このページでは佐藤観樹衆議院議員の32期(1969/12/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は32期国会活動統計で確認できます。
○佐藤観樹君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました防衛庁設置法、自衛隊法、防衛庁職員給与法、いわゆる防衛三法の改正に反対する意見を述べるものであります。 昭和二十五年、わが党をはじめ、平和憲法を守ろうとする国民世論の激しい反対を押し切り、今日の自衛隊の前身である警察予備隊がつくられてから二十年、その間に防衛・治安予算は年々増加の一途をたどってまいりました。このたびの昭和四十五年度防衛予算を見ましても、その総額は何と五千七百億円に及び、昨年度よりも八百五十億円の増加、予算の伸び率は史上空前の一七・七%と、膨大なものになっております。これまでにも防衛費は毎年二百億円から四……
○佐藤観樹君 私は、日本社会党を代表して、ただいま政府より提案されました所得税、法人税並びに租税特別措置法の一部を改正する法律案につきまして、首相及び大蔵大臣にその所信を伺いたいと思います。 佐藤首相、いま国民が一番政治に期待しているものは一体何でしょうか。国民がひとしく悩んでいるのは物価の引き続く高騰であり、これを非難する声は全国津々浦々からあがっております。政府もこの事態を知っているからこそ、いろいろと手を打って物価の安定につとめているようでありますが、残念ながら、何の効果もあがっておりません。絶えざる物価の騰貴にいらいらする国民に、もし、いま政府がなし得る唯一の答えがあるとすれば、それ……
○佐藤観樹君 私は、日本社会党を代表して、自動車重量税法につき、数々の反対の理由を述べたいと思います。(拍手) この法案は、第六次道路整備五カ年計画の財源不足三千億円を調達し、あわせて、その他の社会資本の充実を期するために、自動車の重量に応じて税金を徴収しようとするものであります。 しかし、一体、自動車は、将来の交通機関の中でどういう役目を持つのか、それに伴う道路はどう発展させるべきなのか、都市における人の輸送はバスによるのか、地下鉄なのか、物資の長距離輸送はトラックなのか、鉄道にすべきなのか、これらの交通機関の建設費はだれがどのように負担すべきなのか、運賃はどうきめるべきなのか、こういっ……
○佐藤観樹君 かつて、故池田勇人氏が通産大臣のときに、「中小企業の一つや二つつぶれてもしかたがない」と放言し、不信任をされたことがあります。いわんや、田中通産大臣がこのたびアメリカ政府と仮調印した日米政府間繊維協定は、その被害の及ぶところ、中小企業の一つや二つどころではありません。日本の繊維産業及び繊維機械産業全体をつぶそらとしているのであります。その責任はきびしく追及されなければなりません。(拍手) 私は、日本社会党を代表して、社会、公明、民社三党共同提出による田中通産大臣の不信任案に賛成の意見を述べるものであります。(拍手) 議員各位には、三年前に、繊維の規制、繊維の規制ということをや……
○佐藤観樹君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました日本開発銀行法の一部を改正する法律案に対しまして、反対の討論を行ないます。 開銀は、昭和二十六年設立以来、民間金融機関が行なう金融を補充をして、経済の再建及び産業の開発を促進するため、鉄鋼、石炭、電力、海運など基幹産業への融資を積極的かつ果敢に行ない、大資本を側面から援護してきたわけであります。この高度経済成長を優先する政策金融が、一体日本経済に何をもたらしたのか。産業分野における大企業の寡占内傾向と市場独占による経済支配をもたらすに至ったことは論をまちません。 このことは、逆に言えば、中小企業、農林水産業に大きな圧迫を加え……
○佐藤(観)委員 ただいま問題になっております四アルキル鉛入りのガソリンの管理体制について、ちょっとお伺いしたいと思います。
これは所轄としては通産省の石油業務課になると思うのですが、いままで精製されていたスーパーガソリンに混入された四アルキル鉛の量というのは、通産省のほうに報告されていたのでしょうか。
