このページでは安井吉典衆議院議員の33期(1972/12/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は33期国会活動統計で確認できます。
○安井委員 資料要求。ちょっと御説明を伺った中で、沖繩関係の全体的な予算の総額が千七百七十二億円と言われましたが、これはもう少しやはり一覧表、これに出てない部分ですね、たとえば自治省とか何かいろいろありますね、それも今度おつくりをいただきたいことと、それから海洋博関係の公共事業費百八十億、これももうちょっと明細をピックアップしておつくりをいただきたいと思います。 それからもう一つ、開発金融公庫の部門別融資実績と、それから四十八年度の部門別融資計画といいますか、事業計画といいますか、それもちょっとおつくりをいただいて御提出いただきたいと思います。ちょっと気がついたところだけお願いしておきます。
○安井委員 ただいま北海道等で、北方領土返還運動に非常に関心を持っている人々から、どうも大平外務大臣は、北方領土問題に対して熱意がないんじゃないがという指摘が現にありまして、ですから、私もそれは別な機会に、そういう声を反映しながら質問もいたしたい、こう考えていたわけであります。しかし、私、きょうは沖繩問題を中心に、沖繩の中の米軍基地が過度な濃密さをもって存在をしているという事実の中で、いわゆる沖繩問題が深刻なわけであります。そのことを中心に外務大臣にお尋ねしようと思って来たのですけれども、しかし、きょう伺いましたら、沖繩及び北方問題に関する特別委員会における外務大臣による外務省所管事項の説明な……
○安井委員 きょうの所信表明でも、米軍施設、区域の整理統合の促進ということをおっしゃっているわけでありますが、この那覇空港が例の協定時における目玉商品だといわれながらも、いまだに返ってこないという現状、この点も前回の委員会その他でもしばしば質問が出されたわけであります。きょうも十分時間がございませんので、那覇空港の地位協定における位置づけ、この点が外務委員会においても、あるいは連合審査においても、この委員会においても幾度も幾度も質疑をされながらも、どうも何だかふに落ちないという形であるわけです。ですから、きょうはひとつ、結論的にこうなんだということを明確にしていただきたいわけです。 そこで私……
○安井委員長代理 これより会議を開きます。
委員長が病気のため出席できませんので、委員長の指名により、私が委員長の職務を行ないます。
沖繩及び北方に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出があります。順次これを許します。上原康助君。
【次の発言】 次に、瀬長亀次郎君。
【次の発言】 瀬長君の質疑は終わりました。
次に、國場幸昌君。
【次の発言】 國場君、時間が来ていますから……。
【次の発言】 いや、ありません。オーバーしておりますから、あと本会議の時間がありますので。
【次の発言】 これで國場君の質疑は終わりました。
次に、上原康助君。
○安井委員 あと五、六分ありますから、その間にちょっと伺いますが、まずこれは文部省でも厚生省でもいいんですが、大学付属病院が救急医療を扱わないというそういう仕組みはいつごろからですか。
【次の発言】 いま、ほかの大学ではちゃんと扱っているわけですね。
【次の発言】 そうすると、いまの沖繩のこの病院は、初めの計画は扱わせるつもりだったんですか、扱わせないつもりだったんですか。
【次の発言】 大臣、これは政府として考えていただかなければいかぬですね。これはもう重大な、政府が沖繩の県民をだましたりあるいは国会をだましたということになると思うのですよ。つまり、従来から琉球政府立の病院があって、いわゆる……
○安井委員 四月二十日の本委員会におきまして、上原委員が沖繩における救急医療の問題、とりわけ琉大付属病院のこれへの取り組みの問題を取り上げました際、ほんのわずかな時間ですが、私この問題をさらに詰めて、ぜひ次の委員会の段階まで開発庁長官のほうで、文部大臣あるいは厚生大臣等と意見を調整することによって、いま重大な状況にある救急医療をどうするか、その当面の問題をどうするかということが一つと、それから琉球大学の医学部の設置の問題、実に長い間の懸案でありますけれども、これについての明確な政府としての御見解をお示しを願いたい、これをひとつ宿題としておいでおいできょうを迎えたわけでありますが、ひとつそれにつ……
○安井委員 北方領土問題等を含む対ソ外交のあり方についてでありますが、領土交渉の内容等については、私どもの党の立場やあるいはまたこの間の予算委員会の分科会では、千島列島全体を非武装中立地帯にするということでの交渉はどうかという提案をしたりいろいろしておりますので、きょうは、むしろ対ソ交渉がどういうふうな方向で進められるかという、その情勢の問題を中心にひとつお伺いをいたしてまいりたいと思います。 ちょうどいま米ソ首脳会談がアメリカで行なわれており、けさの新聞報道でも、SALTの完成促進を目ざすことでも一致をしたと伝えられています。しかし、一方わが国のソ連との交渉のほうは、ソ連の側が初め田中総理……
○安井議員 ただいま議題となりました沖繩の住民等が受けた損害の補償に関する特別措置法案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 戦後二十七年間、日本本土から隔離され、アメリカ合衆国の支配下にあった沖繩において、沖繩住民が、アメリカ合衆国軍隊の存在によって、または米軍による不法な土地接収や、米軍人、軍属の犯罪等によって受けた損害は、はかり知れないものがあります。米軍人、軍属等の行為によって与えられた損害は、陸戦の法規慣例に関する条約等の国際法やアメリカ合衆国自身の憲法に照らすまでもなく、アメリカ合衆国が負うべきものであります。アメリカ合衆国が、いわゆる講和前損失補償や、外……
○安井委員 前回の委員会におきまして、社会、共産・革新共同、公明、民社、四党共同提案で、沖繩の住民等が受けた損害の補償に関する特別措置法案を提案をいたしました。そのことは、当日の提案理由の説明で私申し上げましたとおり、筆舌に尽くしがたい、二十数年にわたる米軍の沖繩占領下において県民は被害を受けています。その被害の広範さあるいはその被害の深さは、はかり知れないものがあるのではないかと思います。ところが政府は、不当にも沖繩返還協定において、ほとんどすべての請求権を放棄したわけであります。したがって、私どもは、これらの措置に対する政府の今日の段階における対応を今日までも強く要求してきたわけですが、な……
