このページでは福田一衆議院議員の29期(1960/11/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は29期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(福田一君) ただいま、石炭、鉄鋼、非鉄金属、紙パルプ、繊維等の産業に対する対策について説明をせよという御質問でございましたが、石炭の問題は、あとの四つの問題とはいささか趣を異にいたしておるかと存ずるのであります。 御承知のように、石炭産業は年間五千五百万トンのベースで押えまして、価格においては千二百円これを下げて、安定した産業としてこれを育成していくという方向でやって参っておったのでありますが、御承知のごとく、重油の問題とか、あるいはまた賃金の上昇というような問題等も加味されまして、なかなかその通りに実現していかない面もやって参りましたので、さきの閣議におきまして決定いたしました……
○国務大臣(福田一君) お答えを申し上げます。 エネルギーの問題に関しまして、石炭、電気、油の問題について、基本的な構想を立てて、これを位置づけてからこの自由化に踏み切るべきであるというお考えでございますが、われわれといたしましても、石炭、電気、油の問題につきましては、その産業が日本の経済の中において占める立場を十分に考えまして、そうしていかなる位置づけをすべきであるかということをただいま十分研究をいたしておる段階でございます。なお、今お話がございましたカフジ原油の点でございますけれども、これにつきましては、この国内精製の会社にできるだけ引き取ってもらうように交渉を進めております。さらに、そ……
○国務大臣(福田一君) お答えを申し上げます。 石炭対策に関しまする基本の方針は、ただいま総理から申し上げた通りでございまして、具体的な問題についてお答えをいたすわけであります。 まず、エネルギーの基本法を制定してはどうかという御質問でございますが、これにつきましては、ただいまその必要性があるかないか、また、電力あるいはまた油等の関係においていかに処置すべきかを研究いたしておる段階でございます。 なお、需給調整機関の設置のお話でございますが、これは一手販売あるいは一手買い取りの機関ということになりますと、これがいわゆる自由主義経済の他の産業に与える影響というものも考えてみなければなりませ……
○国務大臣(福田一君) 石炭鉱業合理化措置法の一部を改正する法律案、石炭鉱山保安臨時措置法の一部を改正する法律案、産炭地域振興事業団法の一部を改正する法律案及び炭鉱離職者臨時措置法の一部を改正する法律案、以上の石炭関係四法案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。 石炭鉱業の自立と安定をはかり、炭鉱労働者の雇用と生活の安定を確立するためには、需要の確保、近代化合理化、保安の確保、離職者対策、資金経理対策、産炭地域の振興、鉱害の処理等の諸施策を強力に推進していくことが必要であります。これらの諸施策についての政府の考え方は、去る十一月二十九日に閣議決定した石炭対策大綱において明らかにしたとこ……
○国務大臣(福田一君) 所管の問題につきまして、総理の答弁を補足させていただきます。 自由化に関連をいたしまして独禁法を改正して、新産業秩序を形成しようとしておる考えがあるようだが、どういう工夫をしておるのかという御質問でございますが、この問題につきましては、御承知のように、日本の産業のうちには今直ちに自由化をいたしますというと、非常な影響をこうむるものがございます。そういうようなものをその体質を強化するということは、これはもう大きな意味において、非常にわれわれとしては要請されておる事態だと考えておるのでございまして、そういうものにつきまして、いわゆる特定産業に対しまして国際競争力をつけよう……
○国務大臣(福田一君) 中小企業の問題についての御質問にお答えを申し上げたいと思います。 仰せのごとく、小規模事業に対しては、われわれは十分な関心を払わなければならないのでありますが、しかし、これを切り捨てるなどということは、われわれは断じて考えておりません。中小企業基本法におきましても、その体質改善のために、経営の改善指導、金融の円滑化、または小規模企業の従事者の生活水準の向上というようなことも考慮を払っていくべきであると考えておる次第であります。 それから、小零細企業の定義はどうかというお話でございますが、現行法によりますと、商工会の組織等に関する法律によりますと、常時使用する従業員が……
○国務大臣(福田一君) 中小企業基本法案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。 わが国の中小企業が、鉱工業生産の拡大、商品流通の円滑化、海外市場の開拓、雇用機会の増大等、国民経済のあらゆる領域にわたって、その発展に寄与するとともに、国民生活の安定に貢献して参りましたことは、すでに国民の一人片々が高くこれを評価しているところであります。 しかるに、最近に至りまして、生産性等の著しい企業間格差は、中小企業の経営の安定とその従事者の生活水準の向上にとって大きな制約要因となりつつあります上に、技術革新の進展、生活様式の変化等による需給構造の変化と労働力の供給の不足とは、中小企業の存立基盤を大……
○国務大臣(福田一君) お答えをいたします。 通商産業省といたしましては、今回のアメリカからの提案は内容をしさいに点検いたしておりまするが、数字の点において根拠がいささか違っておるといいますか、数字が食い違っておる点がありますので、こういう点を今詳細に調べております。そして外務省と連絡をとりまして、われわれとしては、この協定の精神にのっとって、ただすべきはただすという断固たる措置で臨んでいくつもりでおるわけでございます。 なお、この際一言だけ、加藤さんわかっていられると思うけれども、申し上げておきたいと思いますことは、片貿易というようなことをよく言われますけれども、向こうが売ってくるその綿……
○国務大臣(福田一君) お答えをいたします。
ただいま文部大臣からもお答えをいたしたのでございますが、われわれは、との教科書の問題を取り扱う指定基準の問題については、中小企業育成の建前から、既得権を尊重するように基準を定める、既得権を尊重して、今までやっておった人ができるように、文部省と協議をして、そのように制定をいたす所存でございます。(拍手)
【次の発言】 お答えをいたします。
通産省といたしましては、従来、この問題については、企業移民、技術移民という観点から問題に当たってきておるのでありますが、今後は低開発国との経済協力の問題がございます。それからまた、国内経済機構の変革に伴う移民の……
○国務大臣(福田一君) F86に関しまして、新三菱重工小牧工場の設備、技術等につきましては、航空機製造事業法の許可基準に従いまして、これを許可いたしておるのでございまして、その点においては誤りはなかったわけであります。なお、F86製造の場合におきます検査につきましても、その後取り調べておりますが、いまだかつて間違いはない、遺漏なき処置をいたしておるわけでございます。いかなる原因であるかということにつきまして、今調査中でございまして、原因判明いたしました場合において、またこの問題を究明いたすつもりでございますが、われわれは今のところ処置において誤りがないと考えております。 なお、F104号につ……
○国務大臣(福田一君) 特定産業振興臨時措置法案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。 御承知のように、わが国は、国際経済の一翼をになうものといたしまして、貿易・為替の自由化を順調に推進し、さらに関税の一括引き下げの動きに対しても、原則としてこれを受け入れていく方針を固めております。 このような国際経済環境の変化に対処しつつ、国民経済の健全な発展を確保していくためには、申すまでもなく、かかる情勢に敏速に適応し得るよう国内体制を十分整備しておくことが必要であります。ひるがえってわが国産業の実情をながめますと、過小な規模の企業が多数乱立し、そのため規模の利益の追求が徹底せず、それとうらは……
○国務大臣(福田一君) お答えをいたします。 振興基準、すなわち、特定のいわゆる重化学工業が中心でありますが、一つの産業をどういうふうにして合理的に、しかも、よい、安い品物ができるようにするかという振興基準というものをつくるにあたって、労働者や消費者等の利益代表者の参加を認めておらぬではないか、こういう御質問でございますが、この法案の第三条には、利害関係者の意見を聞いて振興基準を定めなければならないと書いてございますから、この点は御心配をしていただかないでもよろしいと思うのであります。 なお、それの上に、今度はそういうことによって共同行為をやる、いわゆるカルテル的な行為をやる場合において、……
○国務大臣(福田一君) 炭鉱離職者につきましては、昨年末の閣議の決定に基づきまして、就職促進手当の支給を行なうとか、あるいは産炭地振興事業を積極的に進めるというような方法によりまして、これが対策に万全を期しておる次第でございます。(拍手)
【次の発言】 炭鉱離職者の再就職計画につきましては、通産省関係の分五十一名はそのとおり採用することにいたしております。(拍手)
○国務大臣(福田一君) 海外経済協力体制については、ただいま外務大臣からお答えをいたしたとおりでありますが、ジェトロにつきましては、元来ジェトロというものは中小企業の進出のためにつくられたものでありますので、これを十分活用するように、いま鋭意わがほうとしては指導をいたしておるところであります。 なお、小売商業調整特別措置法の第十四条によりまして、メーカーや卸売り業者が小売り行為をする場合には、届け出によりすることができるということになっております。その政令が一本も出てないのはどういうわけか、こういう御質問でございますが、これにつきましては、通産省から各府県に対しまして、もしそういう必要があっ……
○国務大臣(福田一君) お答えをいたします。 千五百万人の中小企業関係労務者について政府案は何ら考慮しておらないではないかという御質問でありますが、政府案第一条で、中小企業従事者の地位の向上ということを規定しております。さらにまた、第三条第一項第八号まで、労働者の福祉の向上を政府に義務づけておるわけでございます。第十六条では、労使関係の近代化、従業員の福祉の向上、職業訓練等の施策の充実をはからなければならないとしておるのでございまして、決してこの労務者に対する考慮をいたしておらないのではなくて、十分な配慮をいたしておると考えておるわけでございます。 次に、地方公共団体が行なっておりまする指……
○国務大臣(福田一君) お答えをいたします。
通商産業局長も本連絡会議の構成員となっておりますから、当然われわれは参加をいたします。その他計量関係とか火薬、高圧ガス取り締まりとか、中小企業の助成というようなことは、これはもう住民の生活に密着した業務でございますので、いままでも地方公共団体にやらしておりますが、今後もそういうふうな方針で処理をいたしてまいりたいと思います。(拍手)
【次の発言】 政府といたしましては、有沢調査団の答申の大綱を尊重いたしまして、整備計画と再雇用計画、組夫の問題、鉱区調整、基準炭価の問題、その他、いずれも五法案のうちにこれを盛り込んでおりますし、また、行政措置によっ……
○国務大臣(福田一君) お答えをいたします。 零細企業に対する金融は非常に重大でございます。したがって、国民金融公庫では、三十七年度には当初予算で千二百四十億円の予算をつけました。ことしは千四百五十億円に増額いたしまして、極力そういう方面においてこの貸し付け額を増すように努力いたしております。 そこで金利の問題でございますが、今回の場合は六分五厘であって、普通には九分である、これはおかしいではないかということでありますが、これは目的が違うのでありますから、私は六分五厘であってもいたし方ないと思うのであります。ただし、金利九分ということは、私はこれは決して安い金利ではないと思いますので、今後……
○国務大臣(福田一君) お答えをいたします。 この法律が通ることによって財政投融資の原資が不足しないか、こういうような御質問であると存じますが、この法律は、いわゆる利率を弾力的に運用するということでありまして、その運用にあたっては大衆の利益も十分考慮し、また市中の金利も十分に考えて、そうして郵政審議会で十分審議をされるのでございますから、私はそのために財政投融資のワクに不足を生ずるということはないと考えております。(拍手)
○福田(一)委員長代理 これより会議を開きます。 去る七月十八日、小平委員長が辞任されましたので、後任の委員長が選任されるまで、理事各位の御推薦によりまして私が委員長の職務を行なわせていただきます。 第三十九回臨時国会は、本日をもって召集されました。今臨時会の諸準備につきましては、前国会の閉会中、理事打合会において、あらかじめ御協議をお願いいたしたのでありますが、本日、お手元に配付の印刷物にあります諸般の事項について、順次御協議を願うことといたします。 まず、議員控室の件についてでありますが、議員控室は従前通りとするに御異議ありませんか。
○福田委員長 それでは、これより会議を開きます。 この際、一言ごあいさつ申し上げます。(拍手) 去る二十五日の本会議におきまして、不肖私が、はからずも議院運営委員長に選任され、その重責をになうことに相なりましたことは、まことに光栄に存ずる次第であります。私はまことに不敏不才でありますが、誠心誠意その任務の遂行に努めて参りたいと存じます。幸いにいたしまして、議事運営につきましてはまことに練達堪能な皆様方がおられますので、ひとえに皆様方の十分な御指導と御協力によりまして、また、議長、副議長の格段の御鞭撻によりまして、委員会の円満な運営に格段の努力を払い、もって国会運営の正常化に尽くして参りたい……
