坂口力 衆議院議員
33期国会発言一覧

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坂口力[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは坂口力衆議院議員の33期(1972/12/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は33期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院33期)

坂口力[衆]本会議発言(全期間)
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第71回国会(1972/12/22〜1973/09/27)

第71回国会 衆議院本会議 第18号(1973/03/27、33期、公明党)

○坂口力君 私は、公明党を代表して、ただいま趣旨説明のありました健康保険法等の一部を改正する法律案に対し、幾つかの問題点を取り上げ、総理大臣及び関係大臣の明確なる答弁を求めるものであります。(拍手)  この改正案は、過去二回にわたって国会に提出され、いずれも廃案となったものであります。この健保改正案に対し、反対運動がなぜこれほども強く繰り返されているかについて、数々の理由をあげることができますが、その最大のものは、国民が保険料等の財政負担に見合ったと信じることのできるよい医療が平等に保障されていないことであり、それを耐えがたい不満としているからでございます。  四大公害病に対する判決からも明ら……

第71回国会 衆議院本会議 第48号(1973/06/29、33期、公明党)

○坂口力君 私は、公明党を代表いたしまして、健康保険法等の一部を改正する法律案並びに同修正案に対し、反対の意見を表明するものであります。(拍手)  私たち公明党が終始一貫して主張してまいりました第一の点は、急激な変化を続ける社会的な諸現象の中で、わが国の医療をどう位置づけていくのかということであります。  この改正案が、全体のどのような医療制度の中に位置づけられ、いかなる理念のもとに改革されようとしているのか、そのオリエンテーションが明らかにされるべきであり、それなくして、幾万言の議論を繰り返しても、健保問題は無意味であると主張し続けてまいりました。  田中総理自身からも、この医療制度の方向性……


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第76回国会(1975/09/11〜1975/12/25)

第76回国会 衆議院本会議 第11号(1975/10/30、33期、公明党)

○坂口力君 ただいま議題となりました昭和五十年度補正予算三案に対し、私は、公明党を代表して、反対の討論を行うものであります。(拍手)  具体的に反対の理由を述べます前に、政府・自民党の国民無視の国会運営について、一言触れたいと思います。  政府は、九月十一日に国会を召集しておきながら、補正予算案を提出したのは今月九日でありました。酒、たばこ、郵便料金の値上げを先行させることを目的として、国会対策の手段に使うために、あえて補正予算案の提出をおくらせたと言わざるを得ません。政府みずから、今国会は、不況克服の施策を織り込んだ補正予算を審議するために開催したと称した以上、当然、補正予算案を今国会の冒頭……

第76回国会 衆議院本会議 第17号(1975/12/05、33期、公明党)

○坂口力君 ただいま議題となりました昭和五十年度の公債の発行の特例に関する法律案に対して、公明党を代表して、反対の討論を行います。  いわゆる赤字国債発行の財政特例法案について具体的な反対理由を述べます前に、去る三日行われました大蔵委員会における政府・自民党の強行採決を断じて許すわけにはいかないのであります。今国会だけで、実に衆参合わせて八回目、大蔵委員会で二回目の強行採決であり、対話と協調、議会の子を標榜した三木内閣の本質は一体何であったのか。この議会制民主主義の破壊者に対し、わが公明党は、国民とともに激しく、かつ、厳しくその政治姿勢を糾弾するものであります。  また、二兆二千九百億円にも上……


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第77回国会(1975/12/27〜1976/05/24)

第77回国会 衆議院本会議 第6号(1976/02/13、33期、公明党)

○坂口力君 ただいま議題となりました租税特別措置法の一部を改正する法律案について、公明党を代表して、総理並びに関係大臣に質問をいたします。(拍手)  昭和四十九年、五十年の税収不足に引き続き、五十一年度も、政府予算案では、赤字国債三兆七千五百億円を含み、七兆二千七百五十億円の国債発行を予定しております。きわめて深刻な歳入不足が予想され、いまや税制度の抜本的な改革が急務であります。したがいまして、租税特別措置法を中心に、五十一年度税制改正全般にわたって質問を行うものであります。  まず最初に、三木総理にお尋ねいたしますが、昭和五十一年度に予想される七兆二千七百五十億円という巨額な歳入不足は、百万……

坂口力[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院33期)

坂口力[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第71回国会(1972/12/22〜1973/09/27)

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第4号(1973/02/27、33期、公明党)

○坂口委員 先日のこの委員会で岡本議員が大気汚染防止法における指定地域の問題をお聞きいたしまして、この大気汚染防止法において指定地域というのははずされましたけれども、公害に係る健康被害の救済に関する特別措置法においては指定地域というのが存在する。これを取るお気持ちはありませんかという質問をされましたときに、たしかこれを取ってしまうと、汚染の少ない場所では一般のたとえばぜんそくと、それから公害によるぜんそくというようなものとの区別がつきにくい、そういうふうな意味からこの指定というのははずすことができないのだというふうにお答えになったというふうに私記憶しているわけでございますけれども、本日その問題……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第6号(1973/03/06、33期、公明党)

○坂口委員 先日も実は楠町の指定の問題をお聞きをいたしまして、いままた田中議員から御質問があったわけでございますけれども、いま長官から前向きに検討をするというおことばをいただいたわけでございますが、これはもうかなり長い期間検討をしていただいておりますので、患者の発生率等を見ますと四日市の非常にきびしいところよりは低うございますけれども、四日市のこの認定になっております地域の少ない部分よりもきびしい数字が出ております。何とかしてこの地域指定にひとつ御尽力をいただきたいと思うわけでございます。  先日お伺いいたしましたときに、一応いま慢性の気管支炎の有症率が五・一%という数字が出ておるわけでありま……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第7号(1973/03/09、33期、公明党)

○坂口委員 きょうは一番最初に総量規制の問題をお尋ねしたいと思うのでございます。  総理も環境庁長官も実現させるというふうに再三御答弁をなさっているわけでございますが、東京、千葉さらに七日の日には大阪のほうで総量規制の問題が発表になりました。この大阪の総量規制案に対する御見解というものをまずお伺いをしたい思います。
【次の発言】 そういたしますと、この大阪の総量規制案に対しましては、今後国の段階でこれを参考にされまして全国的に取り入れていかれるという御方針でございますか。その辺のところをお伺いしたいと思うのです。
【次の発言】 そういたしますと、この方式としては幾つかある。しかし全体としては、……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第11号(1973/04/03、33期、公明党)

○坂口委員 だいぶ時間もおそくなってまいりましたので、重点的に申しまして、議事進行に協力させていただきます。  文部省の局長さんがお急ぎのようでございますので、具体例が先になって話が多少前後いたしますが、そちらのほうからやらせていただきたいと思います。  きょうお聞きしたいのは騒音、特に道路にまつわる騒音でございますけれども、その大まかなことをお聞きします前に、時間の都合で、先ほど申しましたように具体例から先に申させていただきますが、一例といたしまして申しますと、四日市市に納屋小学校というのがあるのですが、この小学校ができましたあと、その小学校にちょうど隣接いたしまして名四国道ができました。P……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第14号(1973/04/12、33期、公明党)

○坂口委員 すでに多くの皆さん方からいろいろな問題が出されましたので、できる限り重複を避けて御質問をさせていただきたいと思います。  まず白井先生にお願いしたいわけでございますが、先生のお話に、外部環境の汚染というものは自然に内部環境の汚染に結びついていくというようなお話がございましたし、またわれわれは不顕性のメチル水銀中毒に襲われている、こういうお話もございました。これらのお話から、すでにたまってしまったものは、先ほどからのお話にもございますとおり、もういかんともしがたい問題がある、ひとつこれ以上出さないこと以外には手がないというお話でございました。現在問題になっておりますのは、水銀であり、……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第16号(1973/04/17、33期、公明党)

○坂口委員 きょうはセメント公害についてひとつお伺いをしたいと思います。  まず第一に、セメント公害の場合にはやはり大気汚染防止法で規制されるものと思いますが、他の粉じんと違って特殊な点を多く持っておりますので、これについての取り扱いをいままでどういうふうになさっていたかという点をお伺いしたいと思います。  それからあわせて、排出基準なるものがあるのかどうかということもひとつお願いをしたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、製造工場におきましてはすでに規制があるというふうに理解させていただいてよろしゅうございますね。
【次の発言】 セメントの場合は、ほかの粉じんあるいはばいじんと違い……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号(1973/04/20、33期、公明党)

○坂口委員 私も昨日千葉ニッコーのほうにおじゃまに上がりまして、いろいろ見せていただきました。カネミ油、PCBの問題から今回の千葉ニッコーの問題、同様な問題が続いているわけでございますが、今後このような事件を繰り返さないように、いろいろの点で注意をしていかなければならないと思うわけでございます。  先ほど中島議員の御質問のときに出ておりました食品衛生監視員の問題で、少し私の調べました数字と違うところがございますので、この問題から入らしていただきたいと思います。  第一に、食品衛生監視員の問題でありますけれども、いわゆる食品衛生法施行令の第三条で監視、指導が定められているわけでございますが、今回……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第19号(1973/04/25、33期、公明党)

○坂口委員 去る二十一日に海上保安庁から昭和四十七年におきます海洋の汚染発生状況が発表になりました。監視体制の充実強化ということもあろうかと思いますが、汚染現象の増加ということもなおかつ続いていることは事実のようでございます。きれいな海を取り戻しますことは、国民全体の願いでもございますし、依然として汚染が続いているということはまことに残念な限りでございます。  そこで、海上保安庁の発表を拝見いたしますと、油の排出の発見件数というものが圧倒的に多くなっておりまして、千九百八十三件ということになっております。全体の八六・九%を占めております。特にひどいのが東京湾、伊勢湾あるいは瀬戸内海で、これは集……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第23号(1973/06/05、33期、公明党)

○坂口委員 去る五月三日夜に三重県の神島沖の海上で発生いたしましたタンカーの日聖丸と西ドイツ貨物船のメリアン号の衝突事故につきましてお尋ねをしたいと思うわけでございます。  四月末のこの委員会におきまして、海上事故によります油汚染の問題を実はやらせていただきました。そのときにはこの事故は起こっていなかったわけでございますが、たまたまその直後にこの事件が起こりました。この事故によりまして、伊勢湾全体から熊野灘にかけまして、たいへん海水が汚染をされまして、魚介類の水産資源に多大の被害をもたらしていることは、まことに残念に思うわけでございます。  まず最初にお伺いしたいのは、海上交通安全についてでご……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第25号(1973/06/12、33期、公明党)

