このページでは福田一衆議院議員の33期(1972/12/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は33期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(福田一君) ただいま金子議員から、兵庫県八鹿高校における集団暴力事件について質問がありましたので、説明をさせていただきます。 事件の経緯は、本年七月、八鹿高校の生徒の一部から、クラブ活動として部落解放研究会を結成、正式なクラブ活動として認めるよう学校側に申し入れましたところ、同校教職員会議は、部落解放研究会は外部団体の指導によってつくられたものであり、正式なサークル活動として認められないとの理由でこれを拒否しました。これについて、部落解放研究会の生徒は、十一月十八日から教職員室前ですわり込みを、同月二十一日からはハンガーストライキに入りました。一方、学外では、部落解放研究会の生徒……
○国務大臣(福田一君) まず、選挙の明正に関する決議に対しまして、政府の所信を申し述べます。 政府といたしましては、ただいま採択されました御決議の趣旨を体し、選挙をきれいにする国民運動を強力に推進するとともに、選挙法の改正及び政治資金の規制のあり方について各党の御意見を拝聴しつつ、すみやかに成案を得るよう努力してまいる所存であります。 次に、ただいま可決されました暴力排除に関する決議につきましては、御趣旨を十分尊重いたしまして、暴力の根絶と社会秩序の維持に万全を期する所存であります。(拍手)
○国務大臣(福田一君) 津金さんにお答えをいたします。 まず第一は、地方財政の問題でいわゆる超過負担の問題、それから交付税率の問題、それから起債枠の問題、この三つについて御質問がございましたが、過去の超過負担の解消につきましては、これは交付の申請、交付の決定というものがすでに行われておりますので、これをもう一度見直すということは非常に困難であると考えております。 今後の超過負担をどうするかということについては、私は、単価を適正にすることによってそれがないように、今後大いに努力をいたしたいと考えておるものでございます。 次に、同和問題について御質問があったのでありますが、そのうちで、まず八……
○国務大臣(福田一君) 佐藤さんにお答え申し上げます。 今回のたばこの値上げが、地方団体の重要な財源であるたばこ消費税が、専売納付金を上回ることになるからという理由で、この改正を行ったのはけしからぬ、こういうような意味と理解するのでございますが、もとより私は、このたばこ消費税が地方団体の重要な財源であるということは、よく理解をいたしております。しかしまた、このたばこの納付金が国の財源として、そして国の施策を実行する上に重要な役割りを果たしておることも、御理解をしていただけると思うのでございまして、私たちは、先ほど大蔵大臣からも御返事がありましたけれども、税調その他を通じて、そうしてこれは当然……
○国務大臣(福田一君) 昭和五十年度の地方財政計画の概要並びに地方税法の一部を改正する法律案及び地方交付税法の一部を改正する法律案の趣旨について御説明申し上げます。 昭和五十年度の地方財政につきましては、最近における厳しい社会経済情勢の推移と地方財政の現況にかんがみ、国と同一の基調により、引き続き抑制的な基調を堅持する方針のもとに、地域住民の福祉向上に資するため、地方財源の確保に配慮を加えつつ、財源の重点的配分と経費支出の効率化に徹し、節度ある行財政運営を行う必要があります。 昭和五十年度の地方財政計画は、このような考え方を基本とし、次の方針に基づいて策定することといたしました。 第一は……
○国務大臣(福田一君) まず、公職選挙法の一部を改正する法律案の趣旨とその内容の概略を御説明申し上げます。 この改正法案は、最近における選挙の実情にかんがみ、衆議院議員の総定数及び各選挙区において選挙すべき定数について是正を行うとともに、選挙の腐敗を防止し、及びその公正を確保する等のため、供託金の引き上げ、選挙公営の拡充、寄付、文書図画の掲示及び機関紙等の頒布の制限の強化並びに連座制の強化その他所要の改正を行おうとするものであります。 以上が、この法律案の趣旨であります。 次に、この法律案の内容の概略につきまして御説明申し上げます。 その第一は、衆議院議員の総定数及びその各選挙区におい……
○国務大臣(福田一君) お答えをいたします。 地方公共団体の財政運営の問題についての御質問でございますので、以下、御質問に従ってお答えをいたしたいと思います。 超過負担の解消ということにつきましては、四十九年度の補正予算におきましてもこれを行いましたが、五十年度においてもこれを行っております。超過負担といいますと、施設費と運営費と両方ございます。施設費は、どういう範囲にするかという問題と、どういう質のものを使うかという問題と、二つ分かれておるのでありまして、その施設が適当である、この程度はしなければならないということは、時代とともに変わっていくこともわれわれよく承知をいたしております。した……
○国務大臣(福田一君) 地方財政法第三十条の二の規定に基づいて、先般政府が国会に提出いたしました地方財政の状況につきまして、その概要を御説明申し上げます。 まず、昭和四十八年度の地方財政のうち、普通会計の決算について申し上げますと、決算規模は、歳入十八兆二千百七十一億円、歳出十七兆四千七百三十九億円でありまして、これを前年度と比べますと、歳入において二〇・七%、歳出において一九・五%それぞれ増加しております。また決算収支は、二千五百二十三億円の黒字となっており、前年度と比べますと、六百五億円黒字が増加しております。 次に、歳入の内容を見ますと、国庫支出金や地方債の伸びが鈍化したのに対し、地……
○国務大臣(福田一君) お答えをいたします。 坂井さんから御質問のございました、地方税の減収を賄う地方債は、資金運用部のものを全部してはどうかというような問題点については、すでに総理から詳しく御答弁がございました。さらにまた、御質問の租税特別措置や地方税の非課税措置の洗い直し、法人事業税の外形課税の導入、事業所税の拡大等についても、総理からお答えがありました。また、超過負担の解消問題についても、総理から、超過負担調査会を設置してはどうかということについてもお答えがありましたので、まだ御答弁がなかった一点、すなわち、地方自治体の財政調整資金は非常にいま調達が困難な状態にあるのだが、これに対する……
○国務大臣(福田一君) 松浦さんにお答え申し上げます。 地方の縁故債を今度は八千億円ばかり募集いたしますので、それが中小企業に影響を与えることがないかというような御質問と思うのでありまするが、確かに担保不適格債でありますからして、なかなかこれの応募が困難であるというような事情が出ましたときには、ただいま大蔵大臣からもお触れになりましたけれども、自治省へ連絡があれば、直ちに大蔵省と連絡をとってそのようなことがないように、すなわち、応募してもらって、地方自治体の行政が運営できるように措置をいたすことにいたしておる次第でございます。 なおまた、福祉行政をやらなければならないということについては、……
○国務大臣(福田一君) お答えをいたします。 ただいま総理並びに大蔵大臣から御説明がありましたので、それを補足する意味でお答えをするのでございますけれども、昭和五十一年度の地方財政計画を、なぜ昭和四十一年度のようなやり方をしなかったのか、こういう御質問があったわけでございます。 これは御案内のように、総理もおっしゃいましたが、石油ショックによりまして、日本経済の基調に大きな変化が来ると同時に、地方財政にも大きな変化があらわれてまいったわけでございまして、そういうような状況下でありまして、四十一年のときには国も相当の財源を持つことができたのでありますが、今回は国も非常な財源不足になっておりま……
○国務大臣(福田一君) 瀬崎さんにお答えを申し上げます。 ただいま道路関係諸税についての自治省の方針を御質問になりましたが、すでに御案内のように、道路につきましては、国道は九〇%ほど整備が進んでおります。府県道は六五%くらい、それから市町村道は二〇%でございます。しかも府県道の場合は十二万キロくらいでありますが、市町村道はまだ九十万キロあたり整備をしなければならない面があるのでありますから、これはどう考えてみても、この市町村道というか、この地方自治体の財源というものを考えて、自動車関係諸税の配分をしなければならないというのが自治省の考えでございまして、この点は強くこれを要請いたしておりまして……
○国務大臣(福田一君) 地方税法等の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。 最近における社会経済情勢の推移にかんがみ、明年度の地方財政においては、国と同一の基調のもとに、地域住民の生活の安定と福祉の充実を図るとともに、景気の回復を促進するための諸施策を講ずることが必要であり、一方、歳入面では従来のような大幅な税の自然増収を期待することは困難であります。このような状況にかんがみ、地方行財政の一層の改善合理化に徹するとともに、地方財源の確保に特段の配慮を加える必要があります。 明年度の地方税制の改正に当たりましては、住民負担の現状と、このような地方財政の実情とにかんがみ、……
○国務大臣(福田一君) 昭和五十一年度の地方財政計画の概要及び地方交付税法等の一部を改正する法律案の趣旨について御説明申し上げます。 昭和五十一年度の地方財政につきましては、最近における経済情勢の推移と地方財政の現況にかんがみ、国と同一の基調により、地域住民の生活安定と福祉充実を図るとともに、景気の回復に資するため、地方財源の確保に特段の配慮を加えつつ、財源の重点的配分と経費支出の効率化に徹し、財政の改善合理化を図る必要があります。 昭和五十一年度の地方財政計画はこのような考え方を基本とし、次の方針に基づいて策定することといたしました。 第一は、地方財政の状況を踏まえ、住民税均等割り及び……
○福田(一)議員 福田一でございます。 先ほど来いろいろ御質問がございまして、われわれ提案者のほうから説明が不足であるという御不満でございまして、まことに申しわけないと存じております。しかし、法律は、もう野間さんも御案内のとおり、どういうような実態があるかということを認識いたしまして、その実態をどのように改善するというか、法律において制限をするか、あるいは権利を与えるかということになりますので、法律の条文一つ一つについて御質問があれば、もちろん提案者としてお答えすべきことは当然でございますけれども、織機には、もうすでに御案内のように、綿とか絹とかタオルとか麻とか絹人繊とか、いろいろな分野がご……
