八木一男 衆議院議員
29期国会発言一覧

八木一男[衆]在籍期 : 25期-26期-27期-28期-|29期|-30期-31期-33期
八木一男[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは八木一男衆議院議員の29期(1960/11/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は29期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院29期)

八木一男[衆]本会議発言(全期間)
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第38回国会(1960/12/26〜1961/06/08)

第38回国会 衆議院本会議 第16号(1961/03/14、29期、日本社会党)

○八木一男君 私は、日本社会党を代表いたしまして、わが党提出の国民年金法案、国民年金法の施行及び国民年金と他の年金との調整等に関する法律案、一般国民年金税法案、労働者年金税法案、国民年金特別会計法案、国民年金の積立金の運用に関する法律案の、互いに相関連する六法案に関して、一括して提案の理由、趣旨並びにその内容の大綱を御説明申し上げるものでございます。(拍手)  申し述べるまでもなく、現在の国民年金法は、昭和三十四年、第三十一回国会において成立し、同年十一月一日より施行、昨年三月三日より、その無拠出部分、すなわち、福祉年金の支給が開始され、本年四月一日よりその拠出年金の部分の保険料徴収が予定をさ……


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第43回国会(1962/12/24〜1963/07/06)

第43回国会 衆議院本会議 第37号(1963/06/22、29期、日本社会党)

○八木一男君 私は、ただいま議題と相なりました社会労働委員長秋田大助君解任決議案について、提案者を代表いたしまして趣旨の説明を行ないたいと存じます。(拍手)  まず、案文を朗読いたします。   本院は、社会労働委員長秋田大助君を解任する。   右決議する。 以上であります。  以下、その理由について御説明申し上げます。  個人としての秋田大助君は、学識経験ともに豊かにして、その人柄はまたまことに温厚誠実なる紳士でありまして、私自身も深い親愛の念を持つものでありまするが、国権の最高機関にしてただ一つの立法機関である国会の第一院たる衆議院の役員としては、きわめて不適任であると信ずるのみでなく、国会……

八木一男[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院29期)

八木一男[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第37回国会(1960/12/05〜1960/12/22)

第37回国会 社会労働委員会 第4号(1960/12/20、29期、日本社会党)

○八木(一)議員 私は日本社会党を代表して、ただいま議題と相なりました国民年金法中福祉年金の特別の支給に係る規定を除きその他の規定の施行の延期等に関する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。  現行国民年金法は昭和三十四年通常国会において成立し、そのうち福祉年金の部分はすでにその支給が開始され、拠出年金については明年四月一日より保険料の徴収が開始されようとしているのであります。本法は国会において審議された当時よりその不十分な点、不合理な点が明らかにされ、社会保障に徹底した法案を提案していた社会党によって反対されたにかかわらず、政府与党が多数によって押し切って成立したものでありまして、そ……

第37回国会 社会労働委員会 第5号(1960/12/21、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 私から、ただいま森 本保険局長に出席を要求してございますが、いかがになっておりますか。
【次の発言】 それでは来てからも 申しますけれども、その問題について申し上げます。  一般の行政の問題について申し上げる前に、厚生省のあり方について大臣に御質問を申し上げたいと思います。  昨日起こったことは、ほかから聞いておいでになると思いまするけれども、厚生省のあり方としてははなはだけしからぬやり方であると思うのです。  まず第一に、厚生省は国民の陳情を非常に拒否をして、来てはならないという――厚生省の構成員全部とは申しませんが、そういうことを申しました。要務があるために会えないことも……

第37回国会 社会労働委員会 第7号(1960/12/23、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 石田労働大臣に質問を申し上げます。かなり御質問申し上げたいことがあるのですが、時間の都合がおありだそうですから、比較的時間を詰めて簡明に申し上げますので、簡明にお答えを願いたいと思います。  実は社会保障の問題について労働大臣にお伺いいたします。労働大臣並びに国務大臣として、社会保障の問題についての御見解があれば先に承っておきたいと思います。
【次の発言】 一応それで大体いいように見えますが、これは社会保障本来の表側を言われたわけであります。そのほかに社会保障については労働大臣として考えられなければならない大きな意義が二つございます。聰明な石田さんですから考えておられるかと思……


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第38回国会(1960/12/26〜1961/06/08)

第38回国会 社会労働委員会 第15号(1961/03/16、29期、日本社会党)

○八木一男君 私は日本社会党を代表して、わが党提出の国民年金法案、国民年金法の施行及び国民年金と他の年金との調整等に関する法律案、国民年金の積立金の運用に関する法律案の互いに相関連する三法案に関して、一括して提案の理由、趣旨、並びにその内容の大綱を御説明申し上げるものであります。  今国会に別に一般国民年金税法案、労働者年金税法案、国民年金特別会計法案の三法案を提出いたしてございまして、その三法案は、この以上の三法案と内容が不可分でございまするので、御説明にあたりましては相関連して御説明申し上げることを御理解をいただきたいと思います。  申し述べるまでもなく現在の国民年金法は、昭和三十四年、第……

第38回国会 社会労働委員会 第20号(1961/03/29、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 大蔵大臣がちょうど社会労働委員会においでになりましたので、社会保障について総括的な点で、総理がこられるまでお伺いをしたいと思います。こられて中断をしたならば、次に別な機会に続けていたします。  社会保障は、自民党の三枚看板の中の第一看板だったはずですが、今度は非常に後退して、三番目の看板みたいな状態になってしまったわけです。大蔵大臣が厚生大臣といろいろと交渉されるときに、財政的な立場や、あるいはまた経済的な立場からそれにチェックをされたのじゃないかと思うのですが、これについての大蔵大臣のお考えを伺いたい。
【次の発言】 そんな御答弁を期待しているのではなしに、あとの方のことを……