○坂口委員 先ほど木下委員から出ました四日市の問題でございますが、関連で少し、二点ほど質問させていただきます。  実は私、地元でもございますので、二、三日前から現地に行ってまいりましていろいろと様子も見てまいりました。先ほど長官から、地方自治体のことは一応地方自治体が責任を持つべきであるという御発言でございました。いずれにいたしましても、いわゆる患者さんがああいうふうなところにすわり込みを続けるということは、一刻も早くこれは解決しなければならない問題であると思うわけでございます。いろいろ地元の話を聞いてみますと、県や市の指導というものに対して企業がなかなか聞き入れなくなっている、これは事実でご……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第37号(1973/07/12、33期、公明党)

○坂口委員 時間がないようでございますので、二問だけに限ってお聞きをさしていただきたいと思います。  一問は、菱田参考人にお伺いをいたします。先ほどゾーンディフェンスというお考えを示されまして、そして自動車による、いわゆる移動発生源による害がかなりなパーセントを占めるというお話がありました。この先生の御意見から察しますに、結局指定地域というものをきめるということが、いままで以上に、移動発生源が多くなればなるほどむずかしくなってくるという考え方を私は持つわけでございますし、私どもも、指定地域というものをいまのような考え方でいいかどうかということを非常に疑問に思ってきたわけでございます。そういう意……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第40号(1973/07/18、33期、公明党)

○坂口委員 指定地域の問題につきましては、先般来多くの方からいろいろと御意見が出ておりますが、たいへん重要な問題でございますので、重ねてお聞きをしたいと思います。  まず最初にお聞きをしたいと思いますのは、この指定地域、それから続きます指定疾病についても同じでございますが、この指定地域もしくは指定疾病についての考え方というのは、いわゆる現行の救済法の場合と一応同じというふうに考えていいのか、それとも違うのか、この辺からひとつお聞きをしたいと思います。
【次の発言】 公害に係る健康被害の救済に関する特別措置法、このほうはあくまでも健康被害の救済ということが中心でございますし、今回のこの補償法案の……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第41号(1973/07/19、33期、公明党)

○坂口委員 昨日指定地域あるいは指定疾病についてお聞きいたしましたけれども、その中で二、三落としております点につきまして重ねてお聞きをしたいと思います。  指定疾病による障害の程度ですけれども、これはいわゆる労働能力の喪失度を尺度とするのか、あるいはまた生活全体の能力の喪失度を尺度とするのか、あるいはその疾病の症状を尺度にするのか、それによってかなり違ってくると思うのです。この点、あらわなところをひとつお聞かせをいただきたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、ただ疾病の症状だけを尺度にするのではなしに、公衆衛生的な立場あるいはまた検査の結果等を総合してきめるというお話でございますし、……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第47号(1973/09/11、33期、公明党)

○坂口委員 どうもおそくまでありがとうございます。  福田参考人からまずお聞きをしたいと思うわけでございますが、二千分の一という模型でいろいろの研究をいまからなさろうとしておるのでありまして、今後非常に期待をさせていただくわけでございますけれども、私どもしろうと考えで聞かせていただくと、汚染物質の拡散等につきましては、これは模型である程度わかるのではないかということがしろうとなりに理解もできるわけでございますが、先ほど先生がおっしゃった時間的な短縮ですね、たとえば十年間分を二十三日とおっしゃったんですか、短い期間で時間的な短縮の状態も見ることができる、こういうふうにおっしゃったようにお聞きした……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第50号(1973/09/18、33期、公明党)

○坂口委員 きょうは道路騒音につきましてひとつ御質問をさしていただきたいと思います。  以前にこの委員会におきまして道路騒音のことを一、二回取り上げさしていただいたことがありますが、最近いろいろな公害の中で特にこの騒音に対する一般の皆さん方からの苦情というものが多くなっております。統計的に見てみましても全体の公害に対する苦情の約四〇%ないし四五%は騒音によっている、こういう結果が出ております。環境基準を上回る特に道路騒音、交通騒音と申しますか、これに対しまして基本的に今後どういうふうな方向に持っていこう、どういうふうに対処していこうというふうにお考えになっておるか、基本的な態度からひとつお聞き……

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第53号(1973/11/13、33期、公明党)

○坂口委員 石油コンビナートの問題に入ります前に、先日、東海公衆衛生学会で「大気汚染と佝僂病様症状」という発表がございましたが、時間がございませんので簡単にこれを先に触れさせてもらいたいと思います。  以前にも東京の糀谷保健所で同様の発表をなされたことがございますが、大気汚染の進んでいる地域で乳幼児のエックス線撮影の結果、佝僂病様の骨変化が認められるということが、今回発表になったわけであります。これが大気汚染と本格的に因果関係があるかどうかということにつきましては、まだ明らかでございませんけれども、この点につきまして、環境庁それから厚生省ともに、どのように現在の時点で把握をされておみえになるか……

第71回国会 社会労働委員会 第3号(1973/02/22、33期、公明党)

○坂口委員 ちょっとかぜを引きましたために聞きにくいと思いますけれども、お許しいただきたいと思います。  過去五年間の間に社会労働委員会だけでも看護婦問題というのは八回に及んで取り上げられております。きょうもお昼までに社会党の金子議員さんからお話がございました。たいへん大事な問題でございますので、あえて取り上げさせていただきたいと思うわけでございます。  昭和四十一年三月、参議院におきまして時の厚生大臣の鈴木善幸さんが、昭和四十五年の時点で看護婦は充足できる、こうお答えになっておるわけです。もう少し詳しく申しますと、毎年二万五千人の増加ができる予定である。しかし、約一万人ずつおやめになる、した……

第71回国会 社会労働委員会 第4号(1973/02/27、33期、公明党)

○坂口委員 限られた時間でございますので、二点だけひとつお聞きしたいと思います。一つは、企業内の労働者の定期健康診断でございますし、もう一つは労災の問題でございます。  まず企業内の労働者の定期健康診断の問題でございますけれども、労働安全衛生規則の第六章の健康管理のところに定期健康診断の項がございます。そこに、たとえば既往症でございますとか業務歴の調査、自覚症状だとか他覚症状のあるなしの検査、それから身長、体重、視力、聴力ですね、そのほか胸部エックス線ですとか、ツベルクリン反応だとか、赤沈だとか、喀たん検査、こういったものが書いでございます。そのほか血圧の測定、尿の検査、こういったものがござい……

第71回国会 社会労働委員会 第6号(1973/03/06、33期、公明党)

○坂口委員 前回に企業内の定期健康診断の件につきましてお伺いをいたしました。前回お伺いいたしましたのは、現在の疾病構造というものが以前の結核中心の病気から成人病中心の形に変わってきている。だから現在の定期健康診断の内容というものも、やはり結核中心的なものではなしに、成人病中心型へ改革をしなければならないのではないかということを申し上げたわけでございます。  それに対しまして、健康診断の内容というのは、現在のところは、医師が必要と認めるときには、たとえば血圧だとか尿だとかいうことも調べるようになっていて、これは成人病型にもなるんだというような御答弁でございました。さらに、しかしながらこの問題は、……

第71回国会 社会労働委員会 第7号(1973/03/08、33期、公明党)

○坂口委員 前回看護婦問題を聞かせていただきましたが、そのときに時間がございませんで少し残っている問題がございますので、その問題から入らせていただきたいと思います。  看護婦問題が非常に深刻な問題になっております。その中でも特に特異な立場にあります助産婦でございますが、これがまた非常に不足をいたしております。試みに数字を見てみますと、昭和三十五年には五万五千四百三十六人いました助産婦が、昭和四十六年には三万一千二百二十六人というふうに減っておりまして、この十年の間に二万四千二百十人も減っていることになります。これは四四%の減でございますし、一年当たりにいたしますと、二千四百人ずつ減っている、こ……

第71回国会 社会労働委員会 第11号(1973/03/29、33期、公明党)

○坂口委員 今朝来、被爆者に対する特別措置の論議が続いているわけでございますけれども、多くの方から、多くの方面からいろいろの意見が出ましたので、あるいは重複するかとも思いますが、二、三の問題点を取り上げましてお考えを伺いたいと思います。  私は、被害者の健康管理について、特にお尋ねをしたいと思うわけでございます。  まず第一は、特別手当と、それから健康管理手当の問題がございます。この二つの手当のことにつきまして、政府委員の方々からもいろいろ御説明も受けておりますけれども、あらためてこの二つの手当が別々につくられた理由からひとつお聞きしたいと思います。

第71回国会 社会労働委員会 第12号(1973/04/03、33期、公明党)

○坂口委員 久々に天然痘の患者さんが出たわけでございますが、先ほどからいろいろお話がございましたとおり、これは防疫体制の問題になると思います。しばらくの間この防疫体制というもの、特にバングラデシュですとか、インドですとか、パキスタンとかいうような非常に流行地域からの出入りをなさることについての防疫体制というものを、具体的にどのように強化されるか。たとえば非常に流行が盛んなところについての旅行というようなものについては、ある程度制限をするとかというようなことをお考えになっているのか。その点をひとつお伺いしたいと思います。
【次の発言】 もう一つは、おとなはほとんど植えぼうそうをやっておりますしし……

第71回国会 社会労働委員会 第16号(1973/04/17、33期、公明党)

○坂口委員 きょうは労働安全衛生法のいろいろな部門についてお尋ねをいたしたいと思います。  労働安全衛生法が成立しましてから一年ばかり経過したわけでございますけれども、その第十八条にいわゆる衛生委員会を設けなければならないという項がございます。また第十九条には安全委員会あるいは衛生委員会というものじゃなしに、それを安全衛生委員会という形で設置することにもなっております。こういうふうに衛生委員会なりあるいは安全衛生委員会というものを設置しなければならないことになっておりますが、現在各事業所においてどれくらいの委員会ができていますか。小さな事業所は別としまして千名以上ぐらいの事業所等でけっこうでご……

第71回国会 社会労働委員会 第19号(1973/05/08、33期、公明党)

○坂口委員 この法律の目的は、大きく分けまして三つの柱からなっておると思います。一つは労働力の確保であり、一つは雇用の安定であり、福祉の増進ではないか。この三つの柱からなっていると思うのですが、特に福祉の増進についてお聞きしたいのですけれども、その福祉の増進に入ります前に、基本的な問題でお伺いをしておきたいと思います。  現行法が今回一部改正されるということでこの改正案が出たわけでございますが、現行法が現実に即応できなくなったという認識の上に当然これは立っているわけでございます。現実に即応できなくなったという、その原因は何であるというふうにお考えになるのでしょうか。その辺の基本的な問題をひとつ……

