このページでは奥田敬和衆議院議員の32期(1969/12/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は32期国会活動統計で確認できます。
○奥田委員 石川県の手取川水系に新しいダム建設の計画があるわけでございますけれども、ダム建設に伴って、自然発生的に関係住民が直接、間接に受ける被害、つまりダム公害に関連して二、三点、質問してみたいわけでございます。 その前に、一般に水害という場合は、自然現象として大雨あるいは集中豪雨などによって発生した流水が、人間環境を破壊する現象をさす、そういうことで、水害は、ともすれば、自然現象であり、不可抗力であるという形で押し流されてきたきらいがあります。しかしながら、今日の河川は、御存じのように、上は大きなダムから、あるいは堤防、護岸など、もうつくられてない原始河川というのはほとんどないわけであり……
○奥田委員 開銀法の一部改正案に関連して、二、三の問題点を提起して御意見を承りたいと思います。 まことにとっぴなようでございますけれども、質問に入る前にこれをちょっとごらんいただきたいと思います。これは小学校五年の社会科で現在使っている教材でございますけれども、この中に、これからわが国の産業が当面している大きなポイントを非常に的確につかんでいるように思います。簡単に読みます。「これからの工業」と題しまして、「わが国の工業のなかで、大きな役わりをはたしている中小工場に、新しい機械や技術をとり入れるとともに、働く人々を守るしせつなどを大工場なみに高めて、すぐれた製品をつくり出すようにしていくこと……
○奥田委員 本日はお忙しいところ、酒、ビールの卸売り業界の代表の皆さまにお集まりいただきまして、おもに、先般のビールの値上げ、そのことについては当委員会でもたびたび触れておりますので、私は主としてこの流通技術と申しますか、流通機構の問題について皆さんの御意見を聞きたいと思うわけでございます。 申すまでもなく、主食あるいはたばこ、そしてお酒ということになりますと、これが昭和三十五年から先般の値上げで、値上がり率にしては大体一〇%程度だと思いますけれども、及ぼす影響が非常に大きい、こういうことで、先般十月九日の朝日麦酒の値上げを契機とした値上げに対しましては、非常に遺憾ではありましたけれども、今……
○奥田委員 ただいま各省庁から、昭和四十六年度における災害関係予算の概要説明があったわけでございますけれども、そこで、まずお伺いいたしたいのは、台風、地震のメッカといわれるような日本列島にあって、私は、先般のロスアンゼルスの地震の例を引くまでもなく、地震対策が焦眉の問題だと思います。そこで先般来、中央防災会議でも本格的な地震対策に乗り出してこられているようでございますが、このことはまことにけっこうであります。しかし、ここの資料でも拝見いたしますと、科学技術庁をはじめ文部省、通産省、運輸省、海上保安庁、気象庁、建設省というぐあいに、予算面から見た限りでは、各省庁がばらばらで検討しておるんじゃない……
○奥田委員 久しぶりの質問でありますけれども、入場税の改正に関連いたしまして、私は消費課税のあり方について二、三の問題点を提起してみたいと思います。 さて、過日大きな問題としてたいへん反撃を食いました二円五十銭の農地払い下げ問題は、この二十年間の社会、経済上の変遷というものを全くよそにして、化けもののような農地法にしがみついていた頑迷なと申しますか、農林官僚の非常識を国民の前に露呈したわけでございますけれども、しかし私は決してこのことはよそごとではないと思います。先日来論議されております入場税の問題一つを例にとりましても、国民の消費性向あるいは娯楽といった面が大きく変化しつつある今日におきま……
○奥田委員 ただいま両参考人から非常に貴重な御意見を承ったわけでありますけれども、私は主として中小法人に関連いたしまして二、三の質問をいたしたいと思います。 私も時間の制約を非常に受けておりますので簡潔にお答え願えたら幸いでございます。 御存じのように金融行政もいよいよ新しい段階に突入したわけでございます。配当規制の緩和ということから金融効率化、競争原理を導入して非常に新しい段階に入ったわけでございますけれども、私たちは、いたずらに経営の効率化という形が中小企業に金融面において非常に円滑化を欠いてくるんじゃないかということを非常に心配します。と申しますのは、やはり金融機関は今日の自由化競争……
○奥田委員 機会を与えられまして、大臣の御出席を得ておりますので、特に二、三の問題点につきまして、御質問いたしたいと思います。時間制約がございますので、簡単に質問いたしたいと思います。 私、昨年の七月にも、ことしの一月にも、ちょっとアメリカのほうの市場調査を兼ねて行ってまいったときに、日本の自由化問題に関連して非常に大きな批判を受けた。その一つは、日本の自由化というのはもうほんとうに紙の上だけの自由化じゃないか。たとえば、自由化をしてもすぐどかんと関税措置でやってくる。たとえば、テキサスに行ったときなんかは、子牛の例を引き合いにして、一頭四万五千円当たりの関税、すぐそういう形で、自由化という……
○奥田委員 昨日から、所得、法人、相続の三法の本格的な審議に本委員会は入ったわけでございますけれども、本日総理の御出席を得て質問の機会を得たことを感謝いたします。 私にとっては、総理に対する質問は最初でありますし、あるいはこれがまた最後の質問になるかもしれません。そういう意味において、私の公人としての非常に記念すべき日であると思いますので、貴重な時間に、総理の積極的な御答弁をお願いいたしたいと思います。 ただ、質問に入ります前に、わが党の総裁として、また政治家としての先輩としての立場で御教示を願いたいわけでありますけれども、かつて英国の名宰相といわれたディズレーリが「私は国家構造の中でよい……
○奥田小委員 各委員からほとんど意見が出尽くしたわけでございますけれども、高城参考人が御出席の機会に、私の地元である石川県の実態の一、二例をあげまして、今後の金融措置の参考にしていただきたいと思います。 私は、現状のままでは、先ほどから十場参考人も御意見を述べられましたけれども、この年末にかけてたいへんな状況になるのじゃないかということを憂慮いたしております。温泉で有名な山中という町ですけれども、人口が約一万二千人くらい、漆器産業が年間約六十億、観光産業が四十億、大体百億程度の生産を持っておる町でございます。ところがこのドル・ショックを契機に――大体山中漆器というのは比較的安い漆器、特に最近……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。