このページでは岡田利春衆議院議員の36期(1980/06/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は36期国会活動統計で確認できます。
○岡田利春君 私は、日本社会党を代表しまして、飛鳥田委員長に続き、政府施政方針に対して質問を行うものであります。 鈴木総理は、政権担当に当たって、和の政治を理念として掲げ、ロッキード事件を初め、続発した構造的汚職事件に反省を込めて、政治倫理の確立と綱紀の粛正を図る強い決意を述べられました。 また、財政再建の痛みを国民等しく負担するとみずから訴え、行財政改革に政治生命をかけると語り、さらに、今年度予算編成を前にしては、増税なき財政の再建を国民の前に約束いたしたのであります。 しかし、一年半を経過した今日、国民の大多数は、総理の公約とその政治の行動の間に、余りにも大きな落差のあることを見せつ……
○岡田利春君 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、日本社会党・護憲共同提出の昭和五十八年度一般会計予算、同特別会計予算及び同政府関係機関予算を撤回のうえ編成替えを求める動議に賛成し、政府提出の予算三案に反対する討論を行うものであります。(拍手) 予算は時の政府の顔であり、その政府の性格を語るものと言われています。昨年末、中曽根内閣は、かつての内閣に見られないような異例な速さで予算案を編成されました。しかし、その内容は、国民の要望と国際的に課せられている諸課題にこたえるどころか、逆に問題の解決を困難にするものと言わざるを得ません。 今日、大多数の国民の求めているものは、戦後最長の不況局面に……
○岡田(利)委員 提案者を代表いたしまして、決議案の趣旨の御説明を申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 石炭政策に関する件(案) 最近、石炭は、石油を中心とした国際エネルギー情勢の進展に伴い、石油代替エネルギーの主要な一翼を担うものとして一層その重要性を増しているが、国内石炭鉱業の現状は、採掘箇所の深部移行に伴う生産コストの上昇、内外炭価格差、労働力確保等の問題をかかえており、鉱害の復旧及び産炭地域の振興もその目的を達成するには至っていない。このような状況において石炭関係諸法律の期限の到来を迎えようとしている。 よって政府は、新たな石炭政策を早急に確立し、石炭関係諸法……
○岡田(利)委員 田中通産大臣は長い間石炭問題に関係しておりますし、先ほど麻生議長からもお話がありましたが、ちょうど石炭六法が期限が切れ、新しい石炭政策を構築をしなければならぬ、こういう時期に通産大臣に就任をされましたので、私どもはこの政策の立案について実は大きな期待を併せているわけです。そういう意味で、せっかくこの期待にこたえるように御努力をまずお願いをいたしたいと思います。 そこで、石炭は石油の代替である、また次の新しいエネルギーへのつなぎである、いろいろな認識の仕方があるわけであります。先般、代替エネルギー法案を審議したときには、石油代替元年であるという言葉が佐々木通産大臣のあいさつの……
○岡田(利)委員 林参考人に前段二、三お聞きいたしたいと思う点があります。
一つは、北炭三社分離をして、それぞれ分離された会社の負債というものは、明確に分離した炭鉱に整理をされておるはずであります。そこで現在、夕張炭鉱株式会社の負債はどの程度になっておるか、できれば、そのうち政府資金、市中銀行、その他、大まかに分けてこういう分類になるんではないかと思うのですが、この内容についてお知らせ願えれば幸いだと思うのです。
【次の発言】 幌内炭鉱の生産状況も今日停滞をいたしておるわけですが、私は幌内の現地の諸君に生産の見通しについて若干意見を聞いたわけです。現在断層に逢着いたしておりますから出炭が落ち……
○岡田(利)委員 今回の答申をずっと読みますと、やはり産炭地の特性として、鋭角的なスクラップが進んで、現在残存鉱害が多く残されているわけです。しかもその鉱害は、無資力のものもございますし、また有資力のものもある。有資力の場合には、なかなか順調に鉱害復旧が進まない。産炭地振興の面から言うと、鉱害の復旧なくして産炭地の振興は終わらない、こう理解をしなければならないと思うわけです。残存鉱害量は五千億とも七千億とも言われておるわけですから、優に十年以上鉱害復旧にはかかるのではないか。しかし、鉱害復旧と産炭地振興というものはこれからはある程度連関性を持って考えていってはどうか。 たとえば私どもが視察を……
○岡田(利)委員 いま通産大臣は新しい石炭政策を諮問しているのですが、事務局として、石鉱審の審議の状況は年内どの程度まで一体審議ができるのか、事務的に御答弁願いたいと思います。
