このページでは安井吉典衆議院議員の34期(1976/12/05〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は34期国会活動統計で確認できます。
○安井吉典君 私は、日本社会党、公明党・国民会議及び日本共産党・革新共同を代表し、ただいま議題となりました沖繩県の区域内における位置境界不明地域内の土地の位置境界及び地籍の明確化に関する特別措置法案につき、提案の理由とその概要を御説明申し上げます。(拍手) 昭和四十七年、アメリカから沖繩の施政権が返還されてから、すでに五年が経過しようとしておりますが、われわれは、まず、沖繩問題についての基本的認識を明らかにしておかなければならぬと思います。 沖繩県民は、本土の国民に絶えず幾つかの問いかけをしているのであります。 かつての島津藩の沖繩征服や明治政府の琉球処分にまではさかのぼらないとしても、……
○安井吉典君 私は、日本社会党を代表し、福田総理の所信表明に対し、当面の緊急な課題について、もっぱら総理に質問いたしたいと思います。 今度の参議院議員通常選挙において、わが党は、残念ながら保革逆転の政治目標を達成することはできませんでしたが、政治変革を願う国民の期待や多くの批判を冷厳に受けとめ、新しい前進を期しているところであります。 さて、一昨日の総理の所信表明は、国民に何を訴え、国民の要求にどうこたえるか、熱意も意欲もない通り一遍のあいさつにすぎず、国民に信を問うて闘われた参院選直後の国会の演説とも思えない空虚なものであったことを、私はきわめて遺憾に思います。(拍手) まず、選挙結果……
○安井吉典君 私は、日本社会党を代表し、予算委員会における予算否決というこの異常な事態に際し、大平総理に緊急質問をいたします。(拍手) 言うまでもなく、この第八十七回通常国会は、これからの国づくり、国民生活の防衛向上、さらに当面の政治腐敗の究明等、山積する内外の課題を解決し、八〇年代への新しい政治展望を切り開く任務を持つ国会であります。そして、同時に、重要なことは、誕生以来まだ日の浅い大平内閣の、その真価が問われる国会でもあるということであります。(拍手) ところが、この通常国会で三十一年ぶりの事態が起きたのであります。国会審議の途中で、世は不確実性の時代とは言いながら、昭和五十四年度予算……
○安井委員 文部省設置法の審議に関連いたしまして、ちょうど文部大臣がおいでですから、文教関係のいろんな問題についてお尋ねをするよい機会だと思うのですが、時間の関係もありますので、そのうちぜひ前からお聞きしておきたいと考えておりました、問題は小さいかもしれませんが、大学医学部の関連教育病院の問題、それからもう一つは高校増設の問題、ついこの間沖繩にも行ってまいりましたが、高校の問題が焦眉の急を告げているという実態も痛感してまいりました。その二つの問題についてだけ、きょう、わずかな時間でお尋ねをしてまいりたいと思います。 まず医大の関係でございますが、実は厚生大臣が見えたときに自治体病院の深刻な赤……
○安井議員 私は日本社会党、公明党・国民会議及び日本共産党・革新共同を代表し、ただいま議題となりました沖繩県の区域内における位置境界不明地域内の土地の位置境界及び地籍の明確化に関する特別措置法案につき、提案の理由とその概要を御説明申し上げます。 昭和四十七年、アメリカから沖繩の施政権が返還されてからすでに五年が経過しようとしていますが、われわれは、まず、沖繩問題についての基本的認識を明らかにしておかなければなりません。 沖繩県民は、本土の国民に、絶えず幾つかの問いかけをしているのであります。 かつての島津藩の沖繩征服や明治政府の琉球処分にまではさかのぼらないとしても、太平洋戦争で本土も原……
○安井委員 あさって総理が見えてから、私どもの矢山内閣部会長から総論の方をやっていただくことにして、各論として二、三伺いたいと思います。
初めに防衛庁長官に伺いたいのでありますが、在韓米軍の撤退が決まったことに伴って、自衛隊の配備についてどのような変更が行われたのか、あるいは行われようとしているのか。たとえば西の方を増強するとか、何かそういう具体的な変更措置があるのですか。
【次の発言】 そのとき自衛隊少しも動ぜずという御答弁のようでありますが、私が特にいまそのことを申し上げたのは、今度の防衛二法改正法案で防衛庁側から出された資料では、現在の定員を海上八百九十、航空九百十七、合わせて千八百七……