【次の発言】 その報告書というのは義務でしょうか、それとも業者の自主的なものでしょうか。
【次の発言】 そうしますと、それは年に何回ぐらい行なわれていたものでございましょうか。
【次の発言】 そうしますと、業者の自主的なものということになりますと、それを受け取っても、報告書を受け取ったあとど……
○佐藤(観)委員 いま土井議員の発言にもございましたけれども、山中総務長官にちょっとお伺いしたいのですが、昨日の参議院の公害対策特別委員会で、いま問題になっております田子の浦の汚染の問題について御答弁があったわけでありますが、御存じのように、田子の浦というのは、万葉集の田子の浦ではいまはなくして、ごらんになった方々は多いかと思いますけれども、船というのは浮かんでおるというよりも、ベニヤの板の上に模型が置いてあるという感じまで汚染をされてしまっておるわけであります。そこで、きのうの御答弁では、これはほんとうであるかどうかわかりませんけれども、新聞によりますと、「「製紙会社に対し、向こう三カ月ほど……
○佐藤(観)委員 私はいま問題になっております伊勢湾、三河湾の異常赤潮の問題についてちょっとお伺いしたいと思います。 この伊勢湾、三河湾の赤潮は、九月の十九日に始まりまして、九月の二十四日、二十五日、二十六、二十七、二十九、三十、十月一日、二日、すでに二十八日を除いて全部赤潮が出ているということでございます。 まず水産庁にお伺いしたいと思うのでございますけれども、昨日の中日新聞によりますと、また続いて真珠のもとでございます真珠貝を取っております英虞湾でも、真珠がほとんど全滅の状態であるということでございます。そして、ここにこんな写真を借りてきておりますけれども、九月三十日は、蒲郡の沖、星越……
○佐藤(観)委員 皆さますでに御承知のように、きょうの新聞によりますと、名古屋港というのは、東京湾や大阪湾よりもさらに汚染されて、一番きたない湾じゃないかといわれているわけです。愛知県は交通事故が一番多いところで、さらに名古屋港まで汚水で非常によごれているということで、わが愛知県出身者としては非常に恥に感じているわけですけれども、きょうは名古屋港汚染の問題で、いろいろございますけれども、熱公害の問題一点にしぼって御質問したいと思います。 私は先月赤潮の問題に触れまして、名古屋港から発する水の温度が高いので、それが赤潮を発生させやすい原因の一つになっているのではないかということを申し上げたわけ……
○佐藤(観)委員 ただいまから、公害保安局の設置という、これから通産省が本格的に機構的に公害問題に取り組む法案が出ているわけですけれども、これにつきまして、今後の公害行政全般にわたりまして四点ばかり大臣はじめ通産省の各位の方にお伺いしたいと思います。 まず最初に伺いますが、これは木原議員が一度ちょっと触れた問題でございますが、公害問題の責任所在、つまり企業がどこまで責任を持つべきか。発生源である企業が公害の責任を持って、そして政府がそれを規制し、指導、監督していくということだと思うのでございますけれども、政府の公害行政に対する基本的な態度、つまり企業責任をどこまで持たせるべきかということにつ……
○佐藤(観)委員 関連質問。いま横路議員からお話があったように、現行の監獄法というのは非常にきびしいやり方で行なわれている。それに対しまして逆に今度の事件というのは、前の監獄法の例をとれば、それを陰とするならば、今度の場合は、非常に悪いことばを使えば陽だ。それくらい同じ法務省の管轄のところでこれだけのことが行なわれているということは、やはり非常に問題があるのじゃないかと思います。今度の問題、報道関係なんかで少し考えていただかなければならない点は、これは単なる刑務所内の規律の乱れだ、あるいは管理がずさんであったのだという問題だけに何かしぼられて、それで、あとで御質問申し上げますけれども、その辺の……