【次の発言】 今年度の石炭の需給見通し、すでにこれは策定をされておるわけですが、この見通しからいって、五十五年度の落ちつき見込みは、国内石炭の生産供給、さらにまた輸入炭の供給、こういう点を含めて一体どういう落ちつき見込みになると判断をされているか、伺いたいと思います。
【次の発言】 問題は、三月末の貯炭の内容が問題なんですね。従来、三百四十五万トンの在庫が今年三月末にあって、大体百四十万トン強ぐらいの貯炭になるだろうと……
○岡田(利)議員 ただいま議題となりました北方地域旧漁業権者等に対する特別交付金の支給に関する法律案につきまして、提案者を代表いたしまして、その提案理由並びに主な内容について御説明申し上げます。 御承知のように北方地域は、わが国固有の領土であるにもかかわらず、昭和二十年八月にソ連軍により占領されて以来、事実上同国の支配下にあり、戦後三十五年を経た今日においても、小笠原、沖繩など第二次世界大戦の結果、他国の統治下に置かれていた地域がすべて返還されたにもかかわらず、いまなお返還の見通しすら立っていないことは、周知の事実であります。 このため、北方地域の地先の漁場で漁業を営んでいた漁業権者そのほ……
○岡田(利)委員 ただいま議題になりました日ソ、ソ日暫定協定の内容に入る前に、外務大臣に二、三の問題についてまずお尋ねいたしたいと思います。 その第一点は、今日の日ソ関係は、アフガン問題以来、いわば冷たい関係にある、こう言われておるわけです。しかしながら、日ソの関係において、その日ソ関係の基本的な基盤というものは一体どこにあるのか、しばしば問題にもなっておるわけです。しかし、私は私なりで、いずれにしても外交関係を持っている日ソの基本的な関係の基盤というものは、過去の歴史的な経過の中で双方確認したそれぞれの条約やあるいはまたそれぞれの声明等の中にあるのではないか、こう思うわけです。したがって、……
○岡田(利)委員 日米の首脳会談の日程が迫ってまいっておるわけです。今国会でも対ソ政策についていろいろ外務省の見解も承ってまいったわけですが、今日の時点でわが国の対ソ外交、経済政策、いわばこの基本方針については、従来国会で述べられた基本方針と変わりがないのかどうか、この点が第一点であります。 同時にまた、対ソ関係の打開のために、いまソ連側が提案しているアメリカとソ連の首脳会談の開催、これらについてはそれぞれ西欧諸国の首脳はそれなりにその立場からいろいろ見解が述べられておるわけです。したがって、ソ連の隣国であるわが国としては、デタントについて米ソの首脳会談が望ましい、そういう見解をとっておるの……
○岡田(利)委員 私は、委員長のお許しを得て、議事進行の立場から、産炭地域における地方交通線の問題について、これまでの当委員会の審議の経過を踏まえて申し上げたいと存じます。 現在、政府は、さきに成立した日本国有鉄道経営再建促進特別措置法に基づきまして、地方交通線の選定基準を定める政令の作成作業を進めておりますが、その内容いかんによりましては、産炭地域における地方交通線もきわめて重大な影響を受けることは明らかであります。 改めて申すまでもなく、現有炭鉱の安定並びにいまなお疲弊の著しい産炭地域の総合的な振興を図ることは、石炭対策の重要な問題であり、その推進のためには、交通体系の整備が不可欠な課……
○岡田(利)委員 冒頭に、今年度特別会計の石炭勘定、特に原重油の関税の関係では、一千二百七十三億予算が計上されて、前年度対比十六億の伸びになっています。次の前年度剰余金受け入れ、前年は五十一億一千二百万円、今年度は百十三億九千五百万円、これは昭和五十四年度の剰余金が計上されておるわけです。こう見ますと、やはり先ほど森山長官も答弁されましたけれども、原重油関税では十六億しか伸びていないわけですから、そういう意味で、今年度恐らく剰余金は、こんなに百億もないと思うんですね。したがって、来年度予算編成は考えなければならぬということは、私は、きわめて当然であろうかと思うわけです。 そこで、一つだけ、な……
○岡田(利)委員 私の時間は十分よりございませんので、一問ずつ御質問申し上げたいと思います。 初めに西村参考人にお伺いいたしますけれども、昭和三十六年という年は、考えてみますと、ちょうどわが国のエネルギーの石炭と油が全くフィフティー・フィフティーになったのが昭和三十六年であります。その後石炭調査団が出て、しかも一時は生産をむしろふやす、こういう方向もその時点ではたどっておったわけであります。そして杵島、明治、麻生の企業ぐるみ閉山が行われたのは、いまからまだ十二年前なわけですね。雄別閉山が行われてようやく十一年目に入ろうといたしておるわけです。 何か産炭地振興二十年間と言いますけれども、私は……
