このページでは有島重武衆議院議員の33期(1972/12/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は33期国会活動統計で確認できます。
○有島重武君 このところ、土地や株式の投機、思惑買いがますます過激になりまして、これが今日では、木材、大豆、生糸、綿糸、羊毛、銘柄米などの生活必需物資にまで拡大し、ちまたでは、投機社会ということばすら出ているほどの様相を呈しております。 こうした中で、国民生活が甚大な被害を受けて、日々の家計は脅威にさらされております。 大豆の相場が暴騰すると、とうふが一丁十円、二十円と値上がりになりました。木材の急騰で、せっかくのマイホームの夢がくずれました。また、綿糸高騰から、医療用ガーゼが底をついて、大病院まで手術ピンチにおちいりました。さらには、米の買い占めがうわさされるなど、全くのゆゆしき事態に立ち……
○有島重武君 平和、民主、人権尊重の日本国憲法が、あえて第二十三条に学問の自由の保障規定を明文化したゆえんは、旧帝国憲法のもとで、国家権力が大学における真理探求に干渉を加え、数多くの有能な学者を学園から追放し、やがて国民の目に真実をおおい隠して、無謀なる戦争に突入した過去の苦い経験への深い反省の上に成り立ったがゆえであります。 しかるに、この学問の自由に関する政府・与党の認識は、かかる憲法の条文は、単に戦勝国から押しつけられ、英語の原稿を日本語に直訳したものにすぎないという憲法軽視の基本的態度を露骨にし、学問の自由をささえる大学の自治を不当かつ巧妙に形骸化して、権力のもとに学問の自由を屈服せ……
○有島重武君 私は、公明党を代表して、ただいま議題となりました国民生活安定緊急措置法案並びに自民党提出の修正案について、反対の討論を行ないます。(拍手) わが党は、当面するインフレ、物価高、石油危機という事態を招来した政府・自民党の大企業優先の高度経済成長政策と対米追随の閉鎖的な外交政策の責任に対し、あくまで追及してやまないものでありますが、本国民生活安定法案に関しましては、野党四党共同提案の修正を自民党が受け入れて、与野党の一致のもとに成立させることを目標にして、努力してまいりました。 これは、今日の事態を招いた政府・自民党が、これまでの政策の失敗を反省し、文字どおり国民生活安定に取り組……
○有島委員 貴重なお時間をいただきまして、若干の質問をさせていただきます。 田中総理の日本列島改造論によりますと、「これまでの道路整備は延長を伸ばすことに重点がおかれていた。これからは質の時代である。騒音や排気ガス、ホコリなどの〃道路公害〃を解消しなければならない。そのためには道路と沿道の土地利用を一体的にとらえ、幹線道路には植樹帯をたっぷりとって、緑のベルトを日本じゅうにめぐらすことが必要である。」まあ列島改造論、いろいろ批判はありますけれども、こうした部分は私も心から賛同したいと思うわけであります。そこで、昭和四十八年度から昭和五十二年度にかけまして第七次道路整備五カ年計画が実施されよう……
○有島委員 私は、数年来、都市の緑化を推進してまいりましたが、最近に至りまして、緑化への関心が国民全般に高まってまいりましたことは、喜びにたえないところであります。コンクリートと鉄とガラスに閉じ込められている日本の大都市を、緑と水と太陽の町へつくり変える大事業でありますが、これを実現するために調査しております中で、私は、わが国の林野行政の重要性についてあらためて考え直さなければならないのじゃないか、このように思っております。 国土の七〇%を占める山林原野が、いま新しい文明論的な意味合いの中で位置づけせられなければならないときがきているのじゃないか。ばく大な太陽のエネルギーと豊かな水と土壌、こ……
○有島委員 文部省設置法の一部改正、その中身は、大学局と学術国際局の新設だということになっておるわけでございますけれども、文部行政がこうした法改正によって飛躍的に充実されるかどうか。あまり変わりばえがないというのじゃ困るわけでございまして、これは飛躍的に充実されなければならない。その御覚悟は十分おありになると思うのですけれども、その際に、いままでの文部行政が、とかく教育そのものに、特に大学、学術、そういったものに介入してくる、手を突っ込んでくる、そういったことがいままでも心配されていたわけであります。そういった方向に充実されては困る、充実されるのはほんとうに民主的な学問が進む方向に充実していた……
○有島委員 きょうは消費者保護基本法、四十三年の五月に成立して、当物価特別委員会の所管になっておるわけでございますけれども、その中の特に第七条、危害の防止、それから第十四条、試験、検査等の結果を公表するという条項がございますが、これにかかわる質問をいたします。 きょうは、コールドパーマ液というものについての質問でございますけれども、日本で広く愛用されておりまして、全女性の約八五%までがこれを使用しているんじゃなかろうか、そういう調べも出ておるようであります。私は、昭和四十三年の四月にこの物特の委員会におきまして、現在市販されているコールドパーマ液、これは二浴式というんだそうですけれども、その……
○有島委員 商社の方々は行動基準を考える、そのように言っておられるようでありますけれども、先ほど石田委員から発言がありましたとおり、商社の系列化ということが今後の重大な課題であろうと思います。特に子会社、関連会社に対する人的支配、資本の、資金の支配によって、アイデアの規制から製造過程の規制、そういったところまで行なっておる。一例をあげますと、商社と末端小売店までが直結で、たとえば大型スーパーの販売政策の一環といたしまして、婦人服だとか子供服だとか、この基本的な構成材料である原反の織り方をまずスーパーが決定して、この決定に基づいて商社と談合する。それで原反を製作して第二次製品メーカー、洋服をつく……
○有島委員 前回、大手六商社の代表を参考人として当委員会に招きましたおりに、私は大豆の問題を取り上げました。その補足的な質疑をさしてもらいます。 製油業界で手当てしておりました製油用の大豆を五万トンを放出する、そういうことになりました。そのうち二万トンが、一俵六十キログラム当たり五千四百円、そういうことで放出されたわけです。これがとうふ屋に渡ります値段が七千四百三十円、こういうふうになっておりまして、これは、とうふ屋に実際聞いてみますと、七千四百円台で入手しておるようであります。 ところが、ここで問題が二つ三つございまして、一つは、いま大豆の値段がだんだん下がってまいりまして、とうふ用のホ……
○有島委員 昨二十日の参議院本会議で、わが党の柏原ヤス議員の質問に答えまして、公正取引委員長が次のような答弁をしているわけです。「輸出入取り引き、国内取り引きでも、一部、行きすぎとも見られる行動が認められる。いま、すぐ、営業面で独禁法に違反している点がある、とは考えていないが、系列支配が進んでいたり、好ましくない点もないとはいえない。複雑、巨大になりすぎた総合商社の実態の解明につとめ、これに対処する」と答えた、こういう報道が出ているわけであります。この報道を読みまして国民がどういうふうな印象を受けるか。公正取引委員会というのは一体何をしているのだろうか。独禁法の中には四十六条で、「調査のための……
○有島委員 生活関連物資の買占め及び売惜しみに対する緊急措置に関する法律案というのが出されているわけでありますけれども、およそ法律の運用は人にあるわけであります。この種の法律につきましては、特に厳格な運用ということが、これは大前提とならなければならないと思います。ところが、この法案につきまして、ちまたでは、まだ、ざる法じゃなかろうかというようなことがささやかれておる。また私どもも、ある商社の関係者が、この法案を見まして、こんなものはおそろしくはないというようなことを豪語しておるのも聞きました。こういうことがあっては非常に残念だと思うのです。この法律案の説明の中に、本法は、商品取引所法あるいは独……
