倉成正 衆議院議員
34期国会発言一覧

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倉成正[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは倉成正衆議院議員の34期(1976/12/05〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は34期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院34期)

倉成正[衆]本会議発言(全期間)
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第80回国会(1976/12/30〜1977/06/09)

第80回国会 衆議院本会議 第2号(1977/01/31、34期、自由民主党)【政府役職:経済企画庁長官】

○国務大臣(倉成正君) 私は、今後の経済運営についての所信を明らかにし、国民各位の御理解と御協力を得たいと存じます。  いま、一九七〇年代は、すでにその三分の二を経過いたしました。  振り返りますと、わが国経済にとって、七〇年代は、文字どおり激しく厳しい変動の時代となりました。  その発端となりましたのは、国際通貨危機であります。七〇年代当初に始まる一連の通貨調整は、先進諸国間の経済力を、いわば改めて評価し直すものであったと言えましょう。わが国経済も、こうした世界の新しい胎動の中で、新たな出発点に立つことになったのであります。  激動の第二波は、三年前の石油危機であります。当時の経験を通じて、……

倉成正[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院34期)

倉成正[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第80回国会(1976/12/30〜1977/06/09)

第80回国会 決算委員会 第13号(1977/04/12、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 昭和四十九年度における経済企画庁の歳出決算につきまして、その概要を御説明いたします。  経済企画庁の歳出予算現額は、七十八億二千二百七十八万円余でありまして、支出済歳出額は、六十二億六千百七万円余であります。  この支出済歳出額を歳出予算現額に比べますと、十五億六千百七十一万円余の差額を生じますが、これは、不用となった額であります。  歳出予算現額につきましては、当初予算額が、百十億八千三百九十四万円余でありましたが、関係各省所管へ移しかえた額三十三億八千七十万円余と、予算補正減少額三億百四十五万円余を差し引き、関係各省所管より移しかえられた額五百八十六万円余と、予算補正追加額……

第80回国会 決算委員会 第24号(1977/05/19、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 海外経済協力基金の行った融資に関しましては、従来からその適正を期してまいったところであり、今後とも、そのように海外経済協力基金を指導してまいる所存であります。  また、会計検査院からの要請に応じ、会計検査が十分に行い得るよう、海外経済協力基金を指導してまいりたいと考えております。

第80回国会 商工委員会 第2号(1977/02/23、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 私は、昨年暮れ経済企画庁長官に就任いたしましたが、わが国経済が内外にわたって厳しい局面に直面している今日、経済運営の任に当たる責任の重大さを痛感いたしております。  皆様方の御協力を得て、この職責を全うすべく最善を尽くしてまいりたいと存じますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。  わが国経済運営の基本的方向と当面の諸施策につきましては、さきの経済演説において明らかにしたところでありますが、当委員会が開催されるに当たり、重ねて所信の一端を申し述べたいと存じます。  顧みますと、石油危機に始まる異常な物価上昇と厳しい不況、大幅な国際収支の赤字からいかに脱却するか、これはわが国の……

第80回国会 商工委員会 第3号(1977/03/02、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 私からお答えをいたしたいと思います。  公共事業が現状よりも需要創出効果が大きいということは、これはもう大体一般の通説になっているわけでありますけれども、その公共事業の中身について、津々浦々にわたるような公共事業を考えたらどうかという御指摘はまことにごもっともでございます。  ことしの予算におきまして、住宅につきましては二五・三%、財投を含めまして二兆七千七百六十五億から三兆四千八百二億というふうにふえております。下水道は二八・三%増ということでございまして、七千九十四億から九千百億、それから農業基盤整備二二・四%、あるいは河川の方が二〇・六%ということで、道路につきましては一……

第80回国会 商工委員会 第4号(1977/03/04、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 お答えいたしたいと思います。  すでに、私の所信につきましては本会議並びに当委員会においても申し述べたとおりでございますけれども、ただいま宮田委員からのお尋ねは、所得倍増論あるいは日本列島改造論に匹敵するようないわゆるナショナルプロジェクトというか、国民的な目標がいまないではないか、もう少しそういうことについて積極的に考えたらどうかという意味を含めてのお話だと思いますが、私も、これからの困難な国際情勢、国内情勢の中で、われわれが将来の目標をどういう形で求めていったらよいかということを模索をしている段階でございまして、基本的には宮田委員のお考えと同じような考えを私は持っておるわけ……

第80回国会 商工委員会 第5号(1977/03/11、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 お答えいたしたいと思います。  与野党合意のもとで国会における減税の追加、また予算における今回の恩給や年金等の繰り上げということが行われまして、これは厳粛に受けとめておる次第でございます。年金や恩給の二カ月追加ということは可処分所得に影響してくる、その面からは好影響を及ぼしてくると思います。  なお、減税の問題については、財源を何に求めるかということがまだはっきりいたしておりませんので、景気の面から考えますと、これから財源がはっきりした点でひとつ私の意見は申し述べたいと思っております。
【次の発言】 OPECの原油値上げの問題は一〇%、五%とありますので、総じて七%ないし八%と……

第80回国会 商工委員会 第24号(1977/05/20、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 お答えいたしたいと思います。  大体、いま魚の値段で非常に上がっているのは、比較的価格の低い大衆魚の値上がりが激しい。たとえばエビとかマグロは若干は上がっていますが、それほど大きな値上がりを示していないというのが一つの特色ではないかと思います。それから、現在の価格水準が通常考えられる値上がりであるかどうかということは非常にむずかしい問題ですが、一つには、水産庁からもいろいろ御説明があったと思いますが、やはり、大衆魚が比較的不漁だったということも響いていることは間違いありません。ただ、日常生活の実感として、私自身も水産の産地の出身でございますし、魚の中で育っておりますから魚のこと……