第38回国会 社会労働委員会 第22号(1961/04/04、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 失業保険法の一部を改正する法律案に関連をいたしまして御質問を申し上げます。労働大臣がまだ来ないことは非常に遺憾でありまするが、委員長から急速に出席をするようにお手配を願いたいと思います。  まず職安局長にお伺いをいたしたいわけでございまするが、失業保険法の一部を改正する法律関係資料の中に、社会保障制度審議会に対する諮問に対する答申が印刷をされておりまするけれども、それに対しての追加答申がきておりまするが、ここに印刷をされておりません。その追加答申の方が内容が重大でございまするので、印刷はすでにされておりまするけれども、賢明な委員諸公がその答申の精神に従って法律の審議をされるで……

第38回国会 社会労働委員会 第24号(1961/04/06、29期、日本社会党)

○八木(一)議員 私は日本社会党を代表してただいま議題と相なりましたわが党提出、日雇労働者健康保険法の一郎を改正する法律案につき、その提案の理由、趣旨内容の大綱につき御説明申し上げるものでございます。  日雇労働者健康保険法は、昭和二十七年健康保険制度の適用を受けておらない日雇い形態の労働者諸君の熱心な制定運動、充実した内容を持った日本社会党案の提案によって制定の機運が醸成されたわけでありますが、それにこたえて提出された政府策はきわめて不十分なものであったのであります。昭和二十八年通常国会並びに解散後の特別国会において、両案が審議をされ、政府案の大きな欠点が明らかにされたわけでございますが、与……

第38回国会 社会労働委員会 第25号(1961/04/11、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 労働大臣に簡単に御質問申し上げます。前にも滝井委員から触れられましたけれども、もう一回ちょっとその問題について伺いたいと思いますが、失業保険法は、五人未満の事業所にまだ今強制適用がないわけです。五人以上の事業所でも、失業保険、また労働関係ではございませんが、健康保険が、強制適用ではありながら漏れがあるという点がありますのを、やはり五人未満を全部強制適用にすることによって、そういう事業所の関係者が全部健康保険が適用されるという認識が深まりますと、結局そういうような漏れがなくなると思います。それと同時に、五人未満の事業所に失業保険、健康保険が必要だという要件の方が先でありますが、……

第38回国会 社会労働委員会 第30号(1961/05/10、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 結核予防法の一部改正案に関連しまして、予防法自体並びに結核問題について厚生大臣に御質問を申し上げたいと思います。  この結核予防法の今度濃厚感染源に対して国庫支出を八割にするという法律、ある程度前進であることを認めるわけでございますが、数年前に出ました社会保障制度審議会の勧告では、このような濃厚感染源に限ったものではなしに、数年前に全額公費負担ということで打ち出されてあります。そこには十割国庫負担の場合と、八割国庫負担であって、残り二割を公費負担という場合の両方選択を許すようなことになっておるわけでございます。ところが、先年幾分このような問題に対処することしのものと似たような……

第38回国会 社会労働委員会 第34号(1961/05/18、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 母子福祉資金の貸付等に関する法律の一部を改正する法律案に対しまして、ごく簡単に御質問申し上げます。同僚各位の御質問もありまするので、二、三点をお伺いいたしたいと思います。  厚生大臣どうなんですか。
【次の発言】 厚生大臣が来なければ、それまで待ちます。
【次の発言】 厚生大臣がおいでにならなかったので少しお待ちをいたしておりました。まあごく短時間ですから、生理的要求か何かたったと思いますけれども、そう考えてみてもいいのですけれども、社会労働委員会において、与野党ともに法案の審議が難航していることを心配をして、きのうは十二時一分前まで、これは労働と兼ねてですけれども審査したよ……

第38回国会 社会労働委員会 第35号(1961/05/19、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 吉村委員の御質問に関連して許していただきたいと思いますが、吉村委員の今おっしゃったことがほんとうの姿だと思うのです。やはり厚生大臣はどうのこうの言われないで、ほんとうの姿を認められて――例外もあります。原則としては吉村委員の意見は正しいということを認めらるべきだと思うのです。今保険局長が言われましたように、審議のあとで予算が大体きまってから変えたこともある。予算の総ワクが大体きまってから変えなければならないような貴重な意見がこの審議会から出てくる。それをその前に貴重な意見を出しておいたならば、非常に抵抗の強い大蔵省であってもそのような、たとえば社会保険審議会だったら関係の各団……

第38回国会 社会労働委員会 第37号(1961/05/24、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 ただいま議題になりました八法案中、社会党の三法案については他党の方から御質問があると存じますので、残りの五法案について、この中の主として国民年金法の一部を改正する法律案について、これから逐次、ゆっくりと、十分に御質問を申し上げたいと思います。きょう一日ではとうてい終わりませんので、ときどき中断をして、何回も繰り返し御質問をすることをあらかじめ申し上げておきます。  今度政府の方で国民年金法の改正案を初めとして、通算関係あるいは児童福祉あるいは事業団法というような、国民年金の一連の法律案、改正案を出されたわけでありますが、この法律案その他については、ごく一部、少し前進の見えると……

第38回国会 社会労働委員会 第38号(1961/05/25、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 昨日に引き続いて、国民年金法の一部改正案その他関係法案について質問を継続したいと思います。  拠出年金の老齢年金のごく大綱について昨日まであらましの質問をしたわけでございますが、もちろん拠出年金の中には老齢年金のほかに障害年金と遺族関係の母子、遺児また寡婦年金というような制度があるわけであります。その点につきましても老齢年金で申し上げたと同様の、あるいはそれ以上の組み立ての非常な誤りがあるわけであります。それについてこれから質問をして参りたいと思いまするが、まず最初に、このような政府の拠出年金制の中の、あるいは無拠出年金と関連してもけっこうでありまするが、障害及び母子年金等の……

