このページでは稲富稜人衆議院議員の31期(1967/01/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は31期国会活動統計で確認できます。
○稲富稜人君 私は、民主社会党を代表いたしまして、この際、昭和四十二年度農業の動向に関する年次報告並びに昭和四十三年度において講じようとする農業施策に関して、若干の質問を行ないたいと思います。(拍手) 農業白書並びに農業施策文書の提出は、農業基本法制定以来、今回で七回に及んでおりますが、私が毎回これを通読して感じますことは、これは単なる官僚的作文にすぎないのであって、これによって農業に運命をかけた全国の農民の心情に訴え、彼らをして感奮興起せしめる何らの気魄も政策も全くくみ取ることのできないということであります。私は、ここでこの白書の枝葉末節の内容について議論するつもりはありませんが、ただ、こ……
○稲富稜人君 ただいま議長から御報告のありましたとおり、本院議員山崎巌君は、去る六月二十六日急逝されました。まことに痛惜の念にたえません。 かねて農民運動に携わっていた私は、君の令兄であり、かつて本院議員として活躍され、三たび農林大臣の職につかれた郷土の先輩故山崎達之輔氏の知遇を得、しばしばお宅へ伺っては農業問題について教えを請うてまいりました。これが機縁となって君とも親交を重ねることとなり、自来今日まで、何かと御懇意に願っておりました。 いまや、私が敬慕してやまなかったこのごきょうだいはともになく、まことに寂蓼の感を禁じ得ないところであります。 ここに、私は、諸君の御同意を得て、議員一……
○稲富委員 まずこれは建設省側にお尋ねしたいのですが、大臣がおられませんので、次官のほうから御答弁いただきたいと思います。
住宅融資保険制度の利用ができる金融機関として、新たに農林中金、農業協同組合その他の金融機関が今回利用できることになったのでございますが、私は、その中におきまして、まず農林中金その他農林省関係の機関に関してお尋ねをしたいと思うのでありますが、この法の改正にあたっては、農林省側とは十分なる協議決定の後にこの法案の改正ができたものであるかということを冒頭に承りたいと思います。
【次の発言】 農林省側の希望が非常にあったんだということでございますので、しからばお尋ねしたいと思い……
○稲富委員 それでは、時間がないそうでございますので、簡略に質問いたしますから、御答弁も簡単にお願いします。 最初にお尋ねいたしたいと思いますことは、従来下水道行政が両省に分かれておったのが、今回所管が建設省に一元化された。これは多年の要望であり、特に行政管理庁の勧告等もあってそういう結果になったと思うのであります。もちろんその間におきまして大臣の非常な御努力は多とするのでございますが、こういうように行政所管を建設省に一元化されるにあたりまして、なぜ終末処理の維持管理だけを厚生省に残されたのであるか、それに対する考え方を率直にお伺いしたいと思います。
○稲富委員 お尋ねしたいことがたくさんありますけれども、時間がありませんので簡単におもな三点の問題についてお尋ねいたしたいと思いますから、簡略に御答弁願いたいと思います。 まず最初にお尋ねしたいと思いますことは、今回の五ヵ年計画の中に入っておると思いますが、御承知のように道路法の第二十九条におきましては、「道路の構造は、……安全かつ円滑な交通を確保することができるものでなければならない。」というふうに規定をいたしております。ところが今日の道路の中において最も不安全なものに平面交差があるのであります。その最も不安全な平面交差の中におきましても、国道と国鉄との交差は、千七百四十一の中で立体交差が……
○稲富委員 これはあえて建設省、農林省、各省に聞くわけではございませんが、災害にもいろいろあるのでございますが、特に私はこの機会に申し上げたいと思いますことは、その災害の中で、干害というのは人災である、ある程度まで対策をとれば、当然この干害というものは除去することができると私は考えます。その点は、わが国はあまりにも古来より水に恵まれておったがために、水を粗末にしておるという点があると思うのです。私は数年前イスラエル国を訪問したことがありますが、あのイスラエルの砂漠地帯に水を引いて、農園でありましてもとうとうと年がら年じゅう水を活用しておる、こういう点を見るときに、ほんとうにわが国には水が足りま……
