このページでは倉成正衆議院議員の31期(1967/01/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は31期国会活動統計で確認できます。
○倉成委員 私は、七月豪雨による災害について、ごく簡潔に質問申し上げたいと思います。 まず、ただいまの砂田委員の質問の中に、激甚災害の指定問題がございまして、これに対して政府委員から前向きの御答弁がありました。しかし、やはり災害に対する対策は、何としても現地の人々に一日も早く安心感を与えるということが一番大切なことであると思いますので、来週と言わず、なるべくすみやかに、あすでも、あさってでも、できればきょうでも指定するような気持ちでひとつお進めをいただきたい。 そこで、激甚災害と相まって農林関係で一番関心がありますのは天災融資法による指定、これをいつ、いかなるしかたで発表するかということで……
○倉成委員 ただいま採決されました離島振興法の一部改正法案に対し、私は提案者の一人でありますが、この提案において足らざる点及びこの法案に伴う行政上実施すべき点について、自由民主党、日本社会党、民主社会党及び公明党の四党を代表して、次の附帯決議を付したいと思います。 まず、案文を朗読いたします。 離島振興法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、本法施行に当り次の点につき特段の配慮を払うべきである。 一、この法律改正にかかる事業に要する経費は、経済企画庁の所管に一括計上すること。 二、国庫補助率が予算措置とされている公立文教施設、社会教育施設、医療施設および清掃施設……
○倉成委員長代理 午後一時再開することとし、これにて休憩いたします。 午後零時四分休憩
○倉成委員長代理 休憩前に引き続き会議を開きます。
農林水産業の振興に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。山口鶴男君。
【次の発言】 田邊誠君。
○倉成委員 時間もありませんので、数点について、ごく簡単に御質問申し上げたいと思います。 わが国の漁業の姿というのが、御承知のように、北は北海道から南は九州まで、また北洋に、あるいは南太平洋に、非常に千差万別でありますから、これを一律に論ずることはできないと思います。しかし、ここでただいま御提案になっています中小漁業の振興法というのを拝見しますと、要するに、業種を指定して振興計画を立てさせる、そして税、金融について優遇措置を講ずるということでありまして、これ自体としては、決して反対する理由もないし、けっこうなことであると思うわけでありますが、私がこの際お尋ね申し上げたいのは、一体、この中小漁……
○倉成委員長代理 午後一時三十分再開することとし、これにて休憩いたします。 午後零時二十八分休憩
○倉成委員長代理 東海林稔君。
○倉成委員 加工原料乳生産者補給金等暫定措置法の一部を改正する法律案について質疑を行ないたいと思います。 まず、今回の改正案は、畜産事業団の行なう輸入乳製品の売り渡しによる売買差益を、基盤いまだ定まらぬ酪農振興対策に積極的に活用するという趣旨のものであり、まことに時宜に適したものと思うのであります。しかしながら、かかる施策を講ずる以上は、政府において、酪農の長期的なビジョンと申しますか、酪農に対する基本的な姿勢が確立されていなければならないと思うのであります。もっと端的に言えば、国内において牛乳・乳製品については自給の姿勢をとるのかどうかという基本的な課題があると思うわけであります。この点に……
○倉成委員長代理 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を再開してください。
芳賀貢君。
○倉成委員 先般の委員会で質問を留保した部分について、農林大臣にお尋ねいたします。
不足払い制度における生産者補給金の財源については、立法の精神並びに第四十八回国会の本委員会における質疑の経過にかんがみ、輸入差益はあくまで補充的なものであると思うのでありますが、農林大臣の責任ある御答弁を承りたいと思います。
【次の発言】 ただいま大臣の答弁で明らかになったわけでありますが、本来酪農振興の立場からは、輸入差益が多額に発生するということは好ましいものではない。国内の自給度を高めて、できるだけ乳製品の輸入量を少なくすべきものであると思うのであります。たとえ輸入差益が多額に発生したからといって、不足……
○倉成委員 ただいま可決いたしました加工原料乳生産者補給金等暫定措置法の一部を改正する法律案に対しまして、私は、自由民主党、日本社会党、民主社会党及び公明党の四派を代表して、附帯決議を付すべしとの動議を提出いたします。 まず、案文を朗読いたします。 加工原料乳生産者補給金等暫定措置法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は酪農の現状にかんがみ、左記事項の実現に努めるべきである。 記 一 牛乳乳製品の長期の需要見通しのもとに、これが国内自給体制の確立を図るため、生乳生産拡大の施策を一そう整備推進するとともに乳製品の輸入は極力抑制すること。 二 加工……
○倉成委員長代理 芳賀貢君。
○倉成委員 私は、ただいま非常に貴重な御意見をいただきましたので、ごく簡潔に三つの点について、主としてただいまお話のありました池田さんと吉田さん、そのほかの参考人からも御意見があればお答えをいただきたいと思います。 第一点は、米価のきめ方が食管法に基づき生産費、所得補償方式によってきめられる、すなわち、再生産を確保するという意味で米価がきめられるわけでありますけれども、米価の算定の基礎となっておりますいろいろなやり方について、たとえば都市の勤労者の賃金と評価がえするというような問題は、いずれもその大目的のための手段にすぎない、元来稲作労働という異質のものと都市の勤労者の賃金と比較するというと……
○倉成委員長代理 本会議散会後再開することとし、これにて休憩いたします。 午後零時五十九分休憩
○倉成委員 ただいま気象庁のお話にありましたように、今後も干ばつが非常に予想されるということであります。現在の西日本一帯の干ばつの状況は、御案内のように都市あるいは町村の飲料水にも事欠くというような事情になっておりまして、やはりわれわれはこの際、抜本的な対策を今日から講じておかなければならないと思うわけであります。たとえば生活水準が非常に向上したり、あるいは人口が増加したり、あるいは工業用水の需要が増加するということで、神奈川県で例をとりましても、おそらく神奈川県内の全部の水源を開発しても、昭和五十年には一日百万トン不足するということにも予想されております。東京都についても、やはり、現在の東京……