○福田国務大臣 お話しのように、行政事務の中央地方の再配分の問題、また、事務官制度の存廃の問題、これは相関連する問題でございます。私ども行政管理庁といたしましては、臨時行政調査会の答申を尊重するというたてまえでやっておるわけでありますが、まず、行政事務の再配分の問題につきましては、自治省が中心になりまして、鋭意これが検討を続けておるわけでありまして、自治省の見解では、大体問題になる案件が九十一あると、こう言うのです。それを逐次片づけるということでございますが、率直に申し上げまして、この処理は、まだそうてきぱきと進んでおる状態ではない。二十数件が解決されておるだけで、大部分がまだ残っておる、こう……
○福田国務大臣 行政管理庁といたしましては、各省の行政運営の監察をいたすわけでありまするが、ところが、これはもう各省多岐にわたる行政全部を一つ一つするわけにはまいりません。そこで、抜き取り式の監察をいたすわけでありまするが、いま御指摘の事例、国営パイロット事業、これにつきましては去年の春ごろ、北淡路の国営開拓パイロット事業、これにつきましてとかくのうわさがありますので、現地の兵庫監察局また大阪の管区監察局で調査をいたしましたところ、その対象地域の相当部分が対象地域に住んでおる農民以外の人によって買い占められておるという事実がわかったのです。そこで、そういう通知がありましたので、去年の暮れになり……
○福田(一)国務大臣 このたび自治大臣を拝命しました福田でございます。
選挙の関係につきましては、当委員会の皆さま方にはかねてから格別の御高配にあずかっておることに対しまして、この機会に厚く御礼を申し上げます。
申すまでもなく、選挙は民主政治の基盤をなすものでありますので、私といたしましては、責任の重大さを痛感いたしますとともに、最大の努力を傾注してまいる所存であります。何とぞ格別の御指導と御協力を賜わりますようお願いを申し上げます。(拍手)
【次の発言】 ただいま議題となりました地方公共団体の議会の議員及び長の選挙期日等の臨時特例に関する法律案の提案理由とその要旨について御説明申し上げま……
○福田(一)国務大臣 私は、このたび自治大臣兼国家公安委員会委員長を命ぜられました福田一でございます。よろしくお願いいたします。 内外の政治、経済、社会諸情勢の激動の時期だけに、その責任の重大さを痛感いたしております。委員各位には、平素から地方自治発展のため、また警察行政に格別の御尽力をいただき厚く御礼を申し上げます。 地方自治は、その制度確立以来三十年を経過しようとしておりますが、経済、社会情勢の急速な変化の中にあって、地方自治もいまや重要な転換期を迎えようとしているものと存じます。このような情勢のもとで、地方公共団体が内政の中心的なにない手として、国民の期待にこたえ、高福祉社会の実現に……
○福田(一)国務大臣 ただいまの修正案につきましては、遺憾ながら政府としては反対でございます。
【次の発言】 ただいま満場一致で御決議のありました附帯決議につきましては、その御趣旨を十分尊重し、善処してまいりたいと思います。
【次の発言】 ただいま満場一致で御決議のありました附帯決議につきましては、その御趣旨を十分尊重し善処してまいりたいと思います。
○福田(一)国務大臣 ただいま御質問がありましたように、きのうの参議院の地方行政委員会におきましては、社会党と公明党からの修正案が提出されました。また、共産党からも修正案が提出されたわけでありますが、その結果は、本会議において原案が可決された、こういうことになっておるのでありますが、そのことに関連して、いまの御質問は、われわれあるいはわれわれの中において、非常に無責任なことを野党がやっておるじゃないか、それはけしからぬ、こういう趣旨だと思うのでございますが、私としては、そういうような発言をした覚えはございません。ただ、こういうことがどういう実際的な効果があるかということについては事務から説明を……
○福田(一)国務大臣 お答えをいたします。
先般、本会議におきまして、私がいささか報告をさしていただいたのでありますが、この事件は、御案内のように、ただいま実は捜査並びに逮捕をいたしまして取り調べをいたしておる段階でございまして、その内容自体について私が誤ったことを申し上げますと、それは非常に影響するところが大きい。同時に、そういうことでありますから、この説明は政府委員をしてするようにさせたいと思っております。事実でございますから、事実問題については。その上で、もしまた御質問があればお答えをさせていただきます。
【次の発言】 いま御指摘になったようなものがその目的のみに使う意味で購買されてお……
○福田(一)国務大臣 お説のとおりでございます。
【次の発言】 ただいままでのところ、私、承知いたしておりません。
【次の発言】 政府委員から答弁をいたさせます。
【次の発言】 ただいまの問題につきましては、政治資金に関係のあることでございますので、自治省としても、やはり一応調査をしなければならないことであると存じます。そこで、具体的な、どういう経緯でどうなっておるかというようなことは、ひとつ時間をかしていただいて調査をさしていただきたい、かように考える次第でございます。私のほうで、やはりこの法律の問題に関連をいたしますから、調査をさしていただきたい、かように考えます。
○福田(一)国務大臣 昭和四十七年度の警察庁関係の歳出決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 昭和四十七年度の歳出予算現額は五百八十億九千三百三十万円でありまして、支出済歳出額は五百七十八億八千九百七十五万円であります。この差額二億三百五十五万円のうち、翌年度へ繰り越した額は一億八千六百八十七万円でありまして、これは、警察官待機宿舎等の新築に当たり、設計の変更等により工事の施行に不測の日数を要したため、年度内に支出を終わらなかったものであります。また、不用となった額は一千六百六十八万円であります。これは職員基本給等の人件費を要することが少なかったためであります。 次に、支出済歳出……
○福田(一)国務大臣 お答えをいたします。 新星企業の宅地建物取引業法違反事件につきましては、御案内のようにすでに警視庁で捜査を遂げまして、三月二十六日に東京地方検察庁に送致しておりまして、一応の捜査は終結いたしております。 また、現在までのところ、他の犯罪容疑については認知いたしておりません。 しかし、今後新たな犯罪容疑が認められれば、厳正な捜査を進めることは当然でございます。
○福田(一)国務大臣 昭和四十八年度の警察庁関係の歳出決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 昭和四十八年度の歳出予算現額は六百七十九億五千三百七十万円でありまして、支出済歳出額は六百六十一億八千七百八十六万円であります。 この差額十七億六千五百八十四万円のうち、翌年度へ繰り越した額は十六億四千六百九十一万円でありまして、これは財政の執行の繰り延べ措置として、歳出予算の執行の調整をしたこと等により、年度内に支出を完了することができなかったものであります。また、不用となった額は一億一千八百九十三万円であります。これは職員諸手当等の人件費を要することが少なかったため等であります。 ……
○福田(一)国務大臣 本委員会の開催に当たり、国家公安委員会委員長として一言ごあいさつを申しあげるとともに、所信の一端を申し述べ、一層の御指導、御協力を賜りたいと存じます。 委員各位には、平素から交通問題について多大の御尽力をいただいておりまして、まことに感謝にたえません。 御承知のように、わが国の交通事故は、関係機関を初め国民各層の方々の懸命な努力により、昨年で四年連続して減少するという画期的な成果をおさめ、特に死者数においては、昭和三十七年と同じ一万一千人台にとどめることができたのであります。 しかしながら、年間の交通事故による死傷者数は、いまなお六十五万人を超え国民生活に重大な脅威……
○福田(一)国務大臣 お答え申し上げます。
お説ごもっともだと思うのであります。特に交通安全施設などというのは地方の住民の要望が非常に強うございますから、どうしても自治体はそれにこたえないわけにいかない。しかし、財政的になかなかそこまで手が回らないという面もある。そこで国としてもっと充実したやり方をせいということで数字をお示しになったと思いますので、詳しくはまた政府委員によく調査をいたさせまして、そして来年度予算等々においては、あるいはまた補正等を組むような場合でも何かひとつ工夫をさせてみたいと思います。
【次の発言】 御要望の趣旨に沿って、今後十分に配慮をいたしてまいりたいと思います。
○福田(一)国務大臣 ただいま議題となりました自動車安全運転センター法案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明いたします。 わが国の交通事故は、昨年で四年連続して減少したのでありますが、いまなお、年間の交通事故による死傷者は六十五万人を超えており、憂慮にたえないところであります。 そこで、今後とも交通事故の減少傾向を定着させるための諸対策を強力に実施してまいる必要がありますが、特に自動車の運転者に対しては、その資質の向上を図るとともに、安全運転の徹底を期するための対策を強化することが強く要請されております。 このような実情にかんがみまして、今回、交通事故等の防止及び運転者等の利……
○福田(一)国務大臣 御質問の趣旨はよく私、理解をいたします。まあこういうものがよけいできる原因は何であるかというところを特に御説明をいただいて、これもごもっともな御意見であると私は思うのです。 実際言うと、定年ですね、この定年法というようなものをつくったらどうかという意見も一部にあるわけですね。これについては、ある政党等々においては、それはおもしろくないという反対意見もまたありますけれども、しかし、姿から言うと、まあ人生五十年と言ったのが七十になっちまったんですから、私ももう七十をオーバーしておりますし、せめてまあ六十くらいまでは少なくとも働いて、ただ、その後五年くらいの間は、あんまりどん……
