このページでは有島重武衆議院議員の32期(1969/12/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は32期国会活動統計で確認できます。
○有島重武君 私は、公明党を代表いたしまして、国立及び公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法案に対し、反対の意を表明するものであります。(拍手) まず、私は、議会制民主主義の立場から、過日、文教委員会におきまして、政府・自民党の行なった当法案の強行採決の暴挙について一言触れておきたいと思うのであります。 すでに報告のありましたとおり、当日、私どもは、長年の懸案でありました教員の待遇改善の問題に関して、この法案を通じて一歩の前進をはかるために、社会、公明、共産、三党共同の修正案を民社党の賛意を得て提出をいたしました。しかるに、この建設的な歩み寄りの努力を踏みにじって、一方……
○有島委員 私はおもに水質につきまして、具体的な問題を取り上げていきたいと思います。 初めに経済企画庁長官に。わが国の代表的な都市河川の水質の低下は非常にはなはだしいものがあるわけでございますが、これは最近徐々に回復されつつあるところもある。これは喜ばしいことでございますけれども、非常にわずかなことなんで、たとえば東京都の隅田川、荒川、あるいは大阪の淀川などについてでございますけれども、この水質を一体どの程度まできれいにするかまえがあるのか。いつまでかかるのか。それからその金額をどう見積もるのか。そうしてその財政措置は、民間それから国あるいは地方公共団体、おのおのにどう配分されるのか、そうい……
○有島委員 先般当委員会におきまして佐藤経済企画庁長官のあいさつといたしまして、政府の物価対策の基本的な考えを拝聴させていただいたのでございますが、物価安定は国民の切なる願いであるにもかかわらず、年々の物価上昇はおそるべきもので、国民は政府のいま示されておりますいいお話を毎度毎度聞くだけでございますけれども、これは聞きあきている。だけれども、やはり強大な権力を集中している政府に期待せざるを得ない。特にごたんのうなる佐藤長官に対する期待は非常に大きいものであると思います。そこで本日は、たいへん短い時間でございますけれども、御真意のほどを確認させていただきたいと思うわけなんです。 ごあいさつの中……
○有島委員 関連。いまパーマのお話が出ておりますので、私、関連質問させてもらいます。
私も四十三年の四月ごろにこうした問題について質問いたしました。その後に厚生省告示二百八十号というのが出まして、それで三十五年八月告示二百三十三号が変更になった、そういうことになっております。それで、三十五年八月の告示二百三十三号というのが大体どういう内容であったのか、簡単にお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 では、二百八十号のほうですね、二百三十三号を廃止して次のような内容にするということになっているんですけれども、「次のよう」というのを省略してあるわけなんですよ。その「次のよう」というのを説明して……
○有島委員 関連いたしまして……。
センターがテスト機関を持つ、持たない、これはいま局長のおっしゃったとおりで、必ずしも本質的な問題じゃないと思います。
それで、いま全国にいろいろなテスト機関があるが、さしあたって大体幾つくらいの、どういうテスト機関と関連をお持ちになる予定なのであるか。そのリストはできておりますでしょうか。
【次の発言】 ただいまの局長のお話で、どのくらいテスト機関があって、それがどういうものが得意であるのか、それは各大学にもみな試験所がございますし、そういうものを、センターが発足し始めてから情報を徴し出すのか。あるいは経済企画庁としても、もう現在までそういったことは、当……
○有島委員 物価安定の政策の中でもって、消費者の啓発ということが今後とも大きい比重を持ってくると思います。この消費者の啓発について、これはいま当委員会でもって審議されております国民生活センターも、一つの消費者啓発に役立つものであると思いますけれども、従来なされておりました一般的なPR、あるいは学校における教育、それから社会教育でございますね、こういったものがどういうふうに行なわれていたのか、それから、今後それをどういうふうに強化していこうとしていらっしゃるのか、そういったことについて、長官の御意見を承りたいと思います。
【次の発言】 学校においてはどのようにやっていらっしゃるか。
