安井吉典 衆議院議員
29期国会発言一覧

安井吉典[衆]在籍期 : 28期-|29期|-30期-31期-32期-33期-34期-35期-36期-37期-38期
安井吉典[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは安井吉典衆議院議員の29期(1960/11/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は29期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院29期)

安井吉典[衆]本会議発言(全期間)
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第38回国会(1960/12/26〜1961/06/08)

第38回国会 衆議院本会議 第10号(1961/02/28、29期、日本社会党)

○安井吉典君 私は、日本社会党を代表し、ただいま説明のありました関税定率法の一部を改正する法律案外二法案につき、池田総理大臣、水田大蔵大臣外関係閣僚に対し、その問題点に関し質問をいたしたいのであります。  私は、まず、これらの法案を経済的側面からながめ、このたびの関税改正の基本的性格に関し問題があると考えるのであります。  定率法改正法案において、明治以来の関税分類九百四十三品目を、ブラッセル関税分類統一表に準拠し二千二百三十三品目としておりますことは、貿易の商品構造の変化に対応するものとし、当然の措置と考えられますが、しかしながら、二重構造のもとの、おくれた農林漁業や零細企業に対する関税保護……


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第43回国会(1962/12/24〜1963/07/06)

第43回国会 衆議院本会議 第41号(1963/06/27、29期、日本社会党)

○安井吉典君 私は、日本社会党を代表し、ただいま議題となっている中小企業指導法案に関し、政府原案に対し反対、田中武夫君提出の社会党修正案に対し賛成の討論をいたさんとするものであります。(拍手)  私は、まず、先ほどの田中君の言論尊重の発言はきわめて重要であると考えます。(拍手)これに対し心から共鳴する立場において一言いたしたいのであります。私は、この討論において定められた制限時間をことさらに超過しようとは考えていませんが、しかしながら、自民党の動議により、質疑、討論はまだしも、提案理由の説明から答弁に至るまで発言時間に制限を付していることは、まことに納得しかねるもでのあります。(拍手)先週以来……

第43回国会 衆議院本会議 第42号(1963/06/28、29期、日本社会党)

○安井吉典君 私は、ただいま議題となっております地方行政連絡会議法案につき、地方行政委員長の報告に関連し、池田総理をはじめ政府当局に対し、質問を試みんとするものであります。(拍手)  わが国の地方自治は、旧来の中央集権的な制度を、新憲法の規定と、これに基づく地方自治法とにより、初めて地方自治の本旨に基づく仕組みに衣がえをしたものでありました。しかし、その後において、相続く保守党政府は、自治体の側のせっかく得た権能を少しずつ剥奪し、特に財政の面でがんじがらめにし、自治体をして中央政府に頭を下げなければ少しもひとり歩きができないものにし、中央政府に隷属させる仕組みを一そう強めてきているものでありま……

安井吉典[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院29期)

安井吉典[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第37回国会(1960/12/05〜1960/12/22)

第37回国会 地方行政委員会 第1号(1960/12/13、29期、日本社会党)

○安井(吉)委員 地方自衛隊協力会と地方行政との関係につきまして若干お伺いいたしたいのであります。  この件は、北海道の千歳市で自衛隊協力会ができて、それに市長が会長に就任し、市の吏員に事務をやらせたということに関しまして、市議会の中でもこれに対する批判が強く起こり、市の住民の間でもこの問題について賛否両論に分かれて大へん紛糾しているというふうな事態が今あるようでございます。そこでこの問題につきまして政府側の御見解を伺わせていただきたいと思うわけでありますが、まずこの自衛隊協力会に関する仕事は、自治法上の市町村の本来の事務と考えられるかどうか、この点について一つ伺いたいと思います。

第37回国会 地方行政委員会 第3号(1960/12/16、29期、日本社会党)

○安井(吉)委員 私は、もっぱら地方交付税の特例に関する法律案に関しまして政府当局のお考えをもう少しただしたいと思います。とりわけ、地方交付税交付金額のうち相当部分を明年度に繰り越していくという問題につきまして、昨日来川村委員その他からいろいろ御質疑があったのですが、まだなかなかふに落ちないような気がするわけであります。その点を中心にいたしまして初めにお尋ねをしたいと思うわけでありますが、まず初めに明年度の交付税の見通しは大体どういうふうになっておりましょうか。大体明年度予算編成の資料も整っているころだと思うんですが、初めに一つお見通しをちょっとお聞かせをいただきたいと思います。

第37回国会 地方行政委員会 第4号(1960/12/17、29期、日本社会党)

○安井(吉)委員 ただいま議題となりました昭和三十五年度分の地方交付税の特例に関する法律案に対する修正案につきまして、趣旨を弁明いたしたいと思います。  政府提出の昭和三十五年度分の地方交付税の特例に関する法律案は、三十五年度地方交付税の基準財政需要額を増額する措置を講じ、国家公務員の給与改定に伴う地方公務員給与の改定の財源措置を行なうことと、さらに今回の補正予算で追加増額されました地方交付税三百六十一億円のうち、二百四十億円のみを右の財政需要に向け、残りの百十七億円を本年度内に使用することなく、明年度に繰り越そうとするものでありますが、この政府提出案は、地方財政の今後を思うとき、多くの問題点……

第37回国会 地方行政委員会 第6号(1960/12/23、29期、日本社会党)

○安井(吉)委員 このたび国家公務員に対する給与の改定が行なわれるに際し、地方公務員についても同様な措置がとられるべきだとの考えから、それについての財源措置を地方交付税で講ずることが決定をしたわけでありますが、自治省といたしまして、現実に現在の地方公共団体における給与の改定措置をどういうふうに進めるよう御指導をされるおつもりか、その辺を一つお伺いしたいと思います。
【次の発言】 具体的に改定の仕方は、国家公務員に対する改定措置と同じようなものをやれ、そっくりそのままでやれというふうな御指導でありますか。
【次の発言】 仄聞するところによりますと、いわゆる内簡指導というようなことで大へん手回しよ……


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第38回国会(1960/12/26〜1961/06/08)

第38回国会 議院運営委員会 第24号(1961/04/11、29期、日本社会党)