○福田(一)国務大臣 先日は、いろいろ誘導をされてお答えをいたしたと思うのですが、法律をつくるのに、そういう趣旨は表面に出すわけにはもちろんいかない。また、私たちが後で御説明したときに本来の目的というものを、そこに書いてあるようなことでございますが、いろいろ申し上げたわけでありまして、ただ、まあ警察関係には、この種の外郭団体が一つもないということは、いかにも気の毒であるということを率直に申し上げたつもりでございまして、この点はひとつ御理解を賜りたいと思います。
【次の発言】 ただいま御指摘になりました農道、林道に対する交付金の問題でございますが、これはだんだん事情が変わってまいりまして、当初は……
○福田(一)国務大臣 ただいま議題となりました公職選挙法の一部を改正する法律案について、その提案理由と内容の概略を御説明申し上げます。 この改正法案は、最近における選挙の実情にかんがみ、衆議院議員の総定数及び各選挙区において選挙すべき定数について是正を行うとともに、選挙の腐敗を防止し、及びその公正を確保する等のため、供託金の引き上げ、選挙公営の拡充、寄付、文書図画の掲示及び機関紙等の頒布の制限の強化並びに連座制の強化その他所要の改正を行おうとするものであります。 以上が、この法律案を提出いたしました理由であります。 次に、この法律案の内容につきまして御説明申し上げます。 その第一は、衆……
○福田(一)国務大臣 御案内のように、この選挙法、また選挙に関係のある法案の問題につきましては、従来選挙制度審議会におきましてしばしば論議が行われ、また一応の答申がされておるのでありますけれども、しかもこれを国会にも提出いたしておるのでありますが、今日まで御案内のように実っておらないわけであります。 たまたま昨年の参議院の選挙におきましては、非常に国民から選挙をもう少しきれいなものにするというか、国民の疑惑を招かないような公正な選挙が行われるようにすべきではないか、あるいは企業選挙とかいろいろの批判も出ておるような状況でありまして、したがって内閣といたしましては、これはどうしても選挙の改正を……
○福田(一)国務大臣 ただいま御質問のありました後の二件はごもっともな御要望でございますので、できるだけ早い機会に、たとえば次の委員会を開きましたときに御報告をするようにさしていただきたいと思います。
【次の発言】 この衆議院の定数の問題は、総定数をどういうふうにするかということと、それから現在ある選挙区における人口のアンバランスをどう考えてみるかという二点があると思うのでありますが、今回はそれぞれの選挙区における非常なアンバランスが出てきておるのを一応是正をするということについて昨年来各党の間でいろいろ御相談がありまして、そうして大体二十名増員するのがよかろうという大体のお話がついております……
○福田(一)国務大臣 確かに私が国対委員長をいたしておりましたときに委員会を開き、そしてまた小委員会ができて大変いろいろ御審議を願いました。小委員会においては大体、衆議院において総数二十名定員を増加する、それからふえた選挙区が、いわゆる中選挙区制をとっておりますから、六名以上になった場合には分区をするというような趣旨のお話を承っております。そういうことも含めて今回の法案を作成したつもりでございます。
【次の発言】 委員会の運営は委員会においてなさることでございますから、委員会において小委員会をおつくりになってそこでお決めになるということは、その自主性を私たちは認めなければなりません。しかし、政……
○福田(一)国務大臣 やはりできるだけ選挙運動をみんなに徹底をする、各政党の意思あるいはまた個人の意思というものを徹底できるように努力をいたすべきである、私はそのように考えております。
【次の発言】 お話しのように、いままでテレビとか、あるいは民放等の料金の問題について、ここでお話し合いをしたことはございませんと思いますが、いま御質問がありました点については、ただいま民放の方からも、テレビの方からも希望がある程度出ております。御案内のように、予算というのは、国でつくるときは、要望があればそのままというわけにもいきませんし、その内容がどういうわけでそういうようなことになっておるのか、その経費の集……
○福田(一)国務大臣 政府委員からまず答弁させます。
【次の発言】 お答えをいたします。
今度のこの政治資金の問題は、額のいかんを問わず公明にすべて明らかにするというのを目的にして出しておりますので、額のいかんを問わず、これは法の対象にいたしております。しかし、その法を適用する場合には、その事情等を十分勘案して、そうして良識の範囲内で法の適用が一般の通念から見て不当に重いというような形にはしないというたてまえで法をつくっております。したがって、先ほど国家公安委員長としてどうするかという御質問でございますが、そういう場合にも私がいま申し上げたような立場において処理をいたしてまいりたい、かように……
○福田(一)国務大臣 委員各位には、平素から地方自治発展のため、また警察行政に格別の御尽力をいただき厚く御礼申し上げます。 この機会に所管行政の当面する諸問題について、所信の一端を申し上げ、各位の深い御理解と格段の御協力を賜りたいと存じます。 インフレと不況が同時に進行するという異常な状況の中でわが国は昭和五十年を迎えたのでありますが、この昭和五十年はわが国にとっては、戦後三十年にわたる政治、経済、社会、文化の歩みに一つの区切りをつける時期であります。 昭和の時代に入って半世紀、われわれは、この間における波乱と起伏に満ちた歴史の重みを十分にかみしめつつ、特に、昭和三十年代から四十年代にか……
○福田(一)国務大臣 お答えをいたします。 ただいま御指摘がございましたが、五十年度以降の地方行財政の問題につきましては、従来高度成長によって経済の伸びが相当あったのでありますけれども、これからは諸種の事情によって低成長の時代を迎えることに相なることは、これは皆認めていただいておるところでありますが、その段階において地方行財政をどのように運営していくことがよいかということでございます。 ここに、われわれが特に注意をしなければならない問題は、一つは人件費の問題があると思うのでございます。地方の公務員の人件費が国の人件費に比して一〇%以上高いという数字が出ております。中には四〇%も高いというよ……
○福田(一)国務大臣 御指摘のとおり、私も所信表明の中におきまして、高度成長から低成長に入っていく時期になっておりますので、これを一つの転機として地方行財政の見直しをいたすべきである、こういう考え方に基づきまして、地方制度調査会に七月までにひとつ案をつくっていただきたいという趣旨の諮問をいたしておるということでございます。 その内容でございますが、御指摘があったように、国の補助金の問題であるとか、あるいは地方の財源を充実するという意味で税の問題、あるいは交付税の問題、いろいろな問題が私はあると思うので、そのどれをどうするかということは別として、全般に一度どういう姿が正しいかということを見直し……
○福田(一)国務大臣 昭和五十年度の地方財政計画の概要について御説明申し上げます。 昭和五十年度の地方財政につきましては、最近における厳しい社会経済情勢の推移と地方財政の現況にかんがみ、国と同一の基調により、引き続き抑制的な基調を堅持する方針のもとに、地域住民の福祉向上に資するため、地方財源の確保に配慮を加えつつ、財源の重点的配分と経費支出の効率化を図る必要があります。 昭和五十年度の地方財政計画はこのような考え方を基本として策定いたしております。以下その策定方針及び特徴について申し上げます。 まず、住民負担の現状にかんがみ、個人の住民税及び事業税、料理飲食等消費税、ガス税等についてその……
○福田(一)国務大臣 お説のとおり、たばこ消費税というものはいい税源であるということは、私もよく理解ができます。特に地方自治体の税源が少ない、もっと新しい税収入を与えなければいけないというたてまえから言えば、これは確かにおっしゃるとおりだと思うのであります。いま税務局長からもお話を申し上げましたとおり、国としてもこれはいい財源だからといって、ちょっと引っ張りっこみたいなことになっておりまして、なかなか実現は困難であると思いますが、そういう非常に強い御要望を持っておいでになるということは私もよく理解をいたしまして、もしそういうことがございますれば発言もするようにしたいと思いますけれども、努めます……
○福田(一)国務大臣 国の租税特別措置は、なぜこういうことが起きたかということは、私が林さんに申し上げないでも、一種の何というか輸出増進とか高度成長をするためにはやはりそういうような措置を講ずる必要があったという条件が私はあったと思うのです。今日になってまいりますというと、いまや成長をある程度抑えてそしていわゆる低成長というか、余り高度成長をやるというような必要もない。また無理に輸出を何か強引に伸ばしているというような形が国際的なマイナス面も出てきます。そういうことから考えてくると、一応ここいらで見直しをしたらいいのじゃないかというのが考え方として起きて当然のことであると私は思います。実際問題……
○福田(一)国務大臣 ただいま議題となりました市町村の合併の特例に関する法律の一部を改正する法律案の提案理由とその要旨を御説明申し上げます。 現在、市町村がその地域の実情に応じ、住民の自主的な判断に基づいて合併しようとする場合には、その障害を除去し、合併が円滑に行われるよう特例措置として、 一、合併市町村の議会の議員の定数または在任 期間の特例を設け、たとえば編入合併の場合 においては編入する区域との人口比率により 編入される区域からも議員が選出されるよう にすること。 二、地方交付税が合併後一定期間に限り、合併 前の合算額を下らないようにすること。 三、合併後一定……
○福田(一)国務大臣 御質問の趣旨はよくわかります。よくわかりますので、まあ、われわれとしてはそういう公式なあれというよりは、つくる場合も無理がないように、ひとつ個々の問題について具体的なあれがある場合に考えていくようにしたいと思っております。
【次の発言】 見解を述べないつもりで出席しておるわけではございません。局長がお答えをいたしておりますので問答を聞いておったわけでございます。今度の合併のこの法案の十年間延ばすというのは、この段階において今後もまだ合併をしたいという場合にはそれができるような道を開いておこうということでありまして、その合併自体についてのいろいろな問題があるということであれ……
