倉成正 衆議院議員
38期国会発言一覧

倉成正[衆]在籍期 : 28期-29期-30期-31期-32期-33期-34期-35期-36期-37期-|38期|-39期
倉成正[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは倉成正衆議院議員の38期(1986/07/06〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は38期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院38期)

倉成正[衆]本会議発言(全期間)
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第107回国会(1986/09/11〜1986/12/20)

第107回国会 衆議院本会議 第6号(1986/10/17、38期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(倉成正君) ただいまの御決議に対して所信を申し述べます。  政府といたしましては、ただいま採択された御決議の趣旨を十分に体しまして、今後とも粘り強く対ソ折衝を進めるべく、引き続き最大限の努力を払ってまいる所存でございます。(拍手)

第107回国会 衆議院本会議 第7号(1986/10/21、38期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(倉成正君) 野坂浩賢議員の御質問にお答えいたしたいと思います。  まず、米ソ首脳会談決裂後の米ソ関係の見通しと同会談再開のための我が国の努力について申し上げますが、レイキャビクでの会談においては、総理から既に申し上げましたけれども、両国の首脳間で合計十時間以上にもわたり熱心かつ真剣な討議が、戦略核、中距離核、核実験、人権問題、地域問題、二国間問題等広範な分野について話し合いが行われたものと承知しております。特に、軍縮面において最終的合意には至らなかったものの、極めて大きな歩み寄りが見られたことは、積極的に評価さるべきものであると考えております。  レーガン大統領は、帰国後のスピーチ……


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第108回国会(1986/12/29〜1987/05/27)

第108回国会 衆議院本会議 第2号(1987/01/26、38期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(倉成正君) 第百八回国会が再開されるに当たり、我が国外交の基本方針につき所信を申し述べます。  今日、我が国を取り巻く国際情勢は、引き続き楽観を許さない状況にあります。  国際政治面では、東西関係が依然として厳しい状況にある中、昨年十月、レイキャビクにおいて米ソ首脳会合が開催されました。同会合では、軍備管理・軍縮を初めとする諸問題について、突っ込んだ話し合いが行われ、進展の兆しが見られましたが、結局、具体的合意に至りませんでした。  他方、インドシナ、中東、アフリカ、中米などの地域では紛争や混乱が続いており、さらに、国際的テロ事件の頻発も、国際情勢の不安定な要因になっております。 ……


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第109回国会(1987/07/06〜1987/09/19)

第109回国会 衆議院本会議 第8号(1987/07/30、38期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(倉成正君) 上原議員の御質問にお答えいたします。  まず、日米関係の現状についてでございますが、日米関係は、近来、政治、経済、貿易等のあらゆる側面において一層緊密の度合いを深めております。そして、このような緊密な関係があるがゆえに、両国間に解決を要すべき問題が種々発生しておりますことは御指摘のとおりでございまして、事実でございます。  政府としては、米国との関係は我が国外交の基軸であり、良好な日米関係を維持拡充し、世界的視野に立った協力関係を推進していくことは、世界の平和と繁栄にとり不可欠のものであるとの認識のもとに、日米関係の諸懸案については冷静に対処し、米国と協力しつつ、その解……

第109回国会 衆議院本会議 第10号(1987/08/20、38期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(倉成正君) 薮仲議員の御質問にお答えを申し上げたいと思います。  御質問は、外務省の外為法改正案についての立場についてのお尋ねでございましたけれども、今回の改正案は、「外務大臣は、国際的な平和及び安全の維持のため特に必要があると認めるときは、第二十五条第一項の規定の運用に関し、通商産業大臣に意見を述べることができる。」旨規定いたしているものでございます。  本条項に基づき外務大臣が意見を述べることのできる範囲は、改正後の外為法第二十五条第一項等の規定の運用方針、許可準則等の制定といった一般的な枠組みに関する事項にとどまらず、これらの規定に基づく個別の輸出案件の審査、許可、承認の付与……

