水田三喜男 衆議院議員
32期国会発言一覧

水田三喜男[衆]在籍期 : 23期-24期-25期-26期-27期-28期-29期-30期-31期-|32期|-33期-34期
水田三喜男[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは水田三喜男衆議院議員の32期(1969/12/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は32期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院32期)

水田三喜男[衆]本会議発言(全期間)
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第63回国会(1970/01/14〜1970/05/13)

第63回国会 衆議院本会議 第4号(1970/02/17、32期、自由民主党)

○水田三喜男君 私は、自由民主党を代表し、七〇年代における国政の基本的課題について、佐藤総理大臣に対し、質問を行なうものであります。  まず第一に質問いたしたいと存じますことは、民主政治の運営についてであります。  いまや一九七〇年代の黎明を迎え、時代は新たな変革期、躍進期に入ろうとしております。総理が述べられましたように、七〇年代はわが国の偉大な発展の年代であり、また多くの試練に直面する時代であるとも思われるのであります。この七〇年代を迎えるにあたって行なわれましたさきの総選挙は、わが自由民主党に三百名という圧倒的多数の議席を与えました。(拍手)一方、野党は、第一党の社会党が大きく動き、野党……


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第66回国会(1971/07/14〜1971/07/24)

第66回国会 衆議院本会議 第4号(1971/07/19、32期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(水田三喜男君) お答えいたします。  まず、交際費課税についての御質問でございますが、これは御承知のとおり、交際費につきましては、今年の春の国会におきまして税制改正を行ない、課税の強化をはかったばかりでございまして、改正後における交際費の支出状況を把握できる期間もまだ経過しておりませんので、さらに課税を強化するかどうかということにつきましては、今後の実情調査と並行して考えたいと存じます。  その次の御質問でございますが、株式の配当のみの所得者、それ以外の所得のない所得者につきましては、所得税のかからない限度が、給与所得者や事業所得者の課税最低限度に比べて非常に高過ぎるということは不……


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第67回国会(1971/10/16〜1971/12/27)

第67回国会 衆議院本会議 第3号(1971/10/19、32期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(水田三喜男君) ここに、昭和四十六年度補正予算の御審議をお願いするにあたり、その大綱を御説明申し上げ、あわせて、最近の内外経済情勢と今後の財政金融政策について所信の一端を申し述べたいと存じます。  今回提出いたしました昭和四十六年度補正予算の大綱について御説明いたします。  昭和四十六年度の財政運営にあたりましては、経済の動向に即応し、公共事業等の施行の促進、財政投融資の数次にわたる追加等の措置を講じてきたところでありますが、米国の輸入課徴金の賦課及び円の為替変動幅の制限の暫定的停止という新たな事態に対処するため、公共事業を中心とする公共投資の追加、中小企業対策の拡充強化等、緊要と……

第67回国会 衆議院本会議 第5号(1971/10/21、32期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(水田三喜男君) ニクソンの声明に対応して、もう少し早く機敏に対応のしかたがなかったかというお尋ねでございますが、これについて、あらためて御答弁申し上げます。  この声明が出たときは、ちょうど日本ではもう為替市場が開かれておったときでございますので、そのまま閉鎖しないで過ごしました。欧州の諸国におきましては、この声明の出た直後市場が開かれる番になっておりましたので、ここでは全部市場の閉鎖をいたしました。したがって、翌日わが国はどうすべきかという問題は、当然問題でございましたが、御承知のように、欧州の諸国は自国の通貨建ての取引の部分が非常に多い。したがって、為替市場を閉鎖しても対外取引……

第67回国会 衆議院本会議 第14号(1971/11/16、32期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(水田三喜男君) 基礎研究費をもっと増額すべしという御意見でございますが、同感でございます。  御承知のように、科学研究におきましては、基礎研究費と応用研究費と開発研究費のこの三つが調和をとって推進されることが肝要だと存じますが、日本の場合は、この二、三年、さっき総理が申されましたように、基礎研究費に非常に力を入れましたために、この三つの比重を見ますと、基礎研究費の比重が非常に高くなって、反対に、諸外国の現状に比べて、開発研究費の比重のほうが非常に下がっておるということが、あるいはこの科学研究費の中の構成上の欠陥ではないかと思いますが、いずれにしましても、問題は全体の研究費の額が多い……

第67回国会 衆議院本会議 第25号(1971/12/21、32期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(水田三喜男君) 去る十二月十七、十八日の両日、ワシントンで開催されました十カ国蔵相会議を終え、昨日帰国いたしました。とりあえずその結果を御報告いたしたいと存じます。  政府声明によりすでに御存じのとおり、今回、多国間の通貨調整につき合意が成立しましたが、ドルは金に対し、現行一オンス三十五ドルを三十八ドルにすることにより切り下げを行ない、円は金に対し七・六六%切り上げることといたしました。その結果、円の対米ドル基準レートを、従来の一ドル三百六十円から三百八円に改定することといたしました。これにより、円はドルに対し、自国通貨建て方式で一四・四四%、IMF方式で一六・八八%の切り上げと相……


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第68回国会(1971/12/29〜1972/06/16)

第68回国会 衆議院本会議 第3号(1972/01/29、32期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(水田三喜男君) ここに、昭和四十七年度予算の御審議をお願いするにあたり、その大綱を説明し、あわせて今後における財政金融政策について、私の所信を申し述べたいと存じます。(拍手)  新年を迎え、過ぎ去った激動の一年を回顧してみますと、国の内外にわたり、いわゆる戦後体制がその歴史的な役割りを果たし、いまや、われわれは新たな発展と飛躍のための大きな織機を迎えていることを痛感いたします。  まず、国際経済面においては、戦後四半世紀にわたり米国の経済力にささえられてきた国際経済が大きな試練を受け、新たな秩序の確立に向かって脱皮しようとしております。昨年八月以降の国際通貨体制の動揺と十二月末の通……

第68回国会 衆議院本会議 第4号(1972/01/31、32期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(水田三喜男君) お答えいたします。  まず第一に、今次の予算案はインフレ刺激予算であって、大量の国債を発行して景気の浮揚策をはかることは、大企業を利するだけで、国民に高物価を与えることにはならないかという御意見でございましたが、国民経済の停滞を克服することは当面の急務でありますために、昨年度に引き続きまして、昭和四十七年度は予算及び財政投融資を通じて積極的な規模の拡大をはかったのでありますが、公債政策の活用につきましても、建設公債の原則または市中消化の原則、この二つは堅持しておることでもございますし、また、需要供給のギャップが相当にある実態、経済の現状でもございますので、この程度の……

第68回国会 衆議院本会議 第5号(1972/02/01、32期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(水田三喜男君) 一番最初は、公債の発行とインフレとの関係についての御質問でございましたが、これはしばしば申し上げましたように、景気停滞を反映して国内に大きな供給余力があって、かつ、国際収支が黒字であって、そうして市中の金融が非常に緩和されておるという経済の現状では、今回の公債発行は、景気を過熱させてインフレにつながるというようなおそれは絶対にないと考えております。  また、市中引き受けの公債を相当期間市中に保有させるような義務を課する特別の措置をする意思はないかということでございましたが、市中の金融機関が持っております国債の譲渡は、日本銀行の買いオペの場合以外はほとんど行なわれてお……

第68回国会 衆議院本会議 第7号(1972/02/26、32期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(水田三喜男君) 政府は、さきに昭和四十七年度予算を国会に提出し、御審議をお願いいたしているところでございますが、このたび、一般会計予算につき修正を行なうことといたしました。  ここに、その概要を御説明いたします。  第一は、歳出予算中、防衛庁の航空機購入費二十六億三千万円、装備品等整備諸費一億六千百万円、計二十七億九千百万円を減額したことであります。  なお、これらに関連する国庫債務負担行為につきましては、二月二十五日の衆議院議長のごあっせんの内容に沿って取り扱ってまいる所存であります。  第二は、歳入予算中国有財産売払収入を二十七億九千百万円減額したことであります。  以上の結果……

