井上一成 衆議院議員
34期国会発言一覧

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井上一成[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは井上一成衆議院議員の34期(1976/12/05〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は34期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院34期)

井上一成[衆]本会議発言(全期間)
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第80回国会(1976/12/30〜1977/06/09)

第80回国会 衆議院本会議 第25号(1977/05/11、34期、日本社会党)

○井上一成君 総理府総務長官・沖繩開発庁長官藤田正明君不信任決議案の趣旨説明について、日本社会党を代表し、若干の質問をしたいと思います。  いまは亡き佐藤元総理が、「沖繩の復帰なくして戦後は終わらない」と述べられ、そして沖繩が復帰して五年。しかし、沖繩県民の期待は無残に裏切られたのであります。沖繩県民百万人の人々にとって、日本国憲法でうたわれた平和と基本的人権が保障されない限り、戦後は終わらないのであります。憎むべきは戦争であり、そして守るべきは平和であります。  いま、沖繩県民にとって平和とは一体何なのか、戦争にかかわりを持つ軍事基地を撤去することであります。そして、自然に恵まれた沖繩の島々……

第80回国会 衆議院本会議 第32号(1977/06/03、34期、日本社会党)

○井上一成君 ただいま議題となりました日ソ漁業暫定協定につき、私は、日本社会党を代表いたしまして、総理大臣、外務大臣並びに農林大臣に対し、若干の御質問をいたしたいと思います。  今回の日ソ漁業交渉は、九十日に及ぶ大交渉で、日夜御苦労された鈴木農林大臣の御努力を多とするものであります。(拍手)  しかしながら、今回の交渉を通じ、国民が思い知らされたものは、国際政治の中で翻弄させられた日本の弱い立場をいやというほど見せつけられたことであります。  この協定の内容、さらに漁獲量の大幅削減の提示を見ても、この交渉は決して成功したと言えないと思うのであります。  政府は、甘い幻想やたてまえ論で終始するの……

井上一成[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院34期)

井上一成[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第80回国会(1976/12/30〜1977/06/09)

第80回国会 外務委員会 第1号(1977/02/25、34期、日本社会党)

○井上(一)委員 私は、昭和三十一年十月に不自由な体をもってモスクワまで日ソ平和条約を締結するために出かけられた元総理大臣鳩山一郎先生の平和に傾けられた情熱に対して心から敬意を表するものであります。その教えを受けた鳩山外務大臣は、世界平和推進のためにさらに一層の情熱を傾けられることを期待して質問をいたしたい、こういうふうに思います。  いま人類に生きる望みを失わせあるいは世界を破滅に導く世界最大の暴力は、まさに核と差別だ、私はこのように信じておるわけであります。とりわけ平和外交を推進していく基本的な日本の外交方針、そして日本国憲法の前文にうたわれた恒久平和、その崇高な理想を達成して、いわゆる平……

第80回国会 外務委員会 第2号(1977/03/02、34期、日本社会党)

○井上(一)委員 まず冒頭に、私きょうの質問で若干の資料として写真を持ってきているのですが、持ち込みをお許しいただけますか。
【次の発言】 前回限られた時間で、私なりの質問に対して十分お答えをいただけなかったので、改めてきょうは詳細について外務大臣並びに関係省庁の意見を承りたいと思います。  私は、戦争につながるいわゆる核、それから人類を滅亡に導くんだと言われる差別、いわゆる核と差別をなくすことが平和社会の実現の原点であるということを前回も申し上げてまいったわけであります。そこで、具体的に私は外務大臣に、核については非核三原則を遵守していくんだという御答弁がありましたが、差別についての取り組み……

第80回国会 外務委員会 第12号(1977/04/20、34期、日本社会党)

○井上(一)委員 質問に先立って、私は毎回強く申し上げておるのですけれども、世界のすべての国からなくすべきは核と差別、守るべきは平和と人権であるということを訴えてきたわけです。外務大臣、この私の考えに御異議ございませんか。
【次の発言】 そこで私は、国際協定を結ぶに当たっては信頼関係が成り立っているという前提が必要なことは言うまでもないと思うのです。とりわけ、いまの日韓両国の間で信頼関係が著しく損なわれておる。それは日韓癒着といういわゆる大きな疑惑であり、それを一つ一つ明らかにしていくことがまず必要であると私は思うのです。とりわけ、日韓両国の間に永遠の友好関係を打ち立てるためにも、金大中拉致事……

第80回国会 外務委員会 第16号(1977/04/27、34期、日本社会党)

○井上(一)委員 私は、最初の質問のときに鳩山外務大臣にあえて御質問をしたわけですけれども、昭和三十一年の十月に日ソ共同声明に取り組むために、いまは亡き総理大臣鳩山一郎先生がその情熱を平和に傾けられた、非常に敬意を表する一人であると――その折に鳩山外務大臣も平和に徹するのだという所見を明らかにされたわけであります。しかし、今日日ソ漁業問題に絡む一連の経過等を見るときに、大変私は残念な思いがするわけであります。そこで、二、三この点について外務大臣にお尋ねをしたいと思うわけであります。  私は漁業交渉の中での一連の経過等も踏まえて、後でお見えになる水産庁にも質問をし、そうしてその案に対しての外務大……

第80回国会 外務委員会 第19号(1977/05/20、34期、日本社会党)

○井上(一)委員 がん原性物質及びがん原性因子による職業性障害の防止及び管理に関する条約の審議に当たって、私は冒頭に外務大臣にその御決意を承りたい。  先ほどの趣旨説明の中でも、勤労国民大衆の健康を増進のためにという御発言があったわけであります。なかんずく国際的条約の批准に当たっては、勤労国民大衆の健康増進を第一に置いた中で最大の努力をなされるお考えがおありであるかどうか、まず冒頭に聞かしていただきたいと思います。
【次の発言】 そこで、すでにILO総会で採択された条約が百五十件に上るわけであります。百四十七件と私は記憶しておるのですけれども、その百四十七件の中でわが国は何件批准をしたのか。そ……

第80回国会 外務委員会 第20号(1977/05/25、34期、日本社会党)