○倉成委員長代理 これより会議を開きます。
委員長所用のため、指名により、私が委員長の職務を行ないます。
国政調査承認要求に関する件についておはかりいたします。
すなわち、
一、農林水産業の振興に関する事項
二、農林水産物に関する事項
三、農林水産業団体に関する事項
四、農林水産金融に関する事項
五、農林漁業災害補償制度に関する事項
以上の各事項について、衆議院規則第九十四条により、議長に対し国政調査の承認を求めることといたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
なお、その手続についても、委員長に御一任願いたい……
○倉成委員 農林大臣にお尋ねいたしたいと思います。 御承知のように災害対策特別委員会でも、私は農林大臣に今回の干ばつについていろいろお伺いしたわけでありますけれども、実は、今度の干ばつに対する農林御当局あるいは大蔵当局の認識が、私どもの認識と根本的に違うような受け取り方をしたわけであります。私自身、実は九月中旬、九月二十日、九月末、また今月初め、主として九州でありますけれども、九州の災害の現地の実情を見まして、日に日にこの災害が深刻になるという実情を身をもって見てまいりました。われわれが一週間くらい前見た状況と一週間後に見た状況とは、非常に違うということの感を深くしたわけであります。 さら……
○倉成委員長代理 休憩前に引き続き会議を開きます。 午前中に引き続き質疑を行ないます。赤路友藏君。
○倉成政府委員 このたび大蔵政務次官に就任いたすことになりました。微力でありますが、大いに勉強して、この重責を果たしたいと思います。委員の皆さま方の御協力と御指導をお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 ただいま議題となりました取引所税法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。
この法律案は、さきに成立を見ました商品取引所法の一部を改正する法律が近く施行されることに伴いまして、この改正に関連いたします事項について所要の規定を整備するため、取引所税法の一部を改正しようとするものであります。
以下、改正案の内容につき御説明申し上げます。
取引税は、取……
○倉成政府委員 ただいまの御質問は、民営に移管する意思があるかどうかという点でありますけれども、その点に関してはさような考えを持っておりません。
【次の発言】 益金率の低下が最近の傾向であることは御指摘のとおりであります。したがいまして、その中で葉たばこの収納価格が最大の原因である、一番大きな寄与率を示しておるということも副総裁からお答えしたとおりであります。しかし、だからといってこれが収納価格の価格決定について押えるとか、そういうことは毛頭考えておりません。専売法の五条に定めるところによって、われわれは価格についてきめていくことになると思います。
○倉成政府委員 御指摘のような点があることも私伺っております。したがいまして、関係各省よく協議いたしまして、十分御趣旨に沿うようにいたしたいと思います。
【次の発言】 お答えいたします。
村山委員が後段にお述べになりましたように、関税政策にはおのづから限界があるということは私も全く同感であります。したがいまして、農林省がイモ作農家に対する基本的な政策をしっかり立てていただくということが何よりも大切なことだと思いますので、そういう方針については、方策が立ちましたならば十分検討をいたしたいと思っております。
○倉成政府委員 お答えいたします。 ただいま大蔵省が断わったとおっしゃっておりますけれども、どういう経過か私もちょっと事情よく承知しておりませんが、私の聞いておるところでは、税制調査会がここで御説明するといたしますと、やはり一番よくわかった方ということで、松隈さんあたりが適当じゃなかろうかということで、松隈さんにひとつ御出席方を大蔵省から要請した。ところが、いまちょうどたまたま政府の税調の関係の審議をやっておって、どうしても都合が悪いので、ひとつもうしばらく先の時間に延ばしていただけないかと、こういう松隈さんからのお話があったので、その旨をひとつ御了承を得たい、そういう経過であります。
○倉成政府委員 だんだんお話を伺っておりまして、御趣旨よくわかりました。御承知のように、保険業法ができた昭和十四年ごろの情勢と今日の社会情勢と非常に大きく変わっておる。保険業法が当初予定したいろいろな保険の態様と、戦後の非常に民主化された時代の保険事業、また共済事業というのが非常に複雑になってきた。その間に非常にいろいろな各種各様の態様があるので、それぞれ、保険業界の立場からいうと、共済事業についていろいろ意見があるし、共済の立場からいうと、またいろいろ保険業界に対しての意見があることも事実だと思うわけであります。したがいまして、先ほどもお述べになりましたように、保険、共済を通じて何らかの意識……
○倉成政府委員 お答えをいたします。 まず第一の地方財政がゆとりがあるかどうかという問題でありますが、この点については、やはり相対的な問題ではなかろうかと思うわけです。地方財政自体から見ると、いろいろ問題があると思いますけれども、国の財政の現状から見ると、国の財政の中身と地方財政の中身と比較すると、やはり国と比較してはゆとりがある、さような認識を持っております。 第二番目の問題は、財政硬直化の犯人であるというような点でありますけれども、地方交付税がやはり国の歳出の中で相当大きなウェートを占めておる。しかも三税の一定の率でありますので、どうしても財源の国・地方を通じての適正配分という意味で非……
○倉成政府委員 お答えいたしますが、ただいま、法律論としては山口委員もこれは法律改正を要しないということをお認めになったようでありますけれども、(山口(鶴)委員「違法でないと言っただけです。」と呼ぶ)そういうことになりますと、結局これは予算委員会で御審議いただいて御納得いただくということで足りるのではないかと思っております。
【次の発言】 都市開発について非常に示唆に富んだお話がございました。都市問題はおそらく二十世紀の後半の最大の課題であろうと思っております。そういう意味において、これから先の財源の調整をどう考えていくかということは当然考えるべきことだと思います。
そこで、財政投融資の問題……
○倉成政府委員 ただいま田中委員からお話がございましたように、今度のケネディラウンドの結果、協定税率の適用品目が増加したために、中共、北朝鮮等いわゆる国定税率適用区域からの輸入品が、相対的に協定税率よりも高い国定税率が適用されていいかどうか。原則的には宮澤長官からお答えいただいたとおりでありますけれども、従来中共から入っております米、石炭あるいは塩、栗、アズキ、こういうのは協定税率と格差はございませんし、今回もまた、大豆、銑鉄というものにつきましては、わが国の国内の需給関係あるいは関連産業の動向等を考慮して協定税率に合わした次第でございます。このあと残っている大きなものといたしましては、絹織物……