第68回国会 衆議院本会議 第9号(1972/03/07、32期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(水田三喜男君) 所得税法の一部を改正する法律案、法人税法の一部を改正する法律案、及び租税特別措置法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  政府は、昨年十二月税制調査会から提出された昭和四十七年度の税制改正に関する答申に基づき検討を重ねた結果、昭和四十七年度の税制改正におきましては、最近における国民負担の状況にかんがみまして、さきの年内減税における所得税の  一般減税に加え、老人扶養控除の創設、寡婦控除の適用範囲の拡大、配偶者及び心身障害者に対する相続税の軽減などを行ない、法人税の付加税率の適用期限を延長するほか、当面の経済社会情勢の推移に即応するよう、……

第68回国会 衆議院本会議 第10号(1972/03/10、32期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(水田三喜男君) いま、総理からお答えがございましたが、私は、今年度の予算編成で一番心配いたしましたのは、地方財政対策でございました。  御承知のように、今年度は異常な経済情勢、景気停滞のために、固有の地方税の大きい減収のほかに、交付税がさらに減額されるということでございますので、この地方財政対策に見通しがつかないというと、全体の予算編成に取りかかれないというくらい、これを重視して、したがって、一番先に、予算編成では地方財政対策から始めたというのが実情でございました。幸いに、八千億に及ぶ財政対策を何とか講ずることができて、そうして、今年度、地方行政水準を落とさずに済むことができたとい……

第68回国会 衆議院本会議 第11号(1972/03/14、32期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(水田三喜男君) 昭和四十五年度の一般会計歳入歳出決算、特別会計歳入歳出決算、国税収納金整理資金受払計算書及び政府関係機関決算書につきまして、その大要を御説明申し上げます。  昭和四十五年度予算は、昭和四十五年四月十七日に成立いたしました本予算と、昭和四十六年二月十二日に成立いたしました補正予算とからなるものであります。  昭和四十五年度本予算は、わが国経済の持続的成長の確保と物価の安定を眼目として、次のような基本方針のもとに編成されたものであります。  第一は、財政面から景気を刺激するととのないよう財政規模を適度のものにとどめるとともに、公債発行額を縮減し、さらに、経済財政事情にか……

第68回国会 衆議院本会議 第13号(1972/03/17、32期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(水田三喜男君) お答えいたします。  ご質問の御趣旨には賛成でございます。政府は、全国的な企業立地政策に基づいて、過密過疎対策の面から地方移転をはかる企業については、従来からも土地の買いかえの特例等を設けておりますほか、今度四十七年度の税制改正では、特別償却による別途優遇措置を講ずることといたしまして、ただいま御提案しておるところでございます。  また、明年度は、工場再配置の促進に資するために、産炭地振興事業団を改組して工業再配置産炭地振興公団を設けまして、積極的な措置をとることといまいたしている次第でございます。
【次の発言】 政管健保に対する国庫の補助が少ないということ、それか……

第68回国会 衆議院本会議 第14号(1972/03/21、32期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(水田三喜男君) 国鉄の借り入れ金は、国鉄が従来実施してきました工事費に一応見合っているものでありまして、それ自体、別に不健全なものであるということはできませんが、しかし、国鉄のいまの経理状態を見ますと、人件費の高騰と並んで、借り入れ金の利子支払いの増高ということが国鉄の大きな負担となっていることも事実でございますので、来年度の予算におきましては、国鉄の財政新再建対策の一環としまして、まず出資金を増額することと、それから工事費の補助を拡大することと、この二つに並んで、財政再建債の対象債務の拡大をいたしまして、政府管掌債務のほかに政府保証債の債務にまで拡大して、国鉄の利子負担の軽減をは……

第68回国会 衆議院本会議 第22号(1972/04/18、32期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(水田三喜男君) 土地対策に関連する税制の措置としまして、個人が五年以上長く持っておった土地を売った場合の譲渡所得に対しましては、時限的に分離課税の方式等をとられましたことは、もう御承知のとおりでございますが、あのときの税制措置のときに、一つ残しておることがございます。  それは、一般に妥当と認められる売買価格をこえた異常利得に対しては高率課税を検討する余地があるという問題でございましたが、これは将来の検討事項ということで税制調査会から残されましたので、政府におきましては、地価対策閣僚協議会がこの問題と取り組みまして、また同時に、税制調査会にもこの検討をお願いするということにいままで……

第68回国会 衆議院本会議 第24号(1972/04/25、32期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(水田三喜男君) お答えいたします。  年金資金は、現在、資金運用部に預託されまして、財政投融資の原資の重要な部分を構成しておりますが、その運用は、国民生活の向上に密着した住宅とか、あるいは上水道、下水道のような生活環境整備、または病院、福祉施設のような厚生福祉施設、文教施設、中小企業、農林漁業等、これを最重点に置いていま投融資が行なわれていることは、御承知のとおりでございます。  特に、そのうちで、厚生年金、国民年金の預託の増加額の二五%は、還元融資として、直接被保険者の福祉向上に役立つ分野に運用されております。この点では、ほとんど社会福祉に密着した部分が、もう八〇%以上の率になっ……

第68回国会 衆議院本会議 第26号(1972/05/09、32期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(水田三喜君) 外貨の活用について御質問でございましたが、為替銀行への預託とかあるいは中長期債への運用とか、すでに外貨対策は実施中でございます。  さらに、経済協力とかあるいは原料の備蓄輸入というようなものに関する活用策につきましては、輸銀法その他の法令改正あるいは予算措置の必要性というようなものを中心に、ただいま関係省で検討中でございます。(拍手)
【次の発言】 御指摘のように、わが国の産業構造は今後知識集約的な方向に進んでいくことが必要であり、政府としてこれを助長していくことは望ましいことと考えます。したがいまして、ただいま通産大臣が言われましたように、現在行なわれている信用保険……

第68回国会 衆議院本会議 第30号(1972/05/19、32期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(水田三喜男君) 財政政策と金融政策についての御注文もいま承りましたが、農産物の価格安定ということは、単に農家所得の安定、確保のためだけではなくて、消費者の家計安定につながる重要な問題でございますので、今年度の予算におきましては格段の配慮をしたつもりでございます。すなわち、何と言っても、これは構造政策による生産性の向上をはかることが必要でございますので、これを中心とした生産基盤の整備というようなものは、本年度二千七百億円以上を計上してございますので、従来から見ましたら、画期的と言っても差しつかえないのじゃないかと思います。また、急激な価格の変動を避けるということが必要でございますので……

第68回国会 衆議院本会議 第31号(1972/05/23、32期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(水田三喜男君) 中央、地方の税源再配分の問題で、地方の自在財源を強化せよということについては、これは賛成でございます。ただいま自治大臣からもお話がございましたが、ただ、いまの現状を申しますと、地方税の収人と国税の収人、これを比較しますと、大体六六対三四というぐらいの割合で、中央、地方の税源は、国のほうが倍ぐらいになっております。ところが、これに交付税を加え、譲与税を加え、それから各種の補助金を加えますと、これは逆転してしまって、地方が六七、国が、三三というふうに、この財源の配分は逆になってしまう。これが実情でございますので、そういたしますと、最近の地方はいろいろ開発に差があって、財……

水田三喜男[衆]本会議発言(全期間)
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第66回国会(1971/07/14〜1971/07/24)

第66回国会 大蔵委員会 第1号(1971/07/23、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 私は、このたび、大蔵大臣を拝命いたしましたが、内外の諸情勢が微妙なおりから、その責任の重大さを痛感しております。  この機会に、現下の経済情勢並びに財政金融政策についての所信の一端を申し述べ、皆さま方の御理解と御協力をお願いしたいと存じます。  ここ数年来、わが国経済の体質は急速に変化しつつあります。  資源の大半を海外に依存せざるを得ないわが国においては、これまで経済成長にとっての一番の問題は国際収支の壁でありました。すなわち、経済が急速に拡大すれば、直ちに国際収支の悪化となって引き締めを余儀なくされ、その結果、国際収支が改善され、再び経済が拡大に向かうという循環を繰り返して……