○佐藤(観)委員 私は、大気汚染防止法一本にしぼりまして、いままでの長時間にわたる質問でなお解明し切れない点について、質問を試みたいと思います。 御存じのように、現状の大気汚染防止法では、大気汚染の主たる原因である電気ガス事業に対して規制ができません。この点に関しましては、四日の連合審査でわが党の中谷議員のほうから執拗なる質問がございましたので、この点は抜かしまして質問を続けたいわけでございます。 まず私は、厚生省及び山中総務長官に次の一点、大事な一点でございますので、お聞きしたいと思います。 私の手元に、十一月の十三日に厚生省の公害部から配られました「大気汚染防止法の一部を改正する法律……
○佐藤(観)委員 私は、日本社会党、公明党、民社党を代表して、政府提出によります公害対策基本法の一部を改正する法律案に対しまして、反対の討論を述べるものでございます。 その理由は、以下の十点になります。 第一点、良好な環境を享有する権利は、国民の基本的な権利であるにもかかわらず、政府案はこれを確認し、保障しようとはせず、このため、経済との調和条項を削除するのみで、環境保全優先の原則を放棄していること。 第二点、自然の自浄能力を越えた環境の汚染と破壊を防止し、自然と人間との調和点を究明することは、いまや人類共通の課題であるにもかかわらず、政府案における自然環境の保護は、緑地の保全その他の域……
○佐藤(観)委員 きょうは建設省の設置法の一部改正法案がテーマでございますけれども、せっかく大臣がお見えでございますし、また、建設省関係で日本住宅公団のあり方と申しますか、性格について、かなりいろいろ実際に住んでいらっしゃる方からの不満がございますので、その問題について質問をさせていただきたいと思います。
まず宮地理事にお願いしたいのでございますが、日本住宅公団の主たる設立目的とその基本的性格というものはどのようにお考えでしょうか。
【次の発言】 もう一つ、その基本的性格と私が申し上げたのは、住宅公団というのは、いわゆる普通のマンション経営じゃなくて、営利事業ではないというふうに判断してよろ……
○佐藤(観)委員 関連して一問だけお伺いしたいと思います。 大出委員のいまのたび重なる質問の中にありましたように、やはり楯の会に対して自衛隊がかなり肩入れをするというとあれになるかもしれませんけれども、便宜をはかっていた点は、私はいなめないと思います。それで三島が檄の中にも、「われわれ楯の会は、自衛隊によって育てられ、いはば自衛隊はわれわれの父でもあり、兄でもある。」「われわれにとって自衛隊は故郷であり、」そういうふうに書いてある。そして現実に、あとからまだ横路委員のほうから質問があると思いますけれども、体験入隊にしても異常に長い間、異常な数やられている。この便宜をはかっている。さらに大出さ……
○佐藤(観)委員 証券取引法の改正にあたりまして、今回かなり基本的な点が大きく二点改正になるわけです。つまり、いままで論議がありましたように、企業内容の開示制度に関するものと、もう一点は株式の公開買い付けの規制に関するものです。
まずお伺いしたいのですが、今国会にこの大きな二点を改正する法案が提出されたのは一体なぜか。つまり、なぜいま改正しなければならないか、そのような客観情勢というのは一体何であるのか、その基本的な点についてまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 今度の改正の大きな柱の一つである企業内容の開示制度について、大体内容は三つあると思うのですが、一つは有価証券の届出書に関する……
○佐藤(観)委員 まるまる三日間、証券二法についての質疑があったわけですが、特に株式の公開買い付けについて、基本的な点とそれからこれが新しい制度であるという点について、実際に具体的にこういう場合にはどうなるのだということを、これからいろいろな問題が起こってくるので、その二、三点をちょっとお伺いしておきたいのです。 まず、基本的な点でございますけれども、株式の公開買い付けなるものが一体どちらの面を向いているのか。いわゆる証取法の基本精神である大衆投資家保護という観点から、一体どういうことなんだろうかという点について、この三日間の論議の中で、私は十分に尽くされてはいないのじゃないかと思うのです。……