第71回国会 社会労働委員会 第22号(1973/05/31、33期、公明党)

○坂口委員 この健保の問題を論じるにあたりましては、いろいろこまかな問題もございますけれども、医療制度あるいは医療保険制度を今後どうするかという大きな流れの問題、これが非常に重要な問題であるというふうに考えております。こまかな問題をお聞きいたします前に、医療の大きな流れ、これを今後どういうふうに定めていくのか、そういうふうな点についてお聞きをしたいと思うのであります。  そこで、まず第一にお聞きをしたいことは、現在の医療保険制度、これはたいへん大きな問題でございますが、この制度について、将来これをどういうふうに改革していこうとしておられるのか、それとも現在のままでいいというふうにお考えになって……

第71回国会 社会労働委員会 第30号(1973/06/21、33期、公明党)

○坂口委員 ラストスピーカーになりましたので、ひとつよろしくお願いいたします。  先ほども一例報告がありましたので、私もまず一例報告からやらしていただきたいと思います。児童扶養手当法に関しまして私はまずお聞きをしたいと思います。  これは私のほうの新聞に四月四日の日に出たものでございますが、山口県の新南陽市、ここのケースでございます。この市立の母子寮におります平田静江さんという三十八歳の方の事例でございます。昭和四十二年二月に夫と別離しまして、やむなく母子寮に入っております。当時三十二歳だった静江さんは、そのころ二人のお子さんがございましたが、特技のない中年の婦人でございますので、婦人のいわゆ……

第71回国会 社会労働委員会 第32号(1973/06/23、33期、公明党)

○坂口委員 日雇い健保につきまして、二時間ばかりの時間をちょうだいしてありますが、大臣のほうが御用がおありのようでございますので、重点的に三点だけお聞かせいただきたいと思います。  日雇い健保の被保険者またはその御家族の医療の利用状況を見てみますと、ほかの保険に入っておみえになります方と比べて、入院日数が多いわけでございます。一日当たりの点数で見ますと、決してそう多くはないわけでございます。どうしても一件当たりの日数が多いものですから、全体の医療額が多くなっているという統計が出ております。また、日雇い保険に入っておみえになります皆さん方の疾病分類を見せていただきますと、特に循環器系の病気の方が……

第71回国会 社会労働委員会 第36号(1973/06/28、33期、公明党)

○坂口委員 討論に入ります前に一言申し上げたいことがございます。  私は他党の内政干渉をする気は毛頭ございませんが、自民党に原因があって、その結果が国民大衆に多大の迷惑を及ぼすようなことがあるとすれば、これは黙ってはおれません。いかなる党内事情があるにせよ、悪を助け、善を憎むがごとき行為はまことに遺憾であります。  国民大衆はこの事実に対し、厳然と冷静に監視していたことでありましょう。私は、田中総理と自民党に猛省を促すものであります。  さて、私は健康保険法の一部を改正する法律案及び修正案に対しまして、公明党を代表して反対の意見を述べるものであります。  私ども公明党は、この法案の審議を通じて……

第71回国会 社会労働委員会 第39号(1973/07/06、33期、公明党)

○坂口委員 先ほどからもいろいろ御審議がありましたけれども、去る二月二十七日のこの委員会におきまして、保母さん、それから看護婦さん等の頸肩腕症候群あるいは腰痛症の問題を質問させていただきました。そのときに、腰痛症につきましてはすでに労災等の対象になっている、しかし頸肩腕症候群についてはまだそこまでいっていないというお話でございました。この保母さんあたりにそういうふうな疾病が多いのかどうかということを、早急に委員会等をつくって検討したいというお話をいただいておりますので、その後それがどういうふうになっているかということからまずお聞きをしたいと思います。

第71回国会 社会労働委員会 第42号(1973/07/17、33期、公明党)

○坂口委員 七月一日から献血推進月間が始まっております。今国会の最初にも一度この献血問題、取り上げさせていただきましたが、引き続きまして、本日献血問題をやらさせていただきたいと思います。  御承知のように昭和三十九年八月の閣議決定以来、全国で献血の輪は広げられましたし、制度上いろいろの問題はありましたけれども、とにもかくにも国民全体の中でその重要性が認識されまして、献血者数は年間約三百万になんなんといたしております。申し上げるまでもなく、この献血運動というのは単に血液を出し合う運動というのではなしに、いわゆる血液を出すという生物学的な、あるいは医学的な側面だけではなしに、お互いの生存をかけた一……

第71回国会 農林水産委員会 第29号(1973/06/07、33期、公明党)

○坂口委員 参考人の皆さん方にはたいへんお忙しいところを御出席をいただきましてまことにありがとうございます 今回の事故に対しましての御努力にまず感謝を申し上げたいと思うわけでございます。  いま角屋先生から総論的にいろいろとお話がございましたので、もう少し突っ込んでいろいろと御意見を承り、関係庁の皆さま方の御意見をお聞きしたいと思うわけでございます。  先ほど角屋先生から両漁業組合の先生方に対しまして、一言で言えば、何が一番困ったかというような御発言がございましたが、県当局を代表してお見えになりました後藤参考人、それから愛知県の蟹江参考人のお二人に対しまして、県当局として、こういう事故が起こっ……


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第72回国会(1973/12/01〜1974/06/03)

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第6号(1974/02/28、33期、公明党)

○坂口委員 時間がたいへんおそくなりましたので、一問だけお聞きをさせていただいて終わりにしたいと思います。  大阪空港の公害訴訟判決がおりまして、この中にも多くの問題点が含まれているわけでございますが、簡単にいえば、けさからいろいろ御議論がありましたように、われわれの生活の便利さと、それから健康の守りとの対決でありますし、その調和点をどこに見出すかということであったと思うわけであります。今回の結果は健康の守りのほうにもある程度配慮をしながらも、しかし、さらに一歩公共性というものを高く評価したという結果ではなかったかと思うのであります。環境権の問題でございますとか、あるいは公共性の問題でございま……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第11号(1974/03/19、33期、公明党)

○坂口委員 公害健康被害補償法の一部改正案に関しまして、若干質問させていただきたいと思います。  本法の施行を待ち遠しく思ってお見えになる方々がある反面におきまして、関係者の間でも一部非常に不安に思っている方もあるわけです。というのは、前国会においても何度か議論されましたけれども、政令事項が五十数カ章でございましたか、ある。その内容いかんによっては、この認定患者の受ける利害というものは大きく違ってくるというようなことから、非常に不安に思ってお見えになる方もあるわけであります。  そこで、まずお伺いしておきたいことは、今回のこの一部改正案で、財政措置としまして、ようやく両肺がそろったことになるわ……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第12号(1974/03/22、33期、公明党)

○坂口委員 時間がおそくなりましたので 短時間で終わりたいと思います。昨年の九月の十八日に道路騒音のことをお聞きをしておりまして、きょうは、その続編という形で少しお聞きをしたいと思います。  騒音は、先ほどからもいろいろお話が出ておりますように、いままでのたとえばカドミウムですとか、あるいは水銀の中毒というようなものとはかなり様相を異にしておりますし、そういったものとは違いまして、はっきりとした生体に対する反応というものが出てまいりません。むしろ自律神経系やホルモン系の失調という形で、その人その人によっていろいろ違った症状が出てくるというのが、この騒音による障害の一つの特徴かとも思うわけであり……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第15号(1974/04/02、33期、公明党)

○坂口委員 本法案に対する基本的なことから、まず長官にお伺いをしたいと思います。  この法案を拝見しますと、富士山はわが国の自然の象徴であり、世界に誇る国民的資産であり、後代の国民に継承すべきものである云々、こういうふうな書き方がしてございまして、これの適正な保護、利用をはかることを目的としている、こういうことに第一条になっております。  本法案は保全が中心なのか、それとも利用に重点を置いているのかということを、たいへん大きな疑問に思うわけであります。自然環境保全法及び自然公園法などにありましては「自然環境の保全」あるいは「景観を保護」、こういうことばが用いられておりますが、本法案ではことさら……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第16号(1974/04/04、33期、公明党)

○坂口委員 きょうは国定公園内の事業につきまして、お伺いをしたいと思います。  国定公園内の特別地域におきましては、都道府県知事の許可を、事業をいたしますときに受けなければならないことになっておりますが、普通地域におきましても、その風景を保護するために必要な限度において、当該行為を禁止することができるというような項目もございます。  そこで、国定公園内の採石というようなことについて一般的な、基本的なお考え方というものをまずお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 きょうは非常に時間が短時間でございますので、具体例をまとめて申し上げたいと思いますので、あとでひとつまとめて御答弁をいただきたいと思……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第20号(1974/04/26、33期、公明党)

○坂口委員 長官、時間が詰まっているようでございますので、岡本議員が午前中に質問をいたしまして残りました二、三問だけについで質問をさせていただきたいと思います。  第二十七条の前半につきましては、すでに岡本議員が質問をしているところでございますが、第二十七条の二の三項を読みますと、中央委員会と審査会とが協議をして管轄を定めることができることとしております。こういうことになっておるわけでありますが、これは運用のいかんによっては第二十四条に定められております管轄が無意味になりかねないという気もするわけでありますが、この辺はどのようにお考えになりますか、ひとつお聞かせを願います。

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第21号(1974/05/07、33期、公明党)

○坂口委員 前回の質問のときに、富士地域の環境保全よりも利用環境に、この法案が重きが置かれているのではないかということを質問をさせていただきました。その一部を私、残しておりましたので、きょう続きまして質問させていただきたいと思います。  きょうお聞きしたいのは、いままでに自然公園法及び自然環境保全法がすでにあるわけでありますが、この法律がすでにありまして運用されているわけでありますが、今回新しく富士保全法案が出てきたわけであります。いままでの自然公園法及び自然環境保全法の運用で何が一体足りなかったのか、今回新しいこの富士保全という特別の法案が出てきたわけであります。出る以上は、それなりの、いま……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第22号(1974/05/09、33期、公明党)

○坂口委員 あすから愛鳥週間に入るわけでございますが、日本も昨年来アメリカ、ソ連それからオーストラリア、こういった国々と渡り鳥保護条約というのが締結をされまして、調印をされまして、国際的な立場から野鳥を保護していくという方針が打ち出されているわけであります。国内的にも自然保護かあるいは産業開発かという議論が非常に盛んになっております。きょうは干がたの埋め立て問題につきまして、関係当局にお聞きをしたいと思います。  まず最初に、環境庁にお伺いをしたいと思いますが、このアメリカ、ソ連、オーストラリア、これらの国々との二国間渡り鳥条約、これをそれぞれ締結されているわけでありますが、この条約の背景、そ……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第25号(1974/05/21、33期、公明党)