第66回国会 大蔵委員会 第2号(1971/09/01、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 最近の国際通貨情勢にかんがみまして、八月二十八日より、現行の円平価は維持しながら、従来平価の上下〇・七五%の範囲としていた変動幅の制限を暫定的に停止することにいたしました。  御承知のとおり、欧州の主要通貨は二十三日の為替市場再開以来、IMF協定に定める変動幅をこえる相場を示し、その結果、円は欧州のほとんどすべての通貨に対して実質的に切り下げられた形になり、このままでは国際協調上問題を生ずるおそれがありました。  その後、国際通貨体制再建のため主要諸国による多角的協議の機運も高まり、九月十五日にはロンドンで十カ国蔵相会議の開催が予定されております。私としましては今回の措置を通じ……

第66回国会 予算委員会 第1号(1971/07/21、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 いまから三年ぐらい前の国際通貨不安のあったときは、各国の通貨に弱味があったというために、これの切り上げということでいろいろ解決をして通貨の小康を得ているというのが現状でございますが、最近の状況は、いまおっしゃられたように、他の通貨には問題がなくて、ドルが非常に弱くなっておる。しかし、キーカレンシーである以上、ドルの切り下げができない。この切り下げをやる場合には、各国の通貨へ全部影響を及ぼすということでございますので、必然的に強い通貨の国、マルクとか円というものに切り上げの圧力がかかっているということはそのとおりでございますが、そうだからといって、それをそのままほうっておくという……


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第67回国会(1971/10/16〜1971/12/27)

第67回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1971/11/12、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 いま防衛庁長官が言われたような金額の要求が出ております。それからまた、この問題については、現地にいろいろの要望のあることも聞いております。予算査定の過程におきまして、現地のいろいろの要望も私どもは十分取り入れて、防衛庁といまいろいろこの話をしている最中でございますから、現地の要望を取り入れた最後の解決はしたいというふうに考えております。
【次の発言】 コナリー長官が来日いたしましたが、これはもう長官自身が記者会見で申し上げておりますとおり、今回は、自分は日本に具体的な問題の協議に参ったのではない、ベトナム大統領の就任式を機としてアジアを歴訪し、日本に表敬に立ち寄って、そのついで……

第67回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1971/11/13、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 ただいま出ている概算要求は、二億五千九百万ということでございます。

第67回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第12号(1971/12/11、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 きのう総務長官からお答えになりましたように、現地のたばこ会社の希望もございまして、長い間かかって現地のたばこ会社の処理がきまったところでございますので、それに伴って今度は労務者の処置をどうするかという問題から来ますと一部は本土で希望者は収容すると同時に、いま公社の総裁がお話しになりましたように、能力としては、沖繩に工場を置く必要は、本土の専売公社としては実際にはない。ないが、しかし、せっかくいままであったことでございますので、百五十人を収容する程度の工場は、能力の必要はないとはいうけれども、現地に置くことが、職を与える対策の上からもきわめて適切であろう。しかし、大きい規模は、こ……

第67回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第13号(1971/12/13、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 御承知のように三次防の期限が本年度をもって終わる。来年度から防衛計画については計画のない状態に入ることになりますので、したがって、防衛庁におきましては、この来たるべき計画、四次防の立案についていろいろ骨折っておられたようでございますが、遺憾ながら現在の状態では、この四次防計画をきめることは、予算編成前には間に合わないということがはっきりしてまいりました。そこで、これが間に合わないからといって、財政当局は何もしないでおるわけにはまいりません。さしあたり防衛庁の来年度の予算はきめなければなりませんので、これをどうするかという打ち合わせをやったというこれは会合でございます。  そこで……

第67回国会 沖縄返還協定特別委員会 第6号(1971/11/16、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 条約が批准されれば、当然条約上の義務として来年度の予算に計上することになります。
【次の発言】 この問題は、私どもが引き継ぎを受けたときの説明によりますと、いままで外務大臣がしばしば説明しておるとおりでございまして、最後に核撤去その他を含めて全体として七千万ドルという合意に達したということでございまして、それでは積算の基礎はあるかということでございますが、これもしばしば説明されているとおり、高度の秘密に属する核兵器の問題でございますから、その積算の基礎は向こうからも内容々示しませんので、積算の基礎はないということでございます。

第67回国会 大蔵委員会 第3号(1971/10/28、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 一番最初のお尋ねは、東南アジア諸国に対する援助についてどう思うかということでございましたが、もう開発途上国に対する援助は、日本のような先進工業国になった国の一つの義務である。ことに日本の国際収支の現状から見ましても、ここで経済援助の責任を私どもは一そう果たしたいと思っております。また、国際間におきましても、御承知のように、GNPの一%を目標とした援助額の達成ということを申し合わせてあることでございますので、その点から見ましても、経常収支の余裕の中でこの責任が果たせるだけの余裕というものを日本は確保しなければならぬということを私は考えておりますが、いま国際間でいろいろ平価調整の問……

第67回国会 大蔵委員会 第4号(1971/10/29、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 政府は、不況対策として、公共事業費の繰り上げ及び公共事業費のさらに事業量の増加というような措置をとっておりますが、それにあわせて、国民の可処分所得をこの際増して景気に刺激を与えるという減税政策が、やはり不況対策として非常に有効であるということを考えまして、来年度に予定されておった所得税減税を繰り上げて年内に実施するということを最後にきめたわけでございます。
【次の発言】 可処分所得をふやすという方法は他にもたくさんございますが、しかし、これが補正予算をもって対処することがいいか、もうすぐに来年度の予算編成が迫っておりますので、その際に考えるのがいいかということを考えた結果、今回……

第67回国会 大蔵委員会 第7号(1971/11/09、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 それらの人たちも、税率の恩恵は受けないということは御指摘のとおりでございますが、しかし、所得控除の効果というものは全員が受けるということでございますので、したがって、控除を多くする、控除だけに限るというような減税のしかたをやったら相当の効果を受けるということになると思いますが、いつも申しますように、今度の減税は率の効果と控除の効果、これを加えてできるだけ多数の人にその恩恵を及ぼすようにという趣旨から、この金額も大体見合った金額の減税をやったということでございますので、こういうことになったわけでございます。しかし、全然この課税所得三十万クラスの人に減税の効果が及ばぬというものでは……

第67回国会 大蔵委員会 第8号(1971/11/10、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 私は、きょうのコナリー長官との会談と関係のある、きのうは為替相場であるというようなことは全然考えておりませんでしたが、実情についてどうも……。もしあれだったら、局長から……。
【次の発言】 私は、両国にとってきょうの会談は非常に有益であったと思っております。と申しますのは、いままで何回も会談の機会があっても、時間が短かったことと、それから大ぜいの会議ではなかなかこまかい話ができないのでございますが、きょうは非常に時間が十分ありましたために、いろいろな問題にわたってお話ができて、日本の問題についても理解を深めてもらうことができたと思いますし、また私どもも非常にアメリカの考え方とい……

第67回国会 大蔵委員会 第15号(1971/12/14、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 この問題はもう非常に古いときからの問題でございまして、喫煙と健康の問題、一番最初にその起こったときには、非常に簡単な理論で問題を避けられておったと思います。簡単な理論というのは、もしこれが健康に悪いというなら、悪いとわかっているものを売ることがいいか悪いか、売ることをやめるということにつながるというようなことから、この問題の掘り下げを最初は避けておったのは事実だろうと思いますが、しかし、各国にもいろいろこの問題の研究が進んで、取り扱いの例が幾つも出てくるということから、最近急にこの問題が真剣な問題として取り上げられてきましたので、まず何をおいても、ほんとうに健康にいいか悪いかと……

第67回国会 大蔵委員会 第19号(1971/12/22、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 どうも御質問の意味があんまりはっきりしないのですが、要するに円の実勢を離れているか離れていないかの問題であろうと思いますが、なかなかむずかしい問題ですが、これが低過ぎたら為替を安定させることはできなくてさらに切り上げに追い込まれるというような事態が出るのなら、多数国によるせっかくの調整ということが無意味になってしまいますし、これが負担が多過ぎるということになりますと、これは経済界にもいろいろ影響を与える、ショックを起こすというような問題にならぬとも限りませんで、ここが一番当局としては心配しているところでございますが、大体、きのうもお話ししましたように、日本の円の実勢の見方におい……