○安井(吉)委員 ちょっと、先ほど柳田さんからお話があった十三日強行というむし返しみたようになるのですが、新聞記事を読みますと、「自民党は七日朝の執行部会でILO、防衛二法、農基法の三重要法案について会期ともにらみあわせ審議のスケジュールを立てる方針を固め、このため昼すぎから院内総裁室で山村国対委員長、小平議運、久野内閣、坂田(英)農林水産各委員長、および大橋副幹事長が協議した。この結果、ILOについては十三日を特別委設置のメドとし、話し合いがつかねば強行策に出るとの態度に内定した。」こう書いてある。ですから、これは委員長が御存じなくて、自民党の内部的な話だというならまだわかるのですが、議運の……

第38回国会 議院運営委員会 第27号(1961/04/14、29期、日本社会党)

○安井(吉)委員 関連して。今の可分論、不可分論の問題ですが、今出ておる五法案という中には、二つのものがまじっておると思う。第一番目は、ILOの批准に直接必要なものが一つと、もう一つは、職員の雇用者としての政府が、自分の使用者対職員関係を律する一つの法律をここで改めようということと、ILOの問題とこの二つの問題がごっちゃになっておると思うわけです。ですから、この際、労懇の答申の中でも、ILOそのものの批准を進めるべきだ。これは政府職員だけでなく、全体に……。だから、ILOにつながっておるのは、公労法と地公労法の一カ条ずつなんですから、これはもう一つのものとして処理されるべきだと思う。使用者対被……

第38回国会 議院運営委員会 第30号(1961/04/21、29期、日本社会党)

○安井(吉)委員 ちょっとお伺いいたしたいのですが、その前に、このILOの問題は、自民党も、もちろん政府側と同様に賛成の意向だし、社会党も賛成だし、民社党も共産党もみんな賛成なんです。いつでも国会は全会一致の姿で通せる態勢にあると思うのです。ただ、それがどうしても一緒に特別委員会を設けなければいけないということで、二十八日間もこうやって時間を空費しておるのだと思うのです。だから、ILOそのものはいつでも通せる立場にあるという理解の上に立って物事を考えていかなければならぬのではないかと思います。そこで、さっき柳田さんからいろいろお話がありましたが、ILO条約と、関連法案と称されておるものと、一体……

第38回国会 議院運営委員会 第39号(1961/05/23、29期、日本社会党)

○安井(吉)委員 今のお話に私意見もありますし、その他いろいろお伺いしたいこともありますが、一点だけ、現実的な出席の問題にしぼってお尋ねしたいと思います。  先ほど来ずいぶんこの点は指摘されておりますが、ほんとうに会期内に全議案を議了するという姿勢が、今までの出席状況の中に見受けられないのであります。さっきお話があったように、私どもずっと各委員会を回ってみてもそうですし、本会議などでも定足数をお集めになるのにずいぶん苦労をされておる、そういう実情を、国会運営の一番重要な責任の立場にある自民党の現実の姿として見ておるわけです。そこで、国会対策委員長にお伺いしたいのですが、どういうところに原因があ……

第38回国会 大蔵委員会 第5号(1961/02/09、29期、日本社会党)

○安井(吉)委員 私、税制調査会の今回の答申に基づく国税並びに地方税を通ずる税制改正にあたりまして、その答申の内容にもよるわけでありますけれども、いささか場当たりな、単に手直し的な暫定的な、そういったような措置で当面を糊塗しておる、そういったような問題からいろいろ御質問を申し上げたいと考えておりましたが、時間がないので、いろいろの問題点はあと回しにして次回に譲ることにいたしまして、先ほども有馬委員から農協課税の問題についての御質問がありましたのに続きまして、その問題に一つ集中をしてお尋ねをしていきたいと思います。  その前にちょっとこの点だけお尋ねしておきたいわけでありますが、税制調査会での作……

第38回国会 大蔵委員会 第14号(1961/03/14、29期、日本社会党)

○安井(吉)委員 関税定率法改正法案その他の法案に関しまして、きわめて関心を持って今日まで関税率審議会の中等で御活躍いただいておりました堀江さんのお話を今お聞かせいただいたわけでありますが、これに関連いたしまして、二、三お尋ねを申し上げ、御意見をお聞かせいただきたいと思うわけであります。もっとも、これらの法案について、立法技術だとか、そういう点について私もだいぶ疑問を持っているわけでありますが、そういったような問題は、たしか来週委員会の審査が進んでいく段階に入るそうでございますので、その際に譲りまして、きょうは一、二大まかな点をお伺いいたしたいと思うわけでございます。  初めに、今貿易の自由化……

第38回国会 大蔵委員会 第15号(1961/03/15、29期、日本社会党)

○安井(吉)委員 ただいま御説明をいただきました税制調査会のこれまでの作業の結果につきまして、ごく大まかな点で二、三お尋ねを申し上げたいと思います。  初めに、私ども社会党の立場も、配偶者控除だとか専従者控除の白色への拡大というふうな問題について、従来主張しておりましたのが、今度取り入れられておりますわけですが、その中井はもう私どもの主張とはだいぶ違って、不満はきわめて多いのですけれども、制度的な取り上げ方をされたということには敬意を表する次第であります。そしてまた、租税特別措置法や、あるいはまた間接税の問題に深く入り込んだ検討が十分できていなかったということの自己批判を今されたわけであります……

第38回国会 大蔵委員会 第20号(1961/03/24、29期、日本社会党)

○安井(吉)委員 ただいままでの堀委員の御質問の中で、緊急関税の問題について相当部分尽くされているようでありますが、なるべくダブらないような問題を取り上げながら、二、三お尋ねをいたしたいと思います。  初めに緊急関税発動の要件の問題でありますが、第九条の二に「その他予想されなかった事情の変化」というふうな表現があるわけです。これはどういうことなんですか。予想されなかったものを今予想してくれというのは少し無理かもしれませんが、どういうようなものが一応考えられるか。
【次の発言】 予想することがなかなかむずかしいから、こういう表現になったのだろうと思うのです。それは特に突っ込んでお尋ねはいたしませ……

第38回国会 大蔵委員会 第21号(1961/03/25、29期、日本社会党)

