このページでは西村直己衆議院議員の29期(1960/11/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は29期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(西村直己君) 先日の参議院の予算委員会におきまして、日本共産党岩間議員から、防衛庁の治安行動草案なるものを手に入れたといって発表したのであります。自衛隊といたしましては、治安維持そのものは本来の任務でありまして、従来とも、治安行動の基準なるものは、隊内におきまして、一応草案として、検討はたびたび重ねておるのであります。また、草案そのものも、年によって相当改変はされております。ただ、かかるものが、かりに、いかなる経路にいたしましても、入手されたといたしますれば、まことに遺憾にたえないところでありまして、自衛隊といたしましては、もちろん、これは事実それが入手されたものであるかどうかは、……
○西村国務大臣 私はこのたび防衛庁長官に就任することになりました西村直己でございます。 申し上げるまでもなく、自衛隊はわが国の平和と独立を守り、わが国を直接間接の侵略から防衛することを任務とする重い責任を持たされておるのであります。私といたしましても責任の重かつ大であるということを痛感いたします。今後当委員会におきまして何かと委員各位の御指導、御鞭撻を賜わることが多いと存じますが、どうぞ今後ともこの上ともよろしくお願いを申し上げます。私は極力国民に対しまして信頼される、親しまれかつ頼もしい、こういう自衛隊の育成に一そうの努力を払いたい覚悟でございますが、一つ皆様方の重なる御協力をお願い申し上……
○西村国務大臣 防衛庁職員給与法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由並びに内容の概要を説明申し上げます。 この改正案は、今般提出されました一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案の例に準じまして、防衛庁職員の俸給月額の改定等を行なおうとするものであります。すなわち、まず事務次官、統合幕僚会議の議長及び参事官等並びに自衛官の俸給表につきましては、一般職の例に準じて改定を行なうこととし、事務官等の俸給表につきましては、従前通り一般職に適用される俸給表によることといたしております。これにあわせて、防衛大学校の学生に対する学生手当の額につきましても改定を行なうことといたして……
○西村国務大臣 ただいま御提案の修正案につきましては、自衛官俸給表の構成上から見まして必ずしも適当とは申せませんので、遺憾ながら賛成いたしかねる次第でございます。
○西村国務大臣 防衛庁設置法の一部を改正する法律案及び自衛隊法の一部を改正する法律案の提案の理由及び内容の概要について御説明申し上げます。 最初に、防衛庁設置法の一部を改正する法律案について申し上げます。 政府は、国力国情に応じて防衛力を整備する必要があると認め、防衛庁の職員の定員を八千四百五人増加し、現在の定員二十五万四千七百九十九人を二十六万三千二百四人に改めることといたしました。この八千四百五人の増加分のうち、七千四百十六人が自衛官で残りの九百八十九人が自衛官以外の職員であります。自衛官の増加分は、そのおもなるものについて申し上げますと、陸上自衛隊については千五百人でありまして、施設……
○西村国務大臣 来年度予算要求は、ただいまはまだ事務折衝の段階でございまして、私着任いたします以前からある程度の事務折衝に入っているわけでございます。従って私といたしましても、その方針は一応引き継いで参っておるわけであります。その方針といたしましては、陸、海、空三軍のうちで、陸の特異性としましては三十六、三十七年度に師団編成に、言いかえれば十三個師団の方向へ変えて参りたい。同時に装備等においても必要なる限度においての近代化を行ないたい、これが一つの方向でございます。それから海の自衛隊につきましては、これは御存じの通り艦船が古くなって使用に耐えない、国土防衛上役に立たない面に対しまして、代艦建造……