○岡田(利)委員 私は、ちょっと午前中の質問から角度を変えて若干質問をいたしたいと思います。 先ほど来も産炭地振興、いわば産炭地と旧産炭地がこの概念の中には含まれておるわけです。また、答申の中にも鉱工業の振興ということが書かれておるわけです。そういたしますと、産炭地振興政策そのものは、石炭政策、特にいま検討されておる第七次政策と密接不可分の関係にあるのではないか、こう私は言わざるを得ないわけであります。したがって、そういう意味では、既存の炭鉱の安定あるいはまた新しい地域の開発、こういうことが産炭地振興に積極的に寄与することになる、こう言わざるを得ないと思うのですが、そういう認識について大臣は……
○岡田(利)委員 私は、いままでの石炭政策を振り返ってみて、第五次政策まではスクラップ・アンド・ビルド政策がその基調であったと思うわけです。そして第四次、第五次政策は原料炭重点主義、そして良質一般炭を一応意識しながら原料炭重点に移った。第六次政策はいわゆるオイルショックもございましたから、そういう意味で原料炭、一般炭同時並行的な視点というものが顕著に出ていると思うのです。だが、残念ながらこの第六次政策は、政策の教本であって政策そのものではなかった。だから、このことによって制度を改正したり法律改正をしたというのは真新しいものは何もないわけです。当時幌内炭鉱が水没した関係上、この部面が追加され、海……
○岡田(利)委員 参考人の皆さんには、お忙しいところ大変ありがとうございます。 初めに大垣さんと奥村さんにお尋ねいたしたいと思いますが、先ほど第七次政策の財源の問題について触れられておるわけです。財源の問題については、政策の発想としては、第一次答申のときに、油と石炭の競合関係、したがって、油の消費税千円という答申がなされているのですね。それが最終的に政策としては一〇%の関税という形で財源が決まったのが第一次政策の出発であります。ところが、最近は油の方がぐんと高くなって石炭と石炭、内外の石炭の価格が問題になっておるわけです。そうしますと、第七次政策のこれからの財源のあり方として、油の関税、しか……
○岡田(利)委員 私は、第七次政策に関連して、政策に関する提言を含めながら質問をいたしたい、かように思います。 まず第一点は、第七次政策に取り組む姿勢の問題でありますが、先般の向坂さんの参考人としての意見の中で、石油価格が高騰している、また中長期的には石油の需給ギャップがある、したがって、代替エネルギーの確保をしなければならない、したがって、石油から割り安な石炭、原子力への転換が考えられる、競合燃料としては石油から海外炭へ変化をしてきている、こういう状況認識の中で第七次政策に取り組む、こう述べられておるわけです。 しかし、もちろんこういう要因もございますけれども、第七次政策に取り組む姿勢は……
○岡田(利)委員 九州地区の現地調査につきまして、派遣委員を代表して御報告申し上げます。 派遣委員は、三原朝雄君、渡辺省一君、小渕正義君、塚田庄平君、石原健太郎君と私、岡田利春の六名で、私が団長を務めさせていただきました。 他に現地参加として、森中委員長を初め、中西積介君、田中昭二君、麻生太郎君、北口博君、古賀誠君、八木昇君、稲富稜人君、小沢和秋君、木下敬之助君が参加されました。 日程は、去る七月二十一日から二十三日までの三日間であり、この間、荒尾市役所において関係団体から要望聴取、三池炭鉱の概況、工業団地、鉱害地等の視察、筑豊ハイツにおける関係団体との懇談、また、時間の関係で、関係機関……
○岡田(利)委員 本予算委員会が憲法問題に関連する竹田発言、また武器輸出に関連する問題で中断されまして、途中、補正予算及び公聴会が入りましたから、ちょうど八日目で総括質問が再開をされたわけであります。私は、この際、端的に素直に御質問いたしますので、政府もきわめて明快な御答弁をお願い申し上げたいと思います。そこで、本委員会で問題になりました憲法と武器輸出に関して、去る二月の九日、全国紙のある新聞社の世論調査が発表されましたことは御承知かと存じます。 この世論調査の内容では、憲法第九条の改正については反対である、七一・二%であります。賛成は一三・五%、この賛成のうち女性の賛成はわずかに八・八%で……
○岡田(利)委員 きょうの午前十一時に米レーガン大統領の一般教書、今後四年間のアメリカの経済政策を織り込んだ教書が発表になっておるわけです。すでにその骨子については実はいろいろ報道もされておるわけであります。ちょうど昨年七月の米国の共和党大会では、選挙に臨む政策綱領を決めて、その締めくくりとして、レーガン政権が誕生いたした場合には、初めの百日間はルーズベルトのごとく、次の百日間はアイゼンハワーのごとくと述べておるわけであります。したがって、レーガン大統領の就任後初めてのテレビ放送についても、いわば故ルーズベルト大統領の炉辺談話にならって、経済協力に関する米国国民の協力を呼びかけておる。まさしく……