第109回国会 衆議院本会議 第11号(1987/08/21、38期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(倉成正君) 政府は、ILOの未批准条約の検討を進めておりますが、昨年もILO百二十二号及び百四十二号の二条約を批准いたしたところでございます。今後とも、批准することが適当なILO条約につきましては、先ほど総理が申されましたとおり、国内法制との整合性を確保した上で批准するとの方針により、田中先生の御指摘の点も踏まえ、鋭意検討してまいりたいと思います。(拍手)

倉成正[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院38期)

倉成正[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第106回国会(1986/07/22〜1986/07/25)

第106回国会 安全保障特別委員会 第1号(1986/07/23、38期、自由民主党・新自由国民連合)【政府役職】

○倉成国務大臣 このたび外務大臣を拝命いたしました倉成正でございます。  今日の厳しい国際情勢の中で、外交の果たす役割がまことに重かつ大なるを痛感いたしておる次第でございます。本委員会の重要性にかんがみ、委員長初め皆様の格別の御指導、御鞭撻を心からお願いを申し上げる次第でございます。  私も全力を尽くして勉強しかつ努力いたしたいと思いますので、不敏でございますが、よろしくお願いを申し上げます。ありがとうございました。(拍手)

第106回国会 外務委員会 第1号(1986/07/25、38期、自由民主党・新自由国民連合)【政府役職】

○倉成国務大臣 このたび外務大臣に就任いたしましたので、外務委員会の冒頭に当たりまして一言ごあいさつを申し上げたいと思います。  御承知のとおり、現在の国際情勢は引き続き厳しい状況にございます。我が国自身、アメリカ、欧州との経済摩擦や構造調整問題等難問に直面をいたしております。このような状況のもとで、我が国の平和と繁栄を確保していくため我が国外交に課せられた使命はまことに重大でございます。国際社会の相互依存関係がますます深まる今日、我が国としてその国際的地位にふさわしい責任と役割を積極的に果たしていくことが必要であると確信いたします。  私といたしましては、このような認識のもとに、中曽根総理と……


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第107回国会(1986/09/11〜1986/12/20)

第107回国会 安全保障特別委員会 第2号(1986/10/22、38期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 三原委員にお答えを申し上げたいと思います。  ただいまお話しのとおりに、米ソの超大国が世界の平和、軍縮について話し合いをしたということは極めて有意義なことであり、ただいま委員御指摘のとおり、意義深いものであったと思います。しかし残念ながら、長時間の十数時間に及ぶ討論、そしてその間においてはかなりの進展があったにもかかわらず、最終的な決着を見なかったことはまことに残念に思っておる次第でございます。  米ソ首脳間では、御承知のとおり軍備管理・軍縮問題、人権問題、地域の問題、二国間の問題と、広範な分野について真剣な討議が行われたと聞いております。特に軍縮面におきましては、最終的合意に……

第107回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1986/10/17、38期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 このたび外務大臣に就任いたしましたので、一言ごあいさつを申し上げたいと思います。  まず、北方領土問題について申し述べます。  戦後の日ソ関係は、昭和三十一年の日ソ共同宣言による国交回復以来既に三十年の歳月を経ておりますが、今なお、北方領土問題が未解決のために平和条約が締結されておりません。我が国は、戦後一貫して歯舞、色丹、国後、択捉の北方四島の一括返還により北方領土問題を解決し、平和条約を締結するようソ連に対して求めてまいりました。それにもかかわらず、これら父祖伝来の領土が依然としてソ連の不法占拠のもとに置かれていることは遺憾の念を禁じ得ません。  北方領土問題を解決し、重要……

第107回国会 外務委員会 第1号(1986/10/17、38期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 私は、九月十四日より二十日まで、ガット閣僚総会出席のためウルグアイのプンタ・デル・エステに滞在し、さらに、引き続き二十一日から二十五日まで、第四十一回国連総会出席のためニューヨークに滞在、二十六日に帰国いたしました。  ガット閣僚総会においては、私は開会式において仮議長としてサンギネッティ・ウルグアイ大統領及びイグレシアス同国外相を紹介するとともに、新ラウンドをウルグアイ・ラウンドと呼ぶことを提唱し全参加国の賛同を得ました。また、日本代表としての演説中では新ラウンド発足の重要性を強調いたしました。  今次閣僚総会においては、サービス等の新分野及び農業が大きな争点となったほか、特……