○福田(一)国務大臣 この問題は長い間にわたって御要望があったところでございまして、われわれとしてもその方向で検討をしなければならないと思っておりますし、五十一年度の予算編成等に当たっては十分御趣旨を尊重したいと考えております。
○福田(一)国務大臣 お答えを申し上げます。 地方事務官の問題は、ただいまお話がございましたとおり、多年の懸案でもあるし、自治省自体といたしましては、何としても解決をしたいという強い希望を持っていままでやってまいっておるのでありますが、これにつきましてはまた一方においてなかなか各省間においてもいろいろの意見がございまして、ただいまこれについていろいろ調整に努力をいたしておるというのが現段階でございます。これは小川さんを初め、質問者というか野党側の皆様から言えば非常に御不満もあるかと思うのでありますけれども、現実に政府案として提案いたすというときになりますと、やはり各閣僚の意見の一致を見ません……
○福田(一)国務大臣 閣議では、四十九年度の税収の落ち込み八千億円ということで発言がありまして、五十年度もなかなか厳しい状況になると思いますというので、五十年度についての金額の発言はありませんでした。そこで、その場合において、どうしても五十年度に税収が落ち込むというようなことになれば、いわゆる五十年度の地方財政計画というものをこっちは立てておりますから、それに対してやはり相当な影響が起こり得る可能性はあるわけです。しかし、それがどれくらいになるかということは、いまの段階ではまだ立ちませんが、その場合において、いよいよ財政計画が施行できないようなことでは、地方財政は非常な困難に逢着するのでありま……
○福田(一)国務大臣 お答えをいたします。
今度の選挙で、いま御指摘のように非常に財源問題が中心になって議論をされてきておるわけでございます。自治省といたしましては、やはり地方自治体に財源をできるだけ与えるという問題を十分考えながら今後も処置をしてまいりたい、こういうことであります。
それにはまたいろいろの制約条項もありますが、その点も十分にらみ合いながら、しかし、現行の範囲内で自主財源を与える工夫があれば、それは考えていっていい、こう思っております。
【次の発言】 私は、インフレといいますか、高度成長を図った政治のやり方が適切でなかったのだという認識でよく御質問なり御批判なりをいただいて……
○福田(一)国務大臣 いろいろお話を承っておったわけでございますが、いまの状況下において地方財政が、いまの地方交付税率でいいか悪いかという問題を検討する前に、一体、中央と地方との財政をどう運営していくかということの方が先決ではなかろうか。まずそれも考えなければいけない。その意味で、今後のいわゆる財政計画を中央、地方を通じてどう見ていくかという観点に立って、そうして中央においてよけい取っておる、地方に回す方が少ないではないか、その合理的な基礎が出てきたときに、これは私はいまおっしゃったような意味で、当然主張をしなければならない立場にあると考えるわけであります。すなわち、地方行財政の問題だけをとら……
○福田(一)国務大臣 ただいま議題となりました昭和四十二年度以後における地方公務員等共済組合法の年金の額の改定等に関する法律等の一部を改正する法律案の提案理由とその要旨について御説明申し上げます。 政府は、恩給年額の増額を図るため、恩給法等の一部を改正する法律案を今国会に提出し、御審議を願っておりますが、これに伴い、地方公務員の退職年金制度についても、恩給法等の改正内容に準じて所要の措置を講ずるほか、廃疾年金の受給資格の消滅時期の延長、給料年額の算定方法の改正に伴う退職年金等の年金額の是正等の措置を講ずるとともに、地方議会議員に係る退職年金等の増額改定措置及び地方団体関係団体の職員に係る退職……
○福田(一)国務大臣 ただいまの附帯決議につきましては、その御趣旨を尊重して善処してまいりたいと存じます。
○福田(一)国務大臣 ただいま議題となりました石油コンビナート等災害防止法案の提案理由とその要旨について御説明申し上げます。 石油コンビナート等における災害がその周辺の地域に重大な影響を及ぼすおそれがあることにかんがみ、石油コンビナート等の区域内において石油または高圧ガスを貯蔵し、取り扱い、または処理する事業所に対して防災上の見地からの規制を強化するとともに、その区域における一体的な防災体制を確立する等石油コンビナート等における災害の発生及び拡大を防止するための総合的な施策の推進を図る必要があります。 これが、この法律案を提出いたしました理由であります。 次に、この法律案の内容につきまし……
○福田(一)国務大臣 高鳥さんにお答えをいたしたいと存じます。 実はこの法律は、御指摘のように今春来問題が提起され、そして直ちにこれを法案にするという形で関係省と審議を進めてまいりました。その結果、このような結論に落ちついたわけでありますが、防災という見地から見て、コンビナート法をつくった本来の目的から見れば、これは防災ということが中心になるべきである、したがって、主管大臣は自治大臣になるのが適当ではないかという御趣旨と承ったわけでございます。われわれもまことにごもっともな御意見であると思うのでございまして、実はその意味では通産省とも事務においていろいろ折衝をいたしたところでございますが、そ……
○福田(一)国務大臣 ごもっともな御意見でございまして、先ほどから承っておりましたが、確かにこの種の仕事をやりまして、それが非常なまた負担になっていくというようなことでも困りますから、十分その点も考慮して今後対処してまいりたいと思います。
【次の発言】 ただいま御指摘のあったように、海上におけるその種の施設というか船の数は非常に少のうございまして、それで十分対処できるかということであれば、心もとない気がいたします。したがいまして、今後は順次これを増強するように努めてまいりたい、かように考えるわけでございます。
【次の発言】 御趣旨はよく了解をいたしました。運輸大臣あるいは建設大臣等とも協議をい……
○福田(一)国務大臣 ただいまの附帯決議につきましては、その御趣旨を尊重して善処してまいりたいと存じます。
○福田(一)国務大臣 人事院勧告の問題につきましては、実はきょうの閣議においても、ちょっとそのようなことを私、発言をしておいたわけですが、やはりいま御主張のあったような完全実施という方向で努力をいたしたいと思います。しかし、どうするかは閣僚会議で決まり、閣議で決まることでありますから、いま閣僚の一員としてこういたしますという御返事はいたしかねますけれども、従来から順次四月に繰り上げて実施するように努力をしてきた経緯を見ても、非常に苦しい財政状況であっても、できるだけこれは実現をすべきではないかというのが私のいまの考えでありますけれども、しかし、閣議がどう決まるかということは、みんなで集まった上……
○福田(一)国務大臣 お答えを申し上げます。
私も地方公務員の関係を担当しておる者といたしまして、この今回の勧告が完全実施されることを望んでおります。
ただし、これは決まったわけでないことは総務長官の言われたとおりでありまして、私が正式に発言する機会があればそれを要望いたしたい、かように考えております。
【次の発言】 お答えをいたしたいと思いますが、いま大出さんの言われております四十歳を基準にして大体十三万くらいになる、こういうことにつきましては、実は私、数字をはっきりつかんでおりませんから、何とも申し上げることは困難でありますが、前段のそれに至るまでの段階において、大体公務員の給与の問題……
○福田(一)国務大臣 刑事罰の問題でございますので、国家公安委員長の立場からお答えをいたしたいと思うのでございますが、ただいま御指摘になりましたようないろいろの法律に関係があるかどうかという問題は、これは十分に検討をするというか、調査をいたさなければなりません。 特に私が考えておりますことは、今日のような新しい産業等が起きてきたような場合に、それに対処していく法律制度というものは、なかなかそう一朝一夕に簡単にはできるものじゃありません。しかし、何かその法律適用の場合には、私は、どちらにするかということになれば、こういう場合にはやはり一罰百戒というような処置をとって、今後こういうような事件が起……
○福田(一)国務大臣 暴力の問題に対する政府の見解につきましては、総理からお答えをしたとおりでございますが、八鹿町の問題について、具体的な捜査をいまいたしておる段階でございます。そこで、その捜査の段階でございますから、これをいまここで申し上げることは差し控えさせていただきたいと思いますが、われわれとしては、自治体の関係者も含めて、そういうものについて捜査をいたしておりますから、だからその捜査の問題は別として、方針を言われるならば、これはもうそういうような不公正なことがないようにできるだけ努めてまいるように、警察当局も努力をいたしております。現在でも八鹿町には相当数の警官を置いて、そういうような……
○福田(一)国務大臣 この問題については、正木さんは非常に専門的な方でもあられることはよくわかっております。また、御指摘になった点、すべてわれわれも非常に重大であると考えておるのでございまして、特に昨年の衆参両院の地方行政委員会におきまして、附帯決議で、五十一年の三月までにはこれを解決しなければいかぬということまで要請されておるのでありますから、われわれとしても、せいぜいそれについては前向きで努力をいたしておるところでございます。ただ、これはもう私が申し上げるまでもなく、この制度につきましては、いろいろまた業務の性格といいますか、内容の問題、それからまたどれだけ効率性があるかという問題、それか……
○福田(一)国務大臣 ただいまの過疎地域のバスの問題、それからその他学校関係の幼稚園とかそういう方面の問題等について、運輸省が来年度予算において相当な補助をすることになっておりますが、それに関連して、どうしても地方自治体もそれに応ずる負担をいたさなければならないことは、お説のとおりでございます。これはもう当然な要望でございますので、自治省といたしましては、地方の交付税もしくは特交その他の面で十分にそれに見合うだけの措置は完全にとるようにいたす方針でございますし、また五十年度の予算においては、それを見込んで全部措置をいたしてございます。
○福田(一)国務大臣 お答えをいたします。
実はその問題では、先般、調査をせよという御依頼もあったわけでございますが、その同和の関係におきましては、事務費とか教育費とかいろいろな面に分かれておりますので、自治省自体としては、この調査をいままではいたしておりません。区分がいろいろございますので、それを皆合わせて計上するというか、調査をするということは、非常に困難な実情でございますが、もし詳しい説明が必要とあれば、政府委員から答弁をいたさせます。