○井上(一)委員 約九十日に余る長い交渉の結果、日ソ漁業暫定協定がやっとその調印の運びになったということでございます。きょうその暫定協定の全文が新聞を通して明確にされたわけでありますが、そこで、まずもって暫定協定についてお尋ねをしたいと思います。  その第一条に、いわゆる「ソヴィエト社会主義共和国連邦最高会議幹部会令第六条及びソヴィエト社会主義共和国連邦政府の決定に従つて定められる北西太平洋のソヴィエト社会主義共和国」云々、この「決定に従って」とはどのような意味を持つのか、まず外務大臣にお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 二月二十四日のソ連閣僚会議の決定ということがこの第一条の「決定……

第80回国会 外務委員会 第23号(1977/06/04、34期、日本社会党)

○井上(一)委員 お三人の参考人の方には御出席をいただいて感謝申し上げます。  まず池尻さんにお伺いをいたしたいと思うのです。  先ほどのお言葉の中で、今回の日ソ交渉は常識的な方式ではないという、いわば非常に変則的だけれども、あえてその苦い酒を飲まざるを得ない実情というものを若干吐露されたわけであります。とりわけ北洋漁業の将来については、まさにゼロに向かって前進を開始したというお言葉があったわけであります。それに対しての日本全体の漁業の再編成ということは当然必要になってくるわけであります。そこで、業界としてとりわけ体質改善を指摘されておったわけでありますが、どのように体質改善をされようとなさっ……

第80回国会 交通安全対策特別委員会 第14号(1977/05/26、34期、日本社会党)

○井上(一)委員 まず、私は、安全対策の面で日本国有鉄道、なかんずく新幹線の問題について重点的にお尋ねをいたしたいと思います。  再三すでに明白にされておるわけでありますけれども、新幹線における事故は、当初の昭和三十九年十月に開通した時点での予想を上回る過密ダイヤによって、施設の破損、老朽化が大変著しいわけであります。その事故白書にも見られるように、三四%も前年度より事故率がふえておる、こういう実態であります。私は、まず、その公共性を提唱すると同時に、安全対策についての取り組む姿勢がまだ不十分ではないだろうか、こういうふうにも思うわけであります。  そこで、まず国鉄にお尋ねをいたしたいわけであ……

第80回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第11号(1977/04/26、34期、日本社会党)

○井上(一)委員 まず最初に、石原環境庁長官に私はお尋ねをしたいのですが、せんだってより水俣の問題で大変御苦労いただいております。そのことについては謝とするところなんですけれども、人間が住むにふさわしい環境とは、一体どのような状態を指して言うのかということについてお考えを聞きとうございます。
【次の発言】 まさに生きることへの保障、健康を保障していくということは、それは当然だと思います。私は、物理的な利便さのみをとらえて、環境整備だとかあるいはふさわしい環境だということにはならないと思う。むしろ精神的に安定感を与えていこう、あるいはその環境が精神的に安定感を与えることが、それぞれの個人の、好み……

第80回国会 予算委員会 第16号(1977/03/01、34期、日本社会党)

○井上(一)委員 限られた時間ですので、簡潔、明瞭にお答えをいただきたい、こういうふうにまずお願いをしておきます。  私は、日韓問題について、とりわけ産業廃棄物、廃油の韓国輸出についてお尋ねしたいと思うわけであります。  昨年の三月八日通産省が許可を出した、韓国向けに対して再生資源として輸出許可を与えた廃油、ユーズドオイル一万五千トン、このことについて通産大臣並びに大蔵大臣は御承知なのか、そしてその中身については確認をされたのかどうか、まずお尋ねをいたします。
【次の発言】 輸出をしたことには間違いないですね。
【次の発言】 大臣、新聞でって、私が質問しているのですよ。新聞が質問しているのじゃ……


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第81回国会(1977/07/27〜1977/08/03)

第81回国会 外務委員会 第1号(1977/08/02、34期、日本社会党)

○井上(一)委員 金大中氏の問題につきましては、すでにいろいろな角度から質問があるわけです。当局の方でも、この質問に対しては、あらゆる角度から答弁ができ得るように資料をちゃんとまとめていらっしゃる、こういうことなんです。わかる範囲内でというよりも、正直にすべてをお答えいただきたいと、限られた時間ですので私は冒頭にお願いをしておきます。  さて、いまの局長の答弁の中で、「竜金号」はシロではないのだ、疑わしい点があるのだ、こう理解をしているわけなんです。その疑わしい点は一体どういうところに疑いを持っていらっしゃるのか、ひとつ簡単にお答えをいただきたいと思います。


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第82回国会(1977/09/29〜1977/11/25)

第82回国会 外務委員会 第3号(1977/10/26、34期、日本社会党)

○井上(一)委員 私は、まず最初に、日本と韓国の正常な形での外交をより強く進めていくことが、日韓両国の永遠の友好を築く原則であるという考えの中から、いま両国間においていろいろとそれを阻害する要因があるわけでありますが、そこで、二、三日韓の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。  まず最初に、昨日、一昨日と論議がなされておるわけでありますけれども、竹島の問題についてお伺いをいたします。二十四日の東亜日報に竹島に韓国の漁民が住みついたということが報道されたわけでありますけれども、きょうただいまの時点でこの問題について外務省当局は事実を確認されたのか、お尋ねをいたします。


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第84回国会(1977/12/19〜1978/06/16)

第84回国会 外務委員会 第3号(1978/02/15、34期、日本社会党)

○井上(一)委員 まず外務大臣に、就任早々日ソの問題あるいは日中の問題あるいは東南アジア諸国との平和的友好関係維持のために、御熱心に御努力をいただいておることに対して心から御苦労さまですということを申し上げたいと思います。  さて、私はこの世界の中でなくすべきものは核と差別であり、守るべきは平和と人権であるという強い信念に立っておるわけであります。ついては、もういまさら私が人権問題について外務大臣にくどくは申し上げる必要はないわけでありますけれども、いかに人権を尊重し、そしてすべての世界の国民が人間として持つ普遍的な価値をお互いに認め合っていくかということは非常に大切なことである、こういうふう……

第84回国会 外務委員会 第4号(1978/02/17、34期、日本社会党)