○倉成政府委員 便益関税の問題でありますので、私のほうから……。関税定率法の第五条の便益関税は、協定税率の適用を受けない特定国の特定貨物について、協定税率の範囲内で有利な税率を適用する制度でございます。これはもう詳しく申し上げなくとも石野委員よく御承知のとおり、国交を回復してない国に対しては便益関税を適用した国は一つもないわけでありまして、このガット加盟国、あるいはこの協定に参加いたしましても三十五条を援用しておる国々でありまして、わが国に対する差別を実質上してない国に対して適用しておる。こういうわけでございますから、中共に対して便益関税を適用するわけにはまいらないということは政府の方針でござ……
○倉成政府委員 決算は、予算が企図したとおりの政策効果をあげるかいなかに重大な関係があります。また、きわめて重要なものでありまして、その執行について改善すべき事項等があれば、これを具体的に御指摘願い、御批判いただくことは適切なことと考えます。 政府におきましては、決算の重要性にかんがみ、決算に関する国会の審議、議決については、従来からその御趣旨を十分尊重し、これを予算の執行、その他行政に反映させるよう努力いたしてまいりましたが、今後とも決算に関する御指摘事項につきましては、その御趣旨を尊重し、関係各省庁において、具体的措置について十分検討の上、必要な措置を講ずるとともに、決算委員会の御審議を……
○倉成政府委員 ただいま議題となりました昭和四十一年度一般会計予備費使用総調書(その2)外三件の事後承諾を求める件につきまして、その概要を御説明申し上げます。 まず、昭和四十一年度一般会計予備費につきましては、その予算額は四百八十億円であり、このうち、財政法第三十五条(予備費の管理及び使用)の規定により、昭和四十一年四月十九日から同年十二月二十三日までの間において使用を決定いたしました金額は、三百十九億五千四百万円余であり、これにつきましては、すでに第五十五回国会にその事後承諾を求める件として提出いたしまして、御承諾を得たところでありますが、その後、昭和四十二年一月六日から同年三月二十八日ま……
○倉成政府委員 お答えいたします。
ただいまのような領収書は適当でないと思いますが、現物をよく見せていただいて、さらに検討いたしたいと思います。
【次の発言】 お答えいたします。
ただいまの脱税並びに印紙税法、税理士法違反の問題につきましては、もう少し事実関係を明らかにして処置をいたしたいと思います。
それから、先ほどの印紙税法の問題。五条の十四というのはすでにございません。昨年の七月に改正になっております。前にはございましたが、現在はございません。そこで、領収書が昨年の八月ということで、領収書を見せていただきましたので、すでにない条項を書いてあるということになるわけであります。そこで、……
○倉成政府委員 お答えいたします。
まず第一の土地基金についてのお話でございます。大蔵省といたしましても、従来から公共用地の先行取得の場合の地方債のワク拡充については努力をいたしてまいりましたけれども、今回の法律にもございます土地基金のための財源確保については、適切な資金融通あっせんの措置を講じてまいりたいと思っております。
第二の補助率の問題、これはやはり自治体の財政事情あるいは国の財政事情、総合的に検討すべき問題でありますので、いま直ちに補助率を引き上げるというお約束はいたしかねます。
【次の発言】 ただいまの御趣旨の点も十分含めて検討いたしたいと思っております。
○倉成政府委員 私も議論の途中から伺いましたので、はっきりしたことはわかりませんが、大体森永理事長からお答えされましたように、いまの店頭取引というのが、いわば自然発生的に出てきたもの、これについて証券会社から申請しまして、登録銘柄にしているということであります。ですから、堀委員のおっしゃるお気持ちはよくわかります。いわば入学試験の前の予備校というか、そういうのをつくって、そこで十分体質を鍛えた上で、二部に上場するものは上場していいじゃないかというお話でありますけれども、ただこれが行き過ぎますと、せっかく市場を設けた意義がなくなってくるということにもなりますので、やはり自然発生的なものについて、……
○倉成政府委員 ただいまの附帯決議につきましては、十分関係省と協議し、御趣旨を体して努力いたします。
○倉成政府委員 ただいま議題となりました昭和四十二年度米穀についての所得税及び法人税の臨時特例に関する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 この法律案は、昭和四十二年産の米穀につき、事前売り渡し申し込み制度の円滑な実施に資するため、個人及び農業生産法人が、その生産した同年産の米穀を事前売り渡し申し込みに基づいて政府に対し売り渡した場合には、昭和四十一年産米穀と同様に、その米穀にかかる所得税及び法人税について、売り渡しの時期に応じ、玄米換算正味百五十キログラム当たり千百円ないし千七百円を非課税とする措置を講じようとするものであります。 これが、この法律案を提出する……
○倉成政府委員 予約減税の廃止するかどうかという問題は、税制調査会の答申もございますけれども、私どもとしましては四十三年度からは廃止をしたい、こういう考え方でございます。
【次の発言】 私がお答えしましたのは、四十三年度の予約減税は廃止したい、そういう大蔵省の考えを明らかにしたわけであります。したがいまして、武藤委員が非常に特殊な場合を想定して、まあとにかくとんでもない大凶作が起こるとかいろいろなわれわれが常識的に考えられないようなことを前提としてお話しになるのであれば、そういう場合にはまた違った角度からこの問題は検討さるべきだと思っております。
○倉成政府委員 ただいま議題となりました経済援助資金特別会計法及び余剰農産物資金融通特別会計法を廃止する法律案外四案につきまして、提案の理由及び概要を御説明申し上げます。 最初に、経済援助資金特別会計法及び余剰農産物資金融通特別会計法を廃止する法律案について申し上げます。 経済援助資金特別会計は、経済的措置に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定により、わが国の工業の助成その他本邦の経済力の増強に資するためにアメリカ合衆国から贈与を受けた資金約三十四億円につきまして、その運用に関する経理を明確にするため、昭和二十九年度に設けられたものであります。 また、余剰農産物資金融通特別会計は、農……