○安井(吉)委員 初めに、ガット協定との関係につきまして、外務省からお見えだそうでございますので、二、三お尋ねをしておきたいと思います。  過去ずっと続いて参りました関税交渉で、現在何品目くらいに譲許の実績がなっているのでしょう、今度の新しい二千二百三十三品目中。その点……。
【次の発言】 その品目の取り方は、つまり今の旧品目じゃなしに、新しくできたタリフのあの品目の中でそういうことになるわけですね。
【次の発言】 今度大幅な定率法の改正が行なわれるわけでありますが、その中で譲許の問題に持ち込んでいかなければならないものがたくさんあると思うわけであります。その前に、現在の譲許品目の問題につきま……

第38回国会 大蔵委員会 第29号(1961/04/20、29期、日本社会党)

○安井(吉)委員 初めに、この大阪湾及び堺港総合整備事業計画の外債に関する問題につきましてちょっと申し上げたいと思うのですが、私どもが今までにいただいている資料は、政府の提案理由の説明、この三ページのものだけなんです。大体この裏業主体がだれで、どういう事業計画で、どういう借款の内容を持つのかということについての資料は一切いただいておりません。これはいささか不親切な態度ではないかと思うのです。これはもうこの事案だけについて言うわけじゃなしに、今までもこちらから要求しなければ資料をお出しにならない、そういう態度であったのじゃないかと思うのですが、一つこれを契機として、政府並びに委員長においてぜひ善……

第38回国会 地方行政委員会 第20号(1961/04/07、29期、日本社会党)

○安井(吉)委員 ただいままで地方税法改正法案に対しまして、同僚の議員の方々からそれぞれ一般的な問題につきまして質問が続けられて参っておりますが、私も今度の改正に関連いたしましたいろいろな問題につきまして、この機会に若干のお尋ねをいたしたいと思うのであります。  初めに、今度の改正は、税制調査会の昨年末における答申に従いまして案が作られたというふうに理解をいたしておるわけでありますが、私どもは税制調査会に対しまして、国税、地方税を通ずる抜本的な改正、そういうようなもので、特に地方税の分野では、住民負担の軽減と地方財政がより高い行政水準を確保できるような方向で改正が行なわれることを実は期待をいた……


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第39回国会(1961/09/25〜1961/10/31)

第39回国会 大蔵委員会 第7号(1961/10/19、29期、日本社会党)

○安井(吉)委員 大蔵大臣はまだ三食あがっていない。そこでこれは人道上の問題だということです。ところがこの大蔵委員会という名前の委員会に大蔵大臣という名前の大臣が出てきてくれたのがこれで二回目です。これからあとまた出てきていただける機会がすいぶんないそうでございます。ですからずいぶん無理した計画で、こんな時間になっちゃったわけです。お約束はたしか二時間ということなんですが、私も念のため三時間分くらい実は用意したわけですが、しかし一つこの際、私のヒューマニズムをかき立てて一時間以内くらいで終わるようなつもりで要点をかいつまんでお尋ねをしていきたいと思います。  きょう私、これから先いろいろ問題に……


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第40回国会(1961/12/09〜1962/05/07)

第40回国会 災害対策特別委員会 第7号(1962/07/07、29期、日本社会党)

○安井委員 今本名委員からいろいろ御質問がございましたし、時間も二十分と限られておりますので、できるだけ重複を避けて、数点についてお尋ねをいたしたいと思うわけであります。  まず初めに、今なお鳴動を続けているわけでございますが、これから先どういうふうな動きになるか、このままおさまるのか、それとも、もっと激しい状態に入っていくのか、そのお見通しを今までお知りの範囲内で一つお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 爆発以前におきましてもう少し予測が十分できたのではないかとか、あるいはまた、そうじゃないとか、そういったような事情を、先ほどの問答もございましたし、私も二、三お尋ねしたいわけでござ……

第40回国会 大蔵委員会 第27号(1962/03/26、29期、日本社会党)

○安井委員 関連して……。今のやりとりの中でちょっと感ずるのですが、更正の請求によって確定するのはいつですか。
【次の発言】 そういたしますと更正の請求というのもいわゆる申告納税方式の一つのフォームになるわけですね。
【次の発言】 そういたしますと、現実においてはいずれにしても申告納税制度のフォームの一つであるということは確かですね。
【次の発言】 そういう御説明だとするならば、先ほど横山委員がお触れになった第十六条第一項第一号の申告納税方式の規定がございますね。これにずいぶん問題があるということをさっきお話しになって、「納付すべき税額が納税者のする申告により確定することを原則」とする、これだ……

第40回国会 大蔵委員会 第42号(1962/07/10、29期、日本社会党)

○安井委員 時間の制約があるそうでございますので、伊藤参考人、清水参考人に一点ずつお尋ねをいたしまして問題点を明らかにしていただきたいわけでございます。  まず伊藤先生に伺いたいのでございますが、率直に問題点を申し上げますと、政府側の表現の自由制約についての論拠を突き詰めていきますと、最後の点におきまして、外国には関税法あるいは関税定率法の輸入禁制品の規定、それの予防的効果が及ばないのだ、だから輸入映画については別なのだ、最後はこういうことに落ちついているようであります。昨年の春私がこの問題を取り上げましたときの政府側の答弁も、「外国においてそれを製作する場合におきましては、わが国の刑事法規の……

第40回国会 地方行政委員会 第22号(1962/03/20、29期、日本社会党)

○安井委員 時間がだいぶ回っておりますので、次回にしようと思ったのですが、どうしてもきようやれということですので、要点だけお尋ねをいたしたいと思います。  その前に、先ほどの川村委員の御質問の中で、工業高等専門学校の地元負担の問題につきましてお話がございましたが、あの問題につきまして、私は予算委員会の分科会でもお尋ねをした経緯がございますが、その際に奥野財政局長は、問題の解決のために善処したいというお答えがあったわけでありますが、その後においてどういうふうな御努力をされておるか、その点を一つ伺いたいのであります。私が聞いております事情を申し上げますと、文部省は、今度のあの国立の学校を建てるため……

第40回国会 地方行政委員会 第36号(1962/04/28、29期、日本社会党)

○安井委員 関連して。時間の都合でちょっと間に入れさしていただきたいのですが、ごく概念的な問題を一、二お尋ねをしたいと思います。  初めに大野木参考人にお尋ねしたいわけでありますが、これはずいぶん難解な法案でございますので、私もよくわからない点がたくさんあるわけでございますが、ただこういったような印象を持つわけです。つまり、日本の社会保障制度というのはまだ非常に若いわけです。たとえば国民年金だって毎年改正が行なわれておるというふうな状態であります。そしてまた一ぺんにみなできたのではなしに、次々とできてくるわけです。そして今地方公務員についての退職年金制度が生まれようとしておる。こういう段階であ……