第38回国会 社会労働委員会 第39号(1961/05/30、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 ただいま御報告のありました災害地の方々に対しまして、心から御同情を申し上げます。その処置が万全であることを希望いたすわけでございます。その問題について御質問をしたいと思うわけでございますが、議題に従って年金法の方の御質問に移ります。後に時間がございましたならば、災害問題について同僚委員から、あるいは私から質問をする場をぜひ委員長において作っていただきたいと思います。  先日までごくわずか重要問題についての大まかな質問をいたして参ったわけでございますが、それにつきまして、かなり委員会が何回も休憩をされましたので、まだ完了をいたしておりませんから、この問題について続けて御質問をい……

第38回国会 社会労働委員会 第40号(1961/05/31、29期、日本社会党)

○八木(一)議員 井堀先生の方から非常に大事な御質問をいただきまして、井堀先生並びに民主社会党の国民年金に対する御熱意のほどを伺いまして、この点敬意を表したいと思います。  井堀先生が言われましたように、社会党案は理想を掲げて現実とうまく調整していくことについて努力もし、苦慮もしたと言われましたけれども、その通りであります。苦慮もいたしましたけれども、それを実際にするために最善の努力をいたしまして作り上げましたのが、この私どもの提出いたしております国民年金法案でございます。その基礎につきましては、井堀先生御承知の通り、国民年金につきましては、その年金制度の非常に複雑でありますことと、それから現……

第38回国会 社会労働委員会 第41号(1961/06/01、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 ただいま議題となりました国民年金関係の諸法案につきまして、内閣総理大臣並びに厚生大臣に御質問を申し上げたいと存じます。  まず、総理大臣に御質問を申し上げるわけでございますが、民主主義政治においては正しい世論を尊重いたしまして、これから議会の論議をほんとうに国政に即時反映するようにしていくことが要諦の重要な部分であると存じまするが、総理大臣はいかがお考えでございますか。
【次の発言】 議会の論議の結果が即時に国政に反映することにつきまして、総理大臣の、私どもの考えと同じ御答弁をいただいて非常にけっこうでございますが、実際の議会政治においてそれが反映しない部分があることを総理大……

第38回国会 社会労働委員会 第42号(1961/06/02、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 私はただいま議題になりましたこの三案について、日本社会党提出の国民年金法案に絶対に賛成、政府提出の国民年金法の一部を改正する法律案並びに児童扶養手当法案に対して反対の討論を行なわんとするものであります。  政府の現行国民年金法ができましてから、昨年からその内容が非常に乏しいのみでなくて、大衆にとって不利なものであることをよく確認した大勢の大衆が、これに対して抜本的な改正を要求し、それまではこのような組み立ての間違った拠出年金をやるべからずとするほうはいたる世論が高まったわけであります。そのようなほんとうに年金について真剣に考えた国民の世論を反映して改正案が出されたのなら考える……

第38回国会 社会労働委員会 第43号(1961/06/06、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 社会局長と職安局長の出席を要求しておりますが、来ておりますか。
【次の発言】 委員会の審議が十分促進されることを要求されるときに、このような局長の不在で審議が中断することはけしからぬ。
【次の発言】 委員長は政府に対して厳重に戒告なさることが必要だろうと思いますが、委員長の答弁は……。
【次の発言】 厚生大臣に御質問を申し上げます。労働省関係はいませんので、国務大臣として、労働省の関係のことはわからぬというようなことを言わずに御答弁願いたいと思います。社会局長がいないけれども、厚生大臣は責任者ですから、全責任を持って御答弁願いたいと思います。  まず第一に、ただいま議題になり……

第38回国会 大蔵委員会 第18号(1961/03/22、29期、日本社会党)

○八木(一)議員 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題に相なりましたわが党提出の一般国民年金税法案、労働者年金税法案、国民年金特別会計法案の三案を一括して、趣旨、理由並びにその内容の大綱を御説明申し上げるものでございます。  本三法案は、本三法案が大蔵委員会に付託されると同時に、社会労働委員会に付託になりましたわが党提出の国民年金法案・国民年金法の施行及び国民年金と他の年金との調整に関する法律案、国民年金の積立金の運用に関する法律案の三法案と一体をなすものでございますので、御説明中右の内容にも及びますことをあらかじめ御了承いただきたく存じます。  申し述べるまでもなく、現在の国民年金法は、……


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第39回国会(1961/09/25〜1961/10/31)

第39回国会 災害対策特別委員会 第11号(1961/10/20、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 官房長官に、今次の災害に関して、また起こらないことを希望いたしまするが、不可避的に将来起こるべき災害についての、個人災害に対する対処の問題を中心にしてお伺いをいたしたいと思います。  内閣総理大臣に御出席を要求いたしたわけでございますが、まだお見えになりません。官房長官は、災害の問題について、各省別の問題を取りまとめ、総理大臣のかわりにいろいろ御答弁になる立場におられると存じまするので、これから官房長官にお伺いをいたしまするが、内閣全体の意思としてお答えを願えるものと理解してやって参りたいと思いますが、それでよろしゅうございましょうか。

第39回国会 災害対策特別委員会 第14号(1961/10/25、29期、日本社会党)

○八木(一)議員 私は、ただいま議題となりました、昭和三十六年五月二十九日及び三十日並びに十月二日の強風に際し発生した火災、同年六月、七月、八月及び十月の水害、同年九月の風水害又は同年五月から八月までのかんばつにより被害を受け生計が困難である者の生活の保障に関する特別措置案法について、日本社会党を代表いたしまして、提案の趣旨、理由並びに内容の大綱について、簡単に申し上げたいと存じます。  本年日本を襲いましたいろいろの災害によって、非常に多くの国民の方々があるいはとうとい生命を失われました。あるいはそのうちに生活が困難に陥られまして困っております。私ども議会全体として、ほんとうに弔意を表し、そ……