第67回国会 予算委員会 第1号(1971/10/23、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 今回、昭和四十六年度補正予算を提出いたしましたが、予算委員会での御審議をお願いするにあたり、その概要を御説明申し上げます。  昭和四十六年度の財政運営に当たりましては、経済の動向に即応し、公共事業等の施行の促進、財政投融資の数次にわたる追加等の措置を講じてきたところでありますが、米国の輸入課徴金の賦課及び円の為替変動幅の制限の暫定的停止という新たな事態に対処するため、公共事業を中心とする公共投資の追加、中小企業対策の拡充強化等、緊要と認められる経費について措置するとともに、所得税減税を年内に実施するため、所要の予算補正を行なうことといたしました。  まず、一般会計歳出予算の補正……

第67回国会 予算委員会 第2号(1971/10/25、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 今回のドル問題の意味するものといいますと、結局、現行の国際通貨制度の持っておった内外的な矛盾というものが一挙に表面化したものである。それはなぜかと申しますと、結局基軸通貨であるドルが非常に弱くなったということから国際通貨の不安が起こった。これに対する解決策をどうするかということが国際間の問題になったのだ、こういうふうに理解しております。
【次の発言】 くずれかけておるというよりも、IMF体制の基本となっておるドルと金の交換というこのものがくずれたのですから、ほんとうはIMF体制というものはもう崩壊していると見てもいいのじゃないかと思います。結局、基軸通貨がいま言ったような形をと……

第67回国会 予算委員会 第4号(1971/10/28、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 四十年のときの大蔵大臣のお答えは私も見ました。同時に、四十年のとき、政府委員からの答弁の中にもございましたし、また公聴会における公述人の陳述の中にもこの問題について触れておられますが、当時においても、これはやはり政府部内でも公述人のほうにも問題があって、財政法第四条一項のただし書きの公債を出していいのではないか、それでいいのだという議論もあったのですが、それに対してやはり大蔵大臣がすっきりした形でいこうという――すっきりしたという意味は、ここに資料で申し上げましたように、まだ財政法始まって以来初めての公債の発行である、したがって、対象経費としてきめられている公共事業費、出資金、……

第67回国会 予算委員会 第5号(1971/10/29、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 これは、財政法できめておる建設公債の発行によってもなお対処できないような歳入欠陥と歳出増というものが起こる事態、異常な事態でございますが、そういう問題が起こったというときにはやむを得ない、必要があるということに入るかもしれませんが、いま考えられる範囲では、そういう事態というものはあり得ないというふうに思っております。
【次の発言】 いま公債の御質問だと思って、間違っておりました。そのとおりでございます。
【次の発言】 御承知のように、一ぺん某新聞で日銀引き受けということが必要ではないか、むしろそういう運営がいいんじゃないかという論説が出たことがございまして、それを中心にいろいろ……

第67回国会 予算委員会 第6号(1971/10/30、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 歳入欠陥がございましたので、一般歳入を充てておった公共事業費、ここにこの歳入を充てることが非常に困難になったという事情が公債発行をしたことと関連はございますが、しかしそうではなくて、七千九百億円の建設公債を発行するということは、公共事業費に七千九百億円全部を充てるということでございます。ですから、そうしますとそこに、当初予定しておった一般歳入に余裕が生ずる、その余裕をもって、たとえば公務員の給与アップとかいうような必要経費増と同時に、税収減というようなものをそこで、一般歳入の余裕でまかなうということでございますので、歳入欠陥があったから建設公債の発行を増額したということは、それ……


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第68回国会(1971/12/29〜1972/06/16)

第68回国会 運輸委員会 第20号(1972/05/12、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 物価と国民生活の関係をいいますと、物価よりも国民の所得増のほうが上であれば私はいいと思っております。そういうことから、国民所得が、各個人の家計収入にしましても、年々どれだけ増加するかということが問題でございますが、その生活費のうちの余剰が貯金になる。貯蓄の金利と物価そのほかのものを比較するという比較のしかたは必ずしも当を得ていないのじゃないか、生活に関連するものはやはり基本的には所縁の増加の問題との比較が正しいのじゃないか、そう考えますと、何としても国民の所得増を保証するというためには経済の安定成長というものをやはり確保しなければならないということになろうと思います。そういう意……

第68回国会 決算委員会 第6号(1972/04/13、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 四十四年にこのお話が出まして、検討の結果、四十五年度から六五%を四五%に下げたといういきさつになっておりますが、そのとき研究ざれたことによりますと、日本においての他の企業の役員の退職金というようなものは、やはり最低三〇から五五、六〇というところへいっていますので、その平均をとって大体四五というところに落ちついたといういきさつがあるというふうに私は聞いております。これは日本ドけに特にこういうことがあることで、外国では毎月毎月の俸給において相当高いものを出しておって、それを一部留保して退職のときに退職金として渡すというような制度はとっておりませんので、したがって、このことの適否とい……

第68回国会 決算委員会 第9号(1972/04/25、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 対外援助につきましては、最近は外務省、大蔵省、通産省、事務連絡は非常に緊密でございまして、各国の要望する線に沿って、いま非常に円満に一つ一つ片づいているのが現状でございます。ですから、今後さらにこの経済援助の体制を整えるために、輸銀のあり方、基金のあり方というような問題にまでいま検討を進めておるときでございますが、それと関連しまして、外貨の活用方法についてもいまいろいろ検討しております。バンクローンの問題にしましても、一連の問題としていま検討をしておるところでございますが、今後対外援助につきましては、積極的に、これは日本として責任を感じておるところでございますので、こういう問題……

第68回国会 決算委員会 第10号(1972/05/11、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 この結果についての評価はまた非常にむずかしいと思いますが、昭和四十四年この税制をつくるときの一般からの要請と申しますか、何でもいいから土地の供給をもっと広く早くしてもらいたいということで、供給が促進されない限りは住宅も建てられませんし、地価は高騰するし、どうにもならないということで、何をおいても土地の供給の促進ということが当時の要請でございました。それをやる方法として、ほかの手段による促進策を講ずるならこれは別でございますが、これを税の制度においてこの促進策を考えろということでつくられたのがこの土地の分離課税の問題でございましたが、もし税制において税を重くするということになった……

第68回国会 決算委員会 第11号(1972/05/18、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 昭和四十五年度の一般会計歳入歳出決算、特別会計歳入歳出決算、国税収納金整理資金受払計算書及び政府関係機関決算書を会計検査院の検査報告とともに本国会に提出し、また、昭和四十五年度の国の債権の現在額並びに物品増減及び現在額についても本国会に報告いたしましたので、その大要を御説明申し上げます。  昭和四十五年度予算は、昭和四十五年四月十七日に成立いたしました本予算と、昭和四十六年二月十二日に成立いたしました補正予算とからなるものであります。  昭和四十五年度本予算は、わが国経済の持続的成長の確保と物価の安定を眼目として、次のような基本方針のもとに編成ざれたものであります。  第一は、……

第68回国会 決算委員会 第14号(1972/06/01、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 先日の閣議で、大蔵大臣が金利についての発議を日銀の政策委員会にしたことを報告しまして、そうしてこの預金金利の引き下げについては、郵便貯金の金利引き下げもぜひこれに歩調を合わせていただかなければならぬと思うので、御協力をお願いするという発言をしたことでございまして、新聞で出ている、しかったとかどうとかというようなことは別に閣議ではございません。これに対して郵政大臣が、二十九日に郵政審議会を開いて、すでに、六月二日に参考人を呼んで意見を聞いて、そして一番最初は別に諮問もなくて、いろいろな自由意見を述べてもらったが、今後利下げの問題に順次入っていくという報告が郵政大臣からございまして……