第40回国会 農林水産委員会 第7号(1962/02/15、29期、日本社会党)

○安井委員 私は、今度の年次報告やあるいはまた新年度の施策に関する問題につきまして、農林大臣にお尋ねをしたいわけでありますが、特に国際経済と日本農業との関連の問題、あるいはまた就業構造の問題、それから構造対策あるいは価格対策、さらに時間があれば水産政策等にも触れたいと思うのでありますが、まず前提的に、発表されました年次報告から受ける一般的な印象について初めに申し上げて、大臣のお考えをお聞きしたいのであります。  今度の年次報告の中では、経済の高度成長に対応しつつ日本農業は高い成長を示し、農民の生活水準もかなり上昇はした、しかし他産業との生産性の開差はかえって拡大し、生活水準差も同様に拡大してい……

第40回国会 農林水産委員会 第11号(1962/02/28、29期、日本社会党)

○安井委員 ただいま議題となりました開拓融資保証法の一部を改正する法律案につきまして質疑をいたしたいと思います。この法律案の内容そのものは簡単でありますが、私はこの法律の目的とする問題の源まで突きとめるというふうな意味で、昨年の開拓営農振興審議会が政府に対し行なった答申を一つの手がかりにしながら質問を進めたいと思います。  この答申につきまして賛意を表したい点も多々あるわけでありますが、その一方なお疑問な点も少なくないわけです。それはそれといたしまして、この答申にもうかがわれますように、ちょうど政府の開拓政策が今一つの転機にきかかっているような気がするわけであります。そこで、この場合、政府の開……

第40回国会 農林水産委員会 第13号(1962/03/02、29期、日本社会党)

○安井委員 私は、この際、自由民主党、日本社会党並びに民主社会党を代表いたしまして、開拓融資保証法の一部を改正する法律案に関し、附帯決議を付するの動議を提出いたします。  初めに案文を朗読いたします。    開拓融資保証法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   開拓農家は、その大部分のものが経営不振に陥っている現状にかんがみ、政府は、開拓営農振興審議会の答申を尊重し、同答申の示す諸事項につき、速やかに具体的施策を確立すべきものと思料せられるが、とりあえず、本法の施行に当っては、左記各項の実現に努むべきである。     記  一、開拓農家の本制度に対する利用率が極めて低い実情にかんがみ……

第40回国会 農林水産委員会 第22号(1962/03/22、29期、日本社会党)

○安井委員 ちょっと関連して、念のためにお尋ねをしたいわけでありますが、つまり関税定率法の第九条の二の緊急関税の規定でございますね。先ほどの大臣の御答弁の中では、関税を上げたり下げたりするのじゃなしに、現状維持なんだから、そんなのはいいと思っていたんだというふうな御答弁があったわけです。しかし、実は緊急関税の規定があるわけです。だから外国からのフラッドがあった場合、たくさん入ってきた場合に、これは去年国会の議決があって、私どもはこれを引き上げろという主張をしたわけですが、しかし原案通り政府限りで緊急関税の設定ができるということにきまりました。例のガット第十九条のエスケープ・クローズ、それに基づ……

第40回国会 農林水産委員会 第23号(1962/03/23、29期、日本社会党)

○安井委員 今回の日ソ交渉に関連いたしまして、農林大臣は三月七日に国内の漁船の自主規制についての指示をなさったわけであります。この指示は、各方面に非常に大きな反発を呼んでいるようであります。私どもが聞きました限りにおきましても、北海道や宮城県、青森県、富山県、香川県、新潟県等々の八つの県議会が反対の決議をしており、釧路、根室、函館、小樽、広尾、厚岸あるいは青森等の十二の市町村議会がこれまた同様に反対の決議をいたしているようであります。このように急速に反対機運が巻き起こったという例は私知らないわけであります。こういうような背景の中にこの指示が実行に移されるという段階を迎えようとしていると思うので……

第40回国会 農林水産委員会 第24号(1962/03/27、29期、日本社会党)

○安井委員 ただいま丹羽委員の御質問で、てん菜生産振興臨時措置法の一部を改正する法律案が提出されますまでのいきさつについて、質疑応答があったわけでありますが、私はさらにその問題についてお尋ねを続けたいと思うのであります。  この法律が今日まで果たしてきた役割だとかそういったようなことについては、先ほど言及された通りでありますが、三月三十一日でこの法律の効果が切れてしまうということは、これはもう法律ができたときからわかっていたことであります。そうして、続いてこのような法律措置を講じていかなければならないというふうな事情もあるということも、ずうっと以前からわかっていたところであります。ところが、政……

第40回国会 農林水産委員会 第32号(1962/04/17、29期、日本社会党)

○安井委員 石田委員に引き続きまして、上程されております二法案についてお尋ねを続けたいと思うのでありますが、今度の特に農地法の改正につきまして、農林大臣の提案理由の説明その他いろいろお聞きをいたしているわけでございますが、基本的に今日まで築かれた農地改革をゆるめる方向に進もうとするおつもりが、今度の改正の中の中心になっているのではないか、そのような印象を受けるわけでありますが、農林大臣、その点いかがですか。
【次の発言】 ただいま農林大臣の御答弁がございましたが、その御答弁が、いろいろな方向から私、反論できるような気がするわけであります。その一つとして、いささか旧聞になりますけれども、昨年の秋……

第40回国会 農林水産委員会 第33号(1962/04/18、29期、日本社会党)

○安井委員 昨日に引き続きまして、両法案に対するお尋ねをいたしたいと思いますが、きょうは特に農業生産法人に関しましていろいろ問題点がありますうち、二、三をお尋ねいたしたいと思います。  今度の改正法案の中で、農業生産法人につきまして、いろいろなタイプをおきめになっているようでありますが、私は農事組合法人ですか、そういうような新しい様式を政府がお考えになっているという段階におきまして、現在農業法人という形でいろいろありますようなものも、むしろそういったようなタイプに統一をしていくという、そういうような方向こそが望ましいのではないか、そのような感じを受けるわけであります。特に社会党は、農業生産組合……