○有島委員 伊東先生にきょうは来ていただいて、いろいろと行政の過剰介入の排除ということについてじかに伺いまして、われわれも、この行政の過剰介入の排除ということについては、その趣旨は非常に賛同しているものでございます。 それで、先ほど武部委員のほうからお話がございましたけれども、行政介入を排除していくことによってどのような効果があがっていくのかというのが、実は私どもも、国民にとっても最大の関心事になると思います。先ほど、計量的にはこれは確答できないというようなことがございましたけれども、計量的とまではいかなくても、これがはたして物価のダウンにつながっていくものなのか、安定のほうにきちんとつなが……
○有島委員 私も後ほど所管庁に対して質問さしていただきたいと思いますが、いまは簡単に長官に対して伺いたいと思います。 先ほどから長官も、四・八%じゃおさまらないというようなお話でございましたし、それからもう一つ、総需要の話が出ておりました。総需要と申しますと、非常にマクロな見方でございますけれども、こうしたいまの日本経済の新しい次元ですか、こういった報告がございますが、この報告全体についての批判はまた別といたしまして、こうしたものの中で消費者の保護の行政というものは、一体これはどのように位置づけられていくのか。総需要といっても、非常にミクロ的な言い方で言えば、消費者というものがあって、そうい……
○有島委員 時間があまりないようですから、一般論のほうははしょりまして、ただいまも話題に出ておりましたビールの話について少しお伺いします。 朝日麦酒を皮切りにいたしましてビールが値上がりして、国民はたいへん動揺しているわけです。公正取引委員会あるいは企画庁、国税庁がなぜこれを阻止しないのか、そういうように非常に不満に思っております。先ほど佐藤長官は三点あげたのですけれども、消費者意識を回復しなければいけない、国税庁の習慣を改めなければいけない、公取がもっときびしくする、そういうふうなお話ですけれども、第一番に、事業成績がふるわない一社が大幅に値上げを宣言する。これは、他の三社が必ず追従するは……
○有島委員 前々回の六十一国会で審査いたしましたとき、問題点となってそのままあまり答えがはっきりしなかった問題がございますので、それから入っていきたいと思います。あれから一年たっているわけでございますから、そちらでもたいへん検討してくださったんじゃないかと思っております。 いま質問を聞いておりましても、第一条のこの法律の姿勢そのものが非常にあいまいなものを含んでおるんじゃないかということであると思いますが、第一条の書き方そのものがもう少し整理されないものかということを、この前申し上げました。それは非常に望ましいことなんだけれどもというようなお話でございましたけれども、そういった点で検討してく……
○有島委員 昭和四十四年度における私立学校教職員共済組合法の規定による年金の額の改定に関する法律の一部を改正する法律案、これにつきまして二、三質問をしておきたいと思います。
初めに官房長にお願いしますけれども、この改定に要する費用の話が出ておりましたが、この調達について、これは、掛け金にどのくらい関係してくるか。当分の間ということも、あまり影響はないであろうというようなお話がいまあったように思いますけれども、経済変動に対してどのようにこれから対処していかれるのか、そのことを伺っておきたいと思います。
【次の発言】 ですから、当分はだいじょうぶだということでございますけれども、これから物価はど……
○有島委員 私は、公害の問題に限ってきょうは若干の質問をさせていただきたいと思います。 七〇年代の課題は公害だといわれておりますけれども、もうすでに数年前に、ユネスコのほうでもってこの問題に警告を発したように私は覚えておりますが、産業廃棄物あるいは生活廃棄物のたれ流しの被害排除について、私どもも早くから、地方議会ではいろいろな活動を積み重ねて警告も発し続けてきたわけでございますけれども、現在国をあげて最悪の事態になってしまった。いまほとんど後手後手で、あと始末みたいなことでもって発生源の追及だとか責任の所在だとか、あるいは被害の救済だとか軽減だとか、そういうことにつとめておるわけでございます……
○有島委員 文部大臣にいまのことに関連して伺いたいのでございますけれども、先ほど初中局長から最初にお答えになったときのように、四日市のような特別なところでは特別な措置がとられておる。その中には特別の指導要領のようなものが出ておるということで、そのままで聞いてしまいますと、なるほどそうかと思うのですけれども、実際に行ってみて、また指導しているものを見てみますと、これはまるっきりやってないのと同じような、言ってしまえばほとんど効果があがっているとは考えられないような、そういった実情をよく認識していただきたいと思うのでございます。 それからその指導の姿勢ですけれども、先ほどから指導要領のこと、それ……
