瀬戸山三男 衆議院議員
30期国会発言一覧

瀬戸山三男[衆]在籍期 : 24期-26期-27期-28期-29期-|30期|-31期-32期-33期-34期-36期
瀬戸山三男[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは瀬戸山三男衆議院議員の30期(1963/11/21〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は30期国会活動統計で確認できます。

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

本会議発言一覧(衆議院30期)

瀬戸山三男[衆]本会議発言(全期間)
24期-26期-27期-28期-29期-|30期|-31期-32期-33期-34期-36期
第49回国会(1965/07/22〜1965/08/11)

第49回国会 衆議院本会議 第4号(1965/08/03、30期、自由民主党)【政府役職:建設大臣・近畿圏整備長官・首都圏整備委員会委員長】

○国務大臣(瀬戸山三男君) 私に対しましては、昭和四十年度の公共事業費等一割留保を宣言しながら、さらにこれを解除した、したがって、この地方公共団体等の四十年度の予算執行がうまくいくかというお話でありますが、御心配は要りませんということを申し上げておきます。  それから、物価対策の中で、地価対策の問題をお取り上げになりました。地価問題は、御承知のとおり、国民あげて釈然たらざるものがあります。今日まで政府といたしましてもいろいろな角度からこの地価の高騰に対する対策をやってまいりましたが、あまり実効が伴っておらないという実情であります。昭和三十年を基点として、現在約七倍の高騰を示しております。一般物……


■ページ上部へ

第50回国会(1965/10/05〜1965/12/13)

第50回国会 衆議院本会議 第5号(1965/10/16、30期、自由民主党)【政府役職:建設大臣・近畿圏整備長官・首都圏整備委員会委員長】

○国務大臣(瀬戸山三男君) 災害に関係いたしましてお尋ねがありましたから、お答えいたします。  まず、災害復旧は、原形復旧でなくて、改良復旧にすべきじゃないか、お説のとおりであります。もちろん、公共土木施設の災害復旧事業費公庫負担法では、災害復旧は原形復旧ということに一応書いてあります。そういうことで、当時はその字句にとらわれて論争されましたが、再度災害を防ぐというのが治水の大本であります。その負担法にも、御承知のとおり、不適当なる場合には改良復旧すべきであるということが示されております。と同時に、災害基本法には、再度災害が起こらないことを旨として災害復旧すべきであるということが示されておるの……


■ページ上部へ

第51回国会(1965/12/20〜1966/06/27)

第51回国会 衆議院本会議 第31号(1966/03/24、30期、自由民主党)【政府役職:建設大臣・近畿圏整備長官・首都圏整備委員会委員長】

○国務大臣(瀬戸山三男君) 住宅建設計画法案について、その趣旨を御説明申し上げます。  およそ住宅は国民生活の基盤をなすものでありまして、住生活の安定なくしては、円満な家庭生活はもちろん、十分な社会活動を行なうことも望めませんが、近年著しく改善された衣や食に比べ、住宅事情は、はなはだしい立ちおくれを示していることは御承知のとおりであります。もとより、政府は、従来から住宅問題の解決に真剣に取り組んでまいったのでありますが、著しい人口の都市集中、世帯の細分化等により、住宅需要は増大の一途をたどり、依然として住宅難が解消されるに至っていないのが現状であります。  このような現状にかんがみ、政府としま……

第51回国会 衆議院本会議 第33号(1966/03/29、30期、自由民主党)【政府役職:建設大臣・近畿圏整備長官・首都圏整備委員会委員長】

○国務大臣(瀬戸山三男君) 国土開発縦貫自動車道建設法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。  国民経済の均衡ある発展を期し、国土の普遍的開発をはかるためには、その基盤となる交通輸送施設の整備拡充、とりわけ近代的な高速自動車道路網の全国的な整備が必要であることは多言を要しないところであります。  政府におきましては、国土開発縦貫自動車道建設法制定以来、鋭意その建設につとめてきたのでありまして、昨年名神高速道路の全線開通を見、引き続き中央自動車道及び東名自動車道の建設を推進いたしているところでありますが、近年急速な発展を遂げつつある自動車交通の実情から見て、さらに飛躍的に……

第51回国会 衆議院本会議 第45号(1966/04/26、30期、自由民主党)【政府役職:建設大臣・近畿圏整備長官・首都圏整備委員会委員長】

○国務大臣(瀬戸山三男君) 自動車の激増と都市交通の問題をお尋ねであります。  これは、根本的には地域開発と都市交通の問題、両面立てで解決すべきものであろうと思います。私どもはおおむね昭和五十五年を目途として、全国計画で進めておるわけでありますが、東京、大阪あるいは名古屋等の大都市については、それとあわせて計画を進めております。  ここで一番問題になるのは、率直に申し上げますが、これは資金の問題でもないし、あるいは計画の問題でもなくて、やはり地域社会をお互いによくするんだという、このお互い国民の協力が大前提になるものであると思います。よろしく御協力を願いたいと思います。(拍手)

第51回国会 衆議院本会議 第46号(1966/04/28、30期、自由民主党)【政府役職:建設大臣・近畿圏整備長官・首都圏整備委員会委員長】

○国務大臣(瀬戸山三男君) おおむね答えは済んだようでありますけれども、この万国博を成功させますについては、この会場の設備を考えることは当然でありますけれども、私ども今後一番努力をし、注意をしなければならないところは、おおむね三千万の人が期間内に出入りするであろう、こういう想定のもとに、運輸、交通、そういう問題をよく解決しなければならないと思います。したがって、現在大阪空港あるいは高速道路、阪神道路、いろいろありますけれども、これだけでは足りませんから、こういうものを整備すると同時に、大阪から会場に至る地下鉄、御堂筋の延長あるいは千里丘に対する阪急電鉄の延長、その他あの地帯の環境整備をよくしな……

第51回国会 衆議院本会議 第48号(1966/05/10、30期、自由民主党)【政府役職:建設大臣・近畿圏整備長官・首都圏整備委員会委員長】

○国務大臣(瀬戸山三男君) 土地収用法の一部を改正する法律案及び同法施行法案について、その趣旨を御説明申し上げます。  近年の地価高騰の実情にかんがみ、政府は総合的な地価対策を逐次実施しつつありますが、その一環として、公共事業のための用地取得制度の改善をはかる必要があります。すなわち、公共事業における用地費は、事業費のうち大きな割合を占め、しかも年々増加の一途をたどっておりますが、公共事業のために値上がりしたいわゆる開発利益を含む土地価格で用地を買収することは、公共事業の施行が国民全体の負担において行なわれているものだけに、きわめて不合理であり、何らかの改善措置が早急に講ぜられる必要があります……

第51回国会 衆議院本会議 第49号(1966/05/12、30期、自由民主党)【政府役職:建設大臣・近畿圏整備長官・首都圏整備委員会委員長】

○国務大臣(瀬戸山三男君) 第一は、古都保存法が実施されてから、特に鎌倉等においては資本家等が大切なところをスプロールする傾向がある、こういう御心配でありまして、私どももそれを心配いたしております。そこで、法律が国会で成立いたしました直後、すみやかに四月十五日にこの法律を施行いたしました。これは、御承知のとおり、審議会等の審議を要しますので、四月二十二日に第一回の審議会を開きまして、今月の三十日に第二回の審議会を開いて指定地区をきめたいと思っております。と同時に、指定いたしました地域の行為の制限基準等をすみやかにきめたいと思っております。それにいたしましても、御承知のような弊害が出るおそれがあ……

第51回国会 衆議院本会議 第66号(1966/06/21、30期、自由民主党)【政府役職:建設大臣・近畿圏整備長官・首都圏整備委員会委員長】

○国務大臣(瀬戸山三男君) 広域行政の大きな要素は、あるいは道路、河川等、いわゆる建設行政の関係が多いのじゃないか、そういうものは当然に広域的にあるいは全国的な視野でやるべきものであって、必ずしも府県の合併ということは必要でないのじゃないか、あるいは弊害があるのじゃないか、こういうようなお尋ねでありますが、もとより、建設行政は、全国的に見まして、なお広域的な見地でやらなければなりません。けれども、この特例法は、御承知のとおりに、あるいは自然的に経済的に、あるいは社会的に、一体的に発展をする、また将来発展すべき可能性がある、こういうところを自主的に合併する特例を設けておこう、こういうことでありま……


■ページ上部へ

第52回国会(1966/07/11〜1966/07/30)