○坂口委員 いま岡本議員からいろいろの点が指摘されまして、重複するところは避けさせていただきたいと思います。  従来の濃度規制から総量規制へという進展につきましては、これは私どもも、たいへん好ましいことだと思うわけでございます。きょう午前中にもいろいろと指摘があったとおり、結局はその内容いかんということになるであろうと思います。長官かち、世界に先がけて日本は行なったというお話がございました。世界に先がけてやられたということについて評価する一方において、やはり世界に先がけてやらねばならない環境が生まれたということを悲しまなければならないと思うわけであります。  二、三の点、まずお聞きをしたいと思……

第72回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第26号(1974/05/22、33期、公明党)

○坂口委員 参考人の皆さんには、きょうはたいへんお忙しいところをありがとうございました。ラストスピーカーでございますので、よろしくお願いいたします。  まず大塩参考人から、順を追ってお聞きをしたいと思います。  先ほどお話しいただきました中に、上下の実態調査というものが不十分だというお話が一つございました。私は、このことにつきましては、いままであまり聞いたことがなかったものでございますので、今後の研究というものが大気汚染等に非常に大きな影響を持つことならば、これは真剣に取り組まなければならない問題ではないかというふうに聞かせていただきました。このことにつきまして、もう少しお教えいただきたいとい……

第72回国会 社会労働委員会 第3号(1973/12/18、33期、公明党)

○坂口委員 最近の物価高あるいはまた石油問題を中心にしまして、来年の経済成長率の見込みの問題がいまいろいろと言われております。きょう午前中にもこの問題が確かに出ました。けさからの議論を聞いておりますと、まだはっきり固まっていないという御回答でございましたけれども、しかし、現在の情勢から推して、労働省としての四十九年度の成長率の見込み、それからそれに対する失業者がどれくらいなものになるかというあらあらの見当というものはつけておみえになると思うのでございます。その点につきましてまず再度お聞きをしたいと思います。
【次の発言】 私どもも、できる限りこの問題がスムーズに進みまして問題が少ないことを願っ……

第72回国会 社会労働委員会 第4号(1973/12/20、33期、公明党)

○坂口委員 私も、きょうは生活保護の問題を取り上げてやりたいと思っておりましたが、いま食費の問題等につきましては寺前議員から出ましたので、できるだけ重複は避けたいと思いますが、しかしいま議論が出ておりましたとおり、非常にいまの議論は重要な部分だと思いますので、一つだけ私も念を押させていただきたいと思います。  生活保護法の、この法律の最初の目的に「その困窮の程度に応じ、必要な保護を行い、その最低限度の生活を保障するとともに、その自立を助長することを目的とする。」こうなっておりますね。その「最低生活」とは三条に「この法律により保障される最低限度の生活は、健康で文化的な生活水準を維持することができ……

第72回国会 社会労働委員会 第10号(1974/03/05、33期、公明党)

○坂口委員 先日予算委員会で労働大臣には身体障害者の雇用問題につきまして少しだけ質問をさせていただきましたが、時間がございませんでしたので、きょう引き続いて質問をさせていただきたいと思います。  先日も申しましたとおり、最近の物価狂乱の中で特に身体障害者の皆さん方、非常にいろいろの面で影響を受けておみえになるわけであります。そういう面から考えましても、どうしても一日も早く身体障害者の皆さん方に適当な職場についていただけるような環境づくりをしていくということが非常に重要ではないか、こう考えるわけでございます。先日も少し質問いたしまして、多少きょうダブるところがございますが、民間企業の雇用率の達成……

第72回国会 社会労働委員会 第12号(1974/03/28、33期、公明党)

○坂口委員 われわれ日本人は、戦後早くも三十年の歳月を迎えようとしているわけでございますが、戦争のなまなましい記憶を一面では忘れかけようとしておりますが、また反面におきましては、戦争が何であったかということを新しい立場から、かえってはっきりとした全体像を把握できるときを迎えているのではないかと思うのであります。いまこの戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部を改正する法律案を見ますときに、あらためて基本的な立場を考え直すべきときではないかと思うわけでございます。  まず、この中にあります事変地または戦地の考え方でありますが、どういうことを基準にして事変地あるいは戦地というものを定めていくのか、この辺……

第72回国会 社会労働委員会 第15号(1974/04/05、33期、公明党)

○坂口委員 前回身体障害者の雇用問題を少し質問させていただきましたが、続きまして、この問題もう少しきょう質問させていただきたいと思います。  前回にも、民間企業の雇用率の達成状況が一・三%に達していないということ、特に大きい企業においてこの達成率が悪いということなどをあげまして質問したわけであります。また官公庁におきましても達成状況は必ずしもいいことはない。特に政府関係の各省の雇用状況等もお聞きをいたしましたが、省によりましてはかなり落ちているところもあるわけであります。たとえば経済企画庁なんかは〇・九%でございますし、沖繩開発庁はゼロでありますし、環境庁は〇・七三%、公安調査庁は〇・一〇%、……

第72回国会 社会労働委員会 第16号(1974/04/08、33期、公明党)

○坂口委員 先日来大臣に対しまして、身体障害者の問題を何度か質問をさせていただきましたが、この法案を見せていただいておりまして、やはり身体障害者の問題がひとつどうしても聞きたいというふうに思ったわけでございます。  この法案の中に高齢者の問題につきましてはかなりの部分が出ております。しかし、身体障害者の雇用促進の問題というのはこの中ではあまり取り扱われていない、あまりというよりも取り扱われていない、この点についてどういうふうにお考えになっているか、まずお伺いをしたい。
【次の発言】 誤解のないように、私どものほうも考え方をはっきりさせておかなければならないと思いますが、この雇用改善事業あるいは……

第72回国会 社会労働委員会 第21号(1974/04/25、33期、公明党)

○坂口委員 四党提案の援護法につきましてはけさからるる述べられておりますし、私、割愛をさせていただきたいと思います。  まず最初にお聞きをしたいと思いますのは、先ほどからもいろいろ出ておりましたが、認定疾病の問題でございます。被爆者の方々と一般の方々との間に疾病像にどのような変化を来たしているかということをまずお聞きをしたい。これは原爆が落ちました当時じゃなしに、現在におけるところの被爆者とそして一般の方々との間にどういうふうな疾病等の差が出ておるか、こういうことを先にひとつお聞きしたいと思います。
【次の発言】 決してそういうむずかしいことじゃなしに、たとえば高血圧が非常に多いとかあるいはま……

第72回国会 社会労働委員会 第24号(1974/05/14、33期、公明党)

○坂口委員 こまかな問題になりますけれども、二、三お聞きをしたいと思います。  労働安全衛生法の第六十五条で定めるいわゆる作業場というのがございますが、この政令で定められておりますものには十種類がございます。今回のこの作業環境測定法案においては、五種類を測定検査の対象としているということを聞いておりますが、これはなぜ減らされたのか、その点をひとつお伺いをします。
【次の発言】 いまのお話もわかるわけでありますが、この作業環境の測定をするというのは、測定をする人のテクニックがやすいとかむずかしいとかということではなしに、そこに働く人たちにとってそれをきちっと整理をしておかないといけないかどうかと……

第72回国会 社会労働委員会 第25号(1974/05/16、33期、公明党)

○坂口委員 結核予防法のほうからお伺いをしたいと思います。  御承知のように結核患者の推移は、この法律案等の中に内容にも盛られておりますように、登録患者というのは年々歳々減ってまいりました。これはもう事実でございます。発生状況にも著しい変化が見られてまいりました。地域やあるいは年齢、社会階層別に見ます患者の偏在化ということも著しくなっていることも事実でございます。しかしながら、患者発見の効率の面から見ますと、学校検診や一般家庭婦人等の検診の間隔の延長をするということにはならないと私どもは思っております。  まず最初に、学校検診のいわゆる健康診断が今回から毎年というのが政令事項になるわけでありま……

第72回国会 社会労働委員会 第27号(1974/05/21、33期、公明党)

○坂口委員 まず国民の祝日に関する質問からひとつお伺いをしたいと思います。  昨年、国民の休日に関する法律ができまして、口の悪い人は、去年の政治の中で一番よかったのはこの法律であって、日曜日と祭日が重なった場合に翌日が休みになるという、これだけが唯一のよい法律であったという人もあるぐらい、たいへんな反響をも呼んだと思うわけであります。  この国民の休日に関する法律の第三条、それから労働基準法の第三十五条、三十七条のところに、いわゆる休日に関することが詳しく述べられております。国民の休日に関して規定されているわけでありますが、大きい企業等の労働者、この方々は祭日、いわゆる日曜と重なった場合には翌……

第72回国会 社会労働委員会 第29号(1974/05/23、33期、公明党)

○坂口委員 昨日から人口問題等につきましていろいろこまかな議論がされました。あらあら浮き彫りにされている問題もございますので、まず大臣に一応確認をしておきたいことから入らせていただきたいと思います。  人口問題につきましては、昨日も、そしてきょうも、いろいろと御議論がございました。この日本だけではなしに、世界の人口がだんだんとふえつつある、結局、今世紀末には現在の倍の七十億近くにもなる、あるいはそれを突破するかもしれないという推測がございます。その中において、日本もおそらく一億四千万前後のところにはいくであろうという推測がございます。そういった中で、人口問題をどうすべきかということについてはな……

第72回国会 予算委員会 第20号(1974/02/22、33期、公明党)

○坂口委員 昨年末の石油危機がありましてから、日本の外交がどうあるべきかということにつきまして、あらためて問い直されているわけでございます。特に、田中総理が一月に東南アジアに訪問をされるに及びまして、特に低開発国に対する日本の責任の重さというものがだれ人の胸にも痛切に感じられているわけでございます。その東南アジアにおけるいろいろのあの反日感情、田中総理に対しますところのあの暴動化いたしました反日感情、この原因につきましてはいろいろあろうかと思いますが、しかし、何と申しましても、その大きなものは、やはり日本の、東南アジア諸国に対します援助のあり方、常にひもつきであり、日本のための援助である、ある……


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第73回国会(1974/07/24〜1974/07/31)

第73回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第2号(1974/08/21、33期、公明党)

