このページでは中村重光衆議院議員の34期(1976/12/05〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は34期国会活動統計で確認できます。
○中村重光君 私は、日本社会党を代表いたしまして、福田総理の施政方針演説に対し、外交、防衛、農林問題に対しましては北山副委員長から質疑が行われましたので、それ以外の問題に対して、福田総理並びに関係大臣の見解をただしてまいりたいと存じます。(拍手) 二十一日の本会議でなされた福田総理の施政方針演説を静かに伺って感じたことは、経済の福田と言われた福田総理が、国民の期待にこたえず、経済政策を失敗して日本経済を極度の混乱に陥れ、国民生活を不況に追い込んだのにもかかわらず、これに対する何らの反省も行うことなく、福田さんのお好みではございましょうが、美辞麗句を並べて、胸を張って、国民の実感というものと全……
○中村(重)委員 長官と、それから会計検査院の第一局長に見解をただしますが、「むつ」の問題も、青森が四月十四日撤退の日にちが迫る。それから原子力船「むつ」の安全性に関する研究委員会の答申が明日二十三日、これを受けて長崎県知事、佐世保市長の態度決定という日が迫ってきたというので、長崎県は、まさに騒然たるものが実はあるわけであります。 それと関連をして、まず第一にお尋ねをしたいことは、事業団が現地でPR活動を活発にやっているわけですね。その活動の内容ということになってまいりますと、原子力船「むつ」は安全なんだ、心配要らない、さらに、「むつ」が入ってくることは佐世保市の繁栄にもつながるのだといった……
○中村(重)委員 大臣の住宅政策に関しての考え方を聞かせていただきますが、具体的な問題は各局長からお答えをしていただいて結構ですが、基本的な問題は大臣からお答えをいただきます。 プレハブ住宅というのは非常に評判が悪い。苦情続出だ。雨漏りがする、すき間から太陽の光が入ってくる。手直しをしてくれと言っても、金のかかるような手直しはやらない。どこにそういうことの原因があるんだろうか。これはメーカーがみずから建設をするわけじゃないのです。下請に出す。下請に対するピンはねが多過ぎるということが一つ。もう一つは過当宣伝だと思うのです。宣伝費にいま物すごく金がかかっているのですね。そうしたことから肝心の住……
○中村(重)委員 国土庁にお尋ねするんだけれども、この四十九年度歳出決算に関する概要説明の中で、翌年度への繰越額が四十八億四千八百四万円、その中身として離島振興事業費に二十二億一千七百九十九万円余と、こうあるんだけれども、この中身ですね、これは事業費であることは間違いないのだろうけれども、道路あるいは港湾、漁港、そういったものが中心ではなかろうかと思うのですが、この繰り越しをした理由というものは、どんなものですか。
【次の発言】 離島の悪条件といったことが、そうなるのだろうと思うのだけれども、計画のとおりにいかないんですね。約六割程度くらいですよ。ところが、離島の場合は、道路にしても生活道路な……
○中村(重)委員 午前中から大原、森井委員の質疑と答弁を伺っていたわけですが、それを伺いながら実はお尋ねをしたいことをここでまとめてみたわけです。 その前に、長崎の放影研に対して理事の常駐制度をとってほしいという、これは県当局を初めとして被爆者各団体からの強い要請があり、厚生省もそういう方向で大蔵折衝をやったようですが、何しろアメリカ側の関係等もいろいろあって、五十二年度は実現を見なかったようでございますが、その点に対して改めてまた理由と、五十三年度の見通し――見通しということよりも、これはやはり広島に余り比重がかかり過ぎているということですね。四人広島にいるわけでしょう。それが長崎に一名も……
○中村(重)委員 時間の制約があるそうですから端的に質問をしますから、お答えもまた端的に願います。 中小企業分野法の提出というものは、中小企業業界は言うまでもなく、各方面からこの提出が強く求められてまいりましたし、われわれ各野党といたしましても、早くから分野法の法律案を提案していたわけです。ところが、何ゆえか中小企業庁が、中小企業に最も理解を示し、中小企業の育成強化を図っていかなければならない庁であるにもかかわらず、腰が重くてなかなか立ち上がらなかった。これは大企業の圧迫といったようなことがあったということは否定できないわけなんですが、それらの点を勘案して、大臣はどうすべきかということについ……
○中村(重)委員 総理の出席要求をしておりましたが、きょうは総理が来なくて官房長官が出席をするということですが、基本的な問題は官房長官が出席をしてからお尋ねをすることにいたします。 今日まで同僚委員が質問を続けてまいりましたが、その点について必ずしも政府の答弁が一貫していない、質問者によって答弁が食い違っているという点が若干ありますので、その点をただしてみたいと思うのです。 七条の改正なんですが、私どもは第七条第二項を削除の修正を行う方針です。現行法第七条の規定は、修正することによってこれまでの公取の解釈をいささかも損なうものではないというように考えているわけですが、この点に対しての総務長……
