというような問題が今提起されておる、こういうことを聞いておる次第でございます。米を買うにいたしましても、その数量をどういうふうにするか、また価格をどういうふうにいたしますか、さらに玄米で買うのか、精米で買うのかというようなこまかい技術的問題もありますが、しかし要は、米を買うということがきまって、そのほかの問題は何らの効力がないのだということではこれは私どもは一顧の価値も……

第34回国会 予算委員会 第16号(1960/02/29、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 自由化をするという方に入るものでございます。
【次の発言】 全体的に見まして、または理論的に言えば、農産物といえども海外品も大手を広げて受け入れる、そのかわり日本の農産物も大いに買えという態勢かと私は思います。しかし、お話しのように、現実の日本の農業というものは零細農業であって、そういうわけには遺憾ながらいかないのです。そこで、私といたしましては、農産物の自由化ということにつきましては、できる限り慎重を期していきたい、かような考え方です。もちろん米麦、主食につきましては自由化はいたさない。また酪農製品というような今後期待されるような産業につきましても、これを適用しない。また砂糖……

第34回国会 予算委員会 第17号(1960/03/01、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 大豆につきましては特別の立法と特別の予算措置を検討中でございます。
【次の発言】 原則論としては全く同感でございます。

第34回国会 予算委員会 第18号(1960/03/02、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 外務大臣等から話がありまして、お話の通り、私の方からは抑留邦人の相互交換、それから玄米であるべきこと、さらに価格が公正であるべきこと、さらに今回のような買付は今回限りであること、かようなことを申し入れまして、さようなことならば数量の検討をいたしましょう、こういうことになっておるわけであります。それで大体いろいろな条件が討議されておりますが、特にお話のような玄米にするという問題、この点につきましては、まだ韓国側において検討中でございまして、妥結に至っておりません。私といたしましては、あくまでもその主張を貫きたい、かように考えております。


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第36回国会(1960/10/17〜1960/10/24)

第36回国会 予算委員会 第1号(1960/10/23、28期、自由民主党)

○福田(赳)委員 私は、自由民主党を代表いたしまして、池田内閣の政策の大綱につきまして御質問したい。  総理の演説を承ったのですが、その概要は外交、内政一体の原則の上に立って、外交的には中立政策を排し、また内政的には経済を大いに拡大して民生を安定する、それによって国際的地位も向上し、また国民の生活の向上をはかっていく、こういうことにあるように思うのであります。私、考えまするに、武力を持たない日本が今日世界においてどういう立場をとるべきであるか。戦前は世界の三大海軍国、また五大陸軍国ということで、ともかく武力を背景にして世界にものを言い、世界の繁栄と平和に貢献をしておったのです。ところが、それを……


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各種会議発言一覧(衆議院28期)

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第33回国会(1959/10/26〜1959/12/27)

第33回国会 災害地対策特別委員会農林水産等小委員会 第2号(1959/11/17、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 農業災害の問題につきましては、かねて足鹿委員の特別の御検討、御心配にあずかっておりまして感謝しております。今回大風水害が起こりまして、お話のように、被災地におきましては、その支払い資金に不足を生ずるというものが五件ばかり出てきておる次第でございます。それに対しまして法律案で御審議をいただいておるわけでございまするが、共済基金の方から、さしあたり融資をするということにいたしたのでございますが、これは私の考えとしましては、臨時応急の便法であるという考えでございます。これをもちまして前例といたしますとか、あるいは恒久的な考え方の方向を示しますとか、さような考え方は毛頭持っておりません……


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第34回国会(1959/12/29〜1960/07/15)

第34回国会 建設委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1960/03/17、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 治山治水、これは一本の法律にすべしという御意見でありまするが、特に治山事業につきましては植林と非常に関係がある。植林と申しましても、これは国有林が中心でありまするから、これと切り離して治山対策を進行するということにつきましては、これは実質的にいろいろ障害があるわけであります。さようなことで、杉の上だけで一本の特別会計ということにとらわれるよりは、実質を尊重した方がよかろうということで、治山と治水を別にしたわけであります。
【次の発言】 ただいま建設大臣からお話のような次第でございまして、両者の調整は企画庁でもって十分やりますので、支障はないと思います。

第34回国会 内閣委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1960/04/01、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 農地被買収者の処置につきまして、政府部内、また自由民主党の中でいろいろ論議が戦わされたということについては、これは率直に申しましてさようなことがあったのは当然のことでございます。でありまするけれども、いろいろ検討の結果、調査会を設置するということにつきましては、これは政府与党におきまして何らの異議もなく、一致いたしまして決定されたところの結論でございます。私ももとより終戦後の農地解放と申しますか、農地制度の改革措置は、当時の社会安定のためにも非常な貢献があり、また農業生産の新しい体制を整えるという意味におきまして、大きな影響を及ぼしておるというふうに存じておる次第でございます。……

第34回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1960/02/26、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 昭和三十五年度農林関係予算案についてその概要を御説明申し上げます。  まず一般会計における農林関係予算案の総体について申し上げます。  農林省所管合計といたしましては、千百六十五億二千七百万円となっております。これに総理府、大蔵省、文部省、労働省及び建設省所管の農林関係経費を加えました農林関係予算合計は、千三百十九億八百万円となり、これを昭和三十四年度当初予算に比較すると二百五十五億五千七百万円の増加となります。  なお、この増加額のほか、前年度の経費で減となるものが糸価安定特別会計繰り入れ、日本蚕繭事業団出資金等で約三十七億円あるので、これを加えた約二百九十三億円が三十五年度……

第34回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1960/02/27、28期、自由民主党)【政府役職】

○福田国務大臣 私は農業を政府が助成するという場合において、これは段階的にその方法を考えなければならぬというふうに考えておるのです。非常に粗笨な農業をこれから近代化しようという第一次の段階におきましては、どうしても国の財政援助ということが、直接必要になってくるというふうに考えるわけです。しかし農業を企業的なところまで持っていこうということが、終局の目的でなければならぬわけであります。そういう段階に踏み込む、また踏み込んだという段階になりますと、政府の直接財政援助という形から、融資による援助という方法が、第二次的な考え方としてとられていいというふうに私は考えるわけです。それからさらに進みまして、……



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データ更新日:2023/02/05

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