○安井委員 われわれ第二班は、去る十月十一日から三日間、沖繩県の実情調査のため現地に派遣されました。 派遣委員は佐藤孝行君、渡部一郎君と私の三名でありましたが、現地では当委員会の委員でもある現地選出議員の参加も得まして、那覇市において、沖繩総合事務局、那覇防衛施設局から業務報告を受け、また、沖繩県、同市長会、同町村会、同市議会議長会及び同町村議会議長会の関係者と懇談するとともに、嘉手納飛行場、国際海洋博覧会会場予定地を視察いたしました。 以下、所見の一端を一言申し上げます。 国民の悲願であった沖繩県の本土復帰が実現してから約一年六カ月経過いたしましたが、この一年六カ月の間には、通貨の切り……
○安井委員 もう各論の段階ですから、前置きなしに入りたいと思います。初めに基地と自治体の問題について取り上げたいと思います。
総理は自衛隊の立川移駐に際して、自衛隊が都心や都市近郊に集中することは好ましくない、こう述べたというふうに伝えられておりますが、そうですか。
【次の発言】 現在なお、立川市と那覇市において自衛隊員に対する住民登録が保留されているという事態が起きています。これはいままでちょっと例のない問題であります。私は、これは本質的には平和を守る運動といいますか、そういうようなものから始まって、自衛隊そのものの違憲性はまだ明確にされてないではないかというふうなこともいわれる中で起きた……
○安井委員 初めに、先ほど自治大臣から、法律事項を通達で、あるいは行政措置でねじ曲げるというふうなことはいたしませんという言明がございました。これは午前中の論議の中で一番重大な問題だと私も聞いていたわけでありますが、自治大臣のその言明に対して、田中総理大臣はそのとおり確認していただけますね。これは自治大臣だけの問題ではないと思うのですよ。政府全体の姿勢にもかかわる問題であると思いますので、この際伺っておきます。
【次の発言】 ぜひそのお気持ちを忘れずに、今後とも対応していただきたいと思います。
いま農地の問題が論議されたわけでありますが、私は、農政問題としての関連で、もうほんのわずかの時間を……
○安井委員長 この際、一言ごあいさつ申し上げます。
このたび、委員各位の御推薦によりまして、私が委員長の職につくことになりました。微力ではございますが、誠心誠意円満なる委員会の運営につとめたいと存じますので、委員各位の御指導、御協力を切にお願いする次第でございます。
はなはだ簡単でございますが、就任のごあいさつといたします。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行ないます。
【次の発言】 ただいま伊藤宗一郎君から提出されました動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
委員長は、理事に
伊藤宗一郎君 佐々木義……
○安井委員長 これより会議を開きます。
この際、理事辞任の件についておはかりいたします。
粟山ひで君及び嶋崎譲君より理事辞任の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、許可するに決定いたしました。
引き続き、理事の補欠選任を行ないたいと存じますが、先例により、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、理事に小宮山重四郎君及び石野久男君を指名いたします。
【次の発言】 次に、連合審査会開会申入れの件についておはかりいたします。
現在、商工委員会において審査中の石油需給適正化法案、及び……
○安井委員長 これより会議を開きます。
科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。
この際、森山国務大臣及び長屋科学技術政務次官よりそれぞれ発言を求められておりますので、これを許します。森山国務大臣。
【次の発言】 長屋政務次官はまだお見えになっておりませんのであと回しにし、お見えになった際にごあいさつをお願いすることにいたします。
【次の発言】 次に、参考人出頭要求に関する件についておはかりいたします。
地熱発電の技術開発に関する問題調査のため、本日、新技術開発事業団理事長鈴江康平君及び日本重化学工業株式会社常務取締役地熱事業本部長森芳太郎君を参考人として、意見を聴取いたしたい……
○安井委員長 これより会議を開きます。
科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。
最初に、森山国務大臣より、科学技術行政に関する所信を聴取いたします。森山国務大臣。
【次の発言】 次に、昭和四十九年度科学技術庁関係予算について、説明を聴取いたします。片山官房長。
【次の発言】 以上で説明は終わりました。
この際、暫時休憩いたします。
午後二時十一分休憩
○安井委員長 これより会議を開きます。
この際、ワシントンにおける石油消費国会議に出席された森山国務大臣より、会議の概要についての説明を聴取いたしたいと思います。森山国務大臣。
【次の発言】 科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。
科学技術振興の基本施策について質疑の申し出がありますので、順次これを許します。伊藤宗一郎君。
【次の発言】 次に石野久男君。
【次の発言】 どうですか、科学技術庁、いまの三つの要求に対して……。
ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 じゃ、速記始めて。
牟田口局長。
【次の発言】 ただいま石野君要求の新しい資料の問題につきましては、後刻理事会にお……
○安井委員長 これより会議を開きます。
科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。科学技術振興の基本施策について質疑の申し出がありますので、順次これを許します。石野久男君。
【次の発言】 ちょっと、その前に、いまのは、統一見解の御要求はきちっとされて、その次の質問ですね。
【次の発言】 いますぐお答えができるのですか。参議院の議事録との関係をきちっとさせたお答えを、いまいただけますか。
【次の発言】 あとで統一的な答弁というのをしていただけますね。――そういうふうにしますか、いますぐやりますか、どうしますか。
【次の発言】 速記をとめて。
○安井委員長 これより会議を開きます。
科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。石野久男君。
【次の発言】 山原健二郎君。
【次の発言】 近江巳記夫君。
【次の発言】 次回は公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。
午後六時十九分散会
○安井委員長 これより会議を開きます。
科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。
