このページでは佐藤観樹衆議院議員の33期(1972/12/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は33期国会活動統計で確認できます。
○佐藤観樹君 田中内閣は、後世の歴史家から特筆されるでありましょう。 それは、わずか一年半にして、任期半ばにして、二度にわたる経済危機、物価高騰の社会的混乱をもたらし、国民にはかり知れない損害と犠牲を与えた内閣としてであります。 私は、日本社会党を代表して、このような田中内閣の言語に絶する大罪を弾劾するとともに、大企業にこのような横暴を許してきた法人税・租税特別措置法について、幾つかの質問をいたします。(拍手) 戦後の企業は、企業こそ国家なりと、政府の経済成長第一主義、輸出優先主義の政策と相まって、大きく成長してきました。この成長に大きな役割りを果たしたのが、大企業優遇の税制であります。 ……
○佐藤観樹君 ただいまは小泉議員の方から、本法案に対して賛成の立場から御質問がありましたけれども、私は、社会党を代表いたしまして、三木内閣ができてから初めての公共料金の値上げになろうとしておりますこの製造たばこ定価法及び酒税法の一部を改正する法律案につきまして、反対の立場から質問をいたしたいと思うわけであります。 三木内閣は、当初の公約から後退に次ぐ後退を続けております。独占禁止法の骨抜き、政治資金規正法の後退、核不拡散条約の今国会提出の見送り、自動車排気ガス規制の後退、まさに、三木首相は口舌の士になったと私たちは思うわけであります。そして、いま、三木内閣の政治的なバックボーンとも言うべき社……
○佐藤観樹君 私は、日本社会党を代表して、ただいま御報告のありました酒税法及び製造たばこ定価法の一部を改正する法律案及び同修正案に対し、反対の討論を行います。 三木内閣が、もし後世の政治に何らかの名を残すとしたら、それは社会的不公正の是正という政治目標を目指したためでありましょう。しかし、後世の歴史家は、政治スローガンゆえにその内閣を評価するのではなく、そのスローガンがどれだけ実行され、国民にいかほどの幸福をもたらしたかで評価します。三木内閣成立以来五カ月、社会的不公正の是正は単なるスローガンにすぎず、後の政治史にもただ一行、「三木内閣ありき」と、歴史の行間に消え去ってしまいましょう。(拍手……
○佐藤観樹君 私は、日本社会党を代表して、再び酒税法改正案及び製造たばこ定価法の改正案に、強い抗議を込めて、反対討論を行います。 私は、去る五月の六日、この議場で、社会的不公平の是正を唱える三木内閣が、逆に不公平を拡大する法案をごり押しすることは、三木内閣の公約自体、実は口先だけのものであったことを証明するにほかならないと、鋭く批判をいたしました。また、国民のために何一つ公約を実行しない三木内閣は、夏の朝露のごとくただ消え去るのが運命とも予言をし、さらに、参議院段階でも公共料金値上げ反対の集中砲火を浴び、この悪法がついえ去ることを期待すると述べました。 結果はどうだったでしょうか。七月四日……
○佐藤(観)委員 阿部委員の質問に続きまして再度お伺いしたいわけでありますけれども、昨日わが党の原委員から質問がありましたように、借款、借款とかさんで、いまの韓国経済というのは、自転車操業ということばがいいかどうかわかりませんけれども、債務の償還に今後ますます追われるであろう、こういうことは数字で明らかになったわけであります。したがって、今度は借款から直接投資に計画を変えていくということになるわけでありますけれども、いま阿部委員から御質問がありましたように、また大臣から御答弁がありましたように、やはり企業でありますから、これが進出するからには経済的なメリットがなければ進出しないわけであります。……
○佐藤(観)委員 いまお話がありましたように、あすにも変動相場制に移行するのではないか、こういった日本経済の中で、たびたび国会の中でも株価の異常高値については警告を発し、また大蔵省も再三にわたって、前代未聞の、四大証券の社長を呼んで警告を発するということまでやってきたわけでありますけれども、現在の証券界、いろいろな問題があるように思うわけです。 私はまず一点、三共製薬の逆粉飾決算の問題について、大蔵省の見解をお伺いをしたいと思うのです。 確認をするために、まず、大蔵省はいつ、どのような形でこの三共製薬のいわゆる逆粉飾といわれるものを知ったのか、その辺からまずお話をお伺いしたいと思います。
○佐藤(観)委員 最後に、総括的に有価証券取引税のお伺いをしておきたいわけでありますけれども、まず第一点でありますが、今度のこの法律改正は、全部一律に税率を倍にしているわけであります。きょう午前中の広沢委員の御質問に対して、倍というのはたいした根拠がないという話でありますけれども、流通税である以上、その背後にある担税力に着目して一つの税率をきめられると思うのでありますけれども、この有価証券取引税の担税力というのは一体どういうものなのか、まずこの点からお伺いしたいと思います。
【次の発言】 今度の法律改正の趣旨の中に、最近の株価状況あるいは株式売買の実態から見てという内容のことばがあるわけですね……
○佐藤(観)委員 この法律案に入る前に、前にと申しますか、バックグラウンドから私は少しお伺いしていきたいと思います。と申しますのは、ここに出された法律案自体は、形式的には、従来から長いこと論議されていた、いわゆる財政投融資計画を国会の審議に乗せよと言ってきた長い歴史の中で出されてきたもののように一見見えますけれども、内容についてはきわめて不満な点が多い。その意味で、この出されたものは、財投を国会審議に乗せるというのと若干違うように思うからであります。 まず、お伺いをしたいのでありますけれども、最近、一般会計に対する財政投融資の割合あるいは国民総生産に対する割合、これが非常に上がってきておると……
○佐藤(観)委員 関税定率法の審議に入るわけでありますけれども、まず最初に、ことしの正月、財界のほうから、関税定率について、まだ変動相場制に移ってなかった、こういうときでありますけれども、国際経済の問題これあり、日本経済がかかえている問題これありで、自動的に――自動的というか、機動的に関税定率を政府がきめたらどうか、そして物価抑制策あるいはその他の輸入拡大、こういった目的のために関税定率というものの変更というのを政府がやったらどうかという案が、財界から出された。まあこれは前からそういう面ではあると私は思うし、物価対策上効果があるかないか、これはまたあとから論ずる問題でありますが、そういう問題が……