第52回国会 衆議院本会議 第5号(1966/07/22、30期、自由民主党)【政府役職:建設大臣・近畿圏整備長官・中部圏開発整備長官・首都圏整備委員会委員長】

○国務大臣(瀬戸山三男君) 災害の報告をいたしますにあたりまして、新潟地方その他東北地域における被災地の皆さんに対しまして、心から御同情、お見舞いを申し上げる次第であります。(拍手)  今回の新潟地方の災害は、梅雨前線の北上に伴う局地的集中豪雨によるものでありまして、雨量は五百ミリメートルにも及び、特に新潟県下の新発田市、岩船郡、北蒲原郡及び佐渡地方に激甚な被害を発生させたものであります。  現在までに判明している被災状況は、死者、行くえ不明三名、負傷者四名、家屋の全半壊、流失九十三棟、浸水家屋二万五千二百三棟、農地の流失、埋没千四百九十九ヘクタール、農地冠水三方九十五ヘクタール、道路の損壊三……

瀬戸山三男[衆]本会議発言(全期間)
24期-26期-27期-28期-29期-|30期|-31期-32期-33期-34期-36期

■ページ上部へ

委員会発言一覧(衆議院30期)

瀬戸山三男[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
24期-26期-27期-28期-29期-|30期|-31期-32期-33期-34期-36期
第46回国会(1963/12/20〜1964/06/26)

第46回国会 建設委員会 第4号(1964/02/14、30期、自由民主党)【議会役職】

○瀬戸山委員長代理 それでは吉田賢一君。

第46回国会 建設委員会 第5号(1964/02/19、30期、自由民主党)

○瀬戸山委員 首都高速道路公団法の一部を改正する法律案、日本住宅公団法等の一部を改正する法律案、この二法案につきまして、法制局の見解をちょっと聞いておきたいと思います。といいますのは、前回の委員会でも吉田委員から御質疑があったのでありますが、首都高速道路公団法の一部を改正する法律案の中の第十九条に五項を加えて、監事の職責がきめられておる。なお日本住宅公団法等の一部改正において、日本住宅公団及び住宅金融公庫の監事の職責についても同じような改正がなされておる。この改正案の趣旨は非常にわかるのでありますが、現在の関係法では、ただ「監事は、公庫の業務を監査する。」と簡単になっておりますが、だれが見ても……

第46回国会 建設委員会 第7号(1964/02/26、30期、自由民主党)【議会役職】

○瀬戸山委員長代理 次に井谷正吉君。
【次の発言】 次会は来たる二十八日午前十時より理事会、午前十時三十分より委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします。    午後零時四十三分散会

第46回国会 建設委員会 第8号(1964/02/28、30期、自由民主党)

○瀬戸山委員 それでは、ただいま議題となっております首都高速道路公団法の一部を改正する法律案に対しまして、自由民主党、日本社会党、民主社会党、三党共同提案の修正案を御説明申し上げます。  修正案の案文は、お手元に差し上げておりますが、念のため朗読いたします。第十九条に一項を加える改正規定中「理事長を通じて」を削る。これだけの修正内容であります。  その理由を簡単に申し上げますが、本法の改正案の中に、御承知のとおり、第十九条の改正の項として、従来「監事は、公団の業務を監査する。」これだけの規定でありますのを「監事は、監査の結果に基づき、必要があると認めるときは、理事長又は理事長を通じて建設大臣に……

第46回国会 建設委員会 第9号(1964/03/04、30期、自由民主党)

○瀬戸山委員 ただいま委員長からお話しのように、三党共同の修正案を提出いたします。  日本住宅公団法等の一部を改正する法律案に対する修正でありますが、その案文はお手元に差し上げておりますので、ごらんを願いたいと思います。要するに、日本住宅公団法の監事の規定の改正案、それから住宅金融公庫法の一部改正案に対する監事の規定の改正案で、この中に、監事が必要ある場合には、建設大臣に対しては「総裁を通じて」こうありますのを削除して、そして監事の職責を明らかにする、こういう趣旨でありまして、前の首都高速道路公団法の場合と同様でありますから、御賛成を願います。

第46回国会 建設委員会 第11号(1964/03/11、30期、自由民主党)

○瀬戸山委員 私は自由民主党を代表いたしまして、ただいまの附帯決議を付することに反対の意見を申し上げます。  いまの民主社会党の代表玉置委員からの附帯決議の御趣旨は、しごくごもっともでありますが、御承知のとおりこの法案自体が、その趣旨に沿って提案されておるのでありますし、なお、政府が先般来当委員会において御説明なさった住宅政策の方向も、当然にしかるべきであるということを申されておるし、現にそういう政策が進められておるときでありますから、あらためて、特に国会の意思として附帯決議を付するまでの必要はなかろう、こういう次第でありますから、残念ながら附帯決議を付することに反対いたします。

第46回国会 建設委員会 第15号(1964/03/25、30期、自由民主党)【議会役職】

○瀬戸山委員長代理 これより会議を開きます。  本日は、委員長所用のため、委員長の指名により、私がかわって委員長の職務を行ないます。  公営住宅法第六条第三項の規定に基づき、承認を求めるの件を議題とし、審査を進めます。  質疑の通告がありますので、順次これを許します。金丸徳重君。

第46回国会 建設委員会 第16号(1964/03/27、30期、自由民主党)

○瀬戸山委員 ただいま承認議決されました案件について、附帯決議をつけることを提案いたします。  案文は、お手元に差し上げておりますから、朗読を省きますので、御了承願いたいと思います。

第46回国会 建設委員会 第19号(1964/04/08、30期、自由民主党)【議会役職】

○瀬戸山委員長代理 吉田賢一君。

第46回国会 建設委員会 第22号(1964/04/15、30期、自由民主党)

○瀬戸山委員 ちょっと関連……。先ほど来いろいろ質疑応答がありましたが、承っておって、何かやや観念に混乱がきておるのではないかという気持ちがいたしております。といいますのは、農業用水などもありましょうが、いわゆる利水ダムをつくる場合には、もちろん、それには各種の洪水防御等も配慮いたして、ダム設置の条件がいろいろ備わっておる。その条件のもとに、水利権の使用を許可している、それに伴って施設をしている。こういうふうになっておると思います。  そこで、いろいろ議論になっておりますのは、緊急と申しますか、相当おそるべき災害が起こる予想の際に、どうするか。同時に、損害の補償の問題が議論されておるわけであり……

第46回国会 建設委員会 第26号(1964/05/06、30期、自由民主党)【議会役職】

○瀬戸山委員長代理 この際おはかりいたします。  本案審査のため、参考人の出席を願い、意見を聴取することにいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。  なお、参考人の人選、出頭日時等については、委員長に御一任願いたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、去る一日本委員会に付託になりました、内閣提出の首都圏の既成市街地における工業等の制限に関する法律の一部を改正する法律案、近畿圏の既成都市区域における工場等の制限に関する法律案、及び去る四日付託になりました……

第46回国会 建設委員会 第28号(1964/05/12、30期、自由民主党)

○瀬戸山議員 ただいま議題となりました奥地等産業開発道路整備臨時措置法案につきまして、その提案の理由並びに要旨を御説明申し上げます。  およそ産業、経済、文化の発展及びその交流の前提的要件として、道路網の整備がきわめて重要なことは申し上げるまでもないことであります。しかるに、わが国における道路は、欧米先進国に比べて非常に立ちおくれており、ためにわが国産業、経済、文化の進展に重大なる支障を来たし、国民生活に非常な不便を感ぜしめるに至りました。  この点にかんがみ、国会及び政府は、数次にわたり、道路整備計画を策定し、道路の整備促進をはかってきたことは御承知のとおりでありますが、急速なる発展を遂げつ……

第46回国会 建設委員会 第32号(1964/05/27、30期、自由民主党)

○瀬戸山委員 自由民主党を代表いたしまして、土地収用法等の一部を改正する法律案に賛成の意見を申し上げます。  土地収用法の問題点は、おおむね私権の立場と公共の立場と申しますか、国民的利益をはかる立場との調整の問題であろうと思います。現行の土地収用法によってその問題に当たっておるわけでありますが、だんだん実施の段階におきまして、なおかつ公共、言いかえますと、国民的利益をはかる部面において、必ずしも適当でないことがある、こういう意味で、この改正案が出されておるものと了解するのでありますが、私は、現在までの法律の実施の実績にかんがみまして、この程度の法律の改正は適当である、こういうふうな原則的な考え……

第46回国会 建設委員会 第33号(1964/05/29、30期、自由民主党)