第68回国会 決算委員会 第15号(1972/06/06、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 一口に言うのはなかなかむずかしいことでございますが、まず生活環境が整備されて、日常の国民生活が快適であるということ、そういう環境整備が行き届いておるということ、それからいわゆる社会保障制度が充実するということ、この二つが国民福祉の向上の内容の中で最も重要な問題であるというふうに考えております。
【次の発言】 社会投資の面において、明らかに日本は先進諸国におくれをとっておるということは、これは言うまでもございません。したがいまして、これまで日本経済が成長に急であったために、民間の設備投資に対して、公共投資が非常におくれておりますので、このおくれを取り戻すということがまずこれから一……

第68回国会 社会労働委員会 第29号(1972/05/24、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 この公的医療機関のあり方については、今度の予算で調査費を計上して、いまおっしゃられたような問題がございますので、この問題はやはり私どもは徹底的に調査する。そして、できるならば来年度の予算編成までに結論を出したいということを考えております。
【次の発言】 この各機関の赤字、最近はほとんど赤字はみんな国の責任で、国の施策が至らなかったために出た赤字であるから、国が当然これは決済すべきだという議論が普遍的になっておりますが、それならば、国が全部の施策を直営でやればいいということになるわけですが、そうではなくて、ちゃんと保険制度でやるべきもの、そうでないものというふうにはっきり制度で規……

第68回国会 大蔵委員会 第1号(1972/02/03、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 今後における財政金融政策につきましては、先般の財政演説において、その基本的な考え方を明らかにしたところでありますが、本委員会において、関係法律案の御審議をお願いするにあたり、重ねて所信の一端を申し述べたいと存じます。  私は、最近における内外経済情勢の大きな変化にかんがみ、今後の財政金融政策の運営にあたっては、わが国の充実した経済力を活用して、福祉社会の建設を進めると同時に、国際経済との調和をはかり、もって均衡のとれた成長を期することをその基本といたしたいと存じます。  まず、福祉社会を建設するために、次のような施策を講じてまいりたいと存じます。  第一に、住宅をはじめ、上下水……

第68回国会 大蔵委員会 第3号(1972/03/08、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 ただいま議題となりました租税特別措置法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  政府は、今次の税制改正の一環として、当面の経済社会情勢に即応して、法人税の付加税率の適用期限を延長するほか、住宅対策、公害対策、中小企業対策等の諸施策に資するため所要の措置を講じ、あわせて輸出振興税制の整理縮減をはかる等のため、ここに、この法律案を提出した次第であります。  以下、この法律案につきまして、その大要を申し上げます。  まず、法人税率の付加税率の適用期限の延長であります。現行の法人税率は基本税率三五%に一・七五%の付加税率を加えたものとなっており……

第68回国会 大蔵委員会 第4号(1972/03/10、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 きのう申し上げましたようにまだ輸出の動向というものも少したたないとはっきりしてまいりませんので、そのために、輸出振興税制というものは今度整理することにいたしましたが、その際、いまの問題だけは次の検討事項にするということで今回手を触れなかったといういきさつでございますので、必ずしもいまこれは全部全廃するということを前提として残したというわけではございません。
【次の発言】 一応やめる方向ですが、これを必ずやめるというふうに結論づけて残したわけではありません。
【次の発言】 私は絵画なり写真なりその作品の制作意図の問題がやはり重要な要素をなすのではないかと思います。たとえば写真で女……

第68回国会 大蔵委員会 第5号(1972/03/14、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 ただいま御決議のありました事項につきましては、政府といたしましても御趣旨を尊重して善処いたしたいと存じます。

第68回国会 大蔵委員会 第7号(1972/03/17、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 四十七年から五十年、四カ年間でいま言われた百億円……
【次の発言】 百億円くらいを全体として出しておるというようなことでございますが、そのうちで、いままでのところ最も費用を必要とするのは、やはり伊丹空港のようでございます。(発言する者あり)それでいま二億円と言われたけれども、さっき私説明を聞きましたが、伊丹市の予定ではもう少し多くなっておるようでございますから、できるだけ努力いたします。
【次の発言】 努力を約束いたします。
【次の発言】 ただいまの附帯決議につきましては、その趣旨を十分尊重いたす所存であります。(拍手)

第68回国会 大蔵委員会 第8号(1972/03/21、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 御承知のように、この制度は昭和二十九年からというのですから、もう二十年近く行なわれておる制度でございますが、当時診療報酬についての単価アップという問題でいろいろ問題がございましたが、十分医師側の要望に沿えなかったというような事情から、税制においてこういう優遇措置を講ずる措置がとられたといういきさつがございますので、この診療報酬が改善されるに従って、この制度も改善されてしかるべきであって、毎年税制調査会においてもこれが問題となり、また政府部内におきましても、この制度についての非常な批判があって、何らかの措置をとりたいということは考えながらも、とうとう今日まで実際問題としてこれが解……

第68回国会 大蔵委員会 第10号(1972/03/24、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 この租税特別措置は、要するに産業政策を税制を通じて行なおうとするものでございますので、本来ならこれは産業行政として行なうべきもので、たとえば必要があればおっしゃられたような助成金とか補助金というもので対処してしかるべきものもございましょう。ところが、それがそういう形では不適当である、やはり税の誘引的機能を利用していくことがこの政策目的を達成することだ、他にかわるべき方法はないというときに限って許されるのがこの特別措置であると思いますので、そういう点から安易にこの措置をやたらに採用することをまず避けなければならぬということが一つ。  それからもう一つは、いままで租税の特別措置は、……

第68回国会 大蔵委員会 第12号(1972/03/30、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 適当な措置ではなかったと思いますが、私は、当時としてはまだ日本経済の成長の段階から見ましても、国民皆保険ということを政府は政策に掲げて踏み切ったものの、この経費が十分でなかったということから、適正な診療報酬というものをきめることができなかったために、その見合いとして税で何らかの優遇措置をとるからといって、こういう形をとった事情も私は当時承知しておりますが、適当な方法ではなかったと思いますが、あのときは何かやはりやむを得なかったような気もいたします。
【次の発言】 先ほどから経過について堀さんからお話がございましたが、池田さんがあの処置をとったときの政務次官が私だったようでして、……

第68回国会 大蔵委員会 第13号(1972/04/03、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 ただいま御決議のありました事項につきましては、政府といたしましても御趣旨に沿って十分配慮いたしたいと存じます。

第68回国会 大蔵委員会 第17号(1972/04/12、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 ただいま御決議になりました附帯決議につきましては、政府といたしましても御趣旨を体して努力いたしたいと存じます。

第68回国会 大蔵委員会 第18号(1972/04/14、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 海洋博をやるための準備で相当の投資が沖繩に行なわれ、また博覧会が開かれると、その期間は相当のにぎわいを呈することでございましょうし、このあとを維持していくということは非常にむずかしいことであって、相当万国博のあとのようなことになるのは避けられないと思います。したがって、何らかの措置を考えないと断層があり過ぎるということになろうと思いますので、まだひまがあることでありますから、この問題は十分関係者で検討したいと思います。
【次の発言】 県民の意思が尊重されるために、いま長官から言われましたように運営協議会、これは閣議決定をもってできるということになろうと思いますが、その中に沖繩県……

第68回国会 大蔵委員会 第20号(1972/04/19、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 これは私は、大蔵省の考え方がはばんでおるというのじゃなくて、御承知のように、公共企業体等につきましては、公労法に基づいて、団体交渉権とかあるいは団体協約の締結権は認められている、当事者能力は認められておっても、この公企業の性格が、公共的、公益的な性格を持っているというところから、予算の制約を受けているということであって、ある程度制約を受けるのは、公企業の事業の特質から見て、やっぱり一般民間事業と全く同じというわけではございませんので、やむを得ないことだろうと私は思います。したがって、その点はいいといたしましても、しかし、当事者能力の問題はここ数年来非常に要望されておりますし、確……

第68回国会 大蔵委員会 第23号(1972/04/26、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 ここにその新聞記事がございますが、別にこういうことを私が言ったことはございません。ただ国会での質問におきまして、この問題に対して、地価公示制度がもう少し普及するというようなことであれば、この異常な高価で処分をした所得に対する特別の税というようなものも考えられるが、いまのところではこれはなかなかむずかしい、いま税制調査会でもこの問題は検討をしておるが結論は出ていない、こういう答弁をしたことはございますが、この新聞にある記事とは違っております。
【次の発言】 いま金融機関別に最近の土地に対する融資の実情を一つ一つ調査して、実態の把握につとめておるときでございます。最近の貸し出し増加……