第39回国会 災害対策特別委員会 第15号(1961/10/27、29期、日本社会党)

○八木(一)議員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題になりました被災者援護法案について、その提案の趣旨、理由並びに内容の大綱を御説明申し上げたいと存じます。  わが国の地理的環境は、残念ながら、季節的に台風の襲撃を受け、また、豪雨の襲来を受ける地帯でございます。このために、完全な災害対策を立てても、なお災害を根絶することがはなはだ困難な状態にあるのにかかわりませず、治山治水計画、防潮計画あるいは気象観測等の不徹底のため、十分な災害防止をなし得ないのみならず、山林の乱伐、地下水の乱用、誤ったダム管理、災害復旧の不徹底等のため、人為的に災害を増大せしめていると言っても過言でない状態は……

第39回国会 災害対策特別委員会 第17号(1961/10/31、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 単刀直入に簡単に御質問を申し上げます。  災害については、これを防ぐ、防災をする、災害を受けないということが最も大切であることは申すまでもございません。しかしながら、台風の常習地帯であり、集中豪雨というようなものが季節的に襲来する日本でありますから、これを根絶するということは非常に至難であろうと思います。ことに現在の状態においては、治山治水計画が非常に不完全である。それから気象観測が不完全である。また、災害復旧も、当然完全な改良復旧をしなければならないのに、そういうことが不徹底であるために、人為的に災害が増大しているという点があるわけです。ことに人為的のひどいのは、ダム管理が……

第39回国会 社会労働委員会 第2号(1961/10/03、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 閣僚と内閣の編成が変わりまして灘尾さん、森田さんが厚生省の大臣、政務次官として、非常に人格、識見等の高いお二方がおいでになられたことにつきまして、私は非常にうれしく存ずる次第であります。どうか今までの御経験を生かしていただいて、厚生行政をよく推進をしていただきたいと御期待申し上げる次第であります。  それにつきまして厚生大臣にお伺いをいたしたいのでありまするが、厚生大臣のごあいさつにもございましたように、社会労働委員会のいろいろの論議を大きく参考にして、それをもとにして御推進になる気持をごあいさつで申し述べておられるわけでございまするが、今までの例といたしまして、各行政当局が……

第39回国会 社会労働委員会 第4号(1961/10/05、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 この前に引き続きまして、厚生大臣に基本施策について御質問申し上げたいと思います。  この前の続きで、生活保証法の問題について御質問いたします。この前には、生活保証基準が、生活保護法の精神である健康で文化的な最低生活を保障するに足るものでないという状態、並びにその状態に適するようにいつも即時対処し得る態勢をとるような機関、その他そういうものを作る必要があろうかと思うというようなことについて御質問申し上げ、次に自立の助長という点について、収入認定について、一定の収入認定をしないというゆとりをつける必要があろうかと思われる点につきまして御質問を申し上げまして、厚生大臣の御検討をお願……

第39回国会 社会労働委員会 第7号(1961/10/17、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 ただいま議題になりました諸法案につきまして、厚生大臣に御質問を申し上げたいと思います。  国民年金制度が創設されたことは、社会保障の中の非常に欠けておった所得保障の柱が一つ確立された意味で、その意味では非常によいことだとは思いまするけれども、御承知の通り非常にその内容が乏しい。そしてまた組み立てが非常に間違っているという点があるわけでございます。その点で急速な、抜本的な改正が必要であるにもかかわりませず、先国会において九点ほどの改正案を出され、今国会にはそれに少しつけ加えた改正案を出されましたけれども、この改正は国民の要望というところから見ましたならば、非常に微温的な、乏しい……

第39回国会 社会労働委員会 第9号(1961/10/19、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 引き続いて、国民年金法自体について御質問を申し上げたいと思います。先日は拠出制年金についておもに御質問を申し上げたわけでございますが、無拠出制年金について、福祉年金について御質問を申し上げたいと思います。  まず第一に老齢福祉年金の点であります。老齢福祉年金は始まってから二年間ほどになりますけれども、創設されたときからこのような七十才から年に一万二千円である。しかも夫婦そろって七十才以上のときは二割五分が削減されるというようなこと、それから本人所得制限が十三万円であり、そのほかに配偶者所得制限というような奇妙きてれつな制限条項があって、非常に恩恵に浴する人が少ないという点で問……


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第40回国会(1961/12/09〜1962/05/07)

第40回国会 社会労働委員会 第1号(1961/12/16、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 厚生政務次官に御質問申し上げたいと思いますが、大臣のかわりとして、責任を持ってお答えを願えるべきだと思いますが、それについての政務次官の御決意を伺いたいと思います。
【次の発言】 厚生省の方で、大蔵省に対して予算の諸要求をしておられます予算要求に対して、大蔵省の査定をしたらしきものが新聞記事その他の情報で流れておるわけであります。そこで拝見をいたしますと、その中にほんとうに国会で審議をされた問題について、それを重要視されてない向きがあるようにどうしても見えるわけであります。国会で、国会の構成の要素である自由民主党、社会党、あるいは民社党の各党が一致して決議したものは、文句を言……

第40回国会 社会労働委員会 第4号(1962/02/08、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 実は田邊委員と厚生大臣の質疑応答を伺っておりましたが、明年度社会保障費の予算の伸びなかった原因についてお伺いしたい。  明年度の最初の計画を作るときに、大蔵省の方から、各省の前年度の予算の五割までの要求を出してくれと言ってきたということが事実であろうことを、私は諸情報で聞いております。事実でなければ、またその御説明を願ってけっこうでございますが、時間の関係上、事実として問題を進めたいと思います。  社会保障費というものは、田邊委員の御発言、それに対する、厚生大臣の御答弁から、論点を幾らでも掘り下げて申し上げられると思いますけれども、それは省略して、今急速にこれを日本の現状とし……

