灘尾弘吉 衆議院議員
31期国会発言一覧

灘尾弘吉[衆]在籍期 : 25期-26期-27期-28期-29期-30期-|31期|-32期-33期-34期-35期-36期
灘尾弘吉[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは灘尾弘吉衆議院議員の31期(1967/01/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は31期国会活動統計で確認できます。

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

本会議発言一覧(衆議院31期)

灘尾弘吉[衆]本会議発言(全期間)
25期-26期-27期-28期-29期-30期-|31期|-32期-33期-34期-35期-36期
第57回国会(1967/12/04〜1967/12/23)

第57回国会 衆議院本会議 第5号(1967/12/12、31期、自由民主党)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(灘尾弘吉君) 教員の給与の問題についてのお尋ねでございますが、教員の職務の性質あるいは態様等から考えましても、また優秀な教員を確保する、そうして教育水準の向上をはかっていく、このような観点からいたしましても、現在の教員に対する給与の制度につきましては、さらに検討を加える必要があろうかと考えております。  お尋ねの超勤手当の問題でございますが、これにつきましては、いろいろ意見もあり、また考究すべき問題もあるわけでございますが、私といたしましては、教員の時間外の勤務の問題とも関連いたしまして、できることならば、来年度の予算におきまして教員の給与についての何らかの改善の措置をいたしたいと……


■ページ上部へ

第58回国会(1967/12/27〜1968/06/03)

第58回国会 衆議院本会議 第4号(1968/01/31、31期、自由民主党)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(灘尾弘吉君) 第一の御質問は、教育課程の改定に関連しての御質問と承ったのでございます。現在、文部省におきましては、教育課程審議会にはかりまして、小学校、中学校の教育課程の改善の作業を行なっておりますが、これらの教育課程の基準は、御承知のように、学校教育法に基づきまして文部大臣の権限において定められるものでありまして、私どもとしましては、従来の教育課程の実施の成績いかん、あるいはまた時代の進展の状況いかん、こういう点を十分検討いたしまして、これらの事情に即応いたしまして、適切な基準の改定をはかってまいりたいと思うのでありますが、教育内容の刷新、向上をはかる以外に、ほかの考え方はござい……

第58回国会 衆議院本会議 第10号(1968/03/12、31期、自由民主党)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(灘尾弘吉君) 文化庁設置の趣旨についてまず申し上げたいと存じます。  御承知のように、文化財保護行政は、従来御指摘のとおりに、行政委員会制度によって行なわれてきたのであります。しかし、この伝統文化財の保護に関する行政と、主として内局である文化局で行なわれてまいりました新しい芸術文化の振興に関する行政とは、きわめて密接な関係にありますので、両者の調和をはかりまして、一体的な行政を進めることがより適切であろうと考えたのであります。また、最近の国土開発事業の活発化に伴いまして、文化財保護の立場から、開発行政との調整をはかる必要が強まってきております。この問題につきまして、適切かつ迅速な措……

第58回国会 衆議院本会議 第26号(1968/04/19、31期、自由民主党)【政府役職:文部大臣】

○国務大臣(灘尾弘吉君) 教育公務員特例法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。  政府におきましては、教育の重要性にかんがみ、これに携わる教員の給与につきまして、かねてから特に留意してきたところでありますが、このたび、国立及び公立の小学校、中学校、高等学校等の教員について、その勤務の態様の特殊性を考慮し、これに、当分の間、特別の手当を支給する等の措置を講ずるため、この法律案を提出したものであります。  次に、法律案の概要について申し上げます。  第一は、国立の小学校、中学校、高等学校並びに盲学校、ろう学校及び養護学校の小学部、中学部及び高等部の教員には、その勤務の態様……

灘尾弘吉[衆]本会議発言(全期間)
25期-26期-27期-28期-29期-30期-|31期|-32期-33期-34期-35期-36期

■ページ上部へ

委員会発言一覧(衆議院31期)

灘尾弘吉[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-26期-27期-28期-29期-30期-|31期|-32期-33期-34期-35期-36期
第55回国会(1967/02/15〜1967/07/21)

第55回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第6号(1967/06/28、31期、自由民主党)

○灘尾委員 与党の選挙制度の調査会長たる立場におられる松野君から、今回の法案に関連いたしまして、きわめて慎重に、また、きわめて広範な問題点に触れていろいろ御質問がございました。まだ残っておるようでございまして、私にこの辺で関連質問をやれ、こういうことでございますので、御質問を申し上げたいと思いますが、すべて関連をいたしておるのであります。関連質問でありますから、あまりいろいろなことを申し上げようとも思いませんけれども、私は、今回のこの選挙制度審議会の答申を拝見いたしまして、私の感じた点を主としてお尋ねをしてみたいと思うのであります。大体松野さんの御質問でみんな取り上げられ、あるいはまた御意見を……