○倉成政府委員 お答えいたします。
いろいろ後進国に対する援助の中での延べ払いの問題の御質問だと思いますが、そのいろいろな交渉をいたしましてからも、実際にこれを融資するかどうかということについては、やはり輸銀の立場から商業ベースに乗り得るかどうかということを一応検討いたしまして、それによって取りきめておりますので、したがって、その個々の問題については国会の承認を要しない、さように考えております。
【次の発言】 社会主義諸国に対する輸出についてのお尋ねだと思いますが、これまでもプラント輸出をいたしております。また、お尋ねの焦点は、輸銀による延べ払い金融の問題ではないかと思いますけれども、これも……
○倉成政府委員 ただいま銀行局長からもお答えいたしましたように、防衛産業に対する開銀の融資については、特別の取り扱いをしようという考えはございません。しかし、防衛産業という定義が非常にむずかしいと思うのです。武器や弾薬をつくっているのははっきりしておりますけれども、いろいろな多角的な経営をしておるという場合があるのであります。そういった場合に、それにたまたま防衛の仕事が一部にあるかどうかということによって不利益な取り扱いをするかどうかということは、ちょっと慎重にこれは考えなければいけない問題じゃないかと思います。したがいまして、もう一度繰り返しますと、防衛産業に対する開銀融資について特別な取り……
○倉成政府委員 お答えいたします。 ただいま開発銀行総裁から非常に詳しく御説明がありましたけれども、ほとんどそれに尽きておると思いますが、開銀法の一条にあります「経済の再建及び産業の開発を促進する」ということが、時代の要請に従ってだんだん変わってくる。戦後の壊滅した日本経済を再建するためには、どうしても基幹的な電力とか、海運とかあるいは鉄、船舶、こういうものが重点になったのは当然でございますが、その後産業構造の改善、輸出振興というのがだんだん重要項目になってまいりましたし、また、特に最近になりましては、資本の自由化に対処してやはり産業体制の整備ということが必要になってまいります。また、物価問……
○倉成政府委員 お答えいたしたいと思います。 ただいま姿勢を示すということと関連して、アジア開銀の拠出について、歳出予算としてこのものとして直接組んでいないじゃないか、これは姿勢を示すことにならないのではないかという御趣旨の御発言がありましたが、私はやはり非常にこれは誤解があるのではないかと思うのです。これは御案内のように、アジア開銀に対して二千万ドルの拠出をするという姿勢は、もうはつきり示しておるわけでありまして、このアジア開銀への拠出に関する法律に基づいて、予算をもって定める金額の中でこれをやるということをはっきり法律の中に書いておるわけであります。したがって、このアジア開銀への拠出に関……
○倉成政府委員 お答えしたいと思います。
関税率の問題につきましては、現時点では現在御提案申し上げているのが最善だと信じて御提案いたしておりますので、十分国会で御審議いただいて、われわれの主張を御理解いただけば幸いだと思っておるわけでございます。
【次の発言】 国会は国権の最高機関でありますから、国会の御意思としていろいろな御提案があれば、これは政府としてそれに従うのが当然であると思っております。ただ、生糸等の問題はわれわれもいろいろ検討したのであります。しかし、御案内のように国内産業への影響も非常に大きいし、これはやはり慎重に考えなければならない。大臣につきましては、みそ業界その他、やはり……
○倉成政府委員 御指摘のように、いまアメリカは非常に苦悩しておる。いろいろな点で、今日のドル不安をどうして防止していったらいいかということでいろいろと苦心しておると思うのであります。したがって、今度の公定歩合の〇・五%の引き上げの問題は、金融面からしてアメリカの経済を少し引き締めをやるという姿勢を示したものと思うわけであります。 しかし一方において、御承知のようにアメリカの国会においてただいま増税法案が提案されておる。また、連邦銀行の二五%の金準備を撤廃するというのが下院は通りまして、上院でいま審議中である。この増税と連邦銀行の二五%の金準備を廃止するということをすみやかにやりたいというのが……
○倉成政府委員 お答えいたします。 金プールの七カ国の中央銀行の総裁、理事の会議のコミュニケ、これは竹本先生御承知のとおりでございます。この中で、御案内のように各国総裁は、米政府が通貨当局との取引に一オンス三十五ドルの現行価格で金を引き続き売買していく方針であることを了承した。いわゆる政府間、中央銀行間の金の価格を一オンス三十五ドルで現行価格を維持しておるということは、やはり金不安の現況において一つの柱であろうかと思います。 同時に、このコミュニケにおいても明らかにされておりますように、国際間の協力、特にEEC諸国の国々において、ひとつこのアメリカ政府の態度に対して協力をしていくという態度……
○倉成政府委員 お答えします。 物価を押える方法として、非常に極端なデフレ政策をとれば、ある程度押えることができると思います。しかし、それではやはり国民生活に非常に大きな影響を与えますし、また、中小企業にかなり影響を与えますので、そういう極端な政策をとらない範囲で、ひとつ物価抑制というものを考えていくということは、非常にむずかしい課題であろうかと思います。 そこで、お尋ねの実質減税ということですけれども、実際は増税になっているじゃないかというお尋ねでありますけれども、これは先ほどから主税局長がお答えしておりますように、やはりお酒を飲む家庭もあれば飲まない家庭もある、たばこをよけい吸う人もあ……
○倉成政府委員 ただいま主税局長からお答えいたしましたように、直接税、間接税というのは、一定の比率があるわけではないけれども、大体税制調査会の答申等でも、現状程度のものは維持すべきではないかという中間答申が出ているわけであります。わが国の租税体系でも、国税についてみますと、戦前、昭和九年から十一年ころは、直接税が三四・八、間接税が六五・二というふうに間接税の比率が大きかったわけでございます。それからまた、欧米諸国をとりましても、アメリカ、イギリスは大体直接税中心、それからフランス、イタリアが特に間接税中心、西ドイツも日本よりは間接税のウエートが重い、こういう関係になっているわけであります。 ……
○倉成政府委員 農村の有線放送を使うかあるいは農村集団自動電話を使うかということは、やはり地域によって違うのじゃないか。その場合に、どちらを使ったほうが負担が軽いかということは、やはりその地域、地域、また加入者の意向によって若干違うのじゃないかという感じがするわけであります。 それから、先ほどもお話がございましたように、結局農村集団電話のほうは、一応一般の電話と接続できるわけですから、一般加入電話と同じです。だから、これは形の上では一応流通性があるというか、この権利を譲ることができるということになっておるものですから、こういう取り扱いになっていると思います。しかし、実際は、これを譲るかどうか……