第107回国会 外務委員会 第2号(1986/10/24、38期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 今の高沢委員の御趣旨については理解できますけれども、ただいま大蔵当局から申しましたとおり、財政上の立場もあろうかとも思います。したがって、やはり、この状況を見ながら、よく財政当局と相談し合いながら本来の目的を達成するように努力していきたいと私は思います。ケース・バイ・ケースで考えていくべきものではないかと思っております。
【次の発言】 ただいま政府委員から事実関係についてのお答えを申し上げましたけれども、これに対して日本政府としてどう考えるかという先生のお話でございますが、私は、米政府が三〇一条の提訴却下の決定を行ったことは評価すべきであると思っておるわけでありまして、このこと……

第107回国会 外務委員会 第3号(1986/10/29、38期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 お答えを申し上げたいと思います。  大石委員が外交政策について極めて深い関心をお持ちになり、これからまたいろいろ日本の外交問題について御検討いただく力強い御所見をいただきまして、私も大変うれしく存ずるわけでございます。  今、ソ連のゴルバチョフ書記長の来日に関してのお話でございますが、カピッツァ次官が先般日本に参りましていろいろレイキャビクの関係の報告をしたことも事実でございますし、私から再度日本の立場を明らかにして、ボールはソ連側にあるのでなるべく早く時期を確定するということが大切であるということを申し上げたことも事実でございます。また鹿取大使の発言に関して新聞紙上で伝えられ……

第107回国会 外務委員会 第5号(1986/12/19、38期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 私は、十二月九日、本邦を出発し、ベルギー、イタリア、フランスを訪問した後、十七日帰国いたしました。  今回の訪問の目的は、ベルギーの首都ブラッセルにおいて開催された日本・EC委員会閣僚会議に出席するとともに、イタリア、フランスとの間で外相定期協議を行うことでありましたが、ベルギーでは日本・EC委員会閣僚会議に加え、ドロールEC委員長及びマルテンス・ベルギー首相表敬並びにドクレルクEC委員、ティンデマンス・ベルギー外相、シュルツ米国務長官、ハウ英国外相、キャリントンNATO事務総長等との会談を行い、イタリアではアンドレオッティ外相との協議に加え、ローマ法王ヨアンネス・パウルス二世……

第107回国会 内閣委員会 第4号(1986/10/28、38期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 お答えを申し上げたいと思います。  総理が委員の決裂という言葉に対しまして決着に至らなかったという表現を使いましたのは、御案内のとおりレーガン大統領が帰国後のスピーチで、今後米側は、ソ連側に用意が整えばジュネーブ交渉等の場で、今回の首脳会談が終了した時点を開始点としてさらに前進する用意があるということを述べておることは御承知のとおりでございます。また、ゴルバチョフ書記長も、提案を取り下げはしないということをはっきり申しておるわけでございます。  また、最後の段階で、SDIをめぐって実験等の問題で確かに決着に至らなかったわけでありますけれども、両首脳が十数時間にわたって本当に真剣……

第107回国会 内閣委員会 第5号(1986/10/30、38期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 お答え申し上げたいと思います。  ゴルバチョフ書記長が七月二十八日ウラジオストクにおきまして行いました演説、極めて長文のものでございまして、その中でいろいろなことを申しておりますが、ただいま御質問のアジア・太平洋に関する部分についてお答え申し上げますと、最近アジア・太平洋地域にソビエトが非常に関心を持ち始めておる、特にゴルバチョフ書記長のウラジオストク訪問を、アジア・太平洋地域のソ連外交に占める重要性を強調する絶好の機会をとらえたというふうに考えておる次第でございます。  ゴルバチョフ演説の対日関係部分について、いろいろ申しておるところでございますけれども、この中で、過去の問題……

