このページでは八木昇衆議院議員の28期(1958/05/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は28期国会活動統計で確認できます。
○八木昇君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程せられました会期四日間延長の件について反対討論をなそうとするものであります。(拍手)以下、その理由を簡潔に申し述べたいと存じます。 私は、第一に、国会の会期あるいはその延長は、本来、国会の多数党が、おのれのみの意思によって一方的にきめるがごときことは、望ましいことではないと考えるのであります。(拍手)今国会の会期が、当初、与野党の話し合いによりまして、二十五日と協議決定をいたしましたことは、この精神によったものであると信ずるのでございますが、にもかかわらず、今回、自由民主党は、みずからの一方的な意思によりまして、昨晩突如として会期の……
○八木昇君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程されました社会党提出の石炭鉱業安定法案に賛成し、政府提出の石炭鉱業合理化臨時措置法の一部を改正する法律案に反対の討論をなそうとするものでございます。(拍手) 今日、石炭産業は全世界的に危機の状態にありまして、その原因は、技術革新によってエネルギーの消費構造が近年著しく変化し、石炭需要が相対的に低下したことにあると一般的にいわれておるわけであります。私は、むろん、このことを否定はいたしませんが、わが国における現在の石炭危機の直接の原因は、決してこればかりではなくて、政府のエネルギー政策の貧困と、炭鉱資本家の無責任な行為にあると信じてお……
○八木(昇)委員 その件ですが、ともかく、この議運の委員会としては、二十三日の日にわざわざ職員を派遣して、そして、ぜひ委員会に県警察本部長並びに担当の係の警部の出席を求めたにかかわらず、今日まで、いろいろな理由は言っておられるようですけれども、ついに出席をしておられないわけですね。私としては、非常に遺憾だと思います。その間、五日の日時を経過しておる。でありまするから、ただいまの委員長のお話ではございまするが、取り下げるようなことになるのかならないのか、どうするのかわかりませんが、しかし、それはそれとしまして、ともかく、きょうはもはやだめですから、あしたの午前中にでもこの委員会に出席をするように……
○八木(昇)委員 時間もだいぶたっておりますし、幸い内閣官房副長官もお見えになっておりますので、防衛庁長官と官房副長官に対します問題からできるだけ簡潔に質問をいたしたいと思います。 一昨日の本委員会での柏委員の質問に対し、防衛庁長官は次のようにお答えになったわけであります。すなわち、日本の自衛というものについてはできる限り自主防衛という方面に進んでいきたい。しかしながら原子力を用いるような大きな戦争状態になる場合には、これはとうてい日本の自衛力をもってしてはいかんともなしがたい、こういう趣旨の御答弁があったと思うわけであります。そこでお伺いをいたしたい点は、防衛庁は現在内閣調査室あたりと連携……
○八木(昇)委員 それは簡単に申しますと、岸総理がブラン記者に語られた話の内容そのことが、きわめて重大であることはもちろんであります。それについては、われわれこれを徹底的に追及しなければならぬと思つておりますが、しかし、議運の段階においては、その点についてはできる限り遠慮をしたいと思います。しかし、きのうの岸総理の国会答弁の中で、非常に重大な食言の疑いがあるわけです。と申しますのは、きのう成田氏が、岸総理に質問をいたした中に、次のようなことがございました。もし、NBC放送なるものが間違つておるならば、その取り消しについて総理は要求をするのかという質問があつたわけです。これに対して総理の答弁は、……
○八木(昇)委員 今提案をされております公正取引委員会の委員任命に関して、松野さんに数点お伺いをいたしたい。と申しますのは、最近、御承知の通りに、独占禁止法の改正の動きがにわかに活発になつてきて、その独禁法緩和のための改正法案が、今国会にも出ている。その動きと、今回の人事の更迭との間に、ある種の関連があるのではないかという、実は濃厚な疑いを私は持つておるわけです。そこで、独禁法の改正について、その内容に触れることは、これは議運の仕事ではありませんから、いたしませんが、ただ一点だけ申し上げたい点は、独禁法改正についての審議会の答申においては、ある程度、カルテルを従来よりも緩和することを認めた答申……