第40回国会 農林水産委員会 第34号(1962/04/19、29期、日本社会党)

○安井委員 私は、討論に入る前に、ただいまの質疑打ち切りに際しましての委員長の態度に不満の意を表したいと思います。多くの質問通告者があり、保留者があり、かつまた要求大臣の出席をも得ないままに質疑打ち切りの措置に出たことをきわめて遺憾に存じます。  私は、日本社会党を代表し、政府提出、農地法の一部を改正する法律案並びに農業協同組合法の一部を改正する法律案、両案に対し、反対の討論をいたさんとするものであります。(拍手)  まず政府提出両法案につき、改正の要点を見まするに、農地等の権利取得の最高制限の緩和は、現在政府のいわゆる自立経営農家を確立するといたしましても、平均一町歩にも満たない現在の経営構……

第40回国会 農林水産委員会 第38号(1962/04/27、29期、日本社会党)

○安井委員 大臣はこの条約そのものの最初の締結者でありますが、今のようないろいろな問題が含まれている際、今度の話し合いの中で、条約そのものの持つ問題点にまでお話し合いを進めるお気持がおありなのかどうか、それを一つお伺いいたします。
【次の発言】 北洋における特に歯舞、色丹とかその他の安全操業の問題につきまして、やはりおいでの際十分お話し合いをなすっていらっしゃることが必要ではないかと思うわけでございますが、いかがですか。
【次の発言】 全鮭連が今日まで自主規制の問題につきまして大へん反対をしておりましたが、最近に至りまして、交渉の進展に伴いまして、政府の規制措置に協力する態度に変わったわけであ……

第40回国会 農林水産委員会 第43号(1962/06/02、29期、日本社会党)

○安井委員 時間が十分ないようでございますが、ごく簡単に、菜種の交付金、さらに大豆の交付金の問題につきまして若干お尋ねをいたしたいと思います。  三十六年産菜種の交付金が今なお未交付になっている状態にあるようでございますが、どういう事情からそうなっておるか、それにつきましてお聞かせをいただきたいと思います。
【次の発言】 ただいまの御答弁では、初めてのことで実績把握に時間がかかって、特に流通経費の点検に日数がかかっているというふうなお答えでございますが、しかし昭和三十七年度産の新物も、もう六月ですから出回りが始まっているというふうな事態において、去年のものがいまだに農家の手元に入らないというこ……


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第41回国会(1962/08/04〜1962/09/02)

第41回国会 災害対策特別委員会 第4号(1962/08/28、29期、日本社会党)

○安井委員 北海道の水害の対策につきましては、すでに前後二回にわたりましていろいろな角度から質疑が行なわれておりますし、きょうの私の質問は二十分以内でやれというような決定でございますので、今まで繰り返されましたいろいろな問題点は、これはまた機会を新たにしてお尋ねすることにいたしまして、きょうは、私が直接見聞きした現地での問題点の数点を端的にお尋ねを申し上げる、こういうようなことにいたしたいと思うわけであります。  先ほども私、会館の部屋で空知支庁管内の南幌町の陳情を受けたわけでありますが、石狩川の増水が江別川にバック・ウオーターの形で入って参りまして、ちょうど戦争にぶつかってその地点だけが工事……

第41回国会 地方行政委員会 第7号(1962/08/31、29期、日本社会党)

○安井委員 ちょっと関連して。今までの質疑応答を伺っておりまして、一つだけはっきりと確かめておきたいと思うのでございますが、警察当局に伺いたいのですが、今までダムの放水でいろいろ問題が起き、災害が起きた例があるわけでありますが、その管理不十分のために刑法上の処罰を受けたという例はありますか。
【次の発言】 すべての災害は天災というより実のところ人災だという大局論はあることはありますが、しかしそのような言い方は別といたしまして、水による災害というのは大体自然的な要素が非常に多かったと思います。ですから従来の河川法などの考え方もダムがこんなに一ぱいできるというふうなことまでは予想してなかったのでは……

第41回国会 内閣委員会 第12号(1962/09/03、29期、日本社会党)

○安井委員 私、この際、千歳空港における航空符制の問題につきまして、政府当局にお尋ねをいたしたいと思います。  千歳空港では、最近航空管制の上でいろいろな問題が起きているようであります。新聞の報道によりますと、八月、「十六日午後四時ごろ女満別―千歳間定期便の北日本航空機(乗客四十人)が千歳空港に着陸するため管制塔に指示を求めたところ、どういういきさつか後方の全日空機に着陸を指示した。このため北日本航空機が急ぎ上空で旋回した。瞬間、上方から第二航空団所属のF86ジェット機が突っ込んできて接触しそうになったが、小江機長の機転でかわし、事故を避けられたという。」全くあわやの瞬間だったというふうな記事……

第41回国会 農林水産委員会 第2号(1962/08/21、29期、日本社会党)

○安井委員 先ほどの石田委員の御質問に続きまして二、三点について伺いたいわけであります。  一番初めに、米価問題に関連いたしまして、予約減税のことでだいぶ論議がかわされたわけであります。  私もその論議の中で大臣が、どうも農民の立場を守る農林省を代表する、そういう方向からの御発言でないような気がして伺っていたわけでありますが、さらにこの問題につきましては御検討をされるということでございますので、私はこの際もう少し大臣に予約減税の背景といいますか、それについて知っていただきたいために二、三この際申し上げておきたいと思うわけであります。国税におきましてこれは一割ぐらいの農家にしか関係がない、こうい……

第41回国会 農林水産委員会 第4号(1962/08/23、29期、日本社会党)

○安井委員 政府からいただきました資料によりましても、諸外国の水産業、とりわけ漁獲数量は停滞ぎみであるような姿にもかかわらず、わが国のそれは戦後毎年増加をいたしているようです。しかしその伸長の裏に大規模ないし中規模の資本漁業が大いに伸びているわけですが、沿岸漁業の方はむしろ窮乏の一途をたどっているというふうな状態にあることに気づくわけです。そこで政府は三十三年の漁業制度調査会の諮問、三十五年の漁業基本問題調査会の諮問を経まして、今度漁業法、水協法の改正法案、それに沿岸漁業振興法案の提出というふうに運ばれたのだと思うわけでありますが、ただこの三法案の姿では一体今後の日本の漁業をどういうふうな方向……