○稲富委員 先刻参事官より御説明のございました今回の福岡地方におきまするひょう害の問題につきまして、実は先般私大田参事官に質問いたしましたときに、その当時福岡県はおそらく被害総額が五億五千万くらいじゃないかと言っておりました。そのような資料によって先日は御答弁なさったのでございます。それが本日は十億を突破しているというような状態になってまいっておるのでございます。先日の私の質問に対しまして、大田参事官は、たぶん天災融資法の適用も福岡の場合受けるんじゃなかろうかとというような、非常に期待できるような御答弁があっておったので、私も非常に安心いたしておったのでございますが、先刻来の細谷委員の質問によ……
○稲富委員 関連いたしまして――ただいま農業共済の問題が出たのですが、果樹共済はすでに政府としても多年の問題で取り組んでおられます。今回の被害は、蔬菜の被害がまことに甚大であったと聞いている。将来こういう蔬菜に対する共済制度というものは農林省としては検討さるべきものではなかろうか、こういう点はどういうふうに考えておられますか。
【次の発言】 野菜の共済というのは将来非常に困難だとするならば、蔬菜に対する被害があったような場合には、あるいは種子に対する政府の費用の助成とか、そういうような問題を特別に考える必要はないか、こういう問題も災害対策の一環として考えられると思うのです。もちろん、果樹共済な……
○稲富委員 ただいま正示委員の御質問に対しまして林公団理事長の御答弁を承っておりますと、最初のこの請負契約に際しては不都合はなかったのだ、こういうふうに思っているということなんですが、私はここに非常に大きな問題があるのではないかと思います。こういうような事態が生じたということはどこに不都合があったかということを考えなければならぬと思うのであります。もちろん、いま道路局長が言われたように、こういうものは竣工検査というものをやられる。竣工検査というものはできたあとのことなんです。コンクリートの中がどうなっているかわからない。そしてすでにこれを請け負った会社がつぶれているというような状態です。こうい……
○稲富委員 技術庁から見えておりますので、これはこの前の関東干害でも私は委員会で質問いたしましたけれども、そのときは十分なる答弁が得られませんでしたのでお尋ねいたしたいと思うのでありますが、今回のような干害にあたりまして一番問題になるのは、人工降雨の問題でございます。この人工降雨に対しては今日技術庁でどの程度の計画が進んでおるのか、あるいは人工降雨というものが可能であるのかどうであるか、こういうことをいま検討されておる段階だろうと思うのでありますが、現在すでに今回の干ばつに対しましてもそれを実施したというような地方もあるのでございますので、現在のこれが進んでいる状態等を御説明願いたいと思います……
○稲富委員 私、民社党を代表いたしまして、ただいま提案されました決議案に対して賛成の意を簡単に申し上げたいと思うのでございます。 背より、災害は忘れた時分にやってくるといわれております。今回の干害は、忘れた時分ではなくて、まるっきり予期しなかった干害であるのであります。昔より日本の歴史を見ましても、大飢饉というものは干害でございます。ところが、この干害に対しまして、はたして十分な処置がいままでやられたかどうかということに問題があるわけでございます。私たちが今日この論議をしております中においても、干害はますます増大をしてまいっております。今日の予期しなかった干害にぶつかった農民は、ぼう然自失た……
○稲富委員 大体、私がお尋ねしようと思うことは、池田委員から御質問がありましたので、時間がありませんから、四点だけ簡略に質問いたしますので、結論だけ御答弁願いたいと思います。 まず最初にお尋ねいたしたいことは、これは私前回も質問したのでございますが、天災融資法の第一条の目的の中に干害が入っておりません。これは考えようによりますと、干害を従来天災において軽視しているんだというような感じも受けるのであります。今回天災融資法を適用されたことは、この第一条の目的の中の「降ひょう等の天災によって」の「等」の中で結局処理されたと思いますが、これはやはり、干害というものはこれほど大きな天災であるという立場……