この際、森山国務大臣より発言を求められておりますので、これを許します。森山国務大臣。
【次の発言】 稲葉原子力委員。
【次の発言】 約三十分のつもりです。
【次の発言】 速記を始めて。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。加藤陽三君。
【次の発言】 次に石野久男君。
【次の発言】 次に瀬崎博義君。
【次の発言】 後日理事会でおはかりします。
次に近江巳記夫君。
【次の発言】 次に、内海清君。
【次の発言】 次回は、明二十八日午前十時理事会、十時十五分より委員会を開会するこ……
○安井委員長 これより会議を開きます。
科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。原茂君。
【次の発言】 小宮山重四郎君。
【次の発言】 瀬崎博義君。
【次の発言】 近江巳記夫君。
【次の発言】 次回は、来たる四月三日、午後一時理事会、午後一時十五分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後零時三十三分散会
○安井委員長 これより会議を開きます。
科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。伊藤宗一郎君。
【次の発言】 近江巳記夫君。
【次の発言】 この際、参考人出頭要求に関する件についておはかりいたします。
原子力開発に関する問題調査のため、本日、動力炉・核燃料開発事業団理事長清成進君及び同理事宇佐美勝君を参考人として意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
なお、御意見の聴取は質疑応答の形で行ないますので、さよう御了承題います。
石野久男君。
○安井委員長 これより会議を開きます。
最初に、理事辞任の件についておはかりいたします。
前田正男君より理事辞任の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、許可するに決定いたしました。
引き続き、理事の補欠選任を行ないたいと存じますが、先例により、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、理事に中山正暉君を指名いたします。
【次の発言】 科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。
まず、参考人出頭要求に関する件についておはかりいたします。
原子力潜水艦の放射能調査に関する……
○安井委員長 これより会議を開きます。
科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。伊藤宗一郎君。
【次の発言】 石野久男君。
【次の発言】 瀬崎博義君。
【次の発言】 後刻、理事会で御相談いたします。
近江巳記夫君。
【次の発言】 いまの御発言の趣旨に従いまして、善処いたします。
【次の発言】 いまの資料の提出について、どうですか。
【次の発言】 内海清君。
【次の発言】 内海君、時間を経過しておりますから……。
【次の発言】 この際、御報告申し上げます。
原子力潜水艦の放射能調査に関する問題について、委員会の決議に基づき、去る……
○安井委員長 これより会議を開きます。 科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。 原子力潜水艦の放射能調査に関する問題調査のため、本日、日本原子力研究所理事山崎文男君、筑波大学副学長福田信之君、日本学術会議原子力問題特別委員会幹事中島篤之助君、東北大学教授塩川孝信君及び国立公衆衛生院放射線衛生学部長山県登君、以上五名の方々に参考人として御出席願っております。 なお、福田参考人は、所用のため若干おくれて御出席になります。 この際、参考人各位に一言ごあいさつ申し上げます。 本日は、御多用のところ本委員会に御出席くださいまして、ありがとうございます。どうか、それぞれの立場から、忌……
○安井委員長 これより会議を開きます。
科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。
まず、参考人出頭要求に関する件についておはかりいたします。
本日、地震予知に関する問題調査のため、東京大学名誉教授萩原尊礼君及び宇宙開発に関する問題調査のため、宇宙開発事業団理事長島秀雄君を参考人として、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、これを許します。原茂君。
【次の発言】 萩原参考人には、御多用のところ、長時間ありがとうございました。
次に、伊藤宗一郎君。
○安井委員長 これより会議を開きます。
科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。
まず、参考人出頭要求に関する件についておはかりいたします。
使用済み核燃料の再処理に関する問題調査のため、本日、動力炉・核燃料開発事業団理事長清成迪君を参考人として意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
なお、御意見の聴取は質疑応答の形で行ないますので、さよう御了承願います。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、これを許します。石野久男君。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
○安井委員長 これより会議を開きます。
まず、閉会中審査申し出に関する件についておはかりいたします。
本委員会は、閉会中もなお科学技術振興対策に関する件について調査を行なうため、議長に閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
また、閉会中審査のため、委員会において参考人より意見を聴取する必要が生じましたときは、人選その他所要の手続等につきましては、あらかじめ委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
次に……
○安井委員 だいぶおそくなりましたけれども、もうしばらくおつき合いいただきたいと思います。 きょう私は、おもに経済問題を中心にした質問にいたしたいと思うのですが、この間の特別国会で、八月から九月にかけて、北方領土返還に関する国会の決議案の作成で、私ずいぶん苦労した一人でありますから、その問題をちょっと総理に伺っておきたいと思います。 ほんとうに御苦労さまでしたし、それから、たいへん交渉でがんばられたそうでありますが、しかし、私どもが結果を知る限りにおいては、平和条約の交渉は、共同声明に先方が領土ということばを入れることを拒んだまま継続審議となりましたし、安全操業については、話がまとまらない……