○西村国務大臣 お答えいたします。 アメリカのドル防衛政策が日本の防衛費を拡張しはせぬか、端的に申しますれば、そういう御質問のように承りました。そこでアメリカの極東、特に日本における戦略というか、それに伴うところの兵力その他の装備、配置等が大きな変更がくるかどうか、ただいまのところ私どもはそういう話を聞いておりませんし、またそう考えておりません。問題はただドル防衛の見地から家族の引き揚げ、こういうことは当然発表にもなっております。これ自体は直ちに私の所管いたしております防衛庁の経費に影響を及ぼすものでない、こういうことでございます。 それからいま一つ、対日軍事援助の問題でありますが、従来確……
○西村国務大臣 ドル防衛とともに昨日基地の縮小というような問題についても、ゲーツ国防長官の指令というものが報道されております。しかしドル防衛からきて、御存じの通り援助に対しての削減があるかどうか、これについては昨日御答弁申し上げたように、防衛庁としては大体従来から有償に切りかえていく。従ってさしあたり大きなる変化はない。それから昨日の基地縮小のことについては、まだわれわれの方には正式に何ら話もない段階であります。特に後方部隊に対して多少、たとえば家族の引き揚げはもちろんでありますが、多少病院、学校等、そういうものには影響がある。あるいは厚生施設、これらはさらに米軍の方の具体的実施という影響と相……
○西村国務大臣 お答えいたします。 基地一般論といたしましては、私ども日米安全保障体制を持っておりますから、必要最小限度の基地は提供しなければならぬという義務を持っておることは、御理解をいただけると思います。個々具体的の問題になりますと、ケース・バイ・ケースで、その必要度あるいは国民に与える不利益、こういうものを十分に認識しながら考えていかなければならぬと思います。 ただいま御質問の水戸の射撃場の問題につきましては、私も十分従来からの御要望、特に原子力諸設備に関連いたしましての問題、あるいは地元の総合開発という面からの強い御要望を聞いておるのであります。私以前の歴代の長官、並びにまた、直接……
○西村国務大臣 新島の問題で紛争が起こっておるのは、まことに遺憾であると思います。ただ新島の問題は、御存じの方が大部分でありますが、これはあくまでもミサイルの試射場でありまして、私どもの立場としてはこれが村民の一部に宣伝されるように、将来のいわゆる防衛基地になるとか、そういうようなことは毛頭考えてもおらないのであります。しかもミサイルの試射そのものは年に二十回程度であります。年間わずかに二十回程度のミサイルの試射をやろう、こういうことであります。そして試射されましたミサイルは落下傘をつけてフロートによって回収しまして、もちろんこれには爆発物も装填しない、こういうようなことはすでにあの当初から村……
○西村国務大臣 昭和三十六年度防衛庁予算につきまして、その概要を御説明いたします。 一 昭和三十六年度の防衛庁の歳出予算の総額は、千七百十七億千六百七十五万六千円でありまして、これを昭和三十五年度の歳出予算額千五百十六億三千七百三十八万七千円、これは補正予算を含んでおりますが、これに比べますと二百億七千九百三十六万九千円の増加となっております。 このほか国庫債務負担行為として、航空機の購入について五十九億七千六百五十一万千円、器材の整備について百六十二億九千百十一万六千円、弾薬の購入について十二億四千五百八十九万一千円、施設の整備について二十四億七千五百十八万四千円、艦船の建造について二十……
○西村国務大臣 防衛庁設置法の一部を改正する法律案及び自衛隊法の一部を改正する法律案の提案の理由及び内容の概要について御説明申し上げます。 最初に、防衛庁設置法の一部を改正する法律案について申し上げます。 政府は、国力国情に応じて防衛力を整備する必要があることを認め、防衛庁の職員の定員を一万三千五百三十四人増加し、現在の定員二十五万四千七百九十九人を二十六万八千三百三十三人に改めることといたしました。この一万三千五百二十四人の増加分のうち一万千七十四人が自衛官で、残りの二千四百六十人が自衛官以外の職員であります。自衛官の増加分はそのおもなるものについて申し上げますと、陸上自衛隊については千……
○西村国務大臣 第一次防衛力整備計画は、すでに辻委員も御存じの通り、三十五年度が最終年次になっております。従ってでき得れば三十六年から次期防衛力整備計画にのっとって参るのが一番妥当だということは私も考えておりました。しかし遺憾ながらその間に諸般の情勢の変化がございました。またその審議をすべき過程におきまして、諸情勢が緊迫をいたしておったわけであります。一つは御存じの通り、私の口から申し上げるまでもなく、昨年の上半期の大半は、いわゆる安保騒動という状態があったことを御存じの通りであります。続いて政変があり、また続いて総選挙、その後におきまして従来の構想に加うるに職員のべース・アップというような一……