○中村(重)委員 不況対策あるいは貿易政策の問題についてお尋ねをいたしますが、通産大臣並びに経企庁長官は、それぞれの所管によってお答えをいただきたいというように思います。 わが国の貿易政策というものは自由貿易を基本にしておると思うのですが、現在の世界情勢からいたしまして、自由貿易というものが漸次崩れつつあるというように見られるわけなのです。その自由貿易が崩れるということの原因はいろいろありましょうけれども、日本の売らんかなの貿易態度、輸出姿勢といったようなものがそれに拍車をかけているのではないかというように考えるわけであります。 そこで、通産大臣といたしましては、現在の世界情勢からして、自……
○中村(重)委員 どうも不況の中に大変御苦労さまでございます。 宮崎参考人にお尋ねをするのですが、先ほど化合繊の競争力といった問題についてのお話も伺って、ある種の期待感というものも持つことができるわけですが、その化合繊産業というのは従来とも出血輸出というのが相当あったわけですね。ですけれども、何といっても装置産業ですから、減産をするということになってくると、先ほど御意見の中にもございましたが、コストが高くなる。それから、過剰労働力をどうするかといった問題等も起こる。そういったことから、減産をすることよりも出血輸出の方がむしろましなんだといったようなことで、相当無理な輸出もしてこられたと思うの……
○中村(重)委員 時間の関係がありますから、具体的な質問は来週金曜にひとつ通産大臣にも長官にもお越しいただいて質問することにいたします。 基本的な問題について数点お尋ねをするのですが、いま経企長官が佐野委員の質問に対してお答えになった。こうした公開の席上で、国際的な関係もありますから、また日銀の分野でもあるし、なかなか答弁しにくいという面もあることは理解するのです。それにしても他人事のように聞こえてしようがないのですね。いま、円高の利点というものをプラスに転じさせるために最大限努力をするんだ。まあ、そうしてもらわなければならないのだけれども、経企長官の願望にかかわらずなかなかそうは動いてない……
○中村(重)委員 法案の審議は、相当時間をかけて慎重に審議を重ねてきたわけでございます。その間、同僚諸君の質疑に対します政府の答弁を伺ってきたわけですが、本来的にこの石油の共同開発の区域設定に無理かあった。その無理を無理と認めないで、強引にこれを押し通していこうという政府の姿勢というものが私は露骨に出ているという感じがしてならないのです。国際関係もあることですから、それらの点を十分配慮した形において、誠意をもって政府は対処していく姿勢というものが私は必要だろうと思うのです。さすかに名前のとおり、鳩山外務大臣はハト派的な答弁というもの、言葉をかえれば誠意のある答弁というものも見受けるのですけれど……
○中村(重)委員 通産大臣に、この法律案と関連をするわけですから、不況業種の問題についてお尋ねをするのですが、不況業種の対策としてカルテル等をやっているのだけれども、こういうつけ焼き刃的なことは根本的な解決にはならないと思うのです。 〔中島(源)委員長代理退席、林(義)委員長 代理着席〕 この不況業種の過剰設備の廃棄というようなことは、これはもう低成長時代においては積極的に推進をしていくということでないといけないのだろうと思うのだけれども、不況業種の中で設備廃棄をしなければならないとお考えになっている業種はどういう業種なのか。
○中村(重)委員 経企庁長官にお尋ねをしますが、円高の問題は日銀が積極的な介入という形で二百四十円というのを一応維持した。しかし、この円高の問題というのがきわめて深刻な状態であることは、これは私からいまさら申し上げるまでもありませんが、先般日米通商会議が行われて、日本側としては七項目の対応策をお出しになり、具体的な詰めをこれから進められるんだろうと思うのでありますが、その日程的なものは合意をしているわけなんですか。
【次の発言】 合意点があれば何とかまとめるようにしたいということなんですが、最大限の努力をして合意をしなければならぬと思いますけれども、いかがですか、その可能性については。
○中村(重)委員 地田先生に御意見を伺うのですが、先ほど非常に高邁な御意見を聞かしていただいて非常に参考になったのですが、その中で国内船に比重をかけなければならないといった点と、それから造船と海運とは密接な関係にある、したがって、両者の整合性が必要だということ、これは考え方としても言葉としてもよくわかるのですけれども、さて現実の問題になってきますと、国内船にどのように比重をかけられるのか、その可能性というものについて、何かこういうことがいいじゃないかという御提言でもあれば聞かしていただきたい。 それから、整合性の問題ですが、そのとおりでなければならないのだけれども、さて現実問題として、これを……
○中村(重)委員 私は、「むつ」の修理の問題についてお尋ねをするのですが、その前に、伊方の原発判決がなされたわけですが、この判決を科学技術庁長官としてはどう評価をしておられるのか、伺っておきたいと思います。
【次の発言】 いまお答えのように、おおむね政府が考えていたことが取り入れられたということが言えるわけですが、しかし、これは伊方の判決であって全体ではないということですね。いまお答えになったように、安全性の追及ということはいささかも緩めることなく、積極的に取り組んでいくということがやはり原発に対する理解と認識を強めていくことになるわけですから、問題は非常に多いわけですから、十分ひとつそのお答……
