このページでは安井吉典衆議院議員の36期(1980/06/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は36期国会活動統計で確認できます。
○安井吉典君 ただいま議長から御報告のありましたとおり、本院議員中川一郎君は、去る一月九日逝去されました。まことに痛惜の念にたえません。 昨年秋に行われた自由民主党総裁予備選挙にニューリーダーの一人として立候補された君が、持ち前の情熱と旺盛な行動力をもって東奔西走されていたことがわれわれの記憶にいまなお生々しく残っています。 しかるに、君のお姿をいまこの議場に見ることはできません。君の訃報を郷里の北海道の新聞は、「「宰相」の期待空しく」と大きな横見出しで報じました。人の命のはかなさとは申せ、まことに痛恨のきわみであります。 ここに、私は、議員各位の御同意を得て、議員一同を代表し、謹んで哀……
○安井委員 亀岡農林水産大臣にまず申し上げたいのでありますが、社会党の私たちとしては、今日の米をめぐる経済情勢、とりわけ生産費の問題やあるいは農家の生活の安定というようなどの側面から考えても、三年間も据え置きをしてよいというような情勢ではなく、かなりな引き上げを諮問米価の中で示すべきだと考え、そのことを大臣にもしばしば申し上げ、あるいはまた六野党も共同戦線でそのことを政府に申し入れをしていたのは御承知のとおりだと思います。ところが、いま提示されました米価審議会への諮問米価のありよう、それからもう一つは、それに至る手順なり経過であります。その問題はきわめて私どもとして遺憾な状態にあるということを……
○安井委員 短い時間ですから、ひとつ端的なお答えを期待していますが、食糧庁長官、いま田中委員からもお尋ねがあってお答えがなかったわけでありますが、冷害によることしの米の単年度需給の見通しをひとつ数字で明らかにしていただきたいと思うわけです。たしか私どもが聞いている限りでは、五十五年度の政府の米需給計画は、五十三万五千ヘクタールの生産調整をして二百四十五万トン減らして、それで千百十五万トンを目標にしていままでやっているというふうに聞いているわけです。ところが、実際は減反は五十七万二千四百五十ヘクタール、計画よりもよけい減反が行われているということが一つ。それからきょういただきました資料によると、……
○安井委員 わずかな時間をいただきまして臨調法案、さらにいわゆる中曽根行革の基本的なお考え等を伺いたいわけでありますが、最後の締めくくりには岩垂理事から問題点の総まとめをやっていただくことになっております。私はその前段で二、三の点について伺いたいのですが、その前に、先ほど午前中の上原委員の質問に際して、その質問の中身は、朝日新聞の「特殊法人の剰余金吸い上げ」という記事についての質問であったそうでありますが、私、そのときここにいませんでしたので、明確な御答弁の中身を聞いていないのですが、全くの推測記事でそういう事実はありませんという御答弁があったそうですが、そのとおりですか。
○安井委員 私の時間は二十九分ですから、端的に伺っていきたいと思いますが、まず、午前中の島田、新盛両委員と政府側とのやりとりを伺っておりまして、ぜひ大臣にお答えをいただきたいと思うのは、私は、時間がないものですから各品目分けて言わないで、いわゆる畑作三品の共通の課題、今度の段階における一番大きな問題は、やはり奨励金を基準価格の中に織り込むべきだという主張がこちらからあって、それに対する拒否回答といいますか、その点が一番大事なことであるように思うわけであります。 大豆についてはもうすでに織り込み済みです。ですから、そういうことからいって、ビートについても芋類についても同じように織り込みが行われ……
○安井委員 ちょっと関連して、十分間くらいですから。 十月二十日の日韓漁業相互規制協定の成立は、長い間のトラブルが一応けりがついたという上において水産庁当局の御努力を多とするものですが、ただ、いまもお話がありましたように、北海道沖の今日までの韓国漁船は、あのでっかい船で海にブルドーザーをかけるような形で、漁具はめちゃくちゃにされるし、海の底が砂漠みたいになってしまって、魚はどうなるのか。そういうような中で、漁民の海上デモやトラブルで大変な事態になるのじゃないかという寸前であっただけに、これはやはり評価してよいとは思うのであります。 しかし、いまもお話がありましたように、オッタートロール禁止……