第68回国会 大蔵委員会 第25号(1972/05/10、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 それじゃ、その点についてはまず私のほうから先に申し上げます。  これは大蔵委員会に大蔵大臣が出席できないというので大蔵委員会の方からだけ言われる問題ではございませんで、全委員会共通しておりまして、各閣僚ともみな自分の管轄の委員会には出たいのだが、その時間がなくて困るということを、たとえば閣議のときでも始終この話は出るのでございますが、これは国会の運営についてのほんとうの改善策というものを与野党がここでやらなければ、私はいけない問題ではないかと考えております。  たとえば、予算委員会で拘束少なくとも八時間から十時間という日を九十日やるということは、これはたいへんなことでございまし……

第68回国会 大蔵委員会 第26号(1972/05/12、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 開発銀行の役職員が民間企業へ転出する問題について、以前から御指摘があったことは十分報告を受けております。この問題は、かりに純民間資本の金融機関であっても、いろいろ問題があることでございますので、まして政府関係の金融機関の性格上、これは融資の公正というようなことから、これが疑われるようないろいろのことがあるということは、当然ある程度自粛すべき問題でございまして、私は御指摘の点、非常にごもっともな点が多いというふうに考えております。
【次の発言】 この問題は、御指摘の点はごもっともであるというふうに考えます。
【次の発言】 御指摘を受け、また御提案を受けたこの趣旨に沿っていくことは……

第68回国会 大蔵委員会 第27号(1972/05/16、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 基本的な方向としては、やはり先般税制調査会から答申のあった線が基本的方向であろうと思います。所得税は、やはり今後減税をずっと考えていく方向、それから法人税は、これは各国と比べて日本の法人税がそう高いということではございませんので、法人税は将来福祉政策その他の伸展に伴って、まだ若干担税力ありという認識の方向で考えるということ、それから税体系としては、直接税、間接税の比率が、現在間接税の比率のほうが非常に落ち込んでおるので、この姿は適当に調整されることが望ましいという、大筋はこの方向に沿った税制の検討をすることがいいのではないかというふうに考えております。

第68回国会 大蔵委員会 第28号(1972/05/17、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 税理士制度はもう長い年月を経ておりますので、もう定着してきている制度でございますし、したがって長期的に見ては検討の時期に来ているといういま答弁があったとおり、私もこれは検討していいことであると思っております。中正ということばが非常にあいまいだということでございましたが、必ずしも字に固執するのではなくて、実際の内容において徐々に国民の権利を擁護する機能というものが多くなっていき、それを中心にいろいろ長期的な改善がはかられるということはいいことだと思いますが、御承知のように、いまはまだ納税者の権利擁護一点ばりでいくというよりは現実には税理士は青色申告の指導者とか啓蒙者とか、そういう……

第68回国会 大蔵委員会 第30号(1972/05/23、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 私は、アジ銀の経営の方向としては、あなたがおっしゃられるとおりでいいと思います。現にまたそのように現在努力していると思っております。日本は二国間のいろいろ話し合いによってアジア各国の開発援助をいたしたいと考えておりますが、しかし過去にいろいろな問題を持っている日本でございますので、意図はよくても、このやり方はよほど慎重に考えないと、この意図が別に誤解されるようなことが往々起こりがちでございますので、そういう点から申しますというと、こういう国際機関を通じてこれに資金を出し、協力するということが非常にそういう点では有効にアジアの開発援助ができるということになろうと思いますので、した……

第68回国会 大蔵委員会 第31号(1972/05/24、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 私どもは韓国と一年に一回ずつ定期の閣僚会議を開いておりまして、そこで韓国の経済援助の問題をいままで取り扱っておりますが、金利の問題は確かにそうなっておりますが、御承知のように、韓国はいまのところ国民は非常に勤労意欲が旺盛でございますし、そうして経済は非常に成長している。過去における日本の援助も全部実になって、韓国の工業発展というものは順調に伸びてきておるところでございますので、したがって、非常に働く意欲と工業が伸びているということによって、資本不足状態は極度にあらわれてきておることも事実でございますので、したがって、常にそれを訴えられて、私どもは毎年韓国への経済援助の額、内容そ……

第68回国会 大蔵委員会 第32号(1972/05/30、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 ローマ字は国語としては教えておりません。
【次の発言】 そうでございます。
【次の発言】 いい和名があるんならこれにましたことはないと私は思いますが、いまこの資料で見ますと、三十三の銘柄のうちで和名が十一、それから外国名が十八、今度ハイライトというようなつくったことば、造語の名前を持っているのが四つということになりますと、大体外国名が約六割、日本名が三割三分ということになっておりますので、これはいい和名があるんなら日本名にましたことはないと思っております。  しかし、各国のあれを聞きますと、自国語だけではなくて、みんないろいろ外国語の名前もたばこにはとっておるようでございますが……

第68回国会 大蔵委員会 第33号(1972/05/31、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 ただいま御決議のありました事項につきましては、政府といたしましても、御趣旨に沿って十分配慮いたしたいと存じます

第68回国会 大蔵委員会 第34号(1972/06/02、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 この問題はもう早くから私どもは検討済みの問題でございまして、御承知のように、同じ組合に入って同じ給付を受けている組合員が同じ基準で掛け金を負担するというのは、これはもう制度の原則でございまして、この原則を曲げるというときには、理屈としましては、給付も経過的な措置を講ずるのだから、掛け金も一挙にいくのは無理だから、やはり経過的な措置を講じろということはわかるのですが、給付はもう一挙に全国並みになるのですから、したがって掛け金だけということについては、これをどう扱うかということについてむずかしさということはもう御存じだと思います。したがって、だれが答弁してもこれはなかなかすっきりし……

第68回国会 大蔵委員会 第35号(1972/06/06、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 ただいま議題となりました通行税法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  政府は、別途日本国有鉄道の運賃の改定について御審議を願っておりますが、この際、通行税法についても所要の調整を加えるため、この法律案を提出した次第であります。  現在、日本国有鉄道の旧二等寝台に相当するいわゆるB寝台については、一般の乗客がこれを利用することから通行税を非課税とするよう免税点を定めておりますが、今回の運賃改定によりB寝台の料金も改定されることとなりますので、この際、通行税を非課税とすべき寝台料金の範囲の規定を改正し、一般の乗客が通常利用する寝台にかか……

第68回国会 大蔵委員会 第36号(1972/06/07、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 きのう閣議で、環境庁長官の代理から各省の大臣に、特にこの問題の協力を要請されました。したがって、今後大蔵省としても、この問題については各省といろいろ協議してやっていきたいと思いますが、特にいま御指摘の問題については、運輸省、国鉄と十分協議の上対処していきたいと思います。
【次の発言】 安易な道というのじゃなくて、御承知のように、B寝台、A寝台、二つに寝台料金を分けておりましたが、これを実施した後の様子を見てみますと、もうB寝台は事実上一般乗客が利用することに最近では事実が定着しておりますので、そうしますと、もうB寝台は通行税は取らないということをここではっきり原則的にきめられる……

第68回国会 地方行政委員会 第14号(1972/04/07、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 順序どおりにお答えいたしますと、超過負担の問題は、これをちょうど私が前任のときでございましたが、昭和四十二年でございましたが、このときに自治省と実態調査をやって、その結果に基づいて三年計価でこの超過負担の解消に努力するということをやりましたが、それがようやく四十六年度で一応終わるということになりました。ことしはまだそういう調査ができておりませんので、さしあたりこの補助単価の引き上げ以下、事業ベースにして三百八十億円、国費ベースで百六十億円という超過負担の解消はいたしておりますが、今年度両省によってさらに実態調査を行って、その結果に基づいて、来年度からこの超過負担の解消に向かって……