○有島委員 昨年、沖繩の本土返還につきまして日米の見解が合意に達して、ことしは国会議員の選挙がございまして、この席にも国場さんと安里さん、上原さんもお見えになっております。多年沖繩の返還について主張してまいりました私どもにとって、ほんとうに喜びにたえないところでございます。 それで、沖繩が正式に日本の帰属になったというのは、これは近々江戸時代の末期ないしは明治時代であったというふうになっておりますけれども、民族的な親近感というもの、これはもう疑いのないところであります。そうして私の狭いおつき合いでございますけれども、教育関係の方、学生さんたちなんかと話し合っておりますと、ある場合には本土のわ……
○有島委員 先日いただきました「わが国の教育水準」という教育白書でございますか、これを拝見いたしまして、国家予算における文教予算の割合が年々降下しておるというような問題なんでございますが、これにつきまして大臣の御所見だけ承っておきたいと思うのですけれども、「国民所得に占める教育費の配分比率をどの程度とするかは、一国の政策全体の課題であり、一概にはいえないが、近年、主要国の比率は全般的に上昇しているのに対し、わが国のそれは昭和三十年ごろを境として下降を示し」ておる。それで、これを見ますと、大体五八年ごろまでは日本は世界一番であったわけですが、いま最下位になってしまった。これに比較いたしまして、ア……
○有島委員 貴重な時間をいただきまして本日私は、国民生活に非常に密接な関係があると思われますし、また健保の赤字にも関係ございます医薬の価格について若干の質問をさせていただきたいと思います。 私は去る二月二十五日、予算委員会の第三分科会におきまして、医家向けの医薬品のやみ市場をやっております現金問屋の問題、この存在について質疑を行ないました。御記憶かと思いますけれども、その現金問屋での価格というのが医薬品の実勢価格であり、こうしたことから考えると、薬価基準は大幅に引き下げられるのじゃないかという見解を述べさせていただいた。そちらからは、二月、三月にもっと十分に調べて、そして薬価基準は検討なさる……
○有島委員 きょうは、アフラトキシンにつきまして、厚生省に対して若干の説明を求めたいと思っております。 バターピーナツから、発ガン性物質であるアフラトキシンが発見されて、マスコミにも大きく扱われました。国民としては、これは大きなショックを受けているわけでございます。日常に食べているものが、去年、一時有害食品というのが騒がれましたけれども、ことしは冒頭からこうしたことが起こって、ちょっとあ然としている状態であります。 このアフラトキシンがどのような発ガン性があるのか、このことについて、具体的なことをまずお聞きしておきたいと思います。
○有島委員 問題になっております一連のカラーテレビ問題、二重価格の問題につきまして、いまお話を聞いております範囲でも、かえって下ざさえが強固になっておる、そういった傾向が見えておる、ほんとうの二重価格の問題解決というのは今後の問題ではないか、そういうふうに私は思います。 もう一つ、消費者運動といたしましても、いままでは価格の問題を一番中心に考えておるわけでございますけれども、価格と品質とのかね合い、そうしたことによってほんとうによい買いものができていくのだということが、これが消費者の願いであります。それからまた、これが産業の健全な発達であると思うわけでございます。 いまたくさん質問がござい……
○有島委員 いままでの各委員からの質問と私も重複する部分が、なお詰めたい部分がありますけれども、なるべく避けます。 一つ気になる点だけ先に申し上げます。 先ほど上子さんからのお答えだったと思いますけれども、 国民の大多数がこの値上げには反対しておると、われわれは認識をしておるわけなのです。ところが上子さんのおっしゃるには、集金に行ってどんどん集金できるのだから、だから反対しているのではないのだ、そのように認識していらっしゃるというお話でございました、これはお改めになったほうがいいのじゃないかと思います。 これは、一つには新聞というものが、三大紙、五大紙となりますと非常に権威を持っておりま……