○西村国務大臣 連合国占領軍等の行為等による被害者等に対する給付金の支給に関する法律案の提案理由及び概要について御説明申し上げます。 占領期間中における連合国占領軍等の行為により、死亡し、負傷し、または疾病にかかった被害者に対しましては、昭和二十一年五月、閣議決定により見舞金支給措置を講じ、さらに昭和二十七年五月、閣議了解により追給措置を講じてきたのでありますが、これについてその金額が少なきに過ぎるという理由をもって、被害者より政府並びに国会に対し、しばしば救済の陳情並びに請願が行なわれてきたところであります。 政府は、昭和三十四年度に調達庁をして全国的に実態を調査せしめました結果、被害者……
○西村国務大臣 特殊海事損害の賠償の請求に関する特別措置法案の提案理由及び内容の概要について御説明いたします。 この法案は、新安全保障条約に基づく地位協定第十八条第五項(g)の規定により、同項の他の規定の適用を受けないこととなる特殊の海事損害の賠償請求の円滑な解決をはかるものであります。 旧行政協定にかわる地位協定におきましては、民事請求権に関する第十八条の規定は全面的に米国がNATO諸国と結んでおります同種協定と同様なものになったことは御承知の通りであります。従いまして同条第五項(g)におきまして、日本国にあるアメリカ合衆国軍の船舶の航行等から生じます事故によりまして第三者がこうむりまし……
○西村国務大臣 ただいま御審議願っておりますものは、主として御審議願いました三十六年度予算案とうらはらであるわけでございます。御存じの通り第一次防衛力整備計画は三十五年度、つまり三月三十一日をもって一応終了した格好になっております。しかしながら全部これがりっぱに完成したわけでありませんで、未充足、未完了の部分も残っております。と同時に第二次防衛力整備計画というものは、従来赤城構想といわれまして、三十六年度を初年度として五カ年間の長期計画を立てる意欲のもとに発表されたものでありますが、御存じの通り昨年一年は安保国会あるいは選挙、政変等の事情から、それが政府として確定を見るに至りませんでした。しか……
○西村国務大臣 昨日の昼前後におきまして、北海道の第二航空団所属のF86F昼間ジェット戦闘機訓練中に起きた事故、この点はまことに遺憾に存じております。また昨夜来夜半を徹しましてその後の状況等を詳細に現在聴取中でございます。従いまして現在までにわかりました一応の概況を教育局長から詳細に御報告し、その上におきましてさらに私どもの考えなりを御質問によって申し上げてみたい、こう考えておる次第でございます。
【次の発言】 石橋さんの御質問でございますが、私も全く同感でございます。これによりまして、現在までは、御存じの通り昨日の午後のできごとでございますし、また場所も離れております。従いまして夜を徹しまし……
○西村国務大臣 お答えいたします。非常に遺憾な事故を起こしたわけでありますが、一人だけ現在まで遺体がまだ見つからないのでございまして、十日の日に葬儀その他等を執行いたし、同時に事故の状況の調査につきましては、従来は地方の隊におきまして事故調査等の機関を置いたのでありますが、今回は空幕にその中心を置きまして、そして関係の気象庁その他とも十分合同いたしました形において調査会を設け、その間に私としましては、防衛庁並びに関係の諸君に対しましてできる範囲、わかりました範囲は明らかに事実を申し上げる、こういうふうに国会に御報告するように私も指導いたしております。本日までにわかりました状況等につきまして、所……
○西村国務大臣 まず防衛二法案の改正そのものが、よく世間から安保条約に基づいて改正するのじゃないか、こういうふうに一部宣伝され、解釈される向きもありますが、私どもはそういう建前ではございません。ただいま総理からるるお話がありましたように、わが国はわが国の立場において、国力国情に応じて自衛力というものを漸増して参る、この基本方針に基づいたものが今回の防衛庁設置法あるいは自衛隊法の改正でございます。いわんやこの防衛二法案を曲解いたしまして、あるいは曲解以上の宣伝の意味をもちまして解釈をいたしまして、核装備などと結びつけるということは、これはいささか私どもとしては噴飯に値する程度の解釈ではないかと思……