○有島委員 私、去る四月二十一日の土曜日に当物価特別委員会で、買占め売措しみ法案審査に関連いたしまして、商品取引所法に言及したわけでございます。不公正な取引所のやり方につきまして、具体例をあげまして質疑を行ないましたところ、中曽根通産大臣とそれから櫻内農林大臣から、今後厳格な取り締まりをするというような答弁がございました。私は、被害者には全額を弁償しなさい、そういった提言をそのときにしたわけです。ところが、その後依然として、さらに悪質な取引所の、ほとんど恐喝にも似たような行為があった情報もございましたので、四月二十六日木曜日、やはり当委員会でもって総理に対して質疑を行ないまして、善処をする、そ……
○有島委員 ことしの三月二十九日に私は、コールドパーマネントの現場操作過程においてシアンが発生する事実があるのじゃないかという質問をいたしました。それは消費者保護基本法の第七条の危害の防止、それから第十四条の試験、検査結果の公表等の条項に関して私は質問を起こしたわけなんですけれども、最近、この質問に対しての中間報告の用意ができているというようなことが厚生省のほうからお話がありましたので、きょう再びこれに触れます。 質問を提起いたしました資料は、すでに経済企画庁のほうにも、また厚生省のほうにもそのおりに渡っておりまして、これはよく御承知のはずでありますけれども、これを再確認し、また再評価するこ……
○有島委員 私は、おもに灯油の問題につきましてきょうは質問をしたいと思っておりますけれども、その前に、小坂経済企画庁長官の政治姿勢につきまして、先ほど来お話がございましたけれども、私も一言だけ触れさせていただきたいと思います。 去る五日、消費者米価をめぐる政府・与党の首脳会議に、総理と倉石政調会長とそして肝心の小坂経済企画庁長官が欠席なすって、ゴルフをなすったということでありますけれども、それにつきまして、小坂さん先ほど来謝意を言われ、また恐縮しておられるということでございますけれども、私はちょっと心配になりますのは、一体何を恐縮していらっしゃるかという点なんでございまして、私どもほんとうに……
○有島委員 いま高橋委員から所信表明について質問ございまして、私それに関連いたしまして、何といっても教育のかなめは教職員の問題であろうかと思います。そして、いまのお話を聞いておりますと、優秀な教職員をつくりたい、また現場からの声を十分に聞いていきたい、そのためのルートを持っておる、そういうようなお話がございましたけれども、きょう一点だけ、沖繩大学の現状について、これは沖繩の復帰に伴いまして、私立沖繩大学とそれから私立国際大学、これは合同するということになっておりましたけれども、実際の現場のほうからは必ずしも合同することを喜んでおらない。しかも、沖繩大学は単独でもってやっていきたいというような強……
○有島委員 本日は、大臣の基本姿勢に関する質疑の時間を与えられまして、たいへん喜ばしいと思っております。これから法案の審議または一般的な質問するわけでございますけれども、同じことばであっても、それが使う人によってさまざまになる場合がございますので、ほんとうの基本的なことについて忌憚なく、あまりかたいことじゃなくて、腹を割ったお話をし合っていただけばたいへんありがたいと思っております。 それで、基本的な問題といいますと、教育そのものがたいへん基本的なことでございますので、まず、教育ということについて、いろんな人たちがいろんなことを言っているわけです。大臣は、多種多様な人材をどんどん育てていきた……
○有島委員 義務教育諸学校施設費国庫負担法の一部を改正する法律案の審議にあたりまして、まずこの法律の目的でございますけれども、これは、施設を整備するため、これを国が負担することによって義務教育諸学校における教育の円滑な実施を確保するのが目的である、こうございます。そこで、この法第一条のこの目的を達するためには、学校施設につきましていまどれだけの不足があるのか、どれだけの施設を充足すれば、この義務教育が円滑な実施を確保することができるか、こうした目標をまずしっかりと設定してから審議をさせていただきたいと思うわけであります。お願いいたします。
○有島委員 先日に引き続いて質問さしていただきます。 大都市市街地域の人口過密における文教施設というのが、過疎の問題もさることながら、今後の大きな課題であると存じます。この間、急増地帯についての指定をこの委員会でもって大体示していただきまして、あとから資料もいただきましたが、私は、この中の横浜市の学校なんかも見てまいりました。これはある小学校の分校なんですけれども、団地内に建っているわけなんです。子供たちが、六百七十一世帯というまわりの団地から来るわけなんですけれども、団地がコンクリートでできています。それで、学校に行くと、またコンクリートなわけです。団地から見おろすようなところにあるわけな……
○有島委員 本国会における文部大臣の所信についての質疑を、やや日数がたちましたけれどもここでさしていただくわけでございます。 この第一ページのところに、「特に国際化社会において、わが国が世界の進運に伍し、限りない未来にわたって発展を続けるとともに、世界の平和と繁栄に寄与していく」というようなことを書いてございます。言われたわけでございますけれども、この世界の進運というのが、進んでいる、おくれているということにつきまして、いまは経済力、軍事力ということでもってだけ判定するような世界ではないと私は思っているわけです。それから、この進む方向なんですけれども、これはいわゆる国家主義といいますか、力に……
○有島委員 本日までずっと各委員から御質疑があったわけでございますけれども、いままでの審査はどちらかと申しますと学校教育充実という視点、そのために免許法の一部改正が妥当であるかどうか、そういうことに限られておったと思うのでございますけれども、一つ残されました重要問題は教育全般の中に占める学校教育の位置づけの問題ということがあろうかと思うわけなんです。提案理由の中に、「今日、わが国の学校教育は、国際的にも高い水準の成果を見つつありますが、今後、さらにその充実向上をはかっていくためには」、そして教員の問題が出てくるわけでございますね。このいまの文章の中で、「その充実向上をはかっていくためには、」と……
○有島委員 私は再三にわたりまして、大臣に、教員の代表と話し合われるようにということを申し上げてまいったわけでございますけれども、その際に、大臣は、私はやらないけれども文部省としては各段階でもってやっておるということを言われた。じゃ、どの段階でもって、いつ、どういうことを話し合ったのか、そのことを御報告いただきたいのです。
【次の発言】 いろいろという話じゃないのです。たとえば事務次官は会った、で、こういうような内容を話し合った。そういうしっかりしたお話をしてください、何を話し合ったのか。
【次の発言】 御自分でもってお話し合いになるということの前段としてそういうふうにさしていらっしゃるんだと……
○有島委員 私は、公明党を代表いたしまして、ただいまの国立学校設置法等の一部改正案につきまして、政府においてこれを撤回の上、第一条関係と第二条関係以下を分離して再提出すべきことを趣旨とする動議に対しまして、賛成の討論をいたします。 第一に、提案者の指摘されましたとおり、この国立学校設置法等の一部を改正する法律案には、大別して二種類の異質の内容を盛り込んでおります。 わが党は、国民の要望にこたえまして、国立学校の新設、増設には積極的に提言もいたしましたし、またこれを有効適切にその実施を可能ならしむるために賛成の立場から討議を重ねてまいりました。したがって、本法案の第一条にあります旭川医科大学……