○中村(重)委員 前の通常国会で、原子爆弾被爆者に対する特別措置に関する法律の一部を改正する法律案の審議、これが当委員会においての採決に当たって附帯決議がつけられたわけですが、その前文に「国家補償の精神に基づく被爆者の援護対策についてその制度の改善に対する要望は、ますます強いものがある。よって政府は、このような事情を配慮して、今後慎重に検討する」こうした決議が全会一致でなされているわけですが、これに対して政府は、附帯決議の趣旨を体して十分被爆者対策に対して努力をするという趣旨の発言がなされているわけです。大臣は、具体的に、この附帯決議をどう尊重し、施策を講じていくのかということについて考え方を……
○中村(重)委員 福田内閣のエース登場ということになると両大臣ということになるので、経済界、産業界の期待も非常に大きいわけです。両大臣がそうした期待を意識をしてということではないのでしょうが、そうした職責ですから当然発言が多くなるのはあたりまえなんですが、発言が、ある場合は両大臣の意見が必ずしも一致しない、食い違うといったようなことが見通しの点において実はあるわけです。 そこで、両大臣の経済見通し、景気回復という点について伺うのですが、いろいろな委員会における答弁あるいは団体等に出席しての発言あるいは記者会見といったようなことを通じて感じることは、これは楽観的な考え方を述べているときもあるし……
○中村(重)委員 具体的な問題は午後に質問をいたしますが、わずかな時間、両大臣にお尋ねをしたいと思うのです。 政府、日銀が公定歩合の引き下げあるいは為替の規制措置等、あらゆる手を打っているようですが、円高はなかなか鎮静しない。むしろ円高傾向が非常に高まってきているという大変な事態のようですが、円高はどこまで上がるのか、なかなかむずかしいことでお答えもしにくいのではないかと思いますけれども、その見通しをどうお考えになっていらっしゃるのか。それと、手を打つだけ打った、もう打つ手なしといったことなのか、まだ政府としての施策をいろいろ講じようとお考えになっていらっしゃるのか。一応それらの点について考……
○中村(重)委員 大蔵省にお尋ねをしますが、公定歩合が引き下げられて三・五%ということになるんだけれども、今回引き下げられた〇・七五%、これが当然貸し付けの利下げにつながっていかないといけないんだけれども、いつごろからどの程度貸付利息が下がるというように判断をしておられるのか、その点、いかがですか。
【次の発言】 貸出金利が引き下げられているかどうかということを、追跡調査をおやりになるのだろうと思っていますが、それはいつごろおやりになりますか。
【次の発言】 従来の実績なんだけれども、毎月そういうことでおやりになっていらっしゃって、大企業と中小企業との貸出金利の差はどの程度になっていますか。
○中村(重)委員 貴重な意見をお聞かせいただいて、これからの審議に非常に役立ったわけです。歯に衣を着せないでお尋ねをしたい、こう思っていたのですが、宮崎参考人、私がこの法律案の問題点であると考えた点の指摘をいただいたわけですが、端的に申し上げて、この法律が、意見を申し上げる時間的余裕がないのですけれども、特定不況産業安定臨時措置法、名前は安定なんだけれども、設備を廃棄して、そしてそのことは労働者や関連中小企業というものが出血をする、特に造船業のごときは地域経済に重大影響を及ぼすといったような、きわめて後ろ向きの内容になっている。一番大切なことは、各参考人の皆さんからお述べいただいた産業政策、そ……
○中村(重)委員 運輸大臣が時間の関係でお急ぎになるようですから、先にお尋ねをすることにします。
造船業の不況回復の見通しというのはどうなるんだろうか。この間、真藤造船工業会会長に委員会に参考人としておいでいただいてお尋ねをしたのですが、五〇%の設備廃棄だ、それにしてもいま三百万トンぐらいの受注量しかない、きわめて深刻な意見を聞かしてもらった。もちろんそれは陸上部門もありますから、造船だけということではないわけでしょうけれども、それにしても問題なんだというように思うのですが、見通しをどう立てていらっしゃいますか。
【次の発言】 たしか日経新聞で対談をしている。そのときも真藤さんはただいま私が……
○中村(重)委員 一時からの再開予定に対してもうすでに一時四十分、与党の理事が、いま山崎理事が見えられたけれども、一人だにいままで三、四十分出席をしない。このような不見識な態度というものは許されないと思う。この委員会が終了した後で委員長は理事会を開いて、なぜに与党の理事がこのように委員会をボイコットする態度をとったのか、そのことの釈明を求めて、釈明をされて、そして今後の措置について理事会において協議をされることを要求いたします。お答えをいただきます。
【次の発言】 特許庁長官に質問をいたしますが、この法律案に対しては、PCTによる新しい国際的な条約に基づく関連の国内法であるわけでありますから、……
○中村(重)委員 関連して。 通産大臣、いまあなたの答弁は、一般論としてならば理解できるのです。しかし、具体的に日韓共同開発の問題で中国からこれに対して抗議が行われている。これは明らかに紛争の状態であるという考え方の上に立って、新たに具体的にこの地域には紛争地域という受けとめ方をして石油開発公団の投融資は行うべきではないということで議事録をあなたはお読みになってお答えをいただかなければ困るのだけれども、そういう具体的な問題として議論をしたのであって、それであなたはそうだということで私の指摘を肯定されて、投融資をしないということをお答えになっているのだから、いまのあなたの、一般論でもって、これ……