第107回国会 内閣委員会 第6号(1986/11/20、38期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 お答えいたします。  ただいま大原先生からお話がございまして、最初に核に対する認識の問題についてのお話がございましたが、広島出身の大原先生、また私も長崎の出身でございますから、この基本的な認識については同感でございます。  同時に、今お話しの北朝鮮の金日成主席が死亡したという、結果的には誤報でございましたけれども、これが韓国国防部から発表された経緯、これに対して外務省はどういう対応をしたかという御質問の御趣旨のようでありますが、本件につきましては、十五日ごろより金日成主席が死亡したのではないかといううわさがどこからというわけでもなく流れてきたことは御承知のとおりでございまして、……

第107回国会 日本国有鉄道改革に関する特別委員会 第4号(1986/10/08、38期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 外務省は、まことに申しわけございませんが、数は少ないのでありますけれども、本年度既に十六名国鉄職員を採用いたしております。六十二年度から六十五年度の当初までの採用については、その目標数を六十人から八十人に定めまして努力をいたしております。しかし、できるだけこの雇用情勢にかんがみまして採用するように努力したいと思います。  なお、特殊法人について申しますと、国際協力事業団あるいは国際交流基金に対しても、閣議決定の趣旨に基づいて最大限努力をいたしたい、そういう決意でございます。

第107回国会 日本国有鉄道改革に関する特別委員会 第6号(1986/10/13、38期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 お答え申し上げたいと思います。  沿岸国が自国領域内から公海部分の海底下までのトンネルを掘削した場合、同トンネルの公海の海底下の部分について管轄権を行使することが一般国際法上認められておる、こういう意味のことを宮澤大蔵大臣が官房長官のときにお答えになったのではなかろうかと思う次第でございます。したがいまして、一国の主権が及ぶのはその領域の地下及び上空を含む全範囲に対してであり、上部が公海である場合には主権が及ぶというのは適当でない、かように考えておるわけでございますが、管轄権と主権の関係等につきましては、条約局長が参っておりますのでお答えを申し上げたいと思います。

第107回国会 予算委員会 第1号(1986/10/03、38期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 野田委員にお答えいたしたいと思います。  今セイヤー教授のお話を伺いましたけれども、セイヤー教授の論文またいろいろなお話、私もよく読んでおります。御案内のとおり、日本が経済大国になったということによって日本が非常に傲慢になったのではないか、そういうことがよく言われるわけでございます。しかし私は、日本が経済大国になったことは事実であるけれども、経済というのは一つの手段であって、やはり日本としてこれから求めていくべきものは、日本が世界の平和にまた人類の幸福にどうやって貢献していくかということが一番大事なことであると思います。  したがって、私はちょうどアフリカの多くの友人の方々、約……

第107回国会 予算委員会 第3号(1986/11/04、38期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 御指摘の日韓基本条約第二条は、日韓併合条約及び――しかし、経過をやはり説明しないとわかりませんから。  御指摘の条約第二条は、日韓併合条約及びそれ以前のすべてのいわゆるIH条約が、基本関係条約締結の時点においてはもはや無効となっているとの客観的事実を表明したものでございます。  なお、今お話しの日韓併合条約が当時有効であったかとの点については、昭和四十年の日韓条約国会審議の際、かつては有効であった旨、政府側より答弁しているところでありますが、右立場については現在も変わりございません。  いずれにせよ、同条約は基本関係条約によりもはや無効であることが確認されており、その評価につい……

第107回国会 予算委員会 第4号(1986/11/05、38期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 お答えいたします。  通産大臣から既にお答えしたとおりでございますが、現在のところ、対象繊維製品の数量の枠などの実態問題を中心に交渉を行っておりまして、歩み寄りの得られた品目もありますけれども、まだ交渉の余地が残っている問題がございます。したがいまして、全品目について合意が得られた段階で、実態問題について結論が得られたその段階で取り決め案文の交渉を行ってまいりたいと考えておる次第でございます。
【次の発言】 お答えいたします。  私も自民党員でございますし、総理がしばしば国会で答弁しておりますいわゆる間接税、これには反対するということでございます。

