このページでは西村直己衆議院議員の32期(1969/12/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は32期国会活動統計で確認できます。
○西村直己君 私は、自由民主党を代表いたしまして、外交問題、主としてわが国の安全保障、特に日米安全保障条約の継続の必要性と日中問題に関しまして、総理大臣に質問いたしたいと存じます。 それに先立ちまして、私はまず、当面、世界の注目を集めておりますインドシナ情勢について、政府の見解をただしたいと思います。 アジアの平和と安定が、わが国の平和と安定に密接な関係を有することは、いまさらあらためて申すまでもございません。この点に関しまして、同じアジアに位するわれわれといたしまして、最近のカンボジアを中心といたしますインドシナ情勢の推移に重大な関心を抱かざるを得ないのであります。言うまでもなく、カンボ……
○国務大臣(西村直己君) 沖繩における公用地等の暫定使用に関する法律案について、その趣旨を御説明いたします。 この法律案は、沖繩の復帰に伴いまして、沖繩におきます公用地等のために必要な土地または工作物に関する暫定使用について特別な措置を定めるものであります。 いわゆる沖繩返還協定の効力発生の日から沖繩はわが国に復帰することとなりまして、わが国はこの地域に対する施政の権能と責任を持つこととなりますが、アメリカ合衆国が現在施政権者として公の目的のために使用している土地または工作物のうちには、国などがそのまま引き続き公用地等として使用することを必要とするものがあるのであります。 これらのものを……
○西村(直)国務大臣 私といたしまして初めて内閣委員会に出席をいたしますので、一言委員長並びに委員各位にごあいさつを申し上げます。
実は先般、非常な大きな事故を起こしまして、前長官退任をされましたあとを受けまして、不肖私、防衛庁長官の職に任ぜられたわけであります。自衛隊並びに防衛のあり方については、御論議もきわめて多い時期であります。また、国民各位を代表される各委員の方々、御審議の過程を通じて、十分の御叱正なり御批判なり、あるいは御指導なりを賜わりますように、不肖でございますが、よろしくお願いを申し上げる次第でございます。
【次の発言】 自衛隊の原点に立つという、ただ単なることばでございます……
○西村(直)国務大臣 私が着任したのは二日でございますから、諸般の事項または政府の航空安全対策等も閣議了承等を得る、そのあとでございますから、十日でございます。
【次の発言】 大事な自衛隊の大きな総反省の時期でありますから、従来は着任してごあいさつを直ちにやるのでありますが、事故対策ということで政府全体の意思等を見きわめまして、そうして実は基本的には、私は文書で所信としてこれを出発点としたわけであります。ただ全体に対するあれは、この文章に書いたようではきわめて抽象的でありますから、そこで、航空安全対策ではこういうものが出たとか、犠牲者に対してはさらにこういう心がまえでいけとか、これは単に航空だ……
○西村(直)国務大臣 その前に、防衛分担金とか兵器を買ってもらいたいとか、こういうものは、合同委員会等に出た閣僚諸君からも、私に何らの要求もなければ相談もない。またアメリカサイドからも、正式に何ら私に打診してきたものはございません。ただ一般論として、アメリカがドル防衛の立場から、世界の関係与国、また日本を含めた関係与国に対して、何らか負担をしてもらいたいという気持ちがあることはわかります。 そこで今度は、四次防という一つの問題とここで関連して裏をひっくり返せば、兵器の国産化との関係、そういうふうになってまいります。もともと四次防というものは一つの防衛庁の原案でございます。まだ何らこれが確定し……
○西村(直)国務大臣 沖繩における公用地等の暫定使用に関する法律案の提案の理由と内容の概要について、御説明いたします。 この法律案は、沖繩の復帰に伴い、沖繩における公用地等のために必要な土地または工作物に関する暫定使用について特別な措置を定めるものであります。 いわゆる沖繩返還協定の効力発生の日から沖繩はわが国に復帰することになり、わが国は、この地域に対する施政の権能と責任を持つこととなりますが、アメリカ合衆国が現在施政権者として公の目的のために使用している土地または工作物のうちには、国等がそのまま引き続き公用地等として使用することを必要とするものがあります。 これらのものを大別いたしま……