○井上(一)委員 まず外務大臣に、わが国の対外経済援助政策、とりわけアフリカ諸国に対しての対外経済援助というものが非常にお粗末である、御努力はいただいておると思いますけれども、過去の取り組みの強い反省をまず冒頭に促したいと私は思うわけです。同時に、今後とりわけ開発途上国に対する対外経済援助については、より一層の強い姿勢で取り組まれる御決意がおありなのかどうかをまずお尋ねをいたします。
【次の発言】 経済協力は一にわが国だけの問題ではなくて、各国お互いにそれぞれの外交政策の主要な柱である、こういうふうに私は思っておるわけでありますが、とりわけわが国において経済協力が重視されている理由、重視しなけ……

第84回国会 外務委員会 第5号(1978/02/22、34期、日本社会党)

○井上(一)委員 総理大臣は、二十日の予算委員会において、日中平和友好条約締結交渉について、再開するための段取りを中国側と詰めるように、佐藤大使に十八日新たな指示をした、こういうふうに述べられていらっしゃるわけでありますが、この日中の条約交渉は旬日を待たずして再開されるものと期待してよろしゅうございますか。
【次の発言】 佐藤大使と韓念竜外務次官との会談は、今週にも開かれるというふうに聞き及んでいるわけでありますけれども、大体のめどがついているのかどうか、あるいはこの会談で条約交渉の再開のめどがつくとお考えでいらっしゃるのかどうか。
【次の発言】 外務大臣はこの日中平和友好条約については大変御……

第84回国会 外務委員会 第7号(1978/03/22、34期、日本社会党)

○井上(一)委員 まず私は外務大臣に、日中問題については大変御苦労をいただいておりますことを多としたいと思うわけであります。  すでにもう報道がなされているわけですけれども、日中問題については早期締結を私ども社会党が提唱し続けてきたわけでありますけれども、もうその時期に到達をした、総理も含めて御決断をなさったと報道がなされておるわけでありますけれども、大臣はこの問題については現在の時点で締結をするということについてもう御決断をなさったのかどうか、まずお聞きをいたしたいと思います。
【次の発言】 大臣、きょうの日にでも総理と詰めの段階に入るお考えは、あるいは御予定はおありじゃないでしょうか。

第84回国会 外務委員会 第8号(1978/03/24、34期、日本社会党)

○井上(一)委員 まず私は、わが国のように非常に資源の乏しい国が、いわゆる技術を中心に産業を発展させていく、あるいは世界貿易を盛んにし、その結果国民生活を向上させていく、そういう形の中での特許制度の役割りというものはきわめて重要であるということの認識は持っておるわけであります。しかし今日の特許制度は、わが国の大企業がその資本力によって産業なり、とりわけ貿易を独占するためのいわゆる道具として使ってきたのではないだろうかということが言えると思うのであります。また、このたびの膨大な条約は、中小企業やいわゆる町の発明家にとって、非常に難解というか読みにくいというか、なかなか利用しがたい制度ではないだろ……

第84回国会 外務委員会 第9号(1978/03/29、34期、日本社会党)

○井上(一)委員 私は外務大臣に、平和問題について若干御質問をさせていただきます。  世界で唯一の被爆国であるというわが国、そんな中にあって、平和を守ることがいかに大切であるかということは、もう言をまたないわけでありますし、その大切な平和を守るためにば、大変な努力と、それからいろいろな問題に対してはとりわけ勇気ある発言、行動が必要になろうかと思います。  さて、国連史上初めてだという今回の軍縮特別総会が五月に開催されるわけでありますけれども、いままでの軍縮交渉は、一貫して大国、特に米ソ超大国主義で行われてきた。そしてもう一つは、軍縮交渉の成果も、核兵器不拡散条約、いわゆるNPTなどの予防措置に……

第84回国会 外務委員会 第10号(1978/03/31、34期、日本社会党)

○井上(一)委員 私は、二月十七日及び去る三月二十九日、この事業団法について詳細にわたって質疑を続けてきたわけであります。もとより、経済援助の事業の重要性というものは認識をいたしておるつもりでございます。が、しかし、それを推進していく国際協力事業団の姿勢というものに私なりに若干の疑義を持たざるを得ないような状態であったわけであります。とりわけ、去る二十九日の委員会におきましては、異例とも言える、国際協力事業団に対する外務大臣からの厳しい御発言があったわけであります。  そこで私は、外務大臣の御発言に対して、事業団の総裁はどのように受けとめていらっしゃるのか、ここでその所信を明らかにしていただき……

第84回国会 外務委員会 第12号(1978/04/07、34期、日本社会党)

○井上(一)委員 外務大臣が御出席が若干おくれるようでございますので、私はそれまで政務次官に若干の御質問をいたしたいと思います。  まず最初に、今回の条約は二国間の条約でありますけれども、国際的な傷害事件は交通機関の発達等で大変増加の一途をたどっておるというのが今日の状況であるわけでありますけれども、この条約は条約として、多数国間でのこれと同じような条約を締結をするというお考えを現在持っていらっしゃるのかどうか、まずお聞きをいたしたいと思います。
【次の発言】 いま御答弁の中にもありましたヨーロッパ条約、これは一九五七年ですか、パリでつくられた条約でありますけれども、この条約の内容はどのような……

第84回国会 外務委員会 第13号(1978/04/12、34期、日本社会党)

○井上(一)委員 まず、私は、外務大臣に日中の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。  かねがね園田外務大臣は、当委員会、国会の中で、憲法と核の問題につきましても、あるいはその他の懸案の諸問題についての御答弁、御発言、非常に私は正しい決断、正しい判断をなさっていらっしゃるというふうに受けとめておりますし、すぐれた政治家として位置づけをいたしております。そういう意味で、本日の私の質問に対しましても、ひとつ率直に大臣御自身の御判断で、ぜひ正しい回答、判断をお願いしたい、こう思うわけです。とりわけ、十一年批准がなされなかった国際人権規約の提出もすでに予定されております。そんな中で過日、福田総理は……

第84回国会 外務委員会 第14号(1978/04/14、34期、日本社会党)