■ページ上部へ

第57回国会(1967/12/04〜1967/12/23)

第57回国会 産業公害対策特別委員会 第2号(1967/12/14、31期、自由民主党)【政府役職】

○灘尾国務大臣 今日の状況からいたしまして、学校もいわゆる公害問題の犠牲者になっておるわけでございます。お話にもございました、航空輸送の発達に伴いまして、騒音の問題が大きな問題としてだんだん進んできております。いまに始まった問題じゃございませんけれども、次第に大きな問題になってきておる。あるいはまた、排気ガスの問題等、児童の保健衛生上の問題にも関連してくるということでございますので、文部省といたしましては、これに対しまして、十分関心を持って、事態の改善にみずからなすべきことはなし、また他の面においてやっていただかなくちゃならないことに対しましては、要請もしていかなくちゃならない、こういう心持ち……

第57回国会 文教委員会 第1号(1967/12/13、31期、自由民主党)【政府役職】

○灘尾国務大臣 私は、このたび、また重ねて文部大臣の重責をになうことになりました。文教のことは、いまさら申すまでもなく国家の重要事であります。幸いわが国の文教行政は関係者の御努力により、逐次進展を見つつありますので、私は、これらの実績を引き継ぎ、今後さらに各位の御協力を得て、その重責を果たしてまいりたいと存じます。  わが国の教育特に学校教育は、義務教育をはじめ高等教育に至るまで、量的な面では世界的にも高い水準に達しておりますが、その質的な面では、なお改善向上をはかるべき多くの課題があると考えます。また、近来の社会、経済の進展、科学技術の発達に伴い、幾多の新しい課題が生起していることも事実であ……

第57回国会 文教委員会 第2号(1967/12/22、31期、自由民主党)【政府役職】

○灘尾国務大臣 教職員の時間外勤務に関する給与の問題につきましては、もう長谷川君のよく御承知のとおりの問題でございます。いろいろな経緯が今日まであったということは、私もおぼろげながら承知をいたしておる問題でございます。この問題につきましては、私も率直に申し上げたいと思います。現在まだどういう形と申しますか、方式と申しますかをもって予算を組むかということについて、結論に到達しておらないのでございます。文部省としましては、これも御承知だと思いますけれども、超勤手当の問題というような頭をもって、給与改善に関する予算の要求はいたしておるわけでございます。その内容をどうするかという問題につきまして、実は……

第57回国会 予算委員会 第4号(1967/12/13、31期、自由民主党)【政府役職】

○灘尾国務大臣 お答えいたします。  国立大学の授業料につきましては、値上げをしたらどうかという意見も一部にございますけれども、文部省といたしましては現状を維持してまいるつもりでおります。ただ、私立の大学の方面におきましては相当な授業料の値上げということがすでにうわさもせられておりますし、明年度におきましてはある程度の値上がりを見るのではないかと思っておりますが、この点につきましては、授業料そのものを文部省で規制するわけにもまいらないわけでございますし、また実情から申しまして、ある程度の値上がりはやむを得ないような状況もあろうかと思いますが、文部省といたしましては、いわゆる私学振興の予算の増額……

第57回国会 予算委員会 第5号(1967/12/14、31期、自由民主党)【政府役職】

○灘尾国務大臣 お答えいたします。  角屋君の公害教育という御趣旨が実はよくわからないのでございますけれども、何しろ対象の年齢にもよることでもありますので、したがって、その年齢、成長の程度に応じた教育は、これはなすべきであろうと考えますが、あまりにも年少な子供にむずかしいことを申しましても、これはわかりにくい問題でありますから、この点はその成長段階に応じて教育してよろしいと思うのでございます。  なお、公害という点から申しますれば、申すまでもなく、学校方面はいわば被害者でございます。公害から守るために学校として施設すべきものが決して十分とは言えないと思います。そういう点については今後一そう充実……

第57回国会 予算委員会 第6号(1967/12/15、31期、自由民主党)【政府役職】

○灘尾国務大臣 今回の文化行政に関する機構の改革につきましては、ただいま総理大臣がお答え申し上げましたとおりでございます。文部省といたしましては、かねてから問題となっております文化行政の一元化ということをまず考えましてこのような案をつくったわけでございますが、この一元化せられました機構を通じまして、将来文化行政がますます進展するように努力してまいるつもりでございます。いつのことかわかりませんけれども、もっともっと大きな文化的な、文化に関する行政機構ができてよろしいもの、このように私は考えております。
【次の発言】 お答えいたします。  帝国ホテルの建物が大正期における記念すべき建造物であるとい……