○岡田(利)委員 今次の災害は、私自身としては、一言で言えば残念至極であり、断腸の思いだ、こういう気持ちでいっぱいであります。大臣が、災害が起きた翌日現地を視察されたということについて、私は敬意を表したいと思います。 ただ、ここで、当時この地域には百六十人、直轄が九十四人、請負が六十六人配番になっていたわけです。だが、災害直後この地域の入坑者、配番人員の確認が非常に不明確で、しかも最終確認が手間取ったという点が実は明らかになっておるわけです。 第二点は、いまも質問がございましたけれども、十七日の未明、坑内の火災発生後直ちに、社長は坑内に注水の決断をして遺族に呼びかけた。しかし、その直前には……
○岡田(利)委員 北炭夕張炭鉱株式会社のガス突出災害の実情調査につきまして、便宜私から御報告を申し上げます。 派遣委員は、森中守義委員長を団長として、愛野興一郎君、田中昭二君、小渕正義君、北村義和君、小沢和秋君、伊藤公介君に私、岡田利春の八名であり、他に渡辺省一君、池端清一君が現地参加されました。 日程は十月二十二日から二十三日までの二日間であり、二十二日は、札幌通商産業局、札幌鉱山保安監督局及び北海道労働基準局から、災害の概況等について説明を聴取し、翌二十三日は、夕張新炭鉱に参り、負傷者の見舞い、鉱務監督官及び救護隊員の激励、炭鉱繰込所及び集中監視装置室を視察した後、夕張市民研修センター……
○岡田(利)委員 実はきょうの私の質問は、きのう理事会で決定いただきまして、本法案の審議に関連して政府委員の出席を要求いたしたわけです。特に北方対策本部長である総理府長官の出席を要求したのでありますけれども、きょう委員部から私のところへの返事では、長官は出席ができない、あとの関係については、それぞれ各省と調整しまして、きょう出席できない人はかわって出席をするということで、私は了解をいたしたわけです。なぜ本委員会の所管でもある総理府の長官が出席できないのでしょうか。
【次の発言】 人事院勧告は一カ月前からきょう行われることがわかっておった事実であります。ただ、理事会の決定ではきょうどうしても採決……
○岡田(利)委員 いまも日ソ関係の問題について質問がありましたけれども、冒頭に、これからの日ソの関係についてお伺いをいたしたいと思います。 日ソ国交回復以来、ちょうど二十五周年を経過いたしたわけであります。七九年のアフガン侵攻以来、非常にジグザグとした冷たい状況にありましたけれども、今年の六月十日に南ヤクート原料炭開発、また第三次の極東森林資源の開発、いずれも二千百億円に上るバンクローンがソ連側に供与されて契約ができたわけであります。また八月には、民間の貝殻島のコンブ漁業協定の妥結がありましたし、九月二十二日には、西シベリア天然ガスパイプライン計画に対する日本の輸銀の融資の契約がなされておる……
○岡田(利)委員 初めに向坂参考人にお伺いしますけれども、いまの政府のエネルギーの暫定見通し、需給見通しの改定作業が進められておるわけです。大体三月末くらいを目途にして答申をする、こう言われておるわけですが、先般エネルギー研究所の一つの需給見通しというものが出されておるわけです。 この中でやはり一番問題点は、政府の成長率とエネ研で見ている経済成長率、エネ研の場合には四・三%の成長を見ているんですね。そうして、それぞれのエネルギーの需給の関係を算出をされておるわけですが、私は、ここ十年間というのはエネルギー研究所のこの需給見通しというものは大体的を射ているんではないかな、こういう感じをするわけ……
○岡田(利)委員 労働省関係の若干の質問からお伺いをいたしたい、こう思います。 今回の炭鉱離職者臨時措置法がさらに五年間延長されることになっておるわけであります。そこで、私はこの五年間の延長と他の法案との関連を考えてまいりますと、前回すでに産炭地域振興臨時措置法が十年間延長されておるわけです。午前中も議論になりましたけれども、今度の方針の中では、財政力指数が〇・六四に六条指定自治体が達した場合には、これが過半数を超えた場合卒業させるということに実はなっておるわけであります。この〇・六四の財政力指数を超えてそれぞれの県が産炭地振興法から卒業するという意味は、全国平均以上の財政力指数を持ったとい……
○岡田(利)委員 堂垣内参考人にまずお伺いをしたいと存じます。 先ほど御意見を拝聴いたしておったわけですが、特に北海道の一つの柱の産業として石炭産業があるわけですけれども、その中で特に石炭の果たしている役割りという意味では、北海道の電力料金にも私は大きな貢献を果たしておるのではないかなと思うのです。先般、奈井江の三十五万キロの火力発電所が石狩川のはんらんで水害を受けて、大体半年間休止をしなければならぬということになったわけであります。ちょうどまだ電力料金の認可前でありましたから、通産省は、これを油で代替をする場合の燃料費のマイナスとして五十億円を実はこの認可の場合に含めて認めたわけであります……