○西村(直)国務大臣 基本的には総理からお話いただきまして、多少つけ足しをさしていただきます。 沖繩の基地が、返還に向かって強化されているんじゃないかとよく一部の方はおっしゃいますが、私どもが現在見ておるところでは、それは逆行しておると思います。実際の人員の傾向からまいりましても、昨年の四月には五万八千名ぐらいの米軍人がいたのが、その後にはかなり減ってきておりまして、一万数千名もうすでに減っております。したがって、現在は四万四、五千というような状況に立っております。これにあわせて、軍属方面も減っておる。それからもちろん機能的にも、いろいろいわれるようなものも、日本がナイキなどを引き受けますれ……
○西村(直)国務大臣 自衛隊の配備につきましていろいろ御心配いただいておるが、この席で私はそれについても、ひとつ地元のいろいろな歴史的な状況、また感情、受け入れ体制、自衛隊に対する認識等も考えて慎重には考えたい、このことはしばしば申し上げておるのであります。 配備の計画を具体的に申せとおっしゃれば詳細に申しますが、大略申しますと、一応考えられておるのは、当初において三千二百名、これは陸海空それぞれに分かれます。最終的に、大体お説のように六千八百程度を考えておるわけであります。 なお、これは時期とかあるいは内容につきましてはいろいろ考えますが、内地と比べて過大であるというふうなお考えにつきま……
○西村(直)国務大臣 ただいまお尋ねの公用地等暫定使用法案、その名のとおり、一つは公用地等でございます。一つは暫定使用、この二つに性格がなっているわけであります。この問題につきましては、何としても非常に大事な土地であります。これはもうよくわかります。したがって、その中で巨大なものを――占領下時代からずっと大きな基地が存在しておる。これは将来の沖繩のためにも非常に不幸なことである。でありますから、基本的には基地を整理統合するという方針、返還協定にも一部そういう形は出ておりますが、万全でない。これは今後ともできる限り政府が努力をしてまいりたい。 また、第二は公用地等でございますが、公用地等と申し……
○西村(直)国務大臣 請求権あるいは諸請求につきまして、アメリカサイドがやるものはもちろんアメリカサイドでやってもらうわけでありますが、日本の責任においてやらなければならぬものにつきましては、実態の把握というものが大事であります。ただ残念ながらただいま施政権下にありますから、言いかえれば人のふところまで入り込んでということがなかなか権限上できない。しかし、われわれとしては来年度予算に必要なる調査費を計上して、復帰後直ちに実態調査等をやり、われわれの施設庁等で原則としてやるべきものについては、われわれのやるべきものを明らかにして処置をしてまいりたいという考えであります。
○西村(直)国務大臣 中谷君は、ただいま七つの演習地の問題で御質問になりました。それは具体問題でありますが、私の趣旨説明は、沖繩の提供すべき基地、その他公用地等全般につきまして、もちろん、海外に行っているとか、あるいは不在者があるとかいう趣旨で、全体をさして私どもは申し上げたわけであります。
【次の発言】 七つの演習場のうち、一部は、御存じのとおり、その時点において契約がないという部分については暫定使用法が適用になるわけです。これは先般の協定委員会で申し上げたのでありますが、残った分については、ただいま事務当局の諸君が言われるように、契約としてのあるいは引き続き使っておるという実態があれば、私……
○西村(直)国務大臣 先般楢崎委員、堀委員から御指摘がありました件について御答弁なり釈明なりをさせていただきます。 私の発言でございますが、一カ月余ほど前でございまして十分な記憶はございませんが、ただ、それらにつきまして、委員各位また国会を通して非常に御心配、御迷惑、いろいろ誤解を生んでいるという点については、私が不明であり不徳であるという点は深くおわびを申し上げる次第であります。 そこで、ちょっと当日のことを記憶をたどってまいりますと、朝の閣議のあとでございまして、当日は記者の方々も四、五名しか集まっておりません。普通の通例の閣議事項を報告して、それから雑談、懇談に移りまして、そしてそれ……