○有島委員 再販の問題については、いままで相当論議がかわされて、私も非常に時間が少ないらしいので、この問題はまた次のチャンスに譲ることにいたしまして、私は、具体的な牛乳の価格形成の問題を少し触れておきたいのです。 牛乳と一般的に申しますけれども、いわゆる市乳といっている、普通売っている牛乳でございますね。これは直接飲むために売っておる牛の乳である、こういうことになっておるようでございますけれども、加工乳と合成乳、こういうのがあるわけです。これは加工、合成して、牛乳と、見たところではほとんどわからない、飲んでもわからない、科学的に分折してもよくわからないというような乳製品が出回っておるようでご……
○有島委員 先ほど来、一国の運命を左右するのは教育である、そういったお話が出ておりましたけれども、教育の運命を左右するのは教員に人を得るかいなかである、そして先ほど文部大臣はおっしゃいましたけれども、思い切った待遇改善をと言い続けてきた、そういうようなお話があったわけでございます。 先般、人事院から教職調整額の支給等に関する法律の制定についての御意見を出されました。そのお出しになった目的について少しお聞きしておきたいと思います。内容につきましては、今後文部省のほうから法案が提出されてからいろいろ論議したいと思いますけれども、この前、昭和四十三年、五十八国会のときでございましたか、教特法の審査……
○有島委員 議題になっております文化功労者年金法の一部を改正する法律案、この審査にあたりまして、基本的なことを少しお聞きいたしたいと思います。大体、いままでの御質問たくさんございましたので、同趣旨のものはもうなるべく避けたいと思います。 最初に、先ほどもお話が出ておりましたけれども、文化勲章とそれから文化功労者の関係でございますけれども、文化勲章令が昭和十二年に、「文化勲章ハ文化ノ発達ニ関シ勲績卓絶ナル者ニ之ヲ賜フ」、こういっております。それから文化功労者年金法のほうは、第一条に「この法律は、文化の向上発達に関し特に功績顕著な者に年金を支給し、これを顕彰することを目的とする。」とあります。戦……
○有島委員 私は、先日文化功労者年金法についてしばらく質問をさせていただきましたので、その続きと申しますか、大臣の見解を少しお伺いいたしたいと思います。
文化功労者の性格というものでございますけれども、これは時代により変遷すべきものであるのじゃないかと私は思っております。そうではなくてこれは伝統を保っていく方向にすべきなのか、時代とともにどんどん変わっていくべきものなのか、そういったことについての基本的なことを伺っておきたいと思います。
【次の発言】 そこで、現代というものは非常に変遷の激しいときであります。いままでの文化功労者の選び方ですね、それの基準になっていた概念をこの辺でもってまたお……
○有島委員 私は、先日来都内の高等学校の定通校を幾つか見てまいりました。そうした現況の上から、初めに二、三の質問をさせていただきたいと思います。 初めに、入学志望者の問題でございますけれども、定時制の入学志望者が年々少なくなっておる。周知のことでございますけれども、都内の学校の場合、四谷商業では募集人員八十名のところ六名、井草高校四十名のところ一名、武蔵丘高校四十名のところ五名、こういう志望状況でございました。これは第二次、第三次の募集があるかもしれませんけれども、こういうような定時制の減少傾向について、先ほど大臣は、定通の問題を基本的に考えなければならない時期に来ていると言われましたけれど……
○有島委員 先ほど文部大臣から一連の医学教育の問題についての御報告を承りましたけれども、大阪市大の医学部の不正入学の事件が発端となって、こういった医学教育の全般にわたっての御報告となったと思いますけれども、もう時間もございませんけれども、私簡単に医学教育の問題、それから私学の振興の問題、試験制度の改革の問題、こういった三点くらいの視角からそのことを質問させていただきたいと思います。
最初に、先ほど構想について特別の立法措置の検討を進められておるように聞きましたが、これはいつごろまでに立法措置をなさるのか。
【次の発言】 立法のお考えはおありになるわけでございますか。
○有島委員 本法の審査の初めに、振り出しに戻りまして、出発点に戻りまして第一条に「(趣旨)」というふうに書いてございます。ここから始めてまいりたいと思うのでございますが、法律はたいがい第一条目的、こう書かれておるのが多いように思います。施行規則その他付随的な法律には趣旨という場合もございますが、この法律のほんとうの目的は一体どこにあるのか。趣旨はここに明記してございますが、この目的について一番最初に文部大臣から承っておきたいと思います。