○西村国務大臣 お尋ねの出動時と申しますのは、防衛庁設置法二十六条第四号、出動時の自衛隊、これは自衛隊法の七十六条一項内閣総理大臣の命令によって行なわれる防衛出動、それから七十八条一項でございますか、内閣総理大臣の命令によって行なわれる治安出動、それから八十一条一項、二項の規定による都道府県知事の要請によって内閣総理大臣の命ずる治安出動、この三者を含めて出動時、こういうふうに解釈いたしております。
【次の発言】 今回は防衛庁設置法におけるシビリアン優位の原則はくずしてないつもりでございます。統合幕僚会議の所管の事務を変更した。そうしておっしゃる通り作戦の流線型といいますか、機動化、効率化をはか……
○西村国務大臣 重ねての山内さんの御質問でございますが、私ども憲法解釈といたしまして、憲法だけを取り上げて憲法の法理論的解釈としては、自衛隊が核装備する、自衛隊のため必要最小限度の実力以下のものとして認められるかどうか。この場合でありますが、もちろん原水爆のような他国に攻撃的脅威を与えるような核装備をするということは、私ども憲法では認めないと解釈しております。ただ核兵器と名がつけば一切これを禁止するのだ、これを保有することは一切違憲であるということは、ちょっとわれわれとしては憲法解釈上行き過ぎである。言いかえますれば軍事技術の発展と申しますか、兵器の研究開発の進んだ場合におきまして、他国に攻撃……
○西村国務大臣 ただいま新島の問題について御質問がございましたが、新島は御存じの通り私どもとしては基地ではない。基地だというお説もありまして、いろいろ批判なり強い反対運動もありましたが、基地でない。現在のところは、本村におきましては九割の島民の御賛成を得ているというふうに私どもはとっておるのでございます。もちろんこれが試射場と申しますか、ミサイルの誘導の試験場が設置されて開始されますれば、当然年間においてある程度、大体二十回くらいという考えでありますが、二十日とか一月とか、特定の時間海上の制限を受けなければならぬ。それにつきましては十分現地の関係者と了解を得まして、そのもとに協定なり補償なりの……
○西村国務大臣 まず厚木におきまして貴重な人命がそこなわれましたことは、まことに遺憾であると思います。また飛鳥田さんがお話になりますように、米軍の事故が最近頻発しておる。これに対しましては調達庁はその所管の範囲内において十分、あるいは合同委員会あるいはその他の方法を通じて折衝する。私も確かに地位協定の第三条三項に基づきまして、やはりこの精神というものはあくまでも貫かしていかなければいかぬ。元来この安保協定そのものが、日米の共同利益、また相互信頼に基づいていること御存じの通りでありますから、その精神を生かすのであります。従ってわれわれは貴重な人命をそこなうような方法において、安保体制を守るという……
○西村国務大臣 ただいまの総理大臣の御答弁に関しまして、私から申し上げますが、最初新しくこういう定員増を、しかも一次計画の中で定員増をしたのではないか。一次計画というのはあくまでも計画でございまして、たとえば陸上においては十七万に対して目標十八万、それから艦艇におきましても現在保有しておる艦艇は目標に達しておりません。その範囲内においてのいわゆる増員であり、艦艇あるいは航空機増に対しまする増員でございます。問題は、主力は海空でございまして、一万一千名の自衛官の中で九千五百名は海空の増員でございますから、この点は御納得がいただけると思うのであります。問題は陸上自衛隊について千五百名増員する。これ……
○西村国務大臣 この安保条約の基本は、それの根底にある思想と申しますか、考え方がきわめて大事なんであります。そこで日米安全保障体制を結ぶことによって、平和あるいは安全というものが確保できるかどうかでございます。われわれといたしましては、これは国会でも非常に問題になりましたが、長い論議の結果、安全保障体制を結ぶことによって、むしろ国の安全、言いかえますればこれによって戦争が抑止できる、あるいは進んでは平和の確保ができる、そういう趣旨のもとにこれが結ばれておる。この観点からまずものを見ていただきたい。またわれわれはそう見ておるのであります。特にこの第一条におきましても、締約国は、国際連合憲章に定め……