○佐藤(観)委員 この預金保険法案の出てくる環境と申しますか、何といってもいまの物価が高くなってくる中で、ほんとうの預金者保護ということを考えるならば、当然これは物価の問題とも関係してきますし、その他この預金保険の出てくる環境についてはさまざまな方がいままでの委員会で質問されてまいりました。ですので、その環境については、まわりの情勢については、ただ一点だけ、金融機関の支払い準備その他が非常に低いという点、これについて一点だけ私お伺いをして、法案の中身に触れたいと思うのです。 この答申にもありましたように、預金保険についていろいろ問題があるけれども、その根本となっているのはやはり金融機関の支払……
○佐藤(観)委員 きょうは、日本輸出入銀行法に関するものと、それから一DAに関する二法についてやるわけですけれども、その前に、これからの海外協力について、基本的な点について二、三お伺いしたいと思います。 それは、愛知外相が、日本政府は一九七五年までにGNPの一%は海外協力に回すのだというふうに言われているわけですけれども、新経済社会発展計画によりますと、一九七五年にはGNPは百四十二兆円になるといわれているわけです。そうしますと、この一%というと一兆四千二百億、約四十億ドルというばく大な額になるわけで、これは国民一人当たりに割ってみますと、一万四千円近くが海外投資、経済協力に回されるというこ……
○佐藤(観)委員 せっかく通産省のほうから資料が出ましたので、ちょっとこれについて御質問申し上げたいのですが、この備考のところに「対象期間は一九六六年一月より一九七〇年十二月末まで」とありますけれども、これはどういう意味なんでしょうか。これは保険金が支払われた時期が六六年の一月から去年の十二月末までという意味でございますか。
【次の発言】 そうすると、輸出保険が支払われる時期はわかるのですが、支払われる長さですね、つまり輸出保険は一時金にぽんと出ますか。
【次の発言】 それから、この輸出保険というか、インドネシアに対して輸出承認をとめたのはいつの時点ですか。
○佐藤(観)委員 まずきょう入場税、相続税に入る前にお伺いしたいのです。 ということは、私は今度非常に不快な事件に出会ったのです。それというのは、私が直接出会ったわけじゃないのですが、ある交通事故、場所は名古屋ですけれども、名古屋のある会社の支店長の車が出会いがしらにぶっけられた。警察に届けておりますけれども、横っ腹にぶつけられたわけです。ぶつけたほうが出てきて開口一番に何と言ったか。私は税務署員だ、まずそう言ったというのです。確かに憲法では、税金を納めることは国民の義務ということになっておりますけれども、まず一つは税負担が非常に重いということ、それから税務署員が人に車をぶつけておいて、そう……
○佐藤(観)委員 まず最初にお伺いしたいのですが、関税の問題をずっと当たってみると、関税の性格というものはこの五、六年ずいぶん変わってきたのではないかと思うのですが、本来関税というものは何のために課せられたものなのか。国家収入の面及び国内産業の保護ということがあったと思うのですが、その性格がこの五、六年は変わってきたのではないかと思うのですが、この点についてまず関税局長の御意見はどうでしょうか。
【次の発言】 確かに関税というものはかなり目的税的になってきたということは私も思うのですが、ただ自由化なりケネディラウンドなりの点からいって、国内産業の保護という観点がそう関税ではできなくなってきたと……
○佐藤(観)委員 まず所得税法の改正についてお伺いしたいのですが、今度の所得控除の引き上げ、すなわち基礎控除が十八万円から十九万円、配偶者控除が十八万円から十九万円、扶養控除が十二万円から十三万円というふうに上がっておりますが、この一万円というのは一体どういうところからはじき出して一万円というふうに上がっているのでしょうか。
【次の発言】 そうしますと、確認をしておきたいのですが、何と申しますか、いわゆる普通家族、夫婦と子供二人、これの大体生活様態を考えまして、その控除額を大体きめてからこれに案分するというか、いろいろな意味づけをして各一万円ずつ、それから勤労者控除の場合には、これは三万円上が……