○西村(直)国務大臣 ニクソン・ドクトリンは、御存じのように、できるだけアジア地域において、大規模な戦争の場合は別として、一応局地の紛争等に対してはなるだけ自助でいってもらいたい、セルフヘルプでいってもらいたい。それは、マンパワーとか、あるいはそれぞれの国の事情に応じてというような段階に入っているわけであります。いま一つは、ベトナム自体は、すでに御存じのとおり相当な撤兵をしておりますし、韓国もやっているわけであります。台湾等については、私どもはあまり具体的に聞いておりません。 数字を具体的にということは、必ずしも的確には答えられないかもしれませんが、防衛局長から、簡単に要点だけさらに補足させ……
○西村(直)国務大臣 そういう細部にわたっての状況はとっていないかもしれません、アメリカ施政権下におけるアメリカ軍の行動でございますから。
【次の発言】 軍事的な問題だから、私から御答弁申し上げます。
現在はアメリカのいわゆる沖繩駐留の軍はアメリカの施政権下にあって、全体のいろいろな仕事をやっていると思います。ただ、これが返還になりますれば、安保条約上の任務としての極東の安全、これは日本を含む、並びに日本の本土の防衛――これは訓練というものは、戦争をするのではなくて、戦争の抑止力としてすべて訓練をしている、こう解釈するので、訓練していればすぐ戦争に結びつけるというのは、これは私は行き過ぎでは……
○西村(直)国務大臣 ちょうど私、全日空事故のあとを受けまして、急遽――わずか三カ月前後でございます、その間にこの問題を扱わされたわけであります。経過等もいろいろ調べました。決してこれは久保・カーチス協定そのものから出ておるものではございません。(「協定か」と呼ぶ者あり)取りきめですね。失礼。それで、私としましては、国のファンクションとして、いろいろ国家がやらなければならぬファンクションというものがある、これを引き継いでいく、その場合には、確かに公用地あるいは公共用地――直接でないものもあります。公共団体等が受けるもの。しかし、いずれにしても、国家のファンクションとして引き続いて円満に諸行政を……
○西村(直)国務大臣 そういう約束はした覚えございません。
【次の発言】 これは先ほど来施設庁長官がお答えしたとおり、メースBの基地なんかでも、一つの基地のワンセットになっておるものですから、なるほどランチャーは取り除いたけれども、私は返還の対象になっている、こう思います。
【次の発言】 それは施設庁長官からお答えさせます。
【次の発言】 在日米軍になります。――沖繩返還後の沖繩にいる軍隊は在日米軍になるか、こういう御質問でしょう。
○西村(直)国務大臣 存じません。
【次の発言】 核に関しましては、自衛隊はあまり研究いたしません。御存じのとおり、原潜そのものが文書に出たとかいうことでも国会からおしかりを受けるような状況で。しかし、御質問がありますから――核の基地という意味は、私は、核兵器、運搬兵器を含めて、それに関連してランチャーというようなものがついている場合のそれの部分を称するのではないかと思うのであります。したがって、メースB等は、御存じのとおりランチャーまで撤去する。撤去すればあとは土地が残るのでありますが、これは核の基地とはいえないと思います。
【次の発言】 御存じのとおり、私のほうには防衛施設庁がございます。……
○西村(直)国務大臣 久保・カーチスは、これは取りきめでございまして、協定ではございません。これは御存じのとおりに、沖繩が本土に復帰いたします、そうすると、わが国の国の作用あるいは責務といたしまして、陸上あるいは海上、あるいは防空、また民生協力のために自衛隊を配置する、これはもう当然の国の責務でございます。もちろん、やり方につきましては、いろいろこれは慎重な方法をとります。そこで、それを配置しますのにあたりまして、率直に申しますと、防衛力であるとか、アメリカは軍の作用でございます、したがって、かなり技術的なものが要るわけであります。また自衛隊自体も、一つの単位をもって、最小限の単位を組み上げて……
○西村(直)国務大臣 ただいま議題となりました防衛庁職員給与法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 この法律案は、このたび提出されました一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案の例に準じて、防衛庁職員の給与の改定を行なうものであります。 すなわち、参事官等及び自衛官の俸給並びに防衛大学校学生の学生手当等を一般職の職員の給与改定の例に準じて改定するとともに、営外手当についても従前の例にならい改定することといたしております。 なお、事務官等の俸給、扶養手当、医師及び歯科医師である自衛官または事務官等に対する初任給調整手当等につきまし……