○八木(昇)委員 端的に数点質問をいたしたいと思います。先ほどの石橋君並びに飛鳥田君の質問に関連いたしまして、なお念のためにもう一点だけお伺いいたしたいと思います。 それは、先ほど来の質疑応答で総理が明らかにされました点は、沖縄に対しては観念的、抽象的には日本の主権が及ぶのだ、従って現実にこの防衛をやるかどうかは別として、観念的にはこの沖縄も防衛地域と考えられる、こういう趣旨の御答弁だったと思う。そうしますると歯舞、色丹両島については、私が今さら申し上げるまでもなく、これは平和条約締結の暁には日本に返すソ連との間の約束になっておるほど、沖縄より以上に、これは観念的、抽象的というよりは、もっと……
○八木(昇)委員 そういった御意向だとすれば、これは、労働問題懇談会の結論が出てきた場合には、労働問題懇談会の結論通りにそれを措置しよう、そういうお考えがあるように理解してよろしゅうございますか。
【次の発言】 今の国内法規の関係については、これは若干の時日を要するといわれる根拠が、あるいはあるかもしれないと思うのです。しかし、ILOの八十七号の批准それ自体については、これは何ら遅疑逡巡するところはないはずです。われわれの方があまりにもおくれておるから、そこで促進決議案を出したというわけです。その点に関して、態度をやや遷延しておられるという印象をわれわれはどうしても持つのですが、その点どうです……
○八木(昇)委員 議運の委員会でございますので、あまりILO問題の中味に深く立ち入って御質問したいとは思わないのでございますけれでも、二、三点について、ちょっとお伺いしたいと思います。 ILOの八十七号条約批准問題に関しましては、もうすでに国際的には二年近く問題になっておるんだと思うのです。それで、労働大臣御自身としてはどういうお考えなんでしょうか、今国会中にこの批准をおやりになるお考えであるかどうか、端的にそれをお伺いしたいと思います。非常におくれているものですから、私どもも、がまんがならないようなわけで、やむなく決議案を提出しているという事情でございます。
○八木(昇)委員 あとで同僚委員からも質問がございますので、総理府設置法の一部を改正する法律案のうちで、主として皇居造営審議会に関する部分について若干御質問をいたしたいと思います。 私三、四日前にこちらの委員会の方から、皇居内を若干視察をさせていただいたわけであります。そこでいろいろと感ずることもございました。しかしその際二、三伺いをいたしました点から私の感じとして受け取りました点は、今回の皇居造営審議会を設けられるについて大体の政府御当局の大筋の概念というか、そういうものがあまり確立されていないのではないかという感じが実はしたのであります。といいますのは、たとえばここに審議会を設けまして……
○八木(昇)委員 私は、建設委員会に突然お伺いをいたしまして、貴重な時間を費しますことは非常に恐縮に存じます。実は先般の七月の中旬に、主として福岡県を中心に、九州の各県にも災害があったわけでございます。山口県にもございましたが……。そこでこれについて、実は私福岡の視察をさしていただき――実情は福岡県出身の議員の方の方がよりつぶさに御存じだと思うのでございますけれども、私佐賀県の出身でございますので、特に関心を持って見さしていただいたわけでございます。先ほど福岡県の地元の方の御陳情がありましたように、先般の七月中旬の災害は、非常に特色のある災害であるというふうに私どもも見て参りました。七月の十三……
○八木(昇)委員 だいぶ時間が切迫をいたしておりまするので、できる限り簡潔に、今の石炭鉱業不況の問題を中心に御質問をいたしたいと思います。大臣がお見えになりましたならば、基本的な点について三つ、四つ伺いたいと思っておるのでありますが、さしあたって石炭局長さんに若干の質問をいたしたいと思います。 石炭不況というのがようやく明らかになって参りまして、そうして逐次貯炭が増大をしていく。このままでは、石炭鉱業は重大な事態に逢着するのではないかということがわれわれの目にも明らかになって参りましたのは、昭和三十二年の下期ごろからだと思います。そうしますと、石炭不況の声が聞かれ始めましてから今日まで、すで……