○安井委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。
このたび、委員各位の御推薦によりまして、引き続き委員長の職につくことになりました。
微力ではございますが、誠心誠意円満なる委員会の運営につとめたいと存じますので、委員各位の御指導、御協力を切にお願いする次第でございます。
はなはだ簡単でございますが、ごあいさつといたします。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行ないます。
【次の発言】 ただいま、伊藤宗一郎君から提出されました動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
委員長は、理事に
伊藤宗一郎君 小宮山……
○安井委員長 これより会議を開きます。 科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。 本日、原子力船「むつ」の放射線漏れ事故に関する問題調査のため、日本原子力船開発事業団理事長佐々木周一君、同専務理事内古閑寅太郎君、東京大学教授内田秀雄君及びむつ市長菊池渙治君、以上四名の方々に参考人として御出席を願っております。 この際、参考人各位に一言ごあいさつ申し上げます。 本日は、御多用のところ本委員会に御出席くださいましてありがとうございます。どうかそれぞれの立場から忌憚のない御意見をお述べくださるようお願いいたします。 なお、御意見の聴取は質疑応答の形で行ないますので、さよう御了承願……
○安井委員長 これより会議を開きます。
科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。
本日、地震予知に関する問題調査のため、東京大学名誉教授萩原尊礼君に参考人として御出席を願っております。
この際、萩原参考人に一言ごあいさつを申し上げます。
本日は、御多用のところ本委員会に御出席くださいましてありがとうございます。どうか忌憚のない御意見をお述べくださるようお願いいたします。
なお、御意見の聴取は質疑応答の形で行ないますので、さよう御了承願います。
質疑の申し出がありますので、これを許します。原茂君。
【次の発言】 この際、萩原参考人に一言ごあいさつ申し上げます。
本日は、貴……
○安井委員長 これより会議を開きます。
科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。
原子力船「むつ」に関する問題調査のため、本日、日本原子力船開発事業団理事長佐々木周一君及び同理事堀純郎君のお二人に参考人として御出席を願っております。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。伊藤宗一郎君。
【次の発言】 お約束の時間がもうほとんどなくなっておりますので、簡潔に願います。竹中君。
【次の発言】 竹中君、もう時間が来ておりますから……。
【次の発言】 次に、内海清君。お約束の持ち時間の範囲内で運輸大臣に対する質問のみ許します。
○安井委員長 これより会議を開きます。
科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。石野久男君。
【次の発言】 米田東吾君。
【次の発言】 関連質問を許します。簡潔にお願いいたします。近江巳記夫君。
【次の発言】 栗田翠君。
○安井委員長 これより会議を開きます。
科学技術振興対策に関する件について調査を進めます。
この際、先般科学技術庁長官に就任されました足立篤郎君及び科学技術政務次官に就任されました片山正英君より、それぞれ発言を求められておりますので、これを許します。足立国務大臣。
【次の発言】 次に、片山科学技術政務次官。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。竹中修一君。
【次の発言】 次に、小宮山重四郎君。
【次の発言】 次に、石野久男君。
【次の発言】 石野君及び米田君の質疑に関し、和光大学教授生越忠君及び動力炉・核燃料開発事業団理事長清成迪君のお二人に参考人として御出席を願……
○安井委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。
このたび、委員各位の御推薦によりまして、引き続き委員長の職につくことになりました。
微力ではございますが、誠心誠意円満なる委員会の運営につとめたいと存じますので、委員各位の御指導、御協力を切にお願いする次第でございます。
はなはだ簡単でございますが、就任のごあいさつといたします。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行ないます。
【次の発言】 ただいま竹中修一君から提出されました動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
委員長は、理事に
伊藤宗一郎君 小……
○安井委員長 これより会議を開きます。
まず、理事の補欠選任についておはかりいたします。
理事佐々木義武君の委員辞任により、理事が一名欠員となっております。その補欠選任につきましては、先例により、委員長において指名いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、理事に竹中修一君を指名いたします。
【次の発言】 これより請願の審査に入ります。
今国会、本委員会に付託されました請願は、請願日程第一の診療放射線技師に放射線取扱主任者の資格付与に関する請願外同趣旨請願二十八件、合計二十九件であります。
本日の請願日程全部を一括して議題といたします。
……
○安井委員 二、三点伺いたいと思います。
初めに、アメリカの海兵隊実射訓練の問題ですが、私、予算委員会の分科会の方に出ておりまして、初めのお話を聞いていなかったので、繰り返しになって恐縮ですが、県道百四号線を封鎖し、迂回道路の建設をする、こういうことなんですか。
【次の発言】 迂回道路をつくること自体は、私は問題があると思うのですよ。住民がまだまだ納得をするというところまでいっていないと思うのです。それから迂回道路ができるまでに、いまのお話では一年ですか、二年ですか。
【次の発言】 それまでは、いまのままでやる、こういうことですか。