○佐藤(観)委員 時間の関係で話が少し前後してしまうわけでありますけれども、いま堀委員から御質問があった点につきましては、むしろ今後の問題でありますけれども、今後の問題に入ります前に、私は、今度の協同飼料の問題が一体どこから起こってきたのか、その点について専門家である皆さん方からお伺いをしたいと思うのであります。 まず、原因でありますけれども、今度の場合には引き受け競争というか、幹事会社の争い、これは先ほど堀委員が指摘された部分もあるわけでありますけれども、発行会社のほうに振り回される、特に大手四大証券が六割から六割五分を占めるという現在の東証の商い高の中で、非常に寡占状態になっている上に、……
○佐藤(観)委員 まず、所得税法の質問に入りたいわけでありますけれども、先ほど政府側から今度の法改正についての趣旨が一応述べられたわけでありますけれども、端的に申しまして、私は、今度の税法改正というものが一体どういう目的で、どっちの方向を向いてやろうとしているのか、どうもよくわからないような気がするわけであります。 まず、さらに私も補足をして、予算案との関係を踏まえつつ、今度の税法改正についてお伺いするわけでありますけれども、税制調査会の答申を大体踏まえて税法の改正が出てくるわけでありますけれども、これだけのインフレの時代になって、租税政策の経済運営に占める役割りというのは、私は当然あると思……
○佐藤(観)委員 過日に引き続きまして、今度は年金に対する課税の問題について私は少々お伺いをしたいわけであります。 私は金躍日に、この減税法案というものは一体どちらを向いているんだ、何を目ざしてやっているんだということについてお伺いしました。また、税調の答申には社会福祉国家を目ざしてということが書いてあるわけですけれども、社会福祉国家の大きな柱である年金に対して一体どういう課税措置がとられているだろうかということになりますと、私は、ほんとうに福祉国家を目ざしているのかどうかということについてはなはだ疑問を持たざるを得ないわけであります。 時間がありませんので詰めてお伺いをしたいと思うのであ……
○佐藤(観)委員 まず、入場税について質問をしたいと思います。 委員長あるいは政府与党のほうでは、入場税法あるいは物品税法の成立をたいへん急がれているようでありますけれども、いま政府がやっていることを見ますと、もうすでに入場税の改正案は通った、こういう趣旨の書類が私の手元に届いているわけであります。 またあとでこまかくお伺いしますけれども、こういう文章です。「入場税軽減効果の消費者還元について(協力要請)」とあるわけですが、「政府におきましては、国民に健全な余暇サービスをより安く提供することを目的として、昭和四十八年度税制改正に際し、映画、演劇、演芸、音楽、スポーツおよび見せ物について入場……
○佐藤(観)委員 だいぶ夕やみも迫ってまいりましたので、簡単に総括的に最後の質問をしておきたいと思います。 大臣、実はきのう大蔵省審議官と話をしたのであります。入場税の問題でありますけれども、再三お話がありますように、免税点が百円ということであまりにも低いために、皆さん方と実はきのう大蔵委員会で半分大笑いをしたわけでありますが、実際にはお子さんたちの入場料金にまで税金が課せられている。はたしてお子さんたちに担税力というものがあるのだろうかと言いますと、その親御さんなりあるいは自分のお小づかいから出すということのようであります。とにかくそういう説明はできたとしても、現在のこの世の中でお子さんた……
○佐藤(観)委員 関連して……。 いまの塚田委員の質問を聞いておりまして、どうもはっきりしないのは、まず国際金融局にお伺いをいたしますけれども、これから国際協力というのはいろいろの機構ができてくるわけでありますけれども、一体銀行と名のつくものと基金と名のつくもの、これは性格的にどう違うのか。その違いというのは、日本が出資する場合、これはそれに従って出資のやり方を、いま塚田委員からありましたように、アジア開発銀行に出資する場合と、アフリカ開発基金に出資する場合と、国内の手続としては書式が違うわけでありますけれども、銀行というものと基金というものと書式を変えなければいけないものなのか。そもそも基……
○佐藤(観)委員 昨日は塚田委員のほうから法案の中身についてお話がございましたので、私は今度の開発基金のバックグラウンドについて若干お伺いをしたいと思うのであります。
これは開発基金と切り離せないのは、やはりアフリカ開発銀行の資金量と切り離せないわけでありますけれども、いままでアフリカ開発銀行というのは一体どのような投資を幾らぐらいの規模でどのような国にやってきたのか、二十五件ばかりのようでございますけれども、おもだったところ一体どんなことを具体的にやってきたのか、若干御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 そこでお伺いをしたいのは、この中に二件の銀行への貸し付けがあるわけですね。私は、……
○佐藤(観)委員 まず、事務当局でけっこうでございますけれども、いま国家公務員、それから公企体の職員で年金をもらっている人は一体平均幾らくらいの年金をもらっているのか、まずその点からお伺いしたい。
【次の発言】 大蔵大臣、いまお伺いをしたように、国家公務員共済組合の場合は平均六万円――これは月額ですね。
【次の発言】 そうしますと、年間七十二万円。公企体の場合には、いまお話がありましたように、専売が五十三万、それから国鉄の場合が四十六万、電電が六十四万、こういった平均になっているわけでありますけれども、大臣御存じのように、このような物価高で、前年同月比一〇%、こういった異常なインフレ下で、かか……