○八木(昇)委員 関連。今の田中委員の質問に関連をいたしましてこの機会に一、二局長に確かめておきたいと思います。
今の技術提携についてですが、これから実際にロッキード・ジェット戦闘機の生産を始めるわけですけれども、実際はどうなんでしょうか。いよいよ生産を始めるといいましても、ほとんどの製品が先方のロッキード会社から送ってきて、そして事実上はこれの組み立て作業というか、こういったことを当面はやるにすぎないのではないか、どういうふうになっていきますか。
【次の発言】 そこで私どもは、どうしても疑問が出てくるのですがね。結局通産省の技術提携の基本方針としては、これはやはり先方から設計書をもらい、あ……
○八木(昇)委員 私、ちょっと議運の招集がよくわからなかったのでおくれて来まして、あるいはすでに出ておるかもしれませんが、こういう回答を出すことに必ずしも私ども異論はありません。これを出すことはいいと思います。ただ、問題が一つ残るのですが、この回答書を出すということは、結果的には、当然、議運の委員会としては、修正権ありゃなしや、また、それに関連する問題についての論議がまだ今後相当の日時を要する、従いまして、安保特別委員会の方においては、こちらの議運の結論を待つまでもなく、審議は適当な時期から始められるもやむを得なかろうという意味が裏面にはある、こういう格好になっておると思うのです。非常に端的に……
○八木(昇)委員 ちょっとその問題に関連して。これは理事会でどの程度の議論になっておるか、私もまだ承っておりませんが、ただ、これは議会の中の警察秩序というよりは、議会のまわりのものですね。ですから、議運の委員会でやることについて若干の疑義を持っておるのですが、そういう点は理事会でもう少し論議をしてもらいたいと思います。
【次の発言】 そうすると、わが党の理事からは、苦干そういった疑義についての発言はあったのではありませんか。
【次の発言】 どういう議論ですか。
○八木(昇)委員 大体、議運の理事会におきましても、与党側の方におかれましては、これはやはりあくまで議運で審議したいという御意向のようでありますし、また、与党側が多数でございますので、これ以上私どもが主張しても、いかんともいたしがたいと思いますので、今の阪上君の御発言にちょっとだけ補足いたしたいと思います。それと同時に、若干要望もいたしたいと思うのであります。 これは議事堂内部の問題というよりは、むしろ議事堂周辺の問題を取り扱って参りますので、都の公安条例の関係、あるいは警察官職務執行法との関連というようなものが、審議過程では必然的に問題になって参ります。そうなってきますと、どうしても地方行……
○八木(昇)委員 私は、だいぶ前に質問をしかけておりました事項について、二点ばかり、この際、法制局長にお伺いしたいと思います。 一つは、憲法第六十条の事項でございます。第六十条には、御承知のように、「予算は、さきに衆議院に提出しなければならない。予算について、参議院で衆議院と異なった議決をした場合に、」云々と、後段が続いております。続きまして次の条の第六十一条には、「条約の締結に必要な国会の承認については、前条第二項の規定を準用する。」と、こう書いてあります。そこでお伺いをいたしたい点は、第六十条と弟六十一条との関係ですが、この違いは、予算は、先に衆議院に提出しなければならない、しかしながら……
○八木(昇)委員 内容にわたっての私の意見は、あと木原さんの質問に続いてまた日をあらためてやりたいと思いますが、ちょっと先ほど来の御答弁を通じて疑問に感じました点が出ましたので、この際お考えを伺いたいと思います。それは、議長には、国会の運営が会期中十分に規律が保持されてやっていけるように、国会法に基づいてすべての警察権が与えられておるわけです。そこで、先ほど来のお答えで、それとの関連において疑問を感じたのは、これは提案者と、それから法制局の方と両者からお答えいただきたいと思いますが、現在のまま、まだこの法律がない現状のもとにおいては、衆議院議長は、都の公安委員会等に対して、デモの許可の取り消し……