○瀬戸山議員 辻原委員から、たいへんありがたいおことばをいただきまして、感謝いたします。ただ現在の日本の情勢下において、こういう奥地等の開発の前提となる道路政策はきわめてけっこうであるが、この法案を提出するについて、与党といいますか、自由民主党だけで出したのは必ずしも適切ではないのじゃないか、社会党の方々においても検討されておったのであるからというおことばで、ごもっともであります。そういう御連絡も、最終段階にいただいたことはございますが、実はこの問題は、御承知かと思いますけれども、数年前から検討をいたしておりましたもので、三十九年度の予算編成をいたします際に、与党の立場といたしまして、予算編成……

第46回国会 建設委員会 第34号(1964/06/03、30期、自由民主党)

○瀬戸山議員 国土開発縦貫自動車道の問題、あるいは奥地産業道路の開発の問題、大体、道行きはいま西宮委員からお話しになったように、むしろ政府といいますか、直接道路行政に関与しておる国の機関がこれを推進したということでないことは、いまお話しの経過であろうと思います。それで、一体国土開発縦貫自動車道の関係法案は政府提案でいたしたが、この奥地等産業開発道路の整備促進に関するものは議員提案にしたのはどうだ、これは、私どもはこういうように考えております。御承知のように、縦貫自動車道の問題も、道路政策の基本的な問題についてのそういう構想は、これは政府側から出たものではありません。法律が成立いたしましたのは昭……

第46回国会 建設委員会 第36号(1964/06/10、30期、自由民主党)【議会役職】

○瀬戸山委員長代理 本日はこの程度にとどめ、次会は、明後十二日金曜日、午前十時から理事会、午前十時三十分から委員会を開会いたすことにして、これにて散会いたします。    午後零時十六分散会

第46回国会 建設委員会 第37号(1964/06/12、30期、自由民主党)

○瀬戸山委員 近畿圏の近郊整備区域及び都市開発区域の整備及び開発に関する法律案に対する附帯決議を、自由民主党、日本社会党、民主社会党三党共同案提として、私から代表して申し述べますから、御賛成を願います。  その趣旨説明を省略する意味において、案文を読み上げます。    近畿圏の近郊整備区域及び都市開発区域の整備及び開発に関する法律案に対する附帯決議(案)   政府は、本法の運営に当り、次の諸点について特段の考慮を払うべきである。  一、近畿圏整備法(昭和三十八年法律第百二十九号)における近畿圏の区域の決定をはじめ、政令に委ねられている事項の制定及び近郊整備区域、都市開発区域の指定を早急に行なう……

第46回国会 建設委員会 第38号(1964/06/17、30期、自由民主党)

○瀬戸山委員 これから私が申し上げることは、まことに老婆心にすぎないと思いますけれども、大臣に御要望を申し上げる意味で、申し上げます。  と申しますのは、今度の新潟の地震のことでございますが、まことにたいへんな惨害でありまして、その災害地の方はお気の毒にたえないと思っております。大臣は、新潟地震の対策本部長として、いろいろ御心労を願うことになっておりますが、明敏で果断な大臣のことでありますから、私からいろいろ申し上げる必要もないと思いますが、どうかひとつ、それこそ果断な措置をもって、御対策を願いたい。  そこで、私がここでぜひ大臣に御要望申し上げておきたいことは、実は私も、例の大正十二年の関東……


■ページ上部へ

第48回国会(1964/12/21〜1965/06/01)

第48回国会 建設委員会 第21号(1965/07/09、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 去る六月三日の内閣改造にあたりまして、不肖私が建設大臣を命ぜられました。建設委員会の皆さんには、今後いろいろな面で御指導、御協力を願わなければならないと思いますが、私も建設委員会に属しておりましたことが相当あります。わが国のいわゆる建設行政について、この時代における、現時点における建設行政、将来を見通した観点に立ってやるべきことは多々あると思います。そういう問題点については、今後できるだけすみやかに検討をいたしまして、また皆さまに御批判を仰ぎ、またお知恵をかりることが多いと思いますが、非常に重要な役割りであろうと思います。わが国の将来の国土建設という非常に重要な案件であろうと……


■ページ上部へ

第49回国会(1965/07/22〜1965/08/11)

第49回国会 建設委員会 第1号(1965/08/06、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 第四十九回国会の建設委員会審議にあたりまして、当面の建設行政に関する所信の一端を申し述べたいと存じます。  まず、建設行政に関する施策の基本といたしましては、国土の改造を通じて過密都市の弊害の除去と地域格差の是正をはかり、およそ十五年後に公共施設の水準を現在の西欧水準に引き上げ、全国民が豊かな生活を享受し得ることを目標としたいと存じます。このため、各種の長期計画に基づき、道路、河川、住宅、都市施設等の公共施設の整備充実を積極的に推進する所存であります。特に最近の経済情勢にかんがみ、公共投資を大幅に拡大し、なかんづく社会開発の中核として、立ちおくれの目立つ住宅の建設に最重点を置……

第49回国会 建設委員会 第2号(1965/08/11、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 岡本さんからたいへんおほめのおことばをいただいて、実は恐縮いたしております。仰せのとおり、建設行政と申しますか、国土開発はきわめて重要だという私なりの考えから、相当長い間この問題と取っ組んでまいっております。その間、当委員会等におきまして、お互いにいろいろわが国の開発、建設のために知恵を出し合ってまいっております。もちろん、頭で考えるように理想的にそう簡単にまいらないことはたくさんありますけれども、それにしても、建設行政も相当にテンポを早めつつ進んでまいりつつあると思います。けれども、この時点においてはさらに国民の期待というものは非常に大きい。いろいろ解決すべき問題が、しかも……

第49回国会 建設委員会 第3号(1965/08/12、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 岡本委員のお話のとおりでございまして、日本の土地政策、地価対策がこういうふうに野方図になって混乱の状態になっておる最大の原因は、残念ながら土地利用計画、これが行なわれておらなかったことにあると私は思っております。ただ、やや土地利用計画に似たようなもの、きのうお話ししたかもしれませんけれども、土地計画事業あるいは土地区画整理事業あるいは用途地域の指定、この程度のものはありますけれども、これはまだまだいわゆる土地利用区分の正確な計画になっておらないというのが実情であります。私は非常に残念に思うことは、これは現状がそうでありますから過去をとやかく言うわけじゃありませんけれども、この……

第49回国会 建設委員会 第5号(1965/09/16、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 御承知のとおりでありまして、来年度は三百億という概算要求をいたしております。青森から鹿児島までの縦貫自動車道を少なくとも十年以内で完成させたい、それが日本の現状における、また将来を考えてやります上においては、早いほうがいいのでありますけれども、これは財政あるいは技術の問題等いろいろ考え合わせなければなりませんから、おそくとも十年以内に完成さすのが適当である、こういう考え方で計画を進めておりますが、その考え方でいたしますと、来年度三百億ではたいしたことはないではないかというお話は全くごもっともであります。けれども、御承知のとおりに、いまの道路計画の進め方は、現行いわゆる五カ年計……

第49回国会 災害対策特別委員会 第2号(1965/08/02、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 太田川の改修につきましては、御承知のとおり、太田川は直轄河川に指定するのがだいぶおくれまして、もう十年ぐらいになるかもしれませんが、太田川の本流と申しますか、広島地内を数本の川に分かれて流れておりますが、これに重点を置いて今日までやっておるわけであります。ところが、上流の左岸地帯のいわゆる三篠川、これはその本流の河川改修計画の場合に三篠川については計画がなされておらなかった、こういう事情がありましたが、いわゆる一級河川の指定等の関係で三篠川の改修計画を追加計画いたしております。ところが、いまお話しのように、本年再度の災害で、最初の災害のあとに緊急に防除をいたしておるさ中にまた……

第49回国会 災害対策特別委員会 第6号(1965/09/22、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 今次の二十四号あるいは二十五号、その間における豪雨等によりまして、ほとんど全国にまたがる災害を受けました。二十三号から引き続きまして連続的な台風あるいは豪雨でありましたので、相当ばく大な損害をこうむるようになった。その詳細は事務局のほうから御報告を申し上げますが、人的被害、特に農作物の被害がばく大なものにのぼっておるわけであります。  そういうことから、政府におきましては、二十四号台風の襲来がやや確実になりました十七日、災害対策基本法に基づきまして非常災害対策本部を設置いたしまして、この災害対策に対する体制を整えて、万般の調査並びにその対策を推進しておるわけであります。  例……

第49回国会 災害対策特別委員会 第7号(1965/10/04、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 先ほど来被災者の窮状をお話しになりましたが、政府といたしましても十分今度の被災地の現状を把握いたしまして、全くお気の毒な点があることを承知しながらできる限りの対策を講じたい、こういうことで鋭意努力をいたしております。ただいまお話しの、最近災害の発生状況がだいぶ変わってきておることは、仰せのとおりでありまして、戦後非常に治水対策のおくれがありましたわが国において、しかも台風あるいは豪雨の多いわが国の状況におきまして、非常な災害を起こすおそれのある河川に重点を置いていわゆる治水事業を進めてまいりました。もちろんまだまだ十分ではございませんけれども、その相当の効果が戦後の努力であら……