○佐藤(観)委員 私は、日本社会党を代表して、所得税法、法人税法、租税特別措置法の一部を改正する法律案につき、反対の討論をいたします。 まず、所得税法について申し述べます。 減税額というのは、政府が国民の税負担をどれだけ軽くするかをあらわすバロメーターの一つだと考えます。この観点からいいまして、本年度の所得税減税は、減税という名に値しないほどのわずかです。すなわち、自然増収が一兆四千九百六十五億円にのぼっているのに対し、その減税額は千三百八十七億円、所得税減税分だけでも千六百六十六億円にすぎません。物価上昇の激しい今日、政府の当初見通し五・五%の物価上昇に押えられたとしても、七百四十億円が……
○佐藤(観)委員 まず確認のために、前の御質問者から何度かありましたので少しダブるかもしれませんけれども、確認のためにちょっとお伺いしたいのですけれども、四十年以降の米の生産量と消費量、五年間でございますけれども、ちょっと数字をあげていただきたいんですが……。
【次の発言】 いま食糧庁の答弁からわかりますように、生産量と消費量との差が出てきたのは大体四十年以降と見てよろしゅうございますか。
【次の発言】 それでお伺いしたいんですけれども、この過剰米の問題を考えるときに、現在七百二十万トンあるわけですけれども、どうして四十二年度で現在のような生産調整あるいは買い入れ制限、予約制限、こういうような……
○佐藤(観)委員 大臣、私はきょうちょっと時間がかかるのですけれども、いま六時半で、お食事はよろしゅうございますか。私は大臣の年齢の半分以下でございますから一食ぐらい抜いてもかまいませんけれども、何ぶん私のおやじと同じ年の大臣でございますので、いたわらないといけないと思うので――よろしゅうございますね……。
それでは、まず大蔵省にお伺いしたいのですが、この自動車トン税、これで一体税収はどれだけありますか。
【次の発言】 それで、自動車といってもいろいろ多いわけなんでありますけれども、五千億、これは平年度にして大体千二百億ですけれども、千二百億のうちバス、トラック、ハイヤー、タクシーというもの……
○佐藤(観)委員 金曜日に引き続きまして、自動車重量税について御質問を続けたいわけなんですが、この前福田大蔵大臣との話の中で、はたして日本の自動車にかかる税金が外国に比べまして高いのか安いのか、そういう相対的な比較の問題が出たわけなんですけれども、ここで大蔵省のほうで用意していただきましたそれについて若干感想を述べさせていただきたいわけなんです。 確かにここに出ている資料におきましては、一五〇〇ccから一六〇〇ccクラスの自家用車の試算でございますけれども、それによりますと、日本の場合には六十四万円の車に対しまして年間七万三千三百三十八円、アメリカの車が七十一万八千円の車に対しまして二万六千……
○佐藤(観)委員 せっかくいま阿部委員のほうから、法人税についての課税がまだ足りないんじゃないか、つまり自動車新税を取らなくても一財源はあるんではないか、それは政府のやり方次第であるんではないかという話に触れましたので、ちょっと御質問申し上げたいんですけれども、きょうの日本経済新聞、もちろんごらんになっていると思うのですけれども、来年度から円の切り上げの問題がかなり圧力があるので、輸出振興税制をやめるというふうに大蔵省では考えていらっしゃるということを述べられているわけです。二月の大蔵委員会でもずいぶん租税特別措置法についてやりました。やったけれどもそういうことばはなかった。円の切り上げの問題……
○佐藤(観)委員 永野さんにお伺いしたいのですが、実は私の質問はたいへん意地悪い質問になるのでございますけれども、もしお差しさわりがなければ、最初に新日鉄、これは一企業ということで申しにくいかもしれませんけれども、鉄鋼業界が債務としてドルをどのくらいお持ちなのか、もし差しさわりがなければ教えていただきたいのです。
【次の発言】 実は、この前の九月一日に当大蔵委員会が開かれたわけですが、そのとき田中通産大臣のお話では、大体鉄鋼業界として八千六百億円くらいのドル債務があるんじゃないか、それから石油業界が一千七百億円ということを言われていたわけなんですけれども、これはちょっと数字がかなりかけ離れてい……