第107回国会 予算委員会 第5号(1986/11/06、38期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 お答えいたします。  ゴルバチョフ書記長の来日の問題については、御案内のとおり当方からゴルバチョフ書記長の来日を、年内もしくは来年の一月までに来られるようにという要請をいたしました。なお、私はニューヨークにおいて先方のシェワルナゼ外相との会談においていろいろと懇談をいたしましたけれども、先方は、米ソ会談のこともこれあり、ことしじゅうはいずれにしても無理だ、来年なるべく早い時期に来たいという返答でございました。その後カピッツァ次官が日本に参りまして、なるだけ日本に早く来たいという希望は申しましたけれども、その時期は申しませんでした。  我が方といたしましては、しばしばこの委員会で……


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第108回国会(1986/12/29〜1987/05/27)

第108回国会 安全保障特別委員会 第2号(1987/05/26、38期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 衆議院安全保障特別委員会の開会に当たりまして、我が国の安全保障政策について、所信の一端を申し述べたいと思います。  我が国の平和と繁栄は、言うまでもなく、国際情勢の動向に大きく依存しており、良好な国際環環境を築いていくことは、我が国にとって死活的な重要性を有するものであります。今日、我が国の対外関係は、政治、経済の両面にわたって大きな転換期にあります。今日ほど、我が国が国際情勢を的確に判断し、他の自由民主主義諸国との団結と協調を維持しながら、諸問題の解決に向けて適切に対処していくことが求められているときはないと思います。我が国に対する内外の関心や期待は日増しに強くなっております……

第108回国会 外務委員会 第2号(1987/05/18、38期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 御質問にお答えする前に、お許しを得まして一言申し上げたいことがございます。  国会のお許しを得まして、九日より十五日までパリに赴き、国際エネルギー機関、IEA及び経済協力開発機構、OECDの閣僚理事会に出席をいたしまして、また、フランスを初めとする先進諸国の主要閣僚との会談を行いました。  我が国の対外経済関係にとり極めて難しい時期ではありますが、世界経済の活性化のための政策協調を確認するなど所期の目的を達することができたと考えますので、この機会をおかりいたしまして外務委員会の皆様の御理解、御協力に感謝申し上げるとともに、一言御報告申し上げる次第でございます。  ただいま日ソ間……

第108回国会 外務委員会 第3号(1987/05/22、38期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 ただいま議題となりました国際的に保護される者(外交官を含む。)に対する犯罪の防止及び処罰に関する条約の締結について承認を求めるの件につきまして提案理由を御説明いたします。  この条約は、昭和四十八年十二月十四日に第二十八回国際連合総会において採択されたものであります。  この条約は、元首、政府の長、外務大臣、外交官等国際的に保護される者に対する殺人、誘拐等の侵害行為を犯罪として定め、その犯人の処罰、裁判権の設定、容疑者の引き渡し等について規定しております。  我が国がこの条約を締結することは、国際的なテロリズムを防止するとの見地から有意義であると認められます。  よって、ここに……

第108回国会 外務委員会 第4号(1987/05/25、38期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 日ソ外相の定期協議が行われれば、当然、日ソ間に横たわる最大の問題である領土問題、またその他東西問題、経済問題、日ソ間の文化、あらゆる問題についてm相互の関心事項が議題になると思います。
【次の発言】 それは東西関係についての軍備管理交渉の問題がまずあるだろうと思います。また、アジア・太平洋の諸問題についての問題もありましょうし、あるいは先方の関心事である経済交流の問題もあろうかと思いますが、それは外務当局で外交ルートを通じて相互で詰めるべきものだと思います。
【次の発言】 ただいま百基とおっしゃいましたが、百弾頭じゃないかと思います。いずれにいたしましても、ジュネーブの軍備管理……

第108回国会 決算委員会 第2号(1987/04/06、38期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 本件につきましては、四月三日午前、米側より、同日午前十時ごろ岩国飛行場北北東約八十キロの地点において、岩国海兵隊所属の戦闘機F4ファントムが同飛行場に帰投中、何らかの事故によりミサイルのとめ金が外れ、ミサイルが機体から落下した旨の連絡を受けました。米側よりはさらに、当該ミサイルについては依然危険性があることは排除されないが、起爆装置を作動させていないので、通常は爆発しない旨の説明を受けております。まあ当該ミサイルから五十メーター以上離れておれば大体問題はない、こういう説明でございます。  したがいまして、現在関係当局、地元警察、防衛施設庁、米軍において落下したミサイルの捜索が行……