第49回国会 内閣委員会 第1号(1965/07/31、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 ただいま議題となりました建設省設置法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明申し上げます。  近年の地価高騰は、住宅及び生活環境施設の充実あるいは産業の基盤となる各種の公共施設の整備に対する重大な隘路となっており、宅地問題の解決は国民生活の安定向上と経済成長のために緊急の課題となってまいりました。このような事態に対処するため、建設省の組織の面においても、宅地対策のための機構の整備を行なうことが必要とされるに至っております。  このような見地から、宅地部を設置することとし、あわせてこの際数項目の組織に関する改正事項を含めまして、この法律案を提出すること……

第49回国会 内閣委員会 第3号(1965/08/05、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 いま田口さんお話しのとおり、御承知だと思いますが、建設省の定員は、中央・地方を通じて三万五千七百二十名ということになっておるようであります。反面、国民生活の基盤整備のための道路、河川あるいは住宅、下水その他都市等、いろいろさらに強化し、予算的にも増大する段階になってきておりまして、いまお話しのように、予算等も規模が非常に大きくなっておる実情であります。ただ、それだからといって、予算どおりに従って定員をふやし人員をふやすということは、御承知のように、すべて近代化と申しますか、機械化、施工方法の改良等によって能率をあげるということが、建設行政のみならず、その他においても当然なこと……

第49回国会 内閣委員会 第4号(1965/08/06、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 受田さんの発言は、私はほんとうに真剣に承っております。そのとおりであると思います。なるほど、政府も従来からもちろん住宅の問題を軽んじてきておるわけではございませんけれども、敗戦後の日本のいろいろな施策をする場合に、この二十年間で各種の急速にやるべき問題が多々あったわけであります。いわゆる衣食住といわれておる中で、衣食はまずまずというところまできておりますが、住の問題になりますと、お説のとおりで、まだ三十八年の住宅調査の結果から見ましても、少なくとも過密、老朽あるいは同居、こういういわゆる住宅として適当でないというところにおられる方々が、三百万戸以上あります。もちろん現在はあま……


■ページ上部へ

第50回国会(1965/10/05〜1965/12/13)

第50回国会 災害対策特別委員会 第2号(1965/11/05、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 査定がおくれておるというような御意見でありましたが、具体的な事例がありますれば、そういうことでまた検討いたしますけれども、概観いたしまして、査定がおくれておるとは思いません。非常に急がせておりますが、今回の二十三号ないし二十四号はたいへんな個所数でありまして、御承知のとおり、査定いたしますについては、それぞれ地元の県等において一応の案をつくりまして、それによって査定をするわけでありますから、そうただ飛んで行って簡単にできるというものではないのでございますが、査定は、先ほど概観をおおよそそれぞれ御説明申し上げましたごとく、おくれておるとは思いません。これは従来の例からいいまして……

第50回国会 日本国と大韓民国との間の条約及び協定等に関する特別委員会 第7号(1965/10/30、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 お答えいたします。  住宅の問題でありますが、公営住宅、それから、その他の公団あるいは金融公庫貸し付け住宅、これは憲法二十五条の規定に基づきまして国民に住宅を与えるという趣旨で立法されておるという解釈をいたしております。そこで、今度のいわゆる法的地位に関する協定の中にもこの問題は特別に触れておりません。したがって、私どもは、住宅問題については他の一般外国人と同じ取り扱いをする、公営住宅、金融公庫、公団住宅の問題では韓国人に対して適用しない、かように考えております。ただ、災害の場合の災害住宅、あるいは都市計画上改良地区の改良をすることがあります。そういう改良地区に住んでおられる……


■ページ上部へ

第51回国会(1965/12/20〜1966/06/27)

第51回国会 決算委員会 第28号(1966/06/06、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 もちろん、国の各種の予算と地方財政計画全体としてはマッチさせております。従来ややもいたしますと、事業別になりますと、必ずしもうまく結合しておらない、こういうことで、実施をいたします場合に不都合が生ずる事態があったわけでありますが、特に四十一年度からは、そういう事態が起こらないようにということで、大蔵当局、なお自治省と緊密に連絡をとって、実施に支障のないようにいたす、こういう作業をいたしておりますが、財政計画全般の問題としては、いま吉田さんのお話のようなことが残っておると思います。

第51回国会 建設委員会 第1号(1965/12/24、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 この法案のねらいといたしておりますことは、ただいま提案者のほうから御説明がありましたように、いわゆる歴史的、政治上あるいは文化上わが国の伝統として保存し、あるいは将来のそういう文化的な発展に寄与したい、こういうことでございまして、それが最近各地において破壊されるような状態があらわれて、それではいかぬという御趣旨と承っております。したがって、反面においてはまたわが国の現状をある程度改革をして、そして近代的な住みよいと申しますか、文化的な国家、国土を建設しなければならぬ、こういう点の調和がきわめてむずかしいと申しますか、問題であろうと思います。その点の調和をはかるためにいろいろこ……

第51回国会 建設委員会 第3号(1966/02/16、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 第五十一回国会における委員会審議をお願いするにあたりまして、建設行政の基本的な考え方について、私の所信を申し述べたいと存じます。  すべての国民が希望に満ちた明るい生活を営むことができる豊かな社会をつくることが政治の理想でありますが、私は、このような理想を実現するために、産業、経済、文化等のすべてにわたる国民生活の基礎をつくり上げるところに建設行政の使命があると確信しております。  戦後二十年にして、わが国経済は高度の成長を遂げ、国民生活の向上は著しいものがありますが、経済成長があまりにも急速であったため、御承知のように、社会の各般にわたりひずみを生ずるとともに、きわめて困難……

第51回国会 建設委員会 第4号(1966/02/18、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 御激励に対して、まことにありがたく思っております。私は、当建設委員会は、長らく同僚としておつき合いを願い、なお御指導もいただいておったのでありますが、そういう意味で当委員会は、いろいろの議論もさることながら、知恵を出し合って、御鞭撻を願い、御批判を願って、そうして相当長期にわたると思いますけれども、日本の現状を一ぺんつぶさに再検討をして、そうしてやはり将来の国民に希望を持ってわが国の国づくりをするようなことを進めていただくべきものである、こういう考えを持っております。そこで、私が申し上げたりあるいはやろうとしておりますことには、そういう意味で忌憚なく御批判を願い、また御鞭撻、……

第51回国会 建設委員会 第5号(1966/02/23、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 法律のこまかいことは承知いたしておりませんが、問題はその所有権関係がどうなるかということじゃないかと思います。いま聞いておりまして、田畑の姿が、河川の流域の変更によって田畑等としていわゆる常識的には使用できない、こういう場合を滅失というふうに法律がなっている、あるいは解釈されておる、こういうふうに聞いたのですが、その際に、御承知のとおりさらに河川を整理して耕地に復旧するのかどうかという問題もあり得ると思います。だから、その所有関係がどうなるかということにかかっておるのじゃないかと、私はいま聞いたばかりですから、思います。その点をもう少し専門家からお聞き取りを願いたいと思います……

第51回国会 建設委員会 第6号(1966/02/25、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 まず最初に、いまの御質疑に対してじゃないのでありますが、私はお聞きのとおりのどを痛めておりますので、議員各位の御同情によりまして、あまりのどを使わないようにということを御指示いただいておるということで、まことにありがたく思っております。そういうことでできるだけ簡潔にということでございますから、簡単にお答えいたします。  いまお話しの、縦貫自動車道その他のいわゆる高速自動車道の法律提案についてのお話でありますが、結論を申し上げますと、全国の高速自動車道路網というのを従来からずっと検討しておるわけでありまして、今後十年ないし十五年の将来の日本の産業、経済、文化等を想定いたしまして……

第51回国会 建設委員会 第7号(1966/03/02、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 治水あるいは防災計画を立てますときには、もちろん現状及び将来の自然の状況の変化、特に最近は都市周辺などは開発が進みますから、そういうことを想定してやることにいたしております。先ほどの河川局長の説明によりましても、そういう将来のことを想定してやっておる。しかも問題の八幡地区の開発は現に目前に迫っておる計画でありますから、当然にそういうことを想定して、さらに将来の開発をその構想の中に入れて、それに対する排水対策を講じておる、こういうことであります。ただ、先ほど申し上げましたように、これは現在の想定でありますから、将来もっと雨量の関係その他で変化がくる場合もあるかもしれぬ、それはそ……