○安井委員 できるだけ私の質問は詰めて、次の上原委員に早目にバトンタッチをしたいと思いますが、先日の長官の所信表明をお聞きいたしましたところ、沖繩の振興開発については他地域を大幅に上回る公共投資がなされて、公共施設の整備はおおむね順調に進展し、本土との格差は次第に縮小されているという表明が行われております。振興開発計画はいま後期に入り、最終の目標に向かって進みつつある中で、五十三年度予算が編成をされたということではないかと思います。しかし、県の調べによりますと、五十一年度における県民一人当たりの所得の全国平均との比較では七五・一%にとどまっているという数字が出ており、現在並びに今後における経済……
○安井委員 この沖繩北方特別委員会で二月九日、園田外務大臣によって外務省所管事項の説明が行われました。その説明に対する質問がきょうですから、かなり間延びしたことになりますが、しかし、その間、北方領土の問題のほかに南方領土の問題も起きて、南も北も領土問題が大変な事態にきているように思います。与えられた時間が短いのですが、初めに北の方から伺ってまいりたいと思います。 一月早々園田外務大臣訪ソで第五回日ソ外相定期会議、しかしこの中においては、日ソ間に領土問題は存在しないというコスイギン首相の拒絶反応に遭いました。その後、ソ連側は、領土は解決済みだというキャンペーンを続け、とりわけ二月下旬にはソ連の……
○安井委員 まず沖繩の交通方法変更問題の重要性から、関係各省庁の出席を得て集中審議をすべきだということの問題提起をした一人として、これはいささか時期がおくれたのですけれども、きょう開いていただくことになりました、委員長並びに理事会の皆さんの御配慮に感謝します。 二、三日前のNHKのニュースを見ていましたら、沖繩交通問題に関する調査を那覇市その他で三月の十一、十二の二日間にわたってやったようですね。その結果を見ますと、交通方法変更の是非についてどう思いますかという質問に対して、もっと十分な準備期間が必要であるとか、わざわざ変える必要はないじゃないか、現在の沖繩の交通方法の方が国際的なんだから、……
○安井委員 ただいまは在外公館法の審議でございますが、私、査察の強化だとか日本人子女教育の問題だとかを取り上げたいと考えておりましたけれども、けさの理事会で大体附帯決議にも盛り込まれるという話でございますので、本論はしばらくおきまして、せっかく園田外務大臣も御出席でございますので、当面の一番大きな政治課題である日中問題につきまして、若干伺っておきたいと思います。 昨日、社会党の飛鳥田訪中団が、先般の公明党訪中団に続きまして北京へ出発いたしました。きょういろいろ話し合いをしているころだと思います。同じ昨日、飯倉の公館におきまして、福田総理大臣を中心に外務大臣も御出席で、今後の日中平和友好条約交……
○安井委員 科学技術庁設置法の一部を改正する法律案の内容については、余り多くの問題はないかと思いますが、きょうは科学技術庁の所管を中心とする科学技術政策に関連する問題について若干のお尋ねをしてまいりたいと思います。 今度の法案には防災科学技術センターの移転の改正規定もあるわけでありますが、そのセンターの数々ある担当の仕事の中でも、とりわけ地震予知技術の問題は最近の国民的な大きな関心事であるプロジェクトだ、こう思います。予算の方を調べてみますと、センターの新年度予算も、震災対策特別研究費などかなり増額を見ているようであります。そして特にいま関心を払わなければならないのは、今度大規模地震対策特別……
○安井委員 ただいま議題となりました両案件に関してお尋ねをしたいと思うのですが、この際、福田内閣が進めつつある行政改革の基本の問題について、まずお尋ねをしてまいりたいと思います。 荒舩行管庁長官に伺いたいのですが、昨年の夏、福田内閣は、行政改革を鳴り物入りで打ち上げたわけです。昔から行政改革というのは、かなり強力な内閣でないと成功しないのでありますが、そうは思いながらも、福田首相のやる気に対して国民は一応期待をしたと思います。ところが、その構想は次第次第にしぼみにしぼんで、昨年の十二月二十三日閣議決定をされました「行政改革の推進について」という要綱によれば、一体これが内閣の目玉政策なのかと思……