○福田委員長 これより会議を開きます。
まず、議員請暇の件についてでありますが、議員黒田壽男君、同小林進君、同中嶋英夫君及び同穂積七郎君から請暇の申し出があります。その目的、期間等について、事務総長から説明を願います。
【次の発言】 それでは、右各請暇の件は、これを許可すべきものとし、本日の本会議においてこれを決定するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、本日の本会議の議事の順序について、事務総長から説明を願います。
【次の発言】 それでは、本会議は、零時五十分予鈴、一時から開会することといたします。
この際、暫時……
○福田委員長 これより会議を開きます。
まず、議員請暇の件についてでありますが、議員西尾末廣、君から請暇の申し出があります。その目的、期間等について、事務総長から説明を願います。
【次の発言】 それでは、右請暇の件は、これを許可すべきものとし、本日の本会議においてこれを決定するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、特別委員会設置の件についてでありますが、去る二十七日、とりあえず、災害対策特別委員会だけが設置されたのでありますが、今国会におきましても、従来通りの、委員二十五人よりなる公職選挙法改正に関する調査特別委員会……
○福田委員長 これより会議を開きます。
まず委員派遣承認申請の件についてでありますが、本日、災害対策特別委員長から、委員派遣承認申請が提出されて参っております。派遣の目的、派遣委員の氏名、派遣の期間及び派遣地名等について、事務総長から説明を願います。
【次の発言】 それでは、本件は、ただいま事務総長から説明のありました通り、これを承認すべきものと答申するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 御要望の趣は、これを関係委員長その他にお伝えすることにします。
なお、この際、慣例によりまして、派遣委員は、自動車の利用及び現地の案……
○福田委員長 これより会議を開きます。
まず、本会議において趣旨の説明を聴取する議案についてでありますが、内閣提出にかかる災害対策基本法案について、日本社会党及び民主社会党から、本会議において趣旨の説明を聴取いたしたいとの申し出があります。本案につきましては、本日の本会議において趣旨の説明を聴取した後、質疑を行なうことといたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
なお、本案の趣旨説明は安井自治大臣が行なうことになっております。
右の趣旨説明に対し、自由民主党の前田義雄君、日本社会党の川村継義君から質疑の通告があります……
○福田委員長 これより会議を開きます。 まず、本会議において趣旨の説明を聴取する議案についてでありますが、内閣提出にかかる一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案、特別職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案、裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案、検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律案及び防衛庁職員給与法の一部を改正する法律案について、日本社会党及び民主社会党から、本会議において趣旨の説明を聴取いたしたいとの申し出があります。右各案につきましては、本日の本会議において趣旨の説明を聴取した後、質疑を行なうことといたしたいと思いますが、御異議ありませんか……
○福田委員長 これより会議を開きます。
まず、緊急上程予定議案についてでありますが、予算委員会の、昭和三十六年度一般会計予算補正(第1号)、同特別会計予算補正(特第2号)が、午後三時までに委員会の審査を終了して参る予定になっております。つきましては、右両件を本日の本会議に緊急上程するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、補正予算の議事について、事務総長から説明を願います。
【次の発言】 それでは、補正予算両件の議事は、ただいま事務総長から説明がありました通りに取り運ぶこととするに御異議ありませんか。
○福田委員長 これより会議を開きます。
まず、議員請暇の件についてでありますが、議員佐藤觀次郎君から請暇の申し出があります。その目的、期間等について、事務総長から説明を願います。
【次の発言】 それでは、右請暇の件は、これを許可すべきものとして、本日の本会議においてこれを決定するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、本日委員会の審査を終了した昭和三十六年度分の地方交付税の単位費用の特例に関する法律案について、地方行政委員長より緊急上程の申し入れがありますが、理事会の話し合いの通り、場内交渉に一任することに御異議ありま……
○福田委員長 これより会議を開きます。
まず、各種委員任命につき、国会法第三十九条但書の規定により議決を求めるの件についてでありますが、海外移住審議会委員、国立近代美術館評議員会評議員及び蚕糸業振興審議会委員に、それぞれお手元に配付の印刷物にあります通りの諸君を任命するについて内閣から本院の議決を求めて参っております。
【次の発言】 右各件は、本日の本会議において議題とするに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、参考人・出頭要求の件についてでありますが、国会法改正等に関する小委員会において、国会法改正等に関する件につき……
○福田委員長 これより会議を開きます。
まず、社会保険審査会委員任命につき同意を求めるの件についてでありますが、同審査会委員に石井通則君を任命するについて、内閣から本院の同意を求めて参っております。
【次の発言】 本件は、これに同意を与えることとし、本日の本会議において議題とするに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、裁判官訴追委員会事務局の人事承認の件についてでありますが、事務総長から説明を願います。
【次の発言】 それでは、ただいま事務総長から説明のありました件は、これを承認するに御異議ありませんか。
○福田委員長 これより会議を開きます。
まず、公共企業体等労働委員会委員任命につき同意を求めるの件についてでありますが、同委員会委員に大川一司君を任命するについて内閣から本院の同意を求めて参っております。
【次の発言】 本件は、これに同意を与えることとし、本日の本会議において議題とするに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、内閣提出法律案修正の件についてでありますが、お手元の印刷物にあります通りの、現に災害対策特別委員会に付託されている昭和三十六年六月、七月及び八月の水害又は同年九月の風水害を受けた中小企業者に対する資……
○福田委員長 これより会議を開きます。
まず、各委員長から緊急上程の申し出がありました議案についてでありますが、事務総長から説明を願います。
【次の発言】 それでは、ただいま事務総長から説明がありました各案は、本日の本会議の場内交渉に一任するに一御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、本日の本会議の議事の順序について、事務総長から説明を願います。
【次の発言】 それでは、本日の本会議は、一時五十五分予鈴、二時五分から開会することといたします。
【次の発言】 次に、次回の本会議の件についてでありますが、次回の本会議は、特に……
○福田委員長 これより会議を開きます。
まず、決議案の取り扱いに関する件についてでありますが、本日、前尾繁三郎君外二十三名から、自由民主党、日本社会党、民主社会党三派共同提案にかかる核実験禁止に関する決議案が提出されました。右決議案は、本日の本会議に上程するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
なお、右決議案の趣旨弁明は、自由民主党の永田亮一君が行なうことになっております。
討論につきましては、日本社会党の西村関一君から賛成討論の通告があります。また、共産党の川上貫一君から反対討論の通告があります。討論時間はおのおの十分程度とするに……
○福田委員長 これより会議を開きます。
まず、各委員長から緊急上程の申し出がありました議案についてでありますが、事務総長から説明を願います。
【次の発言】 それでは、ただいま事務総長から説明がありました各案は、本日の本会議に緊急上程するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、本日の議事日程第一、租税特別措置法の一部を改正する法律案に対しまして、日本社会党の広瀬秀吉君から反対討論の通告があります。討論時間は十分程度とするに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
○福田委員長 これより会議を開きます。
まず、カナダ首相来訪につき紹介の件についてでありますが、国賓として来日されたカナダ首相ジョン・G・ディーフェンベイカー氏及び同夫人が、本日本院に来訪され、貴賓席において本会議を傍聴されますので、慣例により議長から御紹介があります。その際、議員各位は拍手をもってお迎えいただきたいと存じます。
【次の発言】 次に、緊急質問の取り扱いに関する件についてでありますが、日本社会党の松本七郎君から、日韓会談再開に関する緊急質問、民主社会党の春日一幸君から、株価対策に関する緊急質問、また、日本社会党の平岡忠次郎君から、株式市場混乱とその対策に関する緊急質問が提出され……
○福田委員長 これより会議を開きます。
本日の議事日程第二、自作農維持創設資金融通法の一部を改正する法律案の議事は、本日はこれを延期することとするに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、本日の本会議の議事の順序について、事務総長から説明を願います。
【次の発言】 それでは、本日の本会議は、一時五十分予鈴、二時から開会することといたします。
【次の発言】 次に、次回の本会議の件についてでありますが、次回の本会議は、特に明後三十日月曜日午後二時から開会することといたします。また、次回の委員会は、同日午前十一時から理事会を開……
○福田委員長 これより会議を開きます。
まず、庶務小委員長から報告のため発言を求められております。これを許します。佐々木秀世君。
【次の発言】 ただいまの庶務小委員長の報告に対し、何か御発言はございませんか。1それでは、ただいま庶務小委員長から報告がありました通り、国会議員の秘書の給料等に関する法律の一部を改正する法律案起草の件につきましては、お手元に配付の案を委員会の成案として決定し、これを委員会提出の法律案とすることとし、また、国会職員の給与等に関する規程の一部改正の件につきましては、お手元に配付の案の通り改正することを議長に答申するに御異議ありませんか。
○福田委員長 これより会議を開きます。
第四十回通常国会は本日をもって召集されました。
この際、国会正常化の問題について、清瀬議長から発言を求められております。清瀬議長。
【次の発言】 どうぞ。
【次の発言】 ちょっと私から一言。今の下平さん、柳田さん、それからニュアンスはちょっと違いますが、佐々木さんの御発言でありますが、私は、議長はやはり中立であるべきだという建前からいって、こういう問題について議長がお答えをするのはどういうものかという感じがいたします。現にこの間、議長と副議長が社会党の国会対策委員長と矢尾さんを呼んでそうして国会正常化の話をされたときに、社会党としては、今下平さんや柳……
○福田委員長 これより会議を開きます。
まず、議員請暇の件についてでありますが、議員和田博雄君から請暇の申し出があります。その目的、期間等について、事務総長から説明を願います。
【次の発言】 それでは、右請暇の件は許可すべきものとして、本日の本会議においてこれを決定するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、特別委員会設置の件についてでありますが、先国会におきましては、委員四十人よりなる災害対策特別委員会、また、委員おのおの二十五人よりなる公職選挙法改正に関する調査特別委員会、科学技術振興対策特別委員会、石炭対策特別委……
○福田委員長 これより会議を開きます。
まず、議員請暇の件についてでありますが、議員鈴木茂三郎君、同成田知巳君、同細迫兼光君、同穗積七郎君及び同石橋政嗣君から、海外旅行のため、十二月三十日から明年一月十日まで十二日間請暇の申し出があります。右各請暇の件は、許可すべきものとして、本日の本会議においてこれを決定するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、議員風見章君逝去につき弔詞贈呈の件についてでありますが、去る二十日、茨城県第三区選出議員風見章君が逝去されました。ここにつつしんで哀悼の意を表します。
つきましては、同君……
○福田委員長 これより会議を開きます。
まず、国務大臣の演説についてでありますが、来たる十九日午後二時から本会議を開き、内閣総理大臣の施政方針に関する演説、外務大臣の外交に関する演説、大蔵大臣の財政に関する演説、経済企画庁長官の経済に関する演説をそれぞれ行なうこととするに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、国務大臣の演説に対する質疑についてでありますが、来たる二十三日午後一時から本会議を開いて、国務大臣の演説に対する質疑に入ることとし、質疑日数は一月二十三日、二十四日の二日間とし、質疑者の数は、自由民主党一人、日本社……