○有島委員 国士舘大学とそれから朝鮮人民共和国の学生さん方との事件をめぐって、いまさまざまな指摘がございました。私は、重複しないようなごく二、三のことを伺っておきたいと思います。 最初に、大臣が、これは非常に重大な問題である、それは一つには国際的な問題である、早く解決したい、こういうことをおっしゃいました。国際的だと言われた意味合い、それをもうひとつよく承っておきたい。 もう一つは、早く解決したいということが、直接暴力の挙に出た学生を処分することによって何か解決するんだというような、そういうニュアンスに聞こえたわけでございますけれども、いまさまざまな指摘がございました。そのほんとうの解決と……
○有島委員 公明党の有島でございます。加藤先生に一つだけお願いいたします。 先ほど、一つの方向に進みやすく、他の方向に進むことがやりにくいようになるようなことがあってはならない、それを注意したいということを申されました。具体的にもう少し砕いてお話しいただけるとありがたいと思います。 それから、そうした傾向をチェックする方途は一体どういうふうにしたらいいのだろうかというようなことも、あわせてお願いできればよろしいと思います。 さっき高柳先生からのお話でしたけれども、気に入るものはやらせる、気に入らないものはやらせないという傾向というようなことがありましたが、現在でも日本の大学に、こうした新……
○有島委員 昨日の全国の国立大学学長会議での大臣の発言、また、その後の記者会見における木田局長の発言について、非常にこれは不信の念をいだかざるを得ないわけでございまして、まず第一番目に、奥野文部大臣がほんとうにこんなことをおっしゃったのか。若干の学部、教授会から出ている反対というのを読んだが、他大学のことにけちをつけるなら、もう少し勉強をしてほしい、――けちをつけるというような表現をほんとうにお使いになったのかどうか、このことについてお聞きしておきたい。
【次の発言】 ことばがわからなかったのですけれども、けちをつけるというようなことをおっしゃったのですか、おっしゃらなかったのですか。
○有島委員 去る二十二日、突然の審議打ち切りに続いて強行採決があった。当法案に関しては、審議拒否のような形になったわけでありまして、国会に対して国民が大きな疑惑を持ちましたでしょうし、たいへんこれは遺憾な残念な暴挙であったと思います。いま議長の裁定に従いまして審査を進めるわけですけれども、非常に制限されたわずかな時間で膨大な重要法案を質疑しなければならない立場に置かれているわけでありまして、はなはだ不本意なんですけれども、なるべく私、細目を避けまして、論点をごく基本的な問題にしぼって御質問いたしますので、率直なお答えをいただきたいと思います。 最初に大学局長に伺いたいのですけれども、大学教授……
○有島委員 いわゆる人材確保に関する特別措置法案、この法案についての質疑をさせていただくわけでありますが、その前にちょっと、先日文部大臣が日教組の槙枝委員長と会談なさった。そのことについての御報告、簡単に承っておきたいと思います。 この委員会でも再三にわたりまして、行政担当の責任者である大臣と、そして現場の教職員の方々、その代表といいますか、あるいはその教職員組合の中では一番大きいものである日教組の委員長が、会談なさるべきではなかろうかということを御提案も申し上げておりましたが、それが実現されたわけで、その成果を一通り御報告いただければ幸いと思います。
○有島委員 去る八月三十日の全国教育委員長・教育長会議におきます文部大臣の発言につきましては、いまその内容についての議論に入りますと、もう時間も経過しておりますし、きょうは不足でございますので、いままで触れられてまいりましたいろいろな点、私も同僚の委員とほぼ同じような意見であるということを表明しておきます。 それで、全体的なことを整理しておきたいと思うのですけれども、この三十日の発言につきまして、その後文部大臣はみずから不穏当であったことを認められたというふうに承っているのですけれども、訂正されたのか、取り消しされたのか、その経緯を最初に正確に聞いておきたい。
○有島委員 私は、国営開拓パイロット事業のことについて御質問いたします。
農林大臣が途中で少し中座されるというお話を承りましたので、一番最初に農林大臣から、昭和三十六年度から四十八年度までの国営開拓パイロット事業の趣旨、概要、この辺のことを先に承って、それからあとこまかい点について局長に承っていきたい。先に農林大臣から、大ざっぱな内容でけっこうですからおっしゃっていただきたい。
【次の発言】 農林大臣から、この事業の趣旨、それからまた抱負、こういったことについて一番最初に承っておきたい。
【次の発言】 それでは、きょうは特にこの国営パイロット事業についてなんですけれども、これは昨年も国会で実……
○有島委員 私は、まさに東京の江東に住んでおりまして、先般も本特別委員会でもって江東デルタ地帯の御指察をなさいました。ただいま白鬚地区にわたってのたいへんきめのこまかい論議がかわされておったようでございますけれども、私もこの江東防災に限って、またこれを中心としてしばらく時間をいただきたいと思います。 初めに建設省に伺いたいわけでございますけれども、建設省は、きょうは四人の方が来ていらっしゃるようでございますが、実は、この前予算委員会の分科会におきまして、亀岡建設大臣といろいろこのお話について意見をかわしたといいますか、亀岡大臣の御覚悟のほどを聞いたわけでございます。その結論といたしまして、す……
○有島委員 時間ももうだいぶ過ぎておりますので、私、要点だけ伺いますので、簡単に答えていただきたいと思います。 竹内参考人に伺いますけれども、竹内参考人の陳述されました、いまの国民生活安定法については反対である、これは統制への足がかりをつくってしまう、そのほかに実効がない、そういうような御意見、これは一面、非常にもっともであると思います。それで、それについて独禁法を強化する、破れがさを張りかえるのだというようなお話がございましたけれども、現在は、この独禁法ができたときとだいぶ世界的に経済の状況は変わっているのじゃないだろうかと私は思うわけなんです。たとえば石油だとか鉄鋼だとか農産物資につきま……
○有島委員 本法案の第一条にはこの法律の目的がうたってあるわけでございますが、その中で「物価の高騰その他の我が国経済の異常な事態に対処するため、」そのように書いてあるわけでございます。この点についてこの前経済企画庁長官にはこれを問い尋ね、いまその時期にあるのだということを承りましたけれども、きょうは通産大臣が来ていらっしゃいますから、このことについてちょっと突っ込んで伺ってみたいわけであります。 「我が国経済の異常な事態」ということについて、これはどのくらいの大きいレンジで考えるかということによってこの法の運用というものがずいぶん違ってくるのではないかと私は思います。「我が国経済の異常な事態……
○有島委員 時間を省略する都合から、前置きを抜きにいたしまして具体的なことを聞いていきます。
初めに、公共料金につきまして経済企画庁長官に伺いたいのですけれども、政府は、国鉄、消費者米価の値上げを半年間据え置くことになりました。半年たちまして、物価の情勢いかんにかかわらず財政的な理由から上げるんだ、そういうことになりますか。
【次の発言】 伺っているのは、物価がもし鎮静しない場合に、これをなお据え置く余地があるのか全然ないのか、どちらですか。
【次の発言】 これは公共料金というものについての考え方でございますけれども、物価が鎮静しない、情勢によって左右されるということではなしに、むしろ物価の……
○有島委員 初めに、カルテルの一般的なことについて伺います。
昭和四十七年から四十八年にかけまして、石油化学をはじめステンレス、ガラス繊維等十三件にのぼる不況カルテルがありました。これは結果的に考えますと失敗であった。こうしたカルテルの許可ということが不適当であった。これがたいへんな後遺症を残して、いま狂乱物価といわれるこの異常な状態の価格の下ざさえとなっている、このように思われますけれども、公正取引委員長としての御所見を最初に承っておきたい。