■ページ上部へ

第58回国会(1967/12/27〜1968/06/03)

第58回国会 決算委員会 第6号(1968/04/04、31期、自由民主党)【政府役職】

○灘尾国務大臣 教育委員会月報を初中局で編さんをいたしておるわけでございます。初中局が編さんの主体である、こういう考えのもとに初中局の者が書いておるときには原稿料は出さないが、よその方にお願いして原稿を出していただく、こういうような場合には若干の原稿料を差し上げる、こういうしきたりになっておるように私は聞いておるのであります。実は原稿にもよりけりだろうという気もいたしますが、それが文部省として地方の人たちに対する指導のために、あるいは仕事の解説のために、こういうことで文部省の、たとえば文化財なら文化財としまして、そういうことをやる必要があるというのでこの月報を活用してやっていく、こういうふうな……

第58回国会 社会労働委員会 第23号(1968/05/09、31期、自由民主党)【政府役職】

○灘尾国務大臣 いやしくも教育の任に当たっております学校の教職員といたしましては、常にその身を持することきびしくなければならぬと思うのであります。いやしくも汚職とか、不正とか、こういうようなことでかれこれ批判を招くがごときことは、厳に戒めなければならぬことと存じておる次第でございます。  今回、私も実は新聞で群馬県下におきまして職業のあっせんと申しますか、そういう関係において学校長その他の者が収賄の容疑で取り調べを受けておるという事実を承知いたしまして、まことに残念千万に存じておる次第でございます。事件の内容につきまして、さっそく群馬県の教育委員会のほうに照会をいたしまして、その把握につとめた……

第58回国会 内閣委員会 第19号(1968/04/27、31期、自由民主党)【政府役職】

○灘尾国務大臣 御承知のように、一局削減という政府の方針でいろいろ作業をいたしたわけでございますが、文部省の今回の案は、私から申せば急に思いついた案ではないのです。多少私も経験がございますので、前大臣のころにおきめになった方針でございますが、私の経験から申しまして、日本の文化行政を進めていく上から申しますと、御承知のように省内に文化局というものもございます。それから、古いものに対するいわゆる文化財保護というもので外局として保護委員会もございます。この二つが別々にあるということは、文化行政を一体的に進めていくという上から申しますと、何かやはりもの足りないものがある。むしろ一つにしまして、古いもの……

第58回国会 文教委員会 第2号(1968/03/06、31期、自由民主党)【政府役職】

○灘尾国務大臣 第五十八回国会において文教各般の問題を御審議いただくにあたり、所信の一端を申し述べたいと存じます。  本年は、明治百年の記念すべき年でありまして、わが国の歴史と先人の業績を顧みるとともに、わが国及びわが国民の将来にわたる一そうの発展を期する年であります。  この百年の間、わが国は幾多の試練と苦難に逢着しつつも常によくこれを切り抜け、たくましい発展と成長を遂げてまいりました。このことは、もとよりわが国民の勤勉さ、資質の優秀さによるところではありますが、さらに教育の力があずかって大きなものがあったと思うのであります。  今後、わが国が国際社会において、はるかな将来にわたって発展し続……

第58回国会 文教委員会 第3号(1968/03/13、31期、自由民主党)【政府役職】

○灘尾国務大臣 教育の重要な役割りにかんがみまして、教育に従事する教職員に人材を集めなければならないことは申すまでもないことでございます。その意味からいたしまして、現在の教職員に対する給与の状況は必ずしも満足すべきものではないと率直に認めざるを得ないのであります。政府といたしましても、この問題につきましては年来検討をいたしているところでございますが、ただいまお尋ねになりましたような御趣旨に沿うものかと考えるのでございますけれども、明年度の予算につきましては、教職員の勤務の実態について調査をいたしまして、その調査の結果に基づきまして教職員に対する特別の給与体系というようなものを創設したらいかがで……