○倉成政府委員 交際費が六千億から七千億ある、それが多少多過ぎるじゃないかという議論については、私どもよく承知しております。しかし、先ほどから主税局長がるる申し上げましたように、やはり経済生活をやっていく上において全然交際費を認めないという議論は、いささか感情に走った議論じゃなかろうかと思うわけでございまして、やはり節度を保っていくということが必要ではないかと思うわけであります。四十二年におきましても、メリットシステム、すなわち交際費を前年度よりも五%下げたものは安くしてやる、またこれより以上に上がったものはやはり損金として認めない、そういう制度をとっておるわけでありますから、やはりだんだんこ……
○倉成政府委員 法案は流れないものと期待いたしておりますので、流れた場合のことは考えておりません。また、証券会社が先を見越していろいろ指導しているのじゃないかと思いますけれども、政府としては何も証券会社にこれを指示をしたわけではございません。
【次の発言】 社債につきましては、市場の実勢が、河村委員御承知のとおり非常に発行条件と乖離しておる、実勢が乖離しておる、社債の消化状況が非常に悪化しておるというのも御指摘のとおりであります。したがって、起債関係者が話し合いを一応いたしまして、起債の一部繰り延べということをいま考えておるようであります。
それからもう一つは、発行条件の改定ということで最近……
○倉成政府委員 ただいま議題となりました国立病院特別会計法の一部を改正する法律案外三法律案について、提案の理由及びその概要を御説明申し上げます。 最初に、国立病院特別会計法の一部を改正する法律案について申し上げます。 この法律案は、従来一般会計で行なってまいりました国立療養所の経理を新たに国立病院特別会計において行なうこととするものであります。 御承知のように、国立療養所は、これまで、戦後におけるわが国の結核策対を推進する上に大きな役割りを果たしてまいったのでありますが、これに加えて、近年は国民の疾病構造の変化に伴う各種の長期慢性疾患、重症身心障害、進行性筋萎縮症等の新たな医療需要にこた……
○倉成政府委員 田中委員よく御承知のとおりに、ことしの物品税の収入見込みが二千三百億でございます。したがって、ヨーロッパ各国のように、売り上げ税といったような包括的な税を取りまして、たとえばシャツであるとか、くつ下であるとか、そういうものまでも、そういう売り上げ税をかければかなりの税収をあげることはできますけれども、しかしわが国の場合は、そういう一般的な売り上げ税の制度をとっておりませんので、個別の物品についてそれぞれ税を課している、こういう体系をとっておりますので、やはり冷蔵庫について、これは生活必需品じゃないか、今日ではほとんど生活の中に溶け込んでおるではないかという御議論は、まことにごも……
○倉成政府委員 当委員会での御審議は、きわめて御熱心にまた専門的に、私どもしろうとにとりましては非常に勉強になりました。国民と最も深い関係のある税については、私はもっと掘り下げて、さらに長期の税制はいかにあるべきかという問題を含めて、これからも論議をすべき問題であろうと思います。せっかくこれからいろいろな問題についても御教示をいただいて勉強いたしたいと思っております。
【次の発言】 法人税は、御承知のとおりに、昭和十五年に所得税から分離しまして、昭和二十六年ごろ酒を追い越しまして、国税の税収の中で第二位になったわけです。その後だんだん法人税の国税に対する比率が御承知のとおり少し減ってきておると……
○倉成政府委員 一昨日の委員会におきまして、前川専売監理官がきわめて不適切な発言をいたしまして、委員の皆さま方にたいへん御迷惑をおかけしましたことを深くおわびを申し上げます。今後、かかることのないように十分注意をいたしたいと思いますので、どうぞお許しをいただきたいと思います。
なお、委員長の御指示がございましたので、たばこに関しまして亀徳官房長をして答弁をいたさせますので、よろしくお願い申し上げます。
【次の発言】 酒の税金につきましては、御承知のとおり、先ほど主税局長が申し上げましたように、諸外国でも同様でありますけれども、沿革的に、歴史的に、大体ある程度高い税がかけられておるわけでありま……
○倉成政府委員 たばこの場合は、先ほど官房長から申しましたように、朝日とかゴールデンバット、刻み、こういったものを一応据え置いたわけでありますけれども、これは一つは、低所得者の方が若干のむということもありますけれども、むしろこれは老人とかあるいは特殊な愛好者がのんでおるもので、全体の中でのウエートが非常に少ないということから据え置いた。大衆的な配慮ということになりますと、ハイライトが大体全体の四割くらいを占めておるわけで、この値上げを大体十円、値上げ率を若干低くした、こういう配慮をしております。御指摘のように、たとえば、新生であるとか「いこい」であるとか、そういうものは比較的ウエートは低いわけ……
○倉成政府委員 先ほどから土地の払い下げ問題について中嶋委員からお話がございました。私は、中嶋委員の御主張は、おそらく財源を求めるためにただ安易に土地を売ることはやめたがよろしい、かりに土地を処分するにしても、もっとしっかりした考え方に基づいてやるべきだという御趣旨だと承りましたが、まことにごもっともだとこれから思います。われわれもそういう方針でやってまいりたいと思います。 なお、この土地を取得するについては、地域でいろいろ事情が違うと思いますけれども、御指摘のような先祖伝来の農民の土地を強制的に取り上げた、それも二束三文で取り上げたというような事態があるところも、あるいは若干あると思います……
○倉成政府委員 中小企業金融の問題は、御案内のように金融制度調査会で一年半にわたって研究してきた問題であります。また、この調査会にはそれぞれの機関の代表の方々も入っておられまして、かなり慎重に検討してきた問題でございます。また、今日の環境が中小企業金融機関については、――特にただいま佐藤委員の御指摘のように、銀行法はかたかなで書いてある非常に古い法律であります。したがって、現在の制度と実態が非常に離れてきた。これを交通整理をいたしまして、もう少し実態に合わせる、そうしてほんとうに中小企業の専門機関としての機能を発揮させる、こういう目的で今回の二法案というのを提出しておるわけでありますから、この……