○安井委員 関連ですから、簡単に一つだけ大蔵省の方に伺いたいのですが、きのう、小樽の財務部の廃止の問題について私も質問をいたしましたら、きょう上原委員の質問、その中で、一たん廃止した後出張所を置くというのはきのうもお答えがあったのですが、きょうのお答えの中に、公示か何かで出張所の設置をやられる、公示、告示ですかでおやりになるということのようであります。いずれにいたしましても、国会には全く無関係で全部が済んでしまうような印象が、きのうからきょうにかけてのお答えで出てくるわけなんですが、しかし、地方自治法の手続というのは、出張所から駐在の果てまで全部対象になるのだという、きのうの自治省行政課長の答……
○安井委員 本会議で大分時間が遅くなりましたから、できるだけ短縮するように努力をしたいと思いますが、それだけにひとつ答弁の方も、中身のある内容を手短にお答えをいただきたいとお願いをしておきます。 まず、この法案は、農林省を農林水産省に改称するところから始まるわけですが、いわゆる二百海里時代に入り、日本の水産の再編強化が重要な課題になっている際でありますから、むしろ、新しく水産省をつくるぐらいの構えでなければならぬときではないかと思います。当面、農林水産省ということに別段異議を差しはさむものではありませんが、単に名前が変わって若干の機構改革が行われたということだけでいい状況ではないと思うわけで……
○安井委員 国家公務員法及び地方公務員法の一部改正法案と職員団体等に対する法人格の付与に関する法律案と、公務員労働者に関係のある二法案が提案されているわけですが、私は、こういうような扱いについての政府の態度について、ちょっと注意を喚起しておく意味でまず申し上げたいのは、公務員の労働組合、ここでは「職員団体等」と、こう言われているわけでありますが、それに関係のある法律の立案や運用の場合の政府の立場というのは、政府の持つ政治性というものはこれは一つ別に置いても、民間の労働組合に関係のある法律応対する場合と微妙な差が出がちだという点であります。 民間の労働組合のいろいろな関係法についての政府の対応……
○安井委員 防衛局長が帰るまでまだ大分かかりますか。(「あと二十分ぐらい」と呼ぶ者あり)それでは、防衛局長がまだ帰ってきませんので、それまで金丸防衛庁長官との政治問答の方を初めにしたいと思います。 金丸信君は私も個人的には親しいが、金丸防衛庁長官ということになりますと、率直に言って、もっと意見の違いを明確にしながら注文をつけたい、こういう気持ちです。 最近の防衛に対する政府の態度についてであります。この国会における防衛論争を初め、最近の福田内閣の安保や防衛に対する発言というのは、経済不況の解決というのが優先順位であるというような風潮の陰で、いささか調子に乗り過ぎているという感じをぬぐうわけ……
○安井委員 ずっと論議を聞いておりまして、ほとんどの問題に触れておられるようですから、同じことを繰り返したくありませんが、ただ寒冷地手当の論議がないようですから、その点だけ伺っておきたいと思います。 人事院の長い努力で、一応の勧告ができて本当に御苦労さんでした。しかし、その中身は、一言にして言えば三・八四%という引き上げ率は物価の値上がりにも追いつかないし、国家公務員、地方公務員、それぞれ予算の中に保留していた財源を余すような引き上げ率でしがなかったということ、さらには新聞を見て公務員の諸君がふんまんやる方ない言い方をするのは、期末手当〇・一ヵ月分の引き下げということです。最前列に座っておら……
○安井委員 かなり時間も回っておりますので、数点について要点だけお尋ねをしていきます。 まず初めに、今度締結された日中平和条約の関係は近く外務委員会も開かれますので、そこでの詳細な論議に譲りたいと思いますが、きょうはそれと防衛との関連の問題についてちょっと伺っておきたいと思います。 この条約の締結のさまざまな影響のうち、やはりソ連に対する問題が大きいのではないかと思いますが、日米中三国同盟形成の路線が敷かれたというような受け取り方をして、新条約の締結を軍事的に危険視する向きがソ連側にあると伝えられておりますが、このような誤解は一日も早く解いていかなければならないと思います。そのためにどのよ……
○安井委員 一九七二年九月の日中共同声明で、中国の日本に対する戦争被害の賠償請求権の放棄がなされたわけですが、日本はこの間の大戦中、中国に対しどの程度の物的あるいは人的被害を与えたと政府は見積もっておられますか。