第58回国会 文教委員会 第4号(1968/03/15、31期、自由民主党)【政府役職】

○灘尾国務大臣 いわゆる三派全学連の行動に対しまして破壊活動防止法を適用したらどうであるか、こういうような声がだんだんと高まってきておるように思われるのであります。三派全学連の行動につきましては、われわれといたしましてまことに残念に存じております。大学の内部において、また大学の外において、きわめて矯激な運動を展開し、そのために警察力の出動をわずらわさなければならぬ、双方ともに負傷者を常に出しておるようなきわめて激しい行動に出ておる。同時にまた、一般の平和な市民の生活まで脅かしておるというような事態、あるいはまた国際的に非常に危険性の多い行動をして顧みない。このようなことはだれがやりましても大き……

第58回国会 文教委員会 第6号(1968/03/28、31期、自由民主党)【政府役職】

○灘尾国務大臣 私は、文部省にはずいぶん審議会、調査会の数が多いように思っております。また、文部省関係の審議会、調査会は、私の見るところではかなり勉強していただいておる審議会のように思うのでございます。隠れみのというおことばございましたが、いろいろな審議会について批判をいたす立場から考えますと、そう言いたくなるようなものも全然ないとはいえないと思いますけれども、文部省の関係する審議会については、そういうふうな責任を他に転嫁するとか分担してもらうとかいうような意味よりも、むしろ事柄の性質が、文部省の事務当局だけでは処理しにくいきわめて専門的な知識、経験を有する人たちによって公正に検討してもらわな……

第58回国会 文教委員会 第7号(1968/04/05、31期、自由民主党)【政府役職】

○灘尾国務大臣 先ごろ、斉藤委員の御指摘になりました今村審議官執筆の「教職特別手当の支給について」という解説資料は、法案の趣旨内容を説明する資料としては、個人の主観を加え、国会軽視かの印象を与えた、いかにも限界をこえたものでありまして、私の真意とはおよそほど遠いものであります。私は、かような資料が公の会合で配布せられましたことは、文部省としては重大な失態であり、まことに申しわけないと存じます。主管大臣としては申しわけにはならないことでありますが、私は、全くこのことを承知しておらなかったのでありましたし、事情をよく調べてみましたが、次官、局長も十分に承知していなかったようであります。しかし、その……

第58回国会 文教委員会 第8号(1968/04/10、31期、自由民主党)【政府役職】

○灘尾国務大臣 特殊教育について鈴木委員が年来非常に熱心に御推進いただいておることは、われわれとしましても感謝いたしておるところであります。この特殊教育の現状がどうあるかということについての認識の問題でございますが、私もこの方面の仕事に比較的いろいろな関係で関心を持っておる一人でありますが、端的に申しまして、他の一般の教育の状態に比べました場合に、特殊教育がおくれておるということはいなめない事実であろうかと思うのであります。ことに戦前の状態では、いわゆる文部省の教育行政の中で特殊教育というものはほとんど顧みられなかったというようなこともあるいは言い得るのではなかろうかと思うのであります。それに……

第58回国会 文教委員会 第9号(1968/04/12、31期、自由民主党)【政府役職】

○灘尾国務大臣 一国の政治行政の発展を願っておる立場におきまして、私は科学を尊重し、科学の進歩発展が非常に大きな役割りを果たしてまいるものであるということは、これは当然のことと思います。戦後の日本の政治行政の上におきまして、科学尊重という精神は脈々として流れておる。そのような心持ちで、私は、わが国の科学の水準の向上、その発展というものを期待してやみません。
【次の発言】 御指摘になりましたような議論が新聞、雑誌等、そういうものにあらわれておることは、私もときどき拝見するのであります。ただ私は、あるいはことばじりをとらえるというつもりは毛頭ございませんけれども、科学を尊重し、科学の水準の向上発展……

第58回国会 文教委員会 第10号(1968/04/17、31期、自由民主党)【政府役職】

○灘尾国務大臣 このたび政府から提出いたしました日本学校安全会法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  この法律案は、日本学校安全会の業務である災害共済給付の対象に高等専門学校の学生を加えようとするものであります。すなわち、日本学校安全会は、学校教育の円滑な実施に資することを目的として、学校の設置者との契約により、義務教育諸学校等の管理下における児童、生徒の負傷、疾病、廃疾または死亡に関して必要な災害共済給付を行なう業務を実施しておりますが、高等専門学校の学生についても、教育の成果を高めるために、その設置者が、日本学校安全会と契約を行なうことによ……

第58回国会 文教委員会 第11号(1968/04/19、31期、自由民主党)【政府役職】

○灘尾国務大臣 国防ということから、実は私はものを申したわけじゃないのであります。したがって、有島さんのお尋ねで、国防と言ったのはこういう意味だということではなくて、私は国を守ると言ったのはこういう意味だ、こういうようにひとつ御了解を願いたいと思うのであります。そのほかの点につきましては、特に申し上げることはございません。
【次の発言】 そういったような心情と申しますか、意識と申しますか、どういうことばが適当であるか存じませんが、そういう気持ちを子供のうちから養い育てていくことが必要ではないかということを申し上げたわけでございます。つまり、中にはそういう気持ちはだれでも持っておるのだ、自然に持……