○佐藤(観)委員 時間がありませんので端的にお伺いをしていきたいと思います。 あえて私が数字をあげるまでもなく、卸売り物価指数、消費者物価指数が異常な高まりを示しております。たとえば卸売り物価でも、前年同月比が二月が九・二、三月が一一・〇、四月が一一・四、五月が、これは中間でありますが一二・一と異常な卸売り物価指数を示しておるわけであります。消費者物価にしましても、平均だけとりましてもたいへんな度合いに、五月が一一・六、四月が九・四、三月が八・四、これは前年同月比でありますけれども、こういったような状態になって、きょう午前中にも、あるいはこの時間にも、このインフレを一体どういうふうにするのだ……
○佐藤(觀)委員 きょう私は、北富士の演習場の国有地の払い下げについて、大蔵省の態度を中心にしてお伺いをしたいと思うのであります。 これを調べていきますと、歴史は長いのでありますけれども、かなり法律を歪曲して解釈をして払い下げをしようとしている態度がありありとうかがわれるわけであります。その背後には、アメリカ軍に貸した演習場を自衛隊が使用している。この自衛隊の不法使用に対して裁判が起こされたわけでありますが、この裁判はおそらく決定的に負けるであろう。こういうことのために、金に糸目をつけず地元の恩賜林保護組合を、あとからお伺いをしますけれども、金銭的なことで納得をさせた形にして演習場を使用する……
○佐藤(観)委員 私は、きょうは許された時間、相変わらず卸売り物価が上がっているわけでありますけれども、その現状と、まあ今度のインフレについてはいろいろの要因があるわけでありますが、きょうは時間がそんなにありませんので、それに対する金融政策、特に最終的に日銀の全国銀行に対する一般貸し出し、このあたりを中心にして、まだまだ全体的ないろいろな先行指標を見ますと上向きになっているわけでありますけれども、これが一体いつ鎮静するのか、もうそろそろ金融政策として限度に来ているのではないかと私は思うわけでありますけれども、一体どんな見通しがあるのか、このあたりについて若干御質問をしたいと思います。 まず、……
○佐藤(観)委員 田中委員に引き続きまして商法改正について質問するわけでありますが、私も、今度のこの商法改正が粉飾決算をなくすという大きな目的のためにはたして適合しているかどうかという問題、これは企業会計原則の変更、継続性の変更あるいは負債性引当金を大幅に広げたということで、先ほど田中委員のほうからも今度の商法改正はまさに大企業優先の改正ではないかという質問に対しまして、法務大臣は、いや、そんなことはないと言われましたけれども、これから法的に、あるいはいろいろな事実をあげて私は質問したいと思うのでありますが、そういった問題あるいは監査役強化の問題あるいは会計監査人の独立性の問題。それから、今度……
○佐藤(観)委員 参議院選挙が近づいてきたわけでありますけれども、大臣も御存じのように、たいへんいまの選挙が金がかかるということで、選挙費用の問題というのは、これはやはり政治の信頼の問題とたいへん関係が深い問題だと私は思うわけですね。 そこで、いまはポスター一枚つくれば百円かかる、それをベニヤに張ると百円かかるということで、参議院選挙なんかのように特に大きくなりますと、たいへんな費用がかかるわけでありますけれども、今後、金のかからない選挙、この方向として、いま大臣の頭の中にはどういうような方法が考えられているのか、まずその辺のことからお伺いをしたいと思うのであります。
○佐藤(観)議員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました公職選挙法の一部を改正する法律案の提案の趣旨及び法案の概要を御説明申し上げます。 申すまでもなく、代議制民主主義の制度をとる国家で、国民がみずからの代表者を選ぶ権利は、侵すことのできない国民の最高の基本的権利であり、日本国憲法に規定する国民主権、国権の最高機関としての国会の構成の上からも最大限に尊重され保障されなければならないことは議論の余地のないところであります。 この立場から公職選挙法及びその運営にあたって、国民の選挙権が侵害されないよう十分な考慮が払われ、不在投票、繰り上げ投票など適切な措置がとられているこ……
○佐藤(観)委員 私は、きょう本法案に入る前に、御存じのように四月の二十五日には、前回の参議院選挙の投票についてあまりにも定数がアンバランスだったのじゃないか、あるいは四月の三十日には、前回の衆議院選挙にもやはり同じようなアンバランスがあったのじゃないかということについて判決が出ているわけであります。これは、民主主義の基礎に関する非常に重要な問題だと思いますので、その点について、まずお伺いをしていきたいと思うわけであります。 くどくど説明する必要ないと思いますけれども、参議院選挙の場合には、東京地方区と鳥取地方区を比べてみた場合に、その一票の価値ということからいいますと一対五・〇八、こういっ……
○佐藤(観)委員 私は、日本社会党を代表して、公職選挙法の一部を改正する法律案に賛成の討論をいたします。 特に私は、いわゆる在宅投票制度について申し述べたいと思います。 身体障害者の方々など歩行が著しく困難な方々が、今日まで二十数年間、事実上投票権が奪われていたことは長年問題となっていたことであります。在宅投票制度を復活せよという声は大きな世論にまでなってきたところであります。わが党は、投票の秘密を守り、みずから記載するという自書主義を貫徹するためには、投票箱をこれらの人々のところまで持ち回る巡回在宅投票制度を法制化する法律案を国会に提出してきたところであります。 しかし不幸にしてわが党……
○佐藤(観)委員 参考人の皆さん方に御質問を申し上げたいと思います。 いまおのおの現在の金融情勢についての御意見があったわけでありますけれども、まず私がお聞きしたいのは、五度にわたる公定歩合の引き上げという、近来にないきわめてきびしい金融の引き締めをやっておるわけであります。もっともこれは底が四・二五%と低過ぎたことがあって、五度というとたいへんびっくりするわけでありますけれども、一体、この金融の引き締めというのがどの程度実際にはきいているのだろうか。これは実は皆さん方のお答えは、大体私はわかっておるわけです、まあずいぶんきいておりますと。ただ、きょう午後には日銀の総裁にも来ていただきまして……