第80回国会 物価問題等に関する特別委員会 第2号(1977/02/25、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 私は、昨年暮れ、経済企画庁長官に就任いたしましたが、わが国経済が内外にわたって厳しい局面に直面している今日、経済運営の任に当たる責任の重大さを痛感いたしておるものでございます。皆様方の御協力を得て、この職責を全うすべく最善を尽くしてまいりたいと存じますので、何とぞよろしくお願いを申し上げたいと思います。  わが国経済運営の基本的方向と当面の諸施策につきましては、さきの経済演説において明らかにしたところでございますが、当委員会が開催されるに当たり、重ねて所信の一端を申し述べたいと存じます。  顧みますと、石油危機に始まる異常な物価上昇と厳しい不況、大幅な国際収支の赤字からいかにし……

第80回国会 物価問題等に関する特別委員会 第3号(1977/03/10、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 お答えいたしたいと思います。  わが国の経済は、四十九年のマイナス成長からだんだん回復してまいりまして、実質国民総生産も徐々に四十九年、五十年また五十一年と回復の過程をたどってきておることは、ただいまお話しのとおりでございます。  そこで、五十一年の景気の動きでありますけれども、前半は、特に五十一年の初め、一月から三月くらいまでの景気は、非常に輸出の好調に支えられて急角度で伸びてまいりました。輸出の後に設備投資あるいは個人消費がついてきたわけでございますけれども、それから後、少し景気回復のテンポが鈍ってまいりました。特に夏ごろから回復のテンポが鈍ってきたわけであります。  その……

第80回国会 物価問題等に関する特別委員会 第4号(1977/03/15、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 四十五年を基準とする物価指数によりますと、五十一年のか月からことしの一月までの物価上昇率は七・八%となっております。  なお東京都の都区部の二月の物価指数が出ておりますが、この一月から二月に至る物価の上昇率〇・六%というのを参考にして全国の指数を考えますと、二月の指数が四十五年を基準として八・五%になるわけでございます。したがって、八%程度という目標はよほど努力しないと大変厳しいという意味を総理は参議院の本会議で、私もおりましたが、申されたわけでございます。私も同じような感じを持っておりますが、最善を尽くして物価の安定にいま努力しているところでございます。

第80回国会 物価問題等に関する特別委員会 第5号(1977/03/22、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 現在の景気につきましては、昨年五十一年の初めには輸出、あるいはこの輸出に刺激を受けまして個人消費その他伸びてまいりまして、かなり上昇過程に入ったわけでありますけれども、五十一年の夏ごろから景気が中だるみと申しますか、緩やかなテンポでありますけれども、非常に景気回復の速度が緩慢になってまいりまして、これは個人消費が停滞したということも一つの原因でございます。また輸出が世界景気の中だるみから鈍化してきたということも原因でございますし、また公共支出も、国鉄、電電、地方財政の関係もございまして、少しおくれたというようなことで、少なくとも昨年の十二月に至る間は非常に景気の回復が緩やかな状……

第80回国会 物価問題等に関する特別委員会 第6号(1977/03/25、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 野口委員もお話しのとおり、流通問題というのは非常に複雑な問題で多岐にわたっております。したがいまして、これを一言で流通機構の改善と申しましても、なかなか多くの問題をはらんでおるわけでございますが、非常に素朴に考えてまいりますと、食品流通については、安くてよい品物を一体どこで買うかということに尽きるかと思います。したがって、百貨店で買ったり、スーパーで買ったり、一般小売商でわれわれは生鮮食料品やその他の食品を買っているわけでありますが、それがどういう形で合理的に行われているかということに尽きるかと思うわけであります。そういう目的のために、一体これからどうしたらよいかというのが食品……

第80回国会 物価問題等に関する特別委員会 第7号(1977/04/07、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 まず、五十一年度の消費者物価指数でございますが、実は五十一年度は、御案内のとおり当初の見通しにつきましては旧指数、四十五年指数で見通しをいたしたわけでございます。途中で消費者物価の方には新指数というのが出てまいりました。卸売物価の方は、新指数というのはまだ出ておりませんで、旧指数だけである。新旧が入り乱れておるということがわかりにくい問題点の一つでございます。それからもう一つは、年度中の上昇率というのと年度平均の上昇率というのがなかなか一般の方には御理解されにくいという点がございまして、新旧、それから年度中、年度平均というのが入り乱れておるものですから、かなり専門の方でも、物価……

第80回国会 物価問題等に関する特別委員会 第8号(1977/04/14、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 五十二年度の景気の見通しでありますが、五十一年度につきましては、一―三月が昨年の十―十二月に比べましてマクロとしてはかなり高い水準の上昇になるんじゃなかろうかというふうにわれわれ考えております。また、在庫の面におきましても、一―三月で在庫調整がおおむね終わった、こういうふうに考えてまいりますと、さらに景気もだんだん、マクロとして見ると回復してくると考えるわけでございます。  そこで、民間の機関のいろいろな見通しでありますけれども、現在は御承知のように、製造業の稼働率指数が低い。特に鉄鋼を初めとするそういう基礎素材の方面が設備投資の意欲等が余りないというところから、構造的な不況業……

第80回国会 物価問題等に関する特別委員会 第11号(1977/04/26、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 いま農林省の方からるる御説明がありましたけれども、現在の生体輸入があれだけの関税を払い、諸掛かりを払って可能であるというのは、やはり日本の小売価格が高いからだと思います。必ずしもこれは採算ベースには合ってない、スーパー等の品ぞろえということが生体輸入を可能にしておると思っておるわけでございます。したがって、生体輸入をどんどんやったから日本の牛肉価格が下がるということは、ちょっと現在の段階では考えられないと思うわけでございます。  むしろ問題は、牛肉の卸売価格が下落しているにかかわらず、小売価格が依然として高値で推移している、横ばいであるというところに問題があるわけでございまして……