○岡田(利)委員 限られた時間でありますので、ひとつ端的に質問いたしますから、できればどんぴしゃりお答え願いたい、こう思うわけでございます。
まず初めに、私は北炭問題についてお伺いをいたしたいと思います。
第一点は、いまの労働者の三月の賃金は確実に支払いができる、あるいはまたすでに発表、約束をいたしております遺族補償の二千万、すでに内払い金があるわけでありますが、三月中に支払いができる、そういう確信を政府は持っておるかどうか、お答え願いたいと思います。
【次の発言】 先般再建計画の骨子も通産省に提出したわけですし、かねがね当委員会で問題になっておる点でありますから、当然その機会に通産省とし……
○岡田(利)委員 若干関連質問を申し上げたいと思います。 去る十一日の当委員会において、ちょうど大臣が出席できなかったわけですが、北炭問題についてるる御質問申し上げたわけであります。そこで、きょうせっかく大臣もお見えでありますし、その後の状況の進行等もあろうと判断をいたしますので、二、三点御質問申し上げたいと思うわけです。 まずその第一点は、弔慰金について一体三月中に支払いが本当にできるかどうか。答弁はそういう感触を得ておるということで終わったわけであります。伝えられるところによりますと、三井銀行初め金融機関が十億程度の融資をして、三月中に弔慰金は支払いが完了できるとも実は言われておるわけ……
○岡田(利)委員 初めに、先ほど北炭の問題について御報告がありましたから、二点ほどお尋ねいたしたいと思います。
当初見込みよりも罹災者の救出が早まって、三十一日に完了いたしたわけですが、この状況からまいりますと、これからの原因究明、恒久対策の確立について時期も早まるのではないか、こう私どもは期待をいたしておるわけです。したがって、本委員会で初夏のころまでかかるであろうと言われておったわけですが、これより早まるのではないか、こう思うのですが、今後の見通しについて承っておきたいと思います。
【次の発言】 合同慰霊祭が十日ごろに持たれるようにわれわれも聞いておるわけでありますけれども、前に安倍通産……
○岡田(利)委員 後から大臣に対する質問がありますので、いまの与えられた時間は、きわめて事務的な問題に限って御質問いたしたい、こう思います。
まず第一点、北炭は、関係炭鉱で従来まで十一山、炭鉱閉山をいたしておるわけです。そして、第三次肩がわり以降閉山された炭鉱は、この中でも概して大型の炭鉱であって、四山閉山をされておるわけです。この四山のトータルした生産規模、そしてまた従業員のトータルした数、それから閉山収支について、この四つの閉山に当たってどういう結果になっておるか、この機会に承っておきたいと思います。
【次の発言】 これは大手炭鉱で、私がかねて指摘しておりますように、北炭に限ってこの四山……
○岡田(利)委員 夕張新炭鉱の事故調査委員会の報告書をずっと拝読しまして、非常によくまとまっている報告書である、私はこう実は評価をいたしておるわけです。これだけの大災害があって、現場の直接担当者が死亡しているという状況の中で、このような報告書が出された。従来の大災害の場合にも報告書の提出がなかなか遅いわけでございますけれども、そういう意味でも大変な努力をされたなという感じを私は持っておるわけであります。その任に当たられた伊木先生初め皆さんの御努力に感謝を申し上げたいと思います。 そこで、今次災害の「原因についての考察」、この中の「地域特性について」、その中で、さらに「地質特性」の問題あるいは……
○岡田(利)委員 私は、初めに当面問題になっております北炭夕張新鉱の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。
大沢管財人はきのう記者会見をして、二十一日にも正式な提案をする。そして、その骨子について大体説明になっておるわけであります。私は当然、管財人の選任の経過からいって、大沢管財人は正式提案する前に安倍通産大臣に必ず会って、いままで検討した事項について報告、了承を求めるものと判断したわけですが、そういう日程はすでに決まっているかどうか、通産大臣にお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 大沢管財人が、いわゆる旧労務債について三井観光を含む北炭グループに協力要請を続けてまいりましたことは……
○岡田(利)委員 本日議題になっている北炭夕張炭鉱の問題は、私に言わせると、いままで一貫した石炭政策の個別企業対策の矛盾のあらわれである、こう指摘せざるを得ないと思うのです。したがって、このまま推移すれば、今後も第二、第三の夕張炭鉱問題が起きる、こう私は率直に指摘をしなければなりません。そういう認識の上に立って、私は各参考人に対する質問を行いたい、かように思います。 そこで、まず第一点は大澤参考人に。今回提案された内容に労務債は百十五億と書かれておるわけです。これは恐らく社内預金を百二十三億から引くと大体百十五億になるわけです。という意味は、管財人として社内預金については支払いすることができ……