○井上(一)委員 いま外務大臣から報告を受けたわけでありますけれども、この問題について私から若干質問をいたしたいと思います。  まず最初に、わが党はかねがね尖閣列島はわが国の固有の領土である旨の見解を明らかにしてきたわけであります。そのことをまず私は冒頭に申し上げておきたいと思う。今回の中国漁船の行為は、明らかにわが国固有の領土の領海侵犯行為であるというわけであります。いま御報告がありましたように、尖閣列島周辺水域に約百隻の漁船が集結をしたということでありますが、事務当局にまずお伺いをしたいのでありますけれども、これらの百隻余りに及ぶ船は一体中国のどの地域に所属する船なのか、私はその点を最初に……

第84回国会 外務委員会 第15号(1978/04/19、34期、日本社会党)

○井上(一)委員 私は、今回の領海侵犯事件、この問題に触れることが日中条約締結が遠ざかることになると、まさに困ると思うわけであります。かといってこの問題に触れずにおくということも決していいことではないというふうにも私は考えるわけです。双方が触れずにとかあるいは不問に付すとかいうようなことだけでは、政治家同士の話としては、それはそれでわかるとしても、決してすべての国民には理解を得られるものではない、こういうふうに思うわけです。それで日中平和条約を結ぶことは、もうこれはすべての国民が願っていることであります。 だからといって、今回の問題を国民に理解をしてもらえないような状態のままでは、決してよくな……

第84回国会 外務委員会 第16号(1978/04/21、34期、日本社会党)

○井上(一)委員 まず私は、航空業務に関する日本国とイラク共和国との間の協定の審議に関連して、昭和三十四年に日米間で取り交わされました輸送力条項の適用に関する合意議事録という秘密文書があるということについては、先般の委員会においても園田外務大臣は、土井委員の質問に答え、これを認め、遺憾の意を表明されたわけであります。この秘密文書をたしか他の委員会で提出をされたように記憶しているわけでありますけれども、当委員会にも資料として提出をしてもらいたいわけでございますが、委員長、そのようにお取り計らいをいただけるでしょうか。
【次の発言】 他の委員会では提出をされたように聞き及んでいるのですが、それはい……

第84回国会 外務委員会 第17号(1978/04/26、34期、日本社会党)

○井上(一)委員 二百海里時代二年目を迎えた本年の日ソサケ・マス漁業交渉は、従来にない難航をしたわけでありますが、交渉経緯を振り返って、農林大臣としてはどのような御感想を持っていらっしゃるか、まずお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 母川国主義を背景に沖取り禁止をしたソ連側の主張、そういう中で交渉を進めてこられた農林大臣として、本協定をどのように評価なさっていらっしゃるのか。
【次の発言】 無条約状態を避けられたということでありますが、協定は五年間としても議定書は毎年交わさなければいけないわけであります。来年はこれより漁獲量が減ることはないでしょうね。

第84回国会 外務委員会 第19号(1978/05/10、34期、日本社会党)

○井上(一)委員 外務大臣、訪米後の御出席で大変お疲れでしょうけれども、ここで日米首脳会議にかかわる質問に入る前に、まず竹島の問題についてお尋ねをいたします。  昨日、竹島周辺の日本漁船に対して、韓国側が領海侵犯として即刻退去するように要求をしてきたということが報道されました。この事実関係についてひとつ御報告をいただきたいと思います。
【次の発言】 韓国は四月三十日から領海十二海里を実施したわけでありますが、韓国の領海法並びに大統領令には竹島はどのように位置づけをしているのか、お尋ねをいたします。
【次の発言】 それでは、韓国が今回領海侵犯だという形の中で退去要求をしてきたことは全く不法不当な……

第84回国会 外務委員会 第20号(1978/05/12、34期、日本社会党)

○井上(一)委員 まず、バングラデシュとの郵便為替約定についてお伺いをいたします。  本約定は、バングラデシュ人民共和国が万国郵便連合に加盟をしていないために、新たに二国間の約定を締結する必要が生じたということに、提案理由の説明の中でお聞きをいたしておりますけれども、バングラデシュ人民共和国がUPUに加盟をしない理由は何なのか。そしてまた本約定の締結要請は、日本、バングラデシュのいずれの国から要請がなされたのか。なお、従来両国間の送金方法はどういう方法をとっていらっしゃったか、あるいは今回の本約定締結によるメリットは何なのか、あわせてお答えをいただきたいと思います。

第84回国会 外務委員会 第21号(1978/05/26、34期、日本社会党)

○井上(一)委員 私は、かねてより日中条約の早期締結を進言してまいったわけでありますけれども、まさに機は熟したという形の中で若干日中条約についての質問をいたしたいと思います。  昨日ないし本日の報道で、すでにその手順は整ったというふうに報じられておるわけでありますけれども、日中条約の交渉の申し入れについては、正式にきょうの午後、首脳会談というふうに報じられておりますけれども、一応の予定はいつでございますか。
【次の発言】 申し入れの時期は来週三十日というふうに一部報じられておりますが、ほぼそれに間違いがないと受けとめてよろしゅうございますか。

第84回国会 外務委員会 第22号(1978/06/02、34期、日本社会党)

○井上(一)委員 ただいま提案になりました国際砂糖協定の質問に入る前に、私、まず冒頭に、せんだっての国連軍縮会議に御出席になり、わが国の平和に対する希望を大変率直に表明された園田外務大臣に、心からその労をねぎらいたいと思います。大変御苦労さんでございました。  とりわけ外務大臣は、誇り高き憲法というわが国の平和憲法を先頭に、非核三原則を国是とするのだ、そしてまた、軍事大国に絶対にならないのだという、世界で唯一の被爆国家としての平和に寄せる強い熱意を表明されてこられたわけであります。忘れられない八月六日のあの痛ましい日を軍縮の日に提唱するなり、それ相当な提案もなさってこられたわけでありますけれど……

第84回国会 外務委員会 第24号(1978/06/14、34期、日本社会党)

○井上(一)委員 私も、いわゆる北方領土四島にかかわる一連の問題として、ソ連の陸海空軍部隊が上陸演習を行ったという、わが国固有の領土である択捉島でのこの事実関係をひとつ明らかにしていただきたいと思う。  なお、先ほど政府側の答弁で、外務省としてはソ連に対して強く抗議を申し入れたということでございますけれども、防衛庁の論議とは別に、もう少し外務省が承知している事実関係を明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 それでは外務省としては統合幕僚会議の議長が述べられたいわゆる上陸演習を含む総合演習を行ったのだという理解の上に立っていらっしゃるわけですか。