○安井委員 沖繩復帰三周年を迎えたわけでございますが、地元新聞の世論調査でも復帰してよかったという人が四三・三%、よくなかったという人が五〇・七%と聞いています。政府もいろいろ対策を講じてきたとは思いますけれども、しかし相変わらず全島の一一%が基地で覆われ、相次ぐ米軍人による犯罪行為、物価の上昇率も全国平均よりも高いし、とりわけ最近の目立った状況として失業率が全国平均の二・五倍だという、こういう現状や、あるいはまた、海洋博の仕事の方が進んではいるようでありますけれども、しかし、それが本当に沖繩のために、どれだけ役に立つのかというような不安や、CTSの問題等も含めて沖繩の開発計画といいますか、将……
○安井委員 この委員会は、沖繩問題と北方問題をともに取り上げる委員会ですけれども、北方問題に対する討議がわりあい少なくて会期末を迎えている段階で、したがって、ぜひ最終段階でも外務大臣の御出席をいただいて問題点を詰めていこう、こういうことで理事会の協議で、きょうの設定、こうなったわけであります。 私は、いわゆる北方領土問題の対象地域はどこであるかとかそういう問題の方は以前にも、ずいぶん議論をした経過もございますので、きょうは一応とどめて、今後いわゆる北方領土交渉がどう進んでいくか、その障害になるのは何なのか、さらにそれを進める道はどうなのかということを探るような意味合いで、きょうは外務大臣とお……
○安井委員 農林省所管四十七年度決算に関連いたしまして、二、三伺いたいと思います。 いま原委員と大臣とのやりとりの中で、食糧自給度を高める今後の方針についてお話があったわけですが、今日までの米の生産調整ということと、それから食糧自給度の向上ということとの関連の問題なんですが、いままで農林省が米の生産調整をどんどん進められてきたということと、それからまた、これからも米の問題についてどうなさるのか明確ではありませんけれども、いままでのそういうやり方が食糧の自給度の向上にどういうふうな役立ちをしてきたのか、それからまた、これから後、米の問題をどうお扱いになるのか。過去の評価とこれからの方針について……
○安井委員 初めに家庭用灯油価格問題を、時間の関係で手短に伺っておきたいと思います。 石油危機のときに、家庭用灯油は十八リットル一かん三百八十円に凍結をされていたわけですが、昨年はこの標準価格が撤廃されて六百円前後に大幅な値上がりで、これは大変だったわけであります。しかし、それでも元売りの行政指導価格がキロリットル当たり二万五千三百円、これで大体全国平均一かん五百八十円ぐらいの小売り価格で落ちついていたというのが実態ではなかったかと思うが、それも六月一日から、政府はついに指導価格そのものも撤廃されました。消費者側は大騒ぎになり、とりわけ、灯油需要の多い北海道、東北等の寒い地帯では大恐慌という……
○安井委員 原委員との応答の途中ちょっと席をはずしていて、その間にお話があったのかもしれませんけれども、まず、五十年度の地方財政の欠陥がどれぐらい生ずるのか、見込み違いがどれぐらいになるのかという点であります。地方税と地方交付税に分けて、まだいずれも正確に把握できる段階でないのはわかりますけれども、いまの段階で、当初と現在とどれぐらい見込みが違うのかという点についてどうですか。
【次の発言】 最近、二兆円ぐらい赤字公債を発行しなければ国はやれないだろうというふうな報道が相次いでなされているわけでありますが、これは大蔵省の分野かもしれませんけれども、また、その中身が何かということもわからないので……
○安井委員 私、一時間半時間をいただいておるのですけれども、大分時間がおくれてまいりましたので、できるだけ圧縮して実のある御答弁を大臣からいただこう、こう考えておりますので、お願いしたいと思います。 社会党の今度の地方税法改正法案に対する考え方は、後で党自身の改正法案あるいは修正案として提示いたしますので、その点もきょうは触れません。私もこの委員会のOBなんですけれども、しばらくこっちに来ておりませんので、現在の優秀な現役の諸君のように細かいことをよくわからないことは大臣と同じだと思います。(笑声) ですから、大づかみなところでまず初めに伺いたいと思うのですが、地方税法改正法案を政府がお出……
○安井委員 いま、パインかん詰めが一年分食べるだけ余っていて、サトウキビに次ぐ沖繩の重要な産業であるパインナップルの栽培は一年間完全にストップしてもいいというぐらいな状況が今日つくられているという、この事態は、一つには、政府のパインナップルについての需給計画の重大な誤まりが一つと、それからもう一つはこういうことです。つまり、パインナップルは沖繩しかつくっていないのですから、沖繩が復帰して各府県並みになったが、しかし、ずいぶん長い間のハンディキャップをしょっている沖繩だから、沖繩の問題については特別にめんどうを見て考えていきますという約束があの復帰時に政府からあったのですから、沖繩の問題は、沖繩……
○安井委員 いま北方領土問題について質疑応答が繰り返されていたわけで、私も引き続いてちょっと伺っておきたいのでありますが、グロムイコ外相の訪日は現段階における日ソ交渉の出発点となるものだという政府の見解は、私は異議を差しはさむものではありませんが、年内訪日というともう時期がそうないわけです。十一月も終わりになってしまっています。これは果たして来てくれるのかどうか。来てくれなくてもそいつは向こうの方が悪いからだと、こう政務次官おっしゃったわけでありますけれども、現実にどういうふうな見通しを持っているのか。私は、どうもソ連側に、何か引き延ばしという意識的なものかどうかわかりませんけれども、そういう……
○安井委員 四十八年度防衛庁関係の決算に関連して若干お尋ねをしたいと思いますが、初めに防衛庁長官に伺いたいのは、「防衛を考える会」は長官の発意で、長官が委嘱しておつくりになって、私どもに配られている「わが国の防衛を考える」というこの資料、これが今後の防衛政策の上に生かされるようにしていくというふうに長官も、この中でも言われているわけでありますが、そういうことでしょうか。
【次の発言】 私も、これを全部読んで、それぞれについて論評するところまでにまだいってないのですが、この中で「国連協力」の項があるわけです。「国防の基本方針の中に、国連の活動を支持することが示されているから、これを自衛隊の具体的……
○安井委員 昭和四十八年度決算の厚生省分について、会計検査における不当事項十六件の指摘があります。これについては大臣もお認めになって改善の措置を約束されておりますが、その他厚生行政一般についても、今後とも遺憾のないように期していただきたいと思います。 きょう、私は特に自治体病院の赤字対策等について取り上げてまいりたいと思うわけでありますが、最近医療の荒廃という言葉があります。これはいろいろなサイドから、いろんな意味づけで言われているわけでありますが、自治体病院、公立病院はそれぞれの地域社会における中核的な医療の役割りを果たしており、地域住民にとってはその命と暮らしを守るとりでともなっている存……