第40回国会 社会労働委員会 第6号(1962/02/14、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 厚生行政中、おもに社会保障の問題につきまして、厚生大臣にお伺いをいたしたいと思います。  実は先日も田邉委員の関連質問で申し上げました、予算について大蔵省が、事柄の緩急を無視して、一律に要求を押えて査定しようとする傾向に対して、それを是正しなければならないと考えまして、厚生大臣の御意見を伺い、大蔵省を追及いたしたいと考えておりましたが、残念ながら当面の相手である大蔵省がまだ見えておりませんので、その問題は大蔵省が参ってからにいたしまして、さっそくほかの問題に移りたいと思います。社会保障の問題で、防貧と救貧ということがいろいろといわれておりまするけれども、厚生大臣には、防貧政策……

第40回国会 社会労働委員会 第7号(1962/02/15、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 厚生大臣と社会局長と医務局長にちょっと御質問を申し上げたいと思います。  実は非常に急を要する問題でございますので、日程外にお願いをしたわけでございますが、奈良県の奈良市に日赤病院があるわけです。この日赤病院について、県庁の整備計画の場所に日赤病院がありました関係で、県庁の方は、そこをどいてくれということから始まりまして、日赤の非常に不熱心な投げやりの状態と相待って、県知事であり、日赤の支部長である奥田良三という人の態度としては、この日赤病院を閉鎖するというような方針をきめられまして、それで日赤の従業員やそこに入っている患者たちは、それでは困る、また、非常に公的病院の少ない奈……

第40回国会 社会労働委員会 第11号(1962/02/28、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 委員長、本日部落解放問題について、集中的にわが党の各委員から御質問を申し上げたいということでこの場を打つことにおきめをいただいたわけでありまするが、内閣総理大臣を初め厚生大臣、労働大臣、通産大臣、農林大臣、文部大臣、大蔵大臣、自治大臣、建設大臣、官房長官、総務長官等の御出席を要求しておったわけであります。各委員会が忙しいことは承知いたしておりますけれども、私ども調べましたところ、労働大臣は、もはやILOの緊急質問の答弁は終わっている瞬間であります。厚生大臣はただいま来ておられまするけれども、まだお見えになっておりません総務長官は、先ほどの提案理由の説明でお見えになった。十一時……

第40回国会 社会労働委員会 第14号(1962/03/07、29期、日本社会党)

○八木(一)議員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題と相なりましたわが党提出の生活保護法の一部を改正する法律案、すなわち生活保障法案につき、その提出の理由、趣旨並びにその内容の大綱につき、御説明申し上げます。  生活保護制度が、憲法第二十五条の精神を実現すべき制度の中で最も大切なものであり、社会保障制度の基盤をなすものでありますことは議論の余地のないところでありますが、この重要な制度を規定する生活保護法が、制定後十数年間、その間に、社会状態、家族関係、経済状態、生活水準等の急激な変遷に際会しているのにかかわらず、変化に応じた根本的な改正がなされず、その運用も、また、枝葉末節にとら……

第40回国会 社会労働委員会 第15号(1962/03/08、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 厚生大臣に御質問を申し上げます。参議院の方に行かれる御都合がございますので、ごく簡単に、一点だけはっきり伺っておきたいと思います。  医療金融公庫法の方では、貸付で、現在のところ八分貸付が行なわれておりますけれども、これが非常に高過ぎるということにつきましては、この法案の審議で各委員から熱心に言われまして、それにつきましては、厚生省あるいは政府全体も、これは高過ぎるという認識のもとにこれを下げる措置をすることに、今そういう気持を固めておられるところでございますが、それにつきまして、それが実行に移ったときに、今までの、前の条件で借りていた人が、そういうふうに利率が下がった場合に……

第40回国会 社会労働委員会 第17号(1962/03/14、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 船員保険法の一部を改正する法律案につきまして、同僚委員が御質問になった点にあまり重ならない点で、御質問申し上げたいと思います。  厚生大臣は、昭和三十二年の三月、第二十六国会で健康保険法と船員保険法の改正がなされました際に、次のような附帯決議がなされていることを御存じであるかどうか伺いたいと思います。それを申し述べますと、「健康保険の被保険者の標準報酬額を引き上げた反面、船員保険の被保険者の標準報酬を最高三万六千円に据え置き、しかも被保険者の一部負担制度をなすことは、船員保険の療養給付の趣旨から見て、矛盾を感ぜられるから、船員保険法については、早急に根本的な改正について検討の……

第40回国会 社会労働委員会 第20号(1962/03/22、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 国民健康保険の改正案について御質問を申し上げたいと思います。時間が非常に制約されて、私の協定時間としては二十五分しかありません。厚生大臣や関係の方にお尋ねをいたしますが、できるだけ省略して端的に御質問申し上げますから、御答弁も、その場のがれの御答弁をなさらずに、ぴちっと御答弁願いたいと思います。  今の滝井委員との質疑応答を伺っておりましたけれども、私どもの感ずることは、厚生省が非常にへっぴり腰である、政府がほんとうに本気になっていないということをしみじみと感ずるほかに何ものもなかったわけであります。池田内閣は、二年前に、社会保障を一生懸命にやる、国民健康保険について七割給付……

第40回国会 社会労働委員会 第22号(1962/03/27、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 私は、ただいま議題になりました諸法案のうちで、国民年金法の一部を改正する法律案を中心にいたしまして、厚生大臣、政府委員に御質問を申し上げたいと思います。  今度の国民年金法の一部を改正する法律案の提案理由の説明の中に、「今回の改正法案は、この制度における低所得者層の処遇をさらに厚からしめるため、当委員会の強い御要望でもある保険料の免除を受けた場合にも保険料を納付した場合と同様に国庫負担を行なうことを実現することによって、低所得被保険者について拠出年金の受給要件を緩和し、あわせて年金額の引き上げを実施するとともに、低所得、かつ低額の公的年金受給者に対する福祉年金支給制限の緩和等……