第80回国会 物価問題等に関する特別委員会 第12号(1977/05/12、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 お答えいたしたいと思います。  正直者がばかをみないような世の中をつくっていくというのが、やはり政治の要諦であろうかと思います。ただいまだんだんお話を承っておりまして、佐藤商店のお話を伺いまして、これは現在公取の方で事実を審査し、そして適切な措置をしていただくものと確信をいたしておりますが、そのような事態が起こること自体が非常に遺憾なことと思っておる次第でございます。  なお、ガソリンの価格というのは庶民の生活に非常に密着いたしておるわけでありますので、私どもとしても非常に重大な関心を持っておるわけでありますけれども、非常にばらついておりまして、またある意味においては非常にスタ……

第80回国会 物価問題等に関する特別委員会 第13号(1977/05/17、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 ただいまの平泉先生の御提案、私も全く賛成でございます。賢い消費者になることが必要であるし、賢い消費者になるためには正確な情報を持つことが必要でございます。たとえば東京うまいもの店とか、そういう食堂とかホテル、レストランについての情報の本も出ておる、あるいはホテルとか観光旅館についての一つのランクがつけられているとか、そういう形での情報はかなり進んできたと思うわけでございますが、ただいまお話しのように、個々の商品についてのもう少し的確な情報というものをもっと把握して、これをわかりやすい形で消費者に伝えていくということは、これからの課題であろうかと思うわけでございます。  実は国民……

第80回国会 物価問題等に関する特別委員会 第14号(1977/05/19、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 私、実は午前中ほかの委員会がございまして出席できませんでしたけれども、参考人の各位の皆さんから大変生々しい御意見をいろいろ承ったということで、その内容についてつぶさに報告をいただいております。また午後、私がこの委員会に出席いたしましてからも、それぞれ各委員から御熱心な御討議をいただいておるわけでございます。  恐らく皆様の共通した御意見は、何かしなければならない、しかし、そのしなければならないことが、法務省の刑事課長の答弁にもありますように、なかなかいろいろな点で障害がある、むずかしい問題があるというところではなかろうかと思います。したがって、経済企画庁が事務局になってここしば……

第80回国会 物価問題等に関する特別委員会 第15号(1977/05/24、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 ただいま堀内委員のお話、また水産庁とのやりとりを聞いておりましたが、堀内委員が仰せられるのは、ストックがふえているにもかかわらず指し値で高い値が出ておるじゃないか、したがってそのやり方をもう少し改善したらどうかという御提案ではなかろうかと思うわけでございます。  私はその間の状況がどういうことか詳しいことはよく存じません。そういう高い値が出るのにはそれだけの理由があるのじゃないかと思いますけれども、しかし、漁がたくさんあるにかかわらず値段が下がらない、そして一部の人がその高い値を維持しているということは適当ではないと思います。したがって、もう少し事実関係がどういうことになってい……

第80回国会 物価問題等に関する特別委員会 第16号(1977/05/26、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 拘束預金の問題につきましては、しばしば予算委員会あるいは大蔵委員会、またその他の委員会におきましても問題となりまして、その都度大蔵大臣から、この問題についてはさらにそういう拘束預金によって債務者の方が非常に大きな負担にならないように指導するということが言われておりまして、特に最近におきましては当局の指導もかなり進んで、ただいまの質疑応答にもありましたように、拘束預金、にらみ預金というのが減ってきたことは事実でございます。しかし、いま中村委員のお話のように、そうでありましても、まだまだお金を貸す方と借りる方の立場ということを考えると、どうしても借りる方の立場が弱いものですから、や……

第80回国会 物価問題等に関する特別委員会 第17号(1977/06/07、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 ただいまの御決議につきましては、その御趣旨を尊重いたし、関係省庁とともに十分協議をいたし、物価の安定を図り国民生活の向上を実現するよう、さらに一層の努力をいたす所存でございます。(拍手)

第80回国会 物価問題等に関する特別委員会 第18号(1977/07/25、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 今回の消費者米価値上げに当たりましては、われわれとしてはできるだけ家計の安定に資する消費者米価であってほしいという基本的な考え方は現在も変わっておりません。ただ、御承知のように、食管の逆ざやの現象がある。これは御承知のように、コストの逆ざやもあり、売買逆ざやあり、末端逆ざやがあるわけですが、政府の売り渡す価格の方が買い入れ価格よりも安いという現象は、やはりこれは望ましい現象ではないと思うのであります。もちろん、狂乱物価のような時期においては、生産者米価が上がりましても消費者米価は価格の基本としてできるだけ低く抑える、そういう見地からある程度の逆ざやが出ることもあり得るかもしれま……

第80回国会 予算委員会 第2号(1977/02/07、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 お答えいたしたいと思います。  まず、ただいま御質問の稼働率について申し上げますと、稼働率は、全産業、製造業につきまして、十一月八七・一という状況でございます。これは四十八年十一月、ピーク時に比較いたしますと八五・一という数字でございます。  なお、金子委員の御指摘の法人企業の投資の調査あるいは機械受注に対する見通し等について、経済企画庁で調査いたしましたところ、確かにかつてのような大きな伸びは期待できませんけれども、なだらかな増加を示す、そういう結果が出ておるわけでありまして、経済の個々の問題について考えてみますと、雇用の問題等につきましては、御承知のとおり、減速経済下におい……