第58回国会 文教委員会 第12号(1968/04/24、31期、自由民主党)【政府役職】

○灘尾国務大臣 このたび、政府から提出いたしました教育公務員特例法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  政府におきましては、教育の重要性にかんがみ、これに携わる教員の給与につきまして、かねてから特に留意してきたところでありますが、このたび国立及び公立の小学校、中学校、高等学校等の教員について、その勤務の態様の特殊性を考慮し、これに当分の間、特別の手当を支給する等の措置を講ずるため、この法律案を提出したものであります。  次に法律案の概要について申し上げます。  第一は、国立の小学校、中学校、高等学校並びに盲学校、聾学校及び養護学校の小学部、中……

第58回国会 文教委員会 第13号(1968/04/26、31期、自由民主党)【政府役職】

○灘尾国務大臣 今回の文部省が出しましたいわゆる白書は、わが国の私立学校を中心としての白書でございます。これを出しました趣旨は、私学についての現状を知っていただくこと、また問題点を知っていただくこと、そういうことを主として記述いたしたものでございまして、国民の皆さん方にも私学の状況等について十分御認識をいただきますと同時に、われわれとしましては、この現状の上に立って、今後の私学をいかにすべきやということを検討いたします重要な資料といたしたいと考えておる次第であります。  御承知のように、私学についてはいろいろ問題がございます。なかんずく私学の経営上の問題、言いかえますれば、主として財政上の問題……

第58回国会 文教委員会 第14号(1968/04/27、31期、自由民主党)【政府役職】

○灘尾国務大臣 御質問に対しまして的確なお答えになるかどうか、なかなかむずかしい御質問でございますが、御質問の御趣旨は、教師というものに対してどのような考え方をしておるか、こういうことではないかと思います。ことに本案に関連しての御質問であろうと存じますが、私は、教師は大切な子供さん方をりっぱな人に育てていくために大きな役割りを果たしている、そういう意味におきまして、教師そのものがやはり学童にとりましては一つの人間としてのかがみになってくるのじゃないかと思うのであります。そういう意味におきまして、教師はそれぞれその人格をみがき、りっぱな人格を持った人として、その人格をあげて教育の対象となっておる……

第58回国会 文教委員会 第15号(1968/05/08、31期、自由民主党)【政府役職】

○灘尾国務大臣 今回政府から提出いたしました学校教育法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  本法案は、小学校、中学校、高等学校等における教職員の組織及び職務を明確にすること及び各種学校制度の改善、整備をその内容といたしております。  小学校、中学校、高等学校、盲、ろう、養護学校及び幼稚園の教頭は、教諭をもって充てられる職として取り扱ってまいりましたが、各学校における実態は、校長に次ぐ重要な職となっておりますので、この際、地位に応じて、教諭とは別の職としてその位置づけを明確にする必要があり、また、養護助教諭、講師、実習助手、寮母は、いずれも教育……

第58回国会 文教委員会 第17号(1968/05/10、31期、自由民主党)【政府役職】

○灘尾国務大臣 私は他の委員会に出ておりましたので、直接伺う機会はなかったわけでございますが、その要旨については伺っております。
【次の発言】 この労働基準審議会に政府として諮問するかどうかというような問題につきましては、かねてから御説明を申し上げておりますように、労働省とも御相談をいたしたわけでございますが、必ずしも諮問する必要なしということで、提案をいたしまして御審議をお願いいたしておるところでございます。しかし、石井会長の御意見は御意見として私どもも伺ったわけでございます。現に御審議中であるということならば、政府としましては、なるべく早くその結論をいただけるものならいただきたいと思います……

第58回国会 文教委員会 第19号(1968/05/15、31期、自由民主党)【政府役職】

○灘尾国務大臣 どういうふうにお答え申し上げたらよろしいかと思うのでございますが、私どもとしましては、今回の措置をいたしますためにはやはり法律を必要とするわけでございますので、そのような措置を講ずるためにこの法律案を提出したということを申し上げておるわけでありますから、法律案提出の理由ということにはこれでなるのじゃないかと存じております。この法律案を出しませんと、われわれの意図するがごとき措置を講ずることができないのであります。その意味においてこの法律案を提出した、こういうことでございますので、そのように御了解をいただきたいと思います。