第51回国会 建設委員会 第8号(1966/03/04、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 ただいまおおむね考えておりますことは、河川局長から一応御説明申し上げたわけであります。  そこで、いま川村委員からお話しのとおりに、海岸はわが国にとっては、特に海岸の保全ということは非常に重要なことであります、ところが、残念ながらこの問題が比較的軽く扱われている。いわゆる海岸法ができてからまだ年数も短いという状況は、御承知のとおりであります。そこで、従来二分の一の国庫負担あるいは補助ということになっておりましたが、これは適当でない。これも数年来の主張でありまして、ようやく四十一年度から三分の二に引き上げるという方針を今度きめたわけであります。ただ、海岸事業には大中小いろいろあ……

第51回国会 建設委員会 第9号(1966/03/09、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 ただいま、本案について、附帯決議が総員の御同意によってなされまして、政府といたしましては、十分その附帯決議の趣旨を尊重いたしまして、できるだけすみやかにそういう処理をつけたいと思います。

第51回国会 建設委員会 第10号(1966/03/11、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 下平さんのお考えは、こういう考え方はいいが、これでは効果がないじゃないかという、結論的には御趣旨だろうと思います。私もそういう感じを持っております。実は先ほど来お話のありまするように、東京、大阪等の既成地域については、御承知のように、過密を排除するという意味で、工場、学校等の拡張、新設を制限いたしております。ところがなかなかそのあと地が簡単に利用できない。  従来はガソリンスタンドあるいは金の融通がきく銀行等、あるいは新しく何かやろうというほかの会社があって、出てはいったけれども、あとは同じように埋まってしまう、こういうような現実でありまして、これではどんなに計画を進め、どん……

第51回国会 建設委員会 第11号(1966/03/16、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 こまかい計数のことは私よく存じておりませんが、いまお話しのように、特例としてああいう措置を四十一年度はとることにいたしております。地方財政の裏づけがなければ事業は施行できませんから、大蔵大臣との話ではこれは将来是正するという話し合いでああいう措置がとられておる、こういうことであります。こまかい点については、合同委員会等において御審議願えればけっこうだと思いますが、四十一年度の特例としてやる、こういうことで私どもは了承している。四十一年度の事業執行については道路その他全部まかなえる、こういう打ち合わせをいたして、いま進んでおるわけでございます。

第51回国会 建設委員会 第12号(1966/03/18、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 第一点の四十一年度に関する地方財政計画、これは先ほど自治省から御説明がありましたが、実は非常に苦慮いたした点でありまして、国家財政もそうでありますけれどもおしなべて地方財政、地方自治団体の税収等が非常な落ち込みもしておる、あるいは超過負担の問題もある。こういうことを基本的にまず考えるということが、四十一年度の予算編成、国家予算の編成、なおまた地方財政計画の樹立、この前提になるべきものである。こういうたてまえで、自治大臣からも御説明があったと思いますし、なお大蔵大臣もしばしば本会議あるいは予算委員会等でその趣旨を御説明いたしておるわけであります。もちろん四十一年度のそういう財政……

第51回国会 建設委員会 第13号(1966/03/23、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 計画局長からお答えしておったかと思いますが、私どもは、この住宅政策を進めますについて当然にその前提となる宅地をつくるということ、これはもう非常にむずかしいことで、しかも非常に大事な前提でありますから、大量に用地を取得しあるいは開発する、こういう場合に、このむずかしい仕事にはどうしても新しい専属と申しますか専任の機関をつくって、それこそ強力にその仕事を進める必要がある、こういう考え方で、宅地開発公団というようなものをつくる必要がある、かように考えたわけでございまして、それを推進いたしたのであります。先ほど来局長から御説明いたしておりますように、政府といたしましては、いろいろ議論……

第51回国会 建設委員会 第14号(1966/03/25、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 ただいま議題になりました住宅建設計画法案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明申し上げます。  およそ住宅は、国民生活の基盤をなすものでありまして、住生活の安定なくしては、円満な家庭生活はもちろん、十分な社会活動を行なうことも望めませんが、近年著しく改善された衣や食に比べ、住宅事情は、はなはだしい立ちおくれを示していることは御承知のとおりであります。  もとより、政府は、従来から、住宅問題の解決に真剣に取り組んでまいったのでありますが、著しい人口の都市集中、世帯の細分化等により、住宅需要は増大の一途をたどり、依然として住宅難が解消されるに至っていないのが現状であります。……

第51回国会 建設委員会 第15号(1966/04/01、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 よくこういう道路網などをつくりますときには、政治路線であるとかないとか、いろいろ議論があります。それは一体何を観点として政治路線であるかないかということが明確でないわけなんであります。ざっくばらんに申し上げて、一つの政治目的を達成しようという意味から、まさに私は政治路線だ、こう申し上げておるのです。ただ、問題は、そういう政治目的とは何ぞやということで、本会議でも簡単に申し上げておきましたけれども、現在の道路交通事情、それから将来の日本の農業を含めての産業経済の発展の想定、及びただこれを自然のままに流さないで、道路政策によってそれを誘導する、あるいは人口の非常な偏重と申しますか……

第51回国会 建設委員会 第18号(1966/04/13、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 御説のようなことが懸念されないではないと思います。けれども私どもは実はそういうことは懸念いたしておりません。御存じのとおりに一般国道、地方道――一般国道については相当の進捗を見せましたが、地方道はまだこれからであります。しかしやはりそういう現在あります道路網のおおむねを整備する、このめどを立てて。しかしそれだけでは国全体の機能を発揮することはできない。新しい時代に向かっては、この際、従来検討いたしておりました、御賛成いただいております大道路網に着手いたしておりませんと、既存の道路の整備が完了いたしましてもその本来の機能を発揮することはできない、こういう考え方でこの道路網の整備……

第51回国会 建設委員会 第19号(1966/04/15、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 数年前に徳島市内で、都市計画事業として行ないました道路拡張、街路拡張事業に伴って、一部移転補償等について過当支払いがあった。私が報告を受けておりますのは、過当支払いというか、これは過当評価ということになるわけでありますが、二千万前後でありますか、こういうことを報告を受けております。これは県が施行いたしました事業でありますけれども、非常に遺憾に思っておるわけであります。いまその返還を求めるという措置について県と当事者と話し合いをしている、またその点法務省にも報告をしている、こういう状態のようでございます。
【次の発言】 およそ補償いたします場合には、御説明を申し上げるまでもなく……

第51回国会 建設委員会 第20号(1966/04/20、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 私が、表現のよしあしは別といたしまして、土地は商品ではない、こういう表現を使っておるわけでありますが、厳密な意味において、あるいは商業取引あるいは経済学、商品学というのがあるかどうか知りませんけれども、そういうもので商品とは何ぞや、こういう厳密な意味の定義的な意味で土地は商品ではない、こういうことを申し上げておるつもりではございません。ただそういう表現を使いましたのは、土地についていろいろ理論があると思いますが、そういう理論では、率直に言ってなかなか理解がむずかしかろう。土地は商品でないというような端的な表現と申しますか、考え方で、各方面でこの土地と人間との関係をもう少し真剣……

第51回国会 建設委員会 第21号(1966/04/22、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 もとより住宅の問題は、一建設大臣が意欲を燃やしたり、ハッスルしたりとかいうだけでは解決しないことお説のとおりであります。いま小金委員からいろいろお話あったことは、私どもおおむね認識を同じくしておると考えておりますが、御存じのとおり、昭和三十六年に住宅一千万戸計画というものを立てたことがございます。これはその当時は、建設省の計画という考え方で、厳密な意味においては、閣議の決定、政府の最高方針というところまではいっておりませんでした。昭和三十三年十月の住宅統計を基礎にし、今後の人口の増あるいは世帯の動態、人口の移動、そういうものを勘案いたしまして、昭和四十五年ごろを目標にいたしま……

第51回国会 建設委員会 第22号(1966/04/27、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 土地の問題はそう簡単でないことはどなたも御了承願えると思うのです。簡単でないところをやはり解決をしていかなければならない、ここにむずかしさがあると思っております。いつも答えが長いと言われますから簡単に申し上げたいと思うのですが、簡単に言うとまたわからぬとおっしゃられますけれども……。まあ住宅政策をやりますについては、当然に土地が前提になるわけであります。従来といえども御承知のように公営住宅等はまず計画を、一〇〇%とは申し上げませんけれども、それに近いような実績を持っております。なお民間住宅等についても、いわゆる自力建設についても相当の実績を示してきております。ただ、五カ年間で……