第80回国会 予算委員会 第4号(1977/02/09、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 お答えいたします。  個人消費支出の五十年度から五十一年度に対する伸び率は、名目で一三・六%、実質で四六%、着実に伸びております。五十二年度の見通しにいたしましても名目で一三・七%程度の伸びをいたす予定でございます。
【次の発言】 数字のことでございますから私からお答えいたしたいと思います。  個人消費支出の実質可処分所得についてのお尋ねでございますけれども、四十五年から四十八年まで着実に伸びてまいりましたけれども、四十九年は御承知のように狂乱物価時でございますし、また非常に経済が低成長をいたすきっかけになった年でございまして、この年が横ばいで、五十年さらに伸びてまいりまして、……

第80回国会 予算委員会 第5号(1977/02/12、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 調整局長からお答えいたさせます。
【次の発言】 五十五年までの五年間の計画について、昭和五十五年の日本経済のあるべき姿を描いたものが五十年代前期経済計画であります。したがいまして、この五年間において五十五年の目標を達成するために、多少の出入りがあろうかと思うのでありますけれども、しかし、五十五年におおむねこの目標を達することができれば、一応この計画は成功だと申さなければならないと思うわけであります。その点からこの計画がつくられまして、いろいろな情勢の変化等がございまして、若干この問題について検討する必要があるのじゃないかということで、関係の方々の御意見も聞きまして、「「昭和五十……

第80回国会 予算委員会 第7号(1977/02/15、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 お答えいたします。  ただいまのお話は、五十一年の一―三月が輸出に支えられて急激な成長を遂げた、そこでげたを履いているじゃないか、また、その後、夏ごろから景気の回復のテンポが緩やかになってきておるので、果たして五十一年度において五・七%の成長を達成できるか、こういう御質問のようでございますが、御案内のとおり、現在の景気の回復のテンポが緩やかになっている原因は、一つは世界景気の中だるみから輸出が鈍化したということと、また、個人消費が少し冷え込んだ、また、政府支出が、国会審議の国鉄、電電のおくれやあるいは地方財政の点から足を引っ張りまして、公共支出が伸び悩んだ、こういうことが景気の……

第80回国会 予算委員会 第8号(1977/02/16、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 お答えいたしたいと思います。  十一月十二日に経済対策閣僚会議で決めた七項目につきましては、第一番目は、公共事業等の執行促進という問題でございまして、これについては、公共事業の執行について地方公共団体とも連絡をとりながら進めておるところでございます。  なお、日本国有鉄道、日本電信電話公社に対する措置。工事費削減分の四千億の取り戻し、これは手当てをいたしまして、この取り戻しに従って所要資金の追加をいたしましたので、工事の発注が行われておるところでございます。  住宅建設の促進については、住宅公庫の貸付枠の二万戸、八百十億円の追加ということで、この計画に従って一月から住宅の募集等……

第80回国会 予算委員会 第9号(1977/02/17、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 お答えいたします。  松浦委員の要求に基づきまして委員長から資料提出の指示がございましたけれども、提出はできないということで提出はいたしませんでした。ただ別室において、同議員の求めに応じて契約書の存在を示しまして、同議員が指摘された点について該当する個所を説明しまして確認を受けた、というのが事実関係であると聞いております。したがって、公表したものとは考えておりません。

第80回国会 予算委員会 第10号(1977/02/18、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 お答えいたしたいと思います。  ただいま月例の経済報告を御引用になりましたけれども、二月の月例報告におきまして、私どもは次のように申し上げておるわけでございます。「最近の経済情勢をみると、一部で景気回復テンポに持直し気配がみられるものの、こうした動きがなお定着するにはいたつていないため景気は依然として緩慢な回復にとどまっている。」、こういう判断をいたしておるわけでございます。  もろもろの諸表を見てまいりますと、緩慢ながら回復の過程をたどっておることは事実でございます。 しかし、もう一息ということが企業においても個人消費においてもあることは事実でございます。また、雇用情勢の問題……

第80回国会 予算委員会 第11号(1977/02/19、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 お答えいたしたいと思います。  現在、景気がなだらかな回復過程をたどっているという認識を私ども持っておるわけでございます。しかし、まだちょっともう一つはずみをつける必要があるということで、昨年の十一月に七項目を決定し、また今度の国会で補正予算を提出いたしまして、一日も早い成立を期待いたしている次第でございます。  同時に、これらのことをやってまいりますと、各需要項目別にいろいろ詳細に検討いたしてまいりますと、その中で一番大きな個人消費は、全世帯の統計等を見ますと、やはりなだらかでありますけれども回復の過程をたどっているという指標が出ております。設備投資も確かに大変緩慢ではありま……

第80回国会 予算委員会 第12号(1977/02/23、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 お答えいたします。  日本輸出入銀行及び海外経済協力基金に提出を求められている資料は、いずれも両機関が融資に関連して知り得た企業の秘密に属するものと考えられるので、提出ができないことでございます。
【次の発言】 先ほど統一見解を申し述べましたので、私からお答えしたいと思います。  統一見解として申し上げましたのは、日本輸出入銀行及び海外経済協力基金に提出を求められている資料は、いずれも両機関が融資に関連して知り得た企業の秘密に属するものと考えられるので、提出できない、こういう答えでございます。
【次の発言】 安宅委員が引用なさいました四十八年九月二十日の衆議院決算委員会の件でご……

第80回国会 予算委員会 第13号(1977/02/24、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 お答えします。  年次別の歳出規模ははじいておりません。
【次の発言】 ただいま武藤委員から非常に将来の日本の経済の姿、またこの経済と見合った財政の姿についての問題を出していただきました。私も、そう問題意識は、同じような意識を持っておるわけでございます。やはり、これから先の日本の国民生活を充実していくために、本来ならばもっと小さい財政規模でやらなければならないところを、借金政策でこの福祉を充実していく。低成長に入った段階において福祉充実を図っていかなければならない。そういう一つの矛盾が財政に大きな負担をかけておるわけでございます。昭和五十年代の前期経済計画は、そういう意味から申……