○坂口委員 公害健康被害補償法がようやく九月一日から正式にスタートすることになったわけでありますが、現在とられております他の社会福祉制度等に比べますと、高い給付水準等も中には見られるわけであります。しかし、問題点もまた多く含まれていますことは、この法律が誕生しますときにもいろいろの話題を呼んだところでありますし、きょうは、それらの点には触れませんけれども、多くの政令の決定によりまして、実際の運用上起ころうとしております幾つかの点につきましてお聞きをしたいと思います。  まず、その中の遺族補償の面でありますが、たとえば一家の大黒柱が死亡いたしましたときに十年間の年金、それ以外は一時金というような……

第73回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号(1974/09/11、33期、公明党)

○坂口委員 各参考人から排気ガス規制に関する現状、あるいはまた考え方についてお聞かせをいただいたわけでありますが、大別いたしまして、技術的には新しいエンジンシステムに重点を置くというお考えと、従来のエンジンの改良とあと処理装置の組み合わせに重点を置かれるものとがあるように承りました。また各社とも、五十一年規制には対処できないとの御見解を示されたわけでございます。特にトヨタ自動車さんからは、五十年規制を二年間延長してほしいというような具体的な提案もあったわけでございます。また各社からは排気ガス規制に対する研究費の額でありますとか技術人員数、特に先ほどの御質問のように、こまかな点が発表になりました……

第73回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第4号(1974/10/23、33期、公明党)

○坂口委員 最後の質問者でありますので、できるだけ時間を詰めてやらしてもらいたいと思います。  きょうは、一つお伺いしたいのは、公害によっていままでに集団移転というのが二、三行なわれたことがあると思います。この集団移転の問題が最近また随所で話題になっているわけであります。そこで、現在まで、これは全部でなくてけっこうでございますが、この公害による集団移転が行なわれた二、三の例をひとつおあげをいただいて、その中で公害防止事業によって行なわれたものがあるかどうか、その点についてひとつ御答弁をお願いしたいと思います。
【次の発言】 いままでは公害防止事業によって行なわれたものはないという御答弁でござい……

第73回国会 社会労働委員会 第3号(1974/09/11、33期、公明党)

○坂口委員 医療費の問題が最近の大きな話題になっているわけでございますが、先日、診療報酬再改定の諮問案が提出をされまして、二月の改定に続いて行なわれようとしているわけであります。この医療制度全体の中での位置づけでありますとか、あるいはまた漏れ聞くところによりますと、改定幅は大体一六%前後というようなことでございますが、厚生省としてこれに対してどのようにお考えになっているのか、全体的なことからひとつお聞かせをいただきたいと思います。
【次の発言】 今回の改定が緊急改定であるというお話でございましたが、この諮問案の中でいわゆる病院とそれから診療所の格差というものが一応四・四%というふうに出されてい……

第73回国会 社会労働委員会 第4号(1974/10/29、33期、公明党)

○坂口委員 最後の質問者になりましたし、たいへん時間もおそくなってまいりましたので、できるだけ簡潔に申し上げるつもりでおります。したがいまして、御答弁のほうもひとつ簡潔に、しかも大事なところは抜かさずにお願いを申し上げたいと思います。  きょういままでにも、狂乱物価に始まりまして、総需要抑制政策等にからみますところの失業問題、その他倒産等の問題も出ていたようでございますが、私も本年の後半から非常に倒産が目立ってまいりました繊維の問題をきょうは中心にしましてひとつ質問をしたいと思います。  九月の倒産負債総額は過去最高の千九百億円に達しておりますし、繊維だけをとってみましても、九月には製造のほう……

第73回国会 社会労働委員会 第5号(1974/10/30、33期、公明党)

○坂口委員 きょうは、交通遺児の問題をやらせていただく予定でありますが、大臣の都合がございますので、後半に回していただきまして、その前に一、二、現在のこの異常物価とその中にあえぎます年金生活者あるいは身体障害者等の問題を取り上げていきたいと思います。  まず最初に、この身体障害者または児の問題でございますけれども、さきの七十一国会におきまして、いわゆる請願処理におきまして、医療費の無料化の問題がございました。その処理といたしましては、身体障害者の医療費については、いわゆる更生医療の給付で公費負担をしておりますが、心身障害者の一般疾病については、その医療費も心身障害者の福祉施策としまして公費負担……


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第74回国会(1974/12/09〜1974/12/25)

第74回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第3号(1974/12/24、33期、公明党)

○坂口委員 最初に長官にお聞きしておきたいと思います。  昨日の予算委員会におきまして、私のほうの矢追議員の質問に対しまして、三木総理大臣は環境アセスメントについてお触れになりましたが、その中で法律化できなくても環境アセスメントというのは進められるけれども、しかし環境アセスメントの法律化ということについて、つくることに決してやぶさかでない、こういう御答弁であったと私は思います。  そこで長官にお尋ねしたいのは、きょう長官が御決意でもいろいろ述べられましたとおり、これからの環境行政というのは、いわゆるあと追いではなしに先行した形で環境というものは守っていかなければならないという御決意であったと思……


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第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第2号(1975/01/23、33期、公明党)

○坂口委員 最後になりましたので簡潔に質問させていただきすので、ひとつ御答弁も簡潔に、しかも適切にお願いをしたいと思います。  けさからるる皆さん方からの御答弁もございましたし、この水島製油所の重油流出事故というのはまことに不幸な出来事であったわけでありますが、この結果はわれわれに多くのことを教えているというふうに思うわけであります。  まず最初に、昭和四十六年の十一月にリベリアのタンカー、ジュリアナ号の事件がございまして、七千キロリットルでございましたか、流出した事件がございました。そのときに、その後でいわゆる国の確認事項というのがつくられたと聞いておりますが、これがどんなものであったか御存……

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第5号(1975/02/25、33期、公明党)

○坂口委員 時間が限られておりますので、二、三問だけ重点的にお聞きをいたしますので、ひとつ答弁の方も簡潔に御答弁をお願いしたいと思うわけであります。  先般来水島の事故から四日市のコンビナート火災と、コンビナートの事件が続いているわけでございます。特に先般の四日市石油コンビナートの火災について、きょうはお聞きをしたいわけでありますけれども、この四日市の石油コンビナートは、昭和二十九年にも同様の事件がございました。このときには二十九時間燃え続けまして、このときにも大変な騒ぎであったわけでありますが、今回はしかしながら四時間半という短な時間の間に決着がつきましたものの、事によったら大変な事故になる……

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第6号(1975/03/04、33期、公明党)

○坂口委員 本会議の時間が迫っておりますので、簡潔に申し上げますので、ひとつお答えの方も簡潔にお願いをしたいと思います。  まず最初に、加藤参考人にお願いをしたいと思いますが、先ほど先生は教育の問題を取り上げられまして、技術者にとりましてもあるいは経営者にとりましても、その姿勢の中に安全性ということが優先して存在をしなければならない、私もそう考えますが、いまここで大学教育の問題をお聞きするいとまはございませんので、企業における自主教育と申しますか、あるいはまた行政における安全教育、こういった点について先生のお考えがございましたら、この際でございますので、ひとつお聞かせをいただきたいと思います。

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第11号(1975/06/03、33期、公明党)

○坂口委員 参考人の皆さん方にお礼を申し上げて、質問を続けさせていただきたいと思います。  まず、安達参考人にお聞きをしたいわけでありますが、きょう最初、田中先生がちょっと最後に触れられて、時間がありませんために質問を中断されましたけれども、この養殖そのものが赤潮発生を呼ぶという因果関係があるのかどうかということが一つ。  それからもう一つは、先生が、種類によりまして害を起こす赤潮と、そうでないものとがあるということをおっしゃいましたけれども、これは多量にと申しますか、広範囲に発生する赤潮でも害を起こさないものがあるのかどうか。これは私の聞き間違いで、先生がおっしゃったのは、フグの毒のような非……

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第12号(1975/06/05、33期、公明党)

○坂口委員 一昨日、今回の赤潮による被害者の皆さん方のお話や、あるいは研究者の皆さん方のお話を聞きまして、現在の赤潮なるものの研究の状態について、あらあら理解をさせていただいたわけでありますが、いろいろお聞きしますと、かなりむずかしい問題も中には含まれていると思わざるを得ないのであります。特に赤潮発生に対する原因にはいろいろな条件がありますし、けさからいろいろ議論されております窒素、燐だけではなしに、CODの問題もあり、また自然環境のいろいろの条件もこれに加わるという、非常に複雑な形で発生してくるということがわかってきているようであります。  そこで、自然条件はいままでからあったわけであります……

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第15号(1975/06/20、33期、公明党)

○坂口委員 きょうは、地盤沈下の問題をひとつお尋ねしたいと思うわけでありますが、御承知のように、全国各地域におきまして最近、地盤沈下が非常に大きな問題になってまいりました。前回の調査によりましても、十七都道府県、二十地域において非常にこれが進んでいるという発表があったわけでございます。中公審の地盤沈下部会からも地盤沈下の予防対策について出ておりますし、その中を見せてもらいましたが、早急にこれに対する手を打つべきであるという意見書が出ているわけでございます。今国会において地下水規制の法案等も出るやに初め聞いていたわけでありますけれども、出ずに今日に至っております。この地盤沈下に対する全体的な取り……

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号(1975/06/27、33期、公明党)

○坂口委員 きょうは青森県の八戸市の問題を取り上げたいと思います。  長官も先日、青森県の方にお行きになりまして、いろいろお聞きになったようでございます。青森県の地方紙の報ずるところによりますと、大臣は八戸の公害の問題はまだ調査が不十分であるので、今後にまちたいというような意味のことを御発言になったということを、現地で昨日、聞いてまいりました。  まずお聞きしたいと思いますのは、現在の段階で環境庁の方が、八戸市の公害問題についてどの程度報告を受けられ、どのくらいの認識をお持ちになっているのか、その辺のところを、アウトラインだけで結構でございますから、ひとつお願いしたいと思います。

第75回国会 社会労働委員会 第23号(1975/06/19、33期、公明党)

○坂口委員 きょうは、予防接種事故につきまして若干お聞きをしたいと思うわけであります。  御承知のように、社会防衛という立場から予防接種が行われてまいりましたけれども、その予防接種によって重篤な後遺症が生まれましたり、あるいはまたそれによって死亡するというような人がときどき出るというようなことで、この問題がいままで大きな問題になってきたわけであります。  まず最初にお聞きしたいと思いますことは、予防接種による事故の発生件数、これも何年前にさかのぼってということは申しませんが、この数年とかあるいはまた十年とか、どの統計でも結構でございますが、最近どのぐらいな程度にこれが発生しているかということに……

第75回国会 大蔵委員会 第2号(1975/02/04、33期、公明党)