【次の発言】 不況カルテルについて、いろいろな事情はあったけれども、不適当な一面もあった、そういうようなお答えに受け取ってよろしいですか。そうして、……
○有島委員 ほんの一点だけ……。 これは物価の高騰のしわ寄せが教育にまで及ぶ、子供にまで及ぶということでもって、きょうはこの問題だと思うのでございますけれども、これは、先ほども言いましたように、もう現場におきましては質的低下ということが起こっておりまして、それがお子さん方、いままででも食べないでいたということもあるわけなんです。そういった現象が非常に多くなっているということは、これは給食本来の趣旨を結局物価の高騰によって破壊されていくというようなこういった現象は非常に望ましくないことであろうと私たちも非常に憂えていたわけでございます。これは、本来ならば文部省がやってくださるような調査なんだと……
○有島委員 消費者米価特に標準価格米についてお伺いいたします。
食糧庁の、東京都における四十八米穀年度における需給計画というのが、供給総量が七十八万トン、それは自主流通米と銘柄米合わせて五九%、標準価格米が三七%、徳用上米が四%というふうに承知していますけれども、これについて間違いございませんね。
【次の発言】 竹内政務次官に伺いたいんだけれども、五月七日付でもって主婦連合会が都内の主婦千人を対象にしてアンケートをとったというわけですね。どんな米を食べているか。その結果は、自主流通米、銘柄米合わせて、これが六九%である。標準価格米が二三%である。それからやみ米といわれるもの、これが五%、それ……
○有島委員 北海道が四八%、中部が七七%、平均六二・八九%という値上げの申請が行なわれておる。これはあまりにひど過ぎるというのが偽らざる国民感情であります。
では、いままで各委員からいろいろなお話があったわけでありますが、率直に申しまして、ここに通産政務次官いらっしゃいますが、森下政務次官どうでしょうか、この六二・八九%の値上げ申請というものを圧縮することはできましょうな。これをひとつ聞いておきたい。
【次の発言】 では、圧縮はできるというお話であります。ところで、これ申請されました当初に、すでにこれは大体一〇%ぐらい圧縮されるというサバを読んで申請したんじゃなかろうかという、そういった話も……
○有島委員 国立学校設置法の一部改正法律案審議に、一番最初に医学の問題を少し伺ってまいりたいと思います。
最初に、国立学校におきます医学部、歯学部の教官の定員、それから実際にはどのくらいになっておるか、その実員といいますか、及び不足状況、全国にわたって御報告いただきたいと思います。
【次の発言】 全国にわたっての正確な数字はわかりませんか。
【次の発言】 私、伺っておりますのは、定員が全国で何名になるのか、現在は何名になるのか、欠員は何名になるのか、そういうことを伺っていたわけであります。このことについては、いまわかっていらっしゃらないらしい。四十七年度のパーセンテージだけしかわからない。し……
○有島委員 前回に引き続いて国立学校設置法の一部改正案についての審査を続けさせていただきます。 きょうは文部大臣お見えにならなくてたいへん残念でございますけれども、前回ほぼ大臣とお話しし合った趣旨は、国立の学校を設置していくということはたいへんけっこうなことである、私は大筋はそう考えるものでございますけれども、それがあまりにも不用意に水増し的につくられていくことは、これは問題ではないかという趣旨でございました。 それで、きょう初めに、やはりこの前の国立学校設置法の一部を改正する法案でもってたいへん問題になりました筑波大学に関連して、これもやや拙速的なことがあったのじゃないかということを、厳……
○有島委員 この前の質疑のときに、大臣がおいでになっていた夕方の質疑でございますけれども、途中で切れておりましたので、つなぎます。
看護婦の問題に入ろうと思っていたところだったのでございますけれども、国立大学の附属病院のベッドの数が二万二千四百七十六といわれている。このうちで看護婦が不足で稼働していないベッドはどのくらいあるのか。そこから入ってまいりたいと思います。
【次の発言】 そうすると、遊んでいるベッドの数は幾つですか。
【次の発言】 大臣、いま局長のお話ですと、あるベッドは全部動ける状態になっておるのだ。私が聞いたのは、看護婦が不足のために稼働できなくなっているベッドはどのくらいかと……
○有島委員 本日の緊急質問の最初に、私は基本的に大臣に一つ承っておきたいことがあるわけなんです。
教育の目的というのは、教育基本法の第一条にあるわけでございますけれども、その中で、教育の目的は、人格の完成を目ざして行なわれなければならない、もう一つは、心身ともに健康な国民の育成を期して行なわれなければいけない、そういうふうになっておる。この個人的な人格の完成という問題とそれから国民の育成という問題、これはどちらが主でどちらが従になるのか、あるいは並行なのであるのか、どのようにお考えになっていらっしゃるか、このことを聞いておきたい。
【次の発言】 そういうお考えのなり方は、この法文の文脈をもう……
○有島委員 土曜日午後、もうだいぶおそくなりましたけれども、もう私一人でありますので、どうかよくお聞き届けいただき、簡明にお答えをいただきたいと思います。 私は、物価の問題と文教の問題、二つ取り上げてまいりたいと思いますが、先に物価の問題から入っていきます。 昨年十一月以来のいわゆる石油危機から、これは実は虚構の上に立った宣伝である、業界が国民の不安に便乗して暴利をむさぼったこの実態、また石油業界が、従来違法のカルテル行為をたびたび指摘されながら違法行為を恥ずるところなく反復してきた犯罪性、こうしたことが、すでに本委員会におきまして、わが党の矢野、近江以下の各委員からの質問によって明らかに……
○有島委員 参考人の方々にはたいへん御苦労さまでございます。 日本企業のチャンピオンである電業界、そして電業界のリーダーでいらっしゃる松下電器のお立場は、業界のみならず、これは国民的な重要性があると言っても過言ではないと存じます。ここで私は、まず松下電器を主導としている電業メーカーの反社会的な企業姿勢をここに問題にしたいと存ずるわけであります。 初めに、ここに一つの抗議文書があるのです。この抗議文書は、去る四十九年の二月六日に赤坂の電業協会会館において、社団法人東京電業協会、社団法人日本電設工業協会関東支部、それから全日本電気工事業工業組合連合会、それから全国電業協会連絡協議会、それから全……
○有島委員 通産大臣がお昼までであるというので、もう時間が限られていると思います。 私も灯油のことについて少し触れたいと思っておりましたけれども、いままで同僚の委員からいろいろな質問がございまして、量の問題とコストの問題もう少し詳しくやりたかったわけですけれども、まず、私の手元には日本生活協同組合連合会あるいは岩手県消費者団体連絡協議会、こうしたところからの陳情書が参っておりまして、いままでの質問も大体こうした現場の声を吸い上げての質問であったと思いますが、こうした陳情については通産大臣はよく検討していただいておると思いますけれども、それを一ぺん確かめたいと思います。
○有島委員 私も、先般調査団の一員として沖繩に参りました。きょうは、ただいま松浦、野間両委員から詳細に御質問があり、私も向こうに行って感じてきたことと大体同じような線なので、特にいまございました輸送費の補助の問題、それから生産基盤、自給率、こうした問題について質問をしたいと思います。ただ、もういま質問がありましたので重複を避けて、なるべく簡単に結論だけ伺っておきたい。 第一番目に、この生産基盤の問題ですけれども、その代表的なこととして野菜の供給団地をおつくりになるということでございます。それで、野菜はただいまお話がありましたように大体八〇%の自給率である。この団地が大体いつできて、そのことに……