○佐藤(観)委員 提案になっている割増金付貯蓄について、きょうの読売新聞は、金融政策の中で史上最低の無策の策である、とにかく物価がこれだけ上がっているのに、一〇%以上の金利もつけないで、三位まで当たる人を入れても十人に一人しか当たらない、こういったことでは全く史上最低の無策であるという表現になっているわけでありますけれども、その辺のことにつきましては、各委員からいろいろお話があったので、若干それに触れながら、二、三の御質問をしたいと思うわけであります。 一つ目は、この前からお話しのありましたように、大体十億円がワンロット、このくらいにしないと一千万円の賞金というのは出てこないということであり……
○佐藤(観)委員 私は日本社会党を代表して、割増金付貯蓄に関する臨時措置法につきまして反対の討論を行ないます。 政府が預金吸収のために考えたこの法案は、狂乱インフレの鎮静、抑止政策としての一端をとうてい果たし得るものではありません。ただでさえ貨幣の価値、信用が下落している現在、十万人に一人一千万円が当たるという投機的行為は、政府が推進すべき行為ではありません。国民に射幸心をあおるだけで、一億総投機を呼び起こすような政策は、とてもわが党は容認できません。 いま預金政策として断行すべきことは、日に日に減価する預金に物価騰勢に見合う利子をつけてもらいたい、せめて老後のために、病気をしたときのため……
○佐藤(観)委員 きょう予算委員会のほうでは、石油関係の業界の各社の社長が来て、まさにつくられた、あるいは業界自身がつくった石油危機であったことについて一つ一つ暴露されているわけでありますけれども、この石油の輸入の問題というのは、大蔵省関税局と無関係ではないわけであります。 私がまずお伺いをしたいのは、つくられた石油危機だったわけでありますけれども、しかし、これは関税をかけあるいはこれが石炭特会に入っていくという国のきわめて重要な物資であるわけでありますから、関税局のほうで、あるいは具体的には税関のほうで、どれくらい入ってきたのか、いわゆる中東戦争が起こった十月の半ばから一応政治的な解決が終……
○佐藤(観)委員 私は、きょう現在のこの悪性インフレ、ここに至るまでの税制、そしてこれからの、いわゆる福祉重点の社会をつくっていくというための税制、その意味では、このあたりがそろそろ転換の時期になっていると思うのでありますけれども、どうもなかなかその糸口が現状ではまだ見出されていないような、ここに出された改正案も、まだそういう意図というか、そういう方向に向かっているようにはどうも思えない。あるいは税務行政においても、まだまだそういうところが多々あるのではないか、こういうふうに思うので、一連で、産業優先の税制から福祉優先の税制へこれからどうやって変えていくんだということを大きな柱にしてお伺いをし……
○佐藤(観)委員 せっかく三百五十七万円の配当所得に対する特例の問題が出ましたので、私も松浦委員のあと、この問題についてもう少しお伺いをしたいと思っていたわけであります。
まず政務次官にお伺いをしますが、その前に事務当局でけっこうですが、局長、三百五十七万円の勤労所得があったら、いわゆるサラリーマンの三百五十七万円の所得だったら、現在一体幾ら税金がかかるのですか。いろいろ計算のしかたはありましょうが、ざっと……。
【次の発言】 私は、前半のときにも御質問しましたように、こういう三百五十七万円までなぜ配当所得に対しては税金がかからないかという理屈はわかるわけです。それは皆さん方の言う理屈はわか……
○佐藤(観)委員 私は、総理に減税の問題と今後の物価上昇の関連についてお伺いをしたいと思うのであります。 四十八年度は三千百五十億円の減税をした。しかし、現実にはこのときには消費者物価指数の上がりを五・五%ということで踏んだわけでありますけれども、五・五%にしますと物価調整に千三百七十億円かかってしまうわけであります。ところが、ことしの一月十九日の閣議決定でも、四十八年度の物価上昇というのは一四%だ、こういうことに政府は見通しを立てられたわけでありますので、この率でいきますと、物価調整に必要な額というのは三千四百八十七億円。ということは、四十八年の初めに三千百五十億減税をしたとしましても、物……
○佐藤(観)委員 昨日に引き続き、国際開発協会について若干御質問をしたいわけでありますが、まず私が疑問に思うことは、経済協力というと必ずひもつきというか、そこに出資あるいは融資をしたために、それに伴ってその国の財が流れていくという、いわゆるひもつきの問題がたいへん問題になるわけでありますが、このIDAへの出資と、その出資をした国の原材料あるいは資材、技術、こういったものの流れというのは一体どうなっているのだろうか、この辺のところをまず私は非常に疑問に思うわけなんですけれども、いま大蔵省のつかんでいる範囲について若干お伺いをしたいと思うのです。
○佐藤(観)委員 関連して。いま塚田委員とのお話を聞いていますと、やじのほうはエネルギー問題だからということばが出ているのですけれども、これは私はたいへんな問題だと思うのですよ。これは高木主税局長の御答弁の中にも言われているように、非常に重要な問題です。エネルギー問題という、経済の根幹をゆるがす、しかも長期的にずっとこれから考えていかなければならない問題、しかも石油がなくなる、あるいは石炭もいずれなくなる、こうなっていくときに、皆さん方は原子力発電を考える、これが今度の法案ですね。そういう中で、きわめて長期的問題なのにかかわらず、いま通産省から答弁があったように、前に出したのがどうなるかわから……
○佐藤(観)委員 今度の選挙は金権選挙あるいは企業ぐるみ選挙、こういったものに象徴されるわけでありますけれども、その一つのあらわれが選挙違反にあらわれていると私は思うのです。先ほど刑事局長からお話がありましたように、検挙者数が前回に比べて一・六倍になった。確かに物価は上がっておりますけれども、選挙違反までインフレになる必要はないと思うのですね。やはり私はここに一つの大きな問題が含まれていると思うのです。 端的に選挙違反について二点だけお伺いをしたいのでありますけれども、いま全国の新聞報道、これに全部載せられているのは糸山英太郎議員派の選挙違反になっているわけであります。かなりの人がつかまって……