第40回国会 社会労働委員会 第24号(1962/03/29、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 関連。先日質問のときに、厚生省の当局にも大蔵省の当局にも申し上げたわけでございますが、そのようなことは、この前申し上げた過程から、年金をやるのに社会保険という概念を技術的に使うということから、それからあとにできてきたものでなければならない。年金はあくまでも本質的には無拠出年金が至当である。ただし、無拠出年金では、国家財政との関係上年金額は低きに失した工合にしかできない。またもう一つは、大ぜいの対象者に支給ができないので、そのことを勘案して現在の国民の直接の拠出、それを加えて国庫負担とともに財政の基礎を作って、それで拠出年金制というものを作ったということになろうと思います。そう……

第40回国会 社会労働委員会 第25号(1962/04/04、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 議題になりました国民年金法の一部を改正する法律案を中心に御質問を申し上げたいと存じます。  前から幾分御質問を申し上げておりまして、国民年金のまず金額の問題、開始年令の問題等について大まかな御質問を申し上げました。きょうはそれに続きまして、一番大綱的な問題について最初、具体的な問題についてあとから、順次御質問を申し上げたいと存じます。  この前の最後にちょっと触れたわけでございますが、前回の国会で大綱的な付帯決議に「保険料、年金額、給付要件、受給対象等すべての面において社会保障の精神に従って改善すること。」という項目がございます。これを抽象的にこの前申し上げました。そういう方……

第40回国会 社会労働委員会 第27号(1962/04/11、29期、日本社会党)

○八木(一)議員 小沢委員の方から、生活保護法に対する非常に御熱意のある御質問をしていただくことを、国会の正常化の意味において非常にありがたいと思うわけであります。  生活保護法の一部改正案につきましては、私どもは、憲法第二十五条の精神を実際に生かすために、確立をするために、これが絶対に必要であるという意味で提出をしたわけであります。今御質問にありましたように、最低生活というものがいかなるものであるかということにつきましては、御質問中に御解明がありましたように、非常にむずかしい問題ではありまするが、一定の時期においては客観的にそうしたものがあるべきであるという観点に私どもは立っているわけであり……

第40回国会 社会労働委員会 第28号(1962/04/12、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 ただいま議題になっております戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案につきまして、ごく簡単に御質問を申し上げたいと存じます。  この法律で、戦傷病者やあるいは戦没者遺族、あるいは夫帰還者留守家族等につきまして、その処遇がある程度改善を見ましたことは、国民の方々、その対象者の方々とともに喜びといたしたいと存じます。なおその内容がまだ十分でない点は遺憾でございますが、どんどん内容もよくなり、また適用者が拡大されるように望むものであります。もう一つこの法律の中に引揚者給付金等支給法の問題があるわけでございますが、すべてについてまだ不十分だと思いますが、引揚者給付金等支給法……

第40回国会 社会労働委員会 第33号(1962/04/25、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 末高さんに一点だけ、大きな方向についてお伺いをしたいと思います。  診療報酬問題でいろいろと論議がなされ、問題があるわけですけれども、そのときに、たとえば医療をサービスされる方の方がどれだけ受け取らなければいけない、また支払う方はどれだけしか払えないというような問題だけで論議されておるのが、一般的には、しろうとの場合には多いと思いますけれども、ほんとうの医療保障の立場はそれではいけないと私は思う。私の意見をちょっと簡単に申し上げまして、先生の御意見を伺いたいと思います。  国民の医療という立場では、病気になった者が、あるいはその家族が、一番いい医療で早く完全になおしてもらいた……

第40回国会 社会労働委員会 第35号(1962/04/27、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 十河総裁にお伺いをいたしたいと思いますが、時間が迫ったようですから、総裁には端的にお答え願いたいと思います。  総裁は、国鉄でずっと今までの生涯を努力してこられた。国鉄で自分の生涯の意義を感じておられるようでありますが、東海道新幹線の竣工を自分の手でしたいというようなお考えも持っておられるように推測をするわけであります。一体、日本国有鉄道というものは、そのような線路あるいは機関車、客車、貨車、そういうもので動くのではなしに、それを動かしている働く労働者の手によって動く。その場合に、きょうずっと総裁の態度を見ておりますと、ほんとうに国鉄を動かしている働く労働者というものについて……


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第41回国会(1962/08/04〜1962/09/02)

第41回国会 社会労働委員会 第4号(1962/08/23、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 厚生行政の基本施策について、厚生大臣に御質問を申し上げたいと思います。  まず、今度御就任になりました厚生大臣並びに厚生政務次官に、この重要な任務に当たられますことにつきまして心から敬意を表したいと思います。その任務を完全に果たされるために非常な御努力をお願いをいたしたいと思います。それにつきまして、厚生大臣はどのような御決意でこの問題に対処されようとしていられるか、厚生大臣のお気持をまず伺わさせていただきたいと思います。
【次の発言】 どういう気持でお引受けになったかと申し上げたわけではありません。お引き受けになった以上、どのような気持でその責任を果たそうかという点について……

第41回国会 社会労働委員会 第6号(1962/08/29、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 国税庁の長官に国税庁の不当労働行為、組合の分裂を当局みずからが策した問題について御質問を申し上げたいと思います。  衆議院の大蔵委員会で同僚の横山君、それから参議院の委員会におきまして亀田得治君等から質問のあった問題でありますから、大体その内容を御承知だと思います。しかしながら、言を左右にして、そういうものはないとか知らぬとか言われましたならば、一つ一つ問題をあげて追及を申し上げたいと思いますから、そのおつもりではっきりといろいろ御答弁を願いたいと思います。  国税庁では、最近遠山審議官という人に、いろいろの分限だとか厚生だとかあるいは職員団体というような問題について任務を与……