○中村(重)委員 きわめて初歩的なことを長官にお尋ねするのですが、経済危機という認識の問題ですね。御承知のとおりに輸出は大幅に伸びている。輸入は政府のせっかくの努力にもかかわらず余り伸びない。黒字は百億ドル以上というような数字を示している。そうしたことがマイナス面あるいはプラス面といろいろ出て、また混乱があることもよくわかっているわけですが、さて、経済危機とは何か、そのことに対して宮澤長官の認識を伺ってみたいと思います。
【次の発言】 経済危機とはということになってくると、私なりに、まず円高、為替不安ということを挙げることができるのでしょうし、国際的な保護主義というものが台頭してくるのではない……
○中村(重)委員 長官にお伺いをしたいのですが、また率直な長官の感想と申しましょうか、それを伺ってみたいというのが私の本当の気持ちでございます。 ということは、御承知のとおり七八春闘は非常な不況、円高の中に厳しい労使の交渉が行われ、昨日金属労協が回答をなされたのですけれども、昨年の半分なんです。物価上昇分にも追いつかないといったような低賃金の回答がなされた。このことは労働界にとっても大きなショックだったでしょうし、またそのことが反発につながって、苛烈な労使の闘いというのが展開されるだろうというように私は予想をしているわけです。物価担当大臣として、また経済の中心的な役割りを果たしていらっしゃる……
○中村(重)委員 商工調査室の資料によると、プロパン事故というのは、保安と安全が強調されているのに、減少するのではなくてむしろ増加をしている傾向にある。しかも液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律が昭和四十二年に制定された当時と比較をすると、約三倍に増加しておる。しかもその事故の原因を究明すると、ガス漏れ、それから結局爆発、火災、こういう形で発展をしておる。消費者の不注意が非常に多いので、消費者が注意をしたらば防止し得た事故の比率が五十一年度には七五%に増加をしているという全く驚くような、何と言ったらいいのか、無責任と言ったらいいのか、消費者の不注意ということは、これは消費者も責……
○中村(重)委員 これから四十分程度質問するわけですが、実は申し上げたような時間的な制約があります。したがって、端的にお尋ねをいたしますから、お答えもそういうつもりで、詳細にわたってはまた改めてお尋ねをいたしますから、端的にお答えをいただきたいと存じます。 大蔵省が時間的な関係があるようでございますからお伺いするのですが、長崎県の西彼杵郡の西海町横瀬という米軍基地があるのですが、その横瀬基地の返還を求めて横瀬石油備蓄基地として払い下げを受けたい、それは西海石油共同備蓄会社ということで、もちろんこれは土地代は石油開発公団が半額を出資をする、建設費は八〇%公団が融資をするというようなことで、国策……
○中村(重)委員 大島参考人にお尋ねをいたしますが、業種ごとの高度化計画の策定に当たって、その基本となるマクロ的なビジョンの設定が必要であるというふうに考えるのですが、政府に的確な計画策定ビジョン、そのような能力があるとお考えになられるかどうか、もう率直に私もお尋ねしますから、率直にひとつお答えをいただきたい。森山局長は、聞きたくなければ耳をこう詰めておっていただいて結構なんで……。
【次の発言】 きょうは、情報産業だけではなくて、日本のこれからの産業政策の展開に当たって非常な見識を持っていらっしゃる学界、実業界、労働界の権威者の方々の御意見を伺って、非常に参考になったわけであります。したがっ……
○中村(重)委員 米国における日本製テレビのダンピング問題の経過と、政府や業界の対応がどうなされているのか、これからの見通しを含めてひとつお答えをいただきます。
【次の発言】 通産省としては、担当官というのが何か機情局の電電課の課長補佐が行ったんですね。これからどうするんですか。業界だけではなくて、昨日当委員会の参考人として出られた竪山電機労連委員長も出向いて、恐らく労働団体等に対する働きかけをやるんだろうと思います。そのようなことも伝えられているわけですが、全くけしからぬことだということだから、けしからぬことならけしからぬことのように、やはり政府がもっと積極的な取り組みをする必要があるんだろ……
○中村(重)委員 宮澤長官に、実は在庫調整の問題と現状における経済の動向についてお尋ねをしたかったのですが、十二時に叙勲のために退席ですね。ですから、また適当な機会にお尋ねしなければ時間的に無理であろうと思います。そこで、簡単な問題で二、三お尋ねをしてみたいと思うのです。 外貨貸しの問題ですが、宮澤長官は、外貨貸しの問題について、この制度の運用は上期に集中させる、そこでこの制度の運用によって年間四十億ドル程度の黒字減らしができるんだということであったわけですが、現状はどうなっているのだろうかということです。河本通産大臣は、この点もっと積極的というのか、見通しの点について、やり方次第では年間百……
○中村(重)委員 円の対ドル相場はとどまるところを知らないというぐらいに、ついに二百円台になったわけですが、どこまで円高になるのか、通産大臣も把握できないというぐらいの上昇のようですが、この原因をどう見ておられますか。