○稲富委員 時間がありませんので、三点について大臣にお尋ねいたしたいと思います。 一番最初にお尋ねいたしたいと思いますことは、国土開発幹線自動車道についてお尋ねいたします。この問題はすでに瀬戸山建設大臣、橋本建設大臣、西村建設大臣にいろいろこれが施行に対していままでお尋ねしてきたのでございますけれども、まだ結論を得ておりませんので、幸い保利建設大臣はかつては農林大臣の秘書官もしていらっしゃったし、農林大臣もしていらっしゃったし、農村問題に対しては特に造詣が深いと思いますので、この機会に、この幹線自動車道の施行に対する農村問題等からめまして、大臣の所信をひとつお尋ねしたいと思うわけでございます……
○稲富委員 今回の有明海並びに西日本を襲いました干害のためのノリの白腐れ病の被害に対しまして天災融資法を適用されるということになったということは、非常な皆さん方の御努力の結果であるということに対して厚くこの機会に感謝をいたしたいと思うのでございます。 ただ、この機会に一言申し上げたいと思いますことは、天災融資法を適用しますると、どうしても国のやられることが融資の面に主体を置かれる。こういうことで、実際上の応急対策としての助成措置というものがほとんどやられないというのか最近の状況でございます。われわれとしては、非常に困った被害に対してはやはり助成措置をやらなくてはいけないということも一応考えな……
○稲富委員 ただいまの御質問に関連いたしまして一言お尋ねいたします。 今回のえびの地方におきます連発地震の様相というものは、かつての松代におきまする群発地震と、連続的にやってくるという点でよく似ております。松代におきましては、その対策としてやはり総理府に対策協議会をおつくりになると同時に、次々に起こりますいろいろな災害に対しては、知事にある程度の権限を持たして処置をとられた。これが非常に効を奏したように承っております。今回のこのえびの地震に対しましても、連発することにおいてはやはりいろいろな対策が次から次へと出てくると思うのでございますので、松代のように協議会は総合的に政府におつくりになった……
○稲富委員 私は、民主社会党を代表いたしまして、坂村吉正君外四名提出の競馬法の一部を改正する法律案につき、修正案を提出するものであります。 すなわち、原案において、昭和四十二年度限りで地方競馬施行権をなくした市町村につき、昭和四十三年度から四十五年度までの三カ年間に限り、都道府県は、農林大臣の指定を受けて開催した競馬の収益の一部を、これら市町村に交付することができる、こういうことでありますが、この交付期間を一カ年短縮して、これを昭和四十三年度及び四十四年度の二カ年に限り交付することができることに改めようとするものでございます。 何とぞ委員各位の御賛成をお願いしたいと思うわけであります。
○稲富委員長代理 美濃政市君。
○稲富委員 ちょっと関連して。ただいまの神田委員の質問に関連いたしまして、大蔵大臣に質問したいと思います。 政府はしばしばいろいろな会合で、あるいは新聞紙等を通じまして、現在の食管法に反するような言辞を弄される。一方には食管制度の根幹を守るとおっしゃる。少なくとも現段階において、食管制度の根幹を守るということは食管法を守るということでなくちゃいけない、かように考えます。この点はどうお考えになっておりますか。食管法を守ることが現段階においては食管制度の根幹を守るということでなくちゃならない、かように考えますが、これは当然法律を守ることは政府の義務である。その点どうお考えになりますか。
○稲富委員 大臣も忙しいようでございますから、二、三の点だけお尋ねしたいと思いますが、特に私、大臣にこの機会にお尋ねしたいと思いますことは、二十二日に米審が開かれて、これに諮問をされるようでございますので、その諮問に関する前提といたしまして、二、三の点を質問したいと思うのであります。 もちろん私たちは、今回政府でいわれておりますいわゆる中立米審というもののあり方につきましては、食糧管理法のたてまえから申し上げましても、生産者代表、消費者代表というものが加わることが最も妥当である。かように考えます。これを特に除外された米審というものは、現在の食糧管理法から申し上げましても実に遺憾な状態にある、……