○安井委員 北海道の災害の問題について、続いてお尋ねをしてまいりたいと思います。 まず、激甚災の指定等に関する問題でありますが、昨日も兒玉委員からお尋ねがあったそうです。北海道の台風五、六号被害は、激甚災として政令で指定済みでありますが、九月上旬に引き続いて起きた災害の扱いは単独災害とするのだという点についてでありますが、五、六号の継続災害としての性格を持っていることは間違いないわけで、したがって一括激甚災扱いとすべきではなかったかと私は思うのでありますが、この点はどうか。 それからまた、時間の関係で続いてお尋ねしていきますが、局地激甚災の指定あるいは特定地方公共団体の指定については、いつ……
○安井委員 去る五月十九日、グアム島からB52戦略爆撃機が嘉手納に飛来しております。この問題につきまして、政府はアメリカ側からどのような通告を受けていたか、そして現実にいまどういうふうな形になっているか、それをまず伺います。
【次の発言】 たしかこれで復帰後七回目の飛来だと思いますが、県民の中では激しい反対運動が起き、屋良知事も直ちに抗議をする等いろいろな運動が起きています。沖繩県におけるこれまでの長い戦争体験や、たとえ復帰が行われても基地そのものか居座っている現状への、そういう意識の中から当然起きている実態だと私は思います。
私どももそういうような中でこの問題を見ていかなければならぬと思う……
○安井委員 後で上原委員から詳しく問題点について質問があるはずですが、それに先立ちまして、二、三の問題点について伺っておきたいと思います。 いま防衛庁長官から状況について簡単な説明がございましたが、その中で、人がいれば発射をしないという前提で当たったということのお話があって、そして最後には、中部病院でけがをしている人があるやに聞いているということで、終わりがぼけているわけです。しかし、現地の種々の報道を私もずっと調べてみましたが、まさに着弾地点付近にいて、そのことで爆風を受けてけがをしたなどということがほとんど明らかなように報道がなされています。それにもかかわらず、問題点を何かぼかしてしまっ……
○安井委員 私は、地方財政の問題を中心にしてきょうお尋ねをするつもりでありますが、その前に、たくさんいま電報が来ているわけです。その一枚を読んでみますと、 フソデンライノワレワレノギヨジヨウヲマモリ ソレンセンヲハジメトスルガイコクギヨセンニヨルヒガイノゼツムヲキスタメ カイヨウホウカイギノケツカヲマツコトナク セイフワリヨウカイ一二カイリノソクジセンゲンヲオコナイゼンコクエンガンギヨミンノヨウボウガイツコクモハヤクジツゲンサレルヨウキシヨクノトクダンノゴジンリヨクヲネガウ」ギヨギヨウケイエイアンテイタイサクホツカイドウホンブチヨウアサリテイゾウ こう書いてあります。こういうのがいっぱい来て……
○安井委員 この委員会では、公聴会で、神奈川県知事から大体都道府県段階の財政の問題について、いろいろ伺いました。かつてない地方財政の危機の中で、市町村段階の問題、生々しい自治体の現場からの御報告を参考人である山口市長さんや、渋谷町長さんから伺いたいし、それについてのコメントを吉岡教授からもいただきたい。さらにまた関係大臣からも問題点の論議に加わっていただきたい、こう思うわけであります。 いま、奥野委員から大きな問題点の取り上げがありましたので、私はもうじかに具体的な問題に入ってまいりたいと思うのです。 地方財政の根幹をなすのはやはり地方税でありますが、その地方税に対してさまざまな矛盾を自治……
○安井委員 松尾証人の名前はアメリカの公聴会の記録の中にはありません。しかし、私は、政治腐敗というのは民主主義を破壊するものであり、政治のモラルが確立されなければデモクラシーというものは成り立たない、そういう確信の上に立って、丸紅の代表者であるあなたに若干伺っていきたいと思います。
丸紅は、ロッキードとの間の代理店契約に基づき、経営戦略としてはトライスター、それから次にP3C、続いてYXにも手を伸ばすという考え方ではなかったのですか。
【次の発言】 エアバス・トライスター、そのプロジェクトと、その後に続くP3C等の軍用機、これは後のやつは一兆円にも上る大きなプロジェクトであります。だから私は……
○安井委員 残りの時間がわずかですから、すぐ問題点に入りますが、まず初めに大蔵大臣に、この大蔵省がお出しになった財政収支試算なるものは、特例債をも含めて国債をどんどん発行して、昭和五十五年度には五十一兆円という大きな額になり、その年の財政規模は四十三兆円ですから、そういうような膨大な財政規模をつくりながら、これでいけば国税は二%、地方税は一%の負担率を上げなければいけない。つまり増税の地ならしのために、増税の予告編のためにお出しになったような気がする。さらにまた、こんな膨大な国債発行はインフレにつながるおそれが多分にある。私はそう思うのですが、その点どうですか。
○安井委員 ちょっといまの資料要求について関連してお願いしたいわけでありますが、いま松浦委員が取り上げているのは、第一次の証人喚問二日目の際に、永末委員と私とが契約書として要求した分であります。その中にも問題点がいま出てきて、松浦委員の追及があったわけですが、その日、正森委員から、いわゆる丸紅レポートとか大久保レポートという、契約書に基づいて丸紅が定期的にロッキードへ送っているレポートの資料要求があったわけです。で、それに対して提出されたのは五十年度分だけなんですね。五十年の分しか来ていないで、そのうち、たまたま二枚だけが私の要求の後にくっついてきて、それがいまの三木首相が出てくる部分なんです……
○安井委員 あと二十分ぐらい残っていますから、その間で若干のお尋ねをしていきたいと思います。大体上原議員が一わたり問題の提起をされておりますので、むしろ関連のような質問になるかと思うのです。 まず、沖繩振興開発計画の洗い直し作業は進んで、近く審議会の答申を得る段階だというさっき御説明があったわけですが、その答申はいまある計画全体について、あの全貌を新しいものと後半部分を全部取りかえるという、そういうふうな答申の中身になるんですか、答申が出ない段階で伺うのも何ですけれども、いまの段階から言えばお見通しということになりましょうか、その点伺います。
○安井委員 ことしの十七号台風を初めとする災害、さらに東日本の冷害、まさに日本列島は災害列島になってしまったという感じの一年で、それが自治体の住民にも、もとより自治体自体にも大変な打撃になっていることは間違いありません。きょうも、けさから佐藤委員を初め多くの皆さんも問題点をほとんど出されているわけですが、その各論をやるようなつもりで若干の時間、問題点についてお尋ねをしてまいりたいと思います。 自治大臣は北海道開発庁長官でもあり、その資格で冷害の現地もごらんになって、たんぼの中で実らぬ稲を手に取って被害のひどさというものを身にしみてお感じになっているわけで、さっき政務次官のちょっと妙な発言が問……