○岡田(利)委員 つい先ほどのニュースで、八時四十分ごろ、福岡発の羽田行きの日航DC8が、百六十人乗りでありますけれども、着陸に失敗して海に突っ込んで死者も出た模様であるということを、実はテレビで聞いたわけであります。現時点で、この状況についておわかりであれば、運輸大臣の方から御説明願いたいと思います。
【次の発言】 つい先ほどの事故でありますから、まだ状況は確認できないと思います。もし運輸大臣が希望であれば、きょうこの委員会から退席されて、その対策に当たられても結構だと私は思います。同時に、午後冒頭に稲葉質問が予定されておりますので、そのときに、その時点でおわかりの点を報告されれば結構である……
○岡田(利)委員 昨年の十月十六日に北炭夕張で災害がございまして、九十三名の方々が亡くなっておるわけです。そして、年を越えて一月六日、ベーリング海において第二十八あけぼの丸の転覆事故がございまして、一名だけが奇跡的に生還をして三十二名が亡くなられておるわけです。そして、二月九日には日航機の事故があって、二十四名の方々が生命を奪われておるわけです。いわば大変ショッキングな事故が続いておるわけであります。特に北洋海域における海難事故は、ここ数年来重大な災害が続いておるわけでありますが、最近になっても北洋における災害は依然として続いておるわけであります。 私は、まず初めに、北洋海域におけるここ一年……
○岡田(利)委員 ただいま議題になっております日ソ、日米の漁業条約は、いわゆるわが国の北洋漁業に関する協定であるわけです。二百海里時代を迎えて、わが国の北洋漁業も大変困難な事態に直面をいたしてまいったわけでありますが、今日時点で、わが国の北洋漁業の位置はどのように政府として理解をされておるか、この点御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 十一月の五日に第二十九回北太平洋漁業国際委員会、日米加漁業委員会が終わっておるわけであります。ここで幾つかのわが国の漁業に対する問題点が提起をされておるはずであります。そのうち重要な問題点についてこの機会に御説明願いたいと思います。
○岡田(利)委員 サケ・マス漁業協定の質問に入る前に、二、三日ソ関係についてお伺いをいたしたいと思います。 先般、第三回の日ソ事務レベル協議が行われたわけであります。この双方の主張点を冷静に読んで判断をいたしますと、いわば日ソ相互不信感というものが非常に浮き彫りにされた、こういう点をまず第一に強く感ずるわけであります。 第二点としては、冷却化した関係の改善の糸口を見つけることが双方できないまま終わった。言うなれば、米ソ対決の構図の縮図版のようなやりとりに終始した、こういう感じが非常に強いのであります。このやりとりを見ておりますと、結局は、日ソの関係というのは、米ソの関係改善がない限り日ソ外……
○岡田(利)委員 初めに国際石油の動向の予測についてお尋ねしたい、こう思っておりましたけれども、いま大臣から一応の見解を述べられたわけであります。 そこで、日本の権威あるエネルギー機関が実は今後の動向について予測をいたしておるわけです。これによりますと、大体ここ一、二年は原油価格の乱高下が続くのではないか、したがって基準原油であるアラビアンライトは二十六ドルないし二十七ドルに下がるのではないのか、スポット物は一時的に二十ドルに近づくこともあり得るであろう。八三年の七月から九月後半あるいは十月から十二月にかけて、今年の下期でありますけれども、加盟国から価格、生産量の協定が守られない、こういう状……
○岡田(利)委員 参考人の皆さん、大変御苦労さまです。限られた時間でありますので端的に参考への皆さんに御質問をいたしたいと思います。 まず初めに有吉参考人にお尋ねをいたしますけれども、先ほど大沢構想と石炭協会の答申のいわば比較について触れられたわけであります。炭量にしても、協会の答申は七十万トンふえている。骨格構造については同じである。採炭についても年間の出炭で五万トン違う。開発工程については大体一年間短縮された。これは向かい掘りによる工法をとって短縮されたものと判断します。保安対策についてはそう違いはないのではないか、こう思います。 そうしますと、問題は経理の問題と、それから技術職員の問……