○稲富委員 私、与えられた時間に制約がありますので、農政の問題について大局的な問題だけにつきまして、まず農林大臣にお尋ね申し上げたいと思うのであります。 最初に、農林大臣に対してお伺いしたいと思いますことは、私たちは、常に農林大臣はわが国の農政に対して、自分の政治的な生命を賭してでも農村のために最善の努力をするだけの決意が当然あらなければいけないと、かように考えます。しかしながら、最近のわが国の農林大臣を見ておりますと、はたして農政問題に対して、それほどの政治生命をかけてまでやろううというような決意のある方があるかどうか、最も私たちが遺憾に存じておったのであります。 今日、長谷川農林大臣を……
○稲富委員 時間がありませんので、詳細につきましてはいずれまた機会を見て質問いたすことにいたしまして、二、三の要点をとらえまして質問したいと思うのでございます。 まず、政務次官にお尋ねしたいと思いますことは、政府は、昨年の夏総合農政ということを提唱いたしまして、それに真剣に取り組むといわれております。この総合農政というものを考えますときに、林野がになうべき職責といいますか、地位というものは非常に大きいと思うのでございます。この国有林野の活用に関する法律案というものは、政府が総合農政を主張する前に、すでにこの法案は提出されておったわけでございますが、今後、この国有林野の活用という問題と、今日政……
○稲富委員 副長官がいないから、これはひとつ川上参事官から伝えてもらいたいと思うのです。 今回の豪雨災害に対して、政府は建設政務次官を中心とする調査団を現地に派遣された。先刻上林山委員から非常に称賛のことばがあったのであります。私もそれは非常にけっこうだったと思うのでありますが、私たちが最も遺憾に存じますことは、今回のこの調査団が行かれるにあたって、鹿児島、宮崎に行かれております。これは当然でございます。なぜ福岡を落とされたか。福岡の災害は御承知のとおり人的被害はありません。しかしながらその被害額というものは相当の額に達している。しかも被害をこうむった罹災者というものが、この災害のために大き……
○稲富委員 まず、気象庁にお尋ねしたいと思います。
これは念のため気象庁にお尋ねしたいと思いますことは、ここ数年来異常な集中豪雨というものが襲いまして、各地に非常に災害をもたらしていることは御承知のとおりでございます。こういうような最近の集中豪雨というのは一時的な天候異変によるものであるか、あるいは将来ともこういうことがなお続き得るものである、こういうことが考えられるのであるか、まずこの最近の気象状況に対する気象庁としての考え方を承りたいと思うのでございます。
【次の発言】 そうしますと、現在のこういうような集中豪雨は、過渡期といえどもなお将来続き得る、こういうような見当を一応つけておかなけ……
○稲富委員 時間がずいぶん制約されておりますので、要点だけ二、三点簡略にお尋ねいたします。 まず、明日の閣議におきまして激甚地の指定等も御決定になるそうでございますので、一応われわれは安心をいたしておりますが、さらにそれに連関をいたしまして二、三お尋ねしたいと思うのであります。これは先刻村山君からもお尋ねしておったのでございますが、災害対策基本法の第十一条では中央防災会議を置くことになっております。先刻副長官の御説明で、いろいろこれに対して御協議はなさっておるということは承ったのでございますが、ただここでお尋ねいたしたいことは、今回の災害は、特にシラス地帯のごときは相当重大な問題を生じておる……
○稲富委員 最初に、水産関係のことについてお尋ねいたします。
最近、静岡県の銭州近海におきまして、ソ連のまき網漁船団が漁業をやったということを聞くのであります。しかも、この銭州近海はサバの産卵場として、国内ではまき網漁船の操業規制を行なっている区域であるということは御承知のとおりでございます。それだけに、わが国の漁業に及ぼす影響も非常に大きいと思うのでございますが、このソ連のまき網漁船団の行為に対して、政府はいかなる態度をとって措置をされたか、その点をまず承りたいと思うのでございます。
【次の発言】 昭和四十二年にわが国におきましては、外国人漁業の規制に関する法律の制定をいたしております。し……