○安井委員 初めに三つの問題を次々伺っていきたいと思います。 初めに東北、北海道の冷害対策でありますが、ことしは四十六年以来五年ぶりの冷害、凶作の秋を迎えました。政府は、口で食糧の自給率向上を言いながら、やることは米の生産調整、買い入れ制限、低価格の押しつけというふうなことであったと思います。田植え機から収穫のコンバインや乾燥機まで機械化は進みました。しかし、立ちんぼの稲を実らす機械はありません。しかし、機械を今まで無理して買わされた負債が重圧となってのしかかっている農業経営の現在の状況の中で起きた今度の冷害、だから問題は深刻だと思います。銘柄米の奨励が裏目に出た等のこともあるし、それらの原……
○安井委員 先ほど石井委員とアメリカ局長とのやりとりを伺っていましたが、いままでの政府の答弁とだいぶ違うようだし、間違っているのか、あるいは説明が足りないのか、どっちかだと思うのですが、きょうはほかの問題がありますので、それはあす予算の分科会があるのでその際に譲りたいと思いますが、大平外務大臣に一つだけ、沖繩返還協定の中のヴォイス・オブ・アメリカの存続の問題について、初めに伺っておきたいと思います。 返還協定第八条では、VOA放送は五年間の継続を同意をし、二年後に将来の運営について協議に入る、こういうふうな書き方で、さらにまた、合意議事録の中でもこれの扱いについての若干の規定があるわけであり……
○安井分科員 時間が限られておりますので、端的に北海道開発の問題についてお尋ねをしたいと思います。 四十八年度北海道開発予算は三千百四十億九百万円、前年度より二六・四%の増というわけで、国全体の公共事業費の増は二八%ですから、それには及ばないが、とにかく大幅増であることには間違いありません。その伸びたということ自体を私は取り上げるのではなくて、問題は内容であります。その内容についても、短い時間で多くの問題を取り上げるのは無理ですから、私、ただここで一つ、この新しい予算の中で、どうも拠点中心主義で、たとえば苫小牧とか道央地区等の予算の伸びは非常に大きいのでありますが、その、反面、産炭地だとかあ……
○安井分科員 この前、予算委員会でずっと問題になってまいりました岩国並びに三沢の施設提供の問題につきまして、楢崎委員が岩国へ団長として参り、私は三沢のほうの調査団長で、米内山、和田両議員ともども見てまいりました。現地では、防衛施設庁の当局側の説明を受けながら、案内のほうは米側のバスでやってくれました。ただ、アメリカ側は、案内はするが、説明もしないし質問も受けない、こういう厳重な制限つきであったわけでありますが、午後の二時から四時にわたって一わたり問題点だけ見てまいりました。ハーシ司令官にも会って、お茶をごちそうになってまいりました。北部航空方面隊の鈴木司令官にも会って、お話も聞きました。また地……
○安井分科員 昨年、社会党の私どもは、過疎行政バス調査団を編成して、北海道地方と中国地方に派遣いたしました。私はその北海道行きの調査団長で実情をよく見てまいりましたので、その結果に基づいて若干のお尋ねをしたいと思います。 農村の人口がどんどん流出して過疎化を続けていく。その上にいわゆるモータリゼーションが進んで既存のバス事業の経営が非常に悪化している。北海道には国鉄バスもあるのですが、それも例外ではない。これに対してバス企業の側は関係の市町村に財政援助を要求してくる。たとえば最初の年に五十万円だけ助成をしてくれという。ところが翌年になったら、それが百五十万円出してくれなければ困るという。次の……
○安井分科員 実はきのう青森県の三沢基地へ行ったものですから、きょうの質問の内容も、基地と自治体財政という点にひとつしぼってお伺いをいたしたいと思います。 三沢市にも、御承知のように米軍基地と、それから自衛隊基地と両方あるわけでございますが、その米軍基地の存在によって、そこに住んでいる米軍から、本来ならば住民税や電気ガス税の徴収ができるはずなのに、安保条約地位協定を基礎にして、そういう徴税ができない形になっている。そのことは、憲法の地方自治の本旨にそむいた内容であるので、憲法違反ではないか。少なくも本来得べかりし住民税、あるいは電気ガス税に当たる分は国が補てんをするとか、そういうような措置を……
○安井分科員 まず、対ソ交渉の問題から始めたいと思うのでありますが、一般的にいまいわれているのは、どうも田中内閣、大平外務大臣のラインにおいて、対ソ外交という側面で、前佐藤内閣あるいは福田前外務大臣のラインに比べ、トーンダウンしているのではないか、そういうような評があるわけであります。私も、この間総括質問でも時間がありませんで、北方領土交渉については詳しい質疑をできないまままいっておりますので、きょうはそういうような問題についてお尋ねをしたいと思うのであります。 昨年、衆議院沖繩・北方特別委員会で根室地方に参りました。そのときも島よ返れという大会が開かれて、私どもそこに呼ばれて出席もしたので……
○安井分科員 初めにちょっと伺っておきたいのは、ブリュッセルのEC緊急蔵相理事会で、きょう早朝の話し合いの結果、アメリカ及び日本を加えた十三カ国蔵相会議を開くというふうなことがきめられたというテレビの報道を、私出がけにちょっと聞いたので、詳しい内容はよくわからないのですが、そういうふうなことが伝えられているわけでありますが、それに関連して私伺いたいのは、東京の外国為替市場はいつまで閉鎖をするのかということが一つ。これは一説によれば七日ごろ開くとか伝えた新聞もあるようでありますが、これはいつごろなのか。そういつまでも閉鎖期間を置くというわけにはいかぬのではないかと思うのですが、それはどうでござい……
○安井分科員 私は、いつも北海道出身であるという関係もありますし、この分科会で質問をさせていただいているわけでありますけれども、毎年大臣がかわるわけです。町村さんは何代目の北海道開発庁長官か、御存じですか。
【次の発言】 いま大臣御存じなくて、耳打ちされてお答えをいただいたわけですが、私も実はいまちょっと前に調べていただいたら、三十七代目だということがわかりました。戦後二十数年の間に三十七人の大臣がかわったということで、私は北海道開発計画の一つの問題点があらわれているのではないかと思うわけでありますが、きょうはひとつ集中的に、北海道開発のいわゆる第三期計画の問題について伺いたいと思うのでありま……
○安井分科員 分科会ですから前置きは抜きにして端的に問題点に入りたいと思うのですが、新年度の自治省の地方財政計画あるいはその中の特に地方債の計画等について、たくさんの問題点を私も指摘することができるわけでありますけれども、きょうはその中で地方債計画のしかも公共事業債の問題について取り上げてみたいと考えます。 この地方債計画によれば、一般公共事業に対する起債ワクは昭和四十八年度三千十三億円、四十九年度一千六十七億円、まさに三分の一に減っているわけです。総体的に公共事業に対する例の総需要抑制という立場からの縮減措置というのは、これは私もわかります。したがって、地方財政計画においても公共事業につい……