○坂口委員 参考人の皆さん方には大変お忙しい中をまことに御苦労さまでございます。お伺いしたいことの幾つかの中で、すでにもう御議論の出たものもございますし、あるいは一部重複するかもしれませんが、お許しをいただきたいと思います。  まず最初に、先日の一月三十一日の衆議院の予算委員会でわが党の矢野書記長が、銀行の社会的責任について質問をいたしました。その中の幾つかにつきましてもう少し詰めた議論をさせていただきたいと思うわけでございます。  一番最初に、先ほどもお話が出ておりましたが、歩積み両建ての問題でございます。先ほどお話を伺っておりますと、そういったことがないように指導をしているというお話もござ……

第75回国会 大蔵委員会 第3号(1975/02/05、33期、公明党)

○坂口委員 田中前総理の問題を私の方も聞かせていただこうと思っておりましたが、いま詳しく御議論がございましたので、私の方は割愛させていただきます。  それから、昨日銀行の代表の方に参考人としてお越しをいただきまして、ここでいろいろ御意見を伺ったわけでございますが、その中で若干各参考人の間で意見の異なっておりましたことが一つございました。それは中小企業の現状についての把握でございますが、都市銀行の代表の佐々木参考人は、若干最近は落ちついていく傾向にある、こういう御意見でございました。それから相互銀行の代表の方は、なおかつ苦しい現状にある、こういう御意見でございました。また、信用金庫の代表の小原参……

第75回国会 大蔵委員会 第6号(1975/02/14、33期、公明党)

○坂口委員 総裁には大変お忙しい中をありがとうございました。すでにお聞きしたいと思っておりました問題の幾つかはお話し合いの中に出ましたし、総裁もお疲れだと思いますので、その分は省略させていただきたいと思います。  そのお話の中で先ほど中小企業の問題が出てまいりまして、そのときに総裁は、中小企業は小回りがきく体制であって、いわゆる大勢に順応しやすい性質を持っているという意味の御発言があったわけであります。詳しくはもう一度お聞きをしなければわからないと思うわけでありますが、先日もこの委員会に都市銀行や相互銀行、それから信用金庫等の会長さんにお見えをいただきまして、いろいろお話を伺いましたときにも、……

第75回国会 大蔵委員会 第10号(1975/02/25、33期、公明党)

○坂口委員 今回のこの相続税法におきます相続税それから贈与税の問題にからみまして、障害者控除の問題を中心にしてきょうはお聞きをしたいと思うわけでありますが、その障害者控除の問題に入ります前に、「改正案による相続税負担軽減調」というのをいただいているわけでありますけれども、相続税と贈与税の両方見せていただきますと、相続税の方は、遺産額の増加に伴う税率の累進性と申しますかカーブが、現行より若干は厳しくなっておりますが、それほどは厳しくなっていない。しかし、贈与税の方は、現行法よりも最初の方は低いですが、途中からカーブが非常に急カーブで高くなっている。累進性が非常に高いと申しますか、カーブを描きます……

第75回国会 大蔵委員会 第12号(1975/02/28、33期、公明党)

○坂口委員 限られた時間でありますので、法人税その他の問題は後日に回させていただきまして、所得税の中で、特に人的控除の問題その他についてきょうはしぼってお聞きをしたいと思います。  具体的な問題に入らせてもらいます前に、先日来いろいろ大蔵大臣のお話をお聞きをしておりまして、大蔵大臣のお気持ちの中にこういう考え方がありはしないかということを一つ考えておりますので、それだけ一つ確認をさせていただきたいと思うわけです。  と申しますのは、累進課税ということに対して、先日大臣は、努力をする者が損をしない体制というような意味のことをちょっと言われたように思うわけであります。努力をする者にはやはりそれだけ……

第75回国会 大蔵委員会 第16号(1975/03/13、33期、公明党)

○坂口委員 参考人の皆さんには大変お忙しい中をありがとうございます。  先ほど皆さん方のお話をお伺いいたしました中で、各参考人とも医師に対する優遇措置の問題が出まして、友末参考人もかなり厳しくこの問題について触れられたわけでございます。なかなかむずかしい面がございまして、何かタブー視されている面もございますが、重要な問題でございますので、一応もう少し深くお伺いをしておきたいと思うわけでございます。  御承知のように、むずかしいのは医療制度そのものが完全になっていないという一面がございますし、吉田参考人でございましたかちょっと申されましたとおり、患者さん負担の医療費で建設費から設備費まで全部賄わ……

第75回国会 大蔵委員会 第18号(1975/03/18、33期、公明党)

○坂口委員 きょうはいろいろの角度からお聞きをしたいわけでございますが、最初に医療法人の問題をひとつお聞きをしておきたいと思います。  先日も税制調査会の副会長さんでございましたかお見えになりまして、いろいろ意見の開陳がございましたが、その中で租税特別措置に対するかなり厳しいお言葉がございまして、その御意見等も承ったわけでございますけれども、単なる診療所の七二プロの問題だけじゃなしに、医療機関全体から見ますと、かなり多種多様な税制の問題がございます。特に大きい病院、それも私立の病院とそれから診療所というものにつきましてはかなりの違いもございますし、また病院形態によりまして内容もかなり違っている……

第75回国会 大蔵委員会 第20号(1975/03/20、33期、公明党)

○坂口委員 参考人の皆さん方には大変お忙しい中をありがとうございます。いま委員長からのお話もございましたとおり、時間が非常に限られておりまして、私の持ち時間も二十分ということでございますので、ひとつ簡潔にお聞きをしたいと思うわけでございます。  まず第一番に大槻参考人にお聞きをしたいわけでございますが、先ほどアンケートの調査結果を報告していただきまして、その中に在庫調整についての分野がございました。私の聞き間違いがなければ、たしか四月から六月までが四四%、そして七月から九月までが三一%というふうにおっしゃったように思います。この在庫調整は一月から三月くらいの間に終わるのではないかというふうに言……

第75回国会 大蔵委員会 第25号(1975/04/16、33期、公明党)

○坂口委員 昨日、大臣から当面の財政事情についての御発言がございまして、その内容につきまして今朝来いろいろの議論があったわけでありますが、私もこの中の幾つかの点でひとつ質問をさせていただきたいと思います。  この中で大臣は、「財源面におきましては、新たな税収確保の方策について検討するほか、社会保険についても費用負担のあり方を見直す必要があります。」こう言っておみえになるわけであります。この新たな税収確保の問題についてもお聞きをしたいわけでありますけれども、厚生省からお越しをいただいておりますので、社会保険の問題を先に片づけさせていただきたいと思います。  社会保険についても費用負担のあり方を見……

第75回国会 大蔵委員会 第26号(1975/04/18、33期、公明党)

○坂口委員 まず最初に総裁にお聞きをしたいわけでありますが、たばこ耕作審議会の答申を受けて昨年の九月九日に総裁は記者会見をなすっているわけであります。そのときに、来年度のなるべく早い時期に全銘柄について平均五五ないし六〇%値上げをする、これが一項目。それからその次に、比較的安いたばこの値上げ幅を大きくして、高いたばことの格差を縮めるということが一つ。それからもう一つ、特別措置を講じて低所得層や老人に対する値上げの影響を緩和する、この三つのことを言っておみえになると思いますが、これは間違いございませんか。
【次の発言】 その二番目に申しました比較的安いたばこの値上げ幅を大きくして高いたばことの格……

第75回国会 大蔵委員会 第27号(1975/04/22、33期、公明党)

○坂口委員 前回に引き続きまして、若干たばこの問題を先にやらせていただきたいと思います。  葉たばこの買い入れ実績を見せていただきますと、この中には在来種あるいは黄色種、バーレー種いろいろの種類がございますけれども、この中でバーレー種というのがニコチンの含有量が少ないということが以前に言われておりましたし、それから味がソフトな上に香料をよく吸着するので最適な品種ではないかというような意見がいままでからあるわけであります。この生産あるいは買い入れ実績等を見せていただきますと、いわゆる東北地方におきましてはバーレー種がかなりつくられておるわけでありますけれども、そのほか岡山でも若干つくられておりま……

第75回国会 大蔵委員会 第29号(1975/04/24、33期、公明党)

○坂口委員 参考人の先生方には大変どうもありがとうございます。  二、三の点をお聞きをしたいわけでございますが、まず第一に、今回のたばこ、酒の値上げによりまして、いわゆる消費者物価への直接の影響というものがいろいろ言われております。直接の影響としまして、たばこの場合に〇・六%というような数字が言われておりますが、これは物価全体に及ぼすいろいろの波及効果を考えますと、私どもこれだけではとどまらないのではないか、何か将棋倒しのように次々と大きく波紋を描いていくように思うわけでございますが、この酒、たばこの値上げによる消費者物価への影響についてのお考えを、お三人の先生方に一言ずつお聞きしたいと思いま……

第75回国会 大蔵委員会 第30号(1975/05/23、33期、公明党)

○坂口委員 私ども公明党は、この年金問題につきましては、かねてから年金の一本化を主張しているわけでありますが、その立場からきょうの質問もすべてやらせていただきたいと思うわけであります。  幾つかの点をお聞きしたいわけでありますが、そういう一本化の立場からいたしますと、各分かれております制度間の格差が余り大き過ぎるということは非常に大きな問題があるわけでありまして、それぞれの制度がそれぞれの歴史的な背景を持っているわけでありますから、一度にこれが一本化ということはなかなかむずかしいことは私たちもよく承知をいたしておりますし、私どもがすぐそれを言いましても、皆さん方もそういうふうに歴史的なものがあ……

第75回国会 大蔵委員会 第33号(1975/06/13、33期、公明党)

○坂口委員 きょうは、過日の予算委員会で五十年度及びそれ以降の成長率を三、四%前後と答弁をなすっているところから、こうした経済情勢下で福祉、社会保障等について今後どう対処をしていかれるかということを中心にお聞きをしたいわけでございますが、時間が三十分以内と限られておりますので、多くをお聞きをする時間はないと思います。  れは六月七日の日本経済新聞でございますが、「社会保障見直しの時」という特集がございまして、ここで大平大臣がいろいろお答えになっておりますが、粗々これを見せていただいたわけでございますが、その中で、「経済や財政状態のいかんにかかわらず、福祉を第一義的道標にすること自体が「病」だ。……

第75回国会 予算委員会 第16号(1975/02/19、33期、公明党)