○佐藤(観)委員 いまちょうど丹羽先生のほうから繊維問題が出ましたので、私も党の繊維協定破棄・繊維対策闘争本部の事務局次長をやっておりますので、ちょっとお伺いしたいのですが、これはこういう短い時間では詰まりませんけれども、いま丹羽先生が言われたように、今度の政府間協定によって倒産がふえるだろう、あるいはその対策をしなければいかぬだろう、田中通産大臣によれば、その対策はおそらくまず一千億は要るだろうということを言われておるわけです。これだけ予算的措置が必要だといわれるものが、こういう協定というものが国会の承認を経ないで、しかも一千億といわれるほど膨大な予算的措置を伴うものが、いま大蔵大臣も言われ……
○佐藤(観)委員 いま藤田委員から御質問があったように、あるいは景気の問題にしろ、あるいは景気の問題にしろ、あしたはコナリー財務長官が来るというし、あるいはマクラッケン諮問委員長も四日に参ってお話をしたわけですか、そういう問題について、きょうは私は若干お伺いをしておきたいと思うのです。ただ、何ぶんこれはかなり政治的な問題を含んでおりますので、実は大臣にお伺いをしたいのでございますけれども、いま都合がありますのできょうは御出席になれませんので、あしたコナリー財務長官と会われた直後にこの委員会でこのことに関して質問をするということでございますので、私は水田大蔵大臣でなくとも一応押えられる点として、……
○佐藤(観)委員 きょうは、八月の十六日以降のドル・ショックによるところの日本経済に与える、特に中小企業に与える影響大なるものがあるということで、国際経済上の調整措置の実施に伴う中小企業に対する臨時措置に関する法律案、これの金融、税制部分が私のほうの委員会に回ってきているわけです。 まず、基本的にお伺いをしたいのですけれども、この国際経済上の調整措置、つまり輸入課徴金の問題、あるいはこれからの国際通貨というものがどうなっていくかということが、あまりにも意見がかけ離れておりますと、ここで当面するいろいろな諸措置といっても、いろいろこれはやり方が変わってくると思うのです。そこで、これは大蔵省でも……
○佐藤(観)委員 私は顔に似合って、話は、数字も出てこないし、たいへん簡単なことなんですけれども、ぜひ実行していただきたいことを御質問やらお願いをしたいと思うのです。どうか政務次官も気楽に聞いていただいて、今後佐藤内閣が続く間、あまり日にちございませんので残念ですけれども、ひとつ実行していただきたいと思うのです。 と申しますのは、政務次官御存じのように、大石長官になられてから、たいへん公害行政、環境保全に気を使って、しかもこの五月には日米の渡り鳥条約が承認をされた。あるいはこの委員会におきましても特殊鳥類の譲渡等の規制に関する法律ができる、あるいはストックホルムの国連人間環境会議の前にもわざ……
○佐藤(観)委員 私は、冒頭に景気の動向についてまずお伺いをしたいと思うのですけれども、本会議で木村経済企画庁長官は、大体本年度の後半には景気は回復するということを言われているわけなんですけれども、下半期と申しますと、大体七月からが下半期になるわけですけれども、大臣として今後財政を運用していくにあたって、何といってもこの一年間の景気の動向というものを頭に描かなければ私は財政運営ができないと思うのですけれども、まず冒頭に、一体いつ景気が回復をすると大臣は見ていらっしゃるのか。つまり景気の底がいつぐらいで、いつごろから大体上向きになると考えていらっしゃるのか、まずそれをお伺いしたいと思います。
○佐藤(観)委員 これは質問の前に、大臣もお疲れだと思うのですけれども、声が小さいものですから、うしろの方にやっぱり聞こえないのじゃないかと思うのです。やはり討論というのは、私と大臣あるいは速記者の方々、そういうだけのものではなくて、公開でやっているというのは、うしろの方にもやはり聞こえるようにやるべきだと思うのです。そこで、私が大臣に大きな声を出せと言っても、予算委員会の最中ですのでお疲れだと思うので、やはりマイクを備えつけることを考えるべきではないか。これをあとで理事会なり何かでお話ししていただきたいと思うのです。
【次の発言】 お願いいたします。
それから昨日の本会議で、私は一番前です……