第51回国会 建設委員会 第23号(1966/05/06、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 地価の非常な暴騰が起こります場合には、これは現行の憲法下でそれを措置する可能な範囲で抑制すべきものだと思います。けれども、憲法の範囲で抑制できない部分もあるわけでありますから、それを全部家賃等の計算に入れることが不適当である、こういう御議論はちょっと承服できないのであります。それは一般の物価の高騰、地価の高騰、経済原則で上がります場合がありますから、これを全部国民が、それはおれの関係外だというわけにはまいらないと思います。けれども、地価全部が家賃構成になるわけでございませんで、地価が上がりますと、御承知のとおりいまの計算では取得価格の四・一%が家賃構成の部分になっておりますか……

第51回国会 建設委員会 第24号(1966/05/11、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 ただいま議題となりました土地収用法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明いたします。  近年の地価高騰の実情にかんがみ、政府は、総合的な地価対策を逐次実施しつつありますが、その一環として、公共事業のための用地取得制度の改善をはかる必要があります。  すなわち、公共事業における用地費は、事業費のうち大きな割合を占め、しかも年々増加の一途をたどっておりますが、公共事業のため値上がりした、いわゆる開発利益を含む土地価格で用地を買収することは、公共事業の施行が国民全体の負担において行なわれているものだけに、きわめて不合理であり、何らかの改善措置が早急に講ぜ……

第51回国会 建設委員会 第25号(1966/05/13、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 考え方にはいろいろあるわけでございますが、御承知のとおり住宅基本法、国民の住宅はどうあるべきであるかとかいうようなところから立案してつくる考え方も一応あるわけであります。たとえば農業基本法というような各種の基本法がこのごろ流行でありますが、そういう考え方もあるわけでありますが、ただそういう精神的な、住宅はこうあるべきであるとか、憲法の規定みたいなことも必要でありますけれども、今回きめましたのは、これは臨時立法みたいだという御批評がありますけれども、そういう憲法みたいなものよりも、もう少し具体化した建設計画法というふうなのがかえって現時点では適切ではないか。精神規定よりも、とに……

第51回国会 建設委員会 第26号(1966/05/25、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 いま川村さんからるる住宅計画の遂行にあたっての困難な問題点等を指摘されましたが、私どももその指摘された問題点はいずれもきわめて重要な問題だと思っております。しばしば申し上げましたように、今度計画法を御審議願ってこれを制定し、なお六百七十万戸の住宅計画を遂行するということは決してなまやさしいことではない、こういうこともしばしば申し上げておるわけであります。しかし、なまやさしいことでないけれども、これを遂行することがわが国における現下の一番重点の問題である、かような認識のもとに立って今後この住宅政策を進めていきたい、かように考えておるわけであります。いま御指摘の問題点等については……

第51回国会 建設委員会 第27号(1966/05/27、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 お話のように、三十九年衆議院において、地価の問題が現在きわめて深刻な弊害を来たしつつある、そういう意味で政府は各般の地価対策というものをすみやかにやるべきであるという御決議があったわけであります。  政府といたしましては、その趣旨も体しましてその後検討を続けてまいったわけでありますが、御承知のとおりに地価対策あるいは土地制度、これはただ土地収用法の改正と申しますか、こういう法律一本の改正等で問題が解決するような簡単な問題ではございません。地価問題というものがどういう深刻な弊害を来たしておるかという原因を簡単に申しますと、戦後の産業の発展、あるいはしたがってそれに応ずる都市周辺……

第51回国会 建設委員会 第28号(1966/06/01、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 もとより公共の目的に収用するわけでございますから、その目的に反することには使ってはならない、これは原則であろうと思います。ただ、公共の目的のために収用してその事業をいたします場合に、やはりその事業に付随して、たとえば道路にいたしましても、インターチェンジ付近に休養所、休憩所といいますかをつくるとかあるいは売店をつくるとか、そういうものは道路を使用する上において関連して必要な施設、この程度のことはやむを得ないであろう、こういうふうな原則が正しいと考えております。
【次の発言】 現行の土地収用法に、いまお話しのように公共事業等に収用した事業をする場合に、先ほどお尋ねがあり、またお……

第51回国会 建設委員会 第29号(1966/06/03、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 お話のように土地収用法の根本問題は、いわゆる公共の利益と私権との調整、これが一番の眼目であろうと思います。そういう意味で憲法が私権を保護する規定をいろいろ書いてありますから、直ちに憲法の精神と申しますか規定との関連が出てくるわけであります。今度の改正が、憲法で私権を、個人の権利というものを尊重する精神をあるいはないがしろということばはありませんけれども、これを軽んずる思想に基づくのではなかろうか、端的に言うとそういう御趣旨であろうと伺ってお答えいたします。  私どもがこの改正をいまお話しのような形にいたしましたのは、決してそういう根本思想には基づいておらない、こういう立場でご……

第51回国会 建設委員会 第31号(1966/06/08、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 まず第一に、今度の改正案が建設省が考えておりました当初の案から後退しているのではないか、こういうふうな御意見のようでありますが、私どもの考え方では少しも後退しておらない。これは最初の案を出しますときには簡単に申し上げておりますから、あるいは後退しているような印象を受けておられるかもしれませんが、問題は、現行の裁決時というのでは、御承知のとおりに途中において不当な値上がりを呼び起こす、こういう状態が一つの弊害とされておりますので、これを押えるといいますかチェックする、これが一つの基本的な考え方でありまして、その点については少しも変わっておらないわけであります。あるいは今度事業認……

第51回国会 建設委員会 第32号(1966/06/10、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 ただいま議題になりました首都圏近郊緑地保全法案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明申し上げます。  御高承のとおり、首都及びその周辺地域への人口と産業の集中は、最近ますますその激しさを加えておりますが、これに伴いまして首都の近郊においては、無秩序な市街地化が進み、緑地等は日に日に荒廃の一途をたどり、地域住民の生活環境を著しく悪化させております。  また、昨年首都圏整備法が改正され、従来の近郊地帯いわゆるグリーンベルトを改め、既成市街地の近郊でその無秩序な市街地化を防止するため、市街地の整備とあわせて緑地を保全する必要がある区域を近郊整備地帯として指定することとされたの……

第51回国会 建設委員会 第33号(1966/06/22、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 ただいま議題となりました流通業務市街地の整備に関する法律案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明申し上げます。  東京、大阪等の大都市においては問屋、倉庫、卸売市場等のいわゆる流通業務施設が都心の区域に過度に集中しておりまして、これがかえって物資の流通機能を著しく低下させるとともに、自動車交通を渋滞させる原因となっております。しかも、これらの流通業務施設に対する需要は、経済の発展と都市の膨張に伴って、今後ますます増加の一途をたどり、このまま放置すれば、ますます都心部の過密化を招き、物資の流通の面においても、道路交通の面においても憂慮すべき事態に立ち至るおそれがあります。……

第51回国会 建設委員会 第34号(1966/06/25、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 その点は非常に厳密な意味で申し上げれば全くそういうことになると思います。そこで、先ほど来事務局長からお話し申し上げておりますように、財政その他の関係で可能なことなら全部これはいわゆる特別地区に指定するぐらいのことがいいと思います。しかし指定だけで裏づけがないということでも政治がちぐはぐになります。そこで二段がまえにしておるわけであります。八条の場合はここに規定してありますような行為をする場合にはやはり自然の条件に相当変化を来たす。それでは緑地がつぶされる。良識に訴えると言うと非常になまぬるいようでありますけれども、届け出をして、そして同じやるんならこういうふうにしたらどうかと……

第51回国会 建設委員会 第35号(1966/06/27、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 この法案にありますように、トラックターミナルであるとか、あるいは卸売市場であるとか、いわゆる卸の商業団地、こういうものが主体になる、こういうことでありますから関連がある場合がある、こういうふうに思います。
【次の発言】 やはりこまかい点についてはそれぞれ所管省のほうが詳しいと思いますから、そちらから御説明申し上げますが、いまお話しのように、このねらいは、物資の流通の上で都市内の輸送上非常に隘路となっている、また交通ふくそうのもとになっている、これがまた二重、三重の輸送費の増高になっている、こういう問題を地域地域に流れをよくして過重の輸送体系をチェックしよう、こういうことが大き……