○西村(直)国務大臣 沖繩の復帰に伴う防衛庁関係法律の適用の特別措置等に関する法律案の提案の理由と内容の概要について御説明いたします。 この法律案は、沖繩の復帰に伴い、防衛庁関係法律の適用についての暫定措置その他必要な特別措置等を定めるものであります。 その第一は、防衛庁職員の給与等の特別措置に関する規定であります。これは、琉球政府の職員で、沖繩の復帰の日から引き続いて防衛庁の職員となる者、及び復帰の日以後沖繩県で勤務する医師または歯科医師である防衛庁職員につきましては、一般職の国家公務員の例に準じ、政令で定めるところにより、当分の間、特別の手当を支給することができることとし、また、琉球政……
○西村(直)国務大臣 公用地等の暫定使用に関する法律につきましてのその趣旨でありますが、日本の国は、御存じのとおり安保条約、また今回沖繩が復帰いたしますにつきましては、これが国土の一部と申しますか、本土の一部になります。そうしますと、日本の国といたしましても、これを自主的に防衛する責務と申しますか、これは当然生じてまいるわけであります。陸海空、いわゆる領空なりあるいは空、海につきまして生じてまいります。したがって、これをある程度配備するということは御了解いただけると思います。私どもはできるだけ、米軍の基地はもちろん、いわんや自衛隊の基地等におきましてできる限り話し合いを主体にしたい。したがって……
○西村(直)国務大臣 HEが高性能の爆薬であることは、これはおっしゃるとおり。問題は、核弾頭というものがどういう形であるか、これはなかなかわれわれ自体が確認はできない問題でありますが、核物質そのものがいろいろ、飛行機の墜落、スペインであった事故等、これ自体が爆発をしたという例はまだない。問題は、しかし起爆をどういう形でやるか、ときにHEなどを使うということは想定される。その性能についていろいろだだいま、相当な距離に非常に被害を与えるというような御説明がありましたが、これはやや専門的なことでありますので、私どものほうで一応調査しておるHEに関する所見を、専門職から述べさしたいと思います。
○西村(直)国務大臣 現在アメリカの施政権下にあり、アメリカのいわゆるハワイその他の指揮系統にあるものもございまして、直接日本自体の関係ではございません。それから、その中にただいまお話のありましたような特殊部隊といわれるようなもの、これは一応私から申し上げますと、第三海兵水陸両用部隊、第七心理作戦部隊、アジア特殊行動部隊、陸軍混成サービス群、SR71型の偵察機の群、それから楚辺にある統合情報処理センター、FBIS、これも通信関係の機関だと思います。太平洋陸軍情報学校、こういうものもございます。ただいま私らがキャッチしたのでは太平洋の陸軍情報学校、これらは復帰のときに大体撤廃されるという話を聞い……
○西村(直)国務大臣 昨日お求めいただきました資料は、一応ごらんのとおり差し上げてあります。御存じのとおり、われわれの……(楢崎委員
「時間がありませんから、言ったことだけ答えてください」と呼ぶ)開発計画ですな、四次防の。その中にはそれは入っていないです。(楢崎委員「委員長、困りますよ、私が質問したとおり答えてもらえばいいんです」と呼ぶ)ですから、四次防の開発計画……。
【次の発言】 私の手元にあります議事録は、これが直接あなたにもお見せしましたものであります。そして、その中には、いまお読みになりましたような原潜というようなものは全然出ておらないのであります。それで、問題は、しかもそれをきょ……
○西村(直)国務大臣 御答弁申し上げる前に、簡略ではございますが心からごあいさつを申し上げます。 今回はからずも、この大事故に際しまして、新しく防衛庁長官を拝命いたしました。非常に重責であることを痛感いたしておると同時に、あの事故に対しましての国民に対するおわび、またなくなられた方々並びに御遺族に対しまして、心から深くおわびを申し上げる次第であります。そして、長官が交代をいたしましても、その責任は私といたしましてはますます深く痛感をして、これからの身を処してまいりたいということを一言申し上げ、また、国民を代表される各位におかれましても、心からのおしかりなり御鞭撻なり御指導なり、ひとついただき……
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