第41回国会 農林水産委員会 第7号(1962/08/29、29期、日本社会党)

○安井委員 きょうは大豆、菜種の交付金に関する問題につきまして、二、三お尋ねをいたしたいと思います。  最初に、三十七年産菜種の、大豆なたね交付金暫定措置法による基準価格の告示があったわけでありますが、その内容や決定に至る経緯等につきましてお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 その価格は、やはり銘柄、格差別の価格を示さないで、いわゆる総和平均価格という、そういったような方式のわけですね。
【次の発言】 この大豆、菜種の基準価格の問題につきまして、この委員会あるいはその他の委員会でも、数度にわたりまして取り上げた経緯があるわけでございますが、それらの際に、価格が十分に生産者の生産費や所得を……

第41回国会 農林水産委員会 第10号(1962/10/11、29期、日本社会党)

○安井委員 この委員会といたしましては、すでに昨日この澱粉価格等につきまして決議が行なわれている段階でございますので、ごく簡単に二、三の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。  初めに農業基本法第十一条の規定による農産物の価格安定に対する措置についてでありますが、政府は総合的にそれを検討し、その結果を公表しなければならないという規定があるわけであります。新聞等の報道によりまして、あるいはまたこの間の長官の御答弁の中にもあったわけでありますが、政府部内で現在進みつつあるということを伺うわけでありますが、今どういう段階にきておりますか。

第41回国会 農林水産委員会 第12号(1962/11/13、29期、日本社会党)

○安井委員 田母神さん、先にお帰りだそうでございますので、先ほどお話しになりましたコンサルタント協会のことについて、一つのアイデアだというふうに考えられるわけでございますが、その内容をもう少しお聞かせをいただきたいわけです。特にまた明年度県費の予算要求をその社団法人のためになすっていらっしゃるというような御説明もさっきあったと思うのです。特に農業改良普及制度は、きわめて不満足ではありますけれども、一応今ある国の仕組みの強化の問題も同時に考えられなくてはならないと思うのですが、その仕組みが農業改良普及制度の強化発展のために若干マイナスになりはしないかとかいうふうな反論もあるいはあるかと思いますの……

第41回国会 農林水産委員会 第13号(1962/11/14、29期、日本社会党)

○安井委員 私は、この前の臨時国会の終わりの段階で、農業構造改善事業に関する問題を取り上げて質問したことがございましたが、きのうの参考人の陳述、さらにきょう午前中から繰り返されております質疑の中で、それらの問題点がほとんど解決されず、むしろ深刻の度を加えているというふうな印象を受けるわけで、その点大へん残念だと思うわけであります。きょうはただいままで審議が続いて、またこれからあと東海林さんの質問もありますので、ちょうど自治大臣以下自治省から御出席でございますので、自治省に関係のあります部分だけをお尋ねいたしまして、きょうのところは終わりたいと思うわけであります。  初めに、この農業構造改善事業……

第41回国会 農林水産委員会 第14号(1962/11/15、29期、日本社会党)

○安井委員 私、主として最近告示になりました農安法並びに大豆なたね交付金暫定措置法によるイモ澱粉価格、さらに大豆価格の問題につきましてお尋ねをしたいと思うわけでございますが、一応決定に至る経緯、計算基礎等を先に伺ってからにしたいと思うのですが、一つ簡単にでも御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 一応御説明を今承ったわけでございますが、まず初めに、この結論が下されてから、十一月一日付のウナ電が生産者の方から私の方へきていますので読みますと、「本年産澱粉価格並びに大豆基準価格の決定につき、本日生産者代表協議の結果、法の精神を骨抜きにしたものとして絶対承服でき得ないものであり、重ねて要請の実……


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第43回国会(1962/12/24〜1963/07/06)

第43回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1963/02/13、29期、日本社会党)

○安井委員 今の宮城県の問題に関連いたしまして、ちょっとお尋ねしたいわけであります。  私も現地へ行っていろいろ話を聞いてきた記憶からいいましても、とにかくひどいものだというような気がするわけです。今、島上さんは具体的なあれをお話しになりませんでしたけれども、ちょっと申し上げてみますと、県庁の各課が発注をして、現物を納入した日付も一応私ども調べているわけでございますが、社会課は、青山染工場に名入れタオル千六百本、これは四万八千円ですが、十二月十二日に発注して十二月二十六日に納入しております。同じく藤崎にタオル六千箱、これは十一月の二十四日発注で十二月十日納入、それから同じくふろしき三万枚、金額……

第43回国会 農林水産委員会 第2号(1963/02/01、29期、日本社会党)

○安井委員 中澤委員に引き続きまして、農林大臣の施政についての御方針の発表に対しまして、質問を続けたいと思うわけでございますが、私、あと乳価問題を初め畜産の問題については湯山委員から質問がございますし、その他ずいぶんお尋ねしたい点はたくさんあるわけでございますが、時間も十分でないと思いますので、そのうちから特にこの際大臣の御見解を伺っておきたい数点につきまして、質問をいたしたいと思うわけであります。  その中でまず初めに食管制度の問題につきましてお尋ねをいたしたいわけでございますが、この大臣の御説明の中に、「最近における食糧需給事情その他経済事情の推移にかんがみ、食糧管理制度について検討を進め……

第43回国会 農林水産委員会 第4号(1963/02/06、29期、日本社会党)

○安井委員 簡単に一、二点お伺いをいたします。  初めに蓮池参考人に伺うわけでございますが、先ほど二十億の買い上げがきまったことによりまして、申し込みをとっているというふうなことでございますけれども、その申し込みの状況は業者側からすごく殺到して処理に困るような状況なのか、のろのろ進んでおるのか、そういうふうな進み方の工合について一つお話を願いたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、今までいわゆる滞貨といわれているうちの、特にデッド・ストックの部分ですね。それが八割くらいが出ているということになりますと、大体デッド・ストックはどのくらいだというふうに事業団はお見込みだったのですか。

第43回国会 農林水産委員会 第6号(1963/02/12、29期、日本社会党)