○有島委員 今年度の物価の情勢について、もう先ほど来たくさん議論が繰り返されてしまいましたので、これ以上ないようにも思うのですけれども、消費者物価の見通しが一五%あるいは十数%というような話も出ました。それで、これに対して一つの目標を掲げて努力していらっしゃるのであろうかと私も思いたいわけなんですね。
そこで、先ほどからのお話でなお一つだけ確認しておきたいのは、やはりその物価、来年三月を一つの目標値として、そこに努力をしていらっしゃるというそういう姿勢があるかどうかということを、まず最初にもう一ぺん確認したい。
【次の発言】 そうすると、一五%を目標に努力していくということでございますね。
……
○有島委員 最初に、年末年始における物価安定につきまして、さきに経済企画庁に対して申し入れ等を行なってまいりましたけれども、特に生鮮食品の流通、その中における価格の操作であるとか輸送の問題であるとか、それからもう一つは、年末年始の消費の拡大に伴っての不公正、不当な取引といいますか、あるいはうそつき食品などが出回るとかというようなことが例年発生しやすいわけでございますけれども、こういうことに対して経済企画庁としてどのように対処していかれるか、その概要について承っておきたいと思います。
【次の発言】 そうした手をいろいろ打っていく、これがほんとうに実を結んでいくか、あるいはいろいろやったけれども、……
○有島委員 参考人には長時間お疲れのことであろうと思います。私で終わりであります。しかも、私がお聞きしたいと思っておりましたことは、大部分、同僚の委員からの御質問がありましたので、なるべく重ならないようにと思ってやります。 最初に、労働衛生研究所の坂部先生に、先ほどのお答えでございますと、こういうことがあったのです。昔からクロムの害というものが知られていたにもかかわらず、なかなかこれが行政措置に上ってこなかった。その主な理由はというのは、がんなどの場合には離職後に発病することが多かった。それで、そういった行政措置にまでなるということが遅かったのではないかというようなお答えであったと思いますけ……
○有島委員 もう私の持ち時間も大分、詰まってまいりましたので、簡単にいたします。
いまの厚生大臣の法改正の問題でございますが、御意向のあるのはわかりました。それで、いまのお答えをもう一遍、確認さしていただきたいのですけれども、臨時国会はどうなんですか。通常国会にお出しになるのか。そのことだけ。
【次の発言】 わかりました。そうすると二段階のようにやっていく、まず最小必要なものは早く決めていく、その後の長期的なことも、なおずっと考えていく、そういうお話ですね。
この六価クロムの被害につきましては、もう早くから知られていたにもかかわらず、行政措置が非常におくれた、手ぬるいというようないろいろな……
○有島委員 一五%の問題でございます。三月末の消費者物価上昇率を対前年同月比一五%以内に抑える、この可能性が見えてきたということでございますね。
ところで、この一五%以内の政策目標設定の真意はどこら辺にあるのか、それをまず聞いておきたい。
【次の発言】 そうすると、いま二つおっしゃった。国民生活の安定だ、それから産業の振興である、こうおっしゃった。それで、一五%以内に抑えますと、これによって国民生活が安定するのかどうか。実際上、国民生活の立場から申しますと、物価上昇による実害といいますか、これは大体どのくらいになるのか、年間何%の上昇になるのですか。
○有島委員 公取の方、来ていらっしゃいますね。――きのうの新聞によりますと、公正取引委員会が中部読売新聞の事件について緊急停止命令を出したと報ぜられていますけれども、現段階でこの事件の立ち入った内容については恐らく言えないんじゃないかと思いますけれども、事件の概要について説明していただきたい。
【次の発言】 企画庁長官、副総理に伺いますけれども、消費者の立場から申しますと、商品が安いということはいいことなのであるというふうに単純には受け取られますけれども、この点についてはどのようにお考えになっていますか。
【次の発言】 じゃ、公取の方にもう一遍伺いますけれども、「不公正な取引方法」の五に当たる……
○有島委員 最初に、国税庁に、ビールの値上げにつきまして伺います。
先月、朝日麦酒が値上げをいたしまして、また今月になりますと、サッポロビールが値上げをした。それで、先月の朝日の値上げの際に、国税庁は、ビール各社に追随値上げを自制するよう言っている。にもかかわらず、一カ月足らずでもってこのようなことになったわけですけれども、このことについて国税庁はどう思っているか。
【次の発言】 余り要領を得ないお話で、石油ショックだとさえ言えば何でもまかり通るような風習は大変よくないと私は思います。
それから、国税庁が卸だとか小売だとかに対して、買い占めや売り惜しみをしてはならぬということを通達したとい……
○有島委員 最初に、川口さんに伺いたいのですけれども、回収率のお話がございましたが、日本は四〇%でなかなかいいのだというようなお話がございましたけれども、ソ連ではかなり一生懸命やっているというような話を私は聞いております。
それから、こういったことはやはり心がけによるのか、うまくいっているところとうまくいかないところは、どういうところでこういった回収率の差が出てくるのだとお考えになるのか、そこら辺のところを伺いたいと思います。
【次の発言】 もう一つだけでおしまいにしますから、私もそれではとば口と結論だけにいたします。
林先生の御高説をいま承ったわけですけれども、ポジティブな技術と、それか……
○有島委員 最初に、村井参考人にお願いしたいのですけれども、先ほどお示しいただきました資料の中で、学生納付金、また寄付金というのがございましたが、学生納付金に受験料というものが含まれておると思うのですね。
【次の発言】 じゃ受験料というのはどの辺に入っているのか。
それから、寄付金というのがございますね。この中には、入学できなかった人の分というのが大分含まれてくるのではないかと思うわけでございます。そうなりますと、受験の倍率が高い方が学校にとっては好ましいというようなことも極端に申せば出てくる。これが受験競争をあおるという妙な悪循環というものを呼ぶのではないか、この辺についてはどういうふうに……
○有島委員 きょうは福田副総理がお見えになるかと思って、いろいろ御意見を承りたい、質問もしたいと思っておりましたけれども、安田政務次官にいろいろ御意見を承っておきたいと思っております。時間もありませんけれども、主に食べものの問題を少し承りたい。 最初に、レトルト食品というのを御存じであろうかと思うのですけれども、お料理をしてしまって調理済みの食品と申しますか、これが大変出回っております。これは日本缶詰協会の調べによりますと、昭和四十八年の推計でございますけれども、カレーだけでもって三万九千百十一トン、これは約二億二千万食であると言われております。それからシチューが千九百八十トン、ハヤシ千六百……
○有島委員 けさほど本物特委員会におきまして、政府が「マルチレベル商法等に関する対策」というものを御発表になりました。これは、マルチ商法が商売に関する知識経験の乏しい一般個人を対象としているとか、それから欺瞞的な勧誘とか、不当な表示等が発生しやすいとか、こういったことでもって国民、消費者に与える影響は憂慮すべきであるというようなことがあって、政府としては、関係各省庁が連絡をとり合いながら、法の運用は厳格にしていく、それから必要があれば新規の法律をつくるとか、それから広報活動を消費者に対してやっていくとか、あるいは指導をやっていく、あるいは苦情相談をもっと親切にするとか、被害者の救済とか、そうい……