第84回国会 外務委員会 第25号(1978/08/18、34期、日本社会党)

○井上(一)委員 七二年九月の国交正常化から六年の懸案であった日中平和友好条約が締結されたことを私は心から歓迎をするものであります。とりわけ今回の日中平和条約は、わが国が自主的に選択をした初めての条約だというふうに私は理解します。また、常にわが国独自の自主的外交を推進すべきであると主張してきた私としては、このことについては高く評価をいたすものであります。批判を含めていろいろな問題があったわけであります。しかし率直に言って、園田外務大臣はよくおやりになられた、私はこの一言であります。先人がまかれた種をみごとに実らせた。園田外務大臣だからこそこれはできたのだと私は思っておりまして、心からまず冒頭に……

第84回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第11号(1978/04/21、34期、日本社会党)

○井上(一)委員 まず私は、大阪国際空港に関連して一、二質問をいたします。  せんだって、四月十三日、大阪国際空港における国際線等のエアバスの増便計画が一方的に発表されたわけでありますけれども、このことについて、周辺地域自治体はどう受けとめているのか、当局はどのように把握しているか、まずお聞きをいたしたいと思います。
【次の発言】 一昨日も運輸大臣に、地元の自治体から、いわゆる増便計画に対する抗議がなされたと承っておるわけでありますけれども、それでは、関係市町村が賛成をされたということとこの抗議とはどういうような、相矛盾したことになるのか、あるいはあなた方のおっしゃっていることが早合点なのか、……

第84回国会 大蔵委員会 第30号(1978/06/14、34期、日本社会党)

○井上(一)委員 私は、万国博覧会記念公園の入園有料化に関して端的に若干の質問をいたしたいと思います。  この公園の性格は、都市公園法あるいは自然公園法いろいろあるわけでありますけれども、この公園に関してはたしか特別な法令によって運営がなされていると思うわけでありますが、その点についてまずお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 万国博覧会記念協会法の一条のいわゆる「目的」というものを、ここでまず明確にお互いに確認をし合いたいと思います。
【次の発言】 前段の目的を果たすために「適切な運営を行なう」ということであるわけであります。  第四章に業務内容が明記されております。その一項に、いわ……


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第85回国会(1978/09/18〜1978/10/21)

第85回国会 外務委員会 第1号(1978/10/13、34期、日本社会党)

○井上(一)委員 今回、先輩、関係各位の御苦労の結果、国民各層の長年の悲願である日中平和友好条約が締結されましたことは、私としても大変喜ばしい限りであります。この条約を締結することによって、両国は子々孫々にわたる友好に向けて新しい時代に入るものと私は信ずるものであります。  そこで、お伺いをいたしたいことは、日中新時代を迎えての日本の外交姿勢についてであります。  今回の日中条約の締結に当たっては、中国は日本を意識した中ソ友好同盟相互援助条約を来春には一方的に破棄すると言っております。一方わが国は、中ソ両国を意識した日米安保条約の取り扱いについてはどうなさるのか、まずこのことについて外務大臣に……

第85回国会 外務委員会 第4号(1978/10/20、34期、日本社会党)

○井上(一)委員 現在の小麦協定について台湾はどうなっているのか、まずお聞きをいたしたいと思います。
【次の発言】 そのような経緯で台湾が小麦協定から脱退した。その後、いわゆる中華人民共和国は小麦協定に参加をしていないわけですけれども、どういう理由によるものと政府は考えていらっしゃるのか、またその見通しをどういうふうにお持ちでいらっしゃるのか。
【次の発言】 中国がこの小麦協定に加入していない。まあ中国自体の判断の問題ですけれども、わが国として中国が小麦協定に加入するように何らかの働きかけをするつもりがあるのかどうか。
【次の発言】 新協定をつくるための会議が開かれているわけでありますけれども……

第85回国会 内閣委員会 第2号(1978/10/16、34期、日本社会党)

○井上(一)委員 まず、私は人勧の問題に触れて人事院の見解を最初に聞きたいのですが、国家公務員が外郭団体に出向した場合に、その国家公務員在職中の号数をかなり上回った号数に位置づけておる、こういう実情であるわけなんです。このことについて人事院総裁としてどういう御見解をお持ちなのか、まずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 大体そういうことが国会の中ではよく言われる答弁のパターンです。  私は、ここで基本的なやっぱり物の考え方、認識の度合いというものを明確にしながら問題の処理に当たっていくということがとりわけ行政についてはぜひ必要である、そういう見地から、総理府の総務長官並びに文部大臣に詩を朗読……


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第86回国会(1978/12/06〜1978/12/12)

第86回国会 外務委員会 第2号(1978/12/20、34期、日本社会党)

○井上(一)委員 まず私は外務大臣にお伺いしたいと思うのですが、経済大国と自負しておるわが国が、ロッキードに続いてまたもダグラスで不正取引が起こった。非常に残念である。大臣、いかがですか、今回の問題についての御心境を……。
【次の発言】 SECから入手された資料であるということはお認めになるわけですね。
【次の発言】 外務大臣、積極的にその疑いを晴らしていこう、明確にしていこう、あるいはその疑いを追及して、不正なことを今後二度と繰り返さないように、わが国の方針として明確に出していこうというお考えはお持ちですか。
【次の発言】 願いつつという、本当に私も願いたいわけですけれども、私の持っているあ……


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第87回国会(1978/12/22〜1979/06/14)

第87回国会 外務委員会 第2号(1979/02/20、34期、日本社会党)

○井上(一)委員 私が外務大臣にまずお伺いいたしたいのは、今回の中国、ベトナムの問題については大変残念なことだと思うのです。それで、中国のとった行動それ自体を覇権行為だという認識に立たざるを得ないような私自身の気持ちなのですが、外務大臣、いかがですか。
【次の発言】 外務大臣、決断というものが必要なのですよ。中国はみずからのその行動を是とし、ベトナムはベトナムでそれに対応した見解を持っておるわけなのです。わが国の外務省はあるいは日本政府は、今回の中国の行動に対してこれをどういうふうに位置づけておるのか。いま言うことがどうだこうだというのはおかしいじゃないですか。主体的な日本の外交というものを考……