○安井委員 ただいまの二法案につきまして、きょうは基礎的な問題数点につきましてお尋ねをしたいと思います。  まず初めに、現在の農業協同組合の系統金融の問題でありますが、私どもも見ておりまして、いろいろ問題があるようにも思うわけでございますが、農林省として、その問題点をどういうふうに把握されておりましょうか、それをまずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 今度も近代化資金あるいは農林漁業金融公庫資金等につきまして改正措置が行なわれるわけでありますが、私は、それももちろん大切な問題ですが、いわゆる系統金融の問題についてそれの改善についての努力、これがまず先決問題ではないか、そういうふうな考えを持……

第43回国会 農林水産委員会 第21号(1963/03/20、29期、日本社会党)

○安井議員 ただいま議題となりました水産物の価格の安定等に関する法律案につきまして、その提案理由を御説明申し上げます。  わが国の水産業は、戦後上昇の一途をたどり、昭和三十六年度には漁獲高が六百七十一万トンに達しました。見落としてはならないことは、このような急激な発展の槓杆となりましたものは、イカ釣漁業、揚繰きんちゃく網漁業、サンマ棒受網漁業等中小漁業者によって営まれる漁業であって、そのおもなる魚種は、イワシ、イカ、サンマ、アジ、サバ等一般家庭の食膳をにぎわす大衆魚であるということであります。  これらの大衆魚は、北海道、東北地方あるいは九州方面等水揚地点における受け入れ態勢の不十分な漁場に片……

第43回国会 農林水産委員会 第29号(1963/05/16、29期、日本社会党)

○安井委員 閣内不統一の問題が出まして大臣の答弁が長くなったものですから、あと三十分くらいの間に質問者二人おりまして十分時間を持てないのが残念でございます。したがいましてたくさんある問題のうち一、二点だけ大臣にきょうのところは御質問を申し上げ、残余の質問は次の機会に事務当局にお尋ねをいたしたいと思います。  先ほど足鹿委員の質問に対しまして、掛け金の国庫負担割合の変更に関しては、掛け金が増加する分については、大臣は責任を持って補てん措置を講ずるということを言明されたわけであります。私もそのお考えに対して、責任を持ってというところに特に力を入れた御発言でございましたので、それをぜひ期待をいたした……

第43回国会 農林水産委員会 第32号(1963/05/23、29期、日本社会党)

○安井委員 大筋の論議は終わっているように思うわけでございますので、私、きょうは、この際一そう明らかにしておいていただくことが適当であると思われる若干の問題について、数点お尋ねをいたしたいと思います。  まず第一番目に、今度の改正によりまして共済組合に対する当然加入基準について相当ゆるめるというお考え方を示しておられるわけであります。組合の結成につきまして、あるいは組合の当然加入の問題につきまして、そのような改正を行なおうとされているわけでありますが、それによりまして現実に組合はどれくらい減るのか、あるいはまた加入者の面においてもどういうふうな変化が起きるようにお考えになっていられるか、それを……

第43回国会 農林水産委員会 第33号(1963/05/28、29期、日本社会党)

○安井委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、農業災害補償法の一部を改正する法律案に対し、附帯決議を付するの動議を提出いたします。  まず、案文を朗読いたします。   農業災害補償法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府は本法の施行にあたり、次のとおり措置すべきである。   一 最近におけるわが国農業事情の著しい変化に即応し、新たなる角度から農業共済制度の在り方について抜本的な検討を加えるため、法律に基づく調査会を設置すること。   二 制度改正後の予算については、現在の予算規模を大巾に超えた額を確保すること。   三 基準収量の設定については、組合等が農家の自主性を尊重して……

第43回国会 農林水産委員会 第35号(1963/05/30、29期、日本社会党)

○安井委員 だいぶ御質問申し上げたいことがあるわけでございますが、大臣のお帰りの時間があるそうでございますので、きょうのところは御協力を申し上げて、一応私のお尋ねをしたいうちの総論的な部分をやることにいたしまして、あとは来週また時間がございますので、そのときひとつゆっくりお伺いをすることにいたしたいと思います。  昭和三十四年の七月七日に内閣総理大臣から農林漁業基本問題調査会に諮問がありまして、最終的に、昭和三十五年の十月二十六日に「漁業の基本問題と基本対策」という答申が行なわれたわけです。この答申に対して全国の漁民は非常に大きな期待を持っていたと思うのです。農業に農業基本法があるように、漁業……

第43回国会 農林水産委員会 第36号(1963/06/04、29期、日本社会党)

○安井委員 この間に引き続きまして、主として政府提出の沿岸漁業等振興法案に関しましてお尋ねを進めてまいりたいと思うのでありますが、私は、沿岸漁業を振興する上におきまして最も基礎的な重大な意義を持つのは、沿岸漁民のための漁場を確保するということではないかと思います。ところが政府御提出の法案の中には、そのような問題に対する基本的な理念というようなものが示されていないわけであります。この点、私は今回の政府案における大きな弱点だと思うのでありますが、この点について政府はどういうふうにお考えでございますか。
【次の発言】 いまいろいろお話がございましたが、私は沿岸漁業者についても、漁業権の問題は漁業法と……

第43回国会 農林水産委員会 第38号(1963/06/06、29期、日本社会党)

○安井委員 時間がだいぶ過ぎておりますし、あとの予定もあるそうでありますので、お尋ねしたいことはたくさんあるわけでございますが、一つだけ私の考え方を申し上げて後意見をお伺いしたいのであります。  たいへん貴重な後意見をお聞かせいただきまして、これからの審議の上にも非常に役に立つと思うのでございますが、角屋君も言いましたように、全体的にとにかく政府原案を修正するような形で早く国会を通してくれ、そういうようなところに結論が落ちついているように思うのでございます。ただ私は、これから修正をするのかしないのか、これはあすから開かれます小委員会の中でいろいろ話し合いが行なわれると思うのでございますが、そう……

第43回国会 農林水産委員会 第41号(1963/06/13、29期、日本社会党)

○安井委員 私はこの間大臣に、ただいま提案されております法案審議の前提として、甘味資源に関するいろいろな問題についてお尋ねを続けていたわけでございますが、それらの問題についてもなお伺っておかなければならない事項がたくさんあるわけですけれども、それはあとにいたしまして、きょうは政府から御提案になっております甘味資源特別措置法案の内容にわたりまして、若干のお尋ねをいたしたいと思います。  政府は昭和三十四年に甘味資源自給力強化総合対策を発表し、昭和四十三年の国内の甘味資源総需要量を百五十二万トンと押え、その半分の七十五万トンを国内糖でまかなう計画を立て、これを基礎に糖価水準を立て、関税、消費税の基……