○倉成政府委員 非常に大事な問題の御指摘がございましたが、今回の法律の改正は広瀬委員よく御承知のとおり、中小企業につきましては非常に大きく経済の情勢で変わりつつある。しかも制度と実情との乖離が非常に著しい。また相互銀行、信用金庫、信用組合等が、中小企業金融機関であるといわれながら必ずしも中小企業金融に対する専門機関としての性格を発揮していない。そういうことから、ひとつこれらの機関をそれぞれ性格を明確にして、中小企業の専門機関としての性格に定着せしめよう、こういうのが目的であります。したがいまして、先ほどからるる御指摘がございましたように、税法上の取り扱いあるいは中小企業基本法における中小企業の……
○倉成政府委員 ただいまのサラリーマンの減税の点、特に税率の緩和の問題につきましては、税制調査会が、八月が任期でございますから、それにおいて十分検討していただきたい。その答申を待って処理いたしたいと思っております。
【次の発言】 お答えいたします。
塩の専売制度の問題、大臣がこの前は非常に早急の間でございましたので、専売制度を廃止したいという御発言がございました。
しかし、これは専売制度をいま直ちに廃止するという意味ではなくて、やはり長期的な方向ではそういう方向にいきたいという趣旨で述べられたものと思います。御案内のように、ただいまも述べられたように、塩の生産業者も多数おられますし、また流通……
○倉成政府委員 ただいま御指摘の機械化要員の点でありますが、一応定員化の問題は三十七年に終わったわけでありますけれども、その後提起された運転手さんその他機械化要員の方々、これが二千数百名いる。これはだんだん定員の中に組み込まれたわけでありますけれども、まだ二千人以上の人が残っておるというわけであります。この点につきましては、ただいま予算単価と実行単価との差異の問題が出ましたけれども、これは五現業の平均でやっておるために、どちらかというと、国有林野特別会計では、新陳代謝率というか、かなり老齢の人が多いというところからきておることではないかと思います。そういった点を考慮しながら、できるだけ早くこれ……
○倉成政府委員 ただいまの問題については、直接の所管ではございませんが、国土の大体六八%を林野面積が占めておるという状態で、国内で木材の自給ができないということはまことに残念なことでございます。これは一つには、戦時中に林野が非常に荒廃したということが大きな理由の一つでございます。またさきの委員会でも林野庁長官から申しましたように、薪炭林が非常に多くて人工林の比率が非常に少ないということで、なかなか木材の需要に生産が伴わないという実情でございます。しかし、本来から申しますと、日本のように世界的に雨量が多くてしかも温度の高い地域において、その施策のよろしきを得ればかなりの林業生産をあげることができ……
○倉成政府委員 公的年金制度調整連絡会議でいろいろ御検討いただいておりますから、当然この状況、給論等勘案して考えるべきものと考えております。
○倉成政府委員 ただいまも審議室長からお答え申しましたように、公的年金制度調整連絡会議でいろいろと年金制度全般に関する問題の検討を進めておるわけでありますので、その結論を勘案しつつ、適切な措置を講じてまいりたいというのが、大蔵省の基本的な態度でございます。恩給についていろいろ答申が出ておりますし、これを見ながらやはり共済年金制度についても恩給と同様の感覚で対処してまいりたい、こういう姿勢でございます。
【次の発言】 ただいまの御質問は、長期給付の国庫負担率を厚生年金と同様に二〇%程度にすべきではないか、こういう御趣旨の御質問と思います。この点につきましては、広瀬委員よく御承知のとおり、厚生年金……
○倉成政府委員 お答えいたします。 ただいまの御質問は、恩給あるいは年金、あるいはその他の社会保障の諸制度について、物価の上昇になかなかついていけないのじゃなかろうかという御質問だと思いますが、御承知のとおり、恩給につきましては、いろいろその性格については議論があると思いますが、まあ過去の功労の報償的な意味、また生活保障的な意味ということ、また、今回御審議をいただいております共済年金につきましては、いわば社会保険の制度に脱皮した制度でございます。また、ただいま御指摘の老齢、母子年金の問題は、いわゆる社会保障の範疇に属するものだと思います。これらについては、恩給法あるいは国家公務員共済組合法に……
○倉成政府委員 ただいま議題となりました所得に対する租税に関する二重課税の回避のための日本国とデンマーク王国との間の条約の実施に伴う所得税法、法人税法及び地方税法の特例等に関する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 政府は、さきにデンマーク王国との間の租税条約に署名いたしました。この条約の締結の承認については、別途今国会において御審議を願っているのでありますが、この条約は、昭和三十四年三月に両国間で調印された現行租税条約を全面的に改定するものであります。現行条約を国内において実施するための特別の法律として所得に対する租税に関する二重課税の回避及び脱税の防止のための……
○倉成政府委員 いま只松委員仰せのこと、まことにごもっともと思います。今回の地震は、御承知のとおり東北あるいは北海道という過疎地帯でございまして、保険金額は一兆七千八百三十億のうち約一割ということで、非常に少ない地域の損害ということであります。それから制度自体が全壊いたしました居住用の住宅あるいは生活用の動産、そういうふうに非常に限定されておりますので、支払い金額が非常に少ないということはもう御指摘のとおりであります。しかし、これが一たん関東あるいは近畿というような非常に過密地帯に発生したということになれば、かなりこの保険支払いでも大きなものになるということも予想されるわけであります。 した……
○倉成政府委員 ただいま議題となりました国債整理基金特別会計法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。 公債償還の基本的考え方及び減債制度のあり方につきましては、一昨年の財政制度審議会において慎重な審議を願い、昭和四十一年十二月に報告をいただいたのでありますが、これによりますと、公債政策に関する政府の節度ある姿勢を示すためには、より充実した減債制度を確立すべきであるとされ、さらに、今後の償還財源繰り入れ方式としては、 一、国債残高に対する定率繰り入れを基本とし、二、財政法第六条による一般会計剰余金の二分の一以上の繰り入れをもってこれを補完し、三、さらに、必要……
○倉成説明員 今回長期税制のあり方についての御答申をいただいたわけでありますが、今後の租税政策の根本的な方向を示した貴重な指針として、今後税制改正を行なう際に十分尊重してまいりたいと思っております。