【次の発言】 ただいまの大臣のお話、前段は経過をお話しになったと思います。私が伺っているのは目的なんです。どういう目的でもってこの法律を提出されたのか、それを……
○有島委員 石井会長に伺いたいことは、この建議をお出しになりましたまでのいろいろな経緯があると思うのです。それで、特にこの第二項に「関係労働者の意向が反映されるよう適切な措置がとられるよう努められたい。」とございますね。その適切な措置ということの中身について、さまざまな論議が出たのではないかと私は推察するのでございますが、その辺の経緯をお話しいただきたい。
【次の発言】 もう少し具体的に。
【次の発言】 それは原則論でございまして、そういうことはいままでも文部省側もよく承知していらっしゃるはずでございますし、それから教員側も承知していらっしゃるはずなんです。それがなかなかうまくいかない。そうい……
○有島委員 ただいま話題になっておりました公共料金の問題でございますが、特にこの点だけご質問さしていただきたいと思います。 ここで長官おっしゃいましたのは、今後ともその引き上げを極力抑制する、あるいは合理的な公共料金のあり方について検討を加えるとおっしゃいますけれども、こういったことは、私どもたびたび伺っておることなので、特に六十五国会におきましては、佐藤総理の施政方針の演説の中でもって「主要な公共料金を据え置く」「きめのこまかい消費者行政を行なって、一段と国民生活の安定、向上に努力いたします。」こんなふうにたびたび述べていらっしゃるわけですね。 いま武部先生からもお話がありましたように、……
○有島委員 戦後わが国の食生活はだいぶ変化いたしまして、乳製品、牛乳というものが非常に大きな比重を持っているように私も考えております。先日新聞報道で、ヤシ油や魚の油が牛乳の中から検出された、こういうことがございまして、これは公正取引委員会のほうから、東京で市販されております牛乳の成分分析を国立衛生試験所のほうに依頼をした、これは去年の九月であったというような報道でありましたね。その結果はすでに三月には判明しておったということも伺いました。それがどうして八月になってこういうふうに報道されたのか、その点ちょっと理解に苦しむところでございますが、こうした一流メーカーのうち四つまで、牛乳から異種の脂肪……
○有島委員 きょういただきました四十六年度の国民生活白書、第二部の「国民生活行政の進展」という中に「健康の確保と増進」というような項目も出ております。それから医療関係の問題も出ておりますけれども、私は、国民生活上非常に大切な問題である薬の問題について触れていきたいと思いますが、もう時間もあまりございませんので、要点だけどんどんやってまいりますので、お答えのほうも要領よくやっていただきたいと思います。 最初に、薬価基準の改正のために調査が行なわれておるようでございますけれども、この調査方法の抜本改正につきまして、現在の調査方法は客体調査でございまして、売り手と買い手ともに、これを高く書きさえす……
○有島委員 大臣の御就任お祝いします。 いまの山田委員の質問に関連いたしまして、中教審から答申が出た、答申は出たけれどもこの答申の範囲内でさらに検討をすべきなのかどうかというのが問題じゃないかと思うのです。ですから中教審にさらにこの答申についての事後処理の問題がまだ残っておるのか、あるいはもう答申したのだから中教審に関しては全く事後処理がなくて、これは文部大臣のもとに戻っておる、こういうことにぴしっとなっておるようなんだけれども、その点ちょっと歯切れが悪いところがあるのです。そういたしますと、文部大臣の手に渡されたのだからあとは実現あるのみという前提の上に、それを具体化する上で御相談をしてい……
○有島委員 ただいま委員長から申されました題名に基づきまして私質問さしていただきます。 本日は、福田先生にはたいへん御多忙のところおいでいただきましてありがとうございます。 大学の問題、たいへんいま国家にとっても世界じゅうにとっても重要なまた注目されている問題だと存じます。その中でもって新しい大学をつくっていくのだという非常に精力的なお仕事をお続けになり、そして、その後またさらにマスタープランの推進をなさってきた先生にきょうおいでいただいて、たいへん喜ばしいことであると存じております。 昭和四十六年六月十日に「筑波新大学に関する基本計画案」というのを発表なさいました。この中で、単刀直入に……