○福田委員長 これより会議を開きます。
まず、議員請暇の件についてでありますが、議員和田博雄君から、海外旅行のため二月四日から同月二十三日まで二十日間請暇の申し出があります。右請暇の件は、許可すべきものとして次回の本会議においてこれを決定するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。
【次の発言】 次に、予算委員会の公聴会開会承認要求の件についてでありますが、去る二十六日、予算委員長から、昭和三十七年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算について公聴会を開会いたしたいとの申し出がありました。総予算については、国会法第五十一条第二項の規定によりまして、公聴会を開か……
○福田委員長 これより会議を開きます。
本日の本会議におきまして、故安井誠一郎君及び故大矢省三君に対し贈呈した弔詞につきまして議長から御報告があり、次いで弔詞を朗読されますが、その際は、前例により議員の方及び議場におられる方は御起立を願うことになっておりますから、御了承を願います。
【次の発言】 次に、両君に対する追悼演説がございますが、大矢君に対する追悼演説者は、先日の委員会で一応自由民主党の高碕達之助君に内定いたしておりましたが、同君の御都合が悪く、自由民主党の中山マサ君にお願いすることにいたしましたので、御了承を願います。
【次の発言】 次に、臨時行政調査会委員任命につき同意を求めるの……
○福田委員長 これより会議を開きます。 まず、本会議において趣旨の説明を聴取する議案についてでありますが、内閣提出にかかる所得税法の一部を改正する法律案につきまして日本社会党及び民主社会党から、地方税法の一部を改正する法律案につきまして日本社会党から、新産業都市建設促進法案、日本国に対する戦後の経済援助の処理に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定の締結について承認を求めるの件、及び特別円問題の解決に関する日本国とタイとの間の協定のある規定に代わる協定の締結について承認を求めるの件につきまして日本社会党及び民主社会党から、行政事件訴訟法案につきまして民主社会党から、それぞれ本会議において趣……
○福田委員長 これより会議を開きます。
まず、畜産物価格審議会委員任命につき国会法第三十九条但書の規定により議決を求めるの件についてでありますが、同審議会委員に、本院議員芳賀貢君、同本名武君及び参議院議員谷口慶吉君を任命するについて、国会法第三十九条但書の規定により内閣から本院の議決を求めて参っております。
本件は、本日の本会議において議題とするに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、農業基本法に基づく昭和三十六年度年次報告及び昭和三十七年度農業施策についての河野農林大臣の演説についてでありますが、河野農林大臣から成……
○福田委員長 これより会議を開きます。
まず、裁判官訴追委員会の委員派遣承認申請の件についてでありますが、裁判官訴追委員長から、裁判官訴追審査事案実情調査のため、同委員伊藤郷一君、牧野寛索君及び坂本泰良君を二月十七日から二十日まで四日間、福島市へ派遣したい旨、議長あてに申し出がありました。
本件は、これを承認すべきものと答申するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、緊急質問の取り扱いに関する件についてでありますが、日本社会党の河野正君から、流感対策に関する緊急質問が提出されております。右緊急質問は、本日の本会議にお……
○福田委員長 これより会議を開きます。
まず、議員請暇の件についてでありますが、議員小島徹三君から、海外旅行のため三月二十二日から五月七日まで四十七日間、請暇の申し出があります。右請暇の件は、これを許可すべきものとし、本日の本会議においてこれを決定するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、本日の本会議の議事の順序について、事務総長から説明を求めます。
【次の発言】 それでは、本会議は午後一時五十分予鈴、午後二時から開会することといたします。
【次の発言】 また、次回の委員会は、十九日月曜日午前十時理事会を開き、理事会……
○福田委員長 これより会議を開きます。
まず、内閣提出法律案修正の件についてでありますが、現に農林水産委員会に付託されている農業災害補償法の一部を改正する法律案及び農業保険事業団法案について、国会法第五十九条の規定により本院の承諾を求めて参っております。
本件は、本日の本会議において議題とするに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、本日の本会議の議事の順序について、事務総長から説明を求めます。
【次の発言】 それでは、本会議は午後一時五十分予鈴、午後二時から開会することといたします。
○福田委員長 これより会議を開きます。 まず、本会議において趣旨の説明を聴取する議案についてでありますが、内閣提出にかかる義務教育諸学校の教科用図書の無償に関する法律案について日本社会党及び民主社会党から、また、日本社会党の山中吾郎君外九名提出にかかる義務教育諸学校の児童及び生徒に対する教科書の給与に関する法律案及び教科書法案について日本社会党から、それぞれ本会議において趣旨の説明を聴取いたしたいとの申し出があります。 右各案は、明日の本会議において趣旨の説明を聴取した後、質疑を行なうことといたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
○福田委員長 これより会議を開きます。
まず、北陸地方開発審議会委員の選挙についてでありますが、同審議会委員岡良一君が委員を辞任いたしましたので、その後任として、日本社会党から堂森芳夫君を推薦して参りました。
【次の発言】 本件は、本日の本会議においてその選挙を行なうこととするに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
なお、この選挙は、その手続を省略し、議長において指名せられることになっておりますから、御了承願います。
【次の発言】 次に、蚕糸業振興審議会委員任命につき国会法第三十九条但書の規定により議決を求めるの件についてでありますが、……
○福田委員長 これより会議を開きます。
まず、事務局の人事承認の件についてでありますが、事務総長の説明を求めます。
【次の発言】 それでは、ただいま事務総長から説明のありました人事の件は、これを承認するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、本日の本会議の議事の順序について、事務総長から説明を求めます。
【次の発言】 それでは、本会議は午後一時五十分予鈴、午後二時から開会することといたします。
【次の発言】 次に、次回の本会議の件についてでありますが、次回の本会議は、来たる三月一月木曜日午後二時から開会することといたし……
○福田委員長 これより会議を開きます。
まず、本会議において趣旨の説明を聴取する議案についてでありますが、内閣提出にかかる公職選挙法等の一部を改正する法律案について、日本社会党及び民主社会党から、本会議において趣旨の説明を聴取いたしたいとの申し出があります。
右案は、本日の本会議において趣旨の説明を聴取した後、質疑を行なうことといたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
なお、本案の趣旨説明は、安井自治大臣が行なうことになっております。
右の趣旨説明に対し、自由民主党の篠田弘作君、日本社会党の畑和君から質疑の申し出……
○福田委員長 これより会議を開きます。
まず、本日の議事日程第六、所得税法の一部を改正する法律案に対し日本社会党の武藤山治君から、また、議事日程第七、国民貯蓄組合法の一部を改正する法律案に対し日本社会党の藤原豊次郎君から、反対討論の通告がそれぞれございます。討論時間はおのおの十分間以内とするに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、本日の本会議の議事の順序について、事務総長から説明を求めます。
【次の発言】 それでは、本会議は、午後一時五十分予鈴、午後二時から開会することといたします。暫時休憩いたします。
午後零時……
○福田委員長 これより会議を開きます。
まず、緊急上程予定議案についてでありますが、予算委員会の、昭和三十七年度一般会計予算、同特別会計予算及び同政府関係機関予算が、本日すでに委員会の審査を終了して参りました。
つきましては、右各件は、本日の本会議に緊急上程するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、ただいま緊急上程するに決しました予算三件の議事順序につきまして、事務総長から説明を求めます。
【次の発言】 それでは、予算三件の議事は、ただいま事務総長から説明がありました通りに取り運ぶこととし、予算三件に対する討論時間……
○福田委員長 これより会議を開きます。
まず、内閣提出法律案修正の件についてでありますが、現に内閣委員会に付託されている通商産業省設置法等の一部を改正する法律案について、内閣から国会法第五十九条の規定により本院の承諾を求めて参っております。
本件は、本日の本会議において議題とするに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、本日の本会議の議事の順序について、事務総長から説明を求めます。
【次の発言】 それでは、本会議は、午後一時五十分予鈴、午後二時から開くことといたします。
○福田委員長 これより会議を開きます。
まず、委員派遣承認申請の件についてでありますが、昨日、運輸委員長から、委員派遣承認申請が提出されました。派遣の目的、派遣委員の氏名等について、事務総長から説明を求めます。
【次の発言】 それでは、本件はただいま事務総長から説明のありました通り、これを承認すべきものと答申するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
なお、開会中の委員派遣については、天災地変、その他真にやむを得ざるもののほかはこれを認めないという従来の慣例を確認し、今回の委員派遣は、これを前例としないとするに御異議ありませんか。
○福田委員長 これより会議を開きます。
本日の議事日程第一、日本固有の北方領土回復に関する決議案並びに議事日程第二、沖繩及び小笠原諸島における施政権回復に関する決議案の趣旨弁明者、討論者及び決議に対する政府の発言は、お手元に配付の印刷物の通りでございます。
【次の発言】 なお、討論時間はおのおの十分以内とするに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、本日の本会議の議事の順序について、事務総長の説明を求めます。
【次の発言】 それでは、本会議は、午後一時五十分予鈴、午後二時から開会することといたします。
○福田委員長 これより会議を開きます。
まず、本会議において趣旨の説明を聴取する議案についてでありますが、内閣提出にかかる石油業法案について、日本社会党及び民主社会党から、本会議において趣旨の説明を聴取いたしたいとの申し出があります。
右案は、本日の本会議において趣旨の説明を聴取した後、質疑を行なうことといたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
なお、本案の趣旨説明は、佐藤通商産業大臣が行なうことになっております。
右の趣旨説明に対し、日本社会党の板川正吾君から質疑の申し出があります。その発言時間は十五分以内とす……
○福田委員長 これより会議を開きます。
昨日、福田一君外十名から、自由民主党、日本社会党及び民主社会党三派共同提案にかかる核実験禁止に関する決議案が提出されました。
右決議案は、本日の議事日程に掲載いたしております。
右決議案の趣旨弁明は、自由民主党の稚熊三郎君が行なうことになっております。
討論につきましては、日本社会党の安宅常彦君から賛成討論の通告があります。討論時間は十分以内とするに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 どうぞ。
【次の発言】 両方でやるんでしょう。
○福田委員長 これより会議を開きます。
まず、公職選挙法改正に関する調査特別委員会の公聴会開会承認要求の件についてでありますが、本日、公職選挙法改正に関する調査特別委員長から、内閣提出にかかる公職選挙法等の一部を改正する法律案について公聴会を開会いたしたいとの申し出があります。
本件は、これを承認すべきものと答申するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
なお、本公聴会は、来たる三月二十九日及び三十日の両日開会する予定とのことであります。
【次の発言】 次に、本日委員会の審査を終了した、または終了する予定になっておる議案で、各委員長か……
○福田委員長 これより会議を開きます。
まず、本日の議事日程第一、関税定率法及び関税暫定措置法の一部を改正する法律案に対し、日本社会党の有馬輝武君から反対討論の通告があります。討論時間は十分以内とするに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、本日の本会議の議事の順序について、事務総長の説明を求めます。