○八木(昇)委員 今度の法律案の原案の各条項の具体的中身についての詳細には今回はできるだけ触れないようにいたしまして、一般的な事項を二、三質問いたしたいと思います。 実は私どもが非常に疑問に思います点は、この新しい法律案が出される前提としまして、現在まだこの法律は成立を見ておりませんから、現在の状態のもとにおける衆議院議長の警察権というものについて、特にその範囲について私ども二、三疑問に感ずる点があるわけであります。 そこで、第一にお伺いをいたしたい点は、本日議長がお見えになっておれば、議長に伺いたいと思ったのですが、おられませんので、これは事務総長でもけっこうでございますから、最初に次の……
○八木(昇)委員 時間が十分くらいしかないそうでございますから、ほんの二、三点お伺いしたいと思います。 きのうの一部の新聞にも報道せられておったのですが、電気ガス税の問題について、この機会にちょっと大臣の所信を伺っておきたいと思います。 これはきのうの朝日新聞に載っておったのですが、「電気・ガス減税見送りか」という見出しで載っておる。この電気ガス税問題については、根本的に考えまして、電気、ガスというようにほんとうに民衆の日常生活に必要不可欠のこういったものに対して、一〇%に及ぶ税金をかけるということそれ自体、これは私としては非常に納得しがたいものがあるわけです。しかもすでにこのガス料金の値……
○八木(昇)委員 ちょっとそれに関連しまして課長に伺っておきますが、それは電圧というのは標準電圧百ボルト、それはその通りなんです。ですけれども、その百ボルトという電圧が九十八ボルトから九十七ボルトに落ちる程度くらいのところまでは、それはそうやかましく言わぬだろうと思います。ですけれども、それが相当低下をしておるためにこういう問題が起きておる。それで、その場合に、たとえば百ワットの電灯は百ボルトで供給してある場合に、それが九十ボルトとか、八十五ボルトというふうに落ちた場合は百ワットの電灯の光が八十五ボルトに落ちた場合には八十五ワットの光度に落ちるのじゃないでしょう。たとえば百ボルトが八十五ボルト……
○八木(昇)委員 関連して。お急ぎでございますから、非常に恐縮でございますが、関連して一つ。大体先生のおっしゃる意見は私どもも理解ができるのでございますけれども、やはり実際品物を輸入する者、あるいは国内の消費者という立場からしますると、どうしても貿易が自由化していきますると、農産物とか工業原料というものは、従来東南アジア等の後進国から輸入していたものが、アメリカからの輸入へどうしてもほっておけば切りかえられていくということになるのじゃないかという懸念を感ずるわけでございまして、そういう点さらに先生のお気持をちょっと伺っておきたいこと。それから、私あたりはしろうとでございますけれども、今度日本が……
○八木(昇)委員 私は、石炭関係についてはたくさん問題がございますが、本日は、今の武藤君の質問に続きまして、重油ボイラー関係に主としてしぼりまして、若干質問をいたしたいと思います。 大臣に御質問をいたしたいと思うのですが、その前提としまして、二つばかりまず数字を明らかにしておいてほしいと思うのであります。この点は鉱山局長にお伺いをしたいと思いますが、この重油ボイラー設置制限法の期間延長に関連して提出されました資料によりますと、五十平方メートル未満のボイラーについては今度制限をはずす、その五十平方メートル未満のボイラーは、現在まで制限法の対象となっておった全ボイラーの罐数の中の八一%に当たる罐……
○八木(昇)委員 ただいまの多賀谷委員の質問に関連して二、三伺っておきたいと思います。 最初に電気事業連合会の松根さんに二、三点伺いたいと思います。いつでございましたか、私も新聞か何かでちょっと見たのでありますが、四日市の火力発電所の問題で、重油専焼ボイラーというのか、そういうたぐいのものを設置したというふうな記事を、ちらっと見たような気がいたしました。現在までに火力発電所の建設をやっておるものの中で、石炭をたくボイラーはやらないで、重油専焼的なボイラー設置の工事を事実上進めておって、通産省の許可、認可を待っている、そういう姿になっておるような発電所、建設中の発電所というものが現実に国内に存……
○八木(昇)委員 私は、ただいま可決をせられました重油ボイラーの設置の制限等に関する臨時措置に関する法律の一部を改正する法律案に対しまして、提案者を代表いたしまして附帯決議の案を提案いたしますと同時に、その趣旨の簡単な説明を申し上げたいと思います。 まず、附帯決議の案文を朗読いたします。 重油ボイラーの設置の制限等に関する臨時措置に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、本法の施行にあたっては、その厳正な運用を期するとともに、石炭鉱業の合理化の推移を充分考慮しつつ、特に次の諸点に留意すべきである。 一、石炭新需要の拡大について、積極的施策を講ずること。 ……