○坂口委員 まず、大蔵大臣にお聞きをしたいと思うわけでございますが、三木内閣の政策を一言で表現するとすれば一体何になるか。一言で言ったらどういうことでしょう。
【次の発言】 本年一月二十四日の演説の中で、総理も大蔵大臣も、そして経企庁長官も、社会的公正という先ほど大蔵大臣がおっしゃった言葉を言われました。きょうは新しい角度からこの社会的公正の問題を取り上げてみたいと思うわけであります。  大蔵大臣は、同日の演説の中で、「社会的、経済的に恵まれない人々に対しましては、極力社会保障の充実を図り、相対的に有利な立場にある人々に対しましては、税その他公共的負担の増加に耐えてもらうなど、社会的公正の確保……


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第76回国会(1975/09/11〜1975/12/25)

第76回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第2号(1975/11/11、33期、公明党)

○坂口委員 塩化ビニール障害につきましては、けさからも何人かの人からすでに取り上げられまして、多くの議論をされましたが、できるだけ重複を避けて、二、三の点にしぼりましてお聞きをしたいと思います。  一つは、塩ビ関係の会社で働いてお見えになります皆さん方の健康診断についてでありますが、健康診断のいわゆる診断基準と申しますか、これが非常に新しいものであるだけに、むずかしいことはわかるわけでありますけれども、ここに一つ問題がありはしないかと感じるわけであります。先日、名古屋の三井東圧にお邪魔をいたしまして、先生方にもいろいろお聞きをいたしましたけれども、やはり塩化ビニール障害に対する健康診断のむずか……

第76回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第6号(1975/12/09、33期、公明党)

○坂口委員 地盤沈下の問題を少しやらせていただきたいと思いますが、長官も少し五時過ぎに御用があるようでございますので、簡潔に短時間でやりますので、ひとつお願いをしたいと思います。  この地盤沈下の問題につきましては、前回までのうち、具体的な例につきまして一遍、取り上げさしていただきました。全国調査のいろいろの結果も出ておりますが、どの調査を見ましても、かなりな都道府県に地盤沈下が及んでいることはもう明らかであります。この地盤沈下に対しまして環境庁は、前国会に地盤沈下防止法案を提出するやに聞いていたわけでございますが、しかし、これが結果的には提出されずに終わったわけであります。また次の通常国会に……


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第77回国会(1975/12/27〜1976/05/24)

第77回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第6号(1976/04/23、33期、公明党)

○坂口委員 けさからカドミの問題がかなり出たようでございますし、大蔵委員会との兼ね合いで私ちょっと失礼しておりましたので、あるいは重複するかもしれませんけれども、いまも岡本委員から、このカドミの問題が出されました。私も、この自民党からの「カドミウム汚染問題に関する報告」を読ませていただきました。いまも話に出ておりましたが、ここで意見を聴取したとおっしゃる十一名の先生方が中心になって、昭和四十六年、七年、八年、三年間、環境庁の研究委託を受けて研究なすった論文集等がございますが、それ等も実は見せていただいた。またパンフレット、自民党の方の報告書にも載っております(学者意見の要約)というところの後の……

第77回国会 大蔵委員会 第5号(1976/04/23、33期、公明党)

○坂口委員 私も少し輸出入銀行の問題に触れさせていただこうと思っておりましたが、小林議員から非常に詳しい質問がありましたので一言だけ承って次にいきたいと思います。  いまいろいろと御答弁がありまして、最後に大臣からも御答弁があったわけでありますが、あの四十七年の十月前後の時期に、たとえば田中・ニクソン会談が持たれる、そしてその後にトライスター購入が決定する。あるいはまた児玉譽士夫の領収証があの辺に集中しているというような諸般の事情をずっと時間的に並べてみましたときに、少なくともあの時期にこの輸銀法の改正案が出されたし、時期的な問題と、ここに一つの大きな疑惑を生む原因があったのではないかというこ……

第77回国会 大蔵委員会 第6号(1976/04/27、33期、公明党)

○坂口委員 これはことし一月二十九日、予算委員会のときの大平大蔵大臣の発言でありますが、この中でも大蔵大臣はわが国の国民の租税負担について触れておりまして、中央地方を通じ先進諸国に比べると低位にある租税負担、このことを大蔵大臣はいままでにも再三述べておみえになるわけであります。このことについてまずお伺いをして議論に入っていきたいと思うのですが、皆さんの側と申しますか、大蔵大臣はこういうふうなことを述べておみえになるわけでありますが、皆さんの方もこれと同じ考え方かどうかということ、この辺からまずお聞きしたい。
【次の発言】 がまんできないほどではないということと非常に低位にあるということでは、大……

第77回国会 大蔵委員会 第7号(1976/04/28、33期、公明党)

○坂口委員 昨日も、大臣お見えになりませんときに、この減税の問題は私も少しやらせていただきました。前回に大臣にお聞きいたしましたときにも、大臣は、心を鬼にして減税はやらない、こういうお考えを述べられたわけであります。いまもお話がありましたように、現在の財政状態というのはノーマルな状態ではない、アブノーマルであるというお話でございます。ひとつ、ノーマルな財政状態というのは粗々どういうふうな状態のときにノーマルとお考えになるのかということが一つ。  それからいま財政的に余裕がない、そうしてまた景気回復については公共事業の方がより現在に適しているというお考えを述べられたわけでありますが、一方、公共事……

第77回国会 大蔵委員会 第14号(1976/05/21、33期、公明党)

○坂口委員 非常に限られた時間でございますので、輸銀総裁等に対する質問は午後に回させていただきまして、大臣に二、三だけお聞きをして終わりにしたいと思います。  昭和四十七年の輸銀法の改正がありましたときのその理由の大きな柱として、外貸減らしということが大蔵省当局からも言われていたわけであります。今回の改正案を拝見しますと、昭和五十一年度予算だけを見ましても、対前年度比で輸入が六七・五%、それから輸出の方が一八〇・九%となっておりまして、輸出振興型あるいは外貨ふやしという言葉が言えるかどうかわかりませんが、そういうことも言えるような内容ではないかと思うわけであります。現在、輸入よりも輸出超過とい……

第77回国会 大蔵委員会 第15号(1976/07/05、33期、公明党)

○坂口委員 大臣お見えになります前に、ほかの分からひとつお聞きしたいと思います。  来年度の予算編成のことにつきまして、最近新聞等にも若干出ておりますが、細かな問題はさておきまして、来年度予算編成に臨まれます態度、それからその大きな柱というものについて、まずお聞きをしたいと思います。
【次の発言】 それじゃ大臣お見えになりましたから、順を追ってお聞きをさせていただきたいと思います。  サンフアンの七カ国首脳会議の問題、きょうトップバッターの方のお話にもございました。これに臨まれます前、日本の政府の対処する方針としていろいろのことが報道されておりましたが、その中で、主要国は政策調整のための協調を……

第77回国会 予算委員会 第21号(1976/03/02、33期、公明党)

○坂口委員 多方面についての質問を関係大臣にお願いをしたいと思いますが、まず最初に、ロッキード関係の質問を短時間行わせていただきまして、後、公害、廃棄物等の問題に入っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  まず最初に、副総理にお願いをしたいと思いますが、昨日、第二回の証人喚問がございました。深刻な対立等の現象もあらわれたわけでありますが、国民の疑惑はますます深まるばかりであります。副総理は、昨日までの証人喚問をどのように評価し、どのようにお受けとめになっておいでになりますか、お聞きをしたいと思います。
【次の発言】 副総理も昨日の証人喚問では事態が進展したとは受けとめられないと……


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第78回国会(1976/09/16〜1976/11/04)

第78回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第4号(1976/10/19、33期、公明党)

○坂口委員 私の持ち時間は短時間でございますので、二、三しぼってお伺いをしたいと思います。  先般の十七号台風のときにも、岐阜県のように長良川等の決壊によりまして床上浸水等が非常に広がった地域もございますけれども、ああいう形ではなしに、河川の決壊はないにもかかわらず、かなり多量の雨が降りましたために床上浸水あるいはまた床下浸水を来した地域がたくさんあるわけであります。これは言わずもがな地盤沈下とかなり関係していることも事実でございまして、ぜひ地盤沈下に対する取り組みというものを前進させなければならないということを痛感をしたわけでございます。  私は、前国会におきましても、この地盤沈下防止法案の……

第78回国会 大蔵委員会 第1号(1976/10/13、33期、公明党)

○坂口委員 通告をいたしてありませんが、先ほど老人医療の問題が出ましたので、私も一言だけ触れさせていただきたいと思います。  大臣の方から老人医療に対するお考えをるる述べられまして、現在の段階ではまだ白紙だというお話でございますが、いろいろお聞きをいたしておりますと、白紙は白紙ですけれども、できることならという気持ちが何となく大臣の言外に感じられるわけでございます。私のインスピレーションが間違いであれば幸いでございますけれども、そういう感じを受けるわけであります。ただ、大臣としては、医療費の中で老人医療費が年々歳々大きな分野を占めていくということに対していろいろと検討しておみえになろうと思いま……

第78回国会 大蔵委員会 第2号(1976/10/15、33期、公明党)

○坂口委員 二十分だそうでありますので急いでやります。  大蔵省の中期財政展望によりましても、昭和五十五年度末の国債残高が五十兆円にも及ぶ。その中で赤字国債の累積額が十一兆円、少なくとも十一兆円にはなるという試算がされておるわけであります。この多額の国債に対する償還計画が具体性を欠いているということにつきましては、もういままで何度か指摘をしてきたとおりであります。この解決は、景気の回復もしくは税制の改革、こういったこと以外にないわけでありまして、景気の回復につきましては一昨日でありましたか、質問いたしまして、大臣からどちらかといえば強気の、このままでも十月から十二月にかけての景気はまずまず回復……


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各種会議発言一覧(衆議院33期)

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第71回国会(1972/12/22〜1973/09/27)

第71回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会公聴会 第1号(1973/07/16、33期、公明党)

○坂口委員 公述人の皆さんにはたいへん長い間申しわけございませんが、私で終わりでございますので、しばらくよろしくお願いいたします。  まず加藤公述人と改井公述人にお願いをしたいと思います。  改井市長さんのほうの様子につきましては私はあまり存じませんが、加藤助役さんの四日市のほうにつきましてはある程度存じ上げております。  企業を誘致しますときには、よくいわれますが、ちょうちん行列で迎えた。ところが、でき上がってしまった現在においては公害がどうにもならない状態になっておる。そういう意味では、自治体の皆さん方としてはたいへん複雑な心境をお持ちではなかろうかと思うのでございます。その点については元……

第71回国会 社会労働委員会公聴会 第1号(1973/06/18、33期、公明党)