○有島委員 大臣の所信表明にもございましたように、医学教育、医師の養成ということは社会的な要請が非常に強い。したがいまして、この趣旨に沿ったこのたびの国立学校設置法一部改正の法案につきましては、大体賛成の方向で考えてまいりたいと存じておりますけれども、これが法律となりまして運用されたときのことを考えますと、やはりいささか危惧がございますので、二、三の質問をさしていただきます。 こうした提案をなされました大臣は、医学教育、医師の養成ということについての実際上のむずかしさといいますか、隘路がどの辺にあるのか、そういうところについて一番最初に承っておきたい。 「委員長退席、三塚委員長代理着……
○有島委員 去る三月十七日に発表されました教員給与の第二次改善に関する人事院勧告の案件につきまして、先日来各党集中審議をしてきたわけでございますが、きょうも私この質疑をさせていただきたいと存じております。 その前に、人事院総裁はもうじきいらっしゃるそうですけれども、ちょっと問題ははずれますけれども、文部大臣に二、三の質問をさせていただきたいと思います。 これは、毎日新聞の五月二十四日付の朝刊に、松下幸之助さんと梅根悟さんとの対談――対談というよりも、高校増設に対する提案が出ておった。それに対してきょう付で、永井文部大臣の「教育改革の構図」ということで出ておりましたので、そのことを、質問に入……
○有島委員 学校教育法の一部を改正する法律案、大学院の制度についての改革も含んだ法律が提出されておるわけでございますけれども、これに先立ちまして先月の末に文部大臣が、大学のいままでいろいろ累積している問題を片づける一つの端緒という意味であろうかと思いますが、東京大学、京都大学の偏重を是正するということについて御構想をお持ちになり、これをかなり詰めてひとつ具体的な措置をなさるというようなお話が報道されておりましたけれども、その点についての御真意のほどを最初に承っておきたいと存じます。
【次の発言】 いま明治以来のお話が出たわけでございますけれども、東京大学その他国立大学、戦前の大学でございますね……
○有島委員 三先生にそれぞれ伺いたいと存じますが、最初に大学院と研究所、あるいは科学院というようなお話がいま出ておりましたけれども、大学院の大学院たるゆえんは一体何であるのかということについて、三先生に初めに承っておきたいと思うのです。 どうも大学院に行けば資格がもらえるということ、これはかなり重要なことなんじゃなかろうかという気がするわけでございます。それから財政上の問題もあるかもしれない。あるいは研究に重きを置くのか、教育に重きを置くのかというようなこともあるのかもしれないけれども、研究所あるいは共同利用の研究所あるいは連合研究所、あるいは科学院というようなものが今度の改正によって大学院……
○有島委員 先日の質問に続けてまた質問させていただくわけでございます。その間に一日、参考人の方々に来ていただいて私たちもいろいろな愚見を聞いたわけでございます。そのことにつきましては、また後でもってその参考人の意見に基づいた質疑は各党からもおありになるのじゃないかと思います。 私は、先日、この大学院制度についての改正を含む学校教育法の一部改正案、この法律改正をしないとどんなデメリットがあるのでしょうかということをお尋ねいたしました。そのときのお答えの中に非常に尽くせぬことがあるように思うわけでありまして、これは大学局長の方から、大学院に対する多様な要請が昔と違って出ておる、こんなことがござい……
○有島委員 ただいまの話題に出ておりましたけれども、高校の問題について私も少し御質問させていただきたい。 全国知事会の調査によりますと、今後三年間でもって公立高校四百四十一校の、新増設が必要である、その財源は総額五千億円に上るであろうと言われている。この点につきまして、文部大臣の御認識はどうなっておるのか、またどうなさるおつもりか、このことについて伺いたいわけでございますけれども、文部大臣、最初に伺いたいのですが、高校の進学率というものが全国的に大体九〇%を超えた、そして都市部ではもう九九%になっておるということがございますけれども、希望者全入というお考えがおありになるのかどうか、この辺はい……
○有島委員 いままでのお話の中で、第四次不況対策ではしようがない、第五次不況対策をむしろ望んでいらっしゃるというニュアンスに私は受け取ったわけです。 そういたしますと、お話の中にございましたように、国債の与える影響というものがいろいろ響いてくる。もう一つは、お話の中にございました、いまの卸売物価がやや安定してきたというのは、これは大企業の犠牲の上に成り立っているのだということですね。そういうことを総合して、今後新価格体系の方に早くスムーズに移行していかなければならないというような御結論であったと思いますけれども、もっと平たく言いますと、物価の値上がりということはむしろ避けられないというような……
○有島委員 来年度の消費者物価の見通しにつきましては、先ほどからたびたびお話が出ておって、大体七%ないし七%以下を目標となさるというふうに承っておりますけれども、もう一遍確認さしていただきたいと思います。
【次の発言】 四十八年、九年はいわゆる石油危機、それから狂乱物価、それ以後の日本経済の失調状態と申しますか、そういうような状態を克服するのには、副総理は、大体三年間かかるのだ、これをたびたびおっしゃいますけれども、三年かけた後には、どのような状態をもって一応の安定になった状態と想定していらっしゃるのか。それはどのようなところを目安にしていまの経済失調状態をおさめていくというふうにお考えになっ……
○有島委員 この前の物価の特別委員会の質問のときに、来年度の消費者物価の値上がり七%から八%の間にしたいというようにお答えになったわけでございますが、物価と金利との関係について、ことしの二月でございましたか、この委員会で預金金利以下にしたいというようなことをはっきりと言われた。今度七%から八%と言われますけれども、一年物の銀行定期預金金利が六・七五%ということになりますと、物価高による目減り、これは国民生活に及ぼす影響というものがやはり重大なことになろうかと思うわけです。 四十九年の国民生活白書を見ますと、四十八年度において家計の貯蓄の目減り、減価が非常に大きかった。大体二十一万九千百十七円と……
○有島委員 最初に、高校の増設の問題について承りたいと思います。
この前の国会でございましたか、やはり高校の問題でもっていろいろ御質問申し上げた。そうして、いま予算編成がもう近づいているわけでございますけれども、この高校増設につきましては、いまこの段階でもってどのように考えていらっしゃるか、その大筋を承っておきたいと思います。
【次の発言】 先般、十二月九日でございましたか、報道によりますと、自民党の文教部会でもって、国庫補助は七十億円、ほかの新聞だと六十億円なんというのもございましたけれども、こうしたようなことが書いてあるので、大分いろいろと波紋を呼んで、心配している向きがあります。こうし……
○有島委員 澤田公取委員長の御就任早々、先ほどから話題になっております独占禁止法の改正の問題、私もこれについて少し御所見を伺っておきたいわけです。
いま、今国会で提出されようとしておりますこの独占禁止法の改正案について、澤田公取委員長は、前回七十五国会において衆議院で全会一致でもって修正可決されました案との比較において、はっきりとこれは後退であるというふうに評価していらっしゃるのかどうか、簡明にお答えいただきたい。
【次の発言】 構造規制のことにつきましては、この前の七十五国会の審議でもいろいろな議論があったのは御承知だろうと思いますけれども、現行法でも企業分割ということは十分することができ……
○有島委員 最初に、今度の値上げが行われますと先進国の中で世界一の高値になってしまうということでありますけれども、火力発電の燃料については、これは世界情勢に従って不安定なわけでございます。それから原発ということになると、これはさらに不安定要素が加わって、将来の燃料費に異常があれば、さらにどこまでどうなってしまうのか、非常に不安定要素が多過ぎるのではないかというふうに思います。こうしたことはわが国にとっては、避けられないことなのか、それとも、そんな宿命的なものではなしに、将来は本当にこれを安定させていくという見通しの上に立たれておるのか、そんなところまではとても考えていないというようなことなのか……