第51回国会 災害対策特別委員会 第5号(1966/04/21、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 当災害対策特別委員会で、特に松代地震に関連していろいろ御心配をいただき、御審議、御検討をいただいておりますことは、政府としても深く敬意を表するところでございますが、この際、政府のこれに対する対策と申しますか、考え方を申し述べまして、いろいろ御協力をお願いいたしたいと思います。  御承知のとおりに、昨年来松代を中心としてきわめてひんぱんな地震が継続いたしております。地元長野県あるいは松代町、その周辺の市町村、約一年近い間地震に悩まされております。地元でも、万一の場合に備えて各種の対策を立てておりますが、もちろん、県、市町村だけでその対策が万全を期するわけにまいりませんので、政府……

第51回国会 災害対策特別委員会 第6号(1966/05/12、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 松代周辺の地震については、おおむね委員の皆さんも御承知であるわけでありますから、こまかいことは申し上げませんが、この前、四月の二十二口でありますか、さらに現地の状況等を見るために、私が松代地震対策の連絡協議会長ということで参りまして、それ以来のことを簡単に御報告申し上げておきます。  御承知のとおり、約一年間地震が続いておるわけでございますが、政府はこれについてそれぞれ対策を進めておりましたことは、時々御報告いたし、御承知のとおりであります。ところが、御存じのとおり、最近と申しますか、四月ごろになりましてから――昨年十二月に参りました当時は、気象庁あるいは地震観測所等の見方で……

第51回国会 災害対策特別委員会 第7号(1966/06/10、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 当災害委員会で、松代地震地帯の状況をつぶさに御視察いただきまして、いろいろ対策の浸透状況等を御調査を願って御報告いただきましたことを厚くお礼を申し上げます。  報告書にありましたようなことは、さらに政府各部局で検討いたしまして、落ちがありますれば、善処したいと思います。なお、いまお話しのように、注意はいたしておるつもりでありますけれども、やはり末端にいきますと必ずしもそのとおりに運ばれておらないこともあると思います。そういう点はひとつよく御相談を願って善処いたしたいと思います。

第51回国会 商工委員会 第35号(1966/05/13、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 基本的な思想については関連があると思いますが、私のほうはこの法律が提案される前に建設業の中小企業の問題がなかなかいろいろありますので、その前に従来から検討しておりましたことを通達として出させたということでございます。
【次の発言】 ざっくばらんに申し上げて、今度の法律を、こまかくどうなっているか私よく承知しておりませんが、もちろん中小企業対策の一環として、私ども従来建設省の考えております建設業の特殊事情に応じてそれに応ずる措置として出しておる、こういうことでございます。
【次の発言】 鹿島守之助氏から何か私どもの措置について意見を出されておるということは承知しております。それ……

第51回国会 大蔵委員会 第28号(1966/03/30、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 十五億円でこの法律が趣旨としております都市開発の一端をになおうというのは、それはお説のとおり、これだけ見るとこっけいだと思っております。しかし、大都市問題の解決は非常に緊急な課題であって、しかも難事であります。そこでいろいろな手法を考えますが、やはり大都市内にできるだけ公共的な用地を取得したい、これが一つの都市の近代化のもとであり、また、各種の公園その他公共的な施設をするものであります。ところが、御承知のとおりに、たとえば、工場あと地等もなかなかそう簡単に取得ができない、直ちに使う場合は、あるいは先行取得というような事業費の中からやりますけれども、一般財政から、事業計画が出さ……

第51回国会 大蔵委員会 第52号(1966/06/22、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 地価抑制と申しますか、地価の不当なと思われる値上がり、高騰、そういう事態が起こっておるということは、平岡さんももちろんよく御了解願っておると思います。したがって、これは住宅建設のみならず、国民の負担であります膨大な公共事業等、これは土地を離れてやるものは一つもありません。それがきわめて国民の負担を増しつつあるという現状も御理解であろうと思います。それがひいては、国民経済といいますか、あるいは産業のコスト高を来たしておる、あるいは国民生活のコスト高を来たしておる。簡単に申し上げて恐縮でありますが、重大な影響を及ぼしておる、これも御理解願っておると思います。したがって、地価抑制と……

第51回国会 予算委員会 第3号(1965/12/23、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 理屈は全くそのとおりだと思います。ただ、あの農免道ができますいわれがああいうことで、いま農林省からお答えになりましたように、農村の実情に応ずるということでおやりになったと思います。 これは道路法上の規定によりまして、別な機関がやるという規定がありますから、こういうことになっております。  ただ、ここで申し上げたいことは、お説のことが私は筋だと思いますが、建設省といたしましても、農村の道路の、建設省所管のいわゆる道路法の道路を積極的に整備をいたさなければならない。幹線道路は相当に進みましたけれども、日夜使っておる道路の整備は、御承知のとおり延長が非常に大きいからでありますが、お……

第51回国会 予算委員会 第4号(1965/12/24、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 ちょっといまのお話の趣旨がわかりかねておるのですが、国道について地方負担に差異があるということはないはずでございます。
【次の発言】 御承知だと思いますが、道路法によりますと、国道のときには四分の三の国費を出しております。四分の一は府県の負担になっております。そういうことでありまして、その点には差異はありません。ただ府県によりましては、道路法によっていわゆる地元の負担をかけることができるという規定がありますので、府県の財政事情によって市町村に負担を一部かけておるところがありますけれども、これは原則ではありません。

第51回国会 予算委員会 第6号(1966/02/05、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 ごく簡単にというお話でありますから、簡単に申し上げます。  いまお話しのように、土地利用計画、これはもう率直に言って、日本の土地利用計画は非常におくれております。これは、今日までの日本の発展の度合いがそういう状況になっておったといえばそういうことでありますが、いまの時点では、お話のとおり全国の土地利用計画に入るべき段階にきておる。しかし、これは非常な大問題でありまして、そう一朝一夕にまいらない。私どもは、いまの状態ではやはり大都市を中心とした、たとえば首都圏であるとか、あるいは近畿圏、あるいは中京圏も入れていいでしょう。まずそういうところから土地利用計画を進めなければならない……

第51回国会 予算委員会 第8号(1966/02/08、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 地価の問題が非常に重要であるということは、いま永井さんがおっしゃったとおりに考えております。時間がないようでありますから詳細に申し上げることをただいま差し控えますが、大体私は、私というよりも政府は、地価の問題を根本的にこの際洗ってみたい、こういう考えで対策をいま立てておるところであります。といいますのは、地価の問題が影響するところは、先ほど来物価の問題等いろいろありますが、この根本に私は地価の問題が相当影響があるという考えを持っております。住宅建設の場合を考えましても、地価の問題がやはり家賃に響き、生活費に響き、それが賃金に響き、生産コストにつながる、これは当然のことであろう……

第51回国会 予算委員会 第10号(1966/02/10、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 お説のとおりでありまして、新しくつくります道路はいわゆる近代的にやりますが、まだまだ日本には既存の道路がたくさんあります。自動車時代になりまして、いまお説のようなことがあるわけでありますから、従来ともある程度やっておりますけれども、そういうことでは間に合いませんので、新たに緊急整備三ヵ年計画を立て、約六百億余りかかります。それを三ヵ年計画ということで、今度法律を国会にお願いしまして、計画的に歩道あるいは歩道橋、ガードレール、照明その他を整備する、四十一年度はさしあたり百億あまりの予算を投入する、かようにしております。

第51回国会 予算委員会 第11号(1966/02/11、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 広島のいわゆる原爆スラム街は、これは大原さんよく御承知でありますから、こまかいことは申し上げません。現在、これは御承知のとおりにいわゆる改良地区とかあるいは都市改造、こういう方面でやっております。一番問題なのは、御承知の太田川流域にある公園敷、それから河川敷、これに相当の戸数がありまして、これは不法占拠という形になっております。したがって、法律上いわゆる正面からの補償ということはできない、そういうことで地元県市とよく相談してやっておりますが、太田川の改修はやらなければなりません。それと兼ね合って、できるだけその現住者に御迷惑のかからないように進めたい、かように相談を進めており……

第51回国会 予算委員会 第12号(1966/02/12、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 総務長官、運輸大臣等が言われたことと同じでありますが、建設省に関係したことと言いますと、やはり大都市内の交通問題、これは都市内だけでは解決しないから広域的に考える。今後、特に投資が非常に膨大に要ると思うのですが、用地費等にかけることが適当でない。ぴたり抑制をすることが特に私どもに関係のある事項であります。
【次の発言】 そういうお話をいたしますと二時間くらいかかると思いますが、十分以内ということでありますので、簡単に申し上げます。  大都市問題というものは、ここでくどくど申し上げるまでもなく大問題であります。私は、こういうことを考えていただきたいと思うのです。東京、大阪、大部……