第68回国会 予算委員会 第1号(1972/02/04、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 昭和四十七年度予算の編成の基本方針及びその大綱につきましては、先日、本会議において申し述べましたところでありますが、予算委員会での御審議をお願いするにあたり、あらためてその概要を御説明いたします。  昭和四十七年度予算の編成にあたりましては、内外の諸情勢にかんがみ、財政の健全性を保ちつつ、積極的に有効需要の拡大をはかり、かつ、国民福祉の向上を強力に推進することを主眼といたしましたが、その特色は次の諸点であります。  第一は、通貨調整に伴う国際経済環境の新たな展開に即応しつつ、当面する国内経済停滞をすみやかに克服するため、予算及び財政投融資計画を通じ、積極的な規模の拡大をはかった……

第68回国会 予算委員会 第3号(1972/02/08、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 いま総理がお答えになりましたように、四十七年度の予算が、四次防はなかったのですから、それにのっとってつくられた予算でないということはもう御承知のとおりでございます。そうしたら今後どうなるかということでございますが、三次防計画は四十六年で終わります。したがって、四十七年から新しい計画を立てて、それにのっとった防衛予算をつくりたいというのでございますが、これができないから四十七年度はとりあえずそういう形にしたのですが、今後はこれはできるのだということでその作業はいままでしておりましたが、とりあえずそのもとになる大綱というものは、国防会議の事務局を中心にして各省で参事官会議を十数回も……

第68回国会 予算委員会 第4号(1972/02/26、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 政府は、さきに、昭和四十七年度予算を国会に提出し、御審議をお願いいたしているところでありますが、すでに本会議において御説明いたしましたとおり、このたび、一般会計予算につき修正を行なうこととし、院の承諾を得ましたので、ここにあらためてその内容について御説明いたします。  第一は、歳出予算中防衛庁の航空機購入費二十六億三千万円、装備品等整備諸費一億六千百万円、計二十七億九千百万円を減額したことであります。  なお、これらに関連する国庫債務負担行為につきましては、二月二十五日の衆議院議長のごあっせんの内容に沿って取り扱ってまいる所存であります。  第二は、歳入予算中国有財産売り払い収……

第68回国会 予算委員会 第5号(1972/02/28、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 これは、最初御説明しましたような事情で予算の編成をいたしました。しかし、これについては、いろいろ野党、政府・与党の間に御意見があり、そのためにこういう事態が起こったことでございますので、ここで私どもは、やはり諸般の事情を考慮して、高度の政治判断によって政府は遺憾の意を表し、そうして予算の修正をすることがいいというふうに考えてこの修正をした次第でございますので、これは、いろいろの議論をしたらなかなかむずかしい問題がありますので、議長のあっせんによる高度の政治解決をした問題でございますので、解決がされましたら、された線をもう是認するということが一番いいと思いますので、私は、この予算……

第68回国会 予算委員会 第6号(1972/02/29、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 御承知のように、繊維については、三回、政府関係の中小企業金融機関に対しては特別の融資をやっておりまして、今日まで金融上の問題はほとんど起こしておりません。したがいまして、今後、九月二十三日のときの決定で輸出関連産業における滞貨金融も相当やっておりますが、まだ足らないというような部分が起こりましたら、そのときの問題として考慮したいと思います。

第68回国会 予算委員会 第7号(1972/03/01、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 いまの予算の編成の方法には、これは十分研究すべき問題がたくさんあろうと思います。まずそのうちの一つとして、前から私どもは努力しておったものでございますが、予算編成のときには、やはり政府の中でよって立つ裏づけの立法というものが研究されて、この法律案ができておるという段階までこぎつけてなかったら、予算編成の準備ができていないということに事実上はなるんではないかと思います。今度の防衛問題でもいろんな問題を起こしましたが、いまの予算編成のしかたによりますと、予算編成のときにはまだ法律案ができていない。したがって、大体編成作業ができてからこれに合わせた立法を国会に出すということでこれが間……

第68回国会 予算委員会 第8号(1972/03/02、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 それじゃ私の認識を申し上げます。  政府の見解は、要するに、これだけは御了解を願いたいと思います。終始一貫、事実を事実としてありのままに説明したということでございまして、これに価値判断を加えたことがいろいろ問題を起こしていることは事実でございますので、そこで、そういう形で疑義を起こしたことはまことに申しわけないということで、議長のあっせん案に従って修正すると同時に、今後の予算の編成のしかたについて政府が一つのお約束をしたということでございまして、事実は事実として認めていただきたいと思いますが、そうではなくて、これに対する解釈において問題が起こり、その結果、やはり疑義を起こしたこ……

第68回国会 予算委員会 第9号(1972/03/03、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 私は、今度の予算編成で一番むずかしい問題は、やはり地方財政対策と国鉄の再建対策であると考えまして、これが関係者によって合理的な対策が合意されて資金のめどがつかないと予算編成に支障を来たすことがあると考えましたので、一番先にこの問題と取り組んで、ことしは国鉄再建の対策を私どもとして一番先にやった、こういう事情がございます。その際、国鉄に対しましてはもう企業努力を一〇〇%これはしていただかなければならないので、その点については、国鉄側ができるだけのことは全部してもらう、同時に国も十カ年において出資大体一兆円、その他の財政負担一兆円、二兆円に及ぶ助成策を今後結集するということで再建策……

第68回国会 予算委員会 第11号(1972/03/07、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 企業がただ土地を買うための金融というものは、できるだけ金融機関には抑制するような方法で指導はしていますが、御承知のように、いま非常に企業が資金に緩慢なときになっておりますので、したがって、銀行から借りないで土地を買うということも、わりあいにいままでよりはやりやすいために、どうしても土地所有というものがふえていくという事実は、どうにも事実上これは避けられない傾向になっておることは事実でございます。
【次の発言】 行政指導で、そういうことはできるだけ金融はしないようにという指導を銀行にしております。金融機関にしております。

第68回国会 予算委員会 第12号(1972/03/08、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 私はそのことを覚えておりません。
【次の発言】 私は国防会議の議員でございますが、問題は、幹事会というものがございまして、役所から出ております。これが、各省から出ておる幹事が、実際上いろいろな問題の相談をやっておりますので、そのつど私どもは報告は受けていますが、こまかい問題に一々関係はしておりません。したがって、いろんな秘密書類も出ることでしょうが、そこで、国防の大綱というようなものについても、いろいろ各省の幹事会で議論され、それがそれぞれの省に帰って大臣に報告する、そういう形を通じて、一応のこの方向とか概念というものは国防会議の議員は知っておりますが、詳しいことを自分自身がや……

第68回国会 予算委員会 第13号(1972/03/09、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 これは違っております。
【次の発言】 両方とも実際の売買価格、時価に合わせるようにこれは訂正されていくべきものであるというふうに考えます。
【次の発言】 いま相続税の対象になっておる評価は、大体普通の売買価格の七〇%ぐらいの水準になっているのじゃないかと思います。やはりこれをできるだけ差をなくしていくというために、ことしから三年間で徐々に訂正をしていくという作業を現在始めているところでございます。
【次の発言】 急速に地価が上がったという地域は、この開きは、もう七〇%どころじゃなくて、相当大きいものだろうと思っております。

第68回国会 予算委員会 第15号(1972/03/14、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 御承知のように、生産者米価は、政府が食糧管理法に基づいて生産費、物価、需給事情というものを考慮して米価審議会に諮問の上これをきめるということになっております。毎年度の米価はそういうことできめられておりますが、今回の予算に出ております米価は、これは昨年の米価をそのまま据え置いた単価でございまして、いわゆる予算米価というもので、四十七年度の生産者米価とはこれはまた別のものでございます。
【次の発言】 これは、米価をどうきめるかということは、直接的には農林大臣が責任をもってきめることでございますので、私どもは、そのときの需給事情、物価、そういうものを全部考慮の上、上げることは至当であ……