○有島委員 七〇年代に入りまして、あらゆる問題について意識転換をしなければならない、そういうことがいわれておるわけでございますが、その中でもわが国の経済の方向が、いままでの成長一点ばりの経済の行き方でもってよろしいかどうかということが、きびしく問われているんだと思います。 そして、このたびのドル・ショックをめぐって、これがまた、どうしても何か具体的な踏み出しをしなければならない、そういう状態に追い詰められていると思うわけであります。 この中でも、日本の基幹産業であります鉄について、最近鉄鋼の不況カルテルという問題が騒がれております。それで、いままで大体毎年一五%アップしておったのが、ことし初……
○有島委員 私も、いま武部委員からお話のございました灯油の問題について、二、三の質問をさせていただきたいと思っております。 先ほどもお話に出ておりましたけれども、九月三十日に田中通産大臣が消費者代表に対して、私の責任で灯油価格は絶対に値上げをさせない、こういうふうに言われ、次いで本年十月七日の参議院の物価等対策特別委員会におきまして、わが党の田代議員の質問に答えて木村企画庁長官が、灯油についてはこれを引き上げないということは通産大臣との間に約束ができております、こういうふうに言われたというふうに議事録で承知しているわけであります。 この灯油価格の推移を見ますと、これは総理府の小売り物価統計……
○有島委員 ただいま松浦委員のほうから詳細にわたっての御質問がありましたので、私、だいぶ重なる点がございますので、簡単に結論だけをしっかりと聞いておきたいと思うのでございます。 まず、新しく定められました物価指数の問題です。私も、これは新旧対照表をぜひともつくっていただきたい、そう思います。 それから、この新しい表によって見ますと、昨年の物価上昇は一体どういうことになるのか。昭和四十五年の指標が四・八%でございましたが、実際には七・三%の物価上昇があった、そういうことになっておりますね。これは新表であると一体何%の上昇であったということになるんでしょうか。
○有島委員 初めに企画庁長官に伺います。
公共料金の値上がりが国鉄、バス、タクシー、また大学授業料のことも問題になっておるようでありますが、こうした不況下の値上げに国民はおびえているわけですね。公共料金をどうしても押えることができないのか、ここでもって特段の努力をしていただきたいのですけれども、その点を最初に承っておきたいと思います。
【次の発言】 その基本方針に変わりないという話は、繰り返し繰り返しいままでも言われているわけでございますけれども、その点基本方針は変わらなくても上がっていく、どうにかして押えることができないのか、そういうことです。
○有島委員 私は、きょうは都市の緑化をめぐっての二、三の質問をやりたいのですが、その前に、報道によりますと、この十六日に高見文部大臣が、与党の教育費等に関する小委員会において、国立大学の授業料の値上げを受諾された、そして新年度からこれを適用するというようにおきめになったというふうに伺っておりますが、このことについてただしておきたいと思います。 私どもとしては、この値上げ問題につきましてまず第一番に、大学のあり方そのものについての基本問題、これがはっきりしない前に、単に便宜的な、安易な授業料の変更ということは非常に不見識ではないか、そのように思っておるわけです。基本問題と申しますのは、国公私立……
○有島委員 報道によりますと、昨五月二十三日の定例閣議のあとで関係閣僚がお集まりになって、そして郵便貯金の金利引き下げを郵政省のほうで了承なさった。新聞には、正式に了承した、そして今後郵政審議会を開いて、その金利の引き下げ幅とそれから引き下げの時期をきめる、そういうことでございました。 私たちとしては、これは非常にショッキングな話でございまして、昨年来郵政省のほうでは、再三にわたりまして、郵便貯金の利子は引き下げない、引き下げには絶対反対だというような表明をしておいでになったわけでございましたが、このたびこういうことになってしまった。国民としては非常に期待を裏切られているわけであります。 ……
○有島委員 だいぶお疲れのようで御苦労でございますが、私短くやります。 この間の所信表明の問題につきましては、これはまた別にチャンスをあらためてやらしていただきたいと思いますけれども、きょうは赤軍派の問題が出ておりましたので、先ほどの答弁を伺っておりましてもう少し詰めさしていただきたいと思います。 赤軍派のこうしたリンチ殺人、これはもう言語に絶する悲惨な事件でございまして、こうしたような事件は再び起こしては絶対ならない、このように思いますけれども、しかし、この種の凶悪な事件が起こり得る可能性というものはいまなおあるのではないか、その点はどうお考えになりますか。