【次の発言】 おっしゃることが主たる要因だろう、こう見ているのですが、そうしてみると、日米間の貿易収支の不均衡といいますかいわゆるインフレ格差、それから日本の黒字がなかなか減らない、そうした根本的な不均衡が是正されない限り、円高はさらに上昇を続けて二百円台を割り込むということだってあり得るのではないかというように思われるのですが、その点、見通しはいかがですか。
○中村(重)委員 経企庁長官にお尋ねをするのですが、経済成長率が七%を達成できるかどうかということは、政府としては七%成長は可能である、達成できるという自信のほどを持っていらっしゃるようですが、国際的な環境であるとかあるいは公共事業の前倒しその他いろいろな状況から見ましても、大変無理だろう。財界としても、この間新聞で、百人のアンケートをお読みになっただろうと思うのですが、私も読んでみたのですが、そうした経済を現実に事業として取り組んでいる人たちは、政府の見通しは非常に楽観的であるということで、七%成長に対しては悲観的な考え方を明らかにしているわけですが、宮津長官としては自信をお持ちなのかどうか……
○中村(重)委員 私は、午前中しばらく別の委員会の方へ行っておりまして、こちらへおくれましたから、同僚委員の質問と若干重複するところが出てくるであろうと思いますが、その点はあしからず御了承いただきます。 五百平米までを調整の対象とした理由については、審議会の答申がそうであったからといったようなお答えであったようでありますけれども、その提案者である通産省としては、積極的な理由というものがなければいけないと私は思う。だから、あなたの方で全く諮問がないのに審議会が独自の考え方で答申を出したということには考えられない。 やはり第三次産業というのが不況の関係もありまして非常にふえてきている。雇用も同……
○中村(重)委員 第一条の「目的」で、「特定の地域において、中小企業者の経営が著しく不安定になり、かつ、雇用事情が著しく悪化している状況にかんがみ、」云々、こうあるわけです。だから、中小企業者の経営が著しく不安定になって、かつ、雇用事情が著しく悪化している状況なのだけれども、この二つのことが地域の指定であるとか企業の認定ということになるということなんですか。いずれか一方ということだってあり得るわけですね。 この「中小企業者の経営が著しく」の「著しく」というのは、あなた方が法律用語としていつもお使いになるので、このごろは「相当」というのが大分出てきたのだけれども、いままでは「著しく」。ここにも……
○中村(重)委員 それでは、天谷長官にお尋ねをしますが、イランの政情不安が原油の輸入にあるいは価格の問題に影響が相当あるのじゃないかと考えられるのだけれども、分析はどうですか。
【次の発言】 メジャーから一〇%削減の通告というのか、連絡が入っているのじゃありませんか。
【次の発言】 新聞報道では一〇%削減の通告があったというように伝えられているわけなんで、何%といったことの情報は入ってないというのだけれども、やはり新聞報道というものは長官もお読みになっていらっしゃるのだろうし、それなりにその真偽をやはり調査をされる必要があるのではないか。調査をされた上でのいまのお答えであれば別なんです。
来……
○中村(重)委員 大臣にちょっとお伺いをするのですが、現在政府は、新経済社会七カ年計画の策定を進めているわけですね。そこで、ことしの一月に基本構想は閣議了解ができたと伺っているわけです。近く、五月ごろか、答申もあるということなんですが、その中で、繊維産業というのは、御承知のとおり先進工業国あるいは発展途上国、これとの絡みというのが強いわけですが、国内でも産地の形成ということによって、地域に密着して、地域経済に重要な役割りを果たしているわけなんですが、特に繊維産業は歴史的な産業である。国際的な関係というのが非常に強い。 そこで、通産省も一九八〇年代の通商政策のビジョンの策定に取り組んでいるよう……
○中村(重)委員 経企庁長官に初めてお尋ねをすることになりますが、たしか二月八日、予算委員会での長官の答弁であります。それだけでなくて、記者会見あるいはその他の会合等において、長官がお述べになったことなんですが、国際収支を経常収支だけで均衡させるということについては、適当なわが国の態度ではない、いままで貿易収支が黒字であるとか、そういった議論だけがなされておるということについては非常に不満だ、わが国の経済構造が原材料を輸入をして加工輸出をする、五千五百万の就業人口、そうしたものを抱えている特殊性ということから考えてみると、何でも輸入をする、向こうさんの言うとおり輸入をやるわけにはまいらないとい……
○中村(重)委員 基金法が改正されると業務量が増大をしてくるし、機構だとか、その他内容の強化といった方向に進むだろうと思うのですが、その点に対する考え方はどうなんですか。
【次の発言】 基金は経済企画庁の所管にはなっているんだが、実はこの法律を制定をするとき、私はわが方の主査をやって、ずいぶん各省から要請を強く受けた。こんなことでは実際動けないんじゃないかということで、将来の運営ということをずいぶん問題視してきたのですが、これに対しては、経企庁が窓口であるのだけれども、どこまでの権限を経企庁は持っておるのですか。長官は経企庁においでになって、頭を突っ込んでみて、これじゃいけないな、改めなければ……