【次の発言】 一千万人の人的被害、五百億ドルですからね。三百円ベースにして十五兆円ぐらいですか、とにかく大変なものであります。私はそういう膨大な被害を与えたということへの反省、これはこちら側。それから、それについて請求権を放棄をしたということに対する評価、そのことを下敷きにして、初めて、今度の条約の意義というものが生きてくるのではなかろうかと思います。
いま申し上げましたその共同声……
○安井委員 きょう私の質問の中で井上一成君に関連質問ということでお許しをいただきたいこと、それで私の時間を短縮しなければいけません。その問題はひとつ後で理事さんに調節していただきますが、それと、総務長官のお仕事の都合もあるそうですし、それから、給与の問題では、私、外務委員会に行っているうちにもういろいろな問題点ほとんど尽くされているということを聞きましたので、給与の関係ではただ一つ、寒冷地手当の点についてだけお尋ねをしてまいります。 人事院の勧告が行われました直後のこの委員会におきましてこの問題を私取り上げて人事院総裁といろいろお話し合いをしたわけでありますが、前回の委員会では、今度の勧告の……
○安井委員 私に理事会の方で与えられた時間は九十分ですが、きょうは同和対策特別措置法の緊急の扱いの問題も出てきているようでありますし、また、この部屋の中の暗黙の要望は短い方がいいようなふうに見受けられますので、ひとつ六十分以内で、できるだけ短くまとめたいと思いますので、政府の方はきちっとすっきりした答弁をお願いをしておきます。 まず、いわゆる北方領土の中の択捉島におけるソ連軍の演習というのが出てまいりまして、この委員会でも当日直ちに取り上げて質問したわけであります。ところが、前日の栗栖前統幕議長の発表が間違いであるとかそうでないとか、何かごたごたしていて、この委員会で明確な状態が把握できたら……
○安井委員 私ども社会党は、いわゆる北方領土、これは歯舞、色丹の両島も、国後、択捉を初め、千島列島全体が、わが国がかつて侵略、奪取をした土地でないということが明らかであるということからすれば、私は固有の領土だ、そう断じていいのではないかと思っております。その固有の領土を、国民全体の悲願にもかかわらず、なかなか返してくれないということはきわめて遺憾なことであるし、こちらの領土の上に軍事基地を増設をしていったり、あるいはそこで実弾射撃をやったり、軍事演習をやったりしてくれるということは、これは相手がソ連であろうと、どこの外国であろうと、われわれとして許すべきではないと思います。したがって、早く返し……
○安井委員 いま欧亜局長から、二月の北方領土返還決議のソ連での対応について御報告を受けたわけでありますが、新聞の報道によっても、「宙に浮いた国会決議」という大きな見出しになっていて、ソ連次官は「魚本大使に朗読させず」というふうな記事になっています。その辺はどうなんですか。
【次の発言】 じゃ、一応向こうに私たちの考え方というものは届いたことだけは間違いないというふうに確認したいと思います。そうですね。
【次の発言】 一部の者の反ソ的な活動であるという言い方を領土返還要求についてソ連側は繰り返し繰り返しいままで申していたわけでありますが、しかし国会の決議という形で、決して一部の者ではないというこ……
○安井委員 関連して……。総理、総裁に伺うわけですが、いま厚生大臣を信頼すると言われたが、大平さんという人は政府では厚生大臣の上にいるし、自由民主党の中では幹事長の上にいるわけですよ。齋藤幹事長と武見医師会長とが話し合いができたということだそうですが、厚生大臣を信頼して齋藤幹事長の党内がどうなろうと厚生大臣の方でいかれる、そういう意味ですか。
【次の発言】 では厚生大臣に伺いますけれども、自由民主党はこの健保法の提案について賛成したということをさっきもおっしゃいました。ではこれは、全く無修正のままに最後まで法案を国会を通すのだという、そういう了承も受けているのですか、厚生大臣、自由民主党から。
○安井委員 社会党の安井です。後で坂本委員の方から事実関係についてお尋ねをすることになっていますが、私は、経営のトップとしてのいろいろなお考えについて伺いたいと思います。 島田常務の自殺はまさに痛ましい限りでありまして、友人への遺書にも、自分の命をかけて会社を守りますとあった由で、これはまさに悲痛な会社への忠誠心の発露だ、こう思います。しかし、このことは裏返しをすれば、会社の大変重大な秘密を私が死んで守ります、こう受けとめられないこともないわけであります。特に、一月の九日にあなたが一番初めに記者会見で、やましいことは会社にはない、こうおっしゃった。ところが、SECやチータム証言がどんどん出る……
○安井委員 私もきょうの質問はイラン問題から始めようと思ったのですが、ずいぶんたくさんイラン問題の取り上げがありましたので、もう要らぬというわけではありませんが、一番後の順序に回して、まずきのうとおとといこの委員会が証人喚問をいたしまして、グラマンやダグラス等の航空機問題について審議を重ねたその結果につきまして、大平総理、さらに検察、警察、国税庁あるいは公正取引委員会等の当局に伺っていきたいと思います。 きのうおとといの証人喚問は、私たちも日本の国会の調査権の限界の中で精いっぱいやりましたけれども、力足らずして完全に問題点を明らかにしたということにはなっていないかもしれませんけれども、しかし……
○安井委員 私のきょうの主題は、いま平林委員が取り上げられました電電公社に対する入札公開の問題でございますが、通産大臣の御出席がちょっとおくれるそうでございますので、その前に農林水産大臣にちょっと……。 三月はいよいよ畜産物価格のシーズンになるわけで、その問題の政府としての処理の方向についてちょっと伺っておきたいと思います。 きのう質問通告をいたしておりましたら、もう早速きょうの答弁材料ですか、新聞に「畜産物価格、初の引き下げへ」こういう、価格を初めて引き下げるという記事がけさ出ておりました。農産物及び畜産物の価格全体のスタートが三月の末の畜産物の価格の決定にある。それから後、米価だとかそ……
○安井委員 初めに、いまきょうの夕刊を見たのですが、古井法務大臣、きょうあなたは閣議後の記者会見で、衆議院の予算委員会の航空機疑惑問題をめぐる審議につきまして批判を加えたというふうに新聞は報じておりますが、私はこの委員会の中で今日までグラマン、ダグラスということについて一生懸命取り組んできた委員の一人として、この点きわめて遺憾に思うわけであります。ここに新聞みんなあるわけじゃありませんが、二、三の新聞を読んでみますと、たとえば「第一ラウンドを終えたことの感想として」法務大臣は「「にぎやかにやることだけを繰り返していては将来よくない。空騒ぎ、しり切れトンボに終わってしまうのではないか」と述べ、現……
○安井分科員 北海道開発計画等につきまして、若干伺いたいと思います。
その前に、北海道総合開発計画といえども、いわゆるいま策定中の三全総の中の一部であるはずでありますので、三全総が策定時期がおくれているということも伝えられているわけでありますが、なぜおくれているのか。各自治体の方は三全総待ちというようなかっこうで、早くかっこうを見せてほしいという希望があるわけであります。待ち切れずにそれぞれの計画が着手されているというふうな状況もあります。現在の作業状況はどうなっているか、見通しはどうか、その点から伺います。
【次の発言】 現在その概案に基づいて各地方の意見をまとめている、いわゆるアンケート……
○安井分科員 領海法の問題をお聞きしたいと思うのですが、まず、鳩山外務大臣に伺いますが、政府は世界に例のない十二海里、三海里のでこぼこ領海をつくるということをお決めになったようでありますが、国際的にそういうような事情をどういうふうに御説明になるのか、それから伺います。
【次の発言】 国連海洋法会議の結論はどうもそう出そうもないように思うのですが、いまそのでこぼこ領海線というのは現実には相当続くのじゃないですかね。その辺、海洋法会議の見通しをちょっと伺います。
【次の発言】 そこで領海法案、名前はどうなるのかわかりませんが、いずれにしても領海を十二海里とする法案を大体三月中には提案をするというふ……
○安井分科員 長官、この三十分は一年のうちでただ一度気がねなしに北海道の問題に集中してお尋ねできる唯一の機会です。ひとつアットホームな気持ちで伺いたいし、そういうことでお答えをお願いしたいわけです。 まず大臣に伺いたいのは、新しい開発計画が去年スタートして、いわゆる総合環境圏構想というのが押し出されてきているわけです。その中でいま二つの観念といいますか、そういうようなものが立ちあらわれてきているような気がいたします。 その第一は、例の大平首相の田園都市構想とでもいうもので、この間うちのこの委員会での審議の中でも明らかになったことは、構想というよりも政策理念みたいなもので雲かかすみのようなも……
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