このページでは小山長規衆議院議員の32期(1969/12/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は32期国会活動統計で確認できます。
○小山国務大臣 環境庁長官に就任いたしました小山でございます。どうか今後ともよろしくお願いいたします。 第六十九回国会衆議院公害対策並びに環境保全特別委員会の開催にあたりまして、一言ごあいさつを申し上げます。 わが国経済の急速な拡大と都市化の過程で生じつつある公害と自然破壊は、最も緊急に解決を迫られている政治課題の一つであります。このことは、ひとりわが国のみならず、諸外国においても同様でありまして、過日ストックホルムで開かれた国連人間環境会議におきましても、環境問題を全地球的見地から取り上げ、対処していこうとしているのであります。 環境問題解決のため、新たに環境庁が設置されてから一年を経……
○小山国務大臣 いまお話しのありましたとおり、四日市の裁判あるいは三井金属が被告になりました裁判などにかんがみまして、今後の地域開発にあたっては、これらの裁判並びにそのよって来たるところの世論、こういうものを十分に配慮した政策を進めていかなくてはならない。私もまた閣内におきまして、そういう立場から、あらゆる場をとらえて、今後の企業のあり方あるいは地域開発の進め方については、これらの教訓にかんがみまして、その教訓をもとにして職責を尽くしてまいりたい、かように考えております。
【次の発言】 今後の被害者の救済あるいは予防対策という点からいいまして、おっしゃるように財産の被害をどうするかという問題に……
○小山国務大臣 瀬戸内海について、いまマスタープランをつくる段階において、特別立法を含めた調査を進めておりますことは田中委員長も御承知のとおりであります。そこで東京湾もまた瀬戸内海とほとんど同じくらいよごれておりますこと、また事実のようでございますので、これらの調査は当然やらなければなりません。そこでいまの法律をつくるかどうかというような問題については、これは当然規制を伴う法律でないといけないと思っております。そこでいまの瀬戸内海の問題のときにあわせて東京湾はどうするかということを当然考えていかなければなるまいと思っております。
【次の発言】 瀬戸内海のときにも申しましたように、いろいろな基礎……
○小山国務大臣 被害者の救済につきましては、一般的に来年の国会に被害者救済に関する制度をつくりたいということで、いまその準備を始めようとしておるところでありますが、その際に財産被害を含めるかどうか、これは含めるべきだと思いますが、財産被害を含める場合に、原因者負担ということからいいますと、一体どういう範囲にどういう徴収をすればいいかというような相当むずかしい問題もあるわけであります。財産被害を含めるべきだと思いますが、徴収の相手方あるいはその取り方、こういういろいろなむずかしい問題がありますので、準備の作業の際にこれらを含めて検討を加えていこう、こういう考え方でいま進んでおる最中であります。
○小山国務大臣 大雪山の国立公園内に貫通する道路をつくってほしいというのは前々からの懸案でありまして、私が引き継ぎましたときにも同じような提案があったわけであります。そこでこれは調査の結果に基づいてということで考えておったわけでありますが、現地の調査は四十五年の七月に一応やりまして、その際には動物についての調査、これは北海道自然を守る会の協力を得まして、その意見も入れたわけであります。それから四十七年の八月には植物関係と地質の調査、これは専門家を同伴しましてその調査をしたわけでありますが、私も現地に参りまして、ルートについてはこれは北海道庁がいっておるルートでは絶対いけない、こういう判断をした……
○小山国務大臣 お答えします。
鹿島の問題につきましては、御案内のように、過去においてたびたび失敗もありましたし、また、いろいろな、ミスがあったことは事実であります。現状ではどうかと申しますと、現状においては、たとえば大気につきましては、県の報告によりまして、これは基準以下であります。また、水については若干の問題があります。その他、住居と工場との間の接近の問題がありますが、これは、県において現在逐次移転の計画が進んでおりますので、この問題は間もなく解決すると思います。
【次の発言】 おことばですが、健康被害がなければ公害はないと申し上げた記憶はございませんが、いまお話がありましたように、大気……
○小山国務大臣 最初に、大隅開発に関します生態調査のお話でございますが、大隅開発につきましては、これはまだ県が試案を出している、試みの案を出しておる段階でありまして、私どもとしましては、これは、政府に対しましてその要請がありました場合に、いまの植物あるいは動物の関係はむろん、亜硫酸ガスその他によるところの公害の問題、そういったものを当然十分に事前に調査し、チェックした上で、初めていいか悪いかということを言う段階にありますことを申し上げておきたいわけであります。 もう一つの自然環境と道路の問題でありますが、この間、公園審議会に五本の道路を諮問をいたしまして、そのうち、大雪道路と妙高道路が審議保……
○小山国務大臣 大筋は、先ほど企画庁長官、建設大臣が申されたとおりであります。それで環境庁としましては、職住を分離するとかあるいは自然の環境を保持できるような地域を設けるとか、そういったような生活環境に密接な問題をこれに挿入するようにということで、事務次官会議で協議をいたしているところであります。
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