○中村(重)委員 公正取引委員会が、三越を中心とする百貨店の押しつけ販売であるとかその他の点についてきわめて適切な調査をし、さらにこれに勧告を行ったということですが、これに対しては三越が応じないということのようです。しかし、これは同僚板川委員から午前中に質問が行われましたから、私はこれを省略をいたしますが、百貨店だけではなくて、メーカーであるとか問屋であるとか、こうした力の強い企業というのが優越的な地位を利用して、系列店に対して強引に押しつけ販売をするといったようなことが、随所に行われておるような感じがするのです。たとえば家電メーカーの場合も同じようなことがあるのじゃないか、あるいは化粧品の場……
○中村(重)委員 時間の関係もありますから、法案の条文の順序を追って質問をしていきたいと思います。
まず、冒頭に大臣に、この「目的」に、「中小企業者が円相場の高騰その他の最近における経済的事情の著しい変化に対処して」云々と、こうあるわけですが、現在の円相場に対する大臣の認識、これは高騰と見るのですか、いわゆる円高と見るのですか、あるいは円安と見ているのですか。この条文からいたしますと、円高、円の高騰という認識の中に御提案になっていらっしゃるわけですが、いかがですか。
【次の発言】 大臣の経過をたどってのいまのお答え、私もその認識に変わりはないのです。問題は、円安によって、御承知のとおり、これ……
○中村(重)委員 公取委員長はきょうは時間の関係でお急ぎのようですから、簡単に一、二点お尋ねをしますから、終わりましたら御退席をいただいて結構でございます。 最近の産油国の石油の値上げあるいはスポット価格というものも天井知らずという感じですが、その影響もあるのだろうとは思うのですが、ガソリンあるいは灯油その他石油製品の値上がりはどこまで行くのだろうかという国民の不安感、これは大変なものであるわけです。そこに公取が着目をされて一番に調査をされたということは、私は当を得たことだと思っているわけです。新聞報道によりますと、十五地区の調査をおやりになって、大分県を中心にしてやみカルテルの疑いがある地……
○中村(重)分科員 いまエネルギーの問題が議論をされておった。非常に重要な問題であるし、宇野長官もかつて商工委員会で一緒にこうした問題については取り組んできた仲間であるわけですが、私はきのう小宮山郵政大臣にも提起したんだけれども、省エネルギー、省資源の時代、政府も大いにこれをPRしているんだけれども、やはり政府が身をもってエネルギー問題について、また省エネルギーということについて取り組んでいるんだということを実感として知らしめるということが必要だろうと思う。特にエネルギーの開発ということになってくると、クリーンエネルギーに全力を尽くさなければならぬ。しかし、そのクリーンエネルギーといっても、大……
○中村(重)分科員 郵政大臣とはお互いに商工委員会に所属をして、エネルギー問題に大臣は非常に造詣が深い方で、豊富な見識を持っておられるわけであります。 そこで、クリーンエネルギーの問題に力を入れていかなければならない。ところが、クリーンエネルギーの開発も、大型化するとバランスが崩れますね。いろいろな公害、あるいはその他のいろいろな弊害が生じてまいります。 そこで、政府はいま省資源ということを盛んに言っているのですが、身をもってこれを示すとか、省資源というものに政府が本気に取り組んでいるんだということを知らしめるために、PRも含めて、全国の各郵便局の屋上に天然のいわゆる太陽熱の利用の設備をや……
○中村(重)分科員 大臣にお伺いしたいのですけれども、付加価値税の問題はもう予算委員会その他の委員会で考え方を明らかにされたことであろうと思うのですが、大蔵省は付加価値税の創設について検討をずっと進めてきている。近い将来踏み切るのではないかというようにも考えられる。それだけに中小企業者、消費者はこれは悪税であるということで非常に警戒の念を強めてきているわけですが、赤字国債、その他建設国債等を多く発行しているわけですが、それの償還のための新しい財源にいま大蔵省としては血眼になっていらっしゃるわけですが、それで避けられないというようにいまは大臣はお考えになっていらっしゃるのかどうか。どこまで検討は……
○中村(重)分科員 文部大臣に質問を二、三してみたいと思います。 お互いに一緒に国会に出てきておるけれども、長い間最も親しい友人としてのおつき合いをしてきました。私は、文部大臣は最重要閣僚と評価をしておる。その重要閣僚にあなたが就任をされるということは、あなたの手腕、力量からいっても、感覚からいっても当然である、そのように考えて、喜びと同時に大きな期待を持っているわけです。この前の日曜も、槇枝さんとあなたが対談をしておったのですが、忙しい時間にもこれだけは聞かなければいかぬと思って、実は私はしばらく聞いていた。あなたの教育に対する熱意、考え方ということを評価できる点もあるわけです。 ただ、……
○中村小委員長 これより商工委員会流通問題小委員会を開会いたします。 この際、一言ごあいさつを申し上げます。 このたび、私が流通問題小委員長に選任されました。小委員各位の格別の御協力をお願い申し上げます。 流通問題に関する件について調査を進めます。 本日は、特に大島つむぎ問題について、参考人として鹿児島県織物工業協同組合理事長嘉野長夫君、本場奄美大島紬協同組合理事長中江実孝君、本場奄美大島紬協同組合専務理事田畑敏光君に御出席を願っております。 参考人各位には、御多用のところ本小委員会に御出席をいただきまして、まことにありがとうございました。 なお、議事の順序でございますが、まず、各……