○有島委員 前回、赤軍派の問題につきまして大臣に二、三の御質問を申し上げまして、それは保留の形になっておりました。きょうはもう朝から同僚議員のたいへん熱心な論議の展開がございまして、こうした問題を通じて文教行政が少しでも前進をし改革もされていけばこれにこしたことはないと思うわけでございますが、前回、大臣がこのような問題を再び起こしてはならないという御決意をしてくだすった。それから認識として、いまも問題になっておりましたけれども、この種の事件というものはまだまだ起こり得る可能性が残っておる、そういった認識に立とう、そういうことでございました。それから今度は、御反省としては、そのときには、知育偏重……
○有島委員 先日、文部大臣から所信の表明がございまして、それにつきましての質問が先日来ずっと続行されておるわけでございますけれども、なお二、三の質問をさせていただきたいと思います。 大臣の所信表明の中で最初に出てまいりますのは、学制制定百年という問題が出てまいりました。これをどのように認識するかという問題、これもたいへん大切な問題だと思いますけれども、これもまた後日に譲ることにいたしまして、「今日の時代は急速な発展と変貌を遂げつつあり、」これに準じて教育もまた考え直していかなければならないというような御趣旨であったかと思うのですけれども、「変貌」と申しますと姿が変わった、まあたとえば一人の人……
○有島委員 議題となっております国立学校設置法の一部改正案について先日来同僚委員により質問がずっとございました。私、なるべくそれと重複しないように、大体総括的なことがございましたので、その中の重点的な問題を二、三質問さしていただきたいと思います。 先日文部大臣が、私立医科大学の新設にあたっては審査を二年間がっちりやっていくんだ、そういうふうな方針を言われました。これにつきまして、一般の大学ですね、この前は私立医科大学の話がおもでございましたけれども、一般の大学、また学部の設置――いま議題になっておりますのは学部の設置でありますが、この新設についてはどうなのか、これが一つ。 それから、大体こ……
○有島委員 新しい内閣になりまして、有田経済企画庁長官から先ほど御就任のあいさつがあったわけでございますけれども、私は、二、三基本的なことを、きょうはあまり時間もございませんからお話を伺っておいて、また今後この委員会でもっていろいろ展開させていただきたいと思います。 先ほど武部委員からお話がありました件と多少重複しますけれども、まず公共料金についてのお考え、あり方、これを伺っておきたいのです。 先ほどおっしゃったように、世論調査によりますと、物価問題はほんとうに国民の一番の関心事になっておりまして、この物価高騰の中でもって公共料金値上げについては、国民が非常に納得しない部分が多いんじゃない……
○有島委員 日本の国内におきましても、世界的にも、非常にいま価値観の混乱といいますか、新しい価値観が成立しなければ切り抜けていかれないであろうといわれるこのたいへんむずかしい時代に大臣御就任なさいまして、たいへん御苦労さまであると思います。 ただいま基本的な姿勢についての御質問があったようでございますが、私どももまだ正式な所信の表明を承っておりませんから、報道あるいは非公式にお考えの一端を漏れ承っておるという状態でございます。 最初に基本的なことを一言だけ伺って、あと具体的なことをいろいろ承っておきたいと思います。 大臣の特に言われたいと思いますことを私たちはこのように考えております。人……
○有島分科員 私は、予算委員会の分科会の席をおかりいたしまして、都市再開発の問題特に防災計画について伺っておきたいと思います。
初めに建設省に伺いますけれども、全国の主要な都市計画の進捗の状態、特に再開発、防災計画の進捗状態の概略を伺っておきたいと思います。
【次の発言】 都市再開発の中でも、やはり東京、大阪が一番主要なことになるのじゃないかと私は思いますけれども、初めに、非常に成功している例といいますか、幾つもやっておるけれども一番特徴的な成功の例、こういうのをお教えいただきたい。
【次の発言】 今度は逆に、非常にやりにくい場所、いまデッドロックに乗っかっているような場所がありましたら…………
○有島委員 私は、先日来、何軒かの家電の小売り店をたずねまして、いろいろ話をしてきたのでございますけれども、店主の方々が異口同音に言われますことは、どうも最近の消費者運動や政府のやり方というのは小売り店いじめばかりやっているのじゃないか。カラーテレビの不買運動以後、リベートはカットされて、荒利益が非常に少なくなっている。メーカーのほうからは、値引きすると公取からにらまれるというようなニュアンスのことを言われる。お客さんはもっと値引きしないかと言う。全くやりにくくて、店をたたみたいくらいだというようなことを、何人かの店主さんが言っておられました。 それから一方、一般の消費者の方々とお話をするチ……