【次の発言】 それでは、本会議は、午後一時五十分予鈴、午後二時から開会することといたします。
【次の発言】 次に、次回の本会議の件についてでありますが、次回の本会議は、明三月二十三日金曜日午後二時から開会することといたしま……
○福田委員長 これより会議を開きます。
まず、海外移住審議会委員任命につき国会法第三十九条但書の規定により議決を求めるの件についてでありますが、同審議会委員に、本院議員田中龍夫君、同田原春次君、同竹内俊吉君及び参議院議員赤間文三君を任命するについて、内閣から本院の議決を求めて参っております。
【次の発言】 本件は、本日の本会議において議題とするに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、科学技術会議議員任命につき同意を求めるの件についてでありますが、同会議議員に内海清温君及び茅誠司君を任命するについて、内閣から本院の同意を……
○福田委員長 これより会議を開きます。
まず、本日の議事日程第三及び第四に対し、日本社会党の堀昌雄君から反対討論の通告があり、また、議事日程第五及び第六に対し、日本社会党の横山利秋君から反対、自由民主党の鴨田宗一君から賛成討論の通告がそれぞれございます。討論時間はおのおの十分以内とするに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、本日の本会議の議事の順序について、事務総長の説明を求めます。
【次の発言】 それでは、本会議は、午後一時五十分予鈴、午後二時から開会することといたします。
○福田委員長 これより会議を開きます。
この際、庶務小委員長から報告のため発言を求められております。これを許します。佐々木秀世君。
【次の発言】 ただいまの庶務小委員長の報告に対し、何か御発言はございませんか。
【次の発言】 それでは、ただいま庶務小委員長から報告のありました国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律等の一部を改正する法律案については、お手元に配付の案を委員会の成案と決定し、これを委員会提出の法律案とすることとし、また、衆議院事務局職員定員規程の一部を改正する規程案及び衆議院法制局員定員規程の一部を改正する規程案については、お手元に配付の案を委員会の成案と決定し、これを委員会……
○福田委員長 これより会議を開きます。
まず、回付案の取り扱いに関する件についてでありますが、内閣提出にかかる地方税法の一部を改正する法律案が、参議院において修正され本院に回付されて参っております。
回付案の内容について、事務総長の説明を求めます。
【次の発言】 本案は、本日の本会議において議題とするに御異議ありませんか。
【次の発言】 ただいま佐々木委員からの御発言につきましては、われわれとしても、この法案は四月一日から実施をするのであり、しかも、これが減税を含んでおりまする関係上、何としてもやはりこれは決定をお願いいたしたいということを、先ほどの議運の理事会で実は申し上げたのでありまし……
○福田委員長 これより会議を開きます。
まず、決議案の取り扱いに関する件についてでありますが、本日、日本社会党の山本幸一君外四名から、外務大臣小坂善太郎君不信任決議案が提出されました。本決議案は、本日の本会議の劈頭において議題とするに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
なお、本決議案の趣旨弁明は、日本社会党の細迫兼光君が行なうことになっております。
討論につきましては、自由民主党の安藤覺君から反対、日本社会党の大原亨君から賛成討論の通告があります。
なお、本決議案の採決は記名投票をもって行なうことといたします。
○福田委員長 これより会議を開きます。
まず、本会議において、趣旨の説明を聴取する議案についてでありますが、内閣提出にかかる、ばい煙の排出の規制等に関する法律案について、日本社会党から、本会議において趣旨の説明を聴取いたしたいとの申し世があります。
右案は、本日の本会議において趣旨の説明を聴取した後、質疑を行なうことといたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
なお、右案の趣旨説明は灘尾厚生大臣が行なうことになっております。
右の趣旨説明に対し、日本社会党の中嶋英夫君から質疑の申し出があります。その発言時間は十五分……
○福田委員長 これより会議を開きます。
まず、議員請暇の件についてでありますが、議員松田鐵藏君から、海外旅行のため、四月二十五日から五月五日まで十一日間、請暇の申し出があります。
右請暇の件は、これを許可すべきものとし、本日の本会議においてこれを決定するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、本日の本会議の議事の順序について、事務総長の説明を求めます。
【次の発言】 それでは、本会議は、午後一時五十分予鈴、午後二時から開会することといたします。
【次の発言】 次に、次回の本会議の件についてでありますが、次回の本会議は……
○福田委員長 これより会議を開きます。
まず、回付案の取り扱いに関する件についてでありますが、内閣提出にかかる総理府設置法等の一部を改正する法律案及び日本輸出入銀行法の一部を改正する法律案が、参議院において修正され、本院に回付されて参っております。
回付案の内容について、事務総長の説明を求めます。
【次の発言】 それでは、両回付案は、本日の本会議において議題とするに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、緊急質問の取り扱いに関する件についてでありますが、日本社会党の緒方孝男君から、頻発する自衛隊機の墜落事故に関する緊急……
○福田委員長 これより会議を開きます。
まず、議員請暇の件についてでありますが、議員高田富之君から、海外旅行のため、四月二十一日から五月七日まで十七日間、請暇の申し出があります。
右請暇の件は、これを許可すべきものとし、本日の本会議においてこれを決定するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、本会議において趣旨の説明を聴取する議案についてでありますが、自由民主党の宮澤胤勇君外二百六十二名提出にかかる中小企業基本法案、また、日本社会党の松平忠久君外二十六名提出にかかる中小企業基本法案、中小企業組織法案及び中小企業省設置……
○福田委員長 これより委員会を開会いたします。 まず、本日は、小坂外相に御出席を願ったのでありますが、これは、昨日、日本社会党の山木国対委員長外数名の方が議長のところへおいでになりまして、過般、衆議院において核実験の禁止決議を行なったのであるが、この決議の内容は、政府に対してしかるべき措置をとれということを内容としたものであるけれども、しかし、これだけでは、政府がやっただけで、はたして十分の効果が上がっているかどうかということも問題でもあるし、むしろこの際は、議長として、院議を有効に利用して、そうして実際に核実験禁止の実効が上がるような何らかの工夫をしてもらいたい、そういうような方策がないか……
○福田委員長 これより会議を開きます。
まず、議員請暇の件についてでありますが、議員松村謙三君、岡竹山祐太郎君、同井出一太郎君及び同田川誠一君から、海外旅行のため、四月三十日から五月七日まで八日間、請暇の申し掛があります。
右請暇の件は、これを許可すべきものとし、本日の本会議においてこれを決定するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
なお、質問者の要求大臣は、お手元に配付の印刷物にあります通りでございます。
○福田委員長 これより会議を開きます。
まず、議員請暇の件についてでありますが、議員猪俣浩三君から、海外旅行のため、四月二十七日から五月七日まで十一日間、請暇の申し出があります。
右請暇の件は、これを許可すべきものとし、本日の本会議においてこれを決定するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、請願の紹介提出期限に関する件についてでありますが、会期も来たる五月七日をもって終了することになっておりますので、今会期の請願の紹介提出期限を四月末日までといたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
○福田委員長 これより会議を開きます。
まず、決議案の取り扱いに関する件についてでありますが、去る二十日、關谷勝利君外五十七名から、自由民主党、日本社会党及び民主社会党、三派共同提案にかかる近畿圏整備に関する決議案が提出されました。
本決議案は、本日の本会議において議題とするに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
なお、右決議案の趣旨弁明は、自由民主党の關谷勝利君が行なうことになっております。
討論につきましては、日本社会党の肥田次郎君から賛成討論の通告があります。討論時間は十分以内とするに御異議ありませんか。
○福田委員長 これより会議を開きます。
まず決議案の取り扱いに関する件についてでありますが、昨二十六日、簡牛凡夫君外九名から、自由民主党、日本社会党及び民主社会党、三派共同提案にかかる、国土を美しくする決議案が提出されました。
本決議案は、本日の本会議において議題とするに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
なお、右決議案の趣旨弁明は、自由民主党の簡牛凡夫君が行なうことになっております。
討論につきましては、日本社会党の勝澤芳雄君から賛成討論の通告があります。討論時間は十分以内とするに御異議ありませんか。
○福田委員長 これより会議を開きます。
まず、決議案の取り扱いに関する件についてでありますが、昨日、日本社会党の山本幸一君外四名から、自治大臣安井謙君不信任決議案が提出されました。
本決議案は、本日の本会議において議題とするに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
なお、右決議案の趣旨弁明は日本社会党の淡谷悠藏君が行なうことになっております。
討論につきましては、自由民主党の竹山祐太郎君から反対、日本社会党の岡本隆一君及び民主社会党の玉置一徳君から賛成討論の通告があります。
なお、玉置一徳君の討論については、議場内交渉によって決定す……
○福田委員長 これより会議を開きます。
まず、日本電信電話公社経営委員会委員任命につき同意を求めるの件についてでありますが、同経営委員会委員に萩原吉太郎君を任命するについて内閣から本院の同意を求めて参っております。
本件は、これに同意を与えることとし、本日の本会議において議題とするに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます、よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 次に、常磐線三河島駅構内における列車衝突事故についての斎藤運輸大臣の発言についてでありますが、斎藤運輸大臣から成規の発言通告が参っております。
本件は、本日の本会議において行なうこととするに御異議ありませ……
○福田委員長 これより会議を開きます。
まず、永年在職議員表彰の件についてでありますが、議員u谷秀次君が今月現在で在職二十五年になられましたので、慣例によりまして、院議をもって同君を表彰することになります。
表彰文は、前例に従い、事務当局において作成した案文をお手元に配付いたしてございます。一応事務総長の朗読を求めます。
【次の発言】 それでは、表彰文は事務当局において作成した案文の通りとし、本表彰決議は、本日の本会議において行なうこととするに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
なお、本表彰決議は、議長発議をもろて行ない、表彰決議の……
○福田委員長 これより会議を開きます。
この際、図書館運営小委員長から報告のため発言を求められております。これを許します。鈴木正吾君。
【次の発言】 ただいまの図書館運営小委員長の報告に対し、何か御発言はございませんか。――それでは、ただいま図番館運営小委員長から報告のありました国立国会図書館定員規程の一部改正の件は、これを承認するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
また、国立国会図書館法第十一条の規定に基づく国立国会図書館の業務の経過報告を承認するに御異議ありませんか。
○福田国務大臣 今度通商産業大臣に任命を受けました福田一でございます。御承知のように、まことに不行き届きのある男で、またあまり実は学の深い方でもございませんのでありますが、まあ一つ一生懸命勉強さしていただいて、そうして皆さんの御指導と御支援によって大過なく仕事を務めさしていただきたい、かように考えております。皆さん方は非常に専門的にいろいろの問題について勉強していられると思いますので、そういう御意見等も十分承りまして仕事をやらしていただきたい、かように考えておりますので、どうか一つよろしくお願いを申し上げます。(拍手)
○福田前議院運営委員長 大へん長い間お世話になりまして、しがもまたいろいろ御迷惑をおかけもしたわけでありますが、今度はからずも大臣、しかもほんとうにこれははからずもでありますが、通産大臣ということで、こっちの方があわてておるわけなんで、まあいろいろ今後も皆さんにお世話になることが多いと思うのでありますが、どうか一つ、委員を一緒にさせていただいたことに免じまして、また御援助のほど、御指導のほどを切にお願いいたします。どうぞよろしく。(拍手)
【次の発言】 どうぞ一つよろしくお願いします。