○佐藤(観)委員 まず、大蔵省にお伺いをしたいのですけれども、この航空機燃料税による税収見込み、特にこの航空機燃料税については第二次空港整備五カ年計画と密接に関係があるわけなので、これが発足の四十七年から五十一年までの五年間の税収見込みをどういうふうに立てられたのか、まずその数字からお願いをしたいと思います。
【次の発言】 残りの四十八、四十九、五十の税収見込みは出てないのですか。
【次の発言】 そこで、これはあとの問題にも関連をしてくるのですけれども、大蔵省として、またあとで私は運輸省のほうにお伺いをいたしますけれども、大蔵省として、将来の航空の需要の見通し、この数字が一応億単位で出ているわ……
○佐藤(観)委員 いま松尾委員のほうから、租税特別措置法について数々の問題が指摘されたわけですけれども、私はきょうは、今度の租税特別措置法にある公害の問題にしぼって少し洗ってみたいと思うのです。
まず、税制の面で、今日まで公害防止対策として、租税特別措置法の中で数々の特別措置がされているわけです。まあ、簡単でけっこうですけれども、税制面で、公害防止施設をつくるにあたって、あるいはその他の点についてどういうような特別措置がなされているか、税制面からまずお伺いをしたいと思うのです。
【次の発言】 あとの三項目についてはまあこれから論議をするわけですけれども、税制の面でもこれはかなり優遇された措置……
○佐藤(観)委員 私は、日本社会党を代表して、租税特別措置法の一部改正案及び同修正案につき反対の討論を行ないます。 租税特別措置が、本来、租税負担の公平を欠き、一部の大企業のみを優遇する措置であることはいうまでもありません。政府の諮問機関である税制調査会ですら、租税特別措置につき数々の問題点を指摘し、何度も改廃の答申をしているにもかかわらず、政府は今日まで何ら実行してこなかったというのが現状であります。 租税特別措置がどれほど大企業を優遇しているか。たとえば鉄鋼業では、大蔵省流の数え方でも二十七にのぼっております。 念のためこれを読み上げておきますけれども、試験研究費の税額控除、それから……
○佐藤(観)委員 私は、きょうは週休二日制の問題について、いろいろの方々から御意見なり方針をお伺いしたいのですが、それに先立ちまして、昨年の十二月十四日に労働基準法研究会の報告が出ているわけなんです。これがこの論議のベースになると私は思うので、まずその点からお伺いしたいのですけれども、その報告書の中心的な内容の一つは、日本人はどうも労働時間からいって働き過ぎるのではないかという前提にまず立っていると私は思うのです。 今後政治の中心が生産第一主義、成長率第一主義から国民福祉優先の観点に変わってくる。あるいはまた円の再切り上げがうわさされる、あるいは年内にあるのじゃないかという情勢の中で、国際間……
○佐藤(観)委員 石炭対策特別会計法の一部を改正する法律案について、なぜ本年度から特別会計に変えたかという疑問なんですけれども、この提案理由の説明によりますと、「石油及び可燃性天然ガスの安定的かつ低廉な供給の確保をはかるため種々の石油対策を行なってきたところでありますが、」というこの文面から見る限り、実は私、昨年関税定率法のときに石油、石炭の問題に触れてみたのですけれども、安定的にかつ低廉な供給をするという部分については、これは昨年も本年も変わってないのじゃないか。本年新しい特別会計を設けるという、本年からこうしようということに変わった理由をまずお伺いしたい。
○佐藤(観)委員 いま広瀬委員のほうから大体の方向については討議があったわけなんですが、二点にわたって、そのレールの上に乗って具体的にお伺いをしたいのです。 一つは、きのうもこの委員会で論議をしたのですけれども、いわゆるOPECとの直取引、これはやはり将来日本としても考えていかなければいけない問題じゃないか。おとといの日経新聞の報道と、きのう論議した点ではだいぶうしろ向きなんですけれども、やはり今後は直取引の問題それから中近東との技術開発の問題その他等々を含めて、総合的な包括的な条約というものを結ぶ必要があるのじゃないか。つまりメジャーを通さないで日本に石油を入れるというような考え方は必要な……