○八木(昇)委員 本会議の関係であまり時間がないそうでありますので、ちょっと質問に困っているのですが、二、三の点を御質問いたしまして、時間があれば例の三井三池炭鉱の件について、あとで若干質問したいと思っております。 今度の合理化法の一部改正案を見まして私ども感じます点は、先ほど始関さんからも御指摘がありましたように、千二百円炭価を下げるという前提の上に立って、それを実際に実現をするために、この石炭鉱業の合理化法の改正案を出す、こういう提案の趣旨のようでございます。そこでいろいろ伺いたいのですが、きょうのところはこの中身は省きまして、千二百円炭価を下げるという考えだが、それについて通産当局とし……
○八木(昇)委員 多賀谷委員が大体質問するようになっておりましたので、突然で非常に恐縮なのでございますが、最初に植村さんにちょっとお伺いをいたしたいと思います。 先ほどの植村さんのお話の中で、現在の石炭鉱業というものは、いろいろな方面から非常に重大な危機がきている、それに対していろいろな対策が考えられるが、何といっても今日のエネルギーの状態を考えると、重油やその他油の進出が相当著しい、これはどうしても石炭の炭価を引き下げないとならぬというところにきている、それがためには昭和三十八年度の石炭の炭価を昭和三十三年度当時の石炭の炭価よりトン当り千二百円というものは、絶対に下げなくちゃならぬ、それが……
○八木(昇)委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程となりました社会党提出の石炭鉱業安定法案に賛成し、政府提出の石炭鉱業合理化臨時措置法の一部を改正する法律案に反対の討論をいたします。 今日石炭産業は全世界的に危機の状態にあって、その原因は技術革新によってエネルギーの消費構造が最近非常に変化し、石炭需要が相対的に低下したというところにあると一般的にいわれておりますが、私はむろんこのことを否定いたしません。しかしわが国における今の石炭危機の直接の原因は、政府のエネルギー政策の貧困と炭鉱資本家の無責任な行為にあると考えるわけであります。大体この石炭鉱業合理化法は重油ボイラー規制法と……
○八木(昇)委員 すでに自民党、共産党の方から質問がありまして、時間も相当たっておりますので、私はできるだけ簡潔に何点かお伺いをいたしたいと思います。社会党といたしましても、法務委員会においても、数点はどうしても明らかにしておかなければならぬ責任がございます。実は私は一昨日の朝三池炭鉱の現地へ参りまして、けさほどこちらへ帰ってきた。従いまして、実際に現場もつぶさに見て参りましたし、いろいろな方面から話もこまかく聞いて参りました。その上に立って数点質問をいたしたいと思うわけであります。 先ほど志賀委員から質問がありましたが、最初に二十八日の三川鉱で起こりました第一、第二両組合のいわゆる衝突、あ……
○八木(昇)委員 できる限り私は商工委員の立場から、今回の炭鉱離職者臨時措置法案に対しまして質問をいたしたいと思います。 まず、やはり私は今度のこの問題を考えます場合に、北九州方面あるいは北海道その他全国の炭鉱地帯におきまして非常に深刻な不況という問題が起き、しかもたくさんの炭鉱離職者の生活が今日窮迫して、そして山元付近に滞留しておる、これが大きな社会問題となっている、こういう事態に立ち至ったことについては、結局するところそういった労働者の人たちに責任はない。 むしろこういった重大な深刻な事態をもたらしたについては、炭鉱の経営者側並びに政府に重大な責任があるのではないか、一体こういう事態に立……
○八木(昇)小委員 私は新しくかわりました委員ですから、過去の経過をそう詳しく知っておるわけではありませんが、議運で決定されたことが今まで実施をされていない、そうして今後全力を尽くして努力すると、こうおっしゃる。ということは、今までこの議運の決定がどうして実施に移し得なかったのか、その理由――具体的にどうこうとこまかく承ろうとは思いませんが、いかなる理由があったのか。
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