【次の発言】 政府委員から答弁いたさせます。
【次の発言】 ただいま御指摘になったような大阪府下の問題等々が計数上ある程度判明はいたしております。しか……
○福田(一)国務大臣 お答えを申し上げます。 山本さんは、地方行政の問題については実は専門家でもあられるし、非常に勉強もしておいでになるのでありますから、むしろいろいろあなたに教えていただきたい面もあるかと、私は思っておるわけであります。 いま地方財政は危機だという御認識をいただいておるのは、受けとめ方の問題ではないかと私思っておるのです。御案内のように、ずっと高度成長で経済が運行されてまいりまして、その間に地方の税収その他も相当ふえてきておる。また、そういうことから、ある意味では、人件費もふえておる面もあるし、それからまた、福祉関係の予算もふやしておるというようなことがあるところへもって……
○福田(一)国務大臣 お答えをいたします。 しばしば言明を申し上げておるところでありますが、警察といたしましては、いかなる暴力もこれは認めないという方針で対処しておるのでございまして、したがって、いま御指摘になった職場の暴力についても、われわれとしては、これは認めておるわけでもなければ、そういうことがあればしかるべき措置をとることをやってまいるつもりでございまして、ただいま、あなたは私に対して、そういう事実を知っておるか、こういう御質問がありましたが、つまびらかにはいたしておりませんけれども、そういうようなこともあるやには聞いております。しかし、具体的な問題になれば、これは当該地域の警察がや……
○福田(一)国務大臣 お答えをいたします。 いま和田さんからいろいろ、同和問題についての地方自治体の計上いたし、また実施いたしました予算の内容について、数字的な御説明をいただいておるのですが、この数字の問題というのはいろいろ見方で違ってくる面がございます。でありますから、私たちとしては、どちらの方がどうというようなことをここでお答えすることは差し控えさしていただきたいと思いますけれども、しかしいずれにしても、自治体がその独自の議会自体の決議で単独事業をやっておるというようなことは、これは当然認めなければいけないというたてまえを貫いてまいりたいと思います。ただし、そういう場合でも、その仕事のや……
○福田(一)国務大臣 過疎過密の問題で、特にこの過疎対策を重視しなければならないという点では、私は全く坂口さんの御意見に賛成であります。 そうしてその場合に、医療の問題等についても、これはわれわれとしても十分考えていかなければならぬ。これは詳しく言っていればもう際限のな い問題で、あなたも御存じでありますが、私としても十分に今後検討すべき問題であると思う。実際言うと、過密過疎というのをもう一遍考え直すべきなんです。施設をよくすると、どんどん都会へ入ってくる。そして今度は、ますます過疎地帯がふえるなどという姿がいいか悪いかという面から考えてみても、十分私はいまのお話を考えて、今後の対策を考え……
○福田(一)国務大臣 お説の問題につきましては、事故によって放射能が地域的に拡散する等、いまあなたのおっしゃったような万一の場合を想定して、地方公共団体及び事業所におきましては、常時放射能の測定を行っておるわけでございまして、異常事態が発生したときには、住民が安全に避難し、または緊急に立ち入り制限が行われるような情報の伝達体制というものもとっておるところでございます。しかし、これらの問題は、御指摘のように重要でございますからして、今後とも一層そういう面において努力をいたしたい、かように考えております。
【次の発言】 いまそういう道路をつくっておるが、それをどう使うかということのお話だと思うので……
○福田(一)国務大臣 警察といたしましては、もちろん公害問題をなおざりにしていいという考えなどは一つもございません。しかし、公害問題を取り上げた場合においても、それが暴力によって左右されるというようなことでは、私は法治国の任務はできないと思うので、警察としての任務を遂行したということにはなりません。そこで、なるべく話し合いでやってもらいたいという気持ちでおりますが、しかし暴力行為が起こるような場合においては……(岡田(春)委員「暴力行為はなかったのだよ、そのときは全然ないのだよ」と呼ぶ)起こる可能性がある場合におきましても、予防的な措置をとるということも警察の一つの仕事でありますから、先ほど、……
○福田(一)国務大臣 お答えを申し上げます。 大体、自治省で計算をいたしますところでは、年間二千二百億円くらいのいわゆる先取り行政を行っておるというふうに計算をいたしております。こういう傾向はいろいろありますが、その主なものを言えば、老人医療、これなどは年齢の引き下げをして行う。それからまた所得制限を撤廃して行っておるというような事情がありますし、それから乳幼児の医療等については、零歳児から始まってもう相当範囲を広げておる。それからまた、生活保護世帯に対する年末あるいは夏期の一時金の支給というようなもの等々、これはいろいろございますが、等々を含めてそういうふうに先取り行政が行われておるという……
○福田(一)国務大臣 まず、大都市の交通の総量一割規制の問題について御質問がございましたが、警察庁におきましては、人口十万以上で大体百六十八ございますが、しかし、さしあたり十大都市について一割削減ということで、五十年内にこれを実現いたしたいということでいま準備を進めておるわけでありますが、いかなることをするかということでございますれば、御案内のように、バスレーンを強化するという方法。それから通勤通学用の自家用車については、バスあるいは電車等に転換させる工夫を努力する。それから業務用の車両につきましては、駐車禁止規制をする。それから生活ゾーンといいますのは、たとえば、横丁へ入ってはいけないとか、……
○福田(一)国務大臣 御指摘のこの凶悪犯、爆弾事件に関する問題につきましては、警察当局といたしまして、一般の皆様方の非常な不安を巻き起こしており、何としてもこの事件は解決をしなければならないという決心で、総力を挙げて努力をいたしておるのでございまするが、今日に至るまでまだその解決を見るに至らない、犯人の逮捕を見るに至らないことについては、まことに遺憾に存じておりまするが、今後も大いにひとつこの問題の解決のために警察の総力を挙げて努力をいたしたい、かように考えておりまするが、ただいま御質問がございました具体的の捜査の内容その他につきましては、政府委員から答弁をさせていただきたいと思います。
○福田(一)国務大臣 本年度に予定されております公共事業については、これはもうすでに地方財政計画で案ができておりますから、十分、たとえば税収がなくなったとかいろんな問題、収入減が起きても、その分についてはやはり私らは何としてもその収入を確保するように努力をしたいと思う。 ところが、いまあなたのお話しになっておりますことは、今度は新しい仕事をやった場合にどうなるかという御質問だと思うのでありますが、そのときはやはり当然公債、地方としては財投あるいは公債というようなものを国からめんどう見てもらわなければ、いまの地方公共団体として、何らかの財源を持ち出すというか、つくるということは困難だと思います……
○福田(一)国務大臣 お答えをいたします。 五月十六日に次官通達を出しまして、そうして公共料金の値上げその他に対しての通達を出しましたが、この通達は例年出ておることは、いま細谷さんがおっしゃったとおりでございます。 そこで、どういうわけで、こういうことを出しておるかということについて、その内容を見ていただくとわかりますけれども、何でもむやみにどんどん値上げをしなさいというようなことは一つも書いてございません。それは適正にやらなければいけない、いわゆる原価主義というものを一応考慮するということを書いておるのでありますが、なぜこういうことを言わなければならないかと言えば、まあこれは例を言うと、……
○福田(一)国務大臣 ただいまは道路交通の諸問題について慎重な御審議をいただき、交通安全対策に関する決議がなされました。決議の御趣旨を十分尊重いたしまして、今後の交通安全対策の万全を期する所存であります。
○福田(一)国務大臣 去る十月十四日から施行されました改正公職選挙法につきまして、その施行後の概況を御報告申し上げます。 御承知のとおり、今回の改正は、衆議院の定数是正を初め、選挙の公正を確保し、金のかからない、きれいな選挙の実現に資するための重要な改正内容を含んでおり、近来にない大きな改革でありました。中でも、候補者等の選挙区内にある者に対する寄付の禁止及び政治活動用の立札、看板等の掲示の制限に関する規定は、選挙時のみならず日常にわたる規制であり、施行日から直ちに適用されたところでありまして、関係者はもとより、広く国民各位にもよくこの改正の趣旨を御理解いただき、法の精神が生かされることを強……
○福田(一)国務大臣 当時やはり行政機構の改革といいますか、整理といいますか、そういう意味合いにおいて、それぞれの各省が局を減らすというような話がありまして、その結果選挙局を選挙部にいたすことによって、内閣全体としての行政機構の問題に対応した措置をとったのだというふうに私は聞いておるのでありますが、現在におきましてはまことに遺憾なことである。いやしくも民主主義、明るい民主的な選挙を行い、またそれによって政界を浄化していくという重大な使命を帯びておる局が格下げになったというような印象を国民に与えたことはまことに遺憾な事態であった、かように存じておるわけであります。
○福田(一)国務大臣 ただいまの決議につきましては、私といたしましてはその御趣旨に従い努力いたしたいと存じます。
○福田(一)国務大臣 ただいま議題となりました昭和四十二年度以後における地方公務員等共済組合法の年金の額の改定等に関する法律等の一部を改正する法律案の提案理由とその要旨について御説明申し上げます。 政府は、恩給年額の増額を図るため、恩給法等の一部を改正する法律案を今国会に提出いたしておりますが、これに伴い、地方公務員の退職年金制度についても、恩給法等の改正内容に準じて所要の措置を講ずるほか、廃疾年金の受給資格の消滅時期の延長、給料年額の算定方法の改正に伴う退職年金等の年金額の是正等の措置を講ずるとともに、地方議会議員に係る退職年金等の増額改定措置及び地方団体関係団体の職員に係る退職年金制度に……