○佐藤(観)委員 私はきょう、開発銀行が今度は出資をできるという法律改正の部分について、いろいろな危惧がありますので、今後の日本の地域開発の問題とからみましてひとつ質問をしたいと思うのです。 まず、お伺いをいたしますけれども、この法案の出資の定義ですけれども、これによりますと、産業の振興を促進する必要がある地域において大規模な工業基地の建設事業を行なう者に対し、大蔵大臣の認可を受けて出資をすることができることとするというふうになっておりますけれども、この大規模工業基地とは一体何か、これは経済企画庁がつくっているところのというか、政府の先を見通したいわゆる新全総によるところの大規模工業基地とい……
○佐藤(観)委員 いまちょうど景気の話しが出た。その続きになりますけれども、景気回復のおくれる理由として当初予算、昨年度の予算でも、公共投資をするにしても用地難がある、したがって用地難のために公共投資が非常に予定よりおくれて、それで景気回復がうまくいかないのだということで、用地難の問題として、地価対策が非常に大きな問題になると思うのです。それで私は、こまかい数字は要らないのですが、現在東京証券市場なら市場に上場されている会社は一体どのくらい全国に土地をお持ちか、こまかい数字はいいのですよ、大体頭の中でどのくらいお持ちかという概念が総理ありますか。
○佐藤(観)委員 まず、東畑先生にお伺いをしたいんですけれども、今度の税制改正については、ある部分についてはもうすでにこの委員会でも審議した部分がございます。それで私は、最後に先生が言われたこれからの日本の進み方として社会経済発展計画、それに伴っての税収入をどうやって持っていくかという点についてもう少し、いつもの答申にも書いてあるんですけれども、なかなかあれも文字の読み方によってはずいぶんいろいろ幅広く読めますから、先生にお伺いをしておきたいのですけれども、将来とも直接税中心の日本の税制というものが間接税中心の、現在の二対一の比率が逆に間接税二直接税一になるようなそういう方向におそらく変わって……
○佐藤(観)委員 私は、きょうは土地政策及びそれに関連する土地税制について、少し論議をしてみたいと思うわけです。
と申しますのは、四十六年度の高額所得者の所得番付を見ました場合に、百人のうち九十五人までが土地の譲渡によってその所得がたいへん大きくなっているということで、これは土地の分離課税、新土地税制のたまものであるということでございますけれども、まず主税局長から、今度の所得番付百人中九十五人が土地の譲渡によって譲渡所得が入っている、新土地税制がこういう結果をもたらしたということについて、まず総括的な御意見をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 それで、これからの論議をしていく上においてある……
○佐藤(観)委員 まず最初に、おそらく大蔵大臣はいま、いわゆる円の切り上げの問題、外貨の問題、これで正直頭が一ぱいなんではないか。この前の福田大蔵大臣のときは、頭の片すみも円の切り上げの問題はないと言ってましたけれども、今後の経済運営をするにあたって、外貨の問題をどういうふうにしていくかということ自体が今後の経済運営にとっては非常に大きな柱になってくると思うのであります。 御存じのように、ハワイ会談での共同発表によれば、「合理的な期間内に不均衡をより妥当な規模に是正する意図であることを指摘した。」という文章になっておるわけです。御存じのように「合理的な期間内に」ということは、両三年以内に不均……
○佐藤(観)委員 先生方にいろいろとお伺いをしたいのでございますが、時間の制限がございますので簡単にひとつお話をお聞かせ願いたいと思います。 まず、清水先生にお伺いしたいのでございますけれども、今後の総合交通体系と申しますか、問題になっている自動車、これが国民の交通体系の中で一体どういうふうに位置づけられていくべきなんだろうか。それはもちろん自動車でございますので道路も密接に関係してくるわけでございますけれども、物を運ぶのに鉄道がいいのか自動車がいいのか、あるいは人を運ぶのに特に都市においてタクシー、ハイヤーあるいはバス、地下鉄、いろいろな交通機関があるわけですけれども、そういう中にあって自……
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