○有島委員 物価指数につきまして、五十年度の消費者物価は八・八に抑え込んだ、ところが生活実感としては大体二〇%以上の物価の値上がりであったということが、これは総理府統計局から「消費生活の意識と実態について」という調査が発表されまして、これについて消費者の方々は本当にそうだというふうに言っていらっしゃるわけです。 それで、それに対して、先ほどもいろいろな論議があったようでございますけれども、総理府の統計局からは新聞広告が出まして「生活実感とのズレは、なぜおきるのでしょう」その一つは、消費者物価指数は物価全体の動きを平均したものであるということを認識いただきたい。消費者物価指数はこんなふうに計算……
○有島委員 本日が七十七国会の最後の質疑になると思いますけれども、今国会が閉会後に恐らく現三木内閣が大変揺すぶられるといいますか、これは自由民主党内のことでございますけれども、政権争いが行われるであろうと伝えられてきて、そのために、現にこの会期末にも活発な動きが報道されているわけであります。 それで、国民としてはこうした動きがいわゆるロッキード隠しにつながっておるのではないか、ロッキード隠しの意図が含まれておるのではないかというような疑惑を持っておるのは事実でございまして、これに対して、先ほど伺っておりましたらば、福田副総理は、そのロッキード問題はすでに司直の手に渡っているから政権のいかんに……
○有島委員 米価等の物価問題に入ります前に、最近の福田副総理の御心境につきまして二、三承っておきたいと思います。
去る九日午後に、東京でもってライオンズクラブ主催の講演会で、福田副総理がこういうことをおっしゃっているんだそうです。ロッキード事件は「高度経済成長が生んだ金とエゴの社会風潮によるものだ。」云々、それで、この事件は徹底的に解明しなければいけないというふうに言われたと報道されておりますけれども、私はちょっとこれは不審に思うのですけれども、事実こんなことをおっしゃったのかどうか、ちょっと先に承っておきます。
【次の発言】 高度経済成長というのは、私ども知るのは、大体昭和三十六年以降のこ……
○有島委員 関連して二、三お伺いをさせていただきます。 いろいろな教育機関が並び存しているということ、これは社会の進展の上で当然のことでもございますし、教育の機会を拡大するということから大変結構なことであると思います。 さきの国会で、学校教育法の一部改正で、独立の大学院という考え方、これが、衆議院では可決しておるわけでございますけれども、先ほどからのお話をずっと聞いておりましても、従来の大学院は大学に上部構造が付属している、そういうような形になっておりました。それで、いままだ参議院で決定しておりませんから決定的なことは申せませんけれども、時代の趨勢として独立した大学院ということもこれは可能……
○有島委員 第七十七回通常国会における文部大臣の所信に対する質問をさせていただきます。 これはすでに、本年二月の十三日に大臣からもお話があったわけでございまして、これを文教各般の審議をする前にさしていただくのが順当であったと思うのですけれども、きょう五月の半ばになりました。これは申すまでもなく、ロッキード問題が国会を揺るがすような問題になってしまって、それの取り扱いについて意見がいろいろ対立したというような事情があったと思うのです。ですから、ロッキード問題についての文部大臣のお考えについて最初にちょっと承っておくのが順当であろうかと思いますので、二、三伺います。 このロッキード問題が単なる……
○有島委員 大学局長に伺いたいのですけれども、四十七年に大学設置基準の第三十一条の二というのが追加されまして、なおこれは大学院設置基準の方も大学院設置基準第十五条によって、これがこのまま準用されている。と申しますのは、大学間、大学院間の交流の問題です。これが現在どの程度進捗しているかということについて承りたい。
【次の発言】 国内におきまして国立と私立との間の互換ということは進められておりますか。
【次の発言】 大臣の御所見を承っておきたいのですけれども、こうした大学の単位互換ということは将来の大学のあり方ということについて非常に深いかかわりを持っていて、これは大いに進めていくべきである、積極……
○有島委員 お時間をいただきまして、きょうは六価クロムの問題について少し質問をさしていただきます。 御承知のように昨年七月に日本化学工業の六価クロム鉱滓が大量に投棄されておった。そうして、これに伴いまして江戸川区から江東区で環境汚染がありまして地元住民の訴えがございました。これは全国的に波及いたしまして社会問題となった。国会におきましても本委員会におきまして集中的に取り上げられた。これは長官もよく御承知のことであると思うのですね。それで、このときに問題になりましたのが、クロムの製錬工場で従事しておる方々が肺がんでもって死亡されたということが明らかになった。それから産業廃棄物の処理の体制が非常……
○有島委員 先ほどからのお話にいろいろ出ておりますけれども、所得減税ということについて私たちはかなり執念を持っておりまして、国会のたびごとに予算委員会でもって主張し続けてまいりました。七十七国会の予算委員会のときも問題にいたしましたし、今度も十月一日にうちの方の正木政審会長が申し上げたはずなんだけれども、大筋を申しまして、福田副総理はこの所得減税については非常に否定的である、こういうような結論になりますでしょうか。いままでのお話を聞いておると、非常に否定的であるというふうに思いますが。
【次の発言】 そういたしますと、財政の好転次第によっては所得減税もあり得る、そういうようなお考えですか。そう……
○有島委員 次期自由民主党の総裁候補といいますか、と目されていらっしゃる福田副総理の政治姿勢については、国民が大変関心を持っております。また先ほど御自身からも福田赳夫研究を進めてもらいたいというようなお話がございましたけれども、大変素朴な疑問なんですけれども、幾つか伺っておきたい。 第一番に、ロッキード問題の解決、徹底究明というふうに言われておりますけれども、三木総理については、当初おっしゃっていたのからは大変後退しておるというふうに世間では見ております。福田副総理はどういうふうに見ていらっしゃるか。それから、今後福田さんとしては、三木さんとはまた違う態度であるというようなことがおありになる……
○有島委員 お許しをいただきまして、きょうはせっかく安全会の理事長さんお見えになりましたので、また再度お呼び立てするのは恐縮だと思いまして、一つだけ伺っておきたいと思います。 最初に文部大臣に大体の方向を、どんなお考えであるか承っておきたいのですけれども、遊び場の少ない地域におきましては校庭開放ということが促進されておりますね。それからもう一つは、運動場の狭い学校というようなこともある。これはプールなども含めまして、ほかの学校ないしは公園に行って運動をさせるというようなことがありますね。これは条件が悪いからこういうふうになっていくというようなこともありますけれども、図書館などの場合には、学校……
○有島委員 初めに幼稚園のことについて伺いたいと思います。 明治九年の十一月に東京女子師範学校の付属の幼稚園がわが国で初めて開設された、ことしが百年である。それで就園率も五十年五月現在で六三・五%に達しておるということでございます。 そこで、百年目を迎えた幼稚園ですけれども、いろいろな問題があって、ここでもう一遍考え直されなければならないのではないかということになっていると思うのです。 一つには、これは場所的なばらつきがございますけれども、定員オーバーになってしまっていること、それから公立、私立の間でもって教育費がずいぶん違う、父母の負担の格差が大き過ぎるというようなこともございますし、……