第87回国会 外務委員会 第3号(1979/02/28、34期、日本社会党)

○井上(一)委員 まず私は外務大臣に、大変残念な状態が続いているベトナムと中国の現状の戦闘の状態の御認識について、外務省としてどう把握していらっしゃるか、お伺いをいたします。
【次の発言】 いまのお答えで、大規模な戦闘に発展する可能性がある、ここ数日がその山である、私は非常にそれを憂えるわけであります。  そこで、当初ケ小平副主席は、限定的な戦闘である、制裁という表現も使われておりましたけれども、長期化をしないのだ、拡大をしない、こういう三つの原則的な意思を述べられておったわけであります。現状としてはこの意思から外れたというふうに理解してよろしいでしょうか。

第87回国会 外務委員会 第6号(1979/04/25、34期、日本社会党)

○井上(一)委員 私は、機会あるごとに、世界のすべての国からなくすべきは核と差別であり、守るべきは平和と人権であるということを強調してまいりました。そして、そのこと自体を私の政治理念として今日まで進んできたわけであります。そういう私の強い信念の中から、いま審議をなされております国際人権規約の批准、承認を促進していきたいという一員として、昨年の五月三十日、国連の総会において園田外務大臣がみずから署名をなさってこられた、そのことについて、評価をいたすわけであります。同時に、部分的に、残念なことではありますけれども、三つの留保がなされておるということについても、可及的速やかな留保解除に努力をすべきで……

第87回国会 外務委員会 第10号(1979/05/08、34期、日本社会党)

○井上(一)委員 日米首脳会議に出席された外務大臣、大変御苦労さまでございました。お疲れでしょうから、短時間で私なりの質問を終えたいと思います。  まず、国連で採択されたこの国際人権規約、ちょうど十三年になるわけです。先進国であるわが国が、事人権に関しては非常に後進的であった。いま期せずして閉鎖的な考え方、まさに私はそうであったと思います。再三私は機会あるごとに、どうしてもなくさなければいけないのは核と差別であり、守らなければいけないのは平和と人権であるということを提唱し、訴えてきたわけです。そして、この前の委員会では、逐次条文を追って具体的な事例について質問をいたしました。一定の政府の見解も……

第87回国会 外務委員会 第12号(1979/05/28、34期、日本社会党)

○井上(一)委員 限られた時間ですので。外務省は、このアメリカの公文書を正式にお認めになったわけですが、これを読まれて、これを手にされて、外務省自身非常に疑問だ、そして、この点とこの点については、さらに確かめてみたいというふうにお考えになっていらっしゃる点を二、三聞かしてください。
【次の発言】 たくさんのスタッフを抱え、外務省自身がまだ検討を加えているというのは、外務大臣、IEAの会議なり、あるいはその他外国にお出かけになられて大変御苦労いただいたわけですけれども、外務大臣には、常識的にこういう点についてはちょっと疑問があるんだということを報告をされた点があるのでしょうか。

第87回国会 外務委員会 第13号(1979/05/30、34期、日本社会党)

○井上(一)委員 私は、まず冒頭に、今回の航空機疑惑に関しての資金的な金の流れについて若干のお尋ねをしたいと思います。  日商岩井がマクダネル・ダグラス社から事務所経費として取得した二百三十八万ドルの資金の流れ、この流れについて国税当局はどのように把握をしているのか、まずお伺いをいたします。
【次の発言】 さらにボーイング社からの百五万ドルの資金の流れについてはどういうふうに把握していらっしゃいますか。
【次の発言】 ボーイング社からの百五万ドルの資金の流れ、その中で架空口座、いわゆるキヨシ・ニシヤマという名義の口座に振り込まれたということが正式な場ですでに当局から報告されているわけです。しか……

第87回国会 外務委員会 第14号(1979/06/01、34期、日本社会党)

○井上(一)委員 まず冒頭に外務大臣にお尋ねをいたしたいことは、過日のUNCTADの総会で大平総理が、一般演説の後の内外記者団会見で、ASEAN諸国を対象にした、今後十年間にわたっての、毎年百万ドル、約二億円の留学生奨学資金制度を創設したいということを明らかにされたということです。  実はこの構想は、一昨年八月、福田前総理がマニラにおいて、いわゆるあの福田ドクトリンと称される演説の中で、決して日本は軍事大国にならないんだ、ASEAN諸国と対等な立場に立って連帯を強化していきたいんだということ、そのためにも真の友人としての心の触れ合う相互信頼関係を築き上げていきたいという立場を明確に表明されたわ……

第87回国会 大蔵委員会 第13号(1979/03/16、34期、日本社会党)

○井上(一)委員 まず私は、特例債の発行状況についてお伺いをしたいと思います。現状の消化状況をひとつお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 消化された中で、あるいは日銀が買いオペでどれほどの率を支えているのか、このことについてお尋ねをいたしたいと思います。
【次の発言】 さらに私は地方債について、直接の主管ではないのですが、ひとつ大蔵省としての見解をここで問いただしておきたいと思うのです。  まず、長く私から説明をする必要がないと思うのですけれども、地方団体にあってあらゆる公共施設を整備していく中で当然、地方債という問題が地方自治体の大きな財源問題としての関心を持つようになったわけであ……

第87回国会 予算委員会 第9号(1979/02/09、34期、日本社会党)

○井上(一)委員 まず、大平総理大臣にお尋ねをしたいと思います。  今回の航空機の購入問題で大変話題の人となっている、いわゆる日商岩井と密約を交わしたハリー・カーン氏をあなたは御存じでしょうか。
【次の発言】 実は私は一月の五日と九日にハリー・カーンさんに会ったのですよ。ハリー・カーンさんの事務所には、片面に岸元総理の色紙が二枚掲げられ、片面には勲三等瑞宝章の賞状が飾られておったわけです。当時あなたが外務大臣として御推薦になられたと私は聞き及んでいるのですが、いかがでございますか。
【次の発言】 外務省が推薦をされたハリー・カーンさんのお人柄なりあるいはその功績について、あなたは何らお聞き及び……