○西村国務大臣 お答えいたします。私どもといたしましては、調達庁の面とそれから自衛隊の面と二つの農地関係を持つ、いわゆる基地と称しますか、そういうものがあるわけであります。駐留軍の方は、講和条約発効後、特にまた岸・アイク共同声明で米軍の駐留がなくなりましてから、かなりの部分が返還になっております。それから自衛隊自体につきましても、農地をできるだけつぶさない、こういう方針のもとにやっておるわけであります。ただ飛行場であるとかへ特殊な場合に農地にかかる場合があるのであります。
【次の発言】 おっしゃる通り、今自衛隊の施設区域の総面積は一億二千万坪であります。この中で農地は千二百万坪、約一割でござい……
○西村国務大臣 ドル防衛自体が直接影響する面は、駐留軍の経費の節約という点から、駐留軍労務者等に関係が出てくる場合がある。もう一つは、購入物資等の関係がありますが、駐留軍労務者につきましては、家族の引き揚げは今のところ見合わせる。しかし新大統領の国際収支の特別教書等でも、年間一軒で八十ドルぐらい節約させようという線から、非常に強い影響は出ていないと思います。ただしすでに横須賀で直接雇用の労務者につきまして、PXの従業員が千名のうち百九十五名、これが二月までに漸次整理される、こういう格好になりまして、その他につきましてはまだ強い影響は出ておりません。しかし私は多少の経費の節約が出て参ると思います……
○西村国務大臣 保科委員から言われる通り、ケネディの新教書あるいはモスクワにおける各国の共産党の首脳者の会合等を通して、世界に対する外交その他の面についての意見というものは相当われわれもよく理解し得るところであります。従って、私どもといたしましては、防衛庁すなわち自衛隊の本来の任務、言いかえれば国土の自衛、そのための安全、平和を守る、こういう任務に向かってますますこれを生かしていかなければならぬというのが私どもの所信であります。言いかえますれば、日米の安全保障体制の基盤、いま一つは国土の自衛、二つの面を有効適切にやって参る。その基本方針は、すでに昭和三十三年でございましたか、国防会議において示……
○西村国務大臣 お答えいたします。ちょっと御質問の趣旨がわかりませんが、全般の発注でございますか。武器生産、航空機から一切弾薬等を含めてということでございますれば、それではちょっと時間をおかし願いたいと思います、数字のことでございますから。
【次の発言】 防衛庁といたしましては、自衛隊の在来武器と申しますか、在来兵器の刷新改善と同時に、誘導弾の研究開発、多少の購入をやっております。そこで在来兵器はさておきまして、誘導弾、ミサイル関係につきましては、防空を主眼にしまして、防御用ということに限界を置きます。従って比較的小型な、小規模のものであります。その中ですでに購入いたしましたものには、御存じの……
○西村国務大臣 中共が核武装をする、あるいはまた核実験をやるという的確な情報はつかんではおらないのでありますが、しかし、不確実な情報としては核実験を数年あるいは二、三年後には行なうのではないかということが言われておるのであります。また核実験とは別に核武装の方はより安易であろうと思うのであります。従ってわが国に対してこれ自体が直接の脅威になるかどうか、この問題につきましては、とにかくそういう方向をとることについては好ましくないということは一応言えると思うのであります。もちろんこれに対して、先ほどお話がありました核実験等は外交上の問題あるいは原水協等が取り上げらるべきじゃないかと私も同感に存じてお……
○西村国務大臣 外務省の身分をもちまして防衛庁から派遣になっております。
【次の発言】 自衛隊は国内の安全と独立を守るのが任務でありますから、別に米軍とラオス問題について打ち合わせなどはいたしません。
【次の発言】 具体的な事実は存じませんが、時おり、年に一回か二回ぐらいは米軍の招聘で視察等はいたす場合があろうと思いますが、それらの一つの事実ではないかと思います。詳細必要であれば政府委員から説明いたします。
【次の発言】 お答えいたします。私の記憶では逆で、海幕長が陸幕の者を連れて三、四名でマニラにありました演習展示と申しますか、それに招聘を受けて行って帰って参った、こう記憶いたしております。
○西村国務大臣 キャラウエー高等弁務官が沖繩に赴任する途次に、あいさつにお寄りになったことは事実でございます。その機会にお会いしました。また従来から自衛隊員を希望する沖繩在住の人たちがありますので、できるならばわれわれとしてはそういう者は自衛隊にほしい、こういうことは話をしました。