第80回国会 予算委員会 第15号(1977/02/26、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 お答えいたします。  今回の豪雪による生鮮食料品への影響につきましては、御承知のように道路事情が比較的良好でありましたので、供給が不足するというような状態にはないわけでございます。ただ一部の野菜に値上がりが見られていることは事実でございまして、これは一つは全国的な寒波の影響があったということも響いておるわけでございます。私どもは関係各県を通じまして豪雪地帯の生鮮食料品の需給や価格動向というものを的確に把握することが必要だということで、二月の十八日に調べましたものでは、たとえば北海道、青森、岩手、秋田、山形、新潟、長野、富山、石川、福井、鳥取、島根、福岡とそれぞれ各県に電話を入れ……

第80回国会 予算委員会 第17号(1977/03/02、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 お答えいたしたいと思います。  五十一年度は、御承知のとおり国鉄、電電料金、それから電気、ガスという公共料金の非常に大口がたくさんあったわけでございまして、この物価への影響というのが二%強。旧指数で申しますと、大体今日まで二・四%程度の影響、寄与度が出ているわけでございます。五十二年度のものでございますけれども、五十二年度で予算の関連としていま出ておりますのは、国鉄が九月から一九%上げるものと、それから電電の積み残しの分ということでございまして、これを合わせますと約〇・六%程度ということでございます。ただいまお挙げになりましたもろもろの、タクシーとかその他地下鉄であるとか、いろ……

第80回国会 予算委員会 第18号(1977/03/03、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 ちょっと御質問の趣旨がよく理解しにくかったわけでございますが、もう一度、恐縮ですが……。
【次の発言】 入札の経過については基金の方からお答えいたしたいと思います。
【次の発言】 よく調査をいたしてみます。
【次の発言】 日本の円借款は韓国政府と日本政府といたした借款でございまして、ただいま大出委員の御要求になっているものは私的な契約でございますから、この私的契約はやはり基金が金融機関として知り得た秘密でございますから、これにお出しするわけにはまいらないと思います。
【次の発言】 お答えしたいと思います。  元来、いま大出委員からいろいろ資料をいただいて私も見せていただいたわけ……

第80回国会 予算委員会 第20号(1977/03/05、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 お答えいたしたいと思います。  政府がいろいろな経済見通しをいたしますときには、各種の政策手段の組み合わせによってこの経済見通しを達成することを考えておるわけでございますけれども、具体的に金融政策をどうするかということは、そのときどきの経済情勢に応じて決定すべき問題でありますので、ただいまの御質問のような趣旨では考えておりません。
【次の発言】 お答えいたしたいと思います。  財政の収支計算は、経済計画に示されている五十五年度のマクロとしての経済及び財政の姿に基づいて、幾つかの仮定を置いて、国の一般会計の収支状況をいわば機械的に試算したものだと私ども心得ておるわけでございます。……

第80回国会 予算委員会 第21号(1977/03/07、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 お答えいたしたいと思います。  ただいまの御質問は、物価の上昇あるいは社会保険の負担を踏まえて実質的な収入が減っているのじゃないか、そういうお話でございましたけれども、全国勤労者の統計によりますと、実質賃金は、一時期を除きまして五十一年の十月以降ふえておるわけでございます。この全国勤労者の可処分所得についてのお話であろうかと思いますけれども、この可処分所得について申してまいりますと、社会保険の負担がふえた分ということは、また一面においてその分だけ社会保険の給付がよくなってくる、いわゆる社会的消費がふえるという面もあろうかと思うのでございます。これからだんだんそういう傾向になって……

第80回国会 予算委員会 第22号(1977/03/10、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 確かに減税三千億というのが可処分所得に響いてくることは事実でございますが、財源をどういう形で調達するかということによってこれが決まってくると思いますので、いまこれが直ちにどういうふうに響いてくるかということは申し上げるわけにはまいらないと思います。
【次の発言】 お答えしたいと思います。  ただいまのお話は、雇用者所得のお話ではなかろうかと思います。雇用者所得は五十二年度の経済見通しでは一三・三%ということで見ておるわけでございます。雇用者の伸びを一・五%と見ますと、一人当たりの伸びは一一・六、そういうふうに見ておるわけでございます。しかしこれは賃金のものとは全然別のものでござ……

第80回国会 予算委員会 第23号(1977/03/16、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 ソウル地下鉄のプロジェクトにつきましては、四十九年八月に完成し、五十一年二月に政府借款が貸し付けを終了いたしておりまして、ソウル市を含む首都圏の交通事情の改善という所期の目的の効果を上げ、韓国の民生の向上という融資目的を果たしたものと考えておる次第でございます。  経済企画庁は、基金の貸付業務に対しまして、事業計画、資金計画の認可を通じて指導監督を行い、またその執行状況について適宜報告を求めて、必要が生じた場合に具体的な指導をいたすことになっております。本件の地下鉄のプロジェクトにつきましては、車両価格について企画庁としては基金に検討を命じまして、基金はその線に沿って鋭意努力を……

第80回国会 予算委員会 第25号(1977/03/18、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 ただいま農林大臣の申されたとおりでございますが、最近の魚の卸売市場の少し高いのは、入荷の量が昨年より少ないというのが響いているということでございます。したがいまして、私どもも関係官を絶えず市場にも派遣をいたしておりますし、その価格の状況を監視している状況でございます。なお商社間のそういう過当な競争ということについては十分目を光らせて、さようなことのないようにいたしたいと思っております。
【次の発言】 お答えいたしたいと思います。  都道府県知事に届け出ることによって営業しております貸し金、サラリーマン金融の業者が昨年の末で十五万、五十一年だけで一万三千もふえている現況でございま……