○有島分科員 先日、九日でございますか、現地時間で六時一分、ロサンゼルスにおいて大地震がございました。六・三から七マグニチュードですか、この大きい地震のわりあいには被害が少なかったという報道でございますけれども、このことについて、一月二十八日にはカリフォルニア州の海洋大気局が報告書をもって警告した直後であった、そのようにこれも新聞の報道で私は見ました。日本でも昨年の秋に、地震予知連絡会の会長である萩原東大名誉教授がまとめた日本列島の「地震カルテ」、こういうのを読みますと、関東、東海など九地区に注意信号が出ておる。これによりますと、過去の地殻の動きなどのデータから、もうそろそろ大型地震が発生して……
○有島分科員 今国会の審査の中でもって薬価の問題がクローズアップされまして、国民の注目を集めました。厚生省の定めております薬価基準は不当に高い、これが健保の赤字の大きな要因となっているという指摘は久しくされておりましたけれども、その解決はまだされていない。私は薬業界の実情ということに照らしてみて薬価基準の引き下げは可能である、薬価基準の引き下げをしなければならぬ、そういった観点からきょうの御質問をしたいと思います。こうした国民生活にいま重大な影響を持つ医薬品の価格をめぐって、時間もわずかでございますから基本的な最も重要と思われる二、三の点だけはっきりとさせておきたいと思うのでございますけれども……
○有島分科員 地盤沈下につきましては、自然的なものと人為的なものとありまして、この対策につきましても各省にわたっておりましてたいへんむずかしい問題でございます。きょうはおもに通産省関係を中心といたしまして、この問題を少し質問させていただきたいと思っております。ここに資料といたしましては「地盤沈下の現況」四十四年三月、経済企画庁の総合開発局、これを大体参考にさせていただきましたが、宮澤大臣は前に経済企画庁長官をずっとやっていらっしゃいましたし、さらに大きい立場からお答えがいただけるんじゃないかと期待しております。 私の住んでおります江東地域でございますけれども、これは複合災害、水に対しても火に……
○有島委員 私は、おもに文化と教育の問題について質問さしていただきますが、最初に、人口の見通しについて伺っておきたいわけなんです。 すべての内政の基礎になる人口の問題につきまして、琉球政府で出しました長期経済開発計画、この中には、一九七〇年が九十八万二千人、県外十八万人、十年たつと、一九八〇年には百九万一千人、県外に二十六万人、これが十年後の望ましい県民生活である、こういうことに予測されておるわけであります。 この見通しをどのように評価されておるのか。政府としては、過疎化現象をどう見込んで諸施策を講じようとしておられるのか、そういうことをまず最初に伺っておきたいと思います。
○有島委員 私はおもに物価の立場から今回の値上げに反対をいたすものでございますけれども、大体物価と他の交通料金に非常に影響を与えるということ。消費者物価に与えるウエートが一・五四%といわれておりますけれども、この指数の上昇は〇・五%だと言っておりますけれども、この前もそうでございましたけれども、国鉄が上がると他の交通の機関、みんなそれが上がっていく、関連していく。そしてあらゆる物資が上がっていく。こういった波及効果は、私がここで言うまでもなく、これはたいへんな国民生活を圧迫するものでございます。この上に、国鉄が上がれば、以前のときもそうでございましたけれども、ますますモーターリゼーションを促進……
○有島分科員 三月二十一日に国際地球の日というのがございまして、アメリカの各地ではさまざまなキャンペーンが大きく行なわれたという報道がございました。わが国は一体何をやったか。それからまた、来年はどういうふうにしようとするお考えか。その辺のところを先に聞いておきたいのです。新聞の報道によりますと、国連のほうでは、ワルトハイム事務総長が世界公害闘争宣言を読み上げた。その際に平和の鐘を打った。その鐘は日本の鐘であった。それから日本側がいろいろ取材をされたけれども、非常にそっけない答えしか出なかった。そのあとでもって水俣病などの報道を向こうのほうからされた。そんなような報道がございました。これは大臣御……
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