第68回国会 予算委員会 第16号(1972/03/15、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 公害対策の予算は、御承知のとおり本年度は相当強化しているつもりでございます。また税制における措置もとっております。ただいま御質問の金融措置におきましても、たとえば中小公庫で申しますと昨年の倍、昨年は四十億でございますが、特に公害金融のワクを八十億にしますし、一般が八・二%の金利に対して公害関係は特に六・五%の金利にするというような金利政策も行なっておりますので、予算それから税制、金融、三つの面で公害防止の推進というものは、私はけっこう力を入れてはかっているつもりでございます。
【次の発言】 ただいま出てきております通貨不安は、ドルが非常に弱くなっておるということから起こっておる……

第68回国会 予算委員会 第17号(1972/03/16、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 いま企画庁長官が言われたことが政府の統一した見解になっておりますが、私は現状から見て、よほどの努力をしないとこの政府の見通しが達成されないんじゃないかということを心配しております。
【次の発言】 まず国有地のお話がございましたが、国有地の活用につきましては、いままで審議会にいろいろ御審議を願っておりましたが、ようやく答申をいただきました。それによって今後この十分の活用をするつもりでございますが、いま御指摘になったような問題、すでに既存建物においてもこれが年数の来たものというようなときは、これを建て直し、統合して、できるだけ多くあき地をつくるというようなこと、それからできるだけ都……

第68回国会 予算委員会 第18号(1972/03/17、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 法人が所有しておる土地の評価益に特別の課税をするということはなかなかむずかしいことでございますが、しかし、土地価格の公示制度の整備と相まって、それをこえる土地の売却利益に対しては特別の課税をするということは可能でございますので、その点はただいま検討中でございます。
【次の発言】 固定資産税の問題のようでございますので、これは自治大臣に合理的に考えていただきたいと思っております。
【次の発言】 国民経済の効率化ということと国民生活の安定という見地から、やはり農産物を含んだ経済の自由化、一般の自由化というものは、これはしなければならぬという趨勢にあることは認めますが、しかし、御承知……

第68回国会 予算委員会 第19号(1972/03/27、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 非常にごもっともな御質問であると思います。先行きの不安を持つということが不況の克服に一番大きい影響を与えるものでございますので、昨年来非常に心配しておりましたが、昨年の暮れの通貨調整が一応できたということによって非常に事態が変わってまいりまして、新しい通貨調整が波乱なく経済の中に浸透していくという事態が見えてきましたので、この調子でいくのなら、昨年の補正予算の効果とあわせて新年度の予算措置によって、いま企画庁長官が答えられましたような夏以後の景気回復ということは間違いないというふうに私どもはいまでも確信いたしております。  ところが、ただ御質問のように、またここで円問題の不安が……

第68回国会 予算委員会 第20号(1972/03/28、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 付加価値税の問題は、わが国の税体系に大きい関連を持つものでございますから、したがって、当面の税制ということではなくて、中長期の課題としていま税制調査会に勉強を願っておりますし、また大蔵省自身でも広い角度から慎重に検討を行なっているという段階でございます。  そこでいま中小企業からいろいろ反対があるというようなお話でございましたが、私は、いまの状態ではこれは無理がないと思っております。と申しますのは、以前取引高税という税金を実施いたしました。これが非常に先入観となって頭に残っておりますので、また証紙を張ったこういう税金が復活するんじゃないかというふうに思っている人が非常に多いとい……

第68回国会 予算委員会 第21号(1972/03/30、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 このたび、昭和四十七年四月の一カ月間について暫定予算を編成することといたしましたが、その概要について御説明いたします。  まず、一般会計について申し上げます。  今回の暫定予算におきましても、暫定予算が本予算成立までの応急的な措置であることにかんがみ、人件費、事務費等の経常的な経費のほか、既定の施策にかかる経費について、暫定予算の期間中における行政運営上必要最小限度の金額を計上することといたしております。新規の施策にかかる経費につきましては、教育及び社会政策上の配慮等から特に措置することが適当と認められるもの、たとえば、生活扶助基準単価の引き上げ、失業対策事業の賃金日額の引き上……

第68回国会 予算委員会 第22号(1972/04/03、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 御承知のとおり、四十七年度の防衛関係予算の編成にあたりましては、私どもは、従前の解釈運用から見てこの編成の手続に違法があったというふうに判断しておりませんでございましたが、しかし、当予算委員会の審議の過程におきまして、四十七年度の予算と四次防との関係というようなものについて疑義を生じて、このために議事が混乱し、審議がおくれたということについては私ども非常に遺憾であったと考えております。これについてはいろいろ議論をしても、さらに混乱を長引かせるということでございますので、そこで議長のあっせんに従って政府はこの提案を受け入れて、そうして予算の修正をしたということでございますので、こ……


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第67回国会(1971/10/16〜1971/12/27)

第67回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会内閣委員会地方行政委員会大蔵委員会連合審査会 第1号(1971/12/07、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 これから検討する問題で、この計画を繰り下げるとかどうとかというような問題は、一切まだ方針としてきめておらない段階でございます。
【次の発言】 各省の概算要求は大体三千億円程度でございますが、財投のほうは事務当局からお答えいたさせます。
【次の発言】 いま総務長官が言われましたように、別に封鎖経済となるわけではございませんので、やはりその点の心配は薄らぐと思いますが、しかし、御指摘のように特に遠隔の地域でありますので、特別の地域である以上、国の膨大な財政支出が地域経済に与える影響というものもある程度考えなければならないと私どもは考えております。たとえば、ドルと円の交換の問題にしま……

第67回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会法務委員会文教委員会社会労働委員会逓信委員会連合審査会 第1号(1971/12/10、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 いま文部大臣が言われましたように、基準面積に対する達成率や基準教室数に対する達成率において、屋内体育館それから特別教室というようなものは内地に比べて非常に劣っておりますので、これは実情に応じてこういうものの整備改善を急がなければならないと思います。非常におくれておりますので、これを急速にするというわけにはまいりませんから、したがって、関係官庁等の要望によって、どうせ計画的に、これを何年でこうするという一つの目標を持った改善策をやらなければいかぬと思いますので、その線に乗った予算の計上を今度はするつもりでおります。
【次の発言】 言えないのではございませんで、いまやっておりますの……


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第68回国会(1971/12/29〜1972/06/16)

第68回国会 社会労働委員会大蔵委員会物価問題等に関する特別委員会連合審査会 第1号(1972/05/16、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 知っております。
【次の発言】 同じような保険制度のもとにおけるのでしたら、これは平等な制度のもとにあるということでございます。そこで、実態がどうなっているかによって、ここに不平等というものが起こってくるということでございますので、私は、たとえばいまの健康保険組合が、制度としてはみな同じような制度のもとにありながら、内容においていろいろな不平等があるということについては、これは憲法のもとにおいて不平等を政府がつくっておるということではなくて、それぞれの制度のもとにおいて、どういう運用がされておるかということが一番大きい問題になっているのではないかと思います。

第68回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1972/03/18、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 ただいま準備中でございますが、まだ最終的にこの方針をきめてはおりません。予算案が衆議院を通過して後に提出するものでございますので、その前後に最後の方針をきめて確定したいと思っておりますが、方針といたしましては、やはり従来暫定予算の編成はしばしばやっておりますので、いままでの慣例に基づいた編成でやっていきたい。つまり新規の政策経費というようなものはできるだけ暫定予算にはのらないという方針でいきたいと思っております。
【次の発言】 暫定予算の期間を、たとえば二十五日にするか一カ月にするかということも、まだ最終的にはきまっておりませんが、かりに一カ月というようなことになりましたら、こ……

第68回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1972/03/22、32期、自由民主党)【政府役職】

○水田国務大臣 紛争が適正に解決されているかどうか。適正に解決されていないとするのでしたら、この不服相談所で片づいたりすることなんかだけじゃなくて、もっと、次のところに持ち込まれるというようなことがあっていいと思うのですが、そういうものがほとんどないということになりますというと、私は、適当に解決されているのじゃないかというふうに思います。で、私あたりの経験でありますと、この苦情相談所にまで出るようなことでなくて、その前の段階で、こういう問題があるので何とか証券会社にこれを考えてやれというようなことを言ってもらいたいとかなんとかというような陳情が、郷里関係などで、四、五年前にはたくさんあったもの……



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データ更新日:2023/02/05

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