○佐藤(観)委員 大平大臣に、いまの武藤質問の延長と申しますか、あるいはもっと底と申しますか、いま一体景気というのはどういう状況に来ていて、もうすでに来年度予算の概算要求が出ているという状況の中で、今後の金融政策、財政政策というのは一体どういうふうにやっていくのだろうか、この点についてまず私は冒頭にお伺いをしたいわけであります。 大臣、先ほど武藤質問にもございましたけれども、抽象的ではいかぬので、端的にお伺いをしたいわけでありますけれども、いまの景気の状況ですね、これが完全にもう底なんだ、一番最後のところに来ているんだ、これがずっと横ばいになっていくのか、いわゆる横ばいというのは経済用語的に……
○佐藤説明員 お答え申し上げます。
会社の合併というようなたいへん重要な事項でございますので、事前に会社のほうから私どものほうに通知があった、こういうことでございます。
【次の発言】 先ほど局長が申し上げましたようなことでございまして、新しい会社が古い会社の債権債務の一切を引き継ぐ、国のほうの債務についても一切を引き継いで国のほうに迷惑をかけない、こういうことでございますので、われわれのほうとしてもやむを得ないというぐあいに考えた次第でございます。
○佐藤(観)委員 私は、公職選挙法、政治資金規正法、この法案の審議の本論に入る前に、二点だけ確かめておかなければいかぬと思うわけであります。 その一点は、稻葉発言で国会が空転をしているときに、この公選法に対する、われわれにとりましては雑音のようなものが入りまして、これは後から大臣等御出席いただいて一応確かめてはおきたいと思うのでありますけれども、この公選法は審議に当たって慎重にやれという、何か署名がなされたということを聞いております。これは非常に当委員会にとりましても重要なことでございますので、一応その点は確かめたいと思いますが、他の委員会との関係もございますので、これは大臣の出席の時間を見……
○佐藤(観)委員 実はこれは非常に重要なことなんで、私もかなりしつこく私の質問の中で、ポスターの裏打ちをしたものはいかぬのだということで、これは政治活動の禁止になるということでお伺いをして、この部分について私は反対の意向を出しておいたのですが、よくよくこれも党内で検討してみますと、要するにこの百四十三条のポスターにベニヤ、プラスチック等の裏打ちをしたものについては掲示をしてはならないという項目ですね、これは百四十三条でありますから、冒頭の「選挙運動のために使用する文書図画は、左の各号の一に該当するものの外は、掲示することができない。」ということになるわけですね。したがって、この新しい法律では百……
○佐藤(観)委員 森永参考人、きょうは御苦労さまでございます。 いまお話がございましたように、いま何といっても政策の重要課題は、このインフレの克服と同時に片方で起こってくる不況をどうしていくか、この二面の問題をどうやって解決をしていくかということでございます。もちろん金融だけの話ではございませんが、私が総裁にお伺いをいたしますのは、金融のサイドでどういうふうにこのぎくしゃくとした部分を直していくかということになろうかと思うのであります。 私は、第一点としてお伺いをしたいのは、現在のこのインフレと不況というものを短期的にどういうふうに克服していくか。それと同時に、もう少し背景に、いまの日銀と……
○佐藤(観)委員 私はきょうは、社会党の相続税に対する最初の質問者として、このインフレ下の中で一体税体系がどうあるべきだろうか、しかも日本の税制の中で唯一の資産課税である相続税のあり方、これは果たしてどうあるべきだろうか、こういうきわめて次元の高い政策的な問題について、せっかく副大臣である森政務次官もお見えでございますし、主税局長もお見えでございますので、その辺を中心にしながら、中身としては相続税の課税最低限の引き上げの問題、あるいは妻の座の税制の優遇の問題、この辺に焦点を当てながら少しお伺いをしたいと思うわけであります。 まず、主税局長にお伺いをしたいのでありますけれども、税一般としていろ……
○佐藤(観)委員 きょうから、当大蔵委員会にとって一番大事な所得税法、法人税法、租税特別措置法の審議に入るわけでございますけれども、私はきょうは所得税法についてお伺いをしたいと思うわけであります。
所得税法に入る前に、きのうの新聞によりますと、三木首相のところで高木次官、竹内主計局長、中橋主税局長が今後の税制について意見を交換したという報道がされているわけでありますけれども、まず中橋局長に、どういう報告だったのか、その概要についてお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 新聞の報じるところによりますと、今後直接税による徴収ということはおのずと限度があろう、福祉社会をつくるに当たって、新しい財……
○佐藤(観)委員 ちょっと関連。 いま高沢委員の質問というのは非常に大事な質問なんですが、ことしの所得税法の改正で、これはいいことでありますけれども、一月から所得税減税がきいてくるわけですね。したがって、こういった議論というのはかつてしたことがないわけです。 そこで問題なのは、いわゆる四十九年度の物価調整減税というのはいつの時点をとらえて物価調整減税とするかということだと思うのです。四十九年度の税制というのは、私が言うまでもなく四十九年の四月から五十年の三月まできいているわけですね、四十九年度の減税というのは。四十九年度の一兆四千五百億の減税というのは、これは四十九年の四月から十二月までの……
○佐藤(観)委員 ちょっと一問だけ関連。給与所得者の確定申告権という問題は、いま局長自身が御存じのように大変な問題になってきて、給与所得者が確定申告をし、それが税務署に受け入れられなくて、国税不服審判所に山と積まれているわけですね。大変な問題になってきている。この問題についていま松浦委員の方から若干の指摘がありましたけれども、明日村山委員の方から本格的にこの確定申告権というものについて論議をいたします。本格的な論議はあしたしますが、きょう広沢委員の質問に対して局長は、つまり源泉徴収がいいのか、確定申告をしたいという人は確定申告をした方がいいのか、選択権を前向きに考えるというように、私はここの席……