○福田国務大臣 お答えを申し上げます。 お説の通り、今度の災害で特にボク山の問題がクローズ・アップされてきたわけでありまして、これの被害の問題は決して軽視することを許しません。従って、これに対しては、われわれとして非常な関心を持ってこの問題の処置をしていかなければならないという考え方でありますが、まず第一点の、今回の江迎の災害自体については、これはいわゆる一般災害の立場からすみやかに処置していくべきものではないか、こういうような御質問でございますが、私といたしましては、お説の通り、一般災害としてこの問題を処置して参るようにいたすべきである、そのような考えを持っておる次第であります。 なお第……
○福田国務大臣 この際、一言ごあいさつを申し上げたいと存じます。 わが国経済の最近の情勢は、昨秋以来政府のとって参りました一連の景気調整策の効果がようやく浸透する段階に入っております。すなわち、鉱工業生産は四月以来一進一退を続けながらも、下降傾向をたどるなど、国内経済は全般的に落ちつきを見せ、経済は本格的な調整期を迎えることとなりました。また、国際収支も、輸入の沈静とアメリカ向けを中心とする輸出の好調から、当初見込みの赤字一億ドルからかなりの改善を見、特別借款の受け払いを除外しておおむね上期、下期とも均衡ベースを維持できるものと予想されます。 このような段階に当面して、私は、景気調整策を弾……
○福田国務大臣 お答えを申し上げます。実は、新産業秩序という言葉が通常用いられておりますが、まあその明確な定義といいますか、そういうものというものは私はまだここにできておらない、こう思うのであります。ただ、しかしながら、御承知のように、経済というものは生きものでございますから、そのときその場合に適合した施策をやっていかなければいけない。今日の状況から見ますというと、自由化の問題といい、EECの誕生といい、いろいろのこの場合に処して考えなければならない問題がある。そこでしからばそういうような問題をどういう観点から取り上げてみるかということになれば、もちろん生産関係という面から一つこれを考えてみな……
○福田国務大臣 電力再編成の問題は、田中さんからただいま御説明がありました通り、これはそもそも占領行政が始まって電力を九分割したときから起こっておる問題でありまして、今日までずっと続いておる問題でございます。従って、あらゆる時代、また電力料金等の値上げが起こった場合には、必ずこの問題が取り上げてこられたことは当然だと思うのであります。そういう意味からいいますならば、電力の再編成問題というものは常に検討されてきておった問題であり、また今後もこれが再編成がなるまでは常に続でであろう問題だ、私はこう考えておるわけでございます。その理由等は、私が申し上げるまでもなく、法の不備とか態勢自体の内容とかいろ……
○福田国務大臣 通産省といいますか、われわれとしましては、外務省を通じまして、御決議のあったときももちろんでありますが、その他のときにおきましても、数次にわたってそういうようなことをしてもらっては困るという抗議をいたしております。
【次の発言】 われわれの方が自由化をするのに賦課金をかけるのはけしからぬというお話でございますがアメリカの政府がそういう意図を持って国会をリードしておるというようなことであれば、これはまあ非常におかしい話でございますけれども、これはお互いが自由な政策問題でありますから、アメリカの議会におきまして自由な討議をしておることに対しては、われわれとしてその討議自体に文句を言……
○福田国務大臣 お説の通り、自動車の問題にいたしましても、バイ・アメリカンの問題にしましても、最近そういう事態が起きております。これについては日本側として当然一つそういう事態をなるべく改めてもらいたいということを要請することになると思うのであります。向こうは向こうでやはり向こうなりの事情があるように言っておりますけれども、われわれとしてはそういうことで、私どもの弱い経済性がますます弱化されるということは困るわけでありますから、そういうことについては特に主張をいたすつもりで考えております。
【次の発言】 お説のように、ズボンとブラウスの問題につきましては、問題が起きまして九月から一時輸出をとめて……
○福田国務大臣 一言ごあいさつを申し上げたいと存じます。 このたび石炭行政を担当することになりましたので、第四十一臨時国会の初めにあたり、一言所見を申し述べたいと存じます。 わが国経済の安定的発展をはかり、国民生活を向上させるためには、その基礎となるエネルギーを合理的かつ安定的に供給することがぜひとも必要であることは申すまでもないところでありますが、わが国エネルギー産業の中心となる石炭産業は、いわゆるエネルギー革命の進展に伴い、構造的な不況に当面しているのであります。 政府といたしましては、このような事態に対して、昭和三十四年に石炭鉱業合理化基本計画を策定して以来、出炭規模五千五百万トン……
○福田国務大臣 お答えを申し上げます。お説の通り、石炭産業を今後どのような方河に持っていって処理したらいいかということについては、三案あることは事実でございます。そういう考え方は確かにございます。今の石炭産業の姿は、確かに国営ではもちろんございません。というて、自由な企業として立ち行ける段階かというと、そうでもない。まあその混合のような形になっていることは、おっしゃる通りでございます。しかし、アメリカにおける石炭産業あるいは西独における石炭産業、またフランスその他の国々における石炭産業というものは、その国その国の一つの特殊性がみなあるのではないかと考えているわけでありまして、たとえば日本におい……
○福田国務大臣 ボタ山の問題が今度の災害から非常に大きくクローズ・アップされまして、お説の通り、長崎とか佐賀とかいう地域においては、特にこの問題はある意味で社会問題としても取り上げていかなければならぬというふうになっておりまして、これについては、通産省といたしましては、一応今までの法律の建前によってこの問題の措置をはかっていくようにしたい。その区域の人たちに非常な不便といいますか、苦労をかけないようにもちろんしなければならないのでありますが、今までのところでは、現在の法律で大体やっていけるという考えで今日措置を考えておるところでございまして、お説のように非常に危険なボタ山もたくさんあるようで―……
○福田国務大臣 三十五年、三十六年の伸び率はお示しの通りでございまして、そういう場合において三十五年の石炭産業の姿と、三十五年の初めにスタートを起こしたときのほかの産業の姿とは、一応バランスがとれていた数字であるというところを基準として、一年間に伸びが一七%あったということになれば、それに応じて石炭産業の消費も伸ばしていく、伸びるのが普通である、それが伸びなかったというのは、行政面において、あるいは施策の面において間違いがあったからこういう結果が起きたのじゃないか、こういうお考えであると思うのであります。考え方として一つの考えでございますが、実際問題としてどういうわけでこうなったかということを……
○福田国務大臣 ただいまお尋ねのありました非鉄金属に対する附帯決議その他決議に関しての問題につきましては、ただいま総理がお答えになりました通り、通産省といたしましては慎重な検討をただいまやっております。 なお、次に御質問になりましたマンガンその他石綿等の種類の問題については、十月自由化の予定になっておるけれども、これはどうするのか、自分の意見としては延ばした方がいいように思うが、こういうような御質問と承るのでありますが、この問題等につきましても、通産省としては、一々のその種類の問題、たとえば石綿なら石綿について、現在価格がどういうふうになっておるか、これに対してどういう措置をとったらいいか、……
○福田国務大臣 お答えを申し上げます。 石炭対策の問題につきましては、ただいま調査団の報告も出ておりまして、これに基づいて内閣といたしましては石炭対策関係閣僚会議もつくりまして、今せっかくこれに対する措置を処理いたしておる段階でございます。そこで、その中において予算の問題あるいは法律の問題等いろいろございますが、こういう問題もあわせて今研究をいたしておる次第でございまして、まず質問の第一点でありまする、離職者に関する何か法律を今度の臨時国会に出す方針であるかどうかというお話でありますが、この問題についても、これは基本の問題と関連をいたしましてただいませっかく研究をしておるところでございます。……
○福田国務大臣 お答えを申し上げます。ただいまのお話は、石炭の需要をどのくらい確保できるかというお話だと思うのでございます。もとより政府といたしましては、有沢調査団の報告の趣旨に基づいてやっておるわけでございますが、私たちの試算によりますというと、大体昭和三十八年から電力や鉄鋼等の長期の取引の契約の数量をできるだけ増大する方針でございまして、精炭五千五百万トンの需要確保を目途としておるのでありますが、三十八年度においては、現状における見通しでは、鉄鋼業の不況を反映いたしまして原料炭は若干伸び悩みを見込まざるを得ないので、率直に言って、三十八年度の需要は精炭五千五百万トンを割るおそれもあるわけで……
○福田国務大臣 お答えをいたします。私たちは、この審議会の内容につきましては、現行法によってこれをやっていける、こういう解釈をとっているのでございまして、今後の石炭対策の重要事項を審議する場合には、全面的にこの審議会を改組したい、こういう考え方でおります。そこで、各部会の構成員等を申し上げますと、使用者及び労働者の代表委員、中立委員、需要業界代表、金融機関代表等々ございます。ただし合理化整備計画を審議する合理化部会は、労使同数の委員及び中立委員若干名をもって構成して審議の公正を期したい、こういう考えでございます。それから審議会の運営は、その性格上もちろん多数決制による、こういうことでございます……
○福田国務大臣 お答えを申し上げます。 先般の日米貿易経済閣僚会議に参りまして、こういう日中貿易の問題について、特に何も話があったわけではございません。従ってまた、この間の会合があったからといって、政府としての態度は何も一つも変わっておりません。われわれといたしましては、総理からもお答えがございました通り、政治と経済は分離して処理をしていくという考え方に立ちまして、そうして高碕さんがおいでになるときに、政府としてはこういう問題はどういうふうに考えるかというようなお話がございましたので、それについての御意見は申し上げておきました。その後帰っておいでになりまして、一応の案を承っておるのであります……
○福田国務大臣 お答えをいたします。
四十二年度におきまする石炭と石油のバランスの工合は、大体、現在が総エネルギーの間に占める分が石炭が三〇%ぐらいでございますが、四十二年度になると一九%ぐらいになる予定に相なっております。詳しい数字は事務当局から御説明をさしていただきたいと思います。
【次の発言】 四十二年度におきましては、輸入のエネルギーが六〇%、国内のエネルギーが大体四〇%の予定と推定をいたしております。
【次の発言】 所要の資金の方は、大体二千五百億円の予定に相なるかと存じております。ただし、その内訳は、民間ベースにおきまして千億円くらい、それから国の関係ベースにおいて千五百億円くら……
○福田国務大臣 キューバ糖の問題についての御質問でございますが、われわれとしては、両国間に紛争が起きて、そのために通商関係に阻害を来たすということは、まことに好ましいことではございません。従って、なるべくそういう事態が解決をいたしまして通商関係がうまくいくようになることを希望いたしております。砂糖の具体的な問題につきましては、御承知のように、これは農林関係でございまして、私がお答え申し上げるのはいかがかと存じます。
それから、鋼管の問題につきましては、先ほど外務大臣からお答えを申し上げた通りでございます。
【次の発言】 御説の通り、自由化をいたして参り、また、ここに八条国移行の問題が起きてき……
○福田国務大臣 電力会社は非常にたくさんの石炭を購入いたしております。したがって、その購入にあたって、いろいろの不正やいろいろの問題が起きることはわれわれとしても極力戒めなければいけないという考え方で、問題の処理にずっと当たってきておるわけであります。ただいま御質問になりましたことについては、われわれとしてはその事実があったといたしましても、それは納入権というものでない、今後大体三千トンくらいずつは買うことにするんだというような一種の口約束的な――商売では私はそういうことはよくあると思うのです。そういう約束で引き受け、めんどうを見ましょう、電力会社も困ってしまうし、赤字になっちゃ困るし、という……
○福田国務大臣 通商産業政策につきまして、一言ここに御説明を申し上げたいと存じます。 昭和三十七年度のわが国経済は、一昨年来の一連の景気調整策が着実に効を奏しまして、設備投資及び在庫投資の減少を中心として経済の基調は鎮静化を見るに至りましたが、その結果輸入は大幅に減少し、輸出面においても対米輸出を中心として大幅な増加を示しましたので、国際収支は上期中に均衡回復を達成し、その後も黒字基調を維持しております。その結果、貿易収支では三億ドルの黒字となり、年度末の外貨準備も十八億ドルをこえる見通しとなりました。しかし、反面において、国内経済は、年度問の経済成長率は実質で四・二%、鉱工業生産で三・七%……
○福田国務大臣 プラント類輸出促進臨時措置法の一部を改正する法律案に つきまして、その提案理由及び要旨を説明いたします。 最近における世界の貿易構造が、東南アジア諸国等の低開発諸国の開発計画の進展に伴い、並化学工業品の輸出に重点が移りつつあることは、御承知の通りであります。このような情勢に即応して、今後わが国の貿易規模を拡大していくにあたって最も有力なものは、プラントの輸出であると確信する次第であります。すなわち、プラントの輸出は、一件当たりの契約規模が巨額であるのみならず、技術の輸出を伴うものとして外貨手取り率、付加価値率ともにきわめて高く、また、相手国に与える経済協力効果、市場開拓効果……