第43回国会 農林水産委員会 第44号(1963/06/25、29期、日本社会党)

○安井委員 大豆なたね交付金暫定措置法の第二条第二項による基準価格の決定の期限が、たしか六月三十日だったと思いますが、目前に迫ってきた段階におきまして、政府のこれに対する態度をきょうはひとつ伺いたいと思います。  初めになたねの作付状況は、ことしは例の長雨被害等もあり、例年と違う様相を呈しているように聞くわけでありますが、ことしの作付面積の状況、推定実収高の状況、特にそれらを平年と比較した形において反収の問題にも当然触れていただかなくちゃいけないと思いますが、それらの生産の状況について、まず政府の御調査の結果をひとつ伺いたいと思います。

第43回国会 農林水産委員会 第45号(1963/06/27、29期、日本社会党)

○安井委員 いま角屋君からもお尋ねがございましたが、開拓者資金融通法の一部を改正する法律案は、私の見るところでは、いわゆる新振興対策の一環として立法の運びになったものであると思うのでありますが、この法律案の内容は、金利や償還年限の一部をちょっと手を加えるというふうな程度でありまして、その問題ももちろんただいまの質疑の中でも金利の引き下げ等の措置が十分でないのではないかというふうな角屋議員のお話もあったわけでございますが、その背後にある、いわゆる新しい営農振興対策の方向というようなものを私ははっきり見きわめるということがこの際非常に大切なことではないかと思うのです。そのような考え方に立ってこの法……


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第38回国会(1960/12/26〜1961/06/08)

第38回国会 農林水産委員会大蔵委員会連合審査会 第1号(1961/05/31、29期、日本社会党)

○安井(吉)委員 この間自民党の諸君は農業基本法を無理やり通してしまいました。まさに無理無体というような表現の方が当たるかと思うのでありますが、これはおそらく参議院でつぶれると思いますが、それにいたしましても、政府案の農業基本法の中にも農林の制度金融の問題についても触れているわけでございますが、今回さらに農業近代化資金といったような新しい仕組みを今までのきわめて複雑なシステムの中にまたお入れになる。最近の報道によりますと、農地集団化のための資金の問題にも新しい方向を出そうというふうなお企てをお持ちになっておるということも聞くわけです。大体におきまして中小企業関係の金融なんかも非常に複雑だという……


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第40回国会(1961/12/09〜1962/05/07)

第40回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1962/02/19、29期、日本社会党)

○安井分科員 私、この間農林水産委員会で、農林基本問題の施策につきまして大臣と質疑応答をかわしておりますので、きょうは大豆価格の問題、それに菜種を含めまして、これにしぼりましてお尋ねをいたしたいと思います。だいぶお疲れのようですけれども、満足ができるような御答弁をいただけましたら三十分でも十五分でも終わりたいと思いますので、そのように一つお運びをいただきたいと思います。  その前に漁港の問題につきまして、ちょっと伺いたいわけでありますが、地方の漁村から漁港の新設あるいは拡充につきましても要望が非常に多いわけです。現在の整備計画の進捗の状況はどうなっておりますか、その点を一つ伺います。

第40回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1962/02/19、29期、日本社会党)

○安井分科員 きょう時間が制約されておりますので、私はもっぱら地方財政の問題についてお尋ねをしたいと思いますが、大臣も御出席でございますので、それに先だちまして、今問題になっております公職選挙法の改正の問題につきまして、若干お尋ねをいたしたいと思います。  公職選挙法の改正につきましては、選挙制度調査会の答申があり、政府は、これを基礎に公選法改正の作業を今進められつつあるわけでありますが、現在どのような段階まで来ているか、一つお聞かせをいただきたいと思います。ことに答申案より政府案が次第に後退を続けつつあると聞くわけでありますが、いかがでしょうか。


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第41回国会(1962/08/04〜1962/09/02)

第41回国会 農林水産委員会農産物価格対策に関する小委員会 第2号(1962/10/04、29期、日本社会党)

○安井小委員 先月の二十八日にこの小委員会が開かれまして、農産物価格安定法によるカンショ、バレイショ原料価格、澱粉価格等の問題につきまして審議が行なわれて、きょう引き続いて開かれたわけでありますが、先日の会議の段階では、農林省の御当局における算定の作業は、全く進んでいないというふうな状態を伺っていたわけであります。そこで、それはそれとしても、早急に進めてもらいたいという要望があり、引き続いてまたきょうある程度進んだというふうな予想のもとに第二回目の会合が持たれたというふうなことになっているわけでございますが、前会以後の作業の進捗の状況につきまして、長官から一つ御説明を願いたいと思います。


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第43回国会(1962/12/24〜1963/07/06)

第43回国会 商工委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1963/05/29、29期、日本社会党)

○安井委員 いま、足鹿委員から全体的な問題につきまして論議が行なわれておりますので、私は多くをつけ加えるつもりはございません。特に私もちょっと会合がございますので、ごく簡単に一、二点お尋ねをして終わりたいと思います。  足鹿委員は専門家ですが、私はしろうとですから、まず初めにごくプリミティブなお尋ねをしたいのですが、肥料政策は、これは農業政策と商工業政策と両面を持っておると思いますが、一体どっちにウェートを置いて政府はお考えになっているか、こういうことです。
【次の発言】 国内では、肥料を使う農家の数は六百万戸、きょういただいた「輸出硫安売掛金各社別一覧表」ですが、ここに出ている会社は十九社で……

第43回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1963/02/18、29期、日本社会党)

○安井分科員 漁業関係の国際条約につきまし、て二、三お尋ねをいたします。  時間が十分ないようでございますので、大ざっぱな触れ方になるかもしれませんが、まず二月十五日に、日米加共同委員会が東ベーリング海のオヒョウ保存勧告に関する結論を出して閉会をいたしているようでありますが、その成果につきまして政府はどういうふうに評価をされておりますか、それを一つ伺います。
【次の発言】 どうも大臣の御答弁としては、何のことやらちょっとわからないのですが、じゃ、一つ実際その街に当たった水産庁長官の方から伺います。
【次の発言】 政府の方は、一応結果は出たけれども、どう評価していいのかわからないというふうに、何……



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データ更新日:2023/02/05

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