【次の発言】 自衛隊員を希望しまして、沖繩の人たちが内地に参りまして試験を受けておるのは、現在ではこれは常識でございます。それ以上に昭和二十八年でございましたか、沖繩で南方連絡事務局ですか、それを通じ、向こうの琉球政府あるいは米軍の代表機関、それらの了解のもとに募集をやって応募を受けたことがあります。そういう例から……
○西村国務大臣 お答えいたします。ただいま外務大臣からお話がありましたように、中立の可能な条件としては、何といっても戦略的価値があるかどうかということ。わが国の場合には戦略的価値は相当重要を帯びておるということは私から申し上げるまでもないのであります。いま一つは、これは外交上の問題でありますが、周辺の関係ある国々がその国の中立を保たせるという強い決意があるかどうか、この関係があります。この場合に、日本においてはたしてその関係国の決意というものが見られるかどうか、私は疑いなきを得ないのであります。と同時に、もちろん経済の自給自足、いろいろございますが、最後には、その国の国民が独力をもって排除する……
○西村(直)委員 第一分科会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 本分科会は、昭和三十七年度総予算中、皇室費、国会、裁判所、会計検査院、内閣、経済企画庁を除く総理府、法務省及び大蔵省所管並びに他の分科会の所管事項以外の予算につきまして、慎重に、審議いたしました。 審議は、まず二月十九日、各省、各庁当局よりそれぞれ所管予算の説明を聴取し、翌二月二十日より昨日まで、七日間にわたり質疑を行ないました。質疑応答の詳細につきましては、時間の関係もありますので、会議録に譲ることといたしまして、ここではその中の若干についてごく簡単に申し上げます。 まず大蔵省関係につきまして、EEC……
○西村国務大臣 第一次防衛力整備計画の目標は、ただいま国防会議事務局長からお話があった通りでございまして、この目標の自衛官十八万名に対して、現在十七万ということであります。それから海上自衛隊は、艦艇が十二万四千トンに対して十万四千三百八十一トンであります。航空機目標二百二十二機に対して二百十五機、航空自衛隊が、航空機目標千三百機に対して千百七機ということになっております。
【次の発言】 防衛局長からお答えいたさせます。
【次の発言】 先般の一月十三日の国防会議の決定に基づきまして、すみやかに防衛庁においてこれを策定して、国防会議において慎重審議決定する、こういう基本方針に基づきまして、私どもの……
○西村国務大臣 細部にわたりましては政府委員から御説明いたしますが、海上、航空は別といたしまして、陸上について特にお尋ねがあったように、自衛官の欠員が多い。確かに十一月現在では二万、九月では一万八千でございますか、そういう数字が出ておることは事実でございます。そこで、万台の一万とか二万とか欠員があるのはどういう理由かと申しますが、一応従来の事例を申し上げますと、欠員は三十一年度で四千、三十二年度が九千六百、三十三年度が六千三百、三十四年度が九千五百、こういうようなのでありますが、昨今は、特に法律上の定員に対する欠員が多いことは事実でございます。これは一つは、国内の諸情勢に基づきまして、好況であ……
○西村国務大臣 私、就任いたしまして、その間の事情を引き継いでおります。従いまして、富士演習場の返還の問題については、その努力を続けて参りたいというのが、まず私の考え方であります。もちろん、その返還は自衛隊に返還する、こういうのが大体の内容であります。
それから、その経過でございますが、経過につきましては、調達庁におきまして合同委員会等の小委員会といいますか、専門委員会を通して折衝を続けておるのであります。なお、私といたしましても、その間に、さらにできる限りの努力をいたしておる次第でございます。
【次の発言】 返還という意味は、自衛隊に返還を受ける、その間において、国内の農民その他との調節は……
○西村主査 予算委員会第一分科会を開会いたします。 私が第一分科会の主査の職務を行なうことになりましたので、よろしくお願いいたします。 分科会は本日より八日間開会し、二月二十七日午後主査報告を行なうこととなっております。審査の都合上、本分科会の日程は、本日、全所管について説明聴取、明二十日及び二十一日、大蔵省所管、二十二日、皇室費、国会、裁判所、会計検査院、内閣、経済企画庁、防衛庁を除く総理府及び法務省所管、二十三口及び二十四日、防衛庁関係、二十六日、内閣、経済企画庁、防衛庁を除く総理府所管を審査することといたしました。審査の都合上、質疑の多い省庁がありました場合は、多少変更することもあり……