○福田国務大臣 お説のように、スケパーマッケットの問題は、小売商に対して非常に大きな問題になり、関心事になっておるわけでございます。特に今御指摘になったことにつきましては日本のある商社と結びついてそういうものをやるというお話がありましたので、その後私としては事情を聴取しておるのでありますが、その商社の意向では、特に日本の小売商に大きな影響を与えるような考え方はしておらないのだというような話をしておるわけでございます。なお、われわれとしましては、今後それがどういうような構想のもとに、どういう措置をとってくるかということは、大分よく調査をいたしまして、そうして場合によっては、御承知のような調整法の……
○福田国務大臣 ただいま提案になりました中小企業信用保険公庫法の一部を改正する法律案の提案理由及びその概要を御説明申し上げます。 中小企業信用保険公庫は、中小企業信用保険業務と各地の信用保証協会に対する融資業務を行なうことにより、信用力の薄弱な中小企業君の信用補完に寄与してきているのでありますが、現状においては、中小企業者の信用保証協会に害せる期待はますます大なるものがありまして、政府としても、当公庫を通じ、信用保証協会の保証機能を一そう拡充、強化する必要があると考えられるのであります。かような趣旨に基づきまして、今回、中小企業信用保険公庫法の一部を改正しようとするものでありますが、その概要……
○福田国務大臣 ただいま、山口さんから、実地に自分の目でごらんになったスーパーマーケットなりSSDDSなり等々についての非常に詳しく、また実際に即したお話を聞かせていただきまして、私としては大へん参考にさせていただいたと思いまして、まずもってお礼を申し上げたいと思います。 ただ、仰せの通り、これに対する対策は、これからわれわれとして十分に研究しなければならないのでありますか、私たちが今すぐにその問題について、たとえば法制的に何かするとか何とかいうところまで今のところ踏み切っておらないことは、まだ実態をよくつかんでおらなかったということもございますが、実は日本の特殊事情というものを考えてみてお……
○福田国務大臣 金属鉱物探鉱融資事業団法案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 わが国の金属鉱業は、経済発展に不可欠な鉱産物を供給する重要な基礎産業でありまして、多数の労務者に雇用の機会を提供し、あるいは地域経済の振興に寄与するという見地かうも、国民経済上きわめて重要な役割を果たしておりますが、国際的にその競争力が弱いため、貿易の自由化を契機に、重大な局面に逢着している現状であります。 さきの第四十国会におきましては、かかる現状に対処するため、抜本的な金属鉱業対策を樹立すべき旨の決議が行なわれましたが、政府といたしましては、自来、この決議で示された検討事項にも即し、鉱業……
○福田国務大臣 お答えをいたします。 共産圏だからどうとか、どこだからこうとかという考え方で貿易を扱ってはいけないと思うのです。この基本態度は、就任以来ごうも変えておりません。従いまして、新聞談話等にもいろいろ出ておるかもしれませんが、そういう共産圏だからどうしたとか、あるいは後進国であるからどうだとか、あるいはアメリカ関係だからどうだ、それによって差別をつけようとは、考えておらないわけであります。ただ、貿易でございますから、どうしても相手の国のいわゆる外貨事情とか、必ず将来は支払ってもらえる保証があるかどうか、あるいはまたそれをやっておけば、将来は、後進国であっても何らかの期待権が出てくる……
○福田国務大臣 中小企業基本法案につきまして、提案の理由及びその概要を御説明申し下げます。 わが国の中小企業が、鉱工業生産の拡大、商品流通の円滑化、海外市場の開拓、雇用機会の増大等、国民経済のあらゆる領域にわたってその発展に寄与するとともに、国民生活の安定に貢献して参りましたことは、すでに国民一人々々が高くこれを評価しているところであります。 しかるに、最近に至りまして、生産性等の著しい企業間格差は、中小企業の経営の安定と、その従事者の生活水準の向上にとって大きな制約要因となりつつあります上に、技術革新の進展、生活様式の変化等による需給構造の変化と労働力の供給の不足とは、中小企業の存立基盤……
○福田国務大臣 御承知のように、この信用保険の制度は、中小企業、いわゆる信用等もあまりないけれども、実際に設備を近代化していくというようなものをできるだけ助成するという建前からやっておるわけでありまして、昨年の暮れまでに三千億円ほど保険をつけておるわけでございます。来年一ぱいにこれが四千六百億円くらいまで保険高がふえる予定でございまして、その場合には、大体三十億円くらい出資をいたしておけば、その保険を引き受け得るという観点から、これだけの予算措置をいたしておるわけでありまして、大体今の考えでは、われわれが必要とする限度までは何とか保険をつけ得るのではないか、かように考えておるわけでございます。
○福田国務大臣 計量法施行法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由を御説明申し上げます。 わが国の計量単位は、計量法及び計量法施行法によりまして昭和三十四年からメートル法に統一され、輸出する貨物の計量及び貨物の輸入についての計量を除いては、原則としてメートル法による法定計量単位以外の計量単位の使用が禁止されているのであります。ただ、諸般の情勢から、この時点で直ちにメートル法に切りかえることが困難な部門については、政令で指定し、これらについては、ヤードポンド法による計量単位が、昭和三十八年十二月三十一日までを限度として認められているのであります。 これらの政令で指定され、猶予の認め……
○福田国務大臣 ただいま可決をしていただきました二法案の修正の御趣旨につきましては、その趣旨に沿って善処いたして参りたいと思います。(拍手)どうぞよろしくお願いいたします。
○福田国務大臣 輸出硫安売掛金経理臨時措置法案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 硫安問題につきましては、御承知のとおり、昭和二十九年以来、肥料二法に基づきまして、国内価格の決定を行なうとともに、輸出については日本硫安輸出株式会社を通ずる一手輸出体制をとることとしたのでありますが、輸出価格と国内価格との差額、いわゆる輸出赤字につきましては、運用上、これを硫安生産業者の輸出会社に対する売掛金として処理することとしてまいったのであります。しかるに、ここ数年来、硫安の国際的な輸出競争は一段と激しさを加え、その結果、硫安生産業者の合理化努力にもかかわらず輸出赤字が年々増加し、今……
○福田国務大臣 九州とか北海道の中小企業、あるいはその他の地区の中小企業はどうでもいいという考えじゃないのでございまして、九州は大阪、また北海道の方は東京というように、そこで取り扱うことは十分できると思うのであります。ただ、この種の会社は、一応ある意味での試みとしてやっておるわけでございますから、将来これが非常に効果をあげるというような段階になってくれば、また将来は各地にそういうものをつくることももちろん考慮し得る余地があると思うのであります。御承知のように、これは新しい一つの試みでございます。一応トライアルとして東京、大阪、名古屋につくってみる。そうしてひとつこれに対して中小企業の皆さんがど……
○福田国務大臣 お話のとおり、非鉄金属の問題については、石炭に準じて扱うということにいたしておりますので、石炭と同様にはなかなかいかぬ面もございますが、労働省関係の雇用促進事業団法の一部改正を行ないまして、これはもうすでに法案が通過しておりますが、これによって、住宅問題あるいは雇用促進の手当てというような点については、石炭と同じような措置がとれるように処理をいたしたわけであります。しかし、これだけでわれわれは十分だとは考えておりませんので、今後とも実情に応じて労働省ともよく連絡をとりまして、雇用関係の万全の措置をとるように努力いたしたい、かように考えておる次第でございます。
○福田国務大臣 お説のように、プロパンガスは、燃料として相当使われておるわけであります。これは非常に大事なことであります。それが消費者にとってどちらでどうなっているかわからないという状態は、確かにおもしろい状態ではありません。したがって、これはどちらの形にいたしますかは別として、とにかく消費者にわかりやすいようなほうに統一をしていくということは、けっこうな考え方だと思いますから、今後ひとつ調査させていただきたいと思います。
【次の発言】 それはやはりいまから勉強させてもらわぬと、よくわかりません。
【次の発言】 御趣旨全く賛成でございます。
○福田国務大臣 金属鉱業等安定臨時措置法案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 わが国の金属鉱業等は、御承知のとおり、貿易自由化の時期を迎えて、かってない困難な事態に直面しておりますが、政府といたしましては、これに対処するため、さきの第四十国会における金属鉱業危機打開に関する決議を尊重し、抜本的な鉱業政策を確立して金属鉱業等の長期的な安定をはかるべく、鉱業審議会の審議その他を通じて具体的施策の検討を進めてまいりました。 金属鉱業等の安定をはかるためには、鉱産物の生産費の引き下げを促進して、その国際競争力を強化することがぜひとも必要でありますので、政府は、すでに今通常国会……
○福田国務大臣 お答えをいたします。
肥料二法は、来年の七月までは存在しておりますので、それまでの間は、肥料については自由化はいたしません。その後の措置についてはどういうふうにしたらいいかということは、ただいま検討するというのでは困るというお話でございますけれども、いろいろの問題、いま仰せになった問題等も含めて、検討をさせていただきたい。ただ、基本的な考え方としては、そういうようなことで農家に安い十分な肥料を供給するという目的を阻害しないような形において処置をいたしてまいりたい、かように考えておるわけであります。
【次の発言】 お答えをいたします。
肥料二法が来年の七月末日で切れますので、……
○福田国務大臣 ただいま御説明をいただきましたように、日本の中小企業は、不完全競争といいますか、特殊の事情があり、しかも十三の項目をあげて述べられましたような必要性に迫られておる。しかも、一方においては、自由化あるいは関税一括引き下げ等、世界的規模において日本経済が移り変わっていく段階における日本の中小企業、こういう考え方に立ってこれからの施策をやっていくわけでございます。したがって、われわれといたしましては、中小企業基本法というものは、その施策の方向を示すものではございますが、この法律に基づきまして、今後の施策については、いままでとは違った格段の努力をいたしてまいらなければならぬと思います。……
○福田国務大臣 お説のとおり、わが国の中小企業をいかにしていくべきかということについては、長い間、与野党の間においても、政府の間においても、研究を続けてきたところであります。ただいまの御質問は、この法案がなかりせばいかなる方向に中小企業が向いていくであろうか、この法案を提出した基礎、すなわち、政府の信念を述べろというお考えかと伺ったのでありますが……。
【次の発言】 私は信念を含めて申し上げてみますと、御承知のように、今日、日本の中小企業は、私は、まず諸外国においては例がない、諸外国においてはこのような中小企業のあり方というものはないと思っております。それが、どうして日本においてこういう中小企……
○福田国務大臣 お説のとおりであります。
【次の発言】 お説のとおり、産業全般の中における中小企業であって、中小企業だけが存在するというものでもなければ、産業というものを見たときに、中小企業を離れて産業を論ずることもできないと思います。ただ、しかし、中小企業という抽象的な言葉で表現されるのをどの程度のものから中小企業として見るかということは、その時勢、その時代によって私は動いていくものであろうかと思うのでありまして、たとえば、資本金の額だけで考えるわけにもいかなければ、あるいは人数だけでもいかない場合もある。また、業種によってもいろいろ違うというようなわけでありますから、私は、あなたの御質問の……
○福田国務大臣 ただいま金属鉱業等安定理事措置法案に対する附帯決議が当委員会において決定せられたのでございますが、右附帯決議につきましては、決議の趣旨を十分尊重いたしまして、善処をいたしたいと存じます。
【次の発言】 ただいま御質問がございましたのは、政府は、中小企業基本法においては、格差の縮小ということをまず第一にしておって、解消ということを考えておらぬのではないか、またそういうような縮小というようなことを考えておっても、今日のような時代においては、それは非常に実現しにくいではないか、こういう御質問だと思うのであります。私たちは、実を言いますと、しばしばここでも申し上げておりますとおり、産業……
○福田国務大臣 お説のとおり、この場合にわれわれは補正ということばを使っておりますが、補正というのは、ただいま御説明があったとおり、補い正すということでございまして、中小企業が受けておりますところの不平等な待遇であるとか、あるいはまた経済的な不利というようなものを補い正すことが必要であるという考え方であります。しかし、これを直す、もうはつきり頭から是正するのだということばのほうが格調としても高いし、本案の目的とするところを端的に差し示す上において意味がある、こういうことでございますれば、われわれとしてもこれにあえて反対する気持ちはないのでありまして、御趣旨のように考えてまいることに異議はござい……