○福田(一)国務大臣 ただいま議題となりました昭和五十年度における地方交付税及び地方債の特例に関する法律案の提案理由とその要旨を御説明申し上げます。 最近における経済の停滞は、地方財政の上にもきわめて深刻な影響を及ぼすに至っており、本年度における地方税の当初見込みに対する減収額は、一兆六百億円余りに上るものと推定されますが、これに加えて、今回国税三税が減額補正されることに伴い、地方交付税においても、当初予算計上額に対して一兆一千億円余の落ち込みを生ずることとなってまいったのであります。 しかし、地方財政の現況は、このような事態にとうてい耐えることができないと考えられますので、本年度において……
○福田(一)国務大臣 ただいまの問題につきましては、われわれとしては、大体五年くらいをめどにしてやはり延ばしていくべきではないかという考え方を持っておるわけでございます。
【次の発言】 この問題はかねて御要望のあった件でありますし、われわれとしてはその御趣旨に従って、五十万の数をどこまで下げていくかということで検討いたしております。また、それをやる場合には法定をしなければならないと考えております。
【次の発言】 今回の措置と関連して、来年度以降について地方財政計画をどのように考えておるか、具体的な方法はどうであるかという御質問であると理解をいたすのでございますが、御案内のように、日本の経済は高……
○福田(一)国務大臣 もうこれは三谷さんも十分御理解をしていただいておると思うのでありますが、高度成長から低成長へ入ってくる原因は、一つは大きく国際的な問題が絡んでおるということはおわかりを願えると思うのであります。しかし、この点については副総理がしばしば国会においても答えておるのでありますが、その見通しが若干甘かったという意味においては政府の考え方は確かに甘い面があったと思うのでありますけれども、しかし、インフレになったときにはもうそれ以上の大変な悪影響存国民に与えるであろうということで、物価問題を重点に置いて施策をやってまいりました。その結果において、ある程度の不況といいますか、経済の停滞……
○福田(一)国務大臣 私は、いわゆる議員の責任という問題と一般の公務員との問題はやはり区別して考えていいのではないかというふうに考えておるわけでございまして、仮谷発言について、これは遺憾であるということであったわけでありますが、これについては、議員というものは選挙民から次の選挙で批判を受ける立場にあるわけでありますからして、その意味で、そのことだけで十分な責任をとらされておると思うのであります。したがいまして、議員の問題と一般公務員の問題とは分けて考えなければいけないのではないか、かように考えております。
【次の発言】 私はそれはたてまえ論として違うと思います。法律でもってこういうことをしては……
○福田(一)国務大臣 御指摘の問題でございますけれども、第一義的にはやはり機関委任をされたものが持つという姿の方が、今後行政をやる上において、この種のものはいろいろございますが、国が第一義的責任を持つというよりは、やはり現場が第一義的責任を持ち、そしてまたそれを委任した国が次に責任を持つ。その責任分担の度合いをどう決めるかということは問題はあるかもしれませんけれども、一応やはりそれを担当している第一義的責任を持ったものが責任を持ちませんというと、それに責任がないということになりますというとかえって問題を紛淆させるおそれがあるのではないか。でありますから、その度合いの問題とかそういうことは別にし……
○福田(一)国務大臣 政府といたしましても、今度の興国人絹の倒産の問題は非常に重要視をいたしております。その原因が那辺にあったかということは別にいたしましても、二千億円に上る企業の赤字といいますか、あれが起きたということはいまだかつてないことでありまして、しかも興国人絹は全国にわたって相当いろいろの仕事をいたしております。特に熊本県、また当該工場のある八代市が、いま御指摘のような重大なショックを受けられたことは私もよく了知いたしておるところでございまして、先般熊本へちょっと、これはほかのある会合で行きましたどきにも、市当局者並びに県の当局者からも何としてもこの問題の処理をひとつ誤らないようにし……
○福田(一)国務大臣 お答えをいたします。 確かに景気浮揚という意味から言えば、中央も地方も一体になって仕事の量をふやすということは、非常に有意義なことであると思うのでありますが、いまあなたの仰せになりました点で、地方が年度当初においてやろうとしておる事業につきまして、単独事業というものもある程度は認めておりますが、その他の問題については、地方財政計画というので大体指針を示しておるわけであります。そして、その指針の範囲でやってもらいたいということを言っておるのでありますが、今日、中央も地方も非常に財政的に困難を来しておるような段階でありますから、そこで、なかなかこの地方債をそれほど認めるとい……
○福田(一)国務大臣 お答えをいたします。 実は先般のICPOの会合におきまして、警察庁の刑事局長が出席をいたしまして、そうして、いま御提案になりましたような趣旨の国際会議開いてはどうであろうかということを申し述べたところが、七十二票賛成、それから一票と思いましたが、棄権ということで、これは開くということに決定いたしました。したがって、いま言われた趣旨の問題は、今後前進をさせていくようにわれわれとしてはいたしたいと思うのでありまして、そこにおいて、世界におけるこの非合法な凶悪的な犯人等々をできるだけなくする努力を今後も続けていきたい、かように考えておるところであります。
○福田(一)国務大臣 覚書でございます。
【次の発言】 行き違いがございまして、まことに申しわけございません。恐らく事務の方では、これは大蔵省ともよく折衝した上でないと出せないというような意味でお答えを申し上げておったのだと思うのでありまして、私はこれは何も秘密にすべき内容ではないと思っておりました。したがって、これがあなたから正式な御要求があったとしたら、もうわれわれとしてはおわびを申し上げたいと思います。
【次の発言】 ただいま大蔵大臣から申し上げましたとおり、その返還する時期が来たときにおいて、地方財政が非常に困窮しておるような場合においては、場合によっては繰り延べることもあり得る、ある……
○福田(一)国務大臣 お答えをいたします。 いま御質問の点は、これは相当長い期間にわたって問題になっておるところでありますが、すでにあなたも御承知のように、三大都市の場合はA、B地区というふうに分けて、まあ宅地をふやそうという意味で一つの課税のやり方をしたということは、御承知のとおりであります。その他の都市においては、農村、農地との関係をどういうふうに調整したらいいかということで、まあいま非常に税源の少ない、税収入の少ないときですから、市から言えば何とかそれに課税をしたいという要望の強いことも御指摘のとおりだと思うのであります。しかしまた、一面から考えると、公平の原則という意味から言えば、や……
○福田(一)国務大臣 お答えをいたします。 大変適切な御質問をいただいておるわけでございまして、実は御案内のように、この公選法は十四日から施行することにいたしまして、その前に地方の選管を招き、この法の趣旨の徹底を期しますと同時に、まず、ただいま御指摘になったところの寄付の禁止の問題、このことは、いままで金のかかる選挙あるいは目に余る寄付をやって買収的な行為をやっておるという非難をぜひとも払いのけてしまわなければならないという固い決意のもとに、自治省といたしましては、その趣旨の徹底について努力をいたしておるわけでございます。すでに法律が通りましてからも、しばしば、テレビとかあるいは新聞、あるい……
○福田(一)国務大臣 お答えを申し上げます。 警察当局といたしましては、御案内のように従来指紋の問題等もこれあり、この金東雲の問題については重大な関心を持って捜査を今日まで続けて……(小林委員「何にもやっていないんじゃないか」と呼ぶ)いや、国内的にはいろいろな問題でやっております。それはやっておりますが、まだ新しい事実が出てきておらないのでありますけれども、もちろん新しい事実が出てくればこれは当然外交ルートを通じてでも向こうに要請することができると思います。しかし、日本と韓国との間にそういう警察関係に関する協定とかそういうものがまだございません。そういうことになりますと、新しい事実が出てこな……
○福田(一)国務大臣 ただいま御指摘のとおり、個人として受け取った場合には、政治資金規正法には届け出というかそういう問題は起きてきません。いまあなたがおっしゃったとおりです。これは法解釈の問題もありますから、詳しいことは政府委員から説明させます。
○福田(一)国務大臣 坂井さんには先般も申し上げたところでございますが、御指摘のような、政治家個人が受け取った政治資金につきましては、政治資金規正法上収支報告をする必要はないわけでございます。これはもう法の趣旨からいって明瞭であります。あのときには、総理から、改正後の政治資金規正法の場合は変わった旨のお答えがありましたが、これは総理が言われた趣旨は、改正後は政治家個人が受け取る政治資金について、ことしの一月一日から新しく改正されましたから、量的な面でも質的な面でも寄付の受領制限が設けられたことを言われたものと考えております。ただ、改正後においても収支報告をする必要がない点は、改正前と同様であり……
○福田(一)国務大臣 本委員会の開催に当たり、一言ごあいさつ申し上げるとともに、所信の一端を申し述べ一層の御指導を賜りたいと存じます。 委員各位には、平素から交通問題について多大の御尽力をいただいておりまして、まことに感謝にたえません。 御承知のように、わが国の交通事故は、関係機関を初め国民各層の方々の懸命な努力により、昨年で五年連続減少という画期的な成果をおさめ、特に死者数においては、昭和三十四年以来十六年ぶりに一万一千人を下回ることができたのであります。 しかしながら、年間の交通事故による死傷者数は、いまなお六十三万人を超え、国民生活に重大な脅威を与えており、特に昨年は、子供の犠牲者……
○福田(一)国務大臣 ただいまは交通安全施設等整備事業に関する緊急措置法の一部改正について御採決をいただきまして、まことにありがとうございました。 ただいまの委員長の御発言の趣旨を十分尊重いたしまして、法律の運用に当たり、今後交通安全対策に万全を期する所存でありますので、委員長初め委員各位の御指導、御協力のほどよろしくお願いをいたします。