第58回国会 文教委員会 第20号(1968/05/20、31期、自由民主党)【政府役職】

○灘尾国務大臣 政府の調査団の中に、文部省からも北海道、東北、それぞれ一名ずつ派遣をいたしております。なお、建築等の問題につきましては、状況によりましてさらにあらためて調査をいたしたいと思っております。
【次の発言】 仰せのとおりに、地震につきましては、日本が一番自信を持っている国であろうと思うのでありますが、新潟地震のときにもたまたま私も文部省におりまして、この方面のことをもっと進めなければならぬということでいろいろ検討いたしてまいりました。おっしゃるとおりであります。私どもとしましても、大学の地震学の研究等につきましては、さらに積極的に検討を加えてまいりたいと思います。できるだけ、ことに関……

第58回国会 文教委員会 第21号(1968/05/22、31期、自由民主党)【政府役職】

○灘尾国務大臣 先ほど事務当局からもお答えをいたしましたし、また安全会の理事長からもきわめて積極的なお答えをいたしておるわけでございます。私もその線に沿って検討を進めるようにいたしたいと存じます。
【次の発言】 お話のお気持ちは、私も同感の節が多いような気がいたしております。ただ、こういうふうな制度――これだけではないと思うのです。他にもいろいろ似たようなケースがあるいはありはしないかと思いますが、これはこれとして、そういう制度として立てたということを考えれば、必ずしも理屈がないわけでもないと思いますけれども、気持ちの上からいいますと、どうもあまりにも、先ほどみみっちいと言いましたけれども、も……

第58回国会 文教委員会 第22号(1968/05/24、31期、自由民主党)【政府役職】

○灘尾国務大臣 その点につきましては、政府委員からお答えをさせていただきます。
【次の発言】 わが国のいわゆる各種学校というものが、いろいろな内容を持っておりますけれども、今日までそれぞれの面におきまして大きな役割りを果たし、また、国民の教養を高める上におきましても効果をあげてまいっておりますことは御指摘のとおりであります。現在この各種学校に学んでおる人たちの数もかなり大きな数に達しておるわけでございます。時世とともにだんだんと各種学校の内容も向上し整ってまいっておるものも数あるわけでございますので、文部省としましては、今回のこの各種学校制度の整備ということを、いわば後期中等教育の整備拡充とい……

第58回国会 法務委員会 第9号(1968/03/15、31期、自由民主党)【政府役職】

○灘尾国務大臣 破防法適用に関する問題について関係閣僚懇談会が持たれるというふうなことは、新聞で承知いたしておるわけであります。実はまだ私が参加しての閣僚懇談会というものは開かれたことはございませんので、そのように御了承願いたいと思います。
【次の発言】 この問題につきましては、他の委員会においても御質問がございまして、私の現在の心境をお話し申し上げたわけでございますが、御承知のように、だんだんと三派全学連の行動が計画的に、また継続的に看過することのできない状態を呈してまいりましたので、各方面から破防法の適用をすべし、こういったような御意見もかなり出ているように伺うのでございます。私は、所管の……

第58回国会 予算委員会 第6号(1968/02/26、31期、自由民主党)【政府役職】

○灘尾国務大臣 お答え申し上げます。  御指摘の問題は、われわれの感覚からいたしましても、確かに問題点であろうかと思うのであります。地方の高等学校等におきましては、いろいろくふうもいたしておる向きもあるようでございます。ただ、この問題は、やはり大学の入学者を募集する際の条項として、いろいろ規定せられておるところでございます。ただいまのような問題につきましては、今後の問題として、われわれとしましてももちろん関心は持っておりますけれども、当面の問題といたしましては、やはり自由意思で入学を取り消す、このような場合におきましては、当事者間の話し合いによってきめていただきたい問題と、このように考えておる……

第58回国会 予算委員会 第10号(1968/03/01、31期、自由民主党)【政府役職】

○灘尾国務大臣 お答えいたします。  昨年の暮れに新聞記者の諸君と対話をいたしました際に出ました私のことばが、あるいは国防教育の強調であるとか、あるいは防衛教育の強調であるとかというふうにでかでかと実は伝えられまして、私の真意ではなかったのであります。しかし私は弁解を申し上げようとは思っておりません。私の新聞記者諸君に話したことばは、平素から私の考えておる点があらわれたにすぎないのでありまして、格別これが間違ったことを言ったとも思っておりません。現在わが国の教育で、山中さんはどういうお気持ちでお使いになっておるか私は存じませんけれども、国防教育とかあるいは防衛教育というようなものを取り立てて言……