○福田国務大臣 ただいまの御要望でございますが、四つございましたが、一々ごもっともな御意見であると私は考えております。 第一点の協会に対して補助金を出すことにしても、あるいはまたプロパン自動車に対する万全の手配を整えるということも、その他二点につきましても、私ごもっともだと思っております。十分研究をさせ、また、他省に対しては連絡をいたしまして、調査をいたさせたいと思っております。
○福田国務大臣 石炭鉱業合理化臨時措置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 石炭鉱業の自立と安定をはかるためには、需要の確保、近代化合理化、保安の確保、雇用の安定、資金経理対策、産炭地域振興、鉱害対策等の諸施策を強力に推進していくことが必要でありますが、生産体制の確立をはかるために近代合理化を進めていく過程において、非能率炭鉱の終閉山及び炭鉱離職者の発生は避けられないところであり、政府といたしましても、整備資金融資の円滑化、離職金の支給、未払い賃金の優先弁済等について特に配慮を払ってきたところであります。 この法律案の内容は、今後の石炭鉱業の整備……
○福田国務大臣 ボイラー規制法につきましては、御承知の通りことしの十月まで有効でありますけれども、今国会におきましてこれを延ばす方針で、今検討をしております。
【次の発言】 お説のような熱効率の問題があり、また、これが価格にも関連しておるということも聞いておりますが、政府としては、さしあたりは今後セメント工場をつくる場合におきましては、開発資金その他の融資等の関係から見て、まず石炭を使うものを優先させるという一つ方向を持っていきたい、かように考えておるわけでありまして、そういう面から一つ行政指導もしたいと思っております。また、今多賀谷議員が言われましたような点についても、一つ十分研究をしてみた……
○福田国務大臣 御承知のように、有沢調査団の報告は、昨年の四月六日の閣議決定の趣旨に基づいて調査団が設置されまして、その閣議決定の線に沿うての調査団の報告でございます。閣議決定には大体五千五百万トンという数字がすでに明記されておるのでございまして、われわれが書かなかった意味は、五千五百万トンは大体確保していくのだという意味を含めておるつもりでありまして、書かなかったからそれはもう認めないとか、あるいはまた、そのほかのエネルギー源との競合関係で認めないとか、書かないとかいうような意味ではございません。ただ、今の御質問で非常に新しい問題が提起されておると思うのであります。われわれはエネルギー対策を……
○福田国務大臣 三十八年度につきましては、多賀谷さんも御承知の通り、審議会に閉山の計画と雇用計画と今わせて出して御検討願うのでありまして、ただいまどの程度にするかということは、計画はまだ立っておらない。ただ、予算でどういうふうにするかということは別でございます。
【次の発言】 先般の閣議におきまして、総理から、各省において産炭地にそれぞれの役所の関係における仕事で、持っていけるものがあったならばこれを持っていくように積極的に協力をしてもらいたい。それについては通産省が中に入ってその具体的な数字その他を取りそろえて、実効を上げるようにやってもらいたいという要望がございました。閣議でもこれを了承い……
○福田国務大臣 御趣旨はよくわかるわけでございます。ただしかし、石炭の離職者に対しましては、約三年を切って相当手厚い保護措置をやはり講ずるということになっておりますので、そこでこの離職金の問題につきましては、三十万円ももらえないような人があったら、これは気の毒ではないか、五十万円もらえないでも気の毒ではないか、これはもちろんそういう気の毒という意味で考えていけば、いろいろ気の毒な面がありますが、しかし三十万円ももらえないでは幾ら何でも気の毒だ、だから三十万円もらえない人については国としてもできるだけの保護措置を講じてはどうか、こういう考え方で立案をいたしたわけでございまして、離職をされる人に対……
○福田国務大臣 千二百円ダウンの線で今やる方針になっておりまして、これはその通り実施をいたして参るのでありますが、その場合に、将来そんなに値を下げたのでは石炭産業が成り立たない場合が起きるではないか、そういうときにどうするかというお話でありますが、私は、御承知のように、経済というものはそのときそのときで動いていくものでありますから、最初から不動の方針をきめて、それでもう絶対動かさないというようなものの考え方でいくべきものではないと思っております。従って、現在の状況が続く限りにおいては今言った方向でやっていくのでありますが、もし将来、たとえば資材の非常な高騰等があったというような場合にどうするか……
○福田国務大臣 前の二点ついては労働大臣からお答えがございましたが、措置されましたことを、私もほのかにそういうような話し合いをされたことも聞いております。趣旨として、できるだけ自分のところで配置転換をしたり、あるいは再就職の努力をするように行政指導をするということは、私も賛成でございます。なるべくそういうふうにしたいと思っております。また、事実やっております。実際われわれの方も、大手の場合にはやれるので、できるだけそういうふうにしていきたい。 それから土建会社みたいなものをつくるということですが、それは研究させていただきますが、御承知のように土建というのは今非常に競争がきついのです。会社はつ……
○福田国務大臣 先ほど来岡田委員と石炭局長との答弁を聞いておりまして、通産省としては、石炭局長が言っておるような考えで従来も答弁をいたしておったのであります。従いまして、私がこれを補正する必要はないのでありますが、しかし感触を言えば、あなたのおっしゃるような問題がどうしても出てくるだろうと思うのです。しかし、あくまでもこれは石炭の合理化、いわゆるスクラップ・アンド・ビルドということが基準ですべての問題が出てきているわけですから、何といっても経済性という問題が一番先に出てきます。これはどうしてもいなめないと思います。そうでなければ、計画も立たなければ何もできない。その経済性が出てきたあとにおいて……
○福田国務大臣 先ほど来の質問応答を承っておりまして、問題の所在がはっきりして参っておるのでありますが、私といたしましては、石炭局長がお答えいたしましたことは一番妥当であって、それにつけ加えるべきものはどうも今のところちょっと考え当たりません。その点御了解を願いたいと思います。
【次の発言】 私どもあなたのおっしゃる意味をよく理解していないので、あるいは答弁が間違ってしまうのかもしれないのですけれども、私は雇用対策上という文句が入っていてもふしぎはないのじゃないかと思っております。たえとば、これは例ですから、説明の意味で言うのですが、雇用対策はちゃんとあります、だからこれはスクラップしてしまう……
○福田国務大臣 ただいまの御説明の点につきまして、私の所管に関する限りにおきましては、委員会の趣旨を尊重して善処いたしていくつもりでございます。
【次の発言】 ただいま産炭地域振興事業団法の一部改正案に対する附帯決議が決定されましたが、右につきましては、政府といたしましても、疲弊した産炭地域の振興については深い関心を持って、諸対策の推進を期しているところであります。この意味におきまして、ただいまの附帯決議につきましては、なお検討すべき問題もありますが、政府はこの決議の御趣旨を体して善処して参る所存であります。(拍手)
○福田国務大臣 石炭鉱山保安臨時措置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由を御説明申し上げます。 石炭鉱山保安臨時措置法は、転換期における石炭鉱業の保安対策として、保安を確保することの困難な石炭鉱山における鉱業の廃止を円滑に行なわせること等を目的として、昭和三十六年十二月二十五日から昭和三十八年十二月二十四日までの限時法として制定され、自後、保安確保上著しい効果をあげてまいったのであります。しかしその後、石炭鉱業にかかわる経済情勢が著しく変化し、これに伴って、現行法の有効期限後に当たる昭和三十九年におきましても、保安上すみやかに鉱業を廃止させることを必要とする事態に至る石炭鉱山が……
○福田国務大臣 鉱害復旧の場合に、いままでの率よりは公共団体がよけい負担しなければならないじゃないかという御質問かと思うのでありますが、私は鉱害の問題といいますか、これは国全体としての石炭政策を処理していかなければならないのですが、国が処理をしていくような場合に、やはり地方公共団体も協力をしながらやっていくというのが、これは石炭の問題だけではなくて、すべての行政に通ずる姿でなければならないと私は存じておるわけでございます。そういう意味からいいますと、この際幾分の負担がふえることにはなりますけれども、しかしこれを放置しておいた場合の地方公共団体がこうむる被害というような面を考えてみますと、やはり……
○福田国務大臣 お説のように、鉱害は前に掘ったものも合わせて出てくるという性格のものであります。したがって、理論的に言うと、現在やっている人が全部の責任を負うのはおかしいという御議論は、一応筋が通っておると私は考えます。それはそうでありますが、しかし国に災害があったような場合、あるいは台風だとか地震とかいうようなことがあった場合も、国が全部の責任を持ってやっているという建前はない。それは全然ないとは言いませんが、非常に例外的に、激甚災害というようなものはほとんどもっというような形にしておる。そういうようなものとにらみ合わしてこの問題も検討するということはわかるわけでありますが、いまのように国と……
○福田国務大臣 ただいま臨時石炭鉱害復旧法の一部を改正する法律案に関しまして附帯決議がございましたが、この法律の御審議の過程を通じましても、鉱害処理につきましてはその解決にいろいろと困難な問題もございまして、政府としてもその対策に腐心するところでございますが、今後この附帯決議の趣旨を尊重いたしまして、鉱害処理対策の充実に努める所存でございます。よろしくお願いいたします。(拍手)
○福田国務大臣 お答えをいたします。いま岡田委員からお話がありましたとおり、私は従来の法律のうちに、あなたも御存じのように、その条文において、これは実は措置をとるまでにはずいぶんいろいろ勉強したつもりでおるのですが、石炭鉱業の合理化に関する重要事項を調査審議するという第七十条がございますので、これでやれるという形で実は処理をいたしてまいったわけであります。 そこで、今度の法律によって一部改正が行なわれるということになるのでありますから、それが改正されれば、もう一ぺんその審議会はレビューしてみる必要があるのじゃないか、こういう御質問かと思うのでありますが、根本の精神は第七十条によって貫かれてお……
○福田国務大臣 ただいま提案になりました産炭地域における中小企業者についての中小企業信用保険に関する特別措置等に関する法律案につきまして、提案の理由及びその概要を御説明申し上げます。 石炭鉱業におきましては、石炭鉱業合理化計画に基づきましてその整備ないし近代化等が進められてきているところでありますが、これに伴いまして、事業活動が縮小され、あるいは休廃止の状態に立ち至った石炭鉱山が少なからずあらわれ、その結果として、経済の基盤を石炭鉱山に依存する産炭地域の疲弊が目立ってまいりました。とりわけ産炭地域における中小商工業者につきましては、こうした影響が一段と強く及ぶものと考えられる次第であります。……
○福田国務大臣 井出さんの御質問といいますか、御要望といいますか、私としても十分納得のいく面もあるわけでありますが、ただわれわれといたしましては、現行の法律のうちで、合理化をするために重要事項を審議することができるという条文がございますので、いままでもそれで大体やってきておりましたし、この段階においてもやはりやれる。また、これは意見の相違になって恐縮に存じますが、そうやるほうが、残って仕事をされる労働者の人たちのためにもプラスになるし、それからまた長い間どうなるかわからないで不安な状態に置かれて、結局は離職をされなければならない労務者のためにも、ある程度はっきりさしたほうがいいのではないかとい……
○福田国務大臣 お説のとおり、この問題はやはり今後相当重要な問題として考えておりまして、これはただいまお話がありましたとおり、前向きの姿勢で解決をはかっていきたい、かように考えております。
【次の発言】 お説のとおり、産炭地の場合においては、これは炭価も安いという事情もありますし、また産炭地振興というようなことをわれわれが考えておるときに、やはり一般からも協力をしていただきたいというのがわれわれの切なる願いであります。そういう点から考えてみまして、そういうような、ボイラーをつくられる場合において、金融面において何らかの、好意的といいますか援助的な措置を講ずるということは、これはわれわれとしても……
○福田国務大臣 平岡さんの言っておられる自主的外交、自主的経済ということには、私は大いに賛成でございます。また政府もそういう気持でずっとやってきておると思っておるのでありまして、決して貿易とかあるいは商売とかいうものは、そう次元が高いとかいう次元の問題ではないと私は思うのであります。要するに今考えなければならないことは、百万円今商売をして物を売ったというときに、来年は百二十万円売ろう、百三十万円売ろうといういき方でいくのか、そんな百万円単位なんというのはめんどうくさいから、一千万の単位で売り込め、こういうことになるのかということも考えてみなければなりません。私たちはやはり貿易でございますから、……
○福田国務大臣 通商産業省設置法及び中小企業庁設置法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨及び提案の理由を御説明申し上げます。 通商産業省におきましては、かねてから経済情勢の推移に対応した行政機構を整えるべく検討を進めて参りましたが、このたび成案を得るに至りましたので、ここに本改正法案を提案する次第であります。 改正の第一の要点は、昨年十一月二十九日に閣議決定をみました石炭対策大綱に従いまして、本省の付属機関として臨時石炭対策本部及び石炭対策連絡協議会を新設することであります。 御承知の通り、石炭鉱山の終閉山に伴って生ずる雇用対策、産炭地域振興対策、鉱害復旧対策その他の石炭対策につ……