井上一成[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(衆議院34期)

井上一成[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第80回国会(1976/12/30〜1977/06/09)

第80回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1977/03/14、34期、日本社会党)

○井上(一)分科員 私は、世界のすべての国からあらゆる差別をなくする、そんな世の中、そういう世界をつくりたい、日ごろから強い信念を持っているわけなんです。人類を滅亡に導くのは、戦争につながる核と生きる望みをなくさせる差別である、そういう意味でこの社会から核と差別をなくすることが私の求める政治の基本的な姿勢だと考えておるわけでありますが、この私の考え方に対して長官の基本的なお考えをまずお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 さて、わが国における部落差別というものが誤った為政者の遺物として、今日、その解消が国民的な課題だとして、すべての国民がこの差別解消に努力をすると誓い合ってすでに八年経……

第80回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1977/03/11、34期、日本社会党)

○井上(一)分科員 福祉元年が叫ばれて以来、はや四年たつわけであります。福田総理も福祉の心を強く施政方針の中で訴えられているわけなんですけれども、ここで厚生大臣に改めてお聞きをしたいと思うのです。  生きる希望をなくするような方々がいらっしゃるいまの暗い社会、私は、何としてもそのような社会を政治の力で変えていく、そして本当に生きがいの持てる社会、ただ物や金を与えるだけだという、そういうことだけで解決するのではなく、どうしても人間が人間として尊重されるような社会、すなわち、すべての国民が生きることの権利を保障されていく、そういう政治こそ福祉社会実現への原点だと考えるわけであります。そういう点、大……

第80回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1977/03/12、34期、日本社会党)

○井上(一)分科員 私は、今日の自治体が財政に非常に逼迫しておるという時点から、いわゆる地方自治体の財政対策について特に御質問をいたしたいと思います。  政府は、地方財政対策として社会党その他の要求している交付税率の引き上げを見送って、地方交付税法の一部改正を行ったわけでありますけれども、当面不足しておる不足額の一部を資金運用部からの借り入れ、あるいはそれに対する返済は将来国の一般会計からの繰り出しによって行うという、いわゆる地方交付税法第六条の三の2の規定を無視しておるこの取り組み、あるいは超過負担をすべて解消しないというそういう姿勢、あるいは今年度の赤字が二兆七百億円という多額に上るにもか……

第80回国会 予算委員会第六分科会 第1号(1977/03/11、34期、日本社会党)

○井上(一)分科員 まず文部大臣に、現在、人口急増地域の自治体が一番困っているのは義務教育施設整備で、とりわけその中で占める超過負担が莫大な額になっているわけなんです。そういうことがその地方自治体の財政にとっては大きな重荷になっているという今日的な実情についてどのように御認識をしていらっしゃるか、お尋ねをしたいと思います。
【次の発言】 そこで、私は具体的な事例を挙げてひとつさらに文部大臣のお考えをただしていきたいと思うわけです。  大阪の高槻市、過去十年いわゆる昭和四十二年から五十一年までの十カ年の間に小学校が二十四校、中学校が九校、合計三十三校を新設をいたしたわけであります。これに対しての……


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第84回国会(1977/12/19〜1978/06/16)

第84回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1978/03/02、34期、日本社会党)

○井上(一)分科員 まず、過日、ソ連が一方的に発表したとはいうものの、日ソ善隣協力条約について防衛庁長官はどのような御感想をお持ちでしょうか、お聞きをいたします。
【次の発言】 なお、さらにその条約の中には軍事協力的条項が一部含まれているわけなんです。そういう点については防衛庁長官としてどう受けとめていらっしゃいますか。
【次の発言】 私は防衛庁長官にぜひこのことについてはお答えをいただきたい、こういうふうに思うのですが、いかがでしょうか。
【次の発言】 読むに至らない、無礼であるというお答えでありますけれども、防衛庁長官としてぜひ一読をされて、内閣の統一見解は示されておりますけれども、やはり……

第84回国会 予算委員会第一分科会 第5号(1978/03/03、34期、日本社会党)

○井上(一)分科員 私は、地方自治体が、人間が住むにふさわしい環境をつくりかつ守っていくために非常に積極的に取り組んでいるということは、国の方でも十分御承知いただいておることだろうと思います。また、環境庁は環境保全のために一定の基準を設け、たとえば大気汚染のNOxについては〇・〇二PPmというように、地方自治体にも一定の責任を負わせているわけであります。大都市を中心にそれぞれの地方自治体は、この環境庁の設定した基準に準じて努力をしているわけであります。しかし、地方自治体の権限の中というか行政指導の枠の中では、固定発生源の指導はできても移動発生源に対しては何ら権限を持っておらないわけであります。……

第84回国会 予算委員会第五分科会 第2号(1978/02/28、34期、日本社会党)

○井上(一)分科員 昨日、日本住宅公団の賃貸住宅の値上げ案を、一部条件づきではありますが、建設大臣が御承認になられたわけであります。そこで、私は住宅公団にこの値上げの問題に関連して二、三御質問をいたしたいと思います。  家賃の積算の基礎の原則として、個々の原価を主体に置いた原価主義で積算をすると理解してよろしゅうございますか。
【次の発言】 政策的なものである、それはあくまでも物価を抑制していくという政策に力点を置いた御発言だというふうに私は理解をし、基本的には原価主義であるというお答えだと受けとめてよろしゅうございますか。
【次の発言】 そこで、私はさらに公団は営利を目的としない企業だという……

第84回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1978/02/28、34期、日本社会党)

○井上(一)分科員 まず大臣にお尋ねをいたしたいと思うのですが、今国会に提出を予定されております国民年金法等の一部を改正する法律案によれば、第四条によって無年金者に対する対策として特例納付が認められることになったわけであります。無年金者の救済措置としては私は一定の評価をいたしたい、こういうふうに思うのですが、しかし、今回の措置によると、特例納付の総額が最高の場合五十六万二千五百円、大正七年四月一日から五月一日生まれの方々に対してはそのような高額になるわけであります。しかも、これらの対象者は一括納付をしなければ年金の受給資格を失う。もちろん二年間の期間があるわけでありますけれども、せっかく特例納……