○佐藤(観)委員 参考人の皆さん方には大変お忙しいところを、いろいろな角度からお話をいただきまして、ありがとうございました。 私は全般的には青木先生がお話しになったことに、今度の税制改正あるいは現状についての考え方がきわめて近いわけでありますが、そこで友末参考人にお伺いをしたいのでありますが、今度の税制改正、相続税法、贈与税法、これは本委員会を通過していったわけでありますけれども、先ほど青木先生も言われましたように、この特に激しい三年間のインフレというものをどういうふうに認識されて税制改正というものができたんだろうか。 それは、一つには勤労者、給与所得者の減税規模の問題、あるいは土地、利子……
○佐藤(観)委員 ちょっと委員長、関連。 いままで局長の答弁の中で、私は二点ちょっと疑問に思うところがあるのです。 一つは引当金の問題ですが、これは私も今度退職給与引当金で少し詳しくお伺いをしたいと思うのですが、若干は局長も指摘をされておりましたが、要するにこれが特別措置になるかならないかは量の問題だ、現実との乖離の問題だと、負債性の強いものでありますから、いずれかの機会にはこれは引き出すわけでありますから、確かにそういった意味では会計学上は問題はないわけだけれども、しかし、現実にほとんど倒れることのない会社が莫大な退職給与引当金をつけていたり、あるいはいつも指摘されるような銀行の貸倒引当……
○佐藤(観)委員 時間があと一時間しかございませんので、三点にわたってきょうはお伺いをしたいと思います。大体バックグラウンドについては私もわかっているつもりでございますので、答弁の方も端的に簡単にお願いをしたいと思うのです。 一つは、いま広沢委員もいろいろな角度から現在の租税特別措置法あるいは法人税法のあり方について御質問がありましたけれども、退職給与引当金を一つとっても、もう少し改善の仕方が実態に即してあるんじゃないだろうか。肝心なところではどうも役に立たなくて、ちょうどふろのふたみたいなもので、必要な中小企業は積んでなくて、余り必要でない大企業には非常に積まれているという実態があるのでは……
○佐藤(観)委員 きょうはどうも御苦労さまでございます。 私は、いまの村山委員の質問の前提として、先ほど大槻さんからもお話がございましたように、いまの不況というものを一体どういうふうにとらえていくかということが、今後の春闘のとらえ方の前提になると思うのです。そこで、村山委員の表現の仕方では、フローとストックという言葉を使われましたけれども、操業率なりあるいは失業者が九十九万人、百万人近く出ているというこういう現状、あるいは企業の持っている資金、これも非常に底をついているという状況、そういった面では確かに不況になっておりますけれども、片やストックの面で見ますと、これは当委員会でもさんざんもう引……
○佐藤(観)委員 いま高沢委員の方から益金率の問題について御質問があったわけですが、いまの専売制度が財政専売、つまり財源を捻出するための専売をとっておるという立場に立てばわからぬわけではないのですけれども、ちょっとお伺いしておきたいのですが、きょうは間税部長来ておりますか。――物品税の最高に高いものは何%ですか。
【次の発言】 そうでしょう。物品税ですら、現実には一番高いものでも、製造者課税の場合でも、いまわざわざ御説明していただいたように、半分くらいということは実際の販売価格にしたら一五%ということですね。要するに、物品税でも最高額は一五%なんですね。
物品税というものは一体どういうものに……
○佐藤(観)委員 きょうから金融政策のシンボルとも言うべき公定歩合の引き下げが〇・五されるわけであります。そこで、非常にむずかしい経済情勢でございます、しかも片方では百八万人も失業者がいる、こういう情勢を考えてみて、今後の経済の見通しあるいは景気対策、このあたりについてまずお伺いをしたいと思うのであります。 それで、大蔵大臣として果たしてもう景気は底なのか、底だ底だ、底入れはなっているのだ、なっているのだという話がこの一月からされていて、これがどんどんどんどんずいぶんずれてきているわけであります。経済企画庁の調査といいますか経済見通しでは、底入れは七月―九月にずれ込むのではないかという景気見……
○佐藤(観)委員 ちょっと関連質問。 いま松浦委員から専売公社の高価格誘導政策が問題になったわけですが、これは恐らく誘導政策ではないと言われると思うのですけれども、そこで一つだけお伺いをして検討してもらいたいことは、今度の値上げで、私から申すまでもなく、百円のたばこというのはなくなっちゃうわけですね。百円のものは大抵百五十円になっちゃう、五十円のものは七十五円、こうなってきますと、どう見ても切りのいい百円のたばこ、自動販売機の問題等もありますし、大衆品という意味での百円たばこというのを新たに一つつくるべきではないか。これはたしか法律事項ではありませんので、専売公社の方で調合してくれれば百円た……
○佐藤(観)委員 お三人さんには大変お忙しいところ御苦労さんでございます。 特にお三方、もう少し国民の意見を聞く機会を、福田さんの表現をかりれば、必需品に近いものでありましたのでもう少し国民の御意見を聞く機会があってよかったのではないか、またあるべきであるという、これはお三方とも述べられたわけであります。私たちもそのことについては国会の中でも非常に主張をしてきたわけでありますが、いろいろな関係がございまして実現をしなかった。きょう不満足ながら三人の参考人の方に御意見を聞かしていただくわけであります。 それで、まず第一点、福田さんにお伺いをしたいのでありますが、たばこ、酒、こういったものが、……
○佐藤(観)委員 きわめて時間がありませんので、簡単にお伺いをしていきたいと思います。
まず一つ、いま、理事会も一大変おくれたわけでありますけれども、会期末を控え、しかも財政特例法という大変重要な審議を控えている中で、大平大蔵大臣が先進国首脳会議に、私に言わせればあえて三木首相についていかれる、こういったことの目的あるいはその課題、あるいは大蔵大臣としての任務、これはどういうふうに考えていらっしゃるのか、まず大平大蔵大臣の方から冒頭お伺いをしたいと思うのです。