第58回国会 予算委員会 第11号(1968/03/02、31期、自由民主党)【政府役職】

○灘尾国務大臣 私は、この技術的、専門的なことは全く暗いわけでございますが、テレビの放送が、一般社会教育の上にとりましても、また学校関係の教育にとりましても、きわめて意義のある、効果のあるもの、さように存じておる次第であります。今後、そういう方向において電波がぜひ確保せられたいものと念願をいたしております。したがいまして、文部省としましては、社会教育審議会におきまして、これらの問題に関連していろいろ御検討を願っておるところであります。その答申を得ました上で、郵政省はじめ関係の皆さん方とよく御相談をいたしまして、われわれの願うところが達成せられるようにいたしたいものと、こういうふうに考えておりま……

第58回国会 予算委員会 第13号(1968/03/05、31期、自由民主党)【政府役職】

○灘尾国務大臣 お答えいたします。  学問の自由というものが憲法で保障せられておることは仰せのとおりであります。その関係から、大学における学術研究の自由というものはきわめて重要なものでございますので、御承知のように、多年の慣行として大学の自治というものが認められておるわけでございます。ただ単に学問研究の内容だけの問題ではないと思います。その自由なる学問研究を行ないますために必要ないろいろの要素があると思いますが、それらを含めて私は大学の自治というものがあるものと考えます。
【次の発言】 国立大学は、申すまでもなく国が設置いたしておるものでございますから、国立大学に対して支出する国の経費というも……

第58回国会 予算委員会 第14号(1968/03/08、31期、自由民主党)【政府役職】

○灘尾国務大臣 通産省がどういう御意見を出されたのか、私はつまびらかにいたしておりませんが、もちろん、その根拠があって御意見をお出しになったものと、さように心得ております。
【次の発言】 このような問題は、もちろん、専門的な学問研究の結果によって判断せらるべきものと思います。したがって、ただ単に行政事務の立場に立ってかれこれ言うことはもちろんないことと、私は信じております。通産省におかれましても、十分各種の調査を遂げられた結果、そのような御意見が出たものと考えます。
【次の発言】 問題とせられておりますような事柄に対しまして、学者がいろいろ研究をするということは十分あり得ることでございます。私……

第58回国会 予算委員会 第15号(1968/03/09、31期、自由民主党)【政府役職】

○灘尾国務大臣 小笠原の現在における島民の子弟は、小中学校の段階の教育は米国流の教育制度で現にやっておるわけでございます。復帰後の教育をどういうふうにやるか、これは円滑にやってまいりたいと思います。いろいろ検討いたしております。基本的には、もちろん日本国民を育成するという方針で、わが国の一般の小中学校の教育と同様な教育をやってまいるわけでございますけれども、この移行の時期における教育については、そこに相当なくふうを要する、かようにいま考えていろいろ検討しておるようなわけであります。何と申しましてもことばがだいぶ違いますので、日本語の教育というものに相当重点を置いてやっていかなければならぬだろう……

第58回国会 予算委員会 第16号(1968/03/11、31期、自由民主党)【政府役職】

○灘尾国務大臣 大学におきます研究は、御承知のとおりに真理の探求を目的といたしまして、研究者の自主的な判断に基づいて進めらるべきものであると考えるのでありますが、この法律は、政府として必要な科学技術に関する基本計画の策定あるいはこれが計画的推進をはかりまして、国民経済の発展、国民福祉の向上の要請にこたえる、こういうことを目的といたしておるのであります。したがって、大学における自由な、自主的な研究を直接これが対象とすることはどうも必ずしも適当と言えないのではないかというような考えのもとに、原則としてこの法律の対象外とせられたのであります。しかし、大学における研究で、国の計画研究の一環としてその参……


■ページ上部へ

第59回国会(1968/08/01〜1968/08/10)

第59回国会 文教委員会 第3号(1968/08/28、31期、自由民主党)【政府役職】

○灘尾国務大臣 教職員の給与の問題につきまして御指摘のような点があるということは、私もよく承っているところでございます。一般の行政職と直ちに比較するということも困難な点もあろうかと存じますけれども、御指摘のような問題につきましては、われわれとしましてもその改善について今日までも努力してきたつもりでございますし、今後ともこの問題につきましては努力を継続してまいりたい、そのような心持ちで今日もやっておるわけであります。
【次の発言】 人事院の勧告につきましては、申すまでもなく政府としましてはこれを尊重するのが当然だと思うのでございます。従来の例からいたしまして、その点におきまして私どもとしましても……