第108回国会 内閣委員会 第1号(1987/03/24、38期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 ただいま議題となりました在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律案について御説明いたします。  この法律案におきましては、まず、今般実施した生計費調査の結果等に基づいて、五十八年度に設定された在勤基本手当の基準額を改正することとしております。  次に、右生計費調査の際、家族同伴者と独身者のそれぞれの生計費を調査し、古生計費から算定した在外給与を比較したところ、家族同伴者の在外給与は独身者の在外給与の一・二倍となっていることが明らかになったので、この法律案におきまして、配偶者手当の支給額を現行の在勤基本手当の四割から同二割に変……

第108回国会 予算委員会 第3号(1987/03/03、38期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 歴史の教訓に照らしまして、日本は世界の中で絶対に孤立してはならない。陸奥宗光の言う蹇蹇の気持ち、薄氷の上を踏む気持ちで、いかなる小さなこともないがしろにせず、相手国の立場に立って日本の外交を進めていくべきであると信じます。

第108回国会 予算委員会 第4号(1987/03/04、38期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 私は選挙公約にはこのように書いております。「所得税・住民税の抜本改正と減税の断行」ということで、「文字通り、大衆の暮しを守るために、所得税、住民税を基本的に見直し、汗して働く者が損をしないような減税を断行し、大型間接税など排除します。」こう申しておるわけでございまして、この精神は、るる総理からもお話がございましたように、住宅ローンや教育費に悩む中堅所得者に対する減税を、これを行うということと、不公平税制を直すという基本的な精神がこの中にあるわけでございます。  同時に、大型間接税を排除しますということについては多少舌足らずの面があったということは思います。しかし、率直に申しまし……

第108回国会 予算委員会 第10号(1987/03/13、38期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 お答えいたします。  記者会見をいたします際には正式のことでございます。また、懇談をいたすことがございます。その懇談の際には、所管事項以外につきましてもいろいろ申し上げることがございます。したがって、これは外務省の正式の見解でない場合もございます。

第108回国会 予算委員会 第12号(1987/04/14、38期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 お答えをいたします。  御指摘の文書につきましては、在米大使館を通じ国務省に照会したところでございますが、米側から得た回答は次のとおりでございます。「当該文書は一九六六年二月一四日に国務省から在京米大使館に宛てて発出された電報(の写し)であり、米国の関係法令に従って、秘匿されるべき内容を何ら含んでいないと判断されたので、一九七七年に、秘密指定解除の上、公開されたものである。」ということでございます。
【次の発言】 金子委員にお答えいたしますが、まず最初申し上げましたように、この文書の解禁は一九七七年、今から十年前に解禁されているわけでございまして、何ら秘匿すべき内容がないと判断……


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第109回国会(1987/07/06〜1987/09/19)

第109回国会 安全保障特別委員会 第2号(1987/08/24、38期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 ただいま月原先生の御質問でございますけれども、戦後、世界の経済が壊滅的な打撃を受けて、世界の富がほとんどアメリカに集中した、そして世界の経済秩序をどう構築するかというときに際しまして、アメリカが世界の経済を構築するためにブレトンウッズ体制、そしてまたガットの体制、IMF体制、自由貿易体制を中心として世界の貿易体制あるいは金融体制をつくり上げて、その上に立ってこれからの世界の経済を建設しようという意味において、少なくとも自由陣営のリーダーとして大きな役割を果たしてきたと思います、  また、軍事的な意味におきましても、自由陣営の中でのリーダーとして大きな役割を果たしてきたと思うわけ……

第109回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1987/09/11、38期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 小渡委員にお答え申し上げたいと思います。  ただいまお話しのように、沖縄の地区が二〇%にわたり基地によって占められておる、沖縄の住民の方々にいろいろな意味で御迷惑をおかけしている部分があることにつきましては、私も心から御同情申し上げている次第でございます。  なお、御指摘のキャンプ・ハンセン、名護市それから国頭部の金武町、宜野座、恩納村、この中を県道の一〇四号線が通っておるわけでございまして、今お話しのような問題が起こっておることも承知いたしておるわけでございます。  ただ、我が国は、我が国の安全保障及び極東の平和と安全の維持のために、日米安全保障条約に基づいて米軍の駐留を認め……