○福田国務大臣 ただいまの御質問でございますが、今仰せになった通り、今度法案が通過いたしましたが、まだまだ法案はほかに引き続き出しておるものでございます。これらの諸法案の円滑な実施ということが目的でございまして、特に筑豊地区を取り上げたのは、何といってもあそこに問題が多いからということで、これは田口先生もおわかりの通りだと思います。それにまた、石炭対策本部をつくりました意味は、やはり出先々々におきまして――労働省関係にしましても、あるいは自治省にしましても、あるいはその他財務の関係にいたしましても、いろいろ出先機関があります。出先機関同士で、一ぺん雇用の関係などで相談してみて、これは本省に持っ……
○福田国務大臣 特定産業振興に関する法案が、御承知のように、ただいま政府部内においても、関係方面との調整、その他、党との関係等も考えてその調整をはかっておる段階でございますから、今新聞に書かれた通りになるかどうかも、まだ問題があると思っております。しかし、宮沢長官に経済閣僚としていろいろお骨折りいただいておって、そういう方面の御意見も聞いておるわけでありますが、私たちがこの法案を必要としておる意味は大体皆さんにわかっていただけると思いますが、どういうふうにしてこれをやったらいいかということになりますと、いろいろな面から考えてみなければならぬ。今お話がありましたように、独禁法に穴をあけるようなや……
○福田国務大臣 日中貿易に関する先生の一お考えについては、私も大体同じような考えを持っておるわけであります。ただいま輸出入組合の問題についてお話がございましたが、これは御承知のように、今回の貿易はやはり民間貿易ということに相なっておりまして、貿易と言います以上は、やはり相手のあることでございまして、相手がどういうことをお考えになっておられるかということが非常に大きい。そこで、向こうの感触も見ながらこの問題は処理していった方がいいんじゃないか。中共の方で特に希望もしてないのに、むやみにまたそういう方面にだけ力を入れてみてもおかしなもので、そこら辺は向こうの感触も見ながら順次具体化をしていくという……
○福田国務大臣 お説の通り、北陸地方は特に繊維産業の盛んなところでございますので、通産省といたしましては、各通産局をして雪害の状況をしさいに調査させておるわけでございます。そうしてその報告を待って、なすべきことは次々に手を打っていきたいと考えておりますが、まず第一に、何といっても大事なことは金融の問題でございますので、昨日の閣議においても、そういう面から特に金融の対策について万全を期してもらいたいという発言をいたしておりまして、閣議においてもこれを了承され、また、大蔵大臣から先ほど御答弁のあったような措置をとっていただくことになったわけであります。同時にまた、私たち通産省の立場から考えますと、……
○福田国務大臣 日本の中小企業には特殊の事情が起こったことは、地理的、歴史的、いろいろな事情があったことは、あなたもおわかり願えると思うのでありますが、しかしこの段階において二重構造を是正をしなければならないというお考え、その方針には私は賛成でございます。
【次の発言】 まず大いに中小企業問題の重要性を説いていただいておるお気持はよくわかるのでありますが、その方針について、もう少しばりっとしたものでなければいかぬというお話であります。私は、政治というもののやり方は、一挙に革命的なやり方をするのも一つのやり方であり、一つの調和をとりながら政治をやっていくということもまた一つの成長のやり方であると……
○福田国務大臣 既設の工場その他につきましては、各現地の通産局を通じていろいろ調査をさせておりますし、また陳情等もあって対策を講じておるものもあります。それから今後新設する場合にあたっては、その許可等の場合もありますから、こういうときには十分一つ今仰せのような点を考慮して、そういう弊害の起きないような措置をとるようにさせるように行政指導をするつもりであります。ただし、今仰せになりましたようなパルプの問題等につきましては、具体的に事実のあるところもありますので、今後一つ十分その間の事情を詳しくいたしまして、個々的に問題を解決して参りたい、かように考えております。
○福田国務大臣 お説の通り、北陸地方では、大企業はそうございませんが、全然ないわけではなく、大企業についても特に電力が、異常渇水をいたしておりますので、電力を使う工業においてはちょっと今心配な面もあります。しかし、これは電力融通等の方法によりまして遺憾のないように措置をいたしたいと存じておりますが、お説の通り、中小企業の問題は非常に重大でございます。これにつきましては、すでに本会議におきまして総理大臣からも御説明、御報告がございましたし、ただいままた河野建設大臣、いわゆる本部長の方からもお話がありましたので、大体御了承を願っておると思うのでありますが、ただこの際私は、一言御報告というか申し上げ……
○福田国務大臣 お答えいたします。 その前に、佐々木さんから専門的な立場で総合エネルギーの問題でるるお話がございましたので、私からも一言だけ申し上げておきたいと思うのであります。これは、誤解を生ずるから申し上げておきたいと思うのでありますけれども、エネルギーの問題というのは、今非常に変化が激しいのでございまして、御承知のように、昔、十年も二十年も同じような形でエネルギーが供給されておった時期と、今日のように科学の進歩、技術の進歩で非常に移り変わりが早い時代とでは、私は、総合エネルギーの対策を立てるといっても、そこに差異がなければならない、こう思うのであります。そういうような意味で、エネルギー……
○福田国務大臣 その組織を利用して、特定政党の活動に利用してはいけないという意味だと解しております。
【次の発言】 具体的な例ということになりますと、たとえば、選挙などにあたって決議などをして、特定の政党の特定の人を応援するというようなことは、具体的な例になるかと思います。
【次の発言】 中小企業団体総連合は、中小企業団体の自主的な、また経済的な団体とわれわれは解釈いたしておるのでありまして、特定政党のために各団体を加入させる政治団体とは性格が違っておると解釈をいたしておるのであります。従いまして、今あなたが御発言のような趣旨とはわれわれは解釈はいたしておりません。
○福田国務大臣 お答えをいたします。 中小企業基本法のねらいとするところは、日本における中小企業が持っておる特異性を見ますと、そのよって来たるゆえんは、人口が非常に多いということや、あるいはまた日本が原料において乏しいということ、それからまた生活様式その他がいろいろよそと違っておったというようなことから、長い歴史の過程において今日のような形が生まれてきておるのであります。そこで、その場合において、大企業と中小企業というものの間には、いろいろの意味における差ができておりますが、特に著しい面は、やはり生産性が非常に劣っておるというところに特徴があろうかと思うのであります。この生産性が劣っておると……
○福田国務大臣 御承知のように、海外経済協力ということになりますと、そのプロジェクトの内容等をよく研究をしませんというと、金は出したわ、あとで返ってこないというようなことになっては困ります。それから、その相手方の国との交渉その他もいろいろございまして、こういうことをなるべく早くやるということも大事ですが、間違ってやったら大へんだということになりますので、慎重を期しておる。いささか慎重を期し過ぎておるじゃないかというおしかりを受けることはやむを得ないと思うのでありますが、われわれはそういう意味で非常に慎重にやらしておるという意味合いにおきまして、百八十億円ある資金が十八億円しかまだ使われておらな……
○福田国務大臣 明日経済閣僚会議におきまして、今までの経緯その他を報告をいたしまして、政府としての方針について協議をすることになっておりますが、明日どういうふうにきめるか、明日のうちにこうきめる、ああきめるということをきめてこの会議を開いているわけではございません。従いまして、明日きまるかどうかということは、もちろんわかりません。今ここで申し上げるわけにはいかないわけでございます。
【次の発言】 第十二次案をお持ちだというわけですが、私、実は今まだ事務当局から案自体はもらっておりません。しかし、考え方といたしましては、あなたのおっしゃるように、業種をあらかじめ想定して考えていくというのではない……
○福田国務大臣 私の今了解しておりますところでは、そのようなものがあるとは承知いたしておりません。
【次の発言】 そのような事実は了承いたしておりません。
【次の発言】 私は、これは具体的な個々の問題として申し上げるように
いたしたいと思います。
〔青木委員長代理退席、委員長着
席〕
○福田国務大臣 お答えをいたします。 ただいま御説明になりましたこの数字の計画はその通りでございまして、三十八年度につきましては、まず電力について申しますと、お説のように二千五十万トンという数字を確保することにつきまして電力業界と話を進めた結果、電力業界におきましてもこれを認めて、これだけの使用をするということを確約をいたしております。それから鉄鋼でございます。鉄鋼とガスのいわゆる原料炭の方でございますが、これはあなたも御承知の通り、今日、鉄鋼業界は非常な不況にありますので、八百十万トンを確保することはいささか困難かと思われるのであります。しかし、できるだけの協力をするということを言っており……
○福田国務大臣 お答えをいたします。 貿易の自由化ということをやっても、こちらが売ろうとした場合に、向こうのほうがいわゆる制限をしたのでは自由化の効果が十分に発揮できないではないか、こういう御趣旨と解するのであります。その点まことにごもっともな御意見なのでございまして、貿易を自由化するという言葉から判断をいたしますならば、お互いに自由に貿易をする、売り買いとも自由であるというのが原則、当然のことでなければなりません。ただしかしながら、日本の場合において、これがお説のような形になっておらないというのは、御存じのように、日本が戦争に負けたあとで経済が非常に急迫をいたし、日本の輸出などというものは……
○福田国務大臣 仰せのごとく、石油といいますか、エネルギーは、すべて安い値段で、しかも一定の必要な量が十分に供給されるような工夫をするのが根本の考え方であるべきだと考えております。
【次の発言】 そういう事実はございません。実は丸善石油の問題につきまして、私から、従来丸善のやってきた経営内容が相当ずさんであった、そしてなおかつここで相当の金額が経営を建て直すためには必要である、こういうことで外資を入れたいという要請があるけれども、無条件にそういう外資を何でも入れるという形をとったのでは、従来の外資法の趣旨が害されるという問題もあるし、その他経営上の問題を不問に付してそのままやっていいかというよ……
○福田国務大臣 ただいま足鹿委員からの御質問でございますが、この百三億円を融資いたしました基礎についての数字については、事務の方からあとで御説明をさせていただきたいと思います。 一応どういうような考え方で二百九億円の金をつけていったかということについて、私からお答えをいたしたいと思います。 すでに足鹿委員は十分そういうことはおわかりではございますが、御承知のように、硫安二法をつくりましたときには、肥料、特に硫安が非常に高くて、しかも十分に供給される確信を持てなかったので、そこで十分な硫安を、しかもできるだけ安く農家に供給して、食糧増産の実をあげようという目的で、あの二法ができたわけでありま……
○福田国務大臣 仰せの通り、入っていないと解しております。
【次の発言】 御承知のように、貿易といいましても、特に中共あるいはソビエトというので、中共の場合われわれは直接関係していませんが、ソビエトの場合は政府相手ということになる。中共の場合も、こちらは民間貿易の建前ですが、向こうは政府ということになる。ところが、貿易というのは、御承知のように、商売でございますから、相手によって変わってくることはいたし方ないと思います。たとえば、相手は非常に外貨もたくさんあるし、あるいは保証をする銀行も、われわれだれが見てもあそこが保証するなら大丈夫だというような銀行で保証するとか、いろいろ私はその場合条件が……
○福田国務大臣 お説の通り、工業用水の問題は、重大な政策の項目といたしまして、過去三年来通産省としてはその確保に努力をいたして参っておるわけでございます。もちろん、これは川俣さんも御案内の通り、こういう重要項目といいましても、通産省には数多いことでもございますので、いろいろの項目をにらみながら予算の編成もはかる必要がございますので、あるいは工業用水の面を特に考えておいでになるお方から見れば、十分でないというような御批判も受けるかと存ずるのでありますが、まあ通産省としてはずいぶん努力をいたしておるつもりでありまして、今年度の予算に比べて、来年度は約四割以上増の予算もつけておるような次第でございま……
○福田国務大臣 ごもっともなあれでございまして、私の方としましては、ただいまのような数字等も、これは当然調べておくべきものだと思っております。数字も、今ここに持っておらないだけで、調べてはおると思いますが、お説のような趣旨に基づいて、実際に中小企業を助けるという建前から施策をするということでなければ意味がないと思いますから、十分今後注意をいたしたいと思います。
【次の発言】 今御説明をいただきましたラッセル機の問題もありますが、実は私は、耐用年数の問題はもっと根本的に考えてみていいんじゃないか、特に中小企業向けにおいてその感を深くしておりまして、御説もございましたから、一つ今回のそういうような……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。