第41回国会 社会労働委員会 第9号(1962/09/03、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 関連。地域差の撤廃の問題を迅速に実現をしていただきたいと思います。地域差の問題は、一般的に、昔、地域の差によって生活費とか経営の実費が違うというような概念から、そういうものが起こったと私ども理解しておりますけれども、現在はその状態が全然一変しまして、むしろ逆に、そういうような制度によって収入が少なくなる人の方が生活費が高い、経費が高いという現象すら起こっているわけでございます。そういう点で、地域差は絶対撤廃をしなければならぬものだと思うわけです。それとともに、特に医療の問題の診療担当者の地域差の問題は、もう一つ別な積極的な意味で、これを早く撤廃をしなければならぬと思うのです。……

第41回国会 社会労働委員会 第10号(1962/10/09、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 社会保障制度審議会の総合調整に対する基本方策についての答申及び社会保障の推進に関する勧告という問題について、私は本日内閣総理大臣や、あるいは関係大臣でございまする厚生大臣、あるいはまた労働大臣に質問をいたすつもりで本委員会に出席したものでございます。ところで、この問題につきましては、制度審議会の答申、勧告ができたときに、さきの国会中でございましたので、この問題について総理大臣に直接ただすために、私どもは委員会に出席を求めること再三に及んだわけでございます。その間において、秋田労働委員長は非常に真摯な態度でこの問題に努力をせられたわけでございまするが、最初は自由民主党の国会対策……

第41回国会 社会労働委員会 第13号(1962/12/07、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 関連して。ちょっと簡単に中心点を申し上げますので、お返事をいただきたいと思います。  今、局長の御答弁の中に憲法のお話がありましたけれども、職業の選択の自由というようなことだけで、もう一つの憲法の条文を忘れておいでにならないか。それは学者の方の論議だと言っておられますけれども、やはりそういうことを、この問題に関係のある官庁では頭に入れていただかなければいけないと思うのです。そのもう一つの条文は、「すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負ふ。」という二十七条の条文であります。すべての国民は勤労の権利を持っておる。ところが、目の悪い方とか、その他身体に障害のある人が、勤労の権利を……


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第43回国会(1962/12/24〜1963/07/06)

第43回国会 社会労働委員会 第3号(1963/01/31、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 関連して大橋労働大臣に伺いたいと思いますが、ただいま河野委員から御質問のありました緊急失業対策法の改正を企図されているという問題でございますが、緊急失業対策法の問題は非常に複雑な問題でございます。私どもの考え方では、雇用問題であると同時に、また社会保障問題でもあるというふうに考えておるわけでございますが、労働大臣のお考えはいかがでございますか。
【次の発言】 雇用問題であると同時に社会保障問題であるということ、実態としてそういう問題があることは労働大臣もお認めだと思いますが、いかがでございますか。
【次の発言】 雇用という言葉に固着して、労働問題としてのみ考えようとしておられ……

第43回国会 社会労働委員会 第12号(1963/02/21、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 部落解放政策について、政府の関係者に御質問をいたしたいと存じます。  まず、総務長官にお伺いをいたしたいわけでございますが、この非常に重要な問題について、いまだかって、今の池田内閣総理大臣が積極的に、直接にその態度を示したことを、残念ながら私どもは知っておらないわけでございます。その問題のおもな担当者としての徳安総務長官は、池田内閣総理大臣がどういう考え方でおられるかについて、御存じであったら伺わしていただきたいと思います。
【次の発言】 池田内閣ができましたときに、私ども直接に伺ったわけでございますが、時の大卒官房長官、時の総務長官は福田さんでしたかに対しまして、岸内閣以来……

第43回国会 社会労働委員会 第14号(1963/02/27、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 母子福祉資金の貸付等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、厚生大臣や政府委員に御質問をいたしたいと思います。  今大原委員から大局的な点を中心にして御質問がございました。さらに引き続き日を改めて御質問があろうと存じます。昼も迫っておりますので、私も質問申し上げたい点全体を、きょう残された時間で申し上げる時間の余裕がないと思いますので、ごく問題を限って御質問を申し上げまして、後日また続けて他の問題について御質問を申し上げたいと思います。  まず、この問題については、先般社会保障制度審議会で答申を得てからお出しになったわけであります。抽象的な、概括的な答申が出ております……

第43回国会 社会労働委員会 第17号(1963/03/06、29期、日本社会党)

○八木(一)議員 私は、日本社会党を代表いたしましてわが党提出の日雇労働者健康保険法の一部を改正する法律案の提案の理由、並びにその内容の大綱につき御説明申し上げます。  医療保障制度の改善向上は識者の強く主張し、国民の熱心に要望するところでありまして、わが日本社会党初め、各政党も積極的に公約をいたしております。  しこうして、低所得階層を対象として、その給付内容のきわめて貧弱な日雇労働者健康保険法の改正が最も優先的に取り上げられるべきものの一つであることは論を待たないところであります。ところが御承知のごとく、今回国民健康保険法の一部を改正する法律案で国保、健保等の幾分の改善が計画されているのに……

第43回国会 社会労働委員会 第19号(1963/03/12、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 労働大臣にお伺いをいたしたいと思います。  労働大臣の一番大事なお仕事は、労働者に対して、その雇用とか賃金とか、その他の労働条件あるいは関連する社会保障とか、そういう問題を、法的にりっぱに完備をした状態で、労働者がいろいろな心配なしに労働に従事できるというふうな体制をつくられることが、労働者として、またその責任者としての労働大臣としての一番大切なことではないかと思うわけでございますが、それについて労働大臣に伺いたいと思います。
【次の発言】 労働者の中にはいろいろ職種の違いがあるわけでございますが、職種が割に目に見えやすいところ、それから団体の、前から非常にしっかりしていたと……