○有島委員 運賃値上げの国民生活に及ぼす影響につきましての概論的なことは、時間がたいへん限られておりますので省略いたしまして、直ちに赤字解消の関連の問題に入りたいと思います。 国鉄の赤字問題は、すでに昭和三十七年に当時の国鉄総裁の十河氏が、国鉄赤字の元凶は青函トンネルと地方の赤字線である、そうおっしゃっておりました。昭和四十四年の九月十二日に日本国有鉄道の財政再建に関する基本方針が閣議決定されておりますけれども、この中で特に「合理的輸送体系の形成」という項目の中で、地方閑散線についての決定をなさっております。すなわち、地方閑散線について再検討を加えて、道路輸送への転換を推進する、こうあるわけ……
○有島分科員 ただいまお魚の話があったようでございますが、私は野菜と米とについての話になります。 農用地の土壌の汚染防止等に関する法律第三条に基づいて「農用地土壌汚染対策地域として指定された地域のカドミウムによる汚染状況」こういう調査を私、農林省からいただきました。それから、私たち独自の調査を加えまして御質問申し上げるわけでございますが、この指定されました地域におきましてお米などはすでにこれはつくらないことになっておりますけれども、これは磐梯地域において野菜類のカドミウムの含量というのを福島県の農業試験場でもって調査したわけであります。現地で栽培されております野菜類を任意に採取してカドミウム……
○有島分科員 学校環境の緑化促進につきまして、二、三の質問をいたします。
昭和四十八年度の予算の中に学校環境緑化促進事業、この補助金が計上をされております。わずかと言っていいのか、一番最初ですから、二億円という大きい金額と言ってよろしいのかわかりませんけれども、これはたいへん大切な問題でもあり、今後これは大きく発展すべき一つの、植物で言えば種というか芽というか、そのように私は認識いたしますので、その趣旨、それからこれは二億円でありますけれども、どのように使われていくのか、その点について御質問申し上げたい。
【次の発言】 私どもはこれは学園緑化、そのように呼んでまいりたいと思っておりますけれど……
○有島分科員 私で最後のようでございますから、よろしくお願いいたします。
私は、災害対策、特に大都市の災害対策町題について触れてまいりたいと存じます。特に東京、大阪の主たる災害対策、その規模、それからその進捗状況、こうしたことについて最初にアウトラインを承っておきたいのです。
【次の発言】 いま御説明ございましたけれども、私も大体御報告は伺っております。東京に関しては七百五十億、それから西のほうが三百七十億、これは東のほうは六五%済んでおる、西のほうはまだ一八%、そういうことでございますね。そして、それが一千百二十億円、そのほかに内部河川といいますか、耐震対策河川事業というものが五百億ある。……
○有島委員 全国の消費者がこの独占禁止法改正について注目もし、期待もしているわけでございまして、これがどのように改正されるかという点と、それから改正されてみたらそれが本当に実効があるかどうか、そのことを非常に注目していると思うのです。 それで、最初に公正取引委員会委員長に伺いますけれども、今年の予算書を見ますと十五億五千七百四十九万一千二百円、人員の点では三百九十七名、こういうふうに出ておりますけれども、これはどこの官庁でも理想を言えば切りがないし、また現在で十分というようなことはないとは思いますけれども、特に公正取引委員会が今後とも十分に仕事をしていく上にはどのような規模、どのような体制が……
○有島委員 酒税法の一部を改正する法律案、それから製造たばこ定価法の一部を改正する法律案、この二法案につきまして、私は物価安定、そして国民生活の安定を確保する、そうした立場から少し質問してまいります。 これらの法改正の理由は、大体五十年度の予算の財源を確保するということだということですけれども、申すまでもないようなことだけれども、私たちはこの予算自体に非常な疑義を持ちました。そうして、この本予算の修正を主張してまいったわけであります。 その要点は、政府は、これは福祉予算であると大変御自慢であるのだけれども、その内容を見ていきますと、これは物価安定であるとか、福祉であるとかいうことに名前をか……
○有島分科員 私は、問題を二つにしぼりまして、主に東京都内の公害問題について御質問します。 一つは、去る二月十一日に東京都内で環状七号線の道路公害、これの被害者の総決起大会が行われました。そして翌日、二月十二日に決議書が総理府や環境庁及び関係当局に提出されたわけでございます。これについては環境庁長官もよく御存じであるはずですけれども、決議の内容が、自動車の排ガスの問題それから第二番目は振動の問題、三番目は騒音の問題、それから健康の問題それから五番は移転をすることについての問題それから六番は緑地帯などをつくって、さらに積極的に環境をよくしていきたいというようなこと等々の各点にわたっておるわけで……
○有島分科員 きょうは食中毒の問題と、それから国民の体力、なかんずく視力と、それから目と歯の問題そういうことについて伺いたいと思いますし 初めに集団中毒の予防ということについて御質問します。 去る二月二日に日本航空の旅客機でもって事故を起こしまして、百四十四名のうち一名は職員であったというのですけれども、機内食によります食中毒の被害を受けました。この原因につきましては、デンマーク製のハムである、これはアンカレジでもって搭載した朝食なんですけれども、これは機内給食をやっております会社IICC、ここの製品でありまして、機内でもって、搭載したものを三百度に熱して、熱処理の後給食したのだ。IICC……
○有島分科員 私は、体力といいますか、体育について少し質問をしたいと思います。 命あっての物だねだということもございまして、いろいろと勉強をするにもやはり体力が大切であると思うのですけれども、そのうち、初めに視力について。 大臣、これは御承知であろうと思いますけれども、わが国におきましては小学生の一六・八二%が近視眼である。中学生は二六・七九%である。これは高校になりますと四二・八〇%が近視眼である。特に高校生も十七歳が四四・四四だそうであります。そしてこれは夜間学生、昼間学生と分けますと、昼間学生の方が高いんですね。そして男女別に分けますと、女子の方が四六・八一%、こういうような実態にな……
○有島委員 御苦労さまでございます。 全国銀行協会連合会の板倉譲治会長さんに伺っておきたいのですけれども、一つには、いまさらさかのぼって成長経済政策の功罪を論ずるというようなことではないのですけれども、高度経済成長政策が、これはそろそろいかぬなと、何か行き詰まりをお感じになったというのはいつの時点であったかということを伺わさしていただければありがたい。 それから、いわゆる狂乱物価の状況がありましたときに土地が非常に高騰して、いまのような状況が起こったんだけれども、それを積極的に演出なさったのはむしろ金融機関ではなかったかというようなことを私たちも考えておりますし、世間でもそう言われました。……
○有島委員 物価特別委員会と逓信委員会の連合ということで、経済企画庁長官の福田副総理がお見えになっていると大変いいわけなんですけれども、おかぜでもって残念ながら御出席がない。 そこで、郵政大臣に私は一般的な御認識を承っておきたいのだけれども、今後の一般的な物価の状況がこれからどんなふうになっていくだろうか、これは消費者としては非常に心配しているわけですね。その中でもって国鉄を初め公共料金の値上げが行われようとしている、そういうことでございますけれども、郵政大臣として、今後の消費者物価の値上げを含んでどんなふうに御認識になっていらっしゃるのか、これは経済企画庁からじゃないですよ。郵政大臣として……
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