【次の発言】 今回の税制調査会における所得税の課税最低限の目標が示されておるわけでありますが、これにつきましては、ただいま只松委員の御指摘のとおり、四十五年度までに実施いたしたいと考えております。
【次の発言】 ただいま松隈会長からお話しのように、最近の所得の上昇の推移が非常に急激な場合、また、所得階層の分布が大幅に変化しておる場合には、税率の改正も課税最低限とあわせて考えていくべきだという基本的……
○倉成政府委員 お答えいたします。 消費者保護行政がこれからの行政の中で非常に重要な地位を占めるということは、御指摘のとおりでございます。したがいまして、ただいまお尋ねのような、この行政に関連するいろいろな施策につきましては、関係各省と十分連絡をいたしまして、前向きで対処いたしたいと思っております。
○倉成政府委員 最近の会社の粉飾決算あるいは世上言われております不正経理等、まことに遺憾に存じます。一般論として申し上げますと、大蔵省がやれる権限は、有価証券について有価証券届け出制度に基づいてこれを監督する。それから先ほど証券局長からお答えいたしましたように、公認会計士の監督、これを通じて会社の経理が適正であることを監督するということ、それから銀行に対しましては、銀行に対する検査という制度がございます。したがって、一番基本になるのは、法務大臣も申されましたけれども、やはり会社の経営者の自覚ということでありますが、同時にこれをチェックする制度としてやはりきめ手となるのは、公認会計士の制度を充実……
○倉成説明員 御承知のように、昨年度まで予備費としての金額は七百億でございます。この予備費の、昨年、一昨年の予備費の使用の実態、また四十二年度までは御承知のように補正予算を組んでおりましたので、補正予算の際に計上した額等を勘案いたしまして、大体ことし、四十三年度の予算は補正予算を組まないというたてまえでございますので、給与改定費を含めて予備費に計上する、こういうたてまえをとりましたので、過去の実績と給与改定費、こういうものを含めて四十二年度よりも五百億だけ多い千二百億を相当と認めて計上した次第でございます。
【次の発言】 さようではございません。過去のいろいろな予備費の項目は、災害その他予見し……
○倉成説明員 食管制度について非常に御激励をいただいたわけでございますが、われわれも財政の中で占める、単に来年度の予算のみならず、将来の財政の中で食管制度をどうするかという問題は非常に重要な問題でありまして、その認識については、私ども吉田委員と全く同様でございます。 根本は、主計局の次長から申し上げましたけれども、中間経費その他の問題もありますけれども、やはり需給事情を反映しない価格政策が安易にとられてきた、ここに一番の基本があると思います。したがって、この点を踏まえながら、農林省と十分連絡をとりながら、この問題を解決していくのが妥当な方策じゃなかろうか。特に国民の食糧の確保、また農民の所得……
○倉成説明員 都市計画法の実施に伴って大蔵省としては税制の面でどういう準備をしておるかという御質問でございますが、岡本委員御承知のとおり、さきに税制調査会におきまして土地税制のあり方についての御答申をいただきました。この答申に基づきまして、この答申の実現、できるだけそれを具体化しようという準備をただいまいたしております。
【次の発言】 土地税制として当面実施すべき事項については、包括的にひとつ取り入れたいと思っております。
【次の発言】 もちろん、これは申すまでもなく、国会は国権の最高機関でありますから、国会の意思を尊重することは当然のことでございます。ただし、税のように、非常に技術的な専門的……
○倉成説明員 ただいままで海堀次長との応答を伺っておりまして、三公社五現業の給与のきめ方が当事者間での交渉によってきまる、結局現在までは仲裁裁定によってきまっておったわけでございますので、ほかの公務員の給与のきめ方と若干違うと思います。 それからもう一つは、先ほども次長から申し上げましたように、やはり三公社五現業につきましては現業でございますから、できるだけ生産能率をあげていかなければならぬ。それとの見合いであるということでございますので、御期待に沿うようなことをすぐやるということはなかなかむずかしいと思うのです。ただ御指摘のように、いままでは予備費、それから経費の節約、それから弾力条項とい……
○倉成説明員 ただいま自動車に対する課税がいろいろ種々雑多あって、これはあまり多過ぎるのじゃないか、むしろ揮発油税一本で財源の配分を考えたらいいではないかという御趣旨の御質問がございましたが、私どもも概観して申しますれば同じような考え方を持っております。現在では燃料課税たる揮発油税、それから軽油引取税、それから自動車に対する物品税、地方税たる自動車税、自動車取得税、非常に複雑でございます。このほかさらに、いま財源確保のための目的税を設けるということになると、御指摘のように、自動車に対する真の税負担というものが非常にあいまいになってくる、また財政硬直化を招くということになりますので好ましくないと……
○倉成政府委員 金融の引き締めの解除後の大蔵省としての考え方という御質問のようでありますが、先ほどから竹本委員のお話のように、国際経済はまだいろいろ不安定な要素がいろいろ残っておる。しかし、国際収支の均衡ということを目的とした引き締め政策でありましたから、一応一つのけじめをつけて引き締め解除の公定歩合一厘引き下げということに踏み切ったわけでございます。さらに今後は、国際経済を非常に注目しつつ、弾力的な財政金融政策をやっていきたいというのが、われわれの基本的な考え方でございます。 そこで、村山委員御指摘の、設備投資が非常に強くて景気が過熱しやしないか、これにどう対処していくかというお話でござい……
○倉成説明員 貸し倒れ引当金はいま審議官から申し上げましたように、昭和二十五年に創設された制度であります。もちろん当時の実態と今日の実態と若干相違していることも事実であります。したがって、税法で定めている一定の率が適正かどうかということはやはりある時期において実態を調査して十分検討する必要があろうかと思います。しかし、来年直ちにこれをやるということはまだこの段階で申し上げるわけにはまいりません。
【次の発言】 政府機関職員のワクがありますから、その中でできるだけ努力いたしたいと思います。
【次の発言】 計数のことを局長から申し上げます。
○倉成説明員 今年度補正予算を組むかどうかというお話でございますが、特別な異常災害でも起これば、それは当然補正予算を組むことになろうかと思いますけれども、そうでない限り、通常の場合は組む意思はございません。