○中村小委員長 これより商工委員会流通問題小委員会を開会いたします。
流通問題に関する件、特に大島つむぎ問題について調査を進めます。
この際、政府当局から発言の申し出がありますので、これを許します。栗原生活産業局長。
【次の発言】 次に、小林審議官。
【次の発言】 以上で発言を終わりました。
特に質疑の通告があっておりませんので、ただいまから懇談に入ることといたしまして、小委員会をこれにて散会いたします。
午後零時十二分散会
○中村(重)分科員 大臣に「むつ」の問題でお尋ねします。 就任されてから、いろいろとどうするかということでずいぶん苦労されているんだろうとは思うのです。ところが、何というのか、ずいぶん静かに構えていらっしゃるように思うのです。それで、四者協定というのが青森との間にはあるわけですが、ここからもまた積極的に迫っておるような感じも新聞報道等では感じないのです。むしろ長崎の方が核つきであるとか核抜きであるとか、佐世保の辻市長が返上したとかあるいは撤回をしたとか、さまざまな報道が伝えられている。それには、あなたがどうしても佐世保に持っていくつもりだから返上なんてしないでくれと説得にこれ努めたという報道……
○中村(重)分科員 櫻内長官は、離島振興については非常に熱意を持って今日まで取り組んでこられたわけです。 二十八年に制定された離振法はたしか二回延長になったと思いますが、これが五十七年に期限が来るということになる。議員立法の中で離振法ぐらい有効に働いている法律はないと私は思っております。むしろ恒久立法にする必要があるのじゃないだろうか。ところが、一方、本土と離島の格差が、生活水準の上で、あるいはその他の条件の中でいつまでも続くということは適当ではない。そのことから考えてみると、そういったような法律が恒久立法であるということは、一面から言えば決して正常ではないと考えるわけです。しかし、離島振興……
○中村(重)分科員 時間がないから端的にお尋ねし、端的にお答えをいただきます。 本会議の代表質問で触れたんだけれども、原爆被爆地域の指定の問題ですね。大臣が大変前向きの姿勢で予算編成に臨んだと思うのだけれども、残念ながら五十三年度もまた見送り。安倍官房長官にも会ったのです。官房長官も、前の園田官房長官当時に胸をたたいてやりましょう、こう言ったもので、そのことも説明をし、ぜひ地域是正をやるべきだという主張に対して、与党の中が、自民党の中がまとまればぜひそうしたいという、安倍官房長官も前向きの私に対する答えであったわけです。最終的に自民党内が、広島、長崎でなかなか話がつかない。ついに政府も踏み切……
○中村(重)分科員 有明干拓と言われる長崎県南部総合開発の問題を中心にして三、四点質問をするのですが、大臣は当初のいきさつは御存じにならないと思うのだけれども、もう十数年、この干拓問題は、情勢の変化もあって、一町三年間ぐらいは予算をつけて、水田さんが大蔵大臣をしておられたときにストップして、今度は多目的、こういう形によってまた申請をする。それを言い出してから四、五年たつ。なかなかこれは片づかないのです。そこで、時間の関係がありますから、それぞれお答えをいただく方が違っておると思いますから、まとめて一、二お尋ねをしてみます。 五十二年度も、これは調査予算ではなくて、調査予算を含め実施予算を組ん……
○中村(重)分科員 時間の関係がありますので、端的にお尋ねをし、また端的なお答えをいただきます。 有明干拓とも言われる長崎県南部の総合開発の問題ですが、ずいぶん歴史の古い話なのです。漁民の反対があって、かつて三年間予算を計上して、水田大蔵大臣のときに、三年間も事業執行ができないものを予算計上しておくことは適当ではないということで一時これは打ち切りになったわけです。それからまた多目的という形で出直しまして、大変長い期間にわたっているのですが、なかなか進捗しない。当初反対しておった当該埋め立て地区の漁協、十二漁協あるのですが、この方は反対から逆に賛成に回った。とは言いながら専業者というのはやはり……
○中村(重)分科員 この間、分科会でしたか予算委員会の本委員会であったか、教研集会の問題について文部大臣が、評価するというお答えといいますか、そういう表明をしていらした。私は、砂田文部大臣を非常によく、長く存じ上げている。お人柄も承知をしているわけですが、まさしく文部大臣にふさわしい発言であるというように感じました。正直に言って、イデオロギーということではなくて、敬意を表したわけです。やはり何と言っても、最近の教育の荒廃、先ほどもここで議論がなされておりましたが、原因はいろいろあるだろうと思うのです。だがしかし、やはり国と教師集団の不信感といったことが、学校の教育環境を悪くしたり、あるいはその……
○中村小委員長 これより商工委員会流通問題小委員会を開会いたします。 流通問題に関する件について調査を進めます。 本日は、大島つむぎに関する問題について、参考人として本場奄美大島紬協同組合理事長中江実孝君に御出席を願っております。 この際、参考人に一言あいさつを申し上げます。 参考人には、御多用のところ本小委員会に御出席をいただき、まことにありがとうございます。 参考人には、本問題について忌憚のない御意見をお述べいただき、今後の調査の参考にいたしたいと存じます。 なお、議事の順序でございますが、最初に御意見を十分程度取りまとめてお述べいただき、次に、小委員の質疑に対してお答えをいた……