○岡田(利)委員 夕張再建問題がいままでいろいろ議論されてまいりましたけれども、いままでの間、夕張再建の方向を示したのは、第一には大沢構想であると思います。これは明確に再建の方向を示唆をいたしておるわけです。そして今日、山中通産大臣の再建の方向の示唆といいますか、この二つだけで、それ以外に再建の方策を示した具体的な提案はないと私は承知をいたしているわけです。それだけに非常に私どもとしても、きのう参考人も呼んで質疑を行っておりますから、山中提案に対する注目と期待とを込めて、通産大臣の今日この問題を解決しようとする姿勢に実は敬意を表しておるわけです。そういう立場から具体的に私は質問をさせていただき……
○岡田(利)委員 両参考人、大変御苦労さまです。 初めに有吉参考人にお尋ねいたしたいと思うのですが、いわば石炭産業、炭鉱の特殊性から考えて、しかも夕張の場合には非常に深部の、ガスの湧出量の多い鉱区である。露頭とか、きわめて浅部の炭鉱をやる場合には、その開発主体は石炭業者でなくてもできると思うわけです。しかし、この山の炭鉱を開発するという場合には石炭業界以外に開発主体になり得るものはない、これはきわめて常識的だと私は思うのです。したがって、専門家の有吉会長に、この山を開発する場合に他に経営主体になり得るものがあるとお考えになっておるかどうか、承りたいと思うのです。
○岡田(利)委員 私は、主として外交問題を中心にして質疑を行いたいと思うわけです。きわめて素直に私は質問いたしたいと思いますので、総理の率直な御答弁をまず心からお願いを申し上げておきたいと思います。 まず、本論に入る前に、一、二点について総理の見解をただしておきたい、こう思うわけであります。 その第一点は、総理はこういう文章に恐らく御記憶があるのではないか、こう思います。一つは、「増税の問題は、行財政整理と景気維持による自然増収で片付け、特に一般消費税や二?三百万所得層への課税、優制度の廃止には反対です。」第二には、「国が滅びるのは外の敵よりも内が分裂し、腐敗した時です。いまこそ保守陣営を……
○岡田(利)委員 エネルギー問題に関連して質問をいたしたいと思っておりますが、まだ通産大臣が参りませんから、その前に運輸大臣に、関係する問題について御質問いたしたいと思います。 特にいま問題になっておりますのは、ことしの一月三十一日に国鉄当局から、来年の二月を目途にして貨物量の十万トン以下の駅及び第二次の廃止ローカル線に決まっている路線については貨物の取り扱いをやめる、実はこういう伝達がそれぞれ行われておるわけであります。もちろん北海道の産炭地において、幌内線あるいはまた歌志内線、これはいずれも第二次の廃止線の対象になっておりますけれども、ここには百万トンの山がそれぞれ現存いたしておるのであ……
○岡田(利)委員 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、日本社会党・護憲共同提出の昭和五十八年度一般会計予算、同特別会計予算及び同政府関係機関予算を撤回のうえ編成替えを求めるの動議に賛成し、政府提出の予算三案に反対する討論を行うものであります。 予算は、時の政府の顔であり、その政府の性格を語るものと言われています。昨年末、中曽根内閣は、かつての内閣には見られないような異例の速さで予算案を編成されました。しかし、その内容は、国民の要望と国際的に課せられている諸課題にこたえるどころか、逆に、問題の解決を困難にするものと言わざるを得ません。 私は、以下、その理由について率直に申し述べたいと思いま……
○岡田(利)委員 質問に入る前に一つお伺いいたしておきたいと思うのですが、去る七月十三日の産炭地域振興関係各省庁等連絡会、ここで配付された資料の中に、「大臣、石炭協会に対して、道が中心となって再開発する場合に協力するよう要請」、こういう文書の記載が含まれておるわけです。また、通産省石炭部の内部の意思統一がどうなっているか知りませんけれども、ある局面で通産省石炭部の若手事務官の発言、いわば今回の閉山は北海道庁が公営企業として経営主体にならなかったことが再開発を困難にした、こういうことが述べられているのですね。これは事実と違うのではないかと私は思うのですよ。しかも、通産大臣とのやりとりの中でも、道……
○岡田(利)委員 北炭夕張炭鉱の問題で、閉山が決定して以来、大野労働大臣は非常に繁忙の中、現地を訪れて、現地の実態調査また生の声を聞かれたわけですが、この現地訪問について私も心から敬意を表したいと思う次第であります。
そこで、労働大臣が現地でいろいろ現地の人々の生の声も聞いた上に立って、労働大臣としてこの夕張の雇用政策をどう進めていくか、いわばその基本的な姿勢、方針といいますか、基本的な考え方に基づく一つの雇用政策のポイントといいますか、そういう点についてきょうは率直に大臣のお考えを承りたいと思います。
【次の発言】 現在の北海道の雇用状況は非常に困難な状況にあると思うわけです。北海道の最近……
○岡田(利)主査代理 次に、竹内猛君。
【次の発言】 以上で竹内猛君の質疑は終了いたしました。
次に、中村茂君。