第109回国会 外務委員会 第1号(1987/07/29、38期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 私は、七月二十六日より二十八日まで、第七回国連貿易開発会議総会出席のためジュネーブに滞在し、本二十九日帰国いたしました。  今次総会は、四年ぶりのもので、七月九日から三十一日までの予定で開催されておりますが、今後の南北対話のあり方を決定する重要な会議であります。欧米諸国が、今次総会において必ずしも積極的な姿勢を示していない現状の中にありまして、我が国が、先般、緊急経済対策、なかんずく二百億ドル以上の資金還流計画及び五億ドルのアフリカ諸国等後発開発途上国に対するノンプロジェクトの無償資金協力を打ち出したこともあり、開発途上国の我が国に対する期待は高まっております。  私は、七月二……

第109回国会 外務委員会 第2号(1987/08/19、38期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 ただいま先生がお話しの南西アジアの地域、いわゆるSAARC、これはバングラデシュのエルシャド大統領の提唱によってできた一つの組織でございますけれども、インドがその中で一番人口が多い、七億五千万ぐらい、SAARC全体を合わせますと約十億でございます。  今佐藤委員がお話しのとおり、ASEANと中東とにまたがるちょうど中間地帯になりますし、また中国、ソビエト、そういう地域とも接しているところでございます。またインド洋を扼している、日本の商船隊が航海するところでもある非常に重要な地域でありますが、これらの地域については残念ながらなかなか目が行き届かないで、日本の外交といたしまして、私……

第109回国会 外務委員会 第3号(1987/08/21、38期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 ただいま先生のお話しの竹島防衛駐在官等に対するソ連からの退去要請につきましては、今回のソ連側の措置は全く事実無根の遺憾なものであると我々は心得ております。したがいまして、これは日ソ関係に水を差すものでありますけれども、かかる措置が繰り返されて日ソ関係に悪い影響が出ないように強く希望するところでございます。  先ほどお話しのポクロフスキー通商代表部代表代理に対する我が国のとっております措置は、その身分にふさわしくない行動をとってきましたので、我が方が累次出頭要請をいたしましたけれども、その出頭要請に応じないということであるので、やむを得ず退去を要請したということでございます。した……

第109回国会 外務委員会 第4号(1987/09/04、38期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 御案内のとおり、日本は戦後の廃墟の中から立ち上がりまして、今日世界の一割国家と言われるまでに経済の面では成長してまいりました。しかしながら、日本は軍事大国にはならないという、憲法の精神に基づき、そういう決意をいたしておるわけでございますが、今まで日本が一割国家になるまでの過程においては、諸外国からいろいろな援助を受けたりあるいは支援を受けておるわけでございます。しかも、防衛小国また資源小国である日本が今日の繁栄をもたらしたのは、一方においては日本が戦後四十数年間安全であったということが一つ、もう一つは自由貿易体制の恩恵を一番多く日本が受けてきたということにあろうかと思うわけでご……

第109回国会 内閣委員会 第3号(1987/08/20、38期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 お答えをいたします。  今、角屋委員からるるお述べになりましたとおりでございますが、最初の、一部新聞に報道されておるような、総理が拡大サミットに出席するかどうかというような問題については、具体的にまだ何も聞いておりません。したがいまして、現在総理が訪米する予定はございません。  そこで、INFダブル・ゼロオプションの問題でございますけれども、米ソ間に行われているINF交渉、中距離核戦力の問題でございますけれども、これにつきましては我が国としては非常に重大な関心を持っておるわけでございまして、SS20そのほかの核兵器がなくなるということが最も望ましいことでございます。もちろんIC……