【次の発言】 時間があればもう少しいろいろなことを言いたいんですが、私、余分なことは避けましてあえてこのことをお伺いをいたしますのは……
○佐藤(観)委員 先ほどから松浦委員から再々償還計画についてお話があったわけですけれども、どうも要領を得ないわけですね。やはり国債発行の場合には償還計画が一番大切なわけでありますから改めて確認をしておきたいのです。 いま松浦委員の方から指摘がありましたように、予算委員会に十月二十九日に出された償還計画表に関する補足説明というものの持っている法的な権限、これは果たしてどういうものだろうかということはきわめて疑問が起こるわけです。 端的にまずお伺いをしたいのは、いま大蔵大臣も言われましたように、五十一年度には当初から赤字国債、特例国債を出さなければいかぬということは、これはもう財政をやる者につ……
○佐藤(観)委員 いま松浦委員からあれだけ質問があり、しかも堀政審会長からさらにありましたように、五十五年度になってもなお、いろいろな試算でありますけれども、最低でも普通国債の残高が四十兆円になる。これはいま松浦委員から御指摘のあった財政審の中間報告、一番最低の場合でも普通国債の残高が四十兆円になる。こういった中で、果たして本当にここで発行しております二兆二千九百億の赤字国債が返せるのかどうなのか。これは私は非常に疑問があるわけですね。 それで、これはこの前の十一月十九日の質問でも、やはり赤字国債に歯どめをかけるためには、どうしても昭和六十年度にはこの二兆二千九百億の赤字国債について必ず全額……
○佐藤(観)委員 きょう、久しぶりに公職選挙法の委員会が開かれたわけですが、午前中は大臣がいらっしゃいませんので、重要な問題について、事務的レベルで少しお伺いしておきたいと思います。 まず、ロッキード事件に関連する問題なんですけれども、大体いま言われていることは、四十七年をピークとして金が動いた、それがいわゆるロッキード社という外国法人から児玉譽士夫を通して政府高官に流れたと言われているわけでありますけれども、まだ事件が最終的に解明されたわけではありませんので、なかなか答弁はしにくいと思いますが、たとえば、児玉譽士夫から政府高官に流れた資金、それによってその政府高官が選挙をやった、それを選挙……
○佐藤(観)委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました租税特別措置法の一部を改正する法律案につきまして反対の立場を明らかにいたしたいと思います。 まず冒頭、今国会がロッキード汚職事件に端を発し、その後の三木内閣の真相究明に対する積極的な姿勢が見られないどころか、逆にアメリカ政府と捜査取り決めを結び、いわゆる政府高官名を国民の前に明らかにしない行動をとっているのであります。そのため国会が空転し、国民生活に大変関連の深い当大蔵委員会の実質審議ができない状態になっていることをまことに遺憾に存ずる次第でございます。政府は速やかに国会正常化の政治情勢をつくるよう事態打開のために……
○佐藤(観)委員 ただいま議題となりました税制に関する件につきまして、提案者を代表して、その趣旨を簡単に御説明申し上げます。 なお、案文につきましては、お手元に配付してございますのでごらんいただき、朗読を省略させていただきます。 第一に取り上げましたのは、物価水準の推移による担税力に対する影響への配慮であります。この趣旨から、特に経済的弱者である中小所得者に対する所得税負担が過重とならぬよう、その軽減合理化について常に努力する必要があるものと思われます。 次に、通勤手当の非課税限度につきましては、住宅事情等から通勤距離が大になっており、また運賃の推移もあり、それらの実情が税執行に当たって……
○佐藤(観)委員 きょうは参議院の方が予算に対する公聴会でございますので、大臣も久方ぶりで大蔵委員会にゆっくり来ていただきましたので、十分慎重に審議を始めたいと思うのであります。 まず本題に入る前にロッキード事件について、最近大平大蔵大臣のコメントが載りましたので、若干だけ御質問させていただきたいと思います。 それは三日付のニューズウイークの国際版に、恐らく蔵相が記者会見をなさったのだと思うのですけれども、今度の事件は長期的な観点から見れば一時的な事件であってほしい――ほしいということでありますから、それは確かにそうだと思うのでありますけれども、われわれが今度のロッキード事件を見る限り、こ……
○佐藤(観)委員 いま山田委員の質問を聞いていたのですが、三木総理はどうも事態の深刻さというのは、失礼だけれども余りちょっと御存じないんじゃないかという気がするのですよ。大変まじめな質問なんですけれども、これからわれわれが論じなければいかぬのは十年先の話をしなければいかぬわけですね。大変失礼な話ですが、十年先、総理はまだ国会にいらっしゃいますか。
【次の発言】 私は三木総理の運命を聞こうということじゃなくて、いま三木内閣のもとにおいて、山田さんからお話があったように、初めて三木さんが三十八年ぶりに総理についたら、たちまちこれは赤字国債を発行する、そして、これから、もうわれわれが見通せる中だけで……
○佐藤(観)委員 午前中の質疑に引き続いて基本的な点だけ若干お伺いをしておきたいと思います。
今度の改正で輸銀の借入限度枠の拡大、それから貸付限度枠及び債務保証の額が大幅にふえるわけでありますけれども、その基準となります五十一年度当初つまり資本金が今度もふえるわけでありますが、資本金の額が八千二百八十三億それから法定準備金が十八億六千万円合計して自己資本の額が八千三百一億六千万円、こういう数字になるということはよろしゅうございますか。
【次の発言】 そうしますと、今度の法案が通りますと八千三百一億六千万円の十一倍の額が貸し付け及び債務保証の限度額だということになりますね。幾らになりますか。
○佐藤(観)委員 まず、大蔵大臣には土曜日お帰りで、大変お疲れのところを御苦労さんでございました。 まず、そのサンフアン会議の成果についてお伺いをしておきたいと思うのでありますが、私もずいぶんいろいろ新聞等を読んでみたわけですけれども、今度の会議ほど何か大騒ぎした割りには中身がよくわからない会議というのはないのじゃないかと私は思うのです。私の理解度が足りないせいもあるかもしれませんが、どうもこれはやはり政治的ショーにすぎなかったのではないかという気がしてならぬわけであります。 それで、お帰りの大平大蔵大臣にそのサンフアン会議の中身、成果についてまずお伺いしておきたいと思うのでありますが、首……