第43回国会 社会労働委員会 第22号(1963/03/20、29期、日本社会党)

○八木(一)議員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題と相なりましたわが党提出の生活保護法の一部を改正する法律案、すなわち生活保障法案につき、その提案の理由、趣旨並びにその内容の大綱につき御説明申し上げます。  生活保護制度は、憲法第二十五条の精神を実現すべき制度の中で非常に大切なものであり、社会保障制度の基盤をなすものでありますが、この重要な制度を規定する生活保護法が、制定後、十数年間、その間に社会状態、家族関係、経済状態、生活水準等の急激な変遷に際会しているのにかかわらず、変化に応じた根本的な改正がなされず、その運用もまた枝葉末節にとらわれて根本的精神にもとる方向がとられ、その……

第43回国会 社会労働委員会 第24号(1963/03/29、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 国民健康保険法の一部を改正する法律案について、厚生大臣に御質問を申し上げたいと存じます。  国民健康保険については、池田内閣が発足をしたときに、七割給付をするということを世の中に宣明をせられました。次の総選挙においては、与党の各候補者が各地でその問題を非常に強調しておられたようであります。しかるにかかわらず、それから数年を経てその問題が実現をいたしておりません。少し前から世帯主についての七割が、結核と精神の二つの病気について実現をいたしましたけれども、世帯主というのは、大体において年配者であります。年配になってから精神病になり、あるいはまた老人結核があるといっても、結核の問題……

第43回国会 社会労働委員会 第30号(1963/05/16、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 関連。その結果を見るばかりではおそいと思うのです。入院さして、なおって、アフターケアの問題でしょう。そこでその間、時間があいたら、またそのためにほかの取り締まりを強化するから、かなり少なくなろうと思いますけれども、網の目をくぐってきた麻薬を求めるというようなことになってしまったらたいへんなんで、六ヵ月の入院で出た者がそういうふうな状態にならないように、早くやってもらわなければ困ると思うのです。そういう点について、あなた、結果を見て十分にやると言ったけれども、いまわかっている、こういうふうにやったらいいということは、結果を見てさらにこういうふうにやったほうがいいということをつけ……

第43回国会 社会労働委員会 第32号(1963/05/22、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 厚生省と法務省の両方に質問をいたします。  まず厚生大臣に質問をいたしますが、麻薬取締法等の一部を改正する法律案を出された趣旨は非常にけっこうでございます。麻薬禍を防ぐために、この法律ではいろいろなことが考えられておりますが、麻薬犯罪をする者に対する刑罰の加重ということを一つの要点として、その中に書いてあるわけであります。そこで、私ども研究いたしました結果によりますと、この問題について、麻薬禍を防ぐために、刑罰を加重して防ぐ点において、おもに供給を断つという方向に重点が置かれております。供給を断つという点は非常に大きな影響がありますから、重点を置かれることはけっこうであります……

第43回国会 社会労働委員会 第33号(1963/05/23、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 ただいま提出をいたしました麻薬取締法等の一部を改正する法律案についての附帯決議案について、提案の内容並びに理由を御説明申し上げたいと思います。  まず、最初に附帯決議の案を朗読いたします。   麻薬取締法等の一部を改正する法律案(内閣提出)に対する附帯決議(案)   政府は、麻薬禍の早期撲滅を期するため、左記事項について速かに対策を講ずるよう努むべきである。  一、麻薬禍防止には国際的連けいを保つことが重要である点にかんがみ、速かに千九百六十一年の麻薬に関する単一条約を批准すること。  二、国は今後麻薬取締りに関し国庫支出の増額を考慮し一層其の施策の充実を図るとともに、都道府……

第43回国会 社会労働委員会 第40号(1963/06/06、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 内閣提出の失業保険法の一部を改正する法律案について質問を申し上げたいこ思います。  まず質問を申し上げる前に、この失業保険法の一部を改正する法律案についての社会保障制度審議会の答申が全員に配付されているかどうか、伺いたいと思います。
【次の発言】 この失業保険法の改正案については、一月三十日付で社会保障制度審議会の答申が出ているわけであります。その答申は非常に内容をえぐった答申になっておりますので、審査をする意味においてこれを全員に配付していただく必要があるわけでございますが、その点がされておりませんでしたので御注意を申し上げましたところ、きょう準備がされているようであります……

第43回国会 社会労働委員会 第42号(1963/06/10、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 近藤参考人にお伺いいたしたいと思います。いま各参考人は各委員の非常に有益な御論議を伺っておったわけでございますが、幾ぶんダブるかと思いますが、その点お許しをいただきたいと思います。  実は失業保障の問題ですが、いままで日本の国において行なわれてきた失業保障は、ほとんど内容はありませんけれども、その問題の内容が、やり方が失業保障というものを故意に放置をして、それを停とんをさして、あるいは逆行をさして、そして失業者がしかたがなしに労働の安売りをする、低賃金で安売りをする、あるいはまた悪い条件のところにしぶしぶ行くというような態勢が方々でとられているようにしか思えない。憲法二十五条……

第43回国会 社会労働委員会 第46号(1963/07/04、29期、日本社会党)

○八木(一)委員 厚生大臣並びに関係の大蔵省筆に対して質問をいたしたいと思います。  厚生大臣にまず最初に御質問をいたしたいことは、今次の国民年金法の改正にあたりまして、この内容が非常に不十分である。そしてこの福祉年金のみにとどまっておって、拠出制のほうについては全然改正が行なわれていない。このような不十分な改正案しか出さなかった理由をひとつ伺っておきたい。
【次の発言】 非常に重大な法案で、この法案の審議をほんとうにしようといたしましたならば、一委員である私だけでも十五時間ぐらいかかる。他の委員の方も同じくらいかかられると思う。しかし国会の会期末で十分な審議を尽くし得ないことは非常に残念に思……


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データ更新日:2023/02/05

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