○稲富委員 私は、今回の漁港整備計画は、当然なことだと思って賛意を表するものでございますが、この際二、三の点につきましてお尋ねしたいと思います。 まず、最初にお尋ねいたしたいと思いますことは、三十八年に第三次漁港整備計画を策定して、本年は六年目に当たるわけでございますが、今回さらにこれを変更して新しい計画を策定しなければならない、こういう原因等は、いろいろ提案理由で述べられてはおるのでございますけれども、六年前のこの計画があまりにもずさんだったのではないか。見通し等に対して六年経過した今日あらためてまた新しい計画を策定しなければできないというような状態になったということ、こういう点についてど……
○稲富委員 まず、自主流通米についてお尋ねいたしたいと思うのであります。 私は先般、自主流通米というものは管理外の米だ、ところが、食管法の第一条には、政府はそれを管理することになっているので、管理外の米を認めるということは食管法第一条に反するんじゃないか、こういうことを私は質問いたしたのでございますが、そのときに桧垣食糧庁長官は、「この場合の管理というのは、私どもの解釈は、政府が農家からの直接買い入れを行なって、政府が所有権を取得して管理する場合としからざる管理とございます。」こういうふうに言われております。それで、この食管法全体をごらんになりましても、直接の政府買い入れ以外の規定が入ってお……
○稲富委員 私は、ただいま議決されました農業協同組合法の一部を改正する法律案につき、自由民主党、民主社会党及び公明党の三党を代表して、附帯決議を付すべしとの動議を提出いたします。 まず、案文を朗読いたします。 農業協同組合法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 近年農業協同組合をめぐる諸情勢は厳しさを加え、その役割に期待するところ誠に大なるものがあるので、農業協同組合の組織管理、事業運営等については従来の「協同組合原則」を尊重し、これに準拠してさらに改善を要する面が少なくない。 よって、政府は、左記事項に留意して法律の施行に当たるべきである。 記 一、農業協……
○稲富委員 ただいまの神田委員の質問に関連いたしまして、本年度政府が米審に諮問されました、その諮問の基本的なことについてお尋ねしたいと思います。 ただいま神田委員からも御質問ありましたように、食管法の第三条第二項の「生産費及物価其ノ他ノ経済事情ヲ参酌シ米穀ノ再生産ヲ確保スルコトヲ旨トシテ之ヲ定ム」ということは、これは先刻から御説明があっております。ただ、この諮問の中に、「生産費および所得補償方式を基本とし米穀の需給事情を考慮して決定することにつき、」という、この需給事情というものをここに限定されたという理由はどこにあるか。きょう午前中からの質問応答を聞いておりますと、これは経済事情の一半であ……
○稲富委員 私は、ただいま決議もされました四十四年度の米穀の政府の買い入れ価格につきまして、若干の質問をいたしたいと思うのでございます。これは農林大臣に質問いたすべきでございますけれども、農林大臣おられませんので、関係の方々から御答弁願いたいと思うのでございます。 まず、最初にお尋ねしたいと思いますのは、先般の本委員会の質問にも関連することでございますが、政府は、本年度の米価決定にあたりまして米審に諮問をいたしました。その諮問の要綱というものは、食管法に基づいてやるべきが当然である、かように考えます。しかるに、食管法の第三条第二項には、ただいま決議もされましたように、「生産費及物価其ノ他ノ経……
○稲富委員 私は、与えられた時間が至って短うございますので、要点をつかみまして簡略にお尋ねいたしますから、答弁のほうも、ひとつ簡略にお願いしたいと思うのであります。 まず私は、今回の法の一部改正にあたりまして、最もわれわれが危惧する点、この点を二点ほどにしぼりましてお尋ねしたいと思うのであります。 まず、最初にお尋ねしたいと思いますのは、御承知のごとく、農地法の第一条に、「この法律は、農地はその耕作者みずからが所有することを最も適当であると認めて、耕作者の農地の取得を促進し、その権利を保護し、その他土地の農業上の利用関係を調整し、もつて耕作者の地位の安定と農業生産力の増進とを図ることを目的……