○安井分科員 当面政府が結論を迫られている農畜産物の価格問題から始めたいと思います。 まず、酪農とか養豚等、畜産が一つの危機に見舞われているという実態については、もう政府も把握されているとおりでありますが、生産資材がおそろしいほど値上がりを示しています。飼料をはじめそういうふうな状態があらわれているわけですが、せんだって北海道農務部が初めて、農業生産資材の高騰が北海道の農業経営にどのような影響を及ぼしているかについて調べた試算があります。その試算によりますと、四十八年農業経営費は前年に比して三〇ないし四〇%の値上がり、そこで問題なのは農業所得率の落ち込みです。これはそれぞれ部門別に書いてあり……
○安井分科員 初めに、日ソ漁業交渉の問題につきましてお尋ねをしたいと思います。 私、別にこと新しい問題提起をするつもりではございませんが、三月一日からカニ、ツブ、三月四日からサケ、マスというふうに本交渉が始まりましたけれども、一月二十八日からの予備交渉はついに不調に終わったあとでありますだけに、多難な幕あけという表現が当たっているような会談開始でありますだけに、そしてまた漁業たん白資源がこういう時期において非常に重要視されなければならない際でありますだけに関心も深いし、心配もしているわけであります。 交渉の中身の問題に入ります前に、私は今度の交渉が置かれている問題点についてまず伺っておきた……
○安井分科員 短い時間ですから、能率的にひとつお聞きしていきたいと思います。 一番初めに、前国会の科学技術振興対策特別委員会で、診療放射線技師に、放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律による放射線取扱主任者の資格を付与してほしいという、そういう請願を特別委員会で採択をして政府に送付しているわけでありますが、これは、当然法律の改正が必要になってくると思います。委員会の審議の中では、各方面から検討をしても問題はないということで、結論を出しての採択であったわけです。ですから、政府でも速やかに法律改正の手続をお始めいただくことが本当ではないかと思うのですが、いかがですか。
○安井分科員 初めに、老齢福祉年金の扱いについてちょっと伺いたいと思います。
七十歳現在、日本国民である者に対して支給されるという規定がある関係で、七十歳以後において日本人の国籍を取得した場合、これはもらえないのではないかということで相談を受けたわけでありますが、その扱いはどうなんですか。
【次の発言】 私も年金法をずっと読んでみましても、第七十九条の二ですか、その規定等において、七十歳現在日本人でなければ支給ができない、こういうことですが、具体的な例として、外国人と結婚をしていた関係でずっと外国籍を取得してきた女の人が、死別をして、七十歳以上になって再び日本人になった、ところが年金を請求し……
○安井分科員 いま中村君から消防の話がありましたので、私も続いて消防の問題をまずお尋ねしていきたいと思います。 消防の職員の団結権の問題なんですが、北海道の北見市と周辺三町で組織している北見地区消防組合議会が、一部事務組合ですね、十二月四日の臨時議会におきまして、地方公務員法で規制されている消防職員の団結権の禁止の規定を削除し、消防職員についても団結権の保障を求めるという趣旨の請願を採択し、同時に国に対しても団結権の保障を求める要望を決議したという報道があります。いわゆる消防職員の労働基本権の問題、公務員制度審議会の中でも審議されておったし、それからILOはもちろん許すべきだというむしろ前向……
○安井分科員 失業対策事業に従事する労働者の冬季加算金の問題について、岡田春夫委員からも先ほど質問があったそうでありますが、私はそれの中身を聞かないでおりましたので、あるいはダブるところがあるかもしれませんけれども、まずその問題からお尋ねをしてまいりたいと思います。 失業対策事業に従事する人たちに対する賃金の決定の方式だとか各種手当の問題等で、関係者からのいろいろな不満や、その不満に基づく要望等が労働省にこれまでも出されていると思うのでありますが、とりわけインフレがどんどん進んでくる状況の中で、言葉は悪いかもしれませんけれども、弱者救済というのはいま慣用語ですからその言葉を使うといたしまして……
○安井分科員 あすから三月ですが、三月には原料乳の支持価格や畜産物価格安定法の価格が決まるし、さらにまた海の方では日中漁業交渉が始まる、日ソ漁業交渉も始まる、それから問題の海洋法会議が始まる。まさに陸と海と双方のたん白質のシーズンが三月から始まる、こういうことではないかと思うのですが、たん白質、プロテインという言葉は食い物の王様という語源によるんだそうですけれども、それくらい大事なたん白質、そのたん白質について、国民食糧の中で現在の段階ではどういうふうな摂取が行われているか、動物並びに植物性のたん白質についての摂取のありよう。それから、海洋法会議のあり方によって、水産資源としてのたん白源にある……
○安井委員 奥野委員のまねをするわけではありませんが、大阪の木下先生と立教の藤田先生にひとつ伺いたいと思います。 租税の今後のあり方について考えてみますと、いまの租税制度は、現実の社会の財政需要に充てていくというたてまえなんですけれども、公債政策にのめり込んでしまったこれから先の税制のあり方は、その年における財政需要を賄うというだけじゃなしに、過去の借金返しという要素が非常に強くなってくるわけです。たとえば国は、ことし七兆円の借金を発行するわけでありますけれども、しかしそのうち一兆四千億円は、もうすでにことしじゅうの償還財源に充てていかなければいけないというのですから、これから先行きそういう……
○安井委員 私たちは時間が足りないので手分けをして、私はもっぱら長洲公述人にお願いをしたいと思います。 赤字転落の県政を引き受けられて、しかも五十年度、五十一年度と、恐ろしい財政危機に見舞われての悪戦苦闘ぶりを先ほど伺いました。 そこで、たくさん伺いたいことがありますけれども、まず第一に、福祉の問題についての長洲さんの見解が、何か自治体は財政が苦しいときは福祉はまず切り捨ててもいいのだというふうな、逆に悪宣伝に使われているような向きもあります。社会保障というのは本来ナショナルミニマムでなければいけませんが、それが十分国において行われていないという現状であり、しかも自治体はまさに福祉の現場で……
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