○福田(一)国務大臣 先般最高裁の判決がございまして、法の規定するところに従って、いわゆる選挙権というか投票権の平等というものを尊重しなければならないということが出ました。私は趣旨においてはごもっともであると思いますが、しかし、最高裁といえども一対五というのを具体的な例として、千葉一区の場合において一対四・九九というような少ないところとの比率というのは非常におかしい、違憲である、こういう判決を下したことは事実であります。しかし、それだからといって一対四・九九以外の一対四・七では違憲になるのか、一対四・五ならいいのか、一対三ならどうかということについては何ら明らかにしておらないわけでありまして、……
○福田(一)国務大臣 委員各位には、平素から地方自治発展のため、また警察行政に格別の御尽力をいただき厚く御礼申し上げます。 この機会に、所管行政の当面する諸問題について所信の一端を申し上げ、各位の深い御理解と格段の御協力を賜りたいと存じます。 現行の地方自治制度が発足してからやがて三十年を迎えようとしておりますが、その間において、都市化の著しい進展による地域構造の変化、経済中心から生活中心への国民の価値観の急速な変化等、地方自治をめぐる環境は大きく変貌を遂げており、このことはまた国民の地方自治に対する期待を高めることとなっているのであります。 今後における地方自治の課題は、このような環境……
○福田(一)国務大臣 先ほど来の三谷さんの御意見を聞いておりまして、一つの御意見として私は承っておるわけであります。ただ、今回の予算の組み方において、交付税率の問題に触れなかったというところに、一番大きな税率の変更というところに触れなかったということが大きな理由になると思われるのであります。 私は去年のうちから考えておったのでございますが、交付税の税率を変えるという問題については、去年の暮れに予算編成をする段階でやるのは少し実際問題として無理がある。そこで政治的に、ことしはこの程度にしておいた方がいいのではないか、こういう判断をいたしました。 しかし、そういうことにいたしますと、地方の財源……
○福田(一)国務大臣 ただいま議題となりました地方税法等の一部を改正する法律案の提案理由とその要旨につきまして御説明申し上げます。 まず第一に、明年度の地方税制につきましては、地方税負担の現状と地方財政の実情とにかんがみ、住民負担の軽減及び合理化を図るため、個人事業税の事業主控除額の引き上げ、ガス税の税率の引き下げ等を行うほか、地方税負担の適正化、地方税源の充実強化等の見地から、住民税均等割及び自動車関係諸税の税率の引き上げ、事業所税の課税団体の範囲の拡大、非課税等の特別措置の整理合理化等を行い、あわせて、固定資産税における評価がえに伴う税負担の調整を図るとともに、第二に、地方道路譲与税につ……
○福田(一)国務大臣 昭和五十一年度の地方財政計画の概要について御説明申し上げます。 昭和五十一年度の地方財政につきましては、最近における経済情勢の推移と地方財政の現況にかんがみ、国と同一の基調により、地域住民の生活安定と福祉充実を図るとともに、景気の回復に資するため、地方財源の確保に特段の配慮を加えつつ、財源の重点的配分と経費支出の効率化に徹し、財政の改善合理化を図る必要があります。 昭和五十一年度の地方財政計画はこのような考え方を基本として策定いたしております。以下その策定方針及び特徴について申し上げます。 まず、地方財政の状況を踏まえ、住民税均等割及び自動車関係諸税の税率の引き上げ……
○福田(一)国務大臣 私はまだ草案も報告も受けておりませんけれども、日本の国の政治というものをやる場合において、中央政府と、いままでは自治体と言っておるわけでありますが、地方自治体とが相互に分担をして、そして国民の生活の安定を図り、あるいは福祉の向上を図っていく、こういうことが私は政治の目的でなければならない、これが相関関係を持っておるということは、これはもう当然のことでございまして、何でも中央がやればいいということでもなければ、何でも地方がやれるというものでもない。そこで、どういうふうに政治の内容について、どういう仕事は中央がやり、どういう仕事は地方がやるかということを決めていくということが……
○福田(一)国務大臣 ただいまの地方交付税法等の一部を改正する法律案に対する日本社会党及び公明党提案の修正案並びに日本共産党・革新共同提案の修正案につきましては、政府としては反対であります。
次に地方財政法等の一部を改正する法律案に対する日本共産党・革新共同提案の修正案につきましては、政府としては反対であります。
【次の発言】 ただいま満場一致で御決議のありました附帯決議につきましては、その御趣旨を尊重し、善処してまいりたいと思います。
【次の発言】 ただいま満場一致で御決議のありました附帯決議につきましては、その御趣旨を尊重し、善処してまいりたいと思います。
○福田(一)国務大臣 ただいまの附帯決議につきましては、その御趣旨を尊重して善処してまいりたいと存じます。
【次の発言】 ただいまの附帯決議につきましては、その御趣旨を尊重して善処してまいりたいと存じます。(拍手)
○福田(一)国務大臣 事務からもお答えをしたと思いますが、御承知のとおり、米軍の施設、区域については、日米地位協定によりまして米国が施設、区域の管理を行う権限を持っておりまして、米軍当局の同意がない限り、施設、区域に立入検査を行うことはできないということは御理解を願えると思うのであります。 しかしながら、住民の安全を確保するというためには、米軍の貯油施設をも含めた防災対策を確立する必要がありますので、米軍施設に関し、防災上必要な情報の提供、防災措置に関する話し合い等、地域の実情に即して、米軍施設の管理者等の関係者と密接に情報交換をいたしまして、当該施設の安全確保を図るよう極力努力をいたす所存……
○福田(一)国務大臣 ただいまの山本先生の御質問は、まことに適宜といいますか、当然の御質問であると私は受けとめておる次第でございまして、この地方事務官制度の廃止の問題については、御趣旨に沿った改正が早い機会に実現できるよう、今後も全力を尽くして努力する所存でございます。
○福田(一)国務大臣 最近、御指摘のように、地方自治体においてもまことに遺憾な事態が発生しておることは事実でございます。特に首長というような立場にある者においてそういうことがあるということは、われわれとしては残念でなりません。しかし国家公安委員長という立場から申しますと、それがたとえ上層部の人であろうとあるいはまた一般の方であろうと、とにかく不正は不正としてこれをただしていくという姿勢を貫いていくことが公平の原則にかなうものである、かように私としては考えておる次第でございます。
【次の発言】 福島県の問題としてあらわれたようなことがその他の保守系の首長にあるのではないかという御指摘でございます……
○福田(一)国務大臣 お答えをいたします。 本年度の予算の執行に当たりまして地方財政で最も困難をきわめましたのは、やはり御指摘のように財源が十分でないということでございまして、その結果単独事業がいささか減ったわけであります。これが、公共事業をふやしたにかかわらず景気浮揚が余り十分にいかなかった一つの大きな原因にもなっておるわけでありまして、景気浮揚をするにはどうしても地方財政の充実を図っていかなければならないということがもう一般的な認識になっており、また、政府部内においてもその点については特に力を入れていただいておるわけでございまして、結果において、今年度の私たちがつくりました地方財政計画は……
○福田(一)国務大臣 お答えを申し上げます。 まず、五十年度の分について申し上げますと、御指摘のように、数府県におきましては公共事業の繰り延べをせざるを得なかった事実がございます。それからまた、単独事業におきましてもある程度予定された分よりは減っておることも、これも事実でございます。それから開発公社の分につきまして、一兆円くらいの土地の先買いをするというようなことがあるが、それができるかということでございますが、これは年度末まで見てみなければわかりませんけれども、税制の関係からいいまして、いま買ってもらわないと土地を持っておる人は非常に損をするということは御承知のとおりでございまして、少しく……
○福田(一)国務大臣 お答えを申し上げます。 御指摘のように、中央の行政の簡素化が必要であると同時に、地方の行政を合理的に見直すということも非常に大事な問題でありまして、いままでに行政調査会におきまして種々指摘されておりまして、自治省としてはその線に沿ってある程度指導はいたしておるのでありますけれども、今後も一層この点は重視をして施策の強化に努めてまいりたいと考えておるところであります。 次に、また、地方の財政が行き詰まっておるが、その原因は何であるかという御質問でございます。これはもう玉置さんも御承知かと思いますが、大体高度成長から低成長へ入りまして、そうして高度成長時代のいわゆる国の税……
○福田(一)国務大臣 先ほど来、正木さんが、今回の予算は中央地方を通じて景気浮揚に重点を置いて運営されなければならないという御指摘がございましたが、まことにごもっともな御指摘であると思うのでありまして、そういうような方針に基づいて運営をしてまいりたいと思いますので、まずもって、地方財政もそのような方針に基づいて運営をするということを申し上げたいと思うのであります。 そこで、その次に地方債の問題でございます。これは、われわれも、実は予算編成の時期におきまして非常に憂慮をいたしたのでございますが、ただいま御指摘になったのは、恐らくは相当大きな中央における銀行の計画ではないかと私は思っておるのであ……
○福田(一)国務大臣 お答えをいたします。
今回、政治資金規正法が改正をされましたが、改正前におきましては、選挙に関して外国人から金をもらっているということであれば、これは政治資金規正法にかかるわけでございますが、今回の政治資金規正法では、選挙に関すると否とにかかわらず、政治に携わる者あるいは公職にある者が外国人から金をもらってはいけない、こういうふうに改まったわけでございます。
【次の発言】 これは事実問題でございますから、明らかにということを証明する必要が出てくるわけでありますが、これはその事実関係が明らかにあればという仮定をしておっしゃれば、それはもうかかるといいますか、やはり政治資金……
○福田(一)国務大臣 お答えをいたします。