【次の発言】 国税で申し上げますと、現在租税及び印紙税収入で、七月末の累計を申し上げますと、予算額四兆六千九百七十八億に対して一兆四千九百六十三億、収入の歩合が三一・九%ということであります。これは、昨年度に比しますと、昨年度の収入歩合がちょうど七月末で三〇・八ということで、若干上回っておりますが、何ぶん全体の三割がやっと入ったかどうかということでありますので、今後の見通しについてはまだ申……
○倉成説明員 お答えいたします。 ただいまの問題は、おそらく横浜を例にあげられまして、横浜の人口が急増し、それに伴って小中学校がふえていく。したがってそれの財政負担が非常に大きくなるので、国庫の補助率を上げたらどうか。要約して申し上げればそういう御質問だと思います。この点については、やはり過疎問題、過密問題と、最近非常に大きくなっている問題でありますから、現在後進地域については、離島、北海道あるいはその他の府県に対して補助率のかさ上げをしている、それの逆のということであります。ただし、先ほど赤澤大臣も地方財政が非常に苦しいというお話がございましたが、これはもちろん三千以上の市町村を相手にして……
○倉成説明員 ただいまいろいろお話を伺いましたが、総合予算主義というのはやはり諸施策の斉合性ということに非常に重点を置いておるわけでございます。したがいまして、財政に対する需要はいろいろな問題が非常に無限でありますので、財政に対する需要をどういう優先順位でアレンジしていくかということが財政当局の使命であろうかと思うわけでございます。そういう意味で、ことしは当初において補正を組まないということで、総合予算主義というたてまえをとったわけでございます。したがいまして、そういうことになりますと、やはり予期せざるいろいろなものに対する予備費を充実しなきゃならないということで、これまで七百億であった予備費……
○倉成委員長代理 只松祐治君。
【次の発言】 これにて宇佐美参考人に対する質疑は終了いたしました。
宇佐美参考人には、御多用中のところわざわざ御出席いただきまして、まことにありがとうございました。委員会を代表いたしまして、厚くお礼を申し上げます。
御退席いただいてけっこうです。
引き続き質疑を続行いたします。
なお、参考人として税制調査会会長代理福良俊之君が御出席になっております。
只松祐治君。
【次の発言】 応沢直樹君。
○倉成委員長代理 田中昭二君。
○倉成委員長代理 次に、通行税法の一部を改正する法律案を議題といたします。
質疑の通告がありますので、順次これを許します。中嶋英夫君。
【次の発言】 阿部助哉君。
○倉成委員長代理 春日君、不規則発言を禁じます。
○倉成委員 ちょっと社会党案について一点だけ質問したいと思います。
制度の問題については、同僚の渡辺委員から詳しく御質問がありました。しかし、いかにりっぱな制度をつくっても、これを運営するのは人にある。先ほど提案者の村山議員から、国税審判庁の定員千七名、これは十四条に書いてございますが、第九条の五項で、「審判官は、国税に関し学識経験のある者のうちから、」というふうに書いてございますけれども、適格者としては具体的にどういう人を考えておられるか、なるべく具体的にひとつ御説明いただきたい。
【次の発言】 広瀬提案者のお気持ちはよくわかるわけですけれども、社会党案はできるだけ準司法的に、行政機関から……
○倉成政府委員 ただいまから、昭和四十三年度一般会計歳入予算並びに大蔵省所管の一般会計歳出予算、各特別会計歳入歳出予算及び各政府関係機関収入支出予算について御説明いたします。 まず、一般会計歳入予算額は五兆八千百八十五億九千八百万円でありまして、これを前年度予算額五兆二千三十四億三千六百万円に比較いたしますと六千百五十一億六千百万円の増加となっております。 以下、歳入予算額のうち、おもな事項について内容を御説明いたします。 第一に、租税及び印紙収入の総額は四兆六千九百七十八億五千二百万円でありまして、前年度補正後予算額に比較いたしますと六千二十五億六千百万円の増加となっております。 こ……
○倉成説明員 いま村山委員から非常に御理解のある御発言がありまして、非常に力強く思っているところでございます。実は来年度の予算につきましては、ちょうど各省から要求を聞いて編成作業に取りかかっているところでございますが、ようやく各省の要求が出そろった、そのおもな点についていろいろ主計局長の段階で聞いているというところでございます。 そこで、現段階で来年度の予算をどう考えるかということになりますと、やはり来年度の経済動向をどう把握するかということにかかっておるわけでありますが、具体的な来年度の経済の見通しについては、まだ政府としては確たる見通しを持っておりません。これは公式には、御承知のとおり例……
○倉成小委員長 これより会議を開きます。
証券取引に関する件について調査を進めます。
本日は、参考人として東京証券取引所副理事長田口真二君、日本共同証券株式会社社長三森良二郎君が御出席になっております。
質疑の通告がありますので、順次これを許します。只松祐治君。
【次の発言】 広沢賢一君。
【次の発言】 堀昌雄君。
【次の発言】 どうぞ。
【次の発言】 佐藤觀次郎君。
【次の発言】 これにて参考人に対する質疑は終了いたしました。
両参考人には、御多用中のところ御出席をいただきまして、まことにありがとうございました。小委員会を代表いたしまして、厚くお礼を申し上げます。
御退席いただいて……
○倉成分科員 私は、わが国の経済、外交に非常に密接な関係がございますニクソン新政権下における通商政策あるいは国際通貨政策、またベトナム和平後のわが国の経済協力のあり方ほか二、三の点について、若干外務大臣の所見をただしたいと存じます。 まず、ニクソン政権下における米国の対外通商政策については、一般に保護主義的なものになるではないかという心配がされております。もっとも大統領選挙においては、ニクソンとハンフリーとの間には、通商政策についてはあまり突っ込んだ議論が戦われなかったというのが現実の姿でございますけれども、現在のニクソン政権の動きを見てみますと、繊維に対する輸入制限ということがわが国にとっ……
○倉成主査代理 加藤君、ほかのをやってください。
【次の発言】 平林剛君。
【次の発言】 島本虎三君。
【次の発言】 大柴滋夫君。
○倉成主査代理 伊藤惣助丸君。
【次の発言】 浅井美幸君。
【次の発言】 これにて大蔵省所管に対する質疑はすべて終了いたしました。
明二十八日午前十時より開会し、防衛庁所管について審査を行なうこととし、本日は、これにて散会いたします。
午後七時五十四分散会
○倉成主査代理 米内山義一郎君。
【次の発言】 浜田光人君。
【次の発言】 浜田君の御要望を伝えます。
【次の発言】 ここではそういう権限はありません。
【次の発言】 野間千代三君。
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