○西村主査 ただいまより予算委員会第一分科会を開会いたします。
本日は、昭和三十七年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、大蔵省関係を議題とし、質疑に入ります。
質疑の通告があります。順次これを許します。上林山榮吉君。
【次の発言】 滝井君。
【次の発言】 田口誠治君。
【次の発言】 赤松勇君。
【次の発言】 午前の会議に引き続き、大蔵省関係予算について質疑を続行いたします。川俣清音君。
【次の発言】 横山利秋君。
【次の発言】 井手以誠君。
【次の発言】 明二十一日午前十時より開会し、大蔵省関係について質疑を続行することとし、本日はこれにて散会いたします。
午後五時……
○西村主査 予算委員会第一分科会を開会いたします。
本日は、昭和三十七年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、大蔵省関係を議題とし、質疑を続行いたします。
質疑の通告があります。順次これを許します。横路節雄君。
【次の発言】 楯兼次郎君。
【次の発言】 永井勝次郎君。
【次の発言】 永井さん、もし国税庁が来なければ、後日時間がありますから、本日は残しますが……。
【次の発言】 明二十二日午前十時より開会し、皇室費、国会、裁判所、会計検査院、内閣、総理府、法務省所管予算の審査を行なうこととし、本日はこの程度で散会いたします。
午後一時九分散会
○西村主査 これより会議を開きます。
本日は、昭和三十七年度一般会計予算中、皇室費、国会、裁判所、会計検査院、内閣並びに防衛庁、経済企画庁を除く総理府、及び法務省所管を議題といたします。
質疑の通告があります。順次これを許します。緒方孝男君。
【次の発言】 横路節雄君。
【次の発言】 休憩前に引き続き質疑を続行いたします。稻村隆一君。
【次の発言】 臼井莊一君。
【次の発言】 では坪野君。
【次の発言】 坪野さん、あとまだたくさん待っておられますから、むしろ御質問に重点を置いてやっていただきたいと思います。
【次の発言】 川俣清音君。
○西村主査 第一分科会を開会いたします。
本日は、昭和三十七年度一般会計予算総理府所管中一防衛庁関係予算を議題といたします。
質疑の通告がありますので、順次これを許します。足鹿覺君。
【次の発言】 足鹿さん、防衛局長から、さっきの件で何か御説明したいそうです。海原防衛局長。
【次の発言】 辻原君、関連ですから一つ簡単にお願いします。きょうは時間も詰まっておりますし、本会議も間に入っておりますので。辻原弘市君。
【次の発言】 岡田君に申し上げますが、もう時間もだいぶ過ぎて、まだもう一人食事前にやりますから……
【次の発言】 東海林稔君。
○西村主査 ただいまより予算委員会第一分科会を開会いたします。
昭和三十七年度一般会計予算中経済企画庁を除く総理府所管について審査を進めます。
質疑の通告があります。順次これを許します。滝井義高君。
【次の発言】 滝井さん、この辺で終わって下さい。
【次の発言】 横路節雄君。
【次の発言】 資料の要求がありますから、またよく相談します。委員長を通して御要求下さい。
それでは、午前の会議はこの程度にとどめ、午後二時三十分まで休憩いたします。
午後一時五十一分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑の通告がありますので、これを許します。横路節雄君。
○西村主査 これより予算委員会第一分科会を開会いたします。
昭和三十七年度一般会計予算中皇室費、国会、裁判所、会計検査院、内閣、経済企画庁を除く総理府、法務省所管、昭和三十七年度特別会計予算中大蔵省所管及び昭和三十七年度政府関係機関予算中大蔵省所管を議題とし、質疑を続行いたします。武藤山治君。
【次の発言】 永井勝次郎君。
【次の発言】 永井君、きょうはあとまだ四人あるのです。それから本会議もありますし……
【次の発言】 井手以誠君。
【次の発言】 午前の会議はこの程度とし、本会議散会まで休憩いたします。
午後一時二十五分休憩
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