○稲富委員 すでにほかの委員から質問もありましたので、いささか別な角度から同じ問題について、二、三質問いたしたいと思います。時間もありませんので、簡略にお尋ねいたします。 最初にお尋ねいたしたいと思いますことは、二十九年に肥料二法が国会を通りまして制定されましたときに、五カ年間という時限立法であった。それが三十四年にさらに五カ年間延長され、今度はまた新法によって五カ年間という時限立法とされて、それをまた五カ年間延長される。どうも五カ年、五カ年というもので常に区切られておる。何がために五カ年、五カ年というように時限立法として区切るのか。これはやはり肥料政策に対する見通しが誤っておるのではないか……
○稲富委員 最初にお尋ねいたしたいと思いますことは、今回のこの調整暫定措置法案の目的は、申すまでもなく、この真珠もしくは真珠貝の品質が著しく低下するという問題、あるいはこういうようなおれがある、こういうことから、「真珠の正常な輸出を確保して国民経済の健全な発展に資することを目的とする。」ということをはっきりうたっております。 私がここでお尋ねしたいと思いますことは、すでにこの真珠に対しては、真珠養殖事業法というものが昭和二十七年に制定されて、三十七年にこの改正を見ておるわけでございますが、この目的の中にも、この暫定措置法案の目的とほとんど同じ目的が示されているのでございます。それで、私がここ……
○稲富委員 私は、自由民主党及び民主社会党を代表して、内閣提出にかかる国有林野の活用に関する法律案に対する修正の動議を提出いたします。 まず、修正案文を朗読いたします。 国有林野の活用に関する法律案に対する修正案 国有林野の活用に関する法律案の一部を次のように修正する。 第五条中「用途を指定し、買戻しの特約をつける」を「次項の規定によるほか、用途を指定する」に改め、同条に次の二項を加える。 2 農林大臣は、第三条第一項の規定による国有林野の活用により土地の売払いをする場合には、民法(明治二十九年法律第八十九号)第五百七十九条の定めるところにより、買戻しの期間を当該売払いの日……
○稲富委員 時間がありませんので、園芸局の問題に限りまして二、三お尋ねしたいと思うのでございます。 まずお尋ねいたしたいと思いますのは、ただいま開催されております日米残存輸入制限協議において、グレープフルーツ及びレモンジュースの自由化を日本は余儀なくされて、さらにトマト加工品の輸入拡大にも同意したということが伝えられておるのであります。特にこの問題につきましては、巷間伝えられるところによると、沖縄返還問題とも関係があってそういうようなことに同意させられたんだ、こういうようなことも伝えられておるのでございますが、この機会にその経過並びにそういうような経緯をひとつ明らかにしていただきたいと思うの……
○稲富分科員 時間があまりありませんので、簡単に二、三点だけお尋ねしたいと思います。 まず、最初に、建設大臣にお聞きしたいと思いますが、最近中小企業の倒産が非常に多いことは御承知のとおりであります。その中におきましても、建設業の倒産は非常に数をふやしておるのであります。ここ二、三年の傾向を見ましても、昭和四十一年におきましては全産業の倒産が六千百八十七件の中に、建設業の倒産は千二百四十三件、パーセンテージを見ますと、全産業の二〇%を占めておる状態でございます。四十二年を見ますと、全産業の倒産件数八千百九十二件に対しまして、建設業の倒産は千七百九十九件、これは二一・九%に当たっております。さら……
○稲富分科員 私は三点にしぼりましてお尋ねいたしたいと思います。 最初にお尋ねいたしたいと思いますことは建設業法の改正の問題についてでありますが、御承知のとおり、わが国の造園事業というものは世界的にも非常に高く評価されておるのでございます。ところが、この建設業法の第二条には、「「建設工事」とは、土木建築に関する工事で別表に掲げるものをいい、」ということになっておりますが、その別表を見ますと造園業というものは入っておりません。おそらく建設業法が制定された時分にそういうことをうたわなかったということは、その当時における日本の造園業というものは御隠居のやる仕事であるかのごとくに大衆性のないものであ……
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