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第81回国会(1977/07/27〜1977/08/03)

第81回国会 商工委員会 第2号(1977/08/23、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 ただいまのお話は産業計画懇談会の提言だと思いますけれども、わが国の輸出依存率を下げる、あるいは特定の品目について輸出比率がある限度を超した場合には輸出税をかけるというような、非常にドラスチックな提言でございます。しかし、私は、この提言については、近日中にこの立案者である木内先生においでをいただいて、もう少し詳しくいろいろお伺いをしてみたいと思っておるわけでございます。  貿易立国であります日本がこれから輸出に相当依存していかなければならない、しかし、その摩擦を避けるためにいろいろなことをやるべきだという基本的な考え方については理解できるわけでありますけれども、こういう形でやるこ……


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第82回国会(1977/09/29〜1977/11/25)

第82回国会 決算委員会 第5号(1977/11/01、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 昭和五十年度における経済企画庁の歳出決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。  経済企画庁の歳出予算現額は、八十二億七千六百七十五万円余でありまして、支出済歳出額は、六十八億三千八十三万円余であります。  この支出済歳出額を歳出予算現額に比べますと、十四億四千五百九十一万円余の差額を生じますが、これは不用となった額であります。  歳出予算現額につきましては、当初予算額が百二十一億八百八十三万円余でありましたが、関係各省所管へ移しかえた額二十九億四千九百六十六万円余と予算補正減少額九億八千三百九万円余を差し引き、関係各省所管より移しかえられた額七百四十九万円余と予算補正追……

第82回国会 商工委員会 第2号(1977/10/26、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 先生からいただいた資料、サーべー・オブ・カレント・ビジネス、何月号を御引用になったかよくわからないわけでございますけれども、この中で、対外投融資については資本収支に入るものではなかろうかということで、経常収支……(工藤(晃)委員(共)「政府資本と民間資本、アメリカの資本です」と呼ぶ)アメリカの資本でございますか。――それから、直接防衛費は移転収支の概念に含まれるのじゃないかと思いますけれども、いずれにしましても、この表をいただきまして、これをもう少しチェックしないと私ども十分論評することはできないと思うわけでございます。  要するに、工藤委員のお話は、アメリカの国際収支の赤字が……

第82回国会 商工委員会 第3号(1977/10/28、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 円高の問題、特にきょうの寄りつきでは二百五十円を割るというような状況が出てまいりました。私どもこの状態を見ておるわけでございますけれども、この円高の背景についてはもうすでに通産大臣その他からお話があったと思いますが、一つは、日本の貿易収支の黒字、国際収支の大幅な黒字ということが背景にあると思います。しかし、これは日本側だけの問題ではない。すなわち、アメリカ側にも問題があるわけでございます。きょう発表になりましたアメリカのことしの一―九月の貿易収支の赤字は百九十三億九千八百万ドルということで、かなり大幅な赤字がございまして、その中には石油の輸入も入っているということで、私は、やは……

第82回国会 商工委員会 第7号(1977/11/11、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 通産大臣からお答えいただいたことに尽きると思いますが、九月二十日に私ども対外経済対策の大綱について決定をいたしまして、これに基づいて九月二十日に決定しましたそれぞれの項目について検討を続けてまいりました。  御案内のとおり、この中にあります原油積み増しについて三億一千万ドル、非鉄金属の備蓄について約一億ドル、ウラン鉱石の輸入促進について一億三千万ドル、ナフサの弾力的輸入が約一億四千万ドル、飼料穀物の年内繰り上げ約八百八十万ドル、合計約七億ドルのものについては確実な中身が決まったわけでございますけれども、そのほか、農産物の備蓄の在庫の積み増し、あるいは農産物等の輸入の前倒しあるい……

第82回国会 商工委員会 第10号(1977/11/22、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 円高の見通しをここで私が申し上げることは、ちょっと差し控えさせていただきたいと思いますが、この円高の背景は、御承知のとおり、日本の貿易収支の大幅な黒字、経常収支の黒字、それにまたアメリカの貿易収支の大幅な赤字というのが円高の背景になっておるわけでございます。したがって、円高そのものよりも、急激な円高ということにポイントがあるわけでございますので、やはりこのような急激な円高は、お話しのように中小企業にとって、特に輸出を中心とする中小企業にとって非常に大きな打撃を与えるということでございます。したがって、私ども、やはり日本の経常収支の黒字が非常に大きいということについて、この黒字幅……

第82回国会 商工委員会 第11号(1977/11/25、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 日米の協議におきまして、十一月十八日から経済問題に関する非公式の協議を行いまして、当初の予定を一日延長いたしまして二十一日に終了いたしました。この協議の中身についてはまた後ほど御質問に応じてお答え申し上げたいと思います。  この最後の私どもと先方との話し合いでは、この会議においていろいろ協議をいたしましたことについて、双方は外交ルートを通じて引き続き接触を維持して、月末までに今次会合で討議された諸問題について共通のアプローチを見出すべく努めることにしよう、そういうことで別れたわけでございまして、いま先方の感触を探りつつ、当方でもできることはさらに検討を深めて、月末を目途として一……

第82回国会 物価問題等に関する特別委員会 第2号(1977/10/25、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 先ほどから、国民の非常に関心事であります牛肉の問題について、いろいろ堀内委員と政府委員との間のやりとりを伺っております。私ども、やはり国民にわかりやすくひとつこの円高が消費者に利益をもたらすということに最善を尽くしたいと考えております。  なお、先般やりました三十六品目の調査につきましても、目に見えて円高が反映しているものと、必ずしもすぐ円高が反映していないもの、それぞれ商品について事情はございますけれども、やはりそういうものを細かく分析をいたしまして、そして国民の前にどこに問題があるかということを明らかにしていくということがわれわれの務めではないかと思っております。  なお、……