第51回国会 予算委員会 第13号(1966/02/14、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 土地利用計画の問題から、私どものほうの考えを申し上げておきます。  結論から申し上げますと、わが国で一番おくれておる、また一番政治の欠陥は、国全体の土地利用計画ができておらないところにあると思います。しかし、これは非常に各般の問題が錯綜いたしておりますから、きわめて困難な作業でありますけれども、これは、やはり国全体の土地をどういうふうに利用するかということを総合的に計画すべき段階に入っておる。そこで、現在を申し上げますと、いま企画庁長官からもお話がありましたが、御承知のように、国土総合開発法というものに基づいて、全国計画あるいは地域計画というものが一応できております。これは全……

第51回国会 予算委員会 第17号(1966/02/18、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 今日までの経過は、官房長官からお答えしたとおりであります。おっしゃるように三項目の要領が決議されておりますが、今日までそれが具体化されておらないということは事実であります。私どもは、今回国会にお願いしたいということでいろいろ準備をいたしておりますが、第一は土地収用法の改正、それだけでは相ならぬ、よくわかります。それだけでは私も相ならぬという考えを持っております。そこで、土地利用計画を定めるということが、これは土地政策あるいは地価対策の前提であることは、よく承知いたしております。けれども、岡本さんも御承知のとおり、土地利用計画というものは、そう短時日にできるわけではございません……

第51回国会 予算委員会 第18号(1966/02/19、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 私に対しての御質疑ではございませんけれども、建設行政の立場から申し上げておきたいことがあります。建設行政をやります場合にいろいろ気になることがたくさんありますが、いま質疑応答がありましたように、一番深刻に気になっておるのは、出かせぎ労務者及び建設業に携わっておる労務者のいまの生活環境と、あるいは賃金不払いの問題、これであります。ただ、御承知のとおりに、一定の職場に恒久的に勤務する状態でない特殊の職場でありますから、なかなか実態が把握できない。こういう点については、従来もしばしば労働省とも協議をし、労働大臣にもいろいろ御協力をお願いしておるわけであります。ただ、建設行政の面から……

第51回国会 予算委員会 第19号(1966/02/23、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 私事を申し上げてまことに恐縮でありますが、私は実は中国筋に相当長い期間裁判官としておりました経験があります。したがって、いわゆる同和地区の状態、感情、あるいはいわゆる普通人という人々との間の感情、そういうものを相当承知をいたしておるつもりであります。したがって、先日来八木さんのお話を聞いて、全く感激といいますかしております。今日もこういう問題がなかなかそう簡単に解消しないのは、相当長い間の感情、また部落の構成状態、いろいろの原因があると思いますが、こういう根本問題がやはり解決しなければ、ただ抽象的にものを言うだけではこの問題は解決しない、かように思いますので、先ほど来お話しの……

第51回国会 予算委員会 第20号(1966/03/03、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 固定資産税に限らず、税はできるだけ上げないほうがよろしいという基本的な考えを持っております。ただ御承知のとおり、ここでもしばしば御説明がありましたが、非常に宅地等の地価の値上がりがある、いわゆる評価が非常に違ってきておる。そういうことで固定資産税の改正をしたい、こういうことでありまして、私はその限度であろうと思います  家賃に影響するお話は大体いまのようなことでありますが、できるだけそれに非常な負担をかけない範囲で上げようということでありますから、私どもは賛成をして提案しようとするわけでございます。
【次の発言】 固定資産税の評価がありますが、これに応じて現行の税率をかけて、……


■ページ上部へ

第52回国会(1966/07/11〜1966/07/30)

第52回国会 建設委員会 第2号(1966/07/29、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 まず第一に、現松野岐阜県知事が佐藤派であるとかないとか、これは余談におっしゃったわけですけれども、そういうことは総理みずから非常に自粛といいますか、姿勢を正すという努力をしておりまして、従来言われておりましたいわゆる佐藤派などというものはございません。と同時に、松野氏が佐藤派というようなものと従来非常に接近しておったという事実は全然ございませんから、誤解のないようにお願いしておきます。  それと今後の三ダムの問題でありますが、先国会において私は、こういうものは事態を明らかにする必要があるということで、厳正公平な検査をさしたわけです。検査の結果は御報告申し上げたと思いまするが、……

第52回国会 予算委員会 第1号(1966/07/18、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 新潟県下その他、いわゆる日本海岸に大正九年以来といわれる五百ミリ近くの豪雨が降りました。加治川その他いわゆる中小の河川を中心として、相当の出水がございました。約五千町歩にわたる田畑等にはんらんをいたしております。幸いにいたしまして、まだこまかい点まではわかっておりませんけれども、いわゆる人畜には大被害はなくて、その点については、他の場合に起こりました被害とは違っておることにやや気を休めておるわけでございます。特に加治川については、従来中小河川計画として雨量二百ミリの想定で計画を進めておりますが、今度はその二倍以上の雨量があった、こういうことで、十数カ所に堤防の決壊を来たしてお……


瀬戸山三男[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
24期-26期-27期-28期-29期-|30期|-31期-32期-33期-34期-36期

■ページ上部へ

各種会議発言一覧(衆議院30期)

瀬戸山三男[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
24期-26期-27期-28期-29期-|30期|-31期-32期-33期-34期-36期
第46回国会(1963/12/20〜1964/06/26)

第46回国会 建設委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1964/05/15、30期、自由民主党)

○瀬戸山委員 関連して、大内参考人に……。いまの問題ですが、私ども実は地価の問題では国会でも非常に苦しんでおるわけです。苦しんでおるというのは、適当でない、何らかの措置を講じなければならない。ところが率直に言って、なかなか名案がございません。いま参考人の言われましたようなことも考えておるわけですが、ただこの一点をこの際承っておきたい。  公共事業の対象になる土地、あるいは土地収用の対象になる道路とか、そういうものをつくりました市街地開発の住宅地帯、こういうものを、かりに固定資産税評価額等の一つの基準を何とかしなければならぬと思いますが、その際に、公共用地として対象になる地域はいいけれども、接壤……


■ページ上部へ

第51回国会(1965/12/20〜1966/06/27)

第51回国会 建設委員会地方行政委員会連合審査会 第1号(1966/03/17、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 交通行政は、御承知のとおり、交通の基礎であります道路の建設整備、これは主として建設省が管轄いたしております。ただ、その実際の交通安全その他交通取り締まり等は警察、公安委員会が扱っておる、こういう状態でありまして、道路を建設し、あるいは道路に付帯する歩道、歩道橋、ガードレール、それから道路の交通の、何と申しましょうか、順序をよくするというような施設は、道路管理者がやるわけでありますが、そのほか信号灯あるいは道路標識等、交通運行の面から見ますると、交通取り締まりその他の安全を期するために、公安委員会が、あるいは警察が担当する、御承知のように、こういうふうな二本立てになっております……

第51回国会 予算委員会第五分科会 第1号(1966/02/24、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 建設省関係の昭和四十一年度歳入歳出予算につきまして、その概要を御説明いたします。  まず、総額について申しますと、建設省所管の一般会計歳入歳出予算といたしましては、歳入は三十一億二千八百余万円、歳出は五千四百七十四億三千九百余万円であります。歳出におきましては、このほかに、総理府及び労働省の所管予算として計上されておりますが、実質上建設省所管の事業として実施される予定の経費等がありますので、これらを合わせますと、昭和四十一年度の建設省関係予算は六千二百七十七億九千九百余万円となり、前年度の当初予算に比べ一千二十三億二千七百余万円、また前年度の補正後の予算に比べ一千九億八千五百……

第51回国会 予算委員会第五分科会 第5号(1966/03/01、30期、自由民主党)【政府役職】

○瀬戸山国務大臣 私も不敏にして、もちろん気がつかないこと、あるいは手が届かないところがないと、大それたことは申し上げないつもりであります。ただしかし最初に川俣さんのお話の、真剣に建設省の公務員の諸君がやっておるのかということについて、私の見たところでは、まさに真剣にやっておるというふうに私は見ております。御承知のとおり、これは特にいまがそうであるとは言いませんけれども、建設省の担当する事業の量からいっても、性質からいっても、特にいま非常に大事な時期であります。それを自覚して、みんな一生懸命やっておると思います。ただお話の、建設省を退職し、その後そういう人々がそれぞれの専門の知識等を――まだ相……



瀬戸山三男[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
24期-26期-27期-28期-29期-|30期|-31期-32期-33期-34期-36期

■ページ上部へ

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

瀬戸山三男[衆]在籍期 : 24期-26期-27期-28期-29期-|30期|-31期-32期-33期-34期-36期
瀬戸山三男[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

 30期在籍の他の議員はこちら→30期衆議院議員(五十音順) 30期衆議院議員(選挙区順) 30期衆議院統計



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。