第59回国会 文教委員会 第4号(1968/09/04、31期、自由民主党)【政府役職】

○灘尾国務大臣 今回の人事院の勧告につきましては、政府といたしましても、できるだけその趣旨に沿って措置をいたしたいという考えのもとに関係閣僚いろいろ協議をいたしたわけでございます。数回にわたりまして協議をいたしました結果、御承知のような結論に到達いたしたわけでございます。私といたしましては、人事院の勧告どおり、内容はもちろんそのとおりでありますけれども、実施の時期につきましても勧告どおりやってほしいということで、いろいろ話し合いもいたしましたけれども、中央及び地方を通ずる財政的な関係からいたしまして、ついに八月より実施ということに落ちつかざるを得なかったのであります。いかにも残念に存じておりま……

第59回国会 文教委員会 第5号(1968/10/04、31期、自由民主党)【政府役職】

○灘尾国務大臣 今回の人事院の勧告につきましては、私どもとしましてはその趣旨を尊重いたしまして、いわゆる完全実施ということが最も望ましいことと考えまして、その方向で微力を尽くしたつもりではございますけれども、関係閣僚いろいろ相談をいたしました結果としまして、遺憾ながら、内容は全部認めるといたしましても、実施の時期について人事院の勧告どおりにやることができないという結果になったわけでございます。できることなら何とかくふうして、人事院の勧告どおりにやりたいという気持ちでいろいろ話し合いをしたわけでございますけれども、今年度の政府の予算の編成の方針も御承知のとおりであります。このような支出に対しまし……

第59回国会 予算委員会 第1号(1968/08/09、31期、自由民主党)【政府役職】

○灘尾国務大臣 産業、経済の発展の状況に伴いまして、これに必要な優秀な人材を育成することはきわめて大切なことでありますので、今日までもこの問題につきましては努力をしてまいったつもりでありますが、六・三・三・四の教育制度につきましても、御承知のように今日まで若干の手直しもしてきておるわけであります。しかし将来のことを考えますと、高等学校段階等におきましてより資質の高い人材をつくる必要もあるのではないか、こういう要請もあるわけでございますが、六・三・三・四の問題につきましては、これは重要問題でございますけれども、すでに二十年を経過しております。今日までのこの制度につきまして、いろいろ検討してみる時……


灘尾弘吉[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-26期-27期-28期-29期-30期-|31期|-32期-33期-34期-35期-36期

■ページ上部へ

各種会議発言一覧(衆議院31期)

灘尾弘吉[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-26期-27期-28期-29期-30期-|31期|-32期-33期-34期-35期-36期
第58回国会(1967/12/27〜1968/06/03)

第58回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1968/03/12、31期、自由民主党)【政府役職】

○灘尾国務大臣 昭和四十三年度文部省所管の予算案につきまして、その概要を御説明申し上げます。  まず、文部省所管の一般会計予算額は、六千五百二十四億九千六百三十三万七千円、国立学校特別会計の予算額は二千五百四億三千八百六十九万六千円でありまして、その純計は、六千九百八十三億六千七百二万五千円となっております。  この純計額を前年度当初予算と比較いたしますと、およそ七百五十四億円の増額となり、その増加率は一二・一%となっております。  以下、昭和四十三年度の予算案におきまして特に重点として取り上げました施策について御説明申し上げます。  まず第一は、教育費の負担軽減であります。  このことにつき……

第58回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1968/03/14、31期、自由民主党)【政府役職】

○灘尾国務大臣 地域格差の是正ということは、政治といたしましてきわめて大切なことと考えております。文部省としましても、この点については留意いたしておるつもりでございますが、主として力を入れてまいっておりますことは、大学の設置等についても、そういう点を考慮に入れて、大学の充実をはかっていかなければならぬというふうなことも念頭にあるわけでございますが、必ずしもそれが思うようにまいっていないということもあろうかと思うのであります。同時に、いわゆる僻地の問題でありますとか、あるいは離島の問題でありますとか、こういう点につきましては、特にその地域の青少年のために格別の配慮をしてまいりたい、こういうつもり……



灘尾弘吉[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-26期-27期-28期-29期-30期-|31期|-32期-33期-34期-35期-36期

■ページ上部へ

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

灘尾弘吉[衆]在籍期 : 25期-26期-27期-28期-29期-30期-|31期|-32期-33期-34期-35期-36期
灘尾弘吉[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

 31期在籍の他の議員はこちら→31期衆議院議員(五十音順) 31期衆議院議員(選挙区順) 31期衆議院統計



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。