○佐藤(観)委員 大平さん、きのうはテレビ、ごらんになりましたか。
【次の発言】 ほとんどごらんになってない。じゃ、けさの新聞で大体、大臣、お忙しいからそう細かには見れないと思いますけれども、第二次喚問につきましてかなり大きく新聞は報じているわけですけれども、大ざっぱな話ですけれども、きのうの二次喚問、あるいはそれを新聞で見られて大臣の率直な感想はいかがでございますか。責任とかなんとかいうことじゃなくて、感想はいかがでございますか。
【次の発言】 私のお伺いしたのは、もっとざっくばらんに人間的と申しますか、そういった感想をちょっとお伺いをしたかったのです。
少し話を進めますけれども、大蔵大臣……
○佐藤(観)委員 動議を提出いたします。
委員長の互選は、投票によらないで、粟山ひで君を委員長に推薦いたします。
【次の発言】 動議を提出いたします。
理事の員数は八名とし、委員長において指名されんことを望みます。
○佐藤(観)委員 いま委員長からもお話がございましたように、本法律案は参議院からの送付の法律でありますので、前回質疑したことにダブらない点のみ、きょうは限られた時間の中で質問をしていきたいと思います。 まず前国会におきましても、個人消化を進めるという意味におきまして、私たちは赤字国債発行そのものには反対でありますけれども、せめてインフレを招かない国債発行という意味におきまして中期債を考えるべきであるということはかねがね主張をしていたわけであります。あくまでこれは緊急避難的なものでありますけれども、やはりインフレを招かないという非常に重要な柱だと思っておるわけであります。その意味におきまして、……
○佐藤(観)小委員 最後に一言。いままでのことは別にいいのですが、少しつけ加えて、われわれ委員側も考えなければいかぬことは、金融機関の関係ですから銀行法なんですが、それに関連して、高橋局長からもお話があったようにたとえば手形法、これはうちの委員会ではないわけですね。それから小切手法、民法、商法、これは法務委員会あるいは法務省の関係。国税通則法はうちの方の専門ですけれども、あと地方税法、民事訴訟法、ここまで直していかないと金融機関の週休二日制を実現することができない。 そうなってくると、これはかなり幅広いし、しかも尾っぽが頭を振り回すタイプの法改正になっていくわけなんで、委員長等においても、あ……
○佐藤(観)小委員 横路委員の方からいま定員の問題で、税務署の職員の方々の労働過重の問題について質問があったので、私もそれに関連をして、まずそのことからちょっとお伺いをしておきたいわけです。 まず第一点は、私もこの前の本委員会のときにも安川長官にお伺いをし、そしてきょうも恐らく私が質問するというので、わざわざ安川長官の方から全般的なお話がありました。 私はまずお伺いしていきたいのは、あえてきょうは人事院を呼んでいないのでありますけれども、税務職俸給表の水準差の問題ですね。納税者数の推移とか調査困難事案の推移とか定員と職員一人当たりの処理件数の推移とか、こういったものは大体わかるわけです。特……
○佐藤(観)小委員 私は、きょうは証券行政だけについてお伺いをしたいと思うのです。 まず、五月十一日に証券取引審議会が「株主構成の変化と資本市場のあり方について」という答申を出されたわけであります。これをざっと読んでみて、非常に総論的と申しますか、果たしてこれがどこまで実現するだろうかという非常に危惧の念、あるいは従来言われてきたことの総まとめにすぎないのではないかというような感じがするわけです。この中の基調というのは、個人株主の減少を一体どうやって食いとめていくか。これはずいぶん前からもずっと言ってきたことでありますけれども、いま四十九年度で三三・五%、三分の一に個人株主が落ちてしまったわ……
○佐藤(観)小委員 時間がありませんので、数点にわたってお伺いをしていきたいと思います。 まず最初に、私、先日公職選挙法の特別委員会で政治家の所得、その課税の問題についてお伺いをしたのでありますが、熊谷直税部長だったものですから、ちょっとどうしても疑問が残ったわけです。というのは、これは本当かうそかわかりませんけれども、きのうの日刊ゲンダイにも、田中内閣時代はかなり個人的に資金が出ていたということが報道されていたわけであります。個人的に政治家が政治献金を受ける、いわゆる政治資金団体ではなくて個人的に政治献金というものをもらった場合の税法上の問題です。これは、参議院でも雑所得として挙げるべきで……
○佐藤(観)小委員 ちょっと関連。いままでの広瀬委員に対する銀行局長の御答弁を聞いていますと、労働金庫の経営に対する非常な不信がある。これは労働組合から出てきた人が理事をやったり労働組合をある程度終わった人が理事をやったりしているから経営が不安定だというように、根底には金融の専門家ではないのではないかという不信があるような気がするんです、いままでの御答弁を私が聞いている範囲では。それを言うならば、たとえば直接的には言えないにしろ、地方銀行であるところの滋賀銀行でも足利銀行でも二億円、三億円と女の人が持っていったという事件もあれば、大都市銀行ですら不正融資というのが当委員会でもずいぶん問題になっ……
○佐藤(観)小委員 限られた時間ですから、きょうは数点にわたって、国税庁の職員の処遇の問題に限ってお伺いをしておきたいと思います。時間的な関係もありますし、答弁される方の関係もありますので、なるべくたやすい問題から片づけていきたいと思うのです。 まず総理府に関係する問題ですが、これは何も税務署の職員に限らず、出勤の時間を十五分なり二十分なり延ばす時差出勤をすることが許されております。本来なら総理府の方からお伺いするのですが、時間がありませんので、私もまとめてあれしまして、まとめてお答えいただきたいと思うのです。その根拠法規になっているのは、政府職員の勤務時間に関する総理府令、これは最終改正が……
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