【次の発言】 以上で中村茂君の質疑は終了いたしました。
次に、有島重武君。
【次の発言】 以上で有島重武君の質疑は終了いたしました。
次回は、明二十八日午前九時三十分から開会し、引き続き運輸省所管について審査をいたします。
本日は、これにて散会いたします。
午後六時四十二分散会
○岡田(利)主査代理 以上で堀昌雄君の質疑は終了いたしました。
次に、青山丘君。
【次の発言】 以上で青山丘君の質疑は終了いたしました。
次に、長田武士君。
【次の発言】 以上で長田武士君の質疑は終了いたしました。
次に、沢田広君。
【次の発言】 以上で沢田広君の質疑は終了いたしました。
次に、土井たか子君。
【次の発言】 以上で土井たか子君の質疑は終了いたしました。
次に、渡辺貢君。
○岡田(利)主査代理 速記をとめておいてください。
【次の発言】 速記を起こして。
【次の発言】 以上で小林政子君の質疑は終了いたしました。
以上をもちまして、昭和五十六年度一般会計予算、昭和五十六年度特別会計予算及び昭和五十六年度政府関係機関予算中建設省所管についての質疑は終了いたしました。
【次の発言】 次に、昭和五十六年度一般会計予算、昭和五十六年度特別会計予算及び昭和五十六年度政府関係機関予算中国土庁所管について、説明を聴取いたします。原国土庁長官。
【次の発言】 以上をもちまして国土庁所管についての説明は終わりました。
【次の発言】 なお、政府当局に申し上げますが、質疑時間が限られ……
○岡田(利)分科員 私は、対ソ関係について若干質問をいたしたいと思います。
アフガン問題が起きて、日本がアメリカ、西欧とともに対ソ経済措置をとっておるわけですが、もしこの経済措置がなかりせば、一体日ソの貿易はどうなったのだろうか、いろいろ説があるわけです。ある報道関係によりますと四十億ないし五十億ドル、また日本の新聞によればというソ連側の要人の発表もあるわけですが、しかし、私は内容を分析しますと、日本が得べかりし大型商談は大体十五億ドル程度ではなかったろうか、こういう認識を持っているのですが、どういう見解でしょうか。
【次の発言】 一九八〇年は日ソ関係は四十五億ドル、したがって私の判断では、……
○岡田(利)分科員 きょうは、俗に言うウタリ対策の問題についてお尋ねいたしたいと思うのです。自治省の分科会の審議でこの問題を提起することはどうかと思うのですけれども、現在まで、ウタリ対策の問題は各省全般にまたがっておる問題であり、また、地方住民の問題でありますので、そういう意味できょう、自治省の分科会で御質問をさしていただくわけです。 まず冒頭に、わが国は単一大和民族によって構成をされている、こう言われておるわけであります。しかし、日本における先住民の問題としては古くからアイヌ人の問題が取り上げられて、かつては旧土人法によって保護もされてきたという経過があるわけです。ですから、現在、日本列島……
○岡田(利)分科員 私は、過般の本会議の代表質問でも触れたわけですが、僻地医療の問題について若干御質問申し上げたいと思うわけです。
そこで、冒頭に、厚生大臣の出身県は徳島県でありますけれども、徳島県には無医地区はございましょうか。
【次の発言】 無医地区の解消は、確かにテンポは遅いけれども進んでおると思います。しかし、私はたびたび国会でこの問題を取り上げてはおるのですけれども、医師の充足の環境がよくなってきても、なかなか無医地区の解消というものは実はできないわけであります。
そういう意味で、まず、厚生省として無医地区の解消について一体どういうテンポで進んでおるという御認識か、承っておきたい……
○岡田(利)主査代理 これにて土井たか子君の質疑は終了いたしました。
次に、木下敬之助君。
【次の発言】 これにて木下敬之助君の質疑は終了いたしました。
次に、野間友一君。
【次の発言】 これにて野間友一君の質疑は終了いたしました。
次に、田中恒利君。
○岡田(利)主査代理 これにて上原康助君の質疑は終了いたしました。 次に、山原健二郎君。
○岡田(利)分科員 私は、日ソ経済関係、エネルギー、石炭関係についてお伺いをいたしたい、こう思います。 日ソ関係を振り返ってみますと、サンフランシスコ平和条約で、多数講和でこの条約が成立をして、そして昭和三十一年に、鳩山総理時代に日ソ共同宣言が締結をされて、日ソのいわば国交が回復をされたわけです。私は、やはり鳩山さんという方は改憲論者であり、いわば反共主義者である、これはもう疑う余地がない、こう思うのであります。そして、当時中曽根総理大臣は鳩山さんに対して、世界史的な立場から、いわば日ソの国交回復は行うべきだ、こういう書簡を出されたことも予算委員会で明らかになっているわけです。私も予算委員会……
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