第82回国会 物価問題等に関する特別委員会 第3号(1977/10/27、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 円相場は、いまお話しのように、昨年の十二月、ことしの一月が二百九十円台、それから二月、三月が二百八十円台、四、五、六が二百七十円台、それから七、八、九が二百六十円台ということで、十月に二百五十円台になりまして、きょうの寄りつきは二百五十一円五十銭という非常に高い状況にございます。  そこで、経済政策を運営している立場の者として、こういうことになるだろうというようなことを言うことはちょっと差し控えさせていただきたいと思いますので、御容赦いただきたいと思いますが、背景となっておる点はこういうことではなかろうかと思うわけでございます。  それは、円相場は、短期的に見ますと、やはり為替……

第82回国会 物価問題等に関する特別委員会 第4号(1977/11/02、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 いま御指摘のように、円高が急激に参っております。この背景は、愛知委員がよく御承知のように、日本における貿易収支、経常収支の大幅な黒字、またアメリカにおける貿易収支の大幅な赤字、こういうものが背景になっていると思うのでございまして、ことしの一月から九月までをとりまして、アメリカの貿易収支の赤字は百九十二億九千八百万ドル、なおそのうちで対日の赤字が五十八億ドル強ということになっておるわけでございます。こういう基本的な背景があるわけでございます。  それにいたしましても、最近の円高傾向というのは、非常に急激に来ておるというところで、日本の経済に、特に輸出比率の高い産業、中小企業、また……

第82回国会 物価問題等に関する特別委員会 第5号(1977/11/15、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 ただいま食糧庁長官からお答えしましたように、消費者麦価につきましては、食管法並びに食管法の施行令に基づきまして、家計麦価の範囲内で輸入麦のコスト価格、国内麦の価格、また消費者米価との関係その他の経済事情を勘案して決める、こういうことになっているわけでありまして、その中で、食糧庁長官が申しましたように、米価との関係、特に米が生産過剰でことしは百七十万トンの生産調整をやらなければならぬというような事情がやはり一番大きく麦価を決める場合に響くのじゃなかろうかと実は率直に思っております。  ただ、私の立場からいたしますと、単年ごとで黒字が出たり赤字が出たりするのを考えるのはいかがかとは……

第82回国会 物価問題等に関する特別委員会 第6号(1977/11/17、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 経済企画庁でやっておりますそういう流通調査については、基本的には、たとえば牛肉であれば農林省を主体にして御調査をいただくことを督励する、また、各種団体や地方の公共団体等にお願いするということで、食肉につきましては実は五十一年度におきまして食肉の流通と価格形成に関する実態調査というのを山梨県でやりました。これはかなり詳細な、食肉の需給関係から、山梨県における流通機構、価格形成が卸、中間、小売の段階でどういう形でできておるか、小売店の実態はどうかという調査で、まあ参考になるのじゃないかと思っております。こういうものを中心にするのは、人手の点から見ましてもやむを得ないと思いますけれど……

第82回国会 物価問題等に関する特別委員会 第7号(1977/11/22、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 ただいまお話しのとおり、一月の平均から昨日の引け値までの上昇率を計算いたしますと、大体二〇%、二割と計算していいのではないか。九月三十日から大体昨日の引け値までが九・三%の上昇率ということでございます。なお、スミソニアンレートの三百八円からの上昇率は大体二六・九%ということでございまして、これはいずれもIMF方式をとっておりますので、欧州方式をとりますとこれより若干下がるということですが、煩雑でございますから避けたいと思います。したがって、円高の問題が非常に急激に起こってきておるということに問題がございまして、これは中小企業その他に、特に輸出関連の企業に大きな打撃を与えておると……

第82回国会 物価問題等に関する特別委員会 第8号(1977/11/24、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 ただいまの御決議につきましては、その御趣旨を尊重いたし、関係省庁とも十分協議し、物価の安定を図り、国民生活の向上を実現するよう、さらに一層の努力をいたす所存でございます。

第82回国会 予算委員会 第2号(1977/10/11、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 需給ギャップについてのお尋ねでございますが、ただいま総理からお答え申し上げたとおりでございます。GNPの中には、御案内のとおりサービス部門も非常に多いわけでございまして、GNPの物離れということが言われておるわけであります。先ほどから稼働率の問題についていろいろお話がございましたけれども、鉱工業生産がGNPのすべてではございません。そのごく一部分でございます。したがって、われわれは、鉱工業生産についての稼働率指数が、八月で八四・八というところ、そういう意味で需給ギャップがあるということは考えておりますけれども、これを数字的に需給ギャップは幾らであるということを計算するのは非常に……

第82回国会 予算委員会 第3号(1977/10/12、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 お答えいたしたいと思います。  ただいま総理から申されました在庫の問題は、河村議員の御指摘のとおり、在庫率指数が七月の  一三二・八から一三一・四に下がっておる、その中身についてお話があったわけでございまして、建設資材、特に銅、塩ビ、紙パ、そういうものの在庫が正常在庫に戻りつつある。それから鉄、アルミ、合繊、こういう素材産業の面はまだ高い水準にあるので、やはり十―十二月にかけての在庫調整が行われるということで、在庫調整の動きが非常に急ピッチになってきた。その間に若干の格差はございますけれども、正常在庫に戻りつつあるものが非常に多くなってきたということがただいまのお話でございまし……