地方財政に関する一応中期の見通しにつきましては、大蔵省の見通しも出てまいりましたので、これらも参考にしながら、もう三、四日すれば、われわれの方も案を提出さしていただけると思っております。
【次の発言】 御質問のように、今年度は四兆八千十億円の起債をしなければなりません。したがって、縁故債も相当の多額に上ることは御指摘のとおりでございます。
そこで、われわれは、これが担保適格債でないと日銀のオペの対象にならないというので、非常に心配を――というのは、縁故債の募集がどうなるかということで非常に心配をいたしまして、実は予算を編成いたしました十二月の二十……
○福田(一)国務大臣 お答えをいたします。
この雇用不安による防犯上どのような処置をしておるかということで、特にいまの伊勢佐木町ですかの問題を御質問があったわけでございますが、われわれとしては、この雇用不安による影響として、行路病人とかあるいは定まった住居を有しない者が、保護する者がだんだんふえておるという事情も踏まえまして、常に雇用情勢の変化に注目して、地域的に必要があるところでは、保護、それから防犯活動の強化、関係機関への要望などの措置を実は講じております。もし具体的な問題でありましたら保安部長からお答えいたさせます。
【次の発言】 それも実はございます。昭和五十年の七月四日に、警察庁の……
○福田(一)国務大臣 ただいま参考人からいろいろとお話を承っておるのでありますが、まあ来年度といいますか五十一年度の予算の編成は、地方自治体がいままで高度成長で税収がふえるということを踏まえて五十年度もある程度考えておったし、またそれに基づいてある程度の単独事業も考えておったというような状況から見まして、こういうような非常に苦しい日本経済の状況になってきた段階においては、いろいろな面において不自由でもあり、また予算編成も困難を感じておられるだろうと私は思うのでありますが、自治省としてはそれらの点も踏まえながら、ある程度起債によりあるいは交付税の増額により、これに対処するようにいたしたわけであり……
○福田(一)国務大臣 ロッキード事件は、国民各層の間に重大な疑惑を持たれているところでありまして、警察といたしましては、捜査機関として国民の信頼にこたえる立場から、徹底的にその実情を解明しなければならないと考えておる次第であります。 すなわち、今月の初旬に米国議会多国籍企業小委員会に端を発しまして、いわゆるロッキード問題が表面化してまいりましたが、警察としましては、米国からの資料や先般の衆議院予算委員会における証言内容等の分析、検討など事実関係の把握、解明に全力を挙げて取り組んでまいりました。その結果、このほど児玉譽士夫や丸紅の大久保利春、伊藤宏らに係る外国為替及び外国貿易管理法違反の容疑が……
○福田(一)国務大臣 お答えをいたします。 確かにいま御指摘になった数字を出しておるわけでございますが、そこで問題は、この試算をつくりましたその基礎になったものは、やはり国の試算を一つの基礎として一応組んだわけでございます。しかし、今後の昭和五十二年度、三年度、四年度、五年度として見た場合に、順次赤字が減るかあるいはそれほど減っていかないかという意味においては、やはり試算というものでございますから、試算のI、試算のIIというものをつくってお出しをしておるわけであります。 ただいま御指摘があったのは、試算のを基準にしてお話があったのだと思うのでありますが、経済の運営というものは、私は素人であ……
○福田(一)国務大臣 私は、調査の進むに従ってその余の問題に及んでも、これは捜査当局としては当然追及すべきものは追及していかなければならない、こう思っております。
【次の発言】 私の承知している限りにおいては、そのような意味で児玉君を活用しておるというような事実はないと承知いたしております。
【次の発言】 これは私、直接のあれではございませんが、きょう三十分時間がおくれましたのは、その種の問題について、理事会においていろいろお話し合いがあったやに承っておるわけであります。したがいまして、このことについては、まだわれわれの方にどういう連絡があったか否か、まだ私、いまこの段階において承知をいたして……
○福田(一)国務大臣 本日、午前九時二分ごろ、北海道庁本館一階において爆破事件が発生しました。事件の概要については政府委員をして答弁をさせますが、目下北海道警察において鋭意捜査を進めているところであります。 一昨年、昨年にかけて続発した一連の企業爆破事件については、国民各位の協力のもと、警察の強力な捜査により犯人八人を検挙し解決を見たところでありますが、その後においても爆破事件が後を絶たず、本日の事件を含め、死者八人、負傷者百三十六人という多数の犠牲者を見ていることはまことに憂慮にたえないところであります。 暴力が民主主義と相入れないものであることは周知のところであり、まして爆発物を使用し……
○福田(一)国務大臣 ただいま御指摘がありました件につきましては、警視庁ではすでに把握をいたしております。そうして御指摘の点等も含めて適切な捜査を行っているものと私は信じております。
【次の発言】 偽証罪の問題につきましては、これは国会が調査権をといいますか、証人喚問をしたのでありますから、国会の方から偽証があったということであれば、この偽証罪というものは成立すると思うのでございます。しかし、私が申し上げますことは、いまあなたが御指摘になったような条件につきましては、すでに捜査当局は知っておるものと理解しております。そうして、これを踏まえながら捜査をいたしておるものと考えます、こう申し上げたわ……
○福田(一)国務大臣 お答えをいたします。 もう細谷さんも御案内のとおり、この問題については各省間においてもいろいろの意見があり、また、労働組合の中においても反対と賛成の意見があるのでありまして、なかなかこの問題を簡単に片づけるということはむずかしいと思いますけれども、われわれとしては、行政委員会の御要望もございますので、昨年来ずっとこの問題の検討を続けており、それからまた政務次官の方々にもお願いをいたしまして、そうしてこの問題の解決にお骨折りを願っておる。政務次官会議におきましては、各省の意見も聞き、また、労働組合の方々の意見も聴取をいたしておるのでありまして、来週またさらに政務次官会議を……
○福田(一)国務大臣 お答えをいたします。 ただいま正示さんがお話しになったとおり、実は交付税法の改正案が通りませんというと、その中に含まれている部分一兆三千八百億円というのは交付できないことになるのでありまして、本予算が通っても地方財政は運営ができなくなる、こういう結果が起きるわけであります。こういう点を非常に心配されまして、本日午前、知事会を初めといたしまして地方六団体の方が集まられて、そうして速やかにこの予算案を通過させてもらいたい、また交付税法案を通過させてもらいたいという決議をなさいまして、自由民主党を初めとして社会、共産、公明、民社の五党に対しても要請をされ、また午前中の予算委員……
○福田(一)国務大臣 先ほど来お話がございましたが、コンビナートの地域をどの限度にするかという問題も私は一つの大きな課題であったと考えておるのであります。陸上と海上の接点の問題ということになります。がしかし、陸上についてはこのコンビナート法で処理をする、海上については運輸省で新しい法案をつくる、こういうことで問題の一応の区切りをつけたわけでありますが、その接点の問題になりますと、あなたが提示されたように、非常な問題、疑点もあると思います。 大体いま私たち考えますと、セクショナリズムといいますか、役所のこの問題というのはなかなかむずかしい。もっとも私は、役所がそれだけ自分の範囲を一生懸命守ろう……
○福田(一)国務大臣 岡田さんがウタリ問題について非常な御熱意を持って当たっておられることについては私も承知しておりますし、敬意を払っておるところでありますが、政府といたしましては、昨年の五月に、御指摘があったように、北海道ウタリ対策関係省庁連絡会議をつくりまして、そうして北海道開発庁が政府の窓口になっておることは御案内のとおりでございます。その後関係省庁と連絡を密にして、ウタリ対策を国の立場からも積極的に推進してまいる所存でございまして、先ほども御指摘がございましたが、この予算も、七年間には大体五十四億円というものをめどにして事業費を実行いたしてまいる、こういうことになっておりますので、これ……
○福田(一)国務大臣 昭和五十年度の自治省関係歳入歳出予算につきまして、概要を御説明申し上げます。 第一に、一般会計予算でありますが、歳入は三千五百万円、歳出は四兆五千二百八十八億八千五百万円を計上しております。 歳出予算額は、前年度の予算額四兆二千九百二十二億二千五百万円と比較し、二千三百六十六億六千万円の増額となっております。 また、この歳出予算額の組織別の額を申し上げますと、自治本省四兆五千百九十六億五千三百万円、消防庁九十二億三千百万円となっております。 以下、主要な事項については、委員各位のお許しを得まして、説明を省略させていただきたいと思います。よろしくお願いを申し上げます……
○福田(一)国務大臣 消防庁長官からも御説明申し上げたところでございますが、私としては、石油化学のような自分で開発した企業というか、そういうものではなくて、海外から輸入したというものでございますからして、どうしてもこれに伴う危険の発生の部分等がよく理解できない面もあるものであると考えております。したがって、これは普通の工場とか企業とは違った意味で、特別な措置をしておかぬと大変な災害が起きることもあり得るということを考えましたので、何としてもやはり法律的な措置をとりたいと思っております。その意味で関係庁とひとつ十分に、いろいろ関係がございますので、協議をして解決を図っていきたい、そうして法案の提……
○福田(一)国務大臣 昭和五十一年度の自治省関係歳入歳出予算につきまして、概要を御説明申し上げます。 第一に、一般会計予算でありますが、歳入は三千八百万円、歳出は四兆六百六十三億八千八百万円を計上しております。 歳出予算額は、前年度の予算額三兆四千六百九十一億七千二百万円と比較し五千九百七十二億一千六百万円の増額となっております。 また、この歳出予算額の組織別の額を申し上げますと、自治本省四兆五百四十九億三千八百万円、消防庁百十四億五千万円となっております。 以下、主要な事項について、委員各位のお許しを得まして説明を省略させていただきたいと思います。 よろしくお願いをいたします。(拍……
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