第84回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1978/03/01、34期、日本社会党)

○井上(一)分科員 私は、まず大臣にお尋ねをいたしたいと思います。  先日の稻村総理府総務長官の、同和問題についての誤った認識に基づく発言について、労働大臣としてどうお考えでいらっしゃるか、まずお聞かせをいただきたいと思います。
【次の発言】 就職の機会均等を完全に保障していくんだ、そして同和問題解決の中心的な課題を十分御認識をしていただいておると私は信じたいわけであります。そういう意味で、先般の稻村長官の発言は、お互いに、大臣も私も含めて、大変遺憾な残念なことだと思います。  さらに私は、大臣に、そういう中で、特別措置法が制定されて以来もう九年たつわけであります。がしかし、深刻な同和地区の労……

第84回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1978/03/02、34期、日本社会党)

○井上(一)分科員 私は、まず地方財政について若干の質問をいたしたいと思います。とりわけ、地方財政は五十年度から大幅な財源不足に見舞われておるわけでありまして、五十三年度では三兆円の大台を超すという状態にあるわけであります。地方自治を何としてでも確立させなければいけないし、そういう意味ではいまこそ、小手先の対策ではなく、いわゆる三割自治ともあるいは一割自治とも言われる現行の地方財政制度を根本から見直すべき時期に来ていると考えるわけでありますけれども、この点についてはいかがお考えでしょうか、お尋ねをいたします。
【次の発言】 とりわけ、交付税の算定に当たって非常に実態から乖離したものがあるのでは……

第84回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1978/02/27、34期、日本社会党)

○井上(一)分科員 私は、五十四年度から養護学校が義務化されるわけであります。それに伴って二、三質問をいたします。  現在、障害児が盲学校、聾学校あるいは養護学校以外の小中学校のいわゆる普通学級、養護学級に在籍をしている実態が、これはもうすでに大阪あるいは全国の各地でそういったことがあるわけでありますけれども、普通学級、普通の小中学校にそのような形で在籍している児童生徒数はどの程度いらっしゃるのか、まずお伺いをいたします。
【次の発言】 五十四年度から養護学校が義務制になるわけでありますけれども、これらの普通学級及び養護学級に在籍をしている、いわゆる健常児とともに学んでいる現在の障害児に対する……

第84回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1978/03/02、34期、日本社会党)

○井上(一)分科員 まず、過日報道がなされておりました郵便貯金の脱税に対するおとり捜査の概要、中身、そしてその結果について、まず大臣からお答えをいただきたいと思うわけであります。
【次の発言】 新聞報道でありますので、私どもといたしましても十分その中身を報告をいただいて、国税当局が、いま表現をいたしましたおとり捜査というか、そういう形の中でやられるということは非常に好ましくないことだと思います。さらにこの問題については機会を改めますし、国税当局も十分実態を把握していただけるように特に要望しておきます。  さて、私は、不況の中で国家財源を確保するために第一線で、膨大な事務量の中で奮闘をしている国……


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第85回国会(1978/09/18〜1978/10/21)

第85回国会 内閣委員会同和対策に関する小委員会 第1号(1978/10/17、34期、日本社会党)

○井上(一)小委員 文部省の方にお尋ねをいたします。  差別をなくするために、いわゆる基本的人権を守るんだという同和教育を推進されているわけですが、このことは何年で完全に全うできるのだ、そういう時間的なものでは私はないと思うのですよ。一生涯かけてでも、あるいはいつどんなときにでも差別をしてはいけないし、また差別を受ける子供たちに差別と闘う、そういう人間をつくっていくことが文部省の基本的な同和教育の柱だと私は思うのです。大ざっぱな表現ですけれども、私のいまのその考えに同意されますね。もし私の考えと意見が違うようでしたら、違う部分を指摘していただきたい。全く同じであればその通りであると。


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第87回国会(1978/12/22〜1979/06/14)

第87回国会 予算委員会第五分科会 第2号(1979/02/28、34期、日本社会党)

○井上(一)分科員 私は、まず大阪圏の交通体系について少し質問をいたしたいと思います。  大阪の城東貨物線を複線にし電化をして客車運行をするという、いわゆる国鉄大阪外環状線ですね、このことについては、昨年のたしか十一月九日だったと思いますが、高木国鉄総裁は、五十四年度早々に工事認可を申請し、年度内に着工したいというお話で、地元住民また関係自治体はもとより、このことをいち早く推進してまいりましたわが社会党の関係議員とも、非常にそのことに対しては高く評価をし、また一日も早い実現を期待しているわけであります。ここで改めて確認をする必要はないのですが、ひとつ総裁の意は十分われわれは理解をいたしておりま……

第87回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1979/02/27、34期、日本社会党)

○井上(一)分科員 私は、何物にもかえることのできないとうといものは人の命でありますということをまず冒頭に申し上げたいわけであります。そして、そのとうとい人の命を守ることの施策、これこそまた何物にも増して大切であり、かつまたより優先すべき施策であろうか、こういうふうに考えるわけであります。  そこで、ひとつ救急医療対策について若干の御質問をいたしたいと思います。  救急医療とは、本来、生命に危険があるか、あるいは直ちに治療を要する急傷病に対する救命救急医療であろうと思います。とりわけ急病、外傷、救命の三つの分野から成り立っているのではないかと思います。しかし、今日の社会状況の変化、核家族が増加……

第87回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1979/03/01、34期、日本社会党)

○井上(一)分科員 私は、義務教育の施設整備について毎回質問を続けてまいったわけであります。 今回も、とりわけ義務教育施設整備、学校教育に必要な整備等にかかわる予算の計上というものが非常に少額である、そのことが地方自治体の財政に大きな圧迫を加えている、なかんずく超過負担という形で毎回指摘をしてまいったわけであります。その点と、私学振興助成について、二、三の質問をいたしますので、ひとつ具体的に、要領よくお答えをいただきたいと思うわけであります。  まず義務教育施設の中で、現状の中で国の負担として、もちろん十分でないという御認識には立っていらっしゃると思うのですが、さらに、その国の負担をより広く掘……



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データ更新日:2023/02/05

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