○中村小委員長 これより商工委員会流通問題小委員会を開会いたします。
流通問題に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。
【次の発言】 天谷長官にお尋ねをいたしますが、東京サミットによる石油の輸入目標値が、一九七九年が五百四十万バレル、一九八〇年同じく五百四十万バレル、一九八五年、これは下限が六百三十万、上限が六百九十万バレルといったような数字が合意をされたようであります。今年の五百四十万バレルということは、年率にして二億八千万キロリットルという数字になるのだろうと思うのでありますが、この輸入の見通しはいかがですか。
○中村(重)分科員 質問をする予定で通告をしていなかった点を、もう大臣がよくわかっていらっしゃることですから、大臣に先にお尋ねします。 長崎空港の国際空港化ということです。これは知事も非常に積極的なんですが、この可能性ということですが、大臣はどうお考えになっていらっしゃいますか。知事も中国に定期便を飛ばしたいとか、えらい熱心にやっております。コンコルドの考えもあるようですが、あれはいただけないのですが、国際空港化というのは非常にいいことだと思っているのです。考え方とあわせて可能性を。 それから、新幹線は五線一緒にやる、こういうことですが、いろいろ条件がついたようですけれども、条件が整ったと……
○中村(重)分科員 厚生大臣、薬価基準の問題でお尋ねしたいんだけれども、どうも私は、薬価基準の決め方が不適切であるというだけではなくて、きわめて不明朗な形で決められておるように感じるのです。問題点は、バルクラインのとり方もいかがなものであろうか。安いものから九〇%とっていって薬価が決まっている。大臣も問題点の一つだとお考えになるだろうと思うんだけれども、日本の総医療費の中に占める薬剤費が四〇%以上である。最近若干下がっているようですけれども、ヨーロッパの国々、いわゆる欧米諸国と比較をすると日本の場合の薬剤費というものは極端に大きいわけですね。このことが保険会計に対する大きな負担増という形になっ……
○中村(重)分科員 大臣、今後七年間の中期的な地方財政の姿というものを描いた地方財政収支の試算というのですか、これが衆議院に提出されたようですが、あれは一般消費税の導入を前提としているということなんですか。
【次の発言】 そういった答弁しかできないのでしょうが、いずれにしても一五・七%の増税ということになってくるのでしょう。これはほかの税収というものは考えられない。やはり一般消費税ということが前提でしょう。しかも、これは五十五年から実施という想定の中でやっているように思うのです。これはそう簡単にいくものではないですね。
それと、新聞に国と地方とが折半であるというようなこととかいろいろ書かれて……
○中村(重)分科員 農水の委員会等で質疑をする機会というものが、全くとまではいかないにしても、なかなかないわけなので、盛りだくさん伺ってみたいと思うのですが、時間の関係がありますから、また、事前にきょうお尋ねすることは十分説明をしておきましたから、本会議の方式でお尋ねをし、後でまとめてお答えをいただきたいと思います。 この間、農林大臣は財界との懇談会で、自給率の向上というので強く主張をされたと。私は大変農林大臣の態度を評価したいと思うのです。何といっても農は国の基本なんだから、やはり自分で食べるものは自分でつくるというような原則の上に立って対処していくというのでないと、英国がかつて貿易立国と……
○中村(重)分科員 内藤文部大臣が御就任になると、日教組との間のみぞが深まるのじゃないかという懸念というのがあったのだけれども、必ずしもそうではなくて、教育経験者としてのよさというようなものは、それなりに生かすような努力をしているのだろうと思うのです。なかなか有効にやっている面もあるようです。 そこで、この間愼枝委員長が教研集会で、子供の健やかな成長であるとかあるいは教育条件の整備、こういうことに反することに対しては抵抗する。そして、いい教育が行われるというようなことの要求よりも、安易な塾通いということを肯定しているような風潮というものに対して、教職員であるとか家庭に対して反省を求めるという……
○中村(重)分科員 大臣、土地の値上がりが最近ずいぶん激しくなったという感じですね。いまのように値上がりが続くと、土地の思惑というのがまた再燃してくるのではないかというように考えるのですが、いつでしたか、一月三十日付で国土庁が五十四年の公示価格速報というのを発表した。それによっても全国平均が五・一%ですね。それから住宅地はその中で六・三%の値上がり、三大都市でもって平均八%、東京都の住宅地が九・八%というような値上がりだというのですが、私どもが実態をつかんでいる限り、そんなものじゃないと思うのですよ。もっと値上がりは激しい。いまから三カ月ぐらい前でしたかね、私のところの長崎市の、不動産業者に聞……
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