第82回国会 予算委員会 第4号(1977/10/13、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 お答えいたしたいと思います。  三月八日に当委員会に提出しました資料について、私どもはあの資料の冒頭にも書いておりますように、ソウル地下鉄とわが国の国内用の車両との比較に関しては、本来、規格設計が異なった商品について、しかも継続的な取引があるかないかという事情も異なるものについて、機械的に行うということは必ずしも現実的ではないと考えております。しかし、せっかく委員の皆様方から御質問がございましたので、その線に沿って基金として御説明をしたわけでございます。これは基金が関係方面から車両価格に影響を与える事情について聴取して種々検討した結果、価格差の主な要因を常識的な線で取りまとめた……

第82回国会 予算委員会 第5号(1977/10/14、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 お答えいたしたいと思います。  来年度の経済見通しについては、まだ私の方で作業いたしておりません。と申しますのは、今回の総合対策の効果を十分見守っていきたいというのが第一点でございまして、この総合対策の中で構造不況対策であるとかその他の対策について十分アフターケアをやっていくということをまず第一にやりたいと思っております。  来年度の見通しについては、私どもとしては、ただいま御指摘のとおり、なるべく早くそういう見通しをつくり、また予算編成の基礎ができるようにしたいという願望は持っておりますけれども、今日の国際情勢も非常に動いておりますし、これから個人消費あるいは設備投資の動向、……

第82回国会 予算委員会 第6号(1977/10/15、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 お答えいたしたいと思います。  リンゴをたとえば五百円で買ったということになれば個人消費支出に入ります。したがって、GNPの中に計上されることになります。ただし、いまお話しのように、千疋屋のリンゴが非常に高い。たとええばメロンを桐の箱に入れて贈答品として贈るという、一種の芸術品みたいな形のものでございますから、この価格で一般のことを判断するというのは適当でないのじゃないかと思います。
【次の発言】 お答えいたします。  いまお話しのように、鉱工業生産の稼働率指数が非常に低い段階に低迷している、一進一退、少しよくなったかと思うと少し落ち込んでくるということで、八月の段階では八四・……

第82回国会 予算委員会 第7号(1977/10/17、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 お答えします。  非常に急ピッチで円が高くなってきておる。したがって、これを物価にぜひ反映をすべきであるということは、総理の指示もございますし、われわれもその基本姿勢で臨んでおるところでございます。御案内のとおり、円高がすぐ響いてくるのは卸売物価、特に卸売物価の構成要素が生産財あるいは資本財ということで輸入物資にすぐ響いてまいりますから、たとえば石油あるいは木材あるいは飼料、そういうものについては直接響いてまいります。したがって、卸売物価がいまわが国において非常に安定しているのは、この円高がかなり大きな役割りを果たしておると言うことができると思うわけでございます。したがって、石……

第82回国会 予算委員会 第8号(1977/11/09、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 ドル減らしについて考え得る限りのいろいろな項目を挙げまして、いろいろ検討いたしておるところでございます。それぞれの品目については、通産大臣、農林大臣、運輸大臣あるいは厚生大臣からお話があったとおりでございます。  経常収支とは関係ございませんけれども、円建て外債の発行であるとか、そういうものもあわせて考えていくということも大切なことであると思います。  それから、これだけ円が高くなっておりますから、輸入をもう少し積極的にやる方法はないかどうか、そういう問題についても商社その他の考えをいろいろ聞いておるところでございます。具体的にいまこういう問題で、相当まとまった数字で黒字減らし……


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第87回国会(1978/12/22〜1979/06/14)

第87回国会 石炭対策特別委員会 第6号(1979/05/25、34期、自由民主党)

○倉成委員 ただいま委員長から御報告のありました、去る五月十五日の三菱石炭鉱業南大夕張炭鉱におけるガス突出並びにガス爆発災害に関して質問いたします。  今回の災害が、今日エネルギー危機が叫ばれる中で、石炭政策が見直しを要請されているさなかに起きた災害であるだけに、石炭産業に従事する方々はもちろん、石炭に関心のある人々に深い衝激を与えております。しかも、この南夕張鉱は開鉱以来、自立の保安体制ということをその社のスローガンにも掲げ、ほとんど大きな災害がなかっただけに、関係者の受けるショックは大きいものがあるわけでありますが、私は、この災害によって不幸にして亡くなられた十六名の方がさらに十七名に今日……


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各種会議発言一覧(衆議院34期)

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第80回国会(1976/12/30〜1977/06/09)

第80回国会 運輸委員会大蔵委員会物価問題等に関する特別委員会連合審査会 第1号(1977/05/18、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 お答えいたします。  公共料金の水準をどの水準に持っていくかということは非常にむずかしい問題でございます。国鉄運賃につきましては、御承知のように、国鉄の経営状態が危機的な状況にある、もし民間であればこれはもうとっくに破産をしているという状況にあるわけでございまして、したがって、私どもとしましては、国鉄が徹底的な経営の合理化を行うということを前提にいたしまして、その上でやはり国鉄の経営が成り立つような運賃が定められなければならない、そう考えておるわけでございます。そういう立場から昨年の十一月に五〇%の値上げが行われ、なおことし引き続いて国鉄の運賃が上がるということは、国民生活の面……

第80回国会 予算委員会第五分科会 第4号(1977/03/15、34期、自由民主党)【政府役職】

○倉成国務大臣 昭和五十二年度の経済企画庁関係の予算及び財政投融資計画につきまして、その概要を御説明申し上げます。  総理府所管一般会計歳出予算のうち経済企画庁の予算総額は百十五億九千八百四十万円となっており、これは前年度予算額に比べて一億九百七十万円の増額となっております。  また、財政投融資計画につきましては、海外経済協力基金に係る分として九百八十億円を予定しておりますが、海外経済協力基金の事業計画としては、この財政投融資計画分のほかに、一般会計からの出資分七百六十億円を含む自己資金等一千六百三十億円を原資として総額二千六百十億円を予定しており、この事業計画は前年度に比べ三百四十億円の増額……



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データ更新日:2023/02/05

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