○坂口委員 私は、この健保の議論の中で常に主張し続けてきたことが二つございます。その一つは、先ほど白木先生のお話にもございましたが、疾病構造の変化に伴ってどのような医療の流れの中でこの健保というものを考えていくかということでございました。もう一つは、この健保が改正されるならば、それは大きく分けて現在九種類にも分かれております保険を一本化していくような方向の中での改正でなければ意味がないということでございました。  まずその第一点についてお伺いしたいわけでございますが、大熊先生それから白木先生にこの点はお伺いしたいと思います。まず大熊先生には医事評論家として、現在の医療のひずみとして、せっかく保……

第71回国会 社会労働委員会公聴会 第2号(1973/06/19、33期、公明党)

○坂口委員 いろいろお聞きしたい点がたくさんあるのでございますが、時間がございませんので、お一人にしぼって質問させていただきたいと思います。  先ほど小口公述人から詳しいデータの印刷されたものをいただきまして、いろいろお話をいただいたのですが、その中で年金点数制の問題について、時間があまり十分ございませんので少しお話にとどまりましたので、この点につきまして、五、六分時間がございますので、ひとつその範囲内でお教えをいただきたいと思います。
【次の発言】 ありがとうございました。

第71回国会 商工委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第1号(1973/03/27、33期、公明党)

○坂口委員 最初に通産省のほうにお伺いをしたいわけでございます。  水俣判決でも明確になりましたように、本来鉱害問題は行政当局の手抜かりから発生したものがいままでに多うございます。この休廃止鉱山に対します決議を商工委員会で四十六年に、それから公害環境特別委員会でも四十七年に行なっておみえになります。それぞれの決議事項に対して、その後具体的にどういうふうに取り組まれたかということを、まず通産省のほうからお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 環境庁にお聞きします前に重ねて通産省のほうにお聞きしたいわけでございますが、先ほどいろいろと御説明がありましたその中で、これは通産省のほうからいただきまし……

第71回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1973/03/03、33期、公明党)

○坂口分科員 きょうは科学技術庁の方に対しましてお伺いをしたいわけでございますが、日本は二十一世紀に向かって進んでいるわけでございますが、それに対して科学技術庁の基本的な今後の取り組み方というものに対してお伺いをしたいと思うわけでございます。  いまわれわれが直面しております深刻な、たとえば公害問題を考えてみましても、産業の発展に伴いましておそらく起こるであろうと想像されておりました公害問題を、起こってしまうまで傍観視してきたということは弁解の余地のないところであろうと思うのでございます。今後一そう産業開発が進みまして、人口もおそらく二十一世紀になりますと一億二、三千万人になるだろうと想定され……

第71回国会 予算委員会第一分科会 第5号(1973/03/07、33期、公明党)

○坂口分科員 自衛隊の基地の問題につきまして二点ほどお伺いしたいと思うわけでございます。  第一の点は、いわゆる自衛隊の基地を今後新しくつくられるような場合、このときにその地域の市町村の状態、そういったものをどういうふうに考慮に入れてつくられるのか、その辺のところについてまず基本的なお考えをお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 大臣もそういうふうなお気持ち、同じでございますでしょうか。
【次の発言】 新しく基地ができるような場合には、少なくともその市町村の将来計画というものを十分考慮に入れられて、いまおっしゃったように、地域の発展に支障にならないようにすべきだと思うわけでございますが、問題……

第71回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1973/03/07、33期、公明党)

○坂口分科員 きょうは二つの点をお伺いしたいわけでございますが、第一は医学教育の点についてでございます。  今日、日本の医療はたいへんいろいろの問題をかかえておりますけれども、それだけに、現在ほど医学教育にとりまして重要な時期はないと思うわけでございます。最近、新しい医学部が次々にできてまいりました。しかしながら、その中で基礎医学者の確保ということがたいへん大きな社会的な問題になっております。そこで私考えますのに、基礎医学と臨床医学というのは車の両輪であって、これはもうどちらが欠けてもたいへんにぐあいが悪い。日本の医療の将来にとりまして、この基礎医学に人材が少ないということはたいへんゆゆしい問……


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第72回国会(1973/12/01〜1974/06/03)

第72回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1974/03/08、33期、公明党)

○坂口分科員 ラストバッターでございますので、よろしくお願いいたします。  実はきょう取り上げさしてもらいます問題は、昨年も取り上げさしていただいた問題であります。市の中心地に基地が来てしまった。それはつくりますときには市の端のほうにありまして、それほど繁華街でも何でもなかったわけでありますが、市がだんだん発展するに従いまして、その基地が市の中心地になってしまった、そしてその市が今後将来計画を立てていくのに非常に、言ってみればお荷物になるというようなことがあるわけでございます。その問題を昨年も取り上げさしていただきましたときに、前長官も、そういうことはひとつ周辺整備によって、できる限り調和をは……

第72回国会 予算委員会第五分科会 第2号(1974/03/06、33期、公明党)

○坂口分科員 きょうはローカル線の問題につきましてひとつお伺いをしたいと思います。  いわゆる最近の都市のドーナツ化現象と申しますか、都市の近辺に非常に大きな団地等ができまして、その周囲からお通いになる方がだんだんとふえてきたというようなことがどこの都市でも起こっており、そのために、道路等が十分に整備ができなくて非常に交通渋滞を来たしておるというようなことが、間々あちこちに起こっている。そのほか、車の渋滞だけではなしに、その排気ガスによりますいわゆる大気汚染が大きな一つの問題になっておる、これも事実でございます。今国会にも大気汚染防止法の一部を改正する法律案が提出されようといたしておりますし、……

第72回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1974/03/07、33期、公明党)

○坂口分科員 きょうは、海外に長期滞在をする在外邦人の子女教育の問題につきまして触れたいと思います。  海外に行かれます日本の方は年々歳々多くなってきておるのは御存じのとおりでございます。昨年海外に行きましたときにも、在外邦人の方々から教育の面で充実してほしいといういろいろの御要望が出まして、私も実情を見せていただいてまいりました。異質な社会環境の中で、在外邦人の方の悩みというのはわれわれの想像を絶するものがあるように思うのでございます。七十一国会におきましても、外務委員会で海外子女教育等に関する小委員会というのがつくられまして、その中でもいろいろと議論をされ、結論は出されているようでございま……


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第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 大蔵委員会財政制度に関する小委員会 第1号(1975/06/25、33期、公明党)

○坂口小委員 私も実はこの問題をお聞きしたいと思ったのですが、先ほどから御答弁を承っておりまして、やはりこの問題がもう少しはっきりしないと話が前に進まないという気がするわけです。おっしゃるようにいろいろな条件があると思いますし、経済は生き物ですから、これはどう変わるかわからない。あるいはまた、いまおっしゃるように法案等との絡みもあるかと思うのですが、これはいろいろの条件づきの話――こちらも全然条件を抜いた図星をずばっと教えてほしいということを言ったってこれは無理なことですから、こういうふうな条件、仮説の上に立ってどうかということをお聞きをしているわけなんです。  ですから、先ほどの税不足の問題……

第75回国会 予算委員会第一分科会 第5号(1975/02/28、33期、公明党)

○坂口分科員 私は、ちょうど四十八年の予算委員会の分科会から、四十八年、四十九年、そしてことしと三年連続して、自衛隊の存在と、そして自衛隊が存在します市の発展状況との絡みについての質問を実は続けているわけでございます。一昨年及び昨年もいろいろ議論をしたわけでございますが、自衛隊が存在します市町村、まあ市町村は年々歳々発展を遂げていくわけでございますが、自衛隊が最初できました当時のその市の形態と、それから十年、二十年というふうに月日を経ました段階での形態とは、かなり違ってきている場合が多いわけでございます。最初は、自衛隊の存在が市の発展その他を妨げないような状態でありましても、月日がたちますと、……

第75回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1975/02/27、33期、公明党)

○坂口分科員 まず最初に、玄米の検査基準についてひとつお聞きをしたいと思います。  いま私の手元に昭和四十年から四十九年までの玄米の検査成績をいただいたのがございます。これを見せていただきますと、昭和四十年から四十三年ぐらいまでは一等、二等がかなりパーセンテージとしては高いわけでございますけれども、昭和四十四年から以降はだんだんと一等米、二等米というのが少なく、パーセンテージとしてはなってきているわけであります。そこで、まず最初に、このお米の検査基準というのはどういうようになっておりますか、それをひとつ。
【次の発言】 そうしますと、この基準というのは、年々歳々変わることがあるわけでございます……

第75回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1975/02/27、33期、公明党)

○坂口分科員 先日の予算委員会の一般質問のときに、大臣に僻地の学校のことにつきまして幾つか御質問を申し上げました。そのときにもう少しお聞きをしたかったわけでございますが、時間の関係でよくお聞きをしなかったものですから、きょうはその問題を中心にお聞きをしたいと思うわけであります。  先日も少しお聞きをいたしましたけれども、新任の先生の山間僻地への赴任の問題でございます。そのときにたしか大臣は、全体としては一〇・五%ぐらいであり、また山間僻地に若い新任の先生が行かれるということは、一面においては、情熱を持って行かれるのでプラスの面もある。しかしまた、一面において経験が少ないということのマイナス面と……


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第78回国会(1976/09/16〜1976/11/04)

第78回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第1号(1976/10/27、33期、公明党)

○坂口小委員 短な時間でございますので、二、三お聞きをさせていただいて終わりにさせていただきたいと思います。  参考人には大変お忙しい中をきょうはありがとうございます。  まず参考人に一、二先にお伺いをしておきたいと思います。  銀行法の改正等の問題に絡みまして、いろいろの議論があるわけでございますが、現行の銀行法というものが預金者保護という名において銀行を擁護しておりますけれども、その一方において、資金配分というものについて、その社会公共性と申しますか、社会公共のための適正な配分というものが、現在規定されていないということで、幾つかの問題提起をいままで私どももさせていただいたところでございま……

第78回国会 大蔵委員会財政制度に関する小委員会 第1号(1976/10/27、33期、公明党)

○坂口小委員 景気の問題につきましては、先日来からこの委員会におきましても何度か議論をされておりますし、きょうも朝から幾つかの質問もございました。ただ、この委員会におきます議論の中でも余りはっきりいたしませんのは、確かに景気の中だるみがあるという認識につきましては大体一致しているように思いますけれども、ただ、その景気中だるみの原因がどこからきているかということについての議論というものが存外に少なくて、そして、それがはっきりしないために、それではその次にどういう手を打つかという話もなかなか出てきにくいという感じを受けるわけです。  端的に、現在の景気中だるみの原因というものについてどういうふうに……



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データ更新日:2023/02/05

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