第109回国会 予算委員会 第2号(1987/07/13、38期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 御質問の趣旨が私必ずしもよく理解いたしておりませんが、その中身、どういう原潜の音が小さくなったかとかいう具体的な問題については私は伺っておりません。しかしながら、東芝機械のココム違反の問題についてアメリカ政府並びにアメリカの議会が大変深い関心を持っておるということでございますので、この問題については我々についても最善を尽くして再発防止に努力したい、そういうことについて話し合いをいたしたところでございます。
【次の発言】 ただいまの御質問で御趣旨はよくわかりました。  事実関係の細かい詳細についてワインバーガー長官と私の間では話をいたしませんでした。しかしながら、事務当局間で十分……

第109回国会 予算委員会 第3号(1987/07/14、38期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 立法、司法、行政の関係については、ただいま法制局長官が申し述べられたとおりだと思います。  憲法九十八条第二項において、我が国が「締結した条約及び確立された国際法規は、これを誠実に遵守することを必要とする。」旨規定されていることは先生御指摘のとおりでございまして、司法府といえども、我が国が国として国際法上負っている義務に拘束されることは当然だと思うわけでございまして、現在行われております裁判でも、地裁、高裁のいずれの判決も、関連の国際法及び御指摘の我が国の憲法、関係の国内法を考慮した上でのものであると理解している次第でございます。

第109回国会 予算委員会 第4号(1987/07/15、38期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 東芝機械の事件とソ連の潜水艦静粛化の因果関係については、米側より昨日も申しましたように種々説明を受けておりますが、その内容については事柄の性格上、答弁を差し控えたいと思います。  本件については、昨日も総理からも濃厚な嫌疑があると述べられましたけれども、私どもとしては、本件機械の性能、使用目的及びその他の情報から、一般的に判断すれば両者の間に一定の因果関係は存在し得ると考えられるが、具体的証拠を有しているものではございません。米側との間では、今後とも右に関する意見交換を続けていきたいと存ずる次第でございます。  いずれにせよ、本件については極めて高度の工作を行うことができ、潜水……

第109回国会 予算委員会 第5号(1987/07/16、38期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 ただいま総理の御答弁で尽きていると思います。
【次の発言】 ただいまるる正森委員の御指摘は承りましたが、政府としての関係各省の統一の見解は、昨日から述べましたとおりのことでございます。
【次の発言】 先ほど、ハンマーで東芝の機械を打っているという姿が写真に載ったりテレビで放映されたということについては、総理がアメリカの友人から大変恥ずかしいことであるという手紙をいただいたというお話がございましたが、偶然か私にもそういう手紙をいただいております。したがって、そういうことは恥ずべきことだと思っておられるアメリカの人たちも大いにあると思います。  それから、他国についてココム違反がな……

第109回国会 予算委員会 第6号(1987/07/17、38期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 我が国のSDI研究参加にかかわる政府間の取り決めについては、現在米側との間で文書の形式、今交換公文とおっしゃいましたが、その文書の形式及び内容につき最終の調整中でございますが、従来より答弁してきておるとおり、政府として公表し得るものは公表する、そういう基本立場で臨んでおります。かかる立場で最終の調整を行っているところでございます。
【次の発言】 いずれにしましても公表し得るものは公表するという立場でございます。
【次の発言】 そのとおりでございます。
【次の発言】 ただいまお話にありました新ラウンドに関する懇談会、これは各界の有識者に参加いただきまして、ウルグアイ・ラウンドに関……


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第116回国会(1989/09/28〜1989/12/16)

第116回国会 予算委員会 第4号(1989/10/16、38期、自由民主党)

○倉成委員 先週の十三日にニューヨークの株式が史上二番目の暴落をいたしまして、百九十ドル下げて二千五百六十九ドルになっておりますが、この影響が日本の株価あるいは円の相場に影響するのではないかと懸念されておりましたけれども、きょうの午前九時十五分現在の東京株式は平均株価前週比五百三十八円十五銭安の三万四千五百七十七円八十七銭と大幅に安くなっておりますが、これらの問題を踏まえて、どういう背景があるのか、また今後の日本の株価あるいは経済にどのような影響があるのか、もしお見通しがあればお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 ただいま大蔵大臣から御答弁がございましたけれども、事ほどさように、世界……


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データ更新日:2023/02/05

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