○安井委員 島田委員に引き続きまして、林業にかかわる問題についてお尋ねを続けたいと思います。 まず、いわゆる行政改革と林野行政とのかかわりの問題について初めに伺っていきたいと思います。 私は、党の行政制度対策委員会の責任者でもありますが、国民のニーズに従って行政制度そのものを改革していくということはきわめて重大な問題だと思います。しかし、この間本院を通過したブロック別支分部局統廃合の法案、あれは非常におかしな法案で、単なる数字合わせをあそこでやって、もうすでになくなった、実質的にないものまであの中に入っていたり、あるいはまた全く行政機関というのがおかしいというようなものまで、それをなくする……
○安井委員 竹内委員に引き続いてお尋ねをしてまいりたいと思いますが、初めに食糧庁長官に、ことしの作況が八八というような数字になり、さらに転作は五十三万五千ヘクタールの目標を九%も超えて行われるというような状況になっているわけです。そういうような中で、これからの米の需給の見通しですね。冷害や、それから減反が余分に進んだという事情もあるだろうし、消費量が落ちたとかそういうような事情もあるし、それから、いままで残っている米の問題もあると思います。全体的な状況についてひとつお話しいただきたいと思います。
【次の発言】 それといわゆる備蓄の問題もあるわけですね。とりわけ回転備蓄方式という今日のやり方も関……
○安井委員 続いてお尋ねをしていきたいと思いますが、政府としていわゆる高レベル廃棄物の処分は地層処分ということにきちっとしぼってこれからいかれるということになっているわけですね。
【次の発言】 地層処分地点は国内で一カ所だけということですか、それとも複数を考えているのですか。
【次の発言】 複数というのもいろいろあるわけですが、二カ所ですか、三カ所ですか、そんなにたくさん要らぬでしょう。
【次の発言】 これは調査を進めるために大変なお金がかかるし、また処分をするということになりますとべらぼうな金がかかるのではないかと推測されるわけでありますが、調査段階でどれぐらいかかるのか、処分実施にはどれぐ……
○安井委員 ただいま畜産物の審議会が開かれているわけでありますが、それと並行して開かれるこの委員会、そういう位置づけから、審議会で問題になっていることを並行的に取り上げるという形での質問展開をしてまいりたいと思います。 院外では農民大会が次々開かれて、畜産の危機を訴えています。畜産は、かつて成長産業だとかあるいは戦略産業だと言われながらも、今日さまざまな行き詰まりの状況を呈しているわけでありますが、その打開を、現在開かれております審議会の審議や、そういう中から決まる畜産物の価格等に農民は期待をしているのではなかろうかと思います。そういう形での政府としての取り組みをぜひお願いをしておきたいと思……
○安井委員 中曽根行管長官が農林水産委員会においでをいただいてお話を聞くというのは、これもそう機会がないことだと思います。したがって、いわゆる行政改革と、私どもがこの委員会として関心を持っております農林水産行政とのかかわりにおいて若干のお尋ねをしてまいりたいと思います。 いま私たちが審議しているこの蚕糸砂糖類価格安定事業団法案ですが、私たちはこの事業団は木竹事業団、こう言っているわけです。つまり木と竹を接いだ事業団だからです。これは全く法律的な基礎が違うものをただつなぎ合わせて一つにしただけで、これを二つ一緒にすることによってお金がどんどん浮いてきたり人手が減ったりなど、そういう仕組みになっ……
○安井委員 食管法改正法案に対し、わが党は全委員が質問するということにしておりますので、私はその第一陣ですから、大筋の問題を中心にしてお尋ねをしてまいりたいと思います。時間がないものですから、なるべく演説部分を少なくして要点をお聞きしたいと思います。ですから、お答えの方もひとつ端的にお願いをしたいと思います。 食管法の根幹論争がかつて激しく行われたことがありましたが、最近、農林水産大臣の二月の所信表明でも、制度の基本は維持するという言葉になっているし、今度の提案理由の説明の中にも、根幹という言葉を使わないで基本という言葉になっていますね。根幹と基本とどう違うのですか。
○安井委員 きょう農林水産大臣が米審に諮問いたしました麦価のありようについては、私もきわめて疑問を持っている一人であります。 そこで、伺いたいのは、二十二日に臨時行政調査会第一特別部会の報告が、麦価について「国内麦買入価格については、現行の固定的な算定方式の見直し検討を進めるとともに、」とあるわけですが、これを受けておやりになったのか。一説によれば、後でこれは米価のこともありますのであわせて伺いますけれども、米価を据え置くとか、麦についてはいままでの算式を変えるとか、そういうようなことを臨調の方と裏で話し合いをして、こちらの文章はそう書かせて、そのとおり農林水産省はこれからの米麦価の問題を処……
○安井委員 農林水産大臣にまず伺いたいのでありますが、臨時行政調査会の第一次答申が十日の日に行われました。いつもですと、米価審議会はそういうものにかかわりなく開かれるのでありますけれども、ことしはわざと十日の調査会の後二、三日置いて米価審議会を開く。いまの臨時行政調査会のその中身を何とか反映させようというその継続性の意味で、私はわざと政治的な意味合いを持っての設定ではないか、そう思わざるを得ないのであります。しかも、臨時行政調査会が、この間も農民のいろいろな集まりの中でも、財界主導で農業のことをさっぱり考えてくれない、そういう中身の審議が結論として出るのではないかと言われていた、それがそのとお……
○安井委員 科学技術庁長官の御都合もあるそうですから、先に原子力関係の問題を伺いたいと思います。 政府は、放射性廃棄物対策専門部会のレポートを受けて、高レベル放射性廃棄物の処理について地層処分の方向で検討を進められているということを聞くわけでありますが、私は、もうそのこと自体に非常に大きな疑問を感ずるわけです。というのは、この間十二月に、北海道の下川鉱山でこの地層処分――地層処分と言うと言葉はいいですけれども、地中投棄ですね、それの基礎データを調べる試験を始めるという段階で、地元は大変なことになったし、道議会もストップ状態、こうですからね。そういうような中で、最終的にはあの投棄は認めないとい……
○安井委員 ただいま中曽根行管長官から説明がございましたが、実に長い名前の法案であります。三十六の法律の改正だということでありますが、中身は、いま伺った限りでも補助金の削減というようなものにすぎないわけであります。しかし、補助金削減法案では行革特別委員会を設置する口実にならないから名前を変えろという自民党の要求に基づいて、五十二文字の寿限無寿限無のタイトルになったと聞いております。しかし、名前が変わっただけで中身は全く同じであります。行政改革というのは事務の簡素化だと思うのですが、もっと短い名前の法律をつくることの方が行革になるのじゃないかと私は思うのです。ですから、社会党の私たちは、長い名前……
○安井委員 いま土光会長からのごあいさつがございましたが、圓城寺さんともどもきょうは御苦労さまです。大事なお仕事の中で一生懸命にやっておられることに敬意を表したいと思います。本当はもう少し土光さんのお話を質問に答える形で伺いたかったわけでありますが、残念ながらお帰りになりましたので、圓城寺会長代行へのお尋ね、こういうことでお願いをしたいと思うのであります。 いま土光会長から、こういう状況が続けば日本はもうにっちもさっちもいかなくなってしまうという言葉が最後にありました。にっちもさっちもいかないような状況にまで持ってきたその責任はどこにあるのかということについて、この答申は少しも触れてないわけ……
○安井委員 久しぶりに総理がお見えでございますので、南北サミットへの御出席御苦労さんでした。したがいまして、きょうはそのことからお尋ねを始めていきたいと思います。
メキシコのカンクンで二日間にわたって開かれました南北サミットでありますが、総理としてどのような評価をされていますか、それから伺います。(私語する者あり)
【次の発言】 南北二十二カ国の首脳の集まりという意味では意義はあったと思いますけれども、ただ最大の焦点とされた国連包括交渉の問題ではほとんど進展がなかうたという点は残念であります。それも南の側とアメリカ側との対立で最後まで妥協点がなくて、議長総括というようなかっこうで最終的に国連……
○安井委員 ちょっと関連して伺いたいと思います。 今度の七営林署の統廃合という問題について、何のためにやるのかとお聞きすれば、改善計画による経営管理の適正化が目的です、そういうお答えのようですね。そこで、私も担当した北海道の旭川営林署、神楽営林署の分の調査に行ってまいりましたけれども、現地調査で受けた印象の第一は、治山事業が十分行き届いていないということであります。昨年、天人峡の岩石の崩落事故を私はこの委員会でも取り上げましたけれども、今度改めて現場を見まして、治山事業がいかに大切であるかということ、そして国有林の保安や治山の対策が十分に行き届いていればそういうような事故を未然に防ぐこともで……
○安井委員 中川大臣、問題の幌延町に私この間行ってまいりました。いろいろな人にも会ったり、それから問題の浜里地区も見てまいりましたけれども、現地はかなり混乱をしています。それから浜里地区も、先ほど五十嵐委員から質問がありましたようなことで明らかなように、あそこはそんな大きな施設の立地ができるようなところではなかろう一そう思って帰ってまいりました。浜は物すごく荒れていて、あそこの浜は毎日浜の形が変わるというぐらい荒れているところですから、冬は大きな船でも入るのはなかなか大変だと思うのですが、それらのことはおくにしても、ただ一つ、中川さんは北海道の出身でありますだけに、あの立地の問題についていろい……
○安井委員 いま串原委員から質問が展開されていたわけですが、私も全部お聞きできないような事情にありましたので申しわけないのですが、まず乳製品の問題から、酪農の問題から始めていきたいと思います。
いま、いろいろ新聞等で報ぜられているところによりますと、農林事務次官は今度の酪農部会への諮問は据え置き諮問であるということを言明されていると伝えられておりますが、もうそういう方向は決まったのですか。
【次の発言】 そうしますと、事務次官の言明というのは一体それは何ですか。
【次の発言】 据え置きあるいは据え置きムードということになれば、昨年もその前の年の価格算定方式を変えたのですが、また変えなければい……
○安井委員 総論的な問題ですから山口参考人にお答えをいただきたいと思います。 質問というよりも、私の考えを二点申し上げて、それについての御意見を承りたいわけであります。 アメリカの今度の要求というのは多分に政治的なもので、主張にも大分矛盾がありますし、何か裏があるのではないかというような感じさえするという、さっきもお話がありましたが、私もそのとおりだと思います。日本の国会としては、農業の自給力を高めることの国会決議をしているわけですが、日本の農業を再建するためにも、また、国民の食糧の安定的確保のためにも自給力の向上が大変大切だ、こういうことであります。なるほど、当面安い牛肉が入るのはいいか……
○安井委員 この委員会では、昨日、十人の参考人においでをいただきまして当面する農畜産物の、あるいは水産物も含めましていわゆる輸入自由化の問題等につきましてお話し合いを進めたわけであり、引き続いてきょうも政府との間で質疑をいたしたいと思うわけです。 昨日も申し上げたわけでありますけれども、日本は世界一の食糧の輸入国であり、特にアメリカからは百二億ドルも輸入をしているわけですね。農林水産物の全輸入の三五・二%はアメリカからの輸入であります。農産物については実に四〇・二%はアメリカに依存している、こういうわけであります。この問題は、われわれの日本農業の基本的な問題にかかわっていると思うわけですが、……
○安井委員 先ほど食糧庁次長から御説明のありました内容について、初めに二、三お尋ねをしてまいりたいと思います。
昨年の方式で試算した場合はどういう数字になるのか。それから、一昨年の方式で計算したらどういうことになるのか。すぐお答え願えればすぐ、あるいは時間がかかれば後でも結構です。
【次の発言】 ありますか。
【次の発言】 それから、一ヘクタール未満の農家の生産費は算入していないわけでありますが、念のため、全水稲作付農家の数と算定に入った一ヘクタール以上の農家の数、その比率をちょっと教えてください。
【次の発言】 中核農家を主として考えていくという方針を初めお持ちだったようでありますが、一ヘ……
○安井委員 いわゆるブロック書簡問題について、私は七月十三日の米価問題の際ちょっと取り上げました。しかし、とても意を尽くせるような状況ではございませんでしたので、社会党として、七月三十日、飛鳥田委員長から鈴木総理への申し入れということで真相の解明を要求いたしました。それについて、昨日、池田官房副長官が私のところへお見えになって、党の申し入れに対する正式の報告であるということで内容の御説明をいただいたわけであります。 ただ、事実関係やらあるいは私どもが疑問として提起いたしました問題についてのお答えはありましたけれども、しかし、一番肝心のいわゆる書簡そのものを私どもの手に見せてもらわなければ疑問……
○安井委員 私の持ち時間は十五分ですから、とても深く入ったお尋ねはできません。 まず、畑作に対する政策の問題でありますが、水田に比べてきわめておくれているという事実は明らかです。農業政策というと何か水田のための政策だけみたいな感じがする今日の状況の中で、主要な作物については生産目標を設定するとか国産や輸入を含む需給計画をしっかり立てて輸入を規制するとか、そういう基本的な問題が必要ではないかと思います。しかし、短い時間ではとても議論し切れませんので、少なくも価格政策の問題をやはり明らかにすべきだということをきょうは申し上げたいわけです。とりわけ、臨時行政調査会の答申の中でも価格政策の問題に触れ……
○安井委員 今度提案されております法案に関し、いわゆる行革審議会が一体どういうものであり、どう作用していくのかということが一つと、政府が来月に行革大綱をお決めになるそうですから、それの問題が国民に直接かかわってくるわけです。したがってその点もあわせて伺いたい、私はそういうふうに考えています。 まず、今度のその審議会の性格とか役割りの問題でありますが、臨調答申の実行状況を追跡し調査をしていく機関であるとか、あるいはまた監視機関であるとか、そういうふうなことも言われておりましたが、新しい改革についての提言もさせるのだというような言い方もあるわけであります。それらについて、ひとつ行管長官から御答弁……
○安井委員 金子農林水産大臣のこれまでの御答弁にはかなり失言と思われるような発言があったそうで、それは大変遺憾なことだと思います。日本の農業全体が大臣の双肩にかかっているということでひとつお取り組みをいただきたいし、御答弁も願いたいと思います。それを前提にして、きょうは二、三伺ってまいります。 まず初めに、農産物の自由化の問題です。 この間の中曽根訪米で、あの際に何か異変が起きやしないかという心配を農業団体も持ったし、われわれも持ったわけでありますが、表で知る限りにおいては、貿易自由化が約束されたというふうな気配はありません。ただ、問題は、枠の拡大についてはレーガンとのさしの話もあったわけ……
○安井委員 いよいよ新しい畜産物の価格決定の段階が迫ってまいりました。きょうは、そういう意味で、まず加工原料乳保証価格の問題から、あるいはまた食肉の問題等に進んでお尋ねをいたしたいと思います。 畜産振興事業団の森理事長もおいででございますので、在庫の問題からまず伺ってまいりたいと思います。 乳製品の在庫状況は、近来にない少ない状況になっているように思います。そこで、これは畜産局と事業団との両方からお答えいただければいいと思うのですけれども、現在における民間及び事業団の在庫状況はどうなっているのかということを、民間については見込みということにもなろうと思うのですけれども、それをひとつ伺ってみ……
○安井委員 酪農振興法の一部改正というわけでありますが、酪農そのものをもっと問題点を解決して振興していくというような形での発想はほとんどないように思います。ですから、この酪農の現状を農林水産省としてどう理解しているのか。やはり今度の改正の際にも、どうせ改正するのなら肉牛だけじゃなしに酪農そのものが抱えている問題点の解決もこの際同時に考えていくべきじゃないか、こういう姿勢があってよかったと思うわけであります。そういう問題意識もあるいは対策もゼロだということについて、私は非常に問題だと思うのでありますが、その点どうですか。
【次の発言】 ですから、そういうようなお考えのもとで、どうせ改正するのなら……
○安井委員 まず、昨日米価審議会を招集しておきながら、諮問米価ができないということで諮問をできなかったという異例な状況をつくり、さらにまた、いま大臣からおわびの発言もありましたけれども、農林水産委員会を招集しておきながら、大臣の都合を理由に一日とうとう空転をしてしまったわけであります。私は、朝から夜の七時まで待たされました。しかも、きょう時間が短くなって十八分の時間しか与えられない。この数々な不手際に対しては、将来このようなことがないように、遺憾の意を表し、指摘しておきたいと思います。 次に、諮問米価については昨日の政府・自民党との話し合いで決まったという報道になっているわけでありますが、ど……
○安井委員 この特別委員会のトップバッターで質問させていただきますが、まず、私ども社会党といたしましては、行政改革の進め方については、あくまで平和、福祉、分権の行財政改革のシステムの確立ということを基本に置いて考えています。そういうことで、それの中間報告を出し、基本構想をまとめて、われわれの党の考え方を明らかにしておるわけであり、民主、公正、効率の三原則に立っての具体的な改革の提起をいたしているところであります。そして、近く国民行革会議をスタートさせるわけでありますが、財界の人だけが行革について提言をする権利があるというものではないと私ども思うのであります。広く労働者や農民や主婦や中小商工業者……
○安井委員 ただいま、土光参考人からの意見の陳述というか、ごあいさつがあったわけでありますが、瀬島参考人も御同様ですけれども、二カ年にわたる臨調の作業、さらにまた今度は行革審の委員としての御活動、特に土光さんは大変な高齢にもかかわらず本当に御苦労さまだと思います。 私ども、臨調がお出しになった答申に対して全く同意見のところもございますし、かなり意見の違いも現にあるわけでありますけれども、大変な御努力をいただいたことには敬意を表したいと思います。 きょうは、いまのお話の中にもありました「増税なき財政再建」と、それからいま当面減税の問題が大きな課題になっています。それらの関連の問題をまず私から……
○安井委員 審議会の設置の問題についていろいろお聞きするつもりで調べていたわけですが、御説明をさらにいただきたいと思う点が若干出てまいりましたので、齋藤行管長官に伺いたいと思います。
国家行政組織法の改正案によりますと、審議会に関する規定では、その設置は「法律又は政令の定めるところにより、」と選択制を決めていますね。しかし、官房と局の設置については各省設置法で法律事項から削り落として、組織法の七条五項ですか、それによりましてすべて政令で定めることになるという御説明をいただいていたと思いますが、そのとおりですか。
【次の発言】 現在、法律事項で官房と局が設けられているわけですね。その数が百二十……
○安井委員 北海道の冷害対策についてはいずれ資料が整ってから時間をかけてこの委員会でも取り上げたいと思いますが、ただいま水稲被害について、上川中心に空知にかけてかつてない異常な事態が起きておりますので、その点だけきょうはちょっと取り上げたいと思います。 十月六日午前十時ごろから上川、空知に雨が降り出して、それが夜中から雪になりました。そして、七日の朝には旭川市内でも一センチ、山間部では十センチ、ひどく多いところでは二十センチも一遍に雪が積もり、その上最大風速十九・七メートルという風が吹いたわけです。私どもこんな記憶は全くないのですが、十月六日に積雪があったということは明治二十八年に測候所がで……
○安井分科員 いよいよしんがりになりましたが、北海道開発庁の関係について、私の持ち時間だけお尋ねをしたいと思います。 戦後北海道開発庁という役所が置かれて、四つの島に限定された日本の国土の中で、唯一の人口の収容力の期待ができるという意味で、北海道開発計画ができ、予算も特殊な扱いをされながら、今日まで来ているわけであります。しかし、きょう閣議決定された国鉄ローカル線の廃止の問題は、今日までの北海道の開発というその進みの中において、非常に重大な意味を私は持つのではないかと思いますので、たくさん問題はありますけれども、きょうはその辺にしぼってお尋ねをしたいと思います。 北海道の開発というのはもと……
○安井分科員 トップバッターで、わずかな時間ですけれどもお尋ねをしていきたいと思います。 農林水産の基本政策に関する問題点、とりわけ政府のいわゆる減反政策について、私どもは非常に大きな問題点を意識しています。しかし、きょうは時間がありませんので、水田利用再編対策といううたい文句にはなっていますけれども、現実にはたんぼを減らしさえすればいいという減反政策になっているという、そういう問題点の指摘だけ一つしておきたいと思います。 分科会の短い時間ですから、ごくコンパクトにいわゆる減反奨励金の問題にしぼってきょうはお尋ねをしたいと思います。 いわゆる二期減反の割り当てはいま全国で進捗しているわけ……
○安井分科員 先ほどこの分科会で五十嵐委員から、科学技術庁のこまで、低レベル放射性廃棄物陸地処理処分の問題について質問がありました。 これはいま北海道で大変重大な問題になっているわけで、私は、北海道開発庁のこの三十分のこまで、北海道開発との関連性だとか、その他基本的な問題について若干のお尋ねをいたしてまいりたいと思います。 先ほどは、陸地処理処分については六十年代のできるだけ早い機会にやりたいというような政府側の御答弁であります。それまでに必要ないろいろな準備を整えたいというわけでありますが、この際私も重ねて伺いたいのは、まず第一には、どのような